JP2014522542A - ユーザー・インターフェース・オブジェクトの自動変換およびコード生成 - Google Patents

ユーザー・インターフェース・オブジェクトの自動変換およびコード生成 Download PDF

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Abstract

ユーザー・インターフェース・オブジェクトの自動変換およびコード生成技法について記載する。装置は、サーバー・アプリケーションを実行するように構成されている論理デバイスを備えることができる。このサーバー・アプリケーションは、エレメントの中でもとりわけ、1組の受け取ったユーザー・イベント・プロパティからグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)独立オブジェクトを生成するインタプリター型ランタイム・エンジンを備えることができる。GUI独立オブジェクトは、テンプレート処理を受け、新たなGUI依存オブジェクトを作成する。この新たなGUI依存オブジェクトは、レンダリングのために、クライアント・アプリケーションに戻すことができる。他の実施形態についても記載し、特許請求する。
【選択図】図3

Description

[0001] クライアント−サーバー・アーキテクチャーは、分散型アプリケーション構造であり、サーバーおよびクライアントと呼ばれる2つの基本的エンティティ間で、アプリケーション・プログラムの計算タスクまたはワークロードを分割する。サーバーとは、リソースまたはサービスの提供側である。クライアントは、リソースまたはサービスの要求側である。サーバーは、物理的または論理的デバイスであり、そのリソースをクライアントと共有する1つ以上のサーバー・プログラムを実行する。クライアントは、物理的または論理的デバイスであり、通例、そのリソースのいずれも共有しないが、コンテンツまたはサービス機能をサーバーに要求する。クライアントおよびサーバーは、多くの場合、別個のハードウェア上においてコンピューター・ネットワークを通じて通信する。しかしながら、場合によっては、クライアントおよびサーバーの双方が同じシステムに存在することもある。したがって、クライアントは、到来する要求を待つサーバーとの通信セッションを開始する。
[0002] クライアント−サーバー・アーキテクチャーの一形態に、多層アーキテクチャー(multi-tier architecture)があり、n−アーキテクチャーと呼ばれることが多い。n−層アーキテクチャーは、アプリケーション・プログラムのある種の態様が多数の層に分離されているクライアント−サーバー・アーキテクチャーである。例えば、ユーザーとデーターベースとの間でデーター要求にサービスするためにミドルウェアを用いるアプリケーションは、多層アーキテクチャーを採用する。n−層アプリケーション・アーキテクチャーは、開発者が柔軟で再利用可能なアプリケーションを作成するためのモデルを提供する。アプリケーションを多数の層に分解することによって、開発者は、特定の層(またはレイヤー)を変更または追加するだけで済み、これによってアプリケーション全体を書き換える必要性を回避する。
[0003] n−層アーキテクチャーは、アプリケーション・プログラムを開発および変更するときに、多くの利点をもたらす。しかしながら、多数のクライアントがあるウェブ・ベース環境に合わせてn−層アーキテクチャーを開発するときには、多くの困難がある。各クライアントは、異なるウェブ・ブラウザー、ウェブ・サービス、およびウェブ・アプリケーションを含む、異なるウェブ技術を利用する可能性がある。更に、ウェブ技術は、多くの異なるタイプの基礎ハードウェアおよびソフトウェア・アーキテクチャーと共に作業するように設計されており、異なる入力/出力(I/O)コンポーネント、フォーム・ファクタ、電力要件、処理能力、通信能力、メモリー・リソース等を有する種々のデバイスを含む。したがって、これらの多くの異質なデバイスおよびアーキテクチャーに跨がって1つ以上の層を実現することは、困難な場合もある。更に、アプリケーション・プログラムのウェブ・バージョンは、アプリケーション・プログラムのウェブ・バージョン以外とは互換性がない場合もあり、各々に別個のソフトウェア・アーキテクチャーの必要性が生ずる。本改良が必要なのは、これらおよびその他の欠点に関してである。
[0004] この摘要は、詳細な説明の章において以下で更に説明する概念から選択したものを簡略化された形式で紹介するために、設けられている。この摘要は、特許請求する主題の主要な特徴や必須の特徴を特定することを意図するのではなく、特許請求する主題の範囲を判断するときに補助として意図するのでもない。
[0005] 総じて、種々の実施形態は、例えば、商用基幹業務アプリケーション・プログラムのような、異なるタイプのアプリケーション・プログラムを実行するのに適したクライアント−サーバー・アーキテクチャーを対象とする。一部の実施形態は、特に、少なくとも1つのプレゼンテーション層を含む、アプリケーション・プログラムの多数の層(またはレイヤー)を有するn−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーを対象とする。 一実施形態では、例えば、3−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーが、プレゼンテーション層を含むことができる。このプレゼンテーション層は、多くの異なるタイプのクライアントと共に動作するようにインタプリター型ランタイム・エンジン・アプリケーション(interpretive runtime engine application)を適応させるときに、ユーザー・イベントのグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)のレンダリングを分離し改良するように設計された技法を用いて実現される。
[0006] 一実施形態では、例えば、装置は、サーバー・プログラムを実行するように構成されている論理デバイスを備えることができる。サーバー・アプリケーションは、エレメントの中でもとりわけ、1組の受け取ったユーザー・イベント・プロパティからグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)独立オブジェクトを生成するために、インタプリター型ランタイム・エンジンを備えることができる。このGUI独立オブジェクトは、テンプレート・プロセッサーで処理されて(subject)、新たなGUI依存オブジェクトを作成し、この新たなGUI依存オブジェクトが、レンダリングのために、クライアント・アプリケーションに返される。他の実施形態についても説明し、特許請求する。
[0007] 以上のおよびその他の特徴ならびに利点は、以下の詳細な説明を読み、添付図面を検討することから明らかになるであろう。尚、以上の概略的な説明および以下の詳細な説明は例示に過ぎず、特許請求する態様を限定するのではないことは言うまでもない。
図1Aは、従来のデスクトップ・アプリケーション・アーキテクチャーを示す。 図1Bは、従来の2層アプリケーション・アーキテクチャーを示す。 図1Cは、従来の3層アプリケーション・アーキテクチャーを示す。 図2は、一実施形態による、多数のクライアントおよびクライアント・アダプターを有する改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーのブロック図を示す。 図3は、一実施形態による、1つのクライアントおよびクライアント・アダプターを有する改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーのブロック図を示す。 図4は、一実施形態による、クライアントおよびクライアント・アダプターのためにグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)独立オブジェクトを有する改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーのブロック図を示す。 図5は、一実施形態による改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーの論理フローを示す。 図6Aは、一実施形態によるGUI独立オブジェクトの論理図を示す。 図6Bは、一実施形態による特定のGUI独立オブジェクトの論理図を示す。 図7は、一実施形態による改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーの第2の論理フローを示す。 図8Aは、一実施形態にしたがって、GUIオブジェクト・レイアウトを表すテンプレートを処理する改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーのブロック図を示す。 図8Bは、一実施形態による、代表的GUIオブジェクト・レイアウトから生成された第1ユーザー・インターフェース・ビューを示す。 図8Cは、一実施形態による、代表的GUIオブジェクト・レイアウトから生成された第1ユーザー・インターフェース・ビューを示す。 図9は、一実施形態によるテンプレート処理システムの第3論理フローを示す。 図10は、一実施形態による、改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーに適した計算アーキテクチャーの一実施形態を示す。 図11は、一実施形態による改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーに適した通信アーキテクチャーの一実施形態を示す。
[0024] 種々の実施形態は、総じて、異なるタイプの商用基幹業務アプリケーション・プログラムを実行するのに適したクライアント−サーバー・アーキテクチャーを対象とする。一部の実施形態は、特に、改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーを対象とし、ここでnは、いずれかの正の整数を表す値である。改良n−層アーキテクチャーは、多数の層(またはレイヤー)のアプリケーション・プログラムを備えており、少なくとも1つのプレゼンテーション層を含むことができる。一実施形態では、例えば、改良n−層アーキテクチャーは、少なくとも1つのプレゼンテーション層と、アプリケーション処理層と、データー管理層とを備えている3層アーキテクチャーとして実現することができる。プレゼンテーション層は、通常、入力/出力動作を扱うというような、ユーザー・インターフェース・ロジックを実装する。アプリケーション処理層は、通常、1組のアプリケーション規則にしたがって、データー処理のような、アプリケーションまたはビジネス・ロジックを実装する。データー管理層は、通常、データー方式の定義、データー格納、データー・クエリーの処理等というような、データー格納およびアクセスを実現する。
[0025] 改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーは、インタプリター型ランタイム・エンジンを用いてアプリケーションにおけるGUIレンダリングおよびユーザー・イベントの分離および最適化を容易にするように設計された技法を用いて実現される少なくとも1つのプレゼンテーション層を含むことができる。これによって、インタプリター型ランタイム・エンジン・アプリケーションを2層クライアント−サーバーに基づくアーキテクチャーから、ホストされた3層環境(hosted 3-tier environment)に改造しつつ、インタプリター型ランタイム・エンジン・アプリケーションに対する変更を減少させることが可能になる。
[0026] 図1A、図1B、および図1Cは、改良n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーの種々の実施形態について利点を強調するために、背景として、アプリケーション開発のための従来のアーキテクチャーを示す。図1Aは、従来のデスクトップ・アーキテクチャーを示す。図1Bは、従来の2層アーキテクチャーを示す。図1Cは、従来の3層(またはn−層)アーキテクチャーを示す。
[0027] 図1Aは、アプリケーション・プログラム112の全ての部分(またはアプリケーション・レイヤー)がクライアント・コンピューター110(例えば、デスクトップ・コンピューター)上に実装されているデスクトップ・アーキテクチャー100の一例である。アプリケーション・プログラム112は、例えば、ユーザー・インターフェース(UI)ロジック、ビジネス・ロジック、およびデーターベース・アクセス・ロジックを実装する種々のアプリケーション・レイヤーを備えることができる。アプリケーション・プログラム112は、データーベース114からのアプリケーション・データーを格納すること、およびこのデーターにアクセスすることができる。データーベース114もクライアント・コンピューター110上に実装されている。
[0028] 図1Bは、データーベース114がここではクライアント・コンピューター110から離れている、2層アーキテクチャー120の一例である。2層アーキテクチャー120では、アプリケーション・プログラム112およびこの構成アプリケーション・レイヤーが未だクライアント・コンピューター110上に存在する。しかしながら、データーベース114はクライアント・コンピューター110からデーターベース・サーバー116に移動している。クライアント・コンピューター110において実行するアプリケーション・プログラム112は、データーベース・アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)を介して、データーベース・サーバー116に、データー要求を送る。データーベース・サーバー116は、データーベース114に通信可能に結合されている。次いで、クライアント・コンピューター110上で実行するアプリケーション・プログラム112に、要求したデーターが戻される。
[0029] 図1Cは、3層アーキテクチャー130の一例である。3層アーキテクチャー130では、アプリケーション・プログラム112を、それぞれクライアント・コンピューター110およびサーバー122上で実行する分散アプリケーション・プログラム112、124に分離することができる。アプリケーション・プログラム112は、UIロジックを有するアプリケーション・レイヤーを実現することができる。アプリケーション・プログラム124は、ビジネスおよびデーターベース・アクセス・ロジックを有するアプリケーション・レイヤーを実現することができる。クライアント・コンピューター110において実行するアプリケーション・プログラム112は、アプリケーション・プログラム124を実行しているサーバー122にデーターを送ることができる。アプリケーション・プログラム124は、次いで、ビジネス・ロジックを実行し、データー要求をデーターベース・サーバー116に送ることができる。データー・サーバー116は、データーベース114に通信可能に結合されている。要求されたデーターおよびビジネス・ロジックを実行した結果は、次に、アプリケーション・プログラム112に戻され、クライアント・コンピューター110においてレンダリングされる。尚、データーベース・サーバー116は、サーバー122と一緒に配置してもよく、またはサーバー122の一部であってもよいことは、注記してしかるべきである。言い換えると、このハードウェア・アーキテクチャーは、1つのサーバー122がアプリケーションおよびデーターベース・サーバー双方として機能するようにしてもよい。2層および3層(またはn層)アーキテクチャー間で区別する要素は、アプリケーション・レイヤーの一部または多くをクライアント・コンピューター110から外部に移動させ、1つ以上の他のサーバー116、122間で分散させることである。
[0030] 3層アーキテクチャー130のような、n−層アーキテクチャーは、アプリケーション・プログラムを開発および変更するときに、2層アーキテクチャー120に対して多くの利点をもたらすことができる。例えば、アプリケーション・プログラム全体の完全な書き換えを行うことなく、1つの層を変更または追加することができる。しかしながら、多数のクライアントがあるウェブ・ベース環境に合わせてn−層アーキテクチャーを実現するには、困難がある。各クライアントは、異なるウェブ・ブラウザー、ウェブ・サービス、およびウェブ・アプリケーションを含む異なるウェブ技術を利用している可能性がある。更に、ウェブ技術は、異なる入力/出力(I/O)コンポーネント、フォーム・ファクタ、電力要件、処理能力、通信能力、メモリー・リソース等を含む、種々の異なるタイプの基礎ハードウェアおよびソフトウェアと共に作業するように設計されている。したがって、各クライアントの一意の構成に一致させるためにプレゼンテーション層の広範なカスタム化を行わずに、これら多くの異質なデバイスおよびアーキテクチャーにまたがって均一に、プレゼンテーション層のような、所与のアプリケーション・レイヤーを実現するのは困難である可能性がある。更に、アプリケーション・プログラムのウェブ・バージョンが、アプリケーションのウェブ・バージョン以外とは互換性がない場合もあり、これによって各々毎に別個のソフトウェア・アプリケーションの必要性が生ずる。
[0031] 種々の実施形態において、改良n−層アーキテクチャーは、2層クライアント−サーバー・アーキテクチャーを、アプリケーション・プログラムのプレゼンテーション層に薄いクライアントを利用する3層アプリケーション・アーキテクチャーへの移動を可能にするフレームワークを設ける。一実施形態では、例えば、各クライアント・デバイスが、ウェブ・クライアントの形態とした薄いクライアントを実装することができる。通例、ウェブ・クライアントは、例えば、クライアント・コンピューターにおいて動作するウェブ・ブラウザーのような、ウェブ技術を用いて実装される薄いクライアント・アプリケーションを指す。また、これは、サイトまたはサーバーからカスタム・サービスをサポートするようにブラウザーを改良するプラグインおよびヘルパー・アプリケーション(helper application)も指すことができる。本明細書においてウェブ・クライアントに言及する場合はいつでも、ウェブ・ブラウザーの機能にも言及することができる。
[0032] 図2は、クライアント−サーバー・システム200を示す。一実施形態では、クライアント−サーバー・システム200は、改良n−層クライアント−サーバー・システムを構成することができる。改良n−層クライアント−サーバー・システムは、アプリケーション・プログラムを、少なくとも1つのプレゼンテーション層を含む多数の層に分離することができる。プレゼンテーション層は、インタプリター型ランタイム・エンジンを用いてアプリケーション・プログラムにおけるGUIレンダリングおよびユーザー・イベントの分離および最適化を容易にするように設計された技法を用いて実現することができる。これによって、インタプリター型ランタイム・エンジン・アプリケーションを2層クライアント−サーバーに基づくアーキテクチャーから、ホストされた3層環境に改造しつつ、インタプリター型ランタイム・エンジン・アプリケーションに必要とされる変更を減少させることが可能になる。
[0033] 図1Aを参照して既に説明したように、多くのアプリケーションは2層アプリケーション・アーキテクチャーに従う。2層アプリケーション・アーキテクチャーでは、アプリケーションは、2つの相互に関係するコンポーネント、即ち、データーベース・サーバーおよびクライアント・アプリケーションに編成される。データーベース・サーバーは、システムおよび会社データーを、拡張ビジネス・ロジックと共にホストすることができる。拡張ビジネス・ロジックは、クライアントにおいて実行するには時間がかかりすぎる、重い方の動作の一部を処理することを可能にする。一方、クライアント・アプリケーションは、機能の中でもとりわけ、UIを配信し、データー入力の有効性判断を行い、報告をレンダリングする機能を実行することができる。
[0034] 図2に示す例示実施形態では、クライアント−サーバー・システム200は、サーバー202と多数のクライアント204、206を備えることができる。異なるハードウェア・プラットフォーム上に実装するとき、サーバー202およびクライアント204、206は、ネットワーク250を通じて、互いに通信することができる。同じハードウェア・プラットフォーム上に実装される場合、サーバー202およびクライアント204、206は、適したバス技術およびアーキテクチャーによって、互いに通信することができる。明確にするために、図2は1つのサーバー202および2つのクライアント204、206のみを示すが、クライアント−サーバー・システム200は、所与の実施形態に合わせて所望通りに、あらゆる数のサーバーおよびクライアントでも実装できることは認めることができよう。実施形態は、このコンテキストにおいて限定されることはない。
[0035] 一実施形態では、サーバー202は、サーバー・アプリケーション210を実装する電子デバイスを備えることができる。サーバー・アプリケーション210は、商用基幹業務アプリケーションのような、あらゆるタイプのサーバー・アプリケーションでも構成することができる。商用基幹業務アプリケーションの例には、限定ではなく、会計プログラム、企業リソース計画(ERP)アプリケーション、顧客関係管理(CRM)アプリケーション、サプライ・チェーン管理(SCM)アプリケーション等を含むことができる。商用基幹業務アプリケーションは、場合によっては、「中間層」アプリケーションと呼ばれることもある。何故なら、これらは、通例、デスクトップ・コンピューターのようなクライアント・デバイスではなく、商用の企業ネットワークにおいてサーバーまたはサーバー・アレイによって実行されるからである。具体的な例には、ワシントン州、RedmondのMicrosoft Corporationが製造するMicrosoft(登録商標)Dynamics GPを含むことができる。Microsoft Dynamics GPは、商用会計ソフトウェア・アプリケーションである。商用基幹業務アプリケーションの他の具体的な例には、ワシントン州、RedmondのMicrosoft Corporationが製造するMicrosoft Dynamics(登録商標)AXを含むことができる。Microsoft Dynamics AXは、商用ERPソフトウェア・アプリケーションである。しかしながら、実施形態はこれらの例に限定されるのではない。
[0036] サーバー202がサーバー・アプリケーション210のコードを実行しているとき、サーバー202はインタプリター型ランタイム・エンジン212を形成する。インタプリター型ランタイム・エンジン212は、サーバー・アプリケーション210に対して多数のアプリケーション・レイヤーを実装する。クライアント−サーバー・システム200では、これらのアプリケーション・レイヤーを、アプリケーション・ロジック214、データーベース・ロジック216、およびサーバー・プレゼンテーション・ロジック218と呼ぶ。サーバー・アプリケーション210は、ネットワーク250を通じて信号またはメッセージの形態でクライアント204、206から受信する制御指令(control directive) によって制御し動作させることができる。
[0037] 一実施形態では、クライアント204、206は、各々、それぞれのウェブ・クライアント230、240を実装する電子デバイスを備えることができる。ウェブ・クライアント230、240は、各々、例えば、それぞれのクライアント204、206上で実行するウェブ・ブラウザーのインスタンスを備えることができる。また、ウェブ・ブラウザーは、プラグイン、ウェブ・アプリケーション、およびサーバー202からのカスタム・サービスをサポートするためにウェブ・ブラウザーを改良するように構成されたヘルパー・アプリケーションも含むことができる。本明細書において、ウェブ・クライアント230、240に言及するときはいつでも、ウェブ・ブラウザーの機能にも言及することができる。
[0038] クライアント204、206は、それぞれのクライアント・アダプター232、242を備えることができる。クライアント・アダプター232、242の各々は、所与のクライアント204、206と共に用いるように構成されている。このため、サーバー・アプリケーション210およびインタプリター型ランタイム・エンジン212は、異なるウェブ技術を用いて異なるクライアントによってアクセスされるときでも、変更する必要がない。
[0039] クライアント・アダプター232、242は、それぞれのクライアント・プレゼンテーション・ロジック238、248を備えることができる。クライアント・プレゼンテーション・ロジック238、248は、例えば、ディジタル・ディスプレイのような、クライアント204、206の出力デバイス上に、ユーザー・インターフェースのエレメントまたはビュー(view)を提示するように設計することができる。クライアント・プレゼンテーション・ロジック238、248は、サーバー・アプリケーション210に合わせて実現された分散n−層アーキテクチャーにしたがって、サーバー202上で実行するサーバー・アプリケーション210のアプリケーション・ロジック214、データベース・ロジック216、およびサーバー・プレゼンテーション・ロジック218と相互動作するように設計することができる。
[0040] クライアント・アダプター232、242、およびそれぞれのクライアント・プレゼンテーション・ロジック238、248は、異なるクライアント204、206によってサーバー・アプリケーション210にアクセスすることを可能にするために、サーバー・プレゼンテーション・ロジック218と相互動作することができる。各クライアント204、206は、クライアント204、206の特定の構成に適応させるために、それぞれのクライアント・プレゼンテーション・ロジック238、248として、サーバー・プレゼンテーション・ロジック218の異なるバージョンを実装することができる。これは、サーバー・プレゼンテーション・ロジック218を書き換える必要なく遂行することができ、更に重要なことは、ビジネス・ロジック214およびデータベース・ロジック216も書き換える必要なく、遂行できることである。更に、サーバー・プレゼンテーション・ロジック218およびクライアント・プレゼンテーション・ロジック238、248は、ネットワーク250の通信トラフィックおよびオーバーヘッドを低減するように相互作用することができ、これによって、通信遅延に伴うレイテンシーを低減しつつ、速度および性能を高めることができる。
[0041] 種々の実施形態において、サーバー・プレゼンテーション・ロジック218およびクライアント・プレゼンテーション・ロジック238、248は、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)独立オブジェクト260を利用した効率的なやり方で相互作用することができる。GUI独立オブジェクト260は、GUI画面(例えば、Microsoft Windows(登録商標)のForms)がデスクトップ環境とウェブ環境との間で自由に移動することを可能にする。GUI独立オブジェクト260は、サーバー・アプリケーション210が背景においてサービスとして実行することを可能にし、従前からのOSフォームまたはウェブ・クライアント・フォームのいずれかによって受信することができるユーザー・イベントを待ちつつ、提出されたフォームのタイプには関係なく、スクリプト・イベントを実行することができる。
[0042] GUI独立オブジェクト260は、情報のタイプの中でもとりわけ、ユーザー・イベント、およびアプリケーション・ロジック・イベントに影響を及ぼし得るユーザー・イベントのプロパティに加えて、クライアント・アダプター232、242によるGUI依存レンダリングに影響を及ぼし得るあらゆるユーザー・イベント・プロパティを収容することができる。GUI独立オブジェクト260は、生成され、インタプリター型ランタイム・エンジン212からクライアント・アダプター232、242に送られ、その後、それぞれのクライアント・プレゼンテーション・ロジック238、248によって、クライアント・ユーザー・インターフェースにおいてレンダリングされる。
[0043] 図3は、n−層クライアント−サーバー・システム300の具体的な実施態様を示す。クライアント−サーバー・システム300は、サーバー302およびクライアント304を備えることができる。サーバー302は、例えば、図2を参照して説明したサーバー202を表すことができる。クライアント304は、例えば、図2を参照して説明したクライアント204、206の一方または双方を表すことができる。
[0044] クライアント−サーバー・システム300において示す例示の実施形態では、サーバー302はサーバー・アプリケーション310を実装することができる。一実施形態では、例えば、サーバー・アプリケーション310は、適したタイプのプログラミング言語の中でもとりわけ、Microsoft Dexterity(登録商標)プログラミング言語を用いてコード化することができる。Microsoft Dexterityアプリケーションとして実装されたときは、サーバー・アプリケーション310を全体的に2つの別個のエレメントに分割することができる。第1エレメントはインタプリター型ランタイム・エンジン312であり、オペレーティング・システム(OS)と通信する、およびファイル・マネージャー316を通じてデーターベース320への接続を管理するというような、アプリケーション環境の技術的側面を担当する(address)。第2エレメントは、アプリケーション規則、ビジネス規則、フォーム、報告、リソース、メタデーター、ならびにユーザーのコマンドおよび入力への応答をイネーブルするアプリケーション・コードというような、アプリケーション・ロジック315をホストするアプリケーション・ディクショナリー(application dictionary)313である。このアーキテクチャーは、アプリケーション・ロジック315を、例えば、プラットフォームOSに対するアップグレードのように、UIスタイルの変更やプラットフォームの進展から隔離する。
[0045] sanScriptコードは、アプリケーションがどのように動作するか制御するために用いられる。sanScriptコードは、通例、小さいセグメント、またはスクリプト単位で書かれ、フィールド、メニュー、スクリーン、およびフォームというような、アプリケーション・ディクショナリー313におけるオブジェクトに添付される。スクリプトは、ユーザーがアプリケーションにおけるその特定のオブジェクトと対話処理すると実行する。例えば、プッシュ・ボタンに適用されるスクリプトは、ユーザーがこのボタンをクリックしたときに実行する。
[0046] 図示のように、クライアント304は、ウェブ・クライアント330を構成することができる。ウェブ・クライアント330は、例えば、ウェブ・クライアント230、240の一方または双方を表すことができる。ウェブ・クライアント330は、ユーザー・インターフェースおよびユーザーの対話処理に向けられる1組のコンポーネントおよびサービスを配信することができ、サーバー・アプリケーション310と共に使用するためのユーザー入力および軽量ユーザー・インターフェース制御を含む。3層アーキテクチャーへの滑らかな移行を達成するためには、しかしながら、ウェブ・クライアント・アーキテクチャーの導入によって生ずる多数の技術課題を克服して効率的なウェブ・クライアント・インターフェースを可能にする必要がある。
[0047] 本明細書において説明する実施形態の目標は、既存のコードおよびGUIメタデーターに必要な変更を減らすことである。先に述べた課題の一部を解決するために、種々の実施形態は、ユーザー・インターフェース・マネージャー318およびOSレンダリング・エンジン322を、インタプリター型ランタイム・エンジン312から切断する技法を対象とする。ユーザー・インターフェース・マネージャー318は、GUIスクリーンのような種々のユーザー・インターフェース・エレメントの所与のGUIシステム内における配置および外観を制御するシステム・ソフトウェアである。OSレンダリング・エンジン322は、コンテンツを表示するためのシステム・ソフトウェアである。インタプリター型ランタイム・エンジン312は、サーバー・アプリケーション310の実行バージョン(executed version)である。
[0048] フォーム(またはスクリーン)の使用は、あらゆるMicrosoft Dexterityアプリケーションの中核コンポーネントである。フォームは、ユーザーがサーバー・アプリケーション310と対話処理するときに用いられるメカニズムである。サーバー・アプリケーション310が、例えば、Microsoft Dexterityアプリケーションとして実装されるとき、Microsoft Dexterityスクリーンは、通例、そのスクリーンの制御に関連するsanScriptコードを含む。このsanScriptコードは、スクリプト・インタプリター314の指示の下でスクリーンおよび制御(例えば、トランザクションを保存する、バッチをポストする)の意図する機能が与えられると、ユーザー・イベントに応答して実行する。
[0049] サービス・アプリーケーション310のウェブ・バージョン以外では、UIはユーザー・インターフェース・マネージャー318によって管理される(administer)。一方、ユーザー・インターフェース・マネージャー318は、OSレンダリング・エンジン322と通信して、表示画面上に、実際のMicrosoft Dexterityスクリーンを、開発者によって既に配置が決められている制御エレメントと共に表示する。
[0050] しかしながら、クライアント−サーバー・システム300のウェブ・クライアント3層アーキテクチャーへの移行を容易にするために、ユーザー・インターフェース・マネージャー318およびOSレンダリング・エンジン322を、インタプリター型ランタイム・エンジン312の機能から切断することができる。これによって、ウェブ・クライアント332は、ユーザー・インターフェース・マネージャー336およびレンダリング・エンジン338のクライアント・バージョンをクライアント304上に実装することが可能になる。更に、これによって、サーバー302上で実行しているインタプリター型ランタイム・エンジン312が、ウェブ・クライアント332による使用のためのGUI独立オブジェクト360を生成することも可能にする。GUI独立オブジェクト360によって、古いクライアントが典型的なGUIスクリーン(例えば、Microsoft Win32(登録商標)スクリーン)を配給し(serve up)続けることができ、一方、クライアント304のウェブ・クライアント330も、その同じスクリーンのウェブ・ベース表現を配給することができ、サーバー・アプリケーション310の基礎アプリケーション・ロジック315のいずれも変更する必要はない。
[0051] ユーザー・インターフェース・マネージャー318およびOSレンダリング・エンジン322をインタプリター型ランタイム・エンジン312から切断することによって、スクリーン(フォーム)が自由に、ウェブ外(例えば、デスクトップまたはWin32)環境およびウェブ環境の間で移動することが可能になる。ユーザー・インターフェース・マネージャー318およびOSレンダリング・エンジン322を切断することによって、サーバー・アプリケーション310は、背景においてサービスとして実行することができ、従前からのWin32フォームまたはウェブ・クライアント・フォームのいずれかによって受けることができるユーザー・イベントを待ちつつ、なおもそれが提出されたフォームのタイプには関係なくスクリプト・イベントを実行することができる。
[0052] この切断を容易にするために、サーバー・アプリケーション310のGUI依存およびGUI独立処理レイヤーを最初に分離する。これら2つのレイヤー間における直接通信の代わりに、GUI独立オブジェクト360を用いて、レンダリングおよびイベント・メタデーターを露出する。GUI独立オブジェクト360は、アプリケーション・ロジック・イベントに影響を及ぼし得るユーザー・イベント・プロパティに加えて、クライアント・アダプター332によるGUI依存レンダリングに影響を及ぼし得るあらゆるユーザー・イベント・プロパティも収容することができる。次いで、GUI独立オブジェクト360を(GUI依存)クライアント・アダプター332に送り、このクライアント・アダプター332を、クライアント・ユーザー・インターフェースの画面において、クライアント304用ディスプレイ上にレンダリングする。クライアント・アダプター332の例には、とりわけ、Microsoft Silverlight (登録商標)、HTML、Win32 GDI、.NetFormsが含まれるが、必ずしもこれらに限定されるのではない。
[0053] 図4は、n−層クライアント−サーバー・システム400の具体的な実施態様を示す。クライアント−サーバー・システム400は、サーバー402およびクライアント404を備えることができる。サーバー402は、例えば、図2、図3を参照して説明したサーバー202、302を表すことができる。クライアント404は、例えば、図2、図3を参照して説明したクライアント204、206、304の内1つまたは全部を表すことができる。
[0054] サーバー402上には、サーバー・アプリケーション410があり、サーバー・アプリケーション410は、インタプリター型ランタイム・エンジン412を含むことができる。インタプリター型ランタイム・エンジン412は、1つ以上のアプリケーション・レイヤーを実行することを役割とするか、または1つ以上のアプリケーション・レイヤーを実行する他のコンポーネントと結合されていてもよい。インタプリター型ランタイム・エンジン412は、更に、スクリプト・インタプリター414、ファイル・マネージャー416、およびユーザー・インターフェース・マネージャー418を備えることができる。スクリプト・インタプリター414は、ファイル・マネージャー416およびサーバー・ユーザー・インターフェース・マネージャー418と通信することができる。ファイル・マネージャー416は、データーベース420と通信することもできる。
[0055] クライアント404上には、クライアント・アダプター432を実行するウェブ・クライアント430がある。クライアント・アダプター432は、ユーザー・インターフェース・マネージャー436と、図2に示したクライアント・プレゼンテーション・ロジック238、248にしたがって、クライアント・ユーザー・インターフェースのような、クライアント・ユーザー・インターフェースにおいてコンテンツを表示するためのレンダリング・エンジン438を含むことができる。
[0056] 図4は、3層アプリケーション・アーキテクチャーを表すことができ、一定のアプリケーション・レイヤーをサーバー402とクライアント404との間で分散させることができる。例えば、クライアント・プレゼンテーション・ロジック238および/または248はクライアント404上に存在することができ、一方アプリケーション・ロジック214およびデーターベース・ロジック216は、図2に示したように、サーバー402上に分散させることができる。図4に示すアーキテクチャーでは、ユーザー・インターフェース・マネージャー436およびレンダリング・エンジン438の機能が、サーバー402上のインタプリター型ランタイム・エンジン412から切断され、クライアント404上のクライアント・アダプター432と共にその機能が配置されている。
[0057] 一実施形態では、インタプリター型ランタイム・エンジン412は、スクリプト・インタプリター414を含むことができる。スクリプト・インタプリター414は、一般に、トランザクションを保存することまたはバッチをポストすることというような、ユーザー・イベントに応答して、スクリプト・コード(scripted code)を実行するように構成されているが、ユーザー・イベントはこれらに限定されるのではない。スクリプト・コードの例には、スクリプトのタイプの中でもとりわけ、プリスクリプト、変更スクリプト、およびポスト・スクリプトを含むことができる。
[0058] 一実施形態では、インタプリター型ランタイム・エンジン412は、ファイル・マネージャー416を含むことができる。ファイル・マネージャー416は、一般に、データーベース420に格納されているファイルに対するファイル管理動作を実行するように構成することができる。ファイル管理動作の例には、とりわけ、ファイルを作成する、ファイルを開く、ファイルをコピーする、ファイルを移動する、ファイルを削除することを含むことができる。
[0059] 一実施形態では、インタプリター型ランタイム・エンジン412は、ユーザー・インターフェース・マネージャー436を含むことができる。ユーザー・インターフェース・マネージャー436は、一般に、所与のGUIシステムを実現するユーザー・インターフェース内において、スクリーン・エレメントのような、種々のユーザー・インターフェース・エレメントの配置および外観を制御するように構成することができる。
[0060] 動作において、ユーザーは、ウェブ・クライアント430を通じて、クライアント・ユーザー・インターフェースと対話処理することができる。ウェブ・クライアント430は、ウェブ・ベース・コンテンツをレンダリングするためのユーザー・インターフェース・コードを有するウェブ・ブラウザーを備えることができる。ウェブ・クライアント430は、とりわけ、HTML、XHTML、およびXMLというような、種々のウェブ技術を用いて実現することができる。ウェブ・クライアント430の例には、ウェブ・ブラウザー・ソフトウェアのタイプの中でもとりわけ、ワシントン州、RedmondのMicrosoft Corporationが製造するInternet Explorer(登録商標)を含むことができるが、これに限定されるのではない。
[0061] 一実施形態によれば、動作において、ユーザーはウェブ・クライアント430を通じてクライアント・ユーザー・インターフェースと対話処理することができ、ユーザー・イベントを入力することができる。このユーザー・イベントは、クライアント・アダプター432によって受け取られ、処理することができる。ユーザー・イベントの例には、限定ではなく、ポインターをあるフィールドに移動する、フィールド上方でホバリングする、フィールドを選択する、ボタン上でのマウス・クリック、テキスト・フィールドに記入する、および同様の動作を含むことができる。ユーザー・イベントは、1組のユーザー・イベント・プロパティを用いて定義することができる。一実施形態では、1組のユーザー・イベント・プロパティ全体ではなく、ユーザー・イベント・プロパティに対する変更のみをウェブ・クライアント430からサーバー・アプリケーション410に送ればよい。この差分技法によって、通信帯域幅を保存し、レイテンシーを短縮することができる。
[0062] ユーザー・イベント・プロパティは、ユーザー・インターフェース・レイアウト内に表示されるフィールド、スクリーン、またはグラフィカル・オブジェクトというような、ユーザー・インターフェース・エレメントに割りあてることができる属性であればいずれでもよい。ユーザー・イベント・プロパティは、対応するユーザー・インターフェース・エレメントについて提示様式または提示フォーマットの属性を記述する。ユーザー・イベント・プロパティは、情報のタイプの中でもとりわけ、ユーザー・インターフェース・エレメント識別子(ID)、プロパティ(例えば、境界線、フォント、フォント・サイズ、フォント・カラー、背景、背景カラー、様式、右位置合わせ、中央位置合わせ、右位置合わせ、1スペース、ダブル・スペース等)、およびプロパティ値(例えば、偽、真、0、1等)を含むことができる。例えば、GUIスクリーンは、Resizeableプロパティが偽に設定された識別子"Window 001"を有する場合があり、これは、GUIスクリーンのサイズは実行時にユーザーによって変更することができないことを意味する。これらはほんの数例に過ぎず、いずれのユーザー・インターフェース・エレメントおよびユーザー・インターフェース・プロパティでも、所与の実施態様に対して所望通りに実現することができる。実施形態は、このコンテキストにおいて限定されることはない。
[0063] ウェブ・クライアント430は、1組の変更ユーザー・イベント・プロパティ451を、メッセージ450の中で、サーバー・アプリケーション410に送ることができる。サーバー402上で動作しているユーザー・インターフェース・マネージャー418は、このメッセージ450における変更ユーザー・イベント・プロパティ451を、処理のためにスクリプト・インタプリター414に転送する。サーバー・アプリケーション410は、サーバー・アプリケーション410に対するいずれのアプリケーション・ロジックを実行する前にでも、アプリケーション入力およびアプリケーション状態が適正であることを確認することができる。スクリプト・インタプリター414は、次いで、ファイル・マネージャー416と通信することができ、ファイル・マネージャー416は、クライアント404から受信したメッセージ450における変更ユーザー・イベント・プロパティ451に起因していずれかのアプリケーション規則の実行に必要であれば、データーベース420にアクセスする。しかるべきアプリケーション・ロジックの実行時に、インタプリター型ランタイム・エンジン412は、GUI独立オブジェクト452を生成することができる。GUI独立オブジェクト452は、情報の中でもとりわけ、更新ユーザー・イベント・プロパティ454を含むことができる。サーバー402によって実装されたユーザー・インターフェース・マネージャー418は、GUI独立オブジェクト452を、あらゆる更新ユーザー・イベント・プロパティ454と共に、クライアント404に返送することができる。クライアント・アダプター432は、クライアント・ユーザー・インターフェース・マネージャー436およびレンダリング・エンジン438を通じて、次に、サーバー・アプリケーション410によって生成され、受信した更新ユーザー・イベント・プロパティ454と共にGUI独立オブジェクト452を用いて、以前にレンダリングした画像を更新することができる。
[0064] 以上で説明した実施形態の動作について、更に1つ以上の論理フローを参照しながら説明することができる。尚、代表的な論理フローは、特に指示がない場合は、必ずしも提示した順序で、またはいずれの特定の順序でも、実行しなくてもよいことは認められよう。更に、論理フローに関して説明する種々の動作(activities)は、シリアル様式またはパラレル様式で実行することができる。論理フローは、所与の1組の設計および性能の制約に対して望まれるように、以上で説明した実施形態の1つ以上のハードウェア・エレメントおよび/またはソフトウェア・エレメント、あるいは代わりのエレメントを用いて実現することができる。例えば、論理フローは、論理デバイス(例えば、汎用コンピューターまたは特殊目的コンピューター)による実行のためのロジック(例えば、コンピューター・プログラム命令)として実現することもできる。
[0065] 図5は、論理フロー500の一実施形態を示す。論理フロー500は、1つ以上の実施形態にしたがって実行される動作を示す。例えば、論理フロー500は、ウェブ・クライアント430および/またはサーバー・アプリケーション410によって実行する動作を示すことができる。
[0066] 論理フロー500では、ユーザーが、ブロック502において、クライアント側ユーザー・インターフェースにおいて実行しているウェブ・クライアントと対話処理する。例えば、ウェブ・クライアント430は、入力デバイスから受け取った1つ以上の制御指令の形態で、ユーザー入力を受けることができる。このユーザー入力は、レンダリング・エンジン438によって提示される、ユーザー・インターフェースの1つ以上のユーザー・インターフェース・エレメントに作用する。このユーザー入力は、ユーザー・インターフェース・エレメントと相互作用して、ユーザー・イベントを発生させる。例えば、ユーザーは、GUIスクリーン上にあるフィールドを選択し、このフィールドに対する値を変更することができる。
[0067] 論理フロー500では、その中で実行するクライアント・アダプターは、ブロック504において、サーバー上で実行するサーバー・アプリケーションと調和するように、ユーザー・イベントを表す制御指令を解釈することができる。例えば、ウェブ・クライアント430によって実行されるクライアント・アダプター432は、サーバー・アプリケーション410と同様に、ユーザー・イベントを解釈することができる。ユーザー・イベントは、限定ではないが、ボタンをクリックする、テキスト・フィールドに記入する等というような、ウェブ・クライアント430上で実行しているユーザー・インターフェースとの1つ以上のユーザー対話処理を含むことができる。
[0068] 論理フロー500では、ブロック504における解釈動作において、新たに入力されたユーザー・イベント・プロパティを検査して、このユーザー・イベント・プロパティが、サーバー・アプリケーションに通知することが必要な程に変化しているか否か、菱形506において判断する。例えば、クライアント・アダプター432は、ユーザー入力、および影響を受けたユーザー・インターフェース・エレメントのプロパティに対する対応する変更をいずれも調べて、ユーザー・イベント・プロパティがある閾値量を超えて変化したか否か判断することができる。例えば、あるフィールドの上方でホバリングしてこれに焦点を移すことは、ユーザー・イベント・プロパティに何らかの変更を誘起するには不十分であると考えられるが、あるフィールドを選択することは、サーバー・アプリケーション410に通知するのに十分であろう。
[0069] 論理フロー500では、通知が必要とされる場合、クライアント・アダプターは、ブロック508において、変更保留のユーザー・イベント・プロパティをいずれもサーバー・アプリケーションに送ることができる。例えば、クライアント・アダプター432は、変更ユーザー・イベント・プロパティ451を、メッセージ450において、ネットワーク250を通じてサーバー・アプリケーション410に送ることができる。実施形態の中には、クライアント・アダプター432が多数のユーザー・イベントに対する多数の組の変更ユーザー・イベント・プロパティ451を、メッセージ450内において、サーバー402上で実行しているサーバー・アプリケーション410に送ることができる場合もある。この「バッチ」送付は、ユーザー・イベントのときにサーバー・アプリケーション410を補助することを含む、多くの場合に有用であることができる。例えば、スクリプト・インタプリター414は、サーバー・アプリケーション410に対する更新の正確なシーケンスを確保するために、種々のスクリプト(例えば、プリスクリプト、変更スクリプト、ポスト・スクリプト等)の実行時間を合わせることができる。また、バッチ送付は、ネットワーク250を通じて送るメッセージが少なくなることによって、通信オーバーヘッドも低減することができる。他の利点も存在し、実施形態はこのコンテキストにおいて限定されることはない。
[0070] 論理フロー500では、サーバー上で実行しているランタイム・エンジンは、ブロック512において、ビジネス論理イベントを実行する前に、ブロック510においてサーバー・アプリケーションに対する適正な入力/状態を確保することができる。例えば、サーバー402上で実行するインタプリター型ランタイム・エンジン412は、アプリケーションまたはビジネス・ロジックを実行する前に常に、サーバー・アプリケーション410に対する適正なアプリケーション入力およびアプリケーション状態を確保することができる。
[0071] 論理フロー500では、ブロック514においてビジネス・ロジックの実行によって生じた更新ユーザー・イベント・プロパティを、GUI独立オブジェクトと共に、クライアント・アダプターに逆に転送することができる。例えば、アプリケーションまたはビジネス・ロジックの実行によって生じた更新ユーザー・イベント・プロパティ454を、クライアント・アダプター432に逆に転送するために、GUI独立オブジェクト452と共に、サーバー・アプリケーション410からウェブ・クライアント430に送ることができる。
[0072] 論理フロー500では、次に、クライアント・アダプターは、ブロック516において、更新ユーザー・イベント・プロパティおよびGUI独立オブジェクトを用いて、クライアント・ユーザー・インターフェースにおいて以前にレンダリングした画像を更新することができる。例えば、クライアント・アダプター432は、GUI独立オブジェクト452を受信することができ、レンダリング・エンジン438は、更新ユーザー・イベント・プロパティ454およびGUI独立オブジェクト452を用いて、クライアント・ユーザー・インターフェースにおいて以前にレンダリングした画像を更新することができる。
[0073] 図6Aは、サーバー・アプリケーション410からのデーターを用いて、クライアント・アダプター432のためにどのようにGUI独立オブジェクト452を作成できるかについての一実施形態を示す。既に説明したように、クライアント・アダプター432は、更新ユーザー・イベント・プロパティ454を有するGUI独立オブジェクト452を受信することができる。更新ユーザー・イベント・プロパティ454は、情報の中でもとりわけ、GUI独立オブジェクト・メタデーター602を含むことができる。一実施形態では、GUI独立オブジェクト・メタデーター602は、固定、即ち、静止メタデーターを含むことができる。更に、更新ユーザー・イベント・プロパティ454は、プロパティ/値集合体604を含むことができる。固定/静止GUI独立オブジェクト・メタデーター602を、GUI独立プロパティ/値集合体604と組み合わせて、GUI独立オブジェクト606を生成することができ、このGUI独立オブジェクト606は、クライアント・アダプター432によって、ウェブ・クライアント430においてレンダリングすることができる。
[0074] 図6Bは、図6Aにおいて述べた構造(construct)を用いてどのようにして具体的なGUI独立オブジェクト452を作成することができるかについての一実施形態を示す。更新ユーザー・イベント・プロパティ454は、情報の中でもとりわけ、オブジェクト・メタデーター612、およびプロパティ/値集合体614を含むことができる。
[0075] 更新ユーザー・イベント・プロパティ454は、1つ以上のユーザー・インターフェース・エレメントを有するオブジェクト・メタデーター612を含むことができる。この例では、オブジェクト・メタデーター612は、フィールドA、フィールドB、およびフィールドCと称する3つのユーザー・インターフェース・エレメントを、フィールドの形態で含む。フィールドA、B、およびCの各々は、それぞれ、「フィールドA」、「フィールドB」、および「フィールドC」という句からなるデフォルト・フォント・テキストの周囲に境界があるテキスト・ボックスとして包括的に示されている。
[0076] 更に、更新ユーザー・イベント・プロパティ454は、プロパティ/値集合体614も含むことができる。一実施形態では、プロパティ/値集合体614は、1つ以上のタプル(または行)を有するテーブルのような、データー構造として実装することができ、各タプルが、ユーザー・インターフェース・エレメントの識別子、ユーザー・インターフェース・エレメントのプロパティ、およびプロパティの値を含む属性(または列)を構成する。識別子、プロパティ、および値のテーブルは、オブジェクト・メタデーター612のフィールドに対応することができる。
[0077] 一緒に組み合わせると、その結果はGUI独立オブジェクト616になることができる。GUI独立オブジェクト616において示すように、フィールドAは包括メタデーター・バージョンから変化していない。何故なら、そのプロパティや値はいずれも、プロパティ/値集合体614において変化させられなかったからである。フィールドBは、その境界をなくして示されている。これは、プロパティ/値集合体614において、プロパティ「境界」が値「偽」に設定されたからである。フィールドCにおけるテキストは太字で示されている。何故なら、プロパティ/値集合体614において、プロパティ「太字」が値「真」に設定されたからである。ここで、オブジェクト616は、クライアント・アダプター432のレンダリング・エンジン438によって、ウェブ・クライアント430においてクライアント404上にレンダリングすることができる。
[0078] 図7は、論理フロー700の一実施形態を示す。論理フロー700は、1つ以上の実施形態にしたがって実行される動作を示すことができる。例えば、論理フロー700は、消去されたクライアント・アダプター432を復元する目的で、ウェブ・クライアント430および/またはサーバー・アプリケーション410によって実行される動作を示すことができる。
[0079] 本明細書において説明する実施形態の他の有益性は、クライアント・アダプター432が消去された場合、所与のクライアント404においてレンダリングされた画像を復元できることである。クライアント・アダプター432が消去された場合、種々のGUI依存オブジェクト452で構成されたレンダリング画像も消去される。しかしながら、サーバー・アプリケーション410はGUI独立オブジェクト452の形態で状態を保持し続けることができる。図7に示すように、ブロック702において、ユーザーは、クライアント側ユーザー・インターフェースにおいて実行するウェブ・クライアント430と対話処理して、クライアント・アダプター432の新たなインスタンスを作成することができる。次いで、このクライアント・アダプター432の新たなスタンスは、ブロック704において、サーバー・アプリケーション410に再接続することができる。再接続のときに、サーバー・アプリケーション410は、全てのGUI独立オブジェクト452について最後に分かっていた状態をなおも維持することができる。ブロック706において、GUI独立オブジェクト452について最後に分かっていた状態を、クライアント404に転送し、クライアント404がこれを受け取る。GUI独立オブジェクト452について最後に分かっていた状態を、次に、ブロック708においてクライアント404のウェブ・クライアント430と同期させることができる。その結果、サーバー・アプリケーション410によって格納された情報を用いて、クライアント・アダプター432の現在の状態を効果的に復元することができる。
[0080] これまでの開示は、GUI独立オブジェクト452を作成するために、どのようにレンダリング・エンジン438をインタプリター型ランタイム・エンジン412から切断すればよいかについて説明した。GUI独立オブジェクト452は、とりわけ、Microsoft Windows(登録商標)のフォームまたはMicrosoft Silverlight(登録商標)のUIインターフェースのような、ユーザー・インターフェース・ビューとしてレンダリングすることができる。以下の説明では、GUI独立オブジェクト452を、例えば、Microsoft Windows(登録商標)のフォームまたはMicrosoft Silverlight UIというような、ユーザー・インターフェース・ビューのレンダリング画像に、どのように変換することができるかに照準を当てる。
[0081] 一実施形態によれば、システム400は、インタプリター型ランタイム・エンジン412によって生成されたGUI独立オブジェクト・メタデーター602を、ユーザー・インターフェース・テンプレートに変換しつつ、元のメタデーター・コードをマスター・コード・ベースとして保持することができる。GUI独立オブジェクト452は、レンダリング・メタデーターおよびイベント・メタデーターの双方を含む。既に説明したように、GUI独立オブジェクト452は、インタプリター型ランタイム・エンジン412からまたはGUI独立オブジェクト452について詳細を提示することができるオブジェクト・モデルから直接生成することができる。
[0082] クライアント404上のユーザー・インターフェースをエンド・ユーザーに提示するタスクがレンダリング・エンジン438に課せられている間も、インタプリター型ランタイム・エンジン412の一部であるユーザー・インターフェース・マネージャー418には、引き続きUIイベントを処理するタスクが課せられていることを思い出されたい。インタプリター型ランタイム・エンジン412は、主にこれらのタスクを実行することから既に解放されているので、得られたGUI独立オブジェクト452は、インターフェースのいずれかを生成するために、クライアント・アダプター432によって処理される。これは、例えば、テンプレート・プロセッサーの実装によって遂行することができる。
[0083] 種々の実施形態では、テンプレート・プロセッサーは、GUIスクリーンの包括的表現を取り込み(take)、そのコンテンツ(例えば、フィールド、ボタン、およびイベント)の拡張可能マークアップ言語(XML)バージョンを適用することができる場合がある。このバージョンは、GUIスクリーン・テンプレートとして知られていることもある。加えて、テンプレート・プロセッサーは、ベース・テンプレートとして知られているバージョンにも適用することができる場合もある。インタプリター型ランタイム・エンジン412は、 ベース・テンプレートを古いクライアント(classical client)においてそのまま表示することができ、少なくともスクリーン用のGUIテンプレートがない場合に基本的な変換を行う。GUIスクリーンおよびベース・テンプレートは、GUIスクリーン・レイアウトを表すメタデーターおよびコンテンツを含む。GUIスクリーン・テンプレートは、ベース・テンプレートに関係するが、そのカスタム化したバージョンである。
[0084] テンプレートは、既存のGUI独立オブジェクトのレイアウトを変更するように設計することができる。本明細書において既に紹介した例では、2つのタイプのテンプレート、即ち、ベース・テンプレートおよびGUIスクリーン・テンプレートがある。尚、種々の実施態様では必要に応じて異なるテンプレートを用いてもよことは認めることができよう。
[0085] 第1テンプレートは、ベース・テンプレートと呼ぶことができる。多くのアプリケーションに対して、文字通り数千ものGUIスクリーンがあると考えられ、各々に対してテンプレート(即ち、新たなレイアウト)を開発し適用するには多大な時間と労力がかかるであろう。しかしながら、ベース・テンプレートは、GUIスクリーン毎に新たなテンプレート・レイアウトを作成する必要なく、基本変換を適用することができる。どちらかと言えば、1つの新しいレイアウトGUIスクリーンを作成するために、従来のロジックを適用することができる。ベース・テンプレートは、1つのGUIスクリーンを出力することができ、通例、多数のGUIスクリーンを1つに組み合わせるように設計されていない。
[0086] 第2テンプレートは、GUIスクリーン・テンプレートと呼ぶことができる。GUIスクリーン・テンプレートは、所与のGUIスクリーンのテンプレートを構成することができる。GUIスクリーン・テンプレート・レイアウトは、ヘッダおよびコンテンツ・セクション双方のベース・テンプレート・レイアウトを無視することができる。無視されるコンテンツ・テンプレートは、格子レイアウトのようなテーブル状であってもよく、および/またはアコーディオン・レイアウトのように纏めることができる。新たなレイアウトはXMLファイルにおいて定義することができる。GUIスクリーン・テンプレート・レイアウトは、多数のGUIスクリーンを1つに組み合わせることができ、それが変化させているGUIスクリーンに特定的であることができる。
[0087] 本明細書において用いる場合、「GUIスクリーン」という用語は、ディスプレイの提示フィールドまたは表示エリアの一部または全部を消費するように構成されたユーザー・インターフェース・エレメントを指すことができる。例えば、あるユーザー・インターフェース・エレメントは、ディスプレイ上で境界、ボックス、または他の枠状ユーザー・インタフェース・エレメントによって輪郭が定められるディスプレイの一部またはサブセクションだけを消費するように設計される。場合によっては、GUIスクリーンが1組のUI制御部を有し、ユーザーがディスプレイの提示フィールド周囲においてGUIスクリーンを拡大、縮小、または移動させること、あるいはディスプレイの提示フィールドからGUIスクリーンを完全に削除することを可能にすることもできる。GUIスクリーンの例には、アプリケーションおよびオペレーティング・システムの中でもとりわけ、例えば、Microsoft WindowsまたはMicrosoft Windows Formユーザー・インターフェース・アプリケーションによって生成されるGUI「ウィンドウ」のような、ユーザー・インターフェース・エレメントを含むことができる。
[0088] テンプレート・プロセッサーは、以上で説明したテンプレートを、とりわけ、GUIスクリーン・レイアウトについての詳細を含むGUI独立オブジェクト452のカスタム化バージョンを生成するために適用することができる。レンダリング・エンジン438は、UI変換ロジックと共に、GUI独立オブジェクト452の新たなカスタム化バージョンを受け取り、エンド・ユーザーに提示するためにクライアント404に対して新たなカスタム化GUIビュー(例えば、GUIウィンドウ)を生成することができる。レンダリング・エンジン438は、GUIオブジェクト属性をGUI制御部およびプロパティとマッピングし(例えば、ヘッダからリボンに)、クライアント404が望む特定のGUI制御部およびレイアウトを生成することができる。
[0089] 図8Aは、一実施形態にしたがって、GUIオブジェクト・レイアウトを表すテンプレートを処理するテンプレート処理システム800のブロック図を示す。一実施形態では、テンプレート処理システム800は、サーバー802のサーバー・アプリケーション810の一部として実装することができる。サーバー・アプリケーション810およびサーバー802は、例えば、図4を参照して説明したような、それぞれのサーバー・アプリケーション410およびサーバー402を表すことができる。しかしながら、テンプレート処理システム800は、例えば、クライアント804のクライアント・アプリケーション830を含む、n−層クライアント−サーバー・アーキテクチャーの種々の他の部分に実装することもできる。
[0090] 一実施形態では、クライアント・アプリケーション830は、例えば、図4を参照して説明した、ウェブ・クライアント430および/またはクライアント404のクライアント・アダプター432を表すことができる。加えてまたは代わりに、クライアント・アプリケーション830は、例えば、サーバー・アプリケーション810のネーティブ・バージョンまたはデスクトップ・バージョンというような、クライアント・アプリケーション430とは異なるクライアント・アプリケーションとして実装することもできる。他のクライアント・アプリケーションも同様に実装することができる。実施形態はこのコンテキストにおいて限定されることはない。
[0091] 図4を参照して既に説明したように、変更ユーザー・イベント・プロパティ451を含むメッセージ450をサーバー・アプリケーション430に送ることができる。すると、サーバー・アプリケーション410のインタプリター型ランタイム・エンジン412は、変更ユーザー・イベント・プロパティ451を処理してGUI独立オブジェクト452を生成する。
[0092] 図8Aに示す例示実施形態では、ユーザー・イベント804によって同様のプロセスを表すことができ、クライアント804のクライアント・アプリケーション830が、インタプリター型ランタイム・エンジン850にユーザー・インターフェース・マネージャー806を通じてユーザー・イベント804を転送し、GUI独立オブジェクト812を生成することができる。しかしながら、この時点において、GUI独立オブジェクト812は、暫定的なGUI独立オブジェクトであり、クライアント・アプリケーション830による提示の準備はできていない。特定のクライアント・アプリケーション830による使用に合わせてGUI独立オブジェクト812を精細化するために、GUI独立オブジェクト812を、更に処理するために、テンプレート・プロセッサー814に転送することができる。すると、テンプレート・プロセッサー814は、GUI独立オブジェクト812からのベース・テンプレート816およびGUIスクリーン・テンプレート818を適用することができる。
[0093] ベース・テンプレート816は、GUIスクリーン毎に新たなテンプレート・レイアウトを作成する必要がない基準変換を適用することができる。ベース・テンプレート816は変換ロジックを適用して、GUIビュー811として示される1つの新たなレイアウトを作成することができる。この実施形態では、GUIビュー811は、多数のGUIスクリーンを1つに組み合わせるようには設計されていない。
[0094] GUIスクリーン・テンプレート・レイアウトは、ヘッダおよびコンテンツ・セクション双方のベース・テンプレート816のベース・テンプレート・レイアウトを無視することができる。無視されるコンテンツ・テンプレートは、格子レイアウトのようなテーブル状であってもよく、および/またはアコーディオン・レイアウトのように纏めることができる。一実施形態では、新たなレイアウトは、適したウェブ関係レイアウト・フォーマットでもとりわけ、XMLファイルにおいて定義することができる。GUIスクリーン・テンプレート・レイアウトは、多数のGUIスクリーンを1つに組み合わせることができ、それが変化させているGUIスクリーンに特定的であることができる。
[0095] テンプレート・プロセッサー814は、次いで、以上で説明したテンプレート816、818を適用して、新たなそして高度にカスタム化したGUI独立オブジェクト820を生成することができる。このGUI独立オブジェクト820は、GUIスクリーン・レイアウトの詳細を含む。新たなGUI独立オブジェクト820は、GUI独立オブジェクト812について更に具体的な実施態様を含むことができる。一方、GUI独立オブジェクト812は、図3および図4をそれぞれ参照して説明したGUI独立オブジェクト360、452を表す。新たなGUI独立オブジェクト820は、サーバー・アプリケーション810から、クライアント804上で実行するクライアント・アプリケーション830のレンダリング・エンジン822に戻される。
[0096] レンダリング・エンジン822は、新たなGUI独立オブジェクト820を受け取り、エンド・ユーザーにカスタム化した新たなGUIビュー824を生成するように設計されているUI変換ロジックを実行する。レンダリング・エンジン822は、GUIオブジェクト属性をGUI制御部およびプロパティとマッピングし(例えば、ヘッダからリボンへというような)、クライアント・アプリケーションが望む具体的なGUI制御部およびレイアウトを生成することができる。
[0097] 図8Bおよび図8Cは、それぞれ、GUIビュー811、824の更に詳しい図を示す。例えば、ベース・テンプレートを表すGUIスクリーンを図8BにおけるGUIビュー811に示すことができ、GUIスクリーン・テンプレートから得られるGUIスクリーンを図8CにおけるGUIビュー824に示すことができる。
[0098] 図8Bおよび図8Cに示す例示実施形態では、ベース・テンプレート816から組み立てられたGUIビュー811(図8B)は、スクリーン・テンプレート818から組み立てられたGUIビュー824(図8C)と同様に見えるが、それでも異なっている。スクリーン・テンプレート818はベース・テンプレート816に取って代わることを思い出されたい。即ち、ベース・テンプレート816を最初に適用することができ、続いてスクリーン・テンプレート818を適用して、ベース・テンプレート816をカスタム化することができる。図8B(ベース・テンプレートの表現)および図8C(スクリーン・テンプレートの表現)に図示されている例では、ボタンおよびフィールド・ボックスの多くは構成し直されている。例えば、ベース・テンプレート816から組み立てられたGUIビュー811における左下のボタンは、スクリーン・テンプレート818から組み立てられたGUIビュー824の左上部分にあるメニュー・バーに配置し直されている。811(図8B)および824(図8C)のGUIビューは双方共、リボンUI表現826を示す。リボンとは、機能毎に編成されるメニューおよびボタンのグループを収容する大きなツールバーのことである。各リボンは、機能的にタブと関連付けられる。図8CのGUIビュー824を参照すると、タブは"Vendor"(販売業者)となっている。更に、このvendorタブのレイアウトは、2つのセクションで構成されている。セクション1は、「一般」828という名称が付けられており、一方セクション2は「アドレス」860という名称が付けられている。これは、図8BにおけるGUIビュー811とは、GUIビュー824におけるタブ(Address(アドレス)、Accounts(アカウント)、Options(選択肢)、Email(電子メール)、Withholding(保留))が、GUIビュー811におけるボタン(Options(選択肢)、Address(アドレス)、Accounts(アカウント)、E-mail(電子メール))と置き換えられていることが異なっている。尚、GUIビュー811、824間では他の変更および改変(alteration)が既に行われていること、および行うことができることは認められよう。このように、テンプレート処理システム800は、異なるクライアント・アダプター(例えば、クライアント・アダプター232、242)を実現する異なるウェブ・クライアント(例えば、ウェブ・クライアント230、240)に合わせてカスタム化したGUIビューを提供することができ、カスタム化GUIビューは、サーバー・アプリケーション(例えば、410、810)によって供給されるネーティブなGUIビューから得られる。
[0099] 図9は、論理フロー900を示す。論理フロー900は、1つ以上の実施形態によって実行される動作を示すことができる。例えば、論理フロー900は、図8に示すような、サーバー・アプリケーション810および/またはクライアント・アプリケーション830によって実行される動作を示すことができる。加えてまたは代わりに、論理フロー900は、図4に示すような、サーバー・アプリケーション410および/またはウェブ・クライアント430によって実行される動作を示すこともできる。実施形態は、このコンテキストにおいて限定されることはない。
[00100] 論理フロー900では、ユーザーは、クライアント側ユーザー・インターフェースにおいて実行しているウェブ・クライアントと対話処理して、ユーザー・イベントを入力する。ブロック902、904、および906は、図5において更に詳しく説明した論理プロセスの省略表現を表すことができる。
[00101] 論理フロー900では、ブロック906においてランタイム・エンジンによってGUI独立オブジェクトが生成されると、ブロック908においてこのGUI独立オブジェクトをテンプレート・プロセッサーに転送することができる。例えば、GUI独立オブジェクト812を、クライアント・アプリケーション830によって、サーバー・アプリケーション810内において実行するテンプレート・プロセッサー814に、更に処理するために転送することができる。
[00102] 論理フロー900では、テンプレート・プロセッサーは、ブロック912において、生成したベース・テンプレートおよびスクリーン・テンプレートを適用して、新たなGUIオブジェクトを生成することができる。例えば、テンプレート・プロセッサー814は、生成したベース・テンプレート816およびスクリーン・テンプレート818を適用して、カスタム化した新たなGUI独立オブジェクト820を生成することができる。
[00103] 論理フロー900では、ブロック914において、新たなGUI独立オブジェクトをクライアントに返送することができる。例えば、カスタム化した新たなGUI独立オブジェクト820を、クライアント・アプリケーション830に(ネットワーク250を通じて)返送することができ、ここから、更に処理するために、レンダリング・エンジン822に転送することができる。
[00104] 論理フロー900では、ブロック916においてレンダリング・エンジンはGUIオブジェクトを変換することができ、新たなGUIスクリーンを生成することができる。例えば、レンダリング・エンジン822はGUI独立オブジェクト820を変換することができ、カスタム化GUIビュー824を生成することができる。カスタム化GUIビュー824は、クライアント・アプリケーション830(あるいはクライアント・アダプターまたはクライアントOS)によってレンダリングされる。
[00105] 図10は、既に説明したような種々の実施形態を実現するのに適した計算アーキテクチャー例1000の一実施形態を示す。計算アーキテクチャー1000は、1つ以上のプロセッサー、コプロセッサー、メモリー・ユニット、チップセット、コントローラ、周辺機器、インターフェース、発振器、タイミング・デバイス、ビデオ・カード、オーディオ・カード、マルチメディア入力/出力(I/O)コンポーネント等というような、種々の一般的な計算エレメントを含む。しかしながら、実施形態は、計算アーキテクチャー1000による実施態様に限定されるのではない。
[00106] 図10に示すように、計算アーキテクチャー1000は、演算装置1004、システム・メモリー1006、およびシステム・バス1008を備えている。演算装置1004は、種々の市販されているプロセッサーのいずれでも可能である。デュアル・マイクロプロセッサーおよびその他のマルチプロセッサー・アーキテクチャーも、演算装置1004として採用することができる。システム・バス1008は、システム・メモリー1006から演算装置1004までを含むがこれらには限定されないシステム・コンポーネントにインターフェースを設ける。システム・バス1010は、様々なタイプのバス構造のいずれでも可能であり、そのバス構造は、更に、メモリー・バス(メモリー・コントローラを有するまたは有さない)、周辺バス、および種々の市販されているバス・アーキテクチャーのいずれかを用いるローカル・バスに相互接続することもできる。
[00107] システム・メモリー1006は、リード・オンリー・メモリー(ROM)、ランダム・アクセス・メモリー(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、倍速データーDRAM(DDRAM)、同期DRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、プログラマブルRAM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュ・メモリー、強誘電体ポリマー・メモリーのようなポリマー・メモリー、オーボニック・メモリー、位相変化または強誘電体メモリー、シリコン−酸化物−窒化物−酸化物−シリコン(SONOS)メモリー、磁気または光カード、あるいは情報を格納するのに適した他のあらゆるタイプの媒体というような、種々のタイプのメモリー・ユニットを含むことができる。図10に示す例示実施形態では、システム・メモリー1006は、不揮発性メモリー1010および/または揮発性メモリー1012を含むことができる。基本入力/出力システム(BIOS)は、不揮発性メモリー1010に格納することができる。
[00108] コンピューター1002は、種々のタイプのコンピューター読み取り可能記憶媒体を含むことができ、内部ハード・ディスク・ドライブ(HDD)1014、リムーバブル磁気ディスク10110に対する読み取りおよび書き込みを行う磁気フロッピー(登録商標)・ディスク・ドライブ(FDD)1016、ならびにリムーバブル光ディスク1022(例えば、CD−ROMまたはDVD)に対する読み取りおよび書き込みを行う光ディスク・ドライブ1020を含む。HDD1014、FDD1016、および光ディスク・ドライブ1020は、それぞれ、HDDインターフェース1024、FDDインターフェース1026、および光ドライブ・インターフェース10210によって、システム・バス100108に接続することができる。外部ドライブ実装のためのHDDインターフェース1024は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)およびIEEE1394インターフェース技術の内少なくとも1つまたは両方を含むことができる。
[00109] ドライブおよび付随するコンピューター読み取り可能媒体は、データー、データー構造、コンピューター実行可能命令等の揮発性および/または不揮発性格納機能を設ける。例えば、多数のプログラム・モジュールをドライブおよびメモリー・ユニット1010、1012に格納することができる。プログラム・モジュールには、オペレーティング・システム1030、1つ以上のアプリケーション・プログラム1032、他のプログラム・モジュール1034、およびプログラム・データー1036が含まれる。1つ以上のアプリケーション・プログラム1032、他のプログラム・モジュール1034、およびプログラム・データー1036は、例えば、クライアント−サーバー・システム200、300、および400のソフトウェア・コンポーネントを含むことができる。
[00110] ユーザーは、1つ以上の有線/ワイヤレス入力デバイス、例えば、キーボード10310およびマウス1040のようなポインティング・デバイスによって、コンピューター1002にコマンドおよび情報を入力することができる。他の入力デバイスは、マイクロフォン、赤外線(IR)リモコン、ジョイスティック、ゲーム・パッド、スタイラス・ペン、タッチ・スクリーン等を含むことができる。これらのおよびその他の入力デバイスは、多くの場合、システム・バス10010に結合されている入力デバイス・インターフェース1042を通じて演算装置1004に接続されるが、パラレル・ポート、IEEE1394シリアル・ポート、ゲーム・ポート、USBポート、IRインターフェース等のような、他のインターフェースによって接続することもできる。
[00111] 1つ以上のモニター1044または他のタイプのディスプレイ・デバイスも、ビデオ・アダプター1046のようなインターフェースを通じて、システム・バス1008に接続されている。モニター1044に加えて、コンピューターは、通例、スピーカー、プリンター等のような、他の周辺出力デバイスも含む。また、1つ以上のモニター1045は、入力デバイス・インターフェース1042および/またはUSBハブ1043のようなハブを通じてシステム・バス10010にも接続することができる。モニター1045は、ビデオ・カメラ、アレイ・マイクロフォン、タッチ・センサー、動きセンサー、スピーカー等というような、種々のコンポーネントを備えることもできる。これらのコンポーネントは、USBハブ1043を通じて入力デバイス・インターフェース1042に接続することができる。
[00112] コンピューター1002は、論理接続を用いるネットワーク接続環境において、リモート・コンピューター10410のような1つ以上のリモート・コンピューターへの有線通信および/またはワイヤレス通信によって動作することができる。リモート・コンピューター10410は、ワークステーション、サーバー・コンピューター、ルータ、パーソナル・コンピューター、携帯用コンピューター、マイクロプロセッサー・ベースの娯楽用機器、ピア・デバイス、または他の一般的なネットワーク・ノードとすることができ、通例、コンピューター1002に関して説明したエレメントの多くまたは全てを含む。しかし、簡潔さという目的のために、メモリー/記憶デバイス1050のみが示されている。図示されている論理接続は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)1052および/またはそれよりも大きいネットワーク、例えば、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)1054への有線/ワイヤレス接続(connectivity)を含む。このようなLANおよびWANネットワーク接続環境は、事務所や会社では極普通であり、イントラネットのような企業規模のコンピューター・ネットワークを設置し易くする。これらのネットワークの全ては、地球規模の通信ネットワーク、例えば、インターネットに接続することもできる。
[00113] LANネットワーク接続環境において用いる場合、コンピューター1002は、有線および/またはワイヤレス通信ネットワーク・インターフェースまたはアダプター1056を介してLAN1052に接続される。アダプター1056は、LAN1052への有線および/またはワイヤレス通信をし易くすることができ、アダプター1056のワイヤレス機能と通信するために、そこに配置されるワイヤレス・アクセス・ポイントを含むこともできる。
[00114] WANネットワーク接続環境において用いる場合、コンピューター1002はモデム10510を含むことができ、あるいはWAN1054上の通信サーバーに接続されるか、または一例としてインターネットのようなWAN1054を通じて通信を確立する他の手段を有する。モデム10510は、内蔵型でも外付けでも可能であり、更には有線および/またはワイヤレス・デバイスも可能であり、入力デバイス・インターフェース1042を通じてシステム・バス10010に接続する。ネットワーク接続環境では、コンピューター1002に関して図示したプログラム・モジュール、またはその一部を、リモート・メモリー/ストレージ・デバイス1050に格納することができる。尚、図示するネットワーク接続は一例であり、コンピューター間で通信リンクを確立する他の手段も用いることができることは認められよう。
[00115] コンピューター1002は、例えば、プリンター、スキャナー、デスクトップおよび/または携帯用コンピューター、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、通信衛星、ワイヤレスで検出可能なタグ(例えば、キオスク、売店、休憩室)に付随するあらゆる機器または位置(location)、ならびに電話機とワイヤレス通信可能に(例えば、IEEE802.11空中変調技法)動作的に配置されているワイヤレス・デバイスというような、IEEE802系の標準規格を用いる有線およびワイヤレス・デバイスまたはエンティティと通信するように動作することができる。これは、少なくとも、Wi−Fi(即ち、ワイヤレス・フィデリティ)、WiMax、およびBluetooth(登録商標)ワイヤレス技術を含む。このように、通信は、従来のネットワークと同様に、既定の構造とすることができ、または単に少なくとも2つのデバイス間におけるアドホック通信とすることもできる。Wi−Fiネットワークは、IEEE802.11x(a、b、g等)を用いて、安全で信頼性があり高速のワイヤレス接続を提供する。Wi−Fiネットワークは、コンピューターを互いに接続するため、インターネットに接続するため、そして有線ネットワーク(IEEE802.3に関係する媒体および機能を用いる)に接続するために用いることができる。
[00116] 図11は、既に説明した種々の実施形態を実現するのに適した通信アーキテクチャー例1100のブロック図を示す。通信アーキテクチャー1100は、送信機、受信機、送受信機、無線機、ネットワーク・インターフェース、ベースバンド・プロセッサー、アンテナ、増幅器、フィルター等というような、種々の一般的な通信エレメントを含む。しかしながら、実施形態は、通信アーキテクチャー1100による実施態様に限定されるのではない。
[00117] 図11に示すように、通信アーキテクチャー1100は、1つ以上のクライアント1102およびサーバー1104を備えている。クライアント1102は、ウェブ・クライアント430を実装することができる。サーバー1104は、インタプリター型ランタイム・エンジン412を実装することができる。クライアント1102およびサーバー1104は、1つ以上のそれぞれのクライアント・データー・ストア1108およびサーバー・データー・ストア1110に動作的に接続されている。データー・ストア1108、1110は、クッキーおよび/または関連するコンテキスト情報というような、それぞれのクライアント1102およびサーバー1104にローカルな情報を格納するために用いることができる。
[00118] クライアント1102およびサーバー1104は、通信フレームワーク1106を用いて、互いの間で情報を伝達し合うことができる。通信フレームワーク1106は、パケット交換ネットワーク(例えば、インターネットのような公開ネットワーク、企業のイントラネットのような私有ネットワーク等)、回線交換ネットワーク(例えば、公衆電話交換ネットワーク)、またはパケット交換ネットワークおよび回線交換ネットワークの組み合わせ(適したゲートウェイおよびトランスレーターを用いる)というような、周知の通信技法のいずれでも実現することができる。クライアント1102およびサーバー1104は、1つ以上の通信インターフェース、ネットワーク・インターフェース、ネットワーク・インターフェース・カード(NIC)、無線機、ワイヤレス送信機/受信機(送受信機)、有線および/またはワイヤレス通信媒体、物理コネクター等というような、通信フレームワーク1106と相互動作可能であるように設計された種々のタイプの標準的な通信エレメントを含むことができる。一例として、そして限定ではなく、通信媒体は、有線通信媒体およびワイヤレス通信媒体を含む。有線通信媒体の例は、ワイヤ、ケーブル、金属線、印刷回路ボード(PCB)、バックプレーン、スイッチ・ファブリック、半導体材料、撚り線対ワイヤ、同軸ケーブル、光ファイバー、伝搬信号等を含むことができる。ワイヤレス通信媒体の例は、音響、無線周波(RF)スペクトル、赤外線、およびその他のワイヤレス媒体を含むことができる。クライアント1102とサーバー1104との間において可能な1つの通信は、2つ以上のコンピューター・プロセス間で送信されるように構成されたデーター・パケットの形態とすることができる。データー・パケットは、例えば、クッキーおよび/または関連するコンテキスト情報を含むことができる。
[00119] 種々の実施形態は、ハードウェア・エレメント、ソフトウェア・エレメント、または双方の組み合わせを用いて実現することができる。ハードウェア・エレメントの例には、デバイス、論理デバイス、コンポーネント、プロセッサー、マイクロプロセッサー、回路、回路エレメント(例えば、トランジスター、抵抗器、キャパシター、インダクター等)、集積回路、特定用途集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ディジタル信号プロセッサー(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、メモリー・ユニット、論理ゲート、レジスター、半導体デバイス、チップ、マイクロチップ、チップセット等を含むことができる。ソフトウェア・エレメントの例には、ソフトウェア・コンポーネント、プログラム、アプリケーション、コンピューター・プログラム、アプリケーション・プログラム、システム・プログラム、機械プログラム、オペレーティング・システム・ソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェア・モジュール、ルーチン、サブルーチン、関数、メソッド、手順、ソフトウェア・インターフェース、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)、命令セット、計算コード、コンピューター・コード、コード・セグメント、コンピューター・コード・セグメント、ワード(word)、値、記号、またはこれらのあらゆる組み合わせを含むことができる。ハードウェア・エレメントおよび/またはソフトウェア・エレメントのどちらを用いて実施形態を実現するか決定するのは、所望の計算率、電力レベル、熱許容度、処理サイクルの予算、入力データー・レート、出力データー・レート、メモリー・リソース、データー・バス速度、および、所与の実施態様に望まれる通りの他の設計または性能制約というような、 いかなる数の要因にしたがって多様に変化するのでもよい。
[00120] 実施形態の中には、製造品目(article of manufacture)を構成するものもある。製造品目は、ロジックを格納するように構成されたコンピューター読み取り可能記憶媒体を含むことができる。コンピューター読み取り可能記憶媒体の例には、電子データーを格納することができるあらゆる記憶媒体が含まれ、揮発性メモリーまたは不揮発性メモリー、リムーバブルまたは非リムーバブル・メモリー、消去可能メモリーまたは消去可能でないメモリー、書き込み可能メモリーまたは再書き込み可能メモリー等が含まれる。ロジックの例には、ソフトウェア・コンポーネント、プログラム、アプリケーション、コンピューター・プログラム、アプリケーション・プログラム、システム・プログラム、機械プログラム、オペレーティング・システム・ソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェア・モジュール、ルーチン、サブルーチン、関数、メソッド、手順、ソフトウェア・インターフェース、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)、命令セット、計算コード、コンピューター/コード、コード・セグメント、コンピューター・コード・セグメント、ワード、値、記号、またはこれらのあらゆる組み合わせというような、種々のソフトウェア・エレメントを含むことができる。一実施形態では、例えば、製造品目は、実行可能コンピューター・プログラム命令を格納するのでもよく、この命令をコンピューターによって実行すると、以上で説明した実施形態にしたがって方法および/または動作をこのコンピューターに実行させる。実行可能コンピューター・プログラム命令は、ソース・コード、コンパイル・コード、インタプリター・コード、実行可能コード、スタティック・コード、ダイナミック・コード等のような、適したタイプのコードであればいずれでも含むことができる。実行可能コンピューター・プログラム命令は、既定のコンピューター言語、様式(manner)または構文(syntax)にしたがって、一定の機能を実行するようにコンピューターに命令するために、実装することができる。 命令は、適した高級プログラム言語、低級プログラム言語、オブジェクト指向プログラム言語、ビジュアル・プログラム言語、コンパイル型プログラム言語および/またはインタプリター型プログラム言語であればいずれを用いても実装することができる。
[00121] 実施形態の中には、「一実施形態」または「実施形態」という表現をその派生語と共に用いて説明するとよい場合がある。これらの用語は、当該実施形態と関連付けて説明された特定の特徴、構造、または特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書の種々の場所において「一実施形態では」という句が出てくる場合、必ずしも全てが同じ実施形態を指す訳ではない。
[00122] 実施形態の中には、「結合される」(coupled)および「接続される」(connected)という表現を、その派生語と共に用いて説明するとよい場合がある。これらの用語は、必ずしも互いに対する同義語であることを意図しているのではない。例えば、実施形態の中には、2つ以上のエレメントが直接物理的にまたは電気的に互いに接触していることを示すために、「接続される」および/または「結合される」という用語を用いて説明するとよい場合がある。しかしながら、「結合される」という用語は、2つ以上のエレメントが互いに直接接触していないが、それでも互いに協働するまたは相互作用することを意味することもできる。
[00123] 開示の要約は、読み手が本技術的開示の固有性を素早く確認することを可能にするために設けられていることを強調しておく。尚、これは、請求項の範囲または意味を解釈するためや限定するために用いられるのではないことを前提として、申し述べることとする。加えて、以上の詳細な説明では、開示を簡素化する目的に限って、1つの実施形態において種々の特徴が一緒に纏められていることが分かるであろう。この開示方法は、特許請求する実施形態が各請求項において明示的に記載される特徴よりも多くの特徴を必要とするという意図を表す(reflect) というように解釈してはならない。逆に、以下の請求項が表すように、発明の主題は、1つの開示された実施形態の全ての特徴に存在する訳ではない。つまり、以下の請求項は、詳細な説明に含まれることとし、各請求項が別個の実施形態としてそれ自体を成り立たせている(stand on its own)。添付した特許請求の範囲において、「含む」(including)および「において」(in which)という用語は、それぞれ、「備えている」(comprising)および「において」(wherein)というそれぞれの用語の平素な英語の同義語(equivalent)として用いられるものとする。更に、「第1」、「第2」、「第3」等は、単に名称として用いられるのであり、それらの目的語に対して数値的な要件を強制することは意図していない。
[00124] 以上、構造的特徴および/または方法論的動作に特定的な文言で本主題について説明したが、添付した特許請求の範囲において定義されている主題は、必ずしも以上で説明した具体的な特徴や動作には限定されないことは理解されてしかるべきである。逆に、以上で説明した具体的な特徴や動作は、特許請求の範囲を実現する形態例として開示したまでである。

Claims (10)

  1. コンピューター実装方法であって、
    クライアント・コンピューター上で実行するクライアント・アプリケーションからユーザー・イベント・プロパティを受け取るステップと、
    前記受け取ったユーザー・イベント・プロパティに基づいて、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)独立オブジェクトを生成するステップと、
    新たなGUI独立オブジェクトを作成するために、前記GUI独立オブジェクトにベース・テンプレートおよびスクリーン・テンプレートを適用するステップと、
    前記新たなGUI独立オブジェクトを、クライアント・コンピューター上で実行する前記クライアント・アプリケーションに送るステップと、
    を備えている、コンピューター実装方法。
  2. 請求項1記載のコンピューター実装方法であって、前記クライアント・アプリケーションから前記サーバー・アプリケーションに、1つのメッセージにおいて多数のユーザー・イベントについての多数のユーザー・イベント・プロパティを送るステップを備えている、コンピューター実装方法。
  3. 請求項1記載のコンピューター実装方法において、前記ベース・テンプレートが、GUIスクリーン・レイアウトについてのメタデーターおよびコンテンツを含み、前記スクリーン・コンテンツが、前記ベース・テンプレートに関係し、前記ベース・テンプレートのデーターを無視する、GUIスクリーン・レイアウトのカスタム化表現についてのメタデーターおよびコンテンツを含む、コンピューター実装方法。
  4. 請求項1記載のコンピューター実装方法において、前記カスタム化された新たなGUIレイアウト・スクリーンが、複数のスクリーンを1つのスクリーンに組み合わせる、コンピューター実装方法。
  5. 請求項1記載のコンピューター実装方法であって、ユーザー・イベント・プロパティを受け取るステップを備えており、前記ユーザー・イベント・プロパティが、1つ以上のユーザー・インターフェース・エレメントを有するオブジェクト・メタデーター、または1つ以上のタプルを有するプロパティ/値集合体の内少なくとも1つを含み、各タプルが、ユーザー・インターフェース・エレメントの識別子、前記ユーザー・インターフェース・エレメントのプロパティ、および前記プロパティの値を含む、コンピューター実装方法。
  6. 命令を収容した記憶媒体を備えている製造品目であって、前記命令を実行すると、システムが請求項1、2、3、4、または5のいずれか1項の方法を実行することを可能にする、製造品目。
  7. 装置であって、
    論理デバイスと、
    前記論理デバイス上で動作可能なサーバー・アプリケーションと、
    を備えており、前記サーバー・アプリケーションが、
    クライアント・コンピューター上で実行するクライアント・アプリケーションからユーザー・イベント・プロパティを受け取り、前記受け取ったユーザー・イベント・プロパティに基づいて、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)独立オブジェクトを生成するように動作するインタプリター型ランタイム・エンジンと、
    新たなGUI独立オブジェクトを作成するために、前記GUI独立オブジェクトにベース・テンプレートおよびスクリーン・テンプレートを適用し、前記新たなGUI独立オブジェクトをクライアント・コンピューター上で実行する前記クライアント・アプリケーションに送るように動作するテンプレート・プロセッサーと、
    を備えている、装置。
  8. 請求項7記載の装置において、前記インタプリター型ランタイム・エンジンが、データーベースと動作的に結合されている、装置。
  9. 請求項7または8記載の装置において、前記インタプリター型ランタイム・エンジンが、更に、受け取ったユーザー・イベント・プロパティに応答して、スクリプト・コードを実行するように動作するスクリプト・インタプリターを備えている、装置。
  10. 請求項7または8記載の装置において、前記インタプリター型ランタイム・エンジンが、更に、データーベースに格納されているファイルに対してファイル管理動作を実行するように動作するファイル・マネージャーを備えている、装置。
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