JP2014522505A - 改良された垂直解像度を持つ立体表示 - Google Patents

改良された垂直解像度を持つ立体表示 Download PDF

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Abstract

ディスプレイパネル11、ストライプ状偏光子12、及びディスプレイコントローラ15を有する画素をベースとする3Dディスプレイ10である。前記ディスプレイパネル11は、行及び列に配置された複数の画素41,42を有し、各画素41、42は、異なる色を持つ少なくとも4副画素を有し、前記副画素は、2つの副行及び少なくとも2つの副列に配置され、同じ行の2つの隣接する画素の2つの副行の配置は、交互になっている。前記ストライプ状偏光子12は、ディスプレイパネル11に重なり、透明偏光材料のストライプ13、14を有し、前記ストライプ13、14は、左目ストライプ13及び右目ストライプ14が交互に現れるパターンに配置され、前記左目ストライプ13は、光を第1偏光子に変換するように配置され、2つの副行のうちの1つの副行に重なっており、前記右目ストライプ14は、光を異なる第2偏光子に変換するように配置され、2つの副行のうちの別の副行に重なっている。前記ディスプレイコントローラ15は、副画素レンダリングを、表示される3D画像に合わせて、画素の光出力を制御するのに使用するために構成される。

Description

この発明は、ディスプレイパネル、ストライプ(縞)状偏光子、及びディスプレイコントローラを有する画素をベースとする3Dディスプレイに関する。前記ディスプレイパネルは、行及び列に配置された複数の画素を有し、各画素は、異なる色を持つ副画素を有する。前記ストライプ状偏光子は、ディスプレイパネルに重なり、透明偏光材料のストライプを有し、前記ストライプは、左目ストライプ及び右目ストライプが交互に現れるパターンに配置され、前記左目ストライプは、光を第1偏光に変換するために配置され、前記右目ストライプは、光を異なる第2偏光に変換するために配置されている。前記ディスプレイコントローラは、表示される3D画像に合わせて画素の光出力を制御する。
ほとんどのカラーディスプレイでは、画素は、3つの副画素、赤の副画素、青の副画素、緑の副画素を有する。一言で言うと、この色の組み合わせはRGBと呼ばれる。これら3色で、ディスプレイアダプタは、可視スペクトルの幅広い色の配列を再現することが可能である。例えば、ディスプレイアダプタは、24ビット又は32ビットの色値を別々の副画素に対する駆動電圧に変換することができる。それと共に、前記3副画素は、特定の色値で光を生成する。ディスプレイパネルから出る光は、一般に、1つの偏光を有するが、不明確な偏光、すなわち混合偏光をも有することがある。
ストライプ状偏光子をベースとする3Dディスプレイでは、パターン化された光学フィルム(パターン化されたリターダ又はストライプ状偏光子とも呼ばれる。)がLCDの表面に付与されている。前記ストライプ状パターンは、LCDの画素の交互の行が異なる偏光状態にあるという結果をもたらす(図2を参照)。2つの偏光状態は、直線(2つの垂直方向)又は円(2つの反対回転;左巻き円又は右巻き円)がありうる。見る人の頭の傾きに影響を受けないため、円偏光ソリューションが最も一般的である。LCDの奇数行及び偶数行は、左目及び右目(あるいはその逆)に対するコンテンツを表示する。ユーザーは、左目に対する偏光の一状態と、もう片方の目に対する別の偏光状態とを有する偏光眼鏡をかける。一つの偏光フィルターは、第1偏光の光を除き、別のレンズは、第2偏光の光を除く。結果として、ユーザーは、左目で画素行の半分からの光のみを見て、右目で画素行のもう半分からの光のみを見る。ストライプ状偏光子をベースとする3Dディスプレイでは、この効果は、異なる目に異なる画像を提供するために用いられる。両画像は同じ光景を表示するが、わずかに異なる視点から表示する。ユーザーの脳内で、画像のこの立体的なペアが組み合わさって、3D認識を与える。
偏光眼鏡を使用することなく、通常の2DコンテンツがLCDに表示された場合に、高解像度でフルカラーの2Dディスプレイとしても使用できる点が、このタイプの3Dディスプレイの利点である。しかしながら、3Dモードに切り替えた場合、単一画像(左又は右)を作り出すのに、画素行の半分しか使用することができない。その結果として、垂直解像度の半分が失われることになる。解像度のこのロスは、2倍の量の画素の提供によって補うことができたが、これはディスプレイをより高価なものとしていた。
従って、改良された垂直解像度を持つストライプ状偏光子3Dディスプレイを提供することが、本発明の目的である。
本発明の第1態様によると、この目的はディスプレイパネル、ストライプ状偏光子及びディスプレイコントローラを有する画素をベースとする3Dディスプレイを提供することによって達成される。前記ディスプレイパネルは、行及び列に配置された複数の画素を有し、各画素は、異なる色を持つ少なくとも4副画素を有し、前記副画素は、2つの副行及び少なくとも2つの副列に配置され、同じ行にある2つの隣接する画素の2つの副行の配置は、交互になっている。ストライプ状偏光子は、ディスプレイパネルに重なり、透明偏光材料のストライプを有し、前記ストライプは、左目ストライプ及び右目ストライプが交互に現れるパターンに配置され、前記左目ストライプは、光を第1偏光に変換するために配置され、2つの副行のうちの1つの副行に重なっており、前記右目ストライプは、光を異なる第2偏光に変換するために配置され、2つの副行のうちの別の副行に重なっている。前記ディスプレイコントローラは、表示される3D画像に合わせて画素の光出力を制御するのに、副画素レンダリングを用いるように構成されている。
本発明によるディスプレイで、変更の特別な組み合わせを既知のストライプ状偏光子3Dディスプレイに用いることで、低下した解像度の問題が解決される。第1の変更は、3色の代わりに少なくとも4色使用することである。例えば、RGB副画素は、黄(Y)、白(W)、又はシアン(C)副画素によって補われる。代替的に、5、6あるいはそれ以上の色を使用してもよい。4副画素の使用は、例えば、各画素が4つの垂直ストライプ状RGBY副画素を有するシャープ製クアトロンテレビからすでに知られている。このようなディスプレイでは、追加の色は、色表現を高めるために使用されるが、3Dモードでの垂直解像度を改良するのに使用されない。3D映像を提供する異なる方法を用いれば、シャープ製クアトロンテレビの3Dバージョンは可能であることに留意されたい。ストライプ状偏光子及び受動偏光レンズの代わりに、前記テレビは、左目及び右目に異なる画像を提供するために時間多重画像及びアクティブシャッター眼鏡を使用する。
本発明によると、少なくとも4副画素が2つの副行に配置されている。2つの隣接する画素の第1副行上の副画素が、3Dモードにおける1画素を共に形成するように、2Dモードにおける2つの隣接する画素の2つの副行は、交互になっている。これらの画素は、それぞれ異なる色を持つ少なくとも4副画素をも有する。結果として、2Dモードにおける2つの水平に隣接する画素は、3Dモードにおける2つの垂直に隣接する画素を共に形成する。5、6あるいはそれ以上の色を使用する場合、2つの副行の互い違いは、類似する結果をもたらす。
本発明によると、偏光材料のストライプは、(従来技術にあるように)完全な画素行に重ならないが、単一の副行のみに重なる。各画素行は、それゆえ、左目に対する偏光ストライプ及び右目に対する偏光ストライプによって覆われる。よって、3Dモードにおいて垂直解像度の半分を失う代わりに、ユーザーは、両目で各画素行(の一部)を見ることができる。副画素レンダリングは、結果として生ずる水平解像度のロスを補うのに使用される(ここでは、各色に対する副画素を有する1つの3Dモード画素を形成するのに、2つの2Dモード画素が要求される。)。結果として、本発明によるディスプレイは、ディスプレイにおける副画素又は画素の数を増やす必要なく、2Dにおいて、3Dにおけるのと類似する高い解像度を提供する。副画素レンダリングを使用する場合、別々の副画素の駆動電圧は、対応する画素の色のみによって判定されない。別々の副画素に対する駆動電圧を判定する場合には、周辺の画素の色も考慮され、このことは解像度を明らかに向上させることにつながる。
4番目の色を使用することで、画素の輝度に大きな貢献度を有する副画素を追加することが可能となる。RGB画素において、総合輝度は、一般式0.2126R+0.7152G+0.0722Bによって判定される。緑(G)副画素の輝度への貢献は、赤(R)及び青(B)の副画素の貢献と比べて非常に大きい。緑の副画素は、赤及び青の副画素よりもずっと明るく見える。画素輝度に対して類似する大きな貢献度を有する4番目の色、例えば白(W)、黄(Y)又はシアン(C)を加える場合、2つの別々の画素として知覚されるであろうように、画素はアドレス指定されうる。副画素レンダリング及び輝度貢献度が高い複数の副画素の組み合わせは、解像度の知覚された向上の効果を改善する。
前記発明のディスプレイ構成は、垂直ストライプ状偏光子及び副画素の2つの副列を有する画素を使用することによっても得ることができることに留意されたい。このような実施形態では、2つの垂直に隣接する画素の副列は、交互になっているべきである。3Dモードにおいては、水平解像度は低下しないであろう。副画素レンダリングは、垂直解像度におけるロスを補うのに用いられる。以下には、水平ストライプ状偏光子を使用する実施形態が主に説明される。
少なくとも4画素のうちの2つの最も明るい副画素は、異なる副行に提供されることが好ましい。2Dモードから3Dモードに切り替える場合に、その後、2つの最も明るい副画素は、左目画素の左側と、右目画素の右側と、に分割される。3Dモードにおいて、最も明るい副画素の両方が同じ側にあると、副画素レンダリングが効果的でなくなる。
副画素レンダリングの更なる改良のために、2つの最も明るい副画素が同じ副列に提供されることが好ましい。結果として、3Dモードに形成された画素は、2つの最も明るい副画素の間に、常に、少なくとも他よりも明るくない1つの副画素を有することになる。
本発明のこれら及びその他の態様は、以下に記載される実施形態を参照して明らかになり、説明されるであろう。
ストライプ状偏光子をベースとする3Dディスプレイを示す。 従来のストライプ状偏光子をベースとする3Dディスプレイの4画素を示す。 図2の4画素がどのように2Dモードにおいて使用されるかを示す。 図2の4画素がどのように3Dモードにおいて使用されるかを示す。 本発明によるストライプ状偏光子をベースとする3Dディスプレイの4画素を示す。 副画素レンダリングを用いない場合、4画素がどのように3Dモードで使用されるかを示す。 副画素レンダリングを用いる場合、4画素がどのように3Dモードで使用されるかを示す。 本発明によるディスプレイの4画素の6副画素バージョンを示す。 本発明によるディスプレイの4画素の5副画素バージョンを示す。
図1は、ストライプ状偏光子をベースとする3Dディスプレイ10を示す。ディスプレイ10は、複数の体系的に配置された画素を持つディスプレイパネル11を有する。ディスプレイパネル11は、例えば、液晶(LC)パネル、異なる色のLEDを有する大型アレイ、又はOLEDディスプレイでもよい。ディスプレイパネルの表面には、ストライプ状偏光子12が提供される。ストライプ状偏光子12は、偏光材料のストライプ13、14を有し、画素アレイに重なっている。偏光材料は、ディスプレイパネル11からの光を通過させるために透明である。ストライプ状偏光子12は、左目ストライプ13及び右目ストライプ14が交互に現れるパターンを有する。
偏光材料の各ストライプ13、14は、ディスプレイパネル11からの入光を明確な偏光状態を有する光に変換する。偏光状態は、例えば、異なる直線又は異なる円の偏光状態がありうる。左目ストライプ13は、光を右目ストライプと異なる偏光に変換する。3Dテレビジョン10を見るユーザーは、左目及び右目に対して異なる偏光フィルターを持つ眼鏡をかける。結果として、ユーザーは、左目で左目ストライプ13によって変換された光のみを見て、右目で右目ストライプ14によって変換された光だけを見る。右目ストライプ14の下の画素は、従って、右目に画像を提供する。左目ストライプ13の下の画素は、従って、左目に画像を提供する。3D表示を得るために、異なる画像が異なる目に提供される。両画像は同じ光景を表示するが、わずかに異なる視点から表示する。ユーザーの脳内で、画像のこの立体的なペアが組み合わさって、3D認識を提供する。
ディスプレイコントローラ15は、表示される画像に合わせて個々の画素の光出力を制御するために、ディスプレイパネル11に接続される。ディスプレイ10は、好ましくは、2D又は3Dモードのいずれでも使用されるように構成される。2Dモードでは、ユーザーは、両目で全画素からの光を見る。ディスプレイコントローラ15は、一度に1画像を表示するようにディスプレイパネル11を制御する。3Dモードでは、ユーザーは、左目で画素の半分のみを見て、右目で画素のもう半分を見る。3Dモードにおいて、ディスプレイコントローラ15は、従って、左目及び右目に対して同時に別々の画像を表示する。
図2は、従来のストライプ状偏光子をベースとする3Dディスプレイ10における4画素21、22、23、24を示す。画素21、22、23、24は、行及び列に配置される。各画素21、22、23、24は、3つの副画素を有する。各副画素は、異なる色の光を発するために提供される。この例では、副画素は、それぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)の色の光を発するように配置される。ディスプレイコントローラ15は、別々の副画素が発した光の強度を制御するように構成される。副画素からの赤、緑、青の光の組み合わせは、全体として、画素21、22、23、24に対する組み合わされた色をもたらす。ストライプ状偏光子12は、左目ストライプ13が画素21、22の第1行上に重なり、右目ストライプ14が画素23、24の隣接する第2行上に重なるように、ディスプレイパネル11に整列している。
図3a及び図3bは、図2の4画素21、22、23、24がどのように2Dモード及び3Dモードにおいて使用されるかを示す。2Dモードでは(図3a)、全4画素21、22、23、24からの光は、ユーザーの両目で見ることができる。各画素21、22、23、24は、個々の色を持ち、その色は赤、緑、及び青の特定の混合を提供することによって作られる。3Dモード(図3b)では、ストライプ状偏光子12は、左目に画素21、22の1行からの光のみを見るようにさせる。右目ストライプ14の下の画素23、24からの光は、左目で見ることができない。結果として、3Dモードでは、ディスプレイ10に表示された画像は、確かに2Dモードで表示された画像と同じ水平解像度を有するが、3Dモードでの垂直解像度は、2Dモードでの垂直解像度の半分でしか無い。この問題は、図4から図7を参照して以下に説明されるディスプレイ配置によって解決される。
図4は、本発明によるストライプ状偏光子をベースとする3Dディスプレイ10における4画素41、42を示す。図2と比較して、図4の副画素配置の違いの1つは、副画素は、3画素の代わりに4画素を使用している点である。図2のRGB副画素に加えて、図4の副画素は、黄(Y)副画素も有する。代替的に、RGB副画素は、白(W)又はシアン(C)副画素で補われてもよい。図2の従来技術例との他の違いは、副画素の空間的配置である。本発明によると、副画素は、2×2の四角形配置に配置されており、3又は4の隣接する副画素を持つ1行に配置されていない。
ストライプ状偏光子12の左目ストライプ13及び右目ストライプ14は、ここでは、画素41、42の完全な行の代わりに、副画素を持つ1つの副行にだけ重なっている。本発明によると、少なくとも4副画素が2つの副行に配置されている。1つの画素41では、第1副行は副画素RGを有し、第2副行は画素BYを有する。隣接する画素42では、第1副行は副画素BYを有し、第2副行は画素RGを有する。2つの隣接する画素41、42の2つの副行は、従って、2Dモードにおける2つの隣接する画素41、42の第1副行上の副画素が、3Dモードにおける1つのRGBY画素47を共に形成するように、交互になっている。副画素の第2行は、同じ色のBYRGで第2画素48を共に形成する。
2Dモードでは、新しい副画素の配置は、ディスプレイ出力に大きな影響を与えない。図4の16副画素は、2×2配置で4画素41、42を共に形成する。図3aに示されるように、4画素41、42は、2D画像の一部を共に表示する。3Dモードでは、しかしながら、異なる。図5a及び図5bは、どのように図4の画素が3Dモードで使用されるかを示す。両図は、ユーザーの片目に見えるものを描画している。左目は、左目ストライプ13の下の副画素からの光のみを見る。目に見える副画素は、2つのRGBY画素45、47を共に形成する。他の2つの画素46、48は、右目にのみ見える。片目によって見える画像の垂直解像度は、従って、2Dモードにおけるものと同じである(図3a参照)。しかしながら、図5aから、任意の別の手段を取らないと、3Dモードでの水平解像度は、2Dモードでの水平解像度の半分にしかならないことは明らかである。本発明によると、この問題は、副画素レンダリングによって解決される。
図5bは、どのように副画素描レンダリングが図4の画素45、47に対して使用されるかを示す。副画素レンダリングを用いると、ディスプレイコントローラ15は、別々の画素だけでなく別々の副画素をもアドレス指定する。別々の副画素に対する駆動電圧は、対応する画素の色のみによって判定されない。別々の副画素に対する駆動電圧を判定する場合には、周辺の画素の色も考慮される。第1行上の画素45の副画素に対する駆動電圧は、表示される画像で対応位置‘1’に対する色値と、この位置‘1’の左側にある位置‘0’及び右側にある位置‘3’に対する色値と、に依存する。これは、解像度の明らかな向上につながる。従って、ディスプレイ層11の副画素の数を増加することなく、2Dモードから3Dモードに切り替える場合に、垂直解像度及び水平解像度の両方が維持されうる。
画素41、42の異なる色の正確な位置は、様々に選択してもよい。例えば、1つの画素41に対するGR−YB配置(第1副行GR、第2副行YB)と、隣接する画素に対するYB−GR配置とは、同じ結果を提供する。BG−RY又はGB−YR配置も非常に適している。緑及び黄の副画素は、赤及び青の副画素よりも明るいので、同じ副行に存在せず、互いに隣接しないのが好ましい。副画素レンダリングの最適な効果のためには、これらの明るい画素はディスプレイ層11にわたって均等に配分されるのが好ましい。
5、6あるいはそれ以上の色を使用する場合、2つの副行の互い違いは、類似する結果につながる。図6は、本発明によるディスプレイ10における4画素の6副画素バージョンを示す。図4に示された実施形態の4副画素は、ここでは、シアン(C)及びマゼンタ(M)副画素で補われる。他の色及び/又は他の副画素配置を使用してもよい。
図7は、本発明によるディスプレイ10における4画素71、72の5副画素バージョンを示す。ここで、画素71の第1副行及び第2副行は、同じ数の副画素を有しない。第1副行は色RGCの3副画素を有し、2副画素を持つ第2副行は色BYを有する。この例では、2つの隣接する画素71、72は、結果として、図7に示されるのこぎり状に互いに入れ子になる。代替的に、2副画素しか有さない副行の副画素は、もっと幅広くしてもよく、又は、もっと離して位置づけてもよい。
上記実施形態は、発明を限定するというよりも発明を説明するものであり、当業者であれば、添付の請求項の範囲から離れることなく、多くの代替的な実施形態を設計することができるであろうことに留意されたい。請求項には、括弧の間に配置された参照符号は、請求項を限定するものと解釈されるべきではない。動詞「有する(comprise)」及びその活用形は、請求項に記載されたそれら以外の要素の存在及びステップを排除するものではない。構成要素に先立つ冠詞「a」又は「an」は、このような構成要素の複数の存在を排除するものではない。本発明は、複数の明確な構成要素を有するハードウエアを用いて、及び、適切にプログラムされたコンピュータを用いて導入できる。複数の手段を列挙するデバイスクレームにおいて、これらの手段の幾つかは、ハードウエアの全く同一のアイテムによって具現化できる。特定の手段が、相互に異なる従属請求項の中で述べられているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを効果的に使用することができないと説明しているわけではない。

Claims (7)

  1. 行及び列に配置された複数の画素を有し、前記各画素が異なる色を持つ少なくとも4副画素を有し、前記副画素が2つの副行及び少なくとも2つの副列に配置され、同じ行にある2つの隣接する画素の前記2つの副行の前記配置が交互になっている、ディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルに重なり、透明偏光材料のストライプを有し、前記ストライプが左目ストライプ及び右目ストライプが交互に現れるパターンに配置され、前記左目ストライプは、光を第1偏光子に変換するように配置され、前記2つの副行のうちの1つの副行に重なり、前記右目ストライプは、光を異なる第2偏光子に変換するように配置され、前記2つの副行のうちの別の副行に重なる、ストライプ状偏光子と、
    副画素レンダリングを、表示される3D画像に合わせて、前記画素の光出力を制御するのに使用するためのディスプレイコントローラと、
    を有する画素をベースとする3Dディスプレイ。
  2. 少なくとも前記4副画素のうちの2つの最も明るい前記副画素が異なる副行に供給された、請求項1に記載の画素をベースとする3Dディスプレイ。
  3. 少なくとも前記4副画素のうちの2つの最も明るい前記副画素が同じ副列に供給された、請求項2に記載の画素をベースとする3Dディスプレイ。
  4. 少なくとも前記4副画素のうちの3つが赤、緑及び青の色で、少なくとも前記4副画素のうちの4番目の前記副画素が黄、白又はシアンの色を持つ、請求項1に記載の画素をベースとする3Dディスプレイ。
  5. 各画素が、赤、緑、青、黄、シアン、及びマゼンタの色を持つ6副画素を有する、請求項1に記載の画素をベースとする3Dディスプレイ。
  6. 各画素が、赤、緑、青、黄、及びシアンの色を持つ5副画素を有する、請求項1に記載の画素をベースとする3Dディスプレイ。
  7. 前記2つの副行のうちの1つの副行が3副画素を有し、前記2つの副行のうちの別の副行が2副画素を有する、請求項6に記載の画素をベースとする3Dディスプレイ。
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