JP2014521261A - 白のインクを使用して色つきの媒体を較正するため、及びプロファイリングするための組み込みシステム、及び方法、及び印刷用の白のインク及びオンライン又はオフライン印刷デバイス - Google Patents

白のインクを使用して色つきの媒体を較正するため、及びプロファイリングするための組み込みシステム、及び方法、及び印刷用の白のインク及びオンライン又はオフライン印刷デバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、インクセット、白のインク、及び印刷するためのオンライン印刷デバイス又はオフライン印刷デバイスを使用して、色つきの媒体を較正するため、及びプロファイリングするための組み込まれたシステムに関し、このシステムは、インクセット、白のインク、及びオフライン印刷デバイス又はオンライン印刷デバイスを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングするのに要求されるターゲットを生成すること、適合させること、及び印刷することができる埋め込まれた装置を備え、印刷することは、色つきの媒体上に印刷されるべきターゲットに関して、白のインクのデータ、及び印刷インクセットに関する適切な分離の生成を含む。第1の態様において、オフライン印刷に関してプレートを作成する手段又はフィルムを生成する手段の役割をすることができ、更に第2の態様において、オンライン印刷に関して印刷コントローラの役割をすることができる二重に動作するデバイス、及びオフライン印刷が適合される場合に、オフセット印刷デバイス及びスクリーン印刷デバイスから成る群から選択された、更に/又はオンライン印刷が用いられる場合に、インクジェット・プリンタ及びレーザ・プリンタを含む群から選択された印刷デバイス。

Description

本発明は、白のインクを使用して、プリンタ上のインクセットを仮定して、色つきの媒体を較正するため、及びプロファイリングするための方法及び装置に関する。本発明は、白のインクを使用して色つきの背景上で色を分離するため、及び印刷するための装置及び自動的な方法に更に関する。
白のインクを使用して色つきの背景上の印刷することは、スクリーン印刷を使用して、かなり以前から行われてきた。インクジェット印刷法を用いて、白のインクを使用して色つきの媒体上に印刷することは、比較的新しく現れたことである。
インクジェットは、スクリーン印刷と比べて、非常に鮮明な画像鮮明度をもたらすことができる。インクジェット工程を使用する印刷は、紙、写真、標識などのような様々なアプリケーションに関して極めて成功してきた。これらのアプリケーションのほとんどにおいて、この場合に共通している1つのことは、印刷のために白の背景を使用することである。或るセットのインク、及び或る印刷工程[2][3]を使用して、白の背景を有するこれらの媒体をプロファイリングするための様々な技術が、当技術分野において知られている。
印刷が、色つきの背景上に、それらの色の下にベタの白の層を使用して行われた場合、色つきの媒体は、これらの市販されているツールを使用して較正されること、及びプロファイリングされることが可能である。現行では、ベタの白の層の上に印刷する、この工程が、スクリーン印刷業界によって使用されている。
しかし、研究は、色つきの背景自体が、色つきの媒体上に白のインクを施すことを適合させることの助けを借りて、印刷工程に関与する色として使用され得ることを示している。このことは、色域を大幅に拡大すること、若しくは印刷原色のいずれかの代用の役割をすることによって印刷費用を低減すること、又はその両方をもたらすことが可能である。更に、黒のインクが印刷において使用される場合、黒のインクの量に応じて、施される白のインクの量を変えることによって、更なる節約が実現され得る。
従来技術は、この技術をオンラインで使用するか、オフラインで使用するかにかかわらず、すべてのタイプの印刷方法に適用され得る前述した仕方で白のインクを使用して、色つきの媒体をプロファイリングする技術について言及がない。
プリンタ上のインクセットを使用して媒体を較正し、更にプロファイリングする既存の方法は、白の媒体、又は白の背景に関してしか利用可能でない。わずかだけ色がついているが、白に近い媒体も、白の規定に含まれる。そのような媒体の実例が、白の普通紙、白の背景を有する新聞紙などである。
Power他[1]によって開示される方法によれば、黄のページで通常、使用される黄の紙が、色分離工程においてインクとして使用され得る。しかし、Power他[1]の方法は、開示される目的に限定され、白のインクの使用が関与しない。更に、この方法は、2つの特殊な色+追加の黒の色、及び黄の背景でだけ使用され得る。この方法は、黄の背景の場合と同一の、インクに関する制限を伴っており、せいぜい、他の明るい色のついた背景に拡張され得るに過ぎない。Power他[1]の方法は、黄の背景、明るい背景、又は白の背景以外のいずれかの色の背景上で印刷が行われた場合でも失敗する。例えば、この方法は、黒の背景上、又はオレンジ色の背景上では失敗する。更に、この知られている工程の限界は、この工程が、2つの色+黒のインクだけしかサポートすることができないことである。
より一般的なソリューションは、白のインクを使用して、色つきの背景上に印刷することである。しかし、従来技術は、色プロファイリングの際にどのように背景の色を利用すべきかを提示することも、示唆することもしない。
せいぜい、従来技術は、ベタの白のアンダーベースが印刷される場合に、インクセットを使用して色つきの媒体をプロファイリングする技術を与えるに過ぎない。
いずれの形態で印刷する工程も、入力画像を、印刷のために使用されるインクを表す色分離に分離することを含む。これらの色分離の生成は、特定のインクセット、及び特定の媒体を使用する特定の印刷工程のために生成された較正データ及びプロファイリング・データに基づく。このため、画像のうまく、正確に印刷するために、較正及びプロファイリングの工程は、非常に重要である。
国際公開第2007/099554号
ウェブサイト、www.xrite.com、「XRite Profile maker version 5」 ウェブサイト、www.xrite.com、「XRite Moncao profiler platimum edition」 Joana L.Power他、「Reproducing color images as Duotones」、Conference proceedings of SIGGRPHA、237〜248頁、1996年 International color consortiumのウェブサイト、www.color.org.、「ICC file format for color profiles」 ウェブサイト、http://www.colour.org/tc8−03/、「CIE Division 8:TC8−03 on Gamut mapping」 Morovic,J.「To Develop a Universal Gamut Mapping Algorithm」、PhD thesis、Colour & Imaging Institute、University of Derby(1998) Morovic,J.及びLuo,M.R.「The fundamentals of gamut mapping:A survey」、Journal of Imaging Science and Technology 45(3)、283〜290頁、(2001年) Henry R.Kang、「Color Technology for Electronic Imaging Devices」、SPIE Press.ISBN 0−8194−2108−1
本発明は、以下の2つの主な目的を有する。すなわち、
(1)プリンタ上のインクセット及び白のインクを使用して、色つきの媒体を較正するため、及びプロファイリングするための方法及び装置を説明すること、並びに
(2)目的(1)の実現/教示の結果、色つきの背景上に印刷するための改良された方法及び装置を説明することである。
したがって、本発明の目的は、白のインクを使用して、色つきの背景上でインクセットを較正するため、及びプロファイリングするための方法を提案することである。
本発明の別の目的は、印刷工程中に色形成に関与するインクとして白のインクと組み合わせて適合された色つきの背景を使用することができるようにされた、白のインクを使用して、色つきの背景上のインクセットを較正するため、及びプロファイリングするための方法を提案することである。
本発明の更に別の目的は、黒のインク量と組み合わせて白のインクを使用することを適合させることによって、黒のインクが印刷のために使用される場合、白のインクの使用が最適化される、白のインクを使用して、色つきの背景上でインクセットを較正するため、及びプロファイリングするための方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、白のインクを使用して、色つきの背景上でインクセットを較正するため、及びプロファイリングするための装置を提案することである。
本発明の更なる目的は、白のインクを使用して、色つきの背景上に印刷するための自動的な方法を提案することである。
本発明の更なる目的は、自動的な印刷のために白のアンダーベースを生成することを可能にされた、白のインクを使用して、色つきの背景上に印刷するための自動的な方法を提案することである。
本発明の更に別の目的は、自動的な印刷のために色分離を生成することを可能にされた、白のインクを使用して、色つきの背景上に印刷するための自動的な方法を提案することである。
本発明の更に別の目的は、白のインクを使用して、色つきの背景上に印刷するための装置を提案することである。
以下は、本発明の全体にわたって共通で使用されるいくつかの定義である。
[定義1−インク]本発明の脈絡で、「インク」の定義は、色の顔料/染料を含有する液体だけでなく、レーザ・プリンタによって使用されるトナーのような粉末トナーも含む。一般に、本発明の脈絡におけるインクは、基体に施されると、その基体の形態、及び施される方法にかかわらず、色を与えることができる任意の化学物質を指す。
[定義2−インクセット]本発明の脈絡で、「インクセット」は、CMYK、CMYKOG、CMYKOB、CMYKRGB、CMYKLcLm、RGBKなどのような、ただし、以上には限定されない、印刷のために使用され得るインクの任意の組み合わせとして定義され、ただし、Cは、シアンを表し、Mは、マゼンタを表し、Yは、黄を表し、Kは、黒を表し、Oは、オレンジ色を表し、Gは、緑を表し、Bは、青を表し、Rは、赤を表し、Lcは、明るいシアンを表し、Lmは、明るいマゼンタを表すといった具合である。本発明の全体にわたって、インクセットは、この定義によって定義されるインクの任意のそのような組み合わせを指すのに使用される。
[定義3−オンライン印刷デバイス]本発明の目的で、オンライン印刷デバイスとは、プレート又はスクリーン又はフィルム又はシリンダ又は転写媒体のような物理的媒介を全く必要とすることなしに、コントローラ(2)(図2)及び第1のコントローラ(21)(図11)というラベルが付けられた制御デバイスによって生成された印刷データを直接に利用することができるデバイスである。そのようなデバイスの実例が、インクジェット・プリンタ、レーザ・プリンタなどである。
[定義4−オフライン印刷デバイス]本発明の目的で、オフライン印刷デバイスは、プレート又はスクリーン又はフィルム又はシリンダ又は転写媒体などのような物理的媒介の助けを借りてしか、コントローラ(2)(図1)及び第1のコントローラ(21)(図11)というラベルが付けられた制御デバイスによって生成された印刷データを利用することができないデバイスである。そのようなデバイスの実例が、オフセット印刷機、スクリーン印刷機などである。
[定義5−ターゲット]較正及びプロファイリングの脈絡において、ターゲット、又は複数で使用される場合のターゲットとは、特定の色見本を有するカラーチャートを表す。使用の脈絡に基づいて、この定義は、意味を帯び、それ以外では、ターゲットは、文字通りの意味で解釈されるべきである。
印刷において、使用されるインク量は、一般に、パーセンテージで表現されるので、本明細書でも、本発明の全体にわたって同一の単位を参照する。
したがって、本発明の第1の態様において、インクセット、白のインク、及び印刷するためのオンライン印刷デバイス又はオフライン印刷デバイスを使用して、色つきの媒体を較正するため、及びプロファイリングするための組み込まれたシステムが提供され、このシステムは、インクセット、白のインク、及びオフライン印刷デバイス又はオンライン印刷デバイスを使用して、色つきの媒体を較正するため、及びプロファイリングするためにターゲットを生成することができる組み込まれた装置を備え、印刷することは、色つきの媒体上に印刷されるべきターゲットに関して、白のインクのデータ、及び印刷インクセットに関する対応する分離の生成を含み、このシステムは、第1の態様において、オフライン印刷に関してプレートを作成する手段又はフィルムを生成する手段の役割をすることができ、更に第2の態様において、オンライン印刷に関して印刷コントローラの役割をすることができる二重に動作するデバイスと、オフライン印刷が適合される場合に、オフセット印刷デバイス及びスクリーン印刷デバイスのようなデバイスを含む群から選択された、更に/又はオンライン印刷が用いられる場合に、インクジェット・プリンタ及びレーザ・プリンタのようなデバイスを含む群から選択された印刷デバイスとを更に備え、組み込まれた装置は、印刷されたターゲットの色値を読み取り、更にターゲットの読み取られた値を使用して、対応する較正データ及び/又は色プロファイルを生成することを更に可能にされる。
本発明の第2の態様において、印刷中に、ベタの色つきの背景を色形成に関与するインクとして使用することを可能にするように白のインクの使用を適合させ、黒のインクと組み合わせて白のインクを適合させ、更に、黒のインクと背景のインクがともに媒体上の同一の場所に施される場合に、白のインクを適合させる方法、並びに較正するステップ、及びプロファイリングするステップを実行するように白のインクを適合させる方法が、提供される。
本発明の第3の態様において、にじむことも、たまりになることも、ぼけることもない最高の総合インク・パーセンテージを有する画像を識別することを含め、様々なパーセンテージにおけるインクのいくつかの組み合わせで所与のインクセット及び白のインクを使用することにより、複数の画像を生成することによってインク限度を算出するステップと、色つきの媒体上で白のインクの応答を線形化するステップと、様々なパーセンテージの個々のインクでターゲットを印刷すること、及びデータを測定する手段に入力して、線形化テーブルを生成することによって、プリンタ応答を線形化する、又は較正するステップと、線形化するステップと、様々なパーセンテージの個々のインクでターゲットを印刷すること、及びデータを測定する手段に入力して、線形化テーブルを生成することによって、プリンタ応答を線形化する、又は較正するステップと、プリンタの較正応答を適合させ、更にプロファイリング・ターゲット、つまり、インク値と生成された色の間の順方向関係の基礎を形成する所与のインクセットからの様々な知られている組み合わせのパッチを印刷するステップと、測定する手段を使用することによって、印刷されたターゲットを読み取り、更に使用される印刷工程及びインクに関する色再現を規定するのに適したインク・モデルを使用して、このデータに基づく色プロファイルを生成し、色プロファイルは、所与の色とインク・パーセンテージの間の順方向関係及び逆方向関係を与えるステップとを備える、インクセット及び白のインクの適合を使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする工程が、提供される。
本発明の第4の態様において、白のインクを用いて、色つきの背景上に印刷するための色分離を生成する改良された装置が提供され、この装置は、カラースケール又はグレースケールのいずれかであるベクトル又はビットマップの形態で印刷可能な画像を表す入力手段を備え、この画像は、明示的な形態で、又は画像データと一緒に符号化された暗黙の形態で透明度データを含み、この装置は、白のアンダーベース、及びカラー・インクに関する適切な分離の自動的な生成を可能にする第1のコントローラと、第1のモードで、印刷がオフラインである場合に、プレートを作成するデバイス又はフィルムを生成するデバイスの役割をし、更に第2のモードで、印刷がオンラインで行われる場合に、印刷コントローラの役割をする二重モードで動作可能な第2のコントローラと、オフライン印刷デバイスとオンライン印刷デバイスのいずれかとを更に備える。
本発明による白のインクを使用して、色つきの媒体をプロファイリングするための装置を示す図である。 図1の入力デバイスを詳細に示す図である。 図1の出力デバイスを詳細に示す図である。 白の媒体を較正し、更にプロファイリングする工程中にインク限度を算出するためのチャート又はインク限度ターゲットの実例を示す図である。 白の媒体の較正及びプロファイリングの工程においてプリンタ応答を較正する線形化チャート又は線形化ターゲットの実例を示す図である。 白の媒体をプロファイリングするための知られているインク組み合わせのパッチを含む部分的なプロファイリング・ターゲットの実例を示す図である。 白の媒体をプロファイリングするための知られているインク組み合わせのパッチを含む部分的なプロファイリング・ターゲットの実例を示す図である。 本発明の工程による色つきの媒体上に印刷されたオプションの白の線形化ターゲットの実例を示す図である。 本発明による色つきの媒体上に印刷されたインクセットに関する線形化ターゲットの実例を示す図である。 本発明による色つきの媒体上に印刷されたインク限度チャート又はインク限度ターゲットの実例を示す図である。 色プロファイルを作成するための本発明による色つきの媒体上に印刷された知られているインク組み合わせを有する部分的プロファイリング・ターゲットの実例を示す図である。 色プロファイルを作成するための本発明による色つきの媒体上に印刷された知られているインク組み合わせを有する部分的プロファイリング・ターゲットの実例を示す図である。 色プロファイルを作成するための本発明による色つきの媒体上に印刷された知られているインク組み合わせを有する部分的プロファイリング・ターゲットの実例を示す図である。 本発明による白のアンダーベースを使用して、色つきの背景上に印刷するための色分離を生成する改良された装置を示す図である。
本発明によれば、図1に示されるとおり、白のインクを使用して、色つきの媒体をプロファイリングするために要求される装置は、入力デバイス(1)と、コントローラ(2)と、出力デバイス(3)とを備える。
コントローラ(2)の制御下でプリンタ(出力デバイス(3)の要素)によって生成されるパッチは、色測定デバイス(7)によって読み取られ、更に線形化及びプロファイル生成のためにコントローラ(2)にフィードバックされる。
**パッチは、本発明の様々なステップ中にプリンタを使用して、入力された色つきの媒体上に生成される。後段で説明される一部の事例において、これらのパッチは、色を測定するデバイスによって読み取られ、更に、更なる処理のためにコントローラ(2)にフィードバックされる。
図2から理解できるとおり、入力デバイス(1)が、コントローラ(2)によって出力(3)を生成するのに使用される。それに対して、
1.本発明のコントローラ(2)は、色つきの媒体を較正すること、及びプロファイリングすることに関与する装置全体を制御する制御デバイス(2)を構成する。
2.図2に示されるとおり、入力デバイス(1)は、以下を備える。すなわち、
− 白以外の任意の色を有する基体(4)
− 印刷する際に使用されるべき白のインク(5)。白のインクは、単独で、又は他の化学物質及び/又は工程と組み合わせで、色つきの背景上に白が出現することをもたらし得る任意の化学物質ベースの、又は顔料ベースのインクと規定され得る特殊なインクである。例えば、脱色インク、TiO2顔料ベースのインク、白の粉末ベースのトナーなど。
− 印刷する際に使用されるべき通常のカラー・インク。例えば、シアンのインク、マゼンタのインク、黄のインク、黒のインク、青のインク、明るいシアンのインク、明るい黒のインクなど。様々な組み合わせでひとまとめにして、これらのインクは、本発明においてインクセットと呼ばれる。
− unit1によってプリンタを使用して色つきの媒体上に印刷されたパッチの色値を測定するのに使用される色測定デバイス(7)。そのような色を測定するデバイスは、分光光度計、比色計、スキャナ、デジタル・カメラなどを含み得るが、以上には限定されない。
3.図3に示されるとおり、出力デバイス(3)は、以下を備える。すなわち、
− 所与のインクセットを使用して印刷することができる、オンラインであることも、オフラインであることも可能な印刷デバイス(8)、
− 段階に依存して、較正及びプロファイリングの工程の様々な段階でコントローラ(2)の制御下でプリンタ(8)上で印刷されたパッチの形態で生成された出力パッチ(9)であって、インク限度を算出するようにシステムのユーザによって解釈可能である、又は較正及びプロファイリングのためにコントローラ(2)にフィードバックされるように色を測定するデバイス(7)によって読み取られることが可能な出力パッチ(9)、及び
− 線形化テーブル及び色プロファイル(10)。これらは、本発明を実行した結果の予期される出力である。
プリンタ上のインクセットを使用して白い媒体を較正し、更にプロファイリングする工程は、以下のステップを含む。すなわち、
1.インク限度を算出すること、
2.プリンタ応答の線形化又は較正、
3.プロファイリングのためのターゲット印刷、及び
4.ターゲットを測定すること、及びプロファイル生成。
1.インク限度を算出すること
「インク限度」とは、拡散又はたまりをもたらすことなしにインクを保持する印刷媒体の最大容量。「インク限度」は、染料又は顔料、及びインクの中の溶剤の量に応じる。
通常、インク限度を算出するために、様々なパーセンテージにおけるインクの様々な組み合わせの正方形が、所与のインクセットを使用してプリンタ上で印刷される。インク限度は、にじむことも、たまりになることも、ぼけることもない最高の総合インク%を有する正方形を探し出すことによって算出される。この総合%が、インク限度となる。インク限度を算出する異なるいくつかのタイプのそのようなチャートが存在し得る。実例として、1つのそのようなチャートが、図4に示される。
2.プリンタ応答の線形化又は較正
このことは、所与のインクセットを使用してプリンタ上で0%から100%まで段階分けされた様々な%の個々のインクを印刷することを含む。これらの個々のインク・バーが、分光光度計、又は他の任意の色を測定するデバイスによって読み取られて、更にこれらの個々のインクに関する線形化曲線が作成される。そのような線形化チャートの実例として、図5を参照されたい。
3.プロファイリングのためのターゲット印刷
このことは、プリンタの較正された応答を使用して、所与のインクセットから様々な知られているインク組み合わせのパッチを印刷することを含む。図6(a)及び図6(b)を参照されたい。
ターゲットは、インク値と生成された色の間の順方向関係の基礎を形成する。このターゲットが、「インク・モデル」によって、印刷の工程を使用してインク値ともたらされる色の間の関係を規定するのに使用される。
4.ターゲットの測定、及びプロファイル生成
ステップ3におけるとおりに印刷されたターゲットが、次に、分光光度計、又は他の任意の色を測定するデバイスによって読み取られる。このデータに基づいて、色プロファイルが生成される。色プロファイルは、通常、所与のインク・パーセンテージと、それに基づく、もたらされる色の間の順方向関係を規定するとともに、所与の色と、その色を実現するのに要求されるインク・パーセンテージの間の逆方向関係も規定する。参照文献[9]を参照されたい。
本明細書で前述したとおり、プリンタ上のインクセットを使用して、白の媒体を較正し、更にプロファイリングする工程中、ターゲット・パッチが、較正−プロファイリング・ユニットによって実施される「インク・モデル」に基づいて生成される必要がある。インク・モデルは、媒体上のインクの振舞い又はインクの応答を解釈するのに使用される理論モデル又は解析モデルを規定する。これらは、前段で説明される工程とは完全に独立に実施され得る。そのようなインク・モデルの選択が影響を与えるのは、生成される実際のパッチに対してだけである。しかし、工程のステップは、前段で概説したとおりで変わらない。
色プロファイルの作成は、インクの任意の組み合わせ、又は印刷インクセットにおけるインクによって規定される色域によって実現され得ない色に関するマッピングを提供することを含むことも可能である。この工程は、「色域マッピング」と呼ばれる。参照文献[4][5][6][9]を参照されたい。様々な戦略が、色域マッピングのために実施され得る。しかし、このこともまた、前段で概説した工程に全く影響を与えることなく、その工程には無関係である。例えば、様々な色域マッピング技術が、インクセットの色域を外れた特定の「青」色がどのように、インクセットの色域にマッピングされるべきかを規定することが可能であるが、前段で概説した手順のいずれのステップも変更しない。[4][5][6]を参照されたい。
白のインクを使用して色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする工程
白のインク、及び通常のインクセットを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする工程は、各ステップが、白のインクを用いて使用されるように適合されなければならないこと以外は、白の媒体に関する場合と変わらない。また、この工程は、色つきの媒体上の白のインク応答を較正する更なるオプションのステップも含む。
前述したとおり、本発明の重要な目的は、通常のインクの場合と同様に、印刷中に、ベタの色つきの背景を色形成に関与するインクとして使用することである。
本発明の別の目的は、白のインクが印刷のためのインクセットの中で使用され、更にベタの色つきの背景が黒色と同一ではない場合、黒色と併せた白のインクの使用を適合させることである。このため、白のインクを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする目的を実行するために、以下の方法が、本発明に従って規定される。すなわち、
a.通常のインクの場合と同様に、印刷中に、ベタの色つきの背景を色形成に関与するインクとして使用することを可能にする方法。以降、このことを「背景インク」と呼ぶ。
b.黒のインクと併せた白のインクの使用を適合させる方法。
c.黒のインクと背景のインクがともに同一の場所に施される場合に、白のインクの使用を適合させる方法。
d.較正及びプロファイリングの工程を実行するように白のインクの使用を適合させる方法。
e.較正及びプロファイリングのための工程。
a.色つきの背景をインクとして使用することを可能にする方法
色つきの背景をインクとして使用することを可能にするために、背景の色は、白のインクを使用して背景の色と白色の間で変化させられなければならない。このことは、0%から100%まで変化する%で白のインクを施すことによって実現され得る。「背景インク」の%は、以下の式によって、施されるべき白のインクの%と関係させられることが可能である。すなわち、
背景インク%=(100−白のインク)% 式(1)
このため、100%の背景インクが施されるべき場合、施されるべき白のインク%は、0%である。同様に、50%の背景インクの場合、背景の上に施される白のインクは、50%であり、更に75%の背景インクの場合、25%の白のインクが、背景の上に施される。
本発明によれば、インクセットは、この方法を実施することによって、通常のインクに加えて、今や、「背景インク」を有することが可能である。
b.黒のインクと併せた白のインクの使用を適合させる方法
この場合、重要な目的は、黒のインクが印刷される場合に使用されるべき白のインクの量を減らすことである。この場合、重要な考え方は、黒色は、いずれの色の上に印刷された場合でも、依然として、ほとんど黒であることである。したがって、媒体上に施される黒色の量が減らされるにつれ、施される白のインクの量が増加される。「黒のインク」の%は、以下の式によって、施されるべき白のインクの%と関係させられることが可能である。すなわち、
白のインク%=K×(100−黒のインク)%+定数 式(2)
− 「K」は、実数をとることが可能な重みである。
− 「定数」は、0%から100%までの範囲内の値であり得る。
− 更に、そのように計算された「白のインク」の値は、0%から100%までの範囲内に限定される。
「定数」値は、ときとして、関与する印刷のための化学物質に基づいて、黒の更なる深さを得るように所望される。「K」は、通常、1である。
したがって、式(2)により、「定数」の値が0%であり、更に「K」が1と考えられるものと想定して、施されるべき黒色%が100%である場合、施される白のインクは、0%であり、更に50%の黒が施される場合、50%の白のインクが施される。同様に、0%の黒が施される場合、100%の白のインクが施される。
c.黒のインクと背景のインクがともに媒体上の同一の場所に施される場合に、白のインクを適合させる方法
画像の或るポイントで、「背景インク」と「黒のインク」がともに施されるべき場合、その場合、施されるべき白のインク量は、「背景インク」に基づいて決定される。
W1を、式(1)を並べ替えることによって算出された「背景インク」のパーセンテージに基づいて施されるべき白のインクのパーセンテージとする。
W2を、その場所で施されるべき白のインクのパーセンテージとする。W1の値が、W2に割り当てられる。数学的には、
W2=W1=(100−背景インク)% 式(3)
である。
理解できるとおり、式(3)は、式(1)を並べ替えることによって適用されることが可能であり、したがって、式(3)と式(1)は、同一である。
このため、或るポイントで50%のオレンジ色と75%の黒が施されるべき場合、式(3)により、50%の白のインクが施される。或るポイントで10%のオレンジ色と45%の黒が施されるべき場合、式(3)により、90%の白のインクが施される。
方法(b)及び方法(c)は、白のインクの使用を最適化する。
d.較正及びプロファイリングの工程を実行するように白のインクの使用を適合させる方法
所与のインクセットからの通常のインクが、色つきの媒体上に単純に印刷された場合、この印刷は、予期されないことをもたらす。例えば、色つきの背景が黒である場合、いずれの色もほとんど目に見えないことになる。したがって、色つきの背景上に通常のインクを印刷することには、白のインクの使用が関与しなければならない。
白のインクの適合及び最適化を概略で示す方法(a)、(b)、及び(c)に基づいて、以下のとおり、白のインクの使用の適合/最適化の3つの事例を得ることができる。すなわち、
1.白のインクの使用の適合が、黒のインクが使用されるか否かにかかわらず、「背景インク」の使用と一緒にしか実行されない。
2.白のインクの使用の最適化が、インクセットの中に存在する「黒のインク」の使用と一緒に実行され、「背景インク」は全く使用されない。
3.「背景インク」と「黒のインク」がともに、印刷のために使用される。白のインクの使用の最適化/適合が、「黒のインク」と「背景インク」の両方に関して実行される。
前段で説明した白のインクの適合された/最適化された使用に基づいて、本明細書の開示は、一緒に使用されるか、個々に使用されるか、他方を伴わずに単独で使用されるかにかかわらず、「背景インク」と「黒のインク」を「最適化されるインク」と呼ぶ。
このため、色つきの背景上に印刷するために使用されるインクセットからの通常のインクを印刷するために、アンダーベースとして印刷されるべき白のインク量が、考慮を必要とする。インク組み合わせに関与する「最適化されるインク」が全く存在しない場合はいつでも、白のインクの100%パッチが施される。「最適化されるインク」の使用が存在する事例では、白のインクの正しいパーセンテージは、式(1)、式(2)、又は式(3)からの式のいずれか1つに基づいて計算される。式の選択は、そのポイントにおいて「背景インク」だけが関与するか、又は「黒のインク」だけが関与するか、又はその両方が関与するかに依存する。
ステップに関して、使用されるべき白のインクのパーセンテージは、以下のとおり算出される。すなわち、
手順1
ステップ1−印刷されるべきインク組み合わせに、「背景インク」は関与するか。答えが「はい」である場合、ステップ2に進み、さもなければステップ8に進む。
ステップ2−印刷されるべきインク組み合わせに、「背景インク」だけの使用が関与するか。答えが「はい」である場合、ステップ3に進み、さもなければステップ4に進む。
ステップ3−白のインクのパーセンテージが式(1)から算出される。ステップ9に進む。
ステップ4−印刷されるべきインク組み合わせに、「黒のインク」だけの使用が関与するか。答えが「はい」である場合、ステップ5に進み、さもなければステップ6に進む。
ステップ5−白のインクのパーセンテージが式(2)から算出される。ステップ9に進む。
ステップ6−印刷されるべきインク組み合わせに、「黒のインク」と「背景インク」の両方の使用が関与するか。答えが「はい」である場合、ステップ7に進み、さもなければステップ8に進む。
ステップ7−白のインクのパーセンテージが式(3)から算出される。ステップ9に進む。
ステップ8−白のインクのパーセンテージが、100%である。
ステップ9−ステップの終わり。
使用されるべき白のインクのパーセンテージが、印刷されるべきインク組み合わせに基づいて、前述のステップにより算出される。白のインクは、印刷のために展開される印刷方法に基づいて印刷されていることが可能である。
例えば、プリンタがCMYKを原色として使用しており、更に背景の色がオレンジ色である場合、背景インクは、背景上に白のインクを段階的に施すことの助けを借りて作成されたオレンジ色のインクである。
ここで、例えば、CMYK原色のうちX%のCが印刷されるべき場合、前段で概説したステップにより、100%の白のインクとX%のCが印刷される。
別の実例として、X%のCとY%のオレンジ色のインクが印刷されるべき場合、前段で概説したステップにより、(100−Y)%の白のインクとX%のCが印刷される。
更に別の実例として、X%のCとY%の黒のインクが印刷されるべきであり、更に「黒のインク」が最適化されるインクとして使用される場合、前段で概説したステップにより、(100−Y)%の白のインクとY%の黒のインクとX%のCが印刷される。
更に別の実例として、X%のCとY%のオレンジ色のインクとZ%の黒のインクが印刷されるべきであり、更に「黒のインク」が最適化されるインクとして使用される場合、前段で概説したステップにより、(100−Y)%の白のインクとZ%の黒のインクとX%のCが印刷される。
更に別の実例として、X%のCとY%の黒のインクが印刷されるべきであり、更に「黒のインク」が最適化されるインクとして使用されない場合、前段で概説したステップにより、100%の白のインクとY%の黒のインクとX%のCが印刷される。
更に別の実例として、X%のCとY%のオレンジ色のインクとZ%の黒のインクが印刷されるべきであり、更に「黒のインク」が最適化されるインクとして使用されない場合、前段で概説したステップにより、(100−Y)%の白のインクとZ%の黒のインクとX%のCが印刷される。
e.較正及びプロファイリングのための工程
白のインク、及びプリンタ上の通常のインクセットを使用して色つきの媒体を較正するための、及びプロファイリングするための工程は、以下のステップを備える。すなわち、
1.白のインクの線形化(オプションのステップ)
2.インク限度を算出すること(背景インクを含むインクセット全体に関して)
3.プリンタ応答の線形化又は較正(背景インクを含むインクセット全体に関して)
4.プロファイリングのためのターゲット印刷
5.ターゲットの測定、及びプロファイル生成
1.白のインクの線形化
このステップは、オプションであり、したがって、所望される場合、無視され得る。背景媒体上の白のインクの応答は、まず線形化されてからでないと、較正及びプロファイル生成の工程において使用され得ない。背景の色の上に施される白のインクの線形化は、推奨されるが、必要ではない。このステップは、いずれにしても、背景インク、及び印刷のために使用されるインクセットの他の通常のインクの線形化の対象範囲に含まれる。
2.インク限度を算出する
色つきの媒体上に白のインクで印刷することに関するインク限度は、白のインクの量の使用に関して要求される適合を除いて、白の媒体上に印刷する場合とほとんど同じ仕方で求められることが可能である。
インクジェット工程のような一部の印刷方法は、白のインクの複数のチャネル/ノズルの複数のアレイ/複数の印刷ヘッドを使用して、適切な白さを実現する。このことは、0%から100%までのスケールで、他のカラー・インクと比べて、より多くのインク量が使用されることをもたらす。また、個々のパーセンテージに対応する絶対スケールで様々な量のインクが使用されることをもたらす、様々な解像度が、白のインク及びカラー・インクを印刷するのに使用されることも可能である。したがって、そのような事例において、白のインクの%は、この%を、絶対的に見て、カラー・インクの量と同等にするように重み付け係数によって重み付けされる。
この重み付け係数は、以下の式によって算出される。すなわち、
重み付け係数、「WF」=(白のインクの100%パッチを印刷するのに使用されるインク重量)/(任意の通常のカラー・インクの100%パッチを印刷するのに使用されるインク重量) 式(4)
この重み付け係数「WF」は、式(4)によって要求されるインク量情報をコントローラ(2)が利用可能な場合、コントローラ(2)によって自動的に算出されることが可能であり、又は重み付け係数「WF」は、システムのエンド・ユーザによって算出されて、更にコントローラ(2)に供給されることが可能である。
例えば、印刷のために使用されるインクジェット印刷マシンを考慮されたい。印刷は、色つきの媒体上に白のインクが最初に印刷され、第2のステップで白のインクの上にカラー・インクが印刷される、2ステップ工程として行われる。白の層は、40pl(ピコリットル)の液滴及び3つのチャネルを使用して1440×720DPI(X×Y方向)で印刷される。色つきの層は、インクセットの中のそれぞれの通常のインクに関して20plの液滴及び1つのチャネルを使用して720×720DPI(X×Y方向)で印刷される。ここで、DPIは、2.54cm(1インチ)当たりのドット数であり、更に1ピコリットルは、10−12リットルである。
したがって、白のインクの100%パッチ(2.54cm(1インチ)×2.54cm(1インチ))のために使用されるインク量は、(1440×720)×40×3plと計算される。同様に、通常のインクの100%パッチ(2.54cm(1インチ)×2.54cm(1インチ))のために使用されるインク量は、(720×720)×20×1plと計算される。このため、「WF」は、((1440×720)×40×3)/((720×720)×20×1)=12と計算され得る。
この場合、前述の計算において、白のインクの密度と通常のインクの密度は同一であるものと想定しており、このため、体積だけが計算に使用された。
以下のステップが、前のページで説明された方法(d)に従って印刷された試験パターンから合計インク限度、又はTILを算出するのに使用される。
手順2
ステップ1−たまりになることも、にじむことも、ぼけることもない最大量のインクを有する色つきのパッチを求める。
ステップ2−このパッチのために使用されるカラー・インクの%を算出する。この%を「TC」とする。
ステップ3−方法(d)のステップにより、このパッチのために印刷された白のインクの量を算出する。この量を「TW」とする。
ステップ4−パッチを印刷するのに使用されるインクの量と等しい合計インク限度「TIL」が、以下の式を使用することによって算出され得る。すなわち、合計インク(%)=WFTW+TC 式(5)
次に、例えば、インクジェット・プリンタ上で3つのチャネルを使用して白のインクを印刷することを含む事例を考慮されたい。「最適化されるインク」のいずれも含まない3インクの組み合わせが、使用されるべき合計インク限度を表していることが見出される。このパッチに関する通常のカラー・インクの組み合わせが、例えば、150%である。したがって、このため、合計インク限度は、150%+白のインクの合計%である。この事例において3という重み付け係数を想定して、白のインク限度は、3100%ということになる。したがって、合計インク限度(TIL)は、150%+300%=450%ということになる。
このため、そのように算出されたインク限度が、プロファイリングのための線形化及びターゲットのために使用されるべきパッチの生成の際に使用されることになる。印刷のために生成されるパッチごとに使用されるインクの量は、式(5)に従って計算され得る。
白のインクは、色が上に印刷されるアンダーベースとして印刷されることも、カラー・インクと同時に印刷されることも可能であり、又は他の任意の仕方で印刷されることも可能である。
更に、インク限度は、任意のセットの試験チャートによって算出されることが可能である。本明細書の事例では、5%のステップで0%から100%まで変化する背景インクを含むインクの組み合わせを使用して、ブロックを印刷することを選好する。その体積を超えると、インクが広がる、又はたまりになることが始まる合計インク体積を有するブロックを識別する。この合計インク体積が、インク限度となる。
前述したとおり、重み付け係数を使用することによって印刷に関与する白のインクの量を計算するため、及び、その後、関与する合計インク限度を計算するための工程は、白のインクの使用が関与することも、関与しないことも可能であるが、他のいくつかのインクを、インクセットの残りの色より多い割合で使用している、インクセットに関する合計インク限度と算出するのに更に使用され得る。例えば、シアンの2つのチャネル、マゼンタの2つのチャネル、及び黄と黒のチャネルがそれぞれ1つずつ関与する印刷システムを考慮されたい。重み付け係数は、白のインクの場合と全く同様にシアンとマゼンタの両方に個々に適用されることが可能であり、更に合計インク限度が、シアンとマゼンタのインクの重み付けされた合計を黄と黒の重み付けされた合計に加算することによって計算され得る。
更に、合計のインクを計算する際に重み係数を使用するステップは、同一の数のチャネルが印刷のために使用されるものの、個別の色ごとに異なる体積のインクが使用されている状況に拡張され得る。例えば、インクジェット印刷システムにおいて、CMYKインクセットにおける黒色が、40plの液滴サイズを使用しており、更に残りの色が、20plの液滴サイズを使用しているものと想定されたい。印刷が同一の解像度で行われるべきであり、更にインクが同一の密度であるものと想定して、黒のインクに関する重み係数「WF」は、式(4)により、40/20=2であるものと計算され得る。
同様に、この概念は、1つ又は複数の色チャネルを印刷するために使用されるチャネルの数が、その他の色チャネルを印刷するために使用されるチャネルの数より多い状況に拡張され得る。このことは、この場合も、この色に関して、他の色よりも多くのチャネルを使用して、異なる量のインクが施されることをもたらす。例えば、インクジェット印刷システムにおいて、CMYKインクセットにおける黒色が、20plの液滴サイズを使用しているが、印刷のために2つのチャネルを使用しており、更に残りの色が、印刷のためにそれぞれ20plの液滴サイズ及び1つのチャネルを使用しているものと想定されたい。印刷が同一の解像度で行われるべきであり、更にインクが同一の密度であるものと想定して、黒のインクに関する重み係数「WF」は、式(4)により、(20×2)/20=2であると計算され得る。
また、この概念は、インクの異なる組み合わせから生じるインク限度の差が存在する事例、例えば、CMYKインクセットの場合に、CMKとCYKが異なるインク限度を有する事例に適用されることも可能である。この差は、MとYの顔料の添加の差が、この2つのインクの密度の差につながるためであり得る。したがって、これらの差は、より高い密度を有するインクに関して適切な重み係数を計算することによって、同一の絶対スケールに移されることが可能である。
3.印刷応答の線形化又は較正
較正は、定義によれば、デバイスが知られている応答状態に入るようにする工程である。線形化が、この目標を実現する。線形化の工程は、0%から100%まで(又は意図に応じて、他の任意のインク%)に及ぶ、背景インクを含む個々のインクの単一色傾斜を印刷することを含む。これらのパッチは、方法(d)に従って印刷され得る。線形化工程は、プロファイリングのために使用されるインク・モデルに依存して、無視されることも可能である。使用されるインク・モデルがどのようなものであれ、インク・モデルは、本発明の教示に全く影響を及ぼさない。
このように生成された線形化パッチが、色を測定するデバイス(7)を使用して測定され、更に線形化テーブルの生成のためにコントローラ(2)に供給される。
4.プロファイリングのためのターゲット印刷
最後のステップは、プロファイリングのためにターゲットを生成することである。このターゲットの中のパッチが、方法(d)に従って印刷される。
インク限度を超えるインク量を有するパッチは、印刷時に無視されることが可能であり、又はインク限度を超えるインク組み合わせが、プロファイル作成中に無視されることが可能である。このアプローチがどのようなものであれ、このアプローチは、本発明の教示に影響を及ぼさない。
インク限度、線形化、及びプロファイリングを算出するステップは、最終用途に対する適合性に依存して、任意のインク・モデル、又は任意のターゲットを用いて実施され得る。しかし、このことは、本発明の教示に全く影響を及ぼさない。
5.ターゲットの測定、及びプロファイル生成
前述のステップ4中に生成されたターゲットが、色を測定するデバイス(7)を使用して測定され、更に色プロファイルの生成のためにコントローラ(2)に供給される。
プロファイリングは、インク値の知られているセットから所与のセットのインク、媒体、及び印刷モードに関する色プロファイルを作成することを含む。一般に、色プロファイルは、色値を入力色空間から出力色空間に変換するのに使用される色ルックアップ・テーブル又は他の任意の適切な機能/表現である。例えば、入力色空間は、CIE L色空間であることが可能であり、更に出力色空間は、CMYKのようなデバイス色空間であること、又は、本発明の脈絡においてより詳細には、CMYK+背景インク、若しくはCMY+黒の背景インクのようなインクセット+背景インクであることが可能である。
本発明によって教示される方法は、一般的に応用性を失うことなしに、線形化及び色プロファイル生成に関する選択の任意の特定の方法で実施され得る。本発明と同一の結果を実現する本発明の教示の変形が実施され得ることが当業者には認識可能であろう。そのような変形もまた、本発明の範囲に含まれる。
図7〜図10は、本発明の方法を使用して印刷された様々なターゲットを示す。これらのターゲットは、黒の背景上に印刷され、背景の黒色は、「背景インク」として、印刷のためにCMYインクセット及び白のインクと一緒に使用される。
図7は、本発明に従って印刷されたオプションの白の線形化ターゲットの実例を示す。
図8は、本発明に従って印刷された線形化ターゲットの実例を示す。
図9は、本発明の方法に従って印刷された印刷限度試験の実例を示す。
図10(a)、図10(b)、及び図10(c)は、本発明に従って印刷されたプロファイリングのための例示的なターゲットを示す。
例えば、インクセット及び白のインクを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする本発明の第1の態様は、色つきの背景のために白のアンダーベースを生成する知られている方法の改良を保証する。
参照文献[10]が、黒の背景上に印刷する際に、黒の背景の色を印刷工程に関与するインクとして扱うことによって、白のインクに関して実現され得る非常に大きな節約を示唆する。
参照文献[10]において開示されるとおり、本発明は、第4の態様において、印刷のための同一の知られている装置を適合させる。しかし、引用される発明のコントローラが、白以外の色つきの背景上に印刷することの改良を実現するように、本発明に従って更に変形されている。
図11に示されるとおり、白のインクを用いて色つきの背景上に印刷するための色分離を生成する改良された装置を示す。この装置は、以下を備える。すなわち、
a.入力手段(11)は、色つきの背景上に印刷されるべき画像を表す。この画像は、カラースケール又はグレースケールであり得る。画像(11)の性質は、ベクトル又はビットマップであり得る。また、画像(11)は、透明度情報を含むことも可能である。透明度情報は、或る特定の場所における画像がどれだけ不透明であるかを示す情報である。普及している画像編集ソフトウェアは、この情報を画像の一部分として埋め込む。例えば、アドビ・コーポレーションからのAdobe Photoshopは、この情報を色データと一緒に層として埋め込む。この透明度情報は、一般に、アートワーク・デザインの一部分として画像のデザイナによって生成される。
また、透明度情報は、画像データと一緒に他の仕方で、例えば、画像データの一部分ではない特殊な色として符号化されることも可能である。そのような符号化は、PNG又はGIFのようなファイル・フォーマットによって許される。画像データと一緒に透明度情報を符号化する様々な方法を強調する目的は、画像データと一緒に透明度情報を符号化する様々な手段を例示することである。
透明度の代わりに非常にしばしば使用される別の用語が、不透明度である。実際、不透明度と透明度は、互いの双対であり、更に透明度%=100%−不透明度%という簡単な式によって関連付けられる。したがって、本発明の全体にわたって、透明度と不透明度は、例示するのに適切であると考えられるとおりに使用される語であり、更に前述の式によって互いに関連付けられる。
b.第1のコントローラ(21)は、白のインク、及びカラー・インクの印刷インクセットを使用して、白以外の色つきの背景上に印刷する改良された方法の実施を許す。第1のコントローラ(21)は、白のアンダーベースの自動的な生成がカラー・インクと一緒に使用されて、参照文献[10]に優る改良を実現することを可能にする。このことは、後段でより詳細に説明される。
c.第2のコントローラ(31)は、印刷がオフラインで行われるべき場合、プレートを作成するデバイス又はフィルムを生成するデバイスを構成する。印刷がオンラインで行われるべき場合、このデバイスは、第1のコントローラ(21)によって生成された白のアンダーベース・データ及びカラー・インクのデータに基づく命令を受信する印刷コントローラである。情報のこの受信は、情報が第1のコントローラ(21)によって生成されると、オンライン印刷デバイスに対して即時であることが可能であり、又は格納されて、オンライン印刷デバイスに後に送信されることが可能である。
d.オフライン印刷デバイス及びオンライン印刷デバイス(41)は、本発明において前段で説明された。例えば、オフライン印刷デバイスは、印刷機又はスクリーン印刷機などを含む。オンライン印刷デバイスは、インクジェット・プリンタ、レーザ・プリンタなどのデバイスを含む。
第1のコントローラ(21)が適合されるべき2つの主要な使用事例が存在する。これらを以下に概説する。すなわち、
使用事例1−背景の色が、「背景インク」として扱われる。
使用事例2−背景の色は、「背景インク」として扱われないが、「黒色」は、「白のインクを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする工程」の方法(d)で説明されるとおり、「最適化されるインク」として扱われる。
使用事例1は、更に2つの考慮事項を有し得る。すなわち、
考慮事項1−黒のインクが、「白のインクを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする工程」の方法(d)で説明されるとおり、「最適化されるインク」として扱われる場合。
考慮事項2−黒のインクが、「白のインクを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする工程」の方法(d)で説明されるとおりに「最適化されるインク」としては扱われない場合。
前述した両方の使用事例に関して第1のコントローラ(21)を利用することができるために、画像源の色空間内で背景の色と等価の値を算出することが必要である。
画像源の色空間内で背景の色と等価の値を算出する方法
印刷されるべき各画像は、その画像内の色をどのように解釈すべきかを規定するその画像自らの色空間を有する。参照文献[8][9]を参照されたい。ステップ(5)、前述した「白のインクを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする工程」の「ターゲットの測定、及びプロファイル生成」の結果の一部として生成された色テーブルを使用して、画像色空間の点で背景の色値が算出される。このことは、「背景インク」の値を100%に設定し、更にインクセットの中の残りのインクを0%に設定することによって行われ得る。次に、画像色空間の点で印刷インクセット色空間から背景インクの画像色空間値への逆変換が算出される。そのような変換は、文献[8][9]において非常によく規定されている。
背景の色が画像色空間の外にある場合、画像色空間からの色値は、画像色空間の全体と、背景の色の値とを包含する「第3の色空間」に変換される。この第3の色空間内でこのように表された値は、適切な変換を介してプリンタ・インクセット色空間に結び付けられる。
背景の色に対処するように入力画像色空間が変換を介して結び付けられる、この画像色空間又は第3の色空間は、「入力色空間」と呼ばれる。印刷インクセット色空間は、「出力色空間」と呼ばれる。入力色空間は、適切な変換を介して出力色空間に結び付けられる。
画像は、通常、長方形グリッドとして表され、可変の透明度を有することが可能である。
使用事例1の実施、すなわち、
手順3
ステップ1−印刷されるべきポイントにおける画像の不透明度が0であるかどうかを判定する。「はい」である場合、白のアンダーベースに関する値を「W」=0%として、更に、「P」におけるすべての印刷原色を0%として割り当てる。ステップ12に進み、さもなければ、ステップ2に進む。
ステップ2−前述した「画像源の色空間内で背景の色と等価の値を算出する方法」によって規定されるとおり、入力色空間内で100%の「背景インク」と等価の値を算出する。この値を「BC」と呼ぶ。
ステップ3−画像の色「C」を、画像の「不透明度」情報を、ステップ2で算出された背景の色BCと一緒に使用して合成することによって、分離されるべき最終の色を算出する。以下の式が使用されることになり、もたらされる色「R」=(((100−不透明度))×BC+不透明度×C)/100である。
ステップ4−色「R」を、入力色空間から、印刷原色「P」を表す出力色空間に変換することによって、プリンタ原色を算出する。
ステップ5−黒のインクが、最適化されるインクとして使用される場合、ステップ6に進み、さもなければ、ステップ9に進む。
ステップ6−「P」が、背景の色に関して0%を含み、更に「黒色」に関して0%を含む場合、白のインクの値「W」を100%として割り当て、更にステップ12に進み、さもなければ、ステップ7に進む。
ステップ7−「背景インク」値が0%ではない場合、白のインクに「W」=(100−背景インク)%を割り当てる。ステップ11に進み、さもなければ、ステップ8に進む。
ステップ8−白のインクに「W」=K**×(100−黒のインク)+定数%を割り当てる。「W」の値は、0%から100%までの範囲内に制限される。ステップ12に進む。
ステップ9−「P」が、背景の色に関して0%を含む場合、白のインクの値「W」を100%として割り当て、更にステップ12に進み、さもなければ、ステップ10に進む。
ステップ10−白のインクに「W」=(100−背景インク)%を割り当てる。
ステップ11−0%の「背景インク」値を割り当てる。
ステップ12−現時点で、印刷インク原色の値、及び印刷されるべき白のインクの値を得ている。次に、白のインクのこの値が、印刷工程に基づいて、例えば、3つのチャネルなどを使用して、正しい量を適切に印刷するのに使用され得る。
「定数」は、0%から100%まで範囲内の値であり得る。
** 「K」は、必要性に基づいて任意の実数をとることが可能であり、通常、1である。
説明的な実例
− RGBが入力空間であり、「BC」=RGB(255,85,0)と規定された入力空間内の値を有する背景の色「オレンジ色」を考慮されたい。
− Oが、「背景インク」、「オレンジ色」である、インクセット/プリンタ原色CMYKO。
− 0であるものと想定される「定数」の値。
− 1であるものと想定される「K」の値。
実例1−「C」(R,G,B)=(255,0,0)及び不透明度100%と規定された赤色を考慮する。
前述したとおり、「手順3」のステップを実行して、以下の結果が観察される。すなわち、
ステップ1−0でない不透明度、色「C」が、処理のために考慮される。
ステップ2−背景の色「BC」=RGB(255,85,0)
ステップ3−色「R」を、「C」及び不透明度から、R=(((100−100)×(255,85,0))+(100×(255,0,0)))/100として計算して、「R」=RGB(255,0,0)を得る。
ステップ4〜ステップ12−ステップ4からステップ12までを適宜、実行して、白のインク値「W」が、10%と計算され、更にプリンタ原色「P」がCMYKO(0,80,0,0,0)として計算される。
実例2−「C」(R,G,B)=(255,0,0)及び不透明度0%と規定された赤色を考慮する。
「手順3」のステップを実行して、以下の結果が観察される。すなわち、
ステップ1−0の不透明度、したがって、そのポイントで白のアンダーベース「W」に0%の値を割り当て、更にプリンタ原色「P」をCMYKO(0,0,0,0,0)として割り当てる。
実例3−「C」(R,G,B)=(255,0,0)及び不透明度70%と規定された赤色を考慮する。
「手順3」のステップを実行して、以下の結果が観察される。すなわち、
ステップ1−0でない透明度、色「C」が、処理のために考慮される。
ステップ2−背景の色「BC」=RGB(255,85,0)
ステップ3−色「R」を、「C」及び不透明度から、R=(((100−70)×(255,85,0))+(70×(255,0,0)))/100として計算して、「R」=RGB(255,25.5,0)を得る。
ステップ4〜ステップ12−ステップ4からステップ12までを適宜、実行して、白のインク値「W」が、5%と計算され、更にプリンタ原色「P」がCMYKO(0,65,0,0,0)として計算される。
実例4−「C」(R,G,B)=(140,33,37)及び不透明度100%と規定された暗い赤色を考慮する。
実施例1のステップを実行して、以下の結果が観察される。すなわち、
ステップ1−0でない透明度、色「C」が、処理のために考慮される。
ステップ2−背景の色「BC」=RGB(255,85,0)
ステップ3−色「R」を、「C」及び不透明度から、R=(((100−100)×(255,85,0))+(100×(140,33,37)))/100として計算して、「R」=RGB(140,33,37)を得る。
ステップ4〜ステップ12−ステップ4からステップ12までを適宜、実行して、白のインク値「W」が、50%と計算され、更にプリンタ原色「P」がCMYKO(24,32,24,21,0)として計算される。
使用事例2の実施、すなわち、
手順4
ステップ1−印刷されるべきポイントにおける画像の不透明度が0であるかどうかを判定する。「はい」である場合、白のアンダーベースに関する値を「W」=0%として、更に、「P」におけるすべての印刷原色を0%として割り当てる。ステップ5に進み、さもなければ、ステップ2に進む。
ステップ2−画像の色「C」を、「WC」が、入力色空間内で規定された白の色である以下の式、もたらされる色「R」=(((100−不透明度))×WC+不透明度×C)/100を使用して、画像の「不透明度」情報を白色「WC」と一緒に使用して合成することによって、分離されるべき最終の色を算出する。
ステップ3−色「R」を、入力色空間から、印刷原色「P」を表す出力色空間に変換することによって、プリンタ原色を算出する。
ステップ4−「黒のインク」に基づいて白のインクのパーセンテージ「TW」を計算する。「TW」=K**×(100−黒のインク)+定数%。「TW」の値は、0%から100%までの範囲内に制限される。次に、「W」=((不透明度×TW)/100)%を使用するように最終の白のインクのパーセンテージの値を計算する。
ステップ5−現時点で、印刷インク原色「P」の値、及び印刷されるべき白のインクの値「W」を得ている。次に、白のインクのこの値が、印刷工程に基づいて、例えば、3つのチャネルなどを使用して、正しい量を適切に印刷するのに使用され得る。
「定数」は、0%から100%まで範囲内の値であり得る。
** 「K」は、必要性に基づいて任意の実数をとることが可能であり、通常、1である。
説明的な実例
− インクセット/プリンタ原色CMYK。
− 入力色空間RGB。RGB入力色空間の場合、白色「WC」は、RGB(255,255,255)によって表される。
− 0であるものと想定される「定数」の値。
− 1であるものと想定される「K」の値。
実例1−「C」(R,G,B)=(255,0,0)及び不透明度100%と規定された赤色を考慮する。
「手順4」のステップを実行して、以下の結果が観察される。すなわち、
ステップ1−0でない不透明度、色「C」が、処理のために考慮される。
ステップ2−色「R」を、「C」及び不透明度から、R=((100−100)×(255,255,255)+100×(255,0,0))/100として計算して、「R」=RGB(255,0,0)を得る。
ステップ3〜ステップ5−ステップ3からステップ5までを適宜、実行して、白のインク値「W」が、100%と計算され、更にプリンタ原色「P」がCMYK(0,99,100,0)として計算される。
実例2−「C」(R,G,B)=(255,0,0)及び不透明度0%と規定された赤色を考慮する。
「手順4」のステップを実行して、以下の結果が観察される。すなわち、
ステップ1−0の不透明度、したがって、そのポイントで白のアンダーベース「W」に0%の値を割り当て、更にプリンタ原色「P」をCMYK(0,0,0,0)として割り当てる。
実例3−「C」(R,G,B)=(255,0,0)及び不透明度50%と規定された赤色を考慮する。
「手順4」のステップを実行して、以下の結果が観察される。すなわち、
ステップ1−0でない不透明度、色「C」が、処理のために考慮される。
ステップ2−色「R」を、「C」及び不透明度から、R=((100−50)×(255,255,255)+50×(255,0,0))/100として計算して、「R」=RGB(255,127.5,127.5)を得る。
ステップ3〜ステップ5−ステップ3からステップ5までを適宜、実行して、白のインク値「W」が、50%と計算され、更にプリンタ原色「P」がCMYK(0,64,39,0)として計算される。
実例4−「C」(R,G,B)=(0,104,34)及び不透明度100%と規定された暗い緑色を考慮する。
「手順4」のステップを実行して、以下の結果が観察される。すなわち、
ステップ1−0でない透明度、したがって、色「C」が、処理のために考慮される。
ステップ2−色「R」を、「C」及び不透明度から、R=((100−100)×(255,255,255)+100×(0,104,34))/100として計算して、「R」=RGB(0,104,34)を得る。
ステップ3〜ステップ5−ステップ3からステップ5までを適宜、実行して、白のインク値「W」が、74%と計算され、更にプリンタ原色「P」がCMYK(89,33,100,26)として計算される。
実施
そのようなシステム(本発明の両方の部分)は、任意の印刷デバイス内の組み込まれたシステムとして、又はマイクロプロセッサを有する、若しくは計算能力を有する色を測定するデバイスとして、又はコンピューティング・デバイス若しくはPDAを使用して実施され得る。実施の好ましい方法は、図1の入力(1)及び出力(3)ブロック、及び図11の入力(11)及びコントローラ2(31)として言及されるデバイスとインターフェースをとることが可能な、又は単独で機能して、更にデータ格納デバイス又はデータ送信デバイスによって図1の入力(1)及び出力(3)ブロック、及び図11のコントローラ2(31)とインターフェースをとることが可能なコンピュータ・システムである。
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Claims (25)

  1. インクセット、白のインク、及び印刷するためのオンライン印刷デバイス又はオフライン印刷デバイスを使用して、色つきの媒体を較正するため、及びプロファイリングするための組み込まれたシステムであって、
    インクセット、白のインク、及びオフライン印刷デバイス又はオンライン印刷デバイスを使用して、前記色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングするのに要求されるターゲットを生成すること、適合させること、及び印刷することができ、印刷することは、前記色つきの媒体上に印刷されるべき前記ターゲットに関して、白のインクのデータ、及び印刷インクセットに関する適切な分離の生成を含む、埋め込まれた装置と、
    第1の態様において、オフライン印刷に関してプレートを作成する手段又はフィルムを生成する手段の役割をすることができ、更に第2の態様において、オンライン印刷に関して印刷コントローラの役割をすることができる二重に動作するデバイスと、
    オフライン印刷が適合される場合に、オフセット印刷デバイス及びスクリーン印刷デバイスから成る群から選択された、更に/又はオンライン印刷が用いられる場合に、インクジェット・プリンタ及びレーザ・プリンタを含む群から選択された印刷デバイスとを備えるシステム。
  2. 前記埋め込まれた装置は、前記ターゲットを読み取り、更に前記ターゲットの前記読み取られた値を使用して、較正データ及び/又は色プロファイルを生成することを可能にされる請求項1に記載のシステム。
  3. 印刷の工程において、白のインクを適合させることによって、前記色つきの基体が、「背景インク」と呼ばれるインクとして関与することを可能にし、前記適合が、式、背景インク%=(100−白のインク)%によって規定される請求項1に記載のシステム。
  4. 前記色つきの背景は、前記印刷工程においてインクとして適合される請求項1又は2に記載のシステム。
  5. 色つきの基体の上に「黒のインク」を印刷する際、白のインクの使用可能な量が、式、白のインク%=K×(100−黒のインク)%+定数によって算出され、
    ただし、
    「K」は、任意の実数をとることが可能な重みであり、
    「定数」は、0%から100%までの範囲内の値であることが可能であり、
    更に、そのように計算された白のインクの値は、0%から100%までの範囲内に限定される請求項1から4までのいずれか一項に記載のシステム。
  6. 「黒のインク」と前記「背景インク」がともに同一の場所に塗布される場合、施されるべき白のインクの量を算出する式、白のインク%=(100−背景インク)%が適合される請求項1に記載のシステム。
  7. 背景インクと前記黒のインクがともに同一の場所で使用される場合、白のインクの使用は、白のインク%=(100−背景インク)%という式を適合させることによって最適化される請求項1に記載のシステム。
  8. 前記埋め込まれた装置が、
    入力デバイス(1)と、
    出力デバイス(3)と、
    コントローラ(2)と
    を備える請求項1に記載のシステム。
  9. 前記入力デバイス(1)は、
    白以外の任意の色を有する基体(4)と、
    白のインク(5)と、
    インクセット(6)と、
    前記コントローラ(2)を介して、色つきの媒体上に印刷されたターゲット/出力パッチの色値を測定する色測定手段(7)と
    を備える請求項8に記載のシステム。
  10. 前記出力デバイス(3)は、
    オフライン印刷手段とオンライン印刷手段のいずれかとして選択可能な印刷手段(8)と、
    前記コントローラ(2)によって生成可能であり、更に較正及びプロファイリングのために前記コントローラ(2)に供給されるように前記測定する手段(7)によって読み取り可能である出力パッチ(9)と、
    白のインクを適合させて、色つきの背景上に印刷するために前記較正及びプロファイリングされたインクセット・データを出力することができる線形化テーブル及び色プロファイル(10)と
    を備える請求項8に記載のシステム。
  11. 変更された分離の生成を含む白のインクの層/アンダーベースの自動的な生成に基づいて、色つきの背景上にオンライン印刷又はオフライン印刷するための改良され組み込まれたシステムであって、
    a.画像データと一緒に明示的な形態で、又は暗黙の形態で符号化された透明度情報を含有するカラースケール又はグレースケールのいずれかを構成する、前記色つきの背景上に印刷可能な画像に関する入力データを受け取るための、前記入力データを処理し、変更された分離を含む白の層/アンダーベース情報を出力する改良され埋め込まれた装置と、
    b.第1の態様において、オフライン印刷に関してプレートを作成する手段又はフィルムを生成する手段の役割をすることができ、更に第2の態様において、オンライン印刷に関して印刷コントローラの役割をすることができる二重に動作するデバイスと、
    c.オフライン印刷が適合される場合に、オフセット印刷デバイス及びスクリーン印刷デバイスから成る群から選択された、更に/又はオンライン印刷が用いられる場合に、インクジェット・プリンタ及びレーザ・プリンタを含む群から選択された印刷デバイスと
    を備えるシステム。
  12. 通常のインクから成り、更に「黒のインク」若しくは「背景インク」、又は「黒のインク」と「背景インク」の両方を有するインクセットを使用する印刷の工程において使用されるべき白のインクの量を算出する工程であって、
    印刷されるべきインク組み合わせに、前記「黒のインク」又は「背景インク」が関与するか判定し、答えが「はい」である場合、ステップ2に進み、さもなければステップ8に進むステップ1と、
    前記印刷されるべきインク組み合わせに、「背景インク」だけの使用が関与するか判定し、答えが「はい」である場合、ステップ3に進み、さもなければステップ4に進むステップ2と、
    白のインクのパーセンテージが式、白のインク%=(100−背景インク)%から算出され、ステップ9に進むステップ3と、
    前記印刷されるべきインク組み合わせに、「黒のインク」だけの使用が関与するかを判定し、答えが「はい」である場合、ステップ5に進み、さもなければステップ6に進むステップ4と、
    前記白のインクのパーセンテージが以下の式、すなわち、白のインク%=K×(100−黒のインク)%+定数から算出され、
    「K」は、任意の実数をとることが可能な重みであり、
    「定数」は、0%から100%までの範囲内の値であることが可能であり、
    更に、そのように計算された白のインクの値は、0%から100%までの範囲内に限定され、
    ステップ9に進むステップ5と、
    前記印刷されるべきインク組み合わせに、「黒のインク」と「背景インク」の両方の使用が関与するかを判定し、答えが「はい」である場合、ステップ7に進み、さもなければステップ8に進むステップ6と、
    前記白のインクのパーセンテージが式、白のインク%=(100−背景インク)%から算出され、ステップ9に進むステップ7と、
    前記白のインクのパーセンテージが100%であるステップ8と、
    終了するステップ9と
    を備える工程。
  13. 請求項8の方法によって規定される白のインクの適合を用いてプリンタ上でインクセットを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする工程であって、
    にじむことも、たまりになることも、ぼけることもない最高の総合インク・パーセンテージを有するパッチを識別することを含め、様々なパーセンテージにおけるインクのいくつかの組み合わせで所与のインクセットを使用することにより、複数のパッチ、又はインク限度ターゲットを生成することによってインク限度を算出するステップと、
    様々なパーセンテージの個々のインクでパッチ又は線形化ターゲットを印刷すること、及び測定する手段によりデータを入力して、線形化テーブルを生成することによって、プリンタ応答を線形化する、又は較正するステップと、
    前記プリンタの前記較正された応答を適合させ、更にインク値と生成された色の間の順方向関係の基礎を形成する前記所与のインクセット又はプロファイリング・ターゲットからの様々な知られている組み合わせのパッチを印刷し、前記印刷されたターゲットからの色値は、前記プロファイル作成の工程中に適切なインク・モデルによって使用可能であるステップと、
    前記測定する手段によって前記印刷されたプロファイル・ターゲットから読み取られた色データに基づいて、色プロファイルを生成し、前記色プロファイルは、所与の色とインク・パーセンテージの間の順方向関係及び逆方向関係を規定するステップと
    を備える工程。
  14. 白のインクの前記線形化のステップは、100%から0%までの範囲に及ぶ値で白のインク・チャート又は白のインク線形化ターゲットを印刷すること、及び前記線形の値を白のインクのパーセンテージの非線形の入力値と互いに関係付け、且つ白のインクのパーセンテージの非線形の入力値を前記線形の値と互いに関連付ける白のインク線形化テーブルを生成することを備える請求項13に記載の工程。
  15. 前記インクセットの中のカラー・インクと同一の%値に対する白のインクの%値によって表される値を、絶対的な重量のスケールで等しくする重み付け係数「WF」を計算することをさらに備え、前記重み付け係数は、式、「WF」=(白のインクの100%パッチを印刷するのに使用される重量によるインク量)/(任意の通常のカラー・インクの100%パッチを印刷するのに使用される重量によるインク量)に基づいて評価される請求項13に記載の工程。
  16. 印刷された前記インク限度ターゲットに基づく合計インク限度の計算を備える方法であって、
    前記計算は、
    たまりになることも、にじむことも、ぼけることもない最大限の量のインクを有するカラー・パッチを識別するステップ1と、
    このパッチのために使用されたカラー・インクのパーセンテージを算出し、このパーセンテージを「TC」とするステップ2と、
    請求項8の方法を使用して、このパッチのために印刷された白のインクの量を算出し、この量を「TW」と呼ぶステップ3と、
    請求項16の方法によって計算された「WF」を使用して、合計インク限度「TIL」が、式、TIL%=WF×TW+TCによって規定されるステップ4と
    を備える請求項13に記載の工程。
  17. 白のインクを使用して、色つきの媒体を較正し、更にプロファイリングする工程であって、
    a.印刷中にベタの色つきの背景を、色形成に関与するインクとして使用するステップ、
    b.黒のインクと組み合わせで白のインクを適合させるステップ、
    c.前記媒体上の同一の場所で「黒のインク」と「背景インク」がともに使用される場合、白のインクを適合させるステップ、及び
    d.白のインクを適合させ、更に較正して、プロファイリングするステップを実行するステップ
    のいずれか、又は組み合わせを備える工程。
  18. 入力色空間内で背景の色の値を算出する方法であって、
    前記入力画像空間の色域体積を包含し、更に背景の色が印刷の際にインクとして使用される場合、前記背景の色も包含する色域体積を有する前記「入力色空間」を確立する一方で、そのような入力色空間は、画像色空間、又は前記画像色空間の色域体積をサブセットとして有する任意の色空間であり得るステップ1と、
    印刷のために使用されるインクセットによって規定された「出力色空間」を確立し、そのような色空間は、「背景のインク」及び「黒のインク」を一緒に、又は単独で含みもするステップ2と、
    前記色値を前記入力色空間から前記出力色空間に変換する変換、及び前記出力色空間から前記入力色空間に変換する変換を確立するステップ3と、
    ステップ3の変換を使用して、出力色空間から前記入力色空間への100%の「背景インク」の値を算出するステップ4と
    を備える方法。
  19. 色つきの背景を有する基体上に、背景の色を、黒色の下の白のインクの最適化された被覆と一緒に用いて印刷する際に、「入力色空間」内の所与の入力色「R」から白のインクの量、及び変更されたインク分離を計算する方法であって、
    色値を前記入力色空間から出力色空間に変換する変換を確立するステップ1と、
    ステップ1で確立された前記変換を使用して、前記色「R」を前記入力色空間から前記出力色空間に変換することによって、プリンタ原色「P」を算出するステップ2と、
    「黒のインク」の下で使用されるべき白のインクの量が最適化されるべき場合、ステップ4に進み、さもなければステップ7に進むステップ3と、
    「P」が、0%の「背景インク」、及び0%の「黒のインク」を含む場合、前記白のインクの値「W」を100%として割り当て、更にステップ10に進み、さもなければステップ5に進むステップ4と、
    「P」における前記「背景インク」の値が0%ではない場合、前記白のインクに「W」=(100−背景インク)%を割り当て、ステップ9に進み、さもなければステップ6に進むステップ5と、
    前記白のインクに「W」=K×(100−黒のインク)+定数%を割り当て、ただし、
    「K」は、任意の実数をとることが可能な重みであり、
    「定数」は、0%から100%までの範囲内の値であることが可能であり、
    更に、そのように計算された白のインクの値は、0%から100%までの範囲内に限定され、
    ステップ10に進むステップ6と、
    「P」が0%の背景インクを含む場合、前記白のインクの値「W」を100%として割り当て、更にステップ10に進み、さもなければステップ8に進むステップ7と、
    前記白のインクに「W」=(100−背景インク)%を割り当てるステップ8と、
    「P」において前記「背景インク」に0%の値を割り当てるステップ9と、
    印刷原色の値が「P」によって表され、更に白のインクが「W」によって表されるステップ10と
    を備える方法。
  20. 所与の画像から白のインクの層/アンダーベースの情報、及び適切なプリンタ原色データを生成して、色つきの背景を有する基体上に、背景の色を、黒色の下の白のインクの最適化された被覆と一緒に、色形成に関与するインクとして用いて印刷することを可能にする方法であって、
    a.前記所与の画像における不透明度データを適合させることによって、白のインクを生成するために適用可能な、又は破棄可能なピクセルを識別し、破棄可能なピクセルに関して、印刷原色「P」のセットは、0の値を有し、更に白のインク「W」は、0の値を有するステップと、
    b.請求項21の方法によって規定された入力色空間内の100%の「背景インク」の色値「BC」を計算するステップと、
    c.色値「C」を有する前記適用可能なピクセルに関して、式「R」=(((100−不透明度))×BC+不透明度×C)/100によって規定される原色/色生成に適合されるべき不透明度データに対応する色「R」を計算するステップと、
    d.請求項22によって規定された方法に基づいて、白のインクの層/アンダーベースのデータ「W」を、色「R」に関する変更されたプリンタ原色データと一緒に生成するステップとを備える方法。
  21. 色つきの背景を有する基体上に、黒色の下の白のインクの最適化された被覆だけを用いて印刷する際に、所与の入力色「R」から白のインクの量、及び変更されたインク分離を計算する方法であって、
    色値を入力色空間から出力色空間に変換する変換を確立するステップ1と、
    ステップ1で確立された前記変換を使用して、前記色「R」を前記入力色空間から前記出力色空間に変換することによって、プリンタ原色「P」を算出するステップ2と、
    「P」における「黒のインク」の値に基づいて、前記白のインク「TW」=K×(100−黒のインク)+定数%を計算し、ただし、
    「K」は、任意の実数をとることが可能な重みであり、
    「定数」は、0%から100%までの範囲内の値であることが可能であり、
    更に、そのように計算された「白のインク」の値「TW」は、0%から100%までの範囲内に限定され、
    次に、使用されるべき白のインクの最終的な値を「W」=((不透明度×TW)/100)%として計算するステップ3と、
    印刷原色の値が「P」によって表され、更に白のインクが「W」によって表されるステップ4と
    を備える方法。
  22. 所与の画像から白のインクの層/アンダーベースの情報、及び適切なプリンタ原色データを生成して、色つきの背景を有する基体上に、黒色の下の白のインクの最適化された被覆を用いて印刷することを可能にする方法であって、
    a.前記所与の画像における不透明度データを適合させることによって、白のインクを生成するために適用可能な、又は破棄可能なピクセルを識別し、破棄可能なピクセルに関して、印刷原色「P」のセットは、0の値を有し、更に白のインク「W」は、0の値を有するステップと、
    b.入力色空間内で白色の値「WC」を求め、WCは、前記入力色空間内で最も明るい中間色であるステップと、
    c.色値「C」を有する前記適用可能なピクセルに関して、式「R」=(((100−不透明度))×WC+不透明度×C)/100によって規定される原色/色生成に適合されるべき不透明度データに対応する色「R」を計算するステップと、
    d.請求項24によって規定された方法に基づいて、白のインクの層/アンダーベースのデータ「W」を、前記色「R」に関する変更されたプリンタ原色データと一緒に生成するステップとを備える方法。
  23. 前記印刷色/原色は、適合されるプリンタのタイプに基づいて、更にインクとして使用される場合、背景の色にも基づいて、例えば、CMYK、CMYKOG、CMYKOB、CMYKLcLmなど可変であり、更にそれらすべてのプリンタは、黒を前記印刷色/原色として含む請求項20又は22に記載の方法。
  24. 色つきの基体上に白のインクの層/アンダーベースを作成するように前記黒の印刷原色データが、他の印刷色との関係で適合される請求項20に記載の方法。
  25. 色つきの基体上に白のインクの層/アンダーベースを作成するように前記黒の印刷原色データが、他の印刷色との関係で適合される請求項22に記載の方法。

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