JP2014520145A - 染毛剤組成物及びそれを用いて毛髪を染める方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は染料組成物を対象にする。本組成物は、着色剤と、酸化剤と、ペルフルオロ化合物とを含む。本発明は、染料組成物を用いた染毛方法をも対象にする。本方法は、着色剤と、酸化剤と、ペルフルオロ化合物とを混ぜ合わせて着色組成物を形成する工程:この着色組成物を少なくとも1本の毛髪に塗布して、毛髪上で泡を発生させる工程;及び所定時間後に泡を毛髪から除去する工程を含む。
【選択図】なし

Description

液状又はクリーム形態の染毛剤組成物は広く用いられている。しかしながら、当該組成物を頭髪に均等に塗布するのは一般に難しい。特に、消費者は頭髪の根部又は後頭部の毛髪に均等に組成物を自分で塗布する方法に適応しなければならない。多くの製品は泡として毛髪着色製品を放出することによって染毛プロセスを簡単にすることを提案しており、例えば、二部分エアロゾル型及び一部分非エアロゾル型が知られている。シェイカー型容器内で混合した成分の同様の組合せを使用する泡状染毛剤製品も知られている。一般的に、泡状染毛剤製品は界面活性剤と、空気を導入するための機械式ポンプボトル又はシェイカー型混合容器とを用いて、まず泡を作り出してから泡を分配して毛髪に塗布する。
着色する消費者にとって、又は多くの場合は白髪を隠すために必要な根部に、予め形成された泡を塗布するのは困難である。軽くて空気のような泡は、それが触れた最初の領域に即座に染み込み、ある領域は過飽和状態になり、他の領域は飽和に満たない。泡は着色プロセスが完了する前に乾ききってしまうことが多い。これらの理由で、泡状染料を使用する消費者は、染毛の不十分な均一性、ダークエンド(dark ends)、ドライヘア、高レベルの界面活性剤に起因する刺激、並びに不十分な染色堅牢度及び耐久性を訴えている。
従って、家庭での使用に適した染毛剤製品における均一性、耐久性改善、及び低刺激を保証する組成物を用いて染毛するための染毛剤組成物及び方法を提供する必要がある。
発明の概要
本発明は、着色剤と、酸化剤と、ペルフルオロ化合物とを含んでなる染料組成物を対象にする。
本組成物は、任意にコンディショナー、増粘剤、界面活性剤、キレート剤、植物、過酸素化塩漂白剤組成物、極性溶媒、pH調整剤、抗酸化剤、香料、乳白剤及び保存料を含んでよい。
組成物中の着色剤は、酸化染料、直接染料、及びその混合物の少なくとも1種を含むことができる。
本発明は、染毛方法であって、下記工程:
a. 着色剤と、酸化剤と、ペルフルオロ化合物とを容器内で混ぜ合わせて着色組成物を形成する工程;
b. この着色組成物を、該組成物が泡を形成し始める前に少なくとも1本の毛髪に塗布して、この毛髪上で泡を発生させる工程;及び
c. 発生した泡を約10〜約40分後に毛髪から洗い流す工程
を含む方法をも対象にする。
本発明の染毛剤組成物は、毛髪に塗布されるとすぐに泡を発生させる。分配及び塗布されるときは染毛剤組成物は泡形態でないので、該組成物はより容易に毛髪、特に、根部に塗布され、結果として沈着及び均一性が改善され、色落ちが減少する。
発明の詳細な説明
本明細書で使用する用語は、本発明の文脈内、及び各用語を使用する具体的な文脈では、一般的に当該技術におけるそれらの通常の意味を有する。本発明の化合物、組成物、及び方法を記述する際に実務家にさらなる指針並びにそれらをどうやって作り、使用するかを提供するため、特定の用語については以下に、又は本明細書のどこかで検討する。さらに、当然のことながら、同じことを複数の方法で述べることがある。結果として、本明細書で検討するいずれの1つ以上の用語にも二者択一的な言語及び同義語を使用することができ、ある用語を本明細書で詳述又は検討するかどうかを何ら特別に重視すべきでない。本明細書で検討するいずれの用語の例をも含め、本明細書のどこかで実施例を用いるのは単なる例示であり、如何なる場合にも本発明又はいずれの例示用語の範囲及び意味をも限定しない。同様に、本発明は、提示実施例に限定されない。
本明細書では、「約」又は「ほぼ」は一般的に20パーセント以内、好ましくは10パーセント以内を意味するものとする。
本発明は、着色剤と、酸化剤と、ペルフルオロ化合物とを含んでなる染料組成物を対象にする。
ペルフルオロ化合物は、ほぼ室温〜約100℃の沸点と、同一組成物で使用したときに脱イオン水の蒸発速度の2〜100倍の蒸発速度とを有するいずれかの化合物である。
ペルフルオロ化合物の例としては、限定するものではないが、ペルフルオロアルカンがあり、ペルフルオロアルカンは、ペンタフルオロプロパン、エチルペルフルオロブチルエーテル、エチルペルフルオロイソブチルエーテル、ペルフルオロ-2-メチルペンタン、ペルフルオロメチルシクロペンタン、ペルフルオロヘキサン、ペルフルオロイソヘキサン、ペルフルオロメチルシクロヘキサン、ペルフルオロジメチルシクロヘキサン、ペルフルオロヘプタン、1,1-ジクロロ-1-フルオロエタン、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン、メチルノナフルオロブチルエーテル、メチルノナフルオロイソブチルエーテル、1,1,2,2-テトラフルオロメチルエーテル、ノナフルオロ-4(トリフルオロメチル)-3-ペンタノン、及びその混合物から成る群より選択される。
1つの非限定実施形態では、ペルフルオロアルカンはペルフルオロイソヘキサンである。別の非限定実施形態では、ペルフルオロアルカンはペルフルオロ-2-メチルペンタンである。さらに別の非限定実施形態では、ペルフルオロアルカンはペルフルオロヘキサン、ペルフルオロデカリン、及びペンタフルオロプロパンの混合物である。
本染毛剤組成物には、ペルフルオロアルカンを含有する市販のペルフルオロ化合物を使用してよい。例えば、Phoenix Chemical, Inc., Sommervile, New Jerseyから入手可能なPhoenoMulseTM CE-2を本染毛剤組成物のペルフルオロ化合物として使用してよい。PhoenoMulseTM CE-2は、ポリヒドロキシステアリン酸、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸エチルヘキシル、コカミドプロピルPG-ジモニウムクロリドリン酸ナトリウム、ペルフルオロヘキサン、及びブチレングリコールを含有する揮発性ペルフルオロアルカン負荷ミセルエマルションである。当然のことながら本染毛剤組成物に他の市販のペルフルオロ化合物を使用してもよい。
さらなるペルフルオロ化合物としては、メチルペルフルオロイソブチルエーテル及びメチルペルフルオロブチルエーテル(3M Cosmetic Fluid CF-61)、ペルフルオロイソヘキサン(Flutec PC-1 F2 Chemicals)、並びにペルフルオロヘキサン及びペルフルオロデカリン及びペルフルオロプロパン(Fiflow BB 61 Creations Couleurs)がある。
ペルフルオロ化合物は、一般的に約2%w/w〜約40%w/wの量で染毛剤組成物中に存在し、単一のペルフルオロ化合物又はペルフルオロ化合物の組合せで構成され得る。
一実施形態では、酸化剤は過酸化水素を含む。本染毛剤組成物に用いる過酸化水素は過酸化水素の水溶液であってよいが、被包形態等の他の形態で存在することができる。好ましくは酸化剤は約1〜約99%、好ましくは約10〜約99%、さらに好ましくは約60〜約97%の水と、約5〜約25%、好ましくは約6〜約20%の過酸化水素を含む。顕色剤組成物は、一般的に10、20、25、30、又は40体積の酸化剤の形態で販売される。20体積の過酸化水素顕色剤組成物は約6重量%の過酸化水素を含有する。25体積の過酸化水素顕色剤組成物は約7.5%の過酸化水素を含有し、30体積の過酸化水素顕色剤組成物は約9%の過酸化水素を含有し、40体積の顕色剤組成物は約12%の過酸化水素を含有し、過酸化水素の全ての重量百分率は組成物全体の重量による。
好ましくは、酸化剤組成物は、約5〜約50、好ましくは約10〜40体積の過酸化水素を含む。
本発明の酸化剤は、技術上周知の他の酸化剤を含んでもよい。水溶液中で過酸化水素を生じさせ得る無機過酸素物質等の水溶性酸化剤を使用してよい。水溶性過酸素酸化剤は技術上周知であり、無機アルカリ金属過酸化物、例えば過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウム並びに有機過酸化物、例えば過酸化尿素、メラミン過酸化物、並びに無機過水和物塩漂白化合物、例えば過ホウ酸、過炭酸、過リン酸、過ケイ酸、過硫酸等のアルカリ金属塩等が挙げられる。これらの無機過水和物塩は一水和物、四水和物等として組み入れてよい。アルキル及びアリール過酸化物及び/又は過酸化酵素を使用してもよい。所望により2種以上の該酸化剤の混合物を使用することができる。酸化剤は、水溶液で又は使用前に溶かす粉末として提供し得る。さらに、アルカリ金属の臭素酸塩、過酸、及び酸化酵素、例えば過酸化酵素、2電子酸化還元酵素、例えばウリカーゼ、及び4電子酸素添加酵素、例えばラッカーゼを使用してもよい。液体、クリーム中で用いられるいずれの酸化剤又は起泡性染毛剤をも本発明のペルフルオロ化合物と無制限に使用することができる。過酸化水素について上述した濃度で酸化剤を単独で使用してよく、或いは種々の酸化剤の組合せとして使用してもよい。
本染毛剤組成物で用いる毛髪着色剤には、技術上周知のいずれの毛髪着色剤をも含まれる。毛髪着色剤の例としては、限定するものではないが、酸化染料及び直接染料がある。一実施形態では、毛髪着色剤は、酸化染料、直接染料、及びその混合物の少なくとも1種を含む。
酸化染料
酸化染料は、少なくとも1種の初期中間体を含み、任意に、酸化染料の形成のための少なくとも1種の発色剤(coupler)を含んでよい。酸化染料に見られる初期中間体及び任意的な発色剤は一般に所望の色を毛髪に与えるように選択されることに注意する。
初期中間体
初期中間体の適切な範囲は、染毛剤組成物の約0.0001〜約6重量%、好ましくは約0.0005〜約8重量%、さらに好ましくは約0.001〜約8重量%である。
初期中間体は染毛剤での使用に周知であり、下記式のパラ-フェニレンジアミンを含め、オルト若しくはパラ置換アミノフェノール又はフェニレンジアミンが挙げられる。
式中、R1及びR2は、それぞれ独立に水素、C1-6アルキル、又は1つ以上のヒドロキシ、メトキシ、メチルスルホニルアミノ、アミノカルボニル、フリル、無置換フェニル、若しくはアミノ置換フェニル基で置換されたC1-6アルキル置換であり;R3、R4、R5、及びR6は、それぞれ独立に水素、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロゲン、又は1つ以上のヒドロキシ若しくはアミノ基で置換されたC1-6アルキルである。
適切な初期中間体の具体例としては、限定するものではないが、パラ-フェニレンジアミン、2-メチル-1,4-ジアミノベンゼン、2,6-ジメチル-1,4-ジアミノベンゼン、2,5-ジメチル-1,4-ジアミノベンゼン、2,3-ジメチル-1,4-ジアミノベンゼン、2-クロロ-1,4-ジアミノベンゼン、2-メトキシ-1,4-ジアミノベンゼン、1-フェニルアミノ-4-アミノベンゼン、1-ジメチルアミノ-4-アミノベンゼン、1-ジエチルアミノ-4-アミノベンゼン、1-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-4-アミノベンゼン、1-メトキシエチルアミノ-4-アミノベンゼン、2-ヒドロキシメチル-1,4-ジアミノベンゼン、2-ヒドロキシエチル-1,4-ジアミノベンゼン、2-イソプロピル-1,4-ジアミノベンゼン、1-ヒドロキシプロピルアミノ-4-アミノベンゼン、2,6-ジメチル-3-メトキシ-1,4-ジアミノベンゼン、1-アミノ-4-ヒドロキシベンゼン、並びにその誘導体及び酸性又は塩基性塩が挙げられる。
好ましい初期中間体は、p-フェニレンジアミン、p-アミノフェノール、o-アミノフェノール、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、2,5-ジアミノトルエン、1-ヒドロキシエチル-4,5-ジアミノピラゾール、4-アミノ-3-メチルフェノール、6-アミノ-3-メチルフェノール、2-(2-ヒドロキシエチル)-p-フェニルジアミン、テトラ-アミノピリジン、それらの塩及びその混合物である。
発色剤
酸化染料は任意に、初期中間体の約0.0001〜約10重量%、さらに好ましくは約0.0005〜約10重量%、最も好ましくは約0.001〜約8重量%の1種以上の発色剤を含んでよい。適切な発色剤としては、例えば、下記一般式を有するものが挙げられる。
式中、R1は無置換ヒドロキシ若しくはアミノ、又は1つ以上のC1-6ヒドロキシアルキル基で置換されたヒドロキシ若しくはアミノであり、R3及びR5は、それぞれ独立に水素、ヒドロキシ、アミノ、又はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、若しくはC1-6ヒドロキシアルキル基で置換されたアミノであり;かつR2、R4、及びR6は、それぞれ独立に水素、C1-6アルコキシ、C1-6ヒドロキシアルキル、又はC1-6アルキルであるか、或いはR3とR4が一緒にメチレンジオキシ又はエチレンジオキシ基を形成していてもよい。該化合物の例には、フェノール、カテコール、メタ-アミノフェノール、メタ-フェニレンジアミン等のメタ-誘導体があり、これらは無置換でよく、或いはアミノ基又はベンゼン環において、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルアミノ基等で置換されていてもよい。
適切な発色剤としては、m-アミノフェノール、2,4-ジアミノトルエン、4-アミノ-2-ヒドロキシトルエン、フェニルメチルピラゾロン、3,4-メチレンジオキシフェノール、3,4-メチレンジオキシ-1-[(β-ヒドロキシエチル)アミノ]ベンゼン、1-メトキシ-2-アミノ-4-[(β-ヒドロキシエチル)アミノ]ベンゼン、1-ヒドロキシ-3-(ジメチルアミノ)ベンゼン、6-メチル-1-ヒドロキシ-3[(β-ヒドロキシエチル)アミノ]ベンゼン、2,4-ジクロロ-1-ヒドロキシ-3-アミノベンゼン、1-ヒドロキシ-3-(ジエチルアミノ)ベンゼン、1-ヒドロキシ-2-メチル-3-アミノベンゼン、2-クロロ-6-メチル-1-ヒドロキシ-3-アミノベンゼン、1,3-ジアミノベンゼン、6-メトキシ-1,3-ジアミノベンゼン、6-ヒドロキシエトキシ-1,3-ジアミノベンゼン、6-メトキシ-5-エチル-1,3-ジアミノベンゼン、6-エトキシ-1,3-ジアミノベンゼン、1-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-3-アミノベンゼン、2-メチル-1,3-ジアミノベンゼン、6-メトキシ-1-アミノ-3-[(β-ヒドロキシエチル)アミノ]-ベンゼン、6-(β-アミノエトキシ)-1,3-ジアミノベンゼン、6-(β-ヒドロキシエトキシ)-1-アミノ-3-(メチルアミノ)ベンゼン、6-カルボキシメトキシ-1,3-ジアミノベンゼン、6-エトキシ-1-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-3-アミノベンゼン、6-ヒドロキシエチル-1,3-ジアミノベンゼン、1-ヒドロキシ-2-イソプロピル-5-メチルベンゼン、1,3-ジヒドロキシベンゼン、2-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、2-メチル-1,3-ジヒドロキシベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、5,6-ジクロロ-2-メチル-1,3-ジヒドロキシベンゼン、1-ヒドロキシ-3-アミノ-ベンゼン、1-ヒドロキシ-3-(カルバモイルメチルアミノ)ベンゼン、6-ヒドロキシベンゾモルフォリン、4-メチル-2,6-ジヒドロキシピリジン、2,6-ジヒドロキシピリジン、2,6-ジアミノピリジン、6-アミノベンゾモルフォリン、1-フェニル-3-メチル-5-ピラゾロン、1-ヒドロキシナフタレン、1,7-ジヒドロキシナフタレン、1,5-ジヒドロキシナフタレン、5-アミノ-2-メチルフェノール、4-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシインドリン、6-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシインドリン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、及びその混合物が挙げられる。
好ましい発色剤としては、限定するものではないが、レジルシノール、1-ナフトール、2-メチルレゾルシノール、4-アミノ-2-ヒドロキシトルエン、m-アミノフェノール、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、フェニルメチルピラゾロン、2-メチル-5-ヒドロキシエチルアミノフェノール、m-フェニレンジアミン、5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチルフェノール、それらの塩、及びその混合物が挙げられる。
直接染料
本染毛剤組成物に使用する毛髪着色剤は、単独で又は上記酸化染料と組み合わせて使用し得る直接染料を含んでよい。適切な直接染料としては、アゾ又はアントラキノン染料、ニトロ染料(ベンゼン系列のニトロ誘導体を含めて)、分散染料、塩基性染料、酸性染料、メラニン前駆体及びその混合物が挙げられる。
ニトロ染料の例としては、2-ニトロ-パラフェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-パラヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-オルトフェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HCブルーNo. 2、HCオレンジNo. 1、HCレッドNo. 1、HCイエローNo. 2、HCイエローNo. 4、HCイエローNo. 5、HCレッドNo. 3、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-パラフェニレンジアミン、インダミン、インドアニリン、及びインドフェノールが挙げられる。
分散染料の例にはディスパースバイオレットNo. 1、ディスパースブルーNo, 1、及びディスパースブラックNo. 9があり;塩基性染料の例にはベーシックブルーNo. 99、ベーシックブラウンNo. 16、ベーシックブラウンNo. 17、ベーシックレッドNo. 76、ベーシックレッドNo. 51、ベーシックイエローNo. 57、ベーシックイエローNo. 87及びベーシックオレンジNo. 31があり;酸性染料の例にはオレンジNo. 205及びレッドNo. 106がある。
これらの直接染料はその2種以上を組み合わせて使用してよく、或いは直接染料を酸化染料と併用してもよい。染毛剤組成物中の直接染料の適切な量は、0.001%w/w〜約5%w/w、好ましくは約0.01%w/w〜約3%w/wである。
本発明の染毛剤組成物は、美的特性を強化し、毛髪のさらに効果的な着色に寄与する種々の他の成分を含んでよい。他の成分の例として、限定するものではないが、コンディショナー、増粘剤、界面活性剤、キレート剤、植物、過酸素化塩漂白剤組成物、極性溶媒、pH調整剤、抗酸化剤、香料、乳白剤及び保存料が挙げられる。
コンディショナー
染毛剤組成物は、毛髪にコンディショニング効果を及ぼす1種以上のコンディショナーを含有し得る。存在する場合、該コンディショナーは、染毛剤組成物の約0.1〜約30重量%、好ましくは約0.5〜約25重量%、さらに好ましくは約1〜約20重量%に及ぶ1種以上のコンディショナーであってよい。コンディショナーのさらなる例は、米国特許第7,204,861号、欄23〜28及び米国特許第7,566,348号、欄3〜6に記載されており、両特許の内容を参照によりここに援用する。適切なコンディショニング成分の例としては、限定するものではないが、以下に示すもの:ポリクアテルニウム-10、ポリクアテルニウム-28、塩化セトリモニウム、タンパク質、及びアミノ酸が挙げられる。
増粘剤
染毛剤組成物は、毛髪着色剤、酸化剤、及び起泡剤の混合物に起因する組成物の高い粘度を維持するのを助ける1種以上の増粘剤を含有し得る。存在する場合、増粘剤の量は、染毛剤組成物の約0.001〜約10重量%、好ましくは約0.005〜約4重量%、さらに好ましくは約0.05〜5重量%である。
種々の増粘剤が適しており、低融点ワックス、カルボキシビニルポリマー等に加えて、酸化染料組成物に関して上述したものが挙げられる。その内容全体を参照によりここに援用する米国特許第4,240,450号で開示されているもの等の種々の水溶性アニオン性増粘ポリマーも適している。該ポリマーの示唆範囲は、染毛剤組成物の約0.01〜10重量%である。該アニオン性ポリマーの例は、酢酸ビニルとクロトン酸のコポリマー、ビニルエステル又はアクリル酸若しくはメタクリル酸エステルのグラフトコポリマー、イオン型の少なくとも1種のモノマー、非イオン型の少なくとも1種のモノマー、ポリエチレングリコール、及び架橋剤の重合から生じる架橋グラフトコポリマー等である。好ましい増粘剤は、ステアレス(steareth)-10アリルエーテルアクリラートコポリマー等のアクリラートコポリマーである。
参照によりその内容をここに援用する米国特許第7,204,861号、欄17〜22に開示されているもの等の他の増粘剤が本発明の染毛剤組成物で使うのに好適であり得る。
界面活性剤
染毛剤組成物は、それがエマルションである場合に該組成物をエマルション形態で維持するのに役立つか、又は該組成物の起泡能を助け得る1種以上の界面活性剤を含んでよい。適切な界面活性剤には、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等がある。存在する場合、界面活性剤は染毛剤組成物の約0.001〜約50重量%、好ましくは約0.005〜約45重量%、さらに好ましくは約0.1〜約40重量%に及び得る。
非イオン性界面活性剤
存在する場合、非イオン性界面活性剤の示唆範囲は、染毛剤組成物の約0.01〜20重量%、好ましくは約0.05〜約18重量%である。好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコキシル化アルコール又はエーテル、アルコキシル化カルボン酸、ソルビタン誘導体、アルキルポリグルコシド(例えば、デシルグルコシド)、グリセリルエーテル等がある。
好適なアルコキシル化アルコール、又はエーテルは、アルコールとアルキレンオキシド、通常はエチレン若しくはプロピレンエチレンオキシドの反応によって形成される。好ましくは、アルコールは6〜30個の炭素原子及び直鎖又は分岐の飽和又は不飽和炭素鎖を有する脂肪アルコールである。該成分の例としては、ステアリルアルコールとエチレンオキシドの反応によって形成され、反復エチレンオキシド単位の数が2〜30であるステンレス2〜30;オレイルアルコールとエチレンオキシドの反応によって形成され、反復エチレンオキシド単位の数が2〜30であるオレス(Oleth)2-30;セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物とエチレンオキシドの反応によって形成され、分子中の反復エチレンオキシド単位の数が2〜100であるセテアレス(Ceteareth)2〜100;セチルアルコールとエチレンオキシドの反応によって形成され、かつ反復エチレンオキシド単位の数が1〜45であるセテス(Ceteth)1〜45等が挙げられる。
カルボン酸とアルキレンオキシド又はポリマーエーテルとの反応によって形成されるアルコキシル化カルボン酸も非イオン性界面活性剤として適している。結果として生じる生成物は下記一般式を有する。
式中、RCOはカルボン酸エステル基であり、Xは水素又は低級アルキルであり、nは重合したアルコキシ基の数である。ジエルテルの場合、2つのRCO基が同一である必要はない。好ましくは、RはC6-30直鎖又は分岐鎖飽和又は不飽和アルキルであり、nは1〜100である。
種々のタイプのアルコキシル化ソルビタン及びアルコキシル化ソルビタン誘導体も適している。例えば、ソルビタンのアルコキシル化、特に、エトキシル化はポリアルコキシル化ソルビタン誘導体を与える。ポリアルコキシル化ソルビタンのエステル化は、ポリソルベート等のソルビタンエステルを与える。該成分の例としては、ポリソルベート20-85、オレイン酸ソルビタン、パルミチン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ステアリン酸ソルビタン等がある。
アニオン性界面活性剤
使用に適した界面活性剤は、参照によりその内容をここに援用するEP2204160及びEP2204157に例示されている。
所望により染毛剤組成物は1種以上のアニオン性界面活性剤を含有し得る。アニオン性界面活性剤の好ましい範囲は、染毛剤組成物の約0.01〜約25重量%、好ましくは約0.5〜約20重量%、さらに好ましくは約1〜約15重量%である。好適なアニオン性界面活性剤には、一般的に式ROS03M及びRO(C2H4O)xSO3M(式中、Rは、約10〜20個の炭素原子のアルキル又はアルケニルであり、xは1〜約10であり、Mは水溶性カチオン、例えばアンモニウム、ナトリウム、カリウム、又はトリエタノールアミンカチオンである)を有する硫酸アルキル及び硫酸アルキルエーテルがある。
本発明の染毛剤組成物に使用し得る別のタイプのアニオン性界面活性剤は、下記一般式の有機硫酸反応生成物である水溶性塩である。
R1-SO3-M
式中、R1は約8〜約24個の炭素原子、好ましくは12〜約18個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖飽和脂肪族炭化水素基から成る群より選択され;Mはカチオンである。該アニオン性界面活性剤の例は、8〜24個の炭素原子を有するn-パラフィン、α-オレフィン等の炭化水素と、三酸化硫黄等のスルホン化剤との有機硫酸反応生成物の塩である。
イセチオン酸でエステル化され、水酸化ナトリウムで中和された脂肪酸の反応生成物、又はアルカノールアミン若しくは水酸化アンモニウムと反応した脂肪酸の反応生成物もアニオン性界面活性剤として適している。脂肪酸は、例えばヤシ油から誘導され得る。脂肪酸の例としては、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸等もある。
さらに、コハク酸塩及びスクシニメート(succinimate)は好適なアニオン性界面活性剤である。この分類には、N-オクタデシルスルホコハク酸二ナトリウム;N-(1,2-ジカルボキシエチル)-N-オクタデシルスルホコハク酸四ナトリウム;及びナトリウムスルホコハク酸のエステル、例えば、ナトリウムスルホコハク酸のジヘキシルエステル、ナトリウムスルホコハク酸のジオクチルエステル等がある。
他の好適なアニオン性界面活性剤としては、約12〜24個の炭素原子を有するオレフィンスルホン酸塩がある。用語「オレフィンスルホン酸塩」は、錯体を形成していない三酸化硫黄を用いてαオレフィンをスルホン化した後に、この反応で形成されたいずれのスルホンも加水分解されて対応ヒドロキシアルカンスルホン酸塩を与えるような条件で酸反応混合物を中和することによって生成され得る化合物を意味する。オレフィンスルホン酸塩が誘導されるα-オレフィンは、約12〜24個の炭素原子、好ましくは約14〜16個の炭素原子を有するモノオレフィンである。
他の分類の適切なアニオン性有機界面活性剤はβ-アルコキシアルカンスルホン酸塩又はその水溶性セッケン、例えばC10-20脂肪酸の塩、例えばココナツ又は獣脂に基づいたセッケンである。好ましい塩は、アンモニウム塩、カリウム塩、及びナトリウム塩である。
さらに別のアニオン性界面活性剤としては、下記式を有するN-アシルアミノ酸界面活性剤及びその塩(アルカリ、アルカリ土類、及びアンモニウム塩)が挙げられる。
式中、R1はC8-24、好ましくはC10-18アルキル又はアルケニル基であり;R2はH、C1-4アルキル、フェニル、又は-CH2COOMであり;R3はCX2-又はC1-2アルコキシであり、各Xは独立にH又はC1-6アルキル若しくはアルキルエステルであり、nは1〜4であり、MはH又は上述したように塩形成カチオンである。該界面活性剤の例は、N-アシルサルコシナート、例えば好ましくはナトリウム又はカリウム形態のラウロイルサルコシナート、ミリストイルサルコシナート、ココイルサルコシナート、及びオレオイルサルコシナート等;ポリグリセリルアルキルエーテルアセタート塩;及びエーテルアセタート塩である。
カチオン性、双性イオン性又はベタイン界面活性剤
特定タイプの両性、双性イオン性、又はカチオン性界面活性剤を両親媒性表面活性物質として使用してもよい。該界面活性剤の記述は、参照によりその内容全体をここに援用する米国特許第5,843,193号に示されている。存在する場合、カチオン性、双性イオン性又はベタイン界面活性剤の適切な範囲は、染毛剤組成物の約0.1〜15、好ましくは約0.5〜8重量%である。
本発明の組成物に使用できる両性界面活性剤は、一般的に脂肪族二級又は三級アミンの誘導体として記載され、1つの脂肪族基は8〜18個の炭素原子の直鎖又は分岐鎖アルキルであり、他の脂肪族基はアニオン基、例えばカルボキシ、スルホン酸、硫酸、リン酸、又はホスホン酸イオン等を含有する。
好適な両性界面活性剤は、下記一般式を有するイミダゾリニウム化合物であってよい。
式中、R1はC8-22アルキル又はアルケニル、好ましくはC12-16、コカミドプロピルベタインであり;R2は水素又はCH2CO2Mであり、R3はCH2CH2OH又はCH2CH2OCH2CHCOOMであり;R4は水素、CH2CH2OH、又はCH2CH2OCH2CH2COOMであり、ZはCO2M又はCH2CO2Mであり、nは2又は3、好ましくは2であり、Mは水素又はカチオン、例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、又はアルカノールアンモニウムカチオンである。該物質の例は、商標名MIRANOLでMiranol, Inc.により市販されている。
ココアンホカルボキシプロピオナート、ココアンホカルボキシプロピオン酸、ココアンホカルボキシグリシナート、及びココアンホアセタート等のモノカルボキシラート又はジカルボキシラートも好適な両性界面活性剤である。
他のタイプの両性界面活性剤には、下記式:
R-NH(CH2)nCOOM
のアミノアルカノアート又は下記式:
R-N[(CH2)mCOOM]2
のイミノジアルカノアート及びその混合物があり;式中、n及びmは1〜4であり、RはC8-22アルキル又はアルケニルであり、Mは水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムである。該両性界面活性剤の例には商標名MIRATAINEでMiranol, Inc.によって又はDERIPHATでHenkelにより販売されているn-アルキルアミノプロピオナート及びn-アルキルイミノジプロピオナート、例えばN-ラウリル-β-アミノプロピオン酸、N-ラウリル-β-イミノ-ジプロピオン酸、又はその混合物がある。
双性イオン性界面活性剤も本発明の染毛剤組成物で用いるのに適している。該界面活性剤の一般式は以下の通りである。
式中、R2は約8〜約18個の炭素原子のアルキル、アルケニル、又はヒドロキシアルキル基、0〜約10個のエチレンオキシド部分及び0又は1個のグリセリル部分を含み;Yは窒素、リン、及び硫黄原子から成る群より選択され;R3は、約1〜3個の炭素原子を含むアルキル又はモノヒドロキシアルキル基であり;Xは、Yが硫黄原子のときは1であり、Yが窒素又はリン原子のときは2であり;R4は、約1〜約4個の炭素原子のアルキレン又はヒドロキシアルキレンであり、Zは、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスホナート、及びホスファート基から成る群より選択される基である。
双性イオン性界面活性剤としてはベタインがあり、例えばココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルαカルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルビス-(2-ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタイン、ステアリルビス-(2-ヒドロキシプロピル)カルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルγ-カルボキシルエチルベタイン等の高級アルキルベタイン、及びその混合物が挙げられる。スルホベタイン及びアミドベタイン、例えばココジメチルスルホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン等も好適である。
キレート剤
本発明の染毛剤組成物は、組成物の安定性又は効果に及ぼす金属イオンの悪影響を阻止するため金属イオンと錯体を形成して金属イオンを不活化することができる1種以上のキレート剤を約0.0001〜約5重量%、好ましくは約0.0005〜約3重量%、さらに好ましくは約0.001〜約2重量%含有してもよい。特に、キレート剤は水中に見られる金属イオンをキレート化して、これらのイオンが染料の沈着及び毛髪繊維表面との反応を妨害するのを阻止する。好適なキレート剤としては、EDTA及びそのカルシウム、ナトリウム、又はカリウム誘導体、HEDTA、クエン酸ナトリウム、TEA-EDTA等が挙げられる。
植物
本発明の染毛剤組成物は1種以上の植物を含んでよい。好適な植物としては、種々の抽出エキス、例えばヒプネア・ムシホルミス(Hypnea musciformis)、ゲリジエラ・アセロサ(Gellidiela acerosa)、サルガッスム・フィリペンデュラ(Sargassum filipendula)等が挙げられる。
過酸素化塩漂白剤組成物
本発明の染毛剤組成物は、リフティング組成物として、過酸素化塩漂白剤組成物を含んでもよい。漂白剤組成物は粉末、ペースト、クリーム、又は液体の形態であってよい。過酸素化塩組成物は一般的に、毛髪を漂白できる過酸素化塩と、粒子状フィラーと、所望により、無機粒子状着色料との混合物を含む。過酸素化塩組成物の例は、粉末粒子状形態、或いは米国特許第5,888,484号及び米国特許第6,613,311号(両特許の内容全体を参照によりここに援用する)に記載されているようにクリーム又はペーストの形態で見られ得る過硫酸塩組成物である。
過酸素化塩
過酸素化塩組成物は、過酸素化塩組成物全体の約15〜約65重量%、好ましくは約20〜約60重量%、さらに好ましくは約25〜約55重量%の1種以上の無機過酸素化塩を含み、それはアルカリ金属又はアルカリ土類金属の過硫酸塩、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸塩、又は過炭酸塩であってよい。
粒子状フィラー
過酸素化塩組成物は1種以上の粒子状フィラーを含んでよい。好ましくは、過酸素化塩組成物は、過酸素化塩組成物全体の約5〜約60重量%、好ましくは約8〜約55重量%、さらに好ましくは約10〜約50重量%の粒子状フィラーを含む。用語「粒子状フィラー」は、一般に約0.1〜約250ミクロンの粒径を有する不活性な粒子状物質を意味する。粒子状フィラーは体積を与え、かつ過酸素化塩と混合すると、過酸素化塩粒子を希釈する。無機物、無機塩、親水性コロイド、炭水化物、セッケン、アルキル硫酸塩等を含め、種々の粒子状フィラーが適している。
無機物の例として、シリカ、水和シリカ、アルミナ、アタパルジャイト、ベントナイト、酸化カルシウム、チョーク、ダイヤモンド粉末、珪藻土、フラー土(fuller's earth)、ヘクトライト(hectorite)、カオリン、マイカ、酸化マグネシウム、過酸化マグネシウム、モンモリロナイト、軽石、タルク、酸化スズ、ゼオライト、酸化亜鉛等が挙げられる。
好適な親水性コロイドの例として、ヒドロキシエチルセルロース、ローカストビーンガム、マルトデキストリン、メチルセルロース、寒天、デキストラン、硫酸デキストラン、ゼラチン、ペクチン、アルギン酸カリウム、ナトリウムカルボキシメチルキチン、キサンタンガム等が挙げられる。
好適な炭水化物の例として、グルコース、スクロース、マルトース、キシロース、トレハロース等の糖類、及びその誘導体、特に長鎖C14-30脂肪酸の糖エステル、並びにデキストリン、セルロース由来物質、及びその誘導体が挙げられる。
粒子状フィラーとして作用し得るセッケン及びアルキル硫酸塩粒子の例としては、脂肪酸のアルミニウム、ナトリウム、及びカリウム塩、例えばジステアリン酸アルミニウム、イソステアリン酸アルミニウム、ミリスチン酸アルミニウム、ベヘン酸カルシウム、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、獣脂脂肪酸マグネシウム、パルミチン酸カリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等が挙げられる。好適なアルキル硫酸塩としては、ラウリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム等が挙げられる。
無機着色料
所望により、過酸素化塩組成物は、過酸素化塩組成物全体の約0.01〜約2重量%、好ましくは約0.05〜約1重量%、さらに好ましくは約0.1〜約1重量%の無機着色料を含んでよい。無機着色料は、好ましくは粒子状形態であり、粉末組成物にわずかな着色をもたらして、商業目的のために組成物を見て美しくする。過酸素化塩組成物に用いる好ましい無機着色料はウルトラマリンブルーである。
極性溶媒
染毛剤組成物は水以外に種々の極性溶媒を含んでもよく、例えば一価、二価、又は多価アルコール、及び同様の水溶性成分が挙げられる。存在する場合、該極性溶媒は、染毛剤組成物の約0.01〜約25重量%、好ましくは約0.05〜約15重量%、さらに好ましくは約0.1〜約10重量%まで変動し得る。好適な一価アルコールの例には、エタノール、イソプロパノール、ベンジルアルコール、ブタノール、ペンタノール、エトキシエタノール等がある。使用可能な二価、又は多価アルコール、並びに糖その他のタイプの湿潤剤の例としては、グルコース、フルクトース、マンノース、マンニトール、マリトール、ラクチトール、イノシトール等が挙げられる。好適なグリコールとしては、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコール、4〜250の反復エチレングリコール単位を有するポリエチレングリコール、エトキシジグリコール等が挙げられる。これらのタイプのアルコールの多くは、浸透促進剤としても役立ち、湿潤剤として作用して毛幹を膨張させるそれらの傾向に基づいてそれらが初期中間体及び発色剤の毛幹への浸透を促すことを意味する。
本発明の一実施形態では、本組成物は、二価アルコールである1種以上の極性溶媒に加えて水を含む。該実施形態では、染毛剤組成物は約0.001〜約20重量%、好ましくは約0.005〜約10重量%、さらに好ましくは約0.001〜約10重量%の非水極性溶媒を含む。
pH調整剤
本発明の染毛剤組成物は、約7.0〜12.0より高い所望のpH範囲に組成物のpHを調整するための少量の酸又は塩基をさらに含んでよい。好適な酸には、塩酸、リン酸、エリトルビン酸等がある。好適な塩基には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等がある。一級、二級、若しくは三級アミン又はその誘導体、例えばアミノメチルプロパノール、モノエタノールアミン等も適している。pH調整剤の示唆範囲は、染毛剤組成物の約0.0001〜約10重量%、好ましくは約0.00005〜約10重量%、さらに好ましくは約0.0001〜約9重量%である。
保存料
染毛剤組成物は1種以上の保存料を含有してもよい。示唆範囲は、染毛剤組成物の約0.0001〜約8重量%、好ましくは0.0005〜約7重量%、さらに好ましくは約0.001〜約5重量%である。好適な保存料としては、メチル、エチル、及びプロピルパラベン、ヒダントイン等が挙げられる。
抗酸化剤
染毛剤組成物は1種の抗酸化剤又は還元剤をさらに含んでよい。存在する場合、抗酸化剤又は還元剤は、組成物中に染毛剤組成物の約0.1〜約2重量%で存在する。好適な抗酸化剤又は還元剤としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素塩、チオグリコール酸塩、チオ硫酸塩、エリトルビン酸、アスコルビン酸等が挙げられる。
種々の試験を行なって、本発明の染毛剤組成物を用いて着色した毛髪と、他の染毛剤組成物を用いて着色した毛髪を比較することができる。例えば、毛髪の画像を彩度/クロマ(L*a*b*カラースケールを用いて);色相/色調(これもL*a*b*カラースケールを用いて);色の均一性(毛髪の色について典型的に観察されるバンディングムラのピクセルに基づいた評価と、毛髪が経時的に色あせるにつれてバンディング/ストリーキングが悪化したあとの長期的評価とを含む);及び全体的な白髪(L*a*b*カラースケールを用いて、製品で着色されない個別領域の定量化に焦点を絞って)に基づいて分析する。毛髪着色分析の原理は十分に確立しており、http://www.poynton.com/PDFs/coloureq.pdfで入手可能なFordらの“Colour Space Conversions”(1998年8月11)に記載されている。
さらに詳しくは、他の染毛剤組成物を超える本発明の染毛剤組成物の利点を試験するため、下記試験を行なうことができる。
試験に用いる毛髪見本は約1gm、約1.5gm、又は約2gmであってよい。毛髪見本は、ヤクの毛髪、アジア人の毛髪、白人の毛髪、アフリカ人の毛髪、アフリカ系アメリカ人の毛髪、天然の毛髪、全体的又は部分的に(25%、50%、75%、又は95%)白髪であってよい。毛髪は異なる天然色を有し或いは漂白されていてもよい。
各試験では、きれいなガラス板又はラネッタ(Lanetta)カード又は任意の均一な硬い平面と、ボストン・ブラッドリー(Boston-Bradley)調節可能ブレードアプリケーターとを使用してよい。染毛剤及び酸化剤を約0.1gm〜約25gmの量の起泡剤又は水と混合する。混合物の適切なサイズのパドル(約25gm)をガラス板又はラネッタカード上に注ぎ、即座に均一フィルムに引き伸ばした。この引き伸ばしたフィルムの上面に毛髪見本をそっと置き、この見本の上面に平棒又は平板を数秒間置いてから除去して毛髪の少なくとも一部が確実に染料と触れるようにする。見本を約25分間維持してから水ですすぐ。毛髪コンディショナーを約2分間塗布し、見本を水ですすぎ、送風で乾かす。
各見本をDatacolor ColorTools QC(バージョン3.0.5)分光比色計で測定してよい。見本の色度(c*)をL*a*b*国際表色系(international color notation system)におけるのa*、b*の値から測定する。色が薄くなる度合は、L(明度)、a(赤色)、及びb(黄色)値の変化から決定される。Datacolor ColorToolsマニュアルの内容全体を参照によりここに援用する。
L*a*b*国際表色系の色を測定するポータブル比色計であるSmartProbe 400で各見本を測定してもよい。色が薄くなる度合は、L(明度)、a(赤色)、及びb(黄色)値の変化から決定される。SmartProbe 400マニュアルの内容全体を参照によりここに援用する。ポータブル比色計SmartProbe 400を作動させる。SmartProbe 400フラットのプローブをキャリブレーションタイルの表面に置き、プローブの側面のボタンを2回クリックする。LEDディスプレイにL、a、bが現れ、機器が較正され、サンプル測定の準備が整う。機器を較正しなければいずれの測定をも行なわず、エラーが発生するであろう。
染毛剤組成物をサロンで試験してもよく、そこでは組成物を毛髪に塗布し、SmartProbe 400を用いて色を評価する。
染毛剤組成物の試験するための別の方法は、Warp Stripe 13 Fiber Fabric, Style #43(Testfabrics, Inc)を用いて、起泡剤を含む場合と含まない場合の染毛剤組成物を評価することである。この試験では、布の1/2インチ(1.27cm)幅の垂直ストリップに、0.1gm〜25gmの量の起泡剤又は水と混合した染毛剤及び酸化剤の混合物3gmを塗る。各混合物をアプリケーター先端で塗布し、布上に25分間とどまらせる。このストリップを垂直に保持し、水でそっとすすぐ。Datacolor ColorTools QC(バージョン1.2.1)分光比色計及び/又はSmartProbe 400でストリップの各色を評価する。着色領域を切り取ってそれを秤量するか又はピクセルをデジタル処理で測定することによって、色で覆われた領域を決定することができる。
本発明は、本発明の染毛剤組成物を用いて毛髪を着色する方法をも対象にする。本方法は、毛髪着色剤と、酸化剤と、ペルフルオロ化合物とを準備する工程;毛髪着色剤と、酸化剤と、ペルフルオロ化合物とを混ぜ合わせて着色組成物を形成する工程;この着色組成物を少なくとも1本の毛髪に塗布し、毛髪上で泡を発生させる工程;及び発生した泡を所定時間後に毛髪から除去する工程を含む。
一実施形態では、着色組成物を所望量の毛髪に塗布し、発生した泡が所望量の毛髪を覆う。別の実施形態では、泡は毛髪上に5〜30分間放置される。
本発明の方法により着色された毛髪は、改善された均一性並びに改善された色堅牢度及び耐久性を示す。
実施例1
8gmの標準的な毛髪着色剤(ダークブラウン)を約8gmの20体積酸化剤及び約2.4gmの起泡剤1と十分に混合した。コントロールは起泡剤の代わりに水を使用した。きれいなガラス板上でボストン・ブラッドリー調節可能ブレードアプリケーターを用いて65ミル(1.65mm)の湿潤フィルムを引き伸ばした。この引き伸ばしたフィルム上面に約1gmのヤクの毛髪トレス(tress)をそっと置いた。このトレスの上面に約33gmの重さの平棒を15秒間置いて除去した。引き伸ばしたフィルム上でトレスを約25分間放置した。次にトレスを水ですすぎ、毛髪コンディショナーを塗布し、コンディショナーを水でトレスから洗い流し、毛髪を送風で乾燥させた。トレスの前後についてトレスの色度を測定し、datacolor ColorTools QC(バージョン3.0.5)分光比色計(その内容全体を参照によりここに援用する)を用いて比較した。CIE La*b*色系におけるa*、b*の値からトレスの色度(c*)を測定した。L(明度)、a(赤色)、及びb(黄色)値の変化から、色が薄くなる度合を測定した。ΔLは均一性の尺度である。結果は以下の通りだった。
起泡剤1:PhoenoMulse CE-2
上記結果は、起泡剤を使用すると、トレスの前部から後部までより均一に染料が沈着することを示す。このことは、起泡剤がない場合に比べて起泡剤がある場合のΔL及びΔE欄の数が小さいことによって証明され、これは起泡剤を含む染料で毛髪トレスがより均一であることを意味する。
CIE1976(pdfとして添付した)に基づいてΔEを計算した。
実施例2
毛髪トレスを実施例1に記載したように着色した。トレスの前後についてトレスの色度を測定し、datacolor ColorTools QC(バージョン3.0.5)分光比色計を用いて比較した。
起泡剤1:PhoenoMulse CE-2
上記結果は、起泡剤を使用すると、多くの染料が沈着し、毛髪が濃くなることを示す。Lの値が低いほど、染毛剤は強力である。起泡剤を含む場合毛髪トレスの前後についてL値が、起泡剤のない場合の対応値より低い。これは、起泡剤があれば毛髪の前部と後部により多くの染料が沈着することを示している。
実施例3
Warp Stripe 13 Fiber Fabric, Style # 43(Test Fabrics, inc)を用いて起泡剤を含む場合と含まない場合の染毛剤を評価した。染毛キットから出した染毛剤と発色剤の混合物3gmを起泡剤(PhoenoMulse CE-1)又は水(18gm)と混合して布の1/2インチ(1.27cm)幅の垂直ストリップに塗った。混合物をアプリケーターの先端で塗布し、布上に25分間とどまらせてから垂直に保持して水でそっとすすいで乾燥させた。着色領域を切り取り、染料で覆われた領域を決定してそれを秤量した。
起泡剤2を含む布の重量 0.69gm
起泡剤2を含まない布の重量 0.51gm
上記結果は、混合物を布に塗布した後、泡が膨張して広い領域を覆うことを示す。
実施例4
以下のように重量損失を測定した。約1gmのヤクの毛髪トレスをペトリ皿に入れた。この毛髪トレスの上面に約8gmのサンプルを添加した。次に毛髪トレスを前後逆にして毛髪トレスの上面に約8gmのサンプルを添加した。30分間又は30分未満でほとんどのサンプルが蒸発した場合はそのときまで、経時的に蒸発したサンプルの量を記録した。総重量損失を蒸発にかかった時間で除すことによって平均重量損失を計算した。より多くの重量損失はペルフルオロ化合物に関連し、最良の着色結果を示すことが分かる。
実施例5
サロン評価:この研究ではサロンパネリストを採用した。染毛剤(競合相手の泡状染毛剤を含めて)を箱に記載の指示通りに塗布した。熟練サロン評価者(専門の格付け検査官)が毛髪の色調、色の均一性、色強度、白髪被覆率、色の深さ、バンデイング量、及び色の鮮やかさについてパネリストの頭を評価した。これらの性状を、1は「不良」の結果を表し、5は「優れた」結果を表す1〜5の尺度に基づいて評価した。評価尺度:1=不良、2=普通、3=良い、4=非常に良い、5=優。
専門の格付け検査官による評価に加えて、CIE La*b*表色系を採用するIMS Inc.によるポータブル比色計SmartProbe 400を用いてパネリストの頭についての比色計測定をも行なった。約2インチ(5.08cm)幅の大量の毛髪を取り;毛髪を黒色の硬質プラスチックボードにぴったり付けて梳かした。毛髪をくしでボードにぴったり付けて適所にしっかり保持した。毛髪の房の根部、中間部及び端部で一直線に測定を行なった。頭の前部、中間部、後部で測定を行なった。前部、中間部及び後部で頭部の両側面について測定値を得た。複数の測定を行ない、平均を結果として用いた。標準偏差を計算した。標準偏差が小さいほど、色の均一性が高い。
CIE 1994(電子化文書として添付)、IMS Inc.によるポータブル比色計SmartProbe 400の較正に基づいて色の差異ΔEを計算した。

Claims (20)

  1. 着色剤と、酸化剤と、ペルフルオロ化合物とを含んでなる組成物。
  2. 前記組成物が任意にコンディショナー、増粘剤、界面活性剤、キレート剤、植物、過酸素化塩漂白剤組成物、極性溶媒、pH調整剤、抗酸化剤、香料、乳白剤及び保存料を含む、請求項1の組成物。
  3. 前記組成物が任意に界面活性剤を含む、請求項2の組成物。
  4. 前記ペルフルオロ化合物がペルフルオロアルカンを含む、請求項1の組成物。
  5. 前記ペルフルオロアルカンがペルフルオロアルカンから成る群より選択され、ペルフルオロアルカンは、ペンタフルオロプロパン、エチルペルフルオロブチルエーテル、エチルペルフルオロイソブチルエーテル、ペルフルオロ-2-メチルペンタン、ペルフルオロメチルシクロペンタン、ペルフルオロヘキサン、ペルフルオロイソヘキサン、ペルフルオロメチルシクロヘキサン、ペルフルオロジメチルシクロヘキサン、ペルフルオロヘプタン、1,1-ジクロロ-1-フルオロエタン、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン、メチルノナフルオロブチルエーテル、メチルノナフルオロイソブチルエーテル、1,1,2,2-テトラフルオロメチルエーテル、ノナフルオロ-4(トリフルオロメチル)-3-ペンタノン、及びその混合物から成る群より選択される、請求項4の組成物。
  6. 前記ペルフルオロアルカンがペルフルオロイソヘキサンである、請求項4の組成物。
  7. 前記ペルフルオロアルカンがペルフルオロ-2-メチルペンタンである、請求項4の組成物。
  8. 前記ペルフルオロアルカンが、ペルフルオロヘキサン、ペルフルオロデカリン、及びペンタフルオロプロパンの混合物である、請求項4の組成物。
  9. 前記ペルフルオロ化合物が前記組成物に約2%w/w〜約40%w/wの量で存在する、請求項1の組成物。
  10. 前記酸化剤が過酸化水素を含む、請求項1の組成物。
  11. 前記酸化剤が前記組成物に約10〜40体積の量で存在する、請求項1の組成物。
  12. 前記着色剤が酸化染料、直接染料、及びその混合物の少なくとも1種を含む、請求項1の組成物。
  13. 前記着色剤が、前記組成物の約0.0001〜約8重量%の量で酸化染料を含む、請求項12の組成物。
  14. 前記着色剤が、前記組成物の約0.001〜約8重量%の量で直接染料を含む、請求項12の組成物。
  15. 染毛方法であって、下記工程:
    a. 着色剤と、酸化剤と、ペルフルオロ化合物とを容器内で混ぜ合わせて着色組成物を形成する工程;
    b. 前記着色組成物を、該組成物が泡を形成し始める前に少なくとも1本の毛髪に塗布して該毛髪上で泡を発生させる工程;及び
    c. 約10〜約40分後に前記泡を前記毛髪から除去する工程
    を含む方法。
  16. 前記着色組成物が、(14a)において混合される、コンディショナー、増粘剤、界面活性剤、キレート剤、植物、過酸素化塩漂白剤組成物、極性溶媒、pH調整剤、抗酸化剤、香料、乳白剤及び保存料を任意に含む、請求項15の方法。
  17. (14a)で任意に界面活性剤が混合される、請求項15の方法。
  18. 前記泡を前記毛髪上に約25分間放置する、請求項15の方法。
  19. 前記酸化剤が過酸化水素を含む、請求項13の方法。
  20. 前記着色剤が酸化染料、直接染料、及びその混合物の少なくとも1種を含む、請求項13の方法。
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