JP2014513801A - 体液における生物の迅速同定 - Google Patents
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Abstract
採取試料の少量部分のオンデマンド試験のために採取試料を保持し、その一方で、試料の残りが随意のさらなる解析のために残される装置が、提供される。オンデマンド試験は、試料の側面に関する比較的即時の情報、例えば微生物の存在、化学的性質、栄養条件、混入物の存在、を提供する。
Description
この出願は、米国仮特許出願第61/482,773号および第61/596,838号の利益を主張する。
本開示は一般に、医薬の分野に関し、およびより詳細には、一定の閾値濃度を上回る細菌タイプを同定することができる装置に関する。
患者が病院または病院の特殊な設備、例えばICU(集中治療室)に入院するとき、彼らは大抵、彼らの血液、尿、皮膚および痰を介した系における感染を生じさせている微生物の存在について試験される。病院プロトコルに応じて、このスクリーニング試験は、病院の種々の診療科への入院により、または、熱、増加した白血球数、変色した痰、膿性痰、減少した酸素化、曇った胸部X線その他を含む感染の臨床的徴候により、完了する。
現在では、痰試料は、気管支鏡検査法、非気管支鏡的気管支肺胞洗浄(BAL)、閉鎖式吸引用カテーテル、開放式吸引用カテーテル、または図1に示したような別の採取器具16を介して、または吐き出された試料から得られる。次いで、試料は大抵、柔軟な管接続12、14またはその他の手段を介して器具16に接続された容器10において保持される。現在の容器は漏出または流出の傾向があり、正確な微生物の存在が未知であるため、関係する医療従事者に懸念を生じさせている。現在の容器からの管の切断もまた、漏出の原因である。
試料を保持する容器は、微生物試験および解析のために臨床細菌学研究室へ運搬される。容器は一般に、ICUから研究室まで空気輸送管システム内を輸送される。時折生じる問題は、輸送されているときに空気輸送管において試料が流出または漏出する場合があるということである。これは、その付随するリスクとともに、空気制御システムを汚染することがあり、輸送されるその他の試料の完全性をリスクにさらし、かつ患者の再度の試料採取を要する。
臨床医が微生物データが戻るのを待ち、かつ患者が感染の臨床的徴候を示している間、一般に実施されることは、感染を生じさせているかもしれないすべての可能性ある生物をカバーするように患者に3〜5個の広域抗生物質を与えることである。これらの抗生物質は、患者に毒性の副作用を有する。例えば、いくつかの抗生物質は、腎臓の機能に害を生じさせ得る。不必要な抗生物質の濫用は、「スーパーバグ」および抗生物質耐性を生じさせることがあり、ヘルスケアにおいてよく公表される問題である。場合によっては不必要かもしれないこれらの抗生物質の使用はまた、病院に大きなコストを負わせる。臨床医はまた、耐性の、または伝染性の高い生物(例えば、MRSAまたはTb)を有することが疑われる患者を隔離し得る。憂慮される生物を保有することが疑われる患者をそのように隔離するためには関連するコストがもちろんある。
医師が受け取る微生物データの第1ラウンドは、グラム染色と呼ばれる。グラム染色は、細菌生物がグラム陰性またはグラム陽性のどちらかの種類であるかどうか、および細菌の形態(すなわち球菌、桿菌など)を同定する。これにより、臨床医が、患者が感染していない生物の種類に影響を及ぼす抗生物質を除去することができる。グラム染色試験は、実施におよそ1時間かかるが、試料の輸送時間および典型的な実験室の残務試験を伴い、大部分のICU臨床医は12〜24時間でグラム染色結果を受け取る。この時間の間、臨床医がグラム染色結果を検討して1〜3個の不必要な広域抗生物質を除去するまで、患者は、上述した3〜5個の広域抗生物質が処方される。
多くの研究において標準的なグラム染色の特異性および感受性が試験され、グラム染色が約80%の感受性および80%の特異性であることが一般的なコンセンサスである。研究室の技術者が顕微鏡下で試料を見て細菌細胞における染色色素の色および位置を同定するので、グラム染色は主観的な試験であり、かつ試験結果は、グラム変動性であり得るし、技術者が細菌のグラム種を同定することができないことを意味する。また、ユーザに依存的な化学的洗浄および色素を含む、グラム染色を完了するためのいくつかの工程がある。これらの工程が十分に追従されない場合、試験はあまり正確ではなくなり得る。グラム染色手順は、以下の工程を一般に含む:1)細菌スメアを有するスライドを染色ラック上に置く、2)クリスタルバイオレットでスライドを1〜2分間染色する、3)染色液を洗い流す、4)スライドをグラムのヨウ素に1〜2分間浸す、5)ヨウ素を洗い流す、6)アセトンでスライドを簡単に(2〜3秒)洗うことによって脱色する、7)スライドを水で完全に洗浄してアセトンを除去する−このステップで遅滞しない、8)スライドをサフラニン対比染色液に2分間浸す、9)水で洗浄する、10)過剰の水を拭き、(Bunsen)炎上で手によって乾燥させる。
医師が受け取る微生物データの第2ラウンドは、微生物特異性と呼ばれる。これらの結果は、通常24〜48時間で得られ、および寒天平板上で生物を培養することを必要とする。微生物特異性は、感染を生じさせている正確な生物(群)および定量的または半定量的な様式においてその生物(群)の濃度を同定する。これらの結果は、臨床医が、広域抗生物質を、感染を生じさせている特異的生物を標的とする抗生物質に変えることを可能にする。臨床医はまた、患者が改善しつつある場合、またはさらなる結果が得られるまで、抗生物質を変えるのを待ってもよい。
医師が受け取る微生物データの第3ラウンドは、抗生物質感受性と呼ばれる。これらの結果は、48〜72時間で得られ、および公知の抗生物質に対して培養した試料を試験して生物の耐性パターンを決定することを必要とする。いったん、どの抗生物質に対して生物が感受性か、またはどの抗生物質が生物(群)を殺すであろうかが分かれば、臨床医は、感染を治療するために、1つまたは少なくとも少数の標的の抗生物質に変更することができる。
従って、採取した試料を保持する装置が、さらにベッドサイドにて行うのに十分簡単なオンデマンドの試験システムにつき試料の一部分を解析して、患者の状態に関するタイムリーな情報を医師に与えるための技術における需要が残されたままである。これは、医師が試験結果を受け取り、かつより優れた抗生物質処方選択肢を作製するのにかかる時間を減少させることになり、それが抗生物質耐性の減少、患者に対する毒性の減少、患者の結果の改善、および適当な治療を始めるまでの時間の節約につながるはずである。
本明細書において考察される困難および問題に対する応答において、本開示は、試料単離およびオンデマンド試験用の装置(「装置」と同等に称する)を提供する。装置は、以下を含む:「試料カップ」または「カップ」と称される、試料を保持するための容器;「試料の一部分」または「試料における一部分」と同等に称される、採取した試料の少量部分のオンデマンド試験のための後述するその他の構成要素;随意のさらなる解析のためのカップにおける残りの試料の保持。オンデマンド試験は、試料の側面に関する比較的即時の情報、例えば微生物の存在、化学的性質、栄養条件、混入物の存在、を提供する。1つの例示的なオンデマンド試験は、グラム陰性細菌の存在、グラム陽性細菌の存在、グラム陰性細菌およびグラム陽性細菌の両方の存在、または細菌が検出されないことを決定するであろう。このような試験は、検出レベルが、感染の一部でない細菌の存在に対する感染を示す特定の細菌濃度閾値(すなわち10^3 cfu/ml)を上回るであろうときに、臨床的に有意なものとして想定される。
この開示によれば、非気管支鏡または気管支鏡の採取器具は、患者から試料、例えば痰を得るために使用してもよい。試料が痰であるとき、採取器具は望ましくはコリナ(corina)の下の、および理想的には第三世代肺葉において試料を得る。このような試料は、本発明の装置のカップ内に堆積する。望ましくは、採取器具は、装置に組み込まれる。試験、並びに試験を完了するために必要なすべての構成要素および添加剤は、二次加工が必要でないように、望ましくは装置内に完全に組み込まれる。添加剤を混合してピペッティングするなどのその他の工程が必要である場合、この試験はベッドサイドにて行うには実用的ではないだろう。
この装置はまた、病院への入院または病院の特殊な病棟への入院時に患者を試験するためのスクリーニングツールとして使用され、患者が臨床的に有意な濃度の細菌によりコロニー形成されているかどうかを決定することができる。この情報は、臨床医が、感染の臨床的徴候が明らかになる前に患者を隔離または治療することを可能にするだろう。この初期の情報はまた、病院が、公式な報告および支払い請求目的のため、患者が院内感染(HAI)を受けたか、または市中感染(CAI)と称される入院前の感染を既に有していたかどうかを決定するのを補助し得る。
装置が機能する一般的な様式は、以下の通りである:望ましくは装置に付着された、サンプリングカテーテルもしくは気管支鏡またはその他の手段を介して得られた試料がカップ内に堆積される;あらかじめ定めた試料部分の容積を定義するチャンバーに試料の一部分を入れ、試料部分を試料の残部から単離して、その結果、試料の残りが随意のさらなる試験のために採取されるように残される;単離された試料部分はアッセイアセンブリーの方へ送られ、そして必要であれば、添加剤(例えば溶解させるため)を有するか、または添加剤を添加する;試料部分および任意の添加剤を、試験を行うアッセイアセンブリーに向ける;試験終了後、検出器は、外部から目で見えるディスプレイに試験の結果を伝える。
添加剤および試料部分は、望ましくは十分に混合され、およびこれは、機械式ボタンもしくはスライドすることによって、またはさらなるボタンを押すこと、受動的およびまたは能動的な弁、機械式モーター、もしくはその他の手段を介して作動されること、および時間を定めることができる。このような混合はまた、試料部分および添加剤を共通の出入り口を通してアッセイアセンブリーに同時に導くことによって行ってもよい。いったん随意の添加剤および試料部分が混合されると、これらは送られてアッセイアセンブリーに直接接触する。装置は、あらかじめ定めた期間に、アッセイアセンブリーに対する試料部分および任意の必要な混合された添加剤の適切な曝露を可能にし、アッセイアセンブリーを通って混合された添加剤とともに試料部分の一部を確実に輸送させる。このような期間の例は、好ましくは30分未満であるが、望ましくは約15分以内である。その期間の終わりに、検出器は、アッセイアセンブリーにおける比色、蛍光、磁気またはその他の試験結果の発現における変化を検出してもよい。検出器は、外部の視覚化のためにディスプレイに結果を出力する。装置での使用に適している検出器の例は、特定の強度範囲における反射光の変化をスキャンする光学的検出器である。このような検出器を使用するとき、スキャンされた試験発現の強度は、ディスプレイへの出力を決定する重要な要素である;スキャンされた強度が特定の範囲外にあるときに、このような検出器は検出器が、誤った結果、例えば試験のわずかな交差反応を出力することを防止するようにプログラムされる。ディスプレイは、ユーザ(例えば看護士または呼吸器のセラピスト)が試験結果を解釈する際に主観性を有しないように、重要である。
信頼できる試料および迅速なベッドサイドでの結果を提供することによって、この装置は、臨床医が患者に対し処方する最初の抗生物質を場合によってはより少なくすることができ、従って、患者に対する毒性を減少させ、抗生物質耐性を減少させ、かつ不必要な抗生物質に対する病院費を節約することを可能にする。
この装置の機械的構成要素は、試料を含有し、試料の一部分を分離し、試料部分に随意の添加剤を添加し、特定された遅滞時間で随意に待機し、そして次いで、試料部分および添加剤をアッセイアセンブリーへ送るために必要とされる。液体の分離およびバイオハザードの曝露の予防を提供するための密閉は、すべての工程において、つきまとうであろう。加えて、製品は望ましくは1〜2年の貯蔵寿命(アッセイアセンブリーに依存的)を有し、それにはシール性能および早まった液体移動の予防のための解決策が必要である。最後に、臨床医は、装置を作動するために単一動作を行うことを好み、かつ2つ以上の動作を行わないことを好む。
必要に応じてさらなる試験のために試料の残りを保存するため、カップにおける試料の残りから試験される試料の一部分を分離することは、重要である。カップおよびチャンバーが液体連通されている間の〜1〜5mlの試料の一部分の試料チャンバー内への移動は、重力、吸引またはその他の手段によって達成することができる。重力は、試料の粘性によっては妥当なアプローチであり得る。さらに後述するように、吸引もまた使用してもよい。両アプローチとも、許容される容積測定精度を有することが予想される。いったん、試料部分がチャンバーに入れば、チャンバーとカップとの間の液体連通は切断されてもよい。チャンバーにおける試料部分は、例えば、一方向の(逆止め)弁によって、またはカップから離れるチャンバーの移動によって、カップに残っている試料から単離されてもよい。フィルタは、試料部分から粒子および痰のかたまりを濾過して除くために、カップとチャンバーとの間に存在することができる。
いくつかの実施形態において、細菌細胞の溶解を助けるため、およびpH制御およびその種の他の物のために、添加剤を添加してもよい。可能な添加剤は、細菌溶解試薬、緩衝液、洗浄剤、トリス-緩衝食塩水、ウシ血清アルブミン、pH調節剤およびそれらの組み合わせを含む。試料部分と混合する添加剤の収納には、最高2年の貯蔵寿命のために、添加剤が含有される物の透過性を対象とする意図的な設計の検討が必要とされる。このような添加剤の漏出を最小限にすることは、容積測定精度にとって重要であり(例:4:1の添加剤/試料比率に制御する)、そしてまた、水の移動および蒸発を制限する。フィルムまたはホイル積層パケットは、このような添加剤を含有する1つの方法である。しかし、パケットは、その中身を完全に空にできるように適切に開けることが困難である。パケットの中身の移動に付随したガス抜きの問題もまた、問題を含むことがある(例えばエラストマーブラダーを用いる)。加えて、このような添加剤のまわりの封構造に穴をあける開口部を封止するための逆止め弁の使用は、適切な透過障壁を提供するとは予想されない。1つのアプローチは、添加剤を貯蔵する比較的厚い壁の円筒状シェルの各末端に液体不浸透性のピストンを使用することである。概算推定は、添加剤のまわりの2 1/2mmポリプロピレンまたはポリエチレンの封壁が3年にわたってこれらを適切に維持することができたことを示す。
添加剤が試料部分と混合し、かつ溶解させるために提供されるとき、アッセイアセンブリーへのこれらの送達前に5分までの遅滞が予測されてもよい。加えて、2つ以上の添加剤が必要である場合、遅滞時間はそれぞれの添加剤について異なり得る。遅滞を作り出すための2つの適したアプローチは、機械式タイマーまたは電子タイマーである。機械式タイマーは、クロックタイプ装置(例えば、玩具に見られる巻上げ式機構)または流体圧/減衰特徴の制限(例えば、開口部を通して流れる粘性の液体)であることができる。電子タイマーの例は、解析モジュールに組み込まれるマイクロプロセッサであり、タイミングの制御はソフトウェアによって扱われる。
いくつかの実施形態において、試料部分に複数の添加剤を添加することが所望されてもよい。このような場合において、添加剤は、混合されたときに不適合性であってもよく、または迅速に分解してもよいので、共に混合されたときの両方の添加剤のための単一の封構造は、貯蔵寿命の優先度を損ない得る。このタイプの実施形態のためには、ピストンは、試料部分に第1の1つの添加剤、そして次いで第2の添加剤(または第3、その他)を送達するように設計されていてもよい。添加剤のこの経時的な送達は、添加剤の不適合性の問題を回避するだろう。
添加剤のための封構造の変形例は、添加剤をアッセイアセンブリーの一部に直接的に適用することである。例えば、添加剤は、例えば横流型分析条片に液として適用することができ、かつ乾燥させることが可能である。乾燥した添加剤の残留物は、試料の一部分が送達されるときに試料の一部分に接触してもよく、そして次いでアッセイアセンブリーに接触する前に試料の一部分と混合される添加剤と同じ様式において機能することができる。
アッセイアセンブリーに試料部分および/または添加剤を輸送するためには、多くの適当なアプローチがある。一つの実施形態は、試料部分を引いて添加剤と接触させるようにピストンを移動することを含む。添加剤を含有するためにフィルムまたはホイル封止を使用する場合、穴あけおよびガス抜きを一連の動作に組み込まなければならない。加えて、試料部分の輸送の間に絶対的な封止を確立することが重要である。ピストンの作動は、小さなモーター(親ねじまたはラックピニオンを有する)によって駆動させることができ、ばねを解放することによることができ、またはプランジャーハンドルの手動プッシュによることができる。ガス抜きを可能にする(しかし液が逃がさない)ために、浸透膜もまた、チャンバー上に必要であってもよい。
装置の一つの用途は、適したアッセイアセンブリーを利用するときに、試料をグラム陽性、グラム陰性または両方として分類することである。例示的なアッセイアセンブリーは、特定の細菌(シュードモナス属(Pseudomonas)、クレブシエラ属(Klebsiella)など)、細菌対耐性株(MRSA、Staphなど)、特定のタンパク質、ウイルス、カビ、酵母、真菌および酵素を試験し得る酵素結合抗体免疫吸着アッセイ(ELISA)試験、横流型分析またはフロースルーアッセイを含む。
ELISA試験は、望ましくは視覚的(比色)シグナルを利用する免疫アッセイ(抗体検出)である横流型分析の試験片(LFA)でもよい。LFAは、細菌が103〜104コロニー形成単位/ミリリットル(cfu/ml)を上回るときに「陽性」の結果となる閾値検出システムを使用する。40nmの金コロイドを検出標識として使用してもよい。細菌の種類に依存して、複数の検体を使用する;グラム陽性についてはリポテイコ酸(LTA)、およびグラム陰性についてはリポ多糖(LPS)。LFAは、2〜4つの試験ラインの間で複数ラインの検出を利用することができる。LFAは通常、1つのコントロールラインを含み、かつ直接の抗原結合またはサンドイッチ複合体でもよい。適した添加剤は、洗浄剤(Tween 20)を有するトリス-緩衝食塩水からなるランニングバッファーであり、かつ非特異的タンパク質(ウシ血清アルブミンすなわちBSA)を装置に組み込んでもよい。検出およびコントロールラインは、望ましくは反射に基づいた測定により読まれる。試験を実行するための合計時間は、望ましくはおよそ15分および望ましくは30分未満である。LFAは、望ましくは表1に指名した仕様を有する。表1の左側カラムにおける項目番号は、横流型分析試験片のために可能な配置を示す図2において見いだし得る。
LFAは、望ましくは、プラスチック筐体に収容されるだろうし、これは装置の組み込まれた部品であってもよい。LFAを通じた液体連通は、不連続な(discreet)膜の物理的な重なりを通じて達成される。膜の間の物理的な接触は、プラスチックピンチポイントを通じて維持されてもよく、これは筐体アセンブリーの一部であってもよい。試料は、LFAとの添加接触の前に、さらなるプロセシング工程を必要としてもよい。このプロセシングは、細菌溶解試薬、洗浄剤およびその他の添加剤の添加を含むことができる。
試料部分のプロセシングに対する代替アプローチは、細胞全体、生きている細菌で試験を実行することを含んでもよい。この場合には、添加剤および混合時間は必要とされず、また試料はアッセイアセンブリーへの添加の前に既知の量にカップに計量させることを必要とするだけである。
可能性のある解決を示す多数の実施形態を下に記述してある。システムレベルの概念に加えて、より具体的な特徴または構成要素に対する付随的な解決が続く。当業者は、システムレベルおよび構成要素レベルが、多くの場合において、技術的なリスク、特徴の要求事項および製品コスト目標に応じて混合すること、適合すること、添加すること、または除去することができることを理解するだろうことに留意すべきである。また、添加剤を必要としないことも可能である。この場合において、少量の試験試料を、なおも以前のようにトラップから取得することが必要とされるであろうが、添加剤と混合する任意の工程を迂回して、即時にアッセイアセンブリーに提示することができる。
以下の構成要素は、図面において見いだされ得る。
電子技術
−このセクションは、アッセイアセンブリーの試験における変化を検出し、かつ試験の結果を臨床医に提供する出力または複数の出力に寄与するための、装置内で利用することができる可能な電子技術および光学技術を記述する。
−このセクションは、アッセイアセンブリーの試験における変化を検出し、かつ試験の結果を臨床医に提供する出力または複数の出力に寄与するための、装置内で利用することができる可能な電子技術および光学技術を記述する。
装置における使用に適していると見られる電子構成要素は、マイクロプロセッサ、ディスプレイ40、LED 22、検出器32、バッテリー36およびその他の受動的構成要素(レジスタおよびコンデンサ)を含み、共通の回路基板34にすべて位置させること、または取り付けることができる。これらの構成要素を個々に以下に記述してある。これらの構成要素は、これらのコスト、サイズおよび製品に対する基本的な適合性により、選択した。
マイクロプロセッサ
−マイクロプロセッサはLED 22、ディスプレイ40および検出器32を制御するソフトウェアを実行する。アッセイアセンブリーに試料フローのタイミングを制御する電子的手段が必要である場合、マイクロプロセッサはその機能をも制御するだろう。主な特徴は、プログラムメモリ、データメモリ、ディスプレイコントロールライン、LEDコントロールラインおよび検出器入力である。マイクロプロセッサは、回路基板34上に位置する。
−マイクロプロセッサはLED 22、ディスプレイ40および検出器32を制御するソフトウェアを実行する。アッセイアセンブリーに試料フローのタイミングを制御する電子的手段が必要である場合、マイクロプロセッサはその機能をも制御するだろう。主な特徴は、プログラムメモリ、データメモリ、ディスプレイコントロールライン、LEDコントロールラインおよび検出器入力である。マイクロプロセッサは、回路基板34上に位置する。
ディスプレイ40
−ディスプレイの機能は、装置の状態およびアッセイアセンブリーの状態について情報をユーザに提供することであり、作動、エラー、グラム陽性、グラム陰性および細菌が存在しないという指標を含む。ディスプレイは、妊娠試験製品において見られるものと同等のサイズの標準的なねじれネマティック(TN)タイプの液晶ディスプレイであることができる。ディスプレイは、マイクロプロセッサ上の出力ピンによって直接駆動することができる。
−ディスプレイの機能は、装置の状態およびアッセイアセンブリーの状態について情報をユーザに提供することであり、作動、エラー、グラム陽性、グラム陰性および細菌が存在しないという指標を含む。ディスプレイは、妊娠試験製品において見られるものと同等のサイズの標準的なねじれネマティック(TN)タイプの液晶ディスプレイであることができる。ディスプレイは、マイクロプロセッサ上の出力ピンによって直接駆動することができる。
LED 22
−発光ダイオードは、アッセイアセンブリーに対して照明を提供する。それは、光検出器がアッセイアセンブリー上の指標を検出するのに十分なSN比を有するように、十分な強度を提供しなければならない。適した市販のLEDは、SMT660部品である。
−発光ダイオードは、アッセイアセンブリーに対して照明を提供する。それは、光検出器がアッセイアセンブリー上の指標を検出するのに十分なSN比を有するように、十分な強度を提供しなければならない。適した市販のLEDは、SMT660部品である。
検出器32
−検出器は、アッセイアセンブリーの感受性領域から、反射光などの、アッセイアセンブリーにおける試験ライン結果の発現における変化を検出する。適した市販の光検出器は、アドバンスドフォトニクス(Advanced Photonix)PDB-C154SMである。
−検出器は、アッセイアセンブリーの感受性領域から、反射光などの、アッセイアセンブリーにおける試験ライン結果の発現における変化を検出する。適した市販の光検出器は、アドバンスドフォトニクス(Advanced Photonix)PDB-C154SMである。
バッテリー36
−バッテリーは、その2年以上の貯蔵寿命にわたって「眠っている」装置を作動するのに十分な能力を供給しなければならないだけでなく、次いで所望の明るさにLEDを駆動するための十分高い電圧で十分な電流を供給しなければならない。小さな、長寿命バッテリー(リチウムコイン電池)は、非常に小さなパッケージにおいてかなりの寿命を提供することができるが、これらは高い内部抵抗を有する傾向がある。この内部抵抗は、大量の電流がLEDまたはモーターに供給されるときに、電圧の有意な低下としてそれ自体が現れる。
−バッテリーは、その2年以上の貯蔵寿命にわたって「眠っている」装置を作動するのに十分な能力を供給しなければならないだけでなく、次いで所望の明るさにLEDを駆動するための十分高い電圧で十分な電流を供給しなければならない。小さな、長寿命バッテリー(リチウムコイン電池)は、非常に小さなパッケージにおいてかなりの寿命を提供することができるが、これらは高い内部抵抗を有する傾向がある。この内部抵抗は、大量の電流がLEDまたはモーターに供給されるときに、電圧の有意な低下としてそれ自体が現れる。
モーター
−モーターは、アッセイアセンブリーの湿潤を作動するために随意に使用されてもよい。その場合は、このモーターは、小さな玩具などにおいて一般に使用される、小さな安価なDCモーターであるだろう。
−モーターは、アッセイアセンブリーの湿潤を作動するために随意に使用されてもよい。その場合は、このモーターは、小さな玩具などにおいて一般に使用される、小さな安価なDCモーターであるだろう。
プリント基板34
−プリント基板は、およそ〜2”x〜1/2”の二面の板でもよい。LCDの取り付けは、選択された取り付け方法により変わるであろう。これは、ピンで留められ、エラストマーの(Zebrastrip)、またはヒートシールであることができる。
−プリント基板は、およそ〜2”x〜1/2”の二面の板でもよい。LCDの取り付けは、選択された取り付け方法により変わるであろう。これは、ピンで留められ、エラストマーの(Zebrastrip)、またはヒートシールであることができる。
その他−多くの受動的構成要素(コンデンサおよびレジスタ)が、設計において必要であろう。これらのパーツは、非常に低いコストの日用品である傾向がある。
装置の操作は、いくつかの段階に分けることができる。これらの段階は、製造、貯蔵期間、モニタリング、結果の表示および最終期である。製造段階の間、装置は、装置が正確に製造されるかどうかを決定するために請負製造業者によって必要とされる情報を提供することができる。これはすべてのディスプレイアイコンの点灯、LEDの発光その他を含み得る。貯蔵期間の間、装置は、非常に低い電力モードにあり、アッセイアセンブリーを処理する時であることを示す入力を待っている。いったん入力が装置を目覚めさせると、それがディスプレイを作動して、周期的にLEDを発光させ、結果を処理しなければならない。これは、望ましくは装置が結果段階に移行する時間にて約15分間に生じる。結果表示段階の間、装置は、ディスプレイに結果を示すが、検出回路をもはや実行していない。これは、かなりの期間持ちこたえることができる低電力モードである。ある時点にて、装置は、ディスプレイをオフにする最終期段階に移行することができる。
以下の表2は、その操作寿命にわたり装置を実行するために必要なエネルギーの概算を示す。LEDが10%の使用率(1秒につき100ms発光)にて操作され、かつ10mAにて操作されると仮定する。また、マイクロプロセッサが、電力を減少させるために1MHz以下にて実行されると仮定される。これらの仮定では、30mA-Hrsのバッテリー容量を必要とする。この値は、製造時に試験の適切な設計によってかなり減少させることができる(必要な容量のおよそ40%)。また、バッテリーは、電圧を使用可能な値(〜2.4V)より下に落とさずに、少なくとも100msに10mAを供給することができるべきである。
リチウムコイン電池の容量は、2.0Vのカットオフ電圧を仮定して評価される。我々の装置は、〜2.4Vより高く操作する必要があり(パルス電流の効果のため)、従ってバッテリーの容量を30%まで軽減してこの相違を説明することが必要である。リチウムコイン電池のための最善の選択は、CR2025である。それは、160mA-Hr容量(112まで軽減される)を有し、かつLEDによって必要なパルス電流を供給することができる。
モーターが装置における使用のために必要である場合、使用されるバッテリーのタイプの変更が求められるであろう。リチウムコイン電池は、バッテリーによって送達される電流を制限し、かつこれらがモーターを駆動するのを防止し得る、高い内部抵抗を有する。単4形のアルカリ電池は、モーターでの使用のための代替物となる可能性が高い。これらは、電圧の有意な低下なく大量の電流を供給することができる。これらの電池は、装置によって必要とされるよりもかなり多くのエネルギーを有するだろう。これは、それが望まれ、かつ増えるコストの増大が過剰でない場合、バックライトの追加を可能にし得る。これらは、本来リチウムより低電圧であるため(1.5対3.0)、装置において2本の単4バッテリーである必要があるであろう。
[実施形態例1]
この実施形態は、1つの添加剤20、1つのアッセイアセンブリー122、この場合には横流型分析(LFA)条片を利用し、かつユーザが手動で装置に対して動力を適用して装置内で試料、試料部分および添加剤20を適切な位置へと動かすことを必要とする。2つのピストン、上部14および下部16の配置は、アッセイアセンブリー122の方へ試料部分および添加剤20を送る。図3は、本実施形態の可能な例証を示す。図4は、装置の重要な構成要素を示している可能な分解アセンブリーの図を示す。
この実施形態は、1つの添加剤20、1つのアッセイアセンブリー122、この場合には横流型分析(LFA)条片を利用し、かつユーザが手動で装置に対して動力を適用して装置内で試料、試料部分および添加剤20を適切な位置へと動かすことを必要とする。2つのピストン、上部14および下部16の配置は、アッセイアセンブリー122の方へ試料部分および添加剤20を送る。図3は、本実施形態の可能な例証を示す。図4は、装置の重要な構成要素を示している可能な分解アセンブリーの図を示す。
ピストンの1つの移動は、試料部分を引いて添加剤20と接触させる。このピストンの移動は、ユーザの直接の入力(例えばプランジャーハンドルを上げること)であることができ、または小さなモーター(親ねじまたはラックピニオンを有する)によって駆動させることができる。添加剤20は、試料部分と混合するように設計された任意の形状の筐体101内に封される。これおよび以下の実施形態において、ピストンを「押す」とはピストンがカップ102へと下方に移動することを意味し、またピストンを「引く」とはピストンがカップ102から上方に移動することを意味することに留意すべきである。
医学的ユーザ、すなわち臨床医は、現在の実行法を介して試料を取得し、そして試料はカップ102内に堆積する。臨床医は、必要に応じて装置を穏やかに振盪し、試料カップ102において均一に試料を作製するのを補助してもよい。臨床医はハンドル12を引き上げ、上部ピストン14を上方へ動かし、かつそれで下部ピストン16、並びに上部ピストン14と下部ピストン16との間のスペースにおいて初めに封されていた添加剤20を吸引するであろう。ピストン間のスペースがチャンバー100を定義する点に留意すべきである。下部ピストン16の移動は、電気接触子を接触させて、電子要素を「目覚めさせる」ことを可能にする。上部ピストン14が密封された逆止め弁18入口を通過すると同時に、下部ピストン16は、激しい停止に衝突する。ピストンの移動の吸引力は、カップ102の底部から逆止め弁18を通じて、そして添加剤20を封するチャンバー100内に、導管13にて試料の一部分を引き上げる。必要に応じて、臨床医は、装置を穏やかに振盪して、試料部分および添加剤20をさらに混合してもよい。臨床医は、ハンドル12を押し下げることができる表示が提供されるまで、ディスプレイ22を見る。ハンドル12が臨床医によって押し下げられるとき、下部ピストン16は排出口24が開放されるまで下に駆動され、ウェル26に流れ込むことが可能になり、ここで試料部分および添加剤20がアッセイアセンブリー122と接触することになる。液は逃がさずに、任意のトラップされた空気を逃がすことを可能にするために、出入り口(図示せず)が提供される。試験が完了するときに、試験結果が示される。ディスプレイは、LED照明と同程度単純であることができ、または液晶画面ディスプレイ22であることができる。
液晶画面を介したディスプレイは、試験の結果を図5A、5Bおよび5Cにおいて示される例につき示してもよいが、任意の選択項目が適切である。図5の例は、試料の一部分がグラム陰性、グラム陽性、両方とも設定した閾値量を超えているかまたはいずれも超えていないことを示し、またシステムでエラーがある場合の状態を含む。エラー状態は、ユーザが所定の時間内で工程を開始することができないとき、または試料がアッセイアセンブリー上の「コントロールライン」を作動することができない場合に、生じ得る。図5A、5Bおよび5Cにおいて、結果を表す種々の方法を示してある。各図面は、一番左にグラム陽性結果、続いてグラム陰性、グラム陽性および陰性の両方が存在すること、グラム陽性も陰性も存在しないこと、そして右にエラーシグナルを示す。
[実施形態例2]
記述する第2の実施形態は、より複雑であり、かつアッセイアセンブリー内に2つの試験を組み込むこと、または2つのアッセイアセンブリー122(1つはグラム陽性(GP)用、もう1つはグラム陰性(GN)用)、並びに2つの液状添加剤20(各アッセイについて1つ)を必要とする。図6は、例示的な装置に組み込まれたこのような特徴の一実施形態の図面である。図7は、図6の実施形態の分解図である。
記述する第2の実施形態は、より複雑であり、かつアッセイアセンブリー内に2つの試験を組み込むこと、または2つのアッセイアセンブリー122(1つはグラム陽性(GP)用、もう1つはグラム陰性(GN)用)、並びに2つの液状添加剤20(各アッセイについて1つ)を必要とする。図6は、例示的な装置に組み込まれたこのような特徴の一実施形態の図面である。図7は、図6の実施形態の分解図である。
このシステムにおいて、ユーザは、実施形態1と同様に試料を取得して装置を操作する。臨床医は、ハンドル12を引き上げて、上部ピストン14を上方へ動かし、これらで添加剤20および下部ピストン16を吸引するであろう。ハンドル12が同時にまたは順次移動し得る点に留意すべきである。装置内のその後の動作は、実施形態1について記述したものと同じ様式で進行する:動作の1セットは、ハンル12の1回の移動ごとに進行する;動作の別のセットは、その他のハンドル12の移動ごとに進行する。
実施形態1および2における垂直方向の変形例は、水平方向である。水平方向において、逆止め弁は、カップの底部、例えば壁に位置して、混入する空気および試料容積を最小限にし、かつ試料の一部分がアッセイアセンブリー122に続く導管13の枯渇/目詰まりを回避することができる。流体の正確な量がアッセイアセンブリー122に送達され、その一方で液をしっかり残すことが保証されるように、トラップされる空気を管理しなければならない。2つの出入り口より上にトラップされる空気があるだろうし、そしていくらかのさらなる空気が、液体蒸気喪失を置換するために入ってもよい。
[実施形態例3]
さらに別の実施形態を、図8Aおよび8Bに示してある。図8Aは、装置の上面図であり、また図8Bは、側面の斜視図である。この装置は一般に、並んでいるシリンダーの形態で2つの水平収納構造を含む;1つは試料チャンバー100を提供するためであり、また2つ目は添加剤20および/または複数の添加剤を初めに封するための筐体101のためである。試料チャンバー100と初めに液体連通されている採取カップ102もまたあり、それによってカップ102に採取された試料の一部分がチャンバー100内に位置してもよい。図8に示したように、カップ102は一般に、円筒状でもよい。試料チャンバー100および筐体101は一般に、カップ102に対して垂直に示されるが、この幾何学的配置を必要としない。
さらに別の実施形態を、図8Aおよび8Bに示してある。図8Aは、装置の上面図であり、また図8Bは、側面の斜視図である。この装置は一般に、並んでいるシリンダーの形態で2つの水平収納構造を含む;1つは試料チャンバー100を提供するためであり、また2つ目は添加剤20および/または複数の添加剤を初めに封するための筐体101のためである。試料チャンバー100と初めに液体連通されている採取カップ102もまたあり、それによってカップ102に採取された試料の一部分がチャンバー100内に位置してもよい。図8に示したように、カップ102は一般に、円筒状でもよい。試料チャンバー100および筐体101は一般に、カップ102に対して垂直に示されるが、この幾何学的配置を必要としない。
開始位置において、試料チャンバー100の一部分は、試料チャンバー100における上部および底部の開口部114、116を介してカップ102に対して開放している(図9Aおよび9B)。
試料採取は、1工程でなされてもよいし、または連続的になされてもよい。カップ102に導入された試料は、チャンバー100に流れ、かつそれを通って/その中で混合させることが可能である。カップ102の底部の方へチャンバー100を置くことによって、装置が正確に機能するために必要とされる試料の一部分が最小限(例えば5cc未満)となる。この設計はまた、微粒子を含むか含まない試料に対し低粘度から高粘度まで、広範な試料特徴での使用を可能にする。大きな粒子および高粘度における粗いレベルの濾過を可能にするために、濾過媒体(例えばリブ)118が、試料チャンバー100周辺に置かれてもよい。図10は、チャンバー100周辺の濾過媒体として役に立つリブの適した配置を示す。試料の一部分および任意の添加剤20のおよび/または複数の添加剤をさらに濾過するために、泡パッド材料もまた、ウェル111内に置かれてもよい。
チャンバー100は、カップ102に対して開放しており、開口部は、2つの入口、複数の入口またはさらに無限の入口を介していてもよい。望ましくは、チャンバー100は上部および底面にてカップ102に対して開放しており、その結果、試料が自由にチャンバー100に流れ得る。チャンバー100に入る試料のための複数の開放した経路を有することにより、チャンバーを満たすことを保証し、かつチャンバー内でエアポケットまたは複数のエアポケットの形成を防止するのを助ける。チャンバー100は、可動ピストン103、104にそれぞれ連結された可動壁の間に位置する。これらのピストンは、互いに連通しており、かつ作動ボタン(押しボタン)105ともまた連通している。Oリング107またはその他の手段は、ピストン103、104と周囲の壁との間の液体の封止を維持するために使用されてもよい。これおよび以下の実施形態において、ボタン105を「押す」ことはボタン105がカップ102の方へ移動することを意味し、またボタン105を「引く」ことはボタン105がカップ102から離れて移動することを意味することに留意すべきである。
使用前に、2つのピストン103、104は互いから設定された距離に係止され、単離される試料部分の容積を決定する間隔(チャンバー100)を作り出す(図9B)。筐体101は、可動ピストンとして役に立つであろうし、または押しボタン105とまた連通している別のピストン106があってもよい。添加剤20および/または複数の添加剤は、この筐体101においてピストン106とアッセイアセンブリーまたは複数のアッセイアセンブリー122に対する排出口110との間に位置される。
一般的な配置において、添加剤20および/または複数の添加剤は、ブリスター包装またはその種の他のものに含めることができる。例えば、添加剤20および/または複数の添加剤は、ピストン106の中に配置して穴をあけることができるパッケージに密封されてもよい。パッケージは、フィルムまたはホイルで作製されるか、または密閉されてもよく、透過性の問題(例えば漏出)を減少させるために望ましくは金属でもよい。
試料部分がチャンバー100に採取された後、ユーザが完全にボタン105を押し込むことによって、装置が作動され得る。この1つの動作で、以下の工程が、チャンバー100および筐体101内で生じる:
1)ピストン103、104は前にスライドし、チャンバー100からウェル111の方へ試料の一部分を送り、そしてカップ102に残っている試料の残りから試料の一部分を単離する(図11A参照されたい);同時に、添加剤ピストン106が前進して、それが放出されるだろうそのストロークの末端の方へ添加剤を移動する。添加剤がパッケージの中にある場合、パッケージは先端112によってストロークの末端にて穴があけられるだろう。いったん試料の一部分がチャンバー102から完全に単離されると、2つのピストンを設定された距離間隔に間隔を置いて保持する内側ロック機構タブ109がロッド132の末端によって押され、そして2つのピストン103、104が互いからアンロックされる。
2)先導ピストン103がそのストロークの末端に到達すると、追跡ピストン104が前進し、そして出口110を通して条片ウェル111まで単離された試料の一部分を押す(図11Bおよび11C)。同時に、添加剤ピストン106は、ストロークの末端に衝突して、そこでパッケージが先端112と接触することによって穴があけられ、かつ添加剤20または添加剤の中身が出口110を通してウェル111の方へ押される。試料の一部分および添加剤20の両方は、連通された共通の出入り口または複数の出入り口110を介して、それらのそれぞれのチャンバー100、101を出て一緒になり、望ましくはアッセイアセンブリー122に到達する前に、および望ましくはウェル111の前に、効率的に混合する。
チャンバー100および筐体101が適切なピストンの移動によって比較的完全に空にされ、すべての液体がウェル111に注入されることを可能にすることが望ましい(図11A)。図9Bが作動の前の断面における装置を示し、図11Bがほぼ完全に作動された断面における装置を示すことに留意すべきである。(図11Bは明確性のために作動が完了する前の装置を示す。)
望ましくは、試料部分、並びに添加剤20および/または複数の添加剤の両方が、同時に共通の出入り口110を流れることを開始および停止することによって、有効な混合が増強される。アッセイアセンブリーまたは複数のアッセイアセンブリーによる使用のために適切な容積および試料の一部分と添加剤20および/または複数の添加剤との比をあらかじめ定めることが、装置の適当な設計において絶対的である。ピストンストローク長および試料チャンバー、採取構造、結合された導管、出入り口、ウェルその他の内部寸法もまた、適当に設計されなければならない。
その他の実施形態において、試料部分、並びに添加剤20および/または複数の添加剤は、試験要求に依存して1つ以上のアッセイアセンブリー122に送達させることができる。ウェル111の含有物は、1つ以上のアッセイアセンブリーと連結することができる。各アッセイアセンブリー122は、ウェル111から来る出入り口をそれぞれ有することができる。装置が非中央位置(例えば40度傾斜)において作動されたときでも、装置が試料の一部分の十分な量を添加剤20および/または複数の添加剤とともにアッセイアセンブリーまたは複数のアッセイアセンブリー122に適用することができると考えられる。これは、試料の一部分、チャンバー100、筐体101その他のサイズを適切に決めて、ウェル111において添加剤20および/または複数の添加剤とともに試料の一部分の十分な容積を得ることによって達成される。
[実施形態例4]
この実施形態は、この実施形態がカップ102から試料の一部分で試料チャンバー100を能動的に満たす能力を有すること以外は、実施形態3に類似する。これは、図12Aおよび12Bに示したように、ユーザが作動させる前に、追跡ピストン104が最初に先導ピストン103に隣接して置かれることにより達成される。添加剤20は、筐体101の中に存在する。図12Aは、先導ピストン103に隣接した追跡ピストン104を有する装置の上面図を示す。添加剤20もまた示される。同じ位置を図12Bの切取側面図において示してあり、ピストン103、互いに隣接した103および出口110が見える。図12Cに示したように、ユーザ作動の第1の工程は、ボタン105を引き出すことである。追跡ピストン104が先導ピストン103から離れて移動すると、真空が生成される。真空は、カップ102から試料部分を、液体連通されているピストン103、104の間のスペース、すなわち試料チャンバー100に引き抜く。この点から先の実施形態は、実施形態3と同一である。
この実施形態は、この実施形態がカップ102から試料の一部分で試料チャンバー100を能動的に満たす能力を有すること以外は、実施形態3に類似する。これは、図12Aおよび12Bに示したように、ユーザが作動させる前に、追跡ピストン104が最初に先導ピストン103に隣接して置かれることにより達成される。添加剤20は、筐体101の中に存在する。図12Aは、先導ピストン103に隣接した追跡ピストン104を有する装置の上面図を示す。添加剤20もまた示される。同じ位置を図12Bの切取側面図において示してあり、ピストン103、互いに隣接した103および出口110が見える。図12Cに示したように、ユーザ作動の第1の工程は、ボタン105を引き出すことである。追跡ピストン104が先導ピストン103から離れて移動すると、真空が生成される。真空は、カップ102から試料部分を、液体連通されているピストン103、104の間のスペース、すなわち試料チャンバー100に引き抜く。この点から先の実施形態は、実施形態3と同一である。
[実施形態例5]
この実施形態は、この実施形態が先導ピストン103を一方向逆止め弁のセットに置換すること以外は、実施形態4に類似する。図13Aは、追跡ピストン104および第1の逆止め弁126を示す装置の下面図を示す。作動前には、試料チャンバー100は任意の試料を含有せず、かつカップ102と液体連通している第1の逆止め弁126によってカップ102から分離されており、そしてピストン104を後ろに引いたときに試料の一部分がチャンバー100に流れ込むことを可能にするだけである(図13B)。ピストン104が後ろに引かれるとき、試料の一部分は、図13Cに示したようにカップ102から第1の逆止め弁126を通ってチャンバー100の中に引き込まれる。
この実施形態は、この実施形態が先導ピストン103を一方向逆止め弁のセットに置換すること以外は、実施形態4に類似する。図13Aは、追跡ピストン104および第1の逆止め弁126を示す装置の下面図を示す。作動前には、試料チャンバー100は任意の試料を含有せず、かつカップ102と液体連通している第1の逆止め弁126によってカップ102から分離されており、そしてピストン104を後ろに引いたときに試料の一部分がチャンバー100に流れ込むことを可能にするだけである(図13B)。ピストン104が後ろに引かれるとき、試料の一部分は、図13Cに示したようにカップ102から第1の逆止め弁126を通ってチャンバー100の中に引き込まれる。
第2の逆止め弁128は、図13Dにて図示したるように、単離された試料の一部分がチャンバー100から出口110に流れ出ることを可能にするだけである。
実施形態4のように、ユーザがボタン105を引き出すにつれて、追跡ピストン104は外へ移動し、そしてカップ102からの試料の一部分は、ピストンの間に生成される真空のため、第1の逆止め弁126を流出して、液体連通している試料チャンバー100を満たす。チャンバー100が満たされた後、実施形態3および4のように、ユーザはボタン105を押し、追跡ピストン104が前に移動し、そして試料の一部分は、第2の逆止め弁128を通してチャンバー100から添加剤20と混合するところである出口110に出る。第1の逆止め弁は、ダックビル弁、傘状バルブ、ばねがロードされた弁または同様に作動する任意の別のタイプの逆止め弁であることができる。第2の逆止め弁128は、第1の逆止め弁126に適した物のいずれかであってもよいし、また追跡ピストン104が前に進むときに圧力が生成されるとき、飛び出すように開くことができる単純なプラグまたはボールであってもよい。添加剤20は、筐体101の中に存在する。
[実施形態例6]
この実施形態は、この実施形態が添加剤20のために筐体101を有しないこと以外は、実施形態5に類似する。この実施形態において、添加剤20は、最初に試料チャンバー100に収納される。図14Aは装置の切取上面図を示し、図14Bは作動前の初期位置における切取側面図を示す。ユーザがボタン105を引くことによって装置を作動すると、追跡ピストン104が外側に移動し、カップ102から第1の逆止め弁126を通してチャンバー100に試料部分を引き抜く吸引力を生じる(図14A)。試料部分は、それが入るときにチャンバー100の中に既にある添加剤20と混合する。実施形態5のように、ユーザがボタン105を押し込むにつれて、添加剤20と混合した試料の一部分が、出口110の方へ第2の逆止め弁128を通して押し出される。
この実施形態は、この実施形態が添加剤20のために筐体101を有しないこと以外は、実施形態5に類似する。この実施形態において、添加剤20は、最初に試料チャンバー100に収納される。図14Aは装置の切取上面図を示し、図14Bは作動前の初期位置における切取側面図を示す。ユーザがボタン105を引くことによって装置を作動すると、追跡ピストン104が外側に移動し、カップ102から第1の逆止め弁126を通してチャンバー100に試料部分を引き抜く吸引力を生じる(図14A)。試料部分は、それが入るときにチャンバー100の中に既にある添加剤20と混合する。実施形態5のように、ユーザがボタン105を押し込むにつれて、添加剤20と混合した試料の一部分が、出口110の方へ第2の逆止め弁128を通して押し出される。
本明細書および特許請求の範囲に使用されるとき、用語「備える」は、包括的であり、または制限がなく、かつ列挙されていないさらなる部材、構成要素または方法工程を除外しない。
種々の特許が参照により本明細書に援用される一方で、援用される材料と本明細書に記述された材料との間に任意の不一致がある範囲では、記述された明細書が基準となるものとする。また、本開示がその具体的実施形態に関して詳細に記述される一方で、本開示の精神および範囲から逸脱することなく本開示に対し種々の変更、改良およびその他の変化がなされてもよいことは、当業者にとって明らかだろう。従って、特許請求の範囲は、添付された特許請求の範囲によって包含されるすべてのこのような改良、変更およびその他の変化を包含することが意図される。
Claims (20)
- 試料を試験する装置であって、
前記装置は、
試料を受け取るためのカップ、
前記カップから前記試料の一部分を受け取りかつ定義するための、前記カップと液体連通しているチャンバー、および
前記チャンバーからアッセイアセンブリーまで前記試料部分を移動するためのピストン
を備える、装置。 - 前記試料は、患者から採取される痰である、請求項1の装置。
- 前記試料は、前記患者の肺から採取される、請求項2の装置。
- 前記ピストンの動作は、前記カップから前記試料部分を単離する、請求項1の装置。
- 前記アッセイアセンブリーへの送達の前に前記試料部分に添加される第1の添加剤をさらに備える、請求項1の装置。
- 前記アッセイアセンブリー内に乾燥した残留物として存在する第1の添加剤をさらに備える、請求項1の装置。
- 前記添加剤は、前記第1のピストンにロックされた第2のピストンの動作によって前記試料部分に添加される、請求項5の装置。
- 前記第1の添加剤の後に第2の添加剤が前記試料部分に添加される、請求項5の装置。
- 前記試料部分がいったん前記チャンバーから完全に単離されると、前記第1および第2のピストンが互いからアンロックされる、請求項7の装置。
- 前記アッセイアセンブリーに接触する前に、共通の出入り口において前記試料部分および添加剤が混合される、請求項5の装置。
- 前記第1の添加剤は、細菌溶解試薬、洗浄剤、トリス-緩衝食塩水、ウシ血清アルブミン、pH調節剤およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項5の装置。
- 前記試料部分について少なくとも1つの試験を行うアッセイアセンブリーをさらに備える、請求項1の装置。
- 前記試験は、グラム陽性細菌、またはグラム陰性細菌、またはグラム陽性細菌およびグラム陰性細菌の両方の検出を備える、請求項12の装置。
- 前記カップと前記チャンバーとの間にフィルタをさらに備える、請求項1の装置。
- 前記アッセイアセンブリーからの反射光の変化を検出する検出器をさらに備える、請求項1の装置。
- 前記検出器から前記反射光の変化に関する情報を受け取り、かつ前記情報をユーザに表示するディスプレイをさらに備える、請求項15の装置。
- 前記アッセイアセンブリーは、酵素結合抗体免疫吸着アッセイである、請求項1の装置。
- 前記抗体免疫吸着アッセイは、横流型分析である、請求項17の装置。
- 前記チャンバーが前記カップに対し複数の分離した開口部を有する、請求項1の装置。
- 前記チャンバーが前記カップに対し非結合の開口部を有する、請求項1の装置。
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