JP2014513322A - 2つのエンコードされたビットストリームからのオーディオストリームの混合において使用するためのメタデータの自動設定 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2011年4月8日に提出された米国特許仮出願第61/473,346号に対する優先権を主張するものであり、この米国特許仮出願は、その完全な形で引用により本明細書に盛り込まれる。
本発明は、エンコードされた信号をデコードし、次いでデコードされた信号を再生のために互いに混合することで得られたメインのオーディオプログラムと1以上の関連するオーディオプログラムの大きさを制御することに向けられる。1つの例となる応用では、1以上のメインのオーディオ信号は、動画のダイアログ及びサウンドエフェクトのようなメインのオーディオプログラムを表し、1以上の関連するオーディオ信号は、動画のビジュアルコンテンツを説明する視覚障害者向けのディレクタコメント又はナレーションのような関連するオーディオプログラムを表す。多くの他の例が可能である。本発明は、何れかのタイプのオーディオコンテンツに限定されない。
1.送信機
図1を参照して、送信機10は、経路11からメインのオーディオプログラムを表す1以上のメインのオーディオ信号を受信し、経路12から関連するオーディオプログラムを表す1以上の関連するオーディオ信号を受信する。
メタデータジェネレータ25は、メインのオーディオプログラム及び関連するオーディオプログラムの推定されたラウドネスの分析から1以上のミキシングパラメータを生成する。オーディオ信号の推定されたラウドネスは、人間の聴覚システムの幾つかの数学モデルから導出されるか、又は信号の振幅からダイレクトに導出される場合がある。推定されたラウドネスの多くの方法が知られている。幾つかの方法は以下に記載される。
メタデータジェネレータ25は、所望となるラウドネスを推定する何れかの方法を使用する場合がある。方法の選択は、性能に影響を及ぼすが、本発明を実施するために特定の方法が必須とされない。
1つの実現によれば、メタデータジェネレータ25は、ラウドネス計算方法を1以上のメインのオーディオ信号に適用することでメインのオーディオプログラムの推定されたラウドネスLMを取得し、ラウドネス計算方法を1以上の関連するオーディオ信号に適用することで、関連するオーディオプログラムの推定されるラウドネスLAを取得する。関連するオーディオプログラムの推定されるラウドネスは、メインのオーディオプログラムの推定されたラウドネスを超える幾つかの閾値となる量TDであるラウドネスレベルに比較される。
図2を参照して、受信機20は、経路33から入力のエンコードされた信号を受信する。例えば、入力のエンコードされた信号は、送信機からダイレクトに受信されるか又は記憶媒体から読み出される場合がある。入力のエンコードされた信号は、オーディオ信号のインターバルに対応するか又はオーディオ信号のインターバルを表す、エンコードされたオーディオ信号とミキシングメタデータを伝達するフレーム又はセグメントで構成される場合がある。デフォーマッタ41は、入力のエンコードされた信号からメインのエンコードされたオーディオ信号、関連するエンコードされたオーディオ信号及びミキシングメタデータを取得する。
図3に概略的に示される受信機30は、図1に示される送信機10からの特徴と図2に示される受信機20からの特徴とを組み込んでいる。送信機10又は受信機20におけるそれぞれのコンポーネントと同じ参照符号を有する受信機30におけるそれぞれのコンポーネントは、それぞれのコンポーネントと同じ機能を実行する。
本発明の様々な態様を組み込んだ装置は、汎用コンピュータで見られるコンポーネントに類似したコンポーネントに結合されるデジタルシグナルプロセッサ(DSP)回路のような専用コンポーネントを含むコンピュータ又は他の装置による実行のためのソフトウェアを含む様々なやり方で実現される場合がある。図4は、本発明の態様を実現するために使用される装置70の概略的なブロック図である。プロセッサ(PROC)72は、計算リソースを提供する。RAM73は、処理のためにプロセッサ72により使用されるシステムランダムアクセスメモリ(RAM)である。ROM74は、装置70を動作させるために必要とされるプログラムを記憶し、おそらく本発明の様々な態様を実行するリードオンリメモリ(ROM)のような永続性のある記憶装置の形態を表す。I/Oコントロール(I/O CONTROL)75は、通信チャネル76,77を介して信号を受信及び送信するインタフェース回路を表す。図示される実施の形態では、全ての主要なシステムコンポーネントは、1を超える物理又は論理バスを表す場合があるバス71に接続されるが、本発明を実施するためにバスアーキテクチャは必要とされない。
Vlaiou等による“Advanced Audio for Advanced IPTV Services”, AES Convention 123, October 2007, AES, USA, 1, October 2007は、改善されたオーディオストリームのメインのオーディオストリームとの混合のためにEnhanced AC-3の使用を記載している。
Claims (18)
- オーディオ信号をエンコードする方法であって、
メインのオーディオプログラムを表す1以上のメインのオーディオ信号を受信し、関連するオーディオプログラムを表す1以上の関連するオーディオ信号を受信する段階と、
前記1以上のメインのオーディオ信号をエンコードしてメインのエンコードされたオーディオ信号を生成し、前記1以上の関連するオーディオ信号をエンコードして関連するエンコードされたオーディオ信号を生成する段階と、
前記メインのオーディオプログラムの推定されたラウドネスと前記関連するオーディオプログラムの推定されたラウドネスとに応答して、オーディオミキシングメタデータを生成する段階であって、前記メインのエンコードされたオーディオ信号からデコードされる1以上のオーディオ信号と、前記関連するオーディオ信号からデコードされる1以上のオーディオ信号は、前記オーディオミキシングメタデータに従って混合される、ステップと、
前記メインのエンコードされたオーディオ信号、前記関連するエンコードされたオーディオ信号及び前記オーディオミキシングメタデータから出力のエンコードされた信号を生成する段階と、
を含む方法。 - 前記オーディオミキシングメタデータは、前記関連するオーディオプログラムの前記推定されたラウドネスが前記メインの前記推定されたラウドネスを超える閾値となる量未満であるときにのみ、前記オーディオミキシングデータが生成され、前記出力のエンコードされた信号が生成される、
請求項1記載の方法。 - 前記関連するオーディオプログラムが閾値となる量を超えるときにのみ、前記オーディオミキシングメタデータが生成され、前記出力のエンコードされた信号が生成される、
請求項1又は2記載の方法。 - 前記オーディオミキシングメタデータは、混合の前に前記メインのオーディオプログラムからデコードされる前記1以上のオーディオ信号の減衰レベルを指定する、
請求項1乃至3の何れか記載の方法。 - 前記オーディオミキシングメタデータは、混合の前に前記メインのオーディオプログラムからデコードされる前記1以上のオーディオ信号の減衰の遅延、維持、アタック及びリリースについて時間インターバルを指定するパラメータのセットにおける1以上のパラメータを含む、
請求項1乃至4の何れか記載の方法。 - 前記オーディオミキシングメタデータは、混合の前に前記メインのオーディオプログラムからデコードされる前記1以上のオーディオ信号の2以上の減衰レベルと、前記減衰レベルのそれぞれのペアについての1以上のニーポイントを指定する、
請求項1乃至5の何れか記載の方法。 - 減衰の遅延、維持、アタック及びリリースについて時間インターバルを指定するパラメータのセットにおける1以上のパラメータ、及び混合の前に前記メインのオーディオプログラムからデコードされる前記1以上のオーディオ信号についての2以上の減衰レベル並びに前記減衰レベルのそれぞれのペアについての1以上のニーポイントに応答して前記ミキシングメタデータを生成する段階を含む、
請求項1乃至4の何れか記載の方法。 - 入力のエンコードされた信号をデコードする方法であって、
入力のエンコードされた信号を受信し、受信した入力のエンコードされた信号から、メインのエンコードされたオーディオ信号、関連するエンコードされたオーディオ信号及びミキシングメタデータを取得する段階と、
前記メインのエンコードされたオーディオ信号をデコードして1以上のメインのオーディオ信号を取得し、前記関連するエンコードされたオーディオ信号をデコードして1以上の関連するオーディオ信号を取得する段階と、
前記ミキシングメタデータに従って前記1以上のメインのオーディオ信号を前記1以上の関連するオーディオ信号と混合して出力のオーディオ信号を生成する段階であって、前記ミキシングメタデータは、前記メインのエンコードされたオーディオ信号により表されるメインのオーディオプログラムの推定されたラウドネスと前記関連するエンコードされたオーディオ信号により表される関連するオーディオプログラムの推定されるラウドネスとに応答して生成される、段階と、
を含む方法。 - 前記関連するオーディオプログラムの前記推定されたラウドネスが前記メインのオーディオプログラムの前記推定されたラウドネスを超える閾値となる量未満であるときにのみ、前記オーディオミキシングデータは、前記入力のエンコードされた信号において存在する、
請求項8記載の方法。 - 前記関連するオーディオプログラムの前記推定されたラウドネスが前記メインのオーディオプログラムの前記推定されたラウドネスを超える閾値となる量未満であるときにのみ、前記ミキシングメタデータは、前記入力のエンコードされた信号から取得される、
請求項8記載の方法。 - 前記関連するオーディオプログラムの前記推定されたラウドネスが閾値となる量を超えるときにのみ、前記オーディオミキシングメタデータは、前記入力のエンコードされた信号において存在する、
請求項8又は9記載の方法。 - 前記関連するオーディオプログラムの前記推定されたラウドネスが閾値となる量を超えるときにのみ、前記メタデータは、前記入力のエンコードされた信号から取得される、
請求項8又は9記載の方法。 - 前記オーディオミキシングメタデータは、混合の前に前記1以上のメインのオーディオ信号の減衰レベルを指定する、
請求項8乃至11の何れか記載の方法。 - 前記オーディオミキシングメタデータは、混合の前に前記1以上のメインのオーディオ信号についての減衰の遅延、維持、アタック及びリリースについて時間インターバルを指定するパラメータのセットにおける1以上のパラメータを含む、
請求項8乃至13の何れか記載の方法。 - 前記オーディオミキシングメタデータは、混合の前に前記1以上のメインのオーディオ信号の2以上の減衰レベルと、前記減衰レベルのそれぞれのペアについて1以上のニーポイントとを指定する、
請求項8乃至14の何れか記載の方法。 - 前記ミキシングメタデータは、減衰の遅延、維持、アタック及びリリースについて時間インターバルを指定するパラメータのセットにおける1以上のパラメータ、及び混合の前に前記1以上のメインのオーディオ信号について2以上の減衰レベル並びに前記減衰レベルのそれぞれのペアについての1以上のニーポイントに応答して生成される、
請求項8乃至13の何れか記載の方法。 - 請求項1乃至16の何れか記載の方法の全ての段階を実行する手段を含む装置。
- 請求項1乃至16の何れか記載の方法を実行するために装置により実行可能な命令からなるプログラムを記録した記録媒体。
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