JP2014512764A - 非専用チャネル状態にあるユーザ装置によるアップリンク送信のための複数の送信時間間隔の同時並行配備をサポートするためのシステム及び方法 - Google Patents

非専用チャネル状態にあるユーザ装置によるアップリンク送信のための複数の送信時間間隔の同時並行配備をサポートするためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

E−DCHでのアップリンク送信のための2ms及び10msのTTIの同時並行配備を可能にする、Cell_FACH又は他の適切な非DCH状態のUEに関するランダムアクセス手順。幾つかの例では、その手順は、Cell_FACH又は他の適切な非DCH状態にあるUEによるRel−99 PRACH送信の利用をさらに可能にすることができる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、“APPARATUS AND METHOD FOR CONCURRENT SCHEDULING IN A CELL USING DIVERSE TRANSMISSION TIME INTERVALS”(様々な送信時間間隔を用いたセル内での同時並行スケジューリングのための装置及び方法)という題名を有する米国仮特許出願第61/471,299号(出願日:2011年4月4日)に対する優先権及び利益を主張するものであり、それの内容全体が引用によってここに組み入れられている。
本開示の態様は、概して、無線通信システムに関するものである。本開示の態様は、より具体的には、無線通信システムにおけるアップリンク送信での使用のためのリソースの割り当てに関するものである。
様々な通信サービス、例えば、テレフォニー、映像、データ、メッセージング、ブロードキャスト、等、を提供することを目的として無線通信ネットワークが広範囲にわたって配備されている。該ネットワークは、通常は多元接続ネットワークであり、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザのための通信をサポートする。該ネットワークの一例は、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)携帯電話技術であるユニバーサル移動体通信システム(UMTS)の一部として定義される無線アクセスネットワーク(RAT)である。UMTSは、グローバル移動体通信(GSM(登録商標))技術の後継であり、現在は、様々なエアインタフェース規格、例えば、ワイドバンド−符号分割多元接続(W−CDMA)、時分割−符号分割多元接続(TD−CDMA)、及び時分割−同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)、をサポートする。UMTSは、より高いデータ転送速度及び容量を関連付けられたUMTSネットワークに提供する拡張3Gデータ通信プロトコル、例えば、高速パケットアクセス(HSPA)、もサポートする。
多くの現代の無線通信システムでは、電力使用に対する高レベルの制御を可能にするために、移動局は、特定の時間におけるそれらのニーズに基づいて様々な異なる状態のうちのいずれかになることができる。例えば、これらの状態のスペクトルは、専用リソースが移動局に割り当てられた状態、対応する階層の通信能力を有する様々なレベルの待機状態、及びほとんどまったく無線接続性を有さないアイドルモードを含むことができる。様々な待機状態内では、ネットワークは、セル全体の様々な移動局に対して低下されたレベルの制御を有することができる。
特定の例では、従来の3GPP UMTSネットワークでは、待機状態のうちの1つは、Cell_FACHと呼ばれる。現在の仕様によると、ネットワークは、セル全体のCell_FACHにある全移動局からのアップリンク送信が互いに同じ種類のリソースを利用しなければならないという点で制限される。すなわち、セル内のCell_FACHにある全移動局が、E−DCHチャネルでのアップリンク送信のために同じ送信時間間隔を利用することを要求される。この結果、Cell_FACHにある移動局のうちの一部が1つの送信時間間隔から利益を享受することができ、Cell_FACHにあるその他の移動局が異なる送信時間間隔から利益を享受することができるため、不利益が生じる可能性がある。従って、アップリンク送信での使用のための移動局へのリソースの割り当てにおいて向上された柔軟性が希望される。
モバイルブロードバンドアクセスの要求が引き続き増大するのに従い、増大するモバイルブロードバンドアクセスの要求を満たすためだけでなく、モバイル通信に関するユーザの経験を向上及び拡大させるためのUNTS技術の向上を目的とする研究開発が継続している。
以下は、本開示の1つ以上の態様についての基本的な理解を提供することを目的として該態様の単純化された概要を示すものである。この概要は、本開示のすべての企図される特徴の広範な概略ではなく、又、本開示の全態様の主要な又は非常に重要な要素を特定するわけではないこと、及び本開示の態様のいずれの態様の適用範囲も詳述はせず及び全態様の適用範囲を詳述するわけではないことが意図される。それの唯一の目的は、後述されるより詳細な発明を実施するための形態の準備段階として、本開示の1つ以上の態様の幾つかの概念を簡略化された形で提示することである。
本開示の様々な態様は、単一のセルが、例えば、Cell_FACHのように、専用チャネル(DCH)がUEに割り当てられていないRRC状態でのUEによるアップリンク送信のために2ms及び10msのTTIの両方を同時並行して配備する能力を提供する。さらに、本開示の一部の態様は、UEが非DCH状態でレガシーのRel−99 PRACHメッセージでデータを送信するための任意選択肢を提供する。
一態様では、本開示は、ユーザ装置において運用可能な無線通信方法を提供する。ここで、方法は、ユーザ装置が柔軟なリソース割り当てが可能であることを示すように好適化されたスクランブリングコードを選択することと、選択されたスクランブリングコードを利用してアクセス試行(access attempt)を送信することであって、アクセス試行は、アップリンクデータ送信での使用のための好まれる(preferred)リソースを示すように構成されることと、を含む。
本開示の他の態様は、ユーザ装置において運用可能な無線通信方法を提供する。ここで、方法は、複数のシグネチャシーケンス(signature sequence)の中からシグネチャを選択することであって、複数のシグネチャシーケンスは、アップリンク送信のための2msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンス(preference)を示すように好適化されたシグネチャの少なくとも第1の組、及び、アップリンク送信のための10msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第2の組に分割されることと、選択されたシグネチャを利用してアクセス試行を送信することと、を含む。
本開示の他の態様は、基地局において運用可能な無線通信方法を提供する。ここで、方法は、1つ以上のユーザ装置による使用のための共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストを送信することと、ユーザ装置からアクセス試行を受信することであって、アクセス試行は、好まれるリソースを示すように好適化され、好まれるリソースは、共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストによるRel−99PRACHリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備えることと、好まれるリソース又は好まれない(non−preferred)リソースのうちの1つを備えるリソースの割り当てを示すように好適化された取得インジケータを送信することと、を含む。
本開示の他の態様は、無線通信のために構成されたユーザ装置を提供する。ここで、ユーザ装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合されたメモリと、少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合された送信機と、を含む。少なくとも1つのプロセッサは、ユーザ装置が柔軟なリソース割り当てが可能であることを示すように好適化されたスクランブリングコードを選択し及び選択されたスクランブリングコードを利用してアクセス試行を送信するように構成され、アクセス試行は、アップリンクデータ送信での使用のための好まれるリソースを示すように構成される。
本開示の他の態様は、無線通信用のために構成されたユーザ装置を提供する。ここで、ユーザ装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合されたメモリと、少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合された送信機と、を含む。少なくとも1つのプロセッサは、複数のシグネチャシーケンスの中からシグネチャを選択し、及び、選択されたシグネチャを利用してアクセス試行を送信するように構成され、複数のシグネチャシーケンスは、アップリンク送信のための2msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの少なくとも第1の組、及び、アップリンク送信のための10msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第2の組に分割される。
本開示の他の態様は、無線通信のために構成された基地局を提供する。ここで、基地局は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合されたメモリと、少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合された送信機と、を含む。少なくとも1つのプロセッサは、1つ以上のユーザ装置による使用のための共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストを送信し、ユーザ装置からアクセス試行を受信し及び好まれるリソース又は好まれないリソースのうちの1つを備えるリソースの割り当てを示すように好適化された取得インジケータを送信するように構成され、アクセス試行は、好まれるリソースを示すように好適化され、好まれるリソースは、共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストによるRel−99PRACHリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備える。
本開示の他の態様は、無線通信のために構成されたユーザ装置を提供する。ここで、ユーザ装置は、ユーザ装置が柔軟なリソース割り当てが可能であることを示すように好適化されたスクランブリングコードを選択するための手段と、選択されたスクランブリングコードを利用してアクセス試行を送信するための手段とを含み、アクセス試行は、アップリンクデータ送信での使用のための好まれるリソースを示すように構成される。
本開示の他の態様は、無線通信のために構成されたユーザ装置を提供する。ここで、ユーザ装置は、複数のシグネチャシーケンスの中からシグネチャを選択するための手段であって、複数のシグネチャシーケンスは、アップリンク送信のための2msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの少なくとも第1の組、及び、アップリンク送信のための10msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第2の組に分割される手段と、選択されたシグネチャを利用してアクセス試行を送信するための手段と、を含む。
本開示の他の態様は、無線通信のために構成された基地局を提供する。ここで、基地局は、1つ以上のユーザ装置による使用のための共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストを送信するための手段と、ユーザ装置からアクセス試行を受信ための手段であって、アクセス試行は、好まれるリソースを示すように好適化され、好まれるリソースは、共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストによるRel−99PRACHリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備える手段と、好まれるリソース又は好まれないリソースのうちの1つを備えるリソースの割り当てを示すように好適化された取得インジケータを送信するための手段と、を含む。
本開示の他の態様は、ユーザ装置が柔軟なリソース割り当てが可能であることを示すように好適化されたスクランブリングコードを選択することをコンピュータに行わせるための命令、及び、選択されたスクランブリングコードを利用してアクセス試行を送信することをコンピュータに行わせるための命令であって、アクセス試行は、アップリンクデータ送信での使用のために好まれるリソースを示すように構成される命令、を有するコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を含む、ユーザ装置において動作可能なコンピュータプログラム製品を提供する。
本開示の他の態様は、複数のシグネチャシーケンスの中からシグネチャを選択することをコンピュータに行わせるための命令であって、複数のシグネチャシーケンスは、アップリンク送信のための2msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの少なくとも第1の組、及び、アップリンク送信のための10msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第2の組に分割される命令、及び選択されたシグネチャを利用してアクセス試行を送信することをコンピュータに行わせるための命令を有するコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を含む、ユーザ装置において動作可能なコンピュータプログラム製品を提供する。
本開示の他の態様は、1つ以上のユーザ装置による使用のための共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストを送信することをコンピュータに行わせるための命令、ユーザ装置からアクセス試行を受信することをコンピュータに行わせるための命令であって、アクセス試行は、好まれるリソースを示すように好適化され、好まれるリソースは、共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストによるRel−99PRACHリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備える命令、及び好まれるリソース又は好まれないリソースのうちの1つを備えるリソースの割り当てを示すように好適化された取得インジケータを送信するための手段を有するコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を含む、基地局において動作可能なコンピュータプログラム製品を提供する。
本発明のこれらの及びその他の態様は、後続する詳細な発明を実施するための形態を再検討した時点でより完全に理解されるであろう。
処理システムを採用する装置に関するハードウェア実装の例を示したブロック図である。 電気通信システムの例を概念的に示したブロック図である。 アクセスネットワークの例を示した概念図である。 電気通信システムにおいてUEと通信状態にあるノードBの例を概念的に示したブロック図である。 ユーザ及び制御プレーンに関する無線プロトコルアーキテクチャの例を示した概念図である。 ランダムアクセス手順を例示した概念図である。 無線通信システムでのアップリンク送信に関してリソースを要求し及びユーザ装置に割り当てるための典型的なプロセスを例示したフローチャートである。 アップリンク送信のために好まれるリソースを選択するためのユーザ装置において運用可能な典型的なプロセスを例示したフローチャートである。 アップリンク送信のための好まれるリソースを示すための分割されたPRACHプリアンブルスクランブリングコード及び/又はシグネチャシーケンスの使用を例示した概略図である。 アップリンク送信のための好まれるリソースを示すための分割されたPRACHプリアンブルスクランブリングコード及び/又はシグネチャシーケンスの使用を例示した概略図である。 アップリンク送信のための好まれるリソースを示すための分割されたPRACHプリアンブルスクランブリングコード及び/又はシグネチャシーケンスの使用を例示した概略図である。 アップリンク送信のための好まれるリソースを示すための分割されたPRACHプリアンブルスクランブリングコード及び/又はシグネチャシーケンスの使用を例示した概略図である。
添付図と関係させて以下において示される詳細な発明を実施するための形態は、様々な構成の説明であることが意図され、ここにおいて説明される概念を実践することができる構成のみを表すことは意図されない。詳細な発明を実施するための形態は、様々な概念の徹底的な理解を提供することを目的とする具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実践可能であることが当業者にとって明確であろう。幾つかの例においては、該概念を曖昧にすることを回避するためによく知られた構造及びコンポーネントはブロック図形で示される。
本開示の様々な態様は、単一のセルがCell_FACHにあるUEによるE−DCHチャネルでのアップリンク送信のために2ms及び10msのTTIの両方を同時並行して配備する能力を提供する。さらに、本開示の幾つかの態様は、UEがCell_FACH状態でレガシーのRel−99 PRACHメッセージでデータを送信する任意選択肢を提供する。本開示のさらなる態様は、ネットワークが様々な理由のうちのいずれかでE−DCH又はRel−99 PRACHメッセージでの2ms又は10msのTTIリソースのUEによる選択をオーバーライドすることを提供する。
図1は、処理システム114を採用する装置100に関するハードウェア実装の例を示した概念図である。本開示の様々な態様により、要素、要素のあらゆる部分、又は要素のあらゆる組み合わせを、1つ以上のプロセッサ104を含む処理システム104を用いて実装することができる。プロセッサ104の例は、本開示全体を通じて説明される様々な機能を実施するように構成されたマイクロプロセッサと、マイクロコントローラと、デジタル信号プロセッサ(DSP)と、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)と、プログラマブル論理デバイス(PLD)と、ステートマシンと、ゲーテッド(gated)ロジックと、ディスクリートハードウェア回路と、その他の適切なハードウェアと、を含む。
この例では、処理システム114は、バス102によって一般的に代表されるバスアーキテクチャを用いて実装することができる。バス102は、処理システム114の特定の用途及び全体的なシステム上の制約事項に依存してあらゆる数の相互接続バス及びブリッジを含むことができる。バス102は、(プロセッサ104によって一般的に代表される)1つ以上のプロセッサと、メモリ105と、(コンピュータによって読み取り可能な媒体106によって一般的に代表される)コンピュータによって読み取り可能な媒体と、を含む様々な回路をまとめて結合させる。バス102は、様々なその他の回路、例えば、タイミング源、周辺装置、電圧調整器、及び電力管理回路、も結合することができ、これらは、当業においてよく知られており、従って、さらに詳細には説明されない。バスインタフェース108は、バス102とトランシーバ110との間のインタフェースを提供する。トランシーバ110は、送信媒体を通じて様々なその他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に依存して、ユーザインタフェース112(例えば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイク、ジョイスティック)も提供することができる。
プロセッサ104は、バス102を管理すること及び一般的な処理を担当し、コンピュータによって読み取り可能な媒体106に格納されたソフトウェアの実行を含む。ソフトウェアは、プロセッサ104によって実行されたときに、特定の装置に関して後述される様々な機能を実施することを処理システム114に行わせる。コンピュータによって読み取り可能な媒体106は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ104によって処理されるデータを格納するためにも使用することができる。
処理システム内の1つ以上のプロセッサ104は、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、エクセキュータブル(executable)、実行スレッド、プロシージャ、関数、等を意味すると広義に解釈されるものとし、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はその他のいずれとして呼ばれるかを問わない。ソフトウェアは、コンピュータによって読み取り可能な媒体106上に常駐することができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体106は、非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体であることができる。非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体は、例として、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)と、光学ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)又はデジタルバーサタイルディスク(DVD))と、スマートカードと、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)と、読取専用メモリ(ROM)と、プログラマブルROM(PROM)と、消去可能PROM(EPROM)と、電気的消去可能PROM(EEPROM)と、レジスタと、取り外し可能ディスクと、コンピュータによってアクセス及び読み取り可能であるソフトウェア及び/又は命令を格納するためのあらゆるその他の適切な媒体と、を含む。コンピュータによって読み取り可能な媒体は、例として、搬送波と、送信ラインと、コンピュータによってアクセス及び読み取り可能であるソフトウェア及び/又は命令を送信するためのあらゆるその他の適切な媒体と、を含むこともできる。コンピュータによって読み取り可能な媒体106は、処理システム114内に常駐すること、処理システム114の外部に存在すること、又は処理システム114を含む複数のエンティティにわたって分散させることができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体106は、コンピュータプログラム製品において具現化することができる。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージ材料内のコンピュータによって読み取り可能な媒体を含むことができる。当業者は、特定の用途及び全体的システムに対して課せられた全体的な設計上の制約に依存した、この開示全体を通じて提示された説明される機能を実装するための最良の方法、を認識するであろう。
この開示全体を通じて提示される様々な概念は、非常に様々な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、及び通信規格を横断して実装することができる。今度は図2を参照し、制限しない1つの説明例として、本開示の様々な態様が、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)システム200を参照して例示される。UMTSネットワークは、3つの相互作用領域、すなわち、コアネットワーク204、無線アクセスネットワーク(RAN)(例えば、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)202)、及びユーザ装置(UE)210を含む。この例では、UTRAN202に関して利用可能な幾つかの任意選択肢の中で、例示されるUTRAN202は、テレフォニー、映像、データ、メッセ−シング、ブロードキャスト、及び/又はその他のサービスを含む様々な無線サービスを可能にするためのW−CDMAエアインタフェースを採用することができる。UTRAN202は、各々が各々の無線ネットワークコントローラ(RNC)、例えば、RNC206、によって制御される、複数の無線ネットワークサブシステム(RNS)、例えば、RNS207、を含むことができる。ここで、UTRAN202は、例示されるRNC206及びRNS207に加えてあらゆる数のRNC206及びRNS207を含むことができる。RNC206は、とりわけ、RNS207内の無線リソースを割り当てる、再構成する、及びリリースすることを担当する装置である。RNC206は、様々なタイプのインタフェース、例えば、直接的な物理的接続、仮想ネットワーク、又はあらゆる適切な転送ネットワークを用いるその他、を通じてUTRAN202内のその他のRNC(示されていない)に相互接続することができる。
RNS207によって網羅される地理上の地域は、幾つかのセルに分割することができ、無線トランシーバ装置が各セルにサービスを提供する。無線トランシーバ装置は、UMTS用途ではノードBと共通して呼ばれるが、基地局(BS)、ベーストランシーバ局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、ベーシックサービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、又はその他の何らかの適切な用語で当業者によって呼ばれることもある。明確化を目的として、各RNS207には3つのノードBが示されるが、RNS207は、あらゆる数の無線ノードBを含むことができる。ノードB208は、あらゆる数のモバイル装置に関して無線アクセスポイントをコアネットワーク204に提供する。モバイル装置の例は、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、衛星無線、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオ装置、デジタルオーディオプレーヤー(例えば、MP3プレーヤー)、カメラ、ゲーム卓、又はあらゆるその他の類似の機能デバイスを含む。モバイル装置は、UMTS用途ではユーザ装置(UE)と共通して呼ばれるが、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、無線ユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、無線デバイス、無線通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、無線端末、遠隔端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又は何らかのその他の適切な用語で当業者によって呼ばれることもある。UMTSシステムでは、UE210は、ネットワークへのユーザの加入情報が入ったユニバーサル加入者アイデンティティモジュール(USIM)211をさらに含むことができる。例示することを目的として、1つのUE210が幾つかのノードB208と通信状態にあることが示されている。ダウンリンク(DL)は、順方向リンクとも呼ばれ、ノードB208からUE210への通信リンクを意味し、アップリンク(UL)は、逆方向リンクとも呼ばれ、UE210からノードB208への通信リンクを意味する。
コアネットワーク204は、1つ以上のアクセスネットワーク、例えば、UTRAN202、とインタフェースすることができる。示されるように、コアネットワーク204は、UMTSコアネットワークである。しかしながら、当業者が認識することになるように、この開示全体を通じて提示される様々な概念は、UMTSネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに提供するために、RAN、又はその他の適切なアクセスネットワークに実装できる。
例示されるUMTSコアネットワーク204は、回線交換(CS)領域と、パケット交換(PS)領域とを含む。回線交換要素の一部は、モバイルサービススイッチングセンター(MSC)、ビジタロケーションレジスタ(VLR)、及びゲートウェイMSC(GMSC)である。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)と、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)と、を含む。幾つかのネットワーク要素、例えば、EIR、HLR、VLR、及びAuCは、回線交換領域及びパケット交換領域の両方によって共有することができる。
示される例では、コアネットワーク204は、MSC212及びGMSC214と回線交換サービスをサポートする。幾つかの用途では、GMSC214は、メディアゲートウェイ(MGW)と呼ぶことができる。MSC212には1つ以上のRNC、例えば、RNC206、を接続することができる。MSC212は、呼のセットアップ、呼のルーティング、及びUEモビリティ機能を制御する装置である。MSC212は、UEがMSC212のカバレッジエリア内に存在する時間の間加入者関連情報が入ったビジタロケーションレジスタ(VLR)も含む。GMSC214は、UEが回線交換網216にアクセスするためのゲートウェイをMSC212を通じて提供する。GMSC214は、加入者データ、例えば、特定のユーザが加入しているサービスの詳細を反映させたデータ、が入ったホームロケーションレジスタ(HLR)215を含む。HLRは、各々の加入者ごとの認証データが入った認証センター(AuC)とも関連付けられる。特定のUEに関して呼が受信されると、GMSC214は、そのUEの位置を決定するためにHLR215に照会し、その位置にサービスを提供する特定のMSCに呼を転送する。
例示されるコアネットワーク204は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)218及びゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)220でパケット交換データサービスをサポートする。汎用パケット無線サービス(GPRS)は、標準的な回線交換データサービスの場合に入手可能なパケットデータサービスよりも高い速度でそれらを提供するように設計される。GGSN220は、パケットに基づくネットワーク222への接続をUTRAN202のために提供する。パケットに基づくネットワーク222は、インターネット、プライベートデータネットワーク、又はその他の適切なパケットに基づくネットワークであることができる。GGSN220の主機能は、パケットに基づくネットワーク接続性をUE210に提供することである。データパケットは、SGSN218を通じてGGSN220とUE210との間で転送することができ、それは、MSC212が回線交換領域で行うのと同じ機能をパケットに基づく領域において主に行う。
UTRAN202は、本開示により利用することができるRANの一例である。図3を参照し、例として及び制限することなしに、UTRANアーキテクチャ内のRAN300の簡略化された概略図が例示される。システムは、セル302、304、及び306を含む複数のセルラー地域(セル)を含み、それらの各々は、1つ以上のセクタを含むことができる。セルは、地理的に(例えば、カバレッジエリア別に)画定することができ及び/又は周波数、スクランブリングコード、等により定義することができる。すなわち、例示される地理的に画定されたセル302、304、及び306は、各々、例えば、異なるスクランブリングコードを利用することによって、複数のセルに細分割することができる。例えば、セル304aは、第1のスクランブリングコードを利用することができ、セル304bは、同じ地理上の地域内に存在して同じノードB344によってサービスが提供される間は、第2のスクランブリングコードを利用することによって区別することができる。
セクタに分割されたセル内では、セル内の複数のセクタは、アンテナのグループによって形成することができ、各アンテナは、そのセルの一部分内のUEとの通信を担当する。例えば、セル302では、アンテナグループ312、314、及び316は、各々、異なるセクタに対応することができる。セル304では、アンテナグループ318、320、及び322は、各々、異なるセクタに対応することができる。セル306では、アンテナグループ324、326、及び328は、各々、異なるセクタに対応することができる。
セル302、304、及び306は、各セル302、304、及び306の1つ以上のセクタと通信状態であることができる幾つかのUEを含むことができる。例えば、UE330及び332は、ノードB342と通信状態にあることができ、UE334及び336は、ノードB344と通信状態にあることができ、UE338及び340は、ノードB346と通信状態にあることができる。ここで、各ノードB342、344及び346は、各々のセル302、304、及び306内の全UE330、332、334、336、338、及び340に関してコアネットワーク204(図2参照)にアクセスポイントを提供するように構成することができる。
ソースセルとの呼中、又はその他のあらゆる時間に、UE336は、ソースセルの様々なパラメータ及び近隣セルの様々なパラメータをモニタリングすることができる。さらに、これらのパラメータの品質に依存して、UE336は、近隣セルのうちの1つ以上との通信を維持することができる。この時間中には、UE336は、アクティブセット、すなわち、UE336が同時に接続されるセルのリスト、を維持することができる(すなわち、ダウンリンク専用物理チャネルDPCH又はフラクショナル(fractional)ダウンリンク専用物理チャネルF−DPCHをUE336に現在割り当て中であるUTRANセルがアクティブセットを成すことができる)。
UTRANエアインタフェースは、拡散スペクトル直接シーケンス符号分割多元接続(DS−CDMA)システム、例えば、W−CDMA規格を利用するそれ、であることができる。拡散スペクトルDS−CDMAは、チップと呼ばれる擬似ランダムビットのシーケンスによる乗算を通じてユーザデータを拡散する。UTRAN202のためのW−CDMAエアインタフェースは、該DS−CDMA技術及び周波数分割複信(FDD)に関する呼に基づく。FDDは、ノード408とUE210との間でのアップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)に関して異なる搬送波周波数を使用する。DS−CDMAを利用し、及び、時分割複信(TDD)を使用するUMTSに関する他のエアインタフェースは、TDD−SCDMAエアインタフェースである。当業者は、ここにおいて説明される様々な例はW−CDMAエアインタフェースを参照しているが、根本的な原理は、TD−SCDMAエアインタフェース又はその他のあらゆる適切なエアインタフェースに対しても等しく適用可能であることを認識するであろう。
図4は、典型的なUE450と通信状態にある典型的なノードB410のブロック図であり、ノードB410は、図2のノードB208であることができ、UE450は、図2のUE210であることができる。ダウンリンク通信では、送信プロセッサ420は、データソース412からデータを及びコントローラ/プロセッサ440から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ420は、データ及び制御信号、及び基準信号(例えば、パイロット信号)に関して様々な信号処理機能を提供する。例えば、送信プロセッサ420は、誤り検出のための巡回冗長性検査(CRC)コード、前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングとインターリービング、様々な変調方式(例えば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M−PSK)、又はM−直交振幅変調(M−QAM)、等)に基づく信号点配置へのマッピング、直交可変拡散係数(OVSF)による拡散、及び、スクランブリングコードで乗算して一連のシンボルを生成すること、を提供することができる。送信プロセッサ420に関するコーディング、変調、拡散、及び/又はスクランブリング方式を決定するためにチャネルプロセッサ444からのチャネル推定値をコントローラ/プロセッサ440によって使用することができる。これらのチャネル推定値は、UE450によって送信された基準信号から又はUE450からのフィードバックから導き出すことができる。送信プロセッサ420によって生成されたシンボルは、フレーム構造を生成するために送信フレームプロセッサ430に提供される。送信フレームプロセッサ430は、コントローラ/プロセッサ440からの情報とシンボルを多重化することによってこのフレーム構造を生成し、その結果として一連のフレームが得られる。これらのフレームは、送信機432に提供され、それは、これらのフレームを増幅、フィルタリング、及び変調し、アンテナ434を通じての無線媒体でのダウンリンク送信のための搬送波に乗せることを含む様々な信号コンディショニング機能を提供する。アンテナ434は、例えば、ビームステアリング双方向適応型アンテナ配列又はその他の同様のビーム技術を含む1つ以上のアンテナを含むことができる。
UE450において、受信機454は、アンテナ452を通じてダウンリンク送信を受信し、送信を処理し、変調されて搬送波上に乗せられた情報を復元する。受信機454によって復元された情報は、受信フレームプロセッサ460に提供され、それは、各フレームを構文解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ494に、及び、データ、制御、及び基準信号を受信プロセッサ470に提供する。受信プロセッサ470は、ノードB410内の送信プロセッサ420によって実施された処理の逆を実施する。より具体的には、受信プロセッサ470は、シンボルをスクランブル解除及び逆拡散し、変調方式に基づいてノードB410から送信された最も可能性が高い信号点配置点を決定する。これらのソフト(soft)決定は、チャネルプロセッサ494によって計算されたチャネル推定値に基づくことができる。これらのソフト決定が復号及びデインターリービングされてデータ、制御、及び基準信号が復元される。次に、CRCコードが検査されてフレームが成功裏に復号されたかどうかを決定する。成功裏に復号されたフレームによって搬送されたデータは、UE450及び/又は様々なユーザインタフェース(例えば、ディスプレイ)において実行中のアプリケーションを表すデータシンク472に提供される。成功裏に復号されたフレームによって搬送された制御信号は、コントローラ/プロセッサ490に提供される。フレームが受信機プロセッサ470によって不成功裏に復号されたときには、コントローラ/プロセッサ490は、それらのフレームのための再送信要求をサポートするために肯定応答(ACK)及び/又は否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
アップリンクにおいて、データソース478からのデータ及びコントローラ/プロセッサ490からの制御信号が送信プロセッサ480に提供される。データソース478は、UE450及び様々なユーザインタフェース(例えば、キーボード)において実行中のアプリケーションを表すことができる。ノードB410によるダウンリンク送信と関係させて説明される機能と同様に、送信プロセッサ480は、CRCコード、FECを容易にするためのコーディングとインターリービング、信号点配置へのマッピング、OVSFによる拡散、一連のシンボルを生成するためのスクランブリング、を含む様々な信号処理機能を提供する。ノードB410によって送信された基準信号から又はノードB410によって送信されたミッドアンブル(midamble)に含まれるフィードバックからチャネルプロセッサ494によって導き出されたチャネル推定値は、該当するコーディング、変調、拡散、及び/又はスクランブリング方式を選択するために使用することができる。送信プロセッサ480によって生成されたシンボルは、フレーム構造を生成するために送信フレームプロセッサ482に提供される。送信フレームプロセッサ482は、コントローラ/プロセッサ490からの情報とシンボルを多重化することによってこのフレーム構造を生成し、その結果として一連のフレームが得られる。これらのフレームは、送信機456に提供され、それは、これらのフレームを増幅、フィルタリング、及び変調し、アンテナ452を通じての無線媒体でのアップリンクリンク送信のための搬送波に乗せることを含む様々な信号コンディショニング機能を提供する。
アップリンク送信は、UE450での受信機機能と関係させて説明される方法と同様のそれでノード410で処理される。受信機435がアンテナ434を通じてアップリンク送信を受信してその送信を処理し、変調されて搬送波に乗せられた情報を復元する。受信機435によって復元された情報は、受信フレームプロセッサ436に提供され、それは、各フレームを構文解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ444に及びデータ、制御、及び基準信号を受信プロセッサ438に提供する。受信プロセッサ438は、UE450内の送信プロセッサ480によって実施される処理の逆を行う。成功裏に復号されたフレームによって搬送されたデータ及び制御信号は、データシンク439及びコントローラ/プロセッサにそれぞれ提供することができる。フレームの一部が受信機プロセッサによって不成功裏に復号された場合は、コントローラ/プロセッサ440は、それらのフレームのための再送信要求をサポートするために肯定応答(ACK)及び/又は否定応答(NACK)プロトコルを使用することもできる。
コントローラ/プロセッサ440及び490は、ノードB410及びUE450での動作をそれぞれ指示するために使用することができる。例えば、コントローラ/プロセッサ440及び490は、タイミング、周辺装置インタフェース、電圧調整、電力管理、及びその他の制御機能を含む様々な機能を提供することができる。メモリ442及び492のコンピュータによって読み取り可能な媒体は、ノードB410及びUE450のためのデータ及びソフトウェアをそれぞれ格納することができる。ノードB410のスケジューラ/プロセッサ446は、UEにリソースを割り当てるために及びUEに関するダウンリンク及び/又はアップリンク送信をスケジューリングするために使用することができる。
いずれの無線通信システムでも、通信プロトコルアーキテクチャは、特定の用途に依存して様々な形態をとることができる。例えば、3GPP UMTSシステムでは、シグナリングプロトコルスタックは、非アクセス層(NAS)及びアクセス層(AS)に分割される。NASは、UEとコアネットワークとの間のシグナリングのための上位層を提供し、回線交換及びパケット交換プロトコルを含むことができる。ASは、UTRANとUEとの間でのシグナリングのための下位層を提供し、ユーザプレーンと制御プレーンとを含むことができる。ここで、ユーザプレーン又はデータプレーンは、ユーザトラフィックを搬送し、制御プレーンは、制御情報(すなわち、シグナリング)を搬送する。
図5に関して、3つの層、層1、層2、及び層3を有するASが示される。層1は、最下位層であり、様々な物理層信号処理機能を実装する。層1は、ここで物理層506と呼ばれる。データリンク層は、層2 508と呼ばれ、物理層506の上位であり、物理層506を通じてのUEとノードBとの間のリンクを担当する。
層3では、RRC層516が、UEとUTRANとの間での制御プレーンシグナリングを処理する。RRC層516は、より高位の層のメッセージをルーティングし、ブロードキャスト及びページング機能を取り扱い、無線ベアラを確立及び構成する、等のための幾つかの機能エンティティを含む。
RRC層516によって決定されるように、UEは、幾つかのRRC状態のうちの1つであることができる。RRC状態は、IDLEモードと接続モードとを含む。IDELモードは、最も低いエネルギー消費量を有し、接続モードは、幾つかの中間レベルの待機状態、例えば、URA_PCH、Cell_PCH、及びCell_FACH、等を含む。RRC接続モードは、Cell_DCH状態をさらに含み、最高レートのデータ送信のための専用チャネルが提供される。
UEは、呼又は接続活動に依存してそれのRRC状態を変更し、UEが非アクティブであるときにはより低い状態に入ることができる。待機状態は、ネットワーク容量、呼セットアップ時間、バッテリ時間、及びデータ速度、等の要因間で異なるトレードオフ(trade−off)を提供する。IDLE状態は、バッテリ電力を節約するが、無線接続をほとんど提供しない。
例示されるエアインタフェースでは、L2層508は、副層に分割される。制御プレーンでは、L2層508は、2つの副層、すなわち、メディアアクセス制御(MAC)副層510及び無線リンク制御(RLC)副層512、を含む。ユーザプレーンでは、L2層508は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)副層514をさらに含む。示されていないが、UEは、L2層508の幾つかの上位層を有することができ、ネットワーク側においてPDNゲートウェイで終端するネットワーク層(例えば、IP層)と、接続の他端(例えば、遠隔の最後のUE、サーバ、等)で終端するアプリケーション層と、を含む。
PDCP副層514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間での多重化を提供する。PDCP副層514は、無線送信オーバーヘッドを低減させるための上位層データパケットのためのヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによるセキュリティ、及びノードB間でのUEのためのハンドオーバーサポートも提供する。
RLC副層512は、概して、肯定応答モード(AM)(肯定応答及び再送信プロセスを誤り訂正のために使用することができる場合)、否定応答モード(UM)、及びデータ転送のためのトランスペアレントモードをサポートし、MAC層でのハイブリッド自動再送要求(HARQ)に起因する順序外受信を補償するための上位層データパケットのセグメント化と再組み立て及びデータパケットの順序再設定を提供する。肯定応答モードでは、RLCピアエンティティ、例えば、RNC及びUE、は、とりわけRLCデータプロトコルデータユニット(PDU)、RLC状態PDU、及びRLCリセットPDUを含む様々なRLC PDUをやり取りすることができる。本開示では、用語“パケット”は、RLCピアエンティティ間でやり取りされるあらゆるRLC PDUを意味することができる。
MAC副層510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化を提供する。MAC副層510は、1つのセル内の様々な無線リソース(例えば、リソースブロック)をUE間で割り当てることも担当する。MAC副層510は、HARQ動作も担当する。
高速パケットアクセス(HSPA)エアインタフェースは、ユーザにとっての向上されたスループット及び低減されたレーテンシーを容易にするためのUE210とUTRAN202(図2を再参照)との間での3G/W−CDMAエアインタフェースの一連の拡張を含む。先行規格に対するその他の修正の中で、HSPAは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)、共有チャネル送信、及び適応型変調及びコーディングを利用する。HSPAを定義する規格は、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)とHSUPA(高速アップリンクパケットアクセスであり、拡張アップリンク又はEULとも呼ばれる)とを含む。
HSPAネットワークでは、より上位の層、さらに下って最下位層であるMAC層510で生成されたデータは、送信時間間隔(TTI)と呼ばれる間隔中にトランスポートチャネルを通じてオーバー・ザ・エアで搬送される。TTIは、カプセル化されたパケットの受信機によって独立して復号可能であるそのパケットの時間長である。無線通信システムでは、より上位の層は、TTI内に納まるようにサイズが設定されたより下位の層にパケットを渡す。
3GPP Release5仕様は、HSDPAと呼ばれるダウンリンク拡張を導入した。HSDPAは、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)をそれのトランスポートチャネルとして利用する。HS−DSCHは、3つの物理チャネル、すなわち、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS−PDSCH)、高速共有制御チャネル(HS−SCCH)、及び高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)によって実装される。
これらの物理チャネルのうちで、HS−DPCCHは、対応するダウンリンクパケット送信が成功裏に復号されたかどうかを示すためにアップリンクでHARQ ACK/NACKシグナリングを搬送する。すなわち、ダウンリンクに関しては、UE210は、それがダウンリンクでパケットを正確に復号したかどうかを示すためにHS−DPCCHを通じてノードB208にフィードバックを提供する。
HS−DPCCHは、ノードB208が変調及びコーディング方式及びプリコーディング重み選択に関して正しい決定を行うのを援助するためのUE210からのフィードバックシグナリングをさらに含み、このフィードバックシグナリングは、チャネル品質インジケータ(CQI)とプリコーディング制御情報(PCI)とを含む。
3GPP Release6仕様は、拡張アップリンク(EUL)又は高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)と呼ばれるアップリンク拡張を導入した。EULは、EUL専用チャネル(E−DCH)をそれのトランスポートチャネルとして利用する。E−DCHは、Release99DCHとともにアップリンクで送信される。
E−DCHは、E−DCH専用物理データチャネル(E−DPDCH)とE−DCH専用物理制御チャネル(E−DPCCH)とを含む物理チャネルによって実装される。さらに、HSUPAは、E−DCH HARQインジケータチャネル(E−HICH)と、E−DCH絶対的グラントチャネル(Absolute Grant Channel)(E−AGCH)と、E−DCH相対的グラントチャネル(Relative Grant Channel)(E−RGCH)とを含む追加の物理チャネルに依存する。
以前のW−CDMAシステム(例えば、Rel−99)で利用されるDCHと比較して、E−DCHは、より短いTTI(2msという低さ)を有するスケジューリングされたアップリンクの使用を通じてアップリンクにおいて有意により高いデータ容量及びデータユーザ速度を提供した。すなわち、より短いTTIは、低減された遅延、スケジューリングプロセスにおける増大された粒度(granularity)、及び時間とともに変化するチャネル状態のより良い追跡を可能にすることができる。先行実装は、最低で10msのTTIを利用した。10msのTTIは、向上されたカバレッジを提供するため、2msのTTIは、概して、信号状態が好ましいとき又はUEがアップリンク送信のための利用可能な電力ヘッドルームを有するときだけ実装される。さらに、UEのカバレッジが制限されているか又は制限された電力ヘッドルームを有する場合は、10msのTTIのほうが好ましいであろう。
上述されるように、UMTSネットワーク内のUE450に関するRRC状態のうちの1つは、Cell_FACHと呼ばれ、UEは、ダウンリンクでフォワードアクセスチャネル(FACH、相対的に少量のデータの送信のために使用)を連続的にモニタリングするが、UEに割り当てられた専用物理チャネルは存在しない。Cell_FACH状態にある間は、後述されるように、ランダムアクセス手順に従ったアップリンク送信がUEによって許容される。
従来のランダムアクセス手順は、UEがCell_FACH状態にある間に開始させることができ、大体は、UE450及びノード410のMACエンティティ510によって管理される。後述されるように、ランダムアクセス手順は、とりわけ、BCHと、RACHと、AICHと、を含むチャネルを利用する。
ブロードキャストチャネル(BCH)は、ノードB410によって送信されるトランスポートチャネルであり、それは、リスニング(listening)範囲内にあるモバイルに向けられたブロードキャストされた情報を搬送する。ブロードキャストされる情報は、特定のセルを対象にすることができるか又はネットワークに関するものであることができる。とりわり、ブロードキャストされる情報は、利用可能なRACHサブチャネル、及びRACH用に利用可能なスクランブリングコード及びシグネチャのリストを含むことができる。
ランダムアクセスチャネル(RACH)は、アクセス試行を搬送してネットワークとの呼を開始するために、又は、電源を入れた後にネットワークに端末を登録するために、又は1つの位置から他へ移動した後に位置更新を行うためにU450によって一般的に使用されるトランスポートチャネルである。すなわち、RACHは、共通のアップリンクシグナリングメッセージを提供することができ、及び、Cell_FACH状態で動作中のUEからの専用アップリンクシグナリング及びユーザ情報を搬送することもできる。物理層では、RACHは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)にマッピングする。
PRACHは、UE450によって送信され、そのチャネルでのデータ送信前に送信されるプリアンブルを含む。PRACHプリアンブルには、16のシンボルのシグネチャシーケンスが入っており、それらは、256の拡散係数を有する拡散シーケンスと結合されると、4096チップの長さを有するPRACHプリアンブルが得られる。
アクセス試行の受信を示すために取得インジケータチャネル(AICH)がノードB410によって送信される。すなわち、ノードB410がPRACHプリアンブルを検出した時点で、ノードB410は、PRACHで使用されたのと同じシグネチャシーケンスを含むAICHを概して送信する。AICHは、概して、取得インジケータ(AI)と呼ばれる情報要素を含み、それは、受信されたアクセス試行の受け入れ又は拒否を示す肯定応答(ACK)又は否定応答(NACK)を含むことができる。AICHは、以下においてさらに詳細に説明されるように、肯定応答又は否定応答に加えてリソース割り当て情報をUEに提供するための拡張取得インジケータ(E−AI)をさらに含むことができる。
図6は、3GPP Release99仕様(ここではRel−99と呼ばれる)によるUTRAネットワークでの典型的なランダムアクセス手順を例示する。ここで、ランダムアクセス手順は、UE450が利用可能なRACHサブチャネル及びそれらのスクランブリングコード及びシグネチャを決定するためにBCHを復号することから始まる。UE450は、UEが使用することが許容されるサブチャネルのグループの中からRACHサブチャネルのうちの1つをランダムに選択することができる。シグネチャも、利用可能なシグネチャの中からランダムに選択することができる。
初期のPRACHプリアンブル送信電力レベルを設定後は、UE450は、選択されたスクランブリングコード及びシグネチャとともにPRACHプリアンブル602を送信する。図6の例示では、PRACHプリアンブルは、2つの送信を含み、各送信での電力のランピング(ramping)は、ネットワークによって肯定応答されない。PRACHプリアンブル602が検出されたときには、ノードB410は、AICHでの否定応答を示す取得インジケータ(AI)604を用いて応答することができる。ここで、UE450は、それの送信を停止し、選択されたバックオフ期間に等しい待ち時間606の間待った後に再試行する(パーシステンス(persistence)値に対応する試行回数が終了していない場合)。待った後は、UE450に関するパーシステンス値に対応して許容される試行回数が終了していない場合は、UE450は、後続するPRACHプリアンブル608をPRACHで送信することができる。この事例では、アクセス試行は、AICHでノードB410によって送信された肯定応答610によって応答される。ここで、AICHは、UEによって送信されたのと同じシグネチャシーケンスを含む。UE450がAICH応答を検出した時点で、それは、RACH送信のメッセージ部612を送信することができる。すなわち、レガシーのRel−99 UEがCell_FACH状態にあるときには、相対的に低いデータレートのアップリンクデータを、Rel−99PRACHメッセージを利用して送信することができる。
このRel−99PRACHメッセージは、少量のユーザデータをシグナリングするために有用であることができる。しかしながら、データレートは典型的には10kbpsよりも低いため、性能を向上させるためにCell_FACH状態におけるHSPAトランスポート及び物理チャネルの使用を可能にするのが望まれている。この及びその他の理由のため、より最近の仕様では拡張RACHを導入した。
Release8仕様で定義される拡張RACHは、Cell_FACHにある間にアップリンク送信のためにE−DCHリソースをUEによって利用可能にした。E−DCHでの送信は、送信を行うために要求される電力の増大を犠牲にして、Rel−99 PRACHメッセージを利用して可能であるよりも高いデータレートを提供する。
拡張RACHを可能にするために、上述され及び図6で例示されるRel−99ランダムアクセス手順の幾つかの態様が修正される。例えば、Cell_FACHで使用されるE−DCHリソースは、BCHでセル内の全UEにブロードキャストされる。拡張RACHが可能なUEは、引き続くアクセス試行での使用のためにこのリソースリストを復号することができる。
拡張RACHが可能なUEでは、PRACHプリアンブル602、608の送信は、UEがE−DCH送信を送信することを求めていることを示すように構成されたプリアンブルシグネチャを含む。応答して、ノードBは、UEに割り当てられたE−DCHリソースを示すように構成された対応するAI又はE−AI(604、610)を送信することができる。ここで、E−AIは、Release8又は3GPP TS 25.214を含む後続の3GPP仕様により、UEがCell_FACH状態のアップリンク送信において利用するためのE−DCHリソース構成情報を提供することができる。
従って、拡張RACH下では、上述されるようにRACHメッセージ612を送信するのではなく、UEは、UEにとって利用可能であることがAICH送信で示されるリソースを用いて、E−DCHを利用してアップリンクデータを送信する。
拡張RACH手順は、Rel−99 RACH手順よりも有益である一方で、幾つかの不利な点が存在する。例えば、E−DCHでのアップリンク送信は、RACHでの送信よりも多くの電力をUEから利用し、これは、モバイルデバイスのバッテリ寿命に悪影響を及ぼす可能性がある。
さらに、Cell_FACHにあるUEに関しては、セル全体に関する共通E−DCHリソースは、2msのTTI又は10msのTTIのいずれかのために構成される。すなわち、1つのセル内では、Cell_FACH状態にあるその他のUEが10msのTTIを使用する間にCell_FACH状態にある幾つかのUEに2msのTTIを使用させるのは従来は可能ではない。この制限は、Cell_FACHにある全UEのカバレッジに悪影響を及ぼす可能性がある。
すなわち、より大きいRACHカバレッジを確保するために、ネットワークは、10msのTTIですべての共通E−DCHリソースを構成するようにする傾向がある。この構成の結果、大きな送信電力ヘッドルームを有するUEにデータレート制限を課すことになり、2msのTTIが有する高データレート及び低レーテンシーという利益を奪うことになる。
他方、ネットワークが2msのTTIですべての共通E−DCHリソースを構成することになった場合、低い電力ヘッドルームを有するUEが10msのTTIに起因する向上されたカバレッジ性能という利益を享受しないことになる。
さらに、EULが可能なUEに関しては、現在の仕様は、レガシーのRel−99 PRACHメッセージでの従来のデータ送信を許容しない。しかしながら、幾つかの場合は、送信すべきわずかな量のデータが存在する場合、E−DCHで送信するのは電力使用の点で割高になることがあり、その代わりに、UEは、レガシーのRel−99 PRACHメッセージで有益に送信することが可能である。
従って、本開示の様々な態様は、単一のセルがCell_FACHにあるUEによるアップリンク送信のために2ms及び10msのTTIの両方を同時並行して配備する能力を提供する。さらに、本開示の幾つかの態様は、UEがCell_FACH状態でレガシーのRel−99 PRACHメッセージでデータを送信する任意選択肢を提供する。
さらに、本開示の様々な態様が、単なるCell_FACH状態以外のその他のRRC状態でこれらの能力を提供する。すなわち、ここにおいて詳細に説明されるランダムアクセス手順は、Cell_FACH状態を参照する一方で、それらの手順は、その他の非DCH RRC状態、例えば、URA_PCH、Cell_PCH、さらにはアイドルモードで、UEに対して等しく適用可能であることを当業者は理解するであろう。
これらの能力を可能にするために、レガシーUEでの後方互換性を希望することができる。ここで、“レガシーUE”は、3GPP Release8(以後“Rel−8”)仕様によりセル内で通信することが可能なUEを意味することができる。さらに、“レガシーUE”は、Release11仕様よりも前のあらゆる3GPPリリースにより構成されたUEを意味することができる。従って、セルに送信されるシグナリングは、セル内のレガシーUEがそれらの指定された手順によりアップリンク送信のためにランダムアクセス手順を利用し続けることができるように構成することができる。例えば、上述されるように、Rel−99 PRACH又は拡張PRACHを利用する。さらに、本開示により構成されたUEは、Rel−99 PRACHメッセージ、拡張PRACH手順によるRel−8共通E−DCH、10msのTTIを有するRel−11共通E−DCH、及び2msのTTIを有するRel−11共通E−DCHの間での選択を可能にする構成を受信できるようにすることができる。
図7は、Cell_FACH又はその他の適切な非DCH状態のUEのためのランダムアクセス手順を可能にし、E−DCHでのアップリンク送信のための2ms及び10msのTTIの同時並行配備を可能にするためのUE450で運用可能な典型的なプロセス700を例示したフローチャートである。幾つかの例では、プロセス700は、Cell_FACH又はその他の適切な非DCH状態のUEによるRel−99 PRACH送信の利用をさらに可能にすることができる。
本開示の様々な態様により、プロセス700は、ノードB410及び/又は
UE450によって実装することができる(図4参照)。本開示の他の態様により、プロセス700は、処理システム114によって実装することができる(図1参照)。本開示の他の態様により、プロセス700は、示された機能を実施するためのあらゆる適切なプロセッサ、装置、又は手段によって実装することができる。
ブロック702では、UTRAN(例えば、RNC206、図2参照)は、共通アップリンクリソースの1つ以上のリストを送信することができる。ここで、送信は、セルのリスニング範囲内のあらゆる1つ以上のUEが受信することができる共有チャネルであるブロードキャストチャネル、例えば、BCH、で行うことができる。このブロードキャストにより、セルは、E−DCHでのアップリンク送信用にいずれのリソースが利用可能であるかを1つ以上のUEに通信することができる。これらのアップリンクリソースは、典型的には、Cell_FACHでアップリンクトラフィックのために使用することができる共通E−DCHリソースのリストを含む。さらに、セルは、Rel−99 PRACHでの使用のためにいずれのリソースを利用可能であるかをUEに通信することができる。
一例では、ブロードキャストは、(例えば、上述される従来の拡張RACH手順に対応する)2ms又は10msのTTIのうちの1つを示す、レガシーUEにとってアクセス可能な第1のリストと、本開示により構成されたUEにとってアクセス可能な第2のリストと、を含むことができる。ここで、第2のリストは、共通E−DCHリソースから成る複数の組をふくむことができ、第1の組は、2msのTTIを含み、第2の組は、10msのTTIを含み、任意選択で、第3の組は、Rel−99送信のために利用可能なリソースを含む。本開示のさらなる態様では、ネットワークには、第2のリストをブロードキャストしない任意選択肢を提供することができる。この場合は、UEの行動は、レガシーUEと基本的に同じになり、すなわち、第1のリストのみでアドバタイズ(advertise)されたリソースを利用し、それは、セル全体で一様に単一のTTI長になる。
共通E−DCHリソースの第2のリストを利用するときには、第2のリスト内のいずれの組のサイズも任意選択でゼロに設定することができる。このようにして、ネットワークは、本開示により構成されたUEによる利用のために第2のリスト上の値のうちの1つのみ、例えば、2ms又は10msのTTI、に対応する共通E−DCHリソースをアドバタイズする柔軟性を有することができる。
すなわち、レガシーUEにとってアクセス可能である第1のリストは、第1のTTI長に設定することができ、本開示により構成されたUE450にとって排他的にアクセス可能である第2のリストは、第2のTTI長に設定することができる。このようにして、UE450が第1のリスト上のリソースを要求するアクセス試行を行うときには、ネットワークは、そのUE450をレガシーUEとして取り扱うことができ、UE450が第2のリスト上のリソースを要求するアクセス試行を行うときには、ネットワークは、UE450が本開示により構成され、柔軟なリソース割り当てが可能であることを知ることになる。
特定の例では、レガシーUEにとってアクセス可能な第1のリストは、10msのTTIをブロードキャストするように設定することができ、第2のリストは、2msのTTIをブロードキャストするように設定することができる。この例では、本開示により構成されたUE450が10msのTTIを要求するために第1のリストを利用するアクセス試行を行う場合は、ネットワークは、UE450が本開示により構成されており、2ms又は10msのいずれかを利用する柔軟性が可能であると決定する方法を必ずしも有さないことになる。従って、ネットワークは、UE450をレガシーUEとして取り扱い、要求に従って利用可能なリソースを割り当てることになる。他方、UEが2msのTTIを要求するために第2のリストを利用するアクセス試行を行う場合は、第2のリストを利用することで、レガシーUEはこのことに気がつかず、ネットワークは、UE450が本開示により構成されており、2ms又は10msのTTIを利用した柔軟なリソースの割り当てが可能であると決定できるようになる。この場合は(以下においてさらに詳細に説明されるように)、ネットワークは、UEの要求を受け入れて2msのTTIを利用してリソースを割り当てすることができ、又は、ネットワークは、UEの要求をオーバーライドし、10msのTTIを利用してリソースを割り当てることができる。
ここで、第2のリストが10msのTTIをブロードキャストする一方で、2msのTTIをブロードキャストするためにレガシーUEにとってアクセス可能な第1のリストをポピュレート(populate)することが可能である。しかしながら、本開示により構成されたUE450が10msのTTIを要求する場合は、その要求の理由は、電力ヘッドルーム上の制限に起因する可能性が高い。すなわち、上述されるように、2msのTTIは、概して、信号状態が良好なときのみ又はUEがアップリンク送信のために利用可能な電力ヘットルームを有するときのみに実装される。この場合は、UEが10msのTTIを要求した場合は、この要求をオーバーライドして代わりに2msのTTIをUE450に割り当てるのは理にかなっていない。すなわち、UE450が、2msのTTIを利用するための十分な電力ヘッドルームを有さないことがある。従って、2msのTTIをブロードキャストする第1のレガシーリスト及び10msのTTIをブロードキャストする第2のリストを有しても、10msのTTIを要求するUEへのリソース割り当ての柔軟性という利点をもたらさないことがある。
本開示のさらなる態様では、ブロック702でのブロードキャストは、Rel−99 PRACH、Rel−8共通E−DCHリソース、Rel−11 2msTTI及び10msTTI共通E−DCHリソースのうちの2つ以上の間でのPRACH分割に対応する情報を含むことができる。PRACHパーティションについては以下においてさらに詳細に説明される。
ブロック704において、UE450は、ブロック702においてノードBによって送信されたブロードキャストを受信することができる。共通E−DCHリソースのリストを有し、及び、Rel−99 PRACH、Rel−8共通E−DCHリソース、Rel−11 2msTTI及び10msTTI共通E−DCHリソースの間でPRACHを分割することで、UE450は、非DCH状態、例えば、Cell_FACH、でのアップリンク送信の特徴に関するプレファレンス(preference)を示すように構成されたアクセス試行を後述されるように送信するのを可能にすることができる。例えば、UE450は、アクセス試行において、Rel−99 PRACHメッセージ、又は2ms又は10msのTTIを利用したE−DCH送信を利用することのプレファレンスを示すのを可能にすることができる。
ブロック706において、UE450は。非DCH状態でのアップリンク送信の特徴に関するプレファレンスを決定することができる。例えば、Cell_FACHにあるUE450は、Rel−99 PRACHメッセージ、2msのTTIを利用するE−DCHメッセージ、又は10msのTTIを利用するE−DCHメッセージを含む1つ以上の候補の中から選択することができる。
上述されるように、これらのアップリンク送信フォーマットの各々は、異なる利点及び不利な点を有する。例えば、Rel−99 PRACHメッセージでの送信を許容するように構成されるUEでは、このメッセージは、E−DCHでの送信よりも少ないエネルギーを利用することができるが、より低いデータレートを提供する。従って、エネルギーを節約するためには、該UEは、送信すべきデータ量が非常に少ないときにRel−99 PRACHメッセージを選択することができる。送信すべきデータ量が相対的に多い場合は、共通E−DCHリソースをアップリンク送信のために利用するのが自然な選択になる。この場合、又はRel−99 PRACHメッセージでのCell_FACH送信を許容するように構成されていないUEでは、UEは、2ms又は10msのTTIを選択することができる。
本開示の一態様では、2ms又は10msのTTIのいずれかの選択は、信号状態及び/又はUE450の電力ヘッドルーム、等の要因に基づくことができる。すなわち、上述されるように、不良な信号状態を経験している及び/又は限られた電力ヘッドルームを有するUEは、10msのTTIを選択するのが有益になり、その理由は、このフォーマットは、セル内で向上したカバレッジを提供するためである。しかしながら、良好な信号状態を経験している及び/又はより大きい利用可能なヘッドルームを有するUEは、より短いTTIの様々な利益を利用するために2msのTTIを選択することを希望することができる。
幸いなことに、(例えば、Rel−8で規定されるような)既存の従来のPRACH手順は、UE450がそれの最初のPRACHプリアンブル送信602において利用するための電力である、Preamble_Initial_Powerで表される値の決定を含む(図6参照)。ここで、Preamble_Initial_Powerの値は、セルからの受信されたパイロット電力及びUE450によって検出されたアップリンク干渉量により決定される。従って、本開示の幾つかの態様では、このPreamble_Initial_Powerは、2ms又は10msのTTIのいずれかを選択するための1つの要因として再使用することができる。すなわち、計算されたPreamble_Initial_Powerの値が高い場合は、これは、UE450が限られた電力ヘッドルームを有しており、従って、UE450は10msのTTIを選択できることを意味することができる。他方、Preamble_Initial_Powerの値が低い場合は、UE450は、2msのTTIを選択することができる。
図8は、UE(例えば、UE450)が本開示の一部の態様によりCell_FACH、等の非DCH状態でのアップリンク送信の特徴を選択する典型的なプロセス800を例示したフローチャートである。ここで、プロセス800は、図7のブロック706に対応することができ、そこではさらなる詳細が示されている。
ブロック802において、プロセスは、Cell_FACH、等の非DCH状態のUE450がアップリンク送信で送信すべきデータを有するかどうかを決定することができる。いいえである場合は、プロセスは終了する。はいである場合は、ブロック804において、プロセスは、そのデータがデータスレショルドよりも少ない量であるかを決定することができる。幾つかの例では、データスレショルドは、ネットワークによってUE450にシグナリングする、例えば、システム情報ブロック(SIB)でブロードキャストすることができる。その他の例では、データスレショルドは、UE450において予めプログラミングすることができ(例えば、メモリ492に格納される)、又はその他の適切な予め決定されたデータスレショルドを利用することができる。ここで、データ量がデータスレショルドよりも少ない場合は、ブロック806において、UE450は、アップリンク送信で利用するためのRel−99 PRACHメッセージを選択することができる。
他方、データ量がデータスレショルドよりも少なくない場合は、プロセスは、ブロック808に進むことができ、そこで、プロセスは、初期送信電力の関数(例えば、上記のPreamble_Initial_Power)が電力スレショルドよりも大きいかどうかを決定することができる。ここで、初期送信電力の関数は、初期送信電力のあらゆる適切な関数であることができ、送信電力自体、初期送信電力とその他の電力値の差又は和、等を含むが、これらに限定されない。ブロック804に関して上述されるデータスレショルドと同様に、ブロック808において利用される電力スレショルドは、ネットワークによって、例えば、システム情報ブロック(SIB)でブロードキャストすることによって、UE450にシグナリングすることができる。その他の例では、電力スレショルドは、UE450において予めプログラミングすることができ、又は、あらゆるその他の適切な予め決定された電力スレショルドを利用することができる。ここで、初期送信電力の関数が電力スレショルドよりも大きい場合は、ブロック810において、プロセスは、10msのTTIを選択することができる。他方、初期送信電力の関数が電力スレショルドよりも大きくない場合は、ブロック812において、プロセスは、2msのTTIを選択することができる。
本開示の幾つかの態様では、プロセス800を実施するUE450は、2msのTTI及び10msのTTIしか選択することができない。すなわち、Rel−99 PRACHメッセージの潜在的な選択に関連する、ブロック804からブロック806へのプロセスの部分は、任意選択である。該例では、ブロック802後において、非DCH状態のUEが送信すべきデータを有すると決定後、プロセスは、2msのTTI又は10msのTTIを選択するためにブロック808に直接進むことができる。
今度は図7に戻り、UE450が(図8に関連して上述されるように)ブロック706においてアップリンク送信の特徴のプレファレンスを決定した時点で、プロセスは、ブロック708に進むことができ、ここで、UE450は、決定されたプレファレンスを示すように構成されたアクセス試行を送信する。本開示の一態様により、アクセス試行は、PRACHプリアンブルスクランブリングコードの組を分割することによって、特定のスクランブリングコードで利用されるシグネチャシーケンスの組を分割することによって、又は上記の組み合わせを利用することによって、決定されたプレファレンスを示すように構成することができる。
図9乃至12は、アップリンク送信フォーマットに関する決定されたプレファレンスを示すようにPRACHプリアンブルを構成することができる方法を示す幾つかの例を実証する概略図である。すなわち、図6に関連して上述されるPRACHプリアンブル602は、概して、UE450が利用可能なスクランブリングコードの組の中から選択されたスクランブリングコードを利用することによって送信される。図9−10及び12には、3つの異なるスクランブリングコードが例示され、図11には、4つの異なるスクランブリングコードが例示される。しかしながら、いずれの特定の例でも、利用可能なスクランブリングコードの組にはあらゆる適切な数のスクランブリングコードを含めることができる。さらに、スクランブリングコードに加えて、PRACHプリアンブル602が、利用可能なシグネチャの組の中から選択されたシグネチャによってさらに変調される。図9乃至12の各々において、6つのシグネチャを含むシグネチャスペースを有するスクランブリングコードが示される。しかしながら、いずれの特定の例でも、各スクランブリングコードに関する利用可能なシグネチャの組にはあらゆる適切な数のシグネチャを含めることができる。
ブロック702及び704に関連して上述されるようにUEに送信される共通のアップリンクリソースの1つ以上のリストにより、UE450では、アップリンク送信フォーマットに関する特定のプレファレンスと特定のスクランブリングコード−シグネチャシーケンスの選択の間での対応性を設定することができる。すなわち、ブロードキャストチャネルでUE450に送信された情報は、PRACHプリアンブルスクランブリングコード及び/又はシグネチャスペースのパーティション(partition)に対応することができ、従って、UEによる好まれるアップリンク送信フォーマットの選択では、この受信された情報を利用して対応するPRACHプリアンブル及び/又はシグネチャパーティションを選択することができる。
例えば、図9に示される例では、シグネチャスペースは、3つのパーティションに分割され、各パーティションは、Rel−99 PRACHメッセージ、10msのTTI、又は2msのTTIのうちの1つに対応する。ここで、各パーティションは、シグネチャスペースの中の2つのシグネチャを含む。しかしながら、本開示の態様による様々な例では、各パーティションにはあらゆる適切な数のシグネチャが現れることができる。このようにして、Rel−99 PRACHメッセージ、10msのTTI、又は2msのTTIのうちの1つに関するプレファレンスをブロック706で選択しているUE450は、PRACHプリアンブル送信のために対応するシグネチャの中から選択することができる。
図9に示される例における1つの可能な変形は、レガシーUEが利用するシグネチャの第1の組と本開示により構成されたUEのためのシグネチャの第2の組との間でシグネチャスペースを分割することであることができる。このようにして、シグネチャの第2の組は、1つ以上のシグネチャから成るグループにさらに分割することができ、各グループは、Rel−99 PRACHメッセージ、E−DCHでの2msのTTI、又はE−DCHでの10msのTTIのうちの1つに対応する。
図10に示される例では、PRACHプリアンブルスクランブリングコードは3つのパーティションに分割され、各パーティションは、Rel−99 PRACHメッセージ、10msのTTI、又は2msのTTIのうちの1つに対応する。ここで、各パーティションは、1つのスクランブリングコードを含む。しかしながら、本開示の態様による様々な例では、各パーティションにはあらゆる適切な数のシグネチャが現れることができる。このようにして、Rel−99 PRACHメッセージ、10msのTTI、又は2msのTTIのうちの1つに関するプレファレンスをブロック706で選択しているUE450は、PRACHプリアンブル送信のために対応するシグネチャの中から選択することができる。
図11に示される例では、上記の組み合わせが利用される。すなわち、この例では、PRACHプリアンブルの第1の組は、例えば、レガシーUEとの後方互換性を維持するために、従来のシステムにおけるように利用することができる。このようにして、図7を再参照し、ブロードキャストチャネルで送信される共通E−DCHリソースの1つ以上のリストは、レガシーUEによる利用のための第1のリストと、本開示により構成されたUEによる利用のための第2のリストと、を含むことができる。ここで、第1のリストは、レガシーUEによる利用のためにスクランブリングコード及びシグネチャシーケンスのためのリソースをマッピングするために利用することができ、第2のリストは、Rel−99 PRACHメッセージ、10msのTTI、又は2msに関するプレファレンスを示すためにスクランブリングコード及び/又はシグネチャシーケンスのうちの1つ又は両方を分割することができる。当然のことであるが、本開示の態様により構成されたUEは、PRACHプリアンブルの第1の組を利用するのを必ずしも禁止されず、その組は、PRACHプリアンブル送信のために本開示の適用範囲内で利用することができる。
図12に示される例では、PRACHプリアンブルスクランブリングコードは、2つの組、すなわち、レガシーUEとの後方互換性のための第1の組、及び本開示の態様により構成されたUEのために好適化された第2の組、に分割することができる。ここで、一例は、上述される従来の拡張PRACH手順におけるように、2ms又は10msのTTIをアップリンクE−DCH送信のために利用するためにセル全体にわたってレガシーUEを構成するために第1の組を利用することができ、及び、本開示の態様により構成されたUEを2ms又は10msのTTIのうちの他方に関して構成するために第2の組を利用することができる。ここで、10msのTTIを要求するように第1の組を構成し、2msのTTIを要求するように第2の組を構成することが最も好都合であり、このため、後述されるように、ネットワークは、UEによる2msのTTIの要求をオーバーライドし、代わりに10msのTTIをそのUEに割り当てることができる。
当然のことであるが、図9乃至12に示される例は、その性質上典型例であるにすぎず、当業者は、共通E−DCHリソース及びPRACHリソースのあらゆるその他の適切な分割を本開示の適用範囲内で利用可能であることを認識するであろう。
ブロック708に戻り、ブロック706で決定されたアップリンク送信に関するプレファレンスにより特定のパーティションを選択後は、UEは、選択されたパーティション内でスクランブリングコード及び/又はシグネチャシーケンスの特定の組み合わせを選択することができる。例えば、PRACHプリアンブルパーティションに関して利用する特定のスクランブリングコードは、選択されたパーティション内のスクランブリングコードの中からランダムに選択することができる。同様に、PRACHプリアンブルパーティションに関して利用する特定のシグネチャシーケンスは、選択されたパーティション内のシグネチャシーケンスの中からランダムに選択することができる。このようにしてシグネチャシーケンス及びスクランブリングコードを選択した後は、UEは、選択されたスクランブリングコード及びシグネチャシーケンスを利用してPRACHプリアンブルを含むアクセス試行を送信することができる。
ブロック710において、ノードB410は、ブロック708においてUE450によって送信されたアクセス試行を探索するために探索器(searcher)プロセスを実施する。ここで、ノードB410の探索器が、ブロック708で送信されたアクセス試行において、本開示により構成されたUEによって利用されるスクランブリングコードの存在を検出するように構成される場合は、ノードB410がそのスクランブリングコードでエネルギーを検出した瞬間に、それは、アクセス試行が、本開示により構成された、すなわち、非DCH状態でのアップリンク送信のための柔軟なリソース割り当てを行う能力を有するUEから発せられているということを知ることになる。ブロック712において、ノードB410は、それ自体で又は1つ以上のネットワークノード、例えば、RNC、と調整して、アップリンク送信のためにUEによって使用するために利用可能であるリソースを決定する。
ブロック712で利用可能であると決定されたリソース、及び、それらのリソースがブロック708でUE450によって要求されたリソースに対応するかどうかに基づき、ブロック714において、ノードB410は、UEによって示されたプレファレンスを受け入れるかどうかを決定することができる。すなわち、本開示の一態様により、ノードB410は、Rel−99PRACHメッセージのうちの1つで、又は2ms又は10msのTTIのうちの1つを有するE−DCHリソースプールを利用して、送信するためのUEによるリソースの要求を受け入れるのを選択することができ、又は、ノードB410は、UEの要求をオーバーライドしてその他のリソースをUEに割り当てるのを選択することが可能である。ここで、UEの要求をオーバーライドすることの決定は、ノードBによる処理上の制限、雑音上昇、ライズ・オーバー・サーマル(rise over thermal (RoT))に関する考慮事項、又はその他の何らかの適切な理由によることができる。
ノードB410がUEの要求を受け入れるか又はオーバーライドするかのいずれを選択するかにかかわらず、本開示のさらなる態様により、ブロック716において、ノードB410は、応答チャネル、例えば、取得インジケータチャネル(AICH)、でアクセス試行に対する応答を送信することができる。ここで、UE450へのリソース割り当てを示すために、すなわち、ノードB410がUEの要求を受け入れたか又はオーバーライドしたかを示すために、情報要素、例えば、AICHでの取得インジケータ(AI)及び/又は拡張取得インジケータ(E−AI)、を利用することができる。すなわち、AI及び/又はE−AIは、Rel−99 PRACHメッセージでアップリンクデータを送信すべきか、又は2ms又は10msのTTIのいずれかを有するE−DCHを利用してアップリンクデータを送信すべきかをUE450にシグナリングするために利用することができる。
ブロック718において、UE450は、ノードB410からの送信を受信することを意図してAICHをモニタリングすることができる。すなわち、従来のレガシーのランダムアクセス手順により、レガシーUEは、典型的には、要求されたリソースに対応するAIを探してAICHをモニタリングするだけである。このようにして、レガシーUEは、メッセージがそのUE向けである(可能性が高い)と決定し、従って、そのリソースを利用することができる。しかしながら、本開示の一態様では、ネットワークはUEのプレファレンスをオーバーライドしてその他のリソースをUE450に割り当てることを希望することができるため、AICHでUE450に送信されたメッセージは、UE450が要求したのと同じリソースを指定していないことがある。従って、本開示の一態様では、UE450は、AICHのうちでレガシーUEよりも大きい部分をモニタリングすることができ、セル内のすべてのAICH送信をモニタリングすることが可能である。すなわち、UE450は、PRACHプリアンブル送信に応答してAICH上のAI及び/又はE−AIをモニタリングすることができ、AICHで受信されたAI及び/又はE−AIの特徴により、UE450は、要求されたリソース又はそれのプレファレンスがオーバーライドされた場合は異なるリソースのいずれかを受信することができる。一例では、UE450は、UE450がブロック708において示したプレファレンスの対象となるリソースが割り当てられたことを示すシグネチャに対応して、又は、UE450に異なるリソースが割り当てられた、すなわち、UE450によって示されたプレファレンスがオーバーライドされたことを示す異なるシグネチャに対応して、特定のシグネチャでAI及び/又はE−AIを受信することができる。他の例では、UE450は、リソースインデックスをシグナリングするように好適化されたAI及び/又はE−AIビット(又は複数)、及び、リソースがE−DCHリソースである場合は、UEに割り当てられたTTI値をシグナリングするための第2のAI及び/又はE−AIビット(又は複数)を検出することができる。いずれの場合も、本開示の態様は、共通E−DCHリソース、又はRel−99 PRACHメッセージに関するTTI選択に関するUEの要求をオーバーライドする能力をネットワークに提供する。
本開示のさらなる態様では、E−AIで利用された1つのウォルシュ符号を、本開示により構成されたUEのために予約することができる。すなわち、現在の仕様では、E−AIは、複数のウォルシュ符号を含み、各符号において、+1又は−1を表す情報を送信することができる。従って、各ウォルシュ符号は、2つの異なるリソースインデックスを表すために利用することができる。本開示の一態様では、ウォルシュ符号のうちの1つ、例えば、スペース内の最後のウォルシュ符号、を予約し、その符号で送信される+1又は−1が2msのTTI及び10msのTTIをそれぞれ(又は10msのTTI及び2msのTTIをそれぞれ)表すようにすることができる。このようにして、UE450にとってのタスクを単純化することができ、従って、それは、AICH全体をモニタリングするのではなくこの特定のウォルシュ符号に注意することができる。
ブロック720において、UE450は、ブロック718においてAICHで受信されたAI及び/又はE−AIによりいずれのリソースがノードB410によって割り当てられたかを決定することができ、ブロック722において、UE450は、割り当てられたリソースを非DCH状態、例えば、Cell_FACH、でのアップリンクデータ送信のために利用することができる。
電気通信システムの幾つかの態様がW−CDMAシステムを参照して提示されている。当業者は、本開示全体を通じて説明される様々な態様は、その他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ及び通信規格に敷衍できることを容易に評価するであろう。
例として、様々な態様は、その他のUTMSシステム、例えば、TD−SCDMA及びTD−CDMA、に敷衍することができる。様々な態様は、ロングタームエボリューション(LTE)(FDD、TDD、又は両モード)、LTE−Advanced(LTE−A)(FDD、TDD、又は両モード)、CDMA2000、エボリューション−データオプティマイズド(Evolution−Data Optimized(EV−DO)、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、ウルトラワイドバンド(Ultra−Wideband)(UWB)、Bluetooth(登録商標)、及び/又はその他の適切なシステムを採用するシステムにも敷衍させることができる。実際に採用される電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、及び/又は通信規格は、特定の用途及びシステムに課せられた全体的な設計上の制約に依存する。
開示される方法におけるステップの特定の順序又は階層は、典型的なプロセスの例示であることが理解されるべきである。設計上の優先度に基づき、方法におけるステップの特定の順序又は階層は再編可能であることが理解される。添付される方法請求項は、様々なステップの諸要素を見本の順序で提示するものであり、そこにおいて特記されないかぎり提示される特定の順序又は階層に限定されることは意味しない。
上記の説明は、当業者がここにおいて説明される様々な態様を実践するのを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明確になるであろう、及びここにおいて定められる一般原理は、その他の態様に対しても適用することができる。以上のように、請求項は、ここにおいて示される態様に限定されることは意図されず、請求項の文言に一致する完全な適用範囲が認められるべきであり、単数形の要素への言及は、その旨が特記されない限り“1つ及び1つのみ”を意味することは意図されず、むしろ“1つ以上”であることを意味することが意図される。別段特記されない限り、語句“幾つか”は、1つ以上を意味する。項目(品目)のリストの中の“少なくとも1つ”という句は、単一の構成要素を含むそれらの項目(品目)のあらゆる組み合わせを意味する。一例として、“a、b、又はcのうちの少なくとも1つ”は、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、及びa、b及びcを網羅することが意図される。当業者に知られている又は今後に知られることになるこの開示全体を通じて説明される様々な態様の要素のすべての構造上及び機能上の同等物は、引用によってここに明示で組み入れられ、請求項によって包含されることが意図される。さらに、ここにおいて開示されるいずれも、該開示が請求項において明示で記載されているかどうかにかかわらず、公衆に提供されたものではないことが意図される。いずれの請求項要素も、その要素が句“ための手段”を用いて明示で記述されていない限り、又は、方法請求項の場合は、その要素が句“ためのステップ”を用いて記述されていない限り、35U.S.C.§112の第6段落の規定に基づいて解釈されるべきではない。

Claims (62)

  1. ユーザ装置において運用可能な無線通信方法であって、
    前記ユーザ装置が柔軟なリソース割り当てが可能であることを示すように好適化されたスクランブリングコードを選択することと、
    前記選択されたスクランブリングコードを利用してアクセス試行を送信することであって、前記アクセス試行は、アップリンクデータ送信での使用のための好まれるリソースを示すように構成されることと、を備える、方法。
  2. 前記アクセス試行を前記送信することは、非DCH状態の間に前記アクセス試行を送信することを備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記非DCH状態は、Cell_FACH状態である請求項2に記載の方法。
  4. 前記アクセス試行を前記送信することは、複数のシグネチャシーケンスの中から選択されたシグネチャを利用することをさらに備え、
    前記複数のシグネチャシーケンスは、シグネチャの複数の組に分割され、シグネチャの前記組の各々は、特定のリソースプレファレンスに対応し、従って、シグネチャの前記複数の組のうちの1つの組内での前記選択されたシグネチャの選択は、前記選択された組に対応する前記特定のリソースのプレファレンスに基づく請求項1に記載の方法。
  5. 前記好まれるリソースは、PRACHメッセージ又はE−DCHメッセージのうちの1つを備え、
    送信バッファ内のデータ量がデータスレショルドよりも少ない場合は前記PRACHメッセージを前記好まれるリソースとして選択することと、
    前記送信バッファ内の前記データ量が前記データスレショルドよりも少なくない場合は前記E−DCHメッセージを前記好まれるリソースとして選択することと、をさらに備える請求項1に記載の方法。
  6. 前記E−DCHメッセージを前記好まれるリソースとして前記選択することは、10msの送信時間間隔に対応する第1のリソース又は2msの送信時間間隔に対応する第2のリソースのうちの1つを選択することをさらに備え、前記E−DCHメッセージを前記好まれるリソースとして前記選択することは、
    ランダムアクセスプリアンブル送信で利用される初期送信電力の関数が電力スレショルドより大きい場合は前記10msの送信時間間隔に対応する前記第1のリソースを選択することと、
    前記ランダムアクセスプリアンブル送信で利用される前記初期送信電力の前記関数が前記電力スレショルドより大きくない場合は前記2msの送信時間間隔に対応する前記第2のリソースを選択することと、をさらに備える請求項5に記載の方法。
  7. 前記好まれるリソースは、2msの送信時間間隔又は10msの送信時間間隔のうちの1つを備える共通E−DCHリソースを備える請求項1に記載の方法。
  8. 前記タイプのリソースは、3GPP Release99 PRACHメッセージリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備え、前記共通E−DCHリソースは、2msの送信時間間隔又は10msの送信時間間隔のうちの1つを備える請求項1に記載の方法。
  9. 前記アクセス試行への応答を受信することであって、前記応答は、前記好まれるリソースを許可する、前記好まれるリソースの前記表示をオーバーライドして好まれないリソースを許可する、又は前記アクセス試行を否定するように構成されることをさらに備える請求項1に記載の方法。
  10. 前記応答は、前記好まれるリソース又は前記好まれないリソースのうちの1つに対応する割り当てられたリソースを示すように好適化された拡張取得インジケータ(E−AI)を備える請求項9に記載の方法。
  11. 前記応答は、リソースインデックスをシグナリングするように好適化された第1のE−AIビットをさらに備える請求項10に記載の方法。
  12. 前記応答は、前記ユーザ装置に割り当てられた送信時間間隔をシグナリングするように好適化された第2のE−AIビットをさらに備える請求項11に記載の方法。
  13. ユーザ装置において運用可能な無線通信方法であって、
    複数のシグネチャシーケンスの中からシグネチャを選択することであって、前記複数のシグネチャシーケンスは、アップリンク送信のための2msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの少なくとも第1の組、及びアップリンク送信のための10msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第2の組に分割されることと、
    前記選択されたシグネチャを利用してアクセス試行を送信することと、を備える、方法。
  14. 前記シグネチャを前記選択することは、
    ランダムアクセスプリアンブル送信で利用される初期送信電力の関数が電力スレショルドより大きい場合はシグネチャの前記第1の組の中からシグネチャを選択することと、
    前記ランダムアクセスプリアンブル送信で利用される前記初期送信電力の前記関数が前記電力スレショルドより大きくない場合はシグネチャの前記第2の組の中からシグネチャを選択することと、を備える請求項13に記載の方法。
  15. 前記複数のシグネチャシーケンスは、前記アップリンク送信のために3GPP Release99 PRACHメッセージに対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第3の組を備えるようにさらに分割される請求項13に記載の方法。
  16. 前記シグネチャを前記選択することは、
    送信バッファ内のデータ量がデータスレショルドよりも少ない場合はシグネチャの前記第3の組の中からシグネチャを選択することと、
    前記送信バッファ内の前記データ量が前記データスレショルドよりも少なくない場合はシグネチャの前記第1又は第2の組のうちの1つの中からシグネチャを選択することと、を備える請求項15に記載の方法。
  17. 前記複数のシグネチャシーケンスは、3GPP Release8規格により共通E−DCHリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第4の組を備えるようにさらに分割される請求項15に記載の方法。
  18. 前記複数のシグネチャシーケンスは、3GPP Release8規格により共通E−DCHリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第3の組を備えるようにさらに分割される請求項13に記載の方法。
  19. 前記アクセス試行を前記送信することは、非DCH状態の間に前記アクセス試行を送信することを備える請求項13に記載の方法。
  20. 前記非DCH状態は、Cell_FACH状態である請求項18に記載の方法。
  21. 前記アクセス試行への応答を受信することであって、前記応答は、リソースに関する前記示されたプレファレンスを許可する、リソースに関する前記示されたプレファレンスをオーバーライドして好まれないリソースを許可する、又は前記アクセス試行を否定するように好適化されることをさらに備える請求項13に記載の方法。
  22. 前記応答は、前記好まれるリソース又は前記好まれないリソースのうちの1つに対応する割り当てられたリソースを示すように好適化された拡張取得インジケータ(E−AI)を備える請求項21に記載の方法。
  23. 前記応答は、リソースインデックスをシグナリングするように好適化された第1のE−AIビットをさらに備える請求項22に記載の方法。
  24. 前記応答は、前記ユーザ装置に割り当てられた送信時間間隔をシグナリングするように好適化された第2のE−AIビットをさらに備える請求項23に記載の方法。
  25. 基地局において運用可能な無線通信方法であって、
    1つ以上のユーザ装置による使用のために共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストを送信することと、
    ユーザ装置からアクセス試行を受信することであって、前記アクセス試行は好まれるリソースを示すように好適化され、前記好まれるリソースは、共通E−DCHリソースの前記少なくとも1つのリストによるRel−99 PRACHリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備えることと、
    前記好まれるリソース又は好まれないリソースのうちの1つを備えるリソースの割り当てを示すように好適化された取得インジケータを送信することと、を備える、方法。
  26. 前記共通のE−DCHリソースは、2msの送信時間間隔を有する第1のリソースと、10msの送信時間間隔を有する第2のリソースと、を備える請求項25に記載の方法。
  27. 前記リソースリストは、前記アクセス試行において前記好まれるリソースを示すためのPRACHプリアンブルスクランブリングコードのパーティション又はPRACHプリアンブルシグネチャのパーティションのうちの少なくとも1つに対応する情報を備える請求項25に記載の方法。
  28. 前記基地局における処理制限、雑音上昇、又はrise over thermalのレベルのうちの少なくとも1つによりリソースの前記割り当てを決定することをさらに備える請求項25に記載の方法。
  29. 無線通信のために構成されたユーザ装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合されたメモリと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合された送信機と、を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記ユーザ装置が柔軟なリソース割り当てが可能であることを示すように好適化されたスクランブリングコードを選択し、及び
    前記選択されたスクランブリングコードを利用してアクセス試行を送信するように構成され、前記アクセス試行は、アップリンクデータ送信での使用のための好まれるリソースを示すように構成される、ユーザ装置。
  30. 前記アクセス試行を前記送信することは、非DCH状態の間に前記アクセス試行を送信することを備える請求項29に記載のユーザ装置。
  31. 前記非DCH状態は、Cell_FACH状態である請求項30に記載のユーザ装置。
  32. 前記アクセス試行を前記送信することは、複数のシグネチャシーケンスの中から選択されたシグネチャを利用することをさらに備え、
    前記複数のシグネチャシーケンスは、シグネチャの複数の組に分割され、シグネチャの前記組の各々は、特定のリソースプレファレンスに対応し、従って、シグネチャの前記複数の組のうちの1つの組内の前記選択されたシグネチャの選択は、前記選択された組に対応する前記特定のリソースのプレファレンスに基づく請求項29に記載の方法。
  33. 前記好まれるリソースは、PRACHメッセージ又はE−DCHメッセージのうちの1つを備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    送信バッファ内のデータ量がデータスレショルドよりも少ない場合は前記PRACHメッセージを前記好まれるリソースとして選択し、及び
    前記送信バッファ内の前記データ量が前記データスレショルドよりも少なくない場合は前記E−DCHメッセージを前記好まれるリソースとして選択するようにさらに構成される請求項29に記載のユーザ装置。
  34. 前記E−DCHメッセージを前記好まれるリソースとして前記選択することは、10msの送信時間間隔に対応する第1のリソース又は2msの送信時間間隔に対応する第2のリソースのうちの1つを選択することをさらに備え、前記E−DCHメッセージを前記好まれるリソースとして前記選択することは、
    ランダムアクセスプリアンブル送信で利用される初期送信電力の関数が電力スレショルドより大きい場合は前記10msの送信時間間隔に対応する前記第1のリソースを選択することと、
    前記ランダムアクセスプリアンブル送信で利用される前記初期送信電力の前記関数が前記電力スレショルドより大きくない場合は前記2msの送信時間間隔に対応する前記第2のリソースを選択することと、をさらに備える請求項33に記載のユーザ装置。
  35. 前記好まれるリソースは、2msの送信時間間隔又は10msの送信時間間隔のうちの1つを備える共通E−DCHリソースを備える請求項29に記載のユーザ装置。
  36. 前記タイプのリソースは、3GPP Release99 PRACHメッセージリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備え、前記共通E−DCHリソースは、2msの送信時間間隔又は10msの送信時間間隔のうちの1つを備える請求項29に記載のユーザ装置。
  37. 前記少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合された受信機をさらに備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記アクセス試行への応答を受信するようにさらに構成され、前記応答は、前記好まれるリソースを許可する、前記好まれるリソースの前記表示をオーバーライドして好まれないリソースを許可する、又は前記アクセス試行を否定するように構成される請求項29に記載のユーザ装置。
  38. 前記応答は、前記好まれるリソース又は前記好まれないリソースのうちの1つに対応する割り当てられたリソースを示すように好適化された拡張取得インジケータ(E−AI)を備える請求項37に記載のユーザ装置。
  39. 前記応答は、リソースインデックスをシグナリングするように好適化された第1のE−AIビットをさらに備える請求項38に記載のユーザ装置。
  40. 前記応答は、前記ユーザ装置に割り当てられた送信時間間隔をシグナリングするように好適化された第2のE−AIビットをさらに備える請求項39に記載のユーザ装置。
  41. 無線通信のために構成されたユーザ装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合されたメモリと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合された送信機と、を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    複数のシグネチャシーケンスの中からシグネチャを選択し、及び
    前記選択されたシグネチャを利用してアクセス試行を送信するように構成され、前記複数のシグネチャシーケンスは、アップリンク送信のための2msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの少なくとも第1の組及び前記アップリンク送信のための10msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第2の組に分割される、ユーザ装置。
  42. 前記シグネチャを前記選択することは、
    ランダムアクセスプリアンブル送信で利用される初期送信電力の関数が電力スレショルドより大きい場合はシグネチャの前記第1の組の中からシグネチャを選択することと、
    前記ランダムアクセスプリアンブル送信で利用される前記初期送信電力の前記関数が前記電力スレショルドより大きくない場合はシグネチャの前記第2の組の中からシグネチャを選択することと、を備える請求項41に記載のユーザ装置。
  43. 前記複数のシグネチャシーケンスは、前記アップリンク送信のために3GPP Release99 PRACHメッセージに対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第3の組を備えるようにさらに分割される請求項41に記載のユーザ装置。
  44. 前記シグネチャを前記選択することは、
    送信バッファ内のデータ量がデータスレショルドよりも少ない場合はシグネチャの前記第3の組の中からシグネチャを選択することと、
    前記送信バッファ内の前記データ量が前記データスレショルドよりも少なくない場合はシグネチャの前記第1又は第2の組のうちの1つの中からシグネチャを選択することと、を備える請求項43に記載のユーザ装置。
  45. 前記複数のシグネチャシーケンスは、3GPP Release8規格により共通E−DCHリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第4の組を備えるようにさらに分割される請求項43に記載のユーザ装置。
  46. 前記複数のシグネチャシーケンスは、3GPP Release8規格により共通E−DCHリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第3の組を備えるようにさらに分割される請求項41に記載のユーザ装置。
  47. 前記アクセス試行を前記送信することは、非DCH状態の間に前記アクセス試行を送信することを備える請求項41に記載のユーザ装置。
  48. 前記非DCH状態は、Cell_FACH状態である請求項41に記載のユーザ装置。
  49. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記アクセス試行への応答を受信するようにさらに構成され、前記応答は、リソースに関する前記示されたプレファレンスを許可する、リソースに関する前記示されたプレファレンスをオーバーライドして好まれないリソースを許可する、又は前記アクセス試行を否定するように好適化される請求項41に記載のユーザ装置。
  50. 前記応答は、前記好まれるリソース又は前記好まれないリソースのうちの1つに対応する割り当てられたリソースを示すように好適化された拡張取得インジケータ(E−AI)を備える請求項49に記載のユーザ装置。
  51. 前記応答は、リソースインデックスをシグナリングするように好適化された第1のE−AIビットをさらに備える請求項50に記載のユーザ装置。
  52. 前記応答は、前記ユーザ装置に割り当てられた送信時間間隔をシグナリングするように好適化された第2のE−AIビットをさらに備える請求項51に記載の方法。
  53. 無線通信のために構成された基地局であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合されたメモリと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに動作可能な形で結合された送信機と、を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    1つ以上のユーザ装置による使用のために共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストを送信し、
    ユーザ装置からアクセス試行を受信し、及び
    好まれるリソース又は好まれないリソースのうちの1つを備えるリソースの割り当てを示すように好適化された取得インジケータを送信するように構成され、前記アクセス試行は、前記好まれるリソースを示すように好適化され、前記好まれるリソースは、共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストによるRel−99 PRACHリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備える、基地局。
  54. 前記共通E−DCHリソースは、2msの送信時間間隔を有する第1のリソースと、10msの送信時間間隔を有する第2のリソースと、を備える請求項53に記載の基地局。
  55. 前記リソースリストは、前記アクセス試行において前記好まれるリソースを示すためのPRACHプリアンブルスクランブリングコードのパーティション又はPRACHプリアンブルシグネチャのパーティションのうちの少なくとも1つに対応する情報を備える請求項53に記載の基地局。
  56. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記基地局における処理制限、雑音上昇、又はrise over thermalのレベルのうちの少なくとも1つによりリソースの前記割り当てを決定するようにさらに構成される請求項53に記載の基地局。
  57. 無線通信のために構成されたユーザ装置であって、
    前記ユーザ装置が柔軟なリソース割り当てが可能であることを示すように好適化されたスクランブリングコードを選択するための手段と、
    前記選択されたスクランブリングコードを利用してアクセス試行を送信するための手段であって、前記アクセス試行は、アップリンクデータ送信での使用のための好まれるリソースを示すように構成される手段と、を備える、ユーザ装置。
  58. 無線通信のために構成されたユーザ装置であって、
    複数のシグネチャシーケンスの中からシグネチャを選択するための手段であって、前記複数のシグネチャシーケンスは、アップリンク送信のための2msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの少なくとも第1の組、及びアップリンク送信のための10msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第2の組に分割される手段と、
    前記選択されたシグネチャを利用してアクセス試行を送信するための手段と、を備える、ユーザ装置。
  59. 無線通信のために構成された基地局であって、
    1つ以上のユーザ装置による使用のために共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストを送信するための手段と、
    ユーザ装置からアクセス試行を受信するための手段であって、前記アクセス試行は、好まれるリソースを示すように好適化され、前記好まれるリソースは、共通E−DCHリソースの前記少なくとも1つのリストによるRel−99 PRACHリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備える手段と、
    前記好まれるリソース又は好まれないリソースのうちの1つを備えるリソースの割り当てを示すように好適化された取得インジケータを送信するための手段と、を備える、基地局。
  60. ユーザ装置において動作可能なコンピュータプログラム製品であって、
    前記ユーザ装置が柔軟なリソース割り当てが可能であることを示すように好適化されたスクランブリングコードを選択することをコンピュータに行わせるための命令と、
    前記選択されたスクランブリングコードを利用してアクセス試行を送信することをコンピュータに行わせるための命令であって、前記アクセス試行は、アップリンクデータ送信での使用のための好まれるリソースを示すように構成される命令と、を備えるコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。
  61. ユーザ端末において動作可能なコンピュータプログラム製品であって、
    複数のシグネチャシーケンスの中からシグネチャを選択することをコンピュータに行わせるための命令であって、前記複数のシグネチャシーケンスは、アップリンク送信のための2msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの少なくとも第1の組、及びアップリンク送信のための10msの送信時間間隔に対応するリソースに関するプレファレンスを示すように好適化されたシグネチャの第2の組に分割される命令と、
    前記選択されたシグネチャを利用してアクセス試行を送信することをコンピュータに行わせるための命令と、を備えるコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。
  62. 基地局において動作可能なコンピュータプログラム製品であって、
    1つ以上のユーザ装置による使用のために共通E−DCHリソースの少なくとも1つのリストを送信することをコンピュータに行わせるための命令と、
    ユーザ装置からアクセス試行を受信することをコンピュータに行わせるための命令であって、前記アクセス試行は好まれるリソースを示すように好適化され、前記好まれるリソースは、共通E−DCHリソースの前記少なくとも1つのリストによるRel−99 PRACHリソース又は共通E−DCHリソースのうちの1つを備える命令と、
    前記好まれるリソース又は好まれないリソースのうちの1つを備えるリソースの割り当てを示すように好適化された取得インジケータを送信するための手段と、を備えるコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。
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