JP2014512725A - オーバー・ザ・エア試験 - Google Patents

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Abstract

装置が、オーバー・ザ・エア・チャンバ内の試験区域の周囲の複数のアンテナのうちの1つのアンテナに関連する各々の信号経路に対する重みを、無線チャネルモデルに基づく所望の目標電場と、試験区域に関連する平面波により得られる電場との比較により形成し、平面波が、アンテナにより送信可能であり、各々の信号経路内の少なくとも1つの基礎波形に基づく。

Description

[0001]本発明は、無響チャンバ内のデバイスのオーバー・ザ・エア(OVER-THE-AIR)試験に関する。
[0002]無線周波数信号が送信器から受信器に送信されるとき、信号は、異なる到来角、信号遅延、偏波、および電力を有する1つまたは複数の経路に沿って無線チャネル内を伝搬する。さらに周波数はDoppler効果に起因して変化する場合があり、そのことが、受信される信号において信号強度の変動および異なる継続時間のフェージングを引き起こす場合がある。その上、送信器および受信器は理想的ではない。加えて他の送信器に起因する雑音および干渉が、無線接続と干渉を起こす。
[0003]送信器および受信器は、現実の状況をエミュレートする無線チャネルエミュレータを使用して試験され得る。デジタル無線チャネルエミュレータでは無線チャネルは通常、FIRフィルタ(有限インパルス応答)を用いてモデリングされる。従来の無線チャネルエミュレーション試験は、送信器および受信器が少なくとも1つのケーブルを介して一体に結合されるような導電性の接続によって遂行される。
[0004]DUT(被試験デバイス)と無線システムの基地局との間の通信は、OTA(オーバー・ザ・エア)試験を使用して試験され得るものであり、現実のDUT、そのような加入者端末が、無響チャンバ内でエミュレータの複数のアンテナにより包囲される。エミュレータは、基地局に結合され得る、または基地局の働きをし得るものであり、例えば独立したRayleighフェージングされた信号を発生させることにより、チャネルモデルにしたがって加入者端末と基地局との間の伝搬経路をエミュレートすることが可能である。1つのアンテナまたはアンテナの組み合わせが、エミュレートされる無線チャネルにより決定される重みを基礎としてDUTに、独立してあらかじめフェージングされた通信信号を送信する。しかしながら重み、したがってアンテナにより送信される信号の形成には、それらの特有の限界があり、したがって新しい手法に対するニーズが存在する。
[0005]以下では、本発明のいくつかの態様の基本的な理解をもたらすために本発明の単純化された概要を提示する。この概要は、本発明の広範囲にわたる概観ではない。本発明の主要な要素を特定すること、または本発明の範囲を線引きすることは意図されない。その唯一の目的は、下記で提示されることになる、より詳細な説明に対する導入部として、単純化された形式で本発明のいくつかの概念を提示することである。
[0006]本発明の態様は、オーバー・ザ・エア・チャンバ内の試験区域の周囲の複数のアンテナのうちの1つのアンテナに関連する各々の信号経路に対する重みを、無線チャネルモデルに基づく所望の目標電場と、試験区域に関連する平面波により得られる電場との比較により形成するように構成され、平面波が、アンテナにより送信可能であり、各々の信号経路内の少なくとも1つの基礎波形に基づく装置に関する。
[0007]本発明のさらなる態様は、オーバー・ザ・エア・チャンバ内の試験区域の周囲の複数のアンテナのうちの1つのアンテナに関連する各々の信号経路に対する重みを、無線チャネルモデルに基づく所望の目標電場と、試験区域に関連する平面波により得られる電場とを比較することにより形成し、平面波が、アンテナにより送信可能であり、各々の信号経路内の少なくとも1つの基礎波形に基づくステップを含む方法である。
[0008]本発明のさらなる態様は、少なくとも1つのプロセッサ、およびコンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリを備える装置であって、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に少なくとも、オーバー・ザ・エア・チャンバ内の試験区域の周囲の複数のアンテナのうちの1つのアンテナに関連する各々の信号経路に対する重みを、無線チャネルモデルに基づく所望の目標電場と、試験区域に関連する平面波により得られる電場とを比較することにより形成させるように構成され、平面波が、アンテナにより送信可能であり、各々の信号経路内の少なくとも1つの基礎波形に基づく装置である。
[0009]本発明のさらなる態様は、オーバー・ザ・エア・チャンバのアンテナ素子からの確定的な基礎波形を、試験区域内の複数のあらかじめ定められた平面波を形成するために送信し、あらかじめ定められた平面波が、試験区域内の被試験デバイスとの通信のためにエミュレートされる無線チャネルを形成するステップを含む送信方法である。
[0010]本発明の様々な態様、実施形態、および特徴が独立して記載されるが、本発明の様々な態様、実施形態、および特徴のすべての組み合わせが可能であり、請求されるような本発明の範囲内にあることを理解されたい。
[0011]以下で本発明は、添付の図面を参照して例示的な実施形態によってより詳細に説明される。
[0012]OTA試験チャンバの平面幾何学的な実施形態を示す図である。 [0013]式で必要とされるいくつかの変数を例示する図である。 [0014]均一にサンプリングされたPASを示す図である。 [0015]不均一にサンプリングされたPASを示す図である。 [0016]2つの偏波面を伴うアンテナを示す図である。 [0017]平面波を形成するためにアンテナに給送される信号を形成するためのFIRフィルタおよび組み合わせ器を示す図である。 [0018]FIRフィルタの構造を示す図である。 [0019]OTAアンテナの立体幾何学的な構成を示す図である。 [0020]重みを形成する方法のフローチャートを示す図である。 [0021]平面波を送信する方法のフローチャートを示す図である。
[0022]本発明の例示的な実施形態が、本発明のいくつかではあるがすべてではない実施形態が示される付随する図面を参照して、以降でより完全に説明される。実際には本発明は、多くの異なる形式で実施され得るものであり、本明細書で論述される実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろこれらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満足することになるように提供される。明細書ではいくつもの所で、「ある」、「1つの」、または「いくつかの」実施形態(複数可)に言及する場合があるが、このことは、各々のそのような言及が同じ実施形態(複数可)に対するものであることを、または、特徴が単一の実施形態に単に適用されることを必ずしも意味しない。異なる実施形態の単一の特徴は、他の実施形態を提供するためにさらに組み合わされ得る。したがってすべての単語および語句は幅広く解釈されるべきであり、それらの単語および語句は、各々の実施形態を例示すること、制限しないことが意図される。
[0023]図1は、OTA試験チャンバを提示する。加入者端末であり得るDUT100が中心に存在し、アンテナ素子102、104、106、108、110、112、114、および116がDUT100の周囲に存在し得る。それらのアンテナ素子は、均一の間隔(例えば8個の素子の各々の間に45°)を有し得る。同様にDUT100は、試験区域126に存在し得る。試験区域126は、静寂区域と同じであり、または静寂区域の一部である。K個のOTAアンテナの方向をk=1、…、Kであるθを用いて示し、角度領域でのアンテナの間隔を、Δθを用いて示すものとし、ここでKは、アンテナ素子102から116の数を指す。角度Δθは、電子デバイス100に対する2つのアンテナ素子102から116の分離角の尺度を表現する。アンテナ素子の各々は、EB(Elektrobit)Propsim(登録商標)F8などのエミュレータ118の単一のエミュレータ出力ポートに接続され得るものであり、したがって各々のアンテナ素子は、エミュレータ118から1つの信号経路を介して信号を受信することが可能である。
[0024]試験チャンバは、無響室であり得る。エミュレータ118は、送信器124から、アンテナ102から116への各々の信号経路130に対して重み付けおよび遅延を行うためのFIRフィルタを備え得る。追加的または代替的にエミュレータ118は、プロセッサ、メモリ、およびアンテナチャネルを提供するための適したコンピュータプログラムを備え得る。
[0025]DUT100とアンテナ素子102から116との間の距離は同じである場合があり、またはアンテナ102から116はDUT100から異なる距離で存在する場合もある。それに対応してアンテナ素子102から116は、全部の角度または全部の立体角に配置される代わりに、単に扇形部分に配置される場合がある。アンテナ102から116は、さらに可動であり得る。いずれの場合でもアンテナ100から116の場所は、試験区域126に対して各々の時点であらかじめ定められている。
[0026]エミュレータ118は、送信器124の少なくとも1つの出力コネクタを使用して送信器124に結合され得る。送信器124は、無線システム等々の基地局124であり得る。DUT100は、無線システム等々の受信加入者端末の働きをし得る。DUTアンテナ特性が未知であり、したがって情報が見落とされる場合があることが想定され得る。
[0027]チャネルバンク120は、そのメモリ内に複数の無線チャネルモデルを有し得るものであり、または無線チャネルは、例えばハードウェアによりリアルタイムで形成される。無線チャネルモデルは、現実の無線システムから記録されたチャネルに基づく再生モデルである場合があり、または無線チャネルモデルは、再生モデルと人工的に発生させられたモデルとの組み合わせである場合がある。ある特定の無線チャネルが、エミュレートされるために選択され得る。したがって重み発生器122は、DUT100が送信器124から通信信号を受信するはずである環境を規定する無線チャネルに関するデータを受信することが可能である。重み発生器122は、DUT100に対するアンテナ102から116の構成に関する情報(例えばDUTからの距離、DUTに対する角度、および信号の偏波)をさらに有する。重み発生器122は、例えばアンテナ102から116に関する既定の情報、アンテナ102から116からの送信の形式、試験区域126内の所望の電場を基礎として、エミュレータ118から、アンテナ102から116への各々の信号経路130に対する重みを形成することが可能であり、送信器124とDUT100との間に所望の無線チャネルを形成するためにエミュレータ118に重みを給送することが可能である。
[0028]アンテナ102から116から試験区域126への送信の形式は、平面波に基づく場合がある。同様に各々の平面波は、複数の基礎波形に基づく場合がある。例えば、正弦波が基礎波形であり得る。しかしながら、さらに他の形式の基礎波形が使用されてもよい。異なる正弦波の重ね合わせは、正弦波が、振幅、位相、周波数、および方向であり得るそれらの正弦波のパラメータの適正な値を有する場合に平面波をもたらすように行われ得る。通常はパラメータのうちの少なくとも1つが、異なる正弦波において異なる。少なくとも1つの正弦波が、送信器124のキャリアに基づき得るものである。Rayleighフェージングが、異なる周波数の正弦波により生成され得る。
[0029]アンテナ102から116から試験区域126への平面波の送信の目的は、アンテナ102から116により送信される試験区域126内の複数の平面波の重ね合わせを基礎として、送信器124とDUT100との間に所望の無線チャネルを形成することである。単一の平面波が複数のアンテナを使用して形成され、無線チャネルの多経路伝搬の各々のエミュレートされる経路は、複数の平面波に基づく。
[0030]重ね合わせの原理によれば、各々の時点での試験区域126内の平面波の組み合わされた応答は、別々での各々の平面波の応答の合計である。平面波が試験区域126内で相互作用するとき、平面波は、所望の無線チャネル内の通信信号に対して引き起こされる影響と比べて同じまたは同様である影響を再構築する。通信信号は、メッセージ信号と混合される少なくとも1つのキャリア波を含む。平面波は、送信器により送信される各々のキャリア波を基礎として形成され得る。試験区域126内の最終的な電場は、平面波、およびキャリア波と混合される実際のメッセージ信号によって決まる。
[0031]AoA(到来角)と定義され得るある特定の方向に向かって進む試験区域126内部の平面波が、OTAアンテナ102から116の角度間隔Δθが十分に高密度であり、OTAアンテナの構成があらかじめ定められている場合に形成され得る。以下の不等式が、均一のOTAアンテナ間隔の場合に当てはまるはずである。
Figure 2014512725
ここでDは試験区域126の直径であり、λは波長である。試験区域126の必要とされる直径は、DUT100のサイズによって決まり得る。実際にはサンプリングは、(1)で規定されるより少なくとも多少は高密度であるべきである。しかしながらこの要件は、OTAチャンバ内のアンテナの場所を現実化するための障害とはならない。
[0032]重み発生器122は、オーバー・ザ・エア・チャンバ内のDUT100の周囲の複数のアンテナ102から116のうちの1つのアンテナに関連する各々の信号経路130に対する重みを、チャネルモデルの所望の目標場と、各々の信号経路130内の少なくとも1つの基礎波形に基づく平面波により得られる試験区域126内の場との比較により形成することが可能である。各々のアンテナに対する各々の平面波の重みは、例えば下記の3つの方法に限定することなく、それらの方法を使用して形成され得る。
[0033]ある実施形態では、アンテナの信号経路に対する単一の平面波の各々の重みgは、例えば目標電場と、試験区域126内部のサンプリング点上の結果として得られる場との間の二乗平均平方根誤差を最適化することにより得られ得る。目標電場は、前もって算出され、シミュレートされ、または試験で測定される場合がある。目標場は、垂直(z偏波)もしくは水平(垂直方向に直交する)のいずれかに偏波される、またはそれらの両方である場合がある。
[0034]次に簡単のために、垂直偏波された目標場eを用いる場合を想定する。状況は、水平偏波された目標場を用いる場合と同様である。図2は、以下の比較演算で使用されるいくつかの変数を提示する。最適化されるべきコスト関数の誤差E(Θ,G)は次式となり得る。
Figure 2014512725
ここでMは、試験区域126内の、またはその周縁での位置の数であり、θ∈[0,2π]であるΘ={θ}は、OTAアンテナの方向のベクトルであり、g∈CであるG={g}は、OTAアンテナの複素重みのベクトルであり、kは第kのOTAアンテナを指し、
Figure 2014512725
は、AoA
Figure 2014512725
を伴う平面波の位置
Figure 2014512725
での複素目標場であり、
Figure 2014512725
は、パラメータΘおよびGを伴う位置
Figure 2014512725
での複素場であり、
Figure 2014512725
は、第mのサンプル点を指し示す位置ベクトルである。目的は、試験区域内の、または試験区域の周縁での複数の位置
Figure 2014512725
で、目標電場と、あらかじめ定められた構成のOTAアンテナを用いて得られる電場とを比較することである。
[0035]目標場は、平面波により少なくとも近似的に達成されるべきである(理論的な)基準場であるが、次式のように表現され得る。
Figure 2014512725
ここで
Figure 2014512725
は、AoA方向と平行に指し示す波数ベクトルであり、
Figure 2014512725
であり、
Figure 2014512725
は波数であり、λはキャリア周波数fに対応する波長であり、E=1である。座標系の原点は、簡単のために試験区域126の中心にあると想定する。K個のOTAアンテナにより形成される、結果として得られる規格化されていない場は次式となり得る。
Figure 2014512725
ここでPL(d)=20log10(d)+46.4+20log10(f/5.0)は自由空間経路損失であり、
Figure 2014512725
は、OTAアンテナkから位置
Figure 2014512725
までの距離であり、
Figure 2014512725
は、OTAアンテナkから原点へのベクトルである。OTAアンテナから試験区域126までの距離が試験区域126の寸法と比較して大きい場合、普通はそうであるが、経路損失項PLは式(4)において無視され得る。結果として得られる場
Figure 2014512725
は、原点での場が0に等しい(すなわち、
Figure 2014512725
)ように、異なるサンプリング点
Figure 2014512725
にわたって規格化され得る。したがって式(4)は次式のように、K個のOTAアンテナにより形成される規格化されていない場に、原点での電場の逆数を乗算することにより規格化され得る。
Figure 2014512725
[0036]誤差E(Θ,G)が最小であるとき、またはあらかじめ定められたしきい値Th(最小より高い値を有するしきい値)より低いとき、ベクトルとして表現され得る重みGが、エミュレータ118で使用されるように選択され得る。重みGは、後で使用されるようにメモリに保存される場合がある。重みは、平面波の(アンテナと一体の)方向、位相、および振幅を決定し、したがってエミュレートされる無線チャネルは、試験区域126内の平面波の重ね合わせに基づく。
[0037]ある実施形態では、アンテナの信号経路に対する単一の平面波の各々の重みgは、下記で提示されるFourier変換技法を利用することにより得られ得る。次に垂直偏波された目標電場を想定するが、この技法は、水平偏波された目標電場に対して同様に適用され得る。重みを得るためのFourier技法は、有限Fourier展開式で表した、試験区域126の中心からの距離
Figure 2014512725
でのDUT100の周囲の試験区域126内の目標場の表現に基づく。
Figure 2014512725
=0のAoAを用いる場合に対して、このことは次式のように記述され得る。
Figure 2014512725
ここでΔθはOTAアンテナの分離角である。Fourier展開式は、球面波の周知のカットオフ特性に起因して有限であると想定され得る。基本ルールによれば、
Figure 2014512725
であり、ここでβは波数である。ここでは「round」演算は、中括弧内部の数を最も近い正の整数に丸める。一般にはM’は、round
Figure 2014512725
より大きい場合もある。
[0038]したがって打ち切り数M’、およびm’=−M’…M’に対する係数cm’,0の組が、次式(7)のように逆離散Fourier変換(IDFT)を定義することにより、展開式(6)によって交差線(半径
Figure 2014512725
の円の周縁)上の目標電場を決定する。
Figure 2014512725
[0039]この変換が、m’=−M’…M’に対する係数cm’,0の組をもたらす。
Figure 2014512725
に対しての任意のAoA
Figure 2014512725
からの目標場を決定する係数の組が、次式から得られ得る。
Figure 2014512725
ここで*は、要素単位のベクトル乗算を表象する。
[0040]上記で記述されたことは、角度
Figure 2014512725
から到来する目標電場に対して、m’=−M’…M’に対する係数cm’,0の組を決定するために、Fourier技法がどのように使用され得るかを示す。式(7)の適用では、式(7)の右辺でK(アンテナの数)より大きな数の電場値を有し、したがって式(7)の左辺でより大きな数の係数cm’,0を生じさせることがさらに可能である。この場合、インデックスm’=−M’…M’を伴う正しいK個の係数cm’,0が、次いでFourierスペクトルの中央から選び出され得る。
[0041]次に、AoA
Figure 2014512725
からの目標場が有するものと同じFourier係数
Figure 2014512725
を有する半径
Figure 2014512725
での交差円上のそのような場をアンテナ102から116により発生させるために、Fourier技法がどのように使用され得るかが示され得る。
[0042]以下の3つのステップは、各々のm’=−M’…M’に対して反復され得る。
[0043]ステップ1:上記で述べられた交差円を考えるものとし、K個のOTAアンテナ102から116が試験区域の中心から同じ距離にあると想定し、K個のOTAアンテナに対する励起ベクトルが次式のようであると想定する。
Figure 2014512725
[0044]距離が異なるがそれでもあらかじめ定められているならば、それに対応する結果が導出され得る。ここではこのベクトルの要素はOTAアンテナに対する励起であり、θk’は第k’のOTAアンテナである。θは、簡単のために0であると想定される。
[0045]ステップ2:次に式(9)で与えられるような励起ベクトルによってOTAアンテナにより生成される交差円上の場が、
Figure 2014512725
であるものとする。その場合この場のIDFTを、ベクトル
Figure 2014512725
を提供する次式のように遂行する。
Figure 2014512725
ここではLは、DUT100の周囲の交差円上で、Δθで等間隔に隔置された点の数である。L>Kであるならば、このベクトル
Figure 2014512725
は、範囲[−M’…M’]の外側のインデックスm’を伴うFourier係数を包含し、Fourierスペクトルの中央部分が、
Figure 2014512725
のような新しいベクトル
Figure 2014512725
を形成することにより選定され得る。
[0046]ステップ3:次にdm’と示されるベクトル
Figure 2014512725
の第m’の成分を選び取り、次式のような別の励起ベクトルを生成する。
Figure 2014512725
ここでjは、虚数単位である。したがって式(9)でのベクトル
Figure 2014512725
は、式(11)でのベクトル
Figure 2014512725
とは単に因子
Figure 2014512725
だけ異なり、ここで
Figure 2014512725
は、式(8)での目標場のFourier係数である。
[0047]各々のm’=−M’…M’に対してこれらの3つのステップを反復した後に、K個のベクトル
Figure 2014512725
が得られ得る。最終的に励起ベクトル
Figure 2014512725
は、ベクトル
Figure 2014512725
の要素単位での合計により次式のように形成され得る。
Figure 2014512725
(12)
ここでM’は、級数展開の打ち切りの値を指す。重みベクトルGと事実上同じであるこのベクトル
Figure 2014512725
は、OTAアンテナ102から116に対する励起ベクトルであり、この励起ベクトルが、DUT100の周囲の交差円での電場をもたらし、この電場によって通信信号が、少なくとも近似的に無線チャネルモデルの無線チャネルを経る。電場が交差円上で要件を同様に満たすとき、電場は交差円内側で要件を満たす。円の代わりに、交差線に対する別の形状が適用され得る。
[0048]ある実施形態では、行列逆変換が利用され得る。これは、コスト関数の方法と類似点がある(式(2)を参照)。単一の平面波に対する重みgは、例えば以下の行列方程式からOTAアンテナの重みベクトルGを求解することにより得られ得る。
FG=T (13)
ここでαm,k∈CであるF={αm,k}は、OTAアンテナの構成を基礎とする第kのOTAアンテナから第mの位置
Figure 2014512725
への係数のM×K移動行列であり、Mは試験区域126に関連する位置の数であり、g∈CであるG={g}は、OTAアンテナの複素重みのK×1ベクトルであり、
Figure 2014512725
は、(AoA
Figure 2014512725
を伴う平面波の)位置
Figure 2014512725
での複素目標場の値
Figure 2014512725
のM×1ベクトルであり、
Figure 2014512725
は、第mのサンプル点を指し示す位置ベクトルである。
[0049]第kのOTAアンテナから第mの位置
Figure 2014512725
への移動係数は、経路損失項および位相項を含む。
Figure 2014512725
[0050]平面波に対する目標場は、次式のように表現され得る。
Figure 2014512725
ここで
Figure 2014512725
は、AoA方向から指し示す波数ベクトル
Figure 2014512725
であり、λはキャリア周波数fの波長であり、E=1である。
[0051]行列FおよびTは、OTAチャンバ内のアンテナ構成に関するあらかじめ定められた情報を基礎として構築され得るので、重みベクトルGは求解され得る。M=Kであるならば、重み行列Gは行列逆変換により計算され得る。
G=F−1T (15)
[0052]一般には、より多くのサンプル点を特定し、過剰決定問題(M>K)を取得することが有益である場合がある。この場合目標は、二乗されたLノルムを最適化または最小化することである。最適化するときは、演算は次式のように表現され得る。
Figure 2014512725
ここでThはしきい値であって、行列FGとTとの間の差の絶対値の二乗がそのしきい値以下であるべきであるものである。したがってこの不等式を満たすいかなる重みベクトルGも、アンテナ102から116に対して選択され得る。
[0053]最小化するときは、演算は例えば、
Figure 2014512725
の形式で表現され得るものであり、ここで
Figure 2014512725
は、重み行列Gに対する最小化演算を意味し、
Figure 2014512725
は、行列FGとTとの間の差の絶対値の二乗を意味する。重みは、次式のように擬似逆演算により求解され得る。
G=(FF)−1−T (17)
ここでFは、Hermite行列を指す。
[0054]式(2)および(17)は、2次元および3次元の構成において適用される。式(17)を異なる偏波に拡張するために、Tの定義は、AoAおよび(線形)偏波状態の両方を扱うように拡張されるべきである。例えば3つの異なる(x、y、z)偏波ベクトル成分(e、e、e)が、位置
Figure 2014512725
において定義され得る。
[0055]ある実施形態では、Doppler偏移が重みGにおいてさらに考慮される場合がある。DUT100の仮想的な動きが、平面波に対するDoppler偏移を生成するために使用される場合がある。ある特定の強度および方向を有する仮想的な動き
Figure 2014512725
(図2を参照)から結果として生じる、AoA
Figure 2014512725
からの平面波に対するDoppler偏移ωは、次式のように表現され得る。
Figure 2014512725
[0056]Doppler偏移は、Doppler周波数成分ω(=2πf、ここでfはDoppler周波数である)を複素重みベクトルGと乗算することにより各々の平面波に導入され得る。そのことは、次式のように重みベクトルGの複素重みwを時間依存にすることにより行われ得る。
(t)=gexp(jtω) (19)
ここでtは時間であり、jは虚数単位である。次に試験区域内部の任意の位置mでの受け取られる場は、経路損失を無視すると次式のように表現され得る。
Figure 2014512725
ここでω=2πfであり、fはキャリア周波数である。
[0057]上記では、ただ1つの平面波に対する重みベクトルGが考えられてきた。複数の平面波が典型的には、送信器の各々の出力に対して所望の無線チャネルを生成するために必要とされるので、各々の平面波の重みベクトルGは、各々の信号経路130に対して組み合わされた重みベクトルGを形成するために組み合わされるべきである。ベクトルGは、ベクトルの合計
Figure 2014512725
として組み合わされ得るものであり、ここでgk,cはGの要素であり、Pは平面波の数であり、kはOTAアンテナ102から116を指す。
[0058]上記で提示されたように、重みベクトルGの組み合わせが、平面波の方向、周波数、位相、および振幅を決定する。したがってエミュレートされる無線チャネルは、試験区域126内の平面波の重ね合わせに基づき得るものである。
[0059]図3は、PAS(電力角度スペクトル)を提示する。特定の電力角度密度関数が、適切なAoAおよび大きさを伴う複数の平面波を導入することにより試験区域126内部に形成され得る。AoA空間は、図3でのように目標PASにしたがって均一にサンプリングされることが可能であり、N個の平面波300は、重みにより決定される、適した電力Pを有する。各々の小円は、AoA軸上に示される角度から、アンテナ102から116により送信される、電力軸上に示される電力を伴う平面波を表す。
[0060]図4は、電力を固定し角空間をサンプリングするための別の選択肢を提示する。各々の小円は、AoA軸上に示される角度から、アンテナ102から116により送信される、電力軸上に示される電力を伴う平面波を表す。目標PASは、他の場所より高いサンプルの密度をピーク電力の角度の周囲に有することにより生成され得る。両方の場合ではn=1、…、Nである各々の平面波400nは、特定のAoA
Figure 2014512725
および電力Pを有する。さらにDoppler偏移ωd,nは、AoA、および仮想的な動きの速度ベクトルに応じて各々の平面波に対して一意的であり得る。Doppler偏移は、チャネルモデル(すなわちPAS)、キャリア中心周波数、仮想的なスピードおよび動きの方向により決定される。
[0061]遅延分散の実装形態は、提示されるフェージングエミュレータのセットアップにおいて複雑ではない。各々の離散遅延成分の伝搬は、独立していると想定される。したがって異なる遅延タップに対する重みは、単一の平面波および任意の電力角度スペクトルに対してと同じ原理を適用して発生させられ得る(図7を参照)。
[0062]ある実施形態では、偏波が考慮される場合がある。図5は、2つの直交偏波に対するアンテナ素子502、504を有するアンテナ500を提示する。直交偏波成分506、508(例えば垂直のVおよび水平のH)は、例えば2つの同じ場所に位置し直交偏波されたOTAアンテナ素子により独立して生成され得る。直交偏波された信号成分により構成される単一の平面波は、A∈Rとして
Figure 2014512725
であるならば線形偏波されており、ここで
Figure 2014512725
および
Figure 2014512725
は、第kのOTAアンテナの場所の垂直および水平に偏波されたOTAアンテナ素子に対する複素重みである。したがって偏波成分506、508が、下記の式(21)において一定の大きさの差および等しい位相を有するならば、線形偏波が結果として生じる。
Figure 2014512725
[0063]単一の平面波はさらに、位相項αを導入することにより円または楕円に偏波された状態にされ得る。その場合、複素重み係数は次式のように記述され得る。
Figure 2014512725
[0064]任意の位置xでのDoppler周波数ωd,nを基礎とする高速フェージング無線チャネルを含む複数の平面波の重ね合わせが、次式のように表現され得る。
Figure 2014512725
[0065]Nにわたって合計することで通常は、異なる周波数の複数の正弦波が平面波をもたらし、それらの平面波の干渉によって通信信号に対するRayleighフェージングチャネルが生じる結果になる。式(23)は、平面波nの偏波成分の位相差αおよび/または大きさの差Aが、
Figure 2014512725
において任意であるならば、任意の(すなわち時間変動の楕円の)偏波を有する。
[0066]図6は、多入力多出力システム(MIMOシステム)であり得るエミュレーションシステムのある実施形態を提示する。
[0067]MIMO OTAに対するチャネルモデルは、幾何学的なアンテナから独立したものである。平面幾何学が関係している場合、無線チャネルのパラメータは以下のようになり得る。
− 電力(P)、遅延(τ)、
− 到来方位角(AoA)、到来方位角の角度広がり(ASA)、クラスタ(PAS)の形状、
− 発射方位角(AoD)、発射方位の角度広がり(ASD)、PASの形状、
− 交差偏波電力比(XPR)
[0068]立体幾何学が関係している場合、無線チャネルの追加的なパラメータは以下のようになり得る。
− 到来仰角(EoA)、到来仰角の角度広がり(ESA)、PASの形状、
− 発射仰角(EoD)、発射仰角の角度広がり(ESD)、PASの形状
[0069]パラメータは、重みを形成するために使用され得る。
[0070]送信器124は、エミュレータ118に通信信号を給送するために少なくとも1つの出力600、602を有する。図6は2つの出力を示すが、一般にはただ1つの出力または3つ以上の出力が存在し得る。各々の出力600、602は、複数のフィルタ604、606、608、610と結合され得る。一般には、各々の出力に対して複数のフィルタが存在し得る。フィルタの数は、アンテナ102から116の数と同じであり得る。各々のフィルタ604から610は、重み発生器122から各々の信号経路612、614の重みベクトルHを受信するFIRフィルタであり得る。重みベクトルHは重みベクトルGであり得るが、重みベクトルHは、例えば式(25)に後で提示される、偏波面間のクロストーク、ならびに、送信器124および受信器すなわちDUT100の影響に関する特徴をさらに含み得る。
[0071]次に、第1の出力600を検討する。例えば第1の信号経路612の重みHは、フィルタ604において送信器の第1の出力600の通信信号と相互作用する。同様に別の信号経路614の重みHは、フィルタ606において送信器の第1の出力600の通信信号と相互作用する。同じことがすべての信号経路に対して、すべての信号経路に関連するフィルタにおいて遂行され、各々の信号経路は、1つのアンテナ102から116と結合される。
[0072]次に、第2の出力602を検討する。例えば第1の信号経路612の重みHは、フィルタ608において送信器の第2の出力602の通信信号と相互作用する。同様に別の信号経路614の重みHは、フィルタ610において送信器の第2の出力602の通信信号と相互作用する。同じことがすべての信号経路に対して、すべての信号経路に関連するフィルタにおいて遂行され、各々の信号経路は、1つのアンテナ102から116と結合される。次いで同じアンテナに対しての重み付けされた信号が、加算器616、618で組み合わされ得る。各々の加算器616、618からの組み合わされた信号が、アンテナ102から116に結合され得る。図6は、明瞭性の理由ですべてのフィルタ、加算器、および信号経路を示さない。
[0073]図7はFIRフィルタのブロック図を示し、FIRフィルタは、シフトレジスタとして配置構成される遅延素子700から704、乗算器706、および加算器708を備え得る。FIRフィルタの基本機能は、以下のように説明され得る。デジタル入力信号x(nn)が各々の遅延素子700から704において遅延され、それらの遅延素子の遅延は時間的に同じまたは異なる長さを有する場合があり、遅延された信号は乗算器706において、重み発生器122により形成される所望の重みh(ii)が乗算され、ここでj=[1,…,KK]である。信号経路内の平面波は、FIRフィルタのタップ係数とも呼ばれる重みH=[h(0),…,h(MM)]により規定され得る。信号成分は、加算器708で一体に合計される。遅延分散は、入力信号x(nn)の異なる遅延を異なって重み付けすることにより制御され得る。係数は、式(27)および(28)の右辺を変数nにわたって(すなわちn個の平面波にわたって)合計することにより形成され得る。
[0074]数学的形式ではFIRフィルタの出力信号y(nn)は、遅延された信号と重みとの積の合計の畳み込みとして表現され得る。
Figure 2014512725
ここで*は畳み込み演算を示し、nは信号要素のインデックスを示す。信号xおよびyならびに重みhは、スカラー形式、ベクトル形式、または行列形式で処理され得る。一般には、重みhは実数または複素数であり得る。
[0075]図6に示されるように、所望の無線チャネルモデル(インパルス応答ファイル)をもたらす重みHが、U個の送信器出力(出力は送信器アンテナを指す)およびK個のOTAアンテナに対して生成され得る。ただ1つのあらかじめ定められた偏波面を有する場合では、UK個の別々のフィルタ604から610が必要とされる。2つのあらかじめ定められた偏波面を有する場合では、2UK(同じ場所に位置するVおよびHの素子のK倍)個の別々のフィルタが必要とされる。したがって、それに対応する重みが重み発生器122で発生させられる。
[0076]以下では、送信器アンテナの場のパターン、さらには受信器特性が単一の平面波にどのように組み込まれ得るかが示される。第nの平面波に対する、送信器124の出力u(600、602)からOTAアンテナk(102から116)への重みHu,k,nは、次式のように表現され得る。
Figure 2014512725
ここで
Figure 2014512725
は、V偏波からH偏波への複素偏波行列の要素、すなわち偏波面間のクロストークであり、φは第nの平面波のAoD(発射角)であり、Ftx,u,V(φ)は、AoDφ上のV偏波の第uの送信器アンテナの複素利得であり、
Figure 2014512725
は発射角φの単位ベクトルであり、
Figure 2014512725
は送信器のアレイ素子uの位置ベクトルである。2×2偏波行列は、交差偏波電力比に起因する大きさの差および偏波状態(例えば円偏波)に起因する位相差を包含する。送信器124の場のパターンは、素子の場所、相互結合等により引き起こされる送信器のアンテナ素子間の位相差を含むことが想定され得る。
[0077]式(25)は、次式の形式に簡略化され得る。
Figure 2014512725
ここでAoAおよびAoDの記号は、表記を簡単にするために脱落している。第kのOTAアンテナのV偏波された素子に対しては、
Figure 2014512725
であり、
Figure 2014512725
であることが想定され得る。
[0078]第nの平面波に対する、送信器のアンテナuからV偏波されたOTAアンテナkへの信号経路に対する重みは、次式のように記述され得る。
Figure 2014512725
[0079]第nの平面波に対する、送信器アンテナuからH偏波されたOTAアンテナkへの信号経路に対する重みは、次式のように記述され得る。
Figure 2014512725
[0080]式(27)および(28)から、送信器のアンテナおよび送信器の側部伝搬の影響に特に起因する送信器124の影響(結果として例えば、送信器のアンテナの相関作用および起こり得る電力不均衡となる)が、上記の式で説明されることにしたがって項Ftxを使用して重みに含まれ得ると結論付けられ得る。同様に受信器の影響もまた、項Frxを使用して重みに含まれ得る。このことは、すべての上述の影響が(円偏波された送信を除いて)時間不変であるので、計算的には複雑なタスクではない。OTAアンテナにより送信されDUTアンテナにより受信される複数の平面波の重ね合わせが、無線チャネルを通る送信器信号を現実的にもたらす。
[0081]平面波は試験区域126内で、送信器のキャリア周波数とまったく異なる種々の周波数を有し得ることに留意されたい。基礎波の干渉に基づくそれらの平面波の干渉が、試験区域内の電場を形作る。同様に基礎波は送信器のキャリア(複数可)に基づくが、周波数はDoppler効果に起因して変化している場合がある。常に変化している場合がある電場の形状が、送信器から生じる通信信号に対する無線チャネルを形成する。1つの平面波が、空間的に平坦な、時間的に平坦な、および周波数的に平坦なチャネルを生成する。すべてのこれらの3つの領域(空間、時間、および周波数)は、複数の平面波によって別々に制御され得る。例えば、空間フェージングのみを伴う(時間的に静的な)静的伝搬状況を生成することが可能である。このことは、OTAアンテナの各々に対する一定の振幅および位相の重みを調整することにより遂行され得る。通信信号にRayleighフェージングを経させるために、異なる周波数を伴う(Doppler偏移)、および異なる位相を伴う複数の平面波が同時に形成され得る。異なる周波数が試験区域126内の電場に、現実の無線環境と同様の十分に急激な切欠き部をもたらす。位相偏移を伴うがDoppler効果を伴わない平面波は、試験区域126に静的チャネルをもたらす。無線チャネルの周波数変動を生成するために、わずかに異なる遅延を伴う複数の平面波が発生させられ得る。偏波を変化させるために、位相および振幅の差が偏波共用アンテナ間で調整され得る。上記で提示された解決法を用いると、従来技術では問題となるOTAアンテナ間の角度から試験区域1126への見通し信号を効果的に形成することが可能である。見通し信号は、任意の角度から、さらには2つのアンテナ間の角度からDUTに向けられ得る。
[0082]図8は、OTA試験チャンバの立体幾何学的な実施形態を提示する。この例ではアンテナ素子(長方形)が球体の表面上に配置され(るかのようであり)、一方でDUT100は球体の中央にある。しかしながらアンテナ素子が上に配置される(かのようである)表面は、体積を取り囲む任意の表面の一部であり得る。そのような表面の例は、立方体、楕円体、四面体等の表面である。
[0083]図9は、重みを形成するための方法のフローチャートを提示する。ステップ900では、オーバー・ザ・エア・チャンバ内の試験区域の周囲の複数のアンテナのうちの1つのアンテナに関連する各々の信号経路に対する重みが、無線チャネルモデルに基づく所望の目標電場と、試験区域に関連する平面波により得られる電場とを比較することにより形成され、平面波が、アンテナにより送信可能であり、各々の信号経路内の少なくとも1つの基礎波形に基づく。
[0084]図10は、送信方法のフローチャートを提示する。ステップ1000では、オーバー・ザ・エア・チャンバのアンテナ素子からの基礎波形が、試験区域内の複数のあらかじめ定められた平面波を形成するために確定的に送信され、あらかじめ定められた平面波が、試験区域内の被試験デバイスとの通信のためにエミュレートされる無線チャネルを形成する。
[0085]重み発生器122および/またはエミュレータ118は、ワーキングメモリ(RAM)、中央処理装置(CPU)、およびシステムクロックを備え得る電子デジタルコンピュータとして実装され得る。CPUは、1組のレジスタ、算術論理演算装置、および制御装置を備え得る。制御装置は、RAMからCPUに転送される一連のプログラム命令により制御される。制御装置は、基本演算用のいくつかのマイクロ命令を包含し得る。マイクロ命令の実装形態は、CPU設計に応じて変動し得る。プログラム命令は、C、Java(登録商標)等のような高水準プログラミング言語、または、機械語もしくはアセンブラのような低水準プログラミング言語であり得るプログラミング言語によりコーディングされ得る。電子デジタルコンピュータは、プログラム命令を用いて記述されたコンピュータプログラムに対してシステムサービスを提供し得るオペレーティングシステムをさらに有し得る。
[0086]ある実施形態は、電子装置にロードされるときに、図9および10に関して上記で説明された方法を実行するプログラム命令を含む、配布媒体上で実施されるコンピュータプログラムを提供する。
[0087]コンピュータプログラムは、ソースコード形式、オブジェクトコード形式で、または何らかの中間形式であり得るものであり、コンピュータプログラムは、プログラムを搬送可能な任意の実在物またはデバイスであり得るいくつかの種類のキャリアに記憶され得る。そのようなキャリアには例えば、記録媒体、コンピュータメモリ、リードオンリーメモリ、およびソフトウェア配布パッケージがある。必要とされる処理能力に応じてコンピュータプログラムは、単一の電子デジタルコンピュータで実行される場合があり、またはコンピュータプログラムは、いくつかのコンピュータの間で分散される場合がある。
[0088]技術が進歩するにつれて本発明の概念が様々な方途で実装され得ることが、当業者には明らかとなろう。本発明およびその実施形態は、上記で説明された例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で変動し得る。

Claims (27)

  1. オーバー・ザ・エア・チャンバ内の試験区域(test zone)の周囲の複数のアンテナのうちの1つのアンテナに関連する各々の信号経路に対する重みを、無線チャネルモデルに基づく所望の目標電場(target electric field)と、前記試験区域に関連する(associated with)平面波(plane waves)により得られる電場との比較により形成するように構成され、
    前記平面波が、前記アンテナにより送信可能であり、各々の信号経路内の少なくとも1つの基礎波形に基づく装置。
  2. 少なくとも1つの共通の平面波の少なくとも2つの基礎(basic)波形が、1つの信号経路内で送信されるように構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記装置が、前記チャネルモデルにより決定される所望の目標電場と、前記アンテナにより送信可能な各々の平面波により得られる電場との間の差を基礎として、各々の平面波に対する各々の信号経路の重みを形成するように、かつ、各々のアンテナの前記重みを、信号経路に対する複数の平面波の重みを形成するために組み合わせるように構成される、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記装置が、前記チャネルモデルにより決定される所望の目標電場と、前記アンテナにより送信可能な各々の平面波により得られる電場との間の差を最適化する(optimizing)ことにより、各々の平面波に対する各々の信号経路の重みを形成するように構成される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記重みが、前記試験区域内の平面波の重ね合わせ(superposition)に基づくエミュレートされる無線チャネルに対する前記平面波の方向、周波数、位相、および振幅を決定するように構成される、請求項1から4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記装置が、前記試験区域の周縁(circumference)での複数の位置での前記比較を遂行するように構成される、請求項1から5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記装置が、前記重みに時間依存のDoppler偏移を含むように構成される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記装置が、異なる偏波面に対する各々の信号経路の重みを、前記アンテナの前記偏波面を基礎として形成するように構成される、請求項1から7のいずれかに記載の装置。
  9. 前記装置が、異なる偏波面間のクロストークを前記重みに含むように構成される、請求項7に記載の装置。
  10. 前記装置が、送信への送信器の影響および受信への受信器の影響のうちの少なくとも1つを前記重みに含むように構成される、請求項7に記載の装置。
  11. 重み発生器が、前記無線チャネルのエミュレーションのためにメモリに前記重みを保存するように構成される、請求項1に記載の装置。
  12. 前記装置が、異なる無線チャネルを有する少なくとも2つの信号を受信するように、各々の無線チャネルに対する重みを形成するように、かつ、各々の無線チャネルに対する平面波を形成するために各々の信号経路の重みを組み合わせるように構成される、請求項1に記載の装置。
  13. オーバー・ザ・エア・チャンバ内の試験区域の周囲の複数のアンテナのうちの1つのアンテナに関連する各々の信号経路に対する重みを、無線チャネルモデルに基づく所望の目標電場と、前記試験区域に関連する平面波により得られる電場とを比較することにより形成し、
    前記平面波が、前記アンテナにより送信可能であり、各々の信号経路内の少なくとも1つの基礎波形に基づくステップを含む方法。
  14. 少なくとも1つの共通の平面波の少なくとも2つの基礎波形が、1つの信号経路内で送信可能である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記方法が、前記チャネルモデルにより決定される所望の目標電場と、前記アンテナにより送信可能な各々の平面波により得られる電場との間の差を基礎として、各々の平面波に対する各々の信号経路の重みを形成するステップと、各々のアンテナの前記重みを、複数の平面波の重みを形成するために組み合わせるステップとをさらに含む、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記方法が、前記チャネルモデルにより決定される所望の目標電場と、前記アンテナにより送信可能な各々の平面波により得られる電場との間の差を最適化することにより、各々の平面波に対する各々の信号経路の重みを形成するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  17. 前記方法が、前記重みにより、前記平面波の方向、周波数、位相、および振幅を決定し、エミュレートされる無線チャネルが前記試験区域内の平面波の重ね合わせに基づくステップをさらに含む、請求項13から16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記方法が、前記試験区域の周縁での複数の位置での前記比較を遂行するステップをさらに含む、請求項13から17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記方法が、時間依存のDoppler偏移を前記重みに含むステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  20. 前記方法が、異なる偏波面に対する各々の信号経路の重みを、前記アンテナの前記偏波面を基礎として形成するステップをさらに含む、請求項13から19のいずれかに記載の方法。
  21. 前記方法が、異なる偏波面間のクロストークを前記重みに含むステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記方法が、送信への送信器の影響および受信への受信器の影響のうちの少なくとも1つを前記重みに含むステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  23. 前記方法が、異なる無線チャネルの少なくとも2つの信号を受信するステップと、各々の無線チャネルに対する重みを形成するステップと、各々の無線チャネルに対する平面波を形成するために各々の信号経路の重みを組み合わせるステップとをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  24. 少なくとも1つのプロセッサ、およびコンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリを備える装置であって、前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に少なくとも、
    オーバー・ザ・エア・チャンバ内の試験区域の周囲の複数のアンテナのうちの1つのアンテナに関連する各々の信号経路に対する重みを、無線チャネルモデルに基づく所望の目標電場と、前記試験区域に関連する平面波により得られる電場とを比較することにより形成させるように構成され、
    前記平面波が、前記アンテナにより送信可能であり、各々の信号経路内の少なくとも1つの基礎波形に基づく装置。
  25. 請求項1に記載の装置と、
    重みを受信するために前記装置に結合されるエミュレータと、
    通信信号を給送するために前記エミュレータに結合される送信器と、
    前記エミュレータの信号経路から信号を受信し、前記送信器と被試験デバイスとの間にエミュレートされる無線チャネルを形成するために、前記エミュレータからの前記信号を基礎として平面波を送信するように構成されるアンテナと
    を備えるエミュレーションシステム。
  26. 前記送信器が、前記通信信号を給送するために前記エミュレータに結合される少なくとも1つの出力を有し、各々の出力が一意的な(unique)無線チャネルを指し、
    前記装置が、前記アンテナに対する平面波を形成するために別々に各々の出力に関して重みを形成するように構成される、請求項25に記載のエミュレーションシステム。
  27. オーバー・ザ・エア・チャンバのアンテナ素子からの確定的な基礎波形を、試験区域内の複数のあらかじめ定められた平面波を形成するために送信するステップであって、前記あらかじめ定められた平面波が、前記試験区域内の被試験デバイスとの通信のためにエミュレートされる無線チャネルを形成するステップ
    を含む送信方法。
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