JP2014509601A - モンテルカスト中間体のカンファースルホン酸塩 - Google Patents

モンテルカスト中間体のカンファースルホン酸塩 Download PDF

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Abstract

本発明は、新規なモンテルカスト中間体の塩、その調製方法、モンテルカストナトリウムの調製における前記塩の使用、および前記塩を使用するモンテルカストナトリウムの調製方法に関する。

Description

本発明は、新規なモンテルカスト中間体の塩、その調製方法、および新規なモンテルカストアミン塩を介したモンテルカストナトリウムの調製における前記中間体の塩の使用に関する。
モンテルカストまたは(1−{1−(R)−(E)−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−[2−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−フェニル]−プロピルスルファニルメチル}−シクロプロピル)−酢酸は、以下の式(5)を有する。
Figure 2014509601
モンテルカストナトリウム塩は、喘息治療用の経口剤形で投与されるSINGULAIR(登録商標)(Merck)の名称で販売されている。
欧州特許第0480717号において、モンテルカストナトリウムを含む化合物のファミリーが最初に報告された。前記化合物を得るための調製方法は、メチルエステル、例えばメチル2−[(3S)−[3−[(2E)−(7−クロロキノリニル(chloroquinolyn)−2−イル)エテニルフェニル]−3−ヒドロキシプロピル]ベンゾエート(6)の使用を含み、メチル1−(メルカプトメチル)−シクロプロパンアセテート(9)とin situで製造された適切なメシラート(8)とをカップリングする工程を含んでいた。スキーム1に示されるように、モンテルカストのメチルエステル(10)はその酸に加水分解され、その対応するナトリウム塩(11)に直接変換された。メチルエステルおよび最終生成物のクロマトグラフィー精製は冗長であるため、上記方法は大規模な製造には不適切であった。さらに、得られる収量が悪く、モンテルカストナトリウムは油性物質として得られた。モンテルカストナトリウムは、凍結乾燥によって非晶質の形態で得られることもある;しかしながら、この製造方法は、工業規模では極めて非経済的である。
Figure 2014509601
欧州特許第0737186号には、モンテルカストナトリウムの改善された合成方法(スキーム2)が記載されており、この方法は、メチルエステルに代えて、1−(メルカプトメチル)シクロプロパン酢酸のジリチウム塩をメシラートとのカップリング反応に使用する点で、欧州特許第0480717号に記載されている方法と異なるものであった。前記メシラート(8)は欧州特許第0480717号と同じ式を有するものであったが、その結晶形態で追加された。この方法により、酸の形態のモンテルカストが直接得られ、これが結晶性ジシクロヘキシルアミン塩(13)にさらに変換された。精製された結晶性ジシクロヘキシルアミン塩(13)は酸で処理されて、酸の形態のモンテルカストが得られ、これがナトリウムイオン源でさらに処理されて、ナトリウム塩(11)が得られた。
欧州特許第0737186号に開示されている手順には、一部の工程を約−25℃以下の温度で行わなければならないなどのいくつかの不利益があった。さらに、メシラートなどの使用された中間体のいくつかは不安定である。また、ブチルリチウムなどの高可燃性の有害化学物質が使用された。上記不利益により、この方法は、工業規模の利用には不都合である。
Figure 2014509601
中国特許出願公開第1420113号には、メチル2−((3R)−アセチルスルファニル)−3−[3−[(E)−2−(7−クロロ−2−キノリニル)−エテニル]−フェニル]−プロピル)−ベンゾエート(14)を過剰のハロゲン化メチルマグネシウムで処理して、2−[2−(3−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−メルカプト−プロピル)−フェニル]−プロパン−2−オール(3)を得る、モンテルカストの別の調製方法(スキーム3)が記載されている。この方法の主な欠点は、ケトン不純物(15)をかなり大量に形成することである。
Figure 2014509601
米国特許出願公開第2009/0093636号、国際公開第2007/057228号、国際公開第2007/057227号および国際公開第2007/057225号には、メチル2−((3R)−アセチルスルファニル)−3−[3−[(E)−2−(7−クロロ−2−キノリニル)−エテニル]−フェニル]−プロピル)−ベンゾエート(14)とハロゲン化メチルマグネシウムとを反応させて、環状中間体(16)である、(3R)−{3−[(E)−2−(7−クロロ−2キノリニル)−ビニル]−フェニル}−4,5−ジヒドロ−3H−ベンゾ[c]チエピン−1−オン(これは、単離および精製され得る)を得る工程を含む方法(スキーム4)が記載されている。その後、中間体(16)は、過剰のハロゲン化メチルマグネシウムおよび活性化セリウム(III)塩でさらに処理されて、2−[2−(3−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−メルカプト−プロピル)−フェニル]−プロパン−2−オール(3)が得られる。その結果として、ケトン不純物(15)の量が減少する。しかしながら、化合物(3)は不安定である。この問題を克服するために、米国特許出願公開第2009/0093636号には、塩酸塩、トシレート塩およびベシレート塩の調製が記載されているが、トシレート塩しか詳細に記載されておらず、得られた収率(約50%)は非常に低かった。
Figure 2014509601
本発明者らは、驚くべきことに、新規な化合物(3)の塩をより高い収率およびより高い純度で調製することができる方法を見出した。この方法により、以下に示される式(1)を有する化合物(3)のカンファースルホン酸塩の調製が可能になる。
Figure 2014509601
式(1)の塩は、本特許出願の実施例に示されるように、新規なモンテルカストジイソブチルアミン塩の形成を介して非晶形のモンテルカストナトリウムを合成するのに使用される。この方法により、冗長なクロマトグラフィー精製および非経済的な凍結乾燥が省かれ、大規模な製造に適したモンテルカストナトリウムの別の製造方法が提供される。
カンファースルホン酸塩およびジイソブチルアミン塩を使用してモンテルカストナトリウムを調製することにより、モンテルカストナトリウムが形成される最終工程で、不純物と最終生成物との構造類似性により除去することが困難なある種の不純物を排除し、または減少させることが可能になる。
さらに、この調製方法はまた、米国特許出願公開第2009/0093636号、国際公開第2007/057228号、国際公開第2007/057227号および国際公開第2007/057225号に記載されているものよりも非常に速い。
本発明の第1の態様は、式(1)の2−[2−(3−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−メルカプト−プロピル)−フェニル]−プロパン−2−オール・カンファースルホン酸塩に関する。
第2の態様において、本発明は、前記式(1)のカンファースルホン酸塩の調製方法であって、セリウム(III)塩およびテトラヒドロフランを混合する工程と;先に得られた混合物にハロゲン化メチルマグネシウムを加える工程と;このようにして得られた混合物を式(2)の6−アセチルスルファニル−11−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−2−エチリデン−7−メチル−3,9−ジメチレン−ウンデカ−7,10−ジエン酸C−Cアルキルエステルと反応させる工程と;このようにして得られた混合物を式(4)のカンファースルホン酸で処理する工程と;式(1)の塩を単離する工程とを少なくとも含む方法を提供する。
本発明の第3の態様は、モンテルカストナトリウムの調製のための、前記式(1)のカンファースルホン酸塩の使用に関する。
本発明の第4の態様は、新規なモンテルカストジイソブチルアミン塩の調製のための、式(1)のカンファースルホン酸塩の使用に関する。
本発明の第5の態様は、新規なモンテルカストジイソブチルアミン塩に関する。
本発明の第6の態様は、モンテルカストナトリウムの調製におけるモンテルカストジイソブチルアミン塩の使用に関する。
本発明の第7の態様は、式(1)の塩から出発するモンテルカストナトリウム(11)の調製方法に関する。
図1は、式(1)の塩の赤外線(IR)スペクトルを示す。 図2は、式(1)の塩のX線回折パターン(XRD)を示す。 図3は、モンテルカストジイソブチルアミン塩(19)の赤外線(IR)スペクトルを示す。 図4は、モンテルカストジイソブチルアミン塩(19)のX線回折パターン(XRD)を示す。 図5は、モンテルカストナトリウム(11)の赤外線(IR)スペクトルを示す。 図6は、モンテルカストナトリウム(11)のX線回折パターン(XRD)を示す。
式(1)の塩
第1の態様によれば、本発明は、式(3)の化合物のカンファースルホン酸塩である、式(1)の新規な塩に関する。式(3)の化合物はモンテルカストの合成における重要な中間体であるが、式(3)の化合物は不安定である。本発明者らは、高い収率および純度で得られる式(1)の新規で安定なカンファースルホン酸塩を見出した。
Figure 2014509601
カンファースルホン酸は、そのエナンチオマー型またはそれらの混合物のいずれかで使用され、対応するジアステレオマー塩、すなわち、(R)−カンファースルホン酸塩、(S)−カンファースルホン酸塩またはこれらの混合物を得ることができる。特定の実施形態において、カンファースルホン酸は(R)−エナンチオマー型で使用され、(R)−カンファースルホン酸塩を得る。
式(1)の塩の調製方法
第2の態様によれば、本発明は、式(1)のカンファースルホン酸塩の調製方法であって、
a)セリウム(III)塩およびテトラヒドロフラン(THF)を混合する工程と;
b)工程a)の混合物にハロゲン化メチルマグネシウムを加える工程と;
c)工程b)の混合物を式(2)の化合物と反応させる工程と;
Figure 2014509601
(式中、Rは、C−Cアルキル基である。)
d)工程c)の反応生成物を酢酸水溶液で処理して、式(3)の化合物を得る工程と、
Figure 2014509601
e)式(3)の化合物と有機溶媒との混合物を式(4)のカンファースルホン酸で処理する工程と;
Figure 2014509601
f)式(1)の塩を単離する工程と
を含む方法を提供する。
以下のスキーム5は、上記方法を示す。
Figure 2014509601
本発明において、式(1)の塩の調製には、式(2)の化合物(式中、Rは、C−Cアルキル基である)を出発化合物として使用する。特定の実施形態によれば、式(2)の化合物は、Rがメチル基であるメチルエステルである。この化合物は、米国特許出願公開第2005/0245568号に開示されている方法にしたがって調製できる。
上記方法によれば、式(1)の塩の調製における第1の工程は、セリウム(III)塩の活性化であり、これは、セリウム(III)塩およびテトラヒドロフランを混合することによって達成される。塩化セリウムの活性化方法は、Conlonらによって報告されている[Conlon,D.,Kumke,D.,Moeder,C.,Hardiman,M.,Hutson,G.and Sailer,L.,Insights into the Cerium Chloride−Catalyzed Grignard Addition to Esters.Advanced Synthesis&Catalysis,2004,346,1307−1315]。
本発明の一つの実施形態によれば、このような活性化は、セリウム(III)塩およびテトラヒドロフランの混合物を20〜70℃の間に含まれる温度で30〜240分の間維持し、次いで、ハロゲン化メチルマグネシウムを加える前に、−20〜0℃の間に含まれる温度に冷却することによって行われる。
ハロゲン化メチルマグネシウムという用語は、塩化メチルマグネシウム、臭化メチルマグネシウムまたはヨウ化メチルマグネシウムを指す。本発明の特定の実施形態によれば、ハロゲン化メチルマグネシウムは、塩化メチルマグネシウムである。
本発明の別の実施形態において、セリウム(III)塩は、CeCl、好ましくは2重量%未満の水を含有するCeCl、さらにより好ましくは1重量%未満の水を含有するCeClである。
好ましくは、塩化メチルマグネシウムとCeClおよびテトラヒドロフランの混合物とを、式(2)の化合物(式中、Rは、メチル基である)を加える前に、1〜3時間の間に含まれる時間撹拌する。
好ましくは、塩化メチルマグネシウムを、セリウム(III)塩およびテトラヒドロフラン溶液としてのテトラヒドロフランの混合物に加える。
この方法における次の工程は、式(2)の化合物を、セリウム(III)塩の活性化およびハロゲン化メチルマグネシウムの添加により得られた混合物と反応させることである。好ましくは、式(2)の化合物は適切な有機溶媒に溶解させる。従って、この有機溶媒は、例えば、芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルおよび酢酸イソプロピル;ならびにエーテル、例えばメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;またはこれらの混合物であり得る。
この方法における次の工程は、先の工程で得られた(式(2)の化合物と、活性化セリウム(III)塩およびハロゲン化メチルマグネシウムとの反応から得られた)混合物を、酢酸水溶液で処理して、式(3)の化合物を得ることである。
最後に、先の工程から得られた反応混合物を、次いでカンファースルホン酸で処理して、式(1)の塩を得る。本発明の一つの実施形態によれば、式(1)の塩を得るのに使用されるカンファースルホン酸は、(R)−カンファースルホン酸である。好ましくは、この酸は有機溶媒に溶解させる。従って、この有機溶媒は、例えば、芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルおよび酢酸イソプロピル;ならびにエーテル、例えばテトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランおよびメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;またはこれらの混合物であり得る。
本発明の一つの実施形態において、カンファースルホン酸と式(2)の化合物との比は、0.9:1〜1.2:1の間に含まれる。
カンファースルホン酸はそのエナンチオマーの任意の形態で使用して、対応する塩、すなわち、式(1)の(R)−カンファースルホン酸塩、(S)−カンファースルホン酸塩またはラセミ化カンファースルホン酸塩を得ることができる。
上記方法にしたがって得られた式(1)の塩は、通常の分離方法、例えばろ過、デカンテーション、遠心分離、沈降法、結晶化によって単離できる。好ましくは、式(1)の塩は、ろ過によって単離する。
前記塩(1)は高い純度で得られるので、さらなる精製工程の必要はない。
驚くべきことに、式(1)の塩の上記合成方法は、安定性のある式(3)の化合物の塩の簡便かつ効率的な調製方法を提供し、より高い収率およびより少ない不純物をもたらす。
モンテルカストナトリウムの調製方法における式(1)の塩の使用
本発明の第3の態様は、スキーム5に示されるように、モンテルカストナトリウムの調製方法における式(1)の塩の使用に関する。
好ましくは、モンテルカストナトリウムは、非晶質の形態で調製される。
本発明の一つの実施形態によれば、式(1)の塩を使用するモンテルカストナトリウムの調製方法は、以下の工程:
a)式(1)の塩を有機溶媒と混合する工程と;
b)場合により、工程a)の混合物を弱塩基で処理する工程と;
c)工程a)またはb)で得られた生成物に、(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステル(17)および強塩基を加える工程と;
d)工程c)で得られたエステル(10)を強塩基で加水分解する工程と;
e)工程d)の反応混合物を酸性化する工程と;
f)工程e)で得られた生成物(5)を第一級または第二級有機アミンで処理する工程と;
g)モンテルカストアミン塩(19)を単離する工程と;
h)モンテルカストアミン塩(19)を有機溶媒およびナトリウムイオン源と混合する工程と;
i)モンテルカストナトリウム(11)を単離する工程と
を少なくとも含むものである。
本発明の別の実施形態によれば、式(1)の塩を使用するモンテルカストナトリウムの調製方法は、以下の工程:
a)式(1)の塩を有機溶媒と混合する工程と;
b)場合により、工程a)の混合物を弱塩基で処理する工程と;
c)工程a)またはb)
で得られた生成物に、(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステル(17)および強塩基を加える工程と、
d)工程c)で得られたエステル(10)を強塩基で加水分解する工程と;
e)工程d)の反応混合物を酸性化する工程と、
f)工程e)で得られた生成物(5)を第一級または第二級有機アミンで処理する工程と;
g)モンテルカストアミン塩(19)を単離する工程と;
h)モンテルカストアミン塩(19)を水非混和性有機溶媒および酸性水溶液と混合する工程と;
i)水相から有機相を分離する工程と;
j)工程i)の有機相をナトリウムイオン源で処理する工程と;
k)モンテルカストナトリウム(11)を単離する工程と
を少なくとも含むものである。
以下のスキーム6は、上記方法を示す。
Figure 2014509601
この方法(スキーム6)の第1の工程(工程a)は、式(1)の塩を有機溶媒と混合することである。従って、有機溶媒は、例えば、芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルおよび酢酸イソプロピル;エーテル、例えばテトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランおよびメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;アルコール、例えばメタノール;ジメチルホルムアミド(DMF);またはこれらの混合物であり得る。
この方法(スキーム6)の次の工程(工程b)は任意であり、式(1)の塩の遊離塩基を回収することである。この工程は、式(1)の塩を弱塩基で処理することによって行われる。
弱塩基という用語は、対応する共役酸のpK(水に対して)が5〜11の間に含まれる塩基を指す。好ましくは、塩基は無機である。このような塩基の例は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸水素塩、例えばNaHCO;アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、例えばNaCO、KCO;アルカリ金属またはアルカリ土類金属の亜硫酸塩、例えばNaSOである。弱塩基は水溶液の形態である。好ましくは、弱塩基はNaHCOである。
この方法が、塩基による処理からなる任意の工程b)を含む場合、得られた混合物を、有機溶媒、例えば芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルおよび酢酸イソプロピル;非水溶性エーテル、例えばメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;またはこれらの混合物で抽出して、チオール(3)を回収する。
この方法(スキーム6)の次の工程(工程c)は、(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステル(17)および強塩基を、工程b)のチオール(3)の有機溶媒溶液、または生成物(1)を含有する工程a)の混合物に加えることである。
(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステル(17)および強塩基の添加は、任意の順序で実施してよく、例えば、最初に(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステルを添加し、次いで強塩基を添加するか、または最初に強塩基を添加し、次いで(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステルを添加するか、または(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステルおよび強塩基を同時に添加する。
ハロは、F原子、Cl原子、Br原子またはI原子のいずれか、好ましくはBr原子を指す。C−Cアルキルエステルは、好ましくはメチル、エチルまたはプロピルエステル、さらにより好ましくはメチルエステルである。本発明の特定の実施形態によれば、(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステルは、(1−ブロモメチル−シクロプロピル)−酢酸メチルエステルである。
強塩基という用語は、対応する共役酸のpK(水に対して)が11〜16の間に含まれる塩基を指す。このような塩基の例は、アルカリ金属のアルコキシド、例えばナトリウムメトキシド、カリウムメトキシドおよびカリウムプロポキシド;またはアルカリ金属の水酸化物、例えば水酸化ナトリウムおよび水酸化リチウムである。本発明の特定の実施形態によれば、アルカリ金属のアルコキシドは、ナトリウムメトキシドである。
次いで(工程d)、対応する共役酸のpK(水に対して)が11〜16の間に含まれる強塩基(スキーム6)を触媒として、先の工程で得られたチオエーテルエステル化合物(10)を有機溶媒および水の混合物で処理し、その後、酸のpK(水に対して)が10未満である通常の酸処理(工程e)、例えば酸性水溶液処理をし、有機相を分離することによって、モンテルカスト遊離酸(5)を得る。適切な塩基としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の好ましい実施形態において、水酸化ナトリウムが使用される。好ましくは、これらの塩基は水溶液中にある。その後の酸処理(工程e)により、モンテルカスト遊離酸が得られる。適切な酸としては、弱酸、例えばクエン酸、酢酸、ホウ酸、炭酸、リン酸および硫化水素;好ましくはクエン酸が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の特定の実施形態において、チオエーテルエステル化合物は、メチルエステル(10)である。
この方法(スキーム6)の次の工程(工程f)は、有機溶媒中で、モンテルカスト遊離酸(5)を第一級または第二級有機アミン、好ましくはジイソブチルアミンで処理する工程と、モンテルカストアミン塩(19)、好ましくはモンテルカストジイソブチルアミン塩を単離する工程とを含む。好ましい実施形態によれば、有機溶媒は、芳香族炭化水素、例えばトルエン;エステル、例えば酢酸エチルまたは酢酸イソプロピル;エーテル、例えばテトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランまたはメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;ジメチルホルムアミド(DMF);またはこれらの混合物から選択される。好ましくは、前記有機溶媒は、酢酸エチルである。
一つの実施形態において、モンテルカストアミン塩(19)、好ましくはモンテルカストジイソブチルアミン塩が得られたら、例えば、結晶化または蒸解などの通常の方法によって、これをさらに精製する。最も適切な溶媒の選択には、当業者にとって通常の実験しか必要としない。
最後に、有機溶媒中で、モンテルカストアミン塩(19)(スキーム6)、好ましくはモンテルカストジイソブチルアミン塩をナトリウムイオン源で処理して、モンテルカストナトリウム(11)を得る。従って、有機溶媒は、例えば、脂肪族炭化水素、好ましくはメチルシクロヘキサン;芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルもしくは酢酸イソプロピル;エーテル、例えばテトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランもしくはメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;またはこれらの混合物であり得る。従って、ナトリウムイオン源は、ナトリウム陽イオンを提供できる塩である。適切なナトリウムイオン源は、例えば、ナトリウムアルコキシド、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシドもしくはナトリウムtert−ペンタオキシド;水酸化ナトリウム;またはこれらの混合物であり得る。好ましくは、ナトリウムイオン源は、ナトリウムtert−ペンタオキシドおよびナトリウムメトキシドから選択される。モンテルカストナトリウム(11)は、ろ過によって単離できる。この化合物は高い純度で得られるので、さらなる精製工程の必要はない。
また、モンテルカストアミン塩(19)(スキーム6)、好ましくはモンテルカストジイソブチルアミン塩を水非混和性有機溶媒および酸性水溶液と混合する。次いで、水相から有機相を分離し、この有機相をナトリウムイオン源で処理して、モンテルカストナトリウム(11)を得て、続いてこれを単離する。
本発明に関して、「水非混和性」という用語は、水への溶解度が、水100g中、有機溶媒50g未満である有機溶媒を指す。水非混和性有機溶媒の例は、脂肪族炭化水素、好ましくはメチルシクロヘキサン;芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルまたは酢酸イソプロピル;エーテル、例えば2−メチルテトラヒドロフランまたはメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;またはこれらの混合物である。好ましくは、水非混和性有機溶媒は、酢酸エチルである。
酸性水溶液は、酸を水に溶解させた溶液である。この酸は、例えば、弱酸、例えばクエン酸、酢酸、ホウ酸、炭酸、リン酸および硫化水素;好ましくはクエン酸であり得る。モンテルカストアミン塩を有機溶媒および酸性水溶液で処理して、モンテルカスト遊離酸(5)を含む非混和性溶媒の有機相を得る。この有機相は、この方法の次の工程に使用でき、または別法ではモンテルカスト遊離酸(5)を単離し、この方法の次の工程に使用してもよい。
このようにして得られたモンテルカスト遊離酸(5)を、有機溶媒中、ナトリウムイオン源でさらに処理する。ナトリウム源は、ナトリウム陽イオンを提供できる塩である。適切なナトリウムイオン源は、例えば、ナトリウムアルコキシド、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシドもしくはナトリウムtert−ペンタオキシド;水酸化ナトリウム;またはこれらの混合物であり得る。好ましくは、ナトリウムイオン源は、ナトリウムメトキシドから選択される。モンテルカスト遊離酸(5)をナトリウムイオン源で処理するのに使用される有機溶媒は、例えば、脂肪族炭化水素、例えばn−ヘプタン、シクロヘキサンもしくはメチルシクロヘキサン;芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルもしくは酢酸イソプロピル;エーテル、例えばテトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランもしくはメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;アルコール、好ましくはメタノール;またはこれらの混合物であり得る。モンテルカストナトリウム(11)は、ろ過によって単離できる。この化合物は高い純度で得られるので、さらなる精製工程の必要はない。しかしながら、とりわけ再結晶化、クロマトグラフィーなどの通常の方法によって、前記モンテルカストナトリウム(11)を精製してもよい。
中間体アミン塩(19)がジイソブチルアミン塩である場合に、モンテルカスト遊離酸(5)からのモンテルカストナトリウムの調製方法を、良好な収率および純度で容易に行うことができることを見出した。
本発明のさらなる態様は、モンテルカストナトリウム(11)の調製におけるモンテルカストジイソブチルアミン塩の使用に関する。
この調製は、上で説明したように、すなわち有機溶媒中で、モンテルカストジイソブチルアミン塩をナトリウムイオン源で処理することによって達成される。従って、有機溶媒は、例えば、脂肪族炭化水素、好ましくはメチルシクロヘキサン;芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルもしくは酢酸イソプロピル;エーテル、例えばテトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランもしくはメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;またはこれらの混合物であり得る。従って、ナトリウムイオン源は、ナトリウム陽イオンを提供できる塩である。適切なナトリウムイオン源は、例えば、ナトリウムアルコキシド、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシドもしくはナトリウムtert−ペンタオキシド;水酸化ナトリウム;またはこれらの混合物であり得る。好ましくは、ナトリウムイオン源は、ナトリウムtert−ペンタオキシドである。モンテルカストナトリウム(11)は、ろ過によって単離できる。この化合物は高い純度で得られるので、さらなる精製工程の必要はない。
また、この調製は、モンテルカストジイソブチルアミン塩を水非混和性有機溶媒および酸性水溶液と混合することによって達成される。次いで、水相から有機相を分離し、この有機相をナトリウムイオン源で処理して、モンテルカストナトリウム(11)を得る。水非混和性有機溶媒は、例えば、脂肪族炭化水素、好ましくはメチルシクロヘキサン;芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルもしくは酢酸イソプロピル;エーテル、例えば2−メチルテトラヒドロフランもしくはメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;またはこれらの混合物であり得る。好ましくは、水非混和性有機溶媒は、酢酸エチルである。酸性水溶液は、酸を水に溶解させた溶液である。この酸は、例えば、弱酸、例えばクエン酸、酢酸、ホウ酸、炭酸、リン酸および硫化水素;好ましくはクエン酸であり得る。モンテルカストアミン塩を有機溶媒および酸性水溶液で処理して、モンテルカスト遊離酸(5)を得る。このようにして得られたモンテルカスト遊離酸(5)を、有機溶媒中、ナトリウムイオン源でさらに処理する。ナトリウム源は、ナトリウム陽イオンを提供できる塩である。適切なナトリウムイオン源は、例えば、ナトリウムアルコキシド、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシドもしくはナトリウムtert−ペンタオキシド;水酸化ナトリウム;またはこれらの混合物であり得る。好ましくは、ナトリウムイオン源は、ナトリウムメトキシドから選択される。モンテルカスト遊離酸(5)をナトリウムイオン源で処理するのに使用される有機溶媒は、例えば、脂肪族炭化水素、好ましくはシクロヘキサン;芳香族炭化水素、好ましくはトルエン;エステル、例えば酢酸エチルもしくは酢酸イソプロピル;エーテル、例えばテトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランもしくはメチルtert−ブチルエーテル;ジクロロメタン;アルコール、好ましくはメタノール;またはこれらの混合物であり得る。モンテルカストナトリウム(11)は、ろ過によって単離できる。前記化合物は高い純度で得られるので、さらなる精製工程の必要はない。しかしながら、例えば再結晶化、クロマトグラフィーなどの通常の方法によって、前記モンテルカストナトリウム(11)を精製してもよい。
定義
本発明の理解を容易にするために、本発明に関して使用されるいくつかの用語および表現の意味は、本明細書に含まれる。
「アルキル」は、炭素原子および水素原子からなる直鎖状または分岐状の炭化水素鎖ラジカルであって、不飽和を含まず、単結合によって分子の残部に結合しているものを指す。
「ハロゲン化物」は、フッ化物、塩化物、臭化物またはヨウ化物を意味する。
「アルコキシド」は、式C−Cアルキル−O(式中、アルキルは、先に定義したものである)の陰イオン、例えばメトキシド、エトキシド、プロポキシドなどである)を指す。
「脂肪族炭化水素」という用語は、当業者によって理解されているその通常の意味で本明細書において使用される幅広い用語であり、したがって、炭素元素および水素元素のみからなる芳香族化合物を除き、非環式または環式、飽和または不飽和、直鎖状または分岐状の有機液体化合物を含む。
「芳香族炭化水素」という用語は、当業者によって理解されているその通常の意味で本明細書において使用される幅広い用語であり、したがって、炭素元素および水素元素のみからなる共役型パイ電子系を有する少なくとも1個の環を有する有機液体化合物を含む。
「アルカリ金属」という用語は、元素周期表の第1族の金属を指し、ナトリウム、カリウムおよびセシウムなどの元素を含む。
「アルカリ土類金属」という用語は、元素周期表の第2族の金属を指し、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムなどの元素を含む。
「弱塩基」という用語は、対応する共役酸のpKが6〜9の間に含まれる塩基を指す。このような塩基の例は、NaHCOである。
「強塩基」という用語は、対応する共役酸のpKが10〜16の間に含まれる塩基を指す。このような塩基の例は、アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物およびアルカリ金属のアルコキシドである。
以下の実施例は、本発明の方法を説明するために示されるものである。これらは、本明細書において定義される本発明の範囲を何ら限定するものではない。
実施例1
化合物2−[2−(3−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−メルカプト−プロピル)−フェニル]−プロパン−2−オール・カンファースルホン酸塩(1)の調製
Figure 2014509601
丸底フラスコ中、窒素下で、55.17gのCeClおよび462mLのTHFを混合し、還流下で2時間撹拌した。その後、混合物を−20℃に冷却し、3MのMeMgCl THF溶液250mLを45分間滴下した。反応物を20〜25℃で1時間撹拌し、−20℃に冷却した。
77gの6−アセチルスルファニル−11−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−2−エチリデン−7−メチル−3,9−ジメチレン−ウンデカ−7,10−ジエン酸メチルエステル(式2中、R=Me)を154mLのトルエンに溶解させた溶液を、上記懸濁液に滴下した。添加が完了したら、この溶液を−20℃でさらに30分間撹拌した。その後、500.5mLの2M酢酸水溶液を添加し、形成された相を分離した。さらに、有機相を192mLの10%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄して、トルエンおよびTHFに溶解した、2−[2−(3−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−メルカプト−プロピル)−フェニル]−プロパン−2−オール(3)を得た。
その後、141.5mLのTHFに溶解させた33.5gの(R)−カンファースルホン酸を前記有機相に注入し、その後沈殿物を速やかに形成させた。得られた分散体を室温で2時間撹拌し、0〜5℃に冷却し、さらに30分間撹拌した。得られた沈殿物をろ過し、40℃で乾燥させて、102.92gの2−[2−(3−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−メルカプト−プロピル)−フェニル]−プロパン−2−オール・カンファースルホン酸塩(1)を得た。収率:97.65%。純度(HPLC):97.75%
IR(cm−1):2960、2566、1744、1654、1630、1601、1539、1487、1448、1409、1386、1348、1320、1281、1230、1193、1167、1151、1106、1079、996、966、933、876、851、793、781、757、696(図1に示す)。
XRD(°2Th):5.5、7.3、11.0、13.7、14.4、15.3、16.6、17.0、19.9、21.1、22.3、25.3、28.6および29.0(図2に示す)。
DSC:195.36℃。
実施例2
モンテルカストジイソブチルアミン塩の調製
Figure 2014509601
228.2g(約55%のトルエンおよびTHFを含む)の2−[2−(3−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−メルカプト−プロピル)−フェニル]−プロパン−2−オール・カンファースルホン酸塩(1)、559mLのトルエン、186.8mLのMeOH、および447mLの5%NaHCO水溶液を丸底フラスコに注入した。この溶液を20〜25℃で1時間撹拌し、撹拌が終了したら、異なる相を分離した。
有機相を取り出し、−15℃に冷却した。その後、22.3mLのトルエンに予め溶解させた35.7mLのNaOMe(MeOH中に30%)および35.8gの(1−ブロモメチル−シクロプロピル)−酢酸メチルエステルを添加した。得られた混合物を−15℃で30分間および20〜25℃で14〜18時間さらに撹拌した。続いて、373mLの0.5Mクエン酸を0〜5℃の温度で添加した。複数の相を分離し、水相を75mLのトルエンで洗浄した。有機相を合わせ、溶媒を真空下38〜40℃で完全に留去して、油性残留物を得た。
さらに、112mLのMeOH、223mLのTHF、および135.3mLの10%NaOH水溶液を丸底フラスコに添加し、38〜40℃で1.5時間撹拌した。続いて、75mLのトルエンおよび372mLの0.5Mクエン酸を0〜5℃の温度で添加した。混合物を20〜25℃で30分間撹拌し、複数の相を分離した。有機相を真空下38〜40℃で部分的に留去し、その後298mLのAcOEtを添加した。この溶液を、容量がAcOEt 74mLに減少するまで再び部分的に留去した。得られた懸濁液を光から保護し、不活性雰囲気中で保存した。
さらに、372mLのAcOEt、および149mLのAcOEtに溶解させた25.08mLのジイソブチルアミンを反応器に室温で滴下し、30分間撹拌した。この溶液をシードし、16時間、および0〜3℃で1.5時間撹拌した。形成された沈殿物をろ過し、150mLのAcOEtで洗浄し、乾燥させて、72.5gのモンテルカストジイソブチルアミン塩を得た。
乾燥させたモンテルカストジイソブチルアミン塩(19)を、最初に136.8mlのEtOH中で、次いで152mlのAcOEtおよび125mlのトルエンの混合物中で結晶化させることによって精製した。最終的に、結晶性モンテルカストジイソブチルアミン塩(19)を得た。収率:40%。純度(HPLC):99.34%。
IR(cm−1):2959、1606、1544、1497、1467、1409、1394、1371、1336、1284、1212、1164、1131、1111、1054、1033、1017、964、925、889、862、788、777、760、720、691(図3に示す)。
XRD(°2Th):4.9、11.4、15.7、16.5、17.0、17.5、18.0、18.1、20.2、21.0、21.6、22.8、23.5、24.3、25.3、25.5、25.9、26.6および27.2(図4に示す)。
DSC:110.97℃。
実施例3
モンテルカストジイソブチルアミン塩の調製
Figure 2014509601
トルエンおよびTHFを含む44.9gの2−[2−(3−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−メルカプト−プロピル)−フェニル]−プロパン−2−オール・カンファースルホン酸塩(1)湿潤体(20.2gの2−[2−(3−{3−[2−(7−クロロ−キノリン−2−イル)−ビニル]−フェニル}−3−メルカプト−プロピル)−フェニル]−プロパン−2−オール・カンファースルホン酸塩(1)乾燥体に対応する)を、フラスコ中で40mLのDMFと混合した。さらに、7.1gの(1−ブロモメチル−シクロプロピル)−酢酸メチルエステルを添加し、混合物を0〜5℃に冷却した。反応は、不活性化剤として窒素を使用して不活性雰囲気下で行った。その後、14.2mLのNaOMe(30%MeOH)を添加し、反応物を0〜5℃で1.5時間混合した。続いて、140mLのトルエンおよび100mLの0.5Mクエン酸を添加し、20〜25℃で30分間撹拌した。複数の相を分離し、有機相を真空下38〜40℃で完全に留去して、油性残留物を得た。
得られた残留物を30mLのMeOHに溶解させ、60mLのTHFおよび26.8mLの10%NaOH水溶液を反応器に添加し、38〜40℃で2.5時間撹拌した。続いて、40mLのトルエンおよび100mLの0.5Mクエン酸を0〜5℃の温度で添加した。混合物を20〜25℃で30分間撹拌し、複数の相を分離した。有機相を38〜40℃の真空下で完全に留去して、残留物を得た。
さらに、80.8mLのAcOEt、および40.4mLのAcOEtに溶解させた5.03mLのジイソブチルアミンを反応器に室温で滴下し、20〜25℃で16時間撹拌した。混合物を0〜3℃に冷却し、さらに2.5時間撹拌した。形成された沈殿物をろ過し、40mLのAcOEtで洗浄して、14.6gのモンテルカストジイソブチルアミン塩を得た。得られた固形物を結晶化して、10.2gのモンテルカストジイソブチルアミン塩を得た。収率:49.9%。純度(HPLC):99.54%
実施例4
モンテルカストナトリウム(11)の調製
Figure 2014509601
丸底フラスコ中、窒素下で、3gのモンテルカストジイソブチルアミン、15mLのトルエン、および486mgのナトリウムtert−ペンタオキシドを混合し、40〜45℃で30分間撹拌した。得られた溶液を40.5mLのメチルシクロヘキサンに滴下し、室温でさらに1時間撹拌した。得られた固形物をろ過し、メチルシクロヘキサンで洗浄し、45℃で乾燥させて、1.43gの非晶形のモンテルカストナトリウム(11)を得た。収率:56%。純度(HPLC):99.03%。
IR(cm−1):3351、2921、1497、1442、1408、1340、1312、1270、1242、1143、1131、1068、1017、964、958、864、836、761、697(図5に示す)。
実施例5
モンテルカストナトリウム(11)の調製
Figure 2014509601
丸底フラスコ中、窒素下で、40gのモンテルカストジイソブチルアミン、400mLのAcOEt、および11.9gのクエン酸と200mLのHOとの溶液を混合した。15分間撹拌した後、形成された相を分離し、容量がAcOEt 100mLに減少するまで真空下30〜35℃で部分的に留去した。120mLのトルエンおよび10.6mLのNaOMe(MeOH中に30%)を蒸留した有機相に添加し、この溶液を20〜25℃で撹拌した。その後、400mgの活性炭をこの溶液に添加し、50〜55℃で30分間撹拌した後、混合物をセライトに通してろ過し、80mLのトルエンで洗浄した。得られたろ液を、容量が120mLに減少するまで大気圧、窒素下で部分的に留去した。蒸留した溶液を360mLのシクロヘキサンに滴下した。生成物の塊を20〜25℃で1時間30分撹拌し、ろ過した。生成物を真空下80℃で乾燥させて、33.5gの非晶形のモンテルカストナトリウム(11)を得た。収率:98%。純度(HPLC):99.55%。
実施例6
モンテルカストナトリウム(11)の調製
丸底フラスコ中、窒素下で、20gのモンテルカストジイソブチルアミン、200mLのAcOEt、および5.9gのクエン酸と100mLのHOとの溶液を混合した。15分間撹拌した後、形成された相を分離し、容量がAcOEt 50mLに減少するまで真空下30〜35℃で部分的に留去した。60mLのトルエンおよび5.3mLのNaOMe(MeOH中に30%)を蒸留した有機相に添加し、この溶液を20〜25℃で撹拌した。その後、200mgの活性炭をこの溶液に添加し、50〜55℃で30分間撹拌した後、混合物をセライトに通してろ過し、40mLのトルエンで洗浄した。得られたろ液を、容量が60mLに減少するまで大気圧、窒素下で部分的に留去した。蒸留した溶液を180mLのn−ヘプタンに滴下した。生成物の塊を20〜25℃で1時間撹拌し、ろ過した。生成物を真空下80℃で乾燥させて、14.6gの非晶形のモンテルカストナトリウム(11)を得た。収率:86%。純度(HPLC):99.77%。

Claims (24)

  1. 式(1)の塩。
    Figure 2014509601
  2. カンファースルホン酸が、(R)−カンファースルホン酸である、請求項1に記載の塩。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載の塩の調製方法であって、
    a)セリウム(III)塩およびテトラヒドロフランを混合する工程と;
    b)工程a)の混合物にハロゲン化メチルマグネシウムを加える工程と;
    c)工程b)の混合物を式(2)の化合物と反応させる工程と;
    Figure 2014509601
    (式中、Rは、C−Cアルキル基である。)
    d)工程c)の反応生成物を酢酸水溶液で処理し、式(3)の化合物を得る工程と;
    Figure 2014509601
    e)式(3)の化合物と有機溶媒との混合物を式(4)のカンファースルホン酸で処理する工程と;
    Figure 2014509601
    f)式(1)の塩を単離する工程と
    を少なくとも含んでなることを特徴とする、方法。
  4. 工程a)から得られた混合物を、20〜70℃の間に含まれる温度で30〜240分の間維持し、次いで、ハロゲン化メチルマグネシウムを加える前に、−20〜0℃の間に含まれる温度に冷却する、請求項3に記載の方法。
  5. Rがメチル基である、請求項3から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記ハロゲン化メチルマグネシウムが塩化メチルマグネシウムである、請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記セリウム(III)塩がCeClである、請求項3から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. モンテルカストナトリウムの調製方法における、式(1)の塩の使用。
  9. 前記方法が、以下の工程:
    a)式(1)の塩を有機溶媒と混合する工程と;
    b)場合により、工程a)の混合物を弱塩基で処理する工程と;
    c)工程a)またはb)で得られた生成物に、(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステル(17)および強塩基を加える工程と;
    Figure 2014509601
    d)工程c)で得られたエステル(10)を強塩基で加水分解する工程と;
    Figure 2014509601
    e)工程d)の反応混合物を酸性化する工程と;
    f)工程e)で得られた生成物(5)を第一級または第二級有機アミンで処理する工程と;
    Figure 2014509601
    g)モンテルカストアミン塩(19)を単離する工程と;
    h)モンテルカストアミン塩(19)を有機溶媒およびナトリウムイオン源と混合する工程と;
    i)モンテルカストナトリウム(11)を単離する工程と
    Figure 2014509601
    を含んでなるものである、請求項8に記載の使用。
  10. 前記方法が、以下の工程:
    a)式(1)の塩を有機溶媒と混合する工程と;
    b)場合により、工程a)の混合物を弱塩基で処理する工程と;
    c)工程a)またはb)で得られた生成物に、(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステル(17)および強塩基を加える工程と;
    d)工程c)で得られたエステル(10)を強塩基で加水分解する工程と;
    e)工程d)の反応混合物を酸性化する工程と;
    f)工程e)で得られた生成物(5)を第一級または第二級有機アミンで処理する工程と;
    g)モンテルカストアミン塩(19)を単離する工程と;
    h)モンテルカストアミン塩(19)を水非混和性有機溶媒および酸性水溶液と混合する工程と;
    i)水相から有機相を分離する工程と;
    j)工程i)の有機相をナトリウムイオン源で処理する工程と;
    k)モンテルカストナトリウム(11)を単離する工程と
    を含んでなるものである、請求項8に記載の使用。
  11. 工程b)で使用される弱塩基がNaHCOである、請求項9から10のいずれか一項に記載の使用。
  12. 工程c)で使用される強塩基がナトリウムメトキシドである、請求項9から11のいずれか一項に記載の使用。
  13. 工程d)で使用される強塩基が水酸化ナトリウムである、請求項9から12のいずれか一項に記載の使用。
  14. 前記(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステルが、(1−ブロモメチル−シクロプロピル)−酢酸メチルエステルである、請求項9から13のいずれか一項に記載の使用。
  15. 前記第二級有機アミンがジイソブチルアミンである、請求項9から14のいずれか一項に記載の使用。
  16. 前記ナトリウムイオン源が、ナトリウムtert−ペンタオキシドおよびナトリウムメトキシドからなる群から選択されるものである、請求項9から15のいずれか一項に記載の使用。
  17. モンテルカストナトリウム(11)の調製方法であって、以下の工程:
    a)式(1)の塩を有機溶媒と混合する工程と;
    b)場合により、工程a)の混合物を弱塩基で処理する工程と;
    c)工程a)またはb)で得られた生成物に、(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステル(17)および強塩基を加える工程と;
    Figure 2014509601
    d)工程c)で得られたエステル(10)を強塩基で加水分解する工程と;
    Figure 2014509601
    e)工程d)の反応混合物を酸性化する工程と;
    f)工程e)で得られた生成物(5)を第一級または第二級有機アミンで処理する工程と;
    Figure 2014509601
    g)モンテルカストアミン塩(19)を単離する工程と;
    h)モンテルカストアミン塩(19)を有機溶媒およびナトリウムイオン源と混合する工程と;
    i)モンテルカストナトリウム(11)を単離する工程と
    Figure 2014509601
    を少なくとも含んでなることを特徴とする、方法。
  18. モンテルカストナトリウム(11)の調製方法であって、以下の工程:
    a)式(1)の塩を有機溶媒と混合する工程と;
    b)場合により、工程a)の混合物を弱塩基で処理する工程と;
    c)工程a)またはb)で得られた生成物に、(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステル(17)および強塩基を加える工程と;
    d)工程c)で得られたエステル(10)を強塩基で加水分解する工程と;
    e)工程d)の反応混合物を酸性化する工程と;
    f)工程e)で得られた生成物(5)を第一級または第二級有機アミンで処理する工程と;
    g)モンテルカストアミン塩(19)を単離する工程と;
    h)モンテルカストアミン塩(19)を水非混和性有機溶媒および酸性水溶液と混合する工程と;
    i)水相から有機相を分離する工程と;
    j)工程i)の有機相をナトリウムイオン源で処理する工程と;
    k)モンテルカストナトリウム(11)を単離する工程と
    を少なくとも含んでなることを特徴とする、方法。
  19. 工程b)で使用される弱塩基がNaHCOである、請求項17から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 工程c)で使用される強塩基がナトリウムメトキシドである、請求項17から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 工程d)で使用される強塩基が水酸化ナトリウムである、請求項17から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記(1−ハロメチル−シクロプロピル)−酢酸C−Cアルキルエステルが、(1−ブロモメチル−シクロプロピル)−酢酸メチルエステルである、請求項17から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記第二級有機アミンがジイソブチルアミンである、請求項17から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記ナトリウムイオン源が、ナトリウムtert−ペンタオキシドおよびナトリウムメトキシドからなる群から選択されるものである、請求項17から23のいずれか一項に記載の方法。
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