JP2014508360A - ヒストグラムを用いることによる別バージョンの画像コンテンツの生成 - Google Patents

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Abstract

ビデオコンテンツの第1のバージョンについての第1のヒストグラムデータを取得すること、ビデオコンテンツの第2のバージョンを取得すること、ビデオコンテンツの第2のバージョンについての第2のヒストグラムデータを取得すること、プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを、該プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムの最大繰り返し回数より少ない繰り返し回数で繰り返し実行することにより、ビデオコンテンツの第2のバージョンからビデオコンテンツの追加バージョンへのマッピングを生成すること、マッピングを適用することで、ビデオコンテンツの第2のバージョンからビデオコンテンツの追加バージョンを生成することにより、1つまたは複数のバージョンのビデオコンテンツまたは他の画像コンテンツを生成することができる。

Description

本発明は、画像の表示および処理、ならびにデータ通信に関するものである。本発明は、画像データの符号化、復号化、保存、および伝送に特に適用される。例示的な実施形態により、ビデオデータが異なる色域に基づくものである複数のバージョンを含むビデオデータを符号化および復号化する装置ならびに方法を提供する。
テレビ、コンピュータモニタ、携帯機器のディスプレイのようなディスプレイ、さらには仮想現実ディスプレイ、ビークルシミュレータ、広告用ディスプレイ、スタジアム・ディスプレイのような特殊用途ディスプレイなどが、広く普及している。最新技術によるディスプレイでは、色および階調の細かいニュアンスを表示することが可能である。
現在では、幅広いディスプレイ技術が利用可能である。例えば、プラズマディスプレイ、様々なタイプのLED、蛍光灯、または高輝度白熱灯といった種々の光源によるバックライト付きのLCDディスプレイ、ブラウン管型ディスプレイ、デジタルシネマ・ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)ディスプレイなどがある。個々のディスプレイは、ディスプレイハードウェアと、ビデオ信号を受け取ってディスプレイハードウェアを駆動することでビデオ信号のビデオコンテンツを表示させるビデオ信号処理コンポーネントと、を組み合わせたものである。
異なるディスプレイでは、以下のような特性に関して大きな違いがある場合がある。
・ ディスプレイで再現可能な色域;
・ 得られる最大輝度;
・ コントラスト比;
・ 解像度;
・ 受け入れ可能な入力信号フォーマット;
・ 色深度;
・ 白レベル;
・ 黒レベル;
・ 白色点;
・ グレーステップ;
・ など。
ディスプレイごとに動作が大きく異なり得るので、同じ画像コンテンツでも表示されるディスプレイが異なると違って見えることがある。あるディスプレイで鑑賞するときは見た目が良い画像コンテンツが、能力の異なる別のディスプレイで鑑賞するときには、それほど良くないことがある。一部のディスプレイで表示されるときには、制作者の創作意図と一致する画像コンテンツが、他のディスプレイで表示されるときには、制作者の創作意図から幾分はずれることがある。
色および輝度の知覚は、周囲条件による影響を受ける。シアター環境(薄暗い周囲照明)で提示されるビデオまたは他の画像は、周辺光が十分な環境で表示されるときに知覚されるであろう同様のビデオまたは他の画像とは大きく異なって、鑑賞者により知覚されることがある。さらに、周辺光の(色温度などの)特性が、鑑賞者によるビデオコンテンツの知覚に影響し得る。
ビデオ作品または他の画像の制作者は、画像が表示されるときに制作者の創作意図と一致する所望の見た目となるように、画像のピクセルの階調と色を設定することができる。例えば、制作者は、いくつかのシーンを、他のシーンよりも暗く緊迫感のあるものにしたいことがある。制作者は、あるシーンで描かれる特定の出物を目立たせたり、あるいは目立たなくしたりしたいことがある。制作者は、いくつかのシーンでは色彩を特別に鮮やかに見えるようにし、他のシーンではより落ち着いた色彩にしたいことがある。画像のピクセルの階調および色を調整することには、元のビデオデータに対してカラーグレーディング(または「カラータイミング」)を実施することを含むことができる。カラーグレーディングは、所望の見た目を実現するようにユーザがビデオデータを様々に変更することを可能にするハードウェア/ソフトウェアシステムを用いて、実行することができる。
コンテンツを鑑賞するディスプレイの選択、およびコンテンツが鑑賞されるときの周囲照明条件は、鑑賞されるコンテンツの鑑賞者による知覚に影響し得るので、制作者は、そのビデオ作品が鑑賞される可能性のあるすべてのディスプレイについて、さらにはそのビデオ作品が鑑賞される可能性のあるあらゆる周囲条件について、個別にカラーグレーディングを実施することが理想的である。この場合、鑑賞者は、自身のディスプレイおよび周囲条件での鑑賞用に最適化された作品のカスタマイズ・バージョンを得ることができる。これは、一般的には実現不可能である。
本出願と同一の所有者により“DISPLAY MANAGEMENT METHODS AND APPARATUS(ディスプレイ管理方法ならびに装置)”という名称で2010年2月24日に出願された米国仮特許出願第61/307547号、“DISPLAY MANAGEMENT SERVER(ディスプレイ管理サーバ)”という名称の米国仮特許出願第61/366899号、“DISPLAY MANAGEMENT METHODS AND APPARATUS(ディスプレイ管理方法ならびに装置)”という名称で2010年7月10日に出願された米国仮特許出願第61/364693号は、特定のディスプレイでの表示に適した色および階調のビデオコンテンツを、他のディスプレイでの表示用に作成されたビデオコンテンツの異なるバージョン間の内挿または外挿により生成することを記載している。これらの出願は、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
例えば、あるバージョンは、Rec709ディスプレイでの鑑賞用にカラーグレーディングが施されることがあり、別のバージョンは、VDRディスプレイでの鑑賞用にカラーグレーディングが施されることがある。Rec709は、参照により本明細書に組み込まれるITU‐R勧告BT.709で規定されるビデオデータ・フォーマットである。映像ダイナミックレンジ(VDR:Visual Dynamic Range)は、極めて広い範囲の色および階調を表現することが可能なフォーマットである。VDRは、例えば、本出願と同一の所有者による“EXTENDED DYNAMIC RANGE AND EXTENDED DIMENSIONALITY IMAGE SIGNAL CONVERSION AND/OR DELIVERY VIA LEGACY VIDEO INTERFACES(拡張ダイナミックレンジおよび拡張次元をもつ画像信号変換、ならびに/またはレガシー・ビデオインタフェースによる配信)”という名称のPCT出願第PCT/US2010/022700号に記載されており、この文献は、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。VDRフォーマットは、人間の視覚の全範囲を符号化することが可能である。
内挿/外挿または他の方法を用いることを目的として、画像データ(例えば、ビデオデータ)を配信および保存のために符号化する効率的な方法であって、画像で描かれる出物を表現するために選択された階調および/または色が異なる複数バージョンの画像データが、符号化画像データから復元可能であるような符号化の方法が必要とされている。上述のように、このような符号化画像データによって、画像データに盛り込まれた創作意図をできる限り保護するように、様々に異なるディスプレイで表示されるビデオまたは他の画像の見た目を適応させることを容易とすることができる。
カラーグレーディングは、通常、熟練者の介入を要する時間のかかる作業であるため、そのコンテンツをカラーグレーディングで適応させたディスプレイ以外の他のディスプレイでの表示に適した別バージョンのビデオコンテンツ(または他の画像コンテンツ)を生成するための効果的な方法および装置が、同じく必要である。
本発明は、いくつかの態様を含んでいる。それらには、限定するものではないが、2つまたはそれ以上のバージョンのビデオデータまたは他の画像データの符号化のための方法と、符号化表現からの複数のバージョンのビデオデータまたは他の画像データの復号化および抽出のための方法と、2つまたはそれ以上のバージョンのビデオデータまたは他の画像データの符号化のための装置と、符号化表現からの複数のバージョンのビデオデータまたは他の画像データの復号化および抽出のための装置(そのような装置には、例えば、ディスプレイ、デコーダ、メディアプレーヤ、ケーブルシステムのセットトップボックスなどを含むことができる)と、新しいバージョンのビデオコンテンツまたは他の画像コンテンツを保持するビデオまたは他の画像データの生成のための方法および装置と、が含まれる。
本発明の一態様により、ビデオコンテンツの追加バージョンを生成する方法を提供する。該方法は、ビデオコンテンツの第1のバージョンについての第1のヒストグラムデータを取得すること、ビデオコンテンツの第2のバージョンを取得すること、ビデオコンテンツの第2のバージョンについての第2のヒストグラムデータを取得することを含む。該方法は、プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを繰り返し回数で繰り返し実行することにより、ビデオコンテンツの第2のバージョンからビデオコンテンツの追加バージョンへのマッピングを生成する。上記繰り返し回数は、該プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムの最大繰り返し回数よりも少ない。該方法は、上記マッピングを適用することで、ビデオコンテンツの第2のバージョンからビデオコンテンツの追加バージョンを生成する。
一部の実施形態において、本方法は、プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムの複数の異なる繰り返し回数に対応するマッピングを生成すること、それらのマッピングを適用することで、ビデオコンテンツの第2のバージョンからビデオコンテンツの複数の対応する追加バージョンを生成することを含む。
一部の実施形態において、本方法は、周辺光センサからの信号に基づいて、ビデオコンテンツの追加バージョンのいずれかを表示するために選択することを含む。一部の実施形態において、本方法は、周辺光センサからの信号に基づいて、上記繰り返し回数を決定することを含む。
一部の実施形態において、ビデオコンテンツの第2のバージョンからビデオコンテンツの追加バージョンへのマッピングを生成することは、第1のカラーチャネルに対応するヒストグラムデータについて、第1の繰り返し回数でプログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを実行すること、第2のカラーチャネルに対応するヒストグラムデータについて、第2の繰り返し回数でプログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを実行することを含み、第2の繰り返し回数は、第1の繰り返し回数とは異なる。図面を参照し、以下の詳細な説明を吟味することで、上記の例示的な態様および実施形態に加えて、さらなる態様および実施形態が明らかになるであろう。
限定するものではない例示的な実施形態を添付の図面に示している。本明細書において開示する実施形態および図面は、限定するものではなく、例示とみなされるべきものである。
本明細書で記載する技術の1つの適用例を提示するビデオ配信パイプラインを示す模式図である。 例示的な実施形態による符号化方法を示すフローチャートである。 データコンテナの中の情報を用いて第1のバージョンのビデオコンテンツを再現する方法を示すフローチャートである。 図3の方法において適用することができる例示的なプログレッシブヒストグラムマッチング法を示すフローチャートである。 例示的なプログレッシブヒストグラムマッチング・エンジンの模式図である。
以下の説明を通して、より深い理解を当業者に与えるため、具体的詳細について記載する。ただし、開示を不必要に不明瞭にすることがないよう、周知の要素については、詳細に提示または記載していない場合がある。よって、説明および図面は、限定的意味ではなく例示的意味のものとみなされるべきである。
図1は、本明細書で記載する技術の1つの適用例を提示するビデオ配信パイプライン20を示している。2つのバージョン21Aと21Bのビデオ作品が、スタジオ環境で制作される。それぞれのバージョンは、同じオリジナル・ビデオコンテンツ(例えば、長編映画、テレビ番組、広告)を表すものである。これらのバージョンは、入力媒体21Cから生成される。
図示の実施形態では、第1と第2のバージョン21A、21Bは、それぞれ、リファレンスディスプレイ22Aおよび22Bを備えた編集/カラータイミング・スイート(editing/color timing suite)22を用いて、カラータイミングが施され、さらに/または配信が認可される。リファレンスディスプレイ22A、22Bは、任意選択的に、いくつかのモードで動作可能な1つのディスプレイに併合することもできる。それらのバージョンは、エンコーダ24により配信用に符号化される。エンコーダ24は、符号化出力25を供給する。出力25は、ファイル、ストリーム、または他のデータ構造を含むことができ、それは、保存すること、および/または配信チャネル26を介して配信することが可能である。
例示的な実施形態において、第1と第2のバージョン21A、21Bは、それぞれ、レガシー・ディスプレイ装置(例えば、本明細書で記載するような第1と第2の入力画像データに基づいて、表示用の信号を生成するように構成されていないテレビ)で表示可能な後方互換性のある第1のバージョンと、色域が広いハイダイナミックレンジのディスプレイで最適に表示されるバージョンである。
配信チャネル26には、例えば、データ通信ネットワーク(ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク、インターネット、セルラデータネットワーク、ワイヤレスネットワーク、ケーブルテレビCATVシステム、衛星放送システムなど)、媒体(DVD、フラッシュメモリ、ポータブルデータストア、磁気もしくは光データ記憶媒体など)、またはシステム内のバスもしくは他のデータ通信リンク、を含むことができる。
出力25は、配信チャネル26を介して伝送され、そしてデコーダ28により復号化されることで、第1と第2のバージョン21A、21Bが復元される。例示的な実施形態では、復号化によって、第1のバージョン21Aを保持するストリーム29Aが、表示のためにレガシー・ディスプレイ30Aに供給される。第2のバージョン21Bを保持する第2のストリーム29Bが、表示のために先進ディスプレイ30Bに供給される。ストリーム29Aおよび29Bは両方とも補間器32に供給され、これにより、内挿および/または外挿されたストリーム29Cであって、他のディスプレイ30Cでの表示用の第1のバージョン21Aと第2のバージョン21Bのハイブリッドを保持するストリームが生成される。
図2は、例示的な実施形態による符号化方法40を示している。本方法40は、ブロック41Aで、第1のバージョン21Aを適切な色空間に変換する。第1のバージョン21Aが既に適切な色空間のものである場合は、ブロック41Aは必要ない。様々な色空間を用いることができる。一部の実施形態では、ブロック41Aにおいて、第1のバージョンを、異なるカラーチャネルがほぼ無相関である色空間に変換する。これは、後述するように各カラーチャネルが個別に処理される場合に画像アーチファクトが抑えられるので、都合がよい。色空間は、補色空間とすることができる。
多くの適用例で十分無相関である色空間の例には、(例えば、D.L.Ruderman等による「“Statistics of cone responses to natural images:implications for visual coding(自然画像に対する錐体応答の統計:視覚符号化における意義)”,Journal of the Optical Society of America A,15巻,8号,2036〜2045頁,1998年」に記載されている)lαβと、(例えば、R.K.Kouassi等による「“Application of the Karhunen‐Loeve transform for natural color images analysis(自然色画像解析へのカルーネン・レーベ変換の適用)”,Proceedings of the 31st Asilomar Conference on Signals,Systems&Computers(ACSSC‘97),2巻,1740〜1744頁,Pacific Grove,カリフォルニア州,米国,1997年11月」、およびMircea C.Ionita等による「“Benefits of Using Decorrelated Color Information for Face Segmentation/Tracking(無相関の色情報を顔領域抽出/顔追跡に用いるメリット)”,Advances in Optical Technologies,2008(2008年),論文ID583687」に記載されている)例えば、主成分分析(PCA:Principal Components Analysis)またはカルーネン・レーベ変換(KLT:Karhunen‐Loeve Transform)を用いて決定される画像依存の色空間と、O1O2O3と、YdbDrと、YCoCg‐Rと、CIELabと、が含まれる。
本方法40は、ブロック42で、第1のバージョン21Aについてのヒストグラム43を算出する。例示的な実施形態では、本方法40は、第1のバージョン21Aの各フレームについて、ヒストグラムのセット43を算出する。このセット43は、第1のバージョン21Aの各カラーチャネルのヒストグラムデータを含むことができる。各カラーチャネルのヒストグラムデータは、いくつかのビンのそれぞれで、該ヒストグラムに関連付けられる第1のバージョン21Aのフレームまたは他の部分の中のいくつのピクセルが、該カラーチャネルについて、そのビンに対応する範囲内にあるピクセル値を有するのかを明示することができる。一部の実施形態では、ビンの数は、可能なカラーチャネル値の個数よりも少ない。一部の実施形態では、ヒストグラムデータは圧縮される。一部の実施形態では、ビンの数は、250個であるか、またはそれより少ない。一部の実施形態では、ビンの数は、50個であるか、またはそれより少ない。
異なるカラーチャネルのヒストグラムのビンの数が同じであることは、必須ではない。異なるカラーチャネルには、ビン数が異なるヒストグラムを用いてもよい。
本方法40は、ブロック41Bで、任意選択的に、第2のバージョン21Bに対して色空間変換を実行する。ブロック44で、第2のバージョン21Bを符号化することで、符号化された第2のバージョン45を生成する。ブロック44には、可逆符号化、またはその用途で十分な画像品質が得られる非可逆符号化を含むことができる。例えば、ブロック44は、第2のバージョン21BのMPEG(Moving Picture Experts Group)符号化を含むことができる。
一部の実施形態においてブロック44と併合されるブロック46では、ブロック42からのヒストグラムデータ43が、符号化された第2のバージョン45と関連付けられる。この関連付けには、ヒストグラムデータ43と、符号化された第2のバージョン45とを、共通のデータ構造にパッケージ化することを含むことができる。例示的な実施形態では、符号化された第2のバージョン45はビデオストリームを含み、そしてヒストグラムデータ43は、ビデオストリームの中のメタデータとして符号化される。一般に、符号化された第2のバージョン45とヒストグラムデータ43は、共通のコンテナ47で(例えば、共通のパッケージ、データ構造、物理媒体などで)提供される。コンテナ47は、配信ブロック48で示されるように、配信先ディスプレイで表示するために配信することができる。
後述するように、符号化された第2のバージョン45と、第1のバージョン21Aのヒストグラムデータ43とから、第1のバージョン21Aの再現を得ることができる。これによって、ヒストグラムデータ43が第1のバージョン21Aよりもはるかに小さいことから、データ通信においてかなりの効率が得られる。一部の実施形態では、追加データなしで、第1のバージョン21Aの十分正確な再現を得ることが可能である。
一部の実施形態では、第1のバージョン21Aの再現を向上させるために用いられる追加情報が、コンテナ47に含まれる。追加情報には、残差情報を含むことができる。図2には、第2のバージョン21Bまたは符号化された第2のバージョン45(どちらか1つのみ必要)と、ヒストグラムデータ43とを用いて、第1のバージョン21Aの再現50を生成するオプションのブロック49を示している。ブロック52では、再現50を第1のバージョン21Aと比較することで、残差53を得る。ブロック52は、例えば、第1のバージョン21Aから再現50を減算して残差53を得ることを含むことができる。
ブロック54では、残差53を符号化残差55として符号化し、符号化残差55をコンテナ47に格納する。第1のバージョン21Aは、第2のバージョン21Bと(色および階調の違いを除いて)同じ画像を表現するものであり、また、ヒストグラムデータ43を用いることによって再現50は第1のバージョン21Aのものと類似した色および階調となるため、再現50は第1のバージョン21Aに極めて類似したものとなり得る。従って、残差53は、多数の小さな値を有し得る。残差53は、ブロック54で、可逆的または非可逆的に符号化することができる。一部の実施形態では、残差53は、残差を用いて生成される第1のバージョン21Aの再現の見た目に大きく影響しないほど小さい残差値は保持しないアルゴリズムを用いて符号化される。例えば、符号化ブロック54は、量子化閾値よりも低い残差値をゼロに設定する量子化ステップを含むことができる。このような実施形態では、符号化残差のほとんどの値はゼロになるので、残差を符号化してコンテナ47に含めるときに大幅に圧縮することができる。各カラーチャネル(輝度チャネルがある場合、これもカラーチャネルである)について、個別に残差53を取得して処理することができる。
図3は、コンテナ47の中の情報を用いて第1のバージョン21Aを再現する方法60を示している。この情報は、符号化された第2のバージョン45と、第1のバージョン21Aのヒストグラムデータ43と、さらにオプションで符号化残差53と、を含んでいる。本方法60は、方法40のブロック49で適用することができ、さらに下流で第1のバージョン21Aの再現を得るために適用することもできる。
ブロック62で、第2のバージョン21Bが復号化される。復号化した第2のバージョン21Bは、ブロック63で示されるようにディスプレイに直接表示することができる。
ブロック64では、第1のバージョン21Aの再現を生成する。再現は、第2のバージョン21Bのヒストグラムを、より(ヒストグラムデータ43からの)第1のバージョン21Aのヒストグラムに似せるように変形するためのヒストグラム変換を決定すること、次に、そのヒストグラム変換から決定される変換に従って第2のバージョン21Bのピクセルのカラー値を変換することを含む方法によって作成される。一部の実施形態において、これは、各チャネルについて個別に実行される(例えば、第2のバージョン21Bのピクセル値がlαβ色空間で表される場合、lチャネル、αチャネル、βチャネルについて個別に実行される)。
ブロック64では、プログレッシブヒストグラムマッチング法を適用することで、第1のバージョン21Aの再現63を作成する。プログレッシブヒストグラムマッチングは、基本的に、第2のバージョン21Bのカラーチャネル値を変更することで機能し、これにより、カラー値が変更された第2のバージョン21Bのヒストグラムデータと、第1のバージョン21Aのヒストグラムデータ43との間のより厳密な一致を得る。これは、段階的にヒストグラムのより細部を一致させるいくつかの段階で実行することができる。段階数は、目下の用途で第1のバージョン21Aへの忠実度が容認できる再現63が得られるように選択される。それぞれのステージでは、異なるスケールでヒストグラムを一致させる。
本方法60では、オプションとして、残差55が提供される場合に、これをブロック66で復号化して残差53を取得し、補正ブロック68で残差53を適用することで、補正された第1のバージョンの再現69を得る。補正された第1のバージョンの再現69、および/または再現された第1のバージョン63は、ブロック63Aで表示される。
一部の実施形態では、本方法60は、第2のバージョン21Bの選択されたフレームについてのみ、ヒストグラム変換を算出する。そのような実施形態のいくつかでは、第2のバージョン21Bの非選択フレームのカラー値は、第2のバージョン21Bの選択されたフレームについて算出されたヒストグラム変換から決定される変換に従って、変換することができる。例えば、符号化された第2のバージョン45は、選択フレームがキーフレームとして指定されるMPEG符号化コンテンツを含む場合があり、本方法60は、符号化された第2のバージョン45のキーフレームについてのみ、ヒストグラム変換を算出することができる。符号化された第2のバージョン45の非キーフレームのカラー値は、対応するキーフレームのヒストグラムから決定される変換に従って、変換することができる。例えば、2つのシーンカット間の一シーンについて変換を設定することができる。同じ変換を複数のフレームに対して用いることで、時間的安定性を効果的に向上させる。
非選択フレームについては第1のバージョンのヒストグラムデータが第1のバージョン21Aの再現に用いられない一部の実施形態において、方法40は、第1のバージョンの非選択フレームについてヒストグラムデータを算出しないか、または第1のバージョンの非選択フレームのヒストグラムデータを符号化しない。そのような実施形態において、残差53は、非選択フレームについて算出、符号化、および格納されてもよいし、あるいは算出、符号化、および格納されなくてもよい。
図4は、ブロック64で適用することができる例示的なプログレッシブヒストグラムマッチング法70を示している。本方法70は、それぞれのカラーチャネルについて繰り返すことができる。本方法70は、異なるヒストグラムスケールについて繰り返されるループ71を含んでおり、より粗いスケールで開始して徐々に細かいスケールについて繰り返される。各スケールは、ビンの数に関連付けることができ、ヒストグラム値は、より少ないビンに対応する(平均して、より多数の異なる値が各ビンに関連付けられる)より粗いスケールと、より多くのビンに対応する(平均して、より少数の異なる値が各ビンに関連付けられる)より細かいスケールとで、累積される。
この例示的な実施形態では、ブロック72で、現在のカラーチャネルのヒストグラムデータ43をダウンサンプリングする。ダウンサンプリングの程度(ダウンサンプリング・ファクタ)は、現在のスケールに依存する。スケールは、スケールパラメータで示すことができる。ヒストグラムデータをダウンサンプリングすることによって、高周波の細部は取り除かれるが、ヒストグラムの肉眼的特徴は維持される。ダウンサンプリングには、例えば、バイキュービック補間を含むことができる。
ダウンサンプリングされたヒストグラムデータは、ブロック74で、アップサンプリングすることで、元のサイズまたは他の所定のサイズに戻される。ブロック74は、あれば好都合であるが、必須ではない。ループ71の各繰り返しで、ヒストグラムデータが同じ分解能で表現される場合には、処理ロジックを若干簡単にすることが可能である。
ダウンサンプリングされたヒストグラムデータをアップサンプリングするために、様々な方法論を適用することができる。例えば、例示的な実施形態において、アップサンプリングには、最近傍法が含まれる。アップサンプリングに最近傍法を適用すると、非常に簡単で、かつ許容できる結果が得られるという利点がある。
ブロック76は、ヒストグラムにおける特徴を識別することを含んでいる。特徴識別は、例えば、ヒストグラムの1次導関数のゼロ交差を見つけることを含むことができる。1次導関数は、例えば、前進差分によって得ることができる。ゼロ交差は、ヒストグラムの2次導関数を用いて極大点または極小点として分類することができる。
ブロック78では、ブロック76で検出された特徴に基づいて、ヒストグラムの中のピークを含むヒストグラムの領域を識別する。各領域は、例えば、ヒストグラムの1つの極小点からヒストグラムの次の極小点までにわたるビンを含むことができる。領域の両端で選択される末尾のビンは、隣接する領域間で重複を避けるように選択することができる。
ブロック80では、ブロック78で識別された各領域の統計的特性を決定する。ブロック80は、例えば、各領域の平均および標準偏差を算出することを含むことができる。
ブロック82では、第2のバージョン21Aについてのヒストグラム83を生成する。ブロック84では、ヒストグラム83の統計的尺度(例えば、平均および標準偏差)を生成する。ブロック86では、ヒストグラム83の各領域の平均および標準偏差が、ヒストグラム43の対応する領域のものと一致するように、ヒストグラム83を整形する。この整形は、以下の式に従って実行することができる。
ここで、hはヒストグラム値であり、σは一領域の標準偏差であり、μは一領域の平均であり、(h、μ、σにあるような)添字Aは、第1のバージョン21Aのヒストグラム43を指しており、(h、μ、σにあるような)添字Bは、第2のバージョン21Bのヒストグラムを指しており、wおよびwは重みである。一般に、重みは、w+w=1となるように選択される。
一部の実施形態において、wはスケールに依存する。例えば、wは、スケールが細かくなる繰り返しでは、増加させることができる。例えば、一部の実施形態では、w=k/SMAXであって、このとき、kはスケールを表すインデックス(例えば、ループ71の繰り返し回数)であり、SMAXはkの最大値である。
ブロック88では、更新された第2のバージョンのヒストグラム83の特徴(例えば極小点)を決定する。ブロック89では、更新された第2のバージョンのヒストグラム83において領域を識別する。ブロック90では、更新された第2のバージョンのヒストグラム83の極小点の間の領域について、統計(例えば、平均および標準偏差)を算出する。ブロック92では、更新された第2のバージョンのヒストグラム83においてブロック89で識別された領域についての統計的尺度(例えば、平均および標準偏差)が、ヒストグラム43の対応する領域についてのものと一致するように、第2のバージョンのヒストグラム83を整形する。後に続くループ71の各繰り返しでは、先行するループ71の繰り返しからの更新された第2のバージョンのヒストグラム83が、第2のバージョン21Bのヒストグラムの代わりに用いられる。
最後の最も細かい詳細レベルについて(例えば、k=SMAXである反復の終わりに)ループ71が実行されたら、その結果として得られる整形された第2のバージョンのヒストグラム83はブロック94に渡されて、これにより、第2のバージョン21Bからのピクセル値は、整形された第2のバージョンのヒストグラム83に基づき変更された値に、再マッピングされる。これは、例えば、以下の計算を実行することにより、実施することができる。
ここで、VOUTは、第1のバージョン21Aの再現における位置(x,y)のピクセルについての現在のチャネルのピクセルカラー値であり、Cは、第1のバージョン21Aのヒストグラムの累積ヒストグラムであり、COUT −1は、第2のバージョン21Bの整形されたヒストグラムの逆累積ヒストグラムであり、v(i)は、整形された第2のバージョンのヒストグラムのi番目のビンに対応する値であり、min(V)は、ピクセルカラー値の最小値であり、Rは、ヒストグラムのビン幅である。累積ヒストグラムCは、基本的にビンのインデックスを累積カウント数にマッピングする。逆累積ヒストグラムC−1は、基本的に所与の累積カウント数に対応するビンのインデックスを与える。
オプションであるブロック96および98では、それぞれ、コンテナから残差を抽出し、残差を適用することで第1のバージョン21Aの再現を補正する。
図5は、例示的なプログレッシブヒストグラムマッチング・エンジン100の模式図である。マッチング・エンジン100は、入力104Aに供給される第1のバージョンのヒストグラムデータと、入力104Bに供給される第2のバージョンのヒストグラムデータとを取得するように構成されたダウンサンプラ102を備える。ダウンサンプラ102により実行されるダウンサンプリングの程度は、可変であり、カウンタ106により保持されたカウント数に基づいている。オプションであるアップサンプラ108が、ダウンサンプラ102により生成されるダウンサンプリングされた第1と第2のバージョンのヒストグラムデータを取得するように結合されており、そのようなダウンサンプリングされたデータを(例えば、元のサイズまたは他の所定のサイズに)アップサンプリングする。
前進差分エンジン110が、アップサンプラ108により生成される第1のバージョンのヒストグラムデータを取得するように結合されている。前進差分エンジン110は、取得したヒストグラムデータの1次および2次の前進差分を決定するように構成されている。ゼロ交差検出器112が、前進差分エンジン110により決定された1次前進差分を取得するように結合されている。ゼロ交差検出器112は、取得した1次差分においてゼロ交差を識別するように構成されている。極値分類器114が、前進差分エンジン110により決定された2次前進差分を取得し、ゼロ交差検出器112により識別されたゼロ交差の識別情報を取得するように結合されている。極値分類器114は、ゼロ交差に対応する2次前進差分に基づいて、どのゼロ交差が極小点に対応しているのか判断するように構成されている。本明細書における方法の説明から明らかなように、ゼロ交差検出器112および極値分類器114が、第1のバージョンのヒストグラムデータについて演算する場合に、その結果、極値分類器114により識別される極小点は、第1のバージョンのヒストグラムデータの極小点を含んでいる。
領域統計ジェネレータ116が、極値分類器114により識別された極小点と、アップサンプラ108により生成された第1と第2のバージョンのヒストグラムデータとを取得するように結合されている。領域統計ジェネレータ116は、取得したヒストグラムデータの各取得セットについて、取得した極小点で規定されるその領域の平均および標準偏差の統計値を決定するように構成されている。ヒストグラムビン整形器118が、領域統計ジェネレータ116により生成される領域ごとの平均および標準偏差の統計値を取得するように結合されている。ビン整形器118は、アップサンプラ108により生成される第2のバージョンのヒストグラムデータを受け取るように結合されている。ビン整形器118は、取得した領域ごとの平均および標準偏差の統計値と、カウンタ106により保持されているカウント数とに基づいて、取得したヒストグラムデータのヒストグラムビンを整形するように構成されている。例えば、ビン整形器118が第2のバージョンのヒストグラムデータについて演算する場合には、取得した第1と第2のバージョンのヒストグラムデータの領域ごとの平均および標準偏差の統計値と、カウンタ106により保持されているカウント数から導出された重みとを用いて、上記の式(1)に従って、整形された第2のバージョンのヒストグラムデータを生成することができる。
前進差分エンジン110は、さらに、ビン整形器118により生成される整形されたヒストグラムデータを取得するように結合されている。前進差分エンジン110、ゼロ交差検出器112、および極値分類器114についての上記の説明から明らかなように、これらのコンポーネントが、整形された第2のバージョンのヒストグラムデータについて演算する場合に、その結果、極値分類器114により識別される極小点は、整形された第2のバージョンのヒストグラムデータの極小点を含んでいる。
領域統計ジェネレータ116は、ビン整形器118により生成される整形された第2のバージョンのヒストグラムデータを取得するように結合されている。プログレッシブヒストグラムマッチング・エンジン100は、整形された第2のバージョンのヒストグラムデータにおいて極小点により規定されるその領域について決定された、第1のバージョンのヒストグラムデータおよび整形された第2のバージョンのヒストグラムデータの平均および標準偏差の統計値に基づいて、ビン整形器118により、整形された第2のバージョンのヒストグラムデータを整形するように構成されている。
ビン整形器118により生成される反復整形された第2のバージョンのヒストグラムデータは、第2のバージョンの入力104Bに戻すように結合することができ、そしてプログレッシブヒストグラムマッチング・エンジン100は、ヒストグラムマッチングの次の繰り返しを実行するように動作する。
加算器120が、ビン整形器118により生成される反復整形された第2のバージョンのヒストグラムデータを取得するように結合されている。加算器120は、入力104Bに供給される第2のバージョンのヒストグラムデータを取得するように結合されている。加算器120は、取得したヒストグラムデータを加算することで、累積ヒストグラムデータを生成するように構成されている。例えば、加算器120は、入力104Bに供給される第2のバージョンのヒストグラムデータと、ビン整形器118により生成される反復整形された第2のバージョンのヒストグラムデータとを取得した場合に、第2のバージョンの累積ヒストグラムデータと、反復整形された第2のバージョンの累積ヒストグラムデータとを生成する。
ピクセルマッパ122が、加算器120により生成される累積ヒストグラムデータを取得し、入力124に供給される第2のバージョンのピクセルデータを取得するように結合されている。ピクセルマッパ122は、取得したヒストグラムデータに基づいて、取得したピクセルデータの値をマッピングするように構成されている。一部の実施形態において、ピクセルマッパ122は、式(2)に従って、マッピングされたピクセルデータを生成するように構成されている。例えば、ピクセルマッパ122は、第2のバージョンの累積ヒストグラムデータと、反復整形された第2のバージョンの累積ヒストグラムデータとを取得した場合に、取得した第2のバージョンのピクセルデータの値を、式(2)に従ってマッピングすることで、第1のバージョンのピクセルデータを再現するようにマッピングされたピクセルデータを生成することができる。
オプションである残差アプリケータ126が、ピクセルマッパ122により生成されるマッピングされたデータを取得し、入力128に供給される残差データを取得するように結合されている。残差アプリケータ126は、取得したマッピングされたピクセルデータに残差データを適用するように構成されている。ピクセルマッパ122により生成されるマッピングされたピクセルデータが第1のバージョンのピクセルデータを再現する場合に、残差アプリケータ126は、第1のバージョンのピクセルデータの再現を補正することができる。
プログレッシブヒストグラムマッチング・エンジン100およびその構成要素は、記載した演算を直列または並列に実行するように構成することができる。プログレッシブヒストグラムマッチング・エンジン100およびその構成要素は、上記の構成要素間の作動および連携を図るため、また、本明細書で開示した方法のステップの実現を図るために、通信チャネル(例えば、データバス、プロセス間通信機能など)とデータストレージ(例えば、メモリ)とを備えることができる。装置のいくつかの実施形態では、ヒストグラムマッチング・エンジン100の構成要素は、例えば、並列処理および/またはパイプライン処理を図るなどの目的で、いくつものインスタンスが作成される。ヒストグラムマッチング・エンジン100の構成要素は、実現を容易とするため、または他の目的で、併合および/または分割することができる。
プログレッシブヒストグラムマッチングのための技法は、例えば、Reinhardによる「“Color Transfer between Images(画像間色彩変換)”,IEEE CG&A special issue on Applied perception,21巻,5号,34〜41頁,2001年9月〜10月」、Pouli等による「“Progressive Histogram Reshaping for Creative Color Transfer and Tone Reproduction(創造的色彩変換および階調再現のためのプログレッシブヒストグラム整形)”,Proceedings of the ACM Symposium on Non‐Photorealistic Animation and Rendering,Annecy,France,81〜90頁,6月7〜10日,2010年」、Pouli等による「“Progressive Color Transfer for Images of Arbitrary Dynamic Range(任意のダイナミックレンジの画像のためのプログレッシブ色彩変換)”,Computers&Graphics,35巻,67〜80頁,2011年」に記載されており、これらすべての文献は、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
上記の方法および装置は、様々に適用することができることが分かる。例えば、第2のバージョンは、先進ディスプレイ用にカラータイミングが施されるビデオコンテンツのバージョンであり、第1のバージョンは、より低性能のディスプレイ(例として、Rec709ディスプレイ)での表示用にカラータイミングが施されたビデオコンテンツのバージョンである場合を考える。この場合、先進ディスプレイには、特に先進ディスプレイで最適に表示されるようにカラータイミングが施されたバージョンのコンテンツを含む信号が供給される。ところが、第1のバージョンについてのわずかなヒストグラムデータを追加するだけで、レガシー・ディスプレイでの表示用、または色域、ダイナミックレンジ、もしくは他の能力が縮小されたディスプレイでの表示用の第1のバージョンを再現することが可能である。
別の適用例では、第1と第2のバージョンの役割が逆となる。このような適用例では、第1のバージョンは、先進ディスプレイ用にカラータイミングが施されるビデオコンテンツのバージョンであり、第2のバージョンは、より低性能のディスプレイでの表示用にカラータイミングが施されたビデオコンテンツのバージョンである。
いずれの場合も、能力が異なる他のディスプレイで表示するためのバージョンのコンテンツは、第2のバージョンと再構成された第1のバージョンとから、内挿および/または外挿によって生成することができる。
プログレッシブヒストグラムマッチングを適用することによって、第1と第2のバージョンのカラータイミングの対象とされたディスプレイの能力とは異なる能力を有するディスプレイで表示するためのバージョンのコンテンツを生成する代替的方法が提供される。そのような場合、上記の符号化/復号化方法との組み合わせでの適用、あるいは単独での適用が可能である。例えば、第2のバージョンのビデオコンテンツは、同じビデオコンテンツの第1のバージョンのヒストグラムデータと一緒に配信することができる。そのビデオコンテンツを特定のディスプレイで表示することが望まれる場合がある。そのディスプレイの特性と、第1と第2のバージョンを特徴付ける情報(第1と第2のバージョンの色域およびダイナミックレンジに関する情報など)とに基づいて、インデックスが生成される。インデックスは、ターゲットディスプレイの特性が、ビデオコンテンツの第1および第2のバージョンの特性にどれほど類似しているのか(例えば、ターゲットディスプレイの特性が、第1のバージョンのカラータイミングに使用されたリファレンスディスプレイのほうに近いのか、あるいは第2のバージョンのカラータイミングに使用されたリファレンスディスプレイのほうに近いのか)を示している。
上述のように、プログレッシブヒストグラムマッチングは、第2のバージョンからのヒストグラムを第1のバージョンのヒストグラムにマッチさせることを、漸次的な詳細レベルで繰り返す。できる限り厳密に第1のバージョン21Aを再現することが望まれる場合には、繰り返しは、k=1からk=SMAXまで続けられる。SMAXより前の繰り返しでマッチングを終えること、および/または繰り返しの間でのスケールの変更を抑えることによって、その結果得られるバージョンのコンテンツは、第2のバージョンのものと、マッチング・アルゴリズムのSMAXの繰り返しをすべて実行することで得られるであろう第1のバージョン21Aの再現のものとの間の色特性を持つことになる。
一部の実施形態において、整形された第2のバージョンのヒストグラムは、それぞれの異なるカラーチャネルについて、異なる繰り返し回数で、さらに/または繰り返し間でのスケールの変更を変えて、生成される。例えば、ターゲットディスプレイの輝度に関する能力は、ターゲットディスプレイの色度に関する能力と比較して、より第1のバージョンに類似していると仮定すると、第2のバージョンからターゲットディスプレイ用の第1のバージョンへのプログレッシブヒストグラムマッチングは、輝度チャネルと色度チャネルについて別個に実行することができ、輝度チャネルのヒストグラムについては、色度チャネルのヒストグラムについてよりも、ヒストグラムマッチングが比較的多い繰り返し回数で実行される。この場合、輝度ピクセル値は、第2のバージョンから、比較的多く整形された第2のバージョンの輝度のヒストグラムに基づいて変更された値に、再マッピングすることができ、また、色度値は、第2のバージョンから、比較的少なく整形された第2のバージョンの色度のヒストグラムに基づいて変更された値に、再マッピングすることができる。
別の例として、ターゲットディスプレイの輝度に関する能力は、ターゲットディスプレイの色度に関する能力と比較して、より第1のバージョンに類似していると仮定すると、第2のバージョンからターゲットディスプレイ用の第1のバージョンへのプログレッシブヒストグラムマッチングは、輝度チャネルと色度チャネルについて別個に実行することができ、輝度チャネルのヒストグラムについては、色度チャネルのヒストグラムについてよりも、繰り返しごとのスケールの変化を比較的大きくして、ヒストグラムマッチングが繰り返し実行される。この場合、輝度ピクセル値は、第2のバージョンから、比較的多く整形された第2のバージョンの輝度のヒストグラムに基づいて変更された値に、再マッピングすることができ、また、色度値は、第2のバージョンから、比較的少なく整形された第2のバージョンの色度のヒストグラムに基づいて変更された値に、再マッピングすることができる。
一部の実施形態において、同じビデオコンテンツのピクセルに割り当てられた具体的なカラー値が異なる第1と第2のバージョンを生成することを伴う方法により、カラーグレーディング・ステーションまたは他のどこかで、複数の異なるバージョンのビデオコンテンツを作成することができる。第1と第2のバージョンは、例えば、異なるディスプレイで表示するため、および/または異なる周囲条件下で表示するためのカラーグレーディングにより得ることができる。ヒストグラムが、第1と第2のバージョンについて算出される。そして、プログレッシブヒストグラムマッチングが実行される。プログレッシブヒストグラムマッチングの各繰り返しで(または、プログレッシブヒストグラムマッチングの1つまたは複数の選択された繰り返しで)、第1と第2のバージョンのどちらか一方からのカラー値を取るマッピングが生成される。そして、これらのマッピングを適用することで、ダイナミックレンジおよび/または色度が第1と第2のバージョンの中間である追加バージョンのビデオコンテンツが生成される。
第1と第2のバージョンが異なる周囲照明条件に対応するいくつかの実施形態では、異なる周辺光レベルに合わせた異なる繰り返し回数とすることができる。一部の実施形態では、ヒストグラムマッチング・アルゴリズムの繰り返し間の対応を示す情報が、メタデータとして符号化される。このメタデータを、周囲照明の測定値と組み合わせて適用することで、コンテンツの表示用のバージョンの再現に用いる繰り返し回数を決定することができる。
本方法の1つの適用例では、様々な周囲照明条件のための異なるバージョンのビデオコンテンツを自動的に生成する。第1のバージョンのビデオコンテンツは、暗い環境で表示するためのカラーグレーディングが施される。第2のバージョンのビデオコンテンツは、明るい鑑賞環境で表示するためのカラーグレーディングが施される。中間の周囲照明条件下での表示に適したバージョンのビデオコンテンツは、異なる繰り返し回数でプログレッシブヒストグラムマッチングを実行することにより、さらに/またはプログレッシブヒストグラムマッチングの逐次繰り返し間でのスケールの変化を変えることにより得ることが可能である。一部の実施形態では、周辺光センサからの信号に応じて、それらのバージョンのうち1つが表示用に選択される。一部の実施形態では、プログレッシブヒストグラムマッチングが実行される繰り返し回数、および/または繰り返し間でのスケールの変化は、周辺光センサからの信号に応じて制御される。
また、第2のバージョン21Bと、第1のバージョン21Aのヒストグラムとから、第1のバージョン21Aを再現するために、他の方法を適用することもできる。例えば、参照により本明細書に組み込まれるSenanayake C.等による「“Colour transfer by feature based histogram registration(特徴に基づくヒストグラム・レジストレーションによる色彩変換)”,British machine vision conference,British Machine Vision Association,2007年」に記載されているような方法を用いて、第1のバージョン21Aの再現を生成することができる。
本技術の例についての上記詳細な説明は、網羅的なものではなく、または上記で開示した厳密な形態にシステムを限定するものではない。上記の具体的なシステムの例、およびシステムのための例は説明を目的とするものであり、関連技術に精通する者であれば分かるように、本システムの範囲内で種々の均等な変更が可能である。例えば、プロセスもしくはブロックを所定の順序で提示しているが、別の例では、異なる順序でステップを含むルーチンを実行すること、または異なる順序でブロックを含むシステムを採用することができ、さらに、一部のプロセスもしくはブロックを削除、移動、追加、分割、併合、および/または変更することで、別の組み合わせまたは部分的組み合わせを提供することができる。これらのプロセスもしくはブロックの各々は、様々に異なる方法で実現することができる。また、プロセスもしくはブロックのタイミングは、直列に実行されるものとして示しているが、これに代えて、これらのプロセスもしくはブロックは、並列に実行することもでき、あるいは異なるタイミングで実行することもできる。
上述のような画像処理および処理ステップは、ハードウェア、ソフトウェア(「ファームウェア」を含む)、またはハードウェアとソフトウェアの適当な組み合わせで実現することができる。本発明の特定の実装は、ソフトウェア命令を実行するコンピュータプロセッサを含み、そのソフトウェア命令によって、それらのプロセッサは本発明の方法を実行する。例えば、ビデオワークステーション、セットトップボックス、ディスプレイ、ビデオプロジェクタ、トランスコーダなどにおける1つまたは複数のプロセッサが、該プロセッサによりアクセス可能なプログラムメモリ内のソフトウェア命令を実行することにより、本明細書に記載の方法を実施することができる。例えば、そのような画像処理は、ソフトウェア命令および/またはファームウェア命令を実行する(1つまたは複数のマイクロプロセッサ、グラフィックプロセッサ、デジタル信号プロセッサなどのような)データプロセッサによって実現することができ、それらの命令により、該データプロセッサは、本明細書に記載の方法を実施する。本明細書に記載のソフトウェアおよび他のモジュールは、汎用コンピュータである例えばサーバコンピュータまたはパーソナルコンピュータにより実行することができる。また、システムのいくつかの側面は、本明細書で詳細に説明したコンピュータ実行可能命令の1つまたは複数を実行するように特別にプログラム、設定、または構成された専用コンピュータまたはデータプロセッサで実現することができる。それらの方法は、ハードで構成されているか、または構成可能とすることができる(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ「FPGA:Field‐Programmable Gate Array」で提供される論理回路のような)論理回路で実現することもできる。
ソフトウェアおよび他のモジュールは、サーバ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、PDA、カラーグレーディング・ツール、ビデオプロジェクタ、オーディオビジュアルレシーバ、ディスプレイ(テレビなど)、デジタルシネマプロジェクタ、メディアプレーヤ、および本明細書に記載の目的に適した他の装置の上にあるものとすることができる。システムのいくつかの側面は、インターネット・アプライアンス、ハンドヘルド・デバイス(パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)を含む)、ウェアラブル・コンピュータ、あらゆる種類のセルラフォンまたはモバイルフォン、マルチプロセッサ・システム、マイクロプロセッサ・ベースまたはプログラム可能な家庭用電子機器(例えば、ビデオプロジェクタ、オーディオビジュアルレシーバ、テレビのようなディスプレイなど)、セットトップボックス、カラーグレーディング・ツール、ネットワークPC、小型コンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含む、他の通信、データ処理、またはコンピュータシステム構成で実現することも可能であることは、関連技術に精通する者であれば理解できるであろう。
ソフトウェアおよび他のモジュールには、ローカルメモリを介して、ネットワークを介して、ブラウザもしくはASPコンテキストの他のアプリケーションを介して、または本明細書に記載の目的に適した他の手段によって、アクセス可能とすることができる。本技術の例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、またはインターネットなどの通信ネットワークを介して結ばれた遠隔処理装置によってタスクもしくはモジュールが実行される分散コンピューティング環境において実現することもできる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、ローカルとリモートの両方の記憶装置に置くことができる。本明細書に記載のデータ構造(例えば、コンテナ)には、コンピュータファイル、変数、プログラミングアレイ、プログラミング構造、または本明細書に記載の目的に適したいずれかの電子情報記憶方式もしくは方法、またはそれらの任意の組合せ、を含むことができる。
また、本発明は、プログラムプロダクトの形態で提供することもできる。プログラムプロダクトは、データプロセッサによって実行されることで本発明の方法をデータプロセッサに実行させる命令を含むコンピュータ可読信号のセットを保持した非一時的な媒体を含むことができる。本発明に係るプログラムプロダクトは、多種多様な形態のいずれかとすることができる。プログラムプロダクトは、例えば、フロッピーディスク、ハードディスクドライブを含む磁気データ記憶媒体、CD‐ROM、DVDを含む光データ記憶媒体、ROM、フラッシュRAM、ハードワイヤードチップもしくは予めプログラムされたチップ(例えば、EEPROM半導体チップ)、ナノテクノロジーメモリを含む電子データ記憶媒体、などの媒体を含むことができる。プログラムプロダクトのコンピュータ可読信号は、任意選択的に、圧縮または暗号化されたものとすることができる。本技術の実施において用いられるコンピュータ命令、データ構造、および他のデータは、インターネットを介して、または他のネットワーク(ワイヤレスネットワークを含む)を介して、ある期間にわたる伝搬媒体(例えば、電磁波、音波など)上の伝搬信号で配信することができ、あるいは、いずれかのアナログまたはデジタルネットワーク(パケット交換、回線交換、または他の方式)上に提供することができる。
上記で構成要素(例えば、ディスプレイコンフォーマ、カラーグレーディング調整モジュール、ディスプレイモデル、ソフトウェアモジュール、プロセッサ、アセンブリ、デバイス、回路など)に言及している場合には、特に指定のない限り、その構成要素への言及は(「手段」と呼ぶことも含めて)、その構成要素の均等物として、記載の構成要素の機能を実行する(すなわち、機能的に等価である)あらゆる構成要素を含むものと解釈されるべきであり、本発明の図示した例示的実施形態での機能を実行する構成要素であって、開示の構造と構造的に等価ではないものを含んでいる。
文脈上別段の解釈を明らかに要する場合を除き、明細書および請求項の全体を通して、「備える(comprise)」、「備えている(comprising)」などの表現は、排他的または網羅的な意味ではなく、包含的な意味として、すなわち「含むが、それに限定されない」という意味に解釈されるべきである。本明細書において使用される、「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という表現またはその変化形は、2つまたはそれ以上の要素間の直接的または間接的いずれかの接続または結合を意味しており、要素間の接続部の結合は、物理的、論理的、またはそれらの組み合わせとすることができる。また、本出願において使用される、「本明細書で(herein)」、「上記で(above)」、「以下で(below)」という表現、および同様の意味の表現は、本出願のいずれかの特定の部分ではなく、本出願全体を指すものとする。上記の詳細な説明において、単数または複数を用いた表現は、文脈が許せば、それぞれ複数または単数を含むこともあり得る。2つまたはそれ以上の項目からなるリストに関して用いられる「または(or)」という表現は、この表現のつぎのような解釈、すなわち、リストの項目のうちいずれか、リストの項目のすべて、リストの項目のいずれかの組み合わせをすべて含むものである。
本明細書で提示する技術は、上記の例示的なシステム以外のシステムに適用することができる。上記の様々な例の要素および動作を組み合わせることで、さらなる例を提供することが可能である。システムのいくつかの側面を、必要に応じて、上記の様々な参考文献のシステム、機能、および概念を採用するように変更することで、本技術のさらなる例を提供することができる。
上記の詳細な説明に照らして、これらおよび他の変更をシステムに対して実施することができる。上記の説明では、システムの特定の例について記載し、また、企図される最良の形態について記載しているが、上記でどれほど詳細に記載されていても、システムは、多くの方法で実施することが可能である。情報を分類および変換するためのシステムおよび方法の細部は、その実施の詳細において大きく異なり得るが、それでも本明細書に開示されたシステムに包含される。上述のように、システムの特定の機能または側面の説明において用いられる具体的な用語は、その用語が関連付けられるシステムの特定の特徴、機能、または側面に限定されるように本明細書でその用語が再定義されることを意味すると解釈されるべきではない。一般に、以下の請求項で用いられる用語は、その用語が上記の詳細な説明の欄で明示的かつ限定的に定義されていない限り、システムを本明細書で開示された具体例に限定していると解釈されるべきではない。よって、システムの実際の範囲は、開示された例だけではなく、請求項による技術を実施または実現するあらゆる均等な方法も包含する。
上記のことから分かるように、本明細書で記載しているシステムおよび方法の具体例は、説明を目的とするものであり、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更を実施することができる。当業者であれば分かるように、本明細書に記載の実施形態のいくつかの特徴を、本明細書に記載の他の実施形態の特徴と組み合わせて用いることができ、また、本明細書に記載の実施形態は、本明細書においてそれらに属する特徴のすべてがなくても、実施または実現することができる。当業者には明らかであろう記載の実施形態についてのそのような変形例は、異なる実施形態からの特徴の組み合わせからなる変形を含み、本発明の範囲内にある。
当業者には明らかなように、上記の開示に照らして、本発明の実施における数多くの変更、変形、追加、および置換が、その趣旨または範囲から逸脱することなく可能である。本明細書に記載の実施形態は、単なる例にすぎない。開示された実施形態の特徴を組み合わせることによって、制限なく、他の例示的な実施形態を得ることができる。従って、以下の添付の請求項および今後導入される請求項は、それらの真の趣旨および範囲から逸脱しない、あらゆる変更、変形、置換、追加、組み合わせ、および部分的組み合わせを含むと解釈されるものである。
いくつかの例示的な態様および実施形態について上記説明を行ったが、当業者であれば、これらについての、いくらかの変形、置換、追加、および部分的組み合わせに気付くであろう。よって、以下の添付の請求項および今後導入される請求項は、それらの真の趣旨および範囲から逸脱しない、あらゆる変形、置換、追加、および部分的組み合わせを含むと解釈されるものである。
カラーグレーディングは、通常、熟練者の介入を要する時間のかかる作業であるため、そのコンテンツをカラーグレーディングで適応させたディスプレイ以外の他のディスプレイでの表示に適した、そして特に異なる周囲照明条件下での表示に適した、別バージョンのビデオコンテンツ(または他の画像コンテンツ)を生成するための効果的な方法および装置が、同じく必要である。
Tania Pouliらによる「Progressive color transfer for images of arbitrary dynamic range(任意のダイナミックレンジの画像のためのプログレッシブカラートランスファー)」(Computers and Graphics、Elsevier、GB、vol.35、no.1、2010年11月5日、67−80ページ)には、ヒストグラム再整形技術が記載されている。Morovic J.らによる「Accurate 3D image colour histogram transformation(正確な3D画像カラーヒストグラム変換)」(Pattern Recognition Letters、Elsevier、Amsterdam、NL、nol.24、no.11、2003年7月1日、1725−1735ページ)には、画像の3Dカラーヒストグラムを変換して、所定のターゲット状態に正確に適合させる方法が記載されている。
明細書は、いくつかの態様を記載している。それらには、限定するものではないが、2つまたはそれ以上のバージョンのビデオデータまたは他の画像データの符号化のための方法と、符号化表現からの複数のバージョンのビデオデータまたは他の画像データの復号化および抽出のための方法と、2つまたはそれ以上のバージョンのビデオデータまたは他の画像データの符号化のための装置と、符号化表現からの複数のバージョンのビデオデータまたは他の画像データの復号化および抽出のための装置(そのような装置には、例えば、ディスプレイ、デコーダ、メディアプレーヤ、ケーブルシステムのセットトップボックスなどを含むことができる)と、新しいバージョンのビデオコンテンツまたは他の画像コンテンツを保持するビデオまたは他の画像データの生成のための方法および装置と、が含まれる。

Claims (12)

  1. ビデオコンテンツの追加バージョンを生成する方法であって、
    ビデオコンテンツの第1のバージョンについての第1のヒストグラムデータを取得すること、
    前記ビデオコンテンツの第2のバージョンを取得すること、
    前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンについての第2のヒストグラムデータを取得すること、
    プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを、該プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムの最大繰り返し回数より少ない繰り返し回数で繰り返し実行することにより、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの追加バージョンへのマッピングを生成すること、
    前記マッピングを適用することで、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの前記追加バージョンを生成すること
    を含む方法。
  2. 前記プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムの複数の異なる繰り返し回数に対応するマッピングを生成すること、それらのマッピングを適用することで、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの複数の対応する追加バージョンを生成することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 周辺光センサからの信号に基づいて、前記ビデオコンテンツの前記追加バージョンのうちの一つを、表示するために選択することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 周辺光センサからの信号に基づいて、前記繰り返し回数を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1と第2のヒストグラムデータは、それぞれ、対応するビデオコンテンツの異なるカラーチャネルに対応する複数のヒストグラムを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの追加バージョンへのマッピングを生成することは、第1のカラーチャネルに対応するヒストグラムデータについて、第1の繰り返し回数でプログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを実行すること、第2のカラーチャネルに対応するヒストグラムデータについて、前記第1の繰り返し回数と異なる第2の繰り返し回数でプログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを実行することを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1と第2のカラーチャネルは、ほぼ無相関である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のカラーチャネルは輝度チャネルを含み、前記第2のカラーチャネルは色度チャネルを含む、請求項6に記載の方法。
  9. ビデオコンテンツの追加バージョンを生成するためのシステムであって、
    ビデオコンテンツの第1のバージョンについての第1のヒストグラムデータを取得する手段と、
    前記ビデオコンテンツの第2のバージョンを取得する手段と、
    前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンについての第2のヒストグラムデータを取得する手段と、
    プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを、該プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムの最大繰り返し回数より少ない繰り返し回数で繰り返し実行することにより、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの追加バージョンへのマッピングを生成する手段と、
    前記マッピングを適用することで、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの前記追加バージョンを生成する手段と
    を備えるシステム。
  10. 符号化され記憶された命令を含む非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、命令は、プロセッサで実行されることで、該プロセッサに、ビデオコンテンツの追加バージョンを生成するためのプロセスを実行もしくは制御させるか、またはそのように該プロセッサを制御、プログラム、もしくは構成するものであり、ビデオ生成プロセスは、
    ビデオコンテンツの第1のバージョンについての第1のヒストグラムデータを取得すること、
    前記ビデオコンテンツの第2のバージョンを取得すること、
    前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンについての第2のヒストグラムデータを取得すること、
    プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを、該プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムの最大繰り返し回数より少ない繰り返し回数で繰り返し実行することにより、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの追加バージョンへのマッピングを生成すること、
    前記マッピングを適用することで、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの前記追加バージョンを生成すること
    を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  11. 装置であって、
    プロセッサと、
    符号化され記憶された命令を含む非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、命令は、プロセッサで実行されることで、該プロセッサに、ビデオコンテンツの追加バージョンを生成するためのプロセスを実行もしくは制御させるか、またはそのように該プロセッサを制御、プログラム、もしくは構成するものである、コンピュータ可読記憶媒体と
    を備え、ビデオ生成プロセスは、
    ビデオコンテンツの第1のバージョンについての第1のヒストグラムデータを取得すること、
    前記ビデオコンテンツの第2のバージョンを取得すること、
    前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンについての第2のヒストグラムデータを取得すること、
    プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを、該プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムの最大繰り返し回数より少ない繰り返し回数で繰り返し実行することにより、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの追加バージョンへのマッピングを生成すること、
    前記マッピングを適用することで、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの前記追加バージョンを生成すること
    を含む、装置。
  12. ビデオコンテンツの追加バージョンの生成におけるコンピュータシステムの使用法であって、ビデオ生成プロセスは、
    ビデオコンテンツの第1のバージョンについての第1のヒストグラムデータを取得すること、
    前記ビデオコンテンツの第2のバージョンを取得すること、
    前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンについての第2のヒストグラムデータを取得すること、
    プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムを、該プログレッシブヒストグラムマッチング・アルゴリズムの最大繰り返し回数より少ない繰り返し回数で繰り返し実行することにより、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの追加バージョンへのマッピングを生成すること、
    前記マッピングを適用することで、前記ビデオコンテンツの前記第2のバージョンから前記ビデオコンテンツの前記追加バージョンを生成すること
    を含む、使用法。
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