JP2014506437A - マルチセル高速ダウンリンクパケットアクセス動作に関するフィードバックを送信するための方法および装置 - Google Patents

マルチセル高速ダウンリンクパケットアクセス動作に関するフィードバックを送信するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

マルチセル高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)動作に関するフィードバックを送信するための方法および装置が開示される。ワイヤレス送/受信装置(WTRU)は、拡散係数が128である複数の高速個別物理制御チャネル(HS−DPCCH)を経由して、複数のセルに関するハイブリッド自動再送要求応答(HARQ−ACK)メッセージおよび/またはチャネル品質表示(CQI)もしくはプリコーディング制御表示/チャネル品質表示(PCI/CQI)メッセージを生成ならびに送信することが可能である。それぞれのHARQ−ACKメッセージを、2つのセルにマッピングすることが可能であり、それぞれのCQIまたはPCI/CQIメッセージを1つのセルにマッピングすることが可能である。HS−DPCCHにおいていずれのセルもアクティブ化または非アクティブ化されることを条件に、セルをそのHS−DPCCH内のHARQ−ACKメッセージおよびCQIまたはPCI/CQIメッセージにリマッピングすることが可能である。

Description

本出願は、マルチセル高速ダウンリンクパケットアクセス動作に関するフィードバックに関する。
関連出願の相互参照
本出願は、本明細書によって内容が参照により本明細書に組み込まれている、2011年1月7日に出願した米国特許仮出願第61/430,905号、2011年2月11日に出願した米国特許仮出願第61/442,052号、2011年4月29日に出願した米国特許仮出願第61/480,859号、および2011年8月11日に出願した米国特許仮出願第61/522,356号の利益を主張するものである。
ワイヤレス技術は、エンドユーザからの増大する帯域幅需要を満たすために進化し続けている。近年、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))仕様のリリース8の一部として、2つの高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)ダウンリンクキャリアを同時に使用するのを可能にする新しい特徴が導入されている。この新しい特徴は、周波数ダイバーシティおよびリソースプーリング(resource pooling)を用いて帯域幅使用を改善する。この特徴は拡張され、多入力多出力(MIMO)機能をリリース9に含め、4つのキャリアの動作を3GPPリリース10に含めた。3GPPリリース11の場合、最高で8つまでのキャリアが同時に動作して、より高いダウンリンクスループットを達成するのを可能にする8キャリアHSDPA(8C−HSDPA)が導入されている。
ダウンリンクチャネル状態を示すためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)応答(HARQ−ACK)、およびチャネル品質表示(CQI)(または、プリコーディング制御表示/チャネル品質表示(PCI/CQI))は、アップリンク内の高速個別物理制御チャネル(HS−DPCCH)によってネットワークに送信される。HS−DPCCHの構造は、すべてのダウンリンクキャリアに関して、1つのアップリンクを介してフィードバック情報を送信するニーズに対応するように設計されている。
8キャリア動作の導入は、アップリンクフィードバックに課題を提示する。ネットワークが4つを超えるキャリアを同時に送信している場合、ワイヤレス送/受信装置(WTRU)は、すべてのキャリアに関するデータ受信に応答(acknowledge)できることが必要であり、MIMOが構成される場合、すべてのデータストリームに応答できることが必要である。MIMO動作は、それぞれのダウンリンクキャリアにおいて独立して構成可能であるため、すべての可能なダウンリンク構成に関してHS−DPCCHフィードバック設計が実行されるべきである。MIMOを用いて最高で8つまでのキャリアが構成可能にされる場合、肯定応答(ACK)状態、否定応答(NACK)状態、不連続送信(DTX)状態の組合せの数は7−1=5,764,800個の状態になる。CQI報告情報(reporting information)も4つのキャリア動作と比べて2倍になる。
ワイヤレス送/受信装置(WTRU)は、拡散係数が128である複数のHS−DPCCHを経由して、複数のセルに関して、HARQ−ACKメッセージ、および/またはCQIメッセージもしくはPCI/CQIメッセージを生成ならびに送信することができる。それぞれのHARQ−ACKメッセージを2つのセルにマッピンすることが可能であり、それぞれのCQIまたはPCI/CQIメッセージを1つのセルにマッピングすることが可能である。いずれのセルもそのHS−DPCCHにおいてアクティブ化または非アクティブ化されることを条件に、これらのセルをHS−DPCCH内でHARQ−ACKメッセージおよびCQIまたはPCI/CQIメッセージにリマッピング(remapped)することが可能である。それぞれのHS−DPCCH上のアクティブなセルの数およびMIMO構成状態に基づいて、それぞれのHS−DPCCH上のHARQ−ACKメッセージ、またはCQIもしくはPCI/CQIメッセージに関する電力オフセットを独立して判断することが可能である。プリアンブルおよび/またはポストアンブルを送信するための条件が両方のHS−DPCCHにおいて満たされることを条件に、HARQプリアンブルおよび/またはHARQポストアンブルを両方のHS−DPCCHにおいて同時に送信することが可能である。
添付の図面と共に、例として提示される以下の記述から、より詳細な理解を得ることができるであろう。
1つまたは複数の開示される実施形態を実施することができる、例示的な通信システムのシステム図である。 図1Aに例示された通信システム内で使用することができる、例示的なワイヤレス送/受信装置(WTRU)のシステム図である。 図1Aに例示された通信システム内で使用することができる、例示的な無線アクセスネットワークおよび例示的なコアネットワークのシステム図である。 拡散係数(SF)が64であるHS−DPCCHの例示的なフィードバックメッセージフォーマットを示す図である。 SFが64であるHS−DPCCHの例示的なフィードバックメッセージフォーマットを示す図である。 SFが64であるHS−DPCCHの例示的なフィードバックメッセージフォーマットを示す図である。 SFが128であるHS−DPCCHの例示的なメッセージフォーマットを示す図である。 一実施形態による、SF=64の1つのHS−DPCCHに対するHARQ−ACKメッセージの例示的な物理チャネルマッピングを示す図である。 一実施形態による、SF=64の1つのHS−DPCCHに対するCQI(または、PCI/CQI)メッセージの例示的な物理チャネルマッピングを示す図である。 一実施形態による、SF=128の2つのHS−DPCCHに対するHARQ−ACKメッセージの例示的な物理チャネルマッピングを示す図である。 一実施形態による、SF=128の2つのHS−DPCCHに対するCQI(または、PCI/CQI)メッセージの例示的な物理チャネルマッピングを示す図である。 CQI報告が2つのサブフレームによって送信される、SF=64の1つのHS−DPCCHの例示的なキャリア関連付け(carrier association)を示す図である。 CQI報告が2つのサブフレームによって送信される、SF=128の2つのHS−DPCCHの例示的なキャリア関連付けを示す図である。 MIMOを用いない、6つのセル(6C)の場合の、SFが128である1つのHS−DPCCHの例示的なメッセージレイアウトフォーマットを示す図である。 MIMOを用いない、3つのセル(3C)の場合の、SFが128である1つのHS−DPCCHの例示的なメッセージレイアウトフォーマットを示す図である。 SF=128の2つのHS−DPCCHのアクティブ化/非アクティブ化時の例示的なチャネルごとのキャリア関連付けを示す図である。 SF=128の2つのHS−DPCCHのアクティブ化/非アクティブ化時の例示的なクロスチャネルキャリア関連付けを示す図である。 8C−HSDPA8C/7C特殊事例の、SF=128の例示的なHS−DPCCHフレームフォーマットを示す図である。
図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態を実装することができる、例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多元接続システムであってもよい。通信システム100は、ワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含めて、システムリソースを共有することによって、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)など、1つまたは複数のチャネルアクセス方法を用いることが可能である。
図1Aに示すように、通信システム100は、ワイヤレス送/受信装置(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆電話交換網(PSTN)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含むことが可能であるが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成可能であり、ユーザ装置(UE)、移動局、固定加入者装置または移動加入者装置、ページャ、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家庭用電化製品などを含むことが可能である。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bを含むことも可能である。基地局114a、114bのそれぞれは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスでインターフェースをとり、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112など、1つまたは複数の通信ネットワークに対するアクセスを円滑にするように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、Node B、eNode B、ホームNode B、ホームeNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであってもよい。基地局114a、114bはそれぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことが可能である点が理解されよう。
基地局114aは、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、リレーノードなど、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含むことも可能なRAN104の一部であってもよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれる場合もある特定の地理的領域内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成可能である。セルは、セルセクタにさらに分割可能である。例えば、基地局114aに関連するセルを3つのセクタに分割することができる。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルのそれぞれのセクタに関して1つのトランシーバを含むことが可能である。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を用いることが可能であり、したがって、セルのそれぞれのセクタに関して複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、114bは、任意の適切なワイヤレス通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線など)であってもよいエアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができる。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立可能である。
より詳細には、上で述べたように、通信システム100は、多元接続システムであってもよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなど、1つまたは複数のチャネルアクセス方式を用いることが可能である。例えば、RAN104内の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用して、エアインターフェース116を確立することができる、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施することが可能である。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことが可能である。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことが可能である。
別の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用して、エアインターフェース116を確立することができる、進化型UMTS地上波無線アクセス(E−UTRA)などの無線技術を実施することが可能である。
他の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access)(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000EV−DO、暫定基準2000(IS−2000)、暫定基準95(IS−95)、暫定基準856(IS−856)、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution)(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実施することが可能である。
図1Aの基地局114bは、例えば、ワイヤレスルータ、ホームNode B、ホームeNode B、またはアクセスポイントであってもよく、事業所、住宅、車両、構内など、局所化された領域内でワイヤレス接続性を促すための任意の適切なRATを利用することが可能である。一実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実施して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。別の実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実施して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに別の実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110に対する直接接続を有することが可能である。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を経由してインターネット110にアクセスすることを必要としない可能性がある。
RAN104は、音声サービス、データサービス、アプリケーションサービス、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つもしく複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってもよいコアネットワーク106と通信することができる。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、請求サービス、モバイル位置情報サービス、プリペイド電話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供すること、および/またはユーザ認証など、ハイレベルのセキュリティ機能を実行することが可能である。図1Aに示されないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同じRAT、または異なるRATを用いる、他のRANと直接的または間接的に通信できることが理解されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用している可能性があるRAN104に接続されていることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を用いている別のRAN(図示せず)と通信することも可能である。
コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能することも可能である。PSTN108は、旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含むことが可能である。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコル群内の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)など、一般的な通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含むことが可能である。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/もしくは操作されている有線通信ネットワークまたはワイヤレス通信ネットワークを含むことが可能である。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRAT、または異なるRATを用いることができる、1つもしくは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことが可能である。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべてはマルチモード機能を含むことが可能であり、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、種々のワイヤレスリンクによって種々のワイヤレスネットワークと通信するための複数のトランシーバを含むことが可能である。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用いることができる基地局114aと、かつIEEE802無線技術を用いることができる基地局114bと通信するように構成可能である。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取外し不可能なメモリ106、取外し可能なメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、およびその他の周辺装置138を含むことが可能である。このWTRU102は、ある実施形態と整合しながら、前述の要素のいずれかの下位組合せを含むことが可能である点が理解されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意のその他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などであってもよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102がワイヤレス環境で動作するのを可能にする任意のその他の機能性を実行することができる。プロセッサ118は、送/受信要素122に結合可能なトランシーバ120に結合可能である。図1Bは、プロセッサ118およびトランシーバ120を別個の構成要素として示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120を電子パッケージ内または電子チップ内に一緒に統合することが可能である点が理解されよう。
送/受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信し、基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成可能である。例えば、一実施形態では、送/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであってもよい。別の実施形態では、送/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号、または可視光線信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であってもよい。さらに別の実施形態では、送/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送受信するように構成可能である。送/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成可能であることが理解されよう。
加えて、図1Bで、送/受信要素122は単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送/受信要素122を含むことが可能である。より詳細には、WTRU102は、MIMO技術を用いることができる。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介してワイヤレス信号を送受信するための、2つ以上の送/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含むことが可能である。
トランシーバ120は、送/受信要素122によって送信されることになる信号を変調して、送/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成可能である。上で述べたように、WTRU102は、マルチモード機能を有することが可能である。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11など、複数のRATを経由して通信することを可能にするための複数のトランシーバを含むことが可能である。
WTRU102のプロセッサ118をスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)表示装置もしくは有機発光ダイオード(OLED)表示装置)に結合することが可能であり、WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)表示装置もしくは有機発光ダイオード(OLED)表示装置)からユーザ入力データを受信することが可能である。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することも可能である。加えて、プロセッサ118は、取外し不可能なメモリ106および/または取外し可能なメモリ132など、任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすること、ならびにメモリ内にデータを記憶することが可能である。取外し不可能なメモリ106は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意のその他のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことが可能である。取外し可能なメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことが可能である。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスすること、およびメモリ内にデータを記憶することが可能である。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信することができ、WTRU102内の他の構成要素に対して電力を分配し、かつ/またはWTRU102内の他の構成要素に対する電力を制御するように構成可能である。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであってもよい。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)、など)、太陽電池、燃料電池などを含むことが可能である。
プロセッサ118を、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成可能なGPSチップセット136に結合することも可能である。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信すること、および/または2つ以上の近傍の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その位置を判断することが可能である。WTRU102は、ある実施形態と整合しながら、任意の適切な位置判断方法を用いて位置情報を獲得することが可能である点が理解されよう。
プロセッサ118は、追加の特徴、機能性、および/または有線接続もしくはワイヤレス接続性を提供する、1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/もしくはハードウェアモジュールを含むことが可能なその他の周辺装置138とさらに結合可能である。例えば、周辺装置138は、加速度計、イーコンパス、衛星トランシーバ、(写真用またはビデオ用の)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線装置、デジタルミュージックプレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことが可能である。
図1Cは、ある実施形態による、RAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上で述べたように、RAN104は、UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することが可能である。RAN104は、コアネットワーク106と通信することも可能である。図1Cに示すように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバをそれぞれ含むことが可能なNode−B140a、140b、140cを含むことが可能である。Node−B140a、140b、140cは、RAN104内の特定のセル(図示せず)とそれぞれ関連付けられることが可能である。RAN104は、RNC142a、142bを含むことも可能である。このRAN104は、ある実施形態に整合しながら、任意の数のNode BおよびRNCを含むことが可能である点が理解されよう。
図1Cに示すように、Node−B140a、140bはRNC142aと通信することができる。加えて、Node−B140cは、RNC142bと通信することができる。Node−B140a、140b、140cは、Iubインターフェースを経由して、それぞれのRNC142a、142bと通信することができる。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを経由して、互いと通信することができる。RNC142a、142bのそれぞれは、RNC142a、142bのそれぞれが接続される、それぞれのNode−B140a、140b、140cを制御するように構成可能である。加えて、RNC142a、142bのそれぞれは、アウターループ電力制御、負荷制御、承認制御(admission control)、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化など、他の機能性を実行するか、またはこれらをサポートするように構成可能である。
図1Cに示すコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、モバイルスイッチングセンタ(MSC)146、サービス提供GPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含むことが可能である。上述の要素のそれぞれはコアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれか1つはコアネットワークオペレータ以外のエンティテイによって所有および/または操作可能である点が理解されよう。
RAN104内のRNC142aを、IuCSインターフェースを経由して、コアネットワーク106内のMSC146に接続することが可能である。MSC146をMGW144に接続することが可能である。MSC146およびMGW144は、PSTN108など、回路交換網に対するアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと通常の陸線通信デバイスとの間の通信を円滑にすることができる。
RAN104内のRNC142aを、IuPSインターフェースを経由してコアネットワーク106内のSGSN148と接続することも可能である。SGSN148をGGSN150と接続することが可能である。SGSN148およびGGSN150は、インターネット110など、パケット交換網に対するアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP可能にされたデバイスとの間の通信を円滑にすることができる。
上で述べたように、他のサービスプロバイダによって所有および/または操作される他の有線ネットワークもしくはワイヤレスネットワークを含むことが可能なその他のネットワーク112にコアネットワーク106を接続することも可能である。
以下で、「PCI/CQI」および「CQI」という用語は、文脈に応じて、交換可能に使用される場合があり、「セル」、「HS−DSCHセル」、「周波数」、および「キャリア」という用語は交換可能に使用される。HS−DSCHセルは、サービス提供HS−DSCHセルまたは二次サービス提供HS−DSCHセルであってもよい。「一次サービス提供セル」および「サービス提供HS−DSCHセル」という用語は交換可能に使用される場合があり、「二次サービス提供セル」および「二次サービス提供HS−DSCHセル」という用語は交換可能に使用される。「HS−DPCCH1」、「HS−DPCCH」、および「一次HS−DPCCH」という用語は交換可能に使用される場合がある。「HS−DPCCH2」、「HS−DPCCH」、および「二次HS−DPCCH」という用語は交換可能に使用される場合がある。MC−HSDPAでは、Secondary_Cell_Enabledは、構成された二次サービス提供HS−DSCHセルの数と等しい。「Secondary_Cell_Enabledは3よりも大きい」と記載されているとき、それは8C−HSDPAを意味する場合がある。
下の実施形態は、単一のアップリンクがフィードバックに関して使用され、HARQ−ACKメッセージおよびCQI(または、PCI/CQI)メッセージが異なる存続時間内で独立して符号化および送信される事例を参照して説明される。しかし、これらの実施形態は、デュアルアップリンクまたは複数のアップリンクが使用される事例(例えば、マルチキャリア高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA))にも適用可能である点に留意されたい。これらの実施形態は8C−HSDPAを参照して説明されるが、これらの実施形態は、任意の数のダウンリンクキャリアおよびアップリンクキャリアを有するマルチキャリア動作に適用可能である点にも留意されたい。8C−HSDPAに関してSFが128である2つのHS−DPCCHに関する実施形態は、2つ以上のHS−DPCCHが構成される他の事例にも適用可能な場合がある点にも留意されたい。
HS−DPCCHは、HARQ−ACKメッセージおよびCQI(または、MIMOが構成されている場合、PCI/CQI)メッセージを搬送することが可能である。HS−DPCCHフレーム構造は、WTRUが複数のダウンリンクキャリア動作に関して構成されるとき、従来のHS−DPCCHフレーム構造と同じであってもよい。長さ2ミリ秒(3×2560個のチップ)のそれぞれのHS−DPCCHサブフレームは、それぞれ、長さが2,560個のチップである、3つのスロットを有する。
一実施形態では、新しいHS−DPCCHスロットフォーマットは、拡散係数(SF)64を用いて定義され、8C−HSDPAに関してSFが64である1つのHS−DPCCHを使用することが可能である。SFが64である場合、HS−DPCCHの利用可能なビットの数は(HS−DPCCHが同じ二位相偏移(BPSK)変調を使用すると仮定すると)、SF=128であるHS−DPCCHスロットフォーマットと比較して、サブフレーム当たり2倍である。
表1は、異なるHS−DPCCHスロットフォーマットを示す。スロットフォーマット#2は、64のSFを有するHS−DPCCHスロットフォーマットである。スロットフォーマット#2は、スロット当たり40ビットを搬送し、HS−DPCCHサブフレームで計120ビットが搬送される。スロットフォーマット#2の場合、1つのHS−DPCCHサブフレームは、4つの10ビットHARQ−ACK符号語、および4つの20ビットCQI(または、PCI/CQI)メッセージを搬送することができる。スロットフォーマット#1は、スロットごとに20ビットを搬送し、HS−DPCCHサブフレームで計60ビットが搬送される。スロットフォーマット#1の場合、1つのHS−DPCCHサブフレームは、2つの10ビットHARQ−ACK符号語、および2つの20ビットCQI(または、PCI/CQI)メッセージを搬送することができる。
Figure 2014506437
3つを超える二次サービス提供HS−DSCHセルが構成される(すなわち、Secondary_Cell_Enabled>3である)場合、HS−DPCCHスロットフォーマット#2を使用することが可能である。Secondary_Cell_Enabledが4、5、6、または7であり、いずれのセル内にもMIMOが構成されていない場合、HS−DPCCHスロットフォーマット#1を使用することが可能である。あるいは、3つを超える二次サービス提供HS−DSCHセルを用いて(RRCによって)構成される(すなわち、Secondary_Cell_Enabled>3)ときはいつでも、WTRUはHS−DPCCHスロットフォーマット#1を使用することが可能である。
特殊事例に関するいくつかの例を除いて、セルは対にされて、セルの対に関して、HARQ−ACK状態(すなわち、肯定ACKまたは否定ACK)が結合符号化され(jointly encoded)、それぞれのセルに関して、CQIもしくはPCI/CQIが独立して符号化される。8C−HSDPAの場合、最高で4つまでの結合符号化されたHARQ−ACKメッセージおよび8つのCQI(または、PCI/CQI)メッセージを生成することが可能である。
HARQ−ACKメッセージおよびCQI(または、PCI/CQI)メッセージを別個にグループ化して、HS−DPCCHサブフレーム内の異なる時間区分内に配置することが可能である。図2は、一実施形態による、例示的なフィードバックメッセージフォーマットを示す。HS−DPCCHサブフレームの第1のタイムスロット202を、時間単位で連結された、4つの符号化されたHARQ−ACKメッセージ(すなわち、符号語)を含むHARQ−ACKメッセージに割り当てることができ、符号化されたCQI(または、PCI/CQI)メッセージを搬送するために、HS−DPCCHサブフレーム内の残りの2つのタイムスロット204、206を割り当てることができる。HARQ−ACKメッセージの4つのセット、およびCQI(または、PCI/CQI)メッセージの4つのセットがHS−DPCCHサブフレームによって送信される。HARQ−ACKメッセージおよびCQI(または、PCI/CQI)メッセージは、時間単位で連結される(すなわち、伝送の際に時分割多重化される)。
あるいは、サブフレームのそれぞれ半分は、図3に示すように、2つのHARQ−ACKメッセージおよび2つのCQI(または、PCI/CQI)メッセージを含むことが可能である。あるいは、図4に示すように、HARQ−ACKフィードバックメッセージおよびCQI(または、PCI/CQI)フィードバックメッセージのそれぞれのセットを連続的に配列することが可能である。
図2〜4では、フィードバックメッセージのそれぞれのセットは、HARQ−ACKメッセージおよびCQI(または、PCI/CQI)メッセージを含む。例えば、フィードバックメッセージの第1のセットは、10ビットのA/N1、および20ビットのCQI1(または、PCI/CQI1)を含む。HARQ−ACKメッセージおよびCQI(または、PCI/CQI)メッセージは、同じセットで互いと結びつけられるか、または特定のキャリアに対して結びつけられるとは限らない場合があり、フィードバックメッセージセットの番号付けは、下の実施形態を通して特定のキャリアとの関連付けを示すとは限らない点に留意されたい。
別の実施形態では、最高で8つまでのキャリアに関するアップリンクフィードバックをサポートするために、SFが128である2つの(1つまたは複数の)HS−DPCCH物理チャネル(すなわち、スロットフォーマット#1)を使用することが可能である。シングルキャリアアップリンク動作またはデュアルキャリアアップリンク動作(すなわち、SC−HSUPAまたはDC−HSUPA)がサポートされる場合、2つのHS−DPCCHは同じアップリンクキャリア(例えば、一次アップリンク周波数)内で同じチャネル化符号を使用しても、または異なるチャネル化符号を使用してもよい。したがって、MC−HSDPAで、Secondary_Cell_Enabled<4である場合、それぞれのワイヤレスリンクには1つのHS−DPCCHが存在する可能性があり、そうでない場合、2つのHS−DPCCHが存在する可能性がある。2つのHS−DPCCHが送信される場合、これらのHS−DPCCHは同じタイミングを有することが可能である。図5は、SFが128であるHS−DPCCHに関する、例示的なメッセージレイアウトフォーマットを示し、この場合、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2は、SF=128の同じチャネル化符号または別個のチャネル化符号を使用する物理チャネルである。それぞれのHS−DPCCHは、HARQ−ACKメッセージおよびCQI(または、PCI/CQI)メッセージの2つのセットを搬送することができる。HS−DPCCH1に関しては、A/N1およびA/N2は第1のタイムスロット502において搬送され、PCI/CQI1は第2のタイムスロット504において搬送され、PCI/CQI2は第3のタイムスロット506において搬送される。HS−DPCCH2に関しては、A/N3およびA/N4は第1のタイムスロット502において搬送され、PCI/CQI3は第2のタイムスロット504において搬送され、PCI/CQI4は第3のタイムスロット506において搬送される。デュアル(または、マルチ)キャリアアップリンク動作がサポートされる場合、2つのHS−DPCCHを別個のアップリンクキャリアにおいて搬送することが可能であり、この場合、それぞれのアップリンク周波数上に1つのHS−DPCCHが存在する可能性がある。
SFが64である1つのHS−DPCCH(すなわち、スロットフォーマット#2)が使用される場合、Nmax−dpdch(すなわち、個別物理データチャネルの最大数)が0または1に構成されるとき、HS−DPCCHを直交(Q)ブランチにマッピングすることが可能であり、この場合、表2または表3に示すように、チャネル化符号を割り振ることが可能である。表2および表3は、異なるスロットフォーマット用のHS−DPCCHに関する、例示的なチャネル化符号割り振りを示す。Cch,x,yは、SFがxである直交可変拡散係数(OVSF)符号ツリー内の第y番目のチャネル化符号を意味する。
Figure 2014506437
Figure 2014506437
あるいは、Nmax−dpdchが0または1に構成されているとき、SFが64であるHS−DPCCHを同相(I)ブランチにマッピングすることが可能であり、チャネル化符号をCch,64,8と定義することが可能である。
8C−HSDPAで、SFが128である2つのHS−DPCCH(HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2)が使用される場合、これらの2つのHS−DPCCHを同じI/Qブランチまたは異なるI/Qブランチにマッピングすることが可能である。一実施形態では、表1で定義されたHS−DPCCHスロットフォーマット#1を使用することによって、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2を同じチャネル化符号上のQ/IブランチまたはI/Qブランチにそれぞれマッピングすることが可能である。以下のように、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2を同じチャネル化符号を有するQ/Iブランチにマッピングすること(すなわち、Q/I多重化すること)またはI/Qブランチにマッピングすることが可能である。すなわち、Nmax−dpdch=0であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,16,Cch,128,16)であってもよく、Nmax−dpdch=1であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,16,Cch,128,16)であってもよい。(Cch,128,x,Cch,128,y)は、SF=128のデュアルHS−DPCCH(すなわち、表1のHS−DPCCHスロットフォーマット#1)に関して選択されたチャネル化符号の対を示し、この場合、Cch,128,xは、HS−DPCCH1に関して使用されるチャネル化符号であり、Cch,128,yは、HS−DPCCH2に関して使用されるチャネル化符号である。あるいは、以下のように、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2を同じチャネル化符号を用いて、それぞれ、QブランチならびにIブランチにマッピングすることが可能である。すなわち、Nmax−dpdch=0であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,16,Cch,128,16)であってもよく、Nmax−dpdch=1であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,32,Cch,128,32)であってもよい。
別の実施形態では、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2を異なるチャネル化符号上のQ/IブランチまたはI/Qブランチにマッピングすることが可能である。例えば、Nmax−dpdch=1であるとき、チャネル化符号Cch,128,33(あるいは、Cch,128,32、もしくはCch,128、34、またはCch,128,35)を用いて、HS−DPCCH1をQブランチにマッピングすることが可能であるのに対して、チャネル化符号Cch,128,16を用いて、HS−DPCCH2をIブランチにマッピングすることが可能である。あるいは、Nmax−dpdch=1であるとき、チャネル化符号Cch,128,16を用いて、HS−DPCCH1をIブランチにマッピングすることが可能であるのに対して、チャネル化符号Cch,128,33を用いて、HS−DPCCH2をQブランチにマッピングすることが可能である。
あるいは、以下のように、同じチャネル化符号または異なるチャネル化符号の対を用いて、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2を、それぞれ、QブランチおよびIブランチにマッピングすることが可能である。すなわち、Nmax−dpdch=0であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,16,Cch,128,16)であってもよく、Nmax−dpdch=1であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,35,Cch,128,16)、(Cch,128,34,Cch,128,16)、(Cch,128,33,Cch,128,16)、または(Cch,128,32,Cch,128,16)であってもよい。
あるいは、以下のように、異なるチャネル化符号の対を用いて、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2を、それぞれ、IブランチおよびQブランチにマッピングすることが可能である。すなわち、Nmax−dpdch=0であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,16,Cch,128,16)であってもよく、Nmax−dpdch=1であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,16,Cch,128,33)であってもよい。
さらに別の実施形態では、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2を異なるチャネル化符号上の同じブランチ(例えば、QブランチまたはIブランチ)にマッピングすることが可能である。HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2を両方とも、以下のように、異なるチャネル化符号の対を用いて、Qブランチにマッピングすることが可能である。すなわち、Nmax−dpdch=0であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,22,Cch,128,6)、(Cch,128,23,Cch,128,7)、または(Cch,128,29,Cch,128,13)であってもよく、Nmax−dpdch=1であるとき、チャネル化符号は(Cch,128,19,Cch,128,51)または(Cch,128,20,Cch,128,52)であってもよい。
あるいは、以下のように、異なるチャネル化符号の対を用いて、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2を両方ともIブランチにマッピングすることが可能である。すなわち、Nmax−dpdch=0であるとき、チャネル化符号の対は(Cch,128,24,Cch,128,8)であってもよく、Nmax−dpdch=1であるとき、チャネル化符号の対は(Cch,128,20,Cch,128,4)、(Cch,128,9,Cch,128,25)、(Cch,128,11,Cch,128,26)、または(Cch,128,3,Cch,128,19)であってもよい。
8C−HSDPAでは、構成されたセル(すなわち、キャリア)のうちのいくつかを、ネットワークによって動的にアクティブ化および非アクティブ化すること、またはWTRUによって自動的にアクティブ化および非アクティブ化することが可能である。8C−HSDPAに関して、SF=128のデュアルチャネル化符号が使用される(すなわち、(Cch,128,x,Cch,128,y)が、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2に関してそれぞれ使用されるチャネル化符号である)とき、アクティブ化または非アクティブ化時に4つ以下のセルがアクティブな場合、SF=128の1つのHS−DPCCHを使用することが可能であり、HS−DPCCHに関するチャネル化符号はCch,128,xまたはCch,128,yであってもよい。あるいは、Nmax−dpdch=0であるとき、チャネル化符号は、Cch,128,16であってもよく、Nmax−dpdch=1であるとき、Cch,128,32であってもよい。
アクティブ化または非アクティブ化時に、2つ以下のセルがアクティブであるか、または3つのセルがアクティブであるものの、いずれのセル内にもMIMOが構成されていない場合、SF=256の1つのHS−DPCCHを使用することが可能であり、HS−DPCCHに関するチャネル化符号を表2にあるように割り振ることができる(スロットフォーマット#0)。5つのセル(5C)または6つのセル(6C)がアクティブであり、いずれのセル内にもMIMOが構成されていない場合、SF=128の1つのHS−DPCCHを使用することが可能であり、上で開示された実施形態のうちの1つから、HS−DPCCHに関するチャネル化符号を選択することが可能である。
図6は、一実施形態による、SF=64の1つのHS−DPCCHに対するHARQ−ACKメッセージの例示的な物理チャネルマッピングを示す。HARQ−ACKメッセージ(HARQ−ACK1〜HARQ−ACK4)はチャネル符号化され(602)(すなわち、それぞれのHARQ−ACKメッセージに関して、符号ブックから10ビットの符号語が選択され)、符号語は以下のように連結される(604):
(w…w10…w19…w29…w39)=(ack1 ack1…ack1 ack2 ack2…ack2 ack3 ack3…ack3 ack4 ack4…ack4
連結された符号語は(1つまたは複数の)物理チャネルにマッピングされ(606)、昇順で(または、あるいは降順で)無線で送信される。
図7は、一実施形態による、SF=64の1つのHS−DPCCHに対するCQI(または、PCI/CQI)メッセージの例示的な物理チャネルマッピングを示す。非MIMOのCQIメッセージ(または、MIMOのタイプAもしくはタイプBのPCI/CQIメッセージ)はチャネル符号化され(702)、チャネル符号化されたビットは以下のように連結される(704):
(b…b192021…b3940…b5960…b79)=(cqi1 cqi1…cqi119 cqi2 cqi2…cqi219 cqi3 cqi3…cqi319 cqi4 cqi4…cqi419
連結されたビットは(1つまたは複数の)物理チャネルにマッピングされ(706)、昇順で(または、あるいは降順で)無線で送信される。
図8は、一実施形態による、SF=128の2つのHS−DPCCHに対するHARQ−ACKメッセージの例示的な物理チャネルマッピングを示す。HS−DPCCHは、図5で開示したように、フィードバックメッセージの4つのセットと協働することが可能である。図8は、単に説明を簡単にするために、HARQ−ACK3メッセージおよびHARQ−ACK4メッセージをHS−DPCCH2にマッピングすることを示し、同じ処理をHARQ−ACK1メッセージおよびHARQ−ACK2メッセージに関して実行することが可能である。HARQ−ACKメッセージ(図8のHARQ−ACK3およびHARQ−ACK4)はチャネル符号化され(802)(すなわち、それぞれのHARQ−ACKメッセージに関して、符号ブックから10ビットの符号語が選択され)、符号語は以下のように連結される(804):
(w…w1011…w19)=(ack3 ack3…ack3 ack4 ack4…ack4
連結されたビットは(1つまたは複数の)物理チャネルにマッピングされ(806)、昇順で(または、あるいは降順で)無線で送信される。
図9は、一実施形態による、SF=128の2つのHS−DPCCHに対するCQI(または、PCI/CQI)メッセージの例示的な物理チャネルマッピングを示す。HS−DPCCHは、図5に示したように、フィードバックメッセージの4つのセットと協働することが可能である。図9は、単に説明を簡単にするために、CQI3(または、PCI/CQI3)メッセージおよびCQI4(または、PCI/CQI4)メッセージをHS−DPCCH2にマッピングすることを示し、同じ処理をCQI1(または、PCI/CQI1)メッセージおよびCQI2(または、PCI/CQI2)メッセージに関して実行することが可能である。CQI(または、PCI/CQI)メッセージ(この例では、CQI3(もしくは、PCI/CQI3)およびCQI4(もしくは、PCI/CQI4))はチャネル符号化され(902)、チャネル符号化されたビットは以下のように連結される(904):
(b…b192021…b39)=(cqi3 cqi3…cqi319 cqi4 cqi4…cqi419
連結されたビットは(1つまたは複数の)物理チャネルにマッピングされ(906)、昇順で(または、あるいは降順で)無線で送信される。
フィードバックメッセージ(HARQ−ACKメッセージまたはCQI(もしくは、PCI/CQI)メッセージのいずれか)と対応するダウンリンクHS−DSCHキャリア(または、セル)との間の関連付けに関する実施形態が以下で開示される。
WTRUは、サービス提供HS−DSCHセル、および最高で7つまでの二次サービス提供HS−DSCHセルとのRRCシグナリングにより、ネットワークによって構成される。8つのダウンリンクサービス提供セルを対ごとにグループ化することが可能である。セルのそれぞれの対に関するHARQ−ACK状態(すなわち、ACK状態またはNACK状態)を組み合わせて、HARQ−ACKnによって示されるHARQ−ACKメッセージを形成し、この場合、n=1、2、3、4である。表4は、サービス提供セルに対するHARQ−ACKメッセージの例示的な関連付けを示す。HARQ−ACKメッセージのそれぞれを2つのサービス提供セルの下に配置することができ、これは、これらの2つのセルに関するHARQ−ACKフィードバックを組み合わせて、対応するHARQ−ACKメッセージにすることを表す。
Figure 2014506437
CQI報告の場合、(20,7/10)または(20,5)リードマラー符号化を使用して、CQI(または、PCI/CQI)メッセージを符号化することができる(すなわち、CQIまたはPCI/CQI値は、5ビット、7ビット、または10ビットのCQI(もしくは、PCI/CQI)メッセージにマッピングされ、CQI(または、PCI/CQI)メッセージは(20,7/10)または(20,5)符号化によって20ビットに符号化される)。それぞれのセルに関するCQI(または、PCI/CQI)情報を独立して個々に符号化することが可能である。したがって、セルに関して最高で8つまでのCQI(または、PCI/CQI)メッセージが生成されるが、図2〜5に見られるように、1つのHS−DPCCHサブフレームは最高で4つのCQI(または、PCI/CQI)メッセージをサポートするため、これらのメッセージは1つのHS−DPCCHサブフレーム内にぴったりと入らないことになる。一部の(例えば、4つの)CQI(または、PCI/CQI)メッセージを異なるHS−DPCCHサブフレームで送信することが可能であり、これは、2つ以上のサブフレームの最低CQIフィードバックサイクル(4ミリ秒)をもたらすことになる。表5は、一実施形態による、CQI(または、PCI/CQI)メッセージに対するサービス提供セルの例示的な関連付けを示し、この場合、第2のPCI/CQI報告は、第1のPCI/CQI報告とは異なるサブフレームで送信される。2つの関係するHS−DPCCHサブフレームは、CQIフィードバックサイクルまたはその他のネットワーク設定に応じて、時間単位で連続的であっても、連続的でなくてもよい。
Figure 2014506437
図10は、SF=64の1つのHS−DPCCHに関するキャリア関連付けを示し、この場合、CQI(または、PCI/CQI)報告は、上記の関連付け事例(表4および5)に従って、2つのサブフレームによって送信される。C0はサービス提供HS−DSCHセルを指し、C1は第1の二次サービス提供HS−DSCHセルを指し、C2は第2の二次サービス提供HS−DSCHセルを指す、等々である。C0からC8に関するA/N1からA/N4は、サブフレーム1およびサブフレーム2の第1のタイムスロット1002、1008において送信され、セルC0、C2、C4、およびC6に関する第1のCQI(または、PCI/CQI)報告はサブフレーム1の第2のタイムスロットおよび第3のタイムスロット1004、1006において送信され、セルC1、C3、C5、およびC7に関する第2のCQI(または、PCI/CQI)報告はサブフレーム2の第2のタイムスロットおよび第3のタイムスロット1010、1012において送信される。
図11は、SF=128の2つのHS−DPCCHに関するキャリア関連付けを示し、この場合、CQI(または、PCI/CQI)報告は、上記の関連付け事例(表4および5)に従って、2つのサブフレームによって送信される。C0からC8に関するA/N1からA/N4は、HS−DPCCH1上およびHS−DPCCH2上のサブフレーム1ならびにサブフレーム2の第1のタイムスロット1102、1108において送信され、C0、C2、C4、およびC6に関する第1のCQI(または、PCI/CQI)報告は、HS−DPCCH1上およびHS−DPCCH2上のサブフレーム1の第2のタイムスロットならびに第3のタイムスロット1104、1106において送信され、セルC1、C3、C5、およびC7に関する第2のCQI(または、PCI/CQI)報告は、HS−DPCCH1上およびHS−DPCCH2上のサブフレーム2の第2のタイムスロットならびに第3のタイムスロット1110、1112において送信される。
キャリアのアクティブ化/非アクティブ化時のHARQ−ACKメッセージに対するキャリア関連付けに関する実施形態が以下で開示される。構成されるセルのうちのいくつかをネットワークによって動的にアクティブ化および非アクティブ化することが可能であり、またはすべての8つのキャリアを用いてWTRUを構成しなくてもよい。二次サービス提供セルがアクティブでないとき、そのアクティブでない二次サービス提供セルに関して、送信されることになるHARQ−ACK情報およびCQI(または、PCI/CQI)情報は存在しない。特定のHARQ−ACKメッセージに関連する対の中の二次サービス提供セルが両方とも非アクティブ化される場合、対応する時間間隔にわたっていなかる信号の無線送信も発生しない可能性がある。
SF=64の1つのHS−DPCCHが構成される場合、SF=64では4つのHARQ−ACKメッセージをタイムスロット(例えば、図2に示すタイムスロット202)に割り振ることができるため、それぞれの個々のHARQ−ACKメッセージ(すなわち、図2のA/N1〜A/N4のうちのいずれか1つ)が不連続送信される(DTXされる)ように割り振られる(すなわち、そのスロットの対応するHARQ−ACK区分が送信されない)場合、非フルスロット(non−full−slot)伝送が発生する可能性がある。
一実施形態では、SF=64の1つのHS−DPCCHが構成されるとき、HARQ−ACKスロットに関して非フルスロット伝送を回避するために、キャリアのアクティブ化/非アクティブ化状態に応じて、HARQ−ACKメッセージに対するキャリア関連付けを動的に更新することが可能である。(1つまたは複数の)セルのアクティブ化または非アクティブ化が発生する場合、キャリア(すなわち、サービス提供セル)を異なるHARQ−ACKメッセージにリマッピングすることが可能である。空のHARQ−ACKメッセージスロットが可能な限り利用可能にされ、リマッピングの後で、他のHARQ−ACKメッセージを繰り返して、冗長性を増大させ、伝送信頼性を改善することによって、空のHARQ−ACKメッセージスロットを満たすことができるように、動的なキャリア関連付けを実行することが可能である。
1つのサービス提供セル(または、複数のセル)のアクティブ化または非アクティブ化が発生するときはいつでも、例えば、(例えば、サービス提供HS−DSCHセルが第0番目とラベル付される)昇順または降順のそれらのラベルに従って、残りのアクティブなサービス提供セルを再度順序付けすることが可能である。順序付けられたサービス提供セルは対ごとにグループ化される。アクティブなセルの数が奇数である場合、最後の対は、1つのサービス提供セルだけを含むように割り振られる。セルのそれぞれの対のHARQ−ACK状態を組み合わせて、HARQ−ACKメッセージのうちの1つに割り当てる。
アクティブな二次サービス提供セルの数に応じて、HARQ−ACK情報の反復を実行することが可能である。アクティブなセルの数が1または2である(すなわち、Secondary_Cell_Active=0または1の)場合、HARQ−ACK1を準備して、すべての他の3つのHARQ−ACKメッセージを通して繰り返す。アクティブなセルの数が3または4である(すなわち、Secondary_Cell_Active=2または3の)場合、HARQ−ACK1およびHARQ−ACK2を準備して、HARQ−ACK3内およびHARQ−ACK4内でそれぞれ繰り返すことが可能である。アクティブなセルの数が5または6である(すなわち、Secondary_Cell_Active=4または5の)場合、HARQ−ACK1、HARQ−ACK2、およびHARQ−ACK3を準備して、それらのうちの1つがHARQ−ACK4内で繰り返される。この場合、サービス提供HS−DSCHセルがサポートされる場合、HARQ−ACK1を繰り返すことが可能である。あるいは、時分割多重化(TDM)の形でHARQ−ACK1からHARQ−ACK3を繰り返すことが可能である。あるいは、HARQ−ACK2またはHARQ−ACK3のうちの1つを繰り返すことが可能である。
表6は、一実施形態による、例示的な動的なキャリア関連付けを示す。C0をサービス提供HS−DSCHセルとして示し、C1、…、Cnを、上記の再順序付けおよびリマッピング実施形態のうちの1つに従ってラベル付けした後のアクティブな二次サービス提供HS−DSCHセルとして示す(この場合、n=Secondary_Cell_Active)。例えば、キャリアの非アクティブ化の後で、第1の二次サービス提供セルおよび第4の二次サービス提供セルがアクティブな状態に留まる場合、C1は第1の二次サービス提供セルになり、C2は第4の二次サービス提供セルになる。
Figure 2014506437
表7は、動的なキャリア関連付けの別の例を示す。この例では、サービス提供HS−DSCHセル(C0)に対する信頼性がより強く強調される。あるいは、表6内および表7内のいずれかの行を組み合わせて、キャリア関連付けに関する新しい表を形成することが可能である。
Figure 2014506437
別の実施形態では、構成されたサービス提供セルを2つのグループに分割することが可能であり、そのグループ内で動的なキャリア関連付けを実行することが可能である。例えば、第1のグループ内のサービス提供セルは、HARQ−ACK1およびHARQ−ACK2と関連付けられるか、またはHARQ−ACK1およびHARQ−ACK2にリマッピングされ、第2のグループ内のサービス提供セルは、HARQ−ACK3およびHARQ−ACK4と関連付けられるか、またはHARQ−ACK3およびHARQ−ACK4にリマッピングされる。1つのグループ内のHARQ−ACKメッセージに関連して、アクティブなサービス提供セルが十分存在しないことにより、そのHARQ−ACKメッセージが空である場合、その空のHARQ−ACKメッセージに関して、そのグループ内の他のHARQ−ACKメッセージを繰り返すことが可能である。グループ全体が空である場合、空のグループのHARQ−ACKメッセージ内で他のグループのHARQ−ACKメッセージを繰り返すことが可能である。
表8は、本実施形態による、例示的な動的なキャリア関連付けを示す。C0を一次サービス提供セル(すなわち、サービス提供HS−DSCHセル)として示し、C11、C12、…、C1n(n=1、2、3)をグループ1内のアクティブな二次セル(すなわち、二次HS−DSCHセル)として示し、C21、C22、…、C2m(m=1、2、3、4)をグループ2内のアクティブな二次セルとして示す。表8では、Secondary_Cell_Active1は、グループ1内のアクティブな二次サービス提供セルの数であり、Secondary_Cell_Active2は、グループ2内のアクティブな二次サービス提供セルの数である。
Figure 2014506437
表9は、別の例示的な動的なキャリア関連付けを示す。この例では、より多くのシングルキャリア構成に関してHARQ1およびHARQ2が可能にされる。あるいは、表8内および表9内のいずれかの行を組み合わせて、新しいキャリア関連付け表を形成することができる。
Figure 2014506437
別の実施形態では、リマッピングを可能にしないことによって、キャリア関連付けを半動的にすることが可能である。二次サービス提供セルがアクティブなとき、HARQ−ACKメッセージに対するその関連付けがネットワークによって構成されると、HARQ−ACKメッセージに対するその関連付けは変更されなくてもよい。同じHARQ−ACKメッセージに割り当てられたすべての二次サービス提供セルが非アクティブ化されるとき、対応するHARQ−ACKフィールドは送信するための信号を有さない場合があり、これは非フルスロット伝送をもたらす。他のHARQ−ACKメッセージの伝送を繰り返すことによって、非フルスロット伝送を回避することができる。例えば、アクティブなサービス提供セルが非アクティブ化されているか、または構成されていないために、それらのアクティブなサービス提供セルのうちのいずれかに関連するHARQ−ACKメッセージが存在しない場合、(サービス提供HS−DSCHセルに関連する)HARQ−ACK1を繰り返すことができる。
別の実施形態では、キャリア関連付けを固定することが可能であり、二次サービス提供セルのアクティブ化/非アクティブ化時にリマッピングおよび繰り返しを実行しなくてもよい。HARQ−ACKメッセージによってサポートされるセルが両方とも非アクティブ化されるか、または構成されていない場合、DTX符号語を送信することによって、非フルスロット伝送を回避することが可能である。
128のSFを有する、2つのHS−DPCCHが使用される場合、図5に示すように、HS−DPCCH1上およびHS−DPCCH2上のHS−DPCCHサブフレームの第1のタイムスロット内に2つのHARQ−ACKフィールドが含まれる。いずれかの個々のHARQ−ACKメッセージがDTXされることが可能にされる場合、半スロット伝送が発生する場合がある。SF=128の2つのHS−DPCCHが構成されるとき、HARQ−ACKフィールドに関して非フルスロット伝送を回避するために、それらのHARQ−ACK情報を送信する必要があるときはいつでも、サービス提供HS−DSCHセル、すなわち、第1の二次サービス提供HS−DSCHセル、第2の二次サービス提供HS−DSCHセル、および第3の二次サービス提供HS−DSCHセルに関連するHARQ−ACK情報を常にHS−DPCCH1において送信することが可能であり、第4の二次サービス提供HS−DSCHセル、第5の二次サービス提供HS−DSCHセル、第6の二次サービス提供HS−DSCHセル、および第7の二次サービス提供HS−DSCHセルに関連するHARQ−ACK情報をHS−DPCCH2において送信することが可能であるように(すなわち、2つのHS−DPCCHの間にHARQ−ACKのリマッピングがないように)、いずれかの二次サービス提供HS−DSCHセルのアクティブ化/非アクティブ化時に、チャネルごとのリマッピングおよび/または反復を実行することが可能である(すなわち、それぞれのHS−DPCCH内、すなわち、HS−DPCCH1内またはHS−DPCCH2内でリマッピングおよび/または反復を独立して実行することが可能である)。より詳細には、サービス提供HS−DSCHセルに関連しない他のHS−DPCCH(例えば、図11に示すHS−DPCCH2)である二次HS−DPCCHは、下のアクティブ化/非アクティブ化時のリマッピングおよび反復規則に従うことができる。
二次HS−DPCCH(HS−DPCCH2)内の4つのアクティブなセルの場合、リマッピングも繰り返しも不要である。(それぞれのHARQ−ACKメッセージがセルの対に対応する)2つのHARQ−ACKメッセージは符号化されて、事前定義された順序で(例えば、アクティブなキャリアの数の点で、昇順で、または、あるいは降順で)同じスロット内に連結される。例えば、HARQ−ACK3は、第4の二次サービス提供HS−DSCHセルおよび第5の二次サービス提供HS−DSCHセルの対に関して、その順序で、HARQ応答メッセージを含むことが可能であり、HARQ−ACK4は、第6の二次サービス提供HS−DSCHセルおよび第7の二次サービス提供HS−DSCHセルの対に関して、その順序で、HARQ応答メッセージを含むことが可能である。
二次HS−DPCCH内の3つのアクティブ化されたセルの場合、非アクティブ化された二次サービス提供セルの代わりにDTXメッセージが送信されることを除いて、HARQ−ACKメッセージは、4つのアクティブ化されたセルの場合と同じように送信される。この場合、キャリア関連付けリマッピングを実行しても、または実行しなくてもよく、繰り返しは不要である。
二次HS−DPCCH内の2つのアクティブ化されたセルの場合、上位層によって示される最低指標を有する、二次サービス提供HS−DSCHセルおよび他のアクティブ化された二次サービス提供HS−DSCHセルの対に関するHARQ−ACKメッセージは、その順序で、結合符号化され、繰り返されて、HS−DPCCHサブフレームのHARQ−ACKスロット全体を満たす。
二次HS−DPCCH内の1つのアクティブ化されたセルの場合、そのアクティブなセルに関するHARQ−ACKメッセージは、DTXと結合符号化され、繰り返されて、HS−DPCCHサブフレームのHARQ−ACKスロット全体を満たす。
二次HS−DPCCH内の0個のアクティブ化されたセルの場合、HS−DPCCHサブフレーム内のHARQ−ACKスロット全体をDTXすることが可能であるか、またはDTX符号語(すなわち、D/D)により満たすこと(および、繰り返すこと)が可能である。WTRUが、そのHARQ−ACK情報が同じHS−DPCCHにマッピングされるセルのうちのいずれかに関するHS−SCCHを検出しないものの、そのHARQ−ACK情報が他のHS−DPCCHにマッピングされるセルに関して、少なくとも1つのHS−SCCHが検出される場合、WTRUは、それに関してWTRUがいずれのHS−SCCH伝送も検出しなかったHS−DPCCHのHARQ−ACKフィールド内でDTX符号語を繰り返すことができる。
別の実施形態では、いずれかのサービス提供セルのアクティブ化または非アクティブ化時に、クロスチャネルリマッピングおよびクロスチャネル反復を実行することが可能である(すなわち、2つのHS−DPCCH(HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2)を通してキャリア関連付けリマッピングおよび/またはキャリア関連付け反復を実行することが可能である。アクティブなサービス提供セルの数が1である(すなわち、Secondary_Cell_Active=0)場合、そのサービス提供HS−DSCHセルに関するHARQ−ACK状態情報は、DTXと結合符号化され、繰り返されて、HS−DPCCH1内のHARQ−ACKスロット全体を満たすのに対して、HS−DPCCH2はDTXされる。アクティブなサービス提供セルの数が2である(すなわち、Secondary_Cell_Active=1)場合、そのサービス提供HS−DSCHセルおよびアクティブな二次サービス提供HS−DSCHセルに関するHARQ−ACK状態情報は、結合符号化され、繰り返されて、HS−DPCCH1内のHARQ−ACKスロット全体を満たすのに対して、HS−DPCCH2はDTXされる。アクティブなサービス提供セルの数が3または4である場合(すなわち、Secondary_Cell_Active=2または3)、3つまたは4つのサービス提供セルに関するHARQ−ACK状態情報はリマッピングされて、HARQ−ACK1およびHARQ−ACK2に関して再グループ化され、HS−DPCCH1内のHARQ−ACKスロット全体を満たすのに対して、HS−DPCCH2はDTXされる。アクティブなサービス提供セルが5つ以上である(すなわち、Secondary_Cell_Active>3)場合、(サービス提供HS−DSCHセルを含めて)4つのアクティブなセルに関するHARQ−ACK状態情報を再グループ化し、HARQ−ACK1およびHARQ−ACK2にリマッピングし、HS−DPCCH1内のHARQ−ACKスロット全体を満たすことが可能であり、残りのアクティブな二次サービス提供セルをHARQ−ACK3(および、必要な場合、HARQ−ACK4)にリマッピングし、必要な場合、繰り返して、HS−DPCCH2内のHARQ−ACKスロットを満たすことが可能である。
アクティブなサービス提供セルの数が3から6であり、いずれのセル内にもMIMOが構成されていない特殊事例の場合、3つのセルを1つのグループにグループ化することが可能であり、残りのセルを別のグループにグループ化することが可能である。(最高で3つまでの)それぞれのグループ内のHARQ−ACK状態情報を、MIMOを用いない3Cに関する符号化方式に従って、それぞれ、結合符号化することが可能であり、2つのHARQ−ACK符号語は、128のSFを有する、1つのHS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たすことが可能である。
図12は、MIMOを用いない6Cに関する、SFが128である1つのHS−DPCCHに関する、例示的なメッセージレイアウトを示す。C0からC2に関するA/N1およびC3からC5に関するA/N2は、サブフレーム1およびサブフレーム2の第1のタイムスロット1202、1208においてそれぞれ送信され、セルC0およびC3に関する第1のCQI報告は、サブフレーム1の第2のタイムスロットおよび第3のタイムスロット1204、1206においてそれぞれ送信され、セルC1+C2およびC4+C5に関する第2のCQI報告は、サブフレーム2の第2のタイムスロットおよび第3のタイムスロット1210、1212においてそれぞれ送信される。
アクティブなサービス提供セルの数が3である別の特殊事例の場合、アクティブなセルは1つのグループにグループ化され、3つのセルに関するHARQ−ACK状態情報は、MIMOを用いない3Cに関する符号化方式に従って、結合符号化され、次いで、符号語が繰り返され、SFが128である1つのHS−DPCCHのHARQ−ACKスロット全体を満たす。
図13は、MIMOを用いない3Cに関する、SFが128である1つのHS−DPCCHに関する、例示的なメッセージレイアウトフォーマットを示す。C0からC2に関するA/Nは、サブフレーム1およびサブフレーム2の第1のタイムスロット1302、1308においてそれぞれ繰り返され、C0に関する第1のCQI報告は、サブフレーム1の第2のタイムスロットおよび第3のタイムスロット1304、1306において送信され(繰り返され)、C1およびC2に関する第2のCQI報告は、サブフレーム2の第2のタイムスロットおよび第3のタイムスロット1310、1312において送信される(繰り返される)。
あるいは、SFが128である2つのHS−DPCCHが使用されるとき、リマッピングは可能にされなくてもよいが、繰り返しは可能にされてもよい。二次サービス提供セルがアクティブなとき、HARQ−ACKメッセージに対するその関連付けがネットワークによって構成されると、HARQ−ACKメッセージに対するその関連付けは変更されなくてもよく、同じHARQ−ACKメッセージに割り当てられた二次サービス提供セルが非アクティブ化されるとき、他のHARQ−ACKメッセージからのフィードバック情報を繰り返すことによって、非フルスロット伝送を回避することが可能である。
あるいは、SFが128である2つのHS−DPCCHが使用されるとき、二次サービス提供セルのアクティブ化/非アクティブ化時に、リマッピングおよび繰り返しを実行しなくてもよい。HARQ−ACKメッセージに関連するセルが両方とも非アクティブ化されるか、または構成されていない場合、DTX符号語を送信することによって、非フルスロット伝送を回避することが可能である。
あるいは、HS−DPCCH2内の4つのセルがアクティブ化されるのに対して、HS−DPCCH1内の1つまたは複数の二次サービス提供セルが非アクティブ化される事例では、クロスチャネルのリマッピングは可能にされなくてもよく、HS−DPCCH1内でHARQ−ACKメッセージのリマッピングおよび/または繰り返しを実行することが可能である。
別の実施形態では、SFが128である2つのHS−DPCCHが使用されるとき、リマッピングは可能にしないが、繰り返しを可能にすることによって、キャリア関連付けを半動的にすることが可能である。二次サービス提供セルがアクティブなとき、HARQ−ACKメッセージに対するその関連付けがネットワークによって構成されると、HARQ−ACKメッセージに対するその関連付けは変更されなくてもよい。同じHARQ−ACKメッセージに割り当てられた二次サービス提供セルが非アクティブ化されるとき、他のHARQ−ACKメッセージからのフィードバック情報を繰り返すことによって、非フルスロット伝送を回避することが可能である。例えば、HARQ−ACK2メッセージがアクティブなサービス提供セルのうちのいずれとも関連しない場合、HARQ−ACK1を繰り返すことができる。
別の実施形態では、キャリア関連付けを固定することが可能である(すなわち、SFが128である2つのHS−DPCCHが使用されるとき、二次サービス提供セルのアクティブ化/非アクティブ化時に、リマッピングおよび繰り返しは実行されない)。HARQ−ACKメッセージに関連する両方のセルが非アクティブ化されるか、または構成されていない場合、DTX符号語を送信することによって、非フルスロット伝送を回避することが可能である。
(1つまたは複数の)二次サービス提供セルのアクティブ化および非アクティブ化時のCQI報告制限に関する実施形態が以下で開示される。
(1つもしくは複数の)二次サービス提供セルが非アクティブ化されるとき、(1つもしくは複数の)アクティブでないサービス提供セルに関するCQI(または、PCI/CQI)報告は送信されない場合がある。加えて、WTRUは、ネットワーク構成(例えば、ネットワークによって大きなCQIフィードバックサイクルが構成されること)に続いて、一部のサブフレームでCQI(または、PCI/CQI)を送信しない場合がある。これらの事象のうちのいずれかにおいて、SFが64である1つのHS−DPCCHが構成されるとき、個々のCQIメッセージは半タイムスロット間隔を利用するため、半スロット伝送が発生する可能性がある。SF=64の1つのHS−DPCCHが使用される場合、半スロット伝送を回避するために、以下の実施形態を実施することが可能である。
一実施形態では、CQIを同時に報告するために、CQIメッセージに対応するサービス提供セルの対が同じタイムスロットで報告されることを必要とする場合がある。すなわち、タイムスロットでCQIメッセージのうちの1つだけを送信することが可能にされない場合がある。例えば、図10のC4およびC6は、単独で送信されることを可能にされない場合がある。
二次サービス提供セルのうちのいくつかが非アクティブ化され、結果として、半スロット伝送をもたらす可能性がある場合、同じタイムスロット内の別の半スロット内に配置されたCQIメッセージを繰り返して、フルタイムスロットを満たすことが可能である。あるいは、CQI値の通常の範囲に関して使用されない新しいCQI値であってもよい、新しいCQIのDTX符号語(例えば、MIMOが構成されない場合、もしくはMIMOが構成され、単一のストリーム制限が構成される場合、CQI値=0もしくはCQI値=31、またはMIMOが構成され、単一のストリーム制限が構成されない場合、CQI値=15)を導入して、非アクティブ化されたセルに関するCQIを置換し、半スロット伝送を回避することが可能である。あるいは、非アクティブ化されたセルに関する伝送をDTXすることによって、半スロット伝送を可能にすることができる。あるいは、アクティブなセルの対が1つのスロットを満たすように、アクティブなセルを再グループ化および/またはリマッピングすることが可能である。アクティブなセルが奇数である場合、アクティブなセルのうちの1つを繰り返すこと、またはCQIのDTX符号語と対にすること、またはDTXすることが可能である。
SFが128である2つのHS−DPCCHを用いて構成される間に、二次サービス提供HS−DSCHセルのアクティブ化/非アクティブ化時に、サービス提供セルを、CQI(または、PCI/CQI)報告のために、再グループ化すること、リマッピングすること、および/または繰り返すことが可能である。
一実施形態では、サービス提供HS−DSCHセルが送信される必要がある(すなわち、2つのHS−DPCCH間にCQI情報のリマッピングがない)ときはいつでも、サービス提供HS−DSCHセル、すなわち、第1の二次サービス提供HS−DSCHセル、第2の二次サービス提供HS−DSCHセル、および第3の二次サービス提供HS−DSCHセルに関連するCQI情報を、常に、HS−DPCCH1において送信することが可能であり、第4の二次サービス提供HS−DSCHセル、第5の二次サービス提供HS−DSCHセル、第6の二次サービス提供HS−DSCHセル、および第7の二次サービス提供HS−DSCHセルに関連するCQI情報をHS−DPCCH2において送信することが可能であるように、SFが128である2つのHS−DPCCHが8C−HSDPA内で構成されるとき、CQI報告のためにチャネルごとの反復を使用することが可能である(すなわち、それぞれのHS−DPCCH(HS−DPCCH1またはHS−DPCCH2のいずれか)内でチャネルごとのCQI反復を独立して実行することが可能である)。HS−DPCCHにおいて4つのセルがアクティブな場合、2つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージは、HS−DPCCHの1つのサブフレームで送信され、他の2つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージは、事前定義された順序で、HS−DPCCHの別のサブフレームで送信される。例えば、HS−DPCCH2の場合、第4の二次サービス提供HS−DSCHセル(CQI3、またはPCI/CQI3)および第6の二次サービス提供HS−DSCHセル(CQI4、またはPCI/CQI4)に関する報告は図9に従ってマッピングされ、第5の二次サービス提供HS−DSCHセル(CQI3、またはPCI/CQI3)および第7の二次サービス提供HS−DSCHセル(CQI4、またはPCI/CQI4)に関する報告は図9に従ってマッピングされる。Secondary_Cell_Activeが7未満であるとき、CQIまたはPCI/CQI報告のマッピングは、以下を除いて、Secondary_Cell_Activeが7である場合と同じであってもよい。
HS−DPCCHにおいて3つのセルがアクティブな場合、HS−DPCCH物理チャネルマッピング機能は、入力ビットbをそのサブフレームのCQI(または、PCI/CQI)フィールドの対応するスロット内の物理チャネルに直接的にマッピングすることが可能であるのに対して、CQI(または、PCI/CQI)フィールドの他のスロットは、1つだけのアクティブなセルがマッピングされるサブフレームでDTXされる。
HS−DPCCHにおいて2つのセルがアクティブな場合、一方のセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージがHS−DPCCHの1つのサブフレームで送信され、もう一方のセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージがHS−DPCCHの別のサブフレームで送信されるように、これらのアクティブなセルは、HS−DPCCH内でリマッピングされ、それぞれのCQIまたはPCI/CQIメッセージは繰り返されて、対応するサブフレームのCQIスロット内を満たす。
HS−DPCCHにおいて1つのセルがアクティブな場合、HS−DPCCHサブフレームの2つのスロットにおいて、アクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを繰り返すことが可能である。二次サービス提供HS−DSCHセルのアクティブ化/非アクティブ化時の上記の物理チャネルマッピング規則は、一次HS−DPCCHおよび二次HS−DPCCHの両方に適用される。サービス提供HS−DSCHセルが常にアクティブ化可能なHS−DPCCH1に関連すると仮定すると、HS−DPCCH2内のすべての二次サービス提供HS−DSCHセルが非アクティブ化される特殊事例が存在し、したがって、HS−DPCCH2サブフレームの2つのCQI(または、PCI/CQI)スロットをDTXすることが可能であるか、またはCQI DTX符号語を繰り返すことによって、それらのスロットを満たすことが可能である。
別の実施形態では、SFが128である2つのHS−DPCCHが8C−HSDPA内で構成されるとき、CQI報告のために、クロスチャネルリマッピングおよび/またはクロスチャネル反復を実行することが可能である。アクティブな二次サービス提供セルの数が0に等しい(すなわち、Secondary_Cell_Active=0)とき、サービス提供HS−DSCHセルに関するCQIもしくはPCI/CQIを繰り返して、HS−DPCCH1サブフレーム内の2スロットCQIまたはPCI/CQIフィールドを満たすことが可能であるのに対して、HS−DPCCH2をDTXすることが可能である。
アクティブな二次サービス提供セルの数が1に等しい(すなわち、Secondary_Cell_Active=1)場合、それぞれのアクティブなセルに関するCQIもしくはPCI/CQIを繰り返して、HS−DPCCH1サブフレーム内の2スロットCQIまたはPCI/CQIフィールドを満たすことが可能であるのに対して、HS−DPCCH2をDTXすることが可能である。アクティブ化/非アクティブ化の前に、アクティブ化された二次サービス提供HS−DSCHセルがHS−DPCCH2と関連付けられる場合、HS−DPCCH2がDTXされるとき、アクティブな二次サービス提供HS−DSCHセルに関するCQIもしくはPCI/CQIをHS−DPCCH1の2つのスロットにリマッピングすることが可能である。
アクティブな二次サービス提供セルの数が2または3に等しい(すなわち、Secondary_Cell_Active=2または3)場合、アクティブなセルに関するCQIもしくはPCI/CQIを2つのHS−DPCCH1サブフレームの第1のCQIまたはPCI/CQI報告および第2のCQIまたはPCI/CQI報告の4つのスロットにリマッピングすることが可能であるのに対して、HS−DPCCH2をDTXすることが可能である。第1のCQIまたはPCI/CQI報告は、第1のHS−DPCCHサブフレームにマッピングされた4つのCQIまたはPCI/CQIメッセージであり、第2のCQIまたはPCI/CQI報告は、後続のHS−DPCCHサブフレームにマッピングされた別の4つのCQIまたはPCI/CQIメッセージである。図11では、C0、C2、C4、およびC6は、第1のCQIまたはPCI/CQI報告を含み、C1、C3、C5、およびC7は、第2のCQIまたはPCI/CQI報告を含む。
Secondary_Cell_Active=2の場合、CQIまたはPCI/CQI報告に関する2つのHS−DPCCH1サブフレームの4つのスロットのうちの1つをDTXすること、またはCQIのDTX符号語によって満たすことが可能である。
Secondary_Cell_Active>3の場合、(サービス提供HS−DSCHセルを含む)4つのアクティブなセルをHS−DPCCH1において搬送された第1のCQIまたはPCI/CQI報告および第2のCQIまたはPCI/CQI報告にリマッピングすることが可能であり、アクティブな二次サービス提供HS−DSCHセルの数に応じて、残りのアクティブな二次サービス提供HS−DSCHセルをHS−DPCCH2において搬送された第1のCQI報告もしくはPCI/CQI報告および/または第2のCQI報告もしくはPCI/CQI報告にリマッピングすることが可能である。Secondary_Cell_Active=4または5の場合、HS−DPCCH2にリマッピングされたそれぞれのアクティブな二次サービス提供HS−DSCHセルに関するCQIもしくはPCI/CQIを繰り返して、HS−DPCCH2内の2スロットCQIまたはPCI/CQIフィールドを満たすことが可能である。Secondary_Cell_Active=6の場合、それぞれのアクティブなセルに関するCQIもしくはPCI/CQIをHS−DPCCH1またはHS−DPCCH2の1つのスロット内に満たすことが可能であり、非アクティブ化されたセルに関するCQIもしくはPCI/CQIをDTXすること、またはCQIのDTX符号語によってHS−DPCCH2内の1スロットCQIまたはPCI/CQIフィールド内に示すことが可能である。
あるいは、MIMOを用いずに、3〜6つのアクティブなセルが構成される場合、これらのセルを、図12に示すように、SFが128である1つのHS−DPCCHにリマッピングすることが可能である。MIMOを用いずに、3つのセルが構成される場合、これらの3つのセルを1つのグループにリマッピングすることが可能である。3Cに関するHARQ−ACK情報を繰り返して、HARQ−ACKスロットのすべてを満たすことが可能であり、図13に示すように、CQIを繰り返して、HS−DPCCHの2スロットCQIフィールドを満たすことが可能である(すなわち、サービス提供HS−DSCHセルに関するCQIは第1のCQI報告内で符号化され、繰り返され、2つの二次セルに関するCQIは、第2のCQI報告内で結合符号化されて、繰り返される)。
あるいは、2つのHS−DPCCHを通してアクティブなセルのリマッピングは可能にされてなくてもよいが、HS−DPCCH1またはHS−DPCCH2のいずれかに関連するアクティブなセルの数が2以下であるとき、それぞれのアクティブなセルに関するCQIまたはPCI/CQIを繰り返して、HS−DPCCH1サブフレームまたはHS−DPCCH2サブフレームのいずれかの2スロットCQIフィールドを満たすことが可能である。そのHS−DPCCHに関連するアクティブなセルの数が2を超えるとき、CQIフィールドをDTXすることが可能であるか、またはCQIのDTX符号語を非アクティブ化されたセルに対応するCQIスロット内に満たすことが可能である。
あるいは、2つのHS−DPCCHを通してアクティブなセルのリマッピングは可能にされなくてもよく、非アクティブ化された二次セルCQIまたはPCI/CQIをDTXすることが可能であるか、またはHS−DPCCH1もしくはHS−DPCCH2のいずれかの対応するCQIスロットまたはPCI/CQIスロット内のCQIのDTX符号語によって置換することが可能である。
あるいは、HS−DPCCH1内の1つまたは複数の二次サービス提供セルが非アクティブ化される間に、HS−DPCCH2内の4つのセルがアクティブ化される場合、2つのHS−DPCCHに関してクロスチャネルリマッピングは可能にされなくてもよい。
別の実施形態では、リマッピングは可能にしないが、HS−DPCCH1またはHS−DPCCH2のいずれかに関連するアクティブなセルの数が2以下であるとき、それぞれのアクティブなセルに関するCQIまたはPCI/CQIを繰り返して、HS−DPCCH1サブフレーム内またはHS−DPCCH2サブフレーム内の2スロットCQIフィールドを満たすことを可能にすることによって、キャリア関連付けを半動的にすることが可能である。HS−DPCCHに関連するアクティブなセルの数が2を超えるとき、非アクティブ化されたセルに関するCQIスロットをDTXすることが可能であるか、またはCQIのDTX符号語を満たすことが可能である。
別の実施形態では、キャリア関連付けを固定することが可能であり(すなわち、2つのHS−DPCCHを通してアクティブなセルのリマッピングは可能にされない)、非アクティブ化された二次セルに関するCQIもしくはPCI/CQIは送信(すなわち、DTX)されなくてもよいか、またはHS−DPCCH1もしくはHS−DPCCH2のいずれかの対応するCQIスロットまたはPCI/CQIスロット内のCQIのDTX符号語と置換されなくてもよい。
表10および11は、異なる数のダウンリンクキャリアが構成されるときの、HARQ−ACKフィールドまたはPCI/CQIフィールドのいずれかに関する例示的なキャリア関連付けを示す。これらの表では、C0は、一次サービス提供セルに関するHARQ−ACKフィールドまたはPCI/CQIフィールドのいずれかを示し、C11、C12、…、C1n(n=1、2、3)は、第1のHS−DPCCH(HS−DPCCH1)において搬送された二次セルに関するHARQ−ACKフィールドまたはPCI/CQIフィールドのいずれかを示し、C21、C22、…、C2m(m=1、2、3、4)は、第2のHS−DPCCH(HS−DPCCH2)において搬送された二次セルを示す。
Figure 2014506437
Figure 2014506437
図14および15を参照して、アクティブ化/非アクティブ化時のキャリア関連付けの例示的な実装形態が記述される。図14は、SF=128の2つのHS−DPCCHに関するアクティブ化/非アクティブ化時の、例示的なチャネルごとのキャリア関連付けを示す。図15は、SF=128の2つのHS−DPCCHに関するアクティブ化/非アクティブ化時の、例示的なクロスチャネルキャリア関連付けを示す。これらの例では、アクティブ化/非アクティブ化時に、C0、C1、C4、およびC5として示される4つのセルがアクティブ化される(すなわち、Secondary_Cell_Active=3)。
図14に示すように、HARQ−ACKフィールドおよびCQIフィールドの両方に関してチャネルごとのキャリア関連付けを適用するとき、HS−DPCCH1内およびHS−DPCCH2内でリマッピングおよび反復が独立して実行される。図15に示すように、HARQ−ACKフィールドおよびCQIフィールドの両方に関して、クロスチャネルキャリア関連付けを適用するとき、4つのサービス提供セル(C0、C1、C4、C5)に関するHARQ−ACK情報は、HARQ−ACK1およびHARQ−ACK2に再グループ化/リマッピングされ、HS−DPCCH1内のHARQ−ACKスロット1502、1508を満たす。加えて、4つのアクティブなセル(C0、C1、C4、C5)に関するCQIまたはPCI/CQIは、2つのHS−DPCCH1サブフレームの第1のCQIまたはPCI/CQI報告および第2のCQIまたはPCI/CQI報告の4つのスロット1504、1506、1510、1512にリマッピングされるのに対して、二次HS−DPCCHはDTXされる。
チャネルごとのキャリア関連付けと比較して、8C−HSDPAで、SF=128の2つのHS−DPCCHに関するアクティブ化/非アクティブ化時に、HS−DPCCH2をDTXして、電力を節約することが可能であるため、クロスチャネルキャリア関連付けは立法メートル(CM)値を低減させることができる。
それらのグループのいずれにも4つを超えるキャリアが属さないという制約を伴って、すべてのアクティブなキャリアを2つのグループに分割し、次いで、先に記述されたHARQ−ACKキャリア関連付け実施形態およびCQIキャリア関連付け実施形態のうちの1つもしくはそれらの任意の組合せによって、それぞれのグループの全キャリアをHS−DPCCH1またはHS−DPCCH2にマッピングすることによって、キャリアのアクティブ化/非アクティブ化時または構成時のキャリア関連付けを定義することが可能である。
例えば、4つのアクティブなキャリアの場合、図14に示すように、2つのキャリアをHS−DPCCH1と関連付けることが可能であり、他の2つのキャリアをHS−DPCCH2と関連付けることが可能である。あるいは、図15に示すように、4つのキャリアをHS−DPCCH1と関連付けることが可能であり、0個のキャリアをHS−DPCCH2と関連付けることが可能である(すなわち、HS−DPCCH2をDTXすることが可能である)。あるいは、3つのキャリアをHS−DPCCH1と関連付けることが可能であり、1つのキャリアをHS−DPCCH2と関連付けることが可能である。あるいは、1つのキャリアをHS−DPCCH1と関連付けることが可能であり、3つのキャリアをHS−DPCCH2と関連付けることが可能である。
別の例に関して、6つのアクティブなキャリアの場合、3つのキャリアをHS−DPCCH1と関連付けることが可能であり、他の3つのキャリアをHS−DPCCH2と関連付けることが可能である。あるいは、4つのキャリアをHS−DPCCH1と関連付けることが可能であり、2つのキャリアをHS−DPCCH2と関連付けることが可能である。あるいは、2つのキャリアをHS−DPCCH1と関連付けることが可能であり、4つのキャリアをHS−DPCCH2と関連付けることが可能である。
MIMOを用いない6C/5C構成の特殊事例に関する実施形態が以下で開示される。いずれのセル内にもMIMOが構成されず、6つまたは5つのサービス提供セルが構成されるとき、アップリンクフィードバックによってサポートされるトランスポートブロックはかなり削減される。MIMOを用いない6C/5Cの場合、図5に示すような、フレームフォーマットを用いた、SF=128の1つのHS−DPCCH(HS−DPCCH1だけ)を使用することが可能である。SF=128の1つのHS−DPCCHは、HARQ−ACKメッセージおよびCQIメッセージの2つのセットを搬送することができる。表1に指定されるようなスロットフォーマット1、および表2に指定されるような対応するチャネル化符号を6Cに関するHS−DPCCHフレームフォーマットに適用することが可能である。
HARQ−ACK符号化の場合、構成されたサービス提供セルを2つのグループに分割することができる。それぞれのグループは3つのセルを含む(5C構成の場合、第2のグループは2つのセルを含むことが可能である)。例えば、一次サービス提供セル、ならびに第1のサービス提供セルおよび第2のサービス提供セルはグループ1内に配置されてもよく、第3のセルから第5のセルはグループ2内に配置されてもよい。
表12に示すように、グループ内のすべてのセルからのACK/NACKフィードバックを結合符号化することが可能であり、この場合、A、N、またはDは、ACK、NACK、およびDTXをそれぞれ表す。5C構成の場合、ダミーセルは第2のグループ内にあり、最後のセルに関する位置に対応するDTX状態を有すると仮定する。符号化の結果として、2つのHARQ−ACK符号語が生成される。
Figure 2014506437
表12では、D/D/D状態はHS−DPCCHにおいて伝送がないことによって暗に示されるため、D/D/D状態は含まれない。6C/5C構成の場合、グループ内のすべてのサービス提供セルがDTX状態を有するとき、半スロット伝送が発生する可能性がある。
半スロット伝送を回避するために、上記の表にDTX符号語を導入することができる。表13内の符号語のうちの1つをDTX符号語として使用することができる。これらの選択肢のうちのいずれかは表12内で指定された符号ブック内の他の符号語に対して3の最小距離を提示し、主要な符号語(A/A/A、A/A/N、A/N/A、N/A/A)に対して4の最小距離を提示することになる。
Figure 2014506437
あるいは、主要な符号語(A/A/A、A/A/N、A/N/A、N/A/A)に対して最小距離>4を提示することになるDTX符号語を表14から選択することが可能であり、選択されたDTX符号語に対して2の距離を有する符号語の数は削減される。
Figure 2014506437
あるいは、符号ブック内の他の符号語に対して3の最小距離を提供することになるDTX符号語を表15から選択することができる。
Figure 2014506437
あるいは、表12内のPRE符号またはPOST符号語をDTX符号語として使用することができる。
6C/5Cの場合、二次サービス提供セルのうちのいくつかが非アクティブ化されるとき、それらのアクティブでないセルに関連するHARQ−ACK情報を報告する必要はない。HARQ−ACKメッセージに対するキャリア関連付けをリマッピングして、HS−DPCCHの伝送信頼性または電力効率を改善することが可能である。
グループ内のすべてのサービス提供セルが非アクティブ化される場合、半スロット伝送が発生する可能性がある。半スロット伝送を回避するために、セルのアクティブ化/非アクティブ化が発生すると、サービス提供セルをリマッピングおよび再グループ化することが可能である。グループ内のACK/NACK情報は、次いで、結合符号化される。アクティブなセルが不十分であることから、1つのHARQ−ACKメッセージが空のままで残されている場合、HARQ−ACKスロットで他のHARQ−ACKメッセージを繰り返すことができる。
サービス提供HS−DSCHセルをC0として示し、すべてのアクティブな二次サービス提供セルをC1、C2、…、Cnとして示す(n=Secondary_Cell_Active)。表16および17は、6C/5C事例の例示的なキャリア関連付けを示す。表16および17の行を、任意の構成で組み合わせて、新しいキャリア関連付け表を形成することができる。
Figure 2014506437
Figure 2014506437
あるいは、構成された二次サービス提供セルに関するキャリア関連付けは同じ状態に留まってもよい(すなわち、セルのアクティブ化/非アクティブ化が発生するとき、リマッピングが実行されない)が、第2のグループ内のすべてのサービス提供セルが非アクティブ化されるとき、HARQ−ACK2内でHARQ−ACK1を繰り返すことができる。
HS−DPCCHに関する、SF=128のスロットフォーマット1の場合、図11に示されるように、サブフレーム内に2つのCQIメッセージが利用可能である。6C/5Cの事例のCQI報告では、CQIを対にし、かつ/または結合符号化し、次いで、異なるサブフレームにおいて時分割多重化(TDM)様式で送信することが可能である。最低CQIフィードバックサイクルを4ミリ秒に等しくすることができる。あるいは、それぞれのサービス提供セルに関するCQIを独立して符号化し、TDM様式で送信することが可能であり、これは結果として、より長いCQIフィードバックサイクルをもたらすことになる。
あるいは、キャリアのそれぞれの対に関して単一のPCI/CQIメッセージを送信することによって、送信される必要があるPCI/CQIメッセージの数を削減することが可能である。これは、PCI/CQIメッセージの数を半分に削減する効果を有する。それぞれの対に関する単一のメッセージは、対にされたキャリアに関する平均PCI/CQI値、もしくは1つのPCI/CQI値および2つのPCI/CQI値の間の差のデルタ値、または結合符号化された値を含むことが可能である。
6C/5C事例に関する二次サービス提供セルをL1シグナリング(すなわち、高速共有制御チャネル(HS−SCCH)命令)を介して動的にアクティブ化または非アクティブ化することが可能である。1つのHS−SCCH命令によって、複数の二次サービス提供セルを同時にアクティブ化および非アクティブ化することが可能である。表18は、6C/5C事例に関する、例示的なアクティブ化状態および非アクティブ化状態を示す。表19は、表18のアクティブ化状態および非アクティブ化状態にマッピングされたHS−SCCH命令に関する例示的なビット割当てを示す。表18および19はある例として提供され、他の形態のビット割当ても可能である点に留意されたい。
Figure 2014506437
Figure 2014506437
Figure 2014506437
Figure 2014506437
もう1つの特殊事例は、いずれのセル内にもMIMOが構成されてない、8つまたは7つのキャリア構成(8C/7C事例)である。いずれのセル内にもMIMOが構成されていない、8C−HSDPAの特殊事例の場合、サポートされることになるトランスポートブロックの総数は8である。図16は、8C−HSDPA 8C/7C特殊事例に関する、SF=128の例示的なHS−DPCCHフレームフォーマットを示す。4つのキャリアに関するACK/NACKメッセージを結合符号化することが可能である。4つのセル(または、4つのセルおよび3つのセル)に関するHARQ−1およびHARQ−2は、それぞれ、第1のタイムスロット1602において送信され、CQI報告は第2のタイムスロットおよび第3のタイムスロット1604、1606において送信される。MIMOを用いない8C/7Cに関するHARQ−ACKフィードバックに関する符号ブックは、PRE符号語およびPOST符号語を除いて、結合符号化された4つのサービス提供セルに関する80(3−1=80)個の複合HARQ−ACK状態に対応する必要がある。4つのセルの複合ACK/NACK状態は表20に列挙される。
Figure 2014506437
符号語の数を削減するために、表20内の一部の状態を合併することが可能である。一実施形態では、WTRUがサービス提供セルからの伝送状態について知らされ、ACK/NACK状態のうちのいくつかは決して発生しないことになるように、ダウンリンク制御シグナリング手順を修正することが可能である。これは、HS−DPSCHのトランスポートブロックサイズを報告する2つのキャリアをダウンリンク物理チャネル内で対にすることによって達成可能である。
両方のサービス提供セルがサブフレームで8C/7C特殊モードを用いて構成されたWTRUにデータを送信しているとき、2つのデータストリームに関する(トランスポートブロックサイズ、変調パラメータなど)ダウンリンク制御情報をWTRUに報告することができる制御シグナリングに関してタイプ3HS−SCCHを使用することが可能である。制御情報の2つのセットをそれら2つのセルからのダウンリンク伝送と関連付けることが可能である。したがって、1つのHS−SCCHだけをそれらのキャリアのいずれかにおいて送信することが可能である。あるいは、HS−SCCHを両方のキャリアにおいて送信して、受信の信頼性を改善することができる。サブフレーム内のセルの対のうち1つのセルがデータをWTRUに送信しているとき、HS−PDSCHを送信しているキャリアにおいてタイプ1HS−SCCHを送信することが可能である。したがって、タイプ1HS−SCCHがサブフレームでWTRUにおいて受信された場合、それはその対の中の他のサービス提供セルがDTXされることを暗に示す。このHS−SCCH構成の場合、表21に示すように、2つのセルに関するACK/NACK状態を削減することが可能である。
Figure 2014506437
表22は、統合を適用した後の8C/7C特殊事例に関する例示的な符号ブックを示す。
Figure 2014506437
1つのサービス提供セル内でMIMOが構成されている7C、2つのサービス提供セル内でMIMOが構成されている6C、または3つのサービス提供セル内でMIMOが構成されている5Cなど、他の事例に上記の実施形態を拡張することが可能であり、この場合、MIMOモードで構成されたサービス提供セルをHS−SCCH伝送の際に対にする必要はない。
この実施形態を先に記述された6C/5C特殊事例に適用することも可能であり、この場合、構成されていないサービス提供セルに関するACK/NACK状態はDTXによって示される。
別の実施形態では、符号ブック削減は、制限されたダウンリンク伝送の概念を導入することによって達成可能である。例えば、構成されたサービス提供セルを対にすることが可能であり、データ伝送に関して両方のサービス提供セルがスケジュールされている場合、サブフレームにおいてHS−PDSCH伝送を可能にすることができる。次いで、表22に指定されるACK/NACK符号化を適用することが可能である。
別の実施形態では、表23に示すように、対にされたサービス提供セルに関して、グループ化されたDTX報告を導入することが可能である。次いで、表22に指定されたようなACK/NACK符号化を適用することが可能である。
Figure 2014506437
グループ化された報告のために、MIMOストリームまたはMIMOキャリアを束にすることによって、8C−HSDPAに関するフィードバック情報の量を削減することができる。一次ストリームおよび二次ストリームに関してACK/NACK報告をグループ化することによって、MIMOが構成された概括的な事例に関するACK/NACKフィードバックを簡素化することができる。表24は、例示的なACK/NACKグループ化を示す。この方式の場合、8Cの概括的な事例に関しても、表22内の符号ブックを同様に使用することが可能である。
Figure 2014506437
あるいは、または加えて、グループ化されたHARQ−ACK報告のために、サービス提供セルを対にすることができる。例えば、第3のサービス提供セルおよび第7のサービス提供セルを対にすることが可能であり、一次ストリームまたは二次ストリームのいずれかに関して、2つのセルに関するHARQ−ACK状態を表24にあるようにグループ化することが可能である。この実施形態の場合、8Cの概括的な事例に関して、SF=128のスロットフォーマットを使用することが可能である。
CQIまたはPCI/CQIをより長いフィードバックサイクルを用いてTDM様式でネットワークに報告することが可能である。あるいは、例えば、2つのCQIを平均化すること、最悪のチャネルもしくはキャリアに対応する最悪CQIを選択すること、または、最善のチャネルもしくはキャリアに対応する最善のCQIを選択することによって、サービス提供セルの対のCQI(CQI/PCI)を組み合わせて、1つのセットのフィードバックにすることが可能である。
あるいは、1つまたは複数の他のセルに関して報告されたフィードバックの基礎として、1つのセルに関して報告されたフィードバックを使用することが可能である。WTRUは、N個の(1つまたは複数の)基本CQI、およびデルタ(すなわち、差分)(1つまたは複数の)CQIの最高でN個までの対応するセットをネットワークに報告することができる。基本CQIは、(すなわち、最善のチャネル/キャリアに対応する)中間CQIであってもよく、平均CQIであってもよく、最善CQIであってもよく、またはすべてのCQIのうちの最悪のCQIであってもよく、デルタ(すなわち、差分)CQIは、その基本CQIに関する差異として定義される。基本CQIは、1つの周波数帯域内のすべてのキャリアの平均CQIまたは最善のCQIであってもよく、デルタCQIは、基本CQIに関する周波数帯域内のそれぞれのキャリアのオフセットCQIであってもよい。基本CQIは、特定のセルの実際のCQIであってもよい。
Nは、事前定義されてもよく、または周波数帯域内で構成されたキャリアの数、もしくはMIMO構成、キャリアのアクティブ化/非アクティブ化状態、またはフィードバックCQIペイロードに影響を及ぼすその他の要因など、キャリア構成に応じて、上位層によって信号送信されてもよい、1以上の整数値である。例えば、2つの周波数帯域を通じてすべてのキャリアが構成される場合、すべての構成されたキャリアが横断している帯域の総数としてNを選択することが可能である(すなわち、この例ではN=2)。
デルタCQIの数は、基本CQIと対にされた、構成されたキャリアの数、または基本CQIと対にされた、アクティブ化されたキャリアの数に依存する場合がある。基本CQIおよびデルタCQIを対にすることは、事前定義されてもよく、または事前決定された規則に基づいて上位層によって信号送信されてもよい。
基本CQIおよびデルタCQIを周波数分割多重化(FDM)様式で報告することが可能である。あるいは、基本CQIおよびデルタCQIをTDM様式で報告することが可能である(すなわち、1つの基本CQIが伝送時間間隔(TTI)k内で報告され、基本CQIに関するデルタCQIが後続のTTI内で報告される。あるいは、基本CQIおよびデルタCQIをFDM様式およびTDM様式の混合の形で報告することが可能である。
8C−HSDPAのHS−DPCCH電力オフセット設定に関する実施形態が以下で記述される。
8C−HSDPAでは、WTRUにおいて構成されたまたはアクティブ化されたキャリアの数に基づいて、異なるHS−DPCCHスロットフォーマットを使用することが可能である。HARQ−ACK電力オフセットは、MIMOを構成したキャリアの数に依存する場合がある。Pe_strとして示される、ストリーム単位ベースで、もしくはPe_cwとして示される、符号語単位ベースで、またはPr_RLCとして示される、RLC再伝送確率でHARQ−ACK電力オフセットを判断するための測定基準として、特定の誤警報目標に対する検出誤差および誤検出の確率(例えば、1%または10%)を使用することが可能である。HARQ−ACKに関する電力オフセットを設計するときのPe_str、Pe_cw、およびPr_RLCに関する性能目標は、それぞれ、1%、1%、および0.01%であってもよい。アクティブ化されたキャリアの数、およびMIMOを構成したキャリアの数など、異なる構成を考慮すると、符号ブックに関する性能目標を維持するために必要とされる最大電力オフセットは、シミュレーションによって取得可能であり、Secondary_Cell_Activeが3より大きい(すなわち、8C−HSDPAに関する)ときのHARQ−ACKフィールド(すなわち、HARQ−ACKを搬送するHS−DPCCHスロット)に関する様々な電力オフセット設定方式が下で開示される。
64の拡散係数が使用される概括的な事例の場合、HARQ−ACK電力オフセット設定は表25にあるように定義可能である。概して、より低い拡散係数を使用することによる拡散利得損失を補完するために、SF=64のほとんどすべての事例に関して、より高い電力オフセットが仮定される。下の表では、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIに関する値は上位層によって設定されて、定量化された振幅比AhSに変換される。
Figure 2014506437
あるいは、最大電力を必要とする最悪の事例を含めて、すべての考えられる事例に関してHARQ−ACK性能を保証するために、SF=64のSecondary_Cell_Active>3のときの、すべての事例に関するHARQ−ACK電力オフセット設定は表26にあるように定義可能である。
Figure 2014506437
SF=128が使用されるとき、MIMOを用いない6C/5Cの特殊事例の場合、干渉レベルを低減することができるように、HARQ−ACK電力オフセットをあまり控え目でなく設定することが可能である。SF=64が使用される概括的な事例の場合の対応する構成と比較して、電力オフセットを1だけ削減することができる。例えば、MIMOを用いず、Secondary_Cell_Active=4または5、かつSF=128が使用されるときのHARQ−ACK電力オフセット設定は、表27にあるように定義可能である。別の例の場合、MIMOを用いず、Secondary_Cell_Active=4または5、かつSF=128が使用されるときのHARQ−ACK電力オフセット設定は、表28にあるように定義可能である。
Figure 2014506437
Figure 2014506437
あるいは、MIMOを用いない(SF=128)6C/5C、およびMIMOを用いた(SF=64)6C/5Cの特殊事例を同様に扱うことが可能であり、MIMOを用いない(SF=128)、6C/5Cに関するHARQ−ACK電力オフセット設定は表25または26にあるように定義可能である。
概括的な事例および特殊事例の両方に関する、表25から表28で提案された電力オフセットを様々な形態で組み合わされた表の形で一緒に指定することが可能である点に留意されたい。
同様に、SF=128が使用されるときの、MIMOを用いない、8C/7C構成の特殊事例の場合、SF=64が使用される概括的な事例の場合の対応する構成と比較して、電力オフセットを1だけ削減することができる。あるいは、表22における、4つのサービス提供セルに関する結合符号ブックの性能を明らかにするために、表27および28とは異なるHARQ電力オフセット設定を定義することが可能である。
8C−HSDPAでは、WTRUで構成された/アクティブ化されたキャリアの数に基づいて、異なるHS−DPCCHチャネルフォーマットが使用される。CQI電力オフセットは、MIMOを構成したキャリアの数に依存する場合がある。HS−DPCCHのCQI伝送が、4ミリ秒の最低フィードバックサイクル、および異なる処理利得を有する8C−HSDPA内でキャリアごとベースである(すなわち、MIMOを用いない、6C/5C構成または8C/7C構成の特殊事例に関してSF=128が使用され、8C−HSDPA内の残りの構成に関してSF=64が使用される)事例では、CQIを伝送しているHS−DPCCHスロットに関するHS−DPCCH電力設定は、以下のように説明される。
8C−HSDPAで、SF=64が使用されるとき、Secondary_Cell_Active>3の場合、CQI電力オフセット設定は、表29にあるように定義可能である。
Figure 2014506437
あるいは、SF=64を起因とする処理利得の損失を控え目に補完するために、CQI電力オフセット設定は、表30にあるように定義可能である。
Figure 2014506437
SF=128が使用されるときの、MIMOを用いない6C/5Cの特殊事例の場合、6C/5Cに関するCQIのレイアウトに応じて、WTRUは、スロット内の単一のセルに関するCQI報告を送信することが可能であるか、またはセルのこの対が別の単一のセルと共にサブフレーム内にレイアウトされている場合、WTRUは、セルの対に関する複合CQI報告をサブフレーム内またはスロットで送信することが可能である。
例えば、5Cの場合、サービス提供HS−DSCHセル、ならびに第1の二次サービス提供HS−DSCHセルおよび第2の二次サービス提供HS−DSCHセルに関するCQIを1つのサブフレームで報告することが可能である(例えば、これらの3つのセルのうちの2つを結合符号化することが可能であり、これらの2つのセルに関する複合CQI報告はサブフレームの1つのスロット内に入れられ、第3の単一のセルに関するCQIはサブフレームの別のスロット内に入れられる)。第3の二次サービス提供HS−DSCHセルおよび第4の二次サービス提供HS−DSCHセルを結合符号化することが可能であり、これらの2つのセルに関する複合CQI報告を別のサブフレーム(例えば、4ミリ秒の最小CQIフィードバックサイクルが必要とされる場合は、次のサブフレーム)内に入れることが可能である。
別の例の場合、6Cの場合、CQIの2つのセットをそれぞれ2つの連続的なサブフレームに割り振り、4ミリ秒の最小フィードバックサイクルを維持することができる。CQIのそれぞれのセットは3つのセルに対応することが可能である。1つのサブフレームで、3つのセルのうち2つが結合符号化可能であり、複合CQI報告がそのサブフレームの1つのスロット内に割り振られ、第3のセルがそのサブフレームの別のスロット内に割り振られることが可能である。
MIMOを用いず、Secondary_Cell_Active=4または5、かつSF=128のときのCQI電力オフセット設定は、表31にあるように定義可能である。あるいは、MIMOを用いず、Secondary_Cell_Active=4または5、かつSF=128のときのCQI電力オフセット設定は、表32にあるように定義可能である。表29または表30で、Secondary_Cell_Active=4および/または5のとき、いずれかの例を使用して、行を置換することが可能である。
Figure 2014506437
Figure 2014506437
あるいは、説明を簡単にするために、MIMOを用いない(SF=128)6C/5C構成、およびMIMOが構成された(SF=64)6C/5C構成の特殊事例を同様に扱うことが可能であり、MIMOを用いない(SF=128)6C/5Cの場合のCQI電力オフセット設定は、表29または表30にあるように定義可能である。
SF=128の2つのHS−DPCCHが使用されるとき、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2は両方とも、上位層から信号送信されたΔACK、ΔNACK、およびΔCQIの同じセットを使用することが可能である。しかし、WTRUは、HS−DPCCH1上およびHS−DPCCH2においてそれぞれマッピングされたアクティブなセルの数に基づいて、それぞれのHS−DPCCHスロットに関する電力オフセット設定を独自に選択することができ、これは、結果として、2つのHS−DPCCHに関して同じ電力オフセット設定または異なる電力オフセット設定をもたらす可能性がある。あるいは、2つのHS−DPCCHは異なる電力オフセット設定を使用することが可能である。例えば、HS−DPCCH2に関する電力オフセットは、HS−DPCCH1に関する電力オフセットと共に、差分値Δhs_21(dB)を用いて定義可能であり、この場合、Δhs_21(dB)は、HS−DPCCH1に対する、HS−DPCCH2に関する電力オフセット差分値を示す。Δhs_21は、HARQ−ACKフィールドおよびPCI/CQIフィールドに関して、同じ値または異なる値で定義されてもよい。Δhs_21は、1つのHS−DPCCHサブフレーム(TTI)内の異なるスロットに関して、同じ値であっても、または異なる値であってもよい。Δhs_21は、事前定義された値であっても、または上位層から信号送信されてもよい。
対応するHS−DPCCH(すなわち、HS−DPCCH1またはHS−DPCCH2)において個々にマッピングされたアクティブなセルの数、およびMIMO構成状態に基づいて、それぞれのHS−DPCCHに関する電力オフセットを判断することができる。例えば、2つの新しい項目、すなわち、それぞれ、HS−DPCCH1内およびHS−DPCCH2内のアクティブ化された二次サービス提供HS−DSCHセルの数として定義されるSecondary_Cell_Active_1およびSecondary_Cell_Active_2を導入することによって、4C−HSDPAに関する電力オフセット設定を8C−HSDPAで再度使用することが可能である。サービス提供HS−DSCHセルが、非アクティブ化することができないHS−DPCCH1にマッピングされると仮定すると、Secondary_Cell_Active=(Secondary_Cell_Active_1+Secondary_Cell_Active_2)、ならびにSecondary_Cell_ActiveをHS−DPCCH1に関してSecondary_Cell_Active_1と置換することが可能であり、Secondary_Cell_ActiveをHS−DPCCH2に関して(Secondary_Cell_Active_2−1)と置換することが可能である。表33および表34は、それぞれ、(DTXされない場合)HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2に関するCQI電力オフセット設定のある例を示す。(DTXされない場合)HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2に関するHARQ−ACK電力オフセットを同様に取得することが可能である。
Figure 2014506437
Figure 2014506437
誤警報の発生を削減し、それにより、ACK/NACK検出信頼性を改善するために、PRE/POST符号語がHARQ−ACK符号ブック内に導入される。ネットワークによってHARQ_preamble_mode=1を用いてこの特徴が動作可能にされるとき、Node Bは、PREの後、かつPOSTの前に、それらのサブフレームに関するDTX(すなわち、何の信号の伝送もない)からのACK/NACKを区別する必要がない。誤警報設定によって直接的に影響を受ける、見逃された検出の確率はACK/NACK復号誤りの主要源であるため、PRE/POSTの使用は、ACK/NACK検出性能をかなり改善することになる。
SF=64の1つのHS−DPCCH(すなわち、HS−DPCCHスロットフォーマット2)が8C−HSDPAで使用される場合、HS−DPCCHサブフレーム内の1つのHARQ−ACKスロット内に、図10に示すような4つのHARQ−ACKメッセージが導入される。加えて、非フルスロット伝送を回避するために、DTX符号語(DCW)が符号ブック内に含まれる。この仮定の下で、DTXがすべての4つのHARQ−ACKメッセージに関して報告される場合、真のDTX(すなわち、HARQ−ACKスロットで信号を送信しないこと)が発生する。
N_acknack_transmitは、ACK/NACKの反復係数である。N_cqi_transmitは、CQIの反復係数である。HARQ_preamble_modeは、プリアンブル/ポストアンブル伝送の状態を示す。Inter−TTIは、1つのHS−PDSCH伝送の始まりから次のHS−PDSCH伝送までの時間を定義する設定された期間数である。
HARQ_preamble_mode=1であり、HS−SCCHにおいて受信された情報が廃棄されない場合、HS−PDSCH上のサブフレームnよりも早期のHS−DSCH伝送の結果として、ACK、もしくはNACK、またはACKおよびNACKの任意の組合せがサブフレームn−1で送信されることにならない限り、WTRUは、HS−DPCCHサブフレームn−1でHARQ−ACKに割り振られたスロットで、HARQプリアンブル(すなわち、HS−DPCCHスロットフォーマット0に関してPRE、HS−DPCCHスロットフォーマット1に関してPRE/PRE、HS−DPCCHスロットフォーマット2に関してPRE/PRE/PRE/PRE)を送信する。N_acknack_transmit>1の場合、HS−PDSCH上のサブフレームnよりも早期のHS−DSCH伝送の結果として、ACK、もしくはNACK、またはACKおよびNACKの任意の組合せがサブフレームn−2で送信されることにならない限り、WTRUは、HS−DPCCHサブフレームn−2内のHARQ−ACKに割り振られたスロットでHARQプリアンブルを送信することができる。
WTRUは、対応するHS−DPCCHサブフレームでHARQ−ACKに割り振られたスロットで、MAC−hsまたはMAC−ehsから受信されたACK/NACK情報を送信することができる。N_acknack_transmitが1より大きいとき、WTRUは、HARQ−ACKに割り振られたスロットで、次の(N_acknack_transmit−1)連続HS−DPCCHサブフレームにおいてACK/NACK情報の伝送を繰り返すことが可能であり、その中でACK/NACK情報伝送が繰り返されるHS−DPCCHサブフレームに対応するHS−SCCHサブフレームでいずれかのHS−SCCHを受信することも、またはその中でACK/NACK情報伝送が繰り返されるHS−DPCCHサブフレームに対応するHS−DSCHサブフレーム内のHS−PDSCHからのトランスポートブロックを受信または復号することも試みなくてもよい。
ACK、もしくはNACK、またはACKおよびNACKの任意の組合せがHS−DPCCHサブフレームnで送信され、HARQ_preamble_mode=1、かつWTRU InterTTI≦N_acknack_transmitの場合、ACKもしくはNACK、またはPREもしくはPRE/PREもしくはPRE/PRE/PRE/PRE、またはACKおよびNACKの任意の組合せがこのサブフレームで送信されることにならない限り、WTRUは、HS−DPCCHサブフレームn+2N_acknack_transmit−1でHARQ−ACKに割り振られたスロットで、HARQポストアンブル(すなわち、HS−DPCCHスロットフォーマット0に関してPOST、HS−DPCCHスロットフォーマット1に関してPOST/POST、およびHS−DPCCHスロットフォーマット2に関してPOST/POST/POST/POST)を送信することができる。N_acknack_transmit>1の場合、ACKもしくはNACK、またはPREもしくはPRE/PREもしくはPRE/PRE/PRE/PRE、またはACKおよびNACKの任意の組合せがこのサブフレームで送信されることにならない限り、HS−DPCCHサブフレームn+2N_acknack_transmit−2でHARQ−ACKに割り振られたスロットでHARQポストアンブル(POST)を送信する。
PRE/POSTを送信する際に上で指定された規則は、PRE/POSTがサブフレームですべてのACK/NACKメッセージに関して送信されることを必要とする。あるいは、4つのメッセージのうちの1つまたは一部はPRE/POST符号語であってもよく、それらの残りは、代わりに、DTX符号語であってもよい。
8C−HSDPA内の2つのSF=128のHS−DPCCHの場合、PRE/POSTをチャネルごとベースで2つのHS−DPCCHのそれぞれにおいて独立して送信することが可能である。HARQ_preamble_mode=1、かつHS−SCCHにおいて受信された情報が廃棄されない場合、HS−PDSCH上のサブフレームnよりも早期のHS−DSCH伝送の結果として、ACKもしくはNACK、またはACKおよびNACKの任意の組合せがサブフレームn−1で送信されることにならない限り、WTRUは、HS−DPCCHサブフレームn−1でHARQ−ACKに割り振られたスロットでHARQプリアンブル(すなわち、HS−DPCCHスロットフォーマット0に関してPRE、およびHS−DPCCHスロットフォーマット1に関してPRE/PRE)を送信することができる。N_acknack_transmit>1の場合、HS−PDSCH上のサブフレームnよりも早期のHS−DSCH伝送の結果として、ACKもしくはNACK、またはACKおよびNACKの任意の組合せがサブフレームn−2で送信されることにならない限り、WTRUは、HS−DPCCHサブフレームn−2でHARQ−ACKに割り振られたスロットでHARQプリアンブルを送信することができる。
WTRUは、対応するHS−DPCCHサブフレームでHARQ−ACKに割り振られたスロットでMAC−hsまたはMAC−ehsから受信されたACK/NACK情報を送信することが可能である。N_acknack_transmitが1よりも大きいとき、WTRUは、HARQ−ACKに割り振られたスロットで次の(N_acknack_transmit−1)連続HS−DPCCHサブフレームにおいてACK/NACK情報の伝送を繰り返すことが可能であり、その中でACK/NACK情報伝送が繰り返されるHS−DPCCHサブフレームに対応するHS−SCCHサブフレームで任意のHS−SCCHを受信することも、またはその中でACK/NACK情報伝送が繰り返されるHS−DPCCHサブフレームに対応するHS−DSCHサブフレームでHS−PDSCHからのトランスポートブロックを受信もしくは復号することも試みなくてもよい。
ACKもしくはNACK、またはACKおよびNACKの任意の組合せがHS−DPCCHサブフレームnで送信され、HARQ_preamble_mode=1、かつWTRU InterTTI≦N_acknack_transmitの場合、ACKもしくはNACK、またはPREもしくはPRE/PRE、またはACKおよびNACKの任意の組合せがこのサブフレームで送信されることにならない限り、WTRUは、HS−DPCCHサブフレームn+2N_acknack_transmit−1でHARQ−ACKに割り振られたスロットでHARQポストアンブル(すなわち、HS−DPCCHスロットフォーマット0に関してPOST、およびHS−DPCCHスロットフォーマット1に関してPOST/POST)を送信することができる。N_acknack_transmit>1の場合、ACKもしくはNACK、またはPREもしくはPRE/PRE、またはACKおよびNACKの任意の組合せがこのサブフレームで送信されることにならない限り、WTRUは、HS−DPCCHサブフレームn+2N_acknack_transmit−2でHARQ−ACKに割り振られたスロットでHARQポストアンブル(POST)を送信することができる。HARQ−ACKメッセージが上で記述されたように送信されることにならない限り、対応するHS−DPCCHサブフレームでHARQ−ACKに割り振られたスロット内のHS−DPCCHにおいてDTXを使用することが可能である。
あるいは、それら両方のHS−DPCCHが上で記述された独立したPRE/POST伝送として、単一のHS−DPCCHに関して定義された要件を満たす場合、HARQプリアンブルおよびHARQポストアンブルを2つのHS−DPCCHにおいて同時に送信することが可能である。8C−HSDPAで使用される2×SF128のHS−DPCCHのある例として、2つのHS−DPCCHがアクティブな場合、伝送に先立って、HARQプリアンブル(すなわち、HS−DPCCHスロットフォーマット1に関してPRE/PRE、SF=128)を両方のHS−DPCCH(すなわち、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2のそれぞれ)において送信することが可能であり、上で記述された伝送の後に、HARQポストアンブル(すなわち、HS−DPCCHスロットフォーマット1に関してPOST/POST、SF=128)を両方のHS−DPCCH(すなわち、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2のそれぞれ)において送信することが可能である。それらのHS−DPCCHのいずれかにおいて、上で記述されたように、HARQ−ACKメッセージが送信されることにならない限り、対応するHS−DPCCHサブフレームのそれぞれの中でHARQ−ACKに割り振られたスロットでHS−DPCCH1上およびHS−DPCCH2においてDTXを使用することが可能である。HARQ−ACKメッセージがアクティブなHS−DPCCHのうちの1つだけにおいて送信されることになる場合、対応するHS−DPCCHサブフレーム内の他のHS−DPCCH上のHARQ−ACKフィールドでDTX符号語を繰り返すことができる。
マルチキャリアHSDPAに関して圧縮されたモード(以下、圧縮モード)ギャップで報告するための実施形態が以下で記述される。
関連する個別物理チャネル(DPCH)またはフラクショナル個別物理チャネル(fractional dedicated physical channel)(F−DPCH)における圧縮モード(CM)の間、HS−SCCHの一部または対応するHS−PDSCHの一部が、関連するDPCHもしくはF−DPCHにおいてダウンリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUはHS−SCCH伝送またはHS−PDSCH伝送を無視することができる。この場合、対応するダウンリンク伝送に応答するために、WTRUによってACKまたはNACKのいずれも送信することができない。HARQ−ACKに割り振られたHS−DPCCHスロットの一部が関連するDPCH上のアップリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUは、そのHS−DPCCHスロット内のHS−DPCCHにおいてDTXを使用することができる。HS−DPCCHサブフレームで、CQI情報に関して割り振られたスロットの一部が関連するDPCHにおいてアップリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUは、そのCQI情報または複合PCI/CQI情報を(HS−DPCCHスロットフォーマット0が使用される場合)そのサブフレームで、または(HS−DPCCHスロットフォーマット1が使用される場合)そのスロットで送信することができない。CQI報告または複合PCI/CQI報告が現在のCQIフィールドでスケジュールされており、対応する3スロット基準期間が全部または一部ダウンリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUは、現在のCQIフィールド内、および次の(N_cqi_transmit−1)サブフレームにおけるCQIフィールド内のDTXを使用することができる。
2つのSF=128のHS−DPCCHが8C−HSDPAで使用される場合、2つのHS−DPCCHが同時に送信され、タイミング調整されるとき、上記の規則をこれらの2つのHS−DPCCHのそれぞれまたは両方に適用することが可能である。アクティブ化/非アクティブ化時に1つのHS−DPCCHが送信される場合、上記の規則をその送信されたHS−DPCCHに適用することが可能である。
WTRUが2つの異なる帯域内で同時受信することができる2つの受信機を有することを特徴とするデュアルバンドデュアルキャリア(dual band dual carrier)(DB−DC)HSDPAを導入する場合、DB−DCのHSDPAシステム、4C−HSDPAシステム、8C−HSDPAシステム、および/またはより多い数のキャリアのHSDPAシステムを含めて、マルチキャリアHSDPAシステム内のDLキャリアを2つの帯域内で構成することが可能である。構成されたキャリア/帯域のサブセットは圧縮モードにされてもよく、または構成されたキャリア/帯域のいずれも圧縮モードにされなくてもよく、これにより、周波数帯域特定の圧縮モード(CM)が構成されるとき、他のキャリア/帯域において中断されないデータ伝送を可能にする。上記の規則は、帯域ごとベースではなく、WTRUごとベースである、圧縮モードに関して定義される。周波数帯域特定のCMを導入するとき、以下のように、対処すべきいくつかの課題が存在する。
周波数帯域に特有のCMに関する第1の課題は、関連するDPCHまたはF−DPCHにおける周波数帯域に特有のCMの間、WTRUがHS−SCCHおよびHS−PDSCHの受信をどのように処理するかである。
一実施形態では、WTRUは、関連するDPCHまたはF−DPCHにおける周波数帯域に特有のCMの間、帯域ごとベースでHS−SCCHおよびHS−PDSCHの受信を処理することができる。関連するDPCHまたはF−DPCHにおいて周波数帯域に特有のCMで構成された(1つまたは複数の)帯域では、HS−SCCHの一部、または対応するHS−PDSCHの一部が関連するDPCHまたはF−DPCHにおけるダウンリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUはそれらの(1つもしくは複数の)帯域内のすべてのキャリアにおけるHS−SCCH伝送またはHS−PDSCH伝送を無視することができる。この場合、対応するダウンリンク伝送に応答して、ACKも、NACKもWTRUによって送信されなくてもよい。関係するHARQ−ACKフィールドが他の周波数帯域に属するダウンリンク伝送のうちのいずれかのフィールドと結合符号化される場合、WTRUは、DTX符号語を用いて、対応するダウンリンク伝送に応答することができる。そうでない場合、WTRUは送信しなくてもよい(真のDTX)。あるいは、WTRUは、その帯域内の対応するセルが非アクティブ化されるかのように、ACK−NACK符号ブック内の符号語を使用することが可能である。この実施形態は、単一の帯域が構成される場合、または4C−HSDPAが構成される場合に適用することも可能である。
関連するDPCHまたはF−DPCHにおいて周波数帯域に特有のCMで構成されていない(1つまたは複数の)帯域では、HS−SCCHの一部または対応するHS−PDSCHの一部が関連するDPCHまたはF−DPCHにおけるダウンリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUは、CMなしに通常のように動作することができる(すなわち、WTRUは、その(1つまたは複数の)帯域内の任意のキャリアにおいてHS−SCCH伝送またはHS−PDSCH伝送を受信することができる)。この場合、対応するダウンリンク伝送に応答するために、WTRUによって、ACK、もしくはNACK、またはDTX符号語が送信されても、あるいは何の信号も送信されなくてもよい(真のDTX)。
別の実施形態では、周波数帯域にかかわらず、HS−SCCHの一部、または対応するHS−PDSCHの一部が関連するDPCHもしくはF−DPCHにおけるダウンリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUはすべての構成された帯域のいずれかのキャリアにおけるHS−SCCH伝送またはHS−PDSCH伝送を無視することができる。この場合、対応するダウンリンク伝送に応答するために、ACKもNACKも、WTRUによって送信されなくてもよい。すべてのダウンリンク伝送に応答して、WTRUによって、真のDTXを実行することが可能である。
周波数帯域に特有のCMに関する第2の課題は、関連するDPCHまたはF−DPCHにおける周波数帯域に特有のCMの間、WTRUがCQIまたはPCI/CQIをどのように報告するかである。
一実施形態では、いずれかのキャリアがCMであるとき、任意の構成された周波数帯域内のHSPDAセルのうちのいずれかに関するCQI報告は可能にされなくてもよい。詳細には、これは、従来のCM規則に単に従い、CQI報告をDTXすることが可能である。CQI報告または複合PCI/CQI報告が現在のCQIフィールド内でスケジュールされ、かつ対応する3スロット基準期間が全部または一部ダウンリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUは、その周波数帯域が周波数帯域に特有のCMで構成されているか、構成されていないかにかかわらず、現在のCQIフィールド内、およびすべてのHSDPAセルに関する次の(N_cqi_transmit−1)サブフレームにおけるCQIフィールド内のDTXを使用することが可能である。
別の実施形態では、すべての構成された周波数帯域内のHSDPAセルに関するCQI報告が可能にされ得る。構成されたキャリア/帯域のサブセットをCMギャップに導入しても、または構成されたキャリア/帯域のいずれもCMギャップに導入しなくてもよく、かつ一次キャリアがCMギャップ内にないとき、これを適用することが可能である。例えば、CMギャップを用いて1つまたは複数の二次キャリアが構成され、一次キャリア(または、HS−DPCCHが二次ULキャリアにおいて搬送される場合、その二次ULキャリアに関連する二次キャリア)がCMギャップを有しないとき、これが発生する。この実施形態は、結合符号化されたCQI事例に関して実行することも可能である。
CQI報告または複合PCI/CQI報告が現在のCQIフィールド内でスケジュールされて、かつ対応する3スロット基準期間が全部または一部ダウンリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUは、下で開示される第3の課題に関して定義されるように、CQIまたはPCI/CQIを現在のCQIフィールド内、および次の(N_cqi_transmit−1)サブフレームにおけるCQIフィールド内で報告することができる。
あるいは、周波数帯域に特有のCMで構成されていない帯域内のHSDPAセルに関するCQI報告は可能にすることも、または周波数帯域に特有のCMで構成された帯域内のHSDPAセルに関するCQI報告は可能にしなくてもよい。これは、MC−HSDPAの時間多重CQI事例に関して実現可能である。関連するDPCH上またはF−DPCHにおいて周波数帯域に特有のCMで構成された(1つまたは複数の)帯域では、CQI報告または複合PCI/CQI報告が現在のCQIフィールド内でスケジュールされ、かつ対応する3スロット基準期間が全部または一部ダウンリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUは現在のCQIフィールド内、および次の(N_cqi_transmit−1)サブフレームにおけるCQIフィールド内のDTXを使用することができる。周波数帯域に特有のCMで構成されていない(1つまたは複数の)帯域では、CQI報告または複合PCI/CQI報告が現在のCQIフィールド内でスケジュールされ、かつ対応する3スロット基準期間が全部または一部ダウンリンク伝送ギャップと重複する場合、WTRUは、下で開示される第3の課題に関して定義されるように、CQIまたはPCI/CQIを現在のCQIフィールド内および次の(N_cqi_transmit−1)サブフレームにおけるCQIフィールド内で報告することができる。
周波数帯域に特有のCMに関する第3の課題は、関連するDPCH上またはF−DPCHにおける周波数帯域に特有のCMの間に何のCQIまたはPCI/CQIを報告する必要があるかである。周波数帯域に特有のCMでない(1つまたは複数の)帯域では、CQIまたはPCI/CQIのレガシー定義を再使用することが可能である。
構成された周波数帯域に特有のCMに関してギャップを経験する帯域では、有効なPCI/CQIが存在しない場合、対応する3スロット基準期間が全部または一部ダウンリンク伝送ギャップと重複する前に、先の(例えば、最後の)有効なPCI/CQIを繰り返すことが可能である。
あるいは、CMギャップに対応する、報告すべき有効なCQIまたはPCI/CQIが存在しないとき、特殊なCQIまたはPCI/CQI符号語(もしくは、値)を報告することが可能である。この特殊なCQI符号語は、以下のうちの1つまたはそれらの任意の組合せであってもよい。すなわち、新しいCQIのDTX符号語、CQI値の通常範囲に対する「範囲外」CQI値(例えば、MIMOが構成されない事例、もしくはMIMOが構成され、かつ単一のストリーム制限が構成されている事例に関して、CQI値=0もしくはCQI値=31、またはMIMOが構成され、かつ単一のストリーム制限が構成されていない事例に関して、CQI値=15)、報告すべき有効なCQIまたは、PCI/CQI測定値が存在しないときに合意されたCQIまたはPCI/CQI符号語である(例えば、WTRUは、ほとんどの場合、範囲外CQIを使用することが可能であり、かつ/または範囲外CQI値が存在しない場合、最大CQI値を使用することが可能である)。あるいは、特殊な符号語をDTXすること(すなわち、CQIもしくはPCI/CQIを報告しないこと)が可能である。
あるいは、CMギャップの間に二次セルが非アクティブ化されたかのように、CQIおよびPCI/CQIを報告することが可能であり、測定が中断される時間の間、非アクティブ化された二次セルのCQIまたはPCI/CQIは送信されない(すなわち、DTXされない)。CMはHS−DPCCHに関する電力オフセットにもリンクしているアクティブ化されたキャリアの数を変更しなくてもよいため、この実施形態は、4C−HSDPAで、または8C−HSDPAに関して定義された事例で、アクティブ化されたキャリアの数が2以下であるとき、リマッピング/繰り返し規則を使用しなくてもよい。あるいは、この事例に関して、新しいリマッピング/繰り返し規則、および対応する新しい電力オフセットを定義することが可能である。
8C−HSDPAに関する拡張個別チャネル(E−DCH)トランスポートフォーマット組合せ(transport format combination)(E−TFC)制限に関する実施形態が以下で記述される。
3GPPの先のリリースでは、有効範囲を最大化するために、WTRUがある種のTFCおよびE−TFCが最大送信電力よりも多くの電力を必要とすることになると推定した場合、WTRUは割り当てられたトランスポートフォーマットセットに関するトランスポートフォーマット組合せ(TFC)の使用を制限することができる。E−TFC選択は、以下のように、個別物理データチャネル(DPDCH)が存在する場合はTFC選択からの残りの推定電力、およびHS−DPCCHからの残りの推定電力に基づく。HS−DPCCHが所与の測定期間内に一部または全部送信される場合、所与のTFCに関するWTRU送信電力推定値は、DPDCH利得係数および個別物理制御チャネル(DPCCH)利得係数、その測定期間内に使用されたHS−DPCCH利得係数の最大値、ならびに基準送信電力に基づいて計算される。(1つのスロットである)測定期間のタイミングは、個別物理チャネル(DPCH)スロットのタイミングと同じである。
E−TFC制限手順は、アクティブ化されたアップリンク周波数(すなわち、DC−HSUPAが構成される場合の周波数)に関するE−TFC選択に関して利用可能な正規化残余電力余裕(normalized remaining power margin)(NRPM)を判断することを含む。E−TFC候補jに関するNRPM(NRPM)は以下のように計算される。
WTRUが1つのアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、NRPMは、以下のように計算される:
NRPM=(PMax−PDPCCH,target−PDPDCH−PHS−DPCCH−PE−DPCCH,j)/PDPCCH,target 方程式(1)
PMaxは、E−TFCに関する最大WTRU送信電力である。PDPCCH(t)は、時間tにおける現在のWTRU DPCCH電力のスロット単位の推定(slotwise estimate)を表す。時間tにおいて、WTRUがCMフレームを送信している場合は、PDPCCH,comp(t)=PDPCCH(t)×(Npilot,C/Npilot,N)、そうでない場合は、PDPCCH,comp(t)=PDPCCH(t)。WTRUが、時間tにおいて、そのスロットの間にアップリンクDPCCHを送信していない場合、CMギャップに起因して、または不連続アップリンクDPCCH伝送動作が可能にされるとき、電力はフィルタリングされた結果に寄与しない場合がある。PDPCCH,comp(t)の例は、E−DCH伝送時間間隔(TTI)が2ミリ秒であるとき、PDPCCH,comp(t)の3つのスロット単位の推定のフィルタ期間を使用して、またはE−DCHのTTIが10ミリ秒であるとき、PDPCCH,comp(t)の15個のスロット単位の推定を使用してフィルタリングされて、PDPCCH,filteredを提示することが可能である。それに関してNRPMが評価される目標E−DCHのTTIがCMフレームに対応しない場合は、PDPCCH,target=PDPCCH,filtered。それに関してNRPMが評価される目標E−DCH TTIがCMフレームに対応する場合は、PDPCCH,target=PDPCCH,filtered×(Npilot,N/Npilot,C)。Npilot,NおよびNpilot,Cは、3GPPのTS25.214に定義されたパイロットシンボルの数である。
DPDCHは、PDPCCH,target、および行われたTFC選択からの利得係数に基づいて推定されるDPDCH送信電力である。PHS−DPCCHは、PDPCCH,target、ならびにΔACK、ΔNACK、およびΔCQIの直近に信号送信された値に基づく最大HS−DPCCH利得係数に基づいて推定されるHS−DPCCH送信電力である。それに関してNRPMが評価される目標E−DCHのTTIがCMフレームに対応する場合、CMに起因する利得係数に対する修正がPHS−DPCCHの推定内に含まれる。PE−DPCCH,jは、E−DCHトランスポートフォーマット組合せ指標j(E−TFCI)に関して推定されるE−DPCCH送信電力である。
WTRUがDC−HSDPAモードを用いずにMIMOで構成される場合、推定されるHS−DPCCH送信電力は、タイプAのCQIが送信されることになるとき、PDPCCH,target、ならびに(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)および(ΔCQI+1)の最大値に基づくことが可能であり、タイプBのCQIが送信されることになるとき、(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)およびΔCQIの最大値に基づくことが可能であり、この場合、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは、直近に信号送信された値である。
WTRUがDC−HSDPAまたはDC−HSDPA−MIMOで構成される場合、推定されるHS−DPCCH送信電力は、PDPCCH,target、ならびに(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)および(ΔCQI+1)の最大値に基づくことが可能であり、この場合、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは、直近に信号送信された値である。
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、WTRUは、E−TFC候補jに関する以下の方程式に基づいて、第i番目のアクティブ化されたアップリンク周波数に関するE−TFC選択に関して利用可能なNRPMを推定することができる(この場合、iは、一次アップリンク周波数の指標および二次アップリンク周波数の指標にそれぞれ対応する1または2である):
NRPMi,j=(Pallocated,i−PE−DPCCHi,j)/PDPCCH,target,i 方程式(2)
式中、Pallocated,iは、以下の事例に基づいて、WTRUによって第i番目のアップリンク周波数に割り振られた電力を示し、PE−DPCCHi,jは、アクティブ化されたアップリンク周波数i上のE−TFCIに関するE−DPCCH送信電力を表す。
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有し、かつ再伝送が必要とされない場合、またはWTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有し、2つの再伝送が必要とされる場合、
allocated,1=P+Pnon−SG、かつ
allocated,2=P
式中、Pは、第i番目のアクティブ化されたアップリンク周波数に関してスケジュールされた伝送に関する最大残余可能電力(maximum remaining allowed power)を表し、Pnon−SGは、一次アップリンク周波数に関してスケジュールされていない伝送に関して事前に割り振られた電力を表す。Pは、以下のように定義される:
Figure 2014506437
式中、Premaining,sは、スケジュールされていない伝送に関する電力が考慮に入れられた時点での、スケジュールされた伝送に関する残余電力であり、以下のように定義される:
remaining,s=max(PMax−ΣDPCCH,target,i−PHS−DPCCH−Pnon−SG,0) 方程式(4)
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有し、かつ1つのアクティブ化されたアップリンク周波数内で1つの再伝送が必要とされる場合、WTRUは、再伝送が必要とされる、アクティブ化されたアップリンク周波数に割り振られた電力(Pallocated,x)および再伝送が必要とされないアクティブ化されたアップリンク周波数に割り振られた電力(Pallocated,y)を使用して、E−TFC選択に関して利用可能なNRPMを推定することができ、これは以下のように定義される:
allocated,y=PMax−PHS−DPCCH−ΣDPCCH,target,i−PE−DPCCH,x−PE−DPDCH,x 方程式(5)
allocated,x=PE−DPCCH,x+PE−DPDCH,x 方程式(6)
式中、PMaxは、最大WTRU送信機電力を表す。PE−DPDCH,xは、再伝送が必要とされるアップリンク周波数に関して推定されるE−DPDCH送信電力を表す。この推定は、PDPCCH,target,xに基づき、式中、xは、再伝送が必要とされるアクティブ化されたアップリンク周波数および再伝送のために使用されることになるE−DPDCH利得係数の指数を示す。PE−DPCCH,xは、再伝送が必要とされるアップリンク周波数に関して推定されるE−DPCCH送信電力を表す。この推定はPDPCCH,target,xに基づき、式中、xは、再伝送が必要とされるアクティブ化されたアップリンク周波数および再伝送のために必要とされるE−DPCCH利得係数の指標を示す。
上記の両方の事例で、PHS−DPCCHは、推定されるHS−DPCCH送信電力を表し、推定される一次のアクティブ化された周波数(以下、一次アクティブ化周波数)DPCCH電力、ならびに(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)および(ΔCQI+1)の最大値に基づいて計算可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
NRPMまたはNRPMi,jは、最大電力からHS−DPCCHおよびE−DPDCH以外のチャネルの電力を差し引くことによって判断可能である。最高でR10の4C−HSDPAまでの3GPPリリースでは、Secondary_Cell_Enabledが4未満である(すなわち、4つを超えるダウンリンクキャリアは構成されない)場合、それぞれの無線リンク上に最大で1つのHS−DPCCHが存在するため、1つのHS−DPCCHだけを考慮に入れることが指定された。
しかし、4つを超えるダウンリンクキャリアが構成される(すなわち、Secondary_Cell_Enabled>3)MC−HSDPAでは、それぞれの無線リンク上に1つを超えるHS−DPCCHが存在する可能性がある。例えば、8C−HSDPAでは、SFが128である2つのHS−DPCCHを構成することが可能である。M>4(すなわち、Secondary_Cell_Enabled>3)であるMC−HSDPAに1つを超えるHS−DPCCHを導入することにより、複数のHS−DPCCHの総電力に対処するために、E−TFC制限手順を再度定義する必要がある。下の実施形態は8C−HSDPAまたはMC−HSDPAの文脈で記述されるが、これらの実施形態は、1つまたは複数のHS−DPCCHを使用することが可能な他のシステムにも適用可能な場合がある点に留意されたい。
MC−HSDPAで1つを超える(K個の)HS−DPCCHが構成される場合(測定期間内に異なるHS−DPCCHに関して使用される利得係数は異なってもよく、または同じであってもよい)、所与のTFCに関するWTRU送信電力推定を以下の事例、すなわち、所与の測定期間内に1つのHS−DPCCHが部分的にまたは全部送信される事例、および所与の測定期間内に1つを超えるHS−DPCCHが部分的にまたは全部送信されるもう1つの事例に関して異なって計算することが可能である。
所与の測定期間内に1つのHS−DPCCHが部分的にまたは全部送信される場合、所与のTFCに関するWTRU送信電力推定は、DPDCH利得係数およびDPCCH利得係数、その測定期間中に使用された、送信されたHS−DPCCH利得係数の最大値、ならびに基準送信電力に基づいて計算可能である。
所与の測定期間内に1を超えるHS−DPCCHが部分的にまたは全部送信される場合、所与のTFCに関するWTRU送信電力推定は、DPDCH利得係数およびDPCCH利得係数、基準送信電力、ならびにその測定期間内に使用された、組み合わされたHS−DPCCH送信電力に基づいて計算可能である。組み合わされたHS−DPCCH送信電力は、以下の方法のうちの1つまたはそれらの任意の組合せによって計算可能である。
一実施形態では、WTRUは、まず、所与の測定期間内に1つのHS−DPCCHが部分的にまたは全部送信される事例に関して上で定義されたように、それぞれのHS−DPCCH送信電力を個々に(すなわち、独立して)計算することができる。WTRUは、次いで、すべての推定されるHS−DPCCH送信電力に基づいて、すべての個々に推定されるHS−DPCCH送信電力の和として、すべての個々に推定されるHS−DPCCH送信電力の最大値として、すべての個々に推定されるHS−DPCCH送信電力の最大値の2倍(または、任意のその他の数)として、すべての個々に推定されるHS−DPCCH送信電力の最小値の2倍(または、任意のその他の数)として、など、組み合わされたHS−DPCCH送信電力を計算することができる。
別の実施形態では、WTRUは、まず、組み合わされたHS−DPCCH送信電力を計算するための一般利得係数を選択し、次いで、その一般利得係数および基準電力に基づいて計算されたK個の(または、K倍の)推定されるHS−DPCCH送信電力を合計することによって、すべてのK個のHS−DPCCHに関して組み合わされた送信電力を計算することができる。一般利得係数は、測定期間中に使用されるすべてのHS−DPCCH利得係数の最大値、測定期間中に使用されるすべてのHS−DPCCH利得係数の平均値、測定期間中に使用される一次HS−DPCCH(すなわち、サービス提供HS−DSCHセルがマッピングされたHS−DPCCH)利得係数の最大値もしくは平均値、または測定期間内に使用された、事前に定義されるかもしくは指定された二次HS−DPCCH(すなわち、二次サービス提供HS−DSCHセルがマッピングされたHS−DPCCH)利得係数の最大値もしくは平均値など、ある基準に基づいて選択可能である。
SFが128である2つのHS−DPCCHが構成される、ある8C−HSDPA事例では、所与のTFCに関するWTRU送信電力推定を以下のように計算することが可能である。所与の測定期間内に1つのHS−DPCCHが部分的にまたは全部送信される場合、所与のTFCに関するWTRU送信電力推定は、DPDCH利得係数およびDPCCH利得係数、測定期間内に使用されたHS−DPCCH利得係数の最大値、ならびに基準送信電力に基づいて計算可能である。測定期間のタイミングは、DPCHスロットのタイミングと同じである。所与の測定期間内で2つのHS−DPCCHが部分的にまたは全部送信される場合、上で記述された方法のうちの1つまたはそれらの任意の組合せにおいて、DPDCH利得係数およびDPCCH利得係数、測定期間中に使用されるそれぞれのHS−DPCCH(すなわち、HS−DPCCHおよびHS−DPCCH2)利得係数の最大値、ならびに基準送信電力を使用して、所与のTFCに関するWTRU送信電力推定を計算することが可能である。測定期間のタイミングは、DPCHスロットのタイミングと同じである。
あるいは、所与の測定期間内に1つまたは2つのHS−DPCCHが部分的にまたは全部送信される場合、DPDCH利得係数およびDPCCH利得係数、測定期間中に使用されるHS−DPCCH利得係数の最大値(または、2つのHS−DPCCHが構成および送信される場合、それぞれのHS−DPCCH利得係数の最大値)、および基準送信電力を使用して、所与のTFCに関するWTRU送信電力推定を計算することが可能である。測定期間のタイミングは、DPCHスロットのタイミングと同じである。上で記述された方法のうちの1つまたはそれらの任意の組合せにおいて、組み合わされたHS−DPCCH送信電力を実施することが可能である。
E−TFC選択に関して利用可能なNRPMを計算するために、M>4のMC−HSDPA、または8C−HSDPAで、1つを超えるHS−DPCCHが使用されるとき、以下の方法のうちの1つもしくはそれらの任意の組合せによって、E−TFC制限手順を実施することができる。
第1の方法では、E−TFC制限手順で使用される上の方程式(方程式(1)、(4)、および(5))を変更する代わりに、それぞれの構成および送信されたHS−DPCCH(例えば、HS−DPCCH1および/またはHS−DPCCH2)に関して推定されるHS−DPCCH送信電力の和として判断された総推定HS−DPCCH送信電力として、PHS−DPCCHを定義することが可能である。それぞれのHS−DPCCHに関して推定されるHS−DPCCH送信電力は、PDPCCH,targetに基づく、対応するHS−DPCCHに関する最大HS−DPCCH利得係数、ならびにΔACK、ΔNACK、およびΔCQIの直近に信号送信された値に基づいて計算可能である。
MC−HSDPAまたは8C−HSDPAに関する第1の例示的な実装形態が以下で記述される。
WTRUが1つのアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、PHS−DPCCHは、PDPCCH,target、ならびにΔACK、ΔNACK、およびΔCQIの直近に信号送信された値に基づく最大HS−DPCCH利得係数に基づいて推定されるHS−DPCCH送信電力である。2つのHS−DPCCHが送信される場合、PHS−DPCCHはHS−DPCCH上およびHS−DPCCH上の両方で推定される総HS−DPCCH送信電力である。それに関してNRPMが評価される目標E−DCHのTTIが圧縮モードフレームに対応する場合、圧縮モードによって発生する利得係数に対する修正をPHS−DPCCHの推定内に含めることが可能である。
WTRUがDC−HSDPAモードを用いずにMIMOで構成される場合、推定されるHS−DPCCH送信電力は、タイプAのCQIが送信されるとき、PDPCCH,target、ならびに(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)、および(ΔCQI+1)の最大値に基づくことが可能であり、タイプBのCQIが送信されるとき、(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)、およびΔCQIの最大値に基づくことが可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
WTRUがDC−HSDPAまたはDC−HSDPA−MIMOで構成される場合、推定されるHS−DPCCH送信電力は、PDPCCH,target、ならびに(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)、および(ΔCQI+1)の最大値に基づくことが可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
WTRUが3C/4C−HSDPAで構成される(Secondary_Cell_Enabled>1である)場合、推定されるHS−DPCCH送信電力は、PDPCCH,target、ならびに(ΔACK+2)、(ΔNACK+2)、および(ΔCQI+2)の最大値に基づくことが可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
WTRUが8C−HSDPAで構成される(すなわち、Secondary_Cell_Enabled>3)場合、それぞれの送信されたHS−DPCCHに関して推定されるHS−DPCCH送信電力は、PDPCCH,raget、ならびに、(ΔACK+2)、(ΔNACK+2)、および(ΔCQI+2)の最大値に基づくことが可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、PHS−DPCCHは、推定されるHS−DPCCH送信電力を表し、推定される一次アクティブ化周波数DPCCH電力、ならびにSecondary_Cell_Enabled<2である場合、(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)、および(ΔCQI+1)の最大値(または、そうでない場合、(ΔACK+2)、(ΔNACK+2)、および(ΔCQI+2)の最大値)に基づいて計算可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
第1の例示的な実装形態の代替として、3C/4CのHSDPA事例および8CのHSDPA事例を共に組み合わせることができるが、これは、以下のように、Secondary_Cell_Enabled<2の場合、これらの事例が、既存の定義を維持しながら、同じ最大電力オフセットを使用して最悪の状況を保護するためである。
WTRUが1つのアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、Secondary_Cell_Enabled>1の場合、それぞれの送信されるHS−DPCCHに関して推定されるHS−DPCCH送信電力は、PDPCCH,taget、ならびに(ΔACK+2)、(ΔNACK+2)、および(ΔCQI+2)の最大値に基づくことが可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、PHS−DPCCHは、推定されるHS−DPCCH送信電力を表し、推定される一次アクティブ化周波数DPCCH電力、ならびにSecondary_Cell_Enabled<4の場合、(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)、および(ΔCQI+1)の最大値(または、そうでない場合、(ΔACK+2)、(ΔNACK+2)、および(ΔCQI+2)の最大値)に基づいて計算可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
第1の例示的な実装形態に対する別の代替として、MIMO構成を用いない3C−HSDPAを、MIMOを用いた3C−HSDPAおよび4C−HSDPAの事例と区別することができるが、これは、以下のように、他の事例を維持するとき、MIMOを用いた3C−HSDPAおよび4C−HSDPAの事例は異なる最大電力オフセットを使用することができるためである。
WTRUが1つのアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、WTRUがMIMOを用いない3C−HSDPAで構成される(すなわち、Secondary_Cell_Enabled=2)場合、推定されるHS−DPCCH送信電力は、PDPCCH,target、ならびに(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)、および(ΔCQI+1)の最大値に基づくことが可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
WTRUがMIMOを用いた3C−HSDPAで構成される(Secondary_Cell_Enabled=2)か、または4C−HSDPAで構成される(すなわち、Secondary_Cell_Enabled=3)場合、推定されるHS−DPCCH送信電力は、PDPCCH,target、ならびに(ΔACK+2)、(ΔNACK+2)、および(ΔCQI+2)の最大値に基づくことが可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、PHS−DPCCHは、推定されるHS−DPCCH送信電力を表し、推定される一次アクティブ化周波数DPCCH電力、ならびにSecondary_Cell_Enabled<2の場合、(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)、および(ΔCQI+1)の最大値(または、そうでない場合、MIMOが構成されて、Secondary_Cell_Enabled=3の場合、(ΔACK+1)、(ΔNACK+1)、および(ΔCQI+1)の最大値、もしくは、そうでない場合(ΔACK+2)、(ΔNACK+2)、および(ΔCQI+2)の最大値)に基づいて計算可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
第2の方法では、M>4のMC−HSDPAまたは8C−HSDPA(すなわち、Secondary_Cell_Enabled>3)で、1つを超える(K>1と仮定する)HS−DPCCHが構成および送信されるとき、以下のように、新しい項目−ΣHS−DPCCHkを上記の方程式に加えて、一次HS−DPCCH(すなわち、レガシーHS−DPCCH)の他に、追加のHS−DPCCHに関して推定されるHS−DPCCH送信電力の和を説明することができる:
NRPM=(PMax−PDPCCH,target−PDPDCH−PHS−DPCCH−ΣHS−DPCCHk−PE−DPCCH,j)/PDPCCH,target 方程式(7)
remaining,s=max(PMax−ΣDPCCH,target,i−PHS−DPCCH−ΣHS−DPCCHk−Pnon−SG,0) 方程式(8)
allocated,y=PMax−PHS−DPCCH−ΣHS−DPCCHk−ΣDPCCH,target,i−PE−DPCCH,x−PE−DPDCCH,x 方程式(9)
式中、PHS−DPCCHkは、指標k(k=2、3、…K)を有する、推定されるHS−DPCCH送信電力を表し、PHS−DPCCHと同じように、PDPCCH,target、ならびにΔACK、ΔNACK、およびΔCQIの直近に信号送信された値に基づく、対応するHS−DPCCHkに関する最大HS−DPCCH利得係数に基づいて計算される。
SFが128である2つのHS−DPCCHが使用される8C−HSDPAの場合(すなわち、Secondary_Cell_Enabled>3であるとき)、第2の方法の例示的な実装形態が以下で記述される。WTRUが1つのアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、NRPMを以下のように定義することができる:
NRPM=(PMax−PDPCCH,target−PDPDCH−PHS−DPCCH−PHS−DPCCH2−PE−DPCCHj)/PDPCCH,target 方程式(10)
式中、PHS−DPCCHは、Secondary_Cell_Enabled<4のとき、上記のように定義される。
HS−DPCCH2は、PDPCCH,target、ならびに(ΔACK+2)、(ΔNACK+2)、および(ΔCQI+2)の最大値に基づく最大HS−DPCCH2利得係数に基づいて推定されるHS−DPCCH2送信電力であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。それに関してNRPMが評価される目標E−DCHのTTIがCMフレームに対応する場合、CMによる利得係数に対する修正をPHS−DPCCH2の推定内に含めることが可能である。
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、WTRUは、E−TFC候補jに関する以下の方程式に基づいて、第i番目のアクティブ化されたアップリンク周波数(この場合、i(=1または2)は一次アップリンク周波数の指標および二次アップリンク周波数の指標に対応する)に関するE−TFC選択に関して利用可能なNRPMを推定することができる:
NRPMi,j=(Pallocated,i−PE−DPCCHi,j/PDPCCH,target,i 方程式(11)
式中、Pallocated,iは、以下の事例に基づいて、WTRUによって第i番目のアップリンク周波数に割り振られた電力を示す。
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有し、再伝送が必要とされない場合、またはWTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有し、2つの再伝送が必要とされる場合、
allocated,1=P+Pnon−SG 方程式(12)
allocated,2=P 方程式(13)
式中、Pは、以下のように定義される、第i番目のアクティブ化されたアップリンク周波数に関してスケジュールされた伝送に関する最大残余可能電力を表す:
Figure 2014506437
式中、Premaining,sは、以下のように定義される、スケジュールされていない伝送に関する電力が考慮に入れられた時点での、スケジュールされた伝送に関する残余電力である:
remaining,s=max(PMax−ΣDPCCH,target,i−PHS−DPCCH−PHS−DPCCH2−Pnon−SG,0) 方程式(15)
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有し、1つのアクティブ化されたアップリンク周波数内で1つの再伝送が必要とされる場合、WTRUは、以下のように定義される、再伝送が必要とされる、アクティブ化されたアップリンク周波数に割り振られた電力(Pallocated,x)、および再伝送が必要とされない、アクティブ化されたアップリンク周波数に割り振られた電力(Pallocated,y)を使用してE−TFC選択に関して利用可能なNRPMを推定することができる:
allocated,y=PMax−PHS−DPCCH−PHS−DPCCH2−ΣDPCCH,target,i−PE−DPCCH,x−PE−DPCCH,x
方程式(16)
allocated,x=PE−DPCCH,x+PE−DPDCH,x
方程式(17)
上記の両方の事例で、Secondary_Cell_Enabled<4のとき、PHS−DPCCHは上記のように定義される。PHS−DPCCH2は、推定されるHS−DPCCH2送信電力を表し、推定される一次アクティブ化周波数DPCCH電力、ならびに(ΔACK+2)、(ΔNACK+2)、および(ΔCQI+2)の最大値に基づいて計算可能であり、式中、ΔACK、ΔNACK、およびΔCQIは直近に信号送信された値である。
第2の方法に対する代替として、第2の方法を変更して、推定されるHS−DPCCH送信電力を、指標k(k=0、2、3、…、K)を有する、新しい項目−ΣHS−DPCCHk内に含めることが可能である。より詳細には、M>4の場合のMC−HSDPAまたは8C−HSDPAで1つを超える(K>1と仮定する)HS−DPCCHが構成および送信されるとき、以下のように、一次HS−DPCCH(すなわち、レガシーHS−DPCCH)を含めて、すべてのHS−DPCCHに関して推定されるHS−DPCCH送信電力の和を明らかにするために、NRPM関連の方程式を定義することが可能である。
WTRUが1つのアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、NRPMを以下のように計算することが可能である:
NRPM=(PMax−PDPCCH,target−PDPDCH−ΣHS−DPCCHk−PE−DPCCH,j)/PDPCCH,target 方程式(18)
WTRUが1つを超えるアクティブ化されたアップリンク周波数を有するとき、これらの方程式を以下のように改正することが可能である:
remaining,s=max(PMax−ΣDPCCH,target,i−ΣHS−DPCCHk−Pnon−SG,0) 方程式(19)
allocated,y=PMax−ΣHS−DPCCHk−ΣDPCCH,target,i−PE−DPCCH,x−PE−DPDCH,x 方程式(20)
式中、PHS−DPCCHkは、指標k(k=0、2、3、…K)を有する、推定されるHS−DPCCH送信電力を表し、PDPCCH,target、ならびにΔACK、ΔNACK、およびΔCQIの直近に信号送信された値に基づく、対応するHS−DPCCHに関する最大HS−DPCCH利得係数に基づいて計算される。
あるいは、E−TFC制限は、RRC構成に基づいて、上記の両方の方法に関して使用することが可能な二次サービス提供HS−DSCHセルのアクティブ化状態に基づいて、推定されるHS−DPCCH送信を定義することが可能である。
実施形態
1. マルチセルHSDPA動作に関するフィードバックを送信するための方法。
2. 複数のセルからダウンリンク伝送を受信するステップを含む実施形態1に記載の方法。
3. セルに関するHARQ−ACKメッセージおよび/またはCQIもしくはPCI/CQIメッセージを生成するステップを含む実施形態2に記載の方法。
4. HARQ−ACKメッセージおよび/またはCQIもしくはPCI/CQIメッセージを符号化するステップを含む実施形態3に記載の方法。
5. 拡散係数が128である複数のHS−DPCCHにおいて、符号化されたHARQ−ACKメッセージおよび/または符号化されたCQIもしくはPCI/CQIメッセージを送信するステップを含む実施形態4に記載の方法。
6. それぞれのHS−DPCCHが、少なくとも2つの符号化されたHARQ−ACKメッセージおよび少なくとも2つの符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージをHS−DPCCHサブフレームで搬送するように構成されている実施形態5に記載の方法。
7. それぞれのHARQ−ACKメッセージは、2つのセルに関するHARQ情報が結合符号化されるように2つのセルにマッピングされ、それぞれのCQIまたはPCI/CQIメッセージは、1つのセルにマッピングされる実施形態5または6に記載の方法。
8. 2つのHS−DPCCHサブフレームによって、最高で4つまでのセルの符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージは、第1の報告内で送信され、最高で4つまでの別のセルの符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージは、第2の報告内で送信される実施形態7に記載の方法。
9. HS−DPCCHにおいていずれのセルもアクティブ化または非アクティブ化されることを条件に、そのHS−DPCCH内で、セルがHARQ−ACKメッセージおよび/またはCQIもしくはPCI/CQIメッセージにリマッピングされるか、あるいはHARQ−ACKメッセージおよび/またはCQIもしくはPCI/CQIメッセージが繰り返される実施形態7または8に記載の方法。
10. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて3つのセルがアクティブである場合、2つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報が結合符号化され、もう1つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報がDTXと結合符号化される実施形態4から9のいずれか1つに記載の方法。
11. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて2つのセルがアクティブである場合、2つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報が結合符号化され、結果として生じる符号語が繰り返されて、HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たす実施形態4から10のいずれか1つに記載の方法。
12. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて1つのセルがアクティブである場合、アクティブなセルのHARQ−ACK情報がDTXと符号化され、結果として生じる符号語が繰り返されて、HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たす実施形態4から11のいずれか1つに記載の方法。
13. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいてアクティブなセルがない場合、HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットが送信されないか、またはDTX符号語が繰り返されて、HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たす実施形態4から12のいずれか1つに記載の方法。
14. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて3つのセルがアクティブである場合、2つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが第1の報告内で搬送され、もう1つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが第2の報告内で繰り返される実施形態4から13のいずれか1つに記載の方法。
15. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて2つのセルがアクティブである場合、1つのセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが第1の報告内で繰り返され、もう1つのセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが第2の報告内で繰り返される実施形態4から14のいずれか1つに記載の方法。
16. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて1つのセルがアクティブである場合、アクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが第1の報告内で繰り返され、第2の報告が送信されない実施形態4から15のいずれか1つに記載の方法。
17. HS−DPCCHにおいてアクティブなセルがない場合、HS−DPCCHのCQIまたはPCI/CQIスロットが送信されない実施形態4から16のいずれか1つに記載の方法。
18.それぞれのHS−DPCCH上のHARQ−ACKメッセージまたはCQIもしくはPCI/CQIメッセージに関する電力オフセットが、それぞれのHS−DPCCH上のアクティブな二次セルの数およびMIMO構成状態に基づいて独立して判断される実施形態4から17のいずれか1つに記載の方法。
19. HARQプリアンブルおよびHARQポストアンブルを送信するための条件が両方のHS−DPCCHにおいて満たされることを条件に、両方のHS−DPCCHにおいてそのプリアンブルおよびそのポストアンブルを同時に送信するステップをさらに含む実施形態4から18のいずれか1つに記載の方法。
20. マルチセルHSDPA動作に関するフィードバックを送信するためのWTRU。
21. 複数のセルからダウンリンク伝送を受信するように構成されたトランシーバを備える実施形態20に記載のWTRU。
22. セルに関するHARQ−ACKメッセージおよび/またはCQIもしくはPCI/CQIメッセージを生成するように構成されたプロセッサをさらに備える実施形態21に記載のWTRU。
23. プロセッサは、HARQ−ACKメッセージおよび/またはCQIもしくはPCI/CQIメッセージを符号化するように構成されている実施形態22に記載のWTRU。
24. プロセッサは、拡散係数が128である複数のHS−DPCCHにおいて、符号化されたHARQ−ACKメッセージおよび/または符号化されたCQIもしくはPCI/CQIメッセージを送信するように構成されている実施形態23に記載のWTRU。
25. それぞれのHS−DPCCHは、少なくとも2つの符号化されたHARQ−ACKメッセージおよび少なくとも2つの符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージをHS−DPCCHサブフレームで搬送するように構成されている実施形態24に記載のWTRU。
26. それぞれのHARQ−ACKメッセージは、2つのセルに関するHARQ情報が結合符号化されるように2つのセルにマッピングされ、それぞれのCQIまたはPCI/CQIメッセージは、1つのセルにマッピングされる実施形態25に記載のWTRU。
27. 2つのHS−DPCCHサブフレームによって、最高で4つまでのセルの符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージは、第1の報告内で送信され、最高で4つまでの別のセルの符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージは、第2の報告内で送信される実施形態25または26に記載のWTRU。
28. プロセッサは、HS−DPCCHにおいていずれのセルもアクティブ化または非アクティブ化されることを条件に、HS−DPCCH内で、セルをHARQ−ACKメッセージおよび/またはCQIもしくはPCI/CQIメッセージをリマッピングし、かつ/あるいはHARQ−ACKメッセージおよび/またはCQIもしくはPCI/CQIメッセージを繰り返すように構成されている実施形態25から27のいずれか1つに記載のWTRU。
29. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて3つのセルがアクティブである場合、プロセッサは、2つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報を結合符号化し、もう1つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報をDTXと結合符号化するように構成されている、実施形態23から28のいずれか1つに記載のWTRU。
30. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて2つのセルがアクティブである場合、プロセッサは、2つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報を結合符号化し、結果として生じる符号語を繰り返して、HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たすように構成されている実施形態23から29のいずれか1つに記載のWTRU。
31. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて1つのセルがアクティブである場合、プロセッサは、アクティブなセルのHARQ−ACK情報をDTXと符号化し、結果として生じる符号語を繰り返して、HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たすように構成されている実施形態23から30のいずれか1つに記載のWTRU。
32. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいてアクティブなセルがない場合、プロセッサは、HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを送信しないか、またはDTX符号語を繰り返して、HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たすように構成されている実施形態23から31のいずれか1つに記載のWTRU。
33. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて3つのセルがアクティブである場合、プロセッサは、2つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを第1の報告内で送信し、もう1つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを第2の報告内で繰り返すように構成されている実施形態23から32のいずれか1つに記載のWTRU。
34. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて2つのセルがアクティブである場合、プロセッサは、1つのセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを第1の報告内で繰り返し、他の1つのセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを第2の報告内で繰り返すように構成されている実施形態23から33のいずれか1つに記載のWTRU。
35. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて1つのセルがアクティブである場合、プロセッサは、アクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを第1の報告内で繰り返し、第2の報告を送信しないように構成されている実施形態23から34のいずれか1つに記載のWTRU。
36. HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいてアクティブなセルがない場合、プロセッサは、HS−DPCCHのCQIまたはPCI/CQIスロットを送信しないように構成されている実施形態23から35のいずれか1つに記載のWTRU。
37. それぞれのHS−DPCCH上のHARQ−ACKメッセージまたはCQIもしくはPCI/CQIメッセージに関する電力オフセットが、それぞれのHS−DPCCH上のアクティブな二次セルの数およびMIMO構成状態に基づいて独立して判断される実施形態22から36のいずれか1つに記載のWTRU。
38. プロセッサは、HARQプリアンブルおよびHARQポストアンブルを送信するための条件が両方のHS−DPCCHにおいて満たされることを条件に、両方のHS−DPCCHにおいてそのプリアンブルおよびそのポストアンブルを同時に送信するように構成されている実施形態22から37のいずれか1つに記載のWTRU。
特徴および要素は、上で、特定の組合せで記述されているが、それぞれの特徴もしくは要素を、単独で、または他の特徴および要素と組み合わせて使用することが可能である点が当業者には理解されよう。加えて、本明細書で記述された方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行するために、コンピュータ可読媒体内に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアの形で実施可能である。コンピュータ可読媒体の例は、(有線接続またはワイヤレス接続を介して送信される)電子信号およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよび取外し可能ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスク、およびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含むが、これらに限定されない。ソフトウェアと共に、プロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータの中で使用するための無線周波数トランシーバを実装することが可能である。

Claims (22)

  1. マルチセル高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)動作に関するフィードバックを送信するための方法であって、
    複数のセルからのダウンリンク送信を受信するステップと、
    前記セルに関する、ハイブリッド自動再送要求応答(HARQ−ACK)メッセージ、および/またはチャネル品質表示(CQI)もしくはプリコーディング制御表示/チャネル品質表示(PCI/CQI)メッセージを生成するステップと、
    前記HARQ−ACKメッセージおよび/または前記CQIもしくはPCI/CQIメッセージを符号化するステップと、
    拡散係数が128である複数の高速個別物理制御チャネル(HS−DPCCH)において、前記符号化されたHARQ−ACKメッセージおよび/または前記符号化されたCQIもしくはPCI/CQIメッセージを送信するステップと
    を含み、
    それぞれのHS−DPCCHは、少なくとも2つの符号化されたHARQ−ACKメッセージおよび少なくとも2つの符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージをHS−DPCCHサブフレームで搬送するように構成され、
    それぞれのHARQ−ACKメッセージは、2つのセルに関するHARQ情報が結合符号化されるように2つのセルにマッピングされ、それぞれのCQIまたはPCI/CQIメッセージは1つのセルにマッピングされ、2つのHS−DPCCHサブフレームによって、最高で4つまでのセルの前記符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージは、第1の報告内で送信され、最高で4つまでの別のセルの前記符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージは、第2の報告内で送信され、
    1つのHS−DPCCHにおいていずれのセルもアクティブ化されるまたは非アクティブ化されることを条件に、そのHS−DPCCH内で、前記セルがHARQ−ACKメッセージおよびCQIもしくはPCI/CQIメッセージにリマッピングされ、かつ/あるいは前記HARQ−ACKメッセージおよび/または前記CQIもしくはPCI/CQIメッセージが繰り返される
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて3つのセルがアクティブである場合、2つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報が結合符号化され、もう1つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報が不連続送信(DTX)メッセージと結合符号化されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて2つのセルがアクティブである場合、2つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報が結合符号化され、結果として生じる符号語が繰り返されて、前記HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たすことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて1つのセルがアクティブである場合、前記アクティブなセルのHARQ−ACK情報が不連続送信(DTX)メッセージと符号化され、結果として生じる符号語が繰り返されて、前記HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たすことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいてアクティブなセルがない場合、前記HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットが送信されないか、または不連続送信(DTX)符号語が繰り返されて、前記HS−DPCCHの前記HARQ−ACKスロットを満たすことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて3つのセルがアクティブである場合、2つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが前記第1の報告内で搬送され、もう1つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが前記第2の報告内で繰り返されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて2つのセルがアクティブである場合、1つのセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが前記第1の報告内で繰り返され、もう1つのセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが前記第2の報告内で繰り返されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて1つのセルがアクティブである場合、前記アクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージが前記第1の報告内で繰り返され、前記第2の報告が送信されないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. HS−DPCCHにおいてアクティブなセルがない場合、前記HS−DPCCHのCQIまたはPCI/CQIスロットが送信されないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. それぞれのHS−DPCCH上の前記HARQ−ACKメッセージまたは前記CQIもしくはPCI/CQIメッセージに関する電力オフセットが、アクティブな二次セルの数、および対応するHS−DPCCH上の多入力多出力(MIMO)構成状態に基づいて独立して判断されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. HARQプリアンブルおよびHARQポストアンブルを送信するための条件が両方のHS−DPCCHにおいて満たされることを条件に、両方のHS−PCCHにおいて前記HARQプリアンブルおよび前記ポストアンブルを同時に送信するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. マルチセル高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)動作に関するフィードバックを送信するためのワイヤレス送/受信装置(WTRU)であって、
    複数のセルからのダウンリンク送信を受信するように構成されたトランシーバと、
    前記セルに関する、ハイブリッド自動再送要求応答(HARQ−ACK)メッセージおよび/またはチャネル品質表示(CQI)もしくはプリコーディング制御表示/チャネル品質表示(PCI/CQI)メッセージを生成し、前記HARQ−ACKメッセージおよび/または前記CQIもしくはPCI/CQIメッセージを符号化し、拡散係数が128である複数の高速個別物理制御チャネル(HS−DPCCH)において、前記符号化されたHARQ−ACKメッセージおよび/または前記符号化されたCQIもしくはPCI/CQIメッセージを送信するように構成されたプロセッサと
    を備え、
    それぞれのHS−DPCCHは、少なくとも2つの符号化されたHARQ−ACKメッセージおよび少なくとも2つの符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージをHS−DPCCHサブフレームで搬送するように構成され、
    それぞれのHARQ−ACKメッセージは、2つのセルに関するHARQ情報が結合符号化されるように2つのセルにマッピングされ、それぞれのCQIまたはPCI/CQIメッセージは、1つのセルにマッピングされ、2つのHS−DPCCHサブフレームによって、最高で4つまでのセルの前記符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージは、第1の報告内で送信され、最高で4つまでの別のセルの前記符号化されたCQIまたはPCI/CQIメッセージは、第2の報告内で送信され、
    前記プロセッサは、HS−DPCCHにおいていずれのセルもアクティブ化または非アクティブ化されることを条件に、そのHS−DPCCH内で、前記セルをHARQ−ACKメッセージおよびCQIもしくはPCI/CQIメッセージにリマッピングするように構成され、かつ/あるいは前記HARQ−ACKメッセージおよび/または前記CQIもしくはPCI/CQIメッセージが繰り返される
    ことを特徴とするWTRU。
  13. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて3つのセルがアクティブである場合、前記プロセッサが、2つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報を結合符号化し、もう1つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報を不連続送信(DTX)メッセージと結合符号化するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
  14. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて2つのセルがアクティブである場合、前記プロセッサは、2つのアクティブなセルのHARQ−ACK情報を結合符号化し、結果として生じる符号語を繰り返して、前記HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たすように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
  15. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて1つのセルがアクティブである場合、前記プロセッサは、前記アクティブなセルのHARQ−ACK情報を不連続送信(DTX)メッセージと符号化し、結果として生じる符号語を繰り返して、前記HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを満たすように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
  16. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいてアクティブなセルがない場合、前記プロセッサは、前記HS−DPCCHのHARQ−ACKスロットを送信しないか、または不連続送信(DTX)符号語を繰り返して、前記HS−DPCCHの前記HARQ−ACKスロットを満たすように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
  17. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて3つのセルがアクティブである場合、前記プロセッサは、2つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを前記第1の報告内で送信し、もう1つのアクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを前記第2の報告内で繰り返すように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
  18. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて2つのセルがアクティブである場合、前記プロセッサは、1つのセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを前記第1の報告内で繰り返し、他のセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを前記第2の報告内で繰り返すように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
  19. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいて1つのセルがアクティブである場合、前記プロセッサは、前記アクティブなセルのCQIまたはPCI/CQIメッセージを前記第1の報告内で繰り返し、前記第2の報告を送信しないように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
  20. 前記HS−DPCCHのうちのいずれか1つにおいてアクティブなセルがない場合、前記プロセッサは、前記HS−DPCCHのCQIまたはPCI/CQIスロットを送信しないように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
  21. それぞれのHS−DPCCH上の前記HARQ−ACKメッセージまたは前記CQIもしくはPCI/CQIメッセージに関する電力オフセットが、アクティブな二次セルの数、および対応するHS−DPCCH上の多入力多出力(MIMO)構成状態に基づいて独立して判断されることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
  22. 前記プロセッサは、HARQプリアンブルおよびHARQポストアンブルを送信するための条件が両方のHS−DPCCHにおいて満たされることを条件に、両方のHS−DPCCHにおいて前記HARQプリアンブルおよび前記HARQポストアンブルを同時に送信するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
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