JP2014506425A - 複数の移動端末によって転送される各信号の送信電力を調整するための方法及びデバイス - Google Patents

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Abstract

本発明は、無線セルラー通信ネットワークにおいて、複数の移動端末によって無線インターフェースを通じて転送される各信号の送信電力を調整するための方法に関する。移動端末は、少なくとも1つの基地局又は複数のホーム基地局によってサービングされ、ホーム基地局は、少なくとも1つの基地局のセルに配置されている。この方法は、
− 移動端末と少なくとも1つの基地局及び少なくとも1つのホーム基地局との間の各パス利得を少なくとも取得するステップと、
− 取得されたパス利得から統計を求めるステップと、
− 統計の少なくとも一部に従って、関数の少なくとも1つの係数を取得するステップと、
− 少なくとも1つの取得された係数を表す情報を移動端末に転送するステップと
を含む。

Description

本発明は、包括的には、無線セルラー通信ネットワークにおいて、複数の移動端末によって無線インターフェースを通じて転送される各信号の送信電力を調整するための方法及びデバイスに関する。
無線セルラー通信ネットワークは大規模にデプロイされているが、依然として無線セルラー通信ネットワークの基地局によってカバーされていない幾つかのエリアが存在する。基地局は、所与の計画に従って事業者によってデプロイされる。
例えば、基地局及び/又は移動端末によって放射される信号が過度に減衰する場合には、無線セルラー通信ネットワークへのアクセスは、可能でない場合もあるし、過度に高い送信電力又は過度に低いスペクトル効率、すなわち建物内に位置する移動端末にとって過度に多くのシステムリソースを要する場合もある。
今日では解決策が提案されている。ホーム基地局、若しくはフェムト基地局、若しくはピコ基地局、又は中継器のように、必ずしも事業者によってデプロイされるとは限らず、したがって所与の計画に従うとは限らない特定の基地局が、建物及び基地局オフロード内においてカバレッジエリアを提供することができる。中継器は、屋外のカバレッジ拡張をもたらすこともできる。
ホーム基地局又はフェムト基地局は、限られたカバレッジエリアを提供する。絶え間のないカバレッジエリアサイズの縮小とスペクトル効率の増加に起因して、セル間干渉が主要な問題になっている。セル間干渉調整(ICIC)技法は、セル間干渉問題を緩和することを目的としている。従来、移動端末は、自身を現在サービングしている基地局に対して、自身が近隣の基地局及び/又はホーム基地局から受けている干渉を報告する。基地局は、効率的なICICを可能にするために相互間でメッセージも交換する。しかしながら、基地局間メッセージには、基地局間のリンクの確立が必要とされる。基地局とホーム基地局との間、又はホーム基地局間の同じリンクは、場合によっては確立することができない。
ホーム基地局の大量のデプロイによって、基地局とそのカバレッジエリア内に配置されている全てのホーム基地局との間にそのようなリンクを有することが妨げられる。リンクが存在する場合であっても、それらのリンク上のメッセージの量は、コアネットワークに過度の負担をかけないように可能な限り少なくしなければならない。これらホーム基地局は、基地局と強く干渉する場合があり、カバレッジホールを生み出す場合さえある。
シャドーイングがない場合、干渉の影響は基地局とホーム基地局とを隔てる距離に依存する。アップリンクチャネルでは、基地局とホーム基地局との間の距離が短いほど、基地局によってサービングされる全ての移動端末に対する、ホーム基地局によってサービングされる移動端末によって生成される干渉は大きくなる。アップリンクチャネルでは、電力制御を有する場合、基地局とホーム基地局との間の距離が長いほど、ホーム基地局によってサービングされる全ての移動端末に対する、基地局によってサービングされる移動端末によって引き起こされる干渉は大きくなる。
シャドーイングがある場合、干渉の影響は単にホーム基地局と基地局との間の距離に関係するだけではない。アップリンクチャネルでは、干渉はホーム基地局に近接する各移動端末と基地局との間のシャドーイングにも依存する。したがって、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と基地局との間の平均パス利得が高いほど、基地局によってサービングされる全ての移動端末に対する、ホーム基地局によってサービングされる移動端末によって引き起こされる干渉は大きくなる。その上、基地局によってサービングされる移動端末も、ホーム基地局によってサービングされる移動端末に対して干渉する。パス利得に依存する電力制御を有する場合、基地局と、ホーム基地局の近隣においてこの基地局によってサービングされる移動端末との間の平均パス利得が低いほど、そのホーム基地局によってサービングされる全ての移動端末に対する、その基地局によってサービングされる移動端末によって引き起こされる干渉は大きくなる。
ホーム基地局は、限られた数の移動端末がそれぞれのリソースを通じて無線セルラー通信ネットワークにアクセスすることを可能にすることができる。ホーム基地局を通じてネットワークのリソースにアクセスすることを許可される移動端末は、ホーム基地局の所有者、ネットワーク、又は両者の組合せによって決定することができる。
ここで、所有者とは、一般的な意味に理解されなければならない。すなわち、所有者はホーム基地局の主なユーザーのみの場合もあるし、所有者はホーム基地局を賃借している人の場合もあるし、所有者は自身の自宅又はオフィスにホーム基地局を収容している人の場合もある。
例えば、ホーム基地局の所有者とその家族の移動端末のみが、当該ホーム基地局を通じて無線セルラー通信ネットワークにアクセスすることができる。これらの移動端末は、このホーム基地局に関連付けられている。
基地局は、多数の移動端末がそれぞれのリソースを通じて無線セルラー通信ネットワークにアクセスすることを可能にする。基地局を通じてネットワークのリソースにアクセスすることを許可される移動端末は、無線セルラー通信ネットワークの事業者が決定することができる。
基地局のセルは、通常、ホーム基地局のセルよりもはるかに大きい。
基地局間のセル間干渉調整(ICIC)技法は、広く議論されてきた。
本発明は、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と当該ホーム基地局との間で転送される信号が、基地局によってサービングされる移動端末と当該基地局との間で転送される信号に対して干渉するのを回避することを目的とする。
また、本発明は、基地局によってサービングされる移動端末と当該基地局との間で転送される信号が、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と当該ホーム基地局との間で転送される信号に対して干渉するのを回避することも目的とする。
この目的のために、本発明は、無線セルラー通信ネットワークにおいて、複数の移動端末によって無線インターフェースを通じて転送される各信号の送信電力を調整するための方法に関する。移動端末は、少なくとも1つの基地局又は複数のホーム基地局によってサービングされ、ホーム基地局は、少なくとも1つの基地局のセルに配置される。この方法は、
− 移動端末と少なくとも1つの基地局との間のパス利得、及び、移動端末と少なくとも1つのホーム基地局との間のパス利得、及び/又は、少なくとも1つの基地局及び/又はホーム基地局において測定された雑音を取得するステップと、
− 取得されたパス利得及び/又は雑音から統計を求めるステップと、
− 取得されたパス利得及び/又は雑音から求められた統計の少なくとも一部に従って、関数の少なくとも1つの係数を取得するステップと、
− 移動端末が少なくとも1つの取得された係数を表す情報から導出された送信電力で信号を転送することを可能にするために、少なくとも1つの取得された係数を表す情報を移動端末に転送するステップと
を含むことを特徴とする。
また、本発明は、無線セルラー通信ネットワークにおいて、複数の移動端末によって無線インターフェースを通じて転送される各信号の送信電力を調整するためのシステムにも関する。移動端末は、少なくとも1つの基地局又は複数のホーム基地局によってサービングされ、ホーム基地局は、少なくとも1つの基地局のセルに配置される。このシステムは、
− 移動端末と少なくとも1つの基地局との間のパス利得、及び、移動端末とホーム基地局との間のパス利得、及び/又は、少なくとも1つの基地局及び/又はホーム基地局において測定された雑音を取得する手段と、
− 取得されたパス利得及び/又は雑音から統計を求める手段と、
− 取得されたパス利得及び/又は雑音から求められた統計の少なくとも一部に従って、関数の少なくとも1つの係数を得る手段と、
− 移動端末が少なくとも1つの取得された係数を表す情報から導出された送信電力で信号を転送することを可能にするために、少なくとも1つの取得された係数を表す情報を移動端末に転送する手段と
を含むことを特徴とする。
したがって、基地局によってサービングされる移動端末と当該基地局との間で転送される信号に対する、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と当該ホーム基地局との間で転送される信号の干渉が制御される。
さらに、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と当該ホーム基地局との間で転送される信号に対する、基地局によってサービングされる移動端末と当該基地局との間で転送される信号の干渉が制御される。
最後に、少なくとも1つの基地局又は複数のホーム基地局によってサービングされる移動端末の性能のより効率的な最適化を達成するために、各基地局又は各ホーム基地局における雑音レベルを考慮することができる。
特定の特徴によれば、少なくとも1つの基地局によってサービングされる移動端末について、当該移動端末と当該移動端末をサービングする少なくとも1つの基地局のセルに配置されているホーム基地局との間の各パス利得が取得され、ホーム基地局によってサービングされる移動端末について、当該移動端末と当該移動端末をサービングするホーム基地局のみとの間の各パス利得が取得される。
したがって、全てのホーム基地局HBSの干渉は、各移動端末とその移動端末をサービングするホーム基地局又は基地局との間のリンクの品質にも従って制御される。ホーム基地局によってサービングされる移動端末MTの、別のホーム基地局に対する干渉は、過度に高い複雑さを回避するために考慮されない。
特定の特徴によれば、関数は連続した範囲の実数値について定義されるか、又は複数の係数が取得され、当該係数は関数を表すテーブルのエントリである。
したがって、良好な複雑性/性能のトレードオフを選択することができる。連続した範囲の実数値について定義された関数の最適化は、達成するのがより容易である。それに対して、関数を表すテーブルは、より良好な性能を提供することができる。
特定の特徴によれば、各パス利得は、1つの移動端末をサービングする1つのホーム基地局と当該移動端末との間のパス利得、又は1つの移動端末をサービングする1つの基地局と当該移動端末との間のパス利得、又は1つの移動端末をサービングしていない1つのホーム基地局と当該移動端末との間のパス利得、又は1つの移動端末をサービングしていない1つの基地局と当該移動端末との間のパス利得である。
したがって、有用な信号及び干渉信号の双方のパス利得が、より効率的な最適化を達成するために考慮される。
特定の特徴によれば、関数の少なくとも1つの係数のセットが、各ホーム基地局及び少なくとも1つの基地局について求められる。
したがって、ホーム基地局ごと又は基地局ごとのケースバイケースの電力制御が、そのホーム基地局又はその基地局の環境を考慮に入れるために適用される。
特定の特徴によれば、少なくとも1つの係数の同じセットが、全てのホーム基地局について求められる。
したがって、ネットワーク内でのシグナリング量及び最適化の複雑性を低減するために、共通の電力制御が全てのホーム基地局に適用される。
特定の特徴によれば、パス利得は、ホーム基地局及び少なくとも1つの基地局によって取得され、統計は、ホーム基地局及び少なくとも1つの基地局によって求められる。
したがって、ホーム基地局及び少なくとも1つの基地局は、移動端末ごとに特定の1つのデータを転送するのではなく、サービングしているか又はサービングしていた全ての移動端末に共通の統計を転送するだけであるので、ネットワーク内のシグナリングが低減される。
特定の特徴によれば、関数の少なくとも1つの係数は、基地局又は無線セルラー通信ネットワークのサーバによって取得される。
したがって、関数の少なくとも1つの係数は集中方式で取得され、これによって、より良好な性能が達成される。
特定の特徴によれば、少なくとも1つの取得された係数を表す情報は、移動端末をサービングする基地局を介して又は移動端末をサービングするホーム基地局を介して、各移動端末に転送される。
したがって、関数の少なくとも1つの係数が、多くの移動端末に関する統計に基づいて最適化され、ホーム基地局若しくは基地局に固有であっても、又は多くのホーム基地局に共通であっても、各移動端末の送信電力は、依然として、例えば、移動端末とその移動端末をサービングする基地局又はホーム基地局との間のパス利得のような、その移動端末に固有の幾つかのパラメータに依存する。したがって、移動端末に固有の送信電力が適用され、これによって、より良好な性能が達成される。
特定の特徴によれば、関数の少なくとも1つの係数がサーバによって取得されるとき、少なくとも1つの基地局は、当該少なくとも1つの基地局において測定された雑音の調和平均、及び/又は、当該少なくとも1つの基地局において測定された雑音の平均、及び/又は、移動端末とホーム基地局との間のパス利得を当該移動端末と当該移動端末をサービングする基地局との間のパス利得で割った比の、上記少なくとも1つの基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる平均、をサーバに転送する。
したがって、基地局とサーバとの間のネットワークを通じたこの低減されたシグナリングのおかげで、単一のパス利得若しくは数個のパス利得に依存する電力制御関数、又はルックアップテーブルである電力制御関数を用いて、各ホーム基地局に固有の又は多くのホーム基地局に共通の種々のタイプの電力制御を適用することができる。
特定の特徴によれば、各ホーム基地局は、当該ホーム基地局が配置されているセルの基地局又はサーバに向けて、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と基地局との間のパス利得をホーム基地局によってサービングされる移動端末と当該ホーム基地局との間のパス利得で割った比の、当該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる平均、及び/又は、ホーム基地局において測定された雑音の調和平均、及び/又は、ホーム基地局において測定された雑音の平均、及び/又は、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と基地局との間のパス利得の、当該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる平均、及び/又は、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と基地局との間のパス利得の、当該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる標準偏差、及び/又は、ホーム基地局の負荷、及び/又は、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と当該ホーム基地局との間のパス利得の、当該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる調和平均、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と当該ホーム基地局との間のパス利得の、当該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる平均、及び/又は、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と当該ホーム基地局との間のパス利得の、当該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる標準偏差を、転送する。
したがって、ホーム基地局と当該ホーム基地局が配置されているセル内の基地局との間のネットワークを通じたこの低減されたシグナリングのおかげで、単一のパス利得若しくは数個のパス利得に依存する電力制御関数、又はルックアップテーブルである電力制御関数を用いて、各ホーム基地局に固有の又は多くのホーム基地局に共通の種々のタイプの電力制御を適用することができる。
さらに別の態様によれば、本発明は、プログラム可能デバイス内に直接ロード可能とすることができるコンピュータプログラムであって、このコンピュータプログラムがプログラム可能デバイスにおいて実行されると、本発明による方法のステップを実施する命令又はコード部を含む、コンピュータプログラムに関する。
コンピュータプログラムに関する特徴及び利点は、本発明による方法及び装置に関連して上述したものと同じであるので、ここでは繰り返さないことにする。
本発明の特徴は、一例の実施形態の以下の説明を読むことによってより明らかになるであろう。この説明は、添付図面に関して作成されたものである。
本発明が実施される無線セルラー通信ネットワークを表す図である。 本発明が実施される基地局のアーキテクチャを表す図である。 本発明が実施されるホーム基地局のアーキテクチャを表す図である。 本発明が実施されるサーバのアーキテクチャを表す図である。 本発明による各ホーム基地局及び各基地局によって実行されるアルゴリズムを開示する図である。 本発明による各基地局又はサーバによって実行されるアルゴリズムを開示する図である。 本発明による各ホーム基地局及び各基地局によって実行されるアルゴリズムを開示する図である。
図1は、本発明が実施される無線セルラー通信ネットワークを表している。
図1には、無線セルラー通信ネットワークの2つの基地局BS1とBS2、及び複数のホーム基地局HBS1〜HBS4が示されている。
2つの基地局BS1とBS2、及び4つのホーム基地局HBS1〜HBS4しか示されていないが、本発明はより多くの数の基地局BS及び/又はホーム基地局HBSが存在する場合でも機能することを理解されたい。
基地局BS1とBS2は、例えば、基地局BS1のセルCE1及び/又は基地局BS2のセルCE2に位置する移動端末をサービングする無線セルラー通信ネットワークの基地局である。
明確にするために、図1には、3つの移動端末MT1、MT2、及びMT3しか示されていない。
ホーム基地局HBS1〜HBS4は、フェムト基地局、若しくはピコ基地局、又は中継器とも呼ばれる。
例えば、中継器は、基地局BS1又はBS2との無線リンクを介して無線セルラー通信ネットワークに接続されるホーム基地局HBSである。
各ホーム基地局HBS1〜HBS4は、例えば住宅内に配置され、当該ホーム基地局HBSに関連付けられた移動端末MTが無線セルラー通信ネットワークにアクセスすることを可能にすることができる。
例えば、ホーム基地局HBS1とHBS4は、同じ建物内に配置されている。
例えば、ホーム基地局HBSが移動端末MTの所有者のものである場合、又はホーム基地局HBSが移動端末MTの所有者の家族若しくは友人のものである場合には、ホーム基地局HBSと移動端末MTとは関連付けられる。
移動端末MTが基地局BS又はホーム基地局HBSによってサービングされているとき、その移動端末MTは、当該基地局BS又はホーム基地局HBSを通じて、遠隔の通信デバイスとの通信を受信又は確立又は継続することができる。
基地局BS1は、エリア又はセルCE1に位置する移動端末MT1、MT2、及びMT3によって転送された信号を受信することができる。基地局BS1は、セルCE1に位置する移動端末MT1、MT2、及びMT3が受信して処理することができる信号を転送する。基地局BS2は、エリア又はセルCE2に位置する移動端末MT2及びMT3によって転送された信号を受信することができる。基地局BS2は、セルCE2に位置する移動端末MT2及びMT3が受信して処理することができる信号を転送する。
図1の例では、基地局BS1とBS2はそれぞれ1つのセルCE1とセルCE2しか有していない。本発明は、基地局BSが複数のセルを有する場合にも適用可能である。その場合、本発明は、基地局BSのセルごとに独立して適用される。
ホーム基地局HBS1〜HBS4は、基地局BS1のセルCE1に含まれている。ホーム基地局HBS3は、基地局BS2のセルCE2にも含まれている。
ホーム基地局HBS1〜HBS4は、移動端末MT1及びMT2が受信して処理することができる信号をそれぞれのセル内で放射する。
ホーム基地局HBS1は、エリア又はセルCEHB1に位置する移動端末MT1によって転送された信号を受信することができる。ホーム基地局HBS1は、セルCEHB1に位置する移動端末MT1が受信して処理することができる信号を転送する。
ホーム基地局HBS3は、エリア又はセルCEHB3に位置する移動端末MT2によって転送された信号を受信することができる。ホーム基地局HBS3は、セルCEHB3に位置する移動端末MT2が受信して処理することができる信号を転送する。
エリアCEHB2は、ホーム基地局HBS2のセルである。エリアCEHB4は、ホーム基地局HBS4のセルである。
移動端末MT3は、基地局BS1によってサービングされている。ホーム基地局HBS1とHBS3によってそれぞれサービングされる移動端末MT1とMT2によって転送された信号は、移動端末MT3によって転送されて基地局BS1によって受信される信号に対して干渉する。移動端末MT2は、ホーム基地局HBS3によってサービングされている。基地局BS1によってサービングされる移動端末MT3によって転送された信号は、移動端末MT2によって転送されて基地局HBS3によって受信される信号に対して干渉する。
図1には、サーバServが示されている。このサーバServは、複数の基地局BSの複数のセルを制御することができ、基地局BSの代わりに本アルゴリズムを実行することができるコアネットワークデバイスである。サーバServは、コーディネータと呼ばれる場合もある。
本発明によれば、基地局BSはホーム基地局HBSと共同で、又はサーバServは少なくとも1つの基地局BS及びホーム基地局HBSと共同で、
− 移動端末MTと少なくとも1つの基地局BSとの間のパス利得、及び、移動端末MTと少なくとも1つのホーム基地局HBSとの間のパス利得、及び/又は、少なくとも1つの基地局BS及び/又はホーム基地局HBSにおいて測定された雑音を取得し、
− 上記取得されたパス利得、及び/又は、少なくとも1つの基地局BS及び/又はホーム基地局HBSにおいて測定された雑音から、統計を求め、
− 上記取得されたパス利得から求められた統計の少なくとも一部に従って、関数の少なくとも1つの係数を取得し、
− 移動端末MTが少なくとも1つの取得された係数を表す情報から導出された送信電力で信号を転送することを可能にするために、少なくとも1つの取得された係数を表す情報を移動端末MTに転送する、
ことによって、セル間干渉調整手順を実行する。
本発明によれば、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MT1とMT2の送信電力と、基地局BSによってサービングされる少なくとも1つの移動端末MT3の送信電力とは、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末と当該ホーム基地局HBSとの間のリンク条件と、基地局BSによってサービングされる移動端末と当該基地局BSとの間のリンク条件とを最適化するように設定される。
図1の特定の例によれば、リンク条件は、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MT1とMT2及び基地局BSによってサービングされる少なくとも移動端末MT3の信号対干渉プラス雑音比(SINR)である。
本発明によれば、基地局BSによってサービングされる各移動端末MTは、自身と自身をサービングする基地局BSとの間のパス利得、及び/又は、自身と干渉移動端末をサービングする少なくとも1つの基地局BSとの間のパス利得、及び/又は、自身とホーム基地局HBSとの間のパス利得を報告する。
干渉移動端末MTは、当該干渉移動端末MTをサービングしていない少なくとも1つの基地局BS又は少なくとも1つのホーム基地局HBSと干渉する信号を放射する移動端末MTである。
ホーム基地局HBSによってサービングされる各移動端末MTは、自身と自身をサービングするホーム基地局HBSとの間のパス利得、及び/又は、自身と干渉移動端末をサービングする少なくとも1つの基地局BSとの間のパス利得を報告する。
各基地局BSは、自身によってサービングされる及び/又はサービングされていた各移動端末MTによって転送されたパス利得報告から、統計を作成する。この統計は、サーバServに転送することができる。
一変形形態では、各基地局BSは、自身が受信する雑音レベルに関する統計も作成する。この統計は、サーバServに転送することができる。
各ホーム基地局HBSは、自身によってサービングされる及び/又はサービングされていた各移動端末MTによって転送されたパス利得報告から、統計を作成する。この統計は、ホーム基地局HBSが配置されているセルCEの基地局BS又はサーバServに転送される。
一変形形態では、各ホーム基地局HBSは、自身と自身が配置されているセルCEの基地局BSとの間のパス利得に関する統計も作成する。
一変形形態では、各ホーム基地局HBSは、自身が受信する雑音レベルに関する統計も作成する。この統計は、サーバServ又は基地局BSに転送することができる。
統計は、1時間ごと又は1日ごとに周期的に転送することができる。
基地局BSは、自身のセルCEに配置されているホーム基地局HBSによってサービングされる全ての移動端末MTのための電力制御ルールを最適化し、特定の例によれば、自身によってサービングされる移動端末MTのための電力制御ルールを最適化する。
代替的には、サーバServが、自身が担当する基地局BSのセルに配置されているホーム基地局HBSによってサービングされる全ての移動端末MT、及び自身が担当する基地局BSによってサービングされる全ての移動端末MTのための電力制御ルールを最適化する。
本発明によれば、電力制御ルールは、有用パス利得と干渉パス利得のペアの関数fである。ここで、有用パス利得は、移動端末MTと当該移動端末をサービングするホーム基地局HBS又は基地局BSとの間のパス利得である。干渉パス利得は、干渉移動端末MTと当該干渉移動端末MTをサービングしていない基地局BSとの間のパス利得であるか、又は干渉移動端末MTと当該干渉移動端末MTをサービングしていないホーム基地局HBSとの間のパス利得である。ホーム基地局HBSは、基地局BSのセルCE内に又は基地局BSのセルCEに近接して配置されている。代替的には、電力制御ルールは、有用リンク品質と干渉リンク品質のペアの関数fである。例えば有用リンク品質は、有用パス利得を雑音で割った比である。
各ホーム基地局HBSは、解析的に定義されるか又はルックアップテーブルとして定義される関数fである電力制御ルールと係数を受信し、これら電力制御ルールと係数又は各移動端末MTによって用いられる送信電力を、ホーム基地局HBSがサービングする各移動端末MTに転送する。
一変形形態では、各ホーム基地局HBSは、電力制御ルールの係数を受信し、電力制御ルールと係数、又は係数、又は各移動端末MTによって用いられる送信電力を、ホーム基地局HBSがサービングする移動端末に転送する。電力制御ルールの係数は、関数を表すテーブル、すなわちルックアップテーブルのエントリとすることができる。
各基地局BSは、解析的に定義されるか又はルックアップテーブルとして定義される関数fである電力制御ルールと係数を受信することができ、これら電力制御ルールと係数又は各移動端末MTによって用いられる送信電力を、基地局BSがサービングする各移動端末MTに転送する。
一変形形態では、各基地局BSは、電力制御ルールの係数を受信することができ、電力制御ルールと係数、又は係数、又は各移動端末MTによって用いられる送信電力を、基地局BSがサービングする各移動端末MTに転送する。電力制御ルールの係数は、関数を表すテーブル、すなわちルックアップテーブルのエントリとすることができる。
電力最適化は、例えば、以下で開示するように実行される。
例えば、電力制御最適化は、解析的又は関数fのルックアップテーブルの形式の構造とすることができる或る構造を選び、最良の関数、又は関数係数、又は所与の判定基準を最適化するための所与の関数を定義する係数を選ぶことによって行われる。この最適化は、解析的なものとすることもできるし、数値的なもの、すなわち多くの関数又は係数セットを試験して最良のものを維持することによるものとすることもできる。
数値的/解析的な最適化は、電力設定関数f用の所与の構造、例えば、dBを単位とするアフィンの構造、及び/又は、fminとfmaxの間の所与の範囲内の構造を用いて行うことができる。例えば、f(x)=a・x+bである場合、関数fの係数aとbが最適化される。
例えば、ルックアップテーブルを用いるとき、変数xに依存する関数fは、変数のベクトルとなり、xを離散値の所与の集合に定量化することによって記述される。例えば、xの各次元は、定量化範囲[xmin,xmax]と定量化ステップを選ぶことによって定量化される。最適化の判定基準に従って大域最適化した結果、最良のルックアップテーブル、すなわち、xの各離散値についてのfの最良の値が選ばれる。
最適化判定基準は、考慮すべき単一の確率変数値が存在する場合には、所与の確率変数値の変位値又は平均とすることができ、或いは、変位値の和、平均の和、変位値の変位値、平均の変位値、全ての確率変数値に関する変位値等の幾つかの確率変数値の関数とすることもできる。
上記所与の確率変数値は、単一の確率変数値の場合には、同じホーム基地局HBS又は同じ基地局BSによってサービングされる全ての移動端末MTに固有とすることができる。例えば、最適化は、基地局BSのセルCEに配置されている全てのホーム基地局HBSによってサービングされる全ての移動端末MTによって基地局BSに対して引き起こされる劣化と、基地局BSによってサービングされる移動端末MTによって当該基地局BSのセルCEに配置されている各ホーム基地局HBSに対して引き起こされる劣化とが、同じであることを保証することができる。
例えば、この最適化を実行するするために、確率変数値は、干渉がない場合の信号のSINRを干渉がある場合のSINRで割った比とすることができる。例えば、この最適化を実行するための確率変数値は、干渉がない場合のシャノン容量を干渉がある場合のシャノン容量で割った比とすることができる。
これらの比は関数fに依存する。干渉は、基地局BS又はホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTによって転送された信号が、当該移動端末MTをサービングしていない別の基地局BS又は別のホーム基地局HBSによって受信されるアップリンク信号に対して干渉すること又は容量を低減することを意味する。
アップリンク信号は、ホーム基地局HBS又は基地局BSによってサービングされる移動端末MTから、当該ホーム基地局HBS又は当該基地局BSよって受信される信号である。
アップリンク信号は、ホーム基地局HBS又は基地局BSによってサービングされていない移動端末MTから、当該ホーム基地局HBS又は当該基地局BSよって受信される信号ではない。
所与の確率変数値は、少なくとも1つの基地局BSのセルCEに配置されている全てのホーム基地局HBSによってサービングされる全ての移動端末MTについて、大域的とすることができる。
例えば、最適化は、基地局BSのセルCEに配置されている全てのホーム基地局HBSによってサービングされる全ての移動端末MTによって、基地局BSによって受信されるアップリンク信号に対して引き起こされる劣化が、基地局BSによってサービングされる移動端末MTによって、基地局BSのセルに配置されているホーム基地局HBSによって受信される全てのアップリンク信号に対して引き起こされる劣化に関して設定されることを保証することができる。
例えば、ホーム基地局HBSによって受信されるアップリンク信号に対して基地局BSによって引き起こされる劣化は、基地局BSによってサービングされる移動端末MTによって、基地局BSのセルに配置された全てのホーム基地局HBSによって受信される全てのアップリンク信号に対して引き起こされる平均劣化である。
例えば、この最適化を実行するための確率変数値は、干渉がない場合の信号のSINRを干渉がある場合のSINRで割った比とすることができる。例えば、この最適化を実行するための確率変数値は、干渉がない場合のシャノン容量を干渉がある場合のシャノン容量で割った比とすることができる。これらの比は、関数fに依存することができる。干渉は、各ホーム基地局HBSによって受信されるアップリンク信号に対する基地局BSのアップリンク信号の干渉又は容量低減を意味するとともに、基地局BSによって受信されるアップリンク信号に対する、基地局BSのセルCEに配置されている全てのホーム基地局HBSの干渉又は容量低減を意味する。
別の例では、最適化は、基地局BSのセルCEに配置されているホーム基地局HBSによってサービングされる全ての移動端末MTによって、基地局BSの性能に対して引き起こされる劣化が、所与の値に設定されることを保証することができ、ホーム基地局HBSの性能が最大化されることを保証することができる。
本発明によれば、例えば、所定の関数の基底を用いて、又は、デシベル(dB)及び/又はヒストグラムによって表すことができる確率変数のガウス分布のような所与の分布の平均及び/又は分散を用いて、基地局BSとホーム基地局HBSから報告された統計を量子化することができる。一般に、距離に依存した伝搬損失分布の分散と比較してシャドーイングの高い分散のおかげで、ガウス分布はdBによるパス利得の良好な解である。
図2は、本発明が実施される基地局のアーキテクチャを表す図である。
基地局BSは、例えば、バス201によって互いに接続される構成要素と、図5、図6、及び図7に開示するようなプログラムによって制御されるプロセッサ200とに基づくアーキテクチャを有している。
バス201は、プロセッサ200を、読み出し専用メモリROM202、ランダムアクセスメモリRAM203、無線インターフェース205、及びネットワークインターフェース206にリンクする。
メモリ203は、変数を収納するように意図されたレジスタと、図5、図6、及び図7に開示するようなアルゴリズムに関連したプログラムの命令とを含む。
プロセッサ200は、ネットワークインターフェース206の動作と無線インターフェース205の動作を制御する。
読み出し専用メモリ202は、図5、図6、及び図7に開示するようなアルゴリズムに関連したプログラムの命令を含む。これらの命令は、基地局BSに電源が投入されるとランダムアクセスメモリ203に転送される。
基地局BSは、ネットワークインターフェース206を通じて通信ネットワークに接続することができる。例えば、ネットワークインターフェース206は、DSL(デジタル加入者線)モデム又はISDN(統合サービスデジタルネットワーク)インターフェース等である。ネットワークインターフェース206を通じて、基地局BSは、メッセージを無線セルラー通信ネットワークのコアネットワークに転送することができる。
無線インターフェース205とネットワークインターフェース206は、移動端末が遠隔の通信デバイスとの通信を確立又は受信する際に無線セルラー通信ネットワークにアクセスするために、移動端末によって用いられる基地局BSのリソースである。
図3は、本発明が実施されるホーム基地局のアーキテクチャを表す図である。
ホーム基地局HBSは、例えば、バス301によって互いに接続される構成要素と、図5及び図7に開示するようなプログラムによって制御されるプロセッサ300とに基づくアーキテクチャを有している。
バス301は、プロセッサ300を、読み出し専用メモリROM302、ランダムアクセスメモリRAM303、無線インターフェース305、及びネットワークインターフェース306にリンクする。
メモリ303は、変数を収納するように意図されたレジスタと、図5及び図7に開示するようなアルゴリズムに関連したプログラムの命令とを含む。
プロセッサ300は、ネットワークインターフェース306の動作と無線インターフェース305の動作を制御する。
読み出し専用メモリ302は、図5及び図7に開示するようなアルゴリズムに関連したプログラムの命令を含む。これらの命令は、ホーム基地局HBSに電源が投入されるとランダムアクセスメモリ303に転送される。
ホーム基地局HBSは、ネットワークインターフェース306を通じて通信ネットワークに接続することができる。例えば、ネットワークインターフェース306は、DSL(デジタル加入者線)モデム又はISDN(統合サービスデジタルネットワーク)インターフェース又はホーム基地局HBSを基地局BSにリンクする無線リンク等である。ネットワークインターフェース306を通じて、ホーム基地局HBSはメッセージを無線セルラー通信ネットワークのコアネットワークに転送することができる。
無線インターフェース305とネットワークインターフェース306は、移動端末が遠隔の通信デバイスとの通信を確立又は受信する際に無線セルラー通信ネットワークにアクセスするために、移動端末によって用いられるホーム基地局HBSのリソースである。
図4は、本発明が実施されるサーバのアーキテクチャを表す図である。
サーバServは、例えば、バス401によって互いに接続される構成要素と、図6に開示するようなプログラムによって制御されるプロセッサ400とに基づくアーキテクチャを有している。
バス401は、プロセッサ400を、読み出し専用メモリROM402、ランダムアクセスメモリRAM403、及びネットワークインターフェース406にリンクする。
メモリ403は、変数と、図6に開示するようなアルゴリズムに関連したプログラムの命令とを収納するように意図されたレジスタを含む。
プロセッサ400は、ネットワークインターフェース406の動作を制御する。
読み出し専用メモリ402は、図6に開示するようなアルゴリズムに関連したプログラムの命令を含む。これらの命令は、サーバServに電源が投入されるとランダムアクセスメモリ403に転送される。
サーバServは、ネットワークインターフェース406を通じて通信ネットワークに接続される。例えば、ネットワークインターフェース406は、DSL(デジタル加入者線)モデム又はISDN(統合サービスデジタルネットワーク)インターフェース等である。ネットワークインターフェース406を通じて、サーバServは、メッセージを無線セルラー通信ネットワークのコアネットワーク及び/又は基地局BS及び/又はホーム基地局に転送することができる。
図5は、本発明による、各ホーム基地局と各基地局によって実行されるアルゴリズムを開示している。
より正確には、本アルゴリズムは、各基地局BSのプロセッサ200と各ホーム基地局HBSのプロセッサ300によって実行される。
ステップS500において、プロセッサ200は、基地局BSがサービングしている移動端末MTによって転送された測定報告の、無線インターフェース205を通じた受信を検出する。
各測定報告は、サービングしている基地局BSと報告を転送する移動端末MTとの間のパス利得と、報告を転送する移動端末MTと当該移動端末MTが干渉する基地局BSとの間のパス利得と、報告を転送する移動端末MTと当該移動端末MTが干渉する各ホーム基地局HBSとの間の各パス利得とを含むことができる。
ここで、種々の測定報告を受信することができることに留意されたい。各測定報告は、1つ又は幾つかの上述した情報を含むことができる。
測定報告は、1時間又は1日のような所与の期間の間、蓄積することができる。
各基地局BSと各ホーム基地局HBSは、報告において識別される。ここで、一変形形態では、パス利得に代えて、単数又は複数の報告は受信電力測定値を含むことができることに留意されたい。この場合、基地局BSによる送信電力とホーム基地局HBSによる送信電力が、基地局BSとサーバServによって知られていなければならない。
同様の方法で、プロセッサ300は、ホーム基地局HBSがサービングしている移動端末MTによって転送された測定報告の、無線インターフェース305を通じた受信を検出する。
各測定報告は、サービングしているホーム基地局HBSと報告を転送する移動端末MTとの間のパス利得と、報告を転送する移動端末MTと当該移動端末MTが干渉する基地局BSとの間のパス利得と、報告を転送する移動端末MTと当該移動端末MTが干渉する各ホーム基地局HBSとの間の各パス利得とを含むことができる。
ここで、種々の測定報告を受信することができることに留意されたい。各測定報告は、1つ又は幾つかの上述した情報を含むことができる。
測定報告は、1時間又は1日のような所与の期間の間、蓄積することができる。
各基地局BSと各ホーム基地局HBSは、報告において識別される。ここで、一変形形態では、パス利得に代えて、単数の報告は受信電力測定値を含むことができることに留意されたい。この場合、基地局BSによる送信電力とホーム基地局HBSによる送信電力が、ホーム基地局HBS又は基地局BS又はサーバServによって知られていなければならない。
次のステップS501において、プロセッサ200は、受信された報告から統計を作成する。これらの統計は、一般に、基地局BSによってもはやサービングされていない移動端末MTから受信された以前の報告も用いた長期的なものである。同時に、熱雑音を含む加法的白色ガウス雑音(AWGN)のレベルが無線インターフェース205から取得される。
ここで、加法的白色ガウス雑音に加えて、別の基地局BS又は別のホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTによって転送される信号を雑音レベルの一部として考慮することができることに留意されたい。このレベルは、以下ではAWGNプラス干渉レベルと呼ばれる。
同様の方法で、プロセッサ300は、受信された報告から統計を作成する。これらの統計は、基地局BSによってもはやサービングされていない移動端末MTから受信された以前の報告も用いた長期的なものとして作成することができる。同時に、AWGNプラス干渉レベルが無線インターフェース305から取得される。
ここで、別の基地局BS又は別のホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTによって転送される信号を、ホーム基地局HBSはAWGNプラス干渉レベルの一部として考慮することができることに留意されたい。
次のステップS502において、プロセッサ200は、作成された統計をRAMメモリ203に記憶することを指示するとともに、サーバServが図6を参照して開示されるアルゴリズムを実行する際には、作成された統計をネットワークインターフェース206を通じてサーバServに転送することを指示する。
同様の方法で、プロセッサ300は、作成された統計をRAMメモリ303に記憶することを指示するとともに、サーバServが図6のアルゴリズムを実行する際には、作成された統計をネットワークインターフェース306を通じてサーバServに転送し、基地局BSが図6のアルゴリズムを実行する際には、作成された統計をネットワークインターフェース306を通じて基地局BSに転送することを指示する。
その後、このアルゴリズムは、ステップS500に戻る。
図6は、本発明による、各基地局又はサーバによって実行されるアルゴリズムを開示している。
より正確には、本アルゴリズムは、基地局BSのプロセッサ200とサーバservのプロセッサ400によって実行される。
ステップS600において、プロセッサ200は、基地局BSのセルCEに配置されているホーム基地局HBSによって転送された統計の、ネットワークインターフェース206又は無線インターフェース205を通じた受信を検出する。
代替的には、プロセッサ400が、サーバServが担当する各基地局BSのセルCEに配置されているホーム基地局HBSによって転送された統計の、ネットワークインターフェース406を通じた受信を検出する。これらの統計は、ホーム基地局HBSが配置されているセルCEの基地局BSを介して転送することもできる。
ステップS601において、プロセッサ200は、図5のステップS501において作成された統計をRAMメモリ203から読み出す。
代替的には、プロセッサ400が、サーバServが担当する各基地局BSによって転送された統計の、ネットワークインターフェース406を通じた受信を検出する。
次のステップS602において、プロセッサ200は、基地局BSと当該基地局BSのセルCEに配置されているホーム基地局HBSの電力制御ルールを最適化する。
代替的には、プロセッサ400が、サーバServが担当する基地局BSと当該サーバServが担当する基地局BSのセルに配置されているホーム基地局HBSの電力制御ルールを最適化する。
この電力制御ルールの最適化は、少なくとも1つの関数fを求めることに基づいている。
本発明の第1の実現例によれば、関数fは、基地局BSの各セルCE又はホーム基地局HBSの各セルCEHBに固有である。ここで考慮される電力制御では、以下の式のように、基地局BSによってサービングされる移動端末MTと当該基地局BSとの間のパス利得、又は移動端末MTと当該移動端末MTをサービングするホーム基地局HBSとの間のパス利得の逆数をとる。
Figure 2014506425
ただし、Gは、移動端末MTと移動端末MTをサービングする基地局BS又はホーム基地局HBSからの有用パス利得である。βは、この関数に関連付けられた最適化されるスカラー値である。
この関数を用いた結果として得られる電力制御
Figure 2014506425
は、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTj用のものである。ただし、()は、ホーム基地局HBSを示し、Gi,j は、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTjと当該ホーム基地局HBSiとの間のパス利得である。
この関数を用いた結果として得られる電力制御
Figure 2014506425
は、基地局BSによってサービングされる移動端末MTk用のものである。ただし、()は、基地局BSを示し、G は、基地局BSによってサービングされる移動端末MTkと当該基地局BSとの間のパス利得である。
最適化は、ホーム基地局HBSによってサービングされる全ての干渉移動端末MTによって基地局BSの性能に対して引き起こされる劣化と、基地局BSによってサービングされる移動端末MTによって各ホーム基地局HBSの性能に対して引き起こされる劣化とが同じであることを保証する。
性能劣化は、干渉がない場合のSINRを干渉がある場合のSINRで割ったSINR比によって表される。基地局BSにおいて、この比はSRと表記され、ホーム基地局HBSによってサービングされる干渉移動端末MTの干渉がない場合のSINRを、ホーム基地局HBSによってサービングされる干渉移動端末MTの干渉がある場合のSINRで割ったものである。
ホーム基地局HBSにおいて、この比はSR と表記され、基地局BSによってサービングされる干渉移動端末MTの干渉がない場合のSINRを、基地局BSによってサービングされる干渉移動端末MTの干渉がある場合のSINRで割ったものである。
選ばれた関数fを用いると、上記の比は以下のようになる。
Figure 2014506425
ただし、FwoMは、基地局BSによってサービングされる干渉移動端末MTの干渉がない場合のホーム基地局HBSにおけることを示し、FwMは、基地局BSによってサービングされる干渉移動端末MTの干渉がある場合のホーム基地局HBSにおけることを示し、MwoFは、ホーム基地局HBSによってサービングされる干渉移動端末MTの干渉がない場合の基地局BSにおけることを示し、MwFは、ホーム基地局HBSによってサービングされる干渉移動端末MTの干渉がある場合の基地局BSにおけることを示し、Nは、基地局BSのセルのうちの近隣のセルCEからの、基地局BSにおけるAWGNプラス干渉レベルであり、N は、ホーム基地局HBSが配置されている基地局BSのセルのうちの近隣のセルCEからの、ホーム基地局HBSにおけるAWGNプラス干渉レベルであり、G FMは、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得であり、G MFは、ホーム基地局HBSiと基地局BSによってサービングされる移動端末MTとの間のパス利得である。最適化プロセスは、移動端末MTを特に考慮しないので、ここではインデックスj及びkが省略されていることに留意されたい。したがって、パス利得は確率変数である。
最適化のためには、基地局BSによってサービングされる移動端末MTの可能性のある全ての位置にわたる平均劣化と、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTの可能性のある全ての位置にわたる平均劣化とが考慮され、以下の式を解かなければならない。
Figure 2014506425
ただし、
Figure 2014506425
は、変数Xの平均を示す。干渉がある場合(β FwM,βMwF)と干渉がない場合(β FwoM,βMwoF)とで異なるベータ値が選ばれる。例えば、干渉がない場合の(β FwoM,βMwoF)値は既知である。
解析的な系の導出後、以下の解が得られる。
Figure 2014506425
ただし、
Figure 2014506425
である。
代替的には、干渉がない場合の(β FwoM,βMwoF)値は既知ではなく、基地局BS又はサーバServによって求めることもできる。
例えば、干渉がない場合の(β FwoM,βMwoF)値は、各ホーム基地局HBSのセルが同じ平均SINRを有するとともに、ホーム基地局HBSを含む基地局BSのセルが所与の平均SINRを有するように選ぶことができる。
Figure 2014506425
ただし、αは、ホーム基地局HBSによってサービングされる全ての移動端末MTのターゲットSINRであり、αは、ホーム基地局HBSを含む基地局BSによってサービングされる全ての移動端末MTのターゲットSINRである。
最適なβ値であるβ FwMの式は、ステップS600において受信される各ホーム基地局HBSについての2つの統計と、ステップS601において取得されるホーム基地局HBSを含む1つの基地局BSについての1+N個の統計とに依存する。ここで、Nは基地局BSのセルCE内のホーム基地局HBSの数である。
本アルゴリズムがサーバServによって実行される際の基地局BSからサーバServへの統計フローは、基地局BSによって現在サービングされているか又は以前にサービングされていた全ての移動端末にわたるパス利得比の平均、すなわち、各干渉ホーム基地局HBSiについて、移動端末MTとホーム基地局HBSiとの間のパス利得を移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得で割ったものの平均
Figure 2014506425
を含む。ただし、Gは、基地局BSによってサービングされる移動端末MTと当該基地局BSとの間のパス利得を示し、G MFは、基地局BSによってサービングされる移動端末MTと当該基地局BSのセルCEに配置されているホーム基地局HBSiとの間のパス利得を示す。統計フローは、基地局BS上での雑音AWGNプラス干渉レベルの調和平均
Figure 2014506425
も含む。
本アルゴリズムがサーバServによって実行される際のホーム基地局HBSからサーバServへの統計フロー、又は本アルゴリズムが基地局BSによって実行される際のホーム基地局HBSから基地局BSへの統計フローは、ホーム基地局HBSによってサービングされる全ての移動端末MTにわたるパス利得比の平均、すなわち、各ホーム基地局HBSiについて、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得をホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTとホーム基地局HBSとの間のパス利得で割ったものの平均
Figure 2014506425
であり、基地局BSのセルCEに配置されているホーム基地局HBSi上の雑音の調和平均
Figure 2014506425
である。
各ホーム基地局HBSは2つの値を送信する。本アルゴリズムがサーバServによって実行されるとき、基地局BSはN+1個の値をサーバServに送信する。
サーバServ又は基地局BSは、統計を処理し、各ホーム基地局HBS用の1つの最適なβ値と、基地局BS用の1つの最適なβ値とを出力する。
本発明の第2の実現例によれば、基地局BSにおける電力設定値は既に設定されており、基地局BSのセルに配置されているホーム基地局HBSの大域的な電力設定値を求める必要がある。
関数fは、基地局BSのセルCEに配置されている全てのホーム基地局HBSに共通である。ここで考慮される電力制御は、干渉パス利得の逆数を取ったものである。
Figure 2014506425
ただし、Gは干渉パス利得である。この関数を用いた結果として得られる電力制御
Figure 2014506425
は、基地局BSのセルに配置されている全てのホーム基地局HBSのためのものである。ただし、Pi,j は、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTjのための送信電力であり、Gi,j FMは、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTjと基地局BSとの間の干渉パス利得である。
ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末に起因する基地局BSにおける劣化は、例えば所与のレベルに設定される。基地局BSにおけるこの劣化は、基地局BSのセルCE内のホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTに起因する基地局BSにおける平均干渉レベルを、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTに起因する干渉がない場合の基地局BSにおけるAWGNプラス干渉レベルNの平均で割った比αによって定義される。
ホーム基地局HBSiについて、ホーム基地局HBSのρの負荷を考える場合、ホーム基地局HBSによってサービングされる全ての移動端末からの、基地局BSにおける総干渉IFMは、
Figure 2014506425
となる。ただし、aは活動状態の指示子であり、確率1−ρで0に等しく、確率ρで1に等しい。基地局BS又はホーム基地局HBSの負荷は、活動状態指示子が1に等しい確率であり、リソースが用いられる確率である。
基地局BS又はホーム基地局HBSの負荷は、ホーム基地局HBSによって自身のセルCEHB内で用いられるリソースの割合に結び付けられる。リソースの割合は、好ましくは、所与の期間にわたる平均であるか、又は或る量のリソースがホーム基地局HBSによってそのセルCEHB内で用いられる確率である。1に等しい活動状態の指示子は、リソースが用いられていることを意味する。
解析的に解いた後、大域的電力パラメータβは、
Figure 2014506425
に等しくなる。ただし、
Figure 2014506425
である。全負荷(ρ=1,∀i)を考える場合、
Figure 2014506425
となる。
最適なβ値の式は、平均雑音と、場合によってはホーム基地局HBSの負荷に依存する。
基地局BSからサーバServへの統計フローは、本アルゴリズムがサーバServによって実行される際には、基地局BSにおける雑音の平均
Figure 2014506425
を含む。
本アルゴリズムがサーバServによって実行される際のホーム基地局BSからサーバServへの統計フロー、又は本アルゴリズムが基地局BSによって実行される際のホーム基地局HBSから基地局BSへの統計フローは、ホーム基地局HBSの負荷が有線バックホール負荷に基づいてサーバServ又は基地局BSによって推定されていない場合には、そのホーム基地局HBSの負荷を含むことができる。
本発明の第3の実現例によれば、基地局BSにおける電力設定値は既に設定されており、基地局BSのセルに配置されているホーム基地局HBSのための大域的な電力設定値が求められる必要がある。
第2の実現例とは異なり、関数fのアプリオリな構造はもはや存在しない。
関数fは全てのホーム基地局HBSに共通である。構造はアプリオリに自由であり、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得に依存する。
ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTに起因する基地局BSにおける劣化αは所与のレベルに設定され、ホーム基地局HBSの性能レベルが最大化される。
確率変数の法則が、定量化された確率密度関数(pdf)
Figure 2014506425
とともに考慮される。
Figure 2014506425
は、ホーム基地局HBSにかかわりなく、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得の法則を記述している。
Figure 2014506425
は、干渉パス利得の範囲を表し、
Figure 2014506425
は、その範囲の確率である。
Figure 2014506425
の最大値に対応するとともに制約
Figure 2014506425
を満たすベクトル
Figure 2014506425
すなわち、
Figure 2014506425
が探索される。ただし、
Figure 2014506425
であり、
Figure 2014506425
は、パス利得
Figure 2014506425
に対応する共通の送信電力解であり、ρは、全てのホーム基地局にわたる定負荷である。
Figure 2014506425
は、関数F Zの最大値に対応するとともに制約制約を満たすZの値
Figure 2014506425
を示す。代替的には、負荷がホーム基地局HBS間で異なる場合、各ホーム基地局HBSの負荷は、
Figure 2014506425
に含まれる。
関数C Pは性能メトリックであり、ここで、Pは送信電力である。例えば、C Pは、全てのホーム基地局HBSの性能にわたる平均性能に関するホーム基地局HBSのシャノン容量限界であるlog 1+γPにほぼ等しい。ただし、γは、複数のホーム基地局HBSにわたる平均比であって、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得と、全てのホーム基地局HBSに共通となり得る、ホーム基地局HBSにおいて受信されたAWGNプラス干渉レベルとの、複数のホーム基地局HBSにわたる平均比である。
γが、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得と、全てのホーム基地局HBSに共通の、ホーム基地局HBSにおいて受信されたAWGNプラス干渉レベルとの比の変位値である場合には、C Pは、セルエッジ性能に関するホーム基地局HBSのシャノン容量限界とすることができる。
変位値u=Q(P)は、uがu未満である確率がPに等しくなるようなuの値uである。
γは、全てのホーム基地局HBSについて一定値であるとみなされ、例えば、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得と、ホーム基地局HBSにおいて受信されたAWGNプラス干渉レベルとの比の平均とみなされる。
解析的な最適化の後、
Figure 2014506425
となる。ただし、
Figure 2014506425
は、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間の干渉パス利得の、全てのホーム基地局HBSにわたる平均である。γ値は、任意に選ぶこともできるし、ゼロ送信電力の発生を制限するように設定することもできる。
最大化の後、全てのホーム基地局HBSにわたる平均性能メトリックCmeanは、
Figure 2014506425
となる。ただし、
Figure 2014506425
は、幾何平均
Figure 2014506425
である。
所与のホーム基地局HBSの劣化αについてCmeanを最大化するのに代えて、適切な電力制御を実行する別の方法は、所与の平均性能メトリックCmeanについて基地局BSの劣化αを最小にすることである。
式は、GFMを除いて、全てのホーム基地局HBSに共通のパラメータのみを含む。関数fを全てのホーム基地局HBSで利用可能にするために、以下の2つのパラメータがブロードキャストされる。
Figure 2014506425
式によれば、関数fは
Figure 2014506425
となる。
したがって、
Figure 2014506425
となる。
最適なβ 値とβ 値の式は、平均雑音と、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末から基地局BSへの干渉パス利得の平均と、各ホーム基地局HBSの負荷とに依存する。
基地局BSからサーバServへの統計フローは、本アルゴリズムがサーバServによって実行される際には、基地局BSにおける雑音の平均
Figure 2014506425
を含む。
本アルゴリズムがサーバServによって実行される際のホーム基地局BSからサーバServへの統計フロー、又は本アルゴリズムが基地局BSによって実行される際のホーム基地局HBSから基地局BSへの統計フローは、ホーム基地局によってサービングされる移動端末MTから基地局BSへの干渉パス利得の平均
Figure 2014506425
であり、ホーム基地局の負荷を含むことができる。サーバServ又は基地局BSにおいて、
Figure 2014506425
は、複数の
Figure 2014506425
から取得される。例えば、
Figure 2014506425
は、複数の
Figure 2014506425
の平均である。
これらの統計は、サーバServ又は基地局BSに転送される。各ホーム基地局HBSは、1つ又は2つの値をサーバServ又は基地局BSに送信する。基地局BSは、サーバServが本アルゴリズムを実行する場合には、1つの値をサーバServに送信する。サーバServ又は基地局BSは、これらの統計を処理し、全てのホーム基地局HBSについて2つのベータ値β とβ を出力する。
本発明の第3の実現例の一変形形態によれば、基地局BSにおける電力設定値は既に設定されており、基地局BSのセルに配置されているホーム基地局HBSのための大域的な電力設定の決定を必要とする。
所与の判定基準を最適化する関数fも探索される。
関数fは全てのホーム基地局HBSに共通である。構造はアプリオリに自由であり、干渉パス利得と有用パス利得に依存する。
ホーム基地局HBSに起因する基地局BSにおける劣化αは所与のレベルに設定され、ホーム基地局HBSの性能レベルが最大化される。
確率変数の法則は、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得については、
Figure 2014506425
であり、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得については、
Figure 2014506425
であるか、或いはこのパス利得をホーム基地局HBSにおいて受信されたAWGNプラス干渉レベルで割った比である。
Figure 2014506425

Figure 2014506425
は、全てのホーム基地局についての法則を記述している。換言すれば、これらの法則は、個々のホーム基地局HBSに依らない。
パス利得、又はパス利得をAWGNプラス干渉レベルで割った比は、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間、又はホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のリンク品質を表す任意のパラメータに置き換えることができる。
Figure 2014506425
を検討することにする。ただし、
Figure 2014506425
であり、
Figure 2014506425
は、パス利得
Figure 2014506425
及びパス利得
Figure 2014506425
に対応する共通の送信電力解である。
関数C P,yは性能メトリックである。ここで、yは、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得、又はホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得をホーム基地局HBSにおけるAWGNプラス干渉レベルで割った比である。
例えば、C P,yは、性能に関するホーム基地局HBSのシャノン容量限界であるlog 1+γyPにほぼ等しい。ただし、yは、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得であり、γは、全てのホーム基地局HBSに共通である、ホーム基地局HBSにおいて受信されたAWGNプラス干渉レベルの逆数の、全てのホーム基地局セルにわたる平均である。
例えば、C P,yは、性能に関するホーム基地局HBSのシャノン容量限界であるlog 1+γyPにほぼ等しい。ただし、yは、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得をAWGNプラス干渉レベルで割った比であり、γは定数である。
例えば、C P,yは、セルエッジ性能に関するホーム基地局HBSのシャノン容量限界であるlog 1+γyPにほぼ等しい。ただし、yは、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該基地局HBSとの間のパス利得であり、γは、全てのホーム基地局HBSに共通である、ホーム基地局HBSにおいて受信されたAWGNプラス干渉レベルの逆数の変位値である。
γは、全てのホーム基地局HBSについて一定値とみなされる。例えば、yが、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得である場合、複数のホーム基地局HBSにおいて受信されたAWGNプラス干渉レベルの逆数の平均である。
解析的な最適化の後、
Figure 2014506425
となる。ただし、
Figure 2014506425
は、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得GFMを、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得yで割った比の、全てのホーム基地局HBSにわたる平均である。yが、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得である場合には、
Figure 2014506425
であり、yが、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得をホーム基地局HBSにおけるAWGNプラス干渉レベルで割った比である場合には、
Figure 2014506425
である。
Figure 2014506425
は、xの調和平均を示す。
大域的な平均
Figure 2014506425

Figure 2014506425
及び
Figure 2014506425
は、基地局BSにおいて計算することもできるし、ホーム基地局HBSごとの個々の平均に基づいてサーバServが計算することもできる。
Figure 2014506425
ただし、N は、ホーム基地局HBSが配置されている基地局BSのセルのうちの近隣のセルCEと基地局BSとからの、ホーム基地局HBSにおけるAWGNプラス干渉のレベルである。
γ値は、任意に選ぶこともできるし、Pを定義する式における減算に起因したゼロ送信電力の発生を制限するように設定することもできる。
全てのホーム基地局HBSにわたる平均性能メトリックCmeanは、
Figure 2014506425
である。ここで、yが、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得である場合には、
Figure 2014506425
であり、yが、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得をホーム基地局HBSにおけるAWGNプラス干渉レベルで割った比である場合には、
Figure 2014506425
である。
所与の基地局BSの劣化αについてCmeanを最大化するのに代えて、適切な電力制御を実行する別の方法は、所与の平均性能メトリックCmeanについて基地局BSの劣化αを最小化することである。
を定義する式は、GFMとyを除いて、全てのホーム基地局HBSに共通のパラメータのみを含む。したがって、関数fを全てのホーム基地局で利用可能にするために、以下の2つのパラメータがブロードキャストされる。
Figure 2014506425
を定義する式によれば、関数fは
Figure 2014506425
となる。
したがって、
Figure 2014506425
となる。
基地局BSからサーバServへの統計フローは、本アルゴリズムがサーバServによって実行される際には、基地局BSにおける雑音の平均
Figure 2014506425
を含む。
本アルゴリズムがサーバServによって実行される際のホーム基地局BSからサーバServへの統計フロー、又は本アルゴリズムが基地局BSによって実行される際のホーム基地局HBSから基地局BSへの統計フローは、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得の平均
Figure 2014506425
と、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得の調和平均
Figure 2014506425
と、ホーム基地局HBSにおける雑音の平均
Figure 2014506425
とを含み、ホーム基地局HBSの負荷を含むこともできる。
本発明の第4の実現例によれば、電力設定値は数値最適化に従って求められる。
上述した例で開示したような解析的な手法とは異なり、サーバSer又は基地局BSは数値最適化を処理する。数値的な手法は、飽和を有するスペクトル効率、スケジューリング効果、停電、又は平均スペクトル効率等のより正確な性能メトリックを考慮に入れることを可能にし、例えば中規模のSINRとメトリック性能をリンクするルックアップテーブルLUTに特に適している。数値的近似は、全てのホーム基地局HBSにおける大域的な性能の他の統計、例えば、平均メトリック性能の変位値、変位値メトリック性能の変位値、大域的な変位値等を考慮するために有利であり得る。
例えば、関数fは、パス利得と対応する送信電力の全ての可能な値とを含むことができるLUTに記憶されるベクトルβに従って定義される。
Figure 2014506425
ただし、
Figure 2014506425
は、
Figure 2014506425
に含まれてスカラー値
Figure 2014506425
によって表されるGに対応するとともに、
Figure 2014506425
に含まれてスカラー値
Figure 2014506425
によって表されるGFMに対応する送信電力である。
したがって、βベクトルには
Figure 2014506425
個のスカラーパラメータがある。関係fは、
Figure 2014506425
によって記述される。或いはより簡単には、m’及びn’が、G及びGFMにそれぞれ最も近い
Figure 2014506425
及び
Figure 2014506425
のインデックスとして選ばれる。1x∈χは、x∈χである場合には1に等しく、そうでない場合には0に等しい。以下では、
Figure 2014506425
である。
一変形形態では、P,GFMは、幾つかのm’及びn’に対応するP個の値を用いた補間から求めることができる。
これまでの例と同様に、
Figure 2014506425
である。
変位値u=Q(Pout)は、uがu未満である確率がPoutに等しくなるようなuの値uである。例えば、Pout=5%である。
上記の公式における2つの変位値の代わりに、平均と変位値を選ぶこともできるし、単一の大域的な変位値を選ぶこともできる。
αを平均の比とする代わりに、αを比の平均
Figure 2014506425
又はこの比の変位値とすることもできる。
上記の公式には、幾つかの確率変数が登場する。活動状態変数(activity variable)a、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得G FM、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSiとの間のパス利得G 、及びホーム基地局HBSiにおけるAWGNプラス干渉レベルN である。N は、ホーム基地局HBSが配置されている基地局BSのセルのうちの近隣のセルCEと基地局BSとからの、ホーム基地局HBSにおけるAWGNプラス干渉のレベルである。
ホーム基地局HBS間の独立性と異なる変数間の独立性を用いることができる。G の確率法則は、全てのホーム基地局HBSについて同一とみなすことができる。この独立性を考慮すると、制約は、以下のように書き換えることができる。
Figure 2014506425
例えば、関数fは、基地局BSやホーム基地局HBSの位置や環境、すなわち特定のデプロイに依存せず、同じ法則が複数の基地局に適用可能である。G FMの確率法則は、全ての基地局BSとホーム基地局HBSに共通である。
例えば、関数fは、基地局BSやホーム基地局HBSの位置や環境、すなわち特定のデプロイに依存する。G FMの確率法則はiの関数であり、特に平均と分散はこれまでの例よりも小さい。
例えば、全ての法則は、対数正規でありかつ独立であるとみなされる。その場合、対数スケールにおける変数の平均と標準偏差のみが必要とされる。
最適化は、例えば対数正規である指定された確率法則に基づいて複数のシナリオ
Figure 2014506425
を生成することと、制約
Figure 2014506425
を満たす可能性のある送信電力ベクトル
Figure 2014506425
を選ぶシナリオごとに幾つかの反復を実行することと、各アクティブなホーム基地局HBSの容量C P ,G ,N を計算することと、全てのシナリオに関する容量統計を作成することと、現在の統計とこれまでの統計とを比較することと、送信電力ベクトルβの勾配を規定することと、最大判定基準を導く送信電力テーブルを維持することにあるものとすることができる。
最適なβは、以下の統計の少なくとも一部に依存する。
− 基地局BSからサーバServへの統計フローは、本アルゴリズムがサーバServによって実行される際には、基地局BSにおける雑音の平均
Figure 2014506425
を含む。
− 本アルゴリズムがサーバServによって実行される際のホーム基地局HBSiからサーバServへの統計フロー、又は本アルゴリズムが基地局BSによって実行される際のホーム基地局HBSiから基地局BSへの統計フローは、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得の平均
Figure 2014506425
、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得の標準偏差
Figure 2014506425
、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSiとの間のパス利得の平均
Figure 2014506425
、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSiとの間のパス利得の標準偏差
Figure 2014506425
、ホーム基地局HBSiにおける雑音の平均
Figure 2014506425
を含み、ホーム基地局HBSiの負荷を含むこともできる。
本発明の第5の実現例によれば、電力設定値は、2つの変数からなる関数の1つのパラメータのみの数値最適化に従って求められる。
関数fは、以下のような構造を有する。
Figure 2014506425
したがって、β= β,β ベクトルには2つのスカラーパラメータがある。
代替的には、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得のみに代えて、ホーム基地局HBSによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSとの間のパス利得を、ホーム基地局HBSにおけるAWGNプラス干渉レベルで割った比を考慮することができる。
Figure 2014506425
十分に多くの数のホーム基地局HBSがある場合、パラメータβの値は、基地局BSに対するホーム基地局HBSのロケーション又はシャドーイングの実現値が何であろうとも、ほぼ同じままである。
第4の実現例と同様に、以下の式を解きたい。
Figure 2014506425
例えば、Pout=5%である。上記の公式の2つの変位値の代わりに、平均と変位値を選択することもできるし、全てのホーム基地局HBSの全ての可能なリンク上の単一の大域的な変位値を選択することもできる。αを平均の比とする代わりに、αは比の平均
Figure 2014506425
又は比の変位値とすることができる。
上記の公式には、幾つかの確率変数が登場する。ホーム基地局HBSiの活動状態a、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得G FM、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSiとの間のパス利得G 、及びホーム基地局HBSiにおけるAWGNプラス干渉レベルN である。
ホーム基地局HBS間の独立性と異なる変数間の独立性を用いることができる。その場合、G の確率法則は、全てのホーム基地局HBSについて、同一とみなすことができる。
例えば、この独立性を考慮する場合、制約は以下のように書き換えることができる。
Figure 2014506425
全ての法則が、対数正規でありかつ独立であるとみなされる場合、変数の平均と標準偏差のみが必要とされる。
最適化は、指定された確率法則に基づいて複数のシナリオ
Figure 2014506425
を生成することと、シナリオごとに複数の反復を実行することと、制約
Figure 2014506425
を満たす可能性のある一対のパラメータβ、βを選ぶことと、各ホーム基地局HBSの容量C f G FM,G ;β,β,G ,N を計算することと、全てのシナリオに関する容量統計を作成することと、現在の統計とこれまでの統計とを比較することと、送信電力ベクトルの勾配を規定することと、最大判定基準を導く一対のパラメータβ、βを維持することにあるものとすることができる。
ここで、最も柔軟な手法は、全ての可能性のある一対のパラメータをランダムかつ独立に選ぶことであることに留意されたい。
プロセスを簡略化するために、正規化されたパス利得比xが異なるホーム基地局HBS間で独立している場合、2つのパラメータ間の関係と基地局BSにおける平均雑音プラス干渉レベルを用いることができる。
Figure 2014506425
したがって、
Figure 2014506425
となる。
パス利得が対数正規である場合、xも対数正規であり、これによって、第2のパラメータとホーム基地局HBSに起因した基地局に対する平均干渉レベルの第1のパラメータ関数を計算する、erfc()相補誤差関数の使用が可能になる。
したがって、βのみが最適化されることになる。
基地局BSからサーバServへの統計フローは、本アルゴリズムがサーバServによって実行される際には、基地局BSにおける雑音の平均
Figure 2014506425
を含む。
全ての法則が、対数正規でありかつ独立であるとみなされる場合、本アルゴリズムがサーバServによって実行される際のホーム基地局HBSiからサーバServへの統計フロー、又は本アルゴリズムが基地局BSによって実行される際のホーム基地局HBSiから基地局BSへの統計フローは、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得の平均
Figure 2014506425
、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと基地局BSとの間のパス利得の標準偏差
Figure 2014506425
、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSiとの間のパス利得の平均
Figure 2014506425
、ホーム基地局HBSiによってサービングされる移動端末MTと当該ホーム基地局HBSiとの間のパス利得の標準偏差
Figure 2014506425
、ホーム基地局HBSiにおける雑音の平均を含み、ホーム基地局HBSiの負荷を含むこともできる。
ステップS603において、プロセッサ200は、電力制御情報を、無線インターフェース205又はネットワークインターフェース206を通じて、自身のセルCEに含まれている各ホーム基地局HBSに転送することを指令する。
第1の実現例によれば、プロセッサ200は、自身のセルCEに含まれている各ホーム基地局HBSiに係数β を転送することを指令する。
第2の実現例によれば、プロセッサ200は、自身のセルCEに含まれている全てのホーム基地局HBSに係数βを転送することを指令する。
第3の実現例によれば、プロセッサ200は、自身のセルCEに含まれている全てのホーム基地局HBSに係数β とβ を転送することを指令する。
本発明の第3の実現例の変形形態によれば、プロセッサ200は、自身のセルCEに含まれている全てのホーム基地局HBSに係数β とβ を転送することを指令する。
第4の実現例によれば、プロセッサ200は、
Figure 2014506425
個の離散G値と、
Figure 2014506425
個の離散GFM値と、
Figure 2014506425
個の電力値とを含む、多くとも
Figure 2014506425
個の値を転送することを指令する。
第5の実現例によれば、プロセッサ200は、自身のセルCEに含まれている全てのホーム基地局HBSに係数βとβを転送することを指令する。
ここで、関数fの一部が基地局又はホーム基地局又は移動端末によって知れられていない場合、上記関数fの一部も転送されることに留意されたい。
代替的には、プロセッサ400が、サーバServが担当する各基地局BSと、サーバServが担当する各基地局BSのセルに含まれている各ホーム基地局HBSとに、ネットワークインターフェース406を通じて電力制御情報を転送することを指令する。
第1の実現例によれば、プロセッサ400は、サーバServが担当する各基地局BSに係数βを転送するとともに、サーバServが担当する各基地局BSのセルに含まれている各ホーム基地局HBSiに係数β を転送することを指令する。
第2の実現例によれば、プロセッサ400は、サーバServが担当する各基地局BSのセルに含まれている全てのホーム基地局HBSに係数βを転送することを指令する。
第3の実現例によれば、プロセッサ400は、サーバServが担当する各基地局BSのセルに含まれている全てのホーム基地局HBSに係数β とβ を転送することを指令する。
本発明の第3の実現例の変形形態によれば、プロセッサ400は、サーバServが担当する各基地局BSのセルに含まれている全てのホーム基地局HBSに係数β とβ を転送することを指令する。
第4の実現例によれば、プロセッサ400は、
Figure 2014506425
個の離散G値と、
Figure 2014506425
個の離散GFM値と、
Figure 2014506425
個の電力値とを含む、多くとも
Figure 2014506425
個の値を、サーバServが担当する各基地局BSのセルに含まれている全てのホーム基地局HBSに転送することを指令する。
第5の実現例によれば、プロセッサ400は、サーバServが担当する各基地局BSのセルに含まれている全てのホーム基地局HBSに係数βとβを転送することを指令する。
その後、プロセッサ200はステップS600に戻る。
代替的には、プロセッサ400がステップS600に戻る。
図7は、本発明による、各ホーム基地局と各基地局によって実行されるアルゴリズムを開示している。
より正確には、本アルゴリズムは、電力制御情報が受信されるごとに、基地局BSのプロセッサ200と各ホーム基地局HBSのプロセッサ300によって実行される。
ステップS700において、プロセッサ200は、図6のアルゴリズムのステップS603において開示したようにサーバServによって転送された電力制御情報として電力制御情報を受信するか、或いはRAMメモリ203から電力制御情報を取り出す。
同じステップにおいて、各プロセッサ300は、図6のアルゴリズムのステップS603において開示したようにサーバServ又は基地局BSによって転送された電力制御情報として電力制御情報を受信する。
次のステップS701において、プロセッサ200は、基地局BSによってサービングされる各移動端末MTに向けて、無線インターフェース205を通じて電力制御情報を転送することを指令する。
一変形形態では、送信電力が基地局BSによってサービングされる各移動端末MTに転送される。
同じステップにおいて、各プロセッサ300は、ホーム基地局HBSによってサービングされる各移動端末MTに向けて、無線インターフェース305を通じて電力制御情報を転送することを指令する。
一変形形態では、送信電力がホーム基地局BSによってサービングされる各移動端末MTに転送される。
プロセッサ200又は300は、電力制御情報が受信されない限り、ステップS701を実行する。
当然のことながら、本発明の範囲から逸脱することなく、上述した本発明の実施形態に対して多くの変更を行うことができる。

Claims (14)

  1. 無線セルラー通信ネットワークにおいて、複数の移動端末によって無線インターフェースを通じて転送される各信号の送信電力を調整するための方法であって、
    前記移動端末は、少なくとも1つの基地局又は複数のホーム基地局によってサービングされ、前記ホーム基地局は、前記少なくとも1つの基地局のセルに配置され、
    − 前記移動端末と前記少なくとも1つの基地局との間のパス利得、及び、前記移動端末と少なくとも1つのホーム基地局との間のパス利得、及び/又は、前記少なくとも1つの基地局及び/又は前記ホーム基地局において測定された雑音を取得するステップと、
    − 前記取得されたパス利得及び/又は雑音から統計を求めるステップと、
    − 前記取得されたパス利得及び/又は雑音から求められた前記統計の少なくとも一部に従って、関数の少なくとも1つの係数を取得するステップと、
    − 前記移動端末が前記少なくとも1つの取得された係数を表す情報から導出された送信電力で信号を転送することを可能にするために、前記少なくとも1つの取得された係数を表す情報を前記移動端末に転送するステップと
    を含むことを特徴とする、無線セルラー通信ネットワークにおいて、複数の移動端末によって無線インターフェースを通じて転送される各信号の送信電力を調整するための方法。
  2. 前記少なくとも1つの基地局によってサービングされる移動端末について、該移動端末と該移動端末をサービングする前記少なくとも1つの基地局のセルに配置されている各ホーム基地局との間の各パス利得が取得され、
    前記ホーム基地局によってサービングされる移動端末について、該移動端末と該移動端末をサービングする前記ホーム基地局のみとの間の各パス利得が取得されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記関数は連続した範囲の実数値について定義されるか、又は複数の係数が取得され、該係数は前記関数を表すテーブルのエントリであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 各パス利得は、1つの移動端末をサービングする1つのホーム基地局と該移動端末との間のパス利得、又は1つの移動端末をサービングする1つの基地局と該移動端末との間のパス利得、又は1つの移動端末をサービングしていない1つのホーム基地局と該移動端末との間のパス利得、又は1つの移動端末をサービングしていない1つの基地局と該移動端末との間のパス利得であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記関数の少なくとも1つの係数のセットが、各ホーム基地局及び前記少なくとも1つの基地局について求められることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 少なくとも1つの係数の同じセットが、全てのホーム基地局について求められることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記パス利得は、前記ホーム基地局及び前記少なくとも1つの基地局によって取得され、統計は、前記ホーム基地局及び前記少なくとも1つの基地局によって求められることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記関数の前記少なくとも1つの係数は、前記基地局又は前記無線セルラー通信ネットワークのサーバによって取得されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの取得された係数を表す情報は、移動端末をサービングする基地局を介して又は移動端末をサービングするホーム基地局を介して、各移動端末に転送されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記関数の前記少なくとも1つの係数が前記サーバによって取得されるとき、前記少なくとも1つの基地局は、該少なくとも1つの基地局において測定された雑音の調和平均、及び/又は、該少なくとも1つの基地局において測定された雑音の平均、及び/又は、移動端末とホーム基地局との間のパス利得を該移動端末と該移動端末をサービングする基地局との間のパス利得で割った比の、前記少なくとも1つの基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる平均、を前記サーバに転送することを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  11. 各ホーム基地局は、該ホーム基地局が配置されているセルの基地局又は前記サーバに向けて、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と前記基地局との間のパス利得をホーム基地局によってサービングされる移動端末と該ホーム基地局との間のパス利得で割った比の、該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる平均、及び/又は、前記ホーム基地局において測定された雑音の調和平均、及び/又は、前記ホーム基地局において測定された雑音の平均、及び/又は、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と前記基地局との間のパス利得の、該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる平均、及び/又は、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と前記基地局との間のパス利得の、該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる標準偏差、及び/又は、ホーム基地局の負荷、及び/又は、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と該ホーム基地局との間のパス利得の、該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる調和平均、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と該ホーム基地局との間のパス利得の、該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる平均、及び/又は、ホーム基地局によってサービングされる移動端末と該ホーム基地局との間のパス利得の、該ホーム基地局によってサービングされるか若しくはサービングされていた全ての移動端末にわたる標準偏差、を転送することを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  12. 無線セルラー通信ネットワークにおいて、複数の移動端末によって無線インターフェースを通じて転送される各信号の送信電力を調整するためのシステムであって、
    前記移動端末は、少なくとも1つの基地局又は複数のホーム基地局によってサービングされ、前記ホーム基地局は、前記少なくとも1つの基地局のセルに配置され、
    − 前記移動端末と前記少なくとも1つの基地局との間のパス利得、及び、前記移動端末と前記ホーム基地局との間のパス利得、及び/又は、前記少なくとも1つの基地局及び/又は前記ホーム基地局において測定された雑音を取得する手段と、
    − 前記取得されたパス利得及び/又は雑音から統計を求める手段と、
    − 前記取得されたパス利得及び/又は雑音から求められた前記統計の少なくとも一部に従って、関数の少なくとも1つの係数を取得する手段と、
    − 前記移動端末が前記少なくとも1つの取得された係数を表す情報から導出された送信電力で信号を転送することを可能にするために、前記少なくとも1つの取得された係数を表す情報を前記移動端末に転送する手段と
    を含むことを特徴とする、無線セルラー通信ネットワークにおいて、複数の移動端末によって無線インターフェースを通じて転送される各信号の送信電力を調整するためのシステム。
  13. 前記パス利得を取得する手段は、前記ホーム基地局及び前記少なくとも1つの基地局に備えられ、
    前記統計を求める手段は、前記ホーム基地局及び前記少なくとも1つの基地局に備えられることを特徴とする、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記関数の前記少なくとも1つの係数を最適化する手段は、前記無線セルラー通信ネットワークの前記少なくとも1つの基地局又はサーバに備えられることを特徴とする、請求項12に記載のシステム。
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