JP2014503163A - 測位を支援するエンハンスド測定ギャップ設定 - Google Patents

測位を支援するエンハンスド測定ギャップ設定 Download PDF

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Abstract

基地局(40−s)は、サービス提供用周波数でサービングセル(42−s)内の無線デバイス(36)にサービスを提供するように構成されている。基地局(40−s)は、無線デバイス(36)が1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数を示す情報を取得する。これらの位置測定は、デバイスの地理的位置を決定するために使用される。その情報が示す少なくとも1つの非サービス提供用周波数に関して、基地局(40−s)は、無線デバイス(36)が対応する位置測定をその間に行う、測定ギャップを設定する。具体的には、基地局(40−s)は、隣接セル(42−1、42−2)がその非サービス提供用周波数で測位基準信号を送信する期間中に、その測定ギャップが生じるように設定する。測位基準信号は、デバイスが位置測定を行う信号として、特に設計されている。従って、測定ギャップを測位基準信号と揃えることによって、位置測定は、より確実で正確になる。

Description

本発明は、一般に、無線通信システムに関し、特に、1つ以上の非サービングセル周波数で無線デバイスが位置測定を行うシステムに関する。
本願は、2011年1月19日出願の「測位を支援するエンハンスド測定ギャップ設定」と称する米国仮特許出願第61/434,248号の、米国特許法第119条(e)に基づく優先権を主張し、その内容全体を参照によって本明細書に組み込んだものとする。
無線通信システムにおけるユーザ装置(UE)の地理的位置を特定する能力により、たとえばナビゲーション支援、ソーシャルネットワーキング、位置認識型広告、緊急通話などの多種多様な営利サービスおよび非営利サービスが可能になっている、および/またはそれらのサービスの質が向上している。サービスが異なると、測位精度要件も異なりうる。さらに、たとえば連邦通信委員会がエンハンスド911サービスの規制要件を課す米国などの国においては、基本的な救急サービスに対する測位精度の規制要件が存在している。
多くの環境において、UEの位置は、GPS(全地球測位システム)に基づく測位方法を使用して、正確に推定することができる。しかし、GPSは、屋内環境およびビルの谷間においては、うまく機能しない場合が多いことが知られている。これらの状況および他の状況においては、UEがGPSを用いてその位置を測定するのを、無線通信システム自体が支援することができる。この手法は、一般にアシステッドGPS測位、または簡潔にA−GPSと呼ばれ、UE受信機の感度およびGPSの起動性能を改善するのに役立っている。この支援が可能であるにもかかわらず、GPSおよびA−GPSは、状況によっては依然として不十分であることが分かっている。それどころか、UEによっては、GPSまたはA−GPSを使用することさえできないことがある。
それ故、到来観測時間差(OTDOA)と呼ばれる補完的地上測位方法が、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって標準化されている。OTDOAに加えて、LTE(Long Term Evolution)標準は、エンハンスドセルID(E−CID)と補助全地球航法衛星システム(A−GNSS)とを支援する方法、手順、およびシグナリングも規定している。また、LTEに関しては、アップリンク到達時間差(UTDOA)も標準化されている。
<LTEにおける測位>
LTE測位アーキテクチャにおける3つの主要なネットワーク要素は、位置サービス(LCS)クライアント、LCSターゲットデバイス(すなわち、UE)、およびLCSサーバである。LCSサーバは、LCSターゲットデバイスの位置を推定する。具体的には、LCSサーバは、測定値および他の位置情報を収集することにより、LCSターゲットデバイスの測位を管理し、必要なときにLCSターゲットデバイスの測定をアシスト(支援)し、LCSターゲットデバイスの位置を推定する物理エンティティまたは論理エンティティである。LCSクライアントは、LCSターゲットデバイス自体の中に存在していてもいなくてもよい。中に存在しているかいないかに関係なく、LCSクライアントは、LCSターゲットデバイスの位置情報を取得するために、LCSサーバと協力して動作するソフトウェアエンティティおよび/またはハードウェアエンティティである。具体的には、LCSクライアントは、位置情報を取得するために、LCSサーバに要求を送信する。LCSサーバは、受信した要求を処理および処置してから、測位結果および必要に応じて速度推定値をLCSクライアントに送信する。測位要求は、LCSターゲットデバイスまたはネットワークから発行されてもよい。
位置計算は、たとえば、UE、またはLTEのE−SMLC(Evolved Serving Mobile Location Center)もしくはSUPL(Secure User Plan Location)SLP(Location Platform)などの測位サーバなどによって行われてもよい。前者の手法は、UEベース測位モードに相当するのに対して、後者の手法は、UEアシスト測位モードに相当する。
LTEには、無線ネットワーク経由で作用する2つの測位プロトコルが存在し、それらは、LTE測位プロトコル(LPP)と、LPPa(LPP アネックス)とである。LPPは、LCSサーバとLCSターゲットデバイスとの間のポイント・ツー・ポイントプロトコルであり、LCSターゲットデバイスを測位するために使用される。LPPは、ユーザプレーンと制御プレーンの両方で使用されてもよく、レイテンシ(遅延)を減少させるために、複数のLPP手順を直列および/または並列に実行することができる。LPPaは、eNodeBとLCSサーバとの間のプロトコルであり、制御プレーン測位手順のためだけに規定されている。しかし、eNodeBに情報およびeNodeBの測定値を問い合わせることにより、やはりユーザプレーン測位を支援することができる。SUPLプロトコルは、ユーザプレーンにおけるLPPの伝送に用いられる。LPPは、LPPメッセージ内でLPPエクステンション(拡張)メッセージを運ぶ実行手段も有する。たとえば、現在のオープンモバイルアライアンス(OMA)のLPP拡張(LPPe)は、たとえば、LPPで提供できない補助データであるオペレータ固有補助データを提供可能にするように、または他の位置報告フォーマットもしくは新しい測位方法をサポートするように規定されている。
図1は、LTEシステム10のようなハイレベルのアーキテクチャを示す。図1においては、システム10は、UE12、無線アクセスネットワーク(RAN)14、およびコアネットワーク16を有する。UE12は、LCSターゲットを備えている。コアネットワーク16は、E−SMLC18および/またはSLP20を有し、そのどちらかは、LCSサーバを備えていてもよい。E−SMLC14に終端する制御プレーン測位プロトコルには、LPP、LPPa、およびLCS−APを含む。SLP16に終端するユーザプレーン測位プロトコルには、SUPL/LPPおよびSUPLを含む。注意書きに示されているけれども、SLP20は、SUPL測位センタ(SPC)およびSUPLロケーションセンタ(SLC)といった2つのコンポーネントを備えていてもよい。それらのコンポーネントは、異なるノードに存在していてもよい。一実施例においては、SPCは、E−SMLCとの独自インタフェース、およびSLCとのLlpインタフェースを有する。SLPのSLC部は、P−GW(PDNゲートウェイ)22および外部LCSクライアント24と通信する。
また、特定の測位方法の性能をさらに向上させるために、追加の測位アーキテクチャ要素も配備されてもよい。たとえば、無線ビーコン26を配備すると、たとえば近接ロケーション技術などを用いて、より正確な測位が可能になるので、無線ビーコン26の配備は、屋内および屋外における測位性能を大幅に向上しうる、費用効率の高い解決手段である。
<測位方法>
位置ベースサービス(LBS)の要求を満足させるために、LTEネットワークは、様々な環境における様々な性能を特徴とする一連の補完方法を展開する。どこで測定が行われるか、およびどこで位置が最終的に計算されるかに応じて、測位方法は、UEベース、UEアシスト、またはネットワークベースのいずれであってもよい。これらの手法のそれぞれは、それぞれの利点および欠点を有する。LTE標準においては、制御プレーンとユーザプレーンの両方に関して、(1)セルID(CID)、(2)ネットワークベースの到達角度(AoA)を含むUEアシステッドネットワークベースE−CID、(3)(A−GPSを含む)UEベースおよびUEアシステッドA−GNSS、および(4)UEアシステッドOTDOA、の方法を利用できる。
ハイブリッド測位、フィンガープリンティング測位、および適応E−CID(AECID)は、追加の標準化を必要としないので、LTEで使用可能である。さらに、たとえばUEベースGNSS(たとえばGPS)またはUEベースOTDOAなどの、上記の方法のUEベースのバージョンもあってもよい。また、近接ベースロケーションなどの代替の測位方法もあってもよい。
また、異なる名称を有していることがある類似の方法も、たとえばWCDMA(登録商標)またはGSM(登録商標)などの他のRATに存在する。
<E−CID測位>
E−CIDは、CIDに関係する少複雑さおよび高速測位の利点を有効に生かしつつ、より多くのタイプの測定を用いて測位をさらにエンハンスドしている。具体的には、CIDは、セルIDが関係する地理的エリアにつてのネットワークの知識を有効に活用する。E−CIDでは、さらに、AoA測定値に加えて、サービングセルに対応する地理的内容と、サービングセルのタイミングアドバンス(TA)と、セル(LTEにおいては、サービングセルを含めて最大32セル)のCIDおよび対応する信号測定値を活用する。LTEのE−CIDに関しては、次のUE測定値を利用することができ、それらは、E−UTRAキャリア受信信号強度(RSSI)、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、およびUEのRx−Tx時間差である。E−CIDに使用可能なE−UTRAN測定値は、eNodeBのRx−Tx時間差(TAタイプ2とも呼ばれる)、(eNodeBのRx−Tx時間差)+(UEのRx−Tx時間差)であるTAタイプ1、およびULのAoAであり、UEのRx−Tx測定値は、通常、サービングセルで用いられるのに対して、たとえばAoAに加えてRSRPおよびRSRQは、どのセルでも利用でき、サービングセルの周波数とは異なる周波数で行われてもよい。
UEのE−CID測定値は、UEからLPPによって測位サーバ(たとえば、E−SMLCまたはSLP)に報告され、E−UTRANのE−CID測定値は、eNodeBからLPPaによって測位ノードに報告される。UEは、ネットワークからたとえばLPPeなどによって、補助データを受信してもよい(E−CIDに対するLPPのサポートは、現在のところ標準に規定されていないので、LPP拡張プロトコルであるLPPeによって送信されてもよい)。
<OTDOA測位>
OTDOA測位方法は、UEにおいて複数のeNodeBから受信したダウンリンク信号のタイミング測定値を利用する。UEは、LCSサーバから受信した補助データを使用して、受信信号のタイミングを測定し、得られた測定値を、隣接eNodeBに対するUEの位置を突き止めるために使用する。
OTDOAを使用して、端末は、複数の相異なる場所から受信したダウンリンク基準信号のタイミング差を測定する。各(測定される)隣接セルに関して、UEは、隣接セルと基準セルとの相対タイミング差である基準信号時間差(RSTD)を測定する。この場合、UEの推定位置は、RSTD測定値に対応する双曲線の交点として見つけられる。端末の2つの座標および受信機クロック偏倚を解決するためには、幾何学的に優れた地理的形状に配置された基地局からの、少なくとも3つの測定値が必要である。位置を解決するために、送信機位置および送信タイミングオフセットの正確な知識が必要である。
LTEにおいて測位を可能にするために、および適切な品質かつ十分な数の異なる場所に対する測位(位置測定)を容易にするために、測位専用の新しい物理信号が採用された(非特許文献1(3GPP TS36.211))。この新しい信号は、測位基準信号(PRS)と呼ばれている。また、低干渉測位サブフレームも規定された。
PRSは、予め定められたパターンに従って、1つのアンテナポート(R6)から送信される(非特許文献1)。物理セル識別情報(PCI)の関数である周波数シフトは、直交パターンを生成し、効果的な6つ周波数の再使用をモデル化する指定のPRSパターンに適用することができる。これは、測定されるPRSへの隣接セル干渉を大幅に減少させることができ、それによって、位置測定を改善することができる。
<測位補助データ>
補助データは、無線デバイスまたは無線ノードの位置測定を支援するものである。異なる方法に関しては、通常、異なる補助データのセットが使用される。測位補助データは、他のノード経由で送信されてもよいが、通常、測位サーバから送信される。たとえば、補助データは、eNodeBに送信されてもよく、たとえばトランスペアレントにeNodeBを通って、そこからさらにUEに、および移動管理エンティティ(MME)にも送信される。補助データは、eNodeBからLPPaによって測位サーバにも送られてもよく、そこからさらにUEに転送される。
補助データは、測定を行う無線デバイスからの要求に応えて、送信されてもよい。あるいは、補助データは、求められることなく、すなわち要求されなくても、送信されてもよい。
LTEにおいては、LPPメッセージの中に、requestAssistanceData(補助データ要求)要素およびprovideAssistanceData(補助データ提供)要素を含めることによって、補助データは、LPPプロトコルで、それぞれ要求および提供されてもよい。現在のLTE標準は、provideAssistanceData(補助データ提供)に関して、図11に示す構造を規定している。この構造においては、commonIEsProvideAssistanceData(共通IE補助データ提供)IEは、将来の拡張のためだけに設けられており、現在使用されていない。このようにして、LTE補助データは、A−GNSSおよびOTDOAのために提供されてもよい。EPDUシーケンスは、外部の他の機関によってLPPのために定められたIEを含み、それは、OMAのLPP拡張(LPPe)だけに使用されてもよい。
同様の構造は、requestAssistanceData(補助データ要求)に関しても存在しており、それを図12に示す。図12においては、commonIEsRequestAssistanceData(共通IE補助データ要求)は、必要に応じて、サービングセルID(ECGI)を運んでもよい。
<OTDOA補助データ>
OTDOA測位に関しては、複数の異なる場所から来るPRS信号を測定する必要があるので、UE受信機は、サービングセルから受信する信号よりはるかに弱いPRSを扱う必要があるだろう。さらに、測定する信号が時間内のいつ到達すると予想されているか、および正確なPRSパターンは何かについてのおおよその知識なしには、UEは、大きなウインドウ内で信号探索を行う必要があるであろう。そのような探索は、UEの複雑さに加えて測定時間および測定精度に影響を及ぼすであろう。UEによる測定を容易にするために、ネットワークは、補助データをUEに送信する。この補助データの中には、とりわけ、基準セル情報、隣接セルのPCIを含む隣接セルリスト、連続するダウンリンクサブフレーム数、PRS伝送帯域幅、周波数などを含む。
OTDOAに関しては、補助データは、基準セル(リスト内の1つのセル)情報および隣接セル(複数のセル)情報を備えるOTDOA−ProvideAssistanceData IE(OTDOA補助データ提供IE)を備えている。このIEを図13に示す。
隣接セルは、基準セルと同じ周波数であってもなくてもよい。基準セルは、サービングセルと同じ周波数であってもなくてもよい。サービングセルと異なる周波数のセルが関わる測定は、周波数間測定である。サービングセルと同じ周波数での測定は、周波数内測定である。周波数内測定と周波数間測定とに対しては、異なる要件が適用される。
現在の標準は、補助データの中にE−UTRAセルを含めることだけを許容している。しかし、これらのセルは、異なるRATとして扱われているFDDおよびTDDに、今まで通り属していてもよい。
<E−CID補助データ>
補助データの配信は、UEアシステッド形態またはeNodeB補助形態のE−CID測位に関しては必要とされていない。それどころか、これは、EPDU要素なしでは現在サポートされていない。また、UEベースのE−CIDロケーションも現在サポートされておらず、補助データの配信手順は、アップリンクE−CID測位に適用できない。LPPに関して、E−CID用の補助データは、現在規定されていない。しかし、たとえばLPPeによって、何らかの補助データがE−CIDのために提供されてもよい。
<OMAの補助データ拡張>
オープンモバイルアライアンス(OMA)のLPP拡張(LPPe)を用いて、補助データは、より広範囲の測位方法を支援する実行手段でエンハンスドされる(たとえば、補助データは、E−CID、またはたとえばOTDOA UTRAもしくはE−OTD GSMなどの他のRATの他の方法、または他のPLMNネットワークのためにも提供されてもよい)。さらに、ベンダ/オペレータ固有補助データを運ぶために作られるブラックボックス・データコンテナを運ぶ実行手段もある。
<周波数間、帯域間、およびRAT間の測定>
全てのUEは、全てのRAT内測定(すなわち、帯域内周波数間測定)をサポートするとともに、関連要件を満足することが必須である。しかし、帯域間およびRAT間測定は、UEの能力であり、その能力は、呼設定中にネットワークに報告される。ある種のRAT間測定をサポートするUEは、対応する要件を当然満足する。たとえば、LTEおよびWCDMAをサポートするUEは、LTE内測定、WCDMA内測定、およびRAT間測定(すなわち、サービングセルがLTEであるときのWCDMA測定、およびサービングセルがWCDMAであるときのLTE測定)を当然サポートする。従って、ネットワークは、その戦略に従って、これらの能力を使用することができる。これらの能力は、市場の需要、コスト、典型的なネットワーク配備シナリオ、周波数割り当てなどの要因によって、大いに影響を受ける。
<周波数間測定>
現在は、全ての測定が周波数内測定および周波数間測定として標準に規定されているわけではないけれども、周波数間測定は、原則として、どの測位方法でも考慮されてもよい。周波数間測定を行うとき、サービングキャリア周波数とターゲットキャリア周波数とは、同じ複信モードまたは異なる複信モードに属してもよい。たとえばLTEのFDD−FDD周波数間、LTEのTDD−TDD周波数間、LTEのFDD−TDD周波数間、またはLTEのTDD−FDD周波数間のシナリオなどでもよい。FDDキャリアは、全二重モードまたは半二重モードでさえ動作してもよい。標準によって現在規定されている周波数間測定の例は、OTDOAに用いられる基準信号時間差(RSTD)、たとえばフィンガープリンティングもしくはE−CIDなどに用いられてもよいRSRPおよびRSRQである。
UEは、測定ギャップにおいて周波数間測定およびRAT間測定を行う。測定は、移動、測位、自己組織化ネットワーク(SON)、駆動試験の最小化などの種々の目的のために行われてもよい。さらに、周波数間測定およびRAT間測定の全てのタイプに、同じギャップパターンが使用される。それ故、E−UTRANは、全ての周波数レイヤーおよびRATの同時モニタリング(すなわち、セル検出および測定)のために、一定のギャップ期間を有する単一の測定ギャップパターンを提供しなければならない。
LTEにおいては、測定ギャップは、他のLTE周波数および/または他のRAT(たとえば、UTRA、GSM、CDMA2000など)での測定を可能にするために、ネットワークによって設定される。測定ギャップの設定は、測定設定の一部として、無線リソース制御(RRC)プロトコルによって、サービングセル無線ノードからUEに伝達される。たとえばOTDOAなどの位置測定のために測定ギャップを必要とするUEは、たとえばeNodeBなどのネットワークに、ネットワークがそれに基づいて測定ギャップを設定しうる指示を送信してもよい。さらに、測定ギャップは、ある種の規則に従って設定される必要があってもよい。たとえば、OTDOA用の周波数間RSTD測定は、測定ギャップが非特許文献2(3GPP TS36.133)セクション8.1.2.6の周波数間要件、たとえばサービングセルのRRS機会と重ならない、およびギャップパターン#0を使用するなどに従って、設定される必要がある。
キャリアアグリゲーションシステムにおいては、複数のサービングセルがあってもよい。この場合、キャリアアグリゲーションモードのUEに対するサービングセルのセットは、1つのプライマリセルと、1つ以上の構成されたセカンダリセルとを備える。キャリアアグリゲーション対応のUEは、一般に、構成および始動されているプライマリセルおよびセカンダリセルの測定を行うために、測定ギャップを必要としない。しかし、たとえば、UEが限られた数のサービングセルしかサポートできない、および/またはセルによっては、キャリアアグリゲーションのために停止されていることがある、もしくはセカンダリセルとして構成されていないことがあるなどの理由の1つから、UEに対するサービングセルとして構成されていないか、または始動されていないセルが、システム内にあることがある。これらのセルで測定を行うためには、UEは、通常、やはり測定ギャップを必要とするであろう。
<RAT間測定>
一般にLTEにおいては、RAT間測定は、典型的に、周波数間測定と同様に定義されている。すなわち、RAT間測定も、測定ギャップの設定を必要としてもよいが、より多くの測定制限があり、多くの場合に要件はより緩やかである。特殊な例として、重なり合うRATのセットを使用する複数のネットワークもあってもよい。LTEに関して現在規定されているRAT間測定の例は、UTRA FDD CPICH RSCP、UTRA FDDキャリアRSSI、UTRA FDD CPICH Ec/No、GSMキャリアRSSI、およびCDMA2000 1xRTTパイロット強度である。
測位に関しては、LTEのFDDとLTEのTDDとを異なるRATとして扱うと想定すると、現在の標準は、FDD−TDD測定およびTDD−FDD測定だけのRAT間要件を定義し、これらの2つの場合の要件は異なる。測位のために任意の個々のRAT内で規定されているRAT間測定で、かつ測位ノード(たとえば、LTEのE−SMLC)に報告することができるRAT間測定は、他にない。
<帯域間測定>
帯域間測定とは、サービングセルの周波数帯とは異なる周波数帯に属するキャリア周波数で、UEがターゲットセルで行う測定を指す。周波数間測定とRAT間測定の両方とも、帯域内または帯域間であってもよい。
帯域間測定を行う理由は、現在のUEのほとんどが、同じ技術に関してさえ複数の帯域をサポートしているからである。これは、サービスプロバイダの利益になることから推進されている。1つのサービスプロバイダが、幾つかの異なる帯域のキャリアを所有することがあり、その場合は、異なるキャリア間で負荷分散を行うことによりキャリアを効率的に使用したい。周知の例は、800/900/1800/1900帯を用いるマルチバンドGSM端末の例である。別の例は、DL帯と同じ帯域内に対になるULがなくて、別の周波数帯のULと対になる必要があるときである。
さらに、UEは、たとえばGSM、UTRA FDD、およびE−UTRAN FDDなどの複数の技術もサポートしてもよい。UTRA帯域とE−UTRA帯域は全て共通であるので、マルチRATのUEは、サポートしているRATの全てに対して同じ帯域をサポートしてもよい。
<測位関連タイミング測定の周波数間要件>
UEのRx−Tx測定またはeNodeBのRx−Tx測定に関しては、周波数間要件は現在定義されていない。OTDOAに関しては、現在の標準は、以下の2つのシナリオを想定して、RSTD測定の周波数間要件を定義している(非特許文献2(3GPP TS36.133))。第1のシナリオにおいては、補助データの中で与えられる基準セルおよび全ての隣接セルが、同じ周波数f2で動作する。この周波数f2は、サービングセルの周波数f1とは異なる。第2のシナリオにおいては、基準セルは、サービングセルの周波数f1であるのに対して、補助データの中で与えられる全ての隣接セルは、サービングセルの周波数f1とは異なる周波数f2である。要件は、周波数チャネルおよび周波数帯に関して総称的である。すなわち、要件は、スペクトルの中の絶対位置および相対位置とは無関係に、任意の2つの異なるf1とf2に関して同じである。また、実際の配備においては、第1のシナリオと第2のシナリオとの中間のシナリオもあってもよい。さらに、要件は、2つの周波数に関してだけ定義されているが、OTDOA測位に関して規定されたシグナリングは、基準セル周波数とは異なってもよい最大3つの周波数をサポートしている。また、この基準セル周波数も、サービング/プライマリセル周波数とは異なってもよい。
3GPP TS36.211 3GPP TS36.133 3GPP TS36.355 3GPP TS36.331
従来技術の解決策に関して、少なくとも以下の問題点が特定されている。
eNodeBは、従来、周波数間RSTD測定を行うUEに対して、測定ギャップを正しく設定できない。それどころか、eNodeBは、測定が行われる周波数またはセルIDさえ知らないので、たとえばPRS測位機会と測定ギャップとを揃えるができない。その結果、測定ギャップは不正確に設定されるか、または位置測定のためにPRSに対して十分に多いかまたは所要数のサブフレームを提供しない。これは、UEによる測定が失敗する恐れがあるか、または測定要件が満足されない恐れがあることを意味する。
さらに、LPPeまたはユーザプレーンを使用して受信された補助データによって要求される測定に関して、または非PRSベースの測定(これは、エンハンスドセル間干渉協調(eICIC)を用いて構成された制限測定パターンなどの、パターンに従って行われても行われなくてもよい)に関して、RAT間測位のために測定ギャップを設定および使用するやり方が現在のところない。
本明細書に記載する基地局は、無線デバイスが、1つ以上のノンサービング周波数(非サービス提供用周波数)で1つ以上の位置測定をその間に行う、1つ以上の測定ギャップを設定する。基地局は、位置測定が行われる1つ以上の非サービス提供用周波数に関して取得する情報に基づいて、測定ギャップを好都合に設定する。このように測定ギャップを設定することにより、基地局は、設定する測定ギャップを隣接セルからの測位基準信号の発生に対して知的に揃えることができる。このように揃えると、デバイスの位置測定は、従来の手法より確実で正確になる。実際のところ、従来の手法の位置測定は、場合によっては完全に失敗することがあるのに対して、本明細書の位置測定は、そのようなことは起こらないであろう。
より詳細には、本明細書の基地局は、サービングセル内の無線デバイスに、サービング周波数(サービス提供用周波数)でサービスを提供するように構成されている。基地局は、無線デバイスが1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数を示す情報を取得する。これらの位置測定は、無線デバイスの地理的位置を決定するために、たとえばデバイス自体またはシステム内の別のノードが行う。取得した情報に示される少なくとも1つの非サービス提供用周波数に関して、基地局は、無線デバイスが対応する位置測定をその間に行う、測定ギャップを設定する。具体的には、基地局は、隣接セルが非サービス提供用周波数で測位基準信号を送信する期間中に、その測定ギャップが生じるように設定する。本明細書で使用する限り、測位基準信号は、無線デバイスが位置測定を行う信号である(たとえば、良好な信号品質を有する)ように特に設計されている。このように測定ギャップを測位基準信号の送信と揃えることによって、位置測定は、成功する可能性が高くなり、品質がよくなる。
少なくとも幾つかの実施形態においては、基地局が取得する情報は、無線デバイスが1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数を示すだけである。他の実施形態においては、この情報は、無線デバイスが1つ以上の位置測定を行う、少なくとも1つの隣接セルも特定する。この場合、セルは、セル識別子などのセル固有情報によって識別されてもよい。また別の実施形態においては、この情報は、示された非サービス提供用周波数で1つ以上の隣接セルが位置測定用のそれぞれの信号をその間に送信する期間も、実際に示す。
少なくとも1つの実施形態においては、基地局は、基地局のメモリ内のデータベースから情報を取得する。他の実施形態においては、基地局は、無線通信システムのネットワークノード、たとえば測位ノード、O&Mノード、またはSONノードなどから、情報を取得する。また別の実施形態においては、基地局は、無線デバイス自体から情報を取得する。さらなる実施形態においては、基地局は、測位ノードと無線デバイスとの間で伝送される上位レイヤー通信を調査することによって、情報を取得する。
非サービス提供用周波数に加えて示される特定の情報、または基地局が情報を取得する特定のやり方に関わらず、幾つかの実施形態においては、基地局は、1つ以上の予め定められた規則に従って測定ギャップを設定しなければならないという意味において、幾分制限されている。たとえば、一実施形態においては、基地局は、デバイスのサービングセルが自セルの測位基準信号を送信する期間中に測定ギャップが生じないように、測定ギャップを設定しなければならない。
基地局がこのように制限されているときは特に、基地局は、隣接セルが測位基準信号を送信する期間中に測定ギャップが生じるように、常に設定できるというわけではない。従って、基地局は、別のタイプの信号で測定を行うことができるように、測定ギャップを状況に合わせて設定してもよい。すなわち、取得した情報によって示される少なくとも1つの非サービス提供用周波数に関して、基地局は、隣接セルがその非サービス提供用周波数で測位基準信号以外の信号を送信する期間中に、測定ギャップが生じるように設定してもよい。基地局は、非測位基準信号に関して測定ギャップをこのように無条件に設定してもよいのに対して、少なくとも幾つかの実施形態の基地局は、測位基準信号に関して測定ギャップを設定することができない範囲内で、そのように測定ギャップを設定する。
また、本明細書の実施形態は、対応する方法に加えて上記に従って構成された、無線デバイスおよびネットワークノードも有する。
もちろん、本発明は、上記の特徴および利点に限定されない。それどころか、当業者は、以下の詳細説明を読み添付の図面を見るとき、追加の特徴および利点を認識するであろう。
ユーザ装置の地理的位置を測定するように構成されたLTEシステムのブロック図である。 1つ以上の実施形態に従って構成された、基地局、無線デバイスおよびネットワークノードを有する無線通信システムのブロック図である。 1つ以上の実施形態に従って構成された基地局のブロック図である。 1つ以上の実施形態による、基地局が行うクロスレイヤ調査の図である。 1つ以上の実施形態に従って構成された無線デバイスのブロック図である。 1つ以上の実施形態に従って構成されたネットワークノードのブロック図である。 1つ以上の実施形態による、基地局が実施する方法の論理フロー図である。 1つ以上の実施形態による、無線デバイスが実施する方法の論理フロー図である。 1つ以上の実施形態による、ネットワークノードが実施する方法の論理フロー図である。 1つ以上の他の実施形態による、ネットワークノードが実施する方法の論理フロー図である。 従来技術のLTE標準に規定されているprovideAssistanceData(補助データ提供)要素のデータ構造の図である。 従来技術のLTE標準に規定されているrequestAssistanceData(補助データ要求)要素のデータ構造の図である。 従来技術のLTE標準に規定されているOTDOA−ProvideAssistanceData(OTDOA補助データ提供)要素のデータ構造の図である。 1つ以上の実施形態に従って、LTE標準に提案するprs−SubframeOffset(prsサブフレームオフセット)要素のデータ構造の図である。 1つ以上の実施形態に従って、LTE標準に提案するUL−DCCHメッセージのデータ構造の図である。 1つ以上の実施形態に従って、LTE標準に提案するInterFreqRSTDMeasurementindication−r10(周波数間RSTD測定インジケーション(指示)r10)要素のデータ構造の図である。
図2は、1つ以上の実施形態による無線通信システム30を簡単化した例を示す。図に示すように、無線通信システム30は、無線アクセスネットワーク(RAN)32、コアネットワーク(CN)34、および1つ以上の無線デバイス36を有する。RAN32およびCN36により、無線デバイス36は、公衆交換電話網(PSTN)またはインターネットなどの1つ以上の外部ネットワーク38にアクセスすることが可能になる。
RAN32は、無線通信システム30がサービスを提供する広い地理的エリアにわたって地理的に分散されている多くの基地局40を有する。各基地局40は、その地理的エリアの、セル42と呼ぶ1つ以上のそれぞれの部分に対して、無線カバレッジを提供する。図に示すように、たとえば、基地局40−1は、セル42−1内の無線デバイス36にサービスを提供し、基地局40−2は、セル42−2内の無線デバイス36にサービスを提供するなどである。このため、無線デバイス36は、セル42内またはセル42間を移動することができ、任意の所与の場所において、1つ以上の基地局40と通信することができる。
これに関して、図2は、その現在の場所で、基地局40−sからサービスを受けている特定の無線デバイス36を示す。従って、この無線デバイス36の観点からは、基地局40−sは、サービング基地局であり、セル42−sは、サービングセルである。他のセル42−1および42−2は、サービングセル42−sに地理的に隣接しているという意味において、サービングセル42−sに物理的に隣接している。従って、これらのセル42−1および42−2は、適切にも隣接セルと呼ばれている。
各セル42は、(その基地局40によって)いわゆる測位基準信号46を周期的に送信する。本明細書で使用する限り、測位基準信号46は、無線デバイスが測位(位置測定)を行う信号であるように(たとえば、良好な信号品質を有するように)特に設計されている。これらの位置測定値は、デバイスの地理的位置を決定するために、端末自体またはコアネットワーク35内の他のネットワークノード44(たとえば、測位ノード)によって使用されることになっている。幾つかの実施形態においては、たとえば、その位置測定は、タイミング測定を備える。その場合、無線デバイスは、様々なセル42から受信した様々な測位基準信号46間のタイミング差(たとえば、RSTD、Rx−Tx、またはTA)を測定してもよい。次いで、これらのタイミング差は、様々なセル42に対するデバイスの位置を推定するために使用される。
測位基準信号46に対して行われる特定のタイプの位置測定に関わらず、少なくとも幾つかのセル42は、異なる周波数でそれらの信号を送信する。図に示すように、たとえば、サービングセル42−sは、サービス提供用周波数fsでその測位基準信号46−sを送信するのに対して、隣接セル42−1および42−2のそれぞれは、それぞれの非サービス提供用周波数f1、f2でその測位基準信号46−1、46−2を送信する。少なくとも幾つかの実施形態においては、これらの非サービス提供用周波数f1およびf2は、同じではない。すなわち、f1≠f2である。この場合、位置測定は、少なくとも2つの異なる可能な非サービス提供用周波数f1、f2から選択された1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2で行われてもよい。無線デバイス36は、いわゆる測定ギャップ中に、非サービス提供用周波数f1、f2で位置測定を行う。本明細書で使用する限り、測定ギャップは、無線デバイス36が、非サービス提供用周波数で測定を行う期間で、かつサービングセルの周波数で、データを少しも送信しない、またはサービングセルもしくは他のセルと通信しない期間を指す。
このため、サービング基地局40−sは、無線デバイス36が1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2で1つ以上の位置測定をその間に行う、1つ以上の測定ギャップを設定(すなわち、時間設定またはスケジュール)する。特に、基地局40−sは、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2に関して取得した情報(以下、「非サービス提供用周波数情報」または「エンハンスド測定ギャップ関連情報(EMGRI)」とも呼ぶ)に基づいて、それを知的に行う。
図3は、これに関して、サービング基地局40−sの追加の詳細を示す。図3に示すように、基地局40−sは、無線インタフェース50と、1つ以上の処理回路52とを有する。無線インタフェース50は、無線リソースを用いて無線デバイス36と無線で通信するように構成されている。1つ以上の処理回路52は、測定ギャップ設定回路54を有する。
測定ギャップ設定回路54は、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2に関する上述の情報を取得するように構成されている。この情報は、無線デバイス36が、無線デバイスの地理的位置を決定するために使用する1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2についてより具体的に示す。この情報によって示される少なくとも1つの非サービス提供用周波数f1、f2に関して、測定ギャップ設定回路54は、無線デバイス36が対応する位置測定をその間に行う測定ギャップを設定する。具体的には、測定ギャップ設定回路54は、隣接セル42−1、42−2がその非サービス提供用周波数f1、f2で測位基準信号46−1、46−2を送信する期間中に、その測定ギャップが生じるように設定する。このようにして、測定ギャップ設定回路54は、設定される測定ギャップを隣接セル42−1、42−2からの測位基準信号の出現と知的に揃える。このように揃えると、デバイスの位置測定は、より確実で正確になる。
少なくとも幾つかの実施形態においては、測定ギャップ設定回路54が取得する情報は、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2だけを示す。この場合、基地局40−sは、サービングセル42−sにどのセル42が隣接するか、それらの隣接セル42がどの周波数を使用するか、およびそれらの隣接セル42が測位基準信号46を送信する期間を示す、隣接セル情報を用いて予め構成されている。測定ギャップ設定回路54は、位置測定が行われる非サービス提供用周波数f1、f2についての情報を取得すると、その隣接セル情報から、示された非サービス提供用周波数f1、f2で、隣接セル42が測位基準信号46を送信する期間を、決定、推定、または導出する。次いで、測定ギャップ設定回路54は、それらの期間中に測定ギャップが生じるように設定する。
もちろん、測定ギャップ設定回路54が取得する情報は、位置測定に関係しているので、そのような隣接セル情報の一部または全部も示していてもよい。幾つかの実施形態においては、例として、情報は、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行う少なくとも1つの隣接セル42−1、42−2も特定する。すなわち、非サービス提供用周波数f1、f2だけが示されている実施形態とは違って、情報は、実際に、測定が行われる隣接セル42を識別する。そのように識別すると、情報は、測定ギャップ設定回路54が、示された非サービス提供用周波数f1、f2で測位基準信号46が送信される期間を特定するのを、より具体的に支援する。
少なくとも幾つかの実施形態においては、同じ非サービス提供用周波数で測位基準信号46を送信する複数の隣接セル42は、同じ期間中にそれらの信号46を送信することに留意されたい。この場合、測定ギャップ設定回路54が取得する情報は、1つを超える隣接セル42がその非サービス提供用周波数で測位基準信号46を実際に送信する場合でさえ、無線デバイス36が位置測定を行う各非サービス提供用周波数に関して、1つの隣接セル42だけを特定してもよい。1つのセル識別情報で十分なのは、これらの実施形態においては、測定ギャップ設定回路54が、いったん位置測定を行うための測定ギャップを設定すると、無線デバイス36は、測定ギャップ中に送信される、それぞれの異なる測位基準信号46で位置測定を行うからである。
他の実施形態においては、測定ギャップ設定回路54が取得する情報は、1つ以上の隣接セル42−1、42−2が、示された非サービス提供用周波数f1、f2でそれぞれの測位基準信号46−1、46−2を送信する期間も実際に示す。たとえば、少なくとも1つの実施形態においては、情報は、任意の所与の隣接セル42−1、42−2がその測位基準信号46−1、46−2を送信する期間を、サービングセル42−sがその測位基準信号46−sを送信する期間からのオフセットとして示す。以下により詳細に説明するように、このオフセットは、サブフレームオフセットであってもよい。
もちろん、オフセットは、また別の方法で示されてもよい。別の例として、オフセットは、いわゆる基準セル42(図に示していない)がその測位基準信号46を送信する期間に対して示されてもよい。基準セル42は、隣接セル42−1、42−2のどれでもよいし、またサービングセル42−sであってさえもよい。どのセルが基準セルになるかに関係なく、その基準セル42が送信する測位基準信号46で行われる位置測定は、他のセル42が送信する測位基準信号46で行われる位置測定の基準として役立つ。
少なくとも1つの別の実施形態においては、情報は、隣接セル42−1、42−2が複数の異なる予め定められた測位基準信号構成の1つを採用していることを示すことにより、任意の所与の隣接セル42−1、42−2が、その測位基準信号46−1、46−2を送信する期間を示す。これらの異なる測位基準信号構成は、セル42から測位基準信号を送信する異なる周期および異なるタイミングオフセットを指定し、異なる構成指標で識別されてもよい。以下でより詳細に説明するLTEの状況においては、そのような構成指標は、非特許文献1(3GPP TS36.211)に定義されているPRS構成を備えていてもよい。
非サービス提供用周波数f1、f2に加えて示される特定の情報とは関係なく、幾つかの実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、1つ以上の予め定められた規則に従って測定ギャップを設定しなければならないという意味において、幾分制限されている。たとえば、一実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、デバイスのサービングセル42−sが自セルの測位基準信号46−sを送信する期間中に測定ギャップが生じないように、測定ギャップを設定しなければならない。代替または追加で、測定ギャップ設定回路54は、特定のギャップパターンを使用して、測定ギャップを設定しなければならない。そのような予め定められた規則により、無線デバイス36は、サービス提供用周波数fsで行う位置測定を、非サービス提供用周波数f1、f2で行う他の位置測定とかち合うことなく、確実に行えるようになる。
特に測定ギャップ設定回路54がそのような規則によって制限されているとき、およびたぶん他の理由から、測定ギャップ設定回路34は、隣接セル42が測位基準信号46を送信する期間中に、特定の非サービス提供用周波数で位置測定を行うための測定ギャップが生じるように、常に設定できるというわけではない。上述のように、測位基準信号で行われる測定は、他の信号で行われる測定より確実で正確であるので、これは好ましくない。とはいえ、測定ギャップ設定回路54は、別のタイプの信号で測定を行うことができるように、都合に合わせて測定ギャップを設定してもよい。すなわち、取得した情報に示される少なくとも1つの非サービス提供用周波数に関して、測定ギャップ設定回路24は、その非サービス提供用周波数で隣接セルが測位基準信号46以外の信号を送信する期間中に、無線デバイス36が位置測定をその間に行う測定ギャップが生じるように設定してもよい。
幾つかの実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、隣接セルが非サービス提供用周波数で測位基準信号46以外の信号を送信する期間中に、無線デバイス36が位置測定をその間に行う測定ギャップが生じるように、無条件に設定することに留意されたい。しかし、他の実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、隣接セルがその非サービス提供用周波数で測位基準信号46を送信する期間中に、測定ギャップが生じるように設定できない場合だけ、そのようにする。
万一測定を測位基準信号で行うことができない場合に備えて、位置測定を行うのに適しているであろう相当数の異なるタイプの信号が用意されている。1つのタイプには、セル固有基準信号(CRS)を含む。他のタイプは、端末固有基準信号、同期信号、パイロット信号などを含む。これらの信号は、都合に合わせてより頻繁に送信されてもよく、それ故、測位基準信号より利用し易いことがある。しかし、たとえばUEが隣接セルのタイミングを知らないときなどの、無線デバイスが知らないとき、または測定がある種のパターン(eICIC用の制限測定パターンなど)で行われるときも、これらの信号は、やはり送信または測定に利用されてもよい。隣接セル42がこれらの非測位基準信号をいつ送信するかについての情報は、測位基準信号46に関する上述のやり方とほとんど同じように、測定ギャップ設定回路54によって取得されてもよい。
測定ギャップ設定回路54は、無線デバイス36が幾つものやり方によって1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2を示す情報を取得することができる。幾つかの実施形態においては、たとえば、測定ギャップ設定回路54は、無線デバイス36から、たとえば無線インタフェース52を介して、情報の少なくとも一部を受信する。1つのそのような手法で、測定ギャップ設定回路54は、無線デバイス36からの測定ギャップリクエスト(要求)の中で情報の少なくとも一部を受信する。この測定ギャップリクエストは、基地局40−sに、無線デバイス36が1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2で1つ以上の位置測定をその間に行う、1つ以上の測定ギャップを設定するように要求する。その要求に応えて、基地局40−sは、上述のように、要求された測定ギャップを設定して、それらの測定ギャップがいつ生じるように設定されているかを特定する情報で答える。LTE実施形態においては、無線デバイス36は、リクエストを基地局40−sに送信し、基地局40−sは、たとえば無線リソース制御(RRC)などの、上位レイヤーのシグナリングプロトコルを使用してレスポンスを送信する。
別の手法においては、測定ギャップ設定回路54は、無線デバイス36から測定ギャップリクエストを受信し、それに応えて、非サービス提供用周波数情報の少なくとも一部を求めるためのリクエストを無線デバイス36に送信する。従って、無線デバイス36は、基地局40−sに測定ギャップリクエストの中で情報を進んで送信するのではなく、基地局40−sが実際に情報を求めるまで待つ。基地局の情報リクエストは、たとえば位置測定が行われる非サービス提供用周波数、および隣接セル識別子などの、どのタイプの情報を要求しているかを示してもよい。そして、直前の手法と同様に、基地局のリクエストおよび無線デバイスの応答は、上位レイヤーのシグナリングプロトコルを使用して送信されてもよい。
他の実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、ネットワークノード44から、たとえばネットワークノードインタフェース56を介して、情報の少なくとも一部を受信する。少なくとも1つの実施形態においては、たとえば、測定ギャップ設定回路54は、基地局40−sからの情報のリクエストに応じて、ネットワークノード44からその情報を受信する。基地局40−sは、無線デバイス36から測定ギャップリクエストを受信すると、その情報を要求してもよい。情報リクエストには、とりわけ、無線デバイスの識別情報、トランザクション識別情報、無線デバイス36とネットワークノード44との測位セッション識別情報、行うべき位置測定のタイプなどを含んでもよい。また、情報リクエストでは、測定を行ってもよい非サービス提供用周波数をネットワークノード44が特定できるように、無線デバイスのサービングセル42−sを明示的に特定してもよい。あるいは、ネットワークノード44は、たとえば、情報リクエストを送信した基地局40−sについての情報、またはリクエストがどのような経路でネットワークノード44に届けられたかについての情報に基づいて、サービングセル識別情報を暗示的に導出また取得してもよい。
少なくとも1つの他の実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、その情報を要求する必要なしに、ネットワークノード44から情報の少なくとも一部を受信する。場合によっては、たとえば、無線デバイス36は、測定ギャップを求めるリクエストを、ネットワークノード44に送信する。この測定ギャップリクエストには、とりわけ、無線デバイスの識別情報、トランザクション識別情報、無線デバイス36とネットワークノード44との測位セッション識別情報、行うべき位置測定のタイプなどを同様に含んでもよい。また、リクエストは、サービングセル42−sも特定してもよい。とにかく、このリクエストの受信に応えて、ネットワークノード44は、上述のように、基地局40−sが測定ギャップの設定において究極的に必要とする非サービス提供用周波数情報の少なくとも一部を、基地局40−sに進んで送信する。他の場合には、ネットワークノード44は、1つ以上の位置測定を行うための補助データを無線デバイス36に送信するまで、この情報を基地局40−sに送信するのを待ってもよい。これらの場合のいずれにおいても、LTE実施形態においては、情報は、LPPaまたはLPPeによって送信されてもよい。
上記の実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、無線デバイス36またはネットワークノード44から、明示的な制御シグナリングによって情報を受信したが、他の実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、無線デバイス36とネットワークノード44との間で伝送される上位レイヤー通信を調査または感知することでその情報を受け取る。図4は、これらのいわゆるクロスレイヤの実施形態をより詳細に示す。図4に示すように、基地局40−s、無線デバイス36、およびネットワークノード44は、それぞれプロトコルスタックを実装している。無線デバイス36とネットワークノード44は、測位プロトコルレイヤ(LTE実施形態のLPPなど)と呼ばれる、それらのプロトコルスタックの上位レイヤーで通信する。基地局40−sは、一般に物理レイヤーと呼ばれるプロトコルスタックの下位レイヤーで、無線デバイス36およびネットワークノード44のそれぞれと通信する。これらの下位レイヤー通信を通して、基地局40−sは、無線デバイス36とネットワークノード44との間の上位レイヤー通信を、トランスペアレントに転送または中継する。
トランスペアレントといっても、本明細書の好適な実施形態によれば、基地局40−sは、無線デバイス36とネットワークノード44との間の通信を転送しているとき、上位レイヤー通信を調査する。これらの上位レイヤー通信は、例として、ネットワークノード44から無線デバイス36に送信されている補助データを含んでいることがある。その場合、この補助データのクロスレイヤ調査を通して、基地局40−sは、非サービス提供用周波数情報の少なくとも一部を取得または抽出する。
また別の実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、たとえば運用保守ノード、または自己組織化ネットワークノードなどの他のネットワークノードから、情報の少なくとも一部を受信する。また別の実施形態においては、測定ギャップ設定回路54は、基地局40−sの内部メモリ58か、または外部の別のノードに格納されたデータベースから情報の少なくとも一部を受信する。
ここで、図5は、上述の実施形態に従った無線デバイス36の追加の詳細を示す。図5に示すように、無線デバイス36は、無線インタフェース60と、1つ以上の処理回路62とを有する。無線インタフェースは、無線リソースを用いて基地局40−sと無線で通信するように構成されている。1つ以上の処理回路62は、補助データ処理回路64、測定ギャップ設定回路66、および測定回路68を有する。
補助データ処理回路64は、ネットワークノード44から、無線インタフェース60を介して、補助データを受信するように構成されている。さらに、補助データ処理回路64は、その補助データを、無線デバイス36が測定ギャップを要求する1つ以上の位置測定、すなわち、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2で行われる1つ以上の位置測定と関係があると、解釈または認識するように構成されている。これに関して、補助データは、その非サービス提供用周波数を示す情報を有する。
測定ギャップ設定回路66は、無線インタフェース60を介して基地局40−sに、測定ギャップリクエストを送信するように構成されている。この測定ギャップリクエストは、基地局40−sに、無線デバイス36が1つ以上の位置測定をその間に行う、1つ以上の測定ギャップを設定するように要求する。測定ギャップリクエストの送信と併せて、測定ギャップ設定回路66は、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2を示す情報も、基地局40−sに送信するように構成されている。幾つかの実施形態においては、たとえば、測定ギャップ設定回路66は、測定ギャップリクエスト自体の中にその情報を含める。
ここで留意すべきは、測定ギャップ設定回路66は、ネットワークノードからこの情報に関連する補助データを受信してもよいので、基地局40−sに測定ギャップリクエストと併せてこの情報を送信することができるということである。しかし、幾つかの実施形態においては、測定ギャップ設定回路66は、測定ギャップを要求する周波数間より多い周波数間に関連する補助データを受信する。この場合、測定ギャップ設定回路66は、測定ギャップが要求されるセルまたは周波数のサブセットを知的に選択する。
たとえば、幾つかの(キャリアアグリゲーション対応などの)無線デバイス36は、測定ギャップを要求する必要なしに、補助データを受信した周波数の少なくとも一部で、周波数間測定を行えることがある。この場合、無線デバイスの測定ギャップ設定回路66は、それらの周波数に関して、測定ギャップを要求するのを控えるように構成され、それ故、周波数のサブセットに関してだけ測定ギャップを要求してもよい。別の例として、無線デバイス36が補助データを受信した全ての周波数での測定が可能でない場合、測定ギャップ設定回路66は、それらの周波数のサブセットだけに関して測定ギャップを選択および要求してもよい。追加または代替で、測定ギャップ設定回路66は、同じギャップパターン等によってPRS機会をカバーしうる周波数を選択してもよい。
それとは関係なく、前述の実施形態にあるように、基地局40−sに送信される情報は、測定が行われる少なくとも1つの隣接セル42、それらのセル42が測位基準信号46を送信する期間などを、さらに特定してもよい。
測定ギャップ設定回路66は、基地局40−sからの応答を受信するようにも構成されている。その応答は、1つ以上の測定ギャップがいつ生じるように設定されているかを特定する情報を有する。これに対して、測定回路68は、受信した補助データを使用して、応答に示される設定された1つ以上の測定ギャップ中に、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2で、1つ以上の位置測定を行うように構成されている。そうする中で、測定回路68は、対応する非サービス提供用周波数f1、f2を使用して、対応する測定ギャップ中に隣接セル42−1、42−2から送信される測位基準信号46−1、46−2を測定することで、少なくとも1つの位置測定を行う(すなわち、時間を見計らって行う)ように構成されている。
図6は、上述の実施形態に従うネットワークノード44(たとえば、測位ノード)の追加の詳細を示す。図6に示すように、ネットワークノード44は、ネットワークインタフェース72と、1つ以上の処理回路74とを有する。ネットワークインタフェース72は、ネットワークノード44を(たとえば、下位レイヤプロトコルによって)基地局40−sに、および(たとえば、上位レイヤプロトコルによって)無線デバイス36に通信可能に連結するように構成されている。1つ以上の処理回路74は、補助データコントローラ76および位置測定コントローラ78を有する。
補助データコントローラ76は、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行うのを補助する補助データを、取得するように構成されている。補助データコントローラ76は、たとえば、無線デバイス36からその位置に関するリクエストを受信したことに応えて、補助データを受信してもよい。とにかく、取得した補助データは、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2を示す情報を有する。補助データコントローラ76は、この補助データを取得して、無線デバイス36に、この補助データと、無線デバイス36に1つ以上の位置測定を行うよう求めるリクエストとを送信するように構成されている。特に、補助データコントローラ76は、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2を示す情報を、無線デバイスのサービング基地局40−sに送信するようにさらに構成されている。こうすることにより、基地局40−sは、上述のように、無線デバイス36のために測定ギャップを設定することができる。
少なくとも幾つかの実施形態においては、ネットワークノード44は、そのような測定のために測定ギャップを設定できるサービング基地局の能力に基づいて、無線デバイス36に、非サービス提供用周波数で位置測定を行うように知的に要求することに留意されたい。それらの測定のために測定ギャップを用意できる基地局の能力に基づいて、無線デバイス36に位置測定を行うように要求することによって、ネットワークノード44は、要求する位置測定が失敗する可能性を都合よく減少させる。
具体的には、これらの実施形態における位置測定コントローラ78は、無線デバイス36が1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2で1つ以上の位置測定をその間に行うことができる、1つ以上の測定ギャップを基地局40−sが設定できるか否かを示す情報を、取得するように構成されている。基地局40−sが設定できる場合、位置測定コントローラ78は、無線デバイス36に少なくとも1つの隣接セル42−1、42−2に関して1つ以上の位置測定を行うように求めるリクエストを、無線デバイス36に送信する。あるいは、基地局40−sが設定できない場合、位置測定コントローラ78は、そのリクエストを送信するのを控えるか、または位置測定を行う異なる非サービス提供用周波数を決定する。
上記の説明では、概して、位置測定を1つ以上の非サービス提供用周波数で行われると述べているが、当業者は、その位置測定が従来「周波数間」測定と呼んでいる以上の測定を包含しうることを理解するであろう。実際、周波数間測定は、通常、サービス提供用周波数とは異なる周波数だが、サービングRATと同じ無線アクセス技術(RAT)で、および/またはサービング帯と同じ周波数帯内で、送信される信号で行われる測定を意味している。もちろん、RATおよび周波数帯が異なると、周波数が異なることに影響する。すなわち、1つ以上の非サービス提供用周波数で行われる位置測定というのは、周波数間測定だけでなく、RAT間測定および帯域間測定も包含することを意味している。
この点に関して留意すべきは、無線デバイス36が取得する情報は、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービングRATを実際に示していてもよいということである。より具体的には、無線デバイス36は、上位レイヤプロトコルのエクステンション(拡張)(たとえば、LPPe)とユーザプレーン通信(たとえば、SUPL)との少なくとも1つによって、その情報を受信してもよい。さらに、無線デバイス36は、その情報を、1つ以上の非サービングRATを実施する1つ以上の隣接セル42−1、42−2で位置測定を行うために、その情報を使用することを無線デバイスに求めるリクエストと併せて受信してもよい。
上記の実施形態の中の種々の実施形態において、異なる隣接セル42−1、42−3は、同じ非サービス提供用周波数を使用してそれらの信号46−1、46−2を送信するにもかかわらず、(期間は重なり合うことがあるが、全く同じものではないという意味において)異なる期間中に、測位基準信号46−1、46−2を送信するように構成されていることも、当業者は理解するであろう。他の実施形態においては、無線通信システム30は、異なる非サービス提供用周波数で測位基準信号46を送信する、3つ以上の隣接セル42を有する。とにかく、これらの実施形態においては、上述の基地局40−sは、そのようなデータを間接的に推論または導出することができないので、非サービス提供用周波数に関連する明示的な補助データを都合よく受信する。
当業者は、本明細書に述べる無線デバイス36が、測位基準信号46で位置測定を行うことができる任意の無線ノードであってもよいことを、さらに理解するであろう。この点に関して、無線デバイス36は、移動端末(たとえば、スマートフォン、携帯情報端末、ラップトップなど)、センサ、モバイルリレー、またはたとえば設定時などに配置されている小基地局もしくは固定リレーでさえあってもよい。LTE実施形態においては、例として、無線デバイス36は、任意のLCSターゲットを備える。
しかし、無線デバイス36は、非サービス提供用周波数で位置測定を行うために、必ずしも測定ギャップを要求する必要はない。もっとはっきり言えば、無線デバイス36の標準動作は、無線デバイス36が測定ギャップなしに測定を行うことが技術的に可能な場合でさえ、その位置測定のために測定ギャップが設定されるように規定していることがある。そのような1つの無線デバイス36は、例として、キャリアアグリゲーションができるデバイスであってもよい。
さらに、記述する種々の「回路」は、アナログ回路とデジタル回路の組み合わせ、および/またはメモリ58、70、80に格納されたソフトウェアを用いて構成される1つ以上のプロセッサ、および/またはメモリ58、70、80に格納され、1つ以上のプロセッサで実行されるとき上述のように実行するファームウェアを指してもよいことを、当業者は理解するであろう。これらのプロセッサの1つ以上および他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれていてもよく、また幾つかのプロセッサおよび種々のデジタルハードウェアは、個々にパッケージ化されているか、SoC(system−on−a−chip)に組み立てられているかにかかわらず、幾つかの個々のコンポーネントに分散されていてもよい。
さらにまた、上記の実施形態は、いずれかの特定のタイプの無線通信システム(すなわち、RAT)の状況で述べられてはいない。この関連で、本発明を実践するために、特定の通信インタフェース標準は必要ではない。すなわち、無線通信システム30は、無線デバイス36が非サービス提供用周波数で位置測定をその間に行うことができる測定ギャップを設定する、多数の標準化されたシステム実施の任意の1つであってもよい。
とはいえ、1つの特定の例として、無線通信システム30は、LTEまたはLTEベースの標準を実施してもよい。この場合、無線デバイス36は、ユーザ装置(UE)を備えていてもよく、基地局40はeNodeBを備えていてもよい。同様に、ネットワークノード44は、測位プラットフォームを実装する測位ノードを備えていてもよい。プラットフォームがユーザプレーンに実装される場合、ネットワークノード44はSLPノードであり、プラットフォームが制御プレーンに実装される場合、ネットワークノード44はe−SMLCノードである。さらに、E−SMLCノードとLCSクライアントとの間の測位結果のシグナリングは、複数のノード(たとえば、MMEおよびGMLC)を介して転送されてもよい。また、LTEのFDDとLTEのTDDとは、異なるRATと見なされ、2つのLTEネットワークも、LTEの2つの異なるRATと見なされることにも留意されたい。最後に、上記のように、測位基準信号46は、LTEの測位基準信号(PRS)を備える。
現在のLTE標準によるeNodeBは、周波数間測定ギャップリクエストを受信するが、その周波数間測定が行われるキャリア周波数を知らない。それにもかかわらず、現在のOTDOAのRSTD周波数間要件は、「サービングキャリア周波数と同じ周波数のセルにおいては、測定ギャップは、PRSサブフレームと重なり合わない」と規定している(非特許文献2:3GPP TS36.133v10.1.0およびv9.6.0セクション9.1.10.2)。これには問題がある。現在標準化されている測定ギャップ周期は、40msの倍数(40msおよび80ms、しかし非特許文献2に規定されているように、40msだけが周波数間RSTD用に設定されてもよい)であるからである。さらに、PRS測位機会の周期もまた40msの倍数である。この意味は、現在のOTDOAのRSTD周波数間要件に準拠して、測定ギャップがサービングセルのPRSと重なり合うのを避けるためには、非サービングセルでのPRS測位機会を、サービングセルに対してずらされなければならないということである。これは、言い換えると、PRS測位機会が、システムのどの2つの周波数でも重なり合いそうにないことを意味する。
2周波数のシステムにおいては、測定ギャップを設定するサービングeNodeBは、UEのサービス提供用周波数を知っており、従って、他の周波数も知っている。他の周波数で、全てのセルのPRS測位機会が重なり合っている場合、eNodeBは、その周波数用の測定ギャップを時間内のいつ設定する必要があるかを推測しうる。しかし、同じ周波数の幾つかのセルにおいてPRS機会が揃っていないか、または2つを超える周波数が周波数間測定に使用される(たとえば、各周波数でPRSを使用する少なくとも1つのセルがある)ときには、問題が生じる。
この問題に取り組むために、UEが測定する非サービス提供用周波数で、eNodeBが、設定する測定ギャップをPRS測位機会と重ね合わせることができるように、より多くの情報(エンハンスド測定ギャップ関連情報またはEMGRIと呼ばれる)がeNodeBに提供されてもよいし、またeNodeBが取得してもよい。EMGRIは、周波数間位置測定が行われる1つ以上の非サービス提供用周波数を示す。また、EMGRIは、要求された測定ギャップで位置測定が行われるRAT、周波数間位置測定が行われる少なくとも1つのセルID、1つ以上の好ましい測定ギャップ設定、および/または測位補助データからの基準セル識別情報も含んでもよい。EMGRIは、周波数間セルの測位機会と基準セルもしくはサービングセルとの1つ以上(周波数間セル当たり1つ)のオフセット、1つ以上のシステムフレーム番号(SFN)オフセット、測位基準信号(PRS)サブフレームオフセット、および/または1つ以上のPRS構成を含む、追加情報さえ含んでもよい。
少なくとも1つのセルIDを含むEMGRIに関して、EMGRIは、1つのセルIDだけを含んでもよい。これは、全てのセルが、同じ非サービス提供用周波数である場合、および/またはPRS測位機会がセル間で揃っている、同じPRS構成を有する場合であってもよい。この周波数の任意のセルの任意のセルIDが、たとえばランダムに選択されてもよい。あるいは、これは、位置測定を行うために複数の可能な周波数間の1つだけを選択し、それに対応して、選択した周波数から1つのセルを選択する場合であってもよい。この点に関して、UEは、その周波数で送信しているセルの数が最大である周波数間を選択してもよい。他の実施形態においては、EMGRIは、1つを超えるセルIDを含んでもよい。これは、1つの周波数に対して1つを超えるセルが選択される場合か、または複数の周波数が選択される場合であってもよい。
1つ以上の好ましい測定ギャップ設定を含むEMGRIに関しては、好ましい測定ギャップオフセットとして示されてもよい。それでも、eNodeBは、どの測定ギャップ設定を実際に使用するかにつての最終決定権を有する。しかしこれに関しては、設定された測定ギャップ内で測定することができるセル数を最大にするであろう設定を推奨するように、選択されてもよい。それは、PRSがセル間で、およびセル周波数上で、どのように並べられているかに依存するであろう。
EMGRIに含まれる追加情報に関して、その情報は、EMGRIの一部であってもよいし、またEMGRIとは別に伝達されてもよい。たとえば、追加情報は、測位ノードからLPPaによってeNodeBに伝達されてもよいし、またeNodeB間でたとえばX2またはO&Mなどによって交換されてもよい。
とにかく、この追加情報の1つ以上のオフセットに関して、オフセットは、測定ギャップを必要とする周波数間セルの測位機会と、基準セルもしくはサービングセルとの、サブフレームオフセットであってもよい。別の実施形態においては、サブフレームオフセットは、prs−SubframeOffset(prsサブフレームオフセット)であるか、または非特許文献3(3GPP TS36.355)におけるprs−SubframeOffset(prsサブフレームオフセット)の定義に従って導出される。prs−SubframeOffset(prsサブフレームオフセット)については、図14に示す。
1つ以上のSFNオフセットに関しては、周波数間セル当たり1つのSFNオフセットがあってもよい。ここで、SFNオフセットは、周波数間セルのSFN0と基準/サービングセルのSFN0とのオフセットである。
1つ以上のPRS構成に関しては、周波数間セル当たり1つの構成があってもよい。これらの構成は、非特許文献1(3GPP TS36.211)に定義されている構成を含む。さらに、PRS構成はまた、パターンに従ってミュートされてもよい。隣接セルが位置測定用の信号をその間に送信する取得した期間も、そのミューティング構成の原因となってもよいように、ミュートパターン情報は、構成されたPRS信号が、ある時間的機会に実際に送信されるか否かの追加情報を提供してもよい。あるいは、ミューティング構成は、指示メッセージで受信されなくてもよく、他の手段(たとえば、O&Mまたは別の無線ノードとのX2)によって取得されてもよいが、位置測定用に要求された測定ギャップを設定したとき、やはり明らかにされてもよい。
EMGRIは、多くのやり方でeNodeBによって取得されてもよい。一例では、eNodeBは、EMGRIを取得するデータベースを保持している。データベースは、内部メモリ内または外部メモリ内にあってもよく、たとえばeNodeBと関係している現在のセルからサービスを受けているUEに関して、どのセルが位置測定のための周波数間セルでありそうかなど、エリア内のセルに関する隣接関係情報を備えてもよい。一実施形態においては、同じデータベースが、測位ノードによって使用されてもよい。また別の実施形態においては、データベースは、eNodeBが、測位ノードまたは他のネットワークノード(たとえば、SONまたはO&M)から取得する。
別の例においては、eNodeBは、RRCシグナリングによってEMGRIを取得する。一実施形態によれば、EMGRIは、非特許文献4(3GPP TS36.331)によって定義されたRRCメッセージの中で伝達されてもよい。EMGRIは、測定ギャップ指示とともに伝達されてもよい。RRCメッセージの一例は、UL−DCCHメッセージである。UL−DCCHメッセージのクラスは、アップリンクDCCH論理チャネルでUEからE−UTRANに送信されてもよいRRCメッセージのセットである。たとえば、図15を参照されたい。
図15に示すように、interFreqRSTDMeasurementIndication−r10(周波数間RSTD測定指示r10)は、EMGRI用にUL−DCCHメッセージタイプで採用された新しい要素である。それどころか、一実施形態においては、EMGRIは、新しい要素のinterFreqRSTDMeasurementIndication−r10(周波数間RSTD測定指示r10)内で伝達され、従って、予備のスペア7要素に取って代わっている。
あるいは、EMGRIは、測定ギャップ指示または始動/停止指示を有する別の要素内で伝達される。たとえば、図16を参照されたい。
さらに、たとえばセルIDなどのEMGRIを受信するとき、eNodeBは、(たとえば、測位ノード、または別のネットワークノード、またはセルに関係している無線ノードに)たとえばeNodeBがPRS構成を知らない少なくとも1つのセルのPRS構成などの、eNodeBが測定ギャップを正しく設定するのを可能にする、追加情報をさらに要求してもよい。
また別の例によれば、eNodeBは、EMGRIに関して上位レイヤプロトコルパケットを調査するために、クロスレイヤ通信を使用する。この実施形態においては、EMGRIを取得する手段として、eNBは、LPPで送信される情報を嗅ぎ出すために、クロスレイヤ通信を使用する。具体的には、LPPは、UEとE−SMLCとの通信に用いられる。LPPは、トランスペアレントにeNBを通り過ぎ、周波数間RSTD測定のキャリア周波数、PRS情報などの情報を運ぶ補助データを有する。LPPの全ての補助データはeNBを通り抜けるので、eNodeBは、伝送されるLPPパケットの構造を調査することによって、上位レイヤー情報にアクセスする手段を有する。EMGRI情報は、いったん捕捉されると、たとえばキャリア周波数、測定ギャップオフセットなどの、周波数間位置測定に関連するパラメータを決定するための入力として使用されてもよい。それによって、eNBは、効率的に測定ギャップを設定することができる。たとえば、eNBは、UEがPRS機会を見逃さないように、測定ギャップを設定することができる。また、eNBは、測定ギャップに最大数の測位サブフレームを確実に含みうるようにできてもよい。これは、位置測定の測定性能を改善することになる。
将来は、補助データは、新しいパラメータを用いてエンハンスドされてもよい。これはまた、EMGRIの範囲を広げる、すなわち新しいパラメータを増やすことにもなる。注目に値するのは、上記のクロスレイヤ通信方法は、それでもなお、LPPを嗅ぎ出すことにより、eNBがこれらの新しいパラメータも容易かつ確実に取得できることである。
もちろん、幾つかの例においては、eNodeBは、全ての測定ギャップをPRS信号と揃えられなくてもよい。既知の手法においては、設定された測定ギャップがPRS測位機会と重ならない場合、周波数間測定は失敗しそうである。PRSは、特に位置測定用に設計され、一般に他の基準信号より信号品質がよいことを特徴としているけれども、LTE標準が、PRSの使用を命じていないことを、本明細書の実施形態は、都合がよいことと認識している。それ故、実施形態は、位置測定のために、たとえばセル固有基準信号(CRS)などの他の基準信号を採用している。
具体的には、測定の失敗を回避するために、UEがRSTD測定のために測定ギャップを要求して、ネットワークが測定ギャップを設定すると、UEは、PRSとは異なる信号で非サービス提供用周波数/非RATの測定を行う。信号は、測定ギャップにおいて利用可能などんな信号でもよい。測定ギャップにおいて信号を利用可能であるか、または信号がPRSより頻繁に送信されるか(たとえば、これらの信号の周期は、最大でも測定ギャップ長の長さである)であるように、ネットワークは確実にできる。
LTEにおける非PRS信号の例を幾つか挙げると、同期信号、セル固有基準信号(CRS)、UE固有基準信号、または他の任意の基準信号もしくは物理信号である。UEがUE固有基準信号で測定を行う実施形態においては、たとえば1つ以上の要求されたセル(要求されたセルの識別表示は、EMGRIで供給されてもよい)において、そのような指示を受信した時に、これらの信号は構成されてもよい。
非LTEのRATにおける非PRS信号の例は、UMTSもしくはCDMAのパイロット信号、および任意の物理信号などである。実際、一実施形態においては、UEのサービングセルと関係する無線基地局は、たとえばGSM、UMTSおよびLTEをサポートするマルチ標準無線(MSR)基地局など、複数のRATをサポートしている。この場合、MSR基地局は、周波数間位置測定用の測定ギャップ指示を受信すると、異なるRATで同じ基地局から送信された信号にも気付いてもよく、そしてたぶん同じRAT(CDMAまたはGSMなどの同期ネットワークの)の他のBSから送信された信号にも気付いてもよい。従って、基地局は、測定すべき信号を確実にカバーするように測定ギャップを設定するとき、この情報を使用してもよい。どんな非MRS無線ノードもまた、測定ギャップを設定している間に、ある周波数のネットワークが同期、またはフレーム位置合わせ、またはサブフレーム位置合わせであるということを利用してもよいことに留意されたい。
最後に、本明細書のLTE実施形態は、非特許文献2(3GPP TS36.133)が扱っている範囲を超える測定に関して、測定ギャップを設定および使用することに留意されたい。より具体的には、場合によっては、マルチ周波数状態が生ずる。現在の標準は、セクション1.1.4.4に述べているように、OTDOA補助データで受信される周波数に対応するセルだけを対象とする、2つの周波数間状態を記述している。しかし、LPPeまたはユーザプレーン測位プロトコル(SUPL)を用いて、補助データは、同じRATまたは異なるRAT(たとえば、GSM、WCDMA、またはCDMA)で、サービングセルと同じ周波数または異なる周波数であってもよい、より多くのセルを含むようにさらに拡大されてもよい。
現在のLTE仕様によると、そのようなセルが関わる測定に関する要件はなく、そのようなセルに関して測定ギャップをeNodeBに通知する標準的なやり方はない。UEは、標準で採用されている測定ギャップ始動を使用して、測定ギャップを要求できる実行手段を有する。一実施形態においては、LPPeまたは任意のユーザプレーンプロトコル(たとえば、SUPL)によって、その補助データが受信されるセルの位置測定を可能にするために、UEは、RRCによって、RRCメッセージを使用して測定ギャップを要求する。
本明細書の好適な実施形態は、以下の方法を実行するように構成されたUEを使用して、現在のLTE仕様の欠陥に対処する。方法は、ステップ1において、UEが、LPPのotdoa−RequestAssistanceData(OTDOA補助データリクエスト)の中にない補助データ、または非特許文献2(3GPP TS36.133)の要件の対象でない補助データを受信する工程を有する。UEは、その補助データを、LPPeまたは任意のユーザプレーンプロトコル(たとえば、SUPL)によって受信してもよい。さらに、補助データは、LTE、またはたとえばCDMA、GSMもしくはWCDMAなどの他のRATにおける、タイミング測定用の補助データを備えていてもよい。
方法は、UEが、要求された測定を、RRCによって測定ギャップを要求することができる測定と解釈する工程を続ける。この点に関して、方法は、RRCによって測定ギャップリクエストを送信する工程を有する。
これに対して、方法は、ネットワークから測定ギャップ設定を受信する工程、およびそれに沿って測定ギャップを設定する工程を続ける。最後に、方法は、ステップ1で受信した補助データおよび設定された測定ギャップを使用して、測定を実行する工程を伴う。
別の実施形態においては、ステップ1に加えて、UEは、LPPのotdoa−RequestAssistanceData(OTDOA補助データリクエスト)の中で補助データも受信する。LPPのotdoa−RequestAssistanceData(OTDOA補助データリクエスト)の中の補助データの中で要求された測定は、周波数間測定と解釈される。また別の実施形態においては、LPPのotdoa−RequestAssistanceData(OTDOA補助データリクエスト)の中の補助データは、周波数間測定をまねるように人為的に構成されている。さらに、eNodeBは、測定ギャップリクエストを受信すると、初期設定により、上述のステップ1で受信された補助データに関する測定を可能にする測定ギャップを設定する。特定の例においては、測定ギャップ設定は、たとえばCDMAまたはGSMなどの別のRATにおける測定に最適化される。次の実施形態においては、UEは、(ステップ1で受信した補助データに関する測定に加えて、)設定された測定ギャップを使用して、LPPのotdoa−RequestAssistanceData(OTDOA補助データリクエスト)の中で受信した補助データに関しても、測定を実行してもよい。
上述の変形形態および変更形態に照らして、当業者は、本明細書の基地局40−sが、概して、図7に示す方法100を実行することを理解する。図7に示すように、方法100は、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2を示す情報を取得する工程を有する(ブロック110)。次いで、方法は、その情報に示される少なくとも1つの非サービス提供用周波数f1、f2に関して、隣接セル42−1、42−2がその非サービス提供用周波数f1、f2で測位基準信号46−1、46−2を送信する期間中に、(無線デバイス36が対応する位置測定をその間に行う)測定ギャップが生じるように設定する工程を有する(ブロック120)。
同様に、当業者は、本明細書の移動端末36が、概して、図8に示す方法200を行うことを理解する。図8に示すように、方法200は、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2を示す情報を取得する工程を有する(ブロック210)。次いで、方法は、その情報と、無線デバイス36が1つ以上の位置測定をその間に行う1つ以上の測定ギャップを設定するように、基地局40−sに求めるリクエストとを、基地局40−sに送信する工程を有する(ブロック220)。
さらに、当業者は、本明細書のネットワークノード44が、概して、図9に示す方法300を行うことを理解する。図9に示すように、方法300は、無線デバイス36が1つ以上の位置測定を行う、1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2を示す情報を取得する工程(ブロック310)と、取得した情報を基地局40−sに送信する工程(ブロック320)とを有する。
代替または追加で、ネットワークノード44は、概して、図10に示す方法400を実行してもよい。図10に示すように、方法400は、無線デバイス36が1つ以上の非サービス提供用周波数f1、f2で1つ以上の位置測定をその間に行うことができる、1つ以上の測定ギャップを、基地局40−sが設定することができるか否かを示す情報を取得する工程を有する(ブロック410)。次いで、基地局40−sが1つ以上の測定ギャップを設定することができる場合、方法は、無線デバイス36に、少なくとも1つの隣接セル42−1、42−2に関して1つ以上の位置測定を行うように求めるリクエストを、無線デバイス36に送信する工程を伴う(ブロック420)。その逆に基地局40−sが設定できない場合、方法は、そのリクエストを無線デバイス36に送信するのを控える工程を伴ってもよい。
従って、当業者は、本発明の必要不可欠な特徴から逸脱することなく、本明細書に具体的に記載するやり方とは異なるように本発明を実行しうることを認識するであろう。従って、本明細書の実施形態は、全ての点において、説明であり、制限するものではないと考えられ、添付の特許請求の範囲の趣旨および同等の範囲内に来る全ての変更を、その中に包含するものである。

Claims (25)

  1. 無線通信システムのサービングセルにおいてサービス提供用周波数で無線デバイスにサービスを提供するように構成された基地局により実施される方法であって、
    前記無線デバイスの地理的位置を決定するために使用される1つ以上の測位を前記無線デバイスが実行するための1つ以上の非サービス提供用周波数を示す情報を取得する取得ステップと、
    前記情報によって示されている少なくとも1つの非サービス提供用周波数について、隣接セルが前記非サービス提供用周波数で測位基準信号を送信する期間が生じるように、前記無線デバイスが対応する測位を実行することになる測定ギャップを設定する設定ステップと
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記取得ステップは、前記無線デバイスが前記非サービス提供用周波数で前記1つ以上の測位を実行することになる1つ以上の測定ギャップを設定するよう前記基地局に要求する前記無線デバイスからのリクエストにおいて前記情報の少なくともいくつかを受信するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記取得ステップは、前記無線通信システムの測位ノードからの制御シグナリングを通じて前記情報の少なくともいくつかを受信するステップを有することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記制御シグナリングは、ロングタームエボリューション(LTE)の測位プロトコル(LPP)のアネックスまたはLPPエクステンションを使用して前記測位ノードから受信されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記取得ステップは、前記無線通信システムの測位ノードと前記無線デバイスとの間で送信される上位レイヤーの通信を調査することで、前記情報の少なくともいくつかを取得するステップを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記上位レイヤーの通信は、前記無線デバイスと前記測位ノードとの間でのLPPを使用する送信であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記情報によって示された他の少なくとも1つの非サービス提供用周波数について、隣接セルが前記非サービス提供用周波数で前記測位基準信号とは異なる信号を送信する期間が生じるように、前記無線デバイスが対応する測位を実行することになる測定ギャップを設定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 無線通信システムの無線デバイスにおいて実施される方法であって、サービングセルにおいてサービス提供用周波数で基地局によりサービスを提供され、
    前記方法は、
    前記無線デバイスの地理的位置を決定するために使用される1つ以上の測位を前記無線デバイスが実行するための1つ以上の非サービス提供用周波数を示す情報を取得する取得ステップと、
    前記情報と、前記無線デバイスが前記1つ以上の測位を実行するための1つ以上の測定ギャップを設定するよう前記基地局に対して要求するリクエストとを前記基地局に送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする方法。
  9. 前記送信ステップは、前記情報を前記リクエスト内に搭載するステップを有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記サービングセルは、無線アクセス技術(RAT)を実装しており、
    前記取得ステップは、上位レイヤープロトコルエクステンションとユーザプレーン通信との少なくとも1つを通じて、1つ以上の非サービングRATを実装している1つ以上の隣接セルにおいて前記測位を実行するために前記情報を使用するよう前記無線デバイスに要求するリクエストとともに当該情報を受信するステップを有することを特徴とする請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記1つ以上の測定ギャップがいつ生じるように設定されているかを識別するための情報を含むレスポンスを前記基地局から受信するステップと、
    前記1つ以上の測定ギャップにおいて前記1つ以上の非サービス提供用周波数で前記1つ以上の測位を実行し、対応する非サービス提供用周波数を使用して対応する測定ギャップで隣接セルから送信される測位基準信号を測定することによって少なくとも1つの測位を実行するステップと
    を有することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 無線通信システムにおいてネットワークノードによって実施される方法であって、当該無線通信システムは、当該無線通信システムのサービングセルにおいてサービス提供用周波数で無線デバイスにサービスを提供するように構成された基地局を有し、
    前記方法は、
    前記無線デバイスの地理的位置を決定するために使用される1つ以上の測位を前記無線デバイスが実行するための1つ以上の非サービス提供用周波数を示す情報を取得する取得ステップと、
    前記取得された情報を前記基地局に送信するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  13. 前記情報は、さらに、1つ以上の隣接セルが前記1つ以上の非サービス提供用周波数で関連する測位基準信号を送信するための期間を示していることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記情報は、前記サービングセルが測位基準信号を送信するための期間からのオフセットとして、または、基準セルが測位基準信号を送信するための期間からのオフセットとして、いずれかの所与の隣接セルが測位基準信号を送信するための期間を示し、
    前記基準セルによって送信される測位基準信号について実行される測位は、他のセルによって送信される測位基準信号について実行される測位についての基準として機能することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記情報は、前記オフセットをサブフレームオフセット、システムフレーム番号(SFN)または測位基準信号(PRS)サブフレームオフセットのいずれかとして示すことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記情報は、前記無線デバイスが前記1つ以上の測位を実行する対象となる少なくとも1つの隣接セルを示すことを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記情報は、2つ以上の異なる可能な非サービス提供用周波数から選択された1つ以上の非サービス提供用周波数を示すことを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 無線通信システムにおいてネットワークノードによって実施される方法であって、当該無線通信システムは、当該無線通信システムのサービングセルにおいてサービス提供用周波数で無線デバイスにサービスを提供するように構成された基地局を有し、
    前記方法は、
    前記無線デバイスが1つ以上の非サービス提供用周波数で1つ以上の測位を実行することが可能な1つ以上の測定ギャップを前記基地局が設定することができるかどうかを示す情報を取得する取得ステップであって、前記1つ以上の測位は前記無線デバイスの地理的位置を決定するために使用されるものである、前記取得ステップと、
    前記基地局が前記1つ以上の測定ギャップを設定可能である場合に、少なくとも1つの隣接セルに関して前記1つ以上の測位を実行するよう前記無線デバイスに要求するためのリクエストを当該無線デバイスに送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする方法。
  19. 前記1つ以上の測位には、周波数間測定、RAT間測定、または帯域間測定が含まれることを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記無線デバイスは、前記1つ以上の非サービス提供用周波数で前記1つ以上の測定のうちの対応する測定を実行するために1つ以上の測定ギャップを必要とすることを特徴とする請求項1ないし19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記1つ以上の測位には、1つ以上のタイミング測定が含まれることを特徴とする請求項1ないし20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記1つ以上のタイミング測定には、
    到来観測時間差(OTDOA)についての1つ以上の基準信号時間差(RSTD)測定と、
    1つ以上の受信送信間(Rx−Tx)時間差測定と、
    1つ以上のタイミングアドバンス(TA)測定と
    が含まれることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 無線通信システムのサービングセルにおいてサービス提供用周波数で無線デバイスにサービスを提供するように構成された基地局であって、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載された方法を実行するように構成された測定ギャップ設定回路を有することを特徴とする基地局。
  24. 無線通信システムのサービングセルにおいてサービス提供用周波数で基地局によりサービスを提供される無線デバイスであって、
    無線インタフェースと、
    請求項8ないし11のいずか1項に記載された方法を実行するように集約的に構成された1つ以上の処理回路と
    を有することを特徴とする無線デバイス。
  25. 無線通信システムにおけるネットワークノードであって、
    通信インタフェースと、
    請求項12または18に記載された方法を実行するように集約的に構成された1つ以上の処理回路と
    を有することを特徴とするネットワークノード。
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