JP2014502861A - 眼科用薬物送達デバイスのための薬用モジュール - Google Patents

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Abstract

ハウジング(9)、及び、2つのバルブ(6a,6b)の間に含まれたリザーバ(7)を含んでなる、眼科用薬物送達デバイスと共に使用するための薬用モジュール。

Description

本特許出願は、単独の活性化メカニズム、ボタン、又は、トリガ、及び、単独の投薬インターフェースのみを有する、眼科用薬物送達デバイスを使用して、別々のリザーバから、少なくとも2つの薬物作用物質(drug agent)を送達する医療デバイスと方法に関わる。使用者によって開始された送達手順は、第1の薬物作用物質の設定用量と共に、第2の薬物作用物質の、非使用者が設定可能な用量(即ち、固定用量)を、患者に送達させる。薬物作用物質は、各々が、独立の(単一薬物化合物)又はプレミックスされた(共製剤化多剤薬物化合物(co-formulated multiple drug compounds))薬物作用物質を含む、2つ又はそれ以上のリザーバ、コンテナ、又は、パッケージで、利用可能である。
ある種の病状は、1つ、又は、それ以上の、異なった薬剤を使用する処置を必要とする。いくつかの薬物化合物は、最適な治療用量を送達するため、お互いの特定の関係において、送達される必要がある。この発明は、単独の処方で不可能ではなく、また、限定されるものではないが、安定性、治療効果の低下、及び、毒性などの理由により、組合せ治療が望ましい場合に、特に有効である。
2つの、活性薬剤、又は、「作用物質(agent)」を同時に送達するとき、多数の潜在的問題が起こり得る。単に、1つの例として、2つの活性作用物質は、単独のコンテナ内にあるとき、製剤の、長期の、品質を保持する保管の間に、互いに作用しあう可能性がある。それゆえ、活性成分を分離して保管し、次に、送達、例えば、注射、針なし注射、ポンプ、又は、吸入、の時点で、組み合わせる可能性があることには、ある利点がある。しかし、2つ又はそれ以上の作用物質を組み合わせる為の、可能性のある、いずれのプロセスも、使用者が、高い信頼性で、繰り返し、及び、安全に実行するために、分かりやすく、使い易い必要がある。
1つの、さらなる懸念は、可能性がある組合せ用量、又は、療法を作り上げる、各活性作用物質の量、及び/又は、割合は、各使用者に対して又は使用者の治療の種々の段階に対して変える必要があるかもしれないことである。さらに、単に一例として、1つ又はそれ以上の活性作用物質は、患者を徐々に「維持」量に導くため、用量設定期間を必要とする可能性がある。さらなる例は、もし、1つの活性作用物質が、調整が可能でない固定用量を要求したとして、一方、他の作用物質が、患者の症状又は身体状況に応じて変えられる場合である。この潜在的懸念は、これらの事前混合の処方が、医療従事者又は使用者によって変えることが出来ない、活性成分の固定された割合を有する場合があるので、複数の活性な作用物質の事前の混合処方が、好適でない可能性があることを意味する。
いくらかの使用者が、1つより多くの薬物送達システムを使用しなければならないことに対処出来ない、又は、必要な用量組合せの必要な、精度高い計算をすることが出来ない可能性があるので、複数の薬物成分治療が必要な場合に、別の懸念が生じる可能性がある。これは、器用さに欠けている、又は、計算能力が劣る、使用者の場合、特に当てはまる。
その結果、点眼器のような、使用者が簡易に、安全に行え、さらに、薬剤の繰り返し服用に対する、患者の不安を減らす傾向にある、眼科用薬物送達デバイスの単独の起動で、2つ又はそれ以上の薬剤を送達するための、デバイスと方法を提供するという強い欲求がある。
本出願は、眼科用薬物送達デバイスに、好ましくは、一次又は第1の薬剤の反復用量を収容する点眼器に取り付け可能な薬用モジュールを開示する。非常に好ましくは、点眼器は、スクイーズボトルである。この発明の薬用モジュールは、一次デバイスの単独の動作で、2つの薬剤の用量を、患者が受けることが出来る手段を提供し、従って、保管と操作の複雑さに関する問題点を減少する。一次デバイスのみを活性化するために使用される、操作方法を維持することは、分離して使用されるときも、薬用モジュールと組み合わされるときも、一次デバイスからの第1の薬剤の薬剤送達間の良好な比較可能性を保証すると信じられている。
モジュール自体は、一次デバイスの設計、又は、機能性を、完全なものにする、又は、改善する機構を含むことが出来る。かかる機構は、正しい適用を援助する洗顔器、点滴薬についての薬物分布の改善するためのスプレー・ノズル、又は、用量容積の選択/制御のためのバルブ・メカニズムを含んでよい。示された好ましい実施態様において、薬用モジュールは、ボトル・キャップを保つため、かかるボトル上に既にあるねじ山を使って一次ボトルに取り付けられるが、一次デバイスが、その内部に置かれる囲い又はボトル自体に取り付けられたクリップなどの、別の取り付けの解決策も可能である。かかる取り付け手段は、一次ボトルと、二次モジュールの間の専用の取り付けを提供するように合理的に開発されてよく、これにより、他の薬物、又は、承認されていない薬用モジュールによる、不慮の又は故意の誤使用を防止する。
使用前に、薬用モジュールが、一次点滴ボトルとは別にこん包されることはありそうなことである。モジュールは、使用前に、使用者により、又は、取り付け又は作動の間自動的に一次デバイスにより、取り外されてよい、開口部の上の、フォイルシールのような、使用前に、二次薬剤の統合を維持する手段を特徴とする。また、モジュールは、使用者によって投薬されるまで、モジュール薬物キャビティ又はリザーバ内の二次薬剤を保持するため、バルブ(シンプルなシリコーン・ドームバルブのような)を、おそらくは使用する。
本発明の1つの可能性がある実施態様において、二次薬物は、一次ボトルが、一次、又は、第1の薬剤を放出するように、押しつぶされるとき、薬用モジュール内のバルブを通じて、押し出される一次薬物のシャント動作(shunting action)を通じて、投薬される。薬用モジュール内のバルブは、一次眼科用薬物送達デバイス、好ましくは、スクイーズボトル内への薬物の混合物の逆流を防止する。二次薬物の全量が確実に押し出され、一次薬剤の用量と共に使用者に投与されるために、システム内に十分な圧力がひとたび高められると、ボトルを押しつぶすことにより、デバイス内に高まる水圧に対するバルブの固有抵抗は、薬用モジュールを通じて、一次薬剤のみが確かに放出されるために使用されてよい。別の実施態様において、この圧力はスプレーによって与えられる望ましい範囲と薬物滞留性の可能性により、好都合となる可能性があるスプレー送達システムに、点眼器送達システムからデバイスを転換するために、上述スプレー・ノズルと共に、使用されてよい。
薬用モジュールの使用は、潜在的に種々の病態を処置するため、又は、調節(titration)オプションの範囲を提供するために、記述された方法で使用するための、一連の異なった薬用モジュールを有する可能性をもたらす。また、示された実施態様において、二次モジュールは単独の二次薬物を含むが、数個の二次薬物の投薬のため、1つより多くの薬物キャビティ又はリザーバを順次に含むこと、又は、多数のモジュールを一次デバイスに取り付けることが出来るように、二次モジュール自体を設計することが可能である。
システムは、使用者によって、薬用モジュールが一回のみ使用可能であることを確実にすることに役立つように構成されてもよい。これは、二次薬物のフラッシングの後のみに、活性化(遮断)される二次カートリッジ上の機械的フラップ(又は、類似の流量制限手段)の統合を通じて達成されてもよい。あるいは、二次薬物キャビティを通じての薬物の流れを制御するために使用されるバルブを一回のみ活性化し、その後、流体流れをブロックするように設計することが出来る。
使用前に、即ち、点眼器への取り付けの前に、薬用モジュールは、シールされた薬物キャビティ又はリザーバ内部に第2の薬剤を含む手段を提供する。第2の薬剤を保持する薬物キャビティを形成するために使用されてもよい可能性がある材料は、(しかし、限定されるものではないが);アセタール(ポリオキシメチレン、ポリアセタール、又は、ポリホルムアルデヒド)、COC(シクロ・オレフィン共重合体)、COP(シクロ・オレフィン重合体)、及び、PBT(ポリブチレン・テレフタレート)を含んでよい。薬用モジュール内において、リザーバのシールは、フォイルシール(単層、又は、多層構造)、ストッパ・バング(stopper bang)、セプタム、又は、当業者に知られた、同様な手段の組み合わせにて、達成されてよい。
一次デバイスへ組み立てると、薬用モジュール内のリザーバは、薬用モジュールの遠位端の出口オリフィスへの流路を実現するように、自動的に用いられる。好ましくは、投薬の間、漏れを確実に最小に、又は、少しも無いようにするため、ゴム又はTPE等の、柔軟な材料を使用して、流路内の連結部を完成することが出来、このようにして、送達された用量の性能が保たれる。リザーバの流路を、組立の間、自動的に、点眼デバイスの第1の薬剤の流路と共に用いる方策は、使用者の、デバイスとの対応を容易にする。
本発明によると、薬用モジュールは、眼科用薬物送達デバイスと共に使用されてよい。薬用モジュールは、眼科用薬物送達デバイスの放出開口部に、取り外し可能に取り付けるように構成されたハウジングを含んでよい。ハウジングは、遠位端及び近位端を有してよい。リザーバは、薬剤の用量を入れているハウジング内部含まれてよく、ここで、リザーバを2つのシール及び/又はバルブの間に位置させてよい。点眼薬送達(2)デバイスの起動が、バルブ及び/又はシールを開き、遠位端にあるオリフィスを通じて、薬剤の放出を可能にする。
本発明の一つの実施態様において、眼科用薬物送達デバイスと共に使用するための薬用モジュールは、スクイーズボトルの様な眼科用点眼容器のキャップ・フィッティングに取り外し可能に取り付けるように構成されたハウジングを含む。ここで、ハウジングは、遠位端及び近位端を有する。第2の薬剤の、少なくとも1つの用量を有する、ハウジング内部に含有された、少なくとも1つのリザーバがあり、ここで、リザーバは、第1と第2の圧力バルブの間に位置されている。モジュールが点眼器デバイスに取り付けられたとき、点眼器デバイスの起動が通常閉のバルブを開き、リザーバ内に入れられた薬剤が、モジュールの遠位端を通じて眼に投薬されるのを可能にする流体圧力を作り出す。
さらなる実施態様において、薬用モジュールは、使用前に、薬剤の無菌状態を確かにし、同様に、使用直前まで薬用モジュールの内部チャンバを無菌に保つためにも、圧力バルブの両側に1つ又はそれ以上のシールを有してよい。
薬用モジュールのリザーバは、多数の構成、及び、配置で設計出来るが、1つの好ましい構成は、点眼デバイスのオリフィスの軸と直列である。ある例においては、リザーバに使われる1つ又はそれ以上の内部シールを使用者が取り外し出来るように、薬用モジュール上にすり板(slider)又は他の可動部品を含むことは、望ましいであろう。加えて、使用者に、それが、より人間工学的であるように、例えば、彼らが点滴剤を適用するために、かれらの頭を後ろに傾ける必要がないように、使用者の第1と第2の薬剤の正確な送達の手助けをするため、又は、薬物の流路を調整するため、薬用モジュールの遠位端に、アイカップ又は類似のアラインメント装置を含むことは望ましいかもしれない。
好ましい実施態様において、基本薬物化合物(即ち、第1の薬剤)は、二次薬剤の単回投与量を入れている、単独の使用の、使用者が交換可能なモジュール、及び、単独の投薬インターフェース、又は、オリフィスと共に使用される、複数用量の、点眼薬スクイーズ・コンテナ、又は、ボトル内に入れられる。薬物送達デバイスに連結されるとき、二次化合物は、一次化合物を投薬すると活性化/送達される。鎮痛薬、ホルモン、βアゴニスト若しくはコルチコステロイド、又は、上述薬物のいずれかの組み合わせなどの、いくつもの薬物、又は、薬物の組み合わせを、本発明とともに使用することが出来る。
βアゴニストの例は、限定されることなく、サルブタモール、レボサルブタモール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、メテプロテレノール、フェノテロール、ビトルテロール・メシレート、サルメテロール、ホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、インダカテロールである。
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(ホリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレッシン、テルリプレッシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、脳下垂体ホルモン、又は、視床下部ホルモン、又は、規制活性ペプチド、及び、それらのアンタゴニストである。
本発明の種々の態様の、これらの効果は、添付図面を適切に参照し、詳細の記述を理解することにより、当業者には明白になるであろう。
例示の実施態様が、図面を参照して、本明細書に記述される。
本発明の薬用モジュールとともに使用するための、1つの考えられる眼科用薬物送達デバイスの透視図を図示する。 図1に示された、点眼デバイスに取り付けられた、本発明による、薬用モジュールを図示する。 図1に示された、点眼デバイスに取り付けられた薬用モジュールの、1つの装置の断面図である。
本明細書に提案された薬用モジュールは、眼科用薬物送達デバイスの、例えば、第1の薬剤の1つ又はそれ以上の点滴薬を排出するためにスクイーズボトルを使用する、図1に示された点眼器のありとあらゆる設計品とともに使用が可能である。1つの配置(arrangement)において、本明細書に提案された薬用モジュール1は、1つ又はそれ以上の第2の薬剤の単回投与量の1回分又はそれ以上の分量を、第1の薬剤の可変の用量と共に、複数用量スクイーズ・コンテナから、モジュール・接眼レンズ(eyepiece)3のような、単独の出力又は薬物投薬インターフェースを通じて同時に投与する。コンテナ2の単独の活性化は、例えば、コンテナの側部を内側に押しつぶすことにより、第1と第2の薬剤の双方の使用者への送達が引き起こされる。好ましくは、第2の薬剤の用量の体積と寸法は、薬用モジュール内のリザーバ7の設計と製造により、独立して制御され、それゆえ、活性化の間、一次眼科用薬物送達デバイスによって作り出される用量の大きさによって影響されない。薬用モジュール内部に入れられた、この第2の薬剤の固定された用量は、単回投与量であってよい。
望ましい装置において、用量投薬インターフェースは、図2、及び、3に示された、アイカップ(eyecup)3のような、モジュール投薬インターフェースを含む、しかし、点滴薬、液体流れ、又は、スプレーを通すことが可能である、いかなる、オリフィス、又は、放出開口部も使用することが出来る。図1に示すように、一次デバイス2は、ねじ山5によって、コンテナに取り付けられた、カバーキャップ(covering cap)4を有する(図3参照)。薬用モジュール1は、同じ連結手段に、この場合は、ねじ山に、取り外し可能に取り付けられるように構成されている近位端10を有する。ハウジング9は、当業者に知られている可逆的連結手段、例えば、ねじ山、スナップロック、スナップばめ、もどり止め(detents)、ルアーロック、バヨネット、スナップリング、キー付き溝、及び、かかる連結部の組み合わせを使用して、一次デバイス2に取り付けられてよい。好ましくは、薬用モジュールと点眼デバイスとの間の、取り付けメカニズムは、使用者が、モジュールを一次デバイスに容易に取り付け、次に、モジュール内に入れられた第2の薬剤を排出した後、モジュールを容易に取り外し出来るように構成される。ある適用においては、コネクタ又はアタッチメント構造は、かかる独自のアタッチメントが、薬用モジュールが、ある種の一次薬物送達デバイスに取り付けられ、他の種類の点眼デバイス又は他の薬物送達デバイスに取り付けられるのを防止するのを可能にする、独自のアタッチメントを含む。ひとたび、モジュールが取り外されると、一次デバイスを、第1又は一次薬剤を投与するためのスタンドアロン薬物送達デバイスとして、次に使用することが出来る。
ここで図3を参照すると、この図は、一次デバイス2に取り付けられた薬用モジュール1の断面図の、クローズアップを示す。リザーバ7は、ハウジング9の内側であり、第2の薬剤を保持するように構成される。好ましくは、リザーバは、リザーバの両側に位置する圧力バルブ6aと6bの間に含まれる。圧力バルブは、薬剤の汚染を防止するためのシールとしても役立ち、モジュールから二次の薬剤の総投与量のフラッシングを保証するため、一次デバイス内に十分な圧力が高められたときのみ、薬用モジュールを通じて流体流れの放出を可能とするような方法で設計されてもよい。
使用者は、薬用モジュール1と点眼器2の組み合わせを、モジュールが取り付けられていないなら、それらが行うであろう方法とまさしく同じ方法で操作する。使用者は、モジュールの遠位端又はアイカップ3を1つの眼の上を覆う様に置き、コンテナ2の放出チャネル12内に一次薬剤の用量を押し出すように、コンテナ2を押しつぶす。本明細書に使用されているように、「遠位端」は、薬剤が投薬されるデバイスの端部を表わす。コンテナ2の活性化は、チャネル12内及び第1の圧力バルブ6aの近位側で薬用モジュール内側の流体圧力を高め、このバルブを開き、リザーバの圧力を高め、バルブ6bを通じて、モジュールの遠位端から、第2の薬剤と一次薬剤を排出する。好ましくはバルブ6aと6bは、近位方向への、及び、場合により、コンテナ2内への逆流を防止するように、一方向逆止弁として構成される。好ましい実施態様において、ノズル8は、アイカップ3の直前のハウジング9のチャネル出口に含まれる。ノズルは、組み合わされた薬剤の、別の1つの液滴又は複数の液滴を、スプレー、又は、エアロゾルに変換するように構成されてもよい。リザーバの設計、及び/又は、薬剤の特性によっては、第1の薬剤が混合物として、第2の薬剤と一緒に排出されてもよく、又は、順番に排出されてもよい。
1つの好ましい実施態様において、リザーバは、第2の薬剤の単回投与量を含む。あるいは、リザーバは、活性作用物質、又は、薬剤の予混合物の単回投与量を含む。1つの好ましい実施態様において、この一次薬剤は、薬物送達デバイス内部に入れられた薬剤として、薬剤の異なった種類を含む。
折りたたまれる薬剤チャンバ又は機械的使い捨てバルブなどによって、遠位端、近位端、又は双方を、用量投与後に、ロック及び/又はブロックするために、ロックメカニズムを備えた薬用モジュールを構成することは、本発明の範囲内である。繰り返し使用をしないように薬用モジュールをロックすることの1つの効果は、使用者が、消費した薬用モジュールを再使用するのを防止し、それゆえ、使用者が、新薬用モジュール内に保管された一次薬剤の事前設定された用量を受けると言う仮定の下で、使用者が消費された薬用モジュールを使用する可能性を無くすことである。同様に、かかるブロック/ロック機構は、用量が送達された後、使用者が、非殺菌の薬用モジュールを再使用するのを防止する。
本明細書に開示された、薬用モジュール装置は、好ましくは、内蔵型であり、シールされた無菌の使い捨てモジュールとして提供されてよい。図示されていないが、本明細書に開示された薬用モジュールは、無菌の薬用モジュールを利用するため、使用者が、シール若しくはコンテナ自体をはがす、若しくは、裂き開く、又は、取り付け動作、若しくは、薬用モジュールを活性化する間、自動的に破裂させる、若しくは、開封させることが出来る、保護の及び無菌のカプセル、又は、コンテナ内に入れられて製造者により供給されてよい。いくつかの例において、薬用モジュールの各端部に、2つ又はそれ以上のシールを提供することが望ましいかもしれない。
さらにその上、上述の装置において、第2の薬用モジュールが、眼科用薬物送達デバイス内に入れられた第1の薬剤とは、別に、及び、離れて、薬用モジュール内に完全に入れられているという点に於いて、これらの装置は利点を有する。
本発明の例示的実施態様が説明された。しかし、当業者は、請求項によって明確にされている本発明の真の範囲と精神を逸脱することなしに、これらの実施態様に、更と修正がなされてよいことを理解するであろう。
1 薬用モジュール
2 容器(container)
3 モジュール・接眼レンズ
4 カバーキャップ
5 ねじ山
6a 圧力バルブ
6b 圧力バルブ
7 リザーバ
8 ノズル
9 ハウジング
10 近位端
12 チャネル

Claims (7)

  1. 眼科用薬物送達デバイスと共に使用するための、薬用モジュールであって、
    薬用モジュールは、
    眼科用薬物送達デバイス(2)の放出開口部に、取り外し可能に取り付けるように構成された、遠位端及び近位端を有するハウジング(9);及び、
    薬剤の用量を収容し、ハウジング内に収められ、2つのバルブ(6a、6b)の間に位置するリザーバ(7);
    を含んでなり:
    ここで、眼科用薬物送達デバイス(2)の起動が、バルブを開き、遠位端にあるオリフィス(8)を通じて薬剤の放出を可能にする、
    上記薬用モジュール。
  2. さらに遠位端にアイカップ(3)を含んでなる、請求項1に記載の薬用モジュール。
  3. シール(6a,6b)が、通常は閉ざされ、点眼器(2)の作動によって発生した流体圧力の結果として開けられる、
    請求項1又は2に記載の薬用モジュール。
  4. さらに、薬剤を眼に送達するためのスプレー・ノズル(8)を含んでなる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の薬用モジュール。
  5. 薬剤が、液体の単回投与量である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の薬用モジュール。
  6. さらに、バルブ(6a、6b)のいずれかの側に位置するシールを含んでなる、請求項3に記載の薬用モジュール。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の薬用モジュール(1);及び一次薬剤の反復用量を収容するリザーバを含んでなるスクイーズボトル(2);を組み合わせて含んでなる、眼科用薬物送達システム。
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