JP2014239505A - 無線通信のためのローカル拡散を用いるシグナリング送信 - Google Patents

無線通信のためのローカル拡散を用いるシグナリング送信 Download PDF

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Abstract

【課題】ローカル拡散を用いてシグナリングを送信する技法を提供する。
【解決手段】送信機(例えば、基地局)は、複数のシグナリングシンボルを拡散して出力シンボルの複数のセットを取得し、更に、出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックへマッピングする。拡散は各時間周波数ブロックにローカル化されてもよい。拡散に先立って、送信機は、複数のシグナリングシンボルを、これらのシグナリングシンボルの送信電力に基づいて判定された複数の利得で基準化してもよい。送信機は、基準化されたシグナリングシンボルをスクランブルして、スクランブルされたシンボルを取得してもよく、また、スクランブルされたシンボルを拡散して出力シンボルの複数のセットを取得してもよい。送信機は、出力シンボルの各セットをそれぞれの時間周波数ブロックにマッピングしてもよい。
【選択図】図9

Description

[優先権の主張]
本願は、2006年9月8日に出願され、”ACK Spreading Design(ACK拡散設計)”と題され、本願の譲受人に譲渡され、参照することによって本明細書に組み込まれる、米国仮特許出願第60/843,366号の優先権を主張する。
本開示は一般に、通信に関し、特に、無線通信システムにおいてシグナリングを送信する技法に関する。
無線通信システムは広く用いられて、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト等、種々の通信サービスを提供している。これらのシステムは、使用可能なシステムリソースを共有することで複数のユーザの通信をサポートすることができる多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMAA)システム、及びシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システムが含まれる。
無線通信システムは、任意の数の端末の通信をサポートすることができる、任意の数の基地局を備え得る。各基地局は、当該基地局にサービスされる端末にデータ及びシグナリングを送信し得る。各端末はまた、データ及びシグナリングをそのサービスしている基地局に送信し得る。送信機は、シグナリングを、それが意図された受信機によって容易に受信されることができるように送信することが望ましいことがあり得る。これは、シグナリングの符号化及び/又は繰り返しによって、また符号化された及び/又は繰り返されたシグナリングを、シグナリングに割り当てられた無線リソースで送信することで達成され得る。シグナリングをこのように送信することは、検出性能を改善し得る。しかしながら、シグナリングに割り当てられた無線リソースが通常よりも大きな干渉を観測し、シグナリングが誤って受信され得る一部の場合もあり得る。
従って、干渉の変動の下で良好な検出性能を達成する方法でシグナリングを送信する技法への必要性が当分野にはある。
概要
良好な検出性能を達成するためにローカル拡散を用いてシグナリングを送信する技法が本明細書に記載される。一つの設計において、送信機(例えば、基地局)は、複数のシグナリングシンボルを拡散して、出力シンボルの複数のセットを取得し得る。複数のシグナリングシンボルは肯定応答(ACK)シンボル及び/又は他のタイプのシグナリングシンボルを含み得る。送信機は、複数のシグナリングシンボルを、拡散マトリクスを用いて拡散することにより、出力シンボルの各セットを取得し得る。送信機は次いで、出力シンボルの1つのセットが各時間周波数ブロックにマッピングされるように、出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングし得る。拡散はこのように、各時間周波数ブロックにローカル化され得る。受信機(例えば、端末)は、所定の一つ又は複数のシグナリングシンボルを回復するために補足的な逆拡散を行なってもよい。
別の設計において、送信機は、複数のシグナリングシンボル(これらは異なる受信機を対象としてもよい)を、これらのシグナリングシンボルの送信電力に基づいて判定された複数の利得で基準化してもよい。送信機は、基準化されたシグナリングシンボル各々をそれぞれのスクランブリングシーケンスでスクランブルして、当該シグナリングシンボルの複数のスクランブルされたシンボルを取得し得る。送信機は、各セットが複数のシグナリングシンボルの各々について1つのスクランブルされたシンボルを含むように、スクランブルされたシンボルの複数のセットを形成してもよい。送信機は、スクランブルされたシンボルの各セットを拡散マトリクスで拡散して、出力シンボルの対応するセットを取得し得る。送信機は次いで、出力シンボルの各セットをそれぞれの時間周波数ブロックにマッピングし得る。受信機は、所定の一つ又は複数のシグナリングシンボルを回復するために補足的な逆拡散を行なってもよい。
本開示の種々の面及び特徴は、以下に更に詳細に記載される。
図1は、無線通信システムを示す。 図2は、例示の送信構成を示す。 図3は、4つのACKビットの例示の送信を示す。 図4は、複数のタイルの各々のローカル拡散を示す。 図5は、各タイルのローカル拡散を用いる逆拡散を示す。 図6は、ローカル拡散を用いるACKシグナリングの送信を示す。 図7は、3つのタイルへのACKシグナリングの出力シンボルのマッピングを示す。 図8は、ローカル拡散を用いて送信される、ACKシグナリングの受信を示す。 図9は、ローカル拡散を用いてシグナリングを送信する処理を示す。 図10は、ローカル拡散を用いてシグナリングを送信する装置を示す。 図11は、ローカル拡散を用いてシグナリングを送信する、別の処理を示す。 図12は、ローカル拡散を用いてシグナリングを送信する、別の装置を示す。 図13は、ローカル拡散を用いて送信されるシグナリングを受信する処理を示す。 図14は、ローカル拡散を用いて送信されるシグナリングを受信する装置を示す。 図15は、ローカル拡散を用いて送信されるシグナリングを受信する別の処理を示す。 図16は、ローカル拡散を用いて送信されるシグナリングを受信する別の装置を示す。 図17は、端末及び基地局のブロック図である。
詳細な説明
図1は、複数の基地局110と複数の端末120を備える無線通信システム100を示す。基地局は端末と通信する局である。基地局はまた、アクセスポイント、ノードB、evolvedノードB等とも称され得る。各基地局110は、特定の地理的な領域102に通信カバレッジを提供する。「セル」という用語は、当該用語が用いられる文脈によって、基地局及び/又はそのカバレッジ領域に言及することができる。システム容量を改善すべく、基地局カバレッジ領域は複数のより小さな領域、例えば3つのより小さな領域104a、104b及び104cに分割され得る。より小さな領域の各々は、それぞれの基地局サブシステムによってサービスされ得る。「セクタ」という用語は、基地局の最小のカバレッジ領域、及び/又はこのカバレッジ領域にサービス中のサブシステムに言及し得る。
端末120はシステム全体に渡って分散されてもよく、また各端末は固定されていても、移動可能であってもよい。端末はまた、アクセス端末、移動局、ユーザ機器、加入者ユニット、局等とも称され得る。端末は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線デバイス、無線モデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップ型コンピュータ等であってもよい。端末は、ゼロ個、1個、又は複数個の基地局と順方向リンク及び/又は逆方向リンクで任意の所与の瞬間に通信し得る。順方向リンク(又はダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクをいい、逆方向リンク(又はアップリンク)は端末から基地局への通信リンクをいう。「端末」及び「ユーザ」という用語は本明細書において互換的に用いられる。
本明細書に記載される技法は、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、OFDMAAシステム及びSC−FDMAシステムといった、種々の無線通信システムに用い得る。CDMAシステムは符号分割多重化(CDM)を利用し、異なる直交符号を用いて送信を送る。TDMAシステムは時分割多重化(TDM)を利用し、異なるタイムスロットで送信を送る。FDMAシステムは周波数分割多重化(FDM)を利用し、異なる副搬送波上で送信を送る。OFDMAは直交周波数分割多重(OFDMA)を利用し、SC−FDMAシステムはシングルキャリアの周波数分割多重(SC−FDM)を利用する。OFDMA及びSC−FDMはシステム帯域幅を複数の直交副搬送波へ分割するが、これらはトーン(tones)、ビン(bins)などとも称される。各副搬送波はデータで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMAを用いて周波数領域、及びSC−FDMを用いて時間領域で送られる。技法はまた、例えばCDMA及びOFDMA、又はOFDMA及びSC−FDM等といった、多重化スキームの組み合わせを利用する無線通信システムに使用され得る。明確にするために、技法の一部の面は、順方向リンク上のOFDMAを利用するシステムについて以下に記載される。技法の一部の面はまた、公に利用可能である、2007年5月18日付の”Physical Layer for Ultra Mobile Broadband (UMB) Air Interface Specification”(UMB無線インタフェースのための物理層仕様書)と題された、3GPP2 C.S0084-001-0に記載されたUMB(Ultra Mobile Broadband)無線技術を導入するシステムについて詳細に記載される。
本明細書に記載される技法はまた、種々のタイプのシグナリングに使用され得る。例えば、技法は、出力制御(power control)コマンド、パケット等のための肯定応答(ACKs)及び否定応答(NAKs)に使用されてもよい。明確にするために、技法の一部の面はACK/NAKシグナリングについて以下に記載される。
図2は、順方向リンクに使用され得る送信構造200の設計を示す。送信タイムラインはフレームへ分割されてもよいが、これらも物理層(PHY)フレーム、タイムスロットなどと称され得る。各フレームは特定の時間に及び得るが、これは固定されても、設定可能であってもよい。各フレームはTシンボル期間に及び得るが、ここで、一般に
Figure 2014239505
であり、一つの設計ではT=8である。シンボル期間は1つのOFDMAシンボルの期間である。
システム帯域幅は複数の(K)直交副搬送波に分割され得る。合計K個全ての副搬送波は送信に使用可能であり得る。あるいは、合計K個の副搬送波のサブセットだけが送信には使用可能であって、残りの副搬送波は、システムがスペクトルマスク要件(spectral mask requirements)を満たすことを可能にするために、ガードサブキャリア(guard subcarriers)としての役割を果たしてもよい。一つの設計において、副搬送波間の間隔は固定され、副搬送波の数(K)はシステム帯域幅に依存する。一つの設計において、Kは、1.25、2.5、5.0、10又は20MHzのシステム帯域幅について、それぞれ128、256、512、1024又は2048に等しくてもよい。
順方向リンク用に使用可能な時間及び周波数リソースはタイルに分割されてもよく、それらはまた、時間周波数ブロック、リソースブロックなどと称され得る。タイルは、Tシンボル期間中のS個の副搬送波をカバーし得るが、ここで、一般に
Figure 2014239505
である。一つの設計において、タイルは、8つのシンボル期間中の16個の副搬送波をカバーする。タイルはまた、他の設計において他のS×Tの大きさ(dimensions)を有していてもよい。タイル中のS個の副搬送波は、連続する副搬送波であっても、あるいはシステム帯域幅にわたって分散されてもよい。タイルは、最高で
Figure 2014239505
個のシンボルを送信するのに用いられ得る
Figure 2014239505
個のリソースユニットを備える。リソースユニットは1つのシンボル期間中の1つの副搬送波であり、また、リソースエレメント、副搬送波シンボル等とも称され得る。所与のタイルについて、いくつかのリソースユニットはパイロットシンボルに使用されてもよく、残りのリソースユニットはデータ及び/又はシグナリングシンボルに使用されてもよい。
本明細書においては、データシンボルはトラヒックデータのシンボルであり、シグナリングシンボルはシグナリングのシンボルであり、パイロットシンボルはパイロットのシンボルであり、また、シンボルは複素数値である。パイロットは送信機と受信機との両方によって先験的に知られるデータである。
一つ又は複数のシグナリングチャネルが定義されてもよく、また、充分な数のタイルに割り当てられてもよい。例えば、順方向リンク・コントロール・セグメント(FLCS)が定義されてもよく、また順方向の肯定応答チャンネル(F-ACKCH)のような多くのシグナリング/制御チャネルを含んでもよい。FLCSは、ダイバーシティを達成するために、時間及び周波数にわたって分散されたタイルに割り当てられ得る。異なる制御チャネルは、FLCSに割り当てられたタイル中の異なるリソースユニットに割り当てられてもよい。各制御チャネルのシグナリングは、当該制御チャネルに割り当てられたリソースユニット上で送られてもよい。
F-ACKCHのような制御チャネルは、所与の送信においてユーザのための1つの情報ビット又は1つのシグナリングシンボルを伝達し得る。情報ビットは、2つの可能な値(例えば、0と1)のうちの1つを有し得るが、シグナリングシンボルには2つ以上の可能な実数値か複素数値のうちの1つを有し得る。ダイバーシティを保証し、且つ信頼性を改善するために、シグナリングシンボル又は情報ビットは、複数のリソースユニットで繰り返され送られてもよいが、当該リソースユニットは多くの副搬送波及び/又はシンボル期間にわたって分散されてもよい。
図2は、1人のユーザのためのACKビットの送信例を示す。この例において、ACKビットはFLCSの3個のタイル中の3つのリソースユニットで繰り返され送られる。ACKビットを周波数を横切って送ることは周波数ダイバーシティを提供し得る。
ACKビットに使用されるリソースユニットはタイル間干渉変化(intra-tile interference variations)を観測し得るが、これはタイル内の干渉における変化である。タイル間干渉変化は、タイル中の他のシンボルの干渉出力(interference power)と同じでないタイル中のパイロットシンボルの干渉出力に対応してもよい。タイル間干渉変化は近隣のセクタの高い電力制御チャネル(power control channels)に起因することがあり、また、性能を低下させることがある。
タイル間干渉変化を緩和するために、ACKビットはより多くのリソースユニットにわたって拡散され、送られてもよいが、これは干渉変化のより大きな平均化を提供し得る。同じオーバヘッド(例えば、図2に示される例の場合、ACKビットあたり3つのリソースユニット)を維持するために、複数のACKビットは、拡散マトリクスを用いて一緒に拡散されて、出力シンボルが取得されてもよいが、これはリソースユニット上で送られ得る。
図3は、4個のACKビットのベクトルの送信の設計を示すが、これは、4人の異なるユーザ、あるいは一つ又は複数のユーザからの4つのパケット用であり得る。この設計において、4個のACKビットは12×4の拡散マトリクスを用いて拡散されて、12個の出力シンボルが取得され得るが、これらは12個のリソースユニット上で送られ得る。図3に示される設計では、最初の4つの出力シンボルは第1のタイル中の4つのリソースユニット上で送られてもよく、次の4つの出力シンボルは第2のタイルで送られてもよく、また、最後の4つの出力シンボルは第3のタイルで送られてもよい。各ACKビットは次いで、12個のリソースユニットにわたって送られてもよく、従って、タイル間干渉変化に起因する性能の低下の傾向が少なく成り得る。
一般に、送信機は、任意の数(L個)のシグナリングシンボルを拡散して、任意の数(Q個)の出力シンボルを取得し得る。一つの設計において、L個の出力シンボルがM個のタイルの各々で送られ得るように、QはLの整数の倍数であるか、又は、
Figure 2014239505
である。受信機は、所定の一つ又は複数のシグナリングシンボルを回復する(recover)ために補足的な逆拡散(complementary despreading)を行なってもよい。送信機によって行なわれる拡散及び受信機によって行われる補足的な逆拡散は、タイル内の干渉変化の平均化を提供し得る。従って、タイル間干渉変化の影響は緩和され得る。
送信機は、検出性能を改善し、且つ受信機による処理を簡略化する方法で、拡散を行ない得る。任意のQ×Lの拡散マトリクスは、各シグナリングシンボルが長さQの異なる拡散シーケンスによって拡散されるように選択されてもよい。この場合、受信機は、Q個の出力シンボルを送るために用いられるQ個のリソースユニット全てにわたって、これらのQ個のリソースユニットにわたるチャネル応答における変化を考慮するために、等化を行なってもよい。等化は、最小平均2乗誤差(MMSE)、最小自乗法(LS)あるいは他の何らかの技法に基づいてもよい。非常に周波数選択的なチャネルでは、チャネル応答における広い変化は、Q×L拡散マトリクス中のL個の拡散シーケンスのうちの直交性の大きな損失という結果になり得る。この直交性の損失は等化を用いても性能の低下をもたらし得る。
ある面において、複数のシグナリングシンボルは干渉変化に対抗するために拡散されてもよい。拡散は、等化損失に起因する性能劣化を緩和し、且つ受信機処理を簡略化するために、シグナリングシンボルを送るために使用されるタイルごとにローカル化され(localized)てもよい。一つの設計において、拡散は、より小さな可逆行列から構成される拡散マトリクスに基づく。一つの設計において、Q×Lの全体的な拡散マトリクスSは、M個のより小さなL×Lのベース拡散マトリクスを連結することにより形成されてもよい。出力シンボルのM個のセットはM個のベース拡散マトリクスを用いて取得されてもよく、また、M個の異なるタイル上で送られてもよい。
一つの設計において、単一のタイプのベース拡散マトリクスが使用され、全体的な拡散マトリクスSは、このベース拡散マトリクスのM個のコピーから構成される。ベース拡散マトリクスは、離散フーリエ変換(DFT)マトリクス、ウォルシュマトリクス(これはアダマール行列とも称される)、ユニタリ行列等であってもよい。別の設計においては、全体的な拡散マトリクスSは異なるタイプのベース拡散マトリクスから構成され得る。例えば、L個のシグナリングシンボルはDFTマトリクスを用いて拡散され、1枚のタイルで送られてもよく、また、同じL個のシグナリングシンボルがウォルシュマトリクスを用いて拡散され、別のタイルで送られてもよい。
図4は、各タイルのローカル拡散(localized spreading)を用いるシグナリング送信の設計を示す。L個のシグナリングシンボルのベクトル、a=[A...A]は、M個のスプレッダ410a乃至410mに提供されてもよいが、ここで「」は転置(transpose)を示す。各スプレッダ410は、それぞれのベース拡散マトリクスSmを用いてL個のシグナリングシンボルを拡散して、L個の出力シンボルのベクトル、z=[Z1m...ZLmを提供してもよいが、ここで、m∈{1,...,M}である。各スプレッダ410からのL個の出力シンボルはそれぞれのタイル中のL個のリソースユニットにマッピングされてもよい。従って、各シグナリングシンボルは、M個のタイル中のM・L個のリソースユニット上で送られてもよい。
各シグナリングシンボルは、各タイル中のL個のリソースユニットにわたって当該タイル用の当該シグナリングシンボルのための拡散シーケンスに基づいて拡散され得る。
L個のシグナリングシンボルのベクトルの拡散は次のように表現され得る:
Figure 2014239505
ここで、Smただしm∈{1,...,M}は、タイルmのベース拡散マトリクスであり、また、zmただしm∈{1,...,M}は、タイルmの出力シンボルのベクトルである。
各タイルmのベース拡散マトリクスは、以下の特性を有するユニタリ行列であってもよい:
Figure 2014239505
ここで、「」は共役転置を示し、Iは単位行列である。式(2)は、ベース拡散マトリクスの列が互いに直交し、また各列はユニットパワー(unit power)を有することを示す。
各タイルmの拡散は以下のように表現され得る:
Figure 2014239505
式(3)は以下のように拡張してもよい:
Figure 2014239505
ここで、Aただしl∈{1,...,L}は、ベクトルa中のl番目のシグナリングシンボルであり、Sklmは拡散マトリクスSmのk番目の行のl番目の列のエレメントであり、また、Zkmただしk∈{1,...,L}は、タイルmのk番目のリソースユニットの出力シンボルである。
ローカル拡散を用いることで、受信機は各タイルのL個の逆拡散シンボルを当該タイルのベース拡散マトリクスを逆にすることによって取得し得る。逆拡散シンボルはシグナリングシンボルの最初の推定(estimates)である。各シグナリングシンボルについて、M個の逆拡散シンボルはM個のタイルから取得され、結合されて、当該シグナリングシンボルの最終の推定が取得され得る。あるいは、受信機は、例えばMMSE又はLSに基づいて、等化を行なってもよい。この場合、等化に起因する損失は、M個のタイル全てにわたる代わりに各タイル内のチャネル変化の量に依存し得る。従って、等化損失は、拡散がM個のタイル全てにわたる場合よりもローカル拡散を用いると、より小さくなることがあり得る。
図5は、各タイルについてローカル拡散で送られたシグナリングの受信の設計を示す。L個の受信されたシンボルのベクトル、r=[R1m...RLmは、L個のシグナリングシンボルを送るために用いられる各タイルから取得されてもよい。M個の受信されたシンボルベクトルr乃至rは、M個のタイルから取得され、それぞれM個のデスプレッダ510a乃至510mに供給され得る。各デスプレッダ510は、自身の受信されたシンボルベクトルrをそれぞれのベース拡散マトリクスSmに基づいて逆拡散してもよく、またL個の逆拡散シンボルのベクトルbを供給し得る。コンバイナ520は、デスプレッダ510a乃至510mから、それぞれM個の逆拡散シンボルベクトルb乃至bを受け取ってもよい。コンバイナ520は、これらのM個の逆拡散シンボルベクトルを基準化(scale)及び結合して、L個のシグナリングシンボル推定のベクトル、
Figure 2014239505
を取得しうる。
各タイルmの逆拡散は以下のように表現され得る:
Figure 2014239505
ここで、
Figure 2014239505
はタイルmの逆拡散するマトリクスであり、これはSmの逆である。
受信機は、送信機によって送信されたL個のシグナリングシンボルのサブセットだけに興味を持つことがある。そのとき、受信機は、各タイルmの所与のシグナリングシンボルAについて、以下のように逆拡散を行ない得る:
Figure 2014239505
ここで、Rkmはベクトルr中のk番目の受信されたシンボルであり、S’klmは逆拡散マトリクス
Figure 2014239505
のm番目の行でl番目の列のエレメントであり、また、Blmはベクトルbのl番目の逆拡散シンボルであるが、これはシグナリングシンボルAのタイルmからの逆拡散シンボルである。
受信機は、シグナリングシンボルAのM個のタイルにわたって以下のようにシンボル結合を行い得る:
Figure 2014239505
ここで、WlmはシグナリングシンボルAのタイルmの重みであり、また、
Figure 2014239505
はシグナリングシンボルAの最後の推定である。
各タイルの重みWlmは当該タイルについての受信された信号品質に基づいて判定されてもよい。受信された信号品質は、SN比(SNR)又は何らかの他の手段によって定量化され得る。より大きな重みが、より高い受信された信号品質を備えたタイルからの逆拡散シンボルに与えられてもよい。あるいは、同じ重みがM個のタイル全てからの逆拡散シンボルに適用されてもよい。
図6は、ローカル拡散を用いてACKシグナリングを送る送信(TX)シグナリングプロセッサ600の設計のブロック図を示す。この設計では、4個のACKシンボルが拡散され、3つのタイルで送信され得るが、該拡散はタイルごとにローカル化されている。
一つの設計において、ACKシンボルは、4つの取り得る値のうちの1つを有し得るが、これは以下のように与えられ得る。
Figure 2014239505
0のACK値はNAKに対応し得るが、これは誤って復号されたパケットについて送られ得る。1のACK値は、正確に復号されたパケットを示してもよく、また、現在のリソース割り当てを維持するようにユーザに更に通知してもよい。2のACK値は、正確に復号されたパケットを示してもよく、また、現在のリソース割り当てを放棄するようにユーザに更に通知してもよい。3のACK値は、現在のリソース割り当てを放棄するようにユーザに通知し得る。ACKシンボルはまた、2つの取り得る値(例えば、0と1)のうちの1つを有するように、あるいは取り得る値の何らかの他のセットに基づいて定義されうる。
基準化ユニット610は、4個のACKシンボルを受信及び基準化し(scale)得る。ACKシンボルは、異なる構造(geometries)又はSNRを有する異なるユーザへ送信され得る。各ユーザのACKシンボルは、適切な利得で基準化されて、ACKシンボル用の所望のSNRを達成し得る。基準化ユニット610は、4個のスクランブラ612a乃至612dに対して、それぞれ4個の基準化されたACKシンボルA’乃至A’を供給しうる。
各スクランブラ612は、自身の基準化されたACKシンボルA’を、ACKシンボルAが送信されたユーザのスクランブリングシーケンンスからの3つのスクランブル値Yl0、Yl1及びYl2でスクランブルしてもよい。異なるユーザは異なるスクランブリングシーケンスを割り当てられ得るが、これはユーザのMAC ID、送信セクタのセクタID等といったパラメータに基づいて生成されてもよい。スクランブリングは異なるMAC IDを有する異なるユーザへの異なるセクタからの信号を区別するために使用されてもよい。各スクランブラ612は、3個のスクランブルされたシンボルを3個のスプレッダ614a、614b及び614cに供給しうる。
各スプレッダ614は、4個のスクランブラ612a乃至612dから、4個のACKシンボルのために4個のスクランブルされたシンボルを受け取ってもよい。各スプレッダ614は、その4個のスクランブルされたシンボルを、拡散マトリクス(例えば、4×4のDFTマトリクス)を用いて拡散して、4個の出力シンボルを供給し得る。スプレッダ614a、614b及び614cは、それらの出力シンボルを、シンボル対副搬送波マッパ616a、616b及び616cにそれぞれ供給しうる。
各マッパ616は、その4個の出力シンボルを関連付けられたタイル中の4個のリソースユニットにマッピングしてもよい。マッパ616aはその出力シンボルをタイル1にマッピングしてもよく、マッパ616bはその出力シンボルをタイル2にマッピングしてもよく、また、マッパ616cはその出力シンボルをタイル3にマッピングしうる。
各タイルの送信機処理は次のように表現され得る:
Figure 2014239505
ここで、a=[Aは、4個のACKシンボルの4×1のベクトルであり、Gは、4個のACKシンボルと他の場所のゼロの対角線に沿った4つの利得を備えた4×4の対角行列であり、Yは、タイルmの4個のACKシンボルの対角線に沿った4個のスクランブリング値を備えた対角行列であり、Dは、1枚のタイルの拡散に用いられる4×4のDFTマトリクスであり、また、zm=[Z0m1m2m3mはタイルmの出力シンボルの4×1のベクトルである。
各ACKシンボルAの処理は次のように表現され得る:
Figure 2014239505
ここで、
Figure 2014239505
は利得であり、PTXlはACKシンボルAの送信電力(transmit power)であり、YlmはタイルmのACKシンボルAのスクランブリング値であり、DklはDFTマトリクスDのk番目の行でl番目の列のエレメントであり、また、Zklmはタイルm中のk番目のリソースユニットのACKシンボルAの出力シンボルである。
式(10)は、ACKシンボルAが、ACKシンボルAの所望の送信電力を達成するために利得Gで基準化され得ることを示す。次いで、基準化されたACKシンボルは、3個のスクランブリング値でスクランブルされて、3個のスクランブルされたシンボルが取得され得る。スクランブルされたシンボル各々は、DFTマトリクスの列中の4個のエレメントで拡散されて、当該スクランブルされたシンボルの1枚のタイルで送信されるべき4個の出力シンボルが取得され得る。合計12個の出力シンボルがACKシンボルAについて取得され得る。
4個のACKシンボル全ての出力シンボルは以下のように結合され得る:
Figure 2014239505
ここで、Zkmは、タイルmのk番目のリソースユニットで送信されるべき出力シンボルである。
図7は、4個のACKシンボルの12個の出力シンボルを3枚のタイルで送信する設計を示す。この設計では、各タイルは8個のシンボル期間中の16個の副搬送波をカバーする。各タイルでは、18個のリソースユニットはパイロットシンボルのために確保され、また、残りのリソースユニットは他のシンボルを送るために使用され得る。一つの設計において、4個の出力シンボルZ0m、Z1m、Z2m及びZ3mが、タイルmの4つの隣接したリソースユニットのクラスタ(cluster)にマッピングされる。4個の出力シンボルを周波数と時間においてともに近接して送ることは、これらの出力シンボルがより少ないチャネル変化を観測する結果をもたらし得るが、これは同様に、直交性のより少ない損失という結果ももたらし得る。図7に示されるように、出力シンボルは3枚のタイル中の異なるシンボル期間にマッピングされてもよい。これは、異なる副搬送波上で送られるシンボルの間でより良好な送信電力共有を可能にし得る。出力シンボルを同じペアのシンボル期間中の複数のクラスタで送信することは、これらの出力シンボルにあまりにも多くの送信電力が用いられ、また、当該ペアのシンボル期間中の残りのシンボルに使用可能な送信電力がより少なくなるという結果になり得る。出力シンボルはまた、他の方法でリソースユニットにマッピングされうる。
図8は、ローカル拡散で送信されたACKシグナリングを受信する受信(RX)シグナリングプロセッサ800の設計のブロック図を示す。明確にするために、図8は1つのACKシンボルAを回復する処理を示す。
シンボル対副搬送波デマッパ(demappers)810a、810b及び810cは、ACKシグナリングを送信するめに使用される3枚のタイルから受信されたシンボルを取得してもよい。各デマッパ810は、関連付けられたタイルでACKシグナリングを送信するために用いられた4個のリソースユニットからの4個の受信されたシンボルを供給し得る。デスプレッダ812a、812b及び812cは、それぞれデマッパ810a、810b及び810cからの受信されたシンボルを取得してもよい。4個のACKシンボルはDFTマトリクスの4つの列を用いて拡散されてもよい。各デスプレッダ812は、次いで、その4つの受信されたシンボルを、逆DFT(IDFT)マトリクスのl番目の列の4個のエレメントで逆拡散し得るが、これは回復されつつあるACKシンボルAを拡散するのに用いられるDFTマトリクスのl番目の列に対応する。デスクランブラ814は3個の逆拡散シンボルBl0、Bl1及びBl2を、それぞれデスプレッダ812a、812b及び812cから受け取り得る。デスクランブラ814は、3個の逆拡散シンボルをACKシンボルAの3個のスクランブリング値Yl0、Yl1及びYl2で乗じて、3個のデスクランブルされたシンボルを供給し得る。コンバイナ816は、3枚のタイルについて得られた3つの重みを備えた3つのデスクランブルされたシンボルを基準化してもよく、また次いで、3つの基準化されたシンボルを、例えば式(7)で示されるように結合して、ACKシンボル推定
Figure 2014239505
を取得し得る。受信機処理は、所定の各ACKシンボルについて繰り返されてもよい。ACKシンボルAはまた、(例えば、MMSE又はLSに基づいた)等化を行ない、デスクランブルすることによって回復されうる。
一般に、任意の利得値Gは各ACKシンボルAに使用され得る。フラットフェージングチャネル(flat-fading channel)の場合、4個の拡散されたACKシンボルは、受信機で直交のままであり、また、各ACKシンボルは受信されたシンボルを逆拡散することによって回復されてもよい。周波数選択的なチャネルの場合、チャネル変化は直交性の損失という結果になり得るが、これは次いで、各ACKシンボルが残りのACKシンボルへの干渉を引き起こすという結果を招き得る。高い出力で送信されたACKシンボルは、低い出力で送信されたACKシンボルへの過度の干渉を引き起こすことがあるが、これは次いで、低い出力のACKシンボルの検出性能を低下させることがある。この影響を緩和するために、4個のACKシンボルの4つの利得のうちで最低の利得に対する最高の利得の比率は、閾値以下に制限され得る。これは、最も高い出力のACKシンボルが最も低い出力のACKシンボルへの過度の干渉を引き起こさないことを確実にし得る。閾値は、チャネル変化に起因する直交性の損失の予期される最大量、所望の検出性能等といった種々の要因に基づいて選択されてもよい。異なるユーザのACKシンボルはまた、各グループが同様の送信電力を有するACKシンボルを含むようにグループに分類され得る。
図6及び図8に示される処理はまた、他の方法又は順序で行なわれうる。例えば、スクランブリングは、(図6に示されるように)拡散に先立って、又は拡散の後に行なわれてもよい。基準化は、(図6に示されるように)最初に、又はスクランブリングの後に、又は何らかの他の時点で行なわれてもよい。基準化及び/又はスクランブリングはまた、省略されうる。
明確にするために、ACKシグナリングの技法の使用が上述された。技法はまた、他のタイプのシグナリングに使用されてもよい。例えば、技法は、出力制御(power control)コマンド、他のセクタ干渉(other-sector-interference)(OSI)の表示、アクセス許可、リソース割り当て、パイロット品質の表示、パケットの先頭の表示、逆方向の活動のビット等に使用されうる。
図9は、ローカル拡散を用いてシグナリングを送信する処理900の設計を示す。処理900は基地局等といった送信機によって行なわれてもよい。複数のシグナリングシンボルは、出力シンボルの各セットが、例えばDFTマトリクス又はウォルシュマトリクス(ブロック912)といった拡散マトリクスを用いて複数のシグナリングシンボルを拡散することによって取得される状態で、出力シンボルの複数のセットを得るために拡散され得る。出力シンボルの複数のセットは複数の時間周波数ブロック又はタイルにマッピングされてもよい(ブロック914)。例えば、出力シンボルの各セットは、1つの時間周波数ブロックの隣接したリソースユニットのクラスタにマッピングされてもよい。複数のシグナリングシンボルはACKシンボル及び/又は他のタイプのシグナリングシンボルを含みうる。
図10は、ローカル拡散を用いてシグナリングを送信する装置1000の設計を示す。装置1000は、出力シンボルの各セットが複数のシグナリングシンボルを拡散マトリクスで拡散して取得される、複数のシグナリングシンボルを拡散して、出力シンボルの複数のセットを取得する手段(モジュール1012)と、出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングするする手段(モジュール1014)とを備える。
図11は、ローカル拡散を用いてシグナリングを送信する処理1100の設計を示す。処理1100は基地局等といった送信機によって行なわれ得る。複数のシグナリングシンボル(例えば、ACKシンボル)は、これらのシグナリングシンボルの送信電力に基づいて判定される複数の利得で基準化され得る(ブロック1112)。最大の利得の最小の利得に対する比率は所定値未満に制限されてもよい。複数の基準化されたシグナリングシンボルは、それぞれのスクランブリングシーケンスでスクランブルされて、当該シグナリングシンボルの複数のスクランブルされたシンボルが取得されてもよい(ブロック1114)。スクランブルされたシンボルの複数のセットは、各セットが複数のシグナリングシンボルの各々について1つのスクランブルされたシンボルを含む状態で、形成され得る(ブロック1116)。スクランブルされたシンボルの複数のセットは、出力シンボルの1つのセットをスクランブルされたシンボルの各セットに割り当てるように、(例えば、DFTマトリクス又はウォルシュマトリクスで)拡散されて、出力シンボルの複数のセットが取得されてもよい(ブロック1118)。出力シンボルの複数のセットは、各時間周波数ブロックに出力シンボルの1つのセットを割り当てて、複数の時間周波数ブロックにマッピングされてもよい(ブロック1120)。出力シンボルのセットはそれぞれ、1個の時間周波数ブロック中の隣接したリソースユニットのクラスタにマッピングされうる。
図11の処理はまた、他の順序で行なわれてもよい。処理の一部(例えば、基準化及び/又はスクランブリング)は省略され得る。他の処理もシグナリングシンボルに行なわれうる。
図12は、ローカル拡散を用いてシグナリングを送信する装置1200の設計を示す。装置1200は、複数のシグナリングシンボルを、これらのシグナリングシンボルの送信電力に基づいて判定される複数の利得を用いて複数のシグナリングシンボルを基準化する手段(モジュール1212)と、複数の基準化されたシグナリングシンボルの各々を、それぞれのスクランブリングシーケンスを用いてスクランブルする手段(モジュール1214)と、スクランブルされたシンボルの複数のセットを、各セットが複数のシグナリングシンボルの各々の1つのスクランブルされたシンボルを含むように、形成する手段(モジュール1216)と、スクランブルされたシンボルの複数のセットを拡散して、スクランブルされたシンボルの各セットに出力シンボルの1つのセットを割り当てるようにして、出力シンボルの複数のセットを取得する手段(モジュール1218)と、出力シンボルの複数のセットを、出力シンボルの1つのセットを各時間周波数ブロックへと、複数の時間周波数ブロックにマッピングするする手段(モジュール1220)とを備える。
図13は、シグナリングを受信する処理1300の設計を示す。処理1300は端末等といった受信機によって行なわれてもよい。受信されたシンボルの複数のセットは、複数のシグナリングシンボル(例えば、ACKシンボル)拡散を用いて送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから取得されてもよい(ブロック1312)。受信されたシンボルの複数のセットは(例えば、IDFTマトリクス又はウォルシュマトリクスといった逆拡散マトリクスに基づいて)逆拡散されて、複数の逆拡散シンボルが取得され得る(ブロック1314)。複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定は複数の逆拡散シンボルに基づいて導かれてもよい(ブロック1316)。処理は所定のシグナリングシンボル各々について繰り返されうる。
図14は、拡散を用いて送信されたシグナリングを受信する装置1400の設計を示す。装置1400は、拡散を用いて複数のシグナリングシンボルを送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから、受信されたシンボルの複数のセットを取得する手段(モジュール1412)と、受信されたシンボルの複数のセットを逆拡散して、複数の逆拡散シンボルを取得する手段(モジュール1414)と、複数の逆拡散シンボルに基づいて複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定を取得する(derive)手段(モジュール1416)とを備える。
図15は、シグナリングを受信する処理1500の設計を示す。処理1500は端末等といった受信機によって行なわれ得る。受信されたシンボルの複数のセットは、受信されたシンボルの1つのセットが各時間周波数ブロックから取得されるようにして、複数の時間周波数ブロックから取得され得る(ブロック1512)。受信されたシンボルの各セットは、逆拡散マトリクスに基づいて逆拡散されて、逆拡散シンボルが取得され得る(ブロック1514)。複数の逆拡散シンボルは、受信されたシンボルの複数のセットについて取得されてもよく、また、デスクランブルされて複数のデスクランブルされたシンボルが取得され得る(ブロック1516を閉鎖する)。複数のデスクランブルされたシンボルは結合されて、複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてシグナリングシンボル推定が取得され得る(ブロック1518)。ブロック1518については、複数の時間周波数ブロックの複数の重みは、例えば、これらの時間周波数ブロックの受信された信号品質に基づいて、判定されてもよい。複数のデスクランブルされたシンボルは、複数の重みで基準化されて、複数の基準化されたシンボルが取得され得る。複数の基準化されたシンボルは次いで結合されて、シグナリングシンボル推定が取得され得る。受信機による処理は送信機による処理に依存し得る。
図16は、ローカル拡散で送信されたシグナリングを受信する装置1600の設計を示す。装置1600は、受信されたシンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックから、受信されたシンボルの1つのセットを各時間周波数ブロックからというように、取得する手段(モジュール1612)と、受信されたシンボルの各セットを逆拡散マトリクスに基づいて逆拡散して、逆拡散シンボルを取得する手段(モジュール1614)と、複数の逆拡散シンボルをデスクランブルして複数のデスクランブルされたシンボルを取得する手段(モジュール1616)と、複数のデスクランブルされたシンボルを結合して、複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてシグナリングシンボル推定を取得する手段(モジュール1618)とを備える。
図10、図12、図14及び図16の中のモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子部品、論理回路、メモリ等、又はこれらの任意の組み合わせを備え得る。
図17は、基地局110及び端末120の設計のブロック図を示すが、これらは、図1の中の基地局のうちの1つ及び端末のうちの1つである。基地局110において、送信(TX)データ及びシグナリングプロセッサ1710は、トラヒックデータをデータソース(図示せず)から、及び/又は、シグナリングをコントローラ/プロセッサ1740から受信し得る。プロセッサ1710は、トラヒックデータ及びシグナリングを処理し(例えば、フォーマットし、符号化し、インタリーブし、またシンボルマッピングし)、データ及びシグナリングシンボルを供給し得る。プロセッサ1710はまた、パイロットシンボルを生成し得る。変調器(MOD)1720は、データ、シグナリング及びパイロットシンボル(例えば、OFDMAの)を処理し、出力チップを提供し得る。送信機(TMTR)1722は、出力チップを処理し(例えば、アナログに変換し、増幅し、フィルタリングし、周波数アップコンバートし)、順方向リンク信号を生成し得るが、これはアンテナ1724を介して送信され得る。
端末120において、アンテナ1752は、基地局110及び他の基地局から順方向リンク信号を受信してもよく、また、受信された信号を受信機(RCVR)1754に供給してもよい。受信機1754は、受信された信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、周波数ダウンコンバートし、またデジタル化し)、受信されたサンプルを供給し得る。復調器(DEMOD)1760は、受信されたサンプル(例えば、OFDMAの)に対して復調を行ない、受信されたシンボルを供給し得る。受信(RX)データ及びシグナリングプロセッサ1770は、受信されたシンボルを処理し(例えば、シンボルデマッピングし、デインタリーブし、また復号し)、端末120へ送信されたシグナリング及び復号されたデータを取得し得る。
逆方向リンク上では、端末120において、端末120によって送信されるべきシグナリング及びトラヒックデータが、TXデータ及びシグナリングプロセッサ1790によって処理され、変調器1792によって変調され、送信機1794によって調整され、またアンテナ1752を介して送信され得る。基地局110において、端末120及びあるいは他の端末からの逆方向リンク信号は、アンテナ1724によって受信され、受信機1730によって調整され、復調器1732によって復調され、RXデータ及びシグナリングプロセッサ1734によって処理されて、端末によって送信されたシグナリング及びトラヒックデータを回復し得る。逆方向リンク送信の処理は、順方向リンク送信の処理と類似していても、あるいは異なっていてもよい。
コントローラ/プロセッサ1740及び1780は、それぞれ基地局110及び端末120の動作を指示し得る。メモリ1742及び1782は、それぞれ基地局110及び端末120のデータ及びプログラムコードを格納し得る。スケジューラ1744は、順方向リンク送信及び/又は逆方向リンク送信について端末をスケジュールし、スケジュールされたUEについてリソース(例えば、タイル)の割り当てを供給し得る。
シグナリング送信については、プロセッサ1710及び/又は1790は、図4又は図6に示される処理、図9の処理900、図11の処理1100、及び/又は本明細書に記載される技法の他の処理を行い得る。シグナリング受信については、プロセッサ1734及び/又は1770は、図5又は図8に示される処理、図13の処理1300、図15の処理1500、及び/又は本明細書に記載される技法の他の処理を行い得る。
本明細書に記載される技法は種々の手段によって実施され得る。例えば、これらの技法はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせで実施されてもよい。ハードウェアでの実施の場合、エンティティ(例えば、基地局又は端末)で技法を行なうために使用される処理装置は、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載される機能を行うように設計された他の電子デバイス、又はこれらの組み合わせの内で実施されてもよい。
ファームウェア及び/又はソフトウェアでの実施の場合、技法は本明細書に記載された機能を行なうモジュール(例えば、プロシージャ、関数等)で実施されてもよい。ファームウェア及び/又はソフトウェアの命令/コードは、メモリ(例えば、図17のメモリ1742又は1782)に格納され、プロセッサ(例えば、プロセッサ1740又は1780)によって実行されてもよい。メモリはプロセッサ内に実装されるか、又はプロセッサの外部に実装されてもよい。ファームウェア及び/又はソフトウェアの命令/コードはまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、不揮発性のランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブル読取専用メモリ(PROM)、電気的消去可能なPROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気データ記憶装置、光学データ記憶装置等といった、コンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体に格納され得る。命令/コードは、一つ又は複数のプロセッサによって実行可能であってもよく、また、プロセッサに本明細書に記載される機能性の一部の面を行なわせてもよい。
本開示の先の記載は、如何なる当業者も本開示を作成又は使用することを可能にするために提供される。本開示への種々の変更は当業者に容易に明白になるであろうし、また、本明細書に定義された一般的な原理は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく他のバリエーションに適用され得る。従って、本開示は、本明細書に記載される例及び設計に限定されることを意図されたものではないが、本明細書に示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲と合致すべきである。
本開示の先の記載は、如何なる当業者も本開示を作成又は使用することを可能にするために提供される。本開示への種々の変更は当業者に容易に明白になるであろうし、また、本明細書に定義された一般的な原理は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく他のバリエーションに適用され得る。従って、本開示は、本明細書に記載される例及び設計に限定されることを意図されたものではないが、本明細書に示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲と合致すべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
複数のシグナリングシンボルを拡散して出力シンボルの複数のセットを取得し、出力シンボルの各セットは、前記複数のシグナリングシンボルを拡散マトリクスを用いて拡散することによって取得されており、また、前記出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングするように構成された、少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える、無線通信のための装置。
[C2]
前記拡散マトリクスは、離散フーリエ変換(DFT)マトリクス又はウォルシュマトリクスを備える、[C1]に記載の装置。
[C3]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のシグナリングシンボルをスクランブルして、スクランブルされたシンボルを取得し、前記スクランブルされたシンボルを拡散して、前記出力シンボルの複数のセットを取得するように構成される、[C1]に記載の装置。
[C4]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のシグナリングシンボルの各々をそれぞれのスクランブリングシーケンスでスクランブルして、前記シグナリングシンボルについて複数のスクランブルされたシンボルを取得し、各セットが前記複数のシグナリングシンボルの各々についての1つのスクランブルされたシンボルを含むように、スクランブルされたシンボルの複数のセットを形成し、スクランブルされたシンボルの各セットについて出力シンボルの1つのセットというように、前記スクランブルされたシンボルの複数のセットを拡散して、前記出力シンボルの複数のセットを取得するように構成される、[C1]に記載の装置。
[C5]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のシグナリングシンボルを、前記複数のシグナリングシンボルの送信電力に基づいて判定された複数の利得を用いて基準化するように構成される、[C1]に記載の装置。
[C6]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の利得のうちで最大の利得と最小の利得とを判定し、前記最大の利得の前記最小の利得に対する比率を所定値未満に制限するように構成される、[C5]に記載の装置。
[C7]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記出力シンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースユニットのクラスタへマッピングするように構成される、[C1]に記載の装置。
[C8]
前記複数のシグナリングシンボルは肯定応答(ACK)シンボルを備える、[C1]に記載の装置。
[C9]
複数のシグナリングシンボルを拡散して、出力シンボルの複数のセットを取得し、出力シンボルの各セットは前記複数のシグナリングシンボルを拡散マトリクスを用いて拡散することによって取得され、
前記出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングする
ことを含む、無線通信のための方法。
[C10]
前記複数のシグナリングシンボルをスクランブルして、スクランブルされたシンボルを取得し、前記複数のシグナリングシンボルの前記拡散は、前記スクランブルされたシンボルを拡散して、前記出力シンボルの複数のセットを取得する
ことを更に含む、[C9記載の方法。
[C11]
前記複数のシグナリングシンボルを、前記複数のシグナリングシンボルの送信電力に基づいて判定される複数の利得を用いて基準化する
ことを更に含む、[C9記載の方法。
[C12]
前記出力シンボルの複数のセットを前記マッピングすることは、前記出力シンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースユニットのクラスタへマッピングすることを含む、[C9]に記載の方法。
[C13]
複数のシグナリングシンボルを拡散して、出力シンボルの複数のセットを取得する手段であって、出力シンボルの各セットは、前記複数のシグナリングシンボルを拡散マトリクスで拡散することによって取得される、手段と、
前記出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングする手段と
を備える、無線通信のための装置。
[C14]
前記複数のシグナリングシンボルをスクランブルして、スクランブルされたシンボルを取得する手段を更に備え、
前記複数のシグナリングシンボルを拡散する前記手段は、前記スクランブルされたシンボルを拡散して、前記出力シンボルの複数のセットを取得する手段を備える、[C13記載の装置。
[C15]
前記出力シンボルの複数のセットをマッピングする前記手段は、前記出力シンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースのクラスタにマッピングする手段を備える、[C13記載の装置。
[C16]
コンピュータに、複数のシグナリングシンボルを拡散させて、出力シンボルの複数のセットを取得させるコードであって、出力シンボルの各セットは前記複数のシグナリングシンボルを拡散マトリクスで拡散させることによって取得される、コードと、
前記コンピュータに、前記出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングさせるコードと
を含むコンピュータ読み取り可能な媒体
を備える、コンピュータプログラムプロダクト。
[C17]
複数のシグナリングシンボルを拡散を用いて送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから、受信されたシンボルの複数のセットを取得し、前記受信されたシンボルの複数のセットを逆拡散して、複数の逆拡散シンボルを取得し、前記複数の逆拡散シンボルに基づいて、前記複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定を得るように構成された、少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと結合されるメモリと
を備える、無線通信のための装置。
[C18]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を、逆拡散マトリクスを用いて逆拡散して、前記複数の逆拡散シンボルのうちの1つを取得するように構成される、[C17記載の装置。
[C19]
前記逆拡散マトリクスは、逆離散フーリエ変換(IDFT)マトリクス又はウォルシュマトリクスを備える、[C18記載の装置。
[C20]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の逆拡散シンボルをデスクランブルして、複数のデスクランブルされたシンボルを取得し、前記複数のデスクランブルされたシンボルに基づいて前記シグナリングシンボル推定を得るように構成される、[C17記載の装置。
[C21]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の時間周波数ブロックについての複数の重みを判定し、前記複数の逆拡散シンボルを前記複数の重みで基準化して、複数の基準化されたシンボルを取得し、前記複数の基準化されたシンボルを結合して、前記シグナリングシンボル推定を取得するように構成される、[C17記載の装置。
[C22]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースユニットのクラスタから取得するように構成される、[C17記載の装置。
[C23]
前記複数のシグナリングシンボルは肯定応答(ACK)シンボルを備える、[C17記載の装置。
[C24]
受信されたシンボルの複数のセットを、複数のシグナリングシンボルを拡散を用いて送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから取得し、
前記受信されたシンボルの複数のセットを逆拡散して複数の逆拡散シンボルを取得し、
前記複数の逆拡散シンボルに基づいて前記複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定を得る
ことを含む、無線送信のための方法。
[C25]
前記複数の逆拡散シンボルをデスクランブルして、複数のデスクランブルされたシンボルを取得し、
前記複数のデスクランブルされたシンボルに基づいて前記シグナリングシンボル推定を導く
ことを更に含む、[C24記載の方法。
[C26]
前記受信されたシンボルの複数のセットの前記逆拡散することは、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を逆拡散マトリクスを用いて逆拡散して、前記複数の逆拡散シンボルのうちの1つを取得することを含む、[C24記載の方法。
[C27]
前記シグナリングシンボル推定を前記得ることは、
前記複数の時間周波数ブロックについての複数の重みを判定し、
前記複数の逆拡散シンボルを前記複数の重みを用いて基準化して、複数の基準化されたシンボルを取得し、
前記複数の基準化されたシンボルを結合して、前記シグナリングシンボル推定を取得する
ことを含む、[C24記載の方法。
[C28]
前記受信されたシンボルの複数のセットを前記取得することは、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースユニットのクラスタから取得することを含む、[C24記載の方法。
[C29]
受信されたシンボルの複数のセットを、複数のシグナリングシンボルを拡散を用いて送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから取得する手段と、
前記受信されたシンボルの複数のセットを逆拡散して、複数の逆拡散シンボルを取得する手段と、
前記複数の逆拡散シンボルに基づいて前記複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定を得る手段と
を備える、無線通信のための装置。
[C30]
前記複数の逆拡散シンボルをデスクランブルして、複数のデスクランブルされたシンボルを取得する手段と、
前記複数のデスクランブルされたシンボルに基づいて前記シグナリングシンボル推定を得る手段と
を更に備える、[C29記載の装置。
[C31]
前記受信されたシンボルの複数のセットを前記逆拡散する手段は、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を拡散マトリクスを用いて逆拡散して、前記複数の逆拡散シンボルのうちの1つを取得する手段を備える、[C29記載の装置。
[C32]
コンピュータに、受信されたシンボルの複数のセットを、拡散を用いて複数のシグナリングシンボルを送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから取得させるコードと、
前記コンピュータに、前記受信されたシンボルの複数のセットを逆拡散させて、複数の逆拡散シンボルを取得させるコードと、
前記コンピュータに、前記複数の逆拡散シンボルに基づいて前記複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定を得させるコードと
を含むコンピュータ読み取り可能な媒体
を備える、コンピュータプログラムプロダクト。

Claims (32)

  1. 複数のシグナリングシンボルを拡散して出力シンボルの複数のセットを取得し、出力シンボルの各セットは、前記複数のシグナリングシンボルを拡散マトリクスを用いて拡散することによって取得されており、また、前記出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングするように構成された、少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を備える、無線通信のための装置。
  2. 前記拡散マトリクスは、離散フーリエ変換(DFT)マトリクス又はウォルシュマトリクスを備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のシグナリングシンボルをスクランブルして、スクランブルされたシンボルを取得し、前記スクランブルされたシンボルを拡散して、前記出力シンボルの複数のセットを取得するように構成される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のシグナリングシンボルの各々をそれぞれのスクランブリングシーケンスでスクランブルして、前記シグナリングシンボルについて複数のスクランブルされたシンボルを取得し、各セットが前記複数のシグナリングシンボルの各々についての1つのスクランブルされたシンボルを含むように、スクランブルされたシンボルの複数のセットを形成し、スクランブルされたシンボルの各セットについて出力シンボルの1つのセットというように、前記スクランブルされたシンボルの複数のセットを拡散して、前記出力シンボルの複数のセットを取得するように構成される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のシグナリングシンボルを、前記複数のシグナリングシンボルの送信電力に基づいて判定された複数の利得を用いて基準化するように構成される、請求項1に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の利得のうちで最大の利得と最小の利得とを判定し、前記最大の利得の前記最小の利得に対する比率を所定値未満に制限するように構成される、請求項5に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記出力シンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースユニットのクラスタへマッピングするように構成される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記複数のシグナリングシンボルは肯定応答(ACK)シンボルを備える、請求項1に記載の装置。
  9. 複数のシグナリングシンボルを拡散して、出力シンボルの複数のセットを取得し、出力シンボルの各セットは前記複数のシグナリングシンボルを拡散マトリクスを用いて拡散することによって取得され、
    前記出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングする
    ことを含む、無線通信のための方法。
  10. 前記複数のシグナリングシンボルをスクランブルして、スクランブルされたシンボルを取得し、前記複数のシグナリングシンボルの前記拡散は、前記スクランブルされたシンボルを拡散して、前記出力シンボルの複数のセットを取得する
    ことを更に含む、請求項9記載の方法。
  11. 前記複数のシグナリングシンボルを、前記複数のシグナリングシンボルの送信電力に基づいて判定される複数の利得を用いて基準化する
    ことを更に含む、請求項9記載の方法。
  12. 前記出力シンボルの複数のセットを前記マッピングすることは、前記出力シンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースユニットのクラスタへマッピングすることを含む、請求項9に記載の方法。
  13. 複数のシグナリングシンボルを拡散して、出力シンボルの複数のセットを取得する手段であって、出力シンボルの各セットは、前記複数のシグナリングシンボルを拡散マトリクスで拡散することによって取得される、手段と、
    前記出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングする手段と
    を備える、無線通信のための装置。
  14. 前記複数のシグナリングシンボルをスクランブルして、スクランブルされたシンボルを取得する手段を更に備え、
    前記複数のシグナリングシンボルを拡散する前記手段は、前記スクランブルされたシンボルを拡散して、前記出力シンボルの複数のセットを取得する手段を備える、請求項13記載の装置。
  15. 前記出力シンボルの複数のセットをマッピングする前記手段は、前記出力シンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースのクラスタにマッピングする手段を備える、請求項13記載の装置。
  16. コンピュータに、複数のシグナリングシンボルを拡散させて、出力シンボルの複数のセットを取得させるコードであって、出力シンボルの各セットは前記複数のシグナリングシンボルを拡散マトリクスで拡散させることによって取得される、コードと、
    前記コンピュータに、前記出力シンボルの複数のセットを複数の時間周波数ブロックにマッピングさせるコードと
    を含むコンピュータ読み取り可能な媒体
    を備える、コンピュータプログラムプロダクト。
  17. 複数のシグナリングシンボルを拡散を用いて送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから、受信されたシンボルの複数のセットを取得し、前記受信されたシンボルの複数のセットを逆拡散して、複数の逆拡散シンボルを取得し、前記複数の逆拡散シンボルに基づいて、前記複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定を得るように構成された、少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサと結合されるメモリと
    を備える、無線通信のための装置。
  18. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を、逆拡散マトリクスを用いて逆拡散して、前記複数の逆拡散シンボルのうちの1つを取得するように構成される、請求項17記載の装置。
  19. 前記逆拡散マトリクスは、逆離散フーリエ変換(IDFT)マトリクス又はウォルシュマトリクスを備える、請求項18記載の装置。
  20. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の逆拡散シンボルをデスクランブルして、複数のデスクランブルされたシンボルを取得し、前記複数のデスクランブルされたシンボルに基づいて前記シグナリングシンボル推定を得るように構成される、請求項17記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の時間周波数ブロックについての複数の重みを判定し、前記複数の逆拡散シンボルを前記複数の重みで基準化して、複数の基準化されたシンボルを取得し、前記複数の基準化されたシンボルを結合して、前記シグナリングシンボル推定を取得するように構成される、請求項17記載の装置。
  22. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースユニットのクラスタから取得するように構成される、請求項17記載の装置。
  23. 前記複数のシグナリングシンボルは肯定応答(ACK)シンボルを備える、請求項17記載の装置。
  24. 受信されたシンボルの複数のセットを、複数のシグナリングシンボルを拡散を用いて送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから取得し、
    前記受信されたシンボルの複数のセットを逆拡散して複数の逆拡散シンボルを取得し、
    前記複数の逆拡散シンボルに基づいて前記複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定を得る
    ことを含む、無線送信のための方法。
  25. 前記複数の逆拡散シンボルをデスクランブルして、複数のデスクランブルされたシンボルを取得し、
    前記複数のデスクランブルされたシンボルに基づいて前記シグナリングシンボル推定を導く
    ことを更に含む、請求項24記載の方法。
  26. 前記受信されたシンボルの複数のセットの前記逆拡散することは、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を逆拡散マトリクスを用いて逆拡散して、前記複数の逆拡散シンボルのうちの1つを取得することを含む、請求項24記載の方法。
  27. 前記シグナリングシンボル推定を前記得ることは、
    前記複数の時間周波数ブロックについての複数の重みを判定し、
    前記複数の逆拡散シンボルを前記複数の重みを用いて基準化して、複数の基準化されたシンボルを取得し、
    前記複数の基準化されたシンボルを結合して、前記シグナリングシンボル推定を取得する
    ことを含む、請求項24記載の方法。
  28. 前記受信されたシンボルの複数のセットを前記取得することは、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を、前記複数の時間周波数ブロックのうちの1つの中の隣接するリソースユニットのクラスタから取得することを含む、請求項24記載の方法。
  29. 受信されたシンボルの複数のセットを、複数のシグナリングシンボルを拡散を用いて送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから取得する手段と、
    前記受信されたシンボルの複数のセットを逆拡散して、複数の逆拡散シンボルを取得する手段と、
    前記複数の逆拡散シンボルに基づいて前記複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定を得る手段と
    を備える、無線通信のための装置。
  30. 前記複数の逆拡散シンボルをデスクランブルして、複数のデスクランブルされたシンボルを取得する手段と、
    前記複数のデスクランブルされたシンボルに基づいて前記シグナリングシンボル推定を得る手段と
    を更に備える、請求項29記載の装置。
  31. 前記受信されたシンボルの複数のセットを前記逆拡散する手段は、前記受信されたシンボルの複数のセットの各々を拡散マトリクスを用いて逆拡散して、前記複数の逆拡散シンボルのうちの1つを取得する手段を備える、請求項29記載の装置。
  32. コンピュータに、受信されたシンボルの複数のセットを、拡散を用いて複数のシグナリングシンボルを送信するために用いられる複数の時間周波数ブロックから取得させるコードと、
    前記コンピュータに、前記受信されたシンボルの複数のセットを逆拡散させて、複数の逆拡散シンボルを取得させるコードと、
    前記コンピュータに、前記複数の逆拡散シンボルに基づいて前記複数のシグナリングシンボルのうちの1つについてのシグナリングシンボル推定を得させるコードと
    を含むコンピュータ読み取り可能な媒体
    を備える、コンピュータプログラムプロダクト。
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