JP2014238775A - 住宅監視制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エネルギー管理とセキュリティ管理を統合して制御する場合、住民に対してより最適な環境を提供しつつ、セキュリティのさらなる向上を図り、かつ効率的な制御を行う。【解決手段】実施形態の住宅監視制御装置は、エネルギー管理部と、セキュリティ管理部と、取得部と、判断部と、統合制御部と、を備える。エネルギー管理部は、住宅におけるエネルギー管理を実行する。セキュリティ管理部は、住宅におけるセキュリティ管理を実行する。取得部は、住宅内の領域における住民の分布を示す住民分布を取得する。判断部は、住民分布に基づいて、領域ごとの住民の存在を判断する。統合制御部は、住民の存在の有無に応じて、エネルギー管理とセキュリティ管理との実行配分を制御する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、住宅監視制御装置に関する。
近年、住宅には、太陽電池等を使用した発電や電気自動車を使用した蓄電などの効率的なエネルギー管理や、ネットワークによる設備機器の統合による省エネルギーで快適な環境の提供およびセキュリティの向上が求められている。このため、エネルギー管理とセキュリティ管理とを統合的に制御することが求められている。
特開2007−233733号公報 特開2009−130983号公報
このようなエネルギー管理とセキュリティ管理を統合して制御する場合、住民に対してより最適な環境を提供しつつ、セキュリティのさらなる向上を図り、かつ効率的な制御を行うことが望まれている。
実施形態の住宅監視制御装置は、エネルギー管理部と、セキュリティ管理部と、取得部と、判断部と、統合制御部と、を備える。エネルギー管理部は、住宅におけるエネルギー管理を実行する。セキュリティ管理部は、住宅におけるセキュリティ管理を実行する。取得部は、住宅内の領域における住民の分布を示す住民分布を取得する。判断部は、住民分布に基づいて、領域ごとの住民の存在を判断する。統合制御部は、住民の存在の有無に応じて、エネルギー管理とセキュリティ管理との実行配分を制御する。
図1は、本実施形態の住宅監視システムの構成図である。 図2は、本実施形態の住宅監視制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態のマップデータの一例を示す図である。 図4は、本実施形態のエネルギー管理とセキュリティ管理の実行配分の一例を示す図である。 図5は、本実施形態の住宅監視制御処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、本実施形態のエネルギー管理処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態のセキュリティ管理処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、変形例の携帯端末に表示される初期画面の一例を示す図である。 図9は、変形例の携帯端末に表示されるメニュー画面の一例を示す図である。 図10は、変形例の携帯端末に表示されるマップ画面の一例を示す図である。 図11は、変形例の携帯端末に表示される、機器情報が重畳表示されたマップ画面の一例を示す図である。 図12は、変形例の携帯端末に表示されるネットワーク画面の一例を示す図である。 図13は、変形例の携帯端末に表示されるプログラム画面の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態の住宅監視制御装置を詳細に説明する。
本実施形態の住宅監視システムは、図1に示すように、複数の設備機器10と、複数のセンサ20と、複数の駆動装置30と、住宅監視制御装置100と、携帯端末200とを備えている。
複数の設備機器10、複数のセンサ20、複数の駆動装置30は、監視対象の住宅に設けられている。設備機器10は、住宅に設置された発電機等であり、具体的には、太陽光発電の発電機や電気自動車の蓄電器等が該当する。この設備機器10は、発電量、蓄電量、消費電力量、水量、湯量、ガス使用量等のエネルギー発生消費貯蔵量を記録するようになっている。
センサ20は、住宅の各領域、例えば、各部屋や庭、門等に設けられたセンサであり、赤外線センサ等の人を検知する人感センサや監視カメラ等の画像センサ、ドアや窓などの開閉を検知する開閉センサ、煙の発生を検知する火災センサ、ガス漏れを検知するガスセンサ、温度センサ、湿度センサ、照度センサ等が該当するがこれらに限定されるものではない。
駆動装置30は、住宅の上記各領域である各部屋等に設けられ、暖房器具、照明具等の光熱機器や空調機等を駆動するアクチュエータまたはモータ等が該当する。
複数の設備機器10、複数のセンサ20、複数の駆動装置30は、住宅監視制御装置100に有線または無線で接続されており、検知信号やエネルギー消費量等の各種情報を住宅監視制御装置100に送信する。また、複数の設備機器10、複数のセンサ20、複数の駆動装置30は、住宅監視制御装置100から起動指令、エネルギー供給指令、停止指令、エネルギー供給停止指令等の各種指令を受信して、指令に従った動作を行う。
住宅監視制御装置100は、インターネットなどのネットワーク300に接続されている。住宅監視制御装置100は、複数の設備機器10、複数のセンサ20、複数の駆動装置30を用いて監視対象である住宅および住宅の各領域(部屋等)のエネルギー管理とセキュリティ管理とを統合して行う。住宅監視制御装置100は、携帯端末200からの指示を受信して、エネルギー管理とセキュリティ管理とを実行することも可能となっている。
本実施形態の住宅監視制御装置100は、図2に示すように、表示部101と、操作部102と、音声入力部103と、音声出力部115と、入出力制御部104と、音声処理部105と、ネットワークI/F106と、構成処理部114と、判断部107と、統合制御部108と、エネルギー管理部109と、セキュリティ管理部110と、マップデータ111と、設定データ112と、ログデータ113とを主に備えている。ここで、マップデータ111、設定データ112、ログデータ113は、ハードディスクドライブ装置(HDD)等の記憶媒体に格納されている。
表示部101は、ディスプレイ装置等の各種情報を表示する表示デバイスである。操作部102は、ユーザから各種情報の入力を受け付ける入力デバイスである。
入出力制御部104は、表示部101に対する表示制御と、操作部102に対する入力制御とを行う。本実施形態では、ユーザは、操作部102からエネルギー管理やセキュリティ管理に関する指示の入力を行うことができる。
また、入出力制御部104は、取得部として機能し、後述するマップデータ111、設定データ112、ログデータ113を、HDD等の記憶媒体から読み出す。
音声入力部103は、マイクロフォン等のユーザの音声を集音するデバイスである。音声出力部115は、スピーカ等の音声を出力するデバイスである。音声処理部105は、音声入力部103によって入力した音声に対する音声解析処理や音声出力部115に対する音声出力処理等を行う。本実施形態では、ユーザは、音声入力部103からもエネルギー管理やセキュリティ管理に関する指示の入力を行うことができるようになっている。例えば、住民は、「暑い」、「暗くして」等のエネルギー管理の指示を入力することができる。
ネットワークI/F106は、取得部として機能し、複数の設備機器10、複数のセンサ20、複数の駆動装置30を制御して、設備機器10および駆動装置30から各種データを受信し、センサ20から検知信号を受信する。また、ネットワークI/F106は、携帯端末200との通信も制御する。
構成処理部114は、稼働させる設備機器10、センサ20、駆動装置30やその稼働率、センサ20の感度等を設定する。
マップデータ111は、監視対象である住宅の間取り図上に設備機器10、センサ20、駆動装置30の配置位置を示した図のデータである。マップデータの一例を図3に示す。例えば、ユーザが監視対象の住宅における設備機器10、センサ20、駆動装置30の位置を確認する場合等に、ユーザが操作部102から要求することにより、入出力制御部104がマップデータ111を表示部101に表示する。あるいは、ユーザが携帯端末200上のアプリケーションから要求することにより、ネットワークI/F106がマップデータ111を携帯端末200に送信して、携帯端末200のディスプレイに表示させる。
設定データ112は、住民や住宅に関する初期データであり、予め設定されている。設定データ112は、住宅環境設定データと、住民情報設定データと、住民要望設定データとから構成される。住宅環境設定データは、住宅の環境に関する設定データであり、住宅の住所や公共料金契約等が設定されている。
住民情報設定データは、住民に関する設定データであり、住民の年齢やスケジュール等が設定されている。住民要望設定データは、住民からの要望に関する設定データであり、省エネルギーの要望、セキュリティ管理の要望、快適性の要望等の指標が設定されている。
ログデータ113は、設備機器10やセンサ20から取得したデータを経時的に記録した履歴データであり、住民滞在記録、温度・湿度・照度分布記録、エネルギー発生消費記録等が登録される。
エネルギー管理部109は、住宅および住宅の各部屋に対してエネルギー管理を実行する。エネルギー管理部109が実行するエネルギー管理には、省エネルギー処理、ピークシフト処理、エネルギー分配処理、事前準備処理等がある。このうち、エネルギー分配処理、事前準備処理がエネルギー供給処理に該当する。
省エネルギー処理は、住民が不在の場所の光熱を遮断する処理である。ピークシフト処理は、供給ピーク時に住民に警告を発し、エネルギー消費を低下させる処理である。エネルギー分配処理は、エネルギー発生消費量予測を行い、優先順位を判断して売電やエネルギー貯蔵を行う処理である。事前準備処理は、住民の行動を予測して住民の移動先の部屋に事前にエネルギーを供給し温度、湿度、照明等調整する処理である。
セキュリティ管理部110は、住宅および住宅の各部屋に対してセキュリティ管理を実行する。セキュリティ管理部110が実行するセキュリティ管理処理には、火災対応処理、地震対応処理、侵入対応処理、危険対応処理、住民監視処理等がある。
火災対応処理は、火災発生を検知すると、住民に警告するとともに緊急連絡を行う処理である。地震対応処理は、地震発生を検知して、住民に警告するとともにエネルギー供給停止を行う処理である。侵入対応処理は、侵入を検知すると、住民に警告するとともに位置の特定、カメラによる録画や追尾、音声による威嚇等を行う処理である。危険対応処理は、住民不在時の不要なエネルギー消費や特定箇所でのガス濃度の上昇を検知すると危険と判断して、住民に注意を促す処理である。住民監視処理は、部屋内に子供や老人等の特定の者のみ、あるいは当該特定の者が一人で在室する場合に、センサ20により危険行動や体温低下等を監視して、住民に注意を促すとともに他住民への連絡を行う処理である。
判断部107は、ネットワークI/F106でセンサ20から取得した住民分布から、住宅の部屋ごとの住民の存在を判断する。また、判断部107は、入出力制御部104で取得した住民情報設定データに基づいて、存在する住民が特定の者(例えば、60歳等の所定年齢以上の老人、15歳等の一定年齢以下の子供)か否かを判断する。
具体的には、判断部107は、センサ20としての監視カメラ等で撮像した画像に対して顔認識を行って、その認識結果と住民情報設定データから住民とその年齢を特定して判断することができる。さらに、判断部107は、入出力制御部104で取得した住民情報設定データと、ネットワークI/F106でセンサ20から取得した住民分布とに基づいて、住民の行動、すなわち住民の移動分布を予測する。
統合制御部108は、判断部107に判断された住民の存在の有無に応じて、エネルギー管理とセキュリティ管理の実行配分を決定し、決定された実行配分でエネルギー管理とセキュリティ管理とを実行するように、エネルギー管理部109とセキュリティ管理部110とを制御する。
このような実行配分としては、図4に示す例があげられる。図4は、図3に示した住宅の間取り図に対応した例である。
例えば、「リビング」、「和室」に対応した「在室」における「老人・子供以外在室」の例に示すように、統合制御部108は、住民が存在する部屋においては、エネルギー供給処理を実行させるようにエネルギー管理部109を制御し、セキュリティ管理を実行させないようにセキュリティ管理部110を制御する。
例えば、当該部屋に対しては、エネルギー管理部109により、駆動装置30にエネルギー供給指令を送出して最適な環境にする一方、セキュリティ管理部110によりセンサ20に停止指令を送出してセンサ20を稼働させない。
また、「リビング」、「和室」に対応した「在室」における「老人・子供のみ在室」の例に示すように、統合制御部108は、判断部107で、ある部屋が所定年齢以上の老人や一定年齢以下の子供等の特定の者(住民)が存在すると判断された場合、当該部屋においては、セキュリティ管理を実行させるようにセキュリティ管理部110を制御する。
例えば、当該部屋に対しては、セキュリティ管理部110は、センサ20に起動指令を送出してセンサ20を稼働させて、危険対応処理を実行する。
また、「リビング」、「和室」に対応した「不在」の例に示すように、統合制御部108は、住民が存在しない部屋においては、エネルギー供給処理を実行せず、省エネルギー処理を実行するようにエネルギー管理部109を制御し、セキュリティ管理を実行させるようにセキュリティ管理部110を制御する。
また、統合制御部108は、入出力制御部104で取得した住民要望設定データに、住民から快適性の要望が登録されている場合には、住民が存在しない部屋においても、エネルギー供給処理を実行させるようにエネルギー管理部109を制御する。
また、統合制御部108は、住民が存在しない領域であっても、判断部107によって予測された住民の移動分布により、住民の移動先であると予測される領域である場合には、エネルギー供給処理を実行させるようにエネルギー管理部109を制御する。
また、統合制御部108は、エネルギー管理とセキュリティ管理の実行配分を、領域(部屋)ごとに変えるように制御している。すなわち、統合制御部108は、図4に示すように、「リビング」、「和室」において住民が存在する場合には、エネルギー供給処理を実行させるようにエネルギー管理部109を制御しているが、「バスルーム」において住民が存在する場合でも、エネルギー供給処理を実行させず、省エネルギー処理を実行させるようにエネルギー管理部109を制御する。
次に、以上のように構成された本実施形態の住宅監視制御装置100による住宅監視制御処理について図5を用いて説明する。
まず、入出力制御部104は、HDD等から設定データ(住宅環境設定データ、住民情報設定データ、住民要望設定データ)を取得し(ステップS11)、取得した設定データを判断部107に送出する。
次に、ネットワークI/F106は、設備機器10、センサ20、駆動装置30から各種情報を収集し(ステップS12)、収集した各種情報を判断部107に送出する。収集する情報としては、人感センサ等のセンサ20から収集する部屋ごとの住民の存在を示す住民分布、温度センサ、湿度センサ、照度センサ等のセンサ20から収集する、部屋内部や住宅外の温度と湿度と照度を示す温度湿度照度分布である。また、収集する情報として、設備装置10から収集する、発電量、蓄電量、消費電力量、水量、湯量、ガス使用量等のエネルギー発生消費貯蔵量等がある。
次に、判断部107は、収集した各種情報をログデータとして記録する(ステップS13)。すなわち、判断部107は、住民分布を住民滞在記録として、温度湿度照度分布を温度・湿度・照度分布記録として、エネルギー発生消費貯蔵量をエネルギー発生消費記録として時間とともにログデータとしてHDD等に保存する。
次に、判断部107は、設定データと収集した住民分布等の情報から、部屋ごとに住民の在・不在を判断する(ステップS14)。そして、統合制御部108は、部屋ごとの住民の在・不在から、部屋ごとにエネルギー管理とセキュリティ管理の実行配分を決定する(ステップS15)。具体的には、判断部107は、上述したとおり、図4の表の例に示すように実行配分を決定する。
そして、統合制御部108は、ステップS15で決定した実行配分で、エネルギー管理とセキュリティ管理を実行させるようにエネルギー管理部109とセキュリティ管理部110とをそれぞれ制御する。これにより、エネルギー管理部109がエネルギー管理を実行し(ステップS16)、セキュリティ管理部110がセキュリティ管理を実行する(ステップS17)。
次に、ステップS16のエネルギー管理処理について図6を用いて説明する。エネルギー管理処理では、省エネルギー処理、ピークシフト処理、エネルギー分配処理、事前準備処理が行われる。
省エネルギー処理では、判断部107は、ステップS12で収集した住民分布から部屋に住民が不在か否かを判断する(ステップS31)。そして、住民が不在である場合には(ステップS31:Yes)、一定時間待機し(ステップS32)、住民が不在の部屋の光熱機器や空調機等の駆動装置30に停止指令を送出し、これにより光熱を遮断する(ステップS33)。一方、ステップS31において、部屋に住民が在室している場合には(ステップS31:No)、ステップS32,S33の処理を行わず、光熱機器や空調機等の駆動装置30を駆動状態としたままにする。
ピークシフト処理では、エネルギー管理部109は、住宅監視制御装置100がピークシフトに対応しているか否かを設定データ等から判断する(ステップS41)。そして、住宅監視制御装置100がピークシフトに対応している場合には(ステップS41:Yes)、エネルギー管理部109は、現時点が供給ピーク時か否かを設定データ等から判断する(ステップS42)。そして、現時点が供給ピーク時である場合には(ステップS42:Yes)、エネルギー管理部109は、音声出力部115や表示部101で住民に警告を出力し(ステップS43)、その上で、駆動装置30に対して停止指令等を送出してエネルギー消費量を低下させる(ステップS44)。
一方、ステップS41で、住宅監視制御装置100がピークシフトに対応していない場合(ステップS41:No)、およびステップS42で現時点が供給ピーク時でない場合(ステップS42:No)、エネルギー管理部109は、ステップS43,S44の処理を行わない。
エネルギー分配処理では、エネルギー管理部109は、ステップS12で収集した住民情報設定データのスケジュール、およびログデータの住民滞在記録、エネルギー発生消費記録および温度・湿度・照度分布記録、時間的要素に基づいて、エネルギー発生消費量予測を行う(ステップS51)。そして、エネルギー管理部109は、予測したエネルギー発生消費量から優先順位を判断する(ステップS52)。エネルギー管理部109は、優先順位に基づいて、売電を行ったり(ステップS53)、エネルギー貯蔵を行う(ステップS54)。
事前準備処理では、判断部107は、ステップS12で収集した住民情報設定データのスケジュールや住民要望設定データ、ログデータの住民滞在記録および時間的要素、天候の情報等に基づいて、住民の行動を予測する(ステップS61)。すなわち、判断部107は、住民の移動先の部屋を予測する。なお、エネルギーの発生消費量を予測するように判断部107を構成してもよい。
そして、エネルギー管理部109は、住民の移動先の部屋の駆動装置30に対して事前にエネルギー供給の指令を送出し、温度、湿度、照明等調整する準備処理を行う(ステップS62)。
次に、ステップS17のセキュリティ管理処理について図7を用いて説明する。セキュリティ管理処理では、火災対応処理、地震対応処理、侵入対応処理、危険対応処理、住民監視処理が行われる。
火災対応処理では、センサ20で煙を検知したり、赤外線を検知すると、セキュリティ管理部110は、火災発生と判断する(ステップS81)、そして、セキュリティ管理部110は、音声出力部115や表示部101により住民に対して警告を出力し(ステップS82)、緊急連絡を行う(ステップS83)。
地震対応処理では、センサ20で複数の加速度を検知したり、振動を検知すると、セキュリティ管理部110は地震発生と判断する(ステップS91)。セキュリティ管理部110は、音声出力部115や表示部101により住民に対して警告を出力し(ステップS92)、駆動装置30に対してエネルギー供給の停止指令を行う(ステップS93)。
侵入対応処理では、住民が不在の部屋で、開閉センサ等のセンサ20でドアや窓の開閉が検知された場合や、赤外線センサ等のセンサ20で人の存在が検知された場合、セキュリティ管理部110は、住民が不在の部屋への侵入があったと判断する(ステップS101)。そして、セキュリティ管理部110は、音声出力部115や表示部101により住民に対して警告を出力する(ステップS102)。さらに、セキュリティ管理部110は、振動や音による位置の特定、カメラによる録画や追尾を行い(ステップS103)、音声出力部115から、音声による威嚇等を行う(ステップS104)。
危険対応処理では、住民が不在の部屋で、駆動装置30から不要なエネルギー消費やガスセンサ等のセンサ20で特定箇所でのガス濃度の上昇を検知すると、セキュリティ管理部110は、危険な状況であると判断する(ステップS111)。そして、セキュリティ管理部110は、音声出力部115や表示部101により住民に対して注意を促す(ステップS112)。
住民監視処理では、ステップS12で収集した住民分布と、住宅情報設定データの年齢から、部屋内に子供や老人等の特定の者のみ、あるいは当該特定の者が一人で在室する場合に、セキュリティ管理部110は、センサ20の検知信号から、危険行動や体温低下等の住民の行動を監視する(ステップS71)。そして、セキュリティ管理部110が、住民の行動監視の結果として危険な状況であると判断すると(ステップS72)、音声出力部115や表示部101により住民に注意を促し(ステップS73)、他住民への連絡を行う(ステップS74)。
このように本実施形態では、監視対象の住宅内の部屋等における住民分布に基づいて、部屋ごとの住民の存在を判断し、住民の存在の有無に応じて、エネルギー管理とセキュリティ管理との実行配分を制御するので、エネルギー管理とセキュリティ管理を統合して制御する場合、住民に対してより最適な環境を提供しつつ、セキュリティのさらなる向上を図り、かつ効率的な制御を行うことができる。
(変形例)
次に、本実施形態では、携帯端末200から住宅監視制御装置100によるエネルギー管理やセキュリティ管理に関する操作を行うことができる。
携帯端末200の操作は、ユーザがアプリケーションをダウンロードしてインストールした後、実行することができ、フィンガージェスチャー機能を使用することができる。携帯端末200にアプリケーションがインストールされ、ユーザが図8に示す初期画面201で住宅監視制御アイコン202をタップしてアプリケーション起動すると、図9に示すメニュー画面203が表示される。
ユーザは、図9に示すメニュー画面203でマップボタン204をタップすると、住宅監視制御装置100に保存されているマップデータが携帯端末200に送信される。携帯端末200では、このマップデータを受信して、図10に示すマップ画面205としてディスプレイに表示する。
図10に示すマップ画面205には、住宅の室内の間取り図を示す俯瞰画面206とネットワーク構築されている設備機器10、センサ20、駆動装置30を示す機器配置マーク207が表示される。
ユーザが、マップ画面205上で機器配置マーク207をタップすると、図11に示すように、マップ画面205上に機器情報208が重畳表示される。機器を操作可能な場合には、詳細ボタン209が表示され、例えば、カメラの詳細では、ユーザはカメラ画像を表示しながらズーム等の操作ができるようになっている。
図9に戻り、ユーザがメニュー画面203のネットワークボタン210をタップすると携帯端末200のディスプレイには図12に示すネットワーク画面211が表示される。図12に示すネットワーク画面211には、ネットワーク構築可能な設備機器10、センサ20、駆動装置30の一覧がリスト表示212として現れる。そして、このリスト表示212には、各機器の接続状態213と接続レベル214が表示される。ユーザは、リスト表示212において、所望の機器の接続状態213と接続レベル214を選択してネットワークを構築する。
図9に戻り、ユーザがメニュー画面203のプログラムボタン215をタップすると、携帯端末200のディスプレイには図13に示すプログラム画面216が表示される。図13に示すプログラム画面216では、ユーザは、センサ20や駆動装置30や時間等の用意されたタイル217をアプリウインドウ218上で組み合わせて簡単なアプリを作成することが可能となっている。例えば、ユーザは、プログラム画面216上で、センサ20でペットを検知した時に住民に通知するプログラムを作成することができる。
本実施形態の住宅監視制御装置100は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の住宅監視制御装置100の各機能は、ハードウェアで実現しても、ソフトウェアで実現してもいずれでもよい。
本実施形態の住宅監視制御装置100の各機能をソフトウェアで実現する場合には、当該機能は、住宅監視制御プログラムにより実現される。
この場合、本実施形態の住宅監視制御装置100で実行される住宅監視制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の住宅監視制御装置100で実行される住宅監視制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の住宅監視制御装置100で実行される住宅監視制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、本実施形態の住宅監視制御装置100で実行される住宅監視制御プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施形態の住宅監視制御装置100で実行される住宅監視制御プログラムは、上述した各部(判断部107、統合制御部108、エネルギー管理部109、セキュリティ管理部110、構成処理部114、音声処理部105、入出力制御部104)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上記記憶媒体から住宅監視制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM上にロードされ、判断部107、統合制御部108、エネルギー管理部109、セキュリティ管理部110、構成処理部114、音声処理部105、入出力制御部104がRAM上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 住宅監視制御装置
101 表示部
102 操作部
103 音声入力部
104 入出力制御部
105 音声処理部
106 ネットワークI/F
107 判断部
108 統合制御部
109 エネルギー管理部
110 セキュリティ管理部
111 マップデータ
112 設定データ
113 ログデータ
114 構成処理部
115 音声処理部

Claims (7)

  1. 住宅におけるエネルギー管理を実行するエネルギー管理部と、
    住宅におけるセキュリティ管理を実行するセキュリティ管理部と、
    住宅内の領域における住民の分布を示す住民分布を取得する取得部と、
    前記住民分布に基づいて、領域ごとの前記住民の存在を判断する判断部と、
    前記住民の存在の有無に応じて、前記エネルギー管理と前記セキュリティ管理との実行配分を制御する統合制御部と、
    を備えた住宅監視制御装置。
  2. 前記統合制御部は、前記住民が存在する領域においては、前記エネルギー管理としてのエネルギー供給処理を実行させる制御を前記エネルギー管理部に対して行い、前記セキュリティ管理を実行させない制御を前記セキュリティ管理部に対して行う、
    請求項1に記載の住宅監視制御装置。
  3. 前記取得部は、さらに、前記住民に関する住民情報を取得し、
    前記判断部は、さらに、前記住民情報に基づいて、前記住民が特定の者か否かを判断し、
    前記統合制御部は、さらに、前記特定の者が存在する領域においては、前記セキュリティ管理を実行させる制御を前記セキュリティ管理部に対して行う、
    請求項2に記載の住宅監視制御装置。
  4. 前記統合制御部は、前記住民が存在しない領域においては、前記エネルギー管理としてのエネルギー供給処理を実行させない制御を前記エネルギー管理部に対して行い、前記セキュリティ管理を実行させる制御を前記セキュリティ管理部に対して行う、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の住宅監視制御装置。
  5. 前記取得部は、さらに、前記住民からの要望を取得し、
    前記統合制御部は、さらに、前記住民から快適性の要望があった場合には、前記住民が存在しない領域においても、前記エネルギー供給処理を実行させる制御を前記エネルギー管理部に対して行う、
    請求項4に記載の住宅監視制御装置。
  6. 前記取得部は、さらに、前記住民に関する住民情報を取得し、
    前記判断部は、さらに、前記住民情報と前記住民分布とに基づいて、前記住民の移動分布を予測し、
    前記統合制御部は、さらに、前記住民が存在しない領域であっても、前記住民の移動分布により前記住民の移動先であると予測される領域である場合には、前記エネルギー供給処理を実行させる制御を前記エネルギー管理部に対して行う、
    請求項4に記載の住宅監視制御装置。
  7. 前記統合制御部は、さらに、前記領域に応じて、前記エネルギー管理と前記セキュリティ管理との実行配分を制御する、
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の住宅監視制御装置。
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