JP2014238680A - 保守装置、保守プログラムおよび保守方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】より容易かつ確実に保守機器に対する措置を行うことができる技術を提供する。【解決手段】保守装置であって、保守対象の機器を識別する情報と、当該機器またはその一部の状態を示す情報の表示に用いる表示情報と、表示情報を表示させる位置を特定する表示位置情報と、を格納する記憶部と、保守対象の機器を識別する情報を含む映像情報を取得する撮像部と、保守対象の機器またはその一部の状態を示す情報を取得する機器情報取得部と、撮像部で取得した映像情報に含まれる保守対象の機器を識別する情報を用いて表示情報および表示位置情報を取得し、機器情報取得部により取得した情報に応じて表示情報を映像情報上の表示位置に表示させる拡張現実処理部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、保守の技術に関するものである。
従来、無線ネットワークにおけるノード間の接続関係を可視化する技術が存在する。特許文献1には、このような技術が記載されている。
上記技術では、ネットワーク機器情報を可視化することで視認性は一定程度高まるが、ネットワーク障害が発生している現場で一定の措置が必要な場合に必要な技術スキルを補助することはできなかった。
本発明の目的は、より容易かつ確実に保守機器に対する措置を行うことができる技術を提供することにある。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。上記課題を解決すべく、本発明に係る保守装置は、保守対象の機器を識別する情報と、当該機器またはその一部の状態を示す情報の表示に用いる表示情報と、上記表示情報を表示させる位置を特定する表示位置情報と、を格納する記憶部と、前記保守対象の機器を識別する情報を含む映像情報を取得する撮像部と、上記保守対象の機器またはその一部の状態を示す情報を取得する機器情報取得部と、上記撮像部で取得した映像情報に含まれる上記保守対象の機器を識別する情報を用いて上記表示情報および上記表示位置情報を取得し、上記機器情報取得部により取得した情報に応じて上記表示情報を上記映像情報上の上記表示位置に表示させる拡張現実処理部と、を備えることを特徴とする。
また、上記の保守装置においては、上記保守対象の機器と通信する通信部を備え、上記記憶部には、上記機器に応じて、操作と操作に応じた処理手順とが対応付けられた操作手続情報が格納されており、上記映像情報に含まれる保守対象の機器に対する操作を受け付けると、上記操作に応じた処理手順を上記操作手続情報にしたがって上記通信部を介して実施する機器操作部、を備えることを特徴とするものであってもよい。
また、上記の保守装置においては、上記拡張現実処理部は、上記機器操作部により実施された上記処理手順の処理結果に応じて上記表示情報と、上記表示位置情報を特定し、上記表示情報を上記映像情報上の上記表示位置に表示させる、ことを特徴とするものであってもよい。
また、上記の保守装置においては、上記操作を音声情報により受け付ける音声受付部、を備えることを特徴とするものであってもよい。
また、上記の保守装置においては、上記記憶部には、上記保守対象の機器に応じて、措置と措置に応じた操作手順を案内するチュートリアル情報が格納されており、上記機器操作部は、上記保守対象の機器に対する措置の入力を受け付けると、上記チュートリアル情報を用いて上記入力を受け付けた措置に応じた操作手順を案内する、ことを特徴とするものであってもよい。
また、上記の保守装置においては、上記チュートリアル情報には上記操作手順が所定の段階に分けられて格納されており、上記機器操作部は、案内した上記操作手順が実施されたと判定すると、上記段階の次の段階に操作すべき操作手順を案内する、ことを特徴とするものであってもよい。
また、上記の保守装置においては、上記保守対象の機器を識別する情報は、所定の図形を含むマーカー情報であり、上記映像情報には、上記保守対象の機器の所定の面が含まれる、ことを特徴とするものであってもよい。
また、上記の保守装置においては、上記記憶部には、上記保守対象の機器の状態を示す情報に対応付けられた警告表示情報が含まれ、上記拡張現実処理部は、上記機器情報取得部が取得した上記状態を示す情報に対応付けられた警告表示情報を表示する、ことを特徴とするものであってもよい。
また、本発明に係る保守プログラムは、コンピュータに、保守を支援する手順を実行させるプログラムであって、上記コンピュータを、保守対象の機器を識別する情報と、当該機器またはその一部の状態を示す情報の表示に用いる表示情報と、上記表示情報を表示させる位置を特定する表示位置情報と、を格納する記憶手段と、制御手段として機能させ、上記制御手段に対して、上記保守対象の機器を識別する情報を含む映像情報を取得する撮像手順と、上記保守対象の機器またはその一部の状態を示す情報を取得する機器情報取得手順と、上記撮像手順で取得した映像情報に含まれる上記保守対象の機器を識別する情報を用いて上記表示情報および上記表示位置情報を取得し、上記機器情報取得手順により取得した情報に応じて上記表示情報を上記映像情報上の上記表示位置に表示させる拡張現実処理手順と、を実施させることを特徴とする。
また、本発明に係る保守方法は、コンピュータを用いた保守方法であって、上記コンピュータは、保守対象の機器を識別する情報と、当該機器またはその一部の状態を示す情報の表示に用いる表示情報と、上記表示情報を表示させる位置を特定する表示位置情報と、を格納する記憶部と、制御部と、を備え、上記制御部は、上記保守対象の機器を識別する情報を含む映像情報を取得する撮像ステップと、上記保守対象の機器またはその一部の状態を示す情報を取得する機器情報取得ステップと、上記撮像ステップで取得した映像情報に含まれる上記保守対象の機器を識別する情報を用いて上記表示情報および上記表示位置情報を取得し、上記機器情報取得ステップにより取得した情報に応じて上記表示情報を上記映像情報上の上記表示位置に表示させる拡張現実処理ステップと、を実施することを特徴とする。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明によると、より容易かつ確実に保守機器に対する措置を行うことができる技術を提供することができる。
以下に、本発明に係る第一の実施形態を適用した保守システム1について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態における保守システム1の構成例を示す図である。保守システム1には、保守装置100と、保守装置100と通信可能に接続される保守対象機器200が含まれる。
サーバー等のホスティングサービスの普及により、利用者はハードウェアを仮想的に利用できるようになってきている。しかし、当該ホスティングサービスによるサービスを利用するためには、ホストへアクセスするために利用者側にネットワーク設備の導入が必須となっていることから、利用者側でのネットワーク設備の保守の要望が高まっている。
こうしたネットワーク設備の保守の要望の高まりに対して、緊急時の問題解決等を臨機応変に幅広く行うことができる技術者の配備が追い付かない場合も多くなっている。
とくに、大規模なインテリジェントビル等に導入されているネットワーク設備は、VLAN(Virtual LAN)を駆使され、多重化され、大規模化等複雑なネットワーク設備となる傾向が強く、また障害発生時の影響も大きいため保守に際しても高いレベルの技術を要求される場合が多い。
そこで、本発明に係る保守システム1においては、より容易かつ確実に保守機器に対する保守操作等の措置を行うことができるよう、AR(Augmented Reality:拡張現実)の技術を適用して作業の確実化を可能とする。
図1の説明に戻る。保守装置100は、タブレットやスマートフォン等の情報処理装置である。ほかにも例えば、保守装置100は、パソコン、ワークステーション等各種の通信可能な情報処理装置であればよい。
保守装置100には、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、が含まれる。制御部110には、撮像部111と、AR(Augmented Reality)処理部112と、機器情報取得部113と、機器操作部114と、入力受付部115と、出力表示部116と、が含まれる。記憶部120には、保守対象情報記憶部121と、AR設定情報記憶部122と、操作手続記憶部123と、が含まれる。
図2は、保守対象情報記憶部121のデータ構造の例を示す図である。保守対象情報記憶部121には、保守対象を識別する保守対象121Aごとに、保守対象の機器をシステム上から識別するためのシステム設定ID121Bと、保守対象の機器の操作群を特定するための装置モデル121Cと、保守対象の機器を識別する識別情報121Dと、が対応付けられて格納される。
保守対象121Aは、保守対象のシステム等を特定する情報である。システム設定ID121Bは、保守対象のシステムに含まれる個別の保守対象の機器を特定する情報である。装置モデル121Cは、保守対象の機器を操作可能な操作情報を特定するための情報である。識別情報121Dは、保守対象機器200のハードウェアを特定する情報である。
図3は、AR設定情報記憶部122のデータ構造の例を示す図である。AR設定情報記憶部122には、保守対象の機器を操作可能な操作情報を特定する装置モデル122Aごとに、変換対象情報122Bと、保守対象の機器についてARにより情報を表示する場合に用いられるAR表現定義122Cと、ARによる情報を表示する出力画面上の座標を特定するためのAR表示座標122Dと、が対応付けられて格納される。
図4は、操作手続記憶部123のデータ構造の例を示す図である。操作手続記憶部123には、保守対象の機器を操作可能な操作情報を特定する装置モデル123Aごとに、操作を特定する情報である操作情報123Bと、操作において実施するコマンド群等の実施手続123Cと、が対応付けられて格納される。
図1の説明に戻る。撮像部111は、保守装置100が利用可能なカメラ等の撮像装置を介して、所定の画角で所定の方向の映像を指示されたタイミングで取得する。
AR処理部112は、撮像部111が取得した映像に対して、関連する情報を重畳させて表示させる。例えば、撮像部111があるネットワーク機器のポートを撮影した場合には、当該ポートの属性情報や、当該ポートの故障有無等の情報が所定の表示位置に重畳されて表示させる。
機器情報取得部113は、撮像部111が取得した映像に含まれる機器を識別して、当該機器に関する情報を重畳表示させるための情報を取得する。取得した情報は、主にAR処理部112に受け渡し、重畳表示させる。
機器操作部114は、入力受付部115等を介して、撮像部111が取得した映像に含まれる機器に対する所定の操作指示を受け付けると、コマンド発行等の実施手続を特定して当該手続きを実施する。実施の結果を示す情報等については、AR処理部112に受け渡し、AR処理部112は当該結果を示す情報等に応じて表示する。
入力受付部115は、保守装置100に対する外部からの入力を受け付ける。例えば、保守装置100のタッチパネル上の所定の位置へのタッチ入力を受け付けて、該当する位置に示した操作の実行指示を受け付ける。また例えば、接続されたカメラ装置からの映像信号を受け付け、撮像部111へ受け渡す。
出力表示部116は、制御部110を構成する他の制御部のそれぞれに関して、必要となる情報の出力の指示に応じて画面表示情報あるいは送信する電子情報、あるいは印刷情報等を生成して出力する。
通信部130は、ネットワークあるいは近距離無線通信等の直接通信を介して他の装置、例えば保守対象機器200との通信を行う。
保守対象機器200は、例えばホスティングサービスの利用者がホスティングサービスを利用する場合やインターネット等に接続する場合等に用いるネットワーク設備等である。保守対象機器200には、サーバー装置、ルーター装置、スイッチングハブ装置、ロードバランサ装置、モデム装置、無線アクセスポイント装置、ターミナルアダプタ装置、VDSL装置等様々なネットワーク機器を含む。
図5は、保守装置100のハードウェア構成例を示す図である。保守装置100は、演算装置102と、外部記憶装置103と、主記憶装置104と、出力装置105と、通信装置106と、各装置をつなぐバス107と、を少なくとも備える。また、他に、保守装置100は、キーボード、マウス、タッチパネル、カメラといった入力装置101を備えるものであってもよい。
演算装置102は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
外部記憶装置103は、デジタル情報を記憶可能な、いわゆるハードディスク(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
主記憶装置104は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
出力装置105は、例えば液晶ディスプレイや、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。
通信装置106は、ネットワーク等を介して保守対象機器200を構成する装置等の他の装置と通信経路を確立し、情報を送受信するネットワークカード、あるいは近距離無線通信等を用いて保守対象機器200と直接あるいは間接に通信を行う装置である。
入力装置101は、キーボードやマウス、タッチパネル、カメラ、センサ等の各種入力装置である。
入力装置101と、演算装置102と、外部記憶装置103と、主記憶装置104と、出力装置105と、通信装置106とは、バス107等の接続導線により互いに接続される。
上記した保守装置100の撮像部111、AR処理部112、機器情報取得部113、機器操作部114、入力受付部115、出力表示部116は、演算装置102に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、主記憶装置104、外部記憶装置103または図示しないROM装置内に記憶され、実行にあたって主記憶装置104上にロードされ、演算装置102により実行される。
また、保守装置100の記憶部120は、主記憶装置104及び外部記憶装置103により実現される。また、保守装置100の通信部130は、通信装置106により実現される。以上が、保守装置100のハードウェア構成例である。
[動作の説明] 次に、本実施形態における保守装置100の動作を説明する。図6は、本実施形態における保守装置100が実施する装置状態表示処理のフロー図である。
装置状態表示処理は、保守装置100が稼動を開始し、処理の開始を指示されると、開始される。
まず、撮像部111は、保守対象機器200を撮影する(ステップS001)。具体的には、装置状態表示処理においては、撮像部111は、入力受付部115を介して映像情報を取得する。
そして、機器情報取得部113は、保守対象機器200を特定する(ステップS002)。具体的には、機器情報取得部113は、ステップS001にて撮像部111が撮像した映像情報に含まれる映像の特徴点や、所定のマーカー情報、あるいはシリアル番号等の情報を用いて撮像された保守対象機器200の装置モデルを特定する。その際、機器情報取得部113は、保守対象情報記憶部121のシステム設定ID121B、装置モデル121C、識別情報121D等と取得した情報とを突き合わせて、撮像された保守対象機器200の装置モデル121Cを特定する。なお、保守対象機器200の所定の面が映像情報に含まれていない場合には、機器情報取得部113は、ステップS001に制御を戻して別の映像情報を取得するよう促す。
そして、機器情報取得部113は、保守対象機器200に応じて現状の情報の取得手続を実施する(ステップS003)。具体的には、機器情報取得部113は、ステップS002にて特定した保守対象機器200の装置モデル121Cに応じて、操作手続記憶部123を参照し、操作情報123Bがステータス取得に相当する操作を特定し、対応する実施手続123Cを行い、実施結果の情報を得る。例えば、特定のステータス取得コマンドを保守対象機器200に対して発行し、その結果のステータス情報を得る。なお、実施手続きにおいて発行するコマンドは一つに限られず、複数のコマンドを発行してもよいし、コマンドを発行するものでなくステータスを管理するサーバー等に対してステータス情報を送信するよう要求するものであってもよい。
そして、AR処理部112は、保守対象機器200ごとに現状情報をARで表示する(ステップS004)。具体的には、AR処理部112は、ステップS003にて機器情報取得部113が得た実施結果の情報を受け取り、当該結果に含まれる情報から変換対象情報122Bに相当する情報を抽出し、当該抽出した情報をAR表現定義122C、AR表示座標122Dにより特定される表現方法で撮像部111が撮像した映像情報に重畳させる。そして、出力表示部116は当該重畳された映像情報を出力表示する。
以上が、装置状態表示処理の処理フローである。装置状態表示処理を実行することで、保守対象の機器を撮影することで当該機器の情報をARにより重畳表示させることができる。
図7は、本実施形態における保守装置100が実施する装置設定変更処理のフロー図である。
装置設定変更処理は、保守装置100が稼動を開始し、装置状態表示処理が実施されると、開始される。
まず、機器操作部114は、保守対象機器200への入力を受け付ける(ステップS101)。具体的には、機器操作部114は、入力受付部115を介して、撮像部111により撮像された映像情報に含まれる保守対象機器200の指定入力を受け付ける。
そして、機器操作部114は、保守対象機器に実行させる操作の入力を受け付ける(ステップS102)。具体的には、機器操作部114は、ステップS101にて受け付けた入力に関する保守対象機器200の装置モデル121Cに対応する装置モデル123Aを特定し、対応付けられた操作情報123Bを読み出して表示させ、その選択を受け付ける。
そして、機器操作部114は、保守対象機器200に対して操作に応じた手続きを実施する(ステップS103)。具体的には、機器操作部114は、ステップS102にて受け付けた選択された操作情報123Bに対応付けられた実施手続123Cを特定して行い、実施結果の情報を得る。例えば、機器操作部114は、VLANの構成を変更する特定の設定変更コマンドを保守対象機器200に対して発行し、その結果のステータス情報を得る等の処理を行う。なお、実施手続きにおいて発行するコマンドは一つに限られず、複数のコマンドを発行してもよいし、コマンドを発行するものでなくステータスを変更するサーバー等に対してステータス情報を更新するよう要求するものであってもよい。
そして、AR処理部112は、保守対象機器200ごとに結果をARで表示する(ステップS104)。具体的には、AR処理部112は、ステップS103にて機器操作部114が得た実施結果の情報を受け取り、当該結果に含まれる情報から変換対象情報122Bに相当する情報を抽出し、当該抽出した情報をAR表現定義122C、AR表示座標122Dにより特定される表現方法で撮像部111が撮像した映像情報に重畳させる。そして、出力表示部116は当該重畳された映像情報を出力表示する。
以上が、装置設定変更処理の処理フローである。装置設定変更処理を実行することで、保守対象の機器を撮影しながら当該機器の操作を映像上で確認しながら所定の設定処理をARにより実施し、結果を撮影した映像に重畳させて表示することができる。
図8は、本実施形態における保守装置100が実施する装置保守処理のフロー図である。
装置保守処理は、保守装置100が稼動を開始し、装置状態表示処理が実施されると、開始される。
まず、機器操作部114は、保守対象機器200への入力を受け付ける(ステップS201)。具体的には、機器操作部114は、入力受付部115を介して、撮像部111により撮像された映像情報に含まれる保守対象機器200の指定入力を受け付ける。
そして、機器操作部114は、チュートリアルを表示する(ステップS202)。具体的には、機器操作部114は、ステップS201にて受け付けた保守対象機器200に関連する操作のチュートリアルにしたがって、次の操作を促す画面を表示する。
そして、機器操作部114は、チュートリアルで示された操作について、保守対象機器200に実行させる操作の入力を受け付けて、操作に応じた手続きを実施する(ステップS203)。具体的には、機器操作部114は、ステップS201にて受け付けた入力に関する保守対象機器200の装置モデル121Cに対応する装置モデル123Aを特定し、対応付けられた操作情報123Bのいずれかの選択を受け付けて、操作情報123Bに対応付けられた実施手続123Cを特定して行い、実施結果の情報を得る。例えば、機器操作部114は、故障ポートに接続されたLANケーブルの引き抜きを促すチュートリアルが示されている場合には、当該ポートのステータス情報を監視し、ケーブルが引き抜かれたことを示すステータス情報を得る。なお、実施手続きにおいて発行するコマンドは一つに限られず、複数のコマンドを発行してもよいし、コマンドを発行するものでなくステータスを変更するサーバー等に対してステータス情報を更新するよう要求するものであってもよい。
そして、機器操作部114は、チュートリアルの操作完了条件を満たしたか否かを判定する(ステップS204)。具体的には、機器操作部114は、ステップS203において実施したチュートリアルの操作に関する結果が正常であるか否かを判定し、正常に終了していれば、次のチュートリアルのステップが無いか否かを判定する。次のチュートリアルのステップが無い場合、すなわち一連の手順が完了した場合には、機器操作部114は、装置保守処理を終了させる。
チュートリアルの操作完了条件を満たしていない場合(ステップS204にて「No」)の場合には、機器操作部114は、制御をステップS202に戻す。つまり、機器操作部114は、案内した操作手順が実施されたと判定すると、次の段階において操作すべき操作手順を案内する。
以上が、装置保守処理の処理フローである。装置保守処理を実行することで、保守対象の機器を撮影しながら当該機器の操作を映像上でチュートリアルを受けながら所定の設定処理を実施することができる。
図9は、保守対象機器の映像情報の例300を示す図である。映像情報の例300においては、保守対象機器200が映像情報に含まれて表示されており、保守対象機器200には、LANポート210A〜210E、220A〜220Eの映像が含まれる。また、それぞれのLANポートに割り振られたポート番号211A〜211E、221A〜221Eの映像も映像情報に含まれる。
図10は、装置状態表示処理において表示される画面例400を示す図である。図10に示す画面例400は、9に示す撮影画像と略同じであるが、装置状態として得られたVLANの構成がARにより表示されている。具体的には、ある一のVLANに属する複数のポートについては、互いに同じ強調表示がポート部分に重畳される。
図11は、装置設定変更処理において表示される画面例500を示す図である。図11に示す画面例500では、図10において220Dで示されるポートが、211Dおよび220Eで示されるポートと同一のVLANに変更され、その結果AR上でも同一のVLANに属することが示されている。
図12は、装置保守処理において表示される画面例600を示す図である。図12に示す画面例600では、211Dで示されるポートが通信不能となっている場合に、その対処を行う操作を促すチュートリアル表示610と、当該ポート211Dが通信不能であることを示す「×」印がARで重畳表示されることが示されている。
以上、本発明に係る第一の実施形態を適用した保守システム1について説明した。当該実施形態によると、保守実施者は、ARにより具体的かつ明確に操作対象や操作内容を把握することができ、また操作についてもコマンドライン等のスキルを必要としない直観的な操作をAR上で行うことができるため、より容易かつ適切に保守操作を行うことができるといえる。
本発明は、上記の第一の実施形態に制限されない。上記の第一の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。例えば、上記の第一の実施形態においては、保守装置100は保守対象機器にアクセスする以外は基本的に単体で動作するものとしているが、これに限られない。例えば、AR設定情報記憶部122、操作手続記憶部123等をインターネット等を経由した所定のサーバー上に保持しておき、アクセスするようにしてもよい。このようにすることで、装置モデルの追加や変更がある場合にも保守装置100上でメンテナンスを必要とせず、またさまざまな保守対象機器に対してもオンデマンドで情報を取得できるため、保守装置100の汎用性を高めることができる。
また、保守対象機器200に対する操作を行う場合に、本実施形態においてはタッチパネルを介して操作することとしているが、これに限られず、音声入力を介して操作するようにしてもよい。こうすることで、保守対象機器が入り組んだ場所に存在し、保守作業者が自由に両手を使用できないような状況であっても、操作を行うことができるため、保守作業の自由度が高まる。
また、装置状態表示処理、装置設定変更処理あるいは装置保守処理において、保守対象機器から取得した情報が予め設定された条件を満たすと、予め定められた手続きを実施するようにしてもよい。例えば、通信の遮断を検出すると、当該ポートをAR上で赤く発光させてアラーム音を出力するようにしてもよい。このようにすることで、誤作業等の即時対応が可能となり、より作業性が高まる。
また、装置状態表示処理が一度実施されると、当該保守対象機器200については、所定の期間、所定の周期で自動的に状態情報を収集するようにしてもよい。このようにすることで、作業後の継続的な監視を可能とすることができる。また、スループットの変化等の経時的な変化情報を収集し、グラフ情報等に変換して出力することもできる。
また、装置状態表示処理において、保守対象機器200に応じて、表示スキンを変更するようにしてもよい。機器によっては、情報を表示するのに適したレイアウト等が存在する場合もあり、そのような場合に可読性、操作性を高めることができる。
また、上記した実施形態の技術的要素は、単独で適用されてもよいし、プログラム部品とハードウェア部品のような複数の部分に分けられて適用されるようにしてもよい。
以上、本発明について、実施形態を中心に説明した。
1・・・保守システム、100・・・保守装置、110・・・制御部、111・・・撮像部、112・・・AR処理部、113・・・機器情報取得部、114・・・機器操作部、115・・・入力受付部、116・・・出力表示部、120・・・記憶部、130・・・通信部、200・・・保守対象機器
Claims (10)
- 保守対象の機器を識別する情報と、当該機器またはその一部の状態を示す情報の表示に用いる表示情報と、前記表示情報を表示させる位置を特定する表示位置情報と、を格納する記憶部と、
前記保守対象の機器を識別する情報を含む映像情報を取得する撮像部と、
前記保守対象の機器またはその一部の状態を示す情報を取得する機器情報取得部と、
前記撮像部で取得した映像情報に含まれる前記保守対象の機器を識別する情報を用いて前記表示情報および前記表示位置情報を取得し、前記機器情報取得部により取得した情報に応じて前記表示情報を前記映像情報上の前記表示位置に表示させる拡張現実処理部と、
を備えることを特徴とする保守装置。 - 請求項1に記載の保守装置であって、
前記保守対象の機器と通信する通信部を備え、
前記記憶部には、前記機器に応じて、操作と操作に応じた処理手順とが対応付けられた操作手続情報が格納されており、
前記映像情報に含まれる保守対象の機器に対する操作を受け付けると、前記操作に応じた処理手順を前記操作手続情報にしたがって前記通信部を介して実施する機器操作部、
を備えることを特徴とする保守装置。 - 請求項2に記載の保守装置であって、
前記拡張現実処理部は、前記機器操作部により実施された前記処理手順の処理結果に応じて前記表示情報と、前記表示位置情報を特定し、前記表示情報を前記映像情報上の前記表示位置に表示させる、
ことを特徴とする保守装置。 - 請求項2または3に記載の保守装置であって、
前記操作を音声情報により受け付ける音声受付部、
を備えることを特徴とする保守装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の保守装置であって、
前記記憶部には、前記保守対象の機器に応じて、措置と措置に応じた操作手順を案内するチュートリアル情報が格納されており、
前記機器操作部は、前記保守対象の機器に対する措置の入力を受け付けると、前記チュートリアル情報を用いて前記入力を受け付けた措置に応じた操作手順を案内する、
ことを特徴とする保守装置。 - 請求項5に記載の保守装置であって、
前記チュートリアル情報には前記操作手順が所定の段階に分けられて格納されており、
前記機器操作部は、案内した前記操作手順が実施されたと判定すると、前記段階の次の段階に操作すべき操作手順を案内する、
ことを特徴とする保守装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の保守装置であって、
前記保守対象の機器を識別する情報は、所定の図形を含むマーカー情報であり、前記映像情報には、前記保守対象の機器の所定の面が含まれる、
ことを特徴とする保守装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の保守装置であって、
前記記憶部には、前記保守対象の機器の状態を示す情報に対応付けられた警告表示情報が含まれ、
前記拡張現実処理部は、前記機器情報取得部が取得した前記状態を示す情報に対応付けられた警告表示情報を表示する、
ことを特徴とする保守装置。 - コンピュータに、保守を支援する手順を実行させるプログラムであって、
前記コンピュータを、保守対象の機器を識別する情報と、当該機器またはその一部の状態を示す情報の表示に用いる表示情報と、前記表示情報を表示させる位置を特定する表示位置情報と、を格納する記憶手段と、制御手段として機能させ、
前記制御手段に対して、
前記保守対象の機器を識別する情報を含む映像情報を取得する撮像手順と、
前記保守対象の機器またはその一部の状態を示す情報を取得する機器情報取得手順と、
前記撮像手順で取得した映像情報に含まれる前記保守対象の機器を識別する情報を用いて前記表示情報および前記表示位置情報を取得し、前記機器情報取得手順により取得した情報に応じて前記表示情報を前記映像情報上の前記表示位置に表示させる拡張現実処理手順と、
を実施させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータを用いた保守方法であって、
前記コンピュータは、
保守対象の機器を識別する情報と、当該機器またはその一部の状態を示す情報の表示に用いる表示情報と、前記表示情報を表示させる位置を特定する表示位置情報と、を格納する記憶部と、制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記保守対象の機器を識別する情報を含む映像情報を取得する撮像ステップと、
前記保守対象の機器またはその一部の状態を示す情報を取得する機器情報取得ステップと、
前記撮像ステップで取得した映像情報に含まれる前記保守対象の機器を識別する情報を用いて前記表示情報および前記表示位置情報を取得し、前記機器情報取得ステップにより取得した情報に応じて前記表示情報を前記映像情報上の前記表示位置に表示させる拡張現実処理ステップと、
を実施することを特徴とする保守方法。
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JP2013120303A JP2014238680A (ja) | 2013-06-07 | 2013-06-07 | 保守装置、保守プログラムおよび保守方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-06-07 JP JP2013120303A patent/JP2014238680A/ja active Pending
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