JP2014235632A - 文書管理システム、文書管理システムの制御方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の文書およびその文書と同時に利用された関連文書に絞り込んだ検索において、ノイズの少ない検索結果を得て、文書を作成した際に作成者が参考にした関連文書を容易に知ること。【解決手段】文書管理システムのサービス群303〜309は、ブラウザ301を介した操作ログの開示要求者からの、操作ログの開示者および操作ログの開示対象文書を指定した操作ログ開示要求指示に応じて、前記開示者に前記開示対象文書の操作ログの開示を要求し、要求した操作ログの開示が許可された場合、前記開示者による前記開示対象文書に対する操作ログ、および前記開示対象文書と同時に前記開示者が利用していた文書の操作ログを、前記開示要求者に開示し、さらに、ブラウザ301を介した前記開示要求者からの検索指示に応じて、前記開示された操作ログに利用の履歴が記録された文書を対象に検索を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、オフィス内で情報交換される文書などのアイテムの検索、および、レコメンドに関する。
特許文献1では、文書に対する操作履歴を利用して検索対象を絞り込み、絞り込んだ検索対象の文書に対してキーワード検索を行う技術が開示されている。具体的には、操作ユーザ、操作日時、操作種類などの検索条件に一致する文書を文書の操作履歴から検出し、その検出された文書の中から、指定された全文検索のキーワードを含む文書を結果として返す。そのため、操作履歴の中からの検索条件に合致した文書の絞り込みができ、迅速かつ適切な検索が可能となる。
特開2000−163439号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、特定の文書と同時に使われた関連文書を絞り込んで検索することができない。特許文献1の技術では、操作ユーザ、操作日時、操作種類など、文書の操作履歴から抽出可能なパラメータのみ操作履歴の検索条件として指定可能である。そのため、特許文献1の技術では、特定の文書と同時に使われた関連文書の中から特定のキーワードを含む文書を検索したい場合、操作履歴の検索条件をユーザが工夫して指定する必要がある。また、特許文献1の技術では、ユーザが操作履歴の検索条件を工夫して検索を行ったとしても、ある文書と同時に使われた関連文書の絞込みが十分にはできないため、検索結果にノイズ(不要な結果)が多くなってしまう。
また、特許文献1の技術では、ある文書に対する他のユーザの操作ログが参照可能であることが前提となっている。一方、全てのユーザの操作ログを自由に参照可能にすることはセキュリティやプライバシーの観点で望ましくないため、操作ログを非公開に設定したい場合もある。そのため、特許文献1の技術では、他のユーザの操作ログが非公開に設定されている場合、そもそも操作履歴からの文書の絞り込みができない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、特定の文書およびその文書と同時に利用された関連文書に絞り込んだ検索を行うことができ、ある特定の文書およびその関連文書を対象にした検索において、ノイズの少ない検索結果を得ることができる仕組みを提供することである。
本発明は、文書を管理する文書管理システムであって、前記文書の利用の履歴を記録した操作ログの開示を要求するユーザである開示要求者から、操作ログの開示者および操作ログの開示対象文書を指定して、前記開示者に前記開示対象文書の操作ログの開示要求を行うための要求手段と、前記要求手段により要求した操作ログの開示が前記開示者により許可された場合、前記開示者による前記開示対象文書に対する操作ログ、および、前記開示対象文書と同期間に前記開示者が利用していた文書に対する操作ログを、前記開示要求者に開示する開示手段と、前記開示手段により開示された操作ログに利用の履歴が記録された文書を対象に検索を行う検索手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、特定の文書およびその文書と同時に利用された関連文書に絞り込んだ検索を行うことができ、ある特定の文書およびその関連文書を対象にした検索において、ノイズの少ない検索結果を得ることができる。この結果、文書を作成した際に作成者が参考にした関連文書を容易に知ることができる。
本発明の一実施例を示す文書管理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の文書検索およびレコメンドシステムを構成している各装置に適用可能な情報処理装置200の内部構成を例示するブロック図である。 本発明の文書検索およびレコメンドシステムにおける各装置の機能ブロック図である。 ブラウザ301が文書管理サーバ104により提供される文書管理サービス304にアクセスした際の表示例を示す図である。 SNSに登録している各ユーザの文書操作ログの開示状態を保持するテーブルの一例を示す図である。 ログ開示要求のメッセージ送信を行うためのSNSペインの表示例を示す図である。 ログ開示要求の受信メッセージ表示を行うSNSペインの表示例を示す図である。 ログ管理サービス305から取得した、文書管理サービス304での文書操作ログの一例を示す図である。 レコメンド対象ユーザのログ開示情報にレコメンド対象文書の文書IDを持つカラムがある場合のレコメンドペイン431の表示の一例を示す図である。 文書管理サービス304が提供する文書管理クライアントUIの検索ペインの表示例を示す図である。 検索実行結果を表示する文書管理クライアントUIのファイルリストビューペイン421の表示例を示す図である。 本発明の実施例2における、コンタクトリストを有する文書管理クライアントUIのSNSペイン471の表示例を示す図である。 ユーザと文書のマトリクス、文書と文書のマトリクスの一例を示す図である。 文書管理クライアントUIの選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタンが押下された際のSNSサービス308の操作ログ開示要求動作の一例を示すフローチャートである。 文書操作ログ開示状態が更新された際のレコメンドサービス307のプロファイリング動作の一例を示すフローチャートである。 レコメンドサービス307のレコメンド実行時の動作の一例を示すフローチャートである。 検索サービス306の検索実行時のフローチャートである。 本発明の実施例2における文書管理クライアントUIのコンタクトリストで特定のカテゴリーが選択された際のSNSサービス308のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す文書管理システムの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施例の文書管理システムでは、当該システムを構成している各装置がネットワーク100を介して接続されている。
本実施例の文書管理システムは、文書検索システムおよび文書レコメンドシステムの機能を有するものであり、当該システムを構成している各装置は、クライアントコンピュータ102、認証サーバ103、文書管理サーバ104、ログ管理サーバ105、検索サーバ106、レコメンドサーバ107、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サーバ108、ログ開示情報管理サーバ109等を有する。
なお、認証サーバ103、文書管理サーバ104、ログ管理サーバ105、検索サーバ106、レコメンドサーバ107、SNSサーバ108、ログ開示情報管理サーバ109を、サーバコンピュータ群と総称し、各サーバが提供するサービスは連携して動作する。詳しくは後述する。
ネットワーク100は、上述の各装置の間で情報をやり取りするための通信回線である。インターネット101は、ファイアウォールを越えて上述の各装置間で情報をやり取りするための通信回線である。インターネット101により、クライアントコンピュータ102が属するネットワーク100からは、サーバコンピュータ群103〜109が属するネットワーク100と、ファイアウォールを越えて通信が可能である。ネットワーク100、インターネット101は、例えば、TCP/IPプロトコルなどをサポートする通信回線網であり有線・無線は問わない。
また、認証サーバ103、文書管理サーバ104、ログ管理サーバ105、検索サーバ106、レコメンドサーバ107、SNSサーバ108、ログ開示情報管理サーバ109は、それぞれ異なるサーバコンピュータで構成されていてもよいし、いずれか複数又は全てが1つのサーバコンピュータで構成されていてもよい。
次に、図2を用いて、図1の文書検索およびレコメンドシステムを構成している各装置の内部構成について詳細に説明する。
図2は、本発明の文書検索およびレコメンドシステムを構成している各装置に適用可能な情報処理装置200の内部構成を例示するブロック図である。クライアントコンピュータ102、サーバコンピュータ群103〜109は、図2で示されるような情報処理装置である。
情報処理装置200は、CPU201、直接記憶部202、間接記憶部203、表示部204、ユーザインタフェース205、外部インターフェース206を有する。
CPU201は、間接記憶部203にコンピュータ読み取り可能に記録される所定のプログラムを実行し、情報処理装置200の各種制御を指示するユニットである。
直接記憶部202は、RAMで構成されている。直接記憶部202は、CPU201がプログラムを実行する際に使用するワークメモリであり、CPU201が実行するプログラムは直接記憶部202にロードされ実行される。
間接記憶部203は、例えば、ROM、HDD(ハードディスクドライブ)、又は、SSD(Solid State Drive)等で構成されている。間接記憶部203は、アプリケーションプログラム、およびOS(オペレーティングシステム)を含む各種プログラムが記憶されている。間接記憶部203に記憶されている各種プログラムは、CPU201がプログラムを実行する際に直接記憶部202へロードされる。
表示部204は、画像を出力するために必要なユニットである。表示部204は、例えば、ディスプレイ装置に対して画像を出力する。
ユーザインタフェース205は、ユーザからの処理依頼を受け付けるために必要なユニットである。ユーザインタフェース205は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等を介してユーザが入力した指示に応じた信号を受け付ける。
外部インターフェース206は、ネットワーク100に接続されており、ネットワーク100に接続されている他の装置と通信が可能となる。
次に、図3を用いて、実施例の文書検索およびレコメンドシステムにおける各装置が持つ機能について詳細に説明する。
図3は、本発明の文書検索およびレコメンドシステムにおける各装置の機能ブロック図である。
クライアントコンピュータ102は、ブラウザ301の機能を持つ。ブラウザ301は、ネットワーク100、インターネット101を介して接続されている情報処理装置に要求を送信することにより、該情報処理装置内に保存されているコンテンツを閲覧したり、コンテンツに対する操作を指示する。
ブラウザ301の機能は、クライアントコンピュータ102の間接記憶部203にプログラムとして記録されており、該プログラムをクライアントコンピュータ102のCPU201が直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
ブラウザ301は、例えば、Webブラウザである。本実施例では、ブラウザ301は、文書管理サービス304にアクセスし、サーバコンピュータ群103〜109が提供するサービス303〜309を利用する。
認証サーバ103は、認証サービス303の機能を持つ。認証サービス303の機能は、認証サーバ103の間接記憶部203にプログラムとして記録されており、該プログラムを認証サーバ103のCPU201が直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
認証サービス303は、サービス304〜309に対するユーザ管理を行うと共に、管理下のユーザがサービスを利用する際のログイン認証を行う。認証サービス303は、認証サーバ103の外部インターフェース206を介して受信したログイン認証情報をチェックし、ユーザID、パスワードなどの認証情報に問題なければ、「認証許可」を応答として返し、そうでなければ、「認証拒絶」を応答として返す。
文書管理サーバ104は、文書管理サービス304の機能を持つ。文書管理サービス304の機能は、文書管理サーバ104の間接記憶部203にプログラムとして記録されており、該プログラムを文書管理サーバ104のCPU201が直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
文書管理サービス304は、ユーザが作成した文書を保存し、管理する。文書管理サービス304は、文書管理サーバ104の外部インターフェース206を介して受信した文書操作要求に従って、新規文書の保存を行ったり、保存文書に対する操作を行ったり、その操作結果を応答として返す。なお、文書管理サービス304は、文書操作を行った際、その文書操作のログを、文書管理サーバ104の外部インターフェース206を介してログ管理サービス305に送信する。
ログ管理サーバ105は、ログ管理サービス305の機能を持つ。ログ管理サービス305の機能は、ログ管理サーバ105の間接記憶部203にプログラムとして記録されており、該プログラムをログ管理サーバ105のCPU201が直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
ログ管理サービス305は、ログ管理サーバ105の外部インターフェース206を介して文書管理サービス304から文書操作のログを受信する。ログ管理サービス305は、文書管理サービス304から受信した文書操作ログを保存し、管理する。
検索サーバ106は、検索サービス306の機能を持つ。検索サービス306の機能は、検索サーバ106の間接記憶部203にプログラムとして記録されており、該プログラムを検索サーバ106のCPU201が直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
検索サービス306は、検索サーバ106の外部インターフェース206を介して文書管理サービス304から文書情報を取得し(クロールし)、取得した文書情報から文書のテキストや属性の抽出を行い、それらを検索キーワードとしてインデキシングする。
検索サービス306は、検索サーバ106の外部インターフェース206を介して、検索キーワードなど検索条件を伴う検索要求を受け取った際、前記インデキシング結果を基に該当する文書を検索し、その検索結果を応答として返す。検索結果は、文書管理サービス304で管理される文書に対する検索結果となる。
レコメンドサーバ107は、レコメンドサービス307の機能を持つ。レコメンドサービス307の機能は、レコメンドサーバ107の間接記憶部203にプログラムとして記録されており、該プログラムをレコメンドサーバ107のCPU201が直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
レコメンドサービス307は、レコメンドサーバ107の外部インターフェース206を介して、ログ管理サービス305から文書管理サービス304での文書操作ログを取得する。また、レコメンドサービス307は、ログ開示情報管理サービス309から、文書管理サービス304の各ユーザが他ユーザに対して文書操作ログを開示しているか否かを示すデータを取得する。
レコメンドサービス307は、ユーザ間の文書操作ログの開示状況に応じて、文書操作ログから個々のユーザが参照可能な部分を特定し、個々のユーザ毎に、ユーザと文書、文書と文書の関係を、プロファイリングする(ユーザと文書のプロファイリング、文書と文書のプロファイリングを行う)。例えば、レコメンドサービス307は、ユーザ「01_TARO」、ユーザ「45_JUN」の2人が存在した場合、それぞれのユーザ毎に別のプロファイリングを行う。
ここで言う、ユーザと文書のプロファイリングとは、文書操作ログから、文書操作を行ったユーザとその操作対象文書の情報を、ユーザと文書のマトリクスとしてDBテーブルに保存する動作のことを言う。前述の通り、個々のユーザ毎に、ユーザと文書のマトリクス(図13(a))が作成され、保存される。
図13(a)は、ユーザ毎にユーザと文書のプロファイルDBテーブルに保存されるユーザと文書のマトリクスの一例を示す図である。
なお、ユーザと文書のマトリクスに入る値は、閲覧、編集などの文書の操作(利用)の種類に応じて重みづけした値である。例えば、文書の閲覧の重みを「1」、文書の編集の重みを「2」として値を決定し、文書に操作(利用)が行われるたびに、この重みが加算されていくものとする。
なお、ユーザと文書のマトリクスは、公開されている操作ログの情報のみで作成される。即ち、ユーザと文書のマトリクスには、操作ログが公開されていないユーザの行は存在しない。また、ユーザと文書のマトリクスには、操作ログが部分的に公開されているユーザの行の値は、公開されている範囲の情報のみから作成される。
また、文書と文書のプロファイリングとは、文書同士が一定時間内にアクセスされた情報を、文書と文書のマトリクスとしてDBテーブルに保存する動作のことを言う。前述の通り、個々のユーザ毎に、文書と文書のマトリクス(図13(b))が作成され、保持される。
図13(b)は、ユーザ毎に文書と文書のプロファイルDBテーブルに保存される文書と文書のマトリクスの一例を示す図である。
なお、文書と文書のマトリクスに入る値は、一定時間内にその文書と同時に操作された文書(その文書と同期間に利用された文書)の生起確率である。生起確率の対象となる操作(利用)は、ユーザと文書のマトリクスと同様に、閲覧、編集などの文書の操作の種類に応じて重みづけが行われる。
レコメンドサービス307は、ユーザと文書のプロファイルDBテーブルと、文書と文書のプロファイルDBテーブルとを用いて、関連文書をレコメンドする。関連文書のレコメンドは、協調フィルタリングのアルゴリズムを利用する。
協調フィルタリングとは、類似するユーザがよく利用しているオブジェクト(商品、文書等)は、他の類似するユーザにとっても有益なオブジェクトであるという考え方に基づき、人とオブジェクト、オブジェクトとオブジェクトの間のスコアを計算する技術である。
協調フィルタリングのアルゴリズムを利用して、あるユーザに文書のレコメンドを行う際、以下のS1〜S3の手順でレコメンド結果を算出する。この際、レコメンド対象ユーザの、ユーザと文書のプロファイルDBテーブル、および、文書と文書のプロファイルDBテーブルを用いる。レコメンドの算出には、レコメンド対象ユーザと、関連文書のレコメンドを行う対象文書の2つのパラメータが必要である。
<S1>類似ユーザの抽出
レコメンド対象ユーザの操作の類似性を判定して、レコメンド対象ユーザと類似する、他ユーザを抽出する。具体的には、レコメンド対象ユーザに関し、ユーザと文書のマトリクスにおける各ユーザ行のベクトルの相関分析を行い、各ユーザ行のベクトルから類似ユーザを分類、抽出する(例えば、協調フィルタリングを用いる)。なお、類似ユーザの抽出に関しては、従来技術であるのでこれ以上詳細な説明は行わない。
<S2>レコメンドスコアの計算
上記S1で抽出した類似ユーザ情報、文書と文書のマトリクスの内容、及び、関連文書のレコメンドを行う対象文書の値から、次の数式で文書毎のレコメンドスコアを計算する。なお、文書Xは文書毎に変更される。
「文書xのレコメンドスコア=Σ(全ての類似ユーザ){(レコメンド対象ユーザと類似ユーザの類似度)×(類似ユーザが対象文書と文書xを同時に利用した確率)}」
即ち、文書xのレコメンドスコアは、(全ての類似ユーザ)について、{(レコメンド対象ユーザと類似ユーザの類似度)×(類似ユーザが対象文書と文書xとを同時に利用した確率)}を算出し、それらの総和を算出したものである。なお、「類似ユーザが対象文書と文書xとを同時に利用した確率」は、類似ユーザの「文書と文書のマトリックス」内の一定時間内に「対象文書」と同時にアクセスされた「文書x」の生起確率である。例えば、図13(b)のマトリクスでは、文書Aと文書Bとを同時に利用した確率は「0.05」となる。
よって、レコメンドスコアは、ユーザと類似度の高いユーザが過去に対象文書と同時に使っていた確率が高い文書ほど高いスコアとなる。
<S3>上位文書をレコメンド
上記S2で算出したレコメンドスコアが上位の文書をレコメンド結果とする。
レコメンドサービス307は、外部インターフェース206を介して、レコメンド対象ユーザと対象文書のパラメータと共に、レコメンド要求を受け取った際、上記の手順S1〜S3で算出したレコメンド結果とそのレコメンド理由を、レコメンドリストとして返す。
レコメンド理由は、上記S1〜S3の手順でレコメンド結果を導出した場合、「選択文書と同時によく利用されている文書です」というような、一意の値となる。さらに、特定の文書に対する操作ログのみを公開しているユーザが存在する場合には、上記S1〜S3の手順に、新たな処理が加わる。詳細に関しては、後述する。
SNSサーバ108は、SNSサービス308の機能を持つ。SNSサービス308の機能は、SNSサーバ108の間接記憶部203にプログラムとして記録されており、このプログラムをSNSサーバ108のCPU201が直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
SNSサービス308は、自分の近況や、気になったことを文書、画像、映像データとして投稿し、その投稿に対するコメントやトラックバックなどを受け付ける機能を提供する。SNSサービス308は、登録ユーザ間でリアルタイムにメッセージをやりとりするメッセンジャー機能を提供する。
SNSサービス308は、ユーザ表示機能を有し、登録ユーザの一覧や、登録ユーザのプロファイル(自己紹介、所属など)を表示する機能を提供する。また、ユーザ表示機能には、SNSに登録している各ユーザによる文書操作ログの開示状況の表示を行う機能も有する。各ユーザによる文書操作ログの開示状況は、ログ開示情報管理サービス309から情報を取得する。この詳細に関しては、後述する。
SNSサービス308は、グループ機能を有し、作成したグループに属するメンバーに対してのみ投稿を公開する機能を提供する。
ログ開示情報管理サーバ109は、ログ開示情報管理サービス309の機能を持つ。ログ開示情報管理サービス309の機能は、ログ開示情報管理サーバ109の間接記憶部203にプログラムとして記録されており、このプログラムをログ開示情報管理サーバ109のCPU201が直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
ログ開示情報管理サービス309は、また、文書管理サービス304の各ユーザが他ユーザに対して文書操作ログを開示しているか否かを示すデータを保持する。これに関しては、更に後述する。
以上が、本実施例の文書検索およびレコメンドシステムにおける各装置が持つ機能の説明になる。
なお、認証サービス303、文書管理サービス304、ログ管理サービス305、検索サービス306、レコメンドサービス307、SNSサービス308、ログ開示情報管理サービス309は、それぞれ異なるサーバコンピュータ上に設けられていてもよいし、いずれか複数又は全てが1つのサーバコンピュータ上に設けられていてもよい。また、ブラウザ301もいずれかのサーバコンピュータ上に設けられていてもよい。
図4は、ブラウザ301が文書管理サーバ104により提供される文書管理サービス304にアクセスした際の表示例を示す図である。
図において、400はブラウザ301のメインウインドウであり、メニューバー401、アドレスバー402、戻るボタン403、進むボタン404等を有する。ブラウザ301は、文書管理サービス304にアクセスすることで、メインウインドウ400に、文書管理サービス304が提供する文書管理クライアントUIを表示することができる。なお、文書管理クライアントUIは、文書管理サービス304によって、ログインユーザ毎に制御される。
499はマウスポインタであり、ユーザインタフェース205のマウス操作に応じて、表示部204により、ディスプレイに出力される画像上でポインタの移動やオブジェクトの選択を行う。
文書管理クライアントUIにおいて、405は、文書管理クライアントUIのペインの表示・非表示を切り替えるパネルである。パネル405は、ナビゲーションペインの表示・非表示を切り替えるボタン406、プロパティペインの表示・非表示を切り替えるボタン407、検索ペインの表示・非表示を切り替えるボタン408、レコメンドペインの表示・非表示を切り替えるボタン409、SNSペインの表示・非表示を切り替えるボタン410などを備える。マウスポインタ499等によりボタン406〜410のボタンをクリックすることにより、各ボタンに対応するペインの表示・非表示を切り替え可能となっている。図4の例では、ナビゲーションペイン、レコメンドペイン、SNSペインが表示状態になっている。
411は、文書管理クライアントUIのナビゲーションペインである。ナビゲーションペイン411には、文書管理クライアントUIから登録したライブラリーとライブラリー下に配置されるフォルダーが表示される。ここで言うライブラリーとは、文書管理サービス304で文書管理を行うための保存単位のことである。文書管理サービス304は一つ以上のライブラリーを提供し、各ライブラリー下でフォルダーの階層構造を用いた文書管理の機能を提供する。図4の例では、ライブラリー412,413,414、フォルダー415,416が表示されている。文書管理クライアントUIから、これらライブラリーを一つ以上登録し、文書管理サービス304が提供する文書管理の機能を利用する。ナビゲーションペイン411において、ライブラリー、または、ライブラリー下に配置されるフォルダーを選択することで、現在の場所を移動させることができる。なお、ライブラリーまたはフォルダーの選択は、ライブラリーまたはフォルダーをマウスポインタ499でクリックすることで行われる。また、選択状態のライブラリーは441に示すような表示形態に、選択状態のフォルダーは442に示すような表示形態に変化する。
421は、文書管理クライアントUIのファイルリストビューペインである。ファイルリストビューペイン421には、ナビゲーションペイン411で選択されているフォルダーまたはライブラリーの現在の場所に格納されている文書やフォルダーが表示される。図4の例では、ナビゲーションペイン411で現在の場所として選択されているフォルダーに格納されているサブフォルダー422、文書423、424が表示されている。
431は、文書管理クライアントUIのレコメンドペインである。レコメンドペイン431には、ファイルリストビューペイン421で、423,424等の文書の選択やオープンなどの操作が行われた際、その操作に対するお薦め文書が表示される。
表示されるお薦め文書は、文書管理サービス304が、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザと、ファイルリストビューペイン421で選択されている文書を基に、レコメンドサービス307から取得したレコメンドリストである。図4の例では、ファイルリストビューペイン421上の文書423「サンプルB1.doc」の選択に伴い、その選択文書に対するお薦め文書451〜452が表示されている。
439は、文書管理クライアントUIのレコメンドリスト表示部であり、レコメンドリスト(お薦め文書451〜452、レコメンド理由455〜456)を表示する。
451〜452は、レコメンドリストにおけるお薦め文書の表示であり、文書名がラベルとして表示されている。ラベルはハイパーリンクとなっており、マウスポインタ499でクリックされた際、文書管理クライアントUIを介して、リンク先の文書が文書管理サービス304から取得され、クライアントコンピュータ102にインストールされた他のアプリケーション等によりオープンされる。
455〜456は、レコメンドリストにおけるお薦め文書451〜452のそれぞれのレコメンド理由を示す文字列である。
471は、文書管理クライアントUIのSNSペインである。SNSペイン471には、メッセンジャータブ472、投稿タブ473、ユーザ表示タブ474、グループタブ475の各タブが存在し、マウスポインタ499等によるタブの選択により、各タブが提供するUIに切り替えが可能となっている。
各タブ(472〜475)では、SNSサービス308が提供するメッセンジャー、投稿、ユーザ表示、グループの各機能を利用するための表示部を提供する。
メッセンジャータブ472では、他のユーザから受信したメッセージの閲覧や、他のユーザへのメッセージ送信を行うメッセンジャー表示部を提供する。メッセンジャータブ472のラベルには、現在の未読メッセージ数も表示する。メッセンジャー表示部の詳細に関しては、後述する。
ユーザ表示タブ474では、SNSに登録しているユーザの一覧表示や、選択したユーザのプロファイル表示などを行うためのユーザ表示部481を提供する。
ユーザ表示部481において、482〜485はSNSに登録しているユーザの表示であり、そのラベルは、ユーザのプロファイル表示を開くためのリンクとなっている。ユーザの表示482〜485のラベルの一つが、マウスポインタ499によりクリックされた際、選択されたユーザのプロファイルがユーザの一覧表示に代わって、ユーザ表示部481に表示される。
486〜489は、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザに対する、SNSに登録している各ユーザによる文書操作ログの開示状況の表示である。ファイルリストビューペイン421で文書が選択されている際には、SNSに登録している各ユーザが、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザに対して、ファイルリストビューペイン421で選択された文書に関する文書操作ログを開示しているか否かを表示する。
図4の例では、486〜489は、ファイルリストビューペイン421上の文書「サンプルB1.doc」の選択に伴い、SNSに登録している各ユーザが、現在のログインユーザ「45_JUN」に対して、その文書に関する文書操作ログを開示しているか否かを表示している。なお、ファイルリストビューペイン421で文書が選択されていない場合には、486〜489は、SNSに登録している各ユーザが、現在のログインユーザに対して、自身の文書操作ログの全てを開示しているか否かを表示する。
494〜495は、文書管理クライアントUIの全ての文書操作ログ開示要求送信ボタンである。全ての文書操作ログ開示要求送信ボタン494〜495が押下された際、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザから、該当のボタンに対応するSNS登録ユーザに対して、その全ての文書操作ログの開示要求を送信する。
492〜493は、文書管理クライアントUIの選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタンである。なお、ボタン492〜493が押下された際の動作に関しては後述する。
全ての文書操作ログ開示要求送信ボタン494〜495、および、選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタン492〜493の表示は、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザに対する、SNSに登録している各ユーザの文書操作ログ開示状態により異なる。
例えば、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザに対して全ての文書操作ログを開示していないユーザの表示欄には、「全ての文書操作ログ開示要求送信ボタン」および「選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタン」の両方のボタンが表示される。
また、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザに対して全ての文書操作ログを開示しているユーザの表示欄には、「全ての文書操作ログ開示要求送信ボタン」および「選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタン」のいずれのボタンも表示されない。
また、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザに対して一部の文書操作ログを開示、かつ、ファイルリストビューペイン421で選択されている文書に関連する文書操作ログを開示しているユーザの表示欄には、「全ての文書操作ログ開示要求送信ボタン」のみが表示される。
また、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザに対して一部の文書操作ログを開示、かつ、ファイルリストビューペイン421で選択されている文書に関連する文書操作ログを開示していないユーザの表示欄には、「全ての文書操作ログ開示要求送信ボタン」および「選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタン」の両方のボタンが表示される。
[レコメンドリストの情報更新時の動作]
図5は、SNSに登録している各ユーザの文書操作ログの開示状態を保持するテーブルの一例を示す図である。このテーブルに格納されるデータは、前述の通り、ログ開示情報管理サービス309に保持される。
図5において、501は、SNSに登録している各ユーザの文書操作ログの開示状態をマトリクス形式で保持するテーブルである。マトリクスの横項目、および、縦項目には、SNS登録ユーザがリストされる。
511〜513は、マトリクスの横項目の登録ユーザリストの一部である。521〜522は、マトリクスの縦項目の登録ユーザリストの一部である。541〜543は、マトリクスのカラムである。
カラム541〜543は、横項目の登録ユーザ511〜513が、縦項目の登録ユーザ522に対して、どのような文書操作ログの開示状態なのかを表す数値を保持する。
例えば、541は、数値「0」のカラムであり、横項目の登録ユーザ511が、縦項目の登録ユーザ522に対して、全ての文書操作ログを開示していないことを示す。また、543は、数値「1」のカラムであり、横項目の登録ユーザ513が、縦項目の登録ユーザ522に対して、全ての文書操作ログを開示していることを示す。
さらに、542は、文書IDの値を一つ持つカラムであり、横項目の登録ユーザ512が、縦項目の登録ユーザ522に対して、該当の文書IDに関する操作ログを開示していることを示す。文書IDのカラムは、CSV(カンマ区切り)形式で複数の文書IDの値を保持する可能である。
SNSサービス308は、ログ開示情報管理サービス309に保持されるこのテーブルの値を基に、文書管理クライアントUIのSNSペイン471における「全ての文書操作ログ開示要求送信ボタン」および「選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタン」の表示を決定する。そして、SNSサービス308は、該決定した結果を、文書管理サービス304に通知する。この通知に基づいて、文書管理サービス304は、文書管理クライアントUIへの「全ての文書操作ログ開示要求送信ボタン」や「選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタン」の表示を制御する。
また、SNSサービス308は、ログ開示情報管理サービス309に保持されるこのテーブル(図5)の値を基に、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザに対してのSNSに登録している各ユーザによる文書操作ログの開示状況486〜489の表示を決定する。そして、SNSサービス308は、該決定した結果を、文書管理サービス304に通知する。この通知に基づいて、文書管理サービス304は、文書管理クライアントUIへ各ユーザによる文書操作ログの開示状況の表示を行う。
[選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタン押下時の動作]
図14は、文書管理クライアントUIの選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタン492〜493が押下された際のSNSサービス308の操作ログ開示要求動作の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、SNSサーバ108のCPU201が間接記憶部203にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラム(SNSサービス308を実現するプログラム)を直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
文書管理クライアントUIのSNSペイン471のユーザ表示タブ474で、選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタンが押下されたことを、文書管理サービス304を介して検知した際、SNSサービス308は、以下のステップを実施する。以下、選択文書に関連する操作ログ開示要求送信ボタン492が押下されたものとして説明する。
ステップS1401において、SNSサービス308は、文書管理クライアントUIのファイルリストビューペイン421で現在選択されている文書の情報(操作ログの開示対象文書)を、SNSサーバ108の外部インターフェース206を介して、文書管理サービス304から取得する。図4の例では、文書管理クライアントUIのファイルリストビューペイン421で現在選択されている文書423「サンプルB1.doc」の情報を取得する。
次に、ステップS1402において、SNSサービス308は、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザ(開示要求者)が操作ログ開示要求のメッセージを送信できるよう、SNSペイン471の表示を、ユーザ表示タブ474からメッセンジャータブ472に切り替える。なお、SNSサービス308による文書管理クライアントUIの表示変更は、SNSサービス308による文書管理サービス304への表示変更要求によって行われる。
次に、ステップS1403において、SNSサービス308は、前記押下された操作ログ開示要求送信ボタン492に対応するSNS登録ユーザ482への、現在選択中の文書423に関する操作ログ開示要求の送信メッセージの表示を、メッセンジャータブ472に行う。なお、メッセンジャータブ472への表示は、SNSサービス308による文書管理サービス304への表示要求によって行われる。
図6は、ログ開示要求のメッセージ送信を行うためのSNSペインの表示例を示す図である。なお、図6の表示例は、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザ(開示要求者)「45_JUN」から、ログ開示要求先ユーザ(開示者)「01_TARO」に対し、メッセージ送信(操作ログの開示要求)を行うためのメッセンジャータブ472の表示例に対応する。
図6において、602はメッセンジャー表示部である。603は受信メッセージ表示部である。604は、受信メッセージ表示部のシェブロンであり、受信メッセージ表示部603の表示を部分表示から全部表示に、全部表示から部分表示に切り替えるためのUIコンポーネントである。図6の例では、受信メッセージ表示部603は、折りたたまれ、部分表示となっている。
605は送信メッセージ表示部である。606は、送信メッセージ表示部のシェブロンであり、送信メッセージ表示部605の表示を全部表示から部分表示に、部分表示から全部表示に切り替えるためのUIコンポーネントである。図6の例では、送信メッセージ表示部605は、展開され、全部表示となっている。
611は、メッセージ送信先(宛先)を指定するコンボボックスである。コンボボックスは、テキストボックスとドロップダウンリストとを組み合わせたUIコンポーネントである。
前記ステップS1403で、SNSサービス308は、操作ログ開示要求の送信先であるログ開示要求先ユーザ「01_TARO」の文字列を、メッセージ送信先コンボボックス611に設定する。
612は、送信メッセージの種別を指定するコンボボックスである。前記ステップS1403で、SNSサービス308は、操作ログ開示要求を示す文字列(例えば、「操作ログ開示の要求」)を、送信メッセージ種別指定コンボボックス612に設定する。
613は、送信メッセージ表示部605の送信メッセージ内容表示部である。SNSサービス308は、送信メッセージ種別指定コンボボックス612に設定された種別に基づき、送信メッセージ内容表示部613のUIコンポーネントを変更する。SNSサービス308は、送信メッセージ種別指定コンボボックス612に設定された値が「操作ログ開示要求」の場合、開示対象テキストボックス614と、送信コメント入力テキストボックス615を送信メッセージ内容表示部613に表示する。
開示対象テキストボックス614には、操作ログ開示対象の文書を示す文字列を設定する。なお、操作ログ開示対象が単一の文書ではなく、全ての操作ログの場合、全ての操作ログを示す文字列を設定する。前記ステップS1403で、SNSサービス308は、操作ログ開示要求対象の文書である文書423「サンプルB1.doc」を示す文字列を、送信メッセージ種別指定コンボボックス612に設定する。
送信コメント入力テキストボックス615には、文書管理クライアントUIのログインユーザ「45_JUN」が任意の追加コメントを入力可能である。入力された追加コメントは、操作ログ開示要求のメッセージに付加されて送信される。
617は、送信メッセージ表示部605のメッセージキャンセルボタンである。616は、送信メッセージ表示部605のメッセージ送信ボタンである。SNSサービス308は、メッセージ送信ボタン616が押下されると、現在送信メッセージ表示部605に表示中のメッセージを、メッセージ送信先コンボボックス611に設定されたユーザに対して送信する。
以下、フローチャート図14の説明に戻る。
ステップS1404において、SNSサービス308は、図6のSNSペイン471の送信メッセージ表示部605で、メッセージ送信ボタン616が押下されたかを、文書管理サービス304を介して、判定する。
そして、上記ステップS1404において、メッセージ送信ボタン616が押下されたと判定した場合(S1404でYesの場合)、SNSサービス308は、ステップS1405に処理を進める。
ステップS1405では、SNSサービス308は、ログ開示要求先ユーザ「01_TARO」に対し、図6に示した操作ログ開示要求のメッセージ送信を行う。
図7は、ログ開示要求の受信メッセージ表示を行うSNSペインの表示例を示す図である。なお、図7の表示例は、ログ開示要求先ユーザ「01_TARO」が、ログ開示要求元ユーザ「45_JUN」から受信したログ開示要求のメッセージ表示を行うメッセンジャータブ472を表示するSNSペイン471の表示例に対応する。また、図7の表示例は、前記ステップS1404でSNSサービス308によりログ開示要求先ユーザ「01_TARO」に送信された図6に示した操作ログ開示要求メッセージの、受信側のメッセージ表示状態を示す。
図7のSNSペイン471を表示する文書管理クライアントUIのログインユーザは、前記ログ開示要求先ユーザの「01_TARO」である。
図7における受信メッセージ表示部603は、シェブロン604によって展開され、全部表示となっている。711は、受信メッセージの一覧を表示するリストボックスである。図7の例では、1メッセージのみを受信メッセージとして表示している。
712は、受信メッセージ表示部603の受信メッセージ内容表示部である。受信メッセージリストボックス711で選択された受信メッセージの内容表示を行う。SNSサービス308は、受信メッセージリストボックス711で選択された受信メッセージの種別に基づき、受信メッセージ内容表示部712のUIコンポーネントを変更する。SNSサービス308は、受信メッセージの種別が「操作ログ開示要求」である場合、メッセージテキストボックス713、コメントテキストボックス714、操作ログ開示承認ボタン715、操作ログ開示拒否ボタン716、コメントバックボタン717を、受信メッセージ内容表示部712に表示する。
メッセージテキストボックス713には、受信メッセージの種別に応じて、SNSサービス308が作成するメッセージテキストが表示される。受信メッセージの種別が「操作ログ開示要求」の場合、SNSサービス308は、操作ログ開示要求を示すメッセージテキストの文字列をメッセージテキストボックス713に表示する。操作ログ開示要求を示すメッセージテキストとしては、メッセージ送信者を示す文字列「45_JUN」と、操作ログ開示対象の文書を示す文字列「サンプルB1.doc」が表示される。
コメントテキストボックス714には、SNSサービス308は、操作ログ開示要求を送信したユーザがメッセージに付加した追加コメントを表示する。
操作ログ開示承認ボタン715は、受信した操作ログ開示要求を承認する際に押下するボタンである。操作ログ開示拒否ボタン716は、受信した操作ログ開示要求を否認する際に押下するボタンである。
コメントバックボタン717は、受信した操作ログ開示要求に対して、承認、否認の判断を保留し、操作ログ開示要求元ユーザに、質問などのコメントをメッセージとして返信するボタンである。
再び、フローチャート図14の説明に戻る。
ステップS1406において、SNSサービス308は、図7のSNSペイン471の受信メッセージ表示部603で、操作ログ開示承認ボタン715が押下されたか、操作ログ開示拒否ボタン716が押下されたかを、文書管理サービス304を介して、判定する。
そして、上記ステップS1406において、操作ログ開示承認ボタン715が押下されたと判定した場合(S1406で「承認ボタン押下」の場合)、SNSサービス308は、ステップS1407に処理を進める。
ステップS1407では、SNSサービス308は、SNSサーバ108の外部インターフェース206およびログ開示情報管理サービス309を介して、SNS登録ユーザの文書操作ログ開示状態保持テーブル501のカラムに操作ログ開示状態を示す値を設定する。図7の例で言えば、図5における縦項目「45_JUN」、横項目「01_TARO」に該当するカラム541に、操作ログ開示対象文書「サンプルB1.doc」の文書IDの値を設定する。
次に、ステップS1408において、SNSサービス308は、SNS登録ユーザの文書操作ログ開示状態保持テーブル501のカラムが更新されたことを、外部インターフェース206を介して、文書管理サービス304、レコメンドサービス307に通知して、処理を終了する。
また、上記ステップS1406において、操作ログ開示拒否ボタン716が押下されたと判定した場合(S1406で「拒否ボタン押下」の場合)、SNSサービス308は、そのまま処理を終了する。
[文書操作ログ開示状態が更新された際のレコメンド関連の動作]
図15は、文書操作ログ開示状態が更新された際のレコメンドサービス307のプロファイリング(レコメンド用の準備)動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートを用いて、SNSサービス308から、SNS登録ユーザの文書操作ログ開示状態保持テーブル501のカラムが更新されたことを通知された際のレコメンドサービス307のプロファイリング(レコメンド用の準備)動作について説明する。なお、このフローチャートの処理は、レコメンドサーバ107のCPU201が間接記憶部203にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラム(レコメンドサービス307を実現するプログラム)を直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
外部インターフェース206を介して、ログ開示情報管理サービス309に保持される文書操作ログ開示状態保持テーブル501のカラムが更新されたことを通知された際、レコメンドサービス307は、以下のステップを実行する。
ステップS1501において、レコメンドサービス307は、文書操作ログ開示状態保持テーブル501の更新されたカラム情報を、ログ開示情報管理サービス309から取得する。該取得した情報を用いて、レコメンドサービス307は、更新カラムの縦項目の登録ユーザの、ユーザと文書のプロファイルDBテーブル、および、文書と文書のプロファイルDBテーブルを以下のように更新する。
ステップS1502において、レコメンドサービス307は、文書管理サービス304での文書操作ログを、ログ管理サービス305から取得する。
ステップS1503〜S1507で、レコメンドサービス307は、更新カラムの横項目の登録ユーザの、更新カラムの縦項目の登録ユーザに対するカラムの値(0、1、または、文書ID)に応じて、開示状態を判断し、文書操作ログから参照可能な部分を抽出する。以下、各ステップについて詳細に説明する。
ステップS1503において、レコメンドサービス307は、数値「0」のカラムの値を持つ横項目の登録ユーザの文書操作ログを、参照不可のログとして、抽出対象から除外する。
ステップS1504において、レコメンドサービス307は、数値「1」のカラムの値を持つ横項目の登録ユーザの文書操作ログを参照可能なログとして、抽出対象に包含する。
ステップS1505において、レコメンドサービス307は、文書IDのカラムの値を持つ横項目の登録ユーザの、該当の文書IDの文書に対する操作のログを参照可能な文書操作ログとして、抽出対象に包含する。
ステップS1506において、レコメンドサービス307は、文書IDのカラムの値を持つ横項目の登録ユーザの、該当の文書IDの文書に対するチェックアウト、チェックインの間に操作された文書の操作ログを参照可能なログとして、抽出対象に包含する。
さらに、ステップS1507において、レコメンドサービス307は、文書IDのカラムの値を持つ横項目の登録ユーザの、該当の文書IDの文書に対するチェックアウト操作30分前までに操作された文書の操作ログを参照可能なログとして、抽出対象に包含する。
即ち、S1505〜S1507では、レコメンドサービス307は、横項目の登録ユーザ(開示者)による該当の文書IDの文書(開示対象文書)に対する操作ログ、および、前記開示対象文書と同期間(前記開示対象文書のチェックアウトからチェックインまでの間や、前記開示対象文書を利用する30分前まで)に前記開示者が利用していた文書に対する操作ログを、前記開示要求者に開示するように制御する。
図8は、ログ管理サービス305から取得した、文書管理サービス304での文書操作ログの一例を示す図である。以下、図8を用いて、ステップS1505〜S1507で説明した内容を例示する。
例えば、横項目の登録ユーザ「01_TARO」、縦項目の登録ユーザ「45_JUN」のカラムの値が文書「サンプルB1.doc」の文書IDの場合、図8の801、および802の文書操作ログ部分が、ステップS1505〜S1507により、抽出対象に包含される。抽出対象に包含されたログは、ユーザ「45_JUN」用のログとなる。
以下、フローチャート図15の説明に戻る。
ステップS1508において、レコメンドサービス307は、上記ステップS1503〜S1507で抽出対象に包含された文書操作ログを抽出し、該抽出した文書操作ログを用いて、ユーザと文書のプロファイリング、文書と文書のプロファイリングを行う。そして、そのプロファイリング結果で、更新カラムの縦項目の登録ユーザの、ユーザと文書のプロファイルDBテーブル、および、文書と文書のプロファイルDBテーブルを更新する。即ち、非公開となった操作ログの情報を除いて、又は、新たに公開となった操作ログの情報を含めて、ユーザと文書のプロファイルDBテーブル、および、文書と文書のプロファイルDBテーブルを再作成する。そして、処理を終了する。
なお、上述のように、ユーザ毎の、ユーザと文書のプロファイルDBテーブルには、そのユーザに公開されている範囲において、閲覧、編集などの文書の操作の種類に応じて重みづけされた値が格納される。また、ユーザ毎の、文書と文書のプロファイルDBテーブルには、そのユーザに公開されている範囲において、一定時間内にその文書と同時に操作された文書の生起確率が格納される。
以下、フローチャート図15の説明を補足する。
上記ステップS1506では、チェックアウト、チェックインの間に操作された文書の操作ログを抽出対象に包含するとしたが、文書がオープン、編集、クローズされる合間に操作された文書を抽出対象に包含するとしてもよい。
また、上記ステップS1507では、チェックアウト操作30分前までに操作された文書の操作ログを抽出対象に包含するとしたが、文書がオープン、編集、クローズされる際、その文書のオープン操作30分前までに操作された文書の操作ログを抽出対象に包含するとしてもよい。
さらに、フローチャート図15の説明を補足する。
上記ステップS1507では、チェックアウト操作30分前までに操作された文書、また、上記補足でオープン操作30分前までに操作された文書の操作ログを抽出対象に包含するとしたが、該当の30分前という時間幅を、作業環境に応じて、伸縮しても構わない。同時に利用する文書を、作業時間のどの位前の時間に開くかは、作業の種別によって異なるため、ユーザの作業環境に応じて、この時間を5分に縮めたり、3時間に伸ばしたりしても構わない。
また、上記のフローチャート図15および補足では、チェックアウト前および編集時のオープン前に操作された文書を抽出対象に包含するとしたが、作業環境によっては、チェックイン後に操作した文書、または、編集後にクローズした後に操作された文書も関連文書である場合もありうる。そのため、上記のフローチャート図15において、該当の文書IDの文書に対するチェックイン30分後までに操作された文書の操作ログを参照可能なログとして、抽出対象に包含するステップを加えても構わない。
図16は、レコメンドサービス307のレコメンド実行時の動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートを用いて、前述の図3の説明時に述べた特定の文書に対する操作ログのみを公開しているユーザが存在する場合のレコメンド手順における処理の詳細を説明する。このフローチャートの処理は、レコメンドサーバ107のCPU201が間接記憶部203にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラム(レコメンドサービス307を実現するプログラム)を直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
レコメンドサービス307は、レコメンドサーバ107の外部インターフェース206を介して、レコメンド対象ユーザと対象文書のパラメータと共に、レコメンド要求を受け取った際、以下のステップを実行する。
ステップS1601において、レコメンドサービス307は、外部インターフェース206を介して、ログ開示情報管理サービス309からレコメンド対象ユーザ(レコメンド対象者)に対するログ開示情報を取得する。ログ開示情報管理サービス309は、レコメンドサービス307からのユーザ情報を伴うログ開示情報取得要求に従い、文書操作ログ開示状態保持テーブル501の縦項目から該当のユーザを探し、そのユーザの行における設定値を、横項目の登録ユーザの項目値と共に返す。例えば、ユーザ「45_JUN」に対するログ開示情報を取得する場合、カラム541〜543の値を含むカラム群を、カラム511〜513の値を含むマトリクスの横項目の登録ユーザの行の値と共に返す。
ステップS1602で、レコメンドサービス307は、前述の図3の説明時に述べたレコメンド手順S1〜S3を実行し、レコメンド結果を算出する。
ステップS1603で、レコメンドサービス307は、レコメンド対象ユーザに対するログ開示情報のカラム群に、レコメンド対象文書の文書IDを持つカラムがあるかを確認する。
そして、上記ステップS1603で、レコメンド対象ユーザのログ開示情報のカラム群の中に、レコメンド対象文書の文書IDを持つカラムが存在すると判定した場合(S1603でYesの場合)、レコメンドサービス307は、ステップS1604に処理を進める。
ステップS1604では、レコメンドサービス307は、該カラムに該当するユーザにより一定時間内にレコメンド対象文書と同時に操作された文書の生起確率が、レコメンド対象文書以外で最も重みの高い値を持つ文書の情報を、前記カラムに該当するユーザの文書と文書のプロファイリングのマトリクスから取得する。
例えば、レコメンド対象ユーザ「45_JUN」のログ開示情報のカラム群のうち、レコメンド対象文書「サンプルB1.doc」の文書IDを持つカラムが「01_TARO」のカラムであり、「01_TARO」の文書と文書のマトリクスが図13(b)である場合を例に説明する。この場合、レコメンド対象文書「サンプルB1.doc」(図13(b)では「文書B」とする)と同時に操作された文書の生起確率が最も高い重み値を保持するカラムに該当する「文書C」を取得する。例えば、文書Cは、文書「サンプルガイドX1.ppt」である。また、該当する文書が複数存在する場合には全て取得する。
ステップS1605において、レコメンドサービス307は、上記ステップS1604で取得したレコメンド対象文書以外で最も高い重み値を保持するカラムに該当する文書(第1の関連文書)を、上記ステップS1602で算出したレコメンド結果(第2の関連文書)よりも上位に配置する(上位のレコメンドとする)。さらに、レコメンドサービス307は、該配置した文書のレコメンド理由を、前記カラムに該当するユーザがレコメンド対象文書と同時によく利用した文書として設定する。
例えば、S1604で取得したレコメンド対象文書以外で最も高い重み値を保持するカラムに該当する文書「サンプルガイドX1.ppt」のレコメンド理由を、ユーザ「01_TARO」がレコメンド対象文書「サンプルB1.doc」と同時によく利用した文書と設定する。
ステップS1606において、レコメンドサービス307は、レコメンド要求元にレコメンド結果を返し、処理を終了する。
また、上記ステップS1603において、レコメンド対象ユーザのログ開示情報のカラム群の中に、レコメンド対象文書の文書IDを持つカラムが存在しない場合、レコメンドサービス307は、そのままステップS1606に処理を進める。この場合、レコメンドサービス307は、ステップS1606において、上記ステップS1602で算出したレコメンド結果をそのままレコメンド要求元に返し、処理を終了する。
図9は、レコメンド対象ユーザのログ開示情報にレコメンド対象文書の文書IDを持つカラムがある場合のレコメンドペイン431の表示(図16の処理結果の表示)の一例を示す図である。
図9に示すように、お薦め文書911「サンプルガイドX1.ppt」が、ユーザ「01_TARO」がレコメンド対象文書「サンプルB1.doc」と同時によく利用した文書として、レコメンド理由912と共に、レコメンドリスト表示部439の上位に表示されている。
なお、上記図16のステップS1603、S1604において、レコメンド対象ユーザのログ開示情報のカラム群の中に、レコメンド対象文書の文書IDを持つカラムに加えて、値「1」のカラムに該当するユーザにより一定時間内にレコメンド対象文書と同時に操作された文書の生起確率が最も高い値を持つ文書の情報を取得するように構成してもよい。
[文書操作ログ開示状態が更新された際の検索関連の動作]
図14のフローチャートのステップS1408により、文書管理サービス304が、文書管理サーバ104の外部インターフェース206を介して、SNSサービス308から、SNS登録ユーザの文書操作ログ開示状態保持テーブル501のカラムが特定の文書IDに更新されたことを通知された際、文書管理サービス304は、以下の動作を実行する。
文書管理サービス304は、文書管理サーバ104の外部インターフェース206を介して、文書操作ログ開示状態保持テーブル501の更新されたカラム情報を、ログ開示情報管理サービス309から取得する。
次に、文書管理サービス304は、文書操作ログ開示状態保持テーブル501から取得した更新カラム情報から、文書IDの値を持つカラムを抜き出す。そして、文書管理サービス304は、その抜き出したカラムに該当する横項目の登録ユーザの値と、その文書IDに該当する文書名から、検索場所プルダウンリストボックス1002(後述する図10)に新たな検索場所アイテムを追加する。
具体的に文書管理サービス304が追加する検索場所アイテムは、該当の登録ユーザの操作ログにおける該当の文書IDの文書に関連する文書を検索するためのアイテムである。例えば、図5のカラム541の値が「サンプルB1.doc」に対応する文書IDに変更された場合、図10のように、「「01_TARO」さん開示ログにおける「サンプルB1.doc」関連文書」のような検索場所アイテムの追加を行う。検索場所アイテムは、検索場所プルダウンリストボックス1002のプルダウンリストボックスから選択可能である。
このログ開示したユーザの操作ログから検索を行うための検索場所アイテムを選択して検索を行った際の動作は、後述のフローチャート図17で説明する。
なお、文書管理サービス304が、外部インターフェース206を介して、SNSサービス308から、SNS登録ユーザの文書操作ログ開示状態保持テーブル501のカラムが「1」に更新されたことを通知された際、文書管理サービス304は、上述の、特定の文書IDに更新されたことを通知された際の処理と同様の処理を行い、例えば、図10の検索場所プルダウンリストボックス1002のプルダウンリストボックスに、「「01_TARO」さん開示ログ」のような検索場所アイテムの追加を行ってもよい。
図10は、文書管理サービス304が提供する文書管理クライアントUIの検索ペインの表示例を示す図である。
なお、検索ペインは、図4に示した文書管理クライアントUI上の検索ペインの表示・非表示を切り替えるボタン408の押下により、文書管理クライアントUI上に表示される。文書管理クライアントUI上の表示位置は、ナビゲーションペイン411と、レコメンドペイン431の間となる。
図10において、1001は、文書の検索を行う検索ペインであり、全文検索と属性検索の機能を提供する。
検索ペイン1001において、1002は、検索場所を指定するプルダウンリストボックスである。ナビゲーションペイン411でライブラリーやフォルダーが選択され、現在の場所が変更された際、検索場所プルダウンリストボックス1002に現在の場所が検索場所として入力される。また、検索場所プルダウンリストボックス1002には、上述しように、ログ開示したユーザ操作ログにある文書(図10では、「01_TARO」さん開示ログにおける「サンプルB1.doc」関連文書)もリストアップされており、リストボックス1002にリストされた検索場所アイテムからも選択可能である。
1003は、検索方法として、全文検索を選択するラジオボタンであり、1004は、検索方法として、属性検索を選択するラジオボタンである。なお、全文検索選択ボタン1003と属性検索選択ボタン1004は、排他関係になっており、どちらか一つを選択することができる。デフォルトボタンは、全文検索選択ボタン1003の方である。そのため、検索ペインの表示・非表示を切り替えるボタン408の押下により検索ペイン1001が開かれた際、通常、全文検索選択ボタン1003が選択された状態で検索ペイン1001が表示される。
1005は、全文検索の検索キーワードを入力するテキストボックスであり、全文検索選択ボタン1003が選択されている際、検索キーワードテキストボックス1005への入力が可能になる。
1006は、属性検索の条件式で一つ以上の検索条件式が指定された際、それら繋ぐ論理演算子を指定するプルダウンリストボックスである。プルダウンリストボックスには、「AND」と「OR」の2つの値がリストされており、どちらか一方が選択可能になっている。デフォルトでは、「AND」が選択される。
1007は、検索条件式をリストするフィールドである。検索条件式リストフィールド1007内のコントロールは、属性検索選択ボタン1004が選択されている際に、入力操作が可能となる。検索条件式リストフィールド1007内のコントロールには、検索条件式の属性項目を指定するプルダウンリストボックス、検索条件式の一致条件を指定するプルダウンリストボックス、検索条件式の項目値テキストボックスが存在する。
1008は、検索を実行する検索ボタンである。検索ボタン1008が押下されると、文書管理サービス304は、検索ペイン1001での入力に従って、全文検索または属性検索の要求を、その検索条件のパラメータと共に、外部インターフェース206を介して、検索サービス306に送信する。文書管理サービス304は、送信した検索要求に対する応答結果として、検索サービス306から検索結果を受信した際、その検索結果をファイルリストビューペイン421に表示する。
1009は、検索ペイン1001の入力状態を初期状態に戻すクリアボタンである。
図17は、検索サービス306の検索実行時のフローチャートである。このフローチャートを用いて、ログ開示したユーザの操作ログにある文書から検索を行う際の動作を説明する。なお、このフローチャートの処理は、検索サーバ106のCPU201が間接記憶部203にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラム(検索サービス306を実現するプログラム)を直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
検索サービス306は、検索サーバ106の外部インターフェース206を介して、文書管理サービス304から、全文検索または属性検索の要求を、その検索条件のパラメータと共に受信した際、以下のステップを実行する。
ステップS1701において、検索サービス306は、検索条件のパラメータの一つとして受け取った検索場所が、ライブラリーやフォルダーではなく、ログ開示したユーザの操作ログにある文書から検索を行うための検索場所指定であるか否かを判定する。
そして、上記ステップS1701において、検索サービス306は、指定された検索場所が、ログ開示したユーザの操作ログにある文書から検索を行うための検索場所指定であると判定した場合(S1701でYesの場合)、ステップS1702を実行する。
ステップS1702において、検索サービス306は、ログ開示ユーザの操作ログから検索を行うための検索場所指定のパラメータ値から、ユーザ名と文書IDを取得する。例えば、ユーザ名「01_TARO」と、文書「サンプルB1.doc」に該当する文書IDを取得する。
ステップS1703において、検索サービス306は、外部インターフェース206を介して、ログ管理サービス305から文書管理サービス304での文書操作ログを取得する。
ステップS1704〜S1707において、検索サービス306は、上記S1702で取得したユーザ名と文書IDの値に応じて、文書操作ログから検索対象文書をリストアップする。以下、各ステップについて詳細に説明する。
まず、ステップS1704において、検索サービス306は、検索対象文書IDの文字列をリストアップするための空のリストを作成する。このリストは、重複した値を保持しない、ユニークな値のみを保持するユニークリストである。すなわち、このリストに値の追加を行う際、既にその値がリストに存在すれば、リストへの新規追加は行わない。
ステップS1705において、検索サービス306は、上記S1702で取得した文書IDを検索対象文書IDのユニークリストに追加する。
ステップS1706において、検索サービス306は、上記S1702で取得したユーザ名のユーザによる、上記S1702で取得した文書IDの文書に対するチェックアウト、チェックインの間に操作された文書の文書IDを、検索対象文書IDのユニークリストに追加する。
ステップS1707において、検索サービス306は、上記S1702で取得したユーザ名のユーザによる、上記S1702で取得した文書IDの文書に対するチェックアウト操作30分前までに操作された文書の文書IDを、検索対象文書IDのユニークリストに追加する。
以上で、ステップS1704〜S1707の説明を終了する。
次に、ステップS1708において、検索サービス306は、上記ステップS1704〜S1707でリストアップした文書IDの文書の文書情報を、文書管理サービス304から取得する。
ステップS1709において、検索サービス306は、文書管理サービス304から取得した文書情報を対象に、検索場所以外の検索条件のパラメータ(1003~1007)に従って、直接、要求された全文検索または属性検索を実行し、S1711に処理を進める。この文書管理サービス304から取得した文書情報に対する直接検索の際、前述したインデキシング結果は用いない。
また、上記ステップS1701において、検索サービス306は、検索条件として受け取った検索場所が、ログ開示したユーザの操作ログから検索を行うための指定ではないと判定した場合(S1701でNoの場合)、ステップS1710を実行する。
ステップS1710において、検索サービス306は、検索条件のパラメータに従い、前述したインデキシング結果を用いて、要求された全文検索または属性検索を実行し、S1711に処理を進める。
ステップS1711では、検索サービス306は、上記ステップS1709またはステップS1710の検索実行結果を、要求元である文書管理サービス304に返し、処理を終了する。
なお、検索サービス306は、全文検索の要求で、検索条件のパラメータである検索キーワードが空の場合、検索結果として、検索条件のパラメータである検索場所に存在する全ての文書を返す。すなわち、上記ステップS1709(又はS1710)において、全文検索の要求、かつ、検索条件のパラメータである検索キーワードが空の場合、検索サービス306は、検索対象文書IDのユニークリストに存在する全ての文書を検索結果として返す。
図11は、検索条件のパラメータの検索場所指定がログ開示したユーザの操作ログにある文書、かつ、検索キーワード指定が空の場合の全文検索の実行結果を表示する文書管理クライアントUIのファイルリストビューペイン421の表示例を示す図である。
以下、フローチャート図17の説明を補足する。
上記ステップS1705で、チェックアウト、チェックインの間に操作された文書の文書IDを検索対象文書IDのユニークリストに追加するとしたが、文書がオープン、編集、クローズされる合間に操作された文書の文書IDを検索対象文書IDのユニークリストに追加するとしてもよい。
また、上記ステップS1706で、チェックアウト操作30分前までに操作された文書の文書IDを検索対象文書IDのユニークリストに追加するとしたが、文書がオープン、編集、クローズされる際、その文書のオープン操作30分前までに操作された文書の文書IDを検索対象文書IDのユニークリストに追加するとしてもよい。
更に、フローチャート図17の説明を補足する。
上記ステップS1706でチェックアウト操作30分前までに操作された文書、かつ、上記補足でオープン操作30分前までに操作された文書の文書IDを検索対象文書IDのユニークリストに追加するとしたが、該当の30分前という時間幅を、作業環境に応じて、伸縮しても構わない。同時に利用する文書を、作業時間のどの位前の時間に開くかは、作業の種別によって異なるため、ユーザの作業環境に応じて、この時間を5分に縮めたり、3時間に伸ばしたりしても構わない。
また、上記のフローチャートおよび補足では、チェックアウト前の文書および編集時のオープン前の文書の文書IDをユニークリストに追加するとしたが、作業環境によっては、チェックイン後に操作した文書、または、編集後にクローズした後に操作された文書も関連文書である場合もありうる。そのため、上記のフローチャートにおいて、該当の文書IDの文書に対するチェックイン30分後までに操作された文書の文書IDを検索対象文書IDのユニークリストに追加するステップを加えても構わない。
以上示したように、本発明の実施例1によれば、ログ開示者によって開示された操作ログに操作記録がある文書群を検索対象にして、キーワード検索や属性検索などの検索を行うことにより、特定の文書およびその文書と同時に使われた関連文書に絞り込んだ検索を行うことができ、ある特定の文書およびその関連文書を対象にした検索において、ノイズの少ない検索結果を得ることができる。
更に、特定の文書に対する操作ログの開示を、特定のユーザに要求することにより、他のユーザの操作ログが非公開の場合であっても、該当のユーザから操作ログの開示許可が得られれば、該当のユーザがその特定の文書と同時に利用した関連文書を対象に検索を行うことができる。そのため、あるユーザがある文書を作成した際に参考にした関連文書が不明であっても、そのユーザの該当の文書に関連する操作ログが開示されれば、該当の操作ログから関連文書を検出することができ、その関連文書に絞り込んだ検索を行うことができる。また、そのユーザが開示した操作ログを検索対象にして、検索キーワードを指定せずに検索を行えば、検索結果として、該当のユーザが特定の文書と同時に利用した全ての関連文書を抽出することができる。
上述した実施例1によれば、文書管理クライアントUIのログインユーザは、SNSペイン471のユーザ表示タブ474において、ファイルリストビューペイン421で現在選択中の文書に対する操作ログを、どのSNS登録ユーザが開示しているかを確認することができた。
しかしながら、該当の文書に対する操作ログを開示しているからと言って、その開示ユーザが該当の文書に対して操作(ここでは、更新)を行ったことがあるとは限らない。操作(更新)を行ったことがない場合、開示ユーザによる該当の文書に対する操作ログは存在しないことになる。この状況では、その開示ユーザの操作ログを検索場所に指定して検索を行っても、該当の文書に関連する文書の検索結果は、ゼロ(無し)になり、該当の文書と同時に利用された文書を検索で探しあてることができない。また、この場合、新たに追加される操作ログの情報がないため、レコメンドサービス307により返されるレコメンド結果に変化はない。
そのため、新たなログ開示が行われても、レコメンド結果を変えることができず、目当ての文書も可能性を持つ新たな文書に辿りつくことができない。
よって、実施例2では、操作ログ以外で開示されている情報(後述する「文書のバージョン管理履歴リスト」)のみを利用して、該当の文書に対する操作を行ったことがあるユーザをリストアップし、そのリストアップされたユーザに対し、ログ開示の要求を送信することができるようにする。
本発明の実施例2では、文書管理サービス304は、コンタクトリストを文書管理クライアントUIのSNSペイン471に表示する。以下、図12を用いて説明する。
図12は、本発明の実施例2における、コンタクトリストを有する文書管理クライアントUIのSNSペイン471の表示例を示す図である。
図12において、1201はコンタクトリストタブであり、SNSに登録しているユーザの一覧から、特定のカテゴリーに属するSNS登録ユーザを、コンタクトリストとして表示する。
図12の例では、文書「サンプルB1.doc」を編集したことがあるSNS登録ユーザを、カテゴリーとして、表示している。また、図12の例では、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザに対して、ログ未開示者を表示している。
1202は、コンタクトリスト表示部である。コンタクトリスト表示部1202において、1203は、コンタクトリストのカテゴリーを表示するプルダウンリストボックスである。
1204は、コンタクトリストにリストアップされたユーザの一覧表示部である。ユーザの一覧表示部には、ユーザ名、そのユーザによる文書操作ログの開示状況、操作ログ開示要求送信ボタン1205〜1206が表示される。
操作ログ開示要求送信ボタン1205〜1206は、文書管理クライアントUIのログインユーザに対して文書「サンプルB1.doc」の操作ログを開示していないユーザに対応して表示される。
1207は、開示要求一斉送信ボタンである。ユーザの一覧表示部1204で操作ログ開示要求送信ボタンが表示されているユーザに対して、文書「サンプルB1.doc」に関連する操作ログの開示要求を一斉送信する(一斉要求する)ためのものである。
1208は、開示要求一斉送信ボタンのラベルである。1207、1208のコントロールは、カテゴリー表示プルダウンリストボックス1203の選択項目に応じて、表示が変更される。図12での表示状態は、「「サンプルB1.doc」の文書編集者」カテゴリーのコンタクトリスト表示時の例である。
図12における「「サンプルB1.doc」の文書編集者」カテゴリーは、文書管理クライアントUIのファイルリストビューペイン421で「サンプルB1.doc」423が選択された際に、カテゴリー表示プルダウンリストボックス1203で選択可能となる。
図18は、本発明の実施例2における、文書管理クライアントUIのSNSペイン471のコンタクトリストタブ1201のカテゴリー表示プルダウンリストボックス1203で「「サンプルB1.doc」の文書編集者」カテゴリーが選択された際のSNSサービス308のフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、SNSサーバ108のCPU201が間接記憶部203にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラム(SNSサービス308を実現するプログラム)を直接記憶部202に読み出して実行することにより実現される。
SNSサービス308は、ユーザの一覧表示部1204に表示するユーザのリストアップ、および、文書操作ログの開示状況の表示、操作ログ開示要求送信ボタンの表示/非表示の決定を以下のように行う。
ステップS1801において、SNSサービス308は、カテゴリー表示プルダウンリストボックス1203で選択されたカテゴリー名に含まれる文書の文書IDに対応する文書のバージョン管理履歴リストの情報を、文書管理サービス304を介して、取得する。
ステップS1802において、文書管理サービス304から取得した文書のバージョン管理履歴リストの情報から、文書のバージョン更新を行ったユーザ名をリストアップする。一般的に、文書のバージョン更新は、文書のチェックアウト、編集、チェックインの一連の操作が行われた際、文書管理サービスによって自動的に行われ、バージョン管理履歴リストに追加される。
ステップS1803において、SNSサービス308は、外部インターフェース206を介して、ログ開示情報管理サービス309から、文書管理クライアントUIの現在のログインユーザのログ開示情報を取得する。
ログ開示情報管理サービス309は、SNSサービス308からのユーザ情報を伴うログ開示情報取得要求に従い、文書操作ログ開示状態保持テーブル501の縦項目から該当のユーザを探し、そのユーザの行における設定値を、横項目の登録ユーザの項目値と共に返す。例えば、ユーザ「45_JUN」に対するログ開示情報を取得する場合、カラム541〜543の値を含むカラム群を、カラム511〜513の値を含むマトリクスの横項目の登録ユーザの行の値と共に返す。
ステップS1804において、SNSサービス308は、上記ステップS1803で取得したログ開示情報の中から、横項目の登録ユーザの項目値を基に、上記ステップS1802でリストアップしたユーザ名に対応するカラムの値を取得する。
ステップS1805において、SNSサービス308は、ユーザ名に対応するカラムの値(0、1、または、文書ID)に応じて、カテゴリー表示プルダウンリストボックス1203で選択されたカテゴリー名に含まれる文書に対する操作ログの開示状態を判断する。
ステップS1806において、SNSサービス308は、上記ステップS1805での開示状態判断に応じて、文書操作ログの開示状況の表示、操作ログ開示要求送信ボタンの表示/非表示を決定する。
ステップS1807において、SNSサービス308は、上記ステップS1802でリストアップしたユーザ名の情報と、そのユーザ名に対応する上記ステップS1806で決定した文書操作ログの開示状況の表示、および、操作ログ開示要求送信ボタンの表示/非表示の情報を文書管理サービス304に送信し、処理を終了する。
文書管理サービス304は、SNSサービス308から受信したユーザ名の情報と、そのユーザ名に対応する文書操作ログの開示状況の表示、および、操作ログ開示要求送信ボタンの表示/非表示の情報を基に、ユーザの一覧表示部1204の表示を行う。
以上説明したように、本発明の実施例2によれば、文書のバージョン管理履歴リストを使って、該当の文書を操作したことがあるユーザの絞り込みを行い、それらのユーザに対してログ開示対象文書へのログ開示の要求ができるUIを構築することにより、該当の文書を操作したことがないユーザにログ開示要求を送信するのを避けることができる。
また、対象の文書に対する操作を行ったことがあるユーザのリストアップを、文書の操作ログを使って行うのではなく、一般的な文書管理システムにおいて利用者全員に対して公開された情報である文書のバージョン管理履歴リストを利用して行うことにより、操作ログが非公開のユーザが存在したとしても、そのログ非公開のプライバシーを維持しながら、該当の文書に対する操作を行ったことがあるユーザのみをリストアップすることができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
304 文書管理サービス
305 ログ管理サービス
306 検索サービス
307 レコメンドサービス
308 SNSサービス
309 ログ開示情報管理サービス
431 レコメンドペイン
471 SNSペイン
501 文書操作ログ開示状態保持テーブル
1001 検索ペイン

Claims (9)

  1. 文書を管理する文書管理システムであって、
    前記文書の利用の履歴を記録した操作ログの開示を要求する開示要求者からの、操作ログの開示者および操作ログの開示対象文書を指定した指示に応じて、前記開示者に前記開示対象文書の操作ログの開示要求を行う要求手段と、
    前記要求手段により要求した操作ログの開示が前記開示者により許可された場合、前記開示者による前記開示対象文書に対する操作ログ、および、前記開示対象文書と同期間に前記開示者が利用していた文書に対する操作ログを、前記開示要求者に開示する開示手段と、
    前記開示手段により開示された操作ログに利用の履歴が記録された文書を対象に検索を行う検索手段と、
    を有することを特徴とする文書管理システム。
  2. 前記検索手段は、文書を検索するための検索キーワードが指定されていない場合、前記開示手段により開示された操作ログに利用の履歴が記録された全ての文書を検索結果とすることを特徴とする請求項1に記載の文書管理システム。
  3. レコメンド対象者からの指示に応じてレコメンド対象文書を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたレコメンド対象文書が、前記レコメンド対象者に対する操作ログの開示対象文書である場合、前記開示手段により開示された操作ログを基に、前記レコメンド対象文書に関連する関連文書をレコメンドするレコメンド手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の文書管理システム。
  4. 前記レコメンド手段は、前記レコメンド対象者に対して、前記開示手段による前記レコメンド対象文書の操作ログの開示を許可しているユーザが、前記レコメンド対象文書以外で、利用する確率の高い文書を、第1の関連文書としてレコメンドすることを特徴とする請求項3に記載の文書管理システム。
  5. 前記レコメンド手段は、文書の利用の履歴において前記レコメンド対象者と類似するユーザを抽出し、該抽出したユーザが前記レコメンド対象文書と同期間に利用する確率の高い文書を、第2の関連文書としてレコメンドすることを特徴とする請求項4に記載の文書管理システム。
  6. 前記レコメンド手段は、前記第1の関連文書を、前記第2の関連文書よりも上位のレコメンドとすることを特徴とする請求項5に記載の文書管理システム。
  7. 前記開示対象文書を過去に更新したユーザをリストアップするリストアップ手段と、
    開示要求者から前記リストアップ手段によりリストアップされたユーザに対して前記開示対象文書の操作ログの開示要求を一斉に行うための一斉要求手段と、を有し、
    前記開示手段は、前記一斉要求手段による要求に応じて開示を許可した開示者による前記開示対象文書に対する操作ログ、および、前記開示対象文書と同期間に前記開示者が利用していた文書に対する操作ログを、前記開示要求者に開示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の文書管理システム。
  8. 文書を管理する文書管理システムの制御方法であって、
    前記文書の利用の履歴を記録した操作ログの開示を要求する開示要求者からの、操作ログの開示者および操作ログの開示対象文書を指定した指示に応じて、前記開示者に前記開示対象文書の操作ログの開示要求を行う要求ステップと、
    前記要求ステップにより要求した操作ログの開示が前記開示者により許可された場合、前記開示者による前記開示対象文書に対する操作ログ、および、前記開示対象文書と同期間に前記開示者が利用していた文書に対する操作ログを、前記開示要求者に開示する開示ステップと、
    前記開示ステップにより開示された操作ログに利用の履歴が記録された文書を対象に検索を行う検索ステップと、
    を有することを特徴とする文書管理システムの制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された手段として機能させるためのプログラム。
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