JP2014232982A - 読取装置用線状光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導光体の長さと略同等または同等以上の有効発光長を有する読取用装置用線状光源装置を提供すること。【解決手段】読取装置用線状光源装置は、棒状の導光体と、発光素子と、凹状反射鏡と、当該導光体の長手方向に沿って当該反射部に対向するよう位置された拡散反射面を有する拡散反射部材とを備え、前記拡散反射部材の拡散反射面には、前記発光素子に近接する端部に、当該発光素子に対向する発光素子対向部が設けられており、当該発光素子対向部に当該発光素子および/または前記凹状反射鏡からの光が入射され、この発光素子対向部に入射した光が近接する導光体の端面側に向かって反射されて導光体の内部に導入されることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、読取装置用線状光源装置に関するものであり、更に詳しくは、特にファクシミリ、複写機、イメージスキャナ、バーコードリーダーなどに使用される画像読取装置の照明用光源として利用される読取装置用線状光源装置に関する。
従来から、複写機などには、透光性の読取対象載置台を備え、この読取対象載置台に載置された、例えば原稿などの読取対象に光を照射し、その反射光により読取対象における読取対象面の文字・画像情報を読み取る読取装置が搭載されている。そして、読取装置には、読取対象載置台を介して読取対象の読取対象面に光を照射するための読取装置用光源装置が備えられている。
読取装置用光源装置の或る種のものとしては、図11に示すように、読取対象載置台5と、図12に示すような線状発光装置61よりなる線状光源と、この線状発光装置61に並設された板状反射鏡67とを備えた2分岐方式と称される読取装置用線状光源装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この読取装置用線状光源装置において、線状発光装置61は、透光性材料よりなり、外周面において長手方向に沿って2つの反射部(第1の反射部23Aおよび第2の反射部23B)および光出射面22が形成された棒状の導光体20と、この導光体20の両方の端面21の各々に対向するように配置された発光素子12とを備えている。そして、発光素子12からの点状光を導光体20によって線状光に変換する構成のものである。
この線状発光装置61には、発光素子12を包囲するよう配置された凹状反射鏡63と、導光体20を支持する導光体支持台65とが設けられている。線状発光装置61において、導光体支持台65は、導光体20の外周面における光出射面22以外の領域に対向して導光体20の長手方向に伸びる拡散反射面65Aを有している。この導光体支持台65は、導光体20を精度よく保持する支持台としての機能と共に、拡散反射面65Aにて導光体20より漏れ出た光を拡散反射させ、再び導光体に戻すことで光を有効利用する拡散反射部材としての機能を有している。また、凹状反射鏡63は、例えば円柱状もしくは円錐台形状の空間を包囲する凹状反射面64を有する共に導光体20の端面21より僅かに小径の光投射口63Aを有しており、この光投射口63Aが導光体20の端面21によって閉塞された状態とされている。この凹状反射鏡63は、凹状反射面64にて発光素子12からの光を効率よく集光して、導光体20に導くという機能を有している。
このような構成の読取装置用線状光源装置においては、線状発光装置61からの光が、読取対象載置台5の読取対象載置面5A上における読取対象(図の例においては、原稿2)に対して、直接的に照射されると共に板状反射鏡67にて反射して間接的に照射される。このように読取対象に対して2方向からの光が照射されるため、読取対象が平面的なものではなく立体的なものであっても正しく文字・画像情報を読み取ることができる。
この図の例において、光路L1は、光出射面22から出射される光のうちの第1の反射部23Aからの光(反射光)の光路を示し、光路L2は、光出射面22から出射される光のうちの第2の反射部23Bからの光(反射光)の光路を示す。また、光路L3は、光出射面22から出射される光のうちの反射部(図12においては第1の光反射部23A)を透過して拡散反射面65Aによって反射(拡散反射)された光の光路を示す。
このような読取装置用線状光源装置を備えた読取装置においては、当該読取装置によって読み取ることのできる読取対象の長さ、すなわち読取装置用線状光源装置の有効発光長は、導光体20の長さ(全長)に依存し、その導光体20の長さよりも短くなる。その理由は、読取装置用線状光源装置の有効発光長が線状発光装置61によって得られる主走査方向の有効発光長によって定められ、また導光体20の反射部(第1の反射部23Aおよび第2の反射部23B)からの光(反射光)が導光体20の長手方向に略垂直な方向に指向性を有するためである。具体的に説明すると、導光体20の光出射面22から出射される光の大部分が反射部からの光であることから、導光体20からの光は、当該導光体20の長手方向に略垂直な方向に指向性を有するものとなる。そのため、読取対象載置面5Aにおいて、導光体20の長手方向中央部に対応する領域には、その導光体20の長手方向中央部からの光と共に、導光体20における長手方向中央部の長手方向両側の近傍からの光が照射され、よってこれらの光が重畳する。一方、導光体20の長手方向端部に対応する領域においては、各々、その導光体20の長手方向端部からの光と、導光体20における当該長手方向端部の長手方向片側の近傍からの光とが重畳するだけである。従って、導光体20の長手方向端部に対応する領域においては、導光体20の長手方向中央部に対応する領域に比して光量が低下し、その結果、読取装置用線状光源装置の有効発光長が導光体20の長さよりも短くなる。
ここに、本明細書中において、「読取装置用線状光源装置の有効発光長」とは、読取対象載置面において、導光体の長手方向中央部に対応する領域の照度を基準とし、この基準の照度と略同等の照度(例えば、基準の照度を100%としたときに、相対値が80%以上である照度)が得られる領域の長さを示す。
近年、読取装置用線状光源装置においては、小型化の要請があるが、読取対象の寸法についての要望は変わらないため、導光体を短くすることができず、装置を小型化することができない、という問題がある。
特開2011−249190号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、導光体の長さと略同等または同等以上の有効発光長を有する読取用装置用線状光源装置を提供することにある。
本発明の読取装置用線状光源装置は、透光性材料よりなり、外周面において長手方向に沿って反射部が形成された棒状の導光体と、当該導光体の端面に対向して配置された発光素子と、当該発光素子を包囲するよう配置された凹状反射鏡と、当該導光体の長手方向に沿って当該反射部に対向するよう位置された拡散反射面を有する拡散反射部材とを備えた読取装置用線状光源装置において、
前記拡散反射部材の拡散反射面には、前記発光素子に近接する端部に、当該発光素子に対向する発光素子対向部が設けられており、当該発光素子対向部に当該発光素子および/または前記凹状反射鏡からの光が入射され、この発光素子対向部に入射した光が近接する導光体の端面側に向かって反射されて導光体の内部に導入されることを特徴とする。
本発明の読取装置用線状光源装置においては、前記凹状反射鏡は、光投射口が前記導光体の端面および前記発光素子対向部を臨むように設けられていることが好ましい。
本発明の読取装置用線状光源装置においては、前記導光体の長手方向に沿って当該導光体に対向する反射鏡が備えられており、
前記導光体には、前記反射部として、長手方向に伸びる第1の反射部と第2の反射部とが互いに離間して設けられており、外周面における当該第1の反射部および第2の反射部に対向する領域に、それぞれ第1の光出射部および第2の光出射部が形成されており、
前記第1の反射部からの光が前記第1の光出射部から読取対象が載置される読取対象載置面に向けて出射され、前記第2の反射部からの光が前記第2の光出射部から前記反射鏡に向けて出射され、当該反射鏡からの光と前記第1の反射部からの光とが、当該読取対象載置面において互いに重畳されることが好ましい。
また、このような構成の本発明の読取装置用線状光源装置においては、前記反射鏡は、前記導光体および前記読取対象載置面に対向する主反射面部と、当該主反射面部における当該導光体の長手方向の端部の外方に向かう光を当該主反射面部に向かって反射する補助反射面部とを備えていることが好ましい。
本発明の読取装置用線状光源装置においては、拡散反射部材の拡散反射面における発光素子に近接する端部に、発光素子対向部が設けられており、この発光素子対向部には、発光素子および/または凹状反射鏡からの光が入射される。そして、発光素子対向部に入射された光は、当該発光素子対向部によって近接する導光体の端面側に向かって反射されて導光体の内部に導入され、光出射面から出射する。この発光素子対向部からの光(反射光)は対向する発光素子側に傾斜した方向に指向性を有するものとなる。そのため、反射部からの光(反射光)による光成分が導光体の長手方向に略垂直な方向に指向性を有するものであっても、発光素子対向部からの光(反射光)により、当該発光素子対向部が対向する発光素子側に傾斜した方向に指向性を有する光成分が補足され、導光体の光出射面から出射される光の光出射方向が調整される。その結果、導光体の長手方向に大きく伸びる帯状の照射領域が形成されることから、導光体の長さと略同等または同等以上の有効発光長を得ることができる。
従って、本発明の読取装置用光源装置によれば、有効発光長が短くなるという弊害を伴うことなく導光体の長さを短くし、装置自体の小型化を図ることができる。そのため、長い有効発光長を有する小型の読取装置用線状光源装置を提供することができる。
本発明の読取装置用線状光源装置の一例における構成を示す説明用平面図である。 図1の本発明の読取装置用線状光源装置におけるA−A線断面を、当該読取装置用線状光源装置が読取装置に搭載された状態で示す説明用断面図である。 図1の本発明の読取装置用線状光源装置を構成する線状発光装置における長手方向の断面を示す説明用断面図である。 図3の線状発光装置におけるB−B線断面を、読取装置用線状光源装置が読取装置に搭載された状態で示す説明用断面図である。 図4のC−C線断面を示す説明用断面図である。 本発明の読取装置用線状光源装置の他の例における構成を示す説明用断面図である。 本発明の読取装置用線状光源装置の更に他の例における構成を示す説明用断面図である。 本発明の読取装置用線状光源装置のまた更に他の例における構成を示す説明用断面図である。 本発明の読取装置用線状光源装置のまた更に他の例における構成を示す説明用断面図である。 実験例1および比較用実験例1において得られた照度分布を示すグラフである。 従来の読取装置用線状光源装置の一例における構成を、当該読取装置用線状光源装置が読取装置に搭載された状態で示す説明用断面図である。 図11の読取装置用線状光源装置を構成する線状発光装置の長手方向の断面を示す説明用断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の読取装置用線状光源装置の一例における構成を示す説明用平面図であり、図2は、図1の本発明の読取装置用線状光源装置におけるA−A線断面を、当該読取装置用線状光源装置が読取装置に搭載された状態で示す説明用断面図である。また、図3は、図1の本発明の読取装置用線状光源装置を構成する線状発光装置における長手方向の断面を示す説明用断面図であり、図4は、図3の線状発光装置におけるB−B線断面を、読取装置用線状光源装置が読取装置に搭載された状態で示す説明用断面図である。更に、図5は、図4のC−C線断面を示す説明用断面図である。
読取装置用線状光源装置10は、線状発光装置11よりなる線状光源を備えてなるものである。この線状発光装置11は、透光性材料よりなる棒状の導光体20と、この導光体20の両方の端面21,21の各々と離間して対向するよう配置された発光素子12,12と、これらの発光素子12,12の各々を包囲するように配置された凹状反射鏡30,30とを備えている。また、読取装置用線状光源装置10には、線状発光装置11と共に長尺な板状反射鏡40が設けられている。この板状反射鏡40は、導光体20と離間して平行に並ぶように、すなわち導光体20の長手方向に沿って導光体20と離間して対向するように配置されている。
また、線状発光装置11には、導光体20を支持するための導光体支持台25が設けられている。この導光体支持台25は、長尺なものであり、導光体20と同方向に伸びるように配設されている。この導光体支持台25により、導光体20が光出射面22が所定方向を向く状態で支持固定されている。
また、板状反射鏡40は、板状反射鏡支持台44により、板状反射面41が所定方向を向く状態で支持固定されている。この板状反射鏡支持台44は、長尺なものであり、導光体支持台25から離間して並ぶように配設されている。
この読取装置用線状光源装置10において、導光体支持台25と、板状反射鏡支持台44とは、共通の矩形平板状の基台15上に設けられている。
この図の例において、基台15上には、発光素子12,12に給電するための配線18,18が配置されている。また、発光素子12,12の各々から発生する熱を排熱するためのヒートシンク19,19が凹状反射鏡30,30を覆うように設けられている。
読取装置用線状光源装置10は、図2に示されているように、読取装置に搭載するに際しては、読取装置における読取対象載置台5の下方に位置される。この読取対象載置台5は、透光性を有するものであり、読取対象載置面5A上に、原稿2などの読取対象が載置される。そして、導光体20が読取対象載置面5Aに平行な平面に沿って主走査方向に伸び、また導光体20と板状反射鏡40との間の略中央に読取対象載置面5Aと垂直な対象体読取軸Yが位置されるように対象体読取軸Yに対して略線対称に配置される。
ここに、本明細書中において、「副走査方向」とは、読取装置用線状光源装置10を読取対象載置面5Aに対して平行かつ導光体20の長手方向に垂直な方向に相対的に移動させるときの移動方向を意味し、「主走査方向」とは、副走査方向と垂直な方向であって読取対象載置面5Aに対して平行な方向を意味する。
基台15は、例えばアルミニウムや鉄などの金属材料よりなり、導光体支持台25と板状反射鏡支持台44との間の位置に原稿2からの原稿反射光を透過させる矩形状のスリット15Aが形成されたロ字状の平板体である。基台15において、スリット15Aは、導光体20および板状反射鏡40と同方向に伸びるように形成されている。
このように基台15にスリット15Aが形成されていることにより、原稿2からの原稿反射光が、例えば原稿読取装置用光照射装置10の下方に配置されたCCD(図示省略)に受光される。
2つの発光素子12,12は、各々、図3および図5に示されているように、例えば青色LED素子12Aを備え、この青色LED素子12Aが黄色蛍光体を含有する封止体12Bによって封止されてなるものである。この発光素子12は、青色LED素子12Aから放射される青色光を黄色蛍光体によって変換することにより、白色光を放射する。
この図の例において、発光素子12は、青色LED素子12Aが半球状の封止体12Bによって封止されてなるものであり、基板13の一面13A上に実装されている。また、基板13の他面13Bは、その全面がヒートシンク19に接触した状態とされている。
導光体20は、略円柱状の棒状体であり、外周面における読取対象載置台5および板状反射鏡40を臨む領域に、光出射面22が長手方向に沿って形成されている。
また、導光体20には、光出射面22に対向する外周面における互いに離間した位置に、第1の反射部23Aおよび第2の反射部23B(以下、これらをまとめて「導光体反射部」ともいう。)が、両方の端面21,21に直交し、これらの両方の端面21,21の間の領域において、長手方向に沿って形成されている。第1の反射部23Aは、光出射面22を介して読取対象載置台5と対向するよう形成されており、また第2の反射部23Bは、光出射面22を介して板状反射鏡40と対向するよう形成されている。
また、光出射面22においては、第1の反射部23Aに対向する領域に、第1の光出射部22Aが形成されており、また第2の反射部23Bに対向する領域には、第2の光出射部22Bが形成されている。
この図の例において、導光体20には、外周面における導光体反射部が形成されていない領域に、その外周面から突出し、長手方向に伸びる位置決め用凸部(図示省略)が形成されている。
導光体20において、導光体反射部(第1の反射部23Aおよび第2の反射部23B)には、各々、表面に微小プリズム群が形成されている。この微小プリズム群は、図3および図5に示されているように、複数の溝状凹部24が導光体20の長手方向に並列に形成されなるものである。
この図の例において、溝状凹部24は、導光体20の径方向に伸び、導光体20の長手方向の断面がV字状のものである。また、複数の溝状凹部24は、互いに隣接する溝状凹部24が離間した状態で形成されている。
また、導光体20を構成する透光性材料としては、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シクロオレフィンコポリマー(COC)、シクロオレフィンポリマー(COP)などの透光性樹脂が用いられる。
導光体支持台25は、長手方向の長さが導光体20の長さ(全長)と同等のものであり、導光体20の支持台として機能すると共に、拡散反射部材として機能するものである。
具体的に説明すると、導光体支持台25には、導光体20の外周面における光出射面22以外の領域に対向して導光体20の長手方向に伸びる導光体対向面27を有する導光体支持部が形成されている。この導光体対向面27は、長手方向の長さが導光体20の長さと同等であって、導光体20の長手方向に沿って導光体反射部(第1の反射部23Aおよび第2の反射部23B)に対向している。そして、導光体対向面27は、拡散反射面とされている。
この図1〜図5の例において、導光体支持台25は、略台形柱状の外観形状を有しており、4つの側面のうちの1つの側面に、長手方向に伸びる溝26よりなる導光体支持部が形成されたものである。この導光体支持部を構成する溝26は、長手方向に垂直な方向の断面形状が略半円状であり、この溝26の内壁面によって導光体対向面27が形成されている。また、導光体対向面27は、導光体20の外周面における光出射面22以外の領域に僅かな空隙を介して対向している。
また、導光体対向面27には、導光体20における導光体反射部に対向する領域以外の領域に、導光体対向面27から突出し、長手方向に伸びる位置決め用凹部(図示省略)が形成されている。この位置決め用凹部は、導光体20における位置決め用凸部に適合する形状を有している。そして、その導光体支持台25の位置決め用凹部に、導光体20の位置決め用凸部が嵌合されることより、導光体20は、所定の状態、すなわち外周面における光出射面22以外の領域が、導光体支持台25の導光体対向面27と僅かな間隙を介して対向した状態で固定されている。
そして、導光体支持台25において、導光体対向面27には、導光体反射部と対向する領域における発光素子12,12に近接する端部に、各々、この近接する発光素子12に対向する発光素子対向部28が設けられている。
この図の例において、発光素子対向部28,28は、発光素子12,12に近接する端部において、図4に示されているように、第1の反射部23A、導光体20の外周面における第1の反射部23Aと第2の反射部23Bとの間の領域、および第2の反射部23Bに対向する領域にわたって形成されている。
2つの発光素子対向部28,28は、各々、発光素子12および/または凹状反射鏡30からの光が入射され、しかもその発光素子対向部28に入射した光を、近接する導光体の端面21側に向かって反射して導光体20の内部に導入させることができるよう、外向きとされている。
具体的に、発光素子対向部28は、導光体対向面27の長手方向において内側から外側に向かって当該導光体対向面27における長手方向端縁の外方を臨むように傾斜することにより、外向きとされている。
この図の例において、発光素子対向部28,28は、各々、導光体対向面27の長手方向において内側から外側に向かって導光体20から離間する方向に傾斜する平滑なテーパー面よりなる。
また、発光素子対向部28は、発光素子12および/または凹状反射鏡30からの光を導光体20を直接入射させることができるよう、発光素子12と対向すると共に、導光体20における導光体反射部と離間して対向するように配設されている。
この図の例において、発光素子対向部28,28においては、各々、導光体対向面27の長手方向において内側から外側に向かうに従って、発光素子対向部28を構成するテーパー面と導光体20との離間距離が次第に大きくなっている。
また、発光素子対向部28,28と導光体20との離間距離は、最大離間距離が0.6mmであって、最小離間距離が0.2mmである。なお、導光体対向面27における発光素子対向部28,28以外の領域と導光体20との離間距離は一様に0.2mmである。
発光素子対向部28の導光体20の長手方向の長さは、読取装置用線状光源装置10に必要とされる有効発光長および導光体20の長さなどに応じ、導光体20の端面21と発光素子12との離間距離、導光体20の断面形状(長手方向に垂直な方向の断面形状)および凹状反射鏡30の形状(具体的には、例えば凹状反射面34の形状)などを勘案して適宜に定められる。
この図の例において、導光体対向面27の長手方向の長さは320mmである。また、発光素子対向部28,28は、各々、導光体対向面27における長手方向端縁からの距離が10mmの領域にわたって形成されている。
導光体支持台25の構成材料としては、例えばポリカーボネート樹脂などを白化させた白色樹脂が用いられる。
2つの凹状反射鏡30,30は、各々、筒状の基体32の内周面に凹状反射面34が形成されており、基体32の一方の開口によって光投射口31が形成されたものである。
凹状反射鏡30は、発光素子12を包囲するよう、発光素子12と共に導光体20の一端面21と発光素子12との間の空間(以下、「反射鏡内空間」ともいう。)を取り囲み、また光投射口31が導光体20の端面21および発光素子対向部28を臨むように設けられている。
具体的には、凹状反射鏡30においては、光投射口31(基体32の一方の開口)が、導光体20の端面21および発光素子対向部28を臨み、反射鏡内空間が、導光体反射部と発光素子対向部28との間の間隙に連通した状態とされている。また、基体32の他方の開口は、一方の開口の開口径以下であり、かつ発光素子12よりも大径であって発光素子12が実装された基板13の一面13Aによって閉塞することができる開口径を有している。
これにより、凹状反射鏡30は、発光素子12からの光を効率よく集光して、導光体20に導くことができ、また発光素子対向部28に、発光素子12および/または凹状反射鏡30からの光を入射させることができる。
この図の例において、凹状反射鏡30は、外観形状が円柱状であり、略円錐台状の貫通孔が形成されてなる略円筒状の基体32を有しており、基体32における略円形状の大径の一方の開口によって光投射口31が構成されている。また、基体32における円形状の小径の他方の開口は、発光素子12が実装された基板13の一面13Aによって閉塞されている。そして、基体32の一方の開口(光投射口31)は、導光体20の端面21および発光素子対向部28を臨む状態とされている。また、基体32の一方の開口を形成する端面32Aにより、導光体20の端面21の周縁と導光体対向面27の長手方向端縁における発光素子対向部28以外の領域との間の空隙が閉塞した状態とされている。以って、凹状反射鏡30において、光投射口31の開口縁31Aは、導光体20の端面21の周縁と発光素子対向部28とが対向する領域においては、導光体20の端面21の周縁の外方に位置、すなわち導光体20の端面21と離間して位置している。また、それ以外の領域においては、導光体20の端面21の周縁の内方に位置、すなわち導光体20の端面21における周縁部に位置にしている。この光投射口31の開口縁31Aにおいて、導光体20の端面21の周縁の外方に位置する部分は、導光体対向面27の長手方向端縁(発光素子対向部28にかかる長手方向端縁)に接合している。
基体32の構成材料としては、例えば、アルミニウムなどの金属材料、ステンレスなどの合金材料が用いられる。基体32の構成材料として金属材料または合金材料を用いた場合には、基体32の内周面を鏡面加工することによって凹状反射面34を形成することができる。
また、基体32の構成材料としては、例えばポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などを白化させた白色樹脂を用いることもできる。
板状反射鏡40は、導光体20および読取対象載置面5Aに対向する板状反射面41よりなる主反射面部を有するものであり、この板状反射面41は、導光体20における第2の光出射部22Bを介して第2の反射部23Bと対向している。
また、板状反射面41は、長尺な矩形状の形状を有しており、長手方向の長さは、導光体20の長さ以上とされる。
この図の例において、板状反射鏡40は、板状反射鏡支持台44により、読取装置における読取対象載置面5Aに対する傾斜角度が60°となる状態で固定されている。
また、板状反射板41は、長手方向の長さが導光体20の長さよりも僅かに長いものである。
また、板状反射鏡40は、主反射面部における導光体20の長手方向の端部、すなわち板状反射面41の長手方向端部の外方に向かう光を、当該主反射面部に向かって反射する補助反射面部を備えている。
具体的に、補助反射面部は、図5に示されているように、第2の光出射部22Bから出射される光のうちの、板状反射面41の長手方向端部より外方に向かう光(図5における光路L4に係る光)を、板状反射面41に向かって反射することができるものである。
この補助反射部は、主反射面部を構成する板状反射面41の長手方向端部の各々において、板状反射面41と直交し、導光体20に向かう方向に伸びるよう配設された板状反射面43,43よりなる。この2つの板状反射面43,43は、互いに対向して平行に配置されている。
この図の例において、補助反射部を構成する板状反射面43,43は、長尺な平行四辺形状の形状を有しており、長手方向端部43A,43Aが凹状反射鏡30に近接している。そして、板状反射面43,43は、導光体20と板状反射面41との間の空間を包囲するように配設されている。
板状反射鏡支持台44の構成材料としては、アルミニウムなどの金属材料、ポリカーボネート樹脂などの樹脂が用いられる。
この図の例において、板状反射鏡支持台44の長手方向の長さは、板状反射鏡40の板状反射面41の長手方向の長さと同等である。
このような読取装置用線状光源装置10においては、発光素子12,12からの光は、各々、導光体20における対向する端面21に、直接的に入射すると共に、凹状反射鏡30によって反射されて導かれ入射する。この導光体20の端面21,21に入射した光は、導光体20によって長手方向に導かれると共に、第1の反射部23Aおよび第2の反射部23Bの各々に入射され、その大部分が第1の反射部23Aまたは第2の反射部23Bによって反射され、その反射光が導光体20の光出射面22から出射される(図3および図4における光路L1および光路L2参照)。一方、導光体反射部に入射された光の一部、すなわち第1の反射部23Aまたは第2の反射部23Bにおいて導光体20を透過した光は、導光体支持台25における導光体対向面27(拡散反射面)によって反射され、その反射光が導光体20の内部に導入される。そして、導光体対向面27によって再び導光体20の内部に戻された光は、第1の反射部23Aおよび第2の反射部23Bによって反射された光と共に、導光体20の光出射面22から出射される(図3における光路L3参照)。
而して、読取装置用線状光源装置10においては、導光体対向面27に発光素子対向部28,28が設けられており、この発光素子対向部28,28には、各々、発光素子12および/または凹状反射鏡30からの光が直接入射される。そして、発光素子対向部28に入射された光は、その発光素子対向部28によって近接する導光体20の端面21側に向かって反射され、その反射光(光路L4に係る光)は導光体20の内部に導入されて光出射面22から出射する。この発光素子対向部28の反射光は対向する発光素子12側に傾斜した方向に指向性を有するものとなる。そのため、導光体反射部の反射光による光成分が導光体20の長手方向に略垂直な方向に指向性を有するものであっても、発光素子対向部28,28の反射光により、この発光素子対向部28,28が対向する発光素子12,12側に傾斜した方向に指向性を有する光成分が補足され、導光体20の光出射面22から出射される光の光出射方向が調整される。その結果、導光体20の長手方向に大きく伸びる帯状の照射領域が形成される。そして、読取対象載置面5Aにおいて、導光体20の長手方向中央部に対応する領域には、その導光体20の長手方向中央部からの光と共に、導光体20における当該長手方向中央部の長手方向両側の近傍からの光が照射され、よってこれらの光が重畳する。そして、導光体20の長手方向端部に対応する領域においては、各々、その導光体20の長手方向端部からの光と共に、導光体20における当該長手方向端部の長手方向片側の近傍からの光、および発光素子対向部28からの光が照射され、よってこれらの光が重畳する。このようにして、導光体20の長手方向端部に対応する領域に、導光体20の長手方向中央部と略同等の光量が得られることから、導光体20の長さと略同等または同等以上の有効発光長を得ることができる。
従って、読取装置用線状光源装置10によれば、有効発光長が短くなるという弊害を伴うことなく導光体20の長さを短くし、装置自体の小型化を図ることができる。
また、読取装置用線状光源装置10は、板状反射鏡40が設けられていると共に、導光体20に第2の反射部23Bおよび第2の光出射部22Bが形成されている。そのため、導光体20の光出射面22から出射された光のうち、第1の反射部23Aの反射光(光路L1に係る直接光)を含む第1の光出射部22Aから出射された光は、読取対象載置台5上に載置された原稿2の読取対象面、すなわち一面(図2における下面)に照射される。また、第2の反射部23Bの反射光を含む第2の光出射部22Bから出射された光は、板状反射鏡40によって反射され、この反射光(光路L2に係る間接光)が読取対象載置台5上に載置された原稿2の一面に照射される。従って、原稿2の一面においては、第1の光出射部22Aからの光によって直接光照明領域が形成されると共に、板状反射鏡40からの反射光によって間接光照明領域が形成される。そして、直接光照明領域および間接光照明領域の各々の一部が互いに重畳することによって、主走査方向に伸びる帯状の照明領域が形成される。このように読取対象である原稿2に対して2方向からの光が照射されるため、読取対象が平面的なものではなく立体的なものであっても正しく文字・画像情報を読み取ることができる。
また、読取装置用線状光源装置10は、板状反射鏡40が補助反射面部を備えてなるものであることから、発光素子対向部28,28の反射光が、第2の光出射部22Bから出射され、板状反射面41の長手方向端部より外方に向かう光(図5における光路L4に係る光)を含むものであっても、その光を板状反射面41に入射させることができる。そのため、発光素子12,12からの光を有効利用することができる。
本発明においては、上記の実施の形態に限定されず、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、線状発光装置は、発光素子対向部に対して発光素子および/または凹状反射鏡からの光が直接入射される構成のものでなくてもよく、導光体を透過した光が入射される構成のものであってもよい。
また、発光素子対向部は、発光素子および/または凹状反射鏡からの光が入射され、その発光素子対向部に入射した光を、近接する導光体の端面側に向かって反射して導光体の内部に導入させることができればよく、その構成が図3〜図5に係る構成に限定されるものではない。具体的には、発光素子対向部は、例えば図6〜図9に示す構成を有するものであってもよい。図6の発光素子対向部28は、内側から外側に向かって導光体20から離間する方向に傾斜する凹凸面よりなるものである。また、図7および図8の発光素子対向部28は、内側から外側に向かって導光体20から離間する方向に傾斜する階段状のものであり、図9の発光素子対向部28は、鋸歯状のものである。この図6〜図8に示す線状発光装置11は、発光素子対向部28の構成が異なると共に、凹状反射鏡30において凹状反射面34の形状が異なること以外は、図1〜図5に係る線状発光装置11と同様の構成を有するものである。また、図9に示す線状発光装置11は、発光素子対向部28の構成が異なると共に、凹状反射鏡30において凹状反射面34の形状が異なる。また、発光素子対向部28は、発光素子12および/または凹状反射鏡30からの光が直接入射されると共に導光体20を透過した光が入射される構造を有している。そして、これらの構成以外は、図1〜図5に係る線状発光装置11と同様の構成を有するものである。
また、板状反射鏡は、補助反射面部を備えていないものであってもよい。
また、読取装置用線状光源装置は、板状反射鏡を備えていないものであってもよい。
以下、本発明の作用効果を確認するために行った実験例について説明する。
〔実験例1〕
図1〜図5の構成に従って、線状発光装置(11)と板状反射鏡(40)と備えた読取装置用線状光源装置(以下、「実験用線状光源装置(1)」ともいう。)を作製した。そして、作製した実験用線状光源装置(1)を、ガラスよりなる厚み3mmの矩形状の平板よりなる読取対象載置台(5)の下方に配置した。
実験用線状光源装置(1)において、線状発光装置(11)を構成する導光体(20)は、アクリル樹脂よりなり、全長が320mm、直径が5mmの略円柱状のものである。
また、導光体支持台(25)は、ポリカーボネート樹脂を白化させた白色樹脂よりなり、導光体対向面(27)の長手方向の長さが320mmのものである。この導光体対向面(27)において、発光素子対向部(28)は、内側から外側に向かって導光体(20)から離間する方向に傾斜する平滑なテーパー面よりなり、導光体対向面(27)における長手方向端縁からの距離が10mmの領域にわたって形成されている。また、発光素子対向部(28)と導光体(20)との離間距離は、最大離間距離が0.6mmであって、最小離間距離が0.2mmであり、また導光体対向面(27)における発光素子対向部(28)以外の領域と導光体(20)との離間距離は一様に0.2mmである。
凹状反射鏡(30)は、略円錐台状の凹状反射面(34)を有しており、光投射口(31)に係る基体(32)の略円形状の一方の開口の最大開口径が6.2mmであって、最小開口径が4.8mmである。また、基体(32)の円形状の他方の開口の開口径は3.3mmである。また、光投射口(31)を構成する一方の開口の端面(32A)の最大幅は1.6mmである。
この線状発光装置(11)は、水平方向(副走査方向)における導光体(20)の中心軸から対象体読取軸(Y)までの距離が6.2mmとなり、導光体(20)の中心軸から読取対象載置面(5A)までの垂直方向の距離が12mmとなるように配置されている。
板状反射鏡(40)は、縦横寸法が320mm×10mmの矩形状の板状反射面(41)よりなる主反射面部と、縦横寸法が11mm×10mmの平行四辺形状の板状反射面(43)よりなる補助反射面部とを有するものである。この板状反射鏡(40)は、水平方向(副走査方向)における導光体(20)の中心軸から板状反射面(41)までの距離が14.2mmとなる位置に配置されており、また板状反射鏡支持台(44)により、読取対象載置台(5)の読取対象載置面(5A)に対する傾斜角度が60°となる状態で固定されている。
実験用線状光源装置(1)により、読取対象載置台(5)の読取対象載置面(5A)における、導光体(20)の中心軸から垂直方向に12mm離間した位置に光を照射し、導光体(20)の長手方向における照度分布を測定した。結果を図10において実線で示す。この図10においては、導光体(20)の長手方向中央部に対応する領域の照度を基準(100%)としたときの照度の相対値の分布を、実験用線状光源装置(1)の照度分布として示した。
そして、図10の照度分布に基づいて、有効発光長(照度の相対値が80%以上である領域の長さ)を確認したところ、314mmであった。
〔比較用実験例1〕
図11および図12の構成に従って、線状発光装置(11)に代えて線状発光装置(61)が備えられており、また板状反射鏡(40)に代えて板状反射鏡(67)が備えられてなること以外は、実験例1に係る実験用線状光源装置(1)と同様の構成を有する読取装置用線状光源装置(以下、「比較実験用線状光源装置(1)」ともいう。)を作製した。
また、比較実験用線状光源装置(1)において、線状発光装置(61)は、導光体支持台(65)の拡散反射面(65A)に発光素子対向部(28)が形成されておらず、また凹状反射鏡(63)が導光体(20)の端面21より僅かに小径の直径3.3mmの円形状の光投射口(63A)を有しており、この光投射口(63A)が導光体(20)の端面(21)によって閉塞された状態とされていること以外は、実験用線状光源装置(1)の線状発光装置(11)と同様の構成を有するものである。
作製した比較実験用線状光源装置(1)について、実験例1と同様の手法によって導光体の長手方向における照度分布を測定した。結果を図10において破線で示す。この図10においては、導光体(20)の長手方向中央部に対応する領域の照度を基準(100%)としたときの照度の相対値の分布を、比較実験用線状光源装置(1)の照度分布として示した。
そして、図10の照度分布に基づいて、有効発光長(照度の相対値が80%以上である領域の長さ)を確認したところ、306mmであった。
以上の結果から、本発明に係る実験用線状光源装置(1)は、比較実験用線状光源装置(1)に比して、有効発光長が長いものとなり、その有効発光長が導光体の長さと略同等となることが明らかとなった。
従って、本発明に係る読取装置用線状光源装置によれば、導光体の長さと略同等の有効発光長が得られることが確認された。
2 原稿
5 読取対象載置台
5A 読取対象載置面
10 読取装置用線状光源装置
11 線状発光装置
12 発光素子
12A 青色LED素子
12B 封止体
13 基板
13A 一面
13B 他面
15 基台
15A スリット
18 配線
19 ヒートシンク
20 導光体
21 端面
22 光出射面
22A 第1の光出射部
22B 第2の光出射部
23A 第1の反射部
23B 第2の反射部
24 溝状凹部
25 導光体支持台
26 溝
27 導光体対向面
28 発光素子対向部
30 凹状反射鏡
31 光投射口
31A 開口縁
32 基体
32A 端面
34 凹状反射面
40 板状反射鏡
41 板状反射面
43 板状反射面
43A 長手方向端部
44 板状反射鏡支持台
61 線状発光装置
63 凹状反射鏡
63A 光投射口
64 凹状反射面
65 導光体支持台
65A 拡散反射面
67 板状反射鏡

Claims (4)

  1. 透光性材料よりなり、外周面において長手方向に沿って反射部が形成された棒状の導光体と、当該導光体の端面に対向して配置された発光素子と、当該発光素子を包囲するよう配置された凹状反射鏡と、当該導光体の長手方向に沿って当該反射部に対向するよう位置された拡散反射面を有する拡散反射部材とを備えた読取装置用線状光源装置において、
    前記拡散反射部材の拡散反射面には、前記発光素子に近接する端部に、当該発光素子に対向する発光素子対向部が設けられており、当該発光素子対向部に当該発光素子および/または前記凹状反射鏡からの光が入射され、この発光素子対向部に入射した光が近接する導光体の端面側に向かって反射されて導光体の内部に導入されることを特徴とする読取装置用線状光源装置。
  2. 前記凹状反射鏡は、光投射口が前記導光体の端面および前記発光素子対向部を臨むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の読取装置用線状光源装置。
  3. 前記導光体の長手方向に沿って当該導光体に対向する反射鏡が備えられており、
    前記導光体には、前記反射部として、長手方向に伸びる第1の反射部と第2の反射部とが互いに離間して設けられており、外周面における当該第1の反射部および第2の反射部に対向する領域に、それぞれ第1の光出射部および第2の光出射部が形成されており、
    前記第1の反射部からの光が前記第1の光出射部から読取対象が載置される読取対象載置面に向けて出射され、前記第2の反射部からの光が前記第2の光出射部から前記反射鏡に向けて出射され、当該反射鏡からの光と前記第1の反射部からの光とが、当該読取対象載置面において互いに重畳されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の読取装置用線状光源装置。
  4. 前記反射鏡は、前記導光体および前記読取対象載置面に対向する主反射面部と、当該主反射面部における当該導光体の長手方向の端部の外方に向かう光を当該主反射面部に向かって反射する補助反射面部とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の読取装置用線状光源装置。
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