JP2014232941A - 高周波信号用駆動回路、高周波信号用駆動回路の駆動方法及び高周波信号受信器 - Google Patents

高周波信号用駆動回路、高周波信号用駆動回路の駆動方法及び高周波信号受信器 Download PDF

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龍彦 丸山
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典朗 松野
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Tomoo Hirayama
知央 平山
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【課題】雑音レベルの低減を図ることが可能な高周波信号用駆動回路、高周波信号用駆動回路の駆動方法及び高周波信号受信器を提供する。【解決手段】高周波信号送受信器10は、信号レベルが変動する高周波信号を検波する検波回路14と、検波回路14の出力電圧に応じて、スペクトラム拡散されたクロック信号を生成する可変周波数発振回路150と、可変周波数発振回路150により生成されたクロック信号を利用してバイアス信号を生成するスイッチ制御バイアス回路16と、高周波信号を、バイアス信号を使用して処理する高周波信号送受信回路12とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、チャージポンプやスイッチング電源等で用いられるクロック信号を生成する高周波信号用駆動回路、高周波信号用駆動回路の駆動方法及び高周波信号受信器に関する。
従来、高周波スイッチICの評価にて、スプリアスが問題になることがある。図23は、高周波スイッチICを示す図である。高周波スイッチIC(以下、高周波信号送受信器という。)300は、携帯電話をはじめとした無線機器に用いられて、アンテナと送受信ICの間の接続状態を高周波スイッチICに与えられるポート選択信号によって制御する回路である。
図23に示すように、高周波信号送受信器300は、大きく分けるとスイッチ駆動信号生成回路315とスイッチ回路316とから構成される。この高周波信号送受信器300は、第1ポート367又は第2ポート368から入力される高周波信号をアンテナポート366から出力する、あるいはアンテナポート366から入力される高周波信号第1ポート367又は第2ポート368から出力する。
スイッチ駆動信号生成回路315は、バイアス信号を生成する回路であり、発振器360、チャージポンプ361、及びデコーダバッファ362からで構成される。発振器360はチャージポンプ361へ供給するクロック信号を生成する。チャージポンプ361はそのクロック信号を受けて動作し、電圧を生成してデコーダバッファ362からスイッチ回路316へチャージポンプ出力1及びチャージポンプ出力2を供給する。なお、チャージポンプ361からの出力は1つ以上であればよい。デコーダバッファ362はポート選択信号端子365から入力されるポート選択信号によって、バイアス出力1及びバイアス出力2の電圧値を変化させる。スイッチ駆動信号生成回路315のバイアス出力1及びバイアス出力2は、それぞれスイッチ回路316のバイアス信号1及びバイアス信号2と接続される。
例えば、チャージポンプ361によって、+2.5Vと−2.5Vを生成し、高周波スイッチ363をON、高周波スイッチ364をOFFとしたい場合は、ポート選択信号によりバイアス出力1に+2.5V、バイアス出力2に−2.5Vを出力する。高周波スイッチをNMOSで構成した場合、このバイアス出力により、第1ポート367の高周波スイッチ363の導電率は高く、第2ポート368の高周波スイッチ364の導電率は低くなる。その結果、アンテナポート366から第1ポート367へは効率よく電力が伝えられ、第2ポート368へは電力が遮断される。
図24は、従来のスイッチ駆動信号生成回路の構成を示すブロック図である(特許文献1のFig.3参照)。図24に示すように、従来のスイッチ駆動信号生成回路400は、発振器401、デルタシグマ変調回路402、クロックドライバ403、及びチャージポンプ404により構成される。
発振器401はクロック信号を出力し、このクロック信号はデルタシグマ変調回路402へ入力される。デルタシグマ変調回路402は、擬似乱数発生回路411と積分回路412とにより構成される。擬似乱数発生回路411はクロック信号が入力されること乱数を生成する。積分回路412は乱数信号が入力されると積分回路412の定数を変化させる。すなわち、デルタシグマ変調回路はクロックごとに異なる周期の信号を出力することになる。したがって、デルタシグマ変調回路から出力される変調後クロック信号は変調されている。変調後クロック信号はバッファ回路であるクロックドライバ403へ入力され、チャージポンプ404の段数や位相形式に合わせた信号(クロック信号1又はクロック信号2)を出力する。
図25は、擬似乱数回路の一例を示す図である。図25に示す擬似乱数回路500は線形帰還シフトレジスタと呼ばれるものである。CLK端子にクロック信号を入力することで、Rand[0]、Rand[1]、Rand[2]、Rand[3]、Rand[4]端子から擬似乱数パターンを出力する。XOR回路511、OR回路512、6つのDフリップフロップ501〜506、及び6入力のAND回路513により構成される。全てのDフリップフロップ501〜506の出力Qが0となったときにAND回路512からHigh信号を出力する。この機能により、Dフリップフロップ501〜506の初期状態によらず、擬似乱数パターンを生成することが可能である。
米国特許公開公報US2012/0049903 A1
しかしながら、図23に示す高周波信号送受信器300においては、チャージポンプ361は、周期的に容量の充放電を行う動作を実行する回路である。クロック信号と同期した電流が瞬時に流れるという動作を行うため、クロック信号とその高調波成分のスペクトラム成分を有するノイズを放出する。図26(a)にスイッチ制御バイアス回路のバイアス出力1、2から放出される線スペクトラムであるスプリアス成分とアンテナポートから入力する高周波信号(所望波)の電力と周波数の関係を示している。線スペクトラム成分を有する雑音は、バイアス出力1、2とバイアス信号1、2の配線や回路をMOSで構成する場合はその基板や基板周囲の空気などの誘電体を媒介としてスイッチ回路316へ伝達される。
図26(b)はアンテナポート366から入力された信号(図26(a)の所望波)をポート1で観測した結果の例である。スイッチがNMOSで構成される場合、ゲートへ雑音が重畳されるとNMOSの導電率がその雑音により変動する。そのため、図26(b)に示すように、アンテナポートから入力される信号は、雑音成分とミキシングを起こす。また、そのミキシングしたチャージポンプのスプリアスと高周波信号のミキシング信号は、アンテナポートに入出力される電力に応じて大きくなる。そのため、20dBm以上の電力を扱う必要があり、低雑音が要求されるような高周波スイッチでは、図26(b)に示すように、所望のスペクトラムマスク(例えばUWB通信等における周波数帯ごとの送信電力の上限値を示す)を満たさなくなる可能性がある。
従来、電源回路部とスイッチ回路部とのアイソレーションをとり、スイッチ回路部への雑音成分の重畳量を減らすことで雑音対策としていた。例えば、レイアウト上で各回路部の距離を大きくしたり、電源・グラウンド配線により雑音を発生する回路ブロックや配線をシールドしたりする対策がある。しかし、このような対策は、チップ面積が増大するという欠点を有する。
また、特許文献1のようなデルタシグマ変調を利用したスイッチ駆動信号生成回路の場合、クロック信号が変調されるため、図27(a)に示すように、チャージポンプの出力のスプリアス(目的外の電波)はピーク値が低減されることが予測される。したがって、変調クロック信号により発生スプリアス信号は、外部から入力される高周波信号とのミキシングを受けたとしても、クロック信号の変調前よりもチャージポンプのスプリアスとRF信号のミキシング信号は、図27(b)に示すように、図26(b)に示すレベルよりも低いピークスペクトラムとなることが推定される。
しかしながら、このようにデルタシグマ変調を利用する場合、擬似乱数回路と積分回路が必要になり回路規模が大きくなり、さらに、擬似乱数信号生成回路へ入力されるクロック信号は変調されないため線スペクトラム成分を有するノイズ成分が依然存在するという問題点がある。
本発明に係る高周波信号用駆動回路は、信号振幅(又は信号電力)が変動する高周波信号を検波する検波回路と、前記検波回路の出力電圧に応じて、スペクトラム拡散されたクロック信号を駆動信号として生成するクロック生成回路と、を有するものである。
本発明に係る高周波信号用駆動回路の駆動方法は、信号レベルが変動する高周波信号を検波し、前記検波出力に応じて、スペクトラム拡散されたクロック信号を駆動信号として生成する、ものである。
本発明に係る高周波信号受信器は、信号レベルが変動する高周波信号を検波する検波回路と、前記検波回路の出力電圧に応じて、スペクトラム拡散されたクロック信号を生成するクロック生成回路と、前記クロック生成回路により生成されたクロック信号を利用してバイアス信号を生成するバイアス信号生成回路と、前記高周波信号を、前記バイアス信号を使用して処理する高周波受信回路とを有する、ものである。
本発明によれば、雑音レベルの低減を図ることが可能な高周波信号用駆動回路、高周波信号用駆動回路の駆動方法及び高周波信号受信器を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるスペクトラム拡散クロック信号生成回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかるスペクトラム拡散クロック信号生成回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2におけるスイッチ制御バイアス回路の詳細を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における高周波信号送受信回路一例として高周波スイッチ回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における高周波スイッチ回路の詳細を示すブロック図である。 ダイオード検波を使用する検波回路の一例を示す図である。 検波回路の他の回路構成を示す図である。 本発明の実施の形態2における可変周波数発振回路の一構成例を示す図である。 可変周波数発振回路における遅延セルの一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態2における可変周波数発振回路の他の構成を示す図である。 (a)及び(b)本発明の実施の形態2における可変周波数発振回路の更に他の構成を示す図である。 図9(b)に示す遅延セルの一例を示す図である。 振幅変調された高周波信号の時間及び電力の関係を示す図である。 検波回路の入力信号電力及び出力電圧の関係を示す図である。 検波回路の信号波形を示す図である。 可変周波数発振回路の入力電圧及び発振周波数の関係の一例を示す図である。 クロック信号の周波数の時間変化を示す図である。 (a)及び(b)は、それぞれ従来例及び本発明の実施の形態2におけるスプリアスの大きさを説明するための模式図である。 本発明の実施の形態3にかかる高周波信号送受信器を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4にかかる高周波信号送受信器を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における自動利得調整回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5にかかる高周波信号送受信器10cを示すブロック図である。 本発明の実施の形態5における高周波信号送受信器10cに含まれるパワーアンプを示す図である。 スイッチング電源を示す一回路構成であって、入力電圧よりも低い電圧を出力するBuck Converterの概略図を示すブロック図である。 (a)は、スイッチング電源217の動作を説明する図であり、(b)は、インダクタ電流及び時間の関係を示す図、(c)は、インダクタ電圧及び時間の関係を示す図である。 従来の高周波スイッチICを示す図である。 従来のスイッチ駆動信号生成回路の構成を示すブロック図である 従来の擬似乱数回路の一例を示す図である。 従来の高周波信号送受信器におけるクロック信号とその高調波成分のスペクトラム成分を説明する図である。 デルタシグマ変調により変調したクロック信号とその高調波成分のスペクトラム成分を説明する図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、特に大振幅の高周波信号を受送信する回路で、低雑音が求められる回路に好適に使用される高周波信号用駆動回路に適用したものである。
上述したように、クロック信号で駆動されるスイッチング電源やチャージポンプ等は、低雑音が要求される回路においてノイズの原因となりうる。そこで、本実施の形態においては、入出力信号の振幅変調情報を基に、クロック信号のスペクトラム拡散を行うことで雑音の低減を図る。クロック信号のスペクトラム拡散を行うために必要な回路は、検波回路及び可変周波数発振回路であり、比較的回路規模を小さくすることができる。また、スペクトラム拡散されないクロック信号が擬似乱数信号回路へ入力されないため、より低雑音化を図ることができる。以下、本発明の実施の形態についてより詳細に説明する。
本発明の実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1にかかる駆動信号生成回路を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる高周波信号用の駆動信号生成回路13は、検波回路14及びクロック生成回路15を有し、後段のスイッチ回路の駆動信号等に使用することができるクロック信号を生成する、高周波信号用駆動回路である。検波回路14は、信号レベルが変動する高周波信号を検波する。クロック生成回路15は、検波回路14の出力電圧に応じてスペクトラム拡散されたクロック信号、すなわち周波数が検波回路14から出力される電圧に応じて変化する可変周波数のクロック信号を生成する可変周波数発振回路である。
例えば、高周波信号用駆動回路13から出力されるクロック信号でチャージポンプを駆動し、ポートを選択するスイッチ回路のスイッチングを制御する制御信号を生成することができる。当該高周波信号用駆動回路13により生成された可変周波数のクロック信号をチャージポンプ回路やスイッチング電源に使用しても、クロック信号がスペクトラム拡散されているため、雑音を低減することができる。
本発明の実施の形態2
図2は、本発明の実施の形態2にかかる高周波信号送受信器を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態にかかる高周波信号送受信器10は、高周波信号を送受信するアンテナ11、高周波信号送受信回路12、駆動信号生成回路130、及びバイアス信号生成回路としてのスイッチ制御バイアス回路16を有する。高周波信号送受信器10は、アンテナから受信した信号を他の機器のために、増幅したり、周波数変換したり、またアナログデジタル変換したりする機能を有する。例えば、ローノイズアンプ、パワーアンプ、又は高周波スイッチ等、高周波信号を取り扱う回路とすることができる。その他、大振幅の高周波信号を受送信する回路を混載し、低雑音が求められる回路に好適である。
高周波信号送受信回路12は、スイッチ制御バイアス回路16からバイアス信号が入力される。バイアス信号は、増幅器の電圧源若しくは電流源、利得調整用の制御バイアス信号、又は高周波スイッチのゲート制御信号等として利用することができる。
駆動信号生成回路130は、検波回路14及び可変周波数発振回路150を有する。検波回路14は、アンテナ11と接続されて、アンテナ11が受信した信号レベルが変動する高周波信号を検波する回路であり、高周波信号の信号強度に応じた信号を出力する。その検波回路出力は、可変周波数発振回路150の入力へ接続される。可変周波数発振回路150は、検波回路14の出力電圧に応じてスペクトラム拡散されたクロック信号、すなわち周波数が検波回路14から出力される電圧に応じて変化する可変周波数のクロック信号を生成するクロック生成回路である。
ここで、駆動信号生成回路130は、クロック信号を生成するが、このクロック信号は、スイッチ制御バイアス回路16に含まれるチャージポンプを動作させる信号である。すなわち、駆動信号生成回路130は、チャージポンプを駆動する信号を生成する高周波信号用駆動回路にも相当する。
図3Aは、本実施の形態におけるスイッチ制御バイアス回路の詳細を示すブロック図である。図3Aに示すように、スイッチ制御バイアス回路16は、チャージポンプ261、
デコード回路(デコーダバッファ)262を有する。駆動信号生成回路130で生成されたクロック信号はチャージポンプ261へ供給される。チャージポンプ261はそのクロック信号を受けて動作し、電圧を生成してデコーダバッファ262により高周波信号送受信回路12へバイアス電圧(バイアス信号1およびバイアス信号2)を供給する。
高周波信号送受信回路12がスイッチ回路である場合は、このバイアス電圧はスイッチのオンオフを制御するスイッチの駆動信号となるものであり、よって、駆動信号生成回路130及びチャージポンプ261は、高周波信号用駆動回路を構成する。チャージポンプ261からの出力は1つ以上とする。デコーダバッファ262は、ポート選択信号端子265から入力されるポート選択信号によって、高周波信号送受信回路12へ与えるバイアス電圧(バイアス信号1及びバイアス信号2)の出力先、つまり図3Bにおいては、バイアス信号端子263及び264にバイアス電圧を出力する。バイアス信号1及びバイアス信号2はそれぞれバイアス信号端子263、264を介して高周波信号送受信回路12へ出力される。
また、図3Bは図2に示す高周波信号送受信回路12の一例として高周波スイッチ回路を示す図である。また、図3Cは、高周波スイッチ部の詳細を示す一例である。高周波信号送受信回路12は、高周波スイッチ部221、アンテナポート222、バイアス信号端子223、224、第1ポート225、及び第2ポート226を有し、アンテナ11と接続されるアンテナポート222を介して高周波信号を入力又は出力する。また、バイアス信号端子223、バイアス信号端子224からバイアス信号1、バイアス信号2が供給されてポートが選択され、第1ポート225又は第2ポート226からの信号をアンテナポート222から出力し、又はアンテナポート222からの信号を第1ポート225又は第2ポート226から出力する。
この図3Bに示す高周波スイッチ部221の内部回路は、図3Cに示すように高周波(RF)スイッチ(1)227及び高周波スイッチ(2)228から構成することができる。高周波スイッチ227、228からなる高周波スイッチ部221は、1つ以上の高周波スイッチにより構成され、バイアス信号端子223、224を介して入力されるバイアス信号1、2により高周波スイッチ227、228の導電率が変化する。そのため、バイアス信号1、2の電圧値により、アンテナポート222からの信号をいずれのポート1、2から出力するかの信号経路を選択することができる。
なお、図3B及び図3Cに示す例では、バイアス信号及びポート数を2つとして説明したが、2つに限らず、バイアス信号及びポート数は1つ以上であればよいし、両者が異なる数であってもよい。また、アンテナの数も同様に複数あってもよい。
ところで、チャージポンプ261は周期的に容量の充放電を行う動作を実行する回路である。クロック信号と同期した電流が瞬時に流れるという動作を行うため、クロック信号とその高調波成分のスペクトラム成分を有するノイズを放出する。スペクトラム成分を有する雑音は配線やチップの基板などを通して、高周波スイッチ回路部へ伝達される。高周波スイッチ263、264のゲートを駆動する駆動信号(出力1、出力2)へ雑音が重畳されるとNMOSの導電率がその雑音により変動する。そのため、アンテナポートから入力される信号は、雑音成分とミキシングを起してしまい、この結果、所望のスペクトラムマスク(UWB通信における周波数帯ごとの送信電力の上限値を示す)を満たさなくなる可能があった。
これに対し、本実施の形態にかかる高周波信号送受信器10においては、駆動信号生成回路130により生成されるクロック信号が受信する高周波信号の信号レベルに応じて周波数が変動する、スペクトラム拡散されたクロック信号である。このため、これを使用してチャージポンプ261を駆動するスイッチ制御バイアス回路16において、チャージポンプ駆動の際に生じる雑音もスペクトラム拡散されることとなり、この結果、その雑音レベルを低減することができる。
以下、本実施の形態における駆動信号生成回路130の構成について詳細に説明する。図4は、ダイオード検波を使用する検波回路の一例を示す図である。図4に示す検波回路140は、例えば特開2010-114837号公報に開示されている回路を利用することができる。検波回路140は、ANTポート146に接続されたキャパシタ141、キャパシタ141に接続される抵抗142、抵抗142に並列に接続されるダイオード143、144、ダイオード143、144の出力の間に接続されるキャパシタ145を有する。ダイオード143の出力は、キャパシタ145にも接続される。ダイオード143のアノードは抵抗142と、カソードはキャパシタ145と接続され、ダイオード144のアノードはキャパシタ145と、カソードは抵抗142と接続される。ANTポート146へアンテナからの高周波信号が入力されると、ダイオード143の整流効果により検波出力ポート147に高周波信号のパワーに応じた電圧が出力される。
検波回路14の他の回路構成として、図5に示すLOGアンプを使用することも可能である(アナログ・デバイセズ社製、AD8307、2014年5月9日検索、[http://www.analog.com/static/imported-files/jp/data_sheets/AD8310_jp.pdf])。
図5に示すように、検波回路としてのログアンプ250は、バンドギャップリファレンス及びバイアス回路251、6個のカスケード接続されたアンプ及びリミッタセル252、フル差動入力253、及び入力オフセット補償回路254などを有する。
一方、クロック生成回路である可変周波数発振回路150は、上記の検波回路14からの検波出力に基づき、スペクトラム拡散されたクロック信号を生成する。図6は、可変周波数発振回路150の一構成例を示す図である。図6に示すように、本実施の形態にかかる可変周波数発振回路150は、少なくとも入出力端子として、周波数を調整するための入力端子Freq_tune151、発振した信号を出力する出力端子OscillatorOut152を有する。入力端子151は、検波回路14の検波出力端子と接続される。出力端子152はスイッチ制御バイアス回路16のクロック信号端子と接続される。
可変周波数発振回路150は、複数の遅延セル153、154、155をループ状に接続したものである。なお、本実施の形態における可変周波数発振回路150は、遅延セルを3つ有する構成として説明するが、遅延セルの個数は2以上であれば3つ以外であってもよい。前段の遅延セルの出力端子は後段の遅延セル入力端子へ接続される。最終段の遅延セル155の出は出力端子152に接続される。また、それぞれの遅延セルはAdjust端子を有し、このAdjust端子は入力端子151とそれぞれ接続されている。
図7は、遅延セルの一構成例を示す図である。図7に示すように、本実施の形態にかかる遅延セル160においては、PチャンネルMOSトランジスタ(MP01)からなるトランジスタ164と、NチャンネルMOSトランジスタ(MN01)からなるトランジスタ165とからインバータが構成される。トランジスタ164、165のゲートは入力端子161に接続される。トランジスタ164、165のドレインは出力端子163へ接続される。トランジスタ164のソースは電源VDDに、トランジスタ165のソースは、トランジスタ166のドレインへ接続される。トランジスタ166のゲートはAdjust端子162へ接続され、ソースはGNDへ接続される。トランジスタ166はAdjust端子によりON抵抗を調整することができる。トランジスタ166のON抵抗により、トランジスタ164、165で構成されるインバータの貫通電流を制限する。これにより、遅延量を調整することができる。
ここで、可変周波数発振回路15は、図6に示す可変周波数発振回路150に限らず、LC発振器等の外部電圧により発振周波数を調整することができるものであればどのような構成であってもよい。例えば図8に示す可変周波数発振器などとすることも可能である(参考文献:US7038527)。
図8に示すように、可変周波数発振回路170は、インダクタIND01(175)、IND02(176)、及び可変容量CAP01(177)、CAP02(178)の共振により発振する。発振に必要な電力を与える正帰還回路は、トランジスタ179、180、181(nmos01、nmos2、nmos03)により構成される。トランジスタ181はゲートにbias端子173から電圧が与えられ、定電流源として使用される。ドレインは、トランジスタ179、180のソースに接続される。
トランジスタ179のドレインとトランジスタ180のゲートとが接続され、トランジスタ180のドレインとトランジスタ179のゲートとが接続され、正帰還回路が構成される。outp端子171及びoutn端子174から差動信号を出力する。
Freq_tune端子172から入力される電圧により可変容量177、178の容量値を変更することで発振周波数を変更することができる。
また、可変周波数発振回路15はまた、図6及び図8に示す回路の他、図9に示す差動発振回路190とすることも可能である。図9(a)は、差動発振回路の一例を示す図である。差動端子Osc_out+、−、及び周波数制御端子Freq_tuneを有する。この可変周波数発振回路である差動発振回路190の遅延セルは、図9(b)のように構成することができる。図9(b)に示すように、遅延セル191は、差動入力端子Vin+、VIN−、差動出力端子Vout+、Vout−を有し、さらに、周波数制御端子Freq_tuneを有する。
図10は、図9(b)に示す遅延セルの一例を示す図である。なお、図7に示す遅延セル160はインバータを使用した遅延セルとしたが、この図10に示す差動増幅器を使用した遅延セル200等とすることも可能である。図10に示すように、遅延セル200は、差動入端子201、202(Vin+、VIN−)及び差動出力端子203、204(Vout+、Vout−)を有する。NチャンネルMOSトランジスタからなるトランジスタ211、212、213と、Pチャンネルトランジスタからなるトランジスタ207、208、209、210とを有する。更に、Freq_tune端子205を有し、ここから入力される信号によりトランジスタ213の電流量を調整すること。これにより遅延量を調整することができる。
トランジスタ211、212が差動回路を構成し、負荷として、それぞれトランジスタ207、208、及びトランジスタ209、210を有している。なお、トランジスタ207、209は必ずしも必要でないが、トランジスタ213の電流量を大幅に変える場合に差動出力端子203、204間の電圧振幅変化を抑える役割を有する。
(参考文献:Design of Analog CMOS Integrated Circuits (page 522), Mc Graw Hill, Razavi著、ISBN 0-07-118815-0)
上述したように、スイッチ制御バイアス回路16は、チャージポンプやスイッチング電源をはじめとしたクロック信号により動作する回路である。クロック信号に与えられる入力信号をクロックとして利用して高周波信号送受信回路へのバイアス信号を生成する。
次に、本実施の形態にかかる高周波信号送受信器10において、ノイズが低減される理由について説明する。図11は、振幅変調された高周波信号を示す図である。X軸は時間、Y軸は電力を示す。なお、本実施の形態においては、高周波信号がアンテナ11から入力された場合について説明するが、これに限るものではない。アンテナ11を介して検波回路14に高周波信号が入力されると、検波回路14から検波回路出力が出力される。
ここで、本実施の形態にかかる検波回路14が、図12に示す入力信号電力と出力電圧との関係を有する場合について説明する。この場合、検波回路14から、図13に示すような信号波形が出力される。検波回路14の出力は、可変周波数発振回路15の入力となる。図14は、可変周波数発振回路15の入力電圧と発振周波数の関係の一例を示す図である。図14において、X軸は入力電圧、Y軸は発振周波数とすることができる。可変周波数発振回路15に図13のような信号波形を入力すると、クロック信号の周期は変動する。その結果、クロック信号の周波数は図15に示すように時間変化する。その結果、スイッチ制御バイアス回路に与えられるクロック及びそれに同期するノイズ成分はスペクトラム拡散を受けることになる。
図16(a)及び(b)は、それぞれ従来例及び本実施の形態におけるスプリアスの大きさを説明するための模式図である。図16(a)に示すように、従来のように、クロック信号が一定である時のスペクトラムに対して、図16(b)に示すように、本実施の形態においては、クロック信号がスペクトラム拡散されているため、ノイズ成分のレベルが低くなる。すなわち、高周波信号送受信器10は、スペクトラムマスクを満たすようにノイズレベルを低減することが可能となる。
本発明の実施の形態3
図17は、本発明の実施の形態3にかかる高周波信号送受信器10aを示すブロック図である。図17に示すように、本実施の形態にかかる高周波信号送受信器10aは、高周波信号送受信回路120a及び駆動信号生成回路130aを有し、駆動信号生成回路130aは、可変周波数発振回路15及びスイッチ制御バイアス回路16を有する。
ここで、本実施の形態にかかる高周波信号送受信器10aは、高周波信号送受信回路120aの内部に検波回路14が搭載されている点が実施の形態2と異なる。本実施の形態においては、高周波信号送受信回路120a内の検波回路14の検波回路出力を可変周波数発振回路15に入力することで、実施の形態1及び2と同様の効果を奏することができる。すなわち、アンテナ11から受信した高周波信号のパワーに応じた電圧が検波回路14から可変周波数発振回路15へ入力されることで、可変周波数発振回路15は、この電圧に応じた周波数のクロックを生成する。すなわち、可変周波数発振回路15がスペクト
ラム拡散されたクロックを生成することにより、回路規模の増大を抑制しつつ、低雑音化を図ることができる。
本発明の実施の形態4
図18は、本発明の実施の形態4にかかる高周波信号送受信器10bを示すブロック図である。図18に示すように、本実施の形態にかかる高周波信号送受信器10bは、高周波信号送受信回路120b及び駆動信号生成回路130bを有し駆動信号生成回路130bは、可変周波数発振回路15及びスイッチ制御バイアス回路16を有する。
ここで、本実施の形態にかかる高周波信号送受信器10bは、高周波信号送受信回路120bの内部に可変利得増幅器17及び自動利得調整回路18が搭載されている点が実施の形態2と異なる。本実施の形態のような自動利得調整信号を有する高周波信号送受信回路120bの場合は、その利得調整信号を利用しても実施の形態1と同様の効果を奏する。
図19は、本実施の形態における自動利得調整回路18を示すブロック図である。図19に示すように、自動利得調整回路18は、検波回路14及びオペアンプ19を有する。自動利得調整回路18は、可変利得増幅器17の出力パワーを一定にする回路である。高周波信号が入力されると、可変利得増幅器17の可変利得回路出力を検波回路14により検波して、検波回路14の検波回路出力電圧が参照電圧Vrefと一致するようにオペアンプ19でフィードバックをかける。オペアンプ19の出力は、高周波入力電力が小さいときに大きくするように、高周波入力電力が大きいときに小さくするように電圧を出力する。
本実施の形態においても、可変周波数発振回路15には、実施の形態1と同様に、高周波信号の信号レベルに応じた電圧が入力されるため、その大きさに応じた周波数のクロック信号が生成される。すなわち、可変周波数発振回路15で生成されるクロック信号はスペクトラム拡散されているため、実施の形態1乃至3と同様に、パワーアンプ等で発生する雑音レベルを低減することができる。
本発明の実施の形態5
図20Aは、本発明の実施の形態5にかかる高周波信号送受信器10cを示すブロック図である。本実施の形態においては、可変周波数発振回路150で生成したクロック信号によりスイッチ制御バイアス回路を駆動するものである。図20Aに示すように、高周波信号送受信器10cは、高周波信号送受信回路120c、駆動信号生成回路130、スイッチ制御バイアス回路を有する。ここで、本実施の形態にかかる高周波信号送受信回路120cは、パワーアンプ122を有する。パワーアンプ122を駆動するスイッチ制御バイアス回路は一般的にスイッチング電源が用いられるため、本例においては、スイッチ制御バイアス回路としてスイッチング電源217を有している。高周波信号送受信回路120cは、スイッチ回路121、パワーアンプ122及び変調回路123を有している。
この高周波信号送受信器10cでは、可変周波数発振回路150により生成されたクロック信号によりスイッチング電源217を駆動し、スイッチング電源217の出力電圧をバイアス信号としてパワーアンプ122の帯域切り替え又はゲイン切り替え等を行う。図20Bは本実施の形態におけるパワーアンプ218を示す図である。
アンテナポート122aは、アンテナ11と直接あるいはスイッチ回路121を介して間接的に接続される。また第1ポート122cは変調信号を生成する変調回路123と接続される。バイアス信号122bは、スイッチ制御バイアス回路、すなわちスイッチング電源217と接続されて、利得を調整するなどの機能を有する。
スマートフォン(多機能携帯電話)、タブレット端末、又は高速データ通信カードなどのワイヤレスモバイル機器においては、多数の周波数帯に対応する必要がある。これら複数の周波数帯に伴い、ワイヤレスモバイル機器のRFフロントエンド部の送信部に、各々の周波数帯に対応した信号を基地局まで届かせるために増幅させるパワーアンプ(PA)を配置する必要がある。なお、RFフロント部とは、ワイヤレスモバイル機器においてPA、出力電力ディテクター、アイソレータ、フィルタ、及びスイッチなど高周波信号を処理する部品群をいい、図20における高周波信号送受信回路12に相当する。
次に、このスイッチング電源217について更に説明する。図21は、スイッチング電源を示す一回路構成であって、入力電圧よりも低い電圧を出力するBuck Converterの概略図を示すブロック図である。図21に示すように、スイッチング電源217には、可変周波数発振回路150で生成されたクロック信号が入力される。そして、スイッチング電源217は、電源273、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号生成回路272、スイッチ(SW)274、インダクタL275、及びダイオードD276を有する。PWM信号のデューティで、Vout端子から出力される電圧を調整することができる。
図22(a)は、スイッチング電源217の動作を説明する図であり、図22(b)は、インダクタ電流及び時間の関係を示す図、図22(c)は、インダクタ電圧及び時間の関係を示す図である。
インダクタ電圧は時間平均するとゼロになる。
(−Vout+Vin)×Ton−Vout×Toff=0
よって
Vout=Ton/(Ton+Toff)x Vin
=D(デューティ)・Vin
となる。
本実施の形態においては、スイッチング電源217の駆動に、スペクトラム拡散したクロックを利用することで、上述の他の実施の形態と同様に、スイッチング電源217により生成されるノイズレベルを低減することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。上述の実施の形態1乃至5の一部を必要に応じて適宜組み合わせて実施することも可能である。
また、上述の実施の形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
10 高周波信号送受信器
10a 高周波信号送受信器
10b 高周波信号送受信器
11 アンテナ
12 高周波信号送受信回路
12a 高周波信号送受信回路
13 駆動信号生成回路
14 検波回路
15 クロック信号生成回路
16 スイッチ制御バイアス回路
17 可変利得増幅器
18 自動利得調整回路
19 オペアンプ
120a 高周波信号送受信回路
120b 高周波信号送受信回路
120c 高周波信号送受信回路
121 スイッチ回路
122 パワーアンプ
123 変調回路
130 駆動信号生成回路
130a 駆動信号生成回路
130b 駆動信号生成回路
140 検波回路
141 キャパシタ
142 抵抗
143 ダイオード
144 ダイオード
145 キャパシタ
146 ANTポート
147 検波出力ポート
150 可変周波数発振回路
151 入力端子
152 出力端子
153 遅延セル
154 遅延セル
155 遅延セル
160 遅延セル
161 入力端子
162 Adjust端子
163 出力端子
164 トランジスタ
165 トランジスタ
166 トランジスタ
170 可変周波数発振回路
190 差動発振回路
200 遅延セル
221 高周波スイッチ部
222 アンテナポート
223 バイアス信号端子
224 バイアス信号端子
225 第1ポート
226 第2ポート
227 高周波スイッチ(1)
228 高周波スイッチ(2)
261 チャージポンプ
262 デコーダバッファ
263 バイアス信号端子
264 バイアス信号端子
265 ポート選択信号端子
300 高周波信号送受信器
315 スイッチ駆動信号生成回路
316 スイッチ回路
360 発振器
361 チャージポンプ
362 デコーダバッファ
363 高周波スイッチ
364 高周波スイッチ
365 ポート選択信号端子
366 アンテナポート
367 第1ポート
368 第2ポート

Claims (20)

  1. 信号レベルが変動する高周波信号を検波する検波回路と、
    前記検波回路の出力電圧に応じて、スペクトラム拡散されたクロック信号を駆動信号として生成するクロック生成回路と、を有する高周波信号用駆動回路。
  2. 前記クロック生成回路は、前記検波回路の出力電圧に応じた周波数のクロック信号を生成する可変周波数発振回路である、請求項1記載の高周波信号用駆動回路。
  3. 前記クロック信号により駆動されるチャージポンプ回路を更に有する、
    請求項1記載の高周波信号用駆動回路。
  4. 前記クロック信号により駆動されるチャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路の出力が入力され、ポート選択信号に基づき、1以上のポートのいずれかを選択する当該ポートにそれぞれ対応するスイッチのオンオフを制御する駆動信号を生成するデコード回路とを更に有する、請求項1記載の高周波信号用駆動回路。
  5. 前記デコード回路が出力する駆動信号によりオンオフされる1以上のスイッチを有するスイッチ回路を更に有する、請求項4記載の高周波信号用駆動回路。
  6. 前記クロック信号により駆動されるスイッチング電源を更に有する、請求項1記載の高周波信号用駆動回路。
  7. 前記クロック生成回路は、インバータで構成される複数の遅延セルをループ状に接続してなる、請求項1項記載の高周波信号用駆動回路。
  8. 前記クロック生成回路は、
    インダクタ及び可変容量と、
    前記インダクタ及び可変容量に電力を供給する正帰還回路とを有し、
    前記インダクタ及び可変容量の共振によりクロック信号を生成する、請求項1項記載の高周波信号用駆動回路。
  9. 前記クロック生成回路は、差動増幅器を用いた複数の遅延セルをループ状に接続してなる、請求項1項記載の高周波信号用駆動回路。
  10. 信号レベルが変動する高周波信号を検波し、
    前記検波出力に応じて、スペクトラム拡散されたクロック信号を駆動信号として生成する、高周波信号用駆動回路の駆動方法。
  11. 前記スペクトラム拡散されたクロック信号は、前記検波出力の出力電圧に応じた周波数を有するクロック信号である、請求項10記載の高周波信号用駆動回路の駆動方法。
  12. 前記クロック信号によりチャージポンプ回路を駆動し、
    前記チャージポンプ回路の出力から、ポート選択信号に基づき、1以上のポートのいずれかを選択する当該ポートにそれぞれ対応するスイッチのオンオフを制御する駆動信号を生成する、請求項10記載の高周波信号用駆動回路の駆動方法。
  13. 前記駆動信号により1以上のスイッチをオンオフして前記1以上のポートのいずれかを選択する、請求項12記載の高周波信号用駆動回路の駆動方法。
  14. 信号レベルが変動する高周波信号を検波する検波回路と、
    前記検波回路の出力電圧に応じて、スペクトラム拡散されたクロック信号を生成するクロック生成回路と、
    前記クロック生成回路により生成されたクロック信号を利用してバイアス信号を生成するバイアス信号生成回路と、
    前記高周波信号を、前記バイアス信号を使用して処理する高周波受信回路と
    を有する、高周波信号受信器。
  15. アンテナから受信した受信信号を増幅する可変利得回路と、
    前記可変利得回路により増幅された信号を検波する検波回路と、
    前記検波回路の出力電圧が参照電圧と一致するよう制御するオペアンプとを有し、
    当該オペアンプの出力を前記クロック生成回路へ出力する、請求項14記載の高周波信号送受信器。
  16. 前記クロック生成回路は、前記検波回路の出力電圧に応じた周波数のクロック信号を生成する可変周波数発振回路である、請求項14記載の高周波信号受信器。
  17. 前記クロック信号により駆動されるチャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路の出力が入力され、ポート選択信号に基づき、1以上のポートのいずれかを選択する当該ポートにそれぞれ対応するスイッチのオンオフを制御する駆動信号を生成するデコード回路とを更に有する、請求項13項記載の高周波信号受信器。
  18. 前記デコード回路が出力する駆動信号によりオンオフされる1以上のスイッチを有するスイッチ回路とを更に有する、請求項17記載の高周波信号受信器。
  19. 前記クロック生成回路は、インバータで構成される複数の遅延セル又は差動増幅器を用いた複数の遅延セルをループ状に接続してなる、請求項14項記載の高周波信号受信器。
  20. 前記クロック生成回路は、
    インダクタ及び可変容量と、
    前記インダクタ及び可変容量に電力を供給する正帰還回路とを有し、
    前記インダクタ及び可変容量の共振によりクロック信号を生成する、請求項14項記載の高周波信号受信器。
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