JP2014232749A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014232749A
JP2014232749A JP2013111601A JP2013111601A JP2014232749A JP 2014232749 A JP2014232749 A JP 2014232749A JP 2013111601 A JP2013111601 A JP 2013111601A JP 2013111601 A JP2013111601 A JP 2013111601A JP 2014232749 A JP2014232749 A JP 2014232749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan unit
shutters
cooling device
shutter
extraction hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2013111601A
Other languages
English (en)
Inventor
昌彦 宇佐美
Masahiko Usami
昌彦 宇佐美
哲也 飯野
Tetsuya Iino
哲也 飯野
石川 研治
Kenji Ishikawa
研治 石川
功一 並松
Koichi Namimatsu
功一 並松
金丸 泰久
Yasuhisa Kanamaru
泰久 金丸
大森 和範
Kazunori Omori
和範 大森
太田 淳
Atsushi Ota
淳 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013111601A priority Critical patent/JP2014232749A/ja
Publication of JP2014232749A publication Critical patent/JP2014232749A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 本発明は冷却装置に関し、従来に比しファンユニット挿抜穴へのファンユニットの挿入を容易にして、ファンユニットの交換が容易に行える技術を提供することを目的とする。【解決手段】 ファンユニットが挿抜される挿抜穴が設けられた収容部と、前記挿抜穴に開閉可能に支持された2枚のシャッターと、前記挿抜穴に設けられ、前記挿抜穴を閉塞する方向に前記各シャッターを付勢する付勢部材とを有し、2枚の前記シャッターは、前記挿抜穴の内方へ傾斜した位置で互いに当接して、前記挿抜穴を閉塞することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、通信装置等の電子機器の冷却装置に関する。
通信装置等の電子機器は、筐体(シェルフ)に設けたファンユニットの収容部(以下「ファンユニット収容部」という)に複数のファンユニットを収容し、ファンの通風によって筐体内の電子部品を強制冷却している。そして、電子部品の高密度の実装に伴い、ファンの風量が増加している。
また、昨今、通信装置等の電子機器は24時間の連続稼働が一般化している。このため、ファンを冗長化し、電子機器を稼働させ乍ら、ファンユニット収容部に設けたファンユニットの挿抜穴(以下「ファンユニット挿抜穴」という)からファンユニットの交換を行うホットスワップが広く行われている。
しかし、ファンユニットのホットスワップの際に、ファンユニットを抜去したファンユニット挿抜穴から空気が筐体内に逆流してしまうと、ファンによる空冷システムが十分に機能せず、筐体内の電子部品の温度が上昇してしまう虞がある。
そこで、ホットスワップの際に装置全体の冷却性能を低下させないように、ファンユニット挿抜穴を塞いで空気の逆流を抑制するシャッターがファンユニット挿抜穴に取り付けられている。
一般的なシャッター構造は、ファンユニット挿抜穴の開口縁にヒンジや回転軸を介して2枚のシャッターを両開きに開閉可能に支持したもので、各シャッターの背面側には、ファンユニット挿抜穴を常時閉塞する方向にシャッターを付勢するばねが装着されている。
そして、ファンユニットの抜去時に、ばねの付勢力で2枚のシャッターが、ファンユニットの挿抜方向に対し90°の角度で面一に閉じられてファンユニット挿抜穴が閉塞される。この後、ファンユニット挿抜穴へのファンユニットの挿入によって、2枚のシャッターがばねのばね力に抗してファンユニット挿抜穴の内方へ押し広げられる構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−6994号公報
そして、昨今、ファンユニットの交換時に発生する空気の逆流によってシャッターが開かないようにするため、ファンユニット挿抜穴を閉塞する方向にシャッターを付勢するばねのばね力を強く設定している。
しかし、斯様にばねのばね力を強く設定してしまうと、ファンユニットをファンユニット挿抜穴へ挿入する際に大きな力でシャッターを押し広げなければならず、ファンユニット挿抜穴へのファンユニットの挿入がし難く、操作性が悪くなっている。
本件開示の冷却装置は、従来に比しファンユニット挿抜穴へのファンユニットの挿入を容易にして、ファンユニットの交換が容易に行える技術を提供することを目的とする。
一つの観点によれば、冷却装置は、ファンユニットが挿抜される挿抜穴が設けられた収容部と、前記挿抜穴に開閉可能に支持された2枚のシャッターと、前記挿抜穴に設けられ、前記挿抜穴を閉塞する方向に前記各シャッターを付勢する付勢部材とを有し、2枚の前記シャッターは、前記挿抜穴の内方へ傾斜した位置で互いに当接して、前記挿抜穴を閉塞することを特徴とする。
本件開示の電子機器によれば、従来に比し挿抜穴へのファンユニットの挿入が容易となり、ファンユニットの交換を容易に行うことが可能となる。
冷却装置の一実施形態の全体斜視図である。 図1に示した冷却装置のファンユニット収容部とファンユニットの部分拡大斜視図である。 図1に示した冷却装置のファンユニット収容部のファンユニット挿抜穴と、これに取り付く2枚のシャッターの拡大斜視図である。 図3に示したシャッターの要部断面図である。 図3に示したシャッターの要部断面図である。 図1に示した冷却装置のファンユニットの全体斜視図である。 図6のA部の拡大斜視図である。 図1に示した冷却装置のファンユニット挿抜穴へのファンユニットの挿入開始状態を示す側面図である。 図1に示した冷却装置のファンユニット挿抜穴へのファンユニットの挿入中の状態を示す側面図である。 図1に示した冷却装置のファンユニット挿抜穴へのファンユニットの挿入完了の状態を示す側面図である。 ファンユニットの他の実施形態の全体斜視図である。 図11のB部の拡大斜視図である。 90°の角度でファンユニット挿抜穴を閉じている従来の2枚のシャッターと、く字状に配置されてファンユニット挿抜穴を閉じているシャッターとの、シャッターを開く際の力のモーメントの説明図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。
図1は冷却装置の一実施形態を示し、図2は図1に示した冷却装置に設けられ、ファンユニットが収容される収容部(以下「ファンユニット収容部」という)とファンユニットの部分拡大図である。尚、図2において、ファンユニット収容部の左側の側面板は省略されている。
図1において、1は通信装置3の筐体、5は筐体1の背面側に設けられた冷却装置6のファンユニット収容部で、筐体1は直方体形状とされている。
筐体1の正面側の左右の側面7には、ケーブルホルダー11がブラケット13を介して取り付けられている。ケーブルホルダー11は、多数の突片9が一方向に突設されて側面から見て櫛形状に形成されており、筐体1に取り付けられたケーブルホルダー11の各突片9は、筐体1(通信装置3)の前方へ突出している。そして、通信装置3に接続される各種インタフェースケーブル(図示せず)がケーブルホルダー11の突片9にほう縛されて、通信装置3の正面のコネクタ(図示せず)に接続される。
ファンユニット収容部5は、左右の平板状の側面板5a,5bと天井板5c、底面板(図示せず)によって、筐体1の背面側から見て枠状に設けられている。そして、図2に示すように筐体1の背面側には、ファンユニット収容部5の外形形状に沿った開口部15が設けられており、ファンユニット収容部5は開口部15に沿って筐体1の背面側に取り付き、筐体1の内部と連通している。
ファンユニット収容部5内は、図2に示す仕切板17によって、ファンユニット21が挿抜される挿抜穴(以下「ファンユニット挿抜穴」という)19が上下方向に複数区画されている。そして、各ファンユニット挿抜穴19の上下に、ファンユニット挿抜穴19からのファンユニット21の抜去時に、ファンユニット挿抜穴19を塞いで筐体1内への空気の逆流を抑制する2枚の樹脂製のシャッター23,25が取り付けられている。
図3は図1に示した冷却装置6のファンユニット収容部5のファンユニット挿抜穴19と、これに取り付く2枚のシャッター23,25を示している。図3において、27はファンユニット挿抜穴19の左右の開口縁に対向配置された平板状の支持ブラケットである。
シャッター23,25は、ファンユニット挿抜穴19を2枚一組で閉塞可能な矩形状の板材で、上側のシャッター23は、左右の支持ブラケット27間に1本の回転軸29を介して回転可能に支持されている。一方、下側のシャッター25は、下部側が左右の支持ブラケット27間に1本の回転軸29を介して回転可能に支持されている。そして、シャッター23,25の表面には、上下方向に補強用のリブ31が突設され、シャッター23,25の背面側には、複数本の補強用のリブ33,35(図8)が格子状に設けられている。
また、シャッター23,25の背面側には、ファンユニット挿抜穴19を常時閉塞する方向にシャッター23,25を付勢するねじりばね37(図8)が、天井板5cや仕切板17等との間に装着されている。ねじりばね37は付勢部材の一例である。
更に、2枚のシャッター23,25の左右の両側部は、後述するストッパ39側へ断面L字状に折曲されたガイド片41,43が設けられており、ガイド片41,43は、ファンユニット挿抜穴19へのファンユニット21の挿入時のガイドとして機能する。
一方、図3に示すようにファンユニット挿抜穴19内の側面板5a,5bには、左右一対のストッパ39が対向してネジ止めされている。図3中、45はストッパ39をネジ止めする取付ねじである。一例として左右のストッパ39は、シャッター23,25を支持する上下の回転軸29から等距離に配置され、且つファンユニット挿抜穴19の開口縁の近傍に配置されている。
図4及び図5は、図3に示したシャッター23,25の要部を示している。図4は上側のシャッター23よりも先に閉じた下側のシャッター25がストッパ39に突き当たった状態を示している。また、図5は下側のシャッター25よりも先に閉じた上側のシャッター23がストッパ39に突き当たった状態を示している。
既述したようにシャッター23,25は、ファンユニット挿抜穴19を常時閉塞する方向にねじりばね37(図8)で付勢されている。しかし、ファンユニット挿抜穴19からのファンユニット21の抜去時に、シャッター23,25は必ずしも同時に閉じてストッパ39に突き当たるものではない。このため、図4の如くシャッター25が先にストッパ39に突き当たったり、図5の如くシャッター23が先にストッパ39に突き当たったりする。
ストッパ39は薄肉なブロック部材で、上下のシャッター23,25が突き当たる後部側の角部に傾斜面47、49が上下に設けられている。図5に示すように上側の傾斜面47の勾配は、上側のシャッター23が先に閉じられたときに、シャッター23の左右のガイド片41が傾斜面47全体に突き当たるように設定されている。同様に、図4の如く下側の傾斜面49の勾配も、先に下側のシャッター25が閉じられたときに、シャッター25の左右のガイド片43が傾斜面49全体に突き当たるように設定されている。
そして、例えば図4に示すように下側のシャッター25が先に閉じてガイド片43が傾斜面49に突き当たると、後から閉じたシャッター23の先端部51がシャッター25の先端部53に当接するようになっている。このとき、シャッター23のガイド片41は傾斜面47に突き当たらず、傾斜面47とガイド片41との間に隙間が空いている。
同様に、図5の如く先に閉じた上側のシャッター23のガイド片41が傾斜面47に突き当たると、後から閉じたシャッター25の先端部53がシャッター23の先端部51に当接して、傾斜面49とガイド片43との間に隙間が空くようになっている。
このようにシャッター23,25がストッパ25に突き当たって、それぞれの先端部51,53同士が当接することで、図1乃至図5に示すようにシャッター23,25は側面から見て「く字状」に配置されて、ファンユニット挿抜穴19を閉塞する。
図6は図1に示した冷却装置6のファンユニット21を示している。ファンユニット21はファンユニット挿抜穴19に対してホットスワップ可能である。図7は図6のA部の拡大図を示す。
図6に示すようにファンユニット21は、直方体形状のケーシング55内にファン57が組み込まれたユニット体で、図2に示すようにケーシング55の背面側に一個の取っ手58が上下方向に取り付けられている。
複数のファンユニット21による冷却装置6の空冷システムは、前面吸気、背面排気である。このため、図6に示すようにファンユニット21(ケーシング55)の挿入側の正面部59に、多数のハニカム状の小穴61からなる吸気部63が設けられている。また、図2に示すようにファンユニット21(ケーシング55)の背面部65に、多数のハニカム状の小穴67からなる排気部69が設けられている。そして、図6に示すようにケーシング55の正面部59の、図中、左側の上下の角部に、一枚の平板状のつば71,73がファンユニット21の挿入方向へ突設されている。つば71,73は突片の一例で、つば71,73は正面部59の上下方向へ同一線上に配置されている。
つば71は、ファンユニット挿抜穴19へのファンユニット21の挿入時に、ファンユニット挿抜穴19を閉塞しているシャッター23,25のうち、上側のシャッター23の表面に当接してシャッター23をファンユニット挿抜穴19内へ押し広げるものである。
そして、図7に示すようにつば71は、上側の角部が斜め下方へ切り欠かれて、一例として側面から見てほぼ台形形状とされている。
同様に、つば73は、ファンユニット挿抜穴19へのファンユニット21の挿入時に、下側のシャッター25をファンユニット挿抜穴19内へ押し広げるもので、図6の如く下側の角部が斜め上方へ切り欠かれて、一例として側面から見てほぼ台形形状とされている。つば71,73をこのような形状にすることで、ファンユニット21の挿入時に、つば71,73が、回転軸29から離れたシャッター23,25の先端部51,53側の表面を押圧するため、従来に比し回転軸29にかかる負荷が軽減される。
更に、図6及び図7に示すようにケーシング55の正面部59の四隅には、コロ75が支持ねじ77で回転可能に装着されている。
図8は図1に示した冷却装置6のファンユニット挿抜穴19へのファンユニット21の挿入開始の状態を示している。図8の状態でシャッター23,25はまだ閉じられている。図9は図1に示した冷却装置6のファンユニット挿抜穴19へのファンユニット21の挿入途中の状態を示している。図10は図1に示した冷却装置6のファンユニット挿抜穴19へのファンユニット21の挿入完了の状態を示している。
図8に示すようにファンユニット挿抜穴19へのファンユニット21の挿入時に、先ず、つば71,73がシャッター23,25をファンユニット挿抜穴19内へ押し広げる。そして、図9の如くつば71,73によってシャッター23,25が所定量押し広げられると、つば71,73に代わってコロ75が、シャッター23,25の表面を転がり乍らシャッター23,25を更に内方へ押し広げるようになっている。尚、図10に示すようにファンユニット21の挿入が完了すると、シャッター23,25は、それぞれファンユニット21と天井板5c(図8)や仕切板17(図8)との間に収まる構造となっている。
本実施形態に係る冷却装置6はこのような構造を有しており、次に、ファンユニット収容部5(ファンユニット挿抜穴19)へのファンユニット21の挿抜と、これに伴うシャッター23,25の開閉動作等について説明する。
冷却装置6の全てのファンユニット挿抜穴19にファンユニット21が挿着されて、通信装置3とともに冷却装置6が稼働される。すると、ファンユニット21により、筐体1の正面側から筐体1内部に流れ込む流入気流、冷却対象である電子部品を冷却し乍ら筐体1の内部を通過する冷却気流、ファンユニット21から筐体1の外に排出される流出気流が発生する。このとき、図10に示すように各ファンユニット挿抜穴19のシャッター23,25は、それぞれファンユニット21と天井板5c(図8)や仕切板17(図8)との間に収まっている。
そして、ファンユニット21のホットスワップによって一つのファンユニット挿抜穴19からファンユニット21が抜去されると、図4または図5に示すようにねじりばね37のばね力でシャッター23,25がファンユニット挿抜穴19の開口部側へ閉じる。この後、シャッター23,25の一方が先にストッパ39に突き当たる。このとき、図4で既述したように、例えば下側のシャッター25が先に閉じてガイド片43が傾斜面49に突き当たると、後から閉じたシャッター23の先端部51がシャッター25の先端部53に当接して、シャッター23がシャッター25に支持される。
これにより、シャッター23,25が側面から見て「く字状」に配置される。そして、斯様にシャッター23,25の先端部51,53が当接することで、シャッター23,25間(先端部51,53間)に隙間が発生せず、ファンユニット21が抜去されたファンユニット挿抜穴19はシャッター23,25で隙間なく閉塞される。
そして、シャッター23,25を閉じた状態で側面から見て「く字状」になるように配置した結果、ねじりばね37のたわみ角度が大きくなるため、ばね力が高い状態でシャッター23,25が閉まる。この結果、内部が負圧となった筐体1内へとファンユニット挿
抜穴19から流入しようとする外部からの空気の逆流による風圧に対し、シャッター23,25が耐えることができる。
同様に図5の如くシャッター23が先に閉じてガイド片41がストッパ39に突き当たった場合も、後から閉じたシャッター25の先端部53がシャッター23の先端部51に当接するため、ファンユニット挿抜穴19はシャッター23,25で隙間なく閉塞される。
この後、シャッター23,25で閉塞されたファンユニット挿抜穴19に新しいファンユニット21が挿入されると、つば71,73が回転軸29から離れた先端部51,53側のシャッター23,25の表面を押圧して、シャッター23,25を内方へ押し広げる。
そして、以下に記載の如く、ファンユニット21の挿入時に、ファンユニットの挿抜方向に対し90°の角度で面一にファンユニット挿抜穴を閉じている従来の2枚のシャッターに比し、シャッター23,25を小さな力で開くことができる。
図13は90°の角度でファンユニット挿抜穴19を閉じている従来の2枚のシャッター89,91と、「く字状」に配置されてファンユニット挿抜穴19を閉じている本実施形態のシャッター23,25との、シャッターを開く際の力のモーメントの説明図を示す。
尚、シャッター91とシャッター25は破線で示して、力のモーメントの説明を省略する。そして、一例としてシャッター23は45°の角度でファンユニット挿抜穴19の内方へ傾斜している。また、図13の説明図では、つば71,73を持たないファンユニット21-2を用いている。
図13(a),(b)において、Pはファンユニット21-2の角部がシャッター23,89を押圧する作用点である。そして、図13(a)において、一例としてシャッター89の回転軸29と作用点Pとの距離d1をd1=1とすると、図13(b)において、45°に傾斜したシャッター23の回転軸29と作用点Pとの距離d2は、d2=√2d1の式からd2=√2となる。
そして、シャッター23,89に回転運動を与える力のモーメントNの大きさは、シャッター23,89に加わる力Fと回転軸29から作用点Pまでの距離d1,d2の積で表される。
そこで、一例としてシャッター89を押し広げるファンユニット21-2の力FをF1=1とすると、シャッター89に回転運動を与える力のモーメントNは、N=F1×d1の式からN=1となる。
一方、図13(b)の如くシャッター23の作用点Pにファンユニット21-2の力F1が作用すると、力F1はシャッター23を押し広げる力F2と、ファンユニット21-2を押し下げる力F3とに分解される。この結果、力F2=√2F1の式から、シャッター23を押し広ける力F2=√2となる。
このように、F2=√2、d2=√2の数値を基に、シャッター23に回転運動を与える力のモーメントNは、N=F2×d2の式からN=2となる。
これは、シャッター23,89の作用点Pにかかるファンユニット21-2の力F1が同一であるにも拘わらず、シャッター23に回転運動を与える力のモーメントNが、シャッター89に対する力のモーメントNよりも2倍大きく、楽に開くことを示している。そして、これは、シャッター23を押し広げる力が、シャッター89を押し広げる力の半分で済むことを意味する。
そして、図示しないが、つば71,73を有するファンユニット21を用いた場合には、シャッター23に作用するつば71の作用点Pが、図13(b)の作用点Pから更にシャッター23の先端側へと移行する。このことは、回転軸29と作用点Pとの距離d2が更に長くなることを意味し、シャッター23を押し広げる力が、シャッター89を押し広げる力の更に半分以下で済むことを意味する。
このように、ファンユニット挿抜穴19へのファンユニット21の挿入時に、90°の角度で面一にファンユニット挿抜穴19を閉じている従来のシャッター89に比し、シャッター23を小さな力で開くことができる。
また、従来に比し、つば71,73が回転軸29から離れたシャッター23,25の表面を押圧するため、ファンユニット21の挿入時に回転軸29にかかる負荷が軽減される。
そして、図9の如くつば71,73によってシャッター23,25が所定量押し広げられると、つば71,73に代わってコロ75が、シャッター23,25の表面を転がり乍らシャッター23,25を更に内方へ押し広げる。
図13(b)の如く45°傾斜したシャッター23の作用点Pにファンユニット21-2の角部が当たると、シャッター23が押し広げられるに従い、作用点Pは徐々にシャッター23の先端側へ移行するが、作用点Pに大きな摩擦力が発生する。
しかし、既述したようにシャッター23,25が所定量押し広げられると、コロ75がシャッター23の表面を転がり乍らシャッター23,25を更に内方へ押し広げるため、シャッター23,25がスムーズに開く。そして、シャッター23の表面を転がるコロ75を設けた結果、作用点Pに発生する摩擦力が軽減されるとともに、シャッター23,25の表面に傷がつくことが抑制される。
そして、シャッター23,25が押し広げられていくと、シャッター23,25の両側に設けたガイド片41,43が、ファンユニット21をファンユニット挿抜穴19の奥へと案内するガイドとして機能する。
この後、図10の如くファンユニット21の挿入が完了されると、シャッター23,25は、それぞれファンユニット21と天井板5c(図8)や仕切板17(図8)との間に収まり、ファンユニット21による冷却に支障を来すことがない。
このように本実施形態の冷却装置6によれば、シャッター23,25を「く字状」に配置してファンユニット挿抜穴19を閉塞させる構造としたため、従来に比し小さい力でシャッター23,25を押し広げることが可能となる。この結果、ファンユニット21のホットスワップ時に、ファンユニット21の交換を容易に行うことが可能となる。
また、斯様にシャッター23,25を閉じた状態で「く字状」に配置したことで、シャッター23,25間に隙間が発生しないため、従来に比し冷却性能の向上ができるとともに高い防塵効果が得られる。
更に、既述したようにシャッター23,25を「く字状」に配したことでねじりばね37のたわみ角度が大きくなるため、ばね力が高い状態でシャッター23,25が閉まり、逆流による風圧に対してシャッター23,25が耐えることができる。
そして、シャッター23,25で閉塞されたファンユニット挿抜穴19へのファンユニット21の挿入時に、つば71,73が回転軸29から離れたシャッター23,25の表面を押圧するため、回転軸29にかかる負荷が従来に比し軽減される。また、つば71,73によってシャッター23,25が所定量押し広げられると、つば71,73に代わってコロ75がシャッター23,25の表面を回転し乍らシャッター23,25を更に内方へ押し広げるため、シャッター23,25の表面に傷がつくことがない。
更に、シャッター23,25が押し広げられていくと、シャッター23,25の両側に設けたガイド片41,43が、ファンユニット21をファンユニット挿抜穴19の奥へと案内するガイドとして機能するため、ファンユニット21の操作性が良好となる。
尚、ファンユニット21の挿抜は、ホットスワップ時に限定されるものではない。
図11はファンユニットの他の実施形態を示している。図11では、図6のつば71,73と形状の異なるつばがファンユニットに取り付けられている。図12は図11のB部の拡大斜視図である。尚、図11のファンユニット21-1は、つば79,81の形状とコロ75の取付構造を除き、図6のファンユニット21と同様の構成であるため、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
つば79,81は、ファンユニット21-1のケーシング55の正面部59に対して、図7のつば71,73と同様の位置に取り付けられている。そして、図12に示すように上側のつば79は、ケーシング55の角部の近傍の側部83側からケーシング55の上部85へと斜め上方へ傾斜させて取り付けられている。一方、下側のつば81は、ケーシング55の角部近傍の側部83側からケーシング55の下部87へと斜め下方へ傾斜して取り付けられており、シャッター23,25に当接するつば79,81の先端は、前方へと僅かに湾曲した形状となっている。
このように、つば79,81をシャッター23,25に対し斜めに当接するように傾斜させることで、シャッター23,25との接触角度が大きくなって摩擦抵抗を小さくできることから、シャッター23,25を押し広げる力を更に軽減できる利点を有する。
また、斯様にケーシング55の角部の近傍でつば79,81を傾斜させることで、ケーシング55の角部を面取りすることが可能となって、ファンユニット21-1の更なる小型化が図れる利点を有する。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点及び利点が明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神及び権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点及び利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良及び変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良及び均等物に拠ることも可能である。
1・・・筐体;3・・・通信装置;5・・・ファンユニット収容部;6・・・冷却装置;11・・・ケーブルホルダー;17・・・仕切板;19・・・ファンユニット挿抜穴;21・・・ファンユニット;23,25,89・・・シャッター;27・・・支持ブラケット;29・・・回転軸;37・・・ねじりばね;39・・・ストッパ;41,43・・・ガイド片;47、49・・・傾斜面;55・・・ケーシング;57・・・ファン;63・・・吸気部;69・・・排気部;71,73,79,81・・・つば;75・・・コロ

Claims (6)

  1. ファンユニットが挿抜される挿抜穴が設けられた収容部と、
    前記挿抜穴に開閉可能に支持された2枚のシャッターと、
    前記挿抜穴に設けられ、前記挿抜穴を閉塞する方向に前記各シャッターを付勢する付勢部材とを有し、
    2枚の前記シャッターは、前記挿抜穴の内方へ傾斜した位置で互いに当接して、前記挿抜穴を閉塞することを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1に記載の冷却装置において、
    前記挿抜穴に、前記付勢部材で前記挿抜穴を閉塞する方向に付勢された前記シャッターの移動を規制するストッパが設けられ、
    前記シャッターは、一方が前記ストッパに当接し、前記シャッターの他方は一方の前記シャッターに当接して、
    両シャッターは前記挿抜穴を閉塞することを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1に記載の冷却装置において、
    前記ファンユニットに、ファンユニットの挿入方向へ突片が突設され、
    前記突片は、前記挿抜穴へのファンユニットの挿入時に、前記挿抜穴を閉塞する前記シャッターを押圧して挿抜穴の内方へ押し広げることを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項3に記載の冷却装置において、
    前記ファンユニットに、前記突片で押し広げられた前記各シャッターに当接するコロが装着され、前記コロは、前記突片に代わって前記各ャッターを更に挿抜穴の内方へ押し広げることを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項1に記載の冷却装置において、
    前記各シャッターは、それぞれ両側部がストッパ側へ断面L字状に折曲されたガイド部が設けられ、
    前記ガイド部は、前記挿抜穴への前記ファンユニットの挿入時に、前記ファンユニットを前記挿抜穴の内方へ案内することを特徴とする冷却装置。
  6. 請求項3または請求項4に記載の冷却装置において、
    前記突片は、前記挿抜穴を閉塞する前記各シャッターに対し斜めに当接するように傾斜して、ファンユニットに突設されていることを特徴とする冷却装置。
JP2013111601A 2013-05-28 2013-05-28 冷却装置 Ceased JP2014232749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013111601A JP2014232749A (ja) 2013-05-28 2013-05-28 冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013111601A JP2014232749A (ja) 2013-05-28 2013-05-28 冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014232749A true JP2014232749A (ja) 2014-12-11

Family

ID=52125976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013111601A Ceased JP2014232749A (ja) 2013-05-28 2013-05-28 冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014232749A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018064084A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 廣達電腦股▲ふん▼有限公司 コンピューター機器及びそのホットスワップ可能なファンモジュール
CN109005648A (zh) * 2018-07-15 2018-12-14 苏州优康通信设备有限公司 一种用于通信器材的保护机构
CN111692129A (zh) * 2019-03-15 2020-09-22 广达电脑股份有限公司 防回流装置、固持其的风扇模块框架及模块化风扇组件
CN113391680A (zh) * 2021-06-11 2021-09-14 上海顺诠科技有限公司 防回流机箱

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006994A (ja) * 2000-06-27 2002-01-11 Hitachi Ltd 冷却装置
US20050249587A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Paulsen Frederick D Anti-reverse flow mechanism for centrifugal blowers
JP2006059448A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Hitachi Ltd ディスクアレイ装置
JP2009105256A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Nec Computertechno Ltd 筐体用空冷装置
JP2010123692A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Fujitsu Ltd 電子装置
JP2011066132A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Nec Computertechno Ltd 空冷式装置及び空冷式装置の風漏れ防止方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006994A (ja) * 2000-06-27 2002-01-11 Hitachi Ltd 冷却装置
US20050249587A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Paulsen Frederick D Anti-reverse flow mechanism for centrifugal blowers
JP2006059448A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Hitachi Ltd ディスクアレイ装置
JP2009105256A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Nec Computertechno Ltd 筐体用空冷装置
JP2010123692A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Fujitsu Ltd 電子装置
JP2011066132A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Nec Computertechno Ltd 空冷式装置及び空冷式装置の風漏れ防止方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018064084A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 廣達電腦股▲ふん▼有限公司 コンピューター機器及びそのホットスワップ可能なファンモジュール
US10660234B2 (en) 2016-10-11 2020-05-19 Quanta Computer Inc. Computer device and hot swappable fan module thereof
CN109005648A (zh) * 2018-07-15 2018-12-14 苏州优康通信设备有限公司 一种用于通信器材的保护机构
CN111692129A (zh) * 2019-03-15 2020-09-22 广达电脑股份有限公司 防回流装置、固持其的风扇模块框架及模块化风扇组件
CN111692129B (zh) * 2019-03-15 2021-08-20 广达电脑股份有限公司 防回流装置、固持其的风扇模块框架及模块化风扇组件
CN113391680A (zh) * 2021-06-11 2021-09-14 上海顺诠科技有限公司 防回流机箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7466545B2 (en) Detachable fan apparatus for quick maintenance
JP2014232749A (ja) 冷却装置
TWI528884B (zh) 具有抽換元件功能的電子裝置
JP5979043B2 (ja) 基板ユニット及び電子機器
US6737577B1 (en) Housing opening structure
CN104298320A (zh) 硬盘固定装置
US11143419B2 (en) Air-conditioning apparatus
JP5489956B2 (ja) 空気調和機
TWM532715U (zh) 機箱內之防回流擋板結構
US20160299542A1 (en) Flow guiding mechanism and related heat dissipating module and electronic device having the flow guiding mechanism
EP1947547B1 (en) Detachable fan apparatus for quick maintenance
US8925854B2 (en) Paper roll fixing device of printer
JP2014087715A (ja) 防塵ユニット、フィルタおよびフィルタの交換方法
WO2012092904A2 (zh) 机箱和通信设备
JP4561545B2 (ja) 風量調整構造
CN102053675B (zh) 固定机构及采用该固定机构的机箱
JP2011066132A (ja) 空冷式装置及び空冷式装置の風漏れ防止方法
JP2002006994A (ja) 冷却装置
TW201326564A (zh) 導風裝置
TW201500894A (zh) 擴充卡固定裝置
US8867221B2 (en) Lid opening and closing device and storage apparatus
US10750642B2 (en) Hard drive rack ventilation structure
CN103901954B (zh) 电子装置前面板
CN105717996A (zh) 电脑机箱
JP2012088998A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20151130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161227

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20170530