JP2014232081A - 速度検出装置とその制御方法、携帯機器、および、プログラム - Google Patents

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Masahiko Nakayama
政彦 中山
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Abstract

【課題】速度の検出結果が誤検出であるか否かを高精度に判定する。
【解決手段】本発明の速度検出装置は、移動体の速度を所定の時間間隔で検出する速度検出部と、前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出する加速度検出部と、所定期間における前記速度検出部の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度算出部の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度検出部の検出結果が誤検出であるか否かを判定する制御部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、速度検出装置とその制御方法、携帯機器、および、プログラムに関する。
近年、携帯電話、スマートフォンなどの携帯機器の中には、携帯機器の位置を検出する位置検出機能や、携帯機器の移動速度を検出する速度検出機能を備えるものがある。このような携帯機器によれば、携帯機器の位置や移動速度の検出結果に応じた種々のサービスを提供することができる。
携帯機器の移動速度を検出する方法としては、無線信号を受信して、その無線信号のドップラー周波数やフェージングピッチ(フェージングによる無線信号の受信電界強度の落ち込みの間隔)を検出し、検出結果に基づいて移動速度を検出する方法、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号に基づいて携帯機器の位置を検出し、検出位置の変化に基づいて移動速度を検出する方法などがある。
一般に、ドップラー周波数やフェージングピッチの検出結果に基づいて速度を検出する方法では、検出結果に大きな誤差が含まれていることが多い。一方、GPS信号を用いて速度を検出する方法では、ドップラー周波数やフェージングピッチの検出結果に基づいて速度を検出する方法と比べて、検出結果に含まれる誤差は少ない。しかし、GPS信号を用いて速度を検出する方法においても、建物の影となる場所、屋内、地下などのGPS信号を受信しにくいエリアでは、検出結果に大きな誤差が含まれてしまうことがある。
上述したように、検出方法によらず、速度の検出結果に大きな誤差が含まれる誤検出が起こることがある。そこで、一般に、検出結果が誤検出であるか否かを判定し、検出結果が誤検出であると判定された場合には、その検出結果を補正することが行われている。こうすることで、より精度の高い速度データを得ることができる。
特許文献1(特開平7−134040号公報)および特許文献2(特開2006−126018号公報)には、所定の時間間隔で移動体の速度を検出し、今回の検出結果と前回の検出結果との差が移動手段の運動特性に応じて定まる閾値以上である場合には、今回の検出結果が誤検出であると判定する技術が開示されている。
特開平7−134040号公報 特開2006−126018号公報
特許文献1および特許文献2に開示されている技術においては、移動体の運動特性に応じて定まる閾値として、例えば、移動手段が車である場合に想定される最大の速度などが設定される。そのため、特許文献1および特許文献2に開示されている技術においては、検出結果に大きな誤差が含まれていても、その検出結果と前回の検出結果との差が閾値未満であれば、誤検出でないと判定されてしまうため、検出結果が誤検出であるか否かを高精度に判定することができないという問題がある。
本発明の目的は、速度の検出結果が誤検出であるか否かを高精度に判定することができる速度検出装置とその制御方法、携帯機器、および、プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の速度検出装置は、
移動体の速度を所定の時間間隔で検出する速度検出部と、
前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出する加速度検出部と、
所定期間における前記速度検出部の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度算出部の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度検出部の検出結果が誤検出であるか否かを判定する制御部と、を有する。
上記目的を達成するために本発明の速度検出装置の制御方法は、
移動体の速度を所定の時間間隔で検出し、
前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出し、
所定期間における前記速度の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度の検出結果が誤検出であるか否かを判定する。
上記目的を達成するために本発明の携帯機器は、
上述した速度検出装置を備える。
上記目的を達成するために本発明のプログラムは、
コンピュータに、
移動体の速度を所定の時間間隔で検出する処理と、
前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出する処理と、
所定期間における前記速度の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度の検出結果が誤検出であるか否かを判定する処理と、を実行させる。
本発明によれば、速度の検出結果が誤検出であるか否かを高精度に判定することができる。
本発明の第1の実施形態の速度検出装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す速度検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の速度検出装置の構成を示すブロック図である。 図3に示す速度検出装置の動作を示すフローチャートである。 移動手段に応じた最大加速度の一例を示す図である。 速度の検出結果の一例を示す図である。 関連する速度検出装置において得られる速度データの一例を示す図である。 図3に示す速度検出装置において得られる速度データの一例を示す図である。 関連する速度検出装置において得られる速度データと図3に示す速度検出装置において得られる速度データとの過渡応答特性の差を示す図である。 図3に示す速度検出装置を搭載した携帯機器の機能ブロック図である。 図10に示す携帯機器のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の速度検出装置の構成を示すブロック図である。 図12に示す速度検出装置を搭載した携帯機器の機能ブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の速度検出装置10の構成を示すブロック図である。なお、本発明に係る速度検出装置は、携帯電話、スマートフォン、ノート型あるいはタブレット型のパーソナルコンピュータ、PDA(Persoanl Data Assistans)、携帯型ゲーム機、デジタルカメラ、ナビゲーション装置などの携帯機器に搭載される。
図1に示す速度検出装置10は、速度検出部110と、加速度検出部120と、制御部130と、を有する。
速度検出部110は、速度検出装置10が搭載された携帯機器(移動体)の移動速度を所定の時間間隔で検出し、検出結果を制御部130に出力する。ここで、速度検出部110は、無線信号を受信して、その無線信号のドップラー周波数やフェージングピッチを検出し、その検出結果に基づいて移動速度を検出する方法、GPS信号に基づいて携帯機器の位置を検出し、検出位置の変化に基づいて移動速度を検出する方法などを用いて速度を検出する。
加速度検出部120は、加速度センサであり、携帯機器に作用する加速度を所定の時間間隔で検出し、検出結果を制御部130に出力する。
制御部130は、加速度検出部120の検出結果に基づいて、速度検出部110の検出結果が誤検出であるか否かを判定する。
次に、本実施形態の速度検出装置10の動作について説明する。
図2は、速度検出装置10の動作を示すフローチャートである。
速度検出部110は、所定の検出タイミング(時刻tn)で速度を検出し(ステップS101)、検出結果を制御部130に出力する。以下では、時刻txにおいて、速度検出部110が検出した速度をV1xと称する。また、加速度検出部120も、所定の時間間隔で加速度を検出し、検出結果を制御部130に出力する。
制御部130は、速度検出部110が検出した速度V1nと時刻tnの1つ前の速度の検出タイミング(時刻tn−1)において速度検出部110が検出した速度V1n−1との差の絶対値を、時刻tn−1から時刻tnまでの時間で除算することで、第1の加速度としての加速度A1を算出する(ステップS102)。なお、速度検出部110は、1秒ごとに速度を検出するものとする。この場合、制御部130は、以下の式(1)を用いて、加速度A1を算出する。
加速度A1=|速度V1n−速度V1n−1|・・・式(1)
次に、制御部130は、加速度A1と時刻tn−1から時刻tnまでの間の加速度検出部120の検出結果に応じた第2の加速度としての加速度A2とを比較し、加速度A1と加速度A2との差の絶対値が第1の閾値としての閾値Th1未満であるか否かを判定する(ステップS103)。
なお、加速度A2としては、例えば、時刻tn−1から時刻tnまでに加速度検出部120が検出した加速度の平均値が用いられる。また、閾値Th1としては、例えば、移動手段が電車や車である場合に想定される最大加速度と比べて小さい値が設定される。
加速度A1と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満であると判定した場合には(ステップS103:Yes)、制御部130は、時刻tnにおける検出結果(速度V1n)は誤検出でないと判定する(ステップS104)。
一方、加速度A1と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1以上であると判定した場合には(ステップS103:No)、制御部130は、時刻tnにおける検出結果(速度V1n)は誤検出であると判定する(ステップS105)。
このように、本実施形態によれば、速度検出装置10は、速度検出部110の所定期間(時刻tn−1から時刻tnまでの期間)における検出結果に基づいて算出した加速度A1とその所定期間における加速度検出部120の検出結果に応じた加速度A2とを比較し、その比較結果に応じて、時刻tnにおける検出結果が誤検出であるか否かを判定する。
上述したように、特許文献1および特許文献2に開示されている技術においては、検出結果に大きな誤差が含まれていても、前回の検出結果との差が運動特性に応じて定まる閾値未満であれば、誤検出でないと判定されてしまう。
一方、本実施形態においては、今回の検出結果(速度V1n)と前回の検出結果(速度V1n−1)との差に基づいて算出される加速度A1と加速度検出部120の検出結果に応じた加速度A2との差が、運動特性に応じて定まる閾値よりも小さい閾値Th1以上であれば、今回の検出結果は誤検出であると判定される。
ここで、一般に、加速度センサである加速度検出部120が検出する加速度は、速度検出部110が検出した速度に基づいて算出される加速度よりも精度が高い。そのため、加速度A1と加速度A2との差が閾値Th1未満であれば、加速度A1に含まれる誤差が小さい、すなわち、速度検出部110の検出結果に含まれる誤差が小さいと考えられる。したがって、本実施形態の速度検出装置10においては、加速度A1と加速度A2との差と閾値Th1とを比較することで、速度の検出結果が誤検出であるか否かをより高精度に判定することができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態の速度検出装置20の構成を示すブロック図である。図3において、図1と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施形態の速度検出装置20は、第1の実施形態の速度検出装置10と比較して、制御部130を制御部210に変更した点が異なる。
なお、本実施形態においては、速度検出部110は、GPS信号受信用のアンテナ111を介してGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて速度を検出する
制御部210は、加速度検出部120の検出結果に基づいて、速度検出部110の検出結果が誤検出であるか否かを判定する。また、制御部210は、速度検出部110の検出結果が誤検出でないと判定した場合には、その検出結果(速度)を示す速度データを、速度検出装置20が搭載された携帯機器におけるCPU(Central Processing Unit)などの処理部に出力する。また、制御部210は、速度検出部110の検出結果が誤検出であると判定した場合には、その検出結果(速度)を補正し、補正後の速度を示す速度データを出力する。
制御部210は、加速度算出部211と、判定部212と、速度推定部213と、を有する。
加速度算出部211は、速度検出部110が所定の検出タイミングで速度を検出すると、今回の検出タイミングで速度検出部110が検出した速度と、今回の検出タイミングよりも1つ前の検出タイミングで速度検出部110が検出した速度とに基づいて加速度を算出し、算出した加速度を判定部212に通知する。また、加速度算出部211は、後述する速度推定部213からの要求に応じて加速度を算出し、算出した加速度を判定部212に通知する。
判定部212は、加速度算出部211から通知された加速度が所定の条件を満たすか否かを判定し、判定結果を速度推定部213に通知する。
速度推定部213は、今回の検出タイミングで検出された速度に基づいて算出された加速度が所定の条件を満たす旨が判定部212から通知されると、今回の検出タイミングで検出された速度を示す速度データを出力する。
また、速度推定部213は、今回の検出タイミングで検出された速度に基づいて算出された加速度が所定の条件を満たさない旨が判定部212から通知されると、今回の検出タイミングにおける速度を推定し、推定した速度に基づいた加速度の算出を加速度算出部211に要求する。さらに、速度推定部213は、その要求に基づいて算出された加速度が所定の条件を満たす旨が判定部212から通知されると、推定した速度を示す速度データを出力する。
次に、本実施形態の速度検出装置20の動作について説明する。
図4は、速度検出装置20の動作を示すフローチャートである。
なお、以下では、ある検出タイミング(時刻tx)において得られる速度データに示される速度をV2xと称する。
速度検出部110は、所定の検出タイミング(時刻tn)で速度を検出し(ステップS201)、検出結果を制御部210に出力する。また、加速度検出部120も、所定の時間間隔で加速度を検出し、検出結果を制御部210に出力する。
加速度算出部211は、速度検出部110が検出した速度V1nと時刻tnの1つ前の速度の検出タイミング(時刻tn−1)において速度検出部110が検出した速度V1n−1とに基づいて、加速度A1を算出する(ステップS202)。なお、速度検出部110は、1秒ごとに速度を検出するものとする。この場合、加速度算出部211は、上述した式(1)を用いて、加速度A1を算出する。
また、速度推定部213は、速度Vnが誤検出であると判定された場合に速度の推定に用いるパラメータmを記憶しており、パラメータm=2と設定する。
次に、判定部212は、加速度A1が第2の閾値としての閾値Th2未満であり、かつ、加速度A1と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満であるか否かを判定する(ステップS203)。
ここで、閾値Th2は、移動手段の運動特性に応じて定まる閾値である。
図5は、移動手段に応じた最大加速度の一例を示す図である。
図5においては、移動手段が人、電車、エレベータ、車、および、ロケットのそれぞれである場合の、各移動手段の運動特性に応じた最大加速度を示している。通常、移動手段がロケットであることは稀である。そこで、本実施形態においては、閾値Th2として、移動手段が車である場合の最大加速度5.0km/hr/sを設定するものとする。
この場合、速度検出装置20が搭載された携帯機器が、車や電車などの一般的な移動手段で移動している限り、加速度A1が閾値Th2以上となることはない。したがって、加速度A1が閾値Th2以上である場合には、加速度A1の算出に用いられた速度V1nが誤検出である可能性が高い。
なお、加速度検出部120の検出結果にも、大きな誤差が含まれることがある。そのため、加速度A1が閾値Th2を超える場合でも、加速度検出部120の検出結果に含まれる誤差のために、加速度A1と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満となる場合がある。
この場合、加速度A1が閾値Th2を超え、速度V1nが誤検出である可能性が高いにも関わらず、第1の実施形態においては、速度V1nが誤検出でないと判定されてしまう可能性がある。そこで、本実施形態のように、加速度A1が閾値Th2未満であるか否かも判定することで、速度の検出結果が誤検出であるか否かをより高精度に判定することができる。
図4を再び参照すると、加速度A1が閾値Th2未満であり、かつ、加速度A1と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満であると判定した場合には(ステップS203:Yes)、判定部212は、加速度A1が所定の条件を満たす旨を速度推定部213に通知する。
加速度A1が所定の条件を満たす旨が通知されると、速度推定部213は、速度V1nを速度V2nと決定する(ステップS204)。
なお、加速度A1が所定の条件(加速度A1が閾値Th2未満であり、かつ、加速度A1と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満である)を満たす場合、加速度A1は一般的な移動手段での最大加速度未満であり、かつ、速度検出部110の検出結果に基づいて算出された加速度A1と加速度検出部120の検出結果に応じた加速度A2との誤差が小さい状態である。この状態では、加速度A1の算出に用いられた速度V1nは誤検出でない可能性が高い。
そのため、速度推定部213は、加速度A1が所定の条件を満たす旨が通知されると、速度V1nを速度V2nと決定し、速度V2nを示す速度データを出力する(ステップS205)。
加速度A1が閾値Th2未満でない、または、加速度A1と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満でないと判定した場合には(ステップS203:No)、判定部212は、加速度A1が所定の条件を満たさない旨を速度推定部213に通知する。
加速度A1が所定の条件を満たさない旨が通知されると、速度推定部213は、速度V1nは誤検出であると判定し、時刻tnの検出タイミングにおける速度の推定を開始する。
まず、速度推定部213は、速度検出部110の検出結果の特定の期間における平均を取ることで、平均速度Vaを算出する(ステップS206)。ここで、速度推定部213は、今回の検出タイミングで検出された速度Vaと、今回の検出タイミングの直近の過去m−1回分の検出タイミングで検出された速度とに基づいて速度Vaを算出する。すなわち、速度推定部213は、以下の式(2)を用いて平均速度Vaを算出する。
平均速度Va=(1/m)・ΣV1n・・・式(2)
したがって、速度推定部213は、例えば、m=2である場合には、今回の検出タイミングにおいて検出された速度V1nと前回の検出タイミングにおいて検出された速度V1n−1との平均速度を算出する。また、速度推定部213は、例えば、m=2である場合には、速度V1nと速度V1n−1と、前回の検出タイミングよりもさらに1回前の検出タイミングにおいて検出された速度V1n−2との平均速度を算出する。
次に、速度推定部213は、速度Vaを加速度算出部211に通知し、速度Vaと速度V1nとに基づいて加速度の算出を要求する。この要求に応じて、加速度算出部211は、速度V1nと速度Vaとの差の絶対値を、時刻tn−1から時刻tnまでの時間で除算することで、第3の加速度としての加速度A3を算出する。なお、上述したように、速度検出部110は、1秒ごとに速度を検出するため、速度推定部213は、以下の式(3)を用いて、加速度A3を算出し、加速度A3を判定部212に通知する。
加速度A3=|V1n−Va|・・・(3)
次に、判定部212は、加速度A3が閾値Th2未満であり、かつ、加速度A3と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満であるか否かを判定する(ステップS208)。
加速度A3が閾値Th2未満であり、かつ、加速度A3と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満であると判定した場合には(ステップS208:Yes)、判定部212は、加速度A3が所定の条件(加速度A3が閾値Th2未満であり、かつ、加速度A3と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満である)を満たす旨を速度推定部213に通知する。
加速度A3が所定の条件を満たす旨が通知されると、速度推定部213は、速度Vaを速度V2nと決定し(ステップS209)、ステップS205の処理に進む。
加速度A3が閾値Th2未満でない、または、加速度A3と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満でないと判定した場合には(ステップS208:No)、判定部212は、加速度A3が所定の条件を満たさない旨を速度推定部213に通知する。
加速度A3が所定の条件を満たさない旨が通知されると、速度推定部213は、パラメータmが所定値未満であるか否か(本実施形態においては、パラメータmが16未満であるか否か)を判定する(ステップS210)。
パラメータmが16未満であると判定した場合には(ステップS210:Yes)、速度推定部213は、mに1を加算し(ステップS211)、ステップS206の処理に進む。mが大きくなることで、速度Vaの算出に用いる過去の検出結果の数が増える。すなわち、速度推定部213は、速度Vaに基づいて算出された加速度A3が所定の条件を満たさないと判定された場合には、平均を取る期間を長くして、再度、速度Vaを算出する。
パラメータmが16未満でないと判定した場合には(ステップS210:No)、速度推定部213は、速度Vaを速度V2nと決定し(ステップS212)、ステップS205の処理に進む。
平均を取る期間を長くして速度Vaを算出しても、速度Vaに基づいて算出された加速度A3が、いつまでも所定の条件を満たさない場合がある。この場合、ステップS210の処理を設けないと、ステップS206,S207,S208,S211の処理が繰り返され、無限ループに入ってしまうおそれがある。
そのため、ステップS210の処理を設け、パラメータmが閾値未満でなくなると、その時点での速度Vaを速度V2nと決定することで、処理が無限ループに入ることを防ぐことができる。
図6は、GPS信号を用いた速度の検出結果の一例を示す図である。図6において、横軸は時間を示し、縦軸は速度を示す。
図6に示すように、速度の検出結果には、前後の検出タイミングで検出された速度とは大きく異なる、誤検出されたデータ(破線丸印で囲まれたデータ)が含まれている。
そこで、ある検出タイミングにおける速度データを、誤検出されたデータの影響を低減して取得する方法として、その検出タイミングで検出された速度と、その検出タイミングの直近の過去、n−1回分の検出タイミングで検出された速度との平均を算出する(移動平均を算出する)方法がある。
図7は、上述した移動平均を算出する方法を用いる速度検出装置において、図6に示す速度の検出結果に基づいて取得される速度データの一例を示す図である。なお、図7においては、n=16であるものとする。すなわち、ある検出タイミングにおける速度データは、その検出タイミングで検出された速度と、その検出タイミングの直近の過去15回分の検出タイミングで検出された速度との平均を取ることで得られている。
図7に示すように、移動平均を算出することで、誤検出されたデータの影響をある程度、低減することができるが、それでもなお、前後の速度とは大きく異なり、誤検出されたデータの影響を十分に抑制しきれていない速度データ(点線丸印で囲まれたデータ)が含まれてしまう。
図8は、本実施形態の速度検出装置20において、図6に示す速度の検出結果に基づいて得られる速度データの一例を示す図である。
図8に示すように、本実施形態の速度検出装置20によれば、図7の点線丸印で囲まれたような、誤検出されたデータの影響を十分に抑制しきれていない速度データが減少し、速度データの精度を向上させることができる。
図9は、本実施形態の速度検出装置20において得られる速度データと、上述した移動平均を算出する方法を用いる速度検出装置において得られる速度データとの過渡応答特性の差を示す図である。図9においては、速度の検出結果を実線で示し、速度検出装置20において得られる速度データを白抜き四角で示し、移動平均を算出する方法で得られた速度データを破線で示している。
図9に示すように、移動平均を算出する方法で得られた速度データは、実際の速度の検出結果の変化に対して、遅延が生じている。一方、本実施形態の速度検出装置20においては、実際の速度の検出結果の変化に対して遅延がほぼ無い速度データを得ることができる。
図10は、速度検出装置20が搭載された携帯機器1の構成を示す機能ブロック図である。図10において、図3と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。なお、以下では、携帯機器1は、携帯電話やスマートフォンなどの、無線通信を行い、携帯電話通信網に接続する通信機器である例を用いて説明する。また、図10においては、加速度算出部211、判定部212、および、速度推定部213については記載を省略する。
図10に示す携帯機器1は、速度検出装置20と、操作部31と、表示部32と、アプリケーション処理部33と、通信処理部34と、アンテナ35と、を有する。なお、図10においては、加速度検出部120は、アプリケーション処理部33にも加速度の検出結果を出力するものとする。
操作部31は、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた操作を示す情報をアプリケーション処理部33に出力する。
表示部32は、アプリケーション処理部33の制御に従い、アプリケーション処理部33の処理結果に応じた種々の映像を表示する。
アプリケーション処理部33は、CPUなどで構成され、種々のアプリケーションを実行し、表示部32の表示制御、UI(User Interface)の提供などの処理を行う。例えば、アプリケーション処理部33は、例えば、操作部31から出力された情報に示される操作内容に応じた処理を行う。また、アプリケーション処理部33は、実行するアプリケーションにおいて、携帯機器1の速度や加速度に関する情報が必要な場合には、加速度検出部120や制御部210の出力を用いてアプリケーションを実行する。
通信処理部34は、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、ハードウェアのロジックなどで構成され、アンテナ35を介した無線通信を行い、携帯電話通信網に接続する。また、通信処理部34は、例えば、制御部210から出力される速度データに示される速度に応じた通信レートの制限などの処理を行う。
図11は、携帯機器1のハードウェア構成の一例を示す図である。
図11に示す携帯機器1は、入力部41と、出力部42と、ROM(Read Only Memory)43と、RAM(Random Access Memory)44と、検出部45と、CPU46と、を有する。上述した各部は、バス47を介して接続されている。
入力部41は、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた操作を示す情報をCPU46に出力する。
出力部42は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイなどの表示デバイスであり、CPU46の処理結果に応じた画像などを表示する。
ROM43は、携帯機器1を機能させる上で必要な基本的なプログラムやパラメータなどを記憶したメモリである。
RAM44は、データの書き込みおよび消去が可能なメモリであり、CPU46が種々の処理を行う際のワーキングメモリを提供する。
検出部45は、速度検出装置20を有し、速度や加速度の検出結果をCPU46に出力する。
CPU46は、種々のアプリケーションを実行し、出力部42の表示制御、UIの提供などの処理を行う。また、CPU46は、無線通信を行い、携帯電話通信網に接続する。
このように、本実施形態によれば、速度検出装置20は、速度検出部110の所定期間(時刻tn−1から時刻tnまでの期間)における検出結果から算出した加速度A1とその所定期間における加速度検出部120の検出結果に応じた加速度A2とを比較し、その比較結果に応じて、時刻tnにおける検出結果が誤検出であるか否かを判定し、誤検出であると判定した場合には、時刻tnにおける速度を推定し、推定した速度を時刻tnにおける速度と決定する。
速度検出部110の検出結果に基づいて算出された加速度と加速度検出部120の検出結果に応じた加速度A2との比較に基づいて、速度検出部110の検出結果が誤検出であるか否かを判定することで、速度の検出結果が誤検出であるか否かをより高精度に判定することができる。また、ある検出タイミングにおける速度の検出結果が誤検出であると判定した場合には、その検出タイミングにおける速度を推定し、推定した速度をその検出タイミングにおける速度と決定するため、精度の高い速度データを得ることができる。
なお、本実施形態においては、判定部212は、図4に示すステップS203において、加速度A1が閾値Th2未満であり、かつ、加速度A1と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満であるか否かを判定し、また、ステップS208において、加速度A3が閾値Th2未満であり、かつ、加速度A3と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満であるか否かを判定する例を用いて説明したが、これに限られるものではない。
判定部212は、ステップS203において、加速度A1と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満であるか否かを判定し、また、ステップS208において、加速度A3と加速度A2との差の絶対値が閾値Th1未満であるか否かを判定するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、速度推定部213は、今回の検出タイミングにおける検出結果(速度V1n)と前回の検出タイミングにおける検出結果(速度V1n−1)とに基づいて、加速度A1を算出する例を用いて説明したが、これに限られるものではない。
速度推定部213は、今回の検出タイミングにおける検出結果(速度V1n)と前回の検出タイミングにおいて得られた速度データに示される速度V2n−1とに基づいて加速度A1を算出するようにしてもよい。こうすることで、速度検出部110の検出結果に大きな誤差が連続して含まれる場合にも、より精度の高い速度データを得ることができる。
また、本実施形態においては、速度推定部213は、速度検出部110の検出結果(速度V1)に基づいて平均速度Vaを算出する例を用いて説明したが、これに限られるものではない。速度推定部213は、今回の検出タイミングにおける検出結果(速度V1n)と今回の検出タイミングよりも前の検出タイミングにおいて得られた速度データに示される速度(V2)とに基づいて平均速度Vaを算出するようにしてもよい。こうすることで、速度検出部110の検出結果に大きな誤差が連続して含まれる場合にも、より精度の高い速度データを得ることができる。
(第3の実施形態)
図12は、本発明の第3の実施形態の速度検出装置30の構成を示すブロック図である。図12において、図3と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施形態の速度検出装置30は、第2の実施形態の速度検出装置20と比較して、速度検出部110およびアンテナ111を削除し、速度検出部310およびアンテナ311を追加した点が異なる。
速度検出部310は、アンテナ311を介して、携帯電話通信網における所定の無線信号を受信し、受信した無線信号のドップラー周波数やフェージングピッチを検出し、その検出結果に基づいて速度を検出する。
建物の影や地下などでは、GPS信号を受信できない場合がある。この場合、第2の実施形態の速度検出装置20においては、GPS信号を受信できないために速度を検出することができない。一方、本実施形態の速度検出装置30においては、建物の影や地下などのGPS信号を受信できないエリアであっても、携帯電話通信網からの信号を受信することで、速度を検出することができる。
なお、速度検出装置30が搭載される携帯機器が携帯電話やスマートフォンなどの、無線通信を行い、携帯電話通信網に接続する機能を有するものである場合には、速度検出部310が、アンテナ311を介して無線信号を受信する必要はない。図13は、このような携帯機器1Aの構成を示す図である。なお、図13においては、図10と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図10に示す携帯機器1Aにおいては、通信部処理部34が、アンテナ35を介して受信し、受信した無線信号のドップラー周波数やフェージングピッチを検出し、速度検出部310は、その検出結果に基づいて速度を検出する。こうすることで、アンテナ35とは別に、無線信号を受信するためのアンテナ311をさらに設ける必要がなくなるので、部品点数の削減を図ることができる。
なお、第2の実施形態においては、速度検出部110は、GPS信号を用いて速度を検出し、第3の実施形態においては、速度検出部310は、ドップラー周波数やフェージングピッチの検出結果に基づいて速度を検出する例を用いて説明したが、これに限られるものではない。速度検出部は、これらの方法を組み合わせて、速度を検出してもよい。
本発明に係る速度検出装置にて行われる方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムに適用してもよい。また、そのプログラムを記憶媒体に格納することも可能であり、ネットワークを介して外部に提供することも可能である。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
移動体の速度を所定の時間間隔で検出する速度検出部と、
前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出する加速度検出部と、
所定期間における前記速度検出部の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度算出部の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度検出部の検出結果が誤検出であるか否かを判定する制御部と、を有することを特徴とする速度検出装置。
(付記2)
付記1記載の速度検出装置において、
前記制御部は、第1の時刻における前記移動体の速度である第1の速度と、前記第1の時刻に続く第2の時刻において前記速度検出部により検出された速度である第2の速度とに基づいて前記第1の加速度を算出し、前記第1の加速度と前記第2の加速度との差が第1の閾値未満である場合には、前記第2の速度が誤検出でないと判定し、前記第1の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値以上である場合には、前記第2の速度が誤検出であると判定し、前記第2の時刻における前記移動体の速度を推定して、該推定した速度を前記第2の時刻における前記移動体の速度と決定することを特徴とする速度検出装置。
(付記3)
付記2記載の速度検出装置において、
前記制御部は、前記第2の速度が誤検出であると判定した場合、前記第2の速度と、前記第2の時刻よりも前の特定の期間における前記移動体の速度との平均速度を算出し、該算出した平均速度と前記第2の速度とに基づいて第3の加速度を算出し、前記第3の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値未満である場合には、前記平均速度を前記第2の時刻における前記移動体の速度と決定することを特徴とする速度検出装置。
(付記4)
付記3記載の速度検出装置において、
前記制御部は、前記第3の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値以上であると判定した場合には、前回の前記平均速度の算出時よりも前記特定の期間を長くして再度、前記平均速度を算出することを特徴とする速度検出装置。
(付記5)
付記4記載の速度検出装置において、
前記制御部は、前記特定の期間の長さが所定値である場合に算出された平均速度に基づいて算出された前記3の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値以上である場合には、前記平均速度を前記第2の時刻における前記移動体の速度と決定することを特徴とする速度検出装置。
(付記6)
付記2記載の速度検出装置において、
前記制御部は、前記第2の速度が誤検出であると判定した場合、前記第2の加速度と前記第1の時刻から前記第2の時刻までの時間との乗算により算出される速度を前記第1の速度に加算した速度を前記第2の時刻における前記移動体の速度と決定することを特徴とする速度検出装置。
(付記7)
付記2から6のいずれか1つに記載の速度検出装置において、
前記制御部は、前記第1の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記第1の加速度が第2の閾値未満である場合には、前記第2の速度が誤検出でないと判定することを特徴とする速度検出装置。
(付記8)
付記3から6のいずれか1つに記載の速度検出装置において、
前記第3の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記第3の加速度が第2の閾値未満である場合には、前記平均速度を前記第2の時刻における前記移動体の速度と決定することを特徴とする速度検出装置。
(付記9)
付記1から8のいずれか1つに記載の速度検出装置において、
前記速度検出部は、GPS信号を受信し、該受信したGPS信号に基づいて前記移動体の速度を検出することを特徴とする速度検出装置。
(付記10)
付記1から8のいずれか1つに記載の速度検出装置において、
前記速度検出部は、所定の無線信号を受信し、該受信した無線信号のドップラー周波数、または、前記受信した無線信号のフェージングピッチを検出し、該検出結果に基づいて前記移動体の速度を検出することを特徴とする速度検出装置。
(付記11)
速度検出装置の制御方法であって、
移動体の速度を所定の時間間隔で検出し、
前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出し、
所定期間における前記速度の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度の検出結果が誤検出であるか否かを判定することを特徴とする制御方法。
(付記12)
付記1から付記10のいずれか1つに記載の速度検出装置を備えた携帯機器。
(付記13)
コンピュータに、
移動体の速度を所定の時間間隔で検出する処理と、
前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出する処理と、
所定期間における前記速度の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度の検出結果が誤検出であるか否かを判定する処理と、を実行させるプログラム。
1,1A 携帯機器
10,20,30 速度検出装置
110,310 速度検出部
111,311 アンテナ
120 加速度検出部
130 制御部
210 制御部
211 加速度算出部
212 判定部
213 速度推定部
31 操作部
32 表示部
33 アプリケーション処理部
34 通信処理部
35 アンテナ
41 入力部
42 出力部
43 ROM
44 RAM
45 検出部
46 CPU

Claims (10)

  1. 移動体の速度を所定の時間間隔で検出する速度検出部と、
    前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出する加速度検出部と、
    所定期間における前記速度検出部の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度算出部の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度検出部の検出結果が誤検出であるか否かを判定する制御部と、を有することを特徴とする速度検出装置。
  2. 請求項1記載の速度検出装置において、
    前記制御部は、第1の時刻における前記移動体の速度である第1の速度と、前記第1の時刻に続く第2の時刻において前記速度検出部により検出された速度である第2の速度とに基づいて前記第1の加速度を算出し、前記第1の加速度と前記第2の加速度との差が第1の閾値未満である場合には、前記第2の速度が誤検出でないと判定し、前記第1の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値以上である場合には、前記第2の速度が誤検出であると判定し、前記第2の時刻における前記移動体の速度を推定して、該推定した速度を前記第2の時刻における前記移動体の速度と決定することを特徴とする速度検出装置。
  3. 請求項2記載の速度検出装置において、
    前記制御部は、前記第2の速度が誤検出であると判定した場合、前記第2の速度と、前記第2の時刻よりも前の特定の期間における前記移動体の速度との平均速度を算出し、該算出した平均速度と前記第2の速度とに基づいて第3の加速度を算出し、前記第3の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値未満である場合には、前記平均速度を前記第2の時刻における前記移動体の速度と決定することを特徴とする速度検出装置。
  4. 請求項3記載の速度検出装置において、
    前記制御部は、前記第3の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値以上であると判定した場合には、前回の前記平均速度の算出時よりも前記特定の期間を長くして再度、前記平均速度を算出することを特徴とする速度検出装置。
  5. 請求項2記載の速度検出装置において、
    前記制御部は、前記第2の速度が誤検出であると判定した場合、前記第2の加速度と前記第1の時刻から前記第2の時刻までの時間との乗算により算出される速度を前記第1の速度に加算した速度を前記第2の時刻における前記移動体の速度と決定することを特徴とする速度検出装置。
  6. 請求項2から5のいずれか1項に記載の速度検出装置において、
    前記制御部は、前記第1の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記第1の加速度が第2の閾値未満である場合には、前記第2の速度が誤検出でないと判定することを特徴とする速度検出装置。
  7. 請求項3から5のいずれか1項に記載の速度検出装置において、
    前記第3の加速度と前記第2の加速度との差が前記第1の閾値未満であり、かつ、前記第3の加速度が第2の閾値未満である場合には、前記平均速度を前記第2の時刻における前記移動体の速度と決定することを特徴とする速度検出装置。
  8. 速度検出装置の制御方法であって、
    移動体の速度を所定の時間間隔で検出し、
    前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出し、
    所定期間における前記速度の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度の検出結果が誤検出であるか否かを判定することを特徴とする制御方法。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の速度検出装置を備えた携帯機器。
  10. コンピュータに、
    移動体の速度を所定の時間間隔で検出する処理と、
    前記移動体に作用する加速度を所定の時間間隔で検出する処理と、
    所定期間における前記速度の検出結果に基づいて第1の加速度を算出し、該算出した第1の加速度と前記所定期間における前記加速度の検出結果に応じた第2の加速度とを比較し、該比較の結果に基づいて前記所定期間における前記速度の検出結果が誤検出であるか否かを判定する処理と、を実行させるプログラム。
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