JP2014230687A - 運動補助装置及び運動補助装置の制御方法 - Google Patents

運動補助装置及び運動補助装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 補助者の補助がない場合でも、使用者が効果的なトレーニングを行う運動補助装置及び運動補助装置の制御方法等の提供。
【解決手段】 運動補助装置は、被検体を可変の締め付け力で締め付ける締め付け機構110と、被検体の血流情報の計測処理を行う血流情報計測部130と、計測された血流情報に基づいて、被検体の繰り返し運動の繰り返し回数情報のカウント処理を行う処理部210と、を含む。さらに、処理部210は、計測された血流情報により得られる血流速度の変化量を求め、変化量に基づいて、繰り返し回数情報のカウント処理を行ってもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、運動補助装置及び運動補助装置の制御方法等に関係する。
腕や脚の付け根を専用のベルトで締め付けて適切に圧迫し、血流量を制限した状態で行う、加圧トレーニング(登録商標)と呼ばれる筋力トレーニング方法がある。加圧トレーニングを行って、血流を適切に制限する際には、負荷状態を計測する機構と負荷を加える機構とを有する装置と、バンド締め付け時に専門家の補助が必要である。
このような加圧トレーニングに関する発明としては、特許文献1及び特許文献2に記載される従来技術がある。
特開平7−144027号公報 特開2004−313423号公報
従来技術を用いて効果的で安全な加圧トレーニングを行う場合には、専門家などの補助者の補助を受けて、正しくかつ適度にバンドの締め付けを行う必要がある。さらに、効果的なトレーニングを行うためには、補助者の手助けや繰り返し運動の繰り返し回数をカウントする声掛け等が必要である。
しかし、実際には補助者の手助けを得られない場合も多い。また、一人で加圧トレーニングを行う場合に、高負荷がかかった状態になると、使用者が繰り返し回数を正確にカウントできないことがままある。そのため、加圧トレーニングを一人で気軽に実践することができなかった。
本発明の幾つかの態様によれば、補助者の補助がない場合でも、使用者が効果的なトレーニングを行うことを可能とする運動補助装置及び運動補助装置の制御方法等を提供することができる。
本発明の一態様は、被検体を可変の締め付け力で締め付ける締め付け機構と、前記被検体の血流情報の計測処理を行う血流情報計測部と、計測された前記血流情報に基づいて、前記被検体の繰り返し運動の繰り返し回数情報のカウント処理を行う処理部と、を含む運動補助装置に関係する。
本発明の一態様では、血流情報に基づいて、被検体の繰り返し運動の繰り返し回数情報のカウント処理を行う。
よって、補助者の補助がない場合でも、使用者が効果的なトレーニングを行うことが可能となる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、計測された前記血流情報により得られる血流速度の変化量を求め、前記変化量に基づいて、前記繰り返し回数情報の前記カウント処理を行ってもよい。
これにより、繰り返し運動の種類に関わらず、繰り返し運動のカウント処理を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、計測された前記血流情報により得られる前記血流速度の平均化処理を行って、前記血流速度の平均値を求め、求めた前記平均値の変化量を求め、前記変化量に基づいて、前記繰り返し回数情報の前記カウント処理を行ってもよい。
これにより、測定サンプリング間隔での血流速度の変動を抑制して、繰り返し回数のカウント処理を正しく行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記血流速度の前記変化量と所与の閾値との比較処理を行って、前記変化量が前記所与の閾値以上である場合に、前記繰り返し回数情報をカウントアップする前記カウント処理を行ってもよい。
これにより、血流速度の変化量が所与の閾値以上になった場合に、繰り返し運動を行ったと判定して、繰り返し回数をカウントアップすること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記血流速度の前記変化量のピーク値を求め、前記ピーク値と所与の閾値との比較処理を行って、前記ピーク値が前記所与の閾値以上である場合に、前記繰り返し回数情報をカウントアップする前記カウント処理を行ってもよい。
これにより、血流速度の変化量と所与の閾値との比較処理に要する処理量を削減すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記血流速度の前記変化量が前記所与の閾値未満で、かつ前記変化量と前記所与の閾値との差が所与の範囲内である場合に、前記繰り返し運動が適正に行われていないことを報知する報知データの生成処理を行ってもよい。
これにより、使用者が繰り返し運動を行ったつもりでも、実際には正しく繰り返し運動を行うことができていない場合に、使用者に対して注意喚起をすること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、計測された前記血流情報に基づいて、前記締め付け機構の締め付け状態の制御処理及び締め付け状況についての報知データの生成処理のうちの少なくとも一方の処理を行ってもよい。
これにより、専門家などの補助者の補助がない場合でも、使用者が被検体を適切に加圧することが可能となる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、計測された前記血流情報が、静脈の血流情報であるか動脈の血流情報であるかを判断し、計測された前記血流情報が、前記静脈の前記血流情報である場合には、前記締め付け機構の前記締め付け状態の前記制御処理として、第1の制御処理を行い、計測された前記血流情報が、前記動脈の前記血流情報である場合には、前記締め付け機構の前記締め付け状態の前記制御処理として、前記第1の制御処理と異なる第2の制御処理を行ってもよい。
これにより、動脈流よりも静脈流の流速を強く制限して、使用者がトレーニングを行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記血流情報計測部は、前記被検体に対して超音波ビームを送信すると共に、送信した前記超音波ビームによる超音波エコーを受信する超音波トランスデューサーデバイスを有し、受信した前記超音波エコーに基づいて、前記被検体の前記血流情報の前記計測処理を行ってもよい。
これにより、大掛かりな装置を用いたり、他のセンサー等を被検体に取り付けたりせずに、被検体の血流情報を取得すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記血流情報に基づいて、前記締め付け状態が適正か否かの判定処理を行ってもよい。
これにより、締め付け状態が適正である場合には、締め付け制御を終了すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記締め付け状態が適正ではないと判定した場合に、前記血流情報に基づいて、前記締め付け機構の前記締め付け状態の前記制御処理を行ってもよい。
これにより、締め付け力が適正な値になるまで、締め付け制御を継続すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、空気を送出するポンプをさらに含み、前記締め付け機構は、前記被検体に巻き付けられるバンドと、前記バンドに取り付けられ、前記ポンプから送出された空気が注入され、内部の空気量に応じた圧力を前記被検体に加える空気袋と、を有してもよい。
これにより、被検体の締め付け位置に応じた柔軟な締め付け制御を安全に行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記締め付け機構及び前記血流情報計測部は、第1のユニットに設けられ、前記処理部は、第2のユニットに設けられ、前記第1のユニットと前記第2のユニットとは、着脱自在であってもよい。
これにより、締め付け力の調整時には第1のユニットと第2のユニットを接続し、運動時には第1のユニットと第2のユニットの接続を解除すること等が可能になる。
また、本発明の他の態様では、締め付け機構により、被検体を可変の締め付け力で締め付け、血流情報計測部により、前記被検体の血流情報の計測処理を行い、処理部により、計測された前記血流情報に基づいて、前記被検体の繰り返し運動の繰り返し回数情報のカウント処理を行う運動補助装置の制御方法に関係する。
本実施形態のシステム構成例。 測定時に運動補助装置を被検体に取り付ける様子の説明図。 図3(A)〜図3(C)は、運動補助装置の具体的な機器構成の一例。 本実施形態の詳細なシステム構成例。 運動補助装置の取り付け時の処理の流れを説明するフローチャート。 図6(A)及び図6(B)は、締め付け制御の説明図。 血流情報の取得処理の流れを説明するフローチャート。 繰り返し運動の繰り返し回数のカウント処理の流れを説明するフローチャート。 繰り返し運動実施時の血流速度の説明図。 図10(A)及び図10(B)は、締め付け機構の変形例。 図11(A)〜図11(C)は、超音波トランスデューサー素子の構成例。 超音波トランスデューサーデバイスの構成例。 図13(A)、図13(B)は、各チャンネルに対応して設けられる超音波トランスデューサー素子群の構成例。
以下、本実施形態について説明する。まず、本実施形態のシステム構成例について説明する。そして、フローチャートを用いて本実施形態の処理の流れについて詳細に説明し、次に本実施形態の手法についてまとめる。そして、超音波トランスデューサー素子及び超音波トランスデューサーデバイスの構成例について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.システム構成例
本実施形態の運動補助装置の構成例を図1に示す。運動補助装置は、締め付け機構110と、血流情報計測部130と、処理部210と、ポンプ230と、を含む。なお、運動補助装置は、図1の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加したりするなどの種々の変形実施が可能である。
次に各部で行われる処理について説明する。
まず、締め付け機構110は、被検体を可変の締め付け力で締め付ける。そして、締め付け機構110は、バンド111と、空気袋113とを有する。バンド111は、被検体に巻き付けられる。空気袋113は、バンド111に取り付けられ、後述するポンプ230から送出された空気を留め(蓄え)、内部の空気量に応じた圧力を被検体に加える。
次に、血流情報計測部130は、被検体の血流情報の計測処理を行う。そして、血流情報計測部130は、超音波トランスデューサーデバイス131を有する。超音波トランスデューサーデバイス131の説明は後述する。
そして、処理部210は、計測された血流情報に基づいて、被検体の繰り返し運動の繰り返し回数情報のカウント処理を行う。なお、処理部210の機能は、各種プロセッサー(CPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
また、ポンプ230は、空気袋113に空気を送出する。ポンプ230の詳細な説明は後述する。
次に、本実施形態の運動補助装置TSにより、右腕RAの付け根付近を適切に締め付けた様子を図2に示す。このように、締め付けバンドを対象位置(腕/脚)の根元に巻きつけて固定し、装置を使って締め上げていく。図2の例では、右腕RAを流れる静脈流量が適切に制限されており、血液が貯留した状態になっている。図2では、一例として、右腕RAを締め付けた様子を示しているが、腕以外にも脚の付け根などに装着してトレーニングを行うことも可能である。
また、本実施形態では、締め付け機構110及び血流情報計測部130は、第1のユニット100に設けられ、処理部210は、第2のユニット200に設けられてもよい。そして、第1のユニット100と第2のユニット200とは、着脱自在であってもよい。
具体例として、図3(A)にて第1のユニットUN1を示し、図3(B)にて第2のユニットUN2を示す。この第1のユニットUN1と第2のユニットUN2では、それぞれの制御信号ケーブル(CB1及びCB2)とチューブ(TU1及びTU2)が、接続コネクタCNにより接続又は分離される。
これにより、締め付け力の調整時には第1のユニット100と第2のユニット200を接続し、運動時には第1のユニットと第2のユニットの接続を解除すること等が可能になる。すなわち、運動時に第2のユニット200が邪魔にならないようにすること等が可能になる。
次に、図3(A)の第1のユニットUN1の各部の説明をする。
まず、締め付けバンドBDは、ゴムのような弾性素材で形成されており、対象位置(腕/脚)に巻きつけるように固定する。運動時に不快感を与えず、皮膚に炎症が起きないように、内側は伸縮性と吸水性のある素材が縫い合わされている。
次に、留め具STは、締め付けバンドBDを被検体に巻きつけた際の状態を保持できるように、マジックテープ(登録商標)や、締め付けバンドBDに開けられた穴に挿し込むプラスチック若しくは金属等の素材により形成される。
そして、空気袋AHは、第2のユニットUN2(空気充填装置)からチューブ(TU1及びTU2)を通じて送り込まれた空気を留めておく機構を持つ。空気袋AHを膨らませることによって、被検体の締め上げを行っていく。
さらに、表示部DS1(後述する図4の表示部150)は、血流状態の計測結果や締め付け状態などを表示する。表示部DSには、例えば発光素子が設けられており、適切な取り付け位置、適切な負荷状態及びトレーニングの開始又は終了等を簡易的に知らせる機能を持っている。なお、表示部DS1は、GUI機能を持ったモニタ(タッチパネル)等であっても構わない。
また、接続コネクタCNは、第1のユニットUN1と第2のユニットUN2を接続又は接続解除するための機構を持っている。さらに、接続コネクタCNは、切り離し時にチューブ(TU1及びTU2)を通じて送り込まれた空気が漏れださないように、切り離し時のキャップ機構も有している。
そして、制御信号ケーブル(CB1及びCB2)は、第1のユニットUN1と第2のユニットUN2間において、制御信号の送受信を行う機能を持つ。さらに、チューブ(TU1及びTU2)は、第2のユニットUN2から第1のユニットUN1へ空気を送り込む機構を持つ。
これに対して、第2のユニットUN2は、第1のユニットUN1に取り付けられている空気袋AHへ空気を送り込む機構を持つ。第2のユニットUN2は、適切な量の空気を送り込むために、制御信号ケーブル(CB1及びCB2)から受け取った信号に基づいて空気量を制御する。以下では、図3(B)の第2のユニットUN2(空気充填装置)の各部の説明をする。
スイッチSWは、電源のOn/Offや、締め付け動作の各段階が終了したことの確認の入力等に用いる。スイッチSWは、後述する図4の操作部290の一例である。
また、表示部DS2(後述する図4の表示部270)は、適切な締め付け動作が行われていることを簡易的に表示する。例えば表示部DS2は、確実に締め付け動作が行われているか否かを確認するために、運動前の締め付け動作の各段階を示す画像やテキスト等を表示する機能を持つ(ステータス表示)。
そして、ポンプPPは、制御信号に応じた量の空気を空気袋AHに送り込む機構を持つ。
また、後述する図4に示すように、第1のユニット100に空気袋が複数設けられる場合には(締め付けバンドBDの長軸方向に対して垂直に並べた状態など)、各空気袋(第1の空気袋1131、第2の空気袋1132等)に空気を送出するポンプ(第1のポンプ231、第2のポンプ232等)をそれぞれ設けても良い。この時、ポンプ制御部250は、これら複数のポンプの制御処理を行う。すなわち、空気袋毎に空気量の増減を制御してもよい。
次に、図4を用いて、本実施形態の詳細なシステム構成例を説明する。なお、図1、図3(A)及び図3(B)を用いて前述した説明と同様の箇所については説明を省略する。
まず、血流情報計測部130は、超音波プローブ132と、送信処理部133と、受信処理部134と、ドップラー処理部135と、血流情報生成部137と、を有する。そして、超音波プローブ132は、超音波トランスデューサーデバイス131を有する。
超音波トランスデューサーデバイス131は、複数の圧電素子を持っており、送信処理部133から与えられる駆動信号に応じた超音波を発生させる。そして、超音波トランスデューサーデバイス131は、被検体からの反射波を受信して電気信号に変換する。
また、超音波トランスデューサーデバイス131は、圧電素子に設けられた整合層と、圧電素子から本体側への超音波信号の伝搬を抑えるバッキング材等を有している。圧電素子を用いるタイプを例にとれば、超音波トランスデューサーデバイス131は、複数の超音波トランスデューサー素子(超音波素子アレイ)と、複数の開口がアレイ状に配置された基板とを有する。そして、超音波トランスデューサー素子としては、薄手の圧電素子と金属板(振動膜)を貼り合わせたモノモルフ(ユニモルフ)構造を用いたものを用いる。超音波トランスデューサー素子(振動素子)は、電気的な振動を機械的な振動に変換するものであるが、この場合には、圧電素子が面内で伸び縮みすると貼り合わせた金属板(振動膜)の寸法はそのままであるため反りが生じる。
また、超音波トランスデューサーデバイス131は、近隣に配置された数個の超音波トランスデューサー素子で一つのチャンネルを構成し、1回に複数のチャンネルを駆動しながら、超音波ビームを順次移動させるものであってもよい。
そして、超音波プローブ132から被検体に超音波信号が送信されると、超音波信号は被検体の体内組織における音響インピーダンスの不連続面で次々と反射され、反射信号として超音波プローブ132が持つ複数の圧電素子で受信される。受信された反射波信号の振幅は、超音波が反射される不連続面における音響インピーダンスの差で決定する。送信された超音波信号が、血流などの移動物で反射された場合は、ドップラー効果によって速度方向成分に応じた周波数偏移を受ける。
また、超音波プローブ132は、血流状態を計測するため被検体に密着させることが望ましい。そのため、例えば図3(C)に示す第1のユニットUN1では、超音波プローブUDは第1のユニットUN1の裏面側(被検体と接触する側)に設けられる。
なお、超音波トランスデューサーデバイス131としては、圧電素子(薄膜圧電素子)を用いるタイプのトランスデューサーを採用できるが、本実施形態はこれに限定されない。例えばc‐MUT(Capacitive Micro-machined Ultrasonic Transducers)などの容量性素子を用いるタイプのトランスデューサーを採用してもよいし、バルクタイプのトランスデューサーを採用してもよい。超音波トランスデューサー素子及び超音波トランスデューサーデバイス131のさらに詳細な説明については、後述する。
次に、送信処理部133は、トリガ発生回路、遅延回路およびパルス回路等を持っており、超音波プローブ132に駆動信号を与える。パルス回路は、所定の周波数で、信号超音波を生成するパルスを発生する。遅延回路は、超音波プローブ132から発生される超音波をビーム状に集束して指向性を作り出すために用いており、パルス回路が発生させる各パルスに対して圧電素子毎の遅延時間を与える。トリガ発生回路は、パルスに基づくタイミングで、超音波プローブ132に駆動信号を付加する。
そして、受信処理部134は、アンプ回路、A/D変換器、加算器などから構成され、超音波プローブ132が受信した反射波信号に対して処理を行い、反射波データを作成する。アンプ回路は、反射信号を増幅してゲイン補正を行う。A/D変換器は、ゲイン補正された反射波信号をA/D変換して、受信指向性を決めるために必要な遅延時間を与える。加算器は、A/D変換器によって処理された反射波信号の加算処理を行って、反射波データを生成する。そのため、反射波信号の受信指向性に応じた方向からの反射成分が強調される。
さらに、ドップラー処理部135は、受信処理部134から受け取った反射波データから速度情報を周波数解析して、ドップラー効果による血流を抽出し、平均速度など情報を多点抽出したドップラーデータを生成する。本処理においては、公知のドップラー法の技術や、例えばカラードップラーの形成技術などを利用することができる。
そして、血流情報生成部137は、ドップラー処理部135により生成されたドップラーデータに基づいて、血流情報を生成する。
また、入力部170は、ボタン、タッチパネル、スイッチ、トラックボールなどである。開始や終了などの電源機能が主な機能であるが、各種の設定要求を受け付けるためのやりとりを受け付ける機能を有していても良い。
また、第1のユニット100及び第2のユニット200は、ROMやRAM等の記憶部を有していても良い。ROMには、第1のユニット100又は第2のユニット200に必要な処理を実行させるための動作プログラムや各種パラメータが記録されている。RAMには、プログラム実行時の動作に必要なメモリ領域が確保されている。
2.処理の詳細
以下では、図5のフローチャートを用いて、本実施形態の処理の流れについて説明する。
まず、腕や脚の付け根付近などの対象部位に締め付けバンド(第1のユニット)を巻き付けた状態で、且つ空気充填補助装置(第2のユニット)の電源スイッチをオンにした状態から処理を開始する。この時、締め付けバンドは、手動で位置補正が出来る状態に仮留めしておく。
まず、締め付けバンド本体に付随している血流情報計測部130が血流情報の計測処理を行い、制御信号ケーブルを通じて空気充填補助装置が、対象部位(腕/脚)の血流状態が計測された情報(血流情報)を取得する(S101)。なお、血流情報の取得処理については、図7のフローチャートを用いて後述する。
次に、ステップS101において取得した血流情報に基づいて、適切な位置に締め付けバンドが巻き付けられているか否かを判定する(S102)。
ここで、血流情報とは、血流の状態を表す情報であり、例えば血流方向(動脈流か静脈流かを示す情報)、血流速度(mm/s)、血管の太さ(mm)、皮膚から血管までの深さ(mm)及び取付け位置内の相対的な血管位置(x、y)などである。また、各血管の流速、各血管の太さ、皮膚から各血管までの深さ及び各血管の位置等の数値は、トレーニングを行うに当たり適正な範囲が対象部位毎に決まっている。
そして、ステップS102において、適切な取り付け位置に締め付けバンドが巻き付けられていると判定した場合は、空気充填補助装置の表示部270は、その旨をメッセージや画像で表示し、締め付けバンドの表示部150は、発光素子の緑色を点灯させる(S103)。
一方で、ステップS102において、締め付けバンドの取付け位置が適切でないと判定された場合、すなわち各血管の流速、各血管の太さ、皮膚から各血管までの深さ及び各血管の位置等の数値のうち少なくともいずれか一つが適正範囲外であると判定された場合には、締め付けバンドの表示部150は、警告信号を発し、空気充填補助装置の表示部270は、各種警告メッセージを表示する(S104)。具体的に締め付けバンドの表示部150は、取り付け位置の誤差(目標位置と現在位置との差分距離量)が所定範囲内である場合には、適切な位置からのずれ量に応じて、発光素子の黄色を点滅させ、取り付け位置の誤差が所定範囲を超えている場合には、発光素子の赤色を点灯させる。
このように、ステップS101〜S104の動作を通じて、締め付けバンドを適切な位置へと使用者が手動でずらしながら合わせ込んでいくことが出来る。
次に、ステップS103の処理の後に、これまで仮留め状態であった締め付けバンドの固定を促す指示を空気充填補助装置の表示部270が表示し、締め付けバンドの表示部150も固定指示を表す警告信号を発する(S105)。
そして、締め付けバンドの固定が確認された後は、空気充填補助装置から締め付けバンドに空気を送り込む動作へと移る。まず、再度、血流情報計測部130が血流情報の計測処理を行い、制御信号ケーブルを通じて空気充填補助装置が血流情報を取得する(S106)。
次に、ステップS106において、取得した血流情報に基づいて、適切な負荷が締め付けバンドにより与えられているか否かを判定する(S107)。なお、トレーニング時に被検体に与える負荷(締め付け力)は、対象部位毎に適正な範囲(上限値や下限値)が決まっている。
ステップS107において、締め付け力が不足しており、適切な負荷が締め付けバンドにより与えられていないと判定した場合、すなわち負荷がトレーニング適正範囲に徐々に向かっている場合には、空気充填補助装置のポンプにより、ポンプに対応した空気袋へ空気が送り込まれる(S108)。
この時の具体的な様子を図6(A)及び図6(B)を用いて説明する。図6(A)では、空気袋AHとバンドBDにより被検体HKの血管BVに負荷がかけられており、非押圧下での血管BVの太さがWD1であるのに対して、押圧が加えられている部分の血管BVの太さがWD2になっている。
そして、図6(A)の場合でも締め付け力が不足していると判定された場合には、図6(B)に示すように、さらに空気袋AHを膨らませて、空気袋AHとバンドBDにより被検体HKの血管BVにかける負荷を大きくし、押圧が加えられている部分の血管BVの太さをWD2よりも小さいWD3にする。
一方で、ステップS107において、血流情報から取得される各種数値のうち少なくともいずれか一つが、トレーニング時の適正範囲外へ変動した場合には、空気充填を停止する(S109)。そして、空気充填補助装置の表示部270がその旨を表示し、締め付けバンドの表示部150は、警告信号を発する(S110)。具体的に締め付けバンドの表示部150は、被検体に加えられる締め付け力が少し強い場合、すなわち締め付け力の目標値と現在値との差分値が所定範囲内である場合には、適切な締め付け力からの差分値に応じた点滅速度で、発光素子の黄色を点滅させ、被検体に過負荷が加えられている場合、すなわち締め付け力の差分値が所定範囲を超えている場合には、発光素子の赤色を点灯させる。さらに、例えば、血流情報から取得される各種数値が異常値を示した場合には、空気袋から空気を抜き出すなどの動作を行うことが望ましい。この場合には、一旦処理を終了する。
一方で、ステップS108において、空気袋に空気が充填された場合には、適切に血流が制限された状態か否かをさらに判定する(S111)。血流制限が不十分な場合には、ステップS106へ戻り、充填作業を繰り返していく。
また、ステップS111において、十分に血流が制限されていると判定した場合は、空気袋への空気充填を止める。そして、空気充填補助装置の表示部270は、ステップS111の判定結果を表示し、締め付けバンドの表示部150は、例えば発光素子の緑色を点灯させる(S112)。さらに、空気充填が終了したため、チューブの接続コネクタからの取り外しや運動開始の旨を表示してもよい。そして、締め付け処理を終了し、トレーニングの開始を通知する。例えば、締め付けバンドの表示部150が、起動状態を表すために対応した発光素子を点灯させる。
次に、図5のフローチャートにおけるステップS101及びステップS106において行った血流情報の取得処理の詳細について、図7のフローチャートを用いて説明する。
本処理では、血流情報として血流方向と血流速度を求める。血流方向(流速方向)は、バンド締め付けの際に、血流方向に乱れがないかを判断する際に用いる情報である。また、血流速度は、バンド締め付けの際に、使用者に適した負荷が徐々に掛けられているか、すなわち正常に血流速度が減少していっているか否かを判断する際に用いる情報である。
また、血流速度は、持ち上げ動作などの繰り返し運動を行った時に、繰り返し運動の開始及び終了を判定する際に用いる情報でもある。詳しくは図8及び図9を用いて後述するが、例えば持ち上げ動作では持ち上げた状態など、負担が掛かった状態か否かを判定する際に用いる。
まず、超音波プローブから超音波信号が送信されることで、超音波信号が被検体の体内組織における音響インピーダンスの不連続面で次々と反射される(S201)。この時、血流などの移動物で反射された際には、ドップラー効果によって速度方向成分に応じた周波数偏移を受ける。
そして、超音波プローブが持つ複数の圧電素子で受信された反射信号について、一つの信号を4分の1サイクルだけずらして復調して検波する処理を行う(S202)。この処理は、S/N比を向上させ、雑音を低減させる効果を持っている。
次に、ステップS202の処理後の信号に含まれている低周波数の不要信号を波形上から除去する処理を行う(S203)。いわゆる、高域通過型フィルターを用いることで、不要信号を落とし、ドップラー信号のみを抽出している。なお、不要信号の偏移周波数の分布は、被検体の部位毎に異なるため、不要信号を遮断する遮断周波数は部位毎に任意の値が予め設定されている。また、遮断周波数は、ユーザが任意の値に変更できるようにしておいてもよい。
そして、得られたドップラー信号から血流情報を算出する。まず、周波数がfである血流からの反射信号のパワースペクトルをP(f)とすると、平均周波数faveは、原点周りの1次モーメントとして以下の式(1)で求められる。
ここで、この自己相関関数をR(τ)と表すと、パワースペクトルP(f)と自己相関関数R(τ)は、互いに式(2)(Wiener-Khintchineの公式)に表されるフーリエ変換の関係で結びついている(S204)。
そして、τについて上式(2)を微分すると、式(3)が得られる。なお、R(τ)のτに関する1次微分関数をR’(τ)と表す。
さらに、R’(τ)を微分した2次微分関数をR”(τ)と表すと、次式(4)が得られる。
そして、R(τ)の振幅の偶関数性、位相の奇関数性を用いると、平均周波数faveは下式(5)により求められる。なお、Tは、被検体に放射する超音波パルスの繰り返し周期である。
本処理では、超音波プローブに近づく流れを正の周波数で表わし、遠ざかる流れを負の周波数で表わす。よって、平均周波数faveから血流方向を求めることができる。
さらに、式(5)により求められる平均周波数faveと血流速度の平均値vaveとの間には、下式(6)の関係がある(S205)。
ここで、fは送信超音波の中心周波数であり、cは生体中の音速であり、θは超音波ビームと血流方向とのなす角度である。また、血流情報計測部130は、超音波を一定の角度だけ偏向させるビームステアリング機能を持っているため、θは既知の値となる。
そのため、式(6)により、既知である角度θ及び平均周波数faveから、血流速度の平均値vaveを血流情報として求めることができる(S205)。
次に、図8のフローチャートを用いて、繰り返し運動の繰り返し回数のカウント処理の流れを説明する。本処理は、図5のフローチャートを用いて説明した運動補助装置の取り付け時の処理が完了し、使用者がトレーニングを開始した後に行う処理である。
本処理では、処理部210が、血流情報生成部137から得られた血流速度から速度変化量を求めて、例えば持ち上げ動作を行っているか否かを判定し、繰り返し回数(動作回数)を数える。そして、速度変化量が所与の閾値以上の場合は、持ち上げ動作が行われたと判定して、繰り返し回数をカウントアップし、所与の閾値以下の場合は、静止状態又は正しく持ち上げ動作を行っていないと判定して、カウントしない。
具体的には、まず超音波プローブ132が持つ複数の圧電素子で受信された反射信号に基づいて、第1のユニット100の血流情報計測部130(ドップラー処理部135)がドップラー周波数を算出する(S301)。
そして、第2のユニット200の処理部210が、得られたドップラー周波数から血流速度を算出する(S302)。なお、ステップS301及びステップS302の処理は、図7を用いて説明した処理と同様である。
ここで、ステップS302において得られた血流速度は、測定サンプリング間隔での速度変動が大きく、このまま後の処理に用いると、誤ったカウント処理を行ってしまうことがある。そこで、処理部210は、後述する図9に示すような時系列に取得してきた速度データBVDを平滑化することで、速度変化の傾向を算出する(S303)。具体的には、例えば下式(7)を用いて、血流速度の単純移動平均SMAを算出する。なお、単純移動平均SMAとは、直近のm個(mは正の整数で、例えばm=10)のデータの重み付けのない単純な平均値のことをいう。またvは、n番目に取得された速度データを表す。
また、前述した図9は、横軸を時間tとし、縦軸を血流速度Vとした、繰り返し運動実施時の血流速度を表すグラフである。そして、図9のグラフでは、血流速度の時系列データを折れ線BVDにより表し、血流速度の単純移動平均を曲線AVにより表す。なお、血流速度の平均値の算出方法は式(7)のような単純移動平均に限らず、指数移動平均や加重移動平均などを用いても構わない。
次に、血流速度の平均値の1次微分値を血流速度の変化量(速度変化量)として算出し、速度変化量のピーク値を求める(S303)。そして、速度変化量のピーク値が所与の閾値よりも大きいか否かを判定する(S304)。速度変化量のピーク値が所与の閾値を越えたと判定した場合は、使用者が所定の繰り返し運動を実施したと判定して、繰り返し回数(0〜99)を前回値に1を加えた値に変更して、表示部150に表示する(S305)。
一方で、速度変化量のピーク値が所与の閾値を越えなかったと判定した場合は、ステップS306へ進み、速度変化量のピーク値が所与の閾値付近であるか否か、すなわち速度変化量のピーク値と所与の閾値との差が所与の範囲内であるか否かを判定する(S306)。
そして、速度変化量のピーク値と所与の閾値との差が所与の範囲内であると判定した場合には、使用者が繰り返し運動を行ったものの、例えば所定の位置まで腕を上げていないなど所定の繰り返し運動を正しく実施していないものと判定して、繰り返し回数を更新せずに、繰り返し回数として前回値を表示部150に表示する(S307)。さらに、正しい繰り返し運動が行われておらず、繰り返し回数をカウントアップできなかった旨を表示部150に警告表示する。この時、例えば姿勢が正しくない等と使用者に注意喚起するメッセージを表示してもよいし、アラーム音を鳴らしたりしてもよい。
一方で、ステップS306において速度変化量のピーク値と所与の閾値との差が所与の範囲外であると判定した場合には、所定の繰り返し運動が実施されなかったと判定して、繰り返し回数を更新せずに、繰り返し回数として前回値を表示部150に表示する(S308)。この場合には、ステップS307の場合とは異なり、使用者は繰り返し運動を行っておらず、静止した状態であると判断できるため、警告表示等は行わない。
以上が繰り返し運動の繰り返し回数のカウント処理の流れである。なお、ステップS304の所与の閾値及びステップS306の所与の範囲については、実験的に計測した結果に基づいた値を用いる。さらに、これらの値は、使用者の負荷状況に応じて任意の値又は範囲に変動しても良い。
次に、第1のユニットに設けられる締め付け機構の変形例を図10(A)及び図10(B)を用いて説明する。
図10(A)に示す締め付け機構は、バンドBDに複数の空気袋AHを設けた例である。これにより、加圧したい部位に対応する空気袋にだけ、空気を送り込み、他の部位を加圧せずに、加圧したい部位だけを加圧する緻密な制御を行うことが可能となる。
さらに、図10(B)に示す締め付け機構は、締め付け機構のバンドBDの特定の位置に凸状の加圧部HDを設けたものである。この凸状の加圧部HDは、バンドBDよりも固い素材により形成されており、加圧部HDが接触する部位をより強く加圧することが可能となる。
さらに、締め付け機構は、不図示のバンド自動巻上げ機構を有していても良い。
3.本実施形態の手法
次に、本実施形態の手法について説明する。
以上の本実施形態の運動補助装置では、被検体を可変の締め付け力で締め付ける締め付け機構110と、被検体の血流情報の計測処理を行う血流情報計測部130と、計測された血流情報に基づいて、被検体の繰り返し運動の繰り返し回数情報のカウント処理を行う処理部210と、を含む。
本実施形態では、血流情報に基づいて、被検体の繰り返し運動の繰り返し回数情報のカウント処理を行う。
これにより、繰り返し回数が自動でカウントされることで、使用者はトレーニングに集中することができる。そのため、補助者の補助がない場合でも、使用者が効果的なトレーニングを行うことが可能となる。
また、繰り返し運動の1回の動作を行う際には、繰り返し運動の開始時と、繰り返し運動を行っている最中と、繰り返し運動の終了時とでは、それぞれの血流速度が異なる。そのため、血流速度の大きさによって、繰り返し運動を行ったか否かを判定することができる。しかし、繰り返し運動の種類によっては、運動時に通常時よりも血流速度が大きくなる場合もあるし、運動時に通常時よりも血流速度が小さくなる場合もある。したがって、一概に、血流速度が大きくなったからといって、運動を開始したと判定することはできない。
ただし、どのような繰り返し運動を行う場合においても、静止状態と運動状態とでは血流速度が異なるため、運動を行う際に血流速度の変化量が通常よりも大きくなる。そのため、血流速度の変化量により繰り返し運動の1回の動作を行ったか否かを判定することが可能である。
そこで、処理部210は、計測された血流情報により得られる血流速度の変化量を求め、変化量に基づいて、繰り返し回数情報のカウント処理を行ってもよい。
ここで、血流速度の変化量とは、例えば血流速度の1次微分値のことをいう。ただし、これに限定されず、所定期間内での変化量のことであってもよい。
これにより、繰り返し運動の種類に関わらず、繰り返し運動のカウント処理を行うこと等が可能になる。
しかし、実際に血流情報により得られる血流速度は、測定サンプリング間隔での変動が大きく、このままの値を用いた場合には、実際に繰り返し運動を行っていない非常に短い期間に繰り返し運動を行ったと判定してしまうことがある。
そこで、処理部210は、計測された血流情報により得られる血流速度の平均化処理を行って、血流速度の平均値を求め、求めた平均値の変化量を求め、変化量に基づいて、繰り返し回数情報のカウント処理を行ってもよい。
ここで、血流速度の平均値は、例えば前述した図9の曲線AVにより表される移動平均値である。ただし、これに限定されない。
これにより、測定サンプリング間隔での血流速度の変動を抑制して、繰り返し運動の誤検出を防ぎ、繰り返し回数のカウント処理を正しく行うこと等が可能になる。
また、処理部210は、血流速度の変化量と所与の閾値との比較処理を行って、変化量が所与の閾値以上である場合に、繰り返し回数情報をカウントアップするカウント処理を行ってもよい。
これにより、血流速度の変化量が所与の閾値以上になった場合に、繰り返し運動を行ったと判定して、繰り返し回数をカウントアップすること等が可能になる。
また、実際には、常に変化量と閾値の比較処理を行う必要はなく、変化量のピーク値にのみ、比較処理を行えば十分である。
そこで、処理部210は、血流速度の変化量のピーク値を求め、ピーク値と所与の閾値との比較処理を行って、ピーク値が所与の閾値以上である場合に、繰り返し回数情報をカウントアップするカウント処理を行ってもよい。
これにより、血流速度の変化量と所与の閾値との比較処理に要する処理量を削減すること等が可能になる。
また、図8のフローチャートのステップS307において説明したように、使用者が繰り返し運動を行ったつもりでも、実際には正しく繰り返し運動を行うことができていない場合もある。このような場合には、使用者に対して注意喚起をすることが望ましい。
そこで、処理部210は、血流速度の変化量が所与の閾値未満で、かつ変化量と所与の閾値との差が所与の範囲内である場合に、繰り返し運動が適正に行われていないことを報知する報知データの生成処理を行ってもよい。
ここで、報知データとは、表示部に表示する文字や画像等のデータであってもよいし、LED等のライトを発光させる発光パターン等であってもよい。またその他にも、報知データは、音声出力部により出力する音声データであってもよいし、振動部が振動するための振動パターン等であってもよい。
これにより、使用者が繰り返し運動を行ったつもりでも、実際には正しく繰り返し運動を行うことができていない場合に、使用者に対して注意喚起をすること等が可能になる。
さらに、処理部210は、計測された血流情報に基づいて、締め付け機構110の締め付け状態の制御処理及び締め付け状況についての報知データの生成処理のうちの少なくとも一方の処理を行ってもよい。
これにより、使用者に適した負荷となるように、バンド締め付けを正確に制御した負荷量にて効果的なトレーニングに取り組むことができる。
また、血流状態(血流速度・血流方向)に基づいて、締め付け対象(動脈・静脈)の正確な状態を確認できるため、安全なトレーニングに取り組むことができる。
よって、専門家などの補助者の補助がない場合でも、使用者が被検体を適切に加圧することが可能となる。
また、前述したようにトレーニングを行う際には、動脈流よりも、静脈流の流速を強く制限することが望ましい。また、動脈血流に異常がある場合には、これを検出し、加圧を中止すべきである。
そこで、処理部210は、計測された血流情報が、静脈の血流情報であるか動脈の血流情報であるかを判断し、計測された血流情報が、静脈の血流情報である場合には、締め付け機構110の締め付け状態の制御処理として、第1の制御処理を行い、計測された血流情報が、動脈の血流情報である場合には、締め付け機構110の締め付け状態の制御処理として、第1の制御処理と異なる第2の制御処理を行ってもよい。
例えば、第1の制御処理では、図6(B)のように血流を強く制限する処理を行い、第2の制御処理では、図6(A)のように静脈の時よりも弱く血流を制限する処理を行っても良い。
これにより、動脈流よりも静脈流の流速を強く制限して、使用者がトレーニングを行うこと等が可能になる。
また、処理部210は、ドップラー効果を利用して、計測された血流情報が示す血管の血流方向を特定し、特定された血流方向に基づいて、計測された血流情報が、静脈の血流情報であるか動脈の血流情報であるかを判断してもよい。
これにより、被検体の締め付け位置にある血管が静脈である時と動脈である時とにおいて、異なる締め付け制御処理を行うこと等が可能になる。
また、血流情報計測部130は、被検体に対して超音波ビームを送信すると共に、送信した超音波ビームによる超音波エコーを受信する超音波トランスデューサーデバイス131を有し、受信した超音波エコーに基づいて、被検体の血流情報の計測処理を行ってもよい。
これにより、大掛かりな装置を用いたり、他のセンサー等を被検体に取り付けたりせずに、被検体の血流情報を取得すること等が可能になる。
また、被検体の部位によって、トレーニングを行うに当たり適正な締め付け力が異なる。被検体の部位毎に、血管の太さ、皮膚から血管までの深さ、皮膚の硬さ等が異なるためである。
そこで、処理部210は、血流情報と、超音波トランスデューサーデバイス131から得られた血管の位置情報とに基づいて、締め付け機構110の締め付け状態の制御処理及び締め付け状況についての報知データの生成処理のうちの少なくとも一方の処理を行ってもよい。
これにより、被検体の部位毎に異なる締め付け力を加える締め付け制御を行うこと等が可能になる。
また逆に、処理部210が、現在被検体に加えられている締め付け力が適正な締め付け力以上であると判定した場合には、締め付け機構110の締め付け状態の制御処理を中止してもよい。さらに、その場合に、処理部210は、現在被検体に加えられている締め付け力が適正な締め付け力になるまで、締め付け力を弱める締め付け状態の制御処理を行ってもよい。
また、処理部210は、血流情報に基づいて、締め付け状態が適正か否かの判定処理を行ってもよい。
これにより、締め付け状態が適正である場合には、締め付け制御を終了すること等が可能になる。
一方で、処理部210は、締め付け状態が適正ではないと判定した場合に、血流情報に基づいて、締め付け機構110の締め付け状態の制御処理を行ってもよい。具体的には、処理部210が、現在被検体に加えられている締め付け力が適正な締め付け力未満であると判定した場合には、血流情報に基づいて、締め付け機構110の締め付け状態の制御処理を行ってもよい。現在加えられている締め付け力が適正な締め付け力未満である状態で、トレーニングを行っても、十分な効果がないためである。
これにより、締め付け力が適正な値になるまで、締め付け制御を継続すること等が可能になる。
また、処理部210は、血管の位置、血流方向、血流速度及び血管の太さのうちの少なくとも一つの情報に基づいて、締め付け状態が適正か否かの判定処理を行ってもよい。
これにより、より正確に締め付け状態を判定すること等が可能になる。
また、本実施形態では、空気を送出するポンプ230をさらに含んでもよい。そして、締め付け機構110は、被検体に巻き付けられるバンド111と、バンド111に取り付けられ、ポンプ230から送出された空気が注入され、内部の空気量に応じた圧力を被検体に加える空気袋113と、を有してもよい。
これにより、空気袋内の空気量により締め付け力が変化するため、締め付け力を連続的(離散的でない)に制御することができる。そのため、被検体の締め付け位置に応じた柔軟な締め付け制御を行うこと等が可能になる。また、被検体を直接締め付ける機構が、空気袋113とバンド111であるため、被検体を傷付けずに、安全に締め付けること等が可能になる。
なお、本実施形態の運動補助装置等は、その処理の一部または大部分をプログラムにより実現してもよい。この場合には、CPU等のプロセッサーがプログラムを実行することで、本実施形態の運動補助装置等が実現される。具体的には、情報記憶媒体に記憶されたプログラムが読み出され、読み出されたプログラムをCPU等のプロセッサーが実行する。ここで、情報記憶媒体(コンピューターにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(DVD、CD等)、HDD(ハードディスクドライブ)、或いはメモリー(カード型メモリー、ROM等)などにより実現できる。そして、CPU等のプロセッサーは、情報記憶媒体に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち、情報記憶媒体には、本実施形態の各部としてコンピューター(操作部、処理部、記憶部、出力部を備える装置)を機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピューターに実行させるためのプログラム)が記憶される。
4.超音波トランスデューサー素子
図11(A)〜図11(C)に、超音波トランスデューサーデバイス131の超音波トランスデューサー素子10の構成例を示す。この超音波トランスデューサー素子10は、振動膜(メンブレン、支持部材)50と圧電素子部とを有する。圧電素子部は、第1電極層(下部電極)21、圧電体層(圧電体膜)30、第2電極層(上部電極)22を有する。
図11(A)は、基板(シリコン基板)60に形成された超音波トランスデューサー素子10の、素子形成面側の基板60に垂直な方向から見た平面図である。図11(B)は、図11(A)のA−A’に沿った断面を示す断面図である。図11(C)は、図11(A)のB−B’に沿った断面を示す断面図である。
第1電極層21は、振動膜50の上層に例えば金属薄膜で形成される。この第1電極層21は、図11(A)に示すように素子形成領域の外側へ延長され、隣接する超音波トランスデューサー素子10に接続される配線であってもよい。
圧電体層30は、例えばPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)薄膜により形成され、第1電極層21の少なくとも一部を覆うように設けられる。なお、圧電体層30の材料は、PZTに限定されるものではなく、例えばチタン酸鉛(PbTiO3)、ジルコン酸鉛(PbZrO3)、チタン酸鉛ランタン((Pb、La)TiO3)などを用いてもよい。
第2電極層22は、例えば金属薄膜で形成され、圧電体層30の少なくとも一部を覆うように設けられる。この第2電極層22は、図11(A)に示すように素子形成領域の外側へ延長され、隣接する超音波トランスデューサー素子10に接続される配線であってもよい。
振動膜(メンブレン)50は、例えばSiO2薄膜とZrO2薄膜との2層構造により開口40を塞ぐように設けられる。この振動膜50は、圧電体層30及び第1電極層21、第2電極層22を支持すると共に、圧電体層30の伸縮に従って振動し、超音波を発生させることができる。
開口40は、基板60(シリコン基板)の裏面(素子が形成されない面)側から反応性イオンエッチング(RIE)等によりエッチングすることで形成される。この開口40の開口部45のサイズによって超音波の共振周波数が決定され、その超音波は圧電体層30側(図11(A)において紙面奥から手前方向)に放射される。
超音波トランスデューサー素子10の下部電極(第1電極)は、第1電極層21により形成され、上部電極(第2電極)は、第2電極層22により形成される。具体的には、第1電極層21のうちの圧電体層30に覆われた部分が下部電極を形成し、第2電極層22のうちの圧電体層30を覆う部分が上部電極を形成する。即ち、圧電体層30は、下部電極と上部電極に挟まれて設けられる。
5.超音波トランスデューサーデバイス
図12に、超音波トランスデューサーデバイス131(素子チップ)の構成例を示す。本構成例の超音波トランスデューサーデバイス131は、複数の超音波トランスデューサー素子群UG1〜UG64、駆動電極線DL1〜DL64(広義には第1〜第nの駆動電極線。nは2以上の整数)、コモン電極線CL1〜CL8(広義には第1〜第mのコモン電極線。mは2以上の整数)を含む。なお、駆動電極線の本数(n)やコモン電極線の本数(m)は、図12に示す本数には限定されない。
複数の超音波トランスデューサー素子群UG1〜UG64は、第2の方向D2(スキャン方向)に沿って64列に配置される。UG1〜UG64の各超音波トランスデューサー素子群は、第1の方向D1(スライス方向)に沿って配置される複数の超音波トランスデューサー素子を有する。
図13(A)に、超音波トランスデューサー素子群UG(UG1〜UG64)の例を示す。図13(A)では、超音波トランスデューサー素子群UGは第1〜第4の素子列により構成される。第1の素子列は、第1の方向D1に沿って配置される超音波トランスデューサー素子UE11〜UE18により構成され、第2の素子列は、第1の方向D1に沿って配置される超音波トランスデューサー素子UE21〜UE28により構成される。第3の素子列(UE31〜UE38)、第4の素子列(UE41〜UE48)も同様である。これらの第1〜第4の素子列には、駆動電極線DL(DL1〜DL64)が共通接続される。また、第1〜第4の素子列の超音波トランスデューサー素子にはコモン電極線CL1〜CL8が接続される。
そして、図13(A)の超音波トランスデューサー素子群UGが、超音波トランスデューサーデバイス131の1チャンネルを構成する。即ち、駆動電極線DLが1チャンネルの駆動電極線に相当し、送信回路からの1チャンネルの送信信号は駆動電極線DLに入力される。また、駆動電極線DLからの1チャンネルの受信信号は駆動電極線DLから出力される。なお、1チャンネルを構成する素子列数は図13(A)のような4列には限定されず、4列よりも少なくてもよいし、4列よりも多くてもよい。例えば図13(B)に示すように、素子列数は1列であってもよい。
図12に示すように、駆動電極線DL1〜DL64(第1〜第nの駆動電極線)は、第1の方向D1に沿って配線される。駆動電極線DL1〜DL64のうちの第j(jは1≦j≦nである整数)の駆動電極線DLj(第jのチャンネル)は、第jの超音波トランスデューサー素子群UGjの超音波トランスデューサー素子が有する第1の電極(例えば下部電極)に接続される。
超音波を出射する送信期間には、送信信号VT1〜VT64が駆動電極線DL1〜DL64を介して超音波トランスデューサー素子に供給される。また、超音波エコー信号を受信する受信期間には、超音波トランスデューサー素子からの受信信号VR1〜VR64が駆動電極線DL1〜DL64を介して出力される。
コモン電極線CL1〜CL8(第1〜第mのコモン電極線)は、第2の方向D2に沿って配線される。超音波トランスデューサー素子が有する第2の電極は、コモン電極線CL1〜CL8のうちのいずれかに接続される。具体的には、例えば図12に示すように、コモン電極線CL1〜CL8のうちの第i(iは1≦i≦mである整数)のコモン電極線CLiは、第i行に配置される超音波トランスデューサー素子が有する第2の電極(例えば上部電極)に接続される。
コモン電極線CL1〜CL8には、コモン電圧VCOMが供給される。このコモン電圧VCOMは一定の直流電圧であればよく、0V、即ちグランド電位(接地電位)でなくてもよい。
そして、送信期間では、送信信号電圧とコモン電圧との差の電圧が超音波トランスデューサー素子に印加され、所定の周波数の超音波が放射される。
なお、超音波トランスデューサー素子の配置は、図12に示すマトリックス配置に限定されず、いわゆる千鳥配置等であってもよい。
また、図13(A)及び図13(B)では、1つの超音波トランスデューサー素子が送信素子及び受信素子の両方に兼用される場合について示したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば送信素子用の超音波トランスデューサー素子、受信素子用の超音波トランスデューサー素子を別々に設けて、アレイ状に配置してもよい。
以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、運動補助装置の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 超音波トランスデューサー素子、100 第1のユニット、
110 締め付け機構、
111 バンド、113 空気袋、130 血流情報計測部、
131 超音波トランスデューサーデバイス、132 超音波プローブ、
133 送信処理部、134 受信処理部、135 ドップラー処理部、
137 血流情報生成部、150 表示部、170 入力部、200 第2のユニット、
210 処理部、230 ポンプ、231 第1のポンプ、232 第2のポンプ、
250 ポンプ制御部、270 表示部、290 操作部、1131 第1の空気袋、
1132 第2の空気袋

Claims (14)

  1. 被検体を可変の締め付け力で締め付ける締め付け機構と、
    前記被検体の血流情報の計測処理を行う血流情報計測部と、
    計測された前記血流情報に基づいて、前記被検体の繰り返し運動の繰り返し回数情報のカウント処理を行う処理部と、
    を含むことを特徴とする運動補助装置。
  2. 請求項1において、
    前記処理部は、
    計測された前記血流情報により得られる血流速度の変化量を求め、前記変化量に基づいて、前記繰り返し回数情報の前記カウント処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  3. 請求項2において、
    前記処理部は、
    計測された前記血流情報により得られる前記血流速度の平均化処理を行って、前記血流速度の平均値を求め、求めた前記平均値の変化量を求め、前記変化量に基づいて、前記繰り返し回数情報の前記カウント処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記処理部は、
    前記血流速度の前記変化量と所与の閾値との比較処理を行って、前記変化量が前記所与の閾値以上である場合に、前記繰り返し回数情報をカウントアップする前記カウント処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
    前記処理部は、
    前記血流速度の前記変化量のピーク値を求め、前記ピーク値と所与の閾値との比較処理を行って、前記ピーク値が前記所与の閾値以上である場合に、前記繰り返し回数情報をカウントアップする前記カウント処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  6. 請求項4又は5において、
    前記処理部は、
    前記血流速度の前記変化量が前記所与の閾値未満で、かつ前記変化量と前記所与の閾値との差が所与の範囲内である場合に、前記繰り返し運動が適正に行われていないことを報知する報知データの生成処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記処理部は、
    計測された前記血流情報に基づいて、前記締め付け機構の締め付け状態の制御処理及び締め付け状況についての報知データの生成処理のうちの少なくとも一方の処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  8. 請求項7において、
    前記処理部は、
    計測された前記血流情報が、静脈の血流情報であるか動脈の血流情報であるかを判断し、
    計測された前記血流情報が、前記静脈の前記血流情報である場合には、前記締め付け機構の前記締め付け状態の前記制御処理として、第1の制御処理を行い、
    計測された前記血流情報が、前記動脈の前記血流情報である場合には、前記締め付け機構の前記締め付け状態の前記制御処理として、前記第1の制御処理と異なる第2の制御処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記血流情報計測部は、
    前記被検体に対して超音波ビームを送信すると共に、送信した前記超音波ビームによる超音波エコーを受信する超音波トランスデューサーデバイスを有し、
    受信した前記超音波エコーに基づいて、前記被検体の前記血流情報の前記計測処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記処理部は、
    前記血流情報に基づいて、前記締め付け状態が適正か否かの判定処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  11. 請求項10において、
    前記処理部は、
    前記締め付け状態が適正ではないと判定した場合に、前記血流情報に基づいて、前記締め付け機構の前記締め付け状態の前記制御処理を行うことを特徴とする運動補助装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    空気を送出するポンプをさらに含み、
    前記締め付け機構は、
    前記被検体に巻き付けられるバンドと、
    前記バンドに取り付けられ、前記ポンプから送出された空気が注入され、内部の空気量に応じた圧力を前記被検体に加える空気袋と、
    を有することを特徴とする運動補助装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
    前記締め付け機構及び前記血流情報計測部は、
    第1のユニットに設けられ、
    前記処理部は、
    第2のユニットに設けられ、
    前記第1のユニットと前記第2のユニットとは、
    着脱自在であることを特徴とする運動補助装置。
  14. 締め付け機構により、被検体を可変の締め付け力で締め付け、
    血流情報計測部により、前記被検体の血流情報の計測処理を行い、
    処理部により、計測された前記血流情報に基づいて、前記被検体の繰り返し運動の繰り返し回数情報のカウント処理を行うことを特徴とする運動補助装置の制御方法。
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