JP2014228978A - 医療情報交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】医師、医療会社等の医療関係者同士の親密度を高め、意見交換の活発化を図ることにより、医療関係者の親密度や連携を高め、利用者のニーズにより合致した医療情報の交換を効率的に行うことが可能な医療情報交換システムを提供する。【解決手段】医療情報交換システム100を、通信ネットワーク1と、複数のユーザ端末20と、サーバ40と、医療情報を記憶するデータベース50とを備えて構成する。サーバ40は、ユーザの認証を行うユーザ管理部41と、医療情報の登録、共有化、解析、検索、提供等を行うファイル共有部42と、チャット等によりユーザ同士のメッセージのやり取りを行うメッセージ交換部43と、オンライン会議を行う会議実行部44と、を備えて構成する。ファイル共有部42は、医療情報を解析し、キーワードを抽出して、当該キーワードと医療情報とを互いに関連付けて医療情報記憶部56に記憶する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療情報交換システムに関する。
従来、医師等は、医療情報に関する経験や知識の共有のため、地域、専門分野、疾患等を軸として、勉強会や研究会等のコミュニティ(グループ)を立ち上げ、定期的に会合を開催して情報交換等を行っていた。しかし、日程や場所を決定し、その場所まで出向く必要があり、遠方に在住の医師等は勿論、多忙な中での参加が困難で、いわゆるフェイス・トゥ・フェイスで交流する時間が取れないといった問題があった。また、新薬等の最新の医療情報を医師等に提供するために、製薬会社のMR(医薬情報担当者)が、医師等を個別に訪問することや、製薬会社の主催で説明会等を開催することが行われている。しかし、このような場合も医師等との日程調整に時間がかかる、地方の医師等とのコミュニケーションが希薄になるなど、効率的な情報提供を行いにくいものであった。
一方、近年のインターネットやテレビ会議等の通信システムの普及に伴い、互いに離れた場所であっても、手軽に会議や意見交換等ができるようになってきた。したがって、医師同士でも、フェイスブック等のSNS(Social Networking Service)や掲示板等、テレビ会議を用いて、コミュニケーションを図ることができるようになってきた。また、企業側からの医療情報の提供を、インターネット等を通じて行うシステムも開発されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、企業側は医師等のニーズに合った情報提供を行うことができ、医師側では、面会時間等に制約されることなく、好きな時間にこれらの情報を参照することができるようになった。
特許第4444551号公報
しかしながら、テレビ会議等を実施するためには、専用の機器やソフトウェア等の導入費用やカメラ操作や音声調整等の手間がかかる問題がある。これに対して、SNS等を利用する場合は、低コストで手軽に実施ができるが、不特定多数の者がメンバーとなり得る。そのため、例えば、匿名での参加を前提とした場合は、無責任な書き込みや、いわゆる「荒らし」等があることがある。また、実名での参加を前提とした場合は、記載した内容がすべてポータルの掲示板上に晒されるため、書くのを控えるか、当たり障りのない内容を書くに留まっている。いずれの場合でも、医師同士の横のつながりがなく関係性が希薄なため、メンバー同士の親密度に欠けてしまう。そのため、実際に顔を突き合わせた会合等に比べて、相談や協力を依頼しにくく、医師同士の活発なコミュニケーションやつながりの強さに欠けるといった問題がある。また、特許文献2に記載の方法では、企業側から医師等に医療情報を一方的に提供するのみで、MRと医師等との直接のコミュニケーションを図るものではなく、医療現場のニーズに対応しきれていない。また、企業と医師等との密接な関係が図れないという問題は解消されていない。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、医師、医療会社等の医療関係者同士の親密度を高め、意見交換の活発化を図ることにより、医療関係者の親密度や連携を高め、利用者のニーズにより合致した医療情報の交換を効率的に行うことが可能な医療情報交換システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本願に係る医療情報交換システムは、ユーザ端末とサーバとが、通信ネットワークを介して相互に接続して構成され、複数のユーザで構成されるコミュニティに所属するユーザ間で医療情報を共有する医療情報交換システムであって、サーバは、ユーザの認証情報およびユーザが所属するコミュニティが関連づけられて記憶されたユーザ情報記憶部と、コミュニティごとに、医療情報がキーワードと関連付けられて記憶された医療情報記憶部と、認証情報に基づいて、サーバにアクセスするユーザの認証を行うユーザ管理部と、ユーザから投稿されるメッセージおよび医療情報を受信し、コミュニティに所属する他のユーザに送信して、ユーザ間でのメッセージの交換を行わせるメッセージ交換部と、医療情報記憶部にアクセスして、ユーザから投稿される医療情報を記憶するとともに、医療情報を読み出して、コミュニティに所属するユーザ間で医療情報を共有させるファイル共有部と、ユーザからの会議の開催要求に応じて会議を登録し、会議に参加するユーザに会議の開催を通知し、ユーザ間で医療情報を共有しながら、通信ネットワークを介してユーザ間での会議を実行させる会議実行部と、を備え、ファイル共有部は、ユーザ端末から投稿された医療情報または医療情報記憶部に記憶された医療情報を取得し、当該医療情報を解析してキーワード情報を抽出し、キーワード情報と関連付けて、コミュニティごとに医療情報およびキーワード情報を医療情報記憶部に記憶するとともに、ユーザからの検索要求に応じて、キーワード情報に基づいて医療情報記憶部を検索し、取得した医療情報を、ユーザ端末に送信することを特徴とする。
本発明によれば、医師、医療会社等の医療関係者同士の親密度を高め、意見交換の活発化を図ることにより、医療関係者の親密度や連携を高め、利用者のニーズにより合致した医療情報の交換を効率的に行うことが可能な医療情報交換システムを提供することができる。
本願の一実施例に係る医療情報交換システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1に示す医療情報交換システムの機能構成例を示すブロック図である。 ユーザ端末に表示される画面の一例を示す概略図であって、(a)はホーム画面の概略図であって、(b)はコミュニティの初期画面の概略図である。 医療情報交換システムで実行される医療情報交換処理の工程を表すフローチャートであって、(a)は医療情報交換処理のメイン処理の工程を表すフローチャートであり、(b)は、会議実行処理の工程を表すフローチャートである。
以下に、本願に係る医療情報交換システムの一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施例1に係る医療情報交換システムの全体構成を示す概略図である。図2は、医療情報交換システムの機能構成例を示すブロック図である。図1に示すように、実施例1の医療情報交換システム100は、通信ネットワーク1を介して相互に接続されたクラウドコンピューティングサービス(以下、単に「クラウド」という)10と、複数の端末(ユーザ端末20、管理者端末30)と、を備えて構成されている。
通信ネットワーク1は、クラウド10と端末との接続を制御する。通信ネットワーク1としては、インターネット等の公衆電話回線、専用電話回線、光通信回線、PAN(Personal Area Network)、LAN(Local Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)、Wimax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、携帯電話網等の無線ネットワーク等を用いることができる。
クラウド10は、サーバ40と、このサーバ40に接続された記憶部としてのデータベース50と、を有して構成されている。クラウドコンピューティングシステムは、サービス事業者によって提供されるものであり、ユーザがクラウドサーバ側に用意されたリソースを利用することで、ユーザ側で独自にソフトウェアやハードウェアを持たなくても、データ処理やデータ管理等を行うことができる。また、様々なWebコンテンツの提供や参照等も容易に行うことができる。さらには、サーバにアクセスする複数のユーザが、それぞれコミュニティを形成し、コミュニティのメンバー同士で掲示板等を利用して意見交換やWebコンテンツその他の情報を共有することも可能である。本実施例では、クラウド10としてAMAZON社のAWS(AMAZON Web Services)を使用している。
サーバ40は、図2に示すように、ユーザの認証やユーザ情報の管理を行うユーザ管理部41と、医療情報の登録、共有化、解析、検索、提供等を行うファイル共有部42と、メッセージの投稿やチャット等によりユーザ同士のメッセージのやり取りを行うメッセージ交換部43と、オンライン会議を行う会議実行部44と、を有して構成されている。本実施例では、前述のようにクラウド10として、AMAZON社のAWS(AMAZON Web Services)を使用している。そのため、サーバ40のユーザ管理部41、ファイル共有部42、メッセージ交換部43、会議実行部44は、PHP(Hypertext Preprocessor)等の言語により記述されたCGIプログラム等により実現することができる。
データベース50としては、例えば、MySQL(登録商標)等で実現されるリレーショナルデータベース、MongoDB(登録商標)で実現される、いわゆるNoSQLと呼ばれるデータベース、Amazon S3等の大容量ストレージサービス等を用いることができる。本実施例では、ユーザの認証情報等を記憶するユーザ情報記憶部51として、MySQLを用い、医療情報やそのキーワード情報を記憶する医療情報記憶部56として、MongoDBおよびAmazon S3を用いている。このMongoDBは、医療情報としての症例情報や症例相談情報等を記憶する症例情報記憶部52に用いている。また、Amazon S3は、症例情報以外の医療情報や学術論文その他の医療に関する資料(医療情報)や、これらから抽出したキーワード情報等を記憶する医療情報・キーワード情報記憶部53に用いている。また、この医療情報・キーワード情報記憶部53は、医療情報が記憶される医療情報記憶領域54、および、症例情報記憶部52や医療情報・キーワード情報記憶部53の各種医療情報を総合的に共有し検索等を行うためのキーワード(例えば、タグ、索引等)が記憶されるキーワード情報記憶領域55等を有している。本実施例では、症例情報記憶部52と医療情報・キーワード情報記憶部53との2つのファイルで、医療情報記憶部56を構成しているが、本願が実施例の構成に限定されることはない。上述したようなすべての医療情報およびキーワード情報を、1つのファイルに記憶するようにしてもよい。
なお、本願で用いるサーバ40やデータベース50は、実施例1の構成に限定されるものではなく、他のクラウドコンピューティングサービスのサーバやデータベースを用いてもよい。また、クラウドコンピューティングサービスのサーバやデータベースに限定されることはなく、病院や医療会社等に設置したサーバ、ハードディスク等のデータベース等を用いてもよい。
ユーザ情報記憶部51は、ユーザに関する様々な情報(ユーザ情報)が記憶される。具体的には、ユーザ端末20から入力されるユーザ(会員)の認証情報や、ユーザのプロフィール情報が記憶される。この場合の認証情報としては、例えば、メールアドレス等のユーザIDと、パスワードが挙げられる。また、プロフィール情報としては、ユーザの名前、性別、メールアドレス、学歴、職業(医師、薬剤師、看護師、製薬会社員、介護スタッフ等)、勤務先や所属グループ(例えば、医会名、病院名、企業名)、当該ユーザが所属するコミュニティの一覧等が挙げられる。また、簡単な自己紹介や、関心のある医療ジャンル、顔写真等を登録してもよい。
本願の医療情報交換システム100は、会員やコミュニティ主催者等の紹介や推薦により、身元照会が行われたユーザのみが会員として登録できる。そのため、登録したユーザ情報が、同じコミュニティに所属するユーザ(会員)以外には公開されることはなく、秘匿性が担保される。また、人物照会会社等にユーザの照会を依頼する等の手間や費用を省くことができ、効率的で低コストに実施が可能となるともに、なりすまし等を防止して、セキュリティ性に優れた会員登録が可能となる。
以上のような背景から、ユーザ情報記憶部51のユーザ情報は、ユーザが直接に登録するのではなく、管理者端末30を介して管理者が最初に登録する。この登録(会員登録)が完了すると、会員となったユーザは、ユーザ端末20からユーザIDやパスワードを入力することにより、医療情報交換システム100にアクセスすることができる。なお、会員登録後は、ユーザIDとパスワードとを入力して認証を受けることにより、ユーザ自身がプロフィール等を修正することができる。なお、これらのユーザ認証情報は、暗号化されて送受信され、個人情報の漏えい等を防止している。
医療情報記憶部56の症例情報記憶部52には、ユーザが投稿した症例情報、この症例情報に対する回答やコメント等が互いに関連付けられて記憶される。より具体的には、ユーザが投稿した症例に関する発言や画像、他のユーザから投稿された回答やコメント、評価等が、互いに対応づけられてログとして症例情報記憶部52に蓄積される。また、誰が投稿や回答、コメント等を行ったかの情報も、ユーザ情報記憶部51と関連づけられて、症例情報記憶部52に記憶される。また、ユーザが日々の出来事等を日記形式で投稿した情報も症例情報記憶部52に記憶される。これらの症例情報記憶部52は、コミュニティごとに設けられ、当該コミュニティに登録されたユーザのみ閲覧等ができるようにファイル共有部42により管理されている。
医療情報記憶部56において、医療情報・キーワード情報記憶部53の医療情報記憶領域54には、学術論文、各種医療情報、医療関連文献等、医療関係の様々な資料が記憶されている。これらの情報は、ユーザが投稿したメッセージやコンテンツ、サービス業者等から送信される各種資料等から構成される。また、キーワード情報記憶領域55には、症例情報記憶部52や医療情報記憶領域54の各種医療情報から、文書解析によって抽出したタグや索引等のキーワードが、当該医療情報と関連付けられて記憶される。また、ユーザが症例情報記憶部52や医療情報・キーワード情報記憶部53の医療情報を検索する際に、検索キーワードとして入力したものも、キーワード情報として、検索された医療情報と関連付けてキーワード情報記憶領域55に記憶される。このように、キーワード情報記憶領域55のキーワードに基づいて、症例情報記憶部52や医療情報記憶領域54を検索して、ユーザの要求に合致した情報を適切に取得することができる。また、このキーワード情報は、ユーザに注目されている医療情報やユーザが興味を持つ医療情報の傾向などを分析する情報源として活用すること等も可能となる。
ユーザ端末20は、医療情報交換システム100の会員である医師、医療会社のMR等の医療関係者(以下、「ユーザ」と呼ぶ)が、医療情報交換システム100にアクセスするために用いるものである。ユーザ端末20としては、図1に示すように、パーソナルコンピュータ20A、タブレット端末20B、携帯電話等のモバイル20C等から構成される。管理者端末30は、ユーザの登録や医療情報の登録等の管理を行う管理者が使用する端末であり、パーソナルコンピュータ等から構成される。
図2に示すように、ユーザ端末20は、サーバ40から送られるWebコンテンツ(画面)を表示して閲覧するためのモニタ等の表示部21を少なくとも備えている。このようなWebコンテンツは、コンピュータ言語のJavaScript(登録商標)やHTML等により記載され、ブラウザアプリケーションによって表示部21に表示される。ブラウザアプリケーションとしては、特に限定されることはなく、例えば、Mcrosoft社のInternet Explorer(登録商標)、Google社のGoogle Chrome(登録商標)、Apple社のSafari(登録商標)、Mozilla Foundation社のMozilla Firefox等が挙げられる。
ユーザ端末20は、さらに、投稿やコメント等のメッセージの入力等を行うためのキーボードやマウス等からなる入力部22、投稿する画像やサーバ40からダウンロードした画像その他の情報を記憶する記憶部23、オンライン会議の際に使用するカメラ等の撮像部24、音声の入出力を行うマイクやスピーカ等のオーディオ部25等を備えている。記憶部23としては、ユーザ端末20に内蔵または外装されたハードディスクやフラッシュメモリ等が挙げられる。また、ユーザ端末20は、医療情報等を印刷するプリンタや、画像情報を取り込むスキャナ等を備えていてもよい。管理者端末30についても、図示はしないが、ユーザ端末20と同様に、表示部、ユーザ情報を入力する入力部、記憶部等を備えて構成されている。
ユーザ管理部41は、前述のように、ユーザの認証やユーザ情報の管理を行う。ユーザ情報の管理としては、ユーザ管理部41は、管理者が管理者端末30を介して入力したユーザ情報を受信し、ユーザ情報記憶部51に登録する。また、ユーザがユーザ端末20を介して入力したユーザ情報の修正情報を受信し、ユーザ情報記憶部51を更新する。ユーザの認証についての詳細は、後述する。
ファイル共有部42は、図2に示すように、症例情報記憶部52や医療情報・キーワード情報記憶部53への医療情報の記憶(登録、更新等)と読み込みを行うデータアクセス部421、医療情報を解析してタグ等のキーワードを抽出して管理するデータ解析部422、および、ユーザ端末20の表示部21に表示する表示画像を生成・編集してユーザ端末20に送信する表示画面生成部423を備えて構成される。なお、表示画像に用いるテンプレート等は、データベース50等に予め記憶されている。表示画面生成部423は、このテンプレートに、必要な情報を埋め込んで表示画像を生成する。
メッセージ交換部43は、ユーザから送信された投稿メッセージやチャットメッセージを受信し、コミュニティに所属するユーザ全員、または、指定されたユーザに、当該メッセージを送信する機能を有する。この機能により、コミュニティに所属するユーザ同士が、メッセージのやり取りを行うことができる。この場合、画像や文書等を添付して送信することができる。また、この添付された情報は、ファイル共有部42に送信されて、キーワードが抽出され、このキーワードと関連づけられて、やり取りされたメッセージが医療情報・キーワード情報記憶部53に記憶される。
会議実行部44は、ユーザ(会議主催者)からの会議開催要求に基づいて、会議を登録し、会議の参加者に通知するとともに、オンライン会議ツールを起動してオンライン会議(Web会議)を実行する機能を有する。このオンライン会議ツールとしては、従来公知のいずれのものを用いてもよいが、例えば、Cisco社のCisco Webex(登録商標)等を用いることができる。
[医療情報交換システムの動作]
上述のような構成の医療情報交換システム100における動作(医療情報交換方法)について説明する。この医療情報交換システム100において、ユーザがユーザ端末20を操作してブラウザアプリケーションを起動し、サーバ40にアクセスするとことにより、処理が開始される。以下、この医療情報交換システム100のメイン処理を、図4(a)のフローチャートを参照して説明する。
ユーザがサーバ40にアクセスすると、表示画面生成部423が、ユーザIDとパスワードとを入力するログイン画面(図示せず)を送信する(ステップS10)。これにより、ログイン画面がユーザ端末20の表示部21に表示される。ユーザは、このログイン画面にユーザIDとパスワードとを入力し、ログインボタンをクリックする。この操作により、ユーザ端末20からサーバ40に対して、ユーザIDとパスワードとからなる認証情報が暗号化されて送信される。なお、当該ユーザは、既にユーザ登録が完了しており、ユーザ情報記憶部51には、当該ユーザのユーザ情報が記憶されているものとする。
上記認証情報を受信したサーバ40側では、ユーザ管理部41により、ユーザ認証が行われる(ステップS11)。ユーザ認証が正常に行われると、医療情報交換システム100のホーム画面の表示が行われる(ステップS12)。このホーム画面で、ユーザが操作したいコミュニティを選択することで、コミュニティ初期画面の表示が行われる(ステップS13)。その後、ユーザの指定に対応して、メッセージ交換部43によるメッセージ交換処理として、日々の話題のシェア処理(ステップS14)および症例相談処理(ステップS15)、会議実行部44によるオンライン会議処理(ステップS16)、ファイル共有部42によるデータ検索処理(ステップS17)等が実行される。また、日々の話題のシェア処理、症例相談処理、オンライン会議処理、ファイル検索処理で扱われる医療情報は、ファイル共有部42によって解析され、キーワードと関連付けられてデータベース50に記憶される。また、ユーザによるログオフ操作や、ブラウザアプリケーションの終了操作等が行われると、終了処理(ステップS18)が実行され、当該ユーザによる医療情報交換処理が終了する。
以下、各ステップにおける処理の詳細を説明する。コミュニティとしては、医会、病院のコミュニティ、開業医グループのコミュニティ、介護スタッフのコミュニティ、製薬会社のコミュニティ、または、これらのメンバーが混合したコミュニティ等がある。実施例1では、ユーザである医師が、所属する医会のコミュニティで、日々の話題や症例相談を投稿し、医療情報を取得等のメッセージ交換を行い、講演や研究報告等のオンライン会議を開催することを想定して説明するものとする。
(ステップS11:ユーザ認証処理)
サーバ40のユーザ管理部41は、ユーザ端末20から送信されたユーザ認証情報を受信すると、ユーザIDをキーとして、ユーザ情報記憶部51を参照し、ユーザ情報を取得する。ユーザ管理部41は、ユーザ端末20からのパスワードと、ユーザ情報記憶部51からのユーザ情報のパスワードとを照合することにより、ログインしたユーザが、本システムの正当なユーザであるか否かを認証する。正当なユーザと判断した場合には、その後のユーザによる医療情報交換システム100へのアクセスを許可する。正当なユーザではないと判断した場合には、認証エラーとして、その旨をユーザ端末20に通知するとともに、医療情報交換システム100へのその後のアクセスを許可しないように制御する。
(ステップS12:ホーム画面の表示)
上記ユーザ認証が正常に行われると、ユーザ端末20の表示部21には、図3(a)に示すように、医療情報交換システム100のホーム画面60が表示される。このホーム画面60は、表示画面生成部423により編集され、ユーザ端末20に送信される。まず、ユーザ情報記憶部51から取得した当該ユーザの所属するコミュニティ情報に基づいて、データアクセス部421が、医療情報記憶部56の症例情報記憶部52および医療情報・キーワード情報記憶部53にアクセスし、各コミュニティに関連する医療情報を取得する。表示画面生成部423は、症例情報記憶部52および医療情報・キーワード情報記憶部53から読み出した医療情報、ユーザ情報記憶部51から取得したユーザ情報に基づいて、ホーム画面60を編集し、ユーザ端末20に送信する。これにより、ユーザは、表示部21を介してホーム画面60を閲覧することができる。
このホーム画面60には、図3(a)に示すように、領域61に、ユーザの顔写真や名前等のプロフィール情報や、出席予定の会議情報等が表示される。また、ホーム画面60の領域62には、ホーム画面へのリンク、プロフィール変更画面へのリンク、出席予定の会議情報等も表示される。ユーザが、プロフィール変更へのリンクをクリックすることで、プロフィール変更画面(図示せず)が表示され、ユーザは、自身のプロフィールを変更することができる。また、ホーム画面60の領域63には、ユーザの投稿等に対する評価等が表示される。また、領域64には、ユーザの所属する各コミュニティに関連する症例相談等の投稿メッセージ、医療情報等の抄録一覧が表示される。ユーザが、抄録一覧のいずれかをクリックすることにより、その医療情報の詳細や、投稿したメッセージに付された他ユーザからのコメントや評価等を閲覧することができる。
(ステップS13:コミュニティ初期画面の表示)
ホーム画面60に表示されたコミュニティバー65をクリックすると、ユーザが所属するコミュニティの一覧が表示される。ユーザが、その中から操作したいコミュニティを選択してクリックすることで、図3(b)に示すような当該コミュニティの初期画面66が表示される。この初期画面66も、表示画面生成部423により生成される。ユーザは、例えば、A医会のコミュニティを選択したとすると、初期画面66には、図3(b)に示すように、領域67に、コミュニティ名(A医会)や、当該コミュニティのメンバー一覧へのリンク、日々の話題のシェア画面へのリンク、症例相談画面へのリンク、オンライン会議の登録画面へのリンク、共有フォルダ画面へのリンク等が表示される。また、領域68には、ホーム画面60の領域61〜63と同様に、ユーザのプロフィール情報、出席予定の会議、評価等が表示される。さらに、領域69には、コミュニティ(A医会)に関連する医療情報の抄録一覧が表示される。なお、図3(a)、(b)に記載されたホーム画面60および初期画面66の構成(レイアウト)は一例であり、本願がこれらに限定されることはなく、表示する項目、デザイン等に応じて、適宜の構成とすることができる。
(ステップS14:日々の話題のシェア処理)
ユーザが、日々の話題のシェア(共有)を行う場合には、初期画面66の領域67に表示された日々の話題のシェア画面へのリンクをクリックする。この操作により、日々の話題のシェア画面(図示せず)が表示され、ユーザは、コミュニティのメンバー(ユーザ)同士でシェアしたい話題(例えば、情報提供や、日々の医療業務における気になった話題等)を文書で入力して、投稿(送信)することができる。また、この話題とともに、文献、写真、イラスト等の添付資料を添付することもできる。この投稿された話題と添付資料とは、ファイル共有部42のデータ解析部422によって、文書や画像の解析が行われ、タグや索引等のキーワードが抽出され、データアクセス部421によってキーワードと関連付けられて医療情報・キーワード情報記憶部53に記憶される。
この文書や画像の解析方法としては、形態素解析や構文解析等、何れのものを用いてもよい。また、この投稿された話題や画像は、表示画面生成部423によって、コミュニティの各ユーザのホーム画面60や初期画面66の医療情報一覧にリアルタイムに表示される。各ユーザは、この投稿を閲覧することで、情報をシェアし、今後の医療業務での参考にすることや、チャットや会議等を利用して意見交換することができる。また、日々の話題が投稿されると、メッセージ交換部43は、コミュニティに所属するユーザにメールを送信し、投稿があったことを通知する。このメールにより、ユーザは医療情報交換システム100にアクセスしていなくても、日々の話題の投稿があったことを知ることができる。その後、医療情報交換システム100にアクセスすることで、詳細な内容を閲覧することができる。
(ステップS15:症例相談処理)
ユーザが、初期画面66の領域67に表示された症例相談画面へのリンクをクリックすると、ユーザ端末20の表示部21には、症例相談画面(図示せず)が表示される。ユーザは、この症例相談画面で、他のユーザに相談したい症例に係る情報(例えば、疾患名、相談タイトルおよびその詳細な内容、患者の年齢、性別、身長体重等のプロファイル等)を入力して投稿(送信)する。この時、患部の写真等の画像を添付してもよい。この投稿された症例情報は、ファイル共有部42のデータ解析部422によって、文書の解析が行われ、タグや索引等のキーワードが抽出される。この症例情報は、医療情報として、データアクセス部421によってキーワードと関連付けられて症例情報記憶部52に記憶される。抽出されたキーワードは、医療情報・キーワード情報記憶部53のキーワード情報記憶領域55に記憶される。また、この症例情報は、表示画面生成部423によって、コミュニティの各ユーザのホーム画面60や初期画面66の医療情報の抄録一覧にリアルタイムに表示される。各ユーザは、抄録一覧に表示された当該症例情報を閲覧することで、症例相談があったことを認識するともに、症例情報を共有することができる。また、症例情報の投稿があった場合にも、メッセージ交換部43により、コミュニティに所属するユーザにメールが送信され、投稿があったことがコミュニティの各ユーザに通知される。
そして、ホーム画面60または初期画面66で、当該症例情報をクリックすることで、ユーザは詳細な症例情報を閲覧することができる。また、この閲覧画面では、他のユーザが、症例に対して、診断や治療方法のアドバイス等を入力して送信することで、症例に対するコメントを投稿することができる。また、当該症例相談に対して、評価ボタンをクリックすることで、評価(例えば、「いいね」等)することができる。また、ユーザに投稿されたコメントは、データ解析部422によってキーワードが抽出され、データアクセス部421によって、このキーワードおよび症例相談と関連付けられて症例情報記憶部52に記憶される。また、表示画面生成部423によって、このコメントが症例情報とともに、コミュニティの各ユーザのホーム画面60や初期画面66の医療情報一覧に表示され、コミュニティの各ユーザは、症例およびその治療方法等を共有することができる。また、職種、専門、活動目的等が同じコミュニティのメンバー間で、実名による意見交換が実現できるため、メンバー同士のつながりが密となり、より活発で有意義な意見交換の実現が可能となる。
(ステップS16:オンライン会議実行処理)
オンライン会議(Web会議)を行うには、まず、会議の主催者が、サーバ40に対して会議の開催を要請する。具体的には、ユーザが、ユーザ端末20において、初期画面66の領域67に表示された会議の登録画面へのリンクをクリックする。この操作により、会議の登録画面(図示せず)が表示される。この登録画面で、ユーザは、会議の議題、概要、開催日時、予定時間(または終了時刻)等の会議登録情報を入力する。ユーザは、さらに、コミュニティ内のユーザ一覧から、会議に招待するメンバー(参加者)を選択し、送信ボタンをクリックする。この操作により、サーバ40に会議の要請が通知される。
なお、この参加者の選択の際に、コミュニティに所属するメンバー以外のユーザを招待してもよい。例えば、A医会のコミュニティで、新薬に関する検討会議を開催したいときに、製薬会社のMRを招待して、新薬に関する情報提供やアドバイスを受けることができる。なお、コミュニティのメンバー以外の参加者は、医療情報交換システム100に会員登録しているユーザであれば、本人確認や身元確認後に登録されているため、実名性、透明性が担保され、活発な意見交換が実現できる。また、ユーザ登録されていない参加者を、単発で一時的に招待するものであってもよい。この場合も、コミュニティに所属するユーザによる身元確認ができているため、実名性、透明性が担保され得る。
以下、サーバ40側で行われるオンライン会議の実行処理について、図4(a)のフローチャートを用いて説明する。サーバ40の会議実行部44は、ユーザ端末20から送信された会議登録情報を取得する(ステップS160)。この会議登録情報に基づいて、会議実行部44は、オンライン会議ツールやスケジューラ等に、当該会議の開催日時等を登録する(ステップS161)。次に、会議実行部44は、テーマ、概要、日時会議登録情報中の招待メンバー一覧に基づいて、会議への招待メールを作成し、招待された参加者および会議の主催者に送信する(ステップS162)。このメールには、会議主催者の情報、議題、概要、開催日時、予定時間(終了時刻)等の会議登録情報、会議の開催場所のURL等が記載される。なお、メール送信時に用いるメールアドレスは、ユーザ情報記憶部51に記憶された各ユーザのメールアドレスが使用される。また、登録された会員以外を招待する場合には、参加者の選択の際に会議主催者からメールアドレスを入力してもらい、このメールアドレスを使用してもよい。なお、会議の開催通知は、メールに限定されることはなく、参加者に該当するユーザが医療情報交換システム100にログインした際に、招待メッセージ等を表示部21に表示するようにしてもよい。
次に、会議実行部44では、会議時間を監視するとともに、会議への参加者のログインを監視する(ステップS163)。会議の時間が近づいたら、会議の参加者は、撮像部24やオーディオ部25が機能するように準備した上で、医療情報交換システム100にログインする。このログインは、ログイン画面からユーザIDとパスワードを入力し、会議画面へのリンクをクリックする等で行ってもよいが、本実施例では、招待メールに記載されたURLをクリックすることによりログインすることができる。この操作により、会議実行部44は、オンライン会議ツール(例えば、Cisco Webex)を起動し、会議を開始する(ステップS164)。ログインが完了した参加者のユーザ端末20の表示部21には、このオンライン会議ツールの画面が表示される。また、会議実行部44は、ログインが完了した参加者の名前等を、画面上に表示する。会議の主催者は、表示部21の画面上に表示された参加者名を閲覧することにより、全員が参加したか否かを把握し、会議を開始するタイミングを図ることができる。
また、会議が開始されると、主催者または参加者から会議資料が提供される。この会議資料の提供は、例えば、主催者または参加者が、自身のユーザ端末20の記憶部23等の記憶された会議資料をドラッグして、参加者一覧の中で、会議資料を共有したい参加者の名前まで移動させ、その位置でドロップする。この操作により、会議資料がサーバ40に送信され、会議実行部44では、この会議資料を参加者の各々のユーザ端末20の表示部21に表示して、当該参加者が会議資料を共有して参照できるようにする(ステップS165)。したがって、会議の参加者は、この会議資料を互いに参照しながら会議を進めることができる。
以上より、会議の参加者は、会議資料を共有して参照しながら、オーディオ部25のマイクやスピーカを使用して、音声による意見交換を行うことができる。この会議資料の共有化により、主催者や参加者が、マウスポインタ等により指した箇所を参照しながら、円滑に会議を行うことができる。また、マーカの付与や書き込み等が行われた場合にも、参加者全員が同時に参照することができる。また、カメラ等の撮像部24を用いた場合には、他の参加者の映像を見ながら、臨場感のある会議を行うことができる。なお、会議の参加者は、コミュニティに所属するユーザ等で構成され、実名性が担保されているため、忌憚のない活発な意見交換が可能となる。また、映像や音声による意見交換だけでなく、メッセージ交換部43等の制御により、チャットを用いたメッセージ交換を行うように構成してもよい。
また、会議が終了して主催者が会議終了ボタンをクリックすることにより、オンライン会議が終了する。このとき、会議で提供され使用された会議資料に関して、データ解析部422が解析してキーワード等を抽出する。そして、データアクセス部421が、このキーワード情報と関連付けて、当該会議資料を医療情報・キーワード情報記憶部53に記憶し、キーワードをキーワード情報記憶領域55に記憶する(以上、ステップS166)。このとき、追加資料だけでなく、チャットの履歴、音声ファイル等も記憶するようにしてもよい。これにより、会議で使用したすべての資料や情報を、互いに関連付けて共有情報として管理および利用することができる。
(ステップS17:データ検索処理)
ユーザが、初期画面66の領域67に表示された共有フォルダ画面へのリンクをクリックすると、ユーザ端末20の表示部21には、共有フォルダ画面(図示せず)が表示される。この共有フォルダ画面では、コミュニティで共有する医療情報の抄録一覧等が表示され、ユーザが閲覧できる。また、ユーザは、この共有フォルダ画面で、コミュニティのメンバーで共有したいファイルをサーバ40に送信することができる。この操作により、サーバ40のファイル共有部42では、データ解析部422の解析によるキーワード等の抽出、データアクセス部421による医療情報・キーワード情報記憶部53への記憶等が行われ、コミュニティのメンバーが、共有して検索や参照等ができるようになる。
また、共有フォルダ画面では、ユーザが医療情報を検索することができる。この場合、ユーザは検索したい医療情報に関する適宜の検索用キーワードを入力してサーバ40に送信し、検索要求を行う。ユーザ端末20から送信された検索用キーワードに基づいて、データ検索部424が、データベース50の医療情報記憶部56全体を検索し、検索用キーワードにヒットする医療情報を取得する。本実施例では、さらに、医療情報・キーワード情報記憶部53のキーワード情報記憶領域55にアクセスし、取得した医療情報に付与されたキーワード情報を取得し、このキーワード情報に基づいて、当該医療情報に関連する医療情報を、症例情報記憶部52や医療情報・キーワード情報記憶部53から取得する。表示画面生成部423は、これらの医療情報の抄録一覧をユーザ端末20の表示部21に表示する。
以上のように、ユーザは、所定の検索用キーワードを入力するだけで、その検索用キーワードにヒットする医療情報だけでなく、この医療情報に関連した他の医療情報をも取得することができる。したがって、ユーザの要求に合致する医療情報を、より多く的確に提供することができる。また、ファイル共有部42では、ユーザが検索に使用した検索用キーワードを、新たなキーワード情報として、上記で取得した医療情報に関連付けて、医療情報・キーワード情報記憶部53のキーワード情報記憶領域55に記憶する。これにより、キーワード情報が増えて、医療情報の参照や検索を、より容易かつ的確に行うことができる。
(ステップS18:終了処理)
ユーザが、ログオフボタンをクリックするか、ブラウザアプリケーションを終了させることで、当該ユーザによる医療情報交換システム100へのアクセスが終了する。また、このアクセスの終了時には、ファイル共有部42では、当該ユーザのアクセスにより、追加された医療情報に対して、解析や記憶が済んでいないものに関して、これらの解析、医療情報・キーワード情報記憶部53への記憶を行う。
以上、本実施例の医療情報交換システム100によれば、実名性、透明性が担保されることで、医師、医療会社等の医療関係者同士の親密度を高めることができる。これにより、意見交換の活発化を図ることが可能となり、医療関係者の親密度や連携を高め、利用者のニーズにより合致した医療情報の交換を効率的に行うことが可能となる。
また、上記では、A医会に所属する複数の医師による医療情報交換を行う実施例について説明したが、本願がこの実施例に限定されることはない。例えば、介護や被災地支援を行う場合、介護・看護スタッフや担当医師、遠隔地でサポートするサポート医師、現場で救護活動を行う救護医師等でコミュニティを形成し、介護や被災地支援のための医療情報交換を行ってもよい。この例では、介護・看護スタッフや担当医師、救護医師等は、介護、被災地支援に関する状況レポートを、医療情報として、ユーザ端末20からサーバ40に送信する。すると、サーバ40のファイル共有部42が、この状況レポートを解析してキーワード付けや関連付け等の編集を行い、医療情報記憶部56に記憶する。コミュニティに所属するサポート医師等、他のユーザは、サーバ40にアクセスすることで、医療情報記憶部56に記憶された状況レポートを共有することにより、メッセージ交換等でアドバイスや指示を与えることや、オンライン会議を用いて、リアルタイムに相談や検討を行うことができる。
なお、被災地等で活動する場合、介護・看護スタッフや救護医師等のユーザ端末20がサーバ40に接続できないことがある。その場合は、当該ユーザから入力される介護・看護に関する状況レポートをオフラインでユーザ端末20の記憶部23に蓄積しておく。当該ユーザ端末20が通信ネットワーク1を介してサーバ40に接続されたときに、記憶部23に蓄積された状況レポートを、医療情報としてサーバ40に自動転送するようにしてもよい。これにより、オンライン時と同様に、状況レポートをユーザが共有して閲覧等を行うことができる。
また、医療情報交換システム100を、医療研究分野に適用することもできる。例えば、企業の研究者、研究所等の各種機関の研究者、大学の研究員、さらには、製薬会社のMR等で、コミュニティを構成する。そして、各研究者が、チャット等により、日々の研究成果についてメッセージ交換を行うことができる。また、研究成果をまとめた研究結果資料を医療情報として入力し、サーバ40に送信する。この医療情報は、ファイル共有部42によりキーワード付けや関連付けが行われ、医療情報記憶部56に記憶されることで、コミュニティに所属するユーザで共有することができる。ユーザは、日々の研究成果報告を参照することができるとともに、これらの情報に基づいて、オンライン会議を開催することができる。このオンライ会議として、例えば、コミュニティ内で複数のチームを形成し、そのチームのメンバーのみで会議を開催し、日々の進捗状況を確認し合うことができる。また、このときの議事録や報告書をサーバ40に送信することにより、解析等が行われた上で医療情報記憶部56に記憶され、メンバー同士で共有することができる。また、この議事録等を共有することで、コミュニティのメンバー全員で、会議を開催し、研究報告会等を行うことができる。また、このときの報告書等も医療情報記憶部56に記憶することで、共有することができる。
また、以上のように医療情報記憶部56に記憶された医療情報は、タグや索引等のキーワードが付けられ、互いに関連付けられている。ユーザが医療情報検索のため、ユーザが検索用キーワードを入力すると、データアクセス部421が当該検索用キーワードに基づいて、医療情報記憶部56を検索し、取得した医療情報をユーザに送信する。これにより、ユーザは、要求に的確に合致した医療情報を取得することができる。また、蓄積されたキーワードを参照することにより、コミュニティに所属するユーザが求めている情報、興味のある分野等を把握することができる。例えば、医療会社のMR等が、医者等が興味のある症例、医薬、その他の医療情報や、知りたい情報を把握することで、その興味や要求に対応した医薬情報等を、招待されたオンライン会議等で提供することもできる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1 通信ネットワーク
10 クラウド(クラウドコンピューティングサービス) 20 ユーザ端末
20A パーソナルコンピュータ 20B タブレット端末
20C モバイル 40 サーバ 41 ユーザ管理部
42 ファイル共有部 43 メッセージ交換部 44 会議実行部
50 データベース 51 ユーザ情報記憶部 52 症例情報記憶部
53 医療情報・キーワード情報記憶部 54 医療情報記憶領域
55 キーワード情報記憶領域 56 医療情報記憶部
100 医療情報交換システム

Claims (2)

  1. ユーザ端末とサーバとが、通信ネットワークを介して相互に接続して構成され、複数のユーザで構成されるコミュニティに所属する前記ユーザ間で医療情報を共有する医療情報交換システムであって、
    前記サーバは、
    前記ユーザの認証情報および前記ユーザが所属するコミュニティが関連づけられて記憶されたユーザ情報記憶部と、
    前記コミュニティごとに、医療情報がキーワードと関連付けられて記憶された医療情報記憶部と、
    前記認証情報に基づいて、前記サーバにアクセスする前記ユーザの認証を行うユーザ管理部と、
    前記ユーザから投稿されるメッセージおよび前記医療情報を受信し、前記コミュニティに所属する他のユーザに送信して、前記ユーザ間でのメッセージの交換を行わせるメッセージ交換部と、
    前記医療情報記憶部にアクセスして、前記ユーザから投稿される前記医療情報を記憶するとともに、前記医療情報を読み出して、前記コミュニティに所属する前記ユーザ間で前記医療情報を共有させるファイル共有部と、
    前記ユーザからの会議の開催要求に応じて前記会議を登録し、前記会議に参加する前記ユーザに前記会議の開催を通知し、前記ユーザ間で前記医療情報を共有しながら、前記通信ネットワークを介して前記ユーザ間での会議を実行させる会議実行部と、を備え、
    前記ファイル共有部は、
    前記ユーザ端末から投稿された前記医療情報または前記医療情報記憶部に記憶された前記医療情報を取得し、当該医療情報を解析してキーワード情報を抽出し、前記キーワード情報と関連付けて、前記コミュニティごとに前記医療情報および前記キーワード情報を前記医療情報記憶部に記憶するとともに、前記ユーザからの検索要求に応じて、前記キーワード情報に基づいて前記医療情報記憶部を検索し、取得した前記医療情報を、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする医療情報交換システム。
  2. 前記ファイル共有部は、前記ユーザから送信される所定の検索用キーワードに基づいて、前記医療情報記憶部にアクセスして前記医療情報を取得し、前記ユーザ端末に送信するとともに、前記ユーザからの前記検索用キーワードを、新たなキーワードとして、前記医療情報と関連付けて、前記医療情報記憶部に記憶することを特徴とする請求項1に記載の医療情報交換システム。
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