JP2014228310A - リニア案内装置の位置検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造でスライダの移動位置を正確に検出することができるリニア案内装置の位置検出方法を提供する。【解決手段】レーザー光源11によってガイドレール21の表面紋様における図形特徴が明らかに現れるレーザーフレアーを得る。レーザーフレアーの特徴映像によってスライダのガイドレール21に対する移動位置を算出して取得する。【選択図】図3
Description
本発明は、例えば精密機械などに用いられるリニア案内装置においてスライド移動するスライダのレールに対する移動位置の検出方法に関する。
従来より、CNC(コンピュータ数値制御:Computerized Numerical Control)旋盤、CNCフライス盤、5軸加工機などの精密加工機械には、リニア案内装置におけるスライダのレールでの移動位置を正確に検出して精密的加工を行うために、スライダの移動分を検出する位置検出機構が用いられている。
リニア案内装置では、スライダにて加工するワークを載置支持して移動させるようにしているものであるが、スライダの移動位置を検出する機能を備えていないため、リニアモータの回転角度から変換して取得する或いは別の位置検出機構にてスライダの移動位置を検出するようにしなければならない。スライダの移動位置を検出するには、例えばレールに光学定規が取り付けられていると共に、その光学定規の目盛りを読み取るヘッドがスライダに設けられていることによってスライダの移動位置を検出する方法があるが、光学定規を製造・取り付けする手間が掛かる上に構成が煩雑になる。また、スライダの移動位置を磁気センサによって検出する方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。
磁気センサは磁石による磁界によってスライダの移動位置を検出することができるが、磁界はその周囲によって大きく影響され、検出値に大きなばらつきが生じるため、スライダの移動位置を正確に得ることは難しい問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡易な構造でスライダの移動位置を正確に検出することができるリニア案内装置の位置検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るリニア案内装置の位置検出方法は、所定の方向に沿って長く延びて設けられたガイドレール、前記ガイドレールにスライド移動自在に配置されたスライダ、及び、前記ガイドレールに照射するように設けられたレーザー光源と、前記レーザー光源の照射光を光検出情報として検出し出力する光検出ユニットと、前記光検出ユニットからの前記光検出情報に基づいて前記スライダの前記ガイドレールに対する移動位置を算出して得るマイクロ処理ユニットとを有する位置検出装置を含み、前記位置検出装置が前記スライダに取り付けられてなるリニア案内装置を用意する(A)ステップと、前記スライダを前記ガイドレールに対して所定の距離だけ動かす(B)ステップと、前記レーザー光源によって前記ガイドレールの表面紋様における図形特徴が明らかに現れるレーザーフレアーを得るように前記ガイドレール側に照射し前記ガイドレールにて反射させる(C)ステップと、前記光検出ユニットによって前記ガイドレールからの反射光を受け、前記ガイドレールの表面における図形特徴によるレーザーフレアーを取得する(D)ステップと、前記マイクロ処理ユニットにて前記ガイドレールの表面によるレーザーフレアーの特徴映像によって前記スライダの前記ガイドレールに対する移動位置を算出して取得する(E)ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、ガイドレールの表面の紋様図形に応じて異なるレーザーフレアーの特徴映像を得ることができるので、得られたレーザーフレアーの特徴映像に基づいてスライダの移動位置を算出して得ることができる。従って、従来技術のように光学スケールを取り付けるなどの手間が掛らずにすみ、製造コストを低減することができ簡易な構造でスライダの移動位置を正確に検出することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態)
図1は本実施の形態に係る位置検出方法の一例を概略的に説明するフローチャート、図2は本実施の形態に係る位置検出方法を実施する位置検出装置の一例が取り付けられたリニア案内装置を概略的に示す側面図、図3は位置検出装置を用いて本実施の形態に係る位置検出方法を実施する一例を説明する図である。
図1は本実施の形態に係る位置検出方法の一例を概略的に説明するフローチャート、図2は本実施の形態に係る位置検出方法を実施する位置検出装置の一例が取り付けられたリニア案内装置を概略的に示す側面図、図3は位置検出装置を用いて本実施の形態に係る位置検出方法を実施する一例を説明する図である。
図2に示されているように、リニア案内装置2は概ね、所定の方向に沿って長く延びて設けられたガイドレール21と、ガイドレール21にスライド移動自在に配置されたスライダ22と、位置検出装置1とを含んで構成されている。リニア案内装置2は、加工機を含んで自動化設備などのリニア運動をする機械に取り付けられるものである。
位置検出装置1は、この実施の形態では、スライダ22に取り付けられており、図3に示されているように、レーザー光源11と光検出ユニット12とマイクロ処理ユニット13と制御ユニット(図示せず)とを備えている。
レーザー光源11は、ガイドレール21に向かって照射するように設けられている。光検出ユニット12は、レーザー光源11からの照射光のガイドレール21による反射光を光検出情報として検出し出力するように設けられており、光学部材121と光検知部材122とを有する。光学部材121は例えばフォーカスレンズや、グレーティング、コリメータレンズ、分光回折ミラーなどの光学素子である。光検知部材122は、ここではレーザー光源11からの反射光を検出する光センサなどの光検出素子であり、被照射物の紋様特徴によるレーザーフレアーをデジタル信号に変換させるように構成される。マイクロ処理ユニット13は、スライダ22のガイドレール21に対する移動位置を算出し、距離出力に変換させて出力するように構成される。
以上のように構成された位置検出装置1を用いてスライダ22のガイドレールに対する移動位置を求める方法を、図1を参照して以下に説明する。
図1のフローチャートに示されているように、ステップ100では、ガイドレール21と、スライダ22と、位置検出装置1とを含んでいるリニア案内装置2を構成する。
ステップ200では、スライダ22をガイドレール21に対して所定の距離だけ動かす。
ステップ300では、位置検出装置1のレーザー光源11にてガイドレール21の表面における図形特徴が明らかに現れるレーザーフレアーを得るようにガイドレール21の表面を照射する。ガイドレール21にてレーザー光源11からの照射光が反射される。
ステップ400では、光検出ユニット12にてガイドレール21からの反射光を受け、ガイドレール21の表面における図形特徴によるレーザーフレアーを取得する。スライダ22の移動位置によってガイドレール21の表面における図形特徴が異なるので、レーザーフレアーによる特徴映像も異なる。なお、スライダ22及びガイドレール21は平行に設けられており、スライダ22が移動してもスライダ22がガイドレール21に対する距離は常に一定なので、ガイドレール21の紋様図形によるレーザーフレアーの特徴映像はスライダ22の移動に関わらず常に安定して視認できる解像度を有する。
ステップ500では、マイクロ処理ユニット13にてガイドレール21の表面によるレーザーフレアーの特徴映像によってスライダ22のガイドレール21に対する移動位置を算出し、距離出力に変換して制御ユニット(図示せず)にフィードバックする。以上により、スライダ22のガイドレール21に対する移動位置を正確に算出することができる。
この例では、マイクロ処理ユニット13は絶対位置に基づいてスライダ22の移動距離を比較して取得するようにしているが、増分の移動量を用いてスライダ22の移動距離を比較して取得してもよい。
そして、マイクロ処理ユニット13が絶対位置に基づいてスライダ22の移動距離を得るようにする場合、更に絶対位置によるデータベースを作ってもよい。
ステップ600では、ガイドレール21の表面を複数の領域に分け、分割した領域ごとにレーザー光源による特徴映像を基準特徴映像として保存するデータベースを作成する。そして、スライダ22のガイドレール21に対する移動位置による特徴映像をデータベースに保存してある基準特徴映像と比較してスライダ22の移動距離を得る。
一方、増分の移動量を用いる場合、ステップ700では、マイクロ処理ユニット13はスライダ22が所定の距離だけ移動する直前の位置であるプレ位置によるプレ特徴映像を予め記憶するように構成される。そして、マイクロ処理ユニット13にて前記スライダが所定の位置に到達したときのガイドレール21による特徴映像をプレ特徴映像と比較して、スライダ22の移動距離を算出して得る。
以上により、ガイドレール21の表面の紋様図形に応じて異なるレーザーフレアーの特徴映像を得ることができるので、マイクロ処理ユニット13は、得られたレーザーフレアーの特徴映像に基づいてスライダ22の移動位置を算出して得ることができる。従って、従来技術のように光学スケールを取り付けるなどの手間が掛らずにすみ、製造コストを低減することができ、簡易な構造でスライダ22の移動位置を正確に検出することができる。
本発明に係る位置検出方法は、例えば精密機械などに用いられるリニア案内装置においてスライダのレールに対する位置を検出するのに有用である。
1 位置検出装置
11 レーザー光源
12 光検出ユニット
121 光学部材
122 光検知部材
13 マイクロ処理ユニット
2 リニア案内装置
21 ガイドレール
22 スライダ
11 レーザー光源
12 光検出ユニット
121 光学部材
122 光検知部材
13 マイクロ処理ユニット
2 リニア案内装置
21 ガイドレール
22 スライダ
Claims (3)
- 所定の方向に沿って長く延びて設けられたガイドレール、前記ガイドレールにスライド移動自在に配置されたスライダ、及び、前記ガイドレールに照射するように設けられたレーザー光源と、前記レーザー光源の照射光を光検出情報として検出し出力する光検出ユニットと、前記光検出ユニットからの前記光検出情報に基づいて前記スライダの前記ガイドレールに対する移動位置を算出して得るマイクロ処理ユニットとを有する位置検出装置を含み、前記位置検出装置が前記スライダに取り付けられてなるリニア案内装置を用意する(A)ステップと、
前記スライダを前記ガイドレールに対して所定の距離だけ動かす(B)ステップと、
前記レーザー光源によって前記ガイドレールの表面紋様における図形特徴が明らかに現れるレーザーフレアーを得るように前記ガイドレール側に照射し前記ガイドレールにて反射させる(C)ステップと、
前記光検出ユニットによって前記ガイドレールからの反射光を受け、前記ガイドレールの表面における図形特徴によるレーザーフレアーを取得する(D)ステップと、
前記マイクロ処理ユニットにて前記ガイドレールの表面によるレーザーフレアーの特徴映像によって前記スライダの前記ガイドレールに対する移動位置を算出して取得する(E)ステップとを有する
リニア案内装置の位置検出方法。 - 前記(B)ステップの前に更に、前記ガイドレールの表面を複数の領域に分け、分割した領域ごとに前記レーザー光源による特徴映像を基準特徴映像として得て保存するデータベースを作成する(F)ステップを有し、
前記(E)ステップでは、前記スライダの前記ガイドレールに対する移動位置による特徴映像を前記データベースに保存してある前記基準特徴映像と比較して前記スライダの移動距離を算出して取得することを特徴とする
請求項1に記載のリニア案内装置の位置検出方法。 - 前記(B)ステップの前に更に、前記スライダが所定の距離だけ移動する直前の位置であるプレ位置によるプレ特徴映像を予め記憶するように前記マイクロ処理ユニットを構成する(G)ステップを有し、
前記(E)ステップでは、前記マイクロ処理ユニットにて前記スライダが所定の位置に到達したときの前記ガイドレールによる特徴映像を前記プレ特徴映像と比較して、前記スライダの移動距離を算出して取得することを特徴とする
請求項1に記載のリニア案内装置の位置検出方法。
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CN110909735A (zh) * | 2019-11-07 | 2020-03-24 | 国网辽宁省电力有限公司电力科学研究院 | 基于卷积神经网络的智能电能表芯片视觉识别比对系统及方法 |
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2013
- 2013-05-20 JP JP2013106399A patent/JP2014228310A/ja active Pending
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