JP2014222389A - 外国為替証拠金取引システム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客の外国為替取引のリスクを抑えることができ、その際に顧客が判断しやすくできる外国為替証拠金取引システムを提供する。【解決手段】クライアント端末1からの証拠金に基づく外為取引の注文要求を受信した仲介業者サーバ2から外銀サーバ3に外為注文データを送信し、仲介業者サーバ2において当該外為取引により生じる差損益金の入出金データに応じて証拠金残高を調整処理し、前記仲介業者サーバ2は、所定の将来期限を指定した売買種別および取引数量が同一のオプション取引の新規注文データを生成し、前記将来期限の到達の際にオプション取引が利益状態であるときに外銀サーバ3に送信する権利行使注文データを生成し、前記将来期限までに決済注文要求を受信しないときに、外銀サーバ3に対して将来期限到達の際に外為決済注文データを送信させるとともに、外為取引による差損金を、オプション取引の権利行使による差益金により相殺処理させる。【選択図】図1

Description

本発明は外国為替証拠金取引システムに関するものである。
クライアント端末からの指示に応じて仲介業者サーバに外銀サーバとの通信をさせる外国為替証拠金取引システムとしては、従来、特許文献1に記載されたものが知られている。この従来例において、FX会社のFXサーバは、顧客端末から受信する注文発注情報に応じて外国為替市場における外国為替証拠金取引を遂行する。この外国為替証拠金取引は、外国為替レートの推移により大きな利益を得られる反面、大きな損失を受けるおそれもあるために、上記従来例においては、例えばレバレッジを管理、調整することでそのリスクを軽減するようにしている。
しかしながら、リスク軽減をレバレッジ、すなわち取引数量の増減を通じて行うようにすると、取引数量をどの程度にするかの程度の判断が必要になるために、判断が難しくなる。
一方、特許文献2には、外国為替証拠金取引にオプション取引を併用してリスクを軽減することが記載されている。
特開2009-217796号公報 特開2007-188368号公報
しかしながら、上記第2の従来例においても、オプション取引の多種類を顧客に提案し、選ばせるために、顧客に難しい判断が求められる。
また、そもそもオプション取引は、企業や資産家向けに取引ロットを例えば100万ドルなどの大口にして成立しているのが一般的であり、上記第2の従来例において想定されるような小口のものでは取引が成立しにくいおそれがあるばかりか、外銀で取り扱い自体を断られてしまう心配もある。
本発明は以上の欠点を解消すべくなされたものであって、顧客の外国為替取引のリスクを抑えることができ、その際に顧客が判断しやすくできる外国為替証拠金取引システムの提供を目的とする。また、本発明の他の目的は、このような外国為替証拠金取引システムの構築に際して使用可能な仲介業者サーバ、およびプログラムの提供にある。
本発明によれば上記目的は、
クライアント端末1からの証拠金に基づく外為取引の注文要求を受信した仲介業者サーバ2から外銀サーバ3に前記注文要求に応じた外為注文データを送信するとともに、当該外為取引により生じる差損益金の入出金データを受信した仲介業者サーバ2において前記入出金データに応じて証拠金残高を調整処理してなり、
前記仲介業者サーバ2は、
クライアント端末1からの外為取引の新規注文要求に含まれる売買種別、取引数量に応じた売買種別、取引数量を指定した外為新規注文データを生成するとともに、決済注文要求に応じて外為決済注文データを生成する外為注文データ生成手段4と、
前記外銀サーバ3に対して外為新規注文データとともに送信する、所定の将来期限を指定した売買種別および取引数量が同一のオプション取引の新規注文データを生成するOP注文データ生成手段5と、
前記将来期限の到達の際にオプション取引が利益状態であるときに外銀サーバ3に送信する、権利行使注文データを生成する権利行使注文データ生成手段6と、
前記将来期限までにクライアント端末1から決済注文要求を受信しないときに、外銀サーバ3に対して将来期限到達の際に外為決済注文データを送信させるとともに、外為取引により生じた差損金を、オプション取引の権利行使に基づく差益金により相殺処理させるオプション取引監督手段7とを有する外国為替証拠金取引システムを提供することにより達成される。
本発明によれば、仲介業者サーバ2は、クライアント端末1からの要求に応じた外為証拠金取引の注文を外銀サーバ3に送信するとともに、新規の注文要求、すなわち新規ポジションを取得する際には、注文要求内容と売買種別および取引数量が同一の新規のオプション取引を外銀サーバ3に注文する。外為証拠金取引は、この後に決済の注文、すなわちポジションを決済することにより、その間の外為レートの変動に応じた差損益金を生じることになるが、新規注文と同一の売買種別、取引数量であるオプション取引は、外為証拠金取引において差損金が生じている際には同額の差益金が発生している状態になることから、権利行使することで損失を相殺することができる。
なお、オプション取引の行使レートは、外為証拠金取引の新規注文時の外為レートと同一であることが損失を帳消しにするために望ましいが、仮に外銀に同時に注文しても外為証拠金取引とオプション取引のそれぞれの取引成立のタイムラグによって多少の誤差が生じる可能性があること、およびリスク軽減の実質的な効果を考慮すれば、少なくとも上記外為レートに相当する程度であれば足りる。
上述のようにオプション取引を外為証拠金取引の新規注文とほぼ同じ条件にすることにより、外為レートの変動による外為証拠金取引のリスクを抑えることができる上に、本来は外為証拠金取引と同様の金融商品であるオプション取引を単に保険のように機能させるだけであることから、顧客の判断も極めて簡単になる。また、仲介業者サーバ2は、仲介業者の顧客からの委任あるいは代理の契約に基づいてクライアント端末1の単なる指示通りに外銀サーバ3とやりとりするものとしては構成されないために、単なる中継サーバに比べて高い存在意義を発揮する。
さらに、仲介業者サーバ2と外銀サーバ3とは、オプション取引の新規注文データや、権利行使注文データを互いに送受信することによりオプション取引に係るやりとりを電子的に処理する。このため外銀にあまり人手がかかることはない。このような取引の電子的処理は、例えば仲介業者サーバ2と外銀サーバ3とを金融情報交換(FIX:Financial Information eXchange)プロトコルを利用したFIX接続をすることが望ましい。
加えて、オプション取引は、その行使レートに取引時、すなわちあまり遠くない時点での外為レートが採用されるために、取引が成立しやすくなる。例えば、仲介業者サーバ2にクライアント端末1の複数が接続されている場合には、実質的に相殺となるような反対売買のオプション取引が異なるクライアント端末1から指図されることもあまり珍しくないと考えられる。さらにまた、オプション取引の外銀に対する取引名義人が仲介業者になることにより、外銀は仲介業者とのみ取引をするに過ぎないために、単一の機関投資家との取引における振る舞いとあまり大差もなく、取り扱いに支障が生じにくい。加えてさらに、仲介業者が多数のクライアント端末1からのオプション取引を一手に扱うことにより、外銀とのオプション取引高も大きくなるために、外銀に仲介業者と取引をすることの魅力を十分に与えることができる。
したがって本発明によれば、顧客のレート変動による損失リスクを抑えることができ、また、顧客に損失リスクを抑えるための手立てを極めて簡単な仕組みで理解、判断させることができる。さらに、小口のオプション取引を外銀との間で実現することができ、加えて、このオプション取引に係る仲介業者側の手間をも軽減することができる。
また、仲介業者は、上記オプション取引と売買種別が反対で取引数量および将来期限が同一の第2のオプション取引を顧客との間において結べば、リスクヘッジに応じた費用を顧客に負担してもらうことができ、このようにすることで、上記オプション取引を第2のオプション取引に代替させて機能させ、オプション取引に係るプレミアムに第2のオプション取引に係るプレミアムを充当して外銀に対する支払い費用の帳尻を合わせることができる。なお、上記オプション取引および第2のオプション取引のために2重に生じてしまう仲介業者側の手間については、必要に応じて第2のオプション取引におけるプレミアム相当の費用に手間賃としての手数料を含めておくことにより、受益者である顧客に負担を求めても足りる。
さらに、以上において述べたオプション取引と外為証拠金取引との併用は、これら両取引を組み合わせた指図を顧客から仲介業者にしてもらうようにすれば、リスク低減を含む外為証拠金取引の適否の判断を顧客側で簡単にすることができる。このような指図は、外為証拠金取引の問い合わせを受けた際に受付用注文条件をクライアント端末1に送信しておき、この受付用注文条件を顧客に確認してもらった上で、仲介業者サーバ2に指図してもらうようにすれば、顧客の判断の手間を省くことができる。
この場合において、第2のオプション取引を顧客から指示するための指示部11について、外為取引による損失補償あるいは保全の要否を指示するためのものとしてクライアント端末1の表示部12に表示させれば、敢えて複雑な取引であるオプション取引の仕組みを顧客が十分に理解しなくとも、簡単に状況把握、判断ができるようになる。
以上の外国為替証拠金取引システムは、
クライアント端末1からの証拠金に基づく外為取引の注文要求を受信した仲介業者サーバ2から外銀サーバ3に前記注文要求に応じた外為注文データを送信するとともに、当該外為取引により生じる差損益金の入出金データを受信して証拠金残高を前記入出金データに応じて調整処理する仲介業者サーバ2であって、
クライアント端末1からの外為取引の新規注文要求に含まれる売買種別、取引数量に応じた売買種別、取引数量を指定した外為新規注文データを生成するとともに、決済注文要求に応じて外為決済注文データを生成する外為注文データ生成手段4と、
クライアント端末1から外為取引の新規注文要求に伴って受信する、所定の将来期限を指定した売買種別が反対で取引数量が同一の第2のオプション取引の新規注文要求を格納する第2のOP取引データ格納手段8と、
前記第2のオプション取引の新規注文要求に応じて証拠金残高から所定の手数料を支払処理する残高管理手段9と、
前記外銀サーバ3に対して外為新規注文データとともに送信する、前記将来期限と同一の将来期限を指定した売買種別および取引数量が同一の第1のオプション取引の新規注文データを生成するOP注文データ生成手段5と、
前記将来期限の到達の際に第1のオプション取引が利益状態であるときに外銀サーバ3に送信する、権利行使注文データを生成する権利行使注文データ生成手段6と、
前記将来期限までにクライアント端末1から決済注文要求を受信しないときに、外銀サーバ3に対して将来期限到達の際に外為決済注文データを送信させるとともに、外為取引により生じた差損金を、第1のオプション取引の権利行使に基づく差益金により相殺処理させるオプション取引監督手段7とを有する仲介業者サーバ2を使用して構成する事ができる。
また、この仲介業者サーバ2は、
クライアント端末1からの証拠金に基づく外為取引の注文要求に応答して外銀サーバ3に前記注文要求に応じた外為注文データを送信するとともに、当該外為取引により生じる差損益金の入出金データを受信して証拠金残高を前記入出金データに応じて調整処理することをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
クライアント端末1からの外為取引の新規注文要求に含まれる売買種別、取引数量に応じた売買種別、取引数量を指定した外為新規注文を生成するとともに、決済注文要求に応じて外為決済注文データを生成する外為注文データ生成手段4、
クライアント端末1から外為取引の新規注文要求に伴って受信する、所定の将来期限を指定した売買種別が反対で取引数量が同一の第2のオプション取引の新規注文要求を格納する第2のOP取引データ格納手段8、
前記第2のオプション取引の新規注文要求に応じて証拠金残高から所定の手数料を支払処理する残高管理手段9、
前記外銀サーバ3に対して外為新規注文データとともに送信する、前記将来期限と同一の将来期限を指定した売買種別および取引数量が同一の第1のオプション取引の新規注文データを生成するOP注文データ生成手段5、
前記将来期限の到達の際に第1のオプション取引が利益状態であるときに外銀サーバ3に送信する、権利行使注文データを生成する権利行使注文データ生成手段6、および
前記将来期限までにクライアント端末1から決済注文要求を受信しないときに、外銀サーバ3に対して将来期限到達の際に外為決済注文データを送信させるとともに、外為取引により生じた差損金を、第1のオプション取引の権利行使に基づく差益金により相殺処理させるオプション取引管理手段として機能させるためのプログラムを使用して構成することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、顧客の外為証拠金取引のリスクを抑えることができ、その際に顧客が判断しやすくできるために、使い勝手の良い外国為替証拠金取引サービスを顧客に提供することができる。
本発明に係る外為証拠金取引システムのブロック図である。 オプション取引管理サーバ、外銀サーバ、およびクライアント端末の構成を示すブロック図である。 クライアント端末における外為取引の注文要求の作成段階での入力画面を示す図である。 本発明のシステムの動作を示すフローチャートで、外為レートとプレミアムの蓄積処理を示すものである。 外為取引の新規注文時の動作を示すフローチャートである。 外為取引の決済注文時の動作を示すフローチャートである。 外為取引の新規注文にオプション取引の新規注文を含む場合の動作を示すフローチャートである。 オプション取引の期限管理に伴う動作を示すフローチャートである。
本発明に係る外国為替証拠金取引システムは、図1に示すように、外為証拠金取引(以下「FX取引」という)を仲介する仲介事業者が利用する外為取引仲介サーバ2a、およびオプション取引管理サーバ2bの2台のサーバにより構成される仲介業者サーバ2と、FX取引を行う投資家が利用する適数のクライアント端末1と、インターバンク取引を行う外国銀行が利用する適数の外銀サーバ3とをインターネット等の通信回線網20を介して接続して構成される。上記仲介事業者は上記投資家から証拠金を預かり、この証拠金に応じた金額の預かりを投資家毎に取引口座として管理して金融取引に伴う損益に応じてその残高を調整する。なお、以下においては、発明の理解を容易にするために、スワップポイントや、許容スリップなどの原因となる外為レートの短時間での変動、ロスカット、外貨建てでのFX取引などの説明を徒に複雑にしてしまうおそれのあるもの、およびこれに関連する事項を省略する。
上記外為取引仲介サーバ2aは、図1に示すように、制御部21にバスライン22を介して接続される注文用データ提供手段10と、外為注文データ生成手段4と、残高管理手段9と、外為レート取得手段23と、オプション取引監督手段7と、顧客データ格納手段24と、外為取引データ格納手段(第2のOP取引データ格納手段8)と、外為レート格納手段25と、通信部26とを有する。
上記外為レート取得手段23は、所定の時刻に、あるいは所定の時間間隔で起動されて外銀サーバ3にアクセスし、最新の外為レート情報を取得する。なお、外為レート取得手段23による外為レート情報の取得源は、最新の外為レート情報を提供するものであれば、外銀サーバ3以外の適宜の情報提供サーバでも足りる。また、上記外為レート格納手段25は、このようにして取得された外為レートデータを通貨毎に経時的に蓄積して格納する。
上記注文用データ提供手段10は、クライアント端末1からFX取引を希望するアクセスがあったときに、外為取引仲介サーバ2aへのFX取引の注文を容易にするためにクライアント端末1に送信する注文用データを提供するもので、新規注文の要求か決済注文の要求かに応じて上記外為レート格納手段25内のデータ自体もしくはその差分データ、あるいは上記外為取引データ格納手段内のデータ等をクライアント端末1に送信する。クライアント端末1は、例えば外為取引仲介サーバ2aへのアクセス時にJAVA(登録商標)のアプレットをダウンロードすることにより、上述のように外為取引仲介サーバ2aから送信されるデータを利用して注文票を生成することができるようにされる。したがって顧客は、例えば注文票の空欄を埋めるなどすることにより簡単に外為取引仲介サーバ2aに対してFX取引の注文要求をすることができる。
具体的には、図3に一部示されるように例えば新規注文の要求は、通貨ペア、取引数量、ポジションの売りまたは買いを指定してなされ、顧客は、クライアント端末1の表示部12に表示された上述の注文票においてこれらをマウス操作により簡単に入力できるようにされる。また、注文票としてのウィンドウに直近の外為レートや、その変動がわかるチャートをも含むことにより、顧客には取引指示の際の判断材料も同時に与えられる。なお、注文用データ提供手段10は、外銀からの外為レートを利用して固有のスプレッドを考慮した外為レートを算出し、これをクライアント端末1に送信することも可能である。一方、決済注文の要求は、未決済ポジションを決済注文の対象としてクライアント端末1において例えばマウスクリックで選択できるようにすれば足り、上述と同様にクライアント端末1の表示部12おいて未決済ポジションを通貨ペア等とともに表示させてなされるが、上述同様に直近の外為レートのチャートをも合わせて表示させることが望ましい。
上記外為注文データ生成手段4は、外為取引仲介サーバ2aがSTP(Straight-Through Processing)方式をとるこの実施の形態において、クライアント端末1から取得したFX取引の注文要求に基づいて、外銀サーバ3への新規FX取引の注文データを生成する。また、外為取引仲介サーバ2aと外銀サーバ3とがFIX接続されるこの実施の形態において、外為注文データ生成手段4はFIXプロトコルに従ってFX取引の注文データを生成する。
上記残高管理手段9は、投資家の取引口座の残高に対して金融取引に応じた調整を行うもので、外銀サーバ3から受信するFX取引の差損益金の入出金データに基づいて残高を加減処理する。また、後述するオプション取引の手数料に応じた残高の減少処理も行う。
上記外為取引データ格納手段8は、FX取引の内容を投資家毎に関連づけて蓄積してデータベース化したもので、取引内容として例えば上述したFX取引の注文の要求にあるような通貨ペアや取引数量等、さらには取引時期がそれぞれ関連づけれられて格納される。また、ポジションが未決済であるか否かや、後述するオプション取引が付随するか否か、さらにはこのオプション取引の取引内容に関する情報をも含めて構成される。一方、上記顧客データ格納手段24は、顧客である投資家の取引口座の残高情報や認証情報、連絡先情報などを投資家毎に格納する。
上記オプション取引監督手段7は、上述したオプション取引管理サーバ2bの動作の一部を制御するもので、後述するオプション取引を含むFX取引の進捗状況に応じてオプション取引管理サーバ2bにオプション取引の注文用データの提供や、外銀サーバ3との交信命令、その後に続く一連の処理を求める。このオプション取引監督手段7はさらに、オプション取引の期限到来について、外為取引データ格納手段8内の格納データに基づいて図外のカレンダ機能を利用して判定する期限判定手段41と、外為取引データ格納手段8および外為レート格納手段25内のそれぞれの格納データに基づいてポジションの取得時の外為レートと直近の外為レートとを比較してポジションの損益を判定するポジション損益判定手段42と、後述するように外銀サーバ3から同時期に受信する同一顧客の入出金データを相殺処理する相殺処理手段43とを有する。なお、この実施の形態においてオプション取引の行使期限は、図3に示すように一週間と1ヶ月の2種類にされる。
上記通信部26は、オプション管理サーバ、クライアント端末1、および外銀サーバ3との通信を行うもので、上述のように外銀サーバ3に対してはFIXプロトコルに従って順次所定の交信を行う。
一方、上記クライアント端末1は、図2に示すようにマウスやキーボード等からなる入力部27と、ディスプレイからなる表示部12と、上述したアプレットにより構成される注文票生成手段28と、通信部29とを有し、通信部29を介して外為取引仲介サーバ2aおよびオプション管理サーバと通信を行う。
また、上記外銀サーバ3は、オプション取引のプレミアムデータを格納するプレミアム格納部30と、外為レートを格納する外為レート格納部31と、インターバンク市場においてオプション取引を遂行、管理するオプション取引管理部32と、同じくインターバンク市場における外為取引を遂行、管理する外為取引管理部33と、通信部34とを有し、通信部34を介して外為取引仲介サーバ2aおよびオプション取引管理サーバ2a、さらには他の外銀サーバ3と通信を行う。
さらに、上記オプション取引管理サーバ2bは、制御部35にバスライン36を介して接続される注文用データ提供手段10’と、OP注文データ生成手段5と、手数料算出手段14と、プレミアム取得手段38と、プレミアム格納手段13と、通信部40とを有する。
上記プレミアム取得手段38は、上述した外為レート取得手段23と同じように、所定の時刻に、あるいは所定の時間間隔で起動されて外銀サーバ3にアクセスし、オプション取引の最新のプレミアムを取得する。なお、外為レート取得手段23によるプレミアムの取得源についても外為レートと同じように適宜の情報提供サーバでも足りる。また、上記プレミアム格納手段13は、このようにして取得されたプレミアムデータを通貨ペア毎にオプション取引の行使期限、行使レート、取引数量を区分けして経時的に蓄積して格納する。
また、注文用データ提供手段10’は、上述した外為取引仲介サーバ2aにおけるものと同じように、クライアント端末1からオプション取引を希望するアクセスがあったときにオプション取引管理サーバ2bへのオプション取引の注文を容易にするためにクライアント端末1に送信する注文用データを提供するものである。具体的には、プレミアムデータ格納手段に格納される行使期限等に応じたプレミアムデータに基づいて、上記手数料算出手段14により算出させた手数料を、差分データ等の適宜の形態でクライアント端末1に送信する。クライアント端末1においては、これらのデータを利用して上述したアプレットにより注文票が生成される。
具体的には、図3に一部示されるように例えば新規注文の要求の際には、売買毎のプレミアム、行使期限が表示される。また、プレミアムは、外為取引の取引数量に応じたものが表示される。クライアント端末1においては、例えばマウスクリックで行使期限の変更や、売買ポジションを選択することができる。なお、以上の注文用データは、外為取引管理サーバのオプション取引管理手段からのオプション取引管理サーバ2bへの命令により、該オプション取引管理サーバ2bの注文用データ提供手段10から外為取引管理サーバに送信され、外為取引管理サーバを介してクライアント端末1に送信される。例えば、クライアント端末1において外為取引の注文票の作成段階で取引数量が変更された場合には、この変更を検知した外為取引仲介サーバ2aを介してオプション取引管理サーバ2bの注文用データ提供手段10に変更後の取引数量に応じたプレミアムデータの提示が要求され、このプレミアムデータが外為取引管理サーバを介してクライアント端末1に送信される。
上記OP注文データ生成手段5は、クライアント端末1からのオプション取引(第2のオプション取引)の新規注文要求に応じて、外銀サーバ3向けに、この新規注文要求と売買種別が反対で取引数量および将来期限が同一の新規オプション取引の注文データを生成する。オプション取引管理サーバ2bも上述した外為取引管理サーバと同様にFIX接続されるこの実施の形態において、OP新規注文データ生成手段はFIXプロトコルに従ってFX取引の注文データを生成する。また、OP注文データ生成手段5は、外為取引仲介サーバ2aからの指示に応じてオプション取引の決済注文データを生成する。
上記手数料算出手段14は、上述したように、プレミアムデータに基づいて手数料を算出するもので、例えばプレミアムデータに所定の係数を乗算して手数料を求める。
上記通信部40は、上述した外為取引仲介サーバ2aにおけるものと同様に、外為取引仲介サーバ2a、クライアント端末1、および外銀サーバ3との通信を行うもので、外銀サーバ3に対してはFIXプロトコルに従って順次所定の交信を行う。
以上の外国為替証拠金取引システムにおける動作を以下に説明する。図4は仲介業者サーバ2を構成する外為取引仲介サーバ2aおよびオプション取引管理サーバ2bによる外為レートやプレミアムの収集動作を示すものである。外為取引仲介サーバ2aおよびオプション取引管理サーバ2bはそれぞれ、外為レート取得手段23やプレミアム取得手段38により通信部26、40を介して外銀サーバ3の外為レート格納部31、プレミアム格納部30にアクセスし(ステップS-10、ステップS-20)、最新の外為レート、プレミアムの情報を取得して(ステップS-11、ステップS-21)外為レート格納手段25、プレミアム格納手段13に格納させる(ステップS-12、ステップS-22)。上述の外銀サーバ3へのアクセスは、例えば適数分等の間隔で設定された所定の問い合わせ時刻になることを条件にして繰り返される(ステップS-13、ステップS-23)。
したがって外為取引仲介サーバ2a等は、直近の外為レート等を外為レート格納手段25等に格納し、また、適数分等の間隔で経時的に蓄積する。
図5は、クライアント端末1の外為取引の新規注文時の動作を示すものである。この実施の形態においては、外為取引仲介サーバ2aはwebサーバとしても機能しており、図1において図示省略のウェブページ運営部を通じて仲介事業者のホームページを運営する。クライアント端末1は、インターネットを通じて上記ホームページにアクセスし(ステップS-31)、上記ウェブページ運営部によりなされる認証が成立すると(ステップS-32)、アプレットをダウンロードしてこのアプレットにより表示部12に取引種別の選択を求める表示をする。
次いで、クライアント端末1において入力部27を用いて取引種別が選択されると(ステップS-33)、その選択結果が外為取引仲介サーバ2aに入力され、外為取引の新規注文であるか否かが判定された上(ステップS-34)、新規注文である場合には、注文用データ提供部から注文用データがクライアント端末1に送信される(ステップS-35)。これを受信したクライアント端末1は、上記アプレットにより注文票を生成する(ステップS-36)。
生成された注文票はマウスクリックを利用して取引数量等の注文条件を入力可能に形成されており、クライアント端末1において入力部27を操作して注文条件を決定することができる。また、注文票には、図3に一部示されるように、オプション取引を希望する場合にマウスクリックを求める指示部11が設けられており、この指示部11がマウスクリックされなければオプション取引をしないFX取引のみの新規注文として扱われる(ステップS-37)。以上の注文票は、マウスクリックにより注文処理の決定が入力されると、通信部29を介して外為取引仲介サーバ2aに送信される(ステップS-38)。
これを通信部26を介して受信した外為取引仲介サーバ2aは、外為取引データ格納手段8に注文内容を格納するとともに(ステップS-39)、外為注文データ生成手段4により注文票に基づいて外為新規注文データが生成されて外銀サーバ3に送信される(ステップS-40)。これを受信した外銀サーバ3は、外為取引管理部33により外為取引を遂行し、通信部34を介してその外為取引の確定注文結果を外為取引仲介サーバ2aに送信する(ステップS-41)。
外為取引仲介サーバ2aは、確定注文結果を受信すると、外為取引データ格納手段8に注文内容を更新格納するとともに(ステップS-42)、確定注文結果をクライアント端末1に送信し(ステップS-43)、この後、クライアント端末1においては表示部12に確定注文結果を表示して内容を確認することができる(ステップS-44)。
一方、外為取引仲介サーバ2aにおける上述した取引種別の選択においてFX取引の新規注文ではない、すなわち決済注文であると判断された場合には、図6に示すように、先ず、決済の候補、すなわち未決済のポジションが外為取引データ格納手段8内で検索され(ステップS-51)、決済候補を特定するデータがクライアント端末1に送信される(ステップS-52)。これを受信したクライアント端末1は、アプレットにより決済候補を含む注文票を生成し、この後、マウスクリック等で決済注文の対象を特定した上で注文票が外為取引仲介サーバ2aに送信される(ステップS-53)。
外為取引仲介サーバ2aは注文票を受信すると、注文内容を外為取引データ格納手段8に格納するとともに(ステップS-54)、外為取引データ格納手段8内を検索してオプション取引が付随しているか否かを判定する(ステップS-55)。オプション取引が付随していなければ、外為注文データ生成手段4により注文票に基づいてFX取引の決済注文が生成されて外銀サーバ3に送信される(ステップS-56)。これに対し、オプション取引が付随していた場合には、FX取引の決済に伴って補償対象がなくなることから、仲介事業者との間で締結したオプション取引を失効処理する(ステップS-57)。失効処理は、例えば外為取引データ格納手段8内に失効の記録をすることによりなされる。
また、上述の決済注文を受信した外銀サーバ3は、外為取引管理部33により決済取引を遂行し、その外為取引の確定注文結果を外為取引仲介サーバ2aに送信するとともに、差損益金を仲介事業者の取引口座から入出金する(ステップS-58)。確定注文結果を受信した外為取引仲介サーバ2aは、外為取引データ格納手段8に注文内容を更新格納するとともに(ステップS-59)、上記差損益金に応じた金額を残高管理手段9により顧客の取引口座の残高に対して調整処理し、この口座残高の情報と、上記確定注文結果とを合わせてクライアント端末1に送信する(ステップS-60)。この後、クライアント端末1においては表示部12に確定注文結果を表示して内容を確認することができる(ステップS-61)。
一方、上述した注文票の作成段階において、指示部11がマウスクリックされてオプション取引が希望されると、図7に示すように、外為取引仲介サーバ2aにその旨が通知され、外為取引仲介サーバ2aはオプション取引管理サーバ2bにオプション取引の注文用データの送信を指示する(ステップS-70)。後述の通知、および指示に際しては注文票の取引数量も同時に送受信される。この指示を受信したオプション取引管理サーバ2bは、上記取引数量に基づいて手数料算出手段14により手数料を算出した上で、注文用データとして注文用データ提供手段10により外為取引仲介サーバ2aに送信する(ステップS-71)。
これを受信した外為取引仲介サーバ2aは、注文用データ提供手段10により生成した注文用データに対し、オプション取引管理サーバ2bから受信した注文用データを統合し、クライアント端末1に送信する(ステップS-72)。これを受信したクライアント端末1は、この注文用データを利用して注文票を生成し(ステップS-73)、入力部27を利用して注文条件を入力して注文票を作成して外為取引仲介サーバ2aに送信する(ステップS-74)。
外為取引仲介サーバ2aは、注文票を受信すると、外為取引データ格納手段8に注文内容を格納するとともに(ステップS-75)、注文内容に応じた処理を実行する(ステップS-76)。すなわち、上述のように注文票には、FX取引とオプション取引の双方の注文が含まれるために、外為取引仲介サーバ2aは注文票からFX取引とオプション取引のそれぞれの注文条件を抽出した上で、FX取引の新規注文分については、外為注文データ生成手段4により外為新規注文データを生成して外銀サーバ3に送信させる(ステップS-76a)。
これに対し、オプション取引の新規注文分については、オプション取引監督手段7によりオプション取引管理サーバ2bに対して注文指示を送信する(ステップS-76a)。これを受信したオプション取引管理サーバ2bは、OP新規注文データ生成手段によりオプション取引の新規注文データを生成し、外銀サーバ3に送信する(ステップS-77)。
以上のように外為新規注文データとオプション取引の新規注文データの送信を受ける外銀サーバ3は、外為取引およびオプション取引をそれぞれ遂行し、外為取引の確定注文結果を外為取引仲介サーバ2aに送信し(ステップS-78)、また、オプション取引の確定注文結果をオプション取引管理サーバ2bに送信するとともに、上記オプション取引の確定プレミアムを仲介事業者の取引口座から入出金する(ステップS-79)。
この後、オプション取引管理サーバ2bは、外銀サーバ3からオプション取引の確定注文結果に基づき、手数料算出手段14により確定した手数料を算出し、この手数料の情報とともに、オプション取引の確定注文結果を外為取引仲介サーバ2aに送信する(ステップS-80)。なお、この手数料は、外為取引データ格納手段8にオプション取引と関連づけられて格納される。
以上のように外為取引の確定注文結果とオプション取引の手数料および確定注文結果の送信を受ける外為取引仲介サーバ2aは、それぞれの取引の確定注文結果を外為取引データ格納手段8に更新格納し(ステップS-81、82)、また、手数料に応じた金額を残高管理手段9により顧客の取引口座の残高に対して調整処理し、この口座残高の情報と、全ての確定注文結果とを合わせてクライアント端末1に送信する(ステップS-83)。この後、クライアント端末1においては表示部12に確定注文結果を表示して内容を確認することができる(ステップS-84)。
また、以上のようにしてオプション取引を含むFX取引の未決済ポジションが外為取引データ格納手段8に格納されると、オプション取引監督手段7は、期限判定手段41により期限管理をする。期限管理は、図8に示すように、期限判定手段41によりオプション取引の権利行使の期限であるか否かを監視することでなされる(ステップS-90)。期限判定手段41により期限が到来すると判定されると、オプション取引監督手段7は、次に、ポジション損益判定手段42により当該オプション取引を付随するFX取引がこの時点で損失状態にあるか否かを判定する(ステップS-91)。FX取引がこの時点で利益状態であると判定されると、価値がないために権利行使することなく仲介事業者との間で締結したオプション取引の失効処理をする(ステップS-92)。
一方、FX取引がこの時点で損失状態であると判定されると、外為取引仲介サーバ2aは損失補償処理を実行する(ステップS-93)。すなわち、外為取引仲介サーバ2aは、外為注文データ生成手段4によりFX取引の決済注文データを生成して外銀サーバ3に送信するとともに(ステップS-93a)、オプション取引管理サーバ2bに当該オプション取引の権利行使の指示を送信する(ステップS-93b)。この指示を受信したオプション取引管理サーバ2bは、OP注文データ生成手段5により権利行使の注文データを生成して外銀サーバ3に送信する(ステップS-94)
以上のようにFX取引の決済注文データとオプション取引の権利行使注文データの送信を受ける外銀サーバ3は、外為取引のポジション決済およびオプション取引の権利行使をそれぞれ遂行し、外為取引の確定注文結果を外為取引仲介サーバ2aに送信するとともに、これにより生じる差損益金を仲介事業者の取引口座から入出金し(ステップS-95)、また、オプション取引の確定注文結果をオプション取引管理サーバ2bに送信する(ステップS-96)。オプション取引の確定注文結果を受信したオプション取引管理サーバ2bは、この確定注文結果を外為取引仲介サーバ2aに転送する(ステップS-97)。
以上のように外為取引の確定注文結果およびとオプション取引の確定注文結果の送信を受ける外為取引仲介サーバ2aは、それぞれの取引の確定注文結果を外為取引データ格納手段8に更新格納する(ステップS-98、99)。また、外為取引仲介サーバ2aは、相殺処理手段43により、上述した差損益金に応じた金額と、オプション取引の権利行使により得られる差益金とを相殺処理する(ステップS-100)。次いで、外為取引仲介サーバ2aは、相殺処理により差損益金を生じることのない外為取引の確定注文結果を取引の報告としてクライアント端末1に送信し(ステップS-101)、この後、クライアント端末1においては表示部12に確定注文結果を表示して内容を確認することができる(ステップS-84)。
なお、以上の実施の形態においては、仲介業者サーバ2を外為取引仲介サーバ2aとオプション取引仲介サーバに分けて2台で構成する場合を示したが、1台に機能を集約させたり、3台以上に分散して構成することも可能である。
1 クライアント端末
2 仲介業者サーバ
3 外銀サーバ
4 外為注文データ生成手段
5 OP注文データ生成手段
6 権利行使注文データ生成手段
7 オプション取引監督手段
8 第2のOP取引データ格納手段
9 残高管理手段
10 注文用データ提供手段
11 指示部
12 表示部
13 プレミアム格納手段
14 手数料算出手段

Claims (7)

  1. クライアント端末からの証拠金に基づく外為取引の注文要求を受信した仲介業者サーバから外銀サーバに前記注文要求に応じた外為注文データを送信するとともに、当該外為取引により生じる差損益金の入出金データを受信した仲介業者サーバにおいて前記入出金データに応じて証拠金残高を調整処理してなり、
    前記仲介業者サーバは、
    クライアント端末からの外為取引の新規注文要求に含まれる売買種別、取引数量に応じた売買種別、取引数量を指定した外為新規注文データを生成するとともに、決済注文要求に応じて外為決済注文データを生成する外為注文データ生成手段と、
    前記外銀サーバに対して外為新規注文データとともに送信する、所定の将来期限を指定した売買種別および取引数量が同一のオプション取引の新規注文データを生成するOP注文データ生成手段と、
    前記将来期限の到達の際にオプション取引が利益状態であるときに外銀サーバに送信する、権利行使注文データを生成する権利行使注文データ生成手段と、
    前記将来期限までにクライアント端末から決済注文要求を受信しないときに、外銀サーバに対して将来期限到達の際に外為決済注文データを送信させるとともに、外為取引により生じた差損金を、オプション取引の権利行使に基づく差益金により相殺処理させるオプション取引監督手段とを有する外国為替証拠金取引システム。
  2. 前記仲介業者サーバは、クライアント端末から外為取引の新規注文要求に伴って受信する、前記オプション取引と売買種別が反対で取引数量および将来期限が同一の第2のオプション取引の新規注文要求を格納する第2のOP取引データ格納手段と、
    前記第2のオプション取引の新規注文要求に応じて証拠金残高から所定の手数料を支払処理する残高管理手段とを有し、
    前記OP注文データ生成手段による外為新規注文データの生成は、第2のOP取引データ格納手段内に第2のオプション取引の新規注文要求が格納されていることを条件とする請求項1記載の外国為替証拠金取引システム。
  3. 前記仲介業者サーバは、クライアント端末からの外為取引の新規注文要求のための問い合わせに応答して、前記第2のオプション取引を組み合わせた外為取引の受付用注文条件をクライアント端末に送信する注文用データ提供手段を有する請求項2記載の外国為替証拠金取引システム。
  4. 前記クライアント端末は、外為取引の注文要求に際して外為レートに加え、第2のオプション取引の要否を指示するための指示部が外為取引による損失補償あるいは保全の要否を指示するためのものとして表示される表示部を有する請求項3記載の外国為替証拠金取引システム。
  5. 前記仲介業者サーバは、外銀サーバから取得したオプション取引のプレミアムデータを格納するプレミアム格納手段と、
    前記プレミアムデータを利用して第2のオプション取引のための手数料を算出する手数料算出手段とを有する請求項2ないし4のいずれかに記載の外国為替証拠金取引システム。
  6. クライアント端末からの証拠金に基づく外為取引の注文要求を受信した仲介業者サーバから外銀サーバに前記注文要求に応じた外為注文データを送信するとともに、当該外為取引により生じる差損益金の入出金データを受信して証拠金残高を前記入出金データに応じて調整処理する仲介業者サーバであって、
    クライアント端末からの外為取引の新規注文要求に含まれる売買種別、取引数量に応じた売買種別、取引数量を指定した外為新規注文データを生成するとともに、決済注文要求に応じて外為決済注文データを生成する外為注文データ生成手段と、
    クライアント端末から外為取引の新規注文要求に伴って受信する、所定の将来期限を指定した売買種別が反対で取引数量が同一の第2のオプション取引の新規注文要求を格納する第2のOP取引データ格納手段と、
    前記第2のオプション取引の新規注文要求に応じて証拠金残高から所定の手数料を支払処理する残高管理手段と、
    前記外銀サーバに対して外為新規注文データとともに送信する、前記将来期限と同一の将来期限を指定した売買種別および取引数量が同一の第1のオプション取引の新規注文データを生成するOP注文データ生成手段と、
    前記将来期限の到達の際に第1のオプション取引が利益状態であるときに外銀サーバに送信する、権利行使注文データを生成する権利行使注文データ生成手段と、
    前記将来期限までにクライアント端末から決済注文要求を受信しないときに、外銀サーバに対して将来期限到達の際に外為決済注文データを送信させるとともに、外為取引により生じた差損金を、第1のオプション取引の権利行使に基づく差益金により相殺処理させるオプション取引監督手段とを有する仲介業者サーバ。
  7. クライアント端末からの証拠金に基づく外為取引の注文要求に応答して外銀サーバに前記注文要求に応じた外為注文データを送信するとともに、当該外為取引により生じる差損益金の入出金データを受信して証拠金残高を前記入出金データに応じて調整処理することをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    クライアント端末からの外為取引の新規注文要求に含まれる売買種別、取引数量に応じた売買種別、取引数量を指定した外為新規注文を生成するとともに、決済注文要求に応じて外為決済注文データを生成する外為注文データ生成手段、
    クライアント端末から外為取引の新規注文要求に伴って受信する、所定の将来期限を指定した売買種別が反対で取引数量が同一の第2のオプション取引の新規注文要求を格納する第2のOP取引データ格納手段、
    前記第2のオプション取引の新規注文要求に応じて証拠金残高から所定の手数料を支払処理する残高管理手段、
    前記外銀サーバに対して外為新規注文データとともに送信する、前記将来期限と同一の将来期限を指定した売買種別および取引数量が同一の第1のオプション取引の新規注文データを生成するOP注文データ生成手段、
    前記将来期限の到達の際に第1のオプション取引が利益状態であるときに外銀サーバに送信する、権利行使注文データを生成する権利行使注文データ生成手段、および
    前記将来期限までにクライアント端末から決済注文要求を受信しないときに、外銀サーバに対して将来期限到達の際に外為決済注文データを送信させるとともに、外為取引により生じた差損金を、第1のオプション取引の権利行使に基づく差益金により相殺処理させるオプション取引管理手段として機能させるためのプログラム。
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