JP2014222002A - Fixing structure of flexible joint - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、地下構造物の止水用の可撓性継手の固定構造に関する。 The present invention relates to a structure for fixing a flexible joint for water stoppage of an underground structure.
可撓性継手は、トンネル等の地下構造物を構成するコンクリート製の管体同士の継目に設けられ、継目を管体内側から覆うために用いられている。可撓性継手は、継目を覆う可撓性を有する部分と、この部分の両側縁に沿って備えられた固定用のフランジ部とを有している。このような可撓性継手を地下構造物に固定する固定構造として、例えば、特許文献1に記載された固定構造が提案されている。
The flexible joint is provided at a joint between concrete pipes constituting an underground structure such as a tunnel, and is used to cover the joint from the inside of the pipe. The flexible joint includes a flexible portion that covers the seam, and a fixing flange portion provided along both side edges of the portion. As a fixing structure for fixing such a flexible joint to an underground structure, for example, a fixing structure described in
特許文献1の図7の固定構造では、可撓性継手のフランジ部が、押さえ板を介して、地下構造物から突出したアンカーボルトの先端にねじ込まれたナットにより固定されている。押さえ板と、フランジ部には、アンカーボルトを挿通する挿通孔が所定ピッチで形成されており、これらの位置に位置合わせして、アンカーボルトが配置される。
また、特許文献1の図2の固定構造では、可撓性継手のフランジ部が、押さえ板により押さえられるとともに、この押さえ板が、固定部材により押さえられる。さらに、固定部材は、地下構造物から突出したアンカーボルトの先端にねじ込まれたナットにより、固定される。
In the fixing structure of FIG. 7 of
In the fixing structure shown in FIG. 2 of
ところで、可撓性継手を地下構造物に設置する場合、地下構造物のコンクリート躯体の既設の配筋や配管の位置を予め調査しておき、調査した配筋や配管に干渉しないように決められた設計位置に、可撓性継手固定用のアンカーボルトが打設される。
しかし、配筋や配管の実際の位置が、調査した位置とは異なり、設計位置のアンカーボルトと、既設の配筋や配管とが互いに干渉するような場合がある。この場合、アンカーボルトの位置を設計位置から干渉しない位置に現場にて変更しなければならない。その結果、可撓性継手の施工に手間がかかる。
By the way, when installing a flexible joint in an underground structure, the positions of existing reinforcements and pipes in the concrete frame of the underground structure are investigated in advance, and it is decided not to interfere with the investigated reinforcements and pipes. Anchor bolts for fixing the flexible joint are driven at the designed positions.
However, the actual position of the reinforcing bar and the pipe is different from the investigated position, and the anchor bolt at the design position and the existing reinforcing bar and the pipe may interfere with each other. In this case, the position of the anchor bolt must be changed in the field to a position that does not interfere with the design position. As a result, it takes time to construct the flexible joint.
例えば、特許文献1の図7の固定構造では、アンカーボルトの位置は、フランジ部の挿通孔の位置に応じて決まっているので、変更したアンカーボルトの位置に合せて、フランジ部の挿通孔を開け直し、押さえ板を造り直す必要がある。
また、特許文献1の図2の固定構造では、アンカーボルトの位置の変更に伴って、部品の追加加工や造り直しの必要はない。しかし、固定部材が、段差を有する板材の側縁から一対のリブを立設した複雑な構造を有しているので、製造コストが高い。
For example, in the fixing structure shown in FIG. 7 of
Further, in the fixing structure shown in FIG. 2 of
この発明は、このような従来技術に鑑みてなされたもので、主たる目的は、柔軟に施工ができ、しかも安価に提供できる可撓性継手の固定構造を提供することである。 The present invention has been made in view of such a conventional technique, and a main object thereof is to provide a flexible joint fixing structure that can be applied flexibly and can be provided at low cost.
請求項1記載の発明は、地下構造物の目地部を覆うように使用される可撓性継手の固定構造であって、前記可撓性継手の両側縁に沿って備えられたフランジ部を前記地下構造物と共働して挟むように押さえるための、前記側縁の長さ方向に延びる所定の長さを有する押さえ金具と、前記押さえ金具を押さえるための、金属製角パイプに段差をつけた複数個の固定金具と、前記各固定金具を所定のピッチで固定するための、前記地下構造物に打設されたアンカーボルトと、を含むことを特徴とする固定構造である。
The invention according to
請求項2記載の発明は、前記押さえ金具は、上部に開口部を形成する断面コの字形であり、前記固定金具の裏面には、溶接された平板状部が前記開口部に嵌装するように設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の固定構造である。
請求項3記載の発明は、地下構造物の目地部を覆うように使用される可撓性継手の固定構造であって、前記可撓性継手は、両側縁に沿う一対のフランジ部を備えており、これら一対のフランジ部のうちの少なくとも一方のフランジ部を、請求項1または2に記載された固定構造の押さえ金具と、固定金具と、アンカーボルトとにより固定することを特徴とする固定構造である。
According to a second aspect of the present invention, the pressing metal has a U-shaped cross-section that forms an opening in the upper part, and a welded flat plate-like part is fitted into the opening on the back surface of the fixing metal. The fixing structure according to
Invention of
請求項1記載の発明によれば、フランジ部とアンカーボルトとの間に、長尺の押さえ金具と複数の固定金具とを介在させるので、フランジ部の固定に際して、地下構造物の状況に応じてアンカーボルトの位置を変更することができ、柔軟に施工できる。また、固定金具は、金属製角パイプに段差をつけてなるので、シンプルな構造であり、安価に製造できる。 According to the first aspect of the present invention, since the long pressing metal fitting and the plurality of fixing metal fittings are interposed between the flange portion and the anchor bolt, depending on the situation of the underground structure when the flange portion is fixed. The position of the anchor bolt can be changed and construction can be made flexibly. Moreover, since the fixing bracket has a step on the metal square pipe, it has a simple structure and can be manufactured at low cost.
請求項2記載の発明によれば、固定金具と押さえ金具との間の位置ずれを容易に且つ確実に防止できる。従って、固定作業が容易になる。また、地震発生時に可撓性継手を確実に固定できる。
請求項3記載の発明によれば、可撓性継手の一対のフランジ部のうちの少なくとも一方の固定を、地下構造物の状況に応じて柔軟に施工でき、しかも安価に提供できる。
According to the second aspect of the present invention, it is possible to easily and reliably prevent the displacement between the fixing metal fitting and the holding metal fitting. Therefore, the fixing work is facilitated. In addition, the flexible joint can be securely fixed when an earthquake occurs.
According to invention of
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る固定構造12を含む可撓性継手1の固定構造11,12の部分断面図である。図2は、固定構造12の平面図である。図3は、固定構造12の分解斜視図である。
図1を参照して、可撓性継手1は、2つの相対する地下構造物、例えば、地下に埋設される管体2,3(一部のみ図示)の目地部4の内側に配置される。図1において、上方が管体2,3で囲まれた内側空間を示している。一対の管体2,3は、その内部が互いに連通するよう隣接して地下に埋設されて、トンネル等の地下構造物の少なくとも一部を構成している。管体2,3の継目である目地部4は、例えば、管体2,3の端面に沿って配置された環状の弾性継手により構成されている。目地部4の内側を覆うように、可撓性継手1が取り付けられている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of
With reference to FIG. 1, the
可撓性継手1は、図1の紙面垂直方向に延びている。可撓性継手1は、管体2,3の接続方向X(以下、単に方向Xという。)に見て、両側にそれぞれ側縁6,7を有している。可撓性継手1は、両側縁6,7に沿ってその内側に、それぞれフランジ部8,9が形成され、これらのフランジ部8,9の間に中間部10が備えられている。この中間部10は、断面波形をなしており、方向Xに伸縮可能である。
The
可撓性継手1は、ゴム層間に繊維の基布を配置した構成を有している。ゴムとしては、例えば、天然ゴム系、クロロプレン系、EPDM系のゴムを利用できる。繊維の基布としては、例えば、ナイロン基布を利用できる。
図1で左側に図示されたフランジ部8は、第1の固定構造11により管体2の(内)表面に固定されている。図1で右側に図示されたフランジ部9は、この発明にかかる第2の固定構造12により管体3の(内)表面に固定されている。
The
The
先ず、第1の固定構造11を簡単に説明する。
第1の固定構造11は、フランジ部8に重ね合せて押さえるための押さえ板16と、この押さえ板16とフランジ部8を貫通して固定するために管体2に打設されたアンカーボルト17と、このアンカーボルト17にねじ嵌合されたナット18とを含んでいる。
アンカーボルト17は、目地部4の長さ方向(図1の紙面垂直方向に相当する。以下、長さ方向Yともいう。)に、所定のピッチで管体2に打設されており、フランジ部8には、アンカーボルト17の打設ピッチに合せて挿通孔が形成されており、押さえ板16にも、各アンカーボルト17に対応して挿通孔が形成されている。
First, the
The
The
フランジ部8は、中間部10寄りから側縁6の近傍にいたるまで、平板状に形成されており、側縁6寄りに突条が形成されている。フランジ部8には、所定のピッチで上記の挿通孔が複数個形成されている。
押さえ板16は、側縁6の長さ方向Yに延びる金属製の平板であり、上記のとおりフランジ部8の挿通孔に対応する位置にある複数の挿通孔を有している。
The
The
アンカーボルト17は、管体2に固定されており、その一端は、管体2の(内)表面から突出している。
アンカーボルト17の一端に、フランジ部8の挿通孔および押さえ板16の挿通孔が通されて、フランジ部8に押さえ板16が重ね合わされている。押さえ板16から延び出したアンカーボルト17の一端に、ナット18がねじ嵌合されている。ナット18が締めつけられることにより、管体2の(内)表面と押さえ板16との間で、フランジ部8が挟まれて、共締めされている。
The
An insertion hole of the
次に、第2の固定構造12を説明する。第2の固定構造12は、この発明の一実施形態に係る固定構造である。
図1および図2を参照して、第2の固定構造12は、フランジ部9を管体3と共働して挟むように押さえるための押さえ金具21と、この押さえ金具21を押さえるための複数個の固定金具22と、各固定金具22を固定するために管体3に打設されたアンカーボルト23と、アンカーボルト23にねじ嵌合されたナット24とを含んでいる。
Next, the
Referring to FIGS. 1 and 2, the
フランジ部9は、中間部10寄りから側縁7の近傍にいたるまで、平板状に形成されており、側縁7寄りに突条が形成されている。フランジ部9は、挿通孔を有しておらず、このことを除いて、フランジ部8に対して方向Xについて左右対称になるように同じ形状に形成されている。以下、この態様に則して説明するが、フランジ部9の形状を、フランジ部8とは異なる形状としてもよい。
The
フランジ部9の平板状の部分には、押さえ金具21が重ね合わされており、この押さえ金具21の一部に、固定金具22の一部を重ね合せてあり、この固定金具22を、アンカーボルト23で締めつけている。
アンカーボルト23は、側縁7の外方に配置されており、側縁7の長さ方向Yに沿って、所定のピッチPで互いに離れて並ぶように、複数本が立設されている。各アンカーボルト23は、管体3に打設されて固定されており、その一端は、管体3の(内)表面から突出しており、固定金具22を貫通している。固定金具22を貫通したアンカーボルト23の一端には雄ねじが形成されており、この雄ねじにナット24がねじ嵌合されている。
A presser fitting 21 is overlaid on the flat plate-like portion of the
The
アンカーボルト23およびナット24が、固定金具22を締めつけて固定するとともに、固定金具22が押さえ金具21を押さえ付けており、押さえ金具21を介して管体3の(内)表面にフランジ部9を押さえ付けて固定している。
第2の固定構造12では、フランジ部9をアンカーボルト23で押さえるのに、その間に、長尺の押さえ金具21と複数の固定金具22とを介在させるので、フランジ部9の固定に際して、地下構造物の状況に応じてアンカーボルト23の位置を変更することができ、柔軟に施工できる。また、アンカーボルト23は、フランジ部9の外方に配置されているので、より一層高い自由度で配置できる。
The
In the
例えば、アンカーボルト23の位置は、長さ方向Yについての押さえ金具21の長さの範囲内であり、且つ所定の範囲内のピッチPであれば自由に設定できる。従って、可撓性継手1の取り付け現場において、管体3内の配筋とアンカーボルト23とが互いに干渉するような場合に、干渉しないようにアンカーボルト23の位置を現場で容易に変更できる。従って、現場での施工性を高めることができる。
For example, the position of the
図1および図3を参照して、押さえ金具21は、長さ方向Yに延び、所定の長さを有する長尺部材であり、方向Xについてフランジ部9の平板状の部分とほぼ同じ幅で形成されている。押さえ金具21は、長手方向を切る断面が、コの字形(溝型)であり、コの字がフランジ部9とは反対側(以下、上方ともいう。)に向けて開放されるように配置されている。押さえ金具21の上部に、一定幅の開口部26が形成されている。具体的には、押さえ金具21は、金属製の溝形材、例えば溝型形状鋼であり、長さ方向Yについて1〜5メートル程度の長さを有している。
Referring to FIGS. 1 and 3, the holding metal fitting 21 is a long member that extends in the length direction Y and has a predetermined length, and has a width substantially the same as that of the flat plate portion of the
図2および図3を参照して、固定金具22は、押さえ金具21の長さの範囲内で、長さ方向Yについての任意の位置において、押さえ金具21を固定している。また、複数の固定金具22は、側縁7の長さ方向Yについての所定の範囲内の任意のピッチPで配置される。このピッチPとしては、例えば、アンカーボルト23と地下構造物の配筋(図示せず)とが干渉しないような値が採用される。ピッチPの最大値は、固定金具22の剛性や押さえ金具21の剛性を上げることで、大きくすることも可能であるが、ピッチPの所定の範囲は、200〜300mmに設定するのが好ましい。
With reference to FIGS. 2 and 3, the fixing
固定金具22は、方向Xに延びる長尺部材である。固定金具22は、方向Xについての中間部に、アンカーボルト23を通すための挿通孔27を有している。固定金具22は、方向Xについての押さえ金具21寄りの一方の端部に、押さえ金具21の上部の開口部26の縁部を押さえる一対の押さえ部28を有している。固定金具22は、一対の押さえ部28の間に設けられており押さえ金具21の上部の開口部26に嵌められる嵌合凸部としての平板状部29を有している。
The fixing
平板状部29は、押さえ金具21の上部の開口部26の一対の縁部に対して、方向Xについて相対移動不能に隙間なく嵌合しているとともに、長さ方向Yについて相対移動可能とされ、長さ方向Yの嵌合位置を変更自在とされている。
平板状部29は、平面視で矩形の所定厚の金属製の平板(鋼板)であり、長さ方向Yに延びる互いに平行な2面を有している。これらの2面間の距離が、押さえ金具21の上部の開口部26の幅寸法(方向Xの寸法)と、ほぼ等しくされている。
The flat plate-
The flat plate-
図1および図3を参照して、平板状部29が、押さえ金具21の上部の開口部26に嵌装されるので、方向Xおよび上下方向Zについて固定金具22と押さえ金具21との間の位置ずれを容易に且つ確実に防止できる。従って、固定作業が容易になる。また、地震発生時に可撓性継手1を確実に固定できる。
また、固定金具22は、押さえ部28に隣接して、挿通孔27を通るアンカーボルト23により締結される部分30を有している。この締結される部分30は、挿通孔27を有する。また、締結される部分30は、挿通孔27が形成されている部分から、管体3に向けて所定高さで突出する突出部を有している。この突出部は、締結される部分30において、方向Xについての押さえ金具21から遠い側にある端部に配置されており、この突出部により、挿通孔27の近傍にある裏面部分と、管体3の(内)表面とが、互いに隙間を持って対向している。その結果、アンカーボルト23とナット24とで締めつけるときに、固定金具22が押さえ金具21を弾性的に押さえることができ、確実に固定できる。
With reference to FIG. 1 and FIG. 3, since the flat plate-
The fixing
また、締結される部分30の突出部の先端には、管体3の(内)表面に当接して回動可能に支持するための支点が形成されている。これにより、無理なく確実に固定できる。支点は、円柱状の金属製の棒材30aにより形成されている。
棒材30aは、長さ方向Yに沿って延びており、その長さは、固定金具22の幅寸法(長さ方向Yについての寸法)にほぼ等しくされている。
Further, a fulcrum is formed at the tip of the projecting portion of the
The
なお、支点を形成する棒材30aとしては、長さ方向Yに互いに離れて並ぶ、同心で同径の2つの円柱状の部材により構成してもよい。また、支点を固定金具22に単一部材により一体に形成してもよい。さらに、棒材30aを廃止することも考えられる。以下では、棒材30aを用いる場合に則して説明する。
上下方向Zについて、締結される部分30の最下部としての支点と押さえ部28との間の距離が、締結時にフランジ部9に重ね合わされた押さえ金具21の上面と管体3の(内)表面との距離にほぼ等しくされている。
The
In the vertical direction Z, the distance between the fulcrum as the lowermost portion of the
固定金具22は、具体的には、断面矩形の金属製角パイプに段差をつけた構造を有しており、全体としてS字状に屈曲している。従って、固定金具22は、シンプルな構造であり、安価に製造できる。素材としての角パイプは、断面矩形、例えば長方形断面のパイプである。真直な角パイプを、その長手方向に2箇所で互いに逆向きに屈曲させ、略S字状に形成する。これにより、固定金具22の概略形状を形成している。
Specifically, the fixing
固定金具22は、押さえ金具21に重ねて配置される第1の筒部41と、この第1の筒部41の端部に屈曲状に接続され段差を形成する第2の筒部42と、この第2の筒部42に屈曲状に接続される第3の筒部43とを有している。第1の筒部41および第3の筒部43は、互いに平行に延びており、第2の筒部42は、第1の筒部41および第3の筒部43に対して斜めに延びている。
The fixing
第1の筒部41は、方向Xについての押さえ金具21寄りにある固定金具22の端部を形成している。第1の筒部41の裏面31には、一対の押さえ部28が設けられ、この間に平板状部29が溶接で固定されている。
第3の筒部43は、方向Xについての固定金具22の中間部および押さえ金具21から遠い側にある固定金具22の端部を形成している。第3の筒部43には、棒材30aが溶接されており、これにより、締結される部分30が構成されている。棒材30aは、締結される部分30の突出部として機能する。
The
The third
また、第3の筒部43には、挿通孔27が形成されている。具体的には、第3の筒部43の上面に沿って補強板44が溶接されており、この補強板44の裏面には、上下方向Zに延びる金属製のパイプ材45が固定されている。このパイプ材45は、第3の筒部43内に収容されている。挿通孔27は、補強板44とパイプ材45を貫通している。
なお、第1の固定構造11およびこれに対応するフランジ8と、第2の固定構造12およびこれに対応するフランジ9とを、方向Xについて左右逆に配置してもよい。また、一対のフランジ部8,9の両方に、第2の固定構造12を適用してもよい。
Further, an
Note that the
また、各フランジ部8,9が、第1の固定構造11のアンカーボルト17用の挿通孔を有し、第1の固定構造11の押さえ板16で押さえることができるとともに、第2の固定構造12の押さえ金具21で押さえることができる形状を有していてもよい。この場合は、各フランジ部8,9は、第1の固定構造11および第2の固定構造12のいずれか一方を選択して固定できる。
Each
また、第2の固定構造12は、管体2,3の接続部の他に、地下構造物における躯体同士の接続部、建築関連の地下通路、または、用水路、水処理施設(下水、上水における水処理場、ポンプ場)等に適用できる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
The second fixed
In addition, various design changes can be made within the scope of matters described in the claims.
1 可撓性継手
2,3 管体(地下構造物)
4 目地部
6,7 側縁
8,9 フランジ部
12 この発明に係る第2の固定構造
21 押さえ金具
22 固定金具
23 アンカーボルト
26 開口部
29 平板状部
31 裏面
P ピッチ
Y 長さ方向
1
4
Claims (3)
前記可撓性継手の両側縁に沿って備えられたフランジ部を前記地下構造物と共働して挟むように押さえるための、前記側縁の長さ方向に延びる所定の長さを有する押さえ金具と、
前記押さえ金具を押さえるための、金属製角パイプに段差をつけた複数個の固定金具と、
前記各固定金具を所定のピッチで固定するための、前記地下構造物に打設されたアンカーボルトと、を含むことを特徴とする固定構造。 A flexible joint fixing structure used to cover joints of underground structures,
A holding metal fitting having a predetermined length extending in the length direction of the side edge for holding the flange portion provided along both side edges of the flexible joint so as to be sandwiched in cooperation with the underground structure. When,
A plurality of fixing brackets having a step on a metal square pipe for holding the pressing bracket,
An anchor bolt that is placed on the underground structure for fixing each of the fixing brackets at a predetermined pitch.
前記固定金具の裏面には、溶接された平板状部が前記開口部に嵌装するように設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の固定構造。 The presser fitting is a U-shaped cross section that forms an opening in the upper part,
The fixing structure according to claim 1, wherein a welded flat plate-like portion is provided on the back surface of the fixing metal fitting so as to fit into the opening.
前記可撓性継手は、両側縁に沿う一対のフランジ部を備えており、
これら一対のフランジ部のうちの少なくとも一方のフランジ部を、請求項1または2に記載された固定構造の押さえ金具と、固定金具と、アンカーボルトとにより固定することを特徴とする固定構造。 A flexible joint fixing structure used to cover joints of underground structures,
The flexible joint includes a pair of flange portions along both side edges,
A fixing structure characterized in that at least one of the pair of flange portions is fixed by a pressing metal fitting of the fixing structure described in claim 1 or 2, a fixing metal fitting, and an anchor bolt.
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