JP2014219065A - 回転機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体動圧軸受の潤滑剤の蒸発量を低減しうる回転機器を提供する。【解決手段】回転機器100は、磁気記録ディスク8が載置されるべきハブ28と、一端側がハブ28に固定されるシャフト26と、シャフト26の他端側を環囲してシャフト26に固定されるフランジ52と、シャフト26を環囲して回転自在に支持するシャフト支持部材44と、を備える。シャフト26とシャフト支持部材44とには潤滑剤48が介在し、潤滑剤48の気液界面49はシャフト26とシャフト支持部材44との間に設けられる。ハブ28は、シャフト支持部材44を環囲する環囲部28bを有する。環囲部28bとシャフト支持部材44との隙間80は気液界面49の気体側に通じ、隙間80はフランジ52の外周面52aよりも半径方向内側に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、記録ディスクを回転駆動する回転機器に関する。
回転機器の一例としてハードディスクドライブなどのディスク駆動装置がある。ディスク駆動装置は、小型化、大容量化が進み、例えば3.5インチ型で4.0TB程度のモデルが登場している。この傾向により、従来は主にデスクトップパソコンに搭載されていたディスク駆動装置が、ノートパソコンや録画装置をはじめとする種々の電子機器に搭載されはじめた。ハイビジョン動画など大容量コンテンツの普及にともない、ディスク駆動装置には、さらなる大容量化が求められている。
ディスク駆動装置の軸受として流体動圧軸受(Fluid Dynamic Bearing)が知られている。この流体動圧軸受では、回転体と固定体との隙間に潤滑剤が注入され、回転体が固定体に対して回転するときに潤滑剤に生じる動圧によって回転体と固定体との非接触状態が維持される(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−103150号公報
ディスク駆動装置の大容量化を進めるひとつの手法として、記録トラックの幅を狭くし、磁気ヘッドを磁気記録ディスクの表面により接近させることがある。磁気ヘッドと磁気記録ディスクの表面との隙間が狭くなると、磁気記録ディスクの表面に付着した異物によるリード/ライト性能への悪影響がより顕著となってくる。
一方、流体動圧軸受を採用するディスク駆動装置では、時間の経過と共に潤滑剤の蒸発量が増え、蒸発した潤滑剤が磁気記録ディスクに付着しやすくなる傾向にある。また、潤滑剤の量が著しく低下すると流体動圧軸受の性能が低下しかねない。
このような課題は、ディスク駆動装置に限らず他の種類の回転機器でも起こりうる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は流体動圧軸受の潤滑剤の蒸発量を低減しうる回転機器の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の回転機器は、記録ディスクが載置されるべきハブと、一端側がハブに固定されるシャフトと、シャフトの他端側を環囲してシャフトに固定されるフランジと、シャフトを環囲して回転自在に支持するシャフト支持部材と、を備える。シャフトとシャフト支持部材とには潤滑剤が介在し、当該潤滑剤の気液界面はシャフトとシャフト支持部材との間に設けられ、ハブは、シャフト支持部材を環囲する環囲部を有する。環囲部とシャフト支持部材との隙間は気液界面の気体側に通じ、当該隙間はフランジの外周面よりも半径方向内側に位置する。
本発明の別の態様もまた、回転機器である。この回転機器は、記録ディスクが載置されるべきハブと、一端側がハブに固定されるシャフトと、シャフトを環囲して回転自在に支持するシャフト支持部材と、を備える。シャフト支持部材のハブ側の端部には、半径方向内側に凹んだ環状の凹部が形成され、ハブは、凹部に進入する進入部を有する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、流体動圧軸受の潤滑剤の蒸発量を低減できる。
図1(a)、図1(b)は、第1の実施の形態に係る回転機器を示す上面図および側面図である。 図1(a)のA−A線断面図である。 図3(a)、図3(b)は、積層コアの上面図である。 第1の実施の形態に係る回転機器および比較例に係る回転機器の振動スペクトルを示す図である。 第1の実施の形態に係る回転機器および比較例に係る回転機器の振動スペクトルを示す図である。 第2の実施の形態に係る回転機器を示す断面図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、工程には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
実施の形態に係る回転機器は、ディスク駆動装置、特に磁気記録ディスクを搭載しそれを回転駆動するハードディスクドライブとして好適に用いられる。
(第1の実施の形態)
図1(a)、図1(b)は、第1の実施の形態に係る回転機器100を示す。図1(a)は、回転機器100の上面図である。図1(b)は回転機器100の側面図である。図1(a)では、回転機器100の内側の構成を示すため、トップカバー2を外した状態が示される。回転機器100は、固定体と、固定体に対して回転する回転体と、回転体に取り付けられる磁気記録ディスク8と、データリード/ライト部10と、を備える。固定体は、ベース4と、トップカバー2と、6つのねじ20と、を含む。回転体は、シャフト26と、ハブ28と、クランパ36と、3つのクランプねじ38と、を含む。
以降ベース4に対してハブ28が搭載される側を上側として説明する。
磁気記録ディスク8は、直径が約95mmのアルミ製の3.5インチ型磁気記録ディスクであり、その中央の孔の直径は約25mm、厚みは約1.27mmまたは約1.75mmである。磁気記録ディスク8は、ハブ28に搭載され、ハブ28の回転に伴って回転する。
ベース4はアルミニウムの合金をダイカストにより成型して形成される。ベース4は、回転機器100の底部を形成する底板部4aと、磁気記録ディスク8の載置領域を囲むように底板部4aの外周に沿って形成された外周壁部4bと、を有する。外周壁部4bの上面4cには、6つのねじ孔22が設けられる。ベース4は鋼板やアルミニウム板などからプレス加工により形成されてもよい。この場合は、ベース4の一方の面には押し上げられて凸部が形成され、他方の面には当該凸部に対応して凹部が形成されるエンボス部を設けるようにしてもよい。所定の部位にエンボス部を設けることによりベース4の変形を抑制しうる。
ベース4の表面の剥離を防止するために、ベース4には表面コーティングが施される。表面コーティングは例えばエポキシ樹脂などの樹脂材料によるコーティングであってもよい。あるいはまた、表面コーティングは例えばニッケルやクロムなどの金属材料をめっきすることによるコーティングであってもよい。本実施の形態では、ベース4の表面に無電解ニッケルめっきが施される。樹脂材料によるコーティングと比較して表面の硬度を高くして摩擦係数を低くすることができる。また、例えば製造時に磁気記録ディスク8がベース4の表面に接触した場合に、ベース4の表面や磁気記録ディスク8が損傷する可能性を低くすることができる。本実施の形態では、ベース4の表面の静止摩擦係数は0.1から0.6の範囲とされる。静止摩擦係数が2以上である場合と比較してベース4や磁気記録ディスク8が損傷する可能性を一層低減できる。
データリード/ライト部10は、記録再生ヘッド(不図示)と、スイングアーム14と、ボイスコイルモータ16と、ピボットアセンブリ18と、を含む。記録再生ヘッドは、スイングアーム14の先端部に取り付けられ、磁気記録ディスク8にデータを記録し、磁気記録ディスク8からデータを読み取る。ピボットアセンブリ18は、スイングアーム14をベース4に対してヘッド回転軸Sの周りに揺動自在に支持する。ボイスコイルモータ16は、スイングアーム14をヘッド回転軸Sの周りに揺動させ、記録再生ヘッドを磁気記録ディスク8の上面上の所望の位置に移動させる。ボイスコイルモータ16およびピボットアセンブリ18は、ヘッドの位置を制御する公知の技術を用いて構成される。
トップカバー2は、6つのねじ20を用いてベース4の外周壁部4bの上面4cに固定される。6つのねじ20は、6つのねじ孔22にそれぞれ対応する。特にトップカバー2と外周壁部4bの上面4cとは、それらの接合部分から回転機器100の内側へリークが生じないように互いに固定される。
シャフト26は、ハブ28の回転軸Rを中心として延在する。シャフト26の上端はハブ28に対して後述のように固定される。
図2は、図1(a)のA−A線断面図である。
回転体はさらに、円筒状ヨーク30と、円筒状マグネット32と、フランジ52と、を含む。固定体はさらに、シャフト支持部材44と、積層コア40と、コイル42と、カウンタープレート54と、を含む。回転体と固定体との隙間の一部に潤滑剤48が連続的に介在する。
ハブ28は、例えばA6061等のアルミニウム合金の鍛造品を切削加工することにより形成される。ハブ28は、略カップ状の所定の形状に形成される。ハブ28の表面の剥離を抑制するために、ハブ28には表面コーティングが施される。表面コーティングは例えばエポキシ樹脂などの樹脂材料によるコーティングであってもよい。あるいはまた、表面コーティングは例えばニッケルやクロムなどの金属材料をめっきすることによるコーティングであってもよい。あるいはまた、表面コーティングは例えば表面にアルマイト層を作ることによるコーティングであってもよい。本実施の形態では、ハブ28の表面に無電解ニッケルめっきが施される。
ハブ28は、シャフト26の上端側を環囲してシャフト26に固定されるシャフト取付部28aと、シャフト取付部28aよりも半径方向外側に設けられ、シャフト支持部材44の上端側を環囲する環囲部28bと、環囲部28bよりも半径方向外側に設けられ、磁気記録ディスク8の中央孔8aに嵌るディスク嵌合部28cと、ディスク嵌合部28cよりも半径方向外側に設けられる載置部28dと、載置部28dの下面から下側に突出して環状壁部4e(後述)を環囲する下垂部28eと、を有する。
磁気記録ディスク8は、載置部28dの上面であるディスク載置面28f上に載置される。クランパ36は、3つのクランプねじ孔34に螺合される3つのクランプねじ38によってディスク嵌合部28cの上面28gに圧着されるとともに磁気記録ディスク8をディスク載置面28fに圧着させる。
シャフト26は、シャフト取付部28aの中心に設けられた孔28jであって回転軸Rと同軸に設けられた孔28jに圧入と接着とを併用した状態で固着される。シャフト26の下端には円環状のフランジ52が圧入される。シャフト26は、SUS420J2などの鉄鋼材料の母材を所望の形状に切削加工し、その結果物を焼き入れし、さらに研磨することにより形成される。
円筒状ヨーク30は、下垂部28eの外周面28hに接着固定される。円筒状ヨーク30は、鉄などの磁性材料により形成される。円筒状ヨーク30の内周面30bには円筒状マグネット32が接着固定され、円筒状マグネット32の上端面32aは下垂部28eの下端面28iに当接している。
円筒状マグネット32は、例えば、希土類磁石材料やフェライト磁石材料によって形成される。本実施の形態ではネオジウム系希土類磁石材料によって形成される。円筒状マグネット32は、積層コア40の12本の突極と半径方向に対向する。円筒状マグネット32にはその周方向(回転軸Rを中心とし回転軸Rに垂直な円の接線方向)に8極の駆動用着磁が施される。円筒状マグネット32の表面には電着塗装やスプレー塗装などによる防錆処理が施される。
積層コア40は円環部40aとそこから半径方向外向きに伸びる12本の突極40bとを有し、ベース4の上面4d側に固定される。積層コア40は、厚さ0.35mmの薄型電磁鋼板を7枚積層しカシメにより一体化して形成される。積層コア40の表面には電着塗装や粉体塗装などによる絶縁塗装が施される。12本の突極40bはそれぞれ、円環部40aから半径方向外側に伸びる中間部40cと、中間部40cの円環部40aとは反対側に設けられる先端部40dと、を有する。各中間部40cにはコイル42が巻回される。このコイル42に3相の略正弦波状の駆動電流が流れることにより突極に沿って駆動磁束が発生する。
図3(a)、(b)は、積層コアの上面図である。図3(a)は本実施の形態の積層コア40を示し、図3(b)は比較例に係る積層コア140を示す。本実施の形態に係る積層コア40には、円環部40aの内周面40eの各突極40bに対応する位置に、円環部40aを軸方向に貫通する凹部である溝40fが直線的に形成される。本実施の形態では、12の溝40fが周方向に等間隔に形成される。これにより、回転体の回転ムラを低減できる。
比較例に係る積層コア140は、円環部140aの外径D21、内径D22、中間部140cの周方向の厚みt2が以下の関係を満たす。
・0.835<D22/D21<0.841
・0.127<t2/D21<0.133
これに対し、本実施の形態の積層コア40は、円環部40aの外径D11、内径D12、中間部40cの周方向の厚みt1が以下の関係を満たすよう形成される。
・0.743<D12/D11<0.748
・0.142<t1/D11<0.146
つまり、積層コア40は、円環部40aの半径方向の厚み、および、円環部40aの外径D11に対する中間部40cの周方向の厚みt1のそれぞれが、積層コア140のそれらより大きくなるよう形成される。
図2に戻り、ベース4は、回転軸Rを中心とした円筒状の環状壁部4eを有する。環状壁部4eは、シャフト支持部材44を環囲するように上向きに突出する。積層コア40は環状壁部4eの外周面4fに圧入されもしくは隙間ばめによって接着固定される。
シャフト支持部材44にはシャフト26が収まる。シャフト支持部材44は、大径部44aと小径部44bとが一体に形成された円筒状の部材であり、種々の金属材料や樹脂材料から形成される。例えば、シャフト支持部材44は、黄銅(真鍮)の母材を所望の形状に切削加工し、その結果物にニッケルめっきを施すことにより形成される。
大径部44aは、環状壁部4eによって環囲される。大径部44aはベース4に設けられた回転軸Rを中心とする貫通孔4gに嵌っており、特に貫通孔4gに接着により固定される。小径部44bは、大径部44aの上方に設けられ、大径部44aよりも小径に形成される。小径部44bは、例えば半径方向の最大厚さすなわち肉厚T1が大径部44aの半径方向の最大厚さすなわち肉厚T2の半分以下となるよう形成されてもよい。本実施の形態では、シャフト支持部材44は、小径部44bの肉厚T1が大径部44aの肉厚T2の半分となるよう形成される。
小径部44bは、円筒状の隙間80を介して、環囲部28bに環囲される。別の言い方をすると、シャフト支持部材44の上側には半径方向内側に凹んだ環状の凹部82が形成されている。環囲部28bは、その半径方向内側の部分である進入部28kが凹部82に進入し、隙間80を介してシャフト支持部材44を環囲する。隙間80は、フランジ52の外周面52aよりも半径方向内側に位置する。つまり、ハブ28およびシャフト支持部材44は、隙間80がフランジ52の外周面52aよりも半径方向内側に位置するよう構成される。
隙間80の上端は、潤滑剤48の気液界面49の気体側に通じている。隙間80の下端は、ハブ28とベース4とに挟まれるモータ内部空間84に通じている。隙間80は、気液界面49から蒸発した潤滑剤48の蒸気の移動を抑制する。このため、潤滑剤48の蒸気が隙間80およびモータ内部空間84を通ってモータ内部空間84の外へと流出するのが抑えられ、その結果、潤滑剤48の蒸気が磁気記録ディスク8に到達するのが抑えられる。つまり、隙間80はラビリンスシールとして機能する。
ここで、隙間80のラビリンスシールとしての機能は、半径方向の断面における隙間80の断面積が小さいほど高くなる。本実施の形態では、上述のように、隙間80はフランジ52の外周面52aよりも半径方向内側に位置するため、隙間80の外径は比較的小さくなる。そのため、隙間80の断面積を小さくすることが可能となる。特に、隙間80の外径(および内径)を小さくすることにより隙間80の断面積を小さくしているため、従来と同程度の厚み寸法を維持しつつ、隙間80の断面積を小さくすることが可能となる。
例えば、隙間80の外径を6.89mm、半径方向の厚み寸法(隙間間隔)を0.1mm以下とすると、ラビリンスシールとして十分に機能するため好ましい。一方、ハブ28とシャフト支持部材44とが接触しないようにするため、隙間80の半径方向の厚み寸法は0.03mm以上であることが好ましい。
小径部44bは、その上端にテーパ形成部44gを有する。テーパ形成部44gとシャフト26との間には、テーパ形成部44gの内周面44hと、シャフト26の外周面26aのうちテーパ形成部44gに対向する対向部分26bとの隙間72が上方に向けて徐々に広がるテーパシール70が形成される。特に、テーパ形成部44gの内周面44hおよび対向部分26bの両方が上側となるほど小径となるよう形成され、テーパ形成部44gの内周面44hの縮径の割合が対向部分26bの縮径の割合よりも小さいことによりテーパシール70のテーパ形状が実現される。シャフト26の回転時には、テーパシール70内の潤滑剤48に、遠心力起因の半径方向外向きの力が働く。テーパ形成部44gの内周面44hは上側となるほど小径となるよう形成されるので、その力は潤滑剤48を吸い込むよう作用する。また、テーパシール70は潤滑剤48の気液界面49を有し、毛細管現象により潤滑剤48の漏れ出しを抑止する。
大径部44aは、内側下面44c、中間下面44dおよび外側下面44eの3つの下面を有し、この順に半径方向内側から並んでいる。中間下面44dは内側下面44cより下側に位置し、外側下面44eは中間下面44dより下側に位置する。カウンタープレート54は、シャフト支持部材44の下側を塞ぐよう大径部44aの中間下面44dに接着により固定される。カウンタープレート54の上面54aと大径部44aの内側下面44cとの間にはフランジ52が収まるフランジ空間60が形成される。フランジ52の上面52bと内側下面44cとは、円環状の第1スラスト隙間57を介して軸方向に対向する。また、フランジ52の下面52cとカウンタープレート54とは、円板状の第2スラスト隙間58を介して軸方向に対向する。
回転体の一部であるシャフト26およびフランジ52と、固定体の一部であるシャフト支持部材44およびカウンタープレート54と、の隙間には潤滑剤48が充填される。潤滑剤48は蛍光体を含む。紫外線などの光を潤滑剤48に照射すると、潤滑剤48は、蛍光体の作用により、照射された光とは別の波長の、例えば、青色や緑色の光を放出する。潤滑剤48が蛍光体を含むことによって、潤滑剤48の液面をより容易に検査することができる。また、潤滑剤48の付着や漏れ出しを容易に検出できる。
ラジアル隙間53は、シャフト26がシャフト支持部材44に対して回転するとき潤滑剤48に半径方向の動圧が発生する2つのラジアル動圧発生部61、62を含む。2つのラジアル動圧発生部61、62は互いに軸方向に離間し、第1ラジアル動圧発生部61は第2ラジアル動圧発生部62の上側に位置する。ハブ28に磁気記録ディスク8が載置された場合の回転体の重心Gは、軸方向において2つのラジアル動圧発生部61、62の間すなわち軸受スパン内に位置する。
2つのラジアル動圧発生部61、62のそれぞれに対応するシャフト支持部材44の内周面44fの部分には、ヘリングボーン形状またはスパイラル形状の第1ラジアル動圧発生溝50、第2ラジアル動圧発生溝51が形成される。なお、第1ラジアル動圧発生溝50および第2ラジアル動圧発生溝51のうちの少なくともひとつは、シャフト支持部材44の内周面44fの代わりにシャフト26の中間部分の外周面26aに形成されてもよい。
第1スラスト隙間57は、シャフト26がシャフト支持部材44に対して回転するとき潤滑剤48に軸方向の動圧が発生する第1スラスト動圧発生部63を含む。第1スラスト動圧発生部63に対応するフランジ52の上面52bの部分には、ヘリングボーン形状またはスパイラル形状の第1スラスト動圧発生溝55が形成される。第1スラスト動圧発生溝55は、フランジ52の上面52bの代わりにシャフト支持部材44の内側下面44cに形成されてもよい。
第2スラスト隙間58は、シャフト26がシャフト支持部材44に対して回転するとき潤滑剤48に軸方向の動圧が発生する第2スラスト動圧発生部64を含む。第2スラスト動圧発生部64に対応するフランジ52の下面52cの部分には、ヘリングボーン形状またはスパイラル形状の第2スラスト動圧発生溝56が形成される。第2スラスト動圧発生溝56は、フランジ52の下面52cの代わりにカウンタープレート54の上面54aに形成されてもよい。
回転体が固定体に対して相対的に回転するとき、第1ラジアル動圧発生溝50、第2ラジアル動圧発生溝51、第1スラスト動圧発生溝55、第2スラスト動圧発生溝56はそれぞれ潤滑剤48に動圧を生じさせる。この動圧によって回転体は、固定体と非接触のまま半径方向および軸方向に支持される。
以上のように構成された回転機器100の動作を説明する。磁気記録ディスク8を回転させるために、3相の駆動電流がコイル42に供給される。その駆動電流がコイル42を流れることにより、12本の突極に沿って磁束が発生する。この磁束によって円筒状マグネット32にトルクが与えられ、ハブ28およびそれに嵌合された磁気記録ディスク8が回転する。同時にボイスコイルモータ16がスイングアーム14を揺動させることによって、記録再生ヘッドが磁気記録ディスク8上の揺動範囲を行き来する。記録再生ヘッドは磁気記録ディスク8に記録された磁気データを電気信号に変換して制御基板(不図示)へ伝え、また制御基板から電気信号の形で送られてくるデータを磁気記録ディスク8上に磁気データとして書き込む。
本実施の形態に係る回転機器100によると、隙間80がフランジ52の外周面52aよりも半径方向内側に位置するよう構成されるため、隙間80の外径は比較的小さくなる。そのため、隙間80の断面積を小さくすることができ、ラビリンスシールの機能を高めることができる。その結果、蒸発した潤滑剤48による磁気記録ディスク8の汚染を軽減することができ、また潤滑剤48の経時的な減少を緩和し回転機器100の信頼性や寿命を向上できる。
また、本実施の形態に係る回転機器100によると、積層コア40は、円環部40aの半径方向の厚み、および、円環部40aの外径D11に対する中間部40cの周方向の厚みt1のそれぞれが、比較例の積層コア140のそれらより大きくなるよう形成される。これにより、コギングトルクに起因する機械的な振動が低減される。
ここで、円筒状マグネット32と突極40bとの隙間を狭くするとコギングトルクに起因する機械的な振動が増大することがある。これに対し、上述のように積層コア40を構成することにより、コギングトルクに起因する振動を低減できる。したがって、本実施の形態に係る回転機器100によると、コギングトルクに起因する振動の増大を抑えつつ、円筒状マグネット32と突極40bとの隙間を狭くすることができる。円筒状マグネット32と突極40bとの隙間が狭くなると積層コア40が受ける磁束量が増大するため、円筒状マグネット32を半径方向および軸方向に小さくしても、従来の駆動電流のままで従来と同程度のトルクを得ることができる。つまり、本実施の形態に係る回転機器100によると、円筒状マグネット32を小さくしてコストの削減を図りつつも、従来と同程度のトルクを得ることができる。
トルクリップルのスペクトルのピークの周波数と2次ロッキングモードでの共振(以下、「2次ロッキングモード共振」とよぶ)とが一致してしまうと、回転機器100には共振により大きな振動が生じる。この周波数の一致を避けるための手法として、2次ロッキングモード共振の周波数を高くすることが考えられる。2次ロッキングモード共振の周波数を決定する要素のひとつにハブ28の横慣性モーメントがあり、これを小さくすることで2次ロッキングモード共振の周波数を高くできる。ハブ28の横慣性モーメントは、ハブ28やハブ28に固定される円筒状マグネット32の質量によって決まるため、これらの質量を小さくすれば2次ロッキングモード共振の周波数を高くできる。これに対し、本実施の形態に係る回転機器100によると、円筒状マグネット32を比較的小さく、すなわち円筒状マグネット32の質量を比較的小さくできる。そのため、2次ロッキングモード共振の周波数を高くでき、トルクリップルの周波数と2次ロッキングモード共振とが一致するのを避けることができる。
また、本実施の形態に係る回転機器100では、ハブ28に磁気記録ディスク8が載置された場合の回転体の重心Gが軸受スパン内に位置する。このため、安定的な回転を実現できる。
本発明者らは、積層コア40の振動低減効果を確認するため、積層コア40を備える回転機器100と積層コア140を備える比較例に係る回転機器とを用いて実験を行った。具体的には、各回転機器のベースに加速度センサを取り付け、各回転機器を回転させたときの加速度センサの出力を計測し、それを周波数解析して振動スペクトルを算出した。実験に用いた積層コア40と積層コア140の構成は以下の通りである。
<本実施の形態の積層コア40>
・円環部40aの外径D11:20.14mm
・円環部40aの内径D12:15.02mm
・中間部40cの周方向の厚みt1:2.9mm
・先端部40dの外径D13:28.74mm
・中間部40cの外径D14:27mm
・電磁鋼板の積層枚数:7
<比較例の積層コア140>
・円環部140aの外径D21:18.45mm
・円環部140aの内径D22:15.46mm
・中間部140cの周方向の厚みt2:2.4mm
・先端部140dの外径D23:27.475mm
・中間部140cの外径D24:25.4mm
・電磁鋼板の積層枚数:8
図4は、回転機器100と比較例に係る回転機器とをそれぞれ回転数N=90(Hz)(5400(rpm))で回転させたときの振動スペクトルを示す。図4において、横軸は周波数を示し、縦軸は加速度センサからの出力電圧の周波数成分を示す。図4を参照すると、積層コア40および積層コア140の突極数(12)と円筒状マグネット32の磁極数(8)との最小公倍数、すなわちコギングトルクの主たる成分である24次の高調波成分(2160(Hz))の出力電圧は、回転機器100で約0.0086(V)であり、比較例に係る回転機器で約0.018(V)である。
図5は、回転機器100と比較例に係る回転機器とをそれぞれ回転数N=120(Hz)(7200(rpm))で回転させたときの振動スペクトルを示す。図5は図4に対応する。図5を参照すると、24次の高調波成分(2880(Hz))の出力電圧は、回転機器100で約0.015(V)であり、比較例に係る回転機器で約0.039(V)である。
これらの実験結果から、積層コア40を備える回転機器100は、積層コア140を備える比較例に係る回転機器より、コギングトルクに起因する振動が抑えられることが分かる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係る回転機器100と第2の実施の形態に係る回転機器との主な違いは、ハブの固定方法である。
図6は、第2の実施の形態に係る回転機器200の断面図を示す。図6は図2に対応する。
シャフト126は、上方にシャフト小径部126cを有し、シャフト小径部126cの下方にシャフト小径部126cよりも大径に形成されたシャフト大径部126dを有する。シャフト小径部126cの上面126eには、回転軸Rに沿って、非貫通の孔であるハブ固定用ねじ孔126fが形成される。
シャフト126は、ハブ28のシャフト取付部28aに設けられた孔28jに挿入され、圧入と接着とを併用して固定される。また、ハブ28はさらに、ハブ固定用ねじ24によりシャフト126に固定される。ハブ固定用ねじ24は、ハブ固定用ねじ孔126fに嵌合される小径部24aと、小径部24aより大形の大形部24bとを有する。ハブ固定用ねじ24がハブ固定用ねじ孔126fに螺合されると、シャフト取付部28aは、孔28jの縁部分がハブ固定用ねじ24の大形部24bとシャフト大径部126dの上面126gとに挟まれて固定される。このように、ハブ28とシャフト126は、接着と圧入とに加えて、ハブ固定用ねじ24により固定されるため、十分な強度で接合される。
シャフト取付部28aの上面28lには下向きに窪んだハブ凹部28mが形成される。ハブ固定用ねじ24がハブ固定用ねじ孔126fに螺合され、ハブ28がシャフト126に固定された状態において、大形部24bはハブ凹部28mに収納される。特に、大形部24bは、その上面24cがシャフト取付部28aの上面28lを超えて上側に突出しないようハブ凹部28mに収納される。
ハブ固定用ねじ24が外れてしまうのを抑止するために、ハブ固定用ねじ24とハブ固定用ねじ孔126fとの間と、大形部24bとシャフト小径部126cとの間(周状の空間76)の、少なくともいずれかに接着剤90が充填されてもよい。例えば両者に接着剤90を充填させる場合は、ハブ固定用ねじ24を螺合する際、ハブ固定用ねじ孔126fの周面と、シャフト小径部126cの上面126eとに適量の接着剤90を塗布しておくことにより実現される。また、ハブ凹部28mに接着剤90が充填されてもよい。これは、ハブ固定用ねじ24を螺合する前あるいは後にハブ凹部28mに接着剤を塗布することにより実現される。なお、図6では、これらすべてに接着剤90が充填された場合を示している。
ハブ固定用ねじ24は種々の金属材料から形成できる。例えばシャフト126の線膨張係数と実質的に同じ線膨張係数を有するSUS410等の鉄鋼材料から切削または転造等により形成される。この場合、熱膨張差に起因する応力が発生するのを抑止し、特に、ハブ固定用ねじ24あるいはいシャフト126に亀裂や塑性変形が発生するのを抑止できる。
本実施の形態に係る回転機器200では、ハブ固定用ねじ孔126fにハブ固定用ねじ24を螺合する場合について説明したがこれに限られない。例えば、ハブ固定用ねじ孔126fに対応するハブ固定用孔にハブ固定用ねじ24とは別の種類のファスナーを嵌合して固定してもよい。このようなファスナーとしては、例えば、かしめピン、アイレット、リベットなど公知の結合手段を用いることができる。ネジ孔を形成する手間を省くことができる。
本実施の形態に係る回転機器200によると、第1の実施の形態に係る回転機器100によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。加えて、本実施の形態に係る回転機器200によると、ハブ28は、接着と圧入との併用に加え、ハブ固定用ねじ24によりシャフト126に固定される。これにより、それらの接合部の軸方向の長さを比較的短くしても十分な強度で接合できる。つまり、シャフト取付部28aを軸方向に比較的薄くでき、ハブ28の上側を軽量化することができる。その結果、回転体の低重心化が図られ、重心Gを確実に軸受スパン内に位置させることができる。
以上、実施の形態に係る回転機器の構成と動作ついて説明した。これらの実施の形態は例示であり、各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、円筒状マグネットが積層コアの外側に位置する、いわゆるアウターロータ型の回転機器について説明したが、これに限られない。たとえば円筒状マグネットが積層コアの内側に位置する、いわゆるインナーロータ型の回転機器に本実施の形態の技術的思想を適用してもよい。
実施の形態では、ベースにシャフト支持部材が直接取り付けられる場合について説明したが、これに限られない。例えば、回転体および固定体からなるブラシレスモータを別途形成した上で、そのブラシレスモータをシャーシに取り付ける構成としてもよい。
実施の形態では積層コアを用いる場合について説明したが、コアは積層コアでなくてもよい。また、実施の形態では、積層コア40の突極の数が12本である場合について説明したが、これに限られない。積層コア40の突極の数は、例えば6または9であってもよい。この場合はコイル42を形成する手間が少なくて済む。また積層コア40の突極の数は、例えば、15から36の3の整数倍であってもよい。この場合はコイル42の巻数を大きくすることができる。
実施の形態では、積層コアが0.35mmの薄型電磁鋼板を7枚積層して形成される場合について説明したがこれに限られない。積層コアは、例えば、厚さが0.1mm〜0.8mmの範囲の薄型電磁鋼板を2枚〜32枚の範囲で積層して形成されてもよい。
実施の形態では、円筒状マグネット32には、8極の駆動用着磁が施される場合について説明したが、これに限られない。円筒状マグネット32には、例えば10から16の偶数極の駆動用着磁が施されてもよい。この場合、着磁が容易になる。また、円筒状マグネット32には、例えば18から24の偶数極の駆動用着磁が施されてもよい。この場合、積層コア40の突極の数を多くしてコイル42の巻数を大きくすることができる。これらの記載は一例であり、駆動用磁極の数はこれらの範囲に限定されない。
ベース4は、アルミニウム板や鉄板などの金属板からプレス加工によって形成される板金部と、アルミニウムダイカストにより成型して形成されるダイカスト部を組み合わせて構成しても良い。例えば、底板部4aは板金部を含んで構成し、外周壁部4bはダイカスト部を含んで構成してもよい。このように構成することによって、ねじ孔22の剛性の低下を抑制できる。このようなベース4を製造する方法の例としては、形成済みの板金部をアルミニウムダイカスト用の金型に組み込んだ状態でアルミニウムダイカストによりダイカスト部を形成する方法がある。このような製造方法によると、板金部とダイカスト部の結合の手間が抑制され、板金部とダイカスト部の寸法精度が向上しうる。あるいは、板金部とダイカスト部とを結合するための別部材を小さくまたはなくすことが可能になり、この結果、ベース4を薄く構成することが容易になる。
4 ベース、 8 磁気記録ディスク、 10 データリード/ライト部、 26 シャフト、 28 ハブ、 28b 環囲部、 30 円筒状ヨーク、 32 円筒状マグネット、 40 積層コア、 42 コイル、 44 シャフト支持部材、 48 潤滑剤、 52 フランジ、 100 回転機器。

Claims (8)

  1. 記録ディスクが載置されるべきハブと、
    一端側が前記ハブに固定されるシャフトと、
    前記シャフトの他端側を環囲して前記シャフトに固定されるフランジと、
    前記シャフトを環囲して回転自在に支持するシャフト支持部材と、を備え、
    前記シャフトと前記シャフト支持部材とには潤滑剤が介在し、当該潤滑剤の気液界面は前記シャフトと前記シャフト支持部材との間に設けられ、
    前記ハブは、前記シャフト支持部材を環囲する環囲部を有し、
    前記環囲部と前記シャフト支持部材との隙間は前記気液界面の気体側に通じ、当該隙間は前記フランジの外周面よりも半径方向内側に位置することを特徴とする回転機器。
  2. 前記ハブの回転軸を中心とする孔が設けられたベースをさらに備え、
    前記シャフト支持部材は、
    前記フランジを環囲するとともに前記孔に嵌合して固定される大径部と、
    前記環囲部に環囲され、前記大径部より小径の小径部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の回転機器。
  3. 前記小径部の半径方向の厚み寸法は、前記大径部の半径方向の厚み寸法の半分以下であることを特徴とする請求項2に記載の回転機器。
  4. 前記環囲部と前記シャフト支持部材との隙間の半径方向の厚み寸法は、0.03mmから0.1mmの範囲にあることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の回転機器。
  5. 前記フランジと前記シャフト支持部材とが軸方向に対向する隙間は、前記シャフトが前記シャフト支持部材に対して回転するとき前記潤滑剤に軸方向の動圧が発生するスラスト動圧発生部を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の回転機器。
  6. 前記環囲部と前記シャフト支持部材との隙間は、前記潤滑剤の蒸気の移動を抑制するよう構成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の回転機器。
  7. 前記シャフトと前記シャフト支持部材との隙間は、前記シャフトが延在する延在方向に沿って互いに離間し、前記シャフトが前記シャフト支持部材に対して回転するとき前記潤滑剤に半径方向の動圧が発生する2つのラジアル動圧発生部を含み、
    前記ハブおよび前記シャフトを含む回転体は、前記ハブに記録ディスクが載置された場合の当該回転体の重心が、前記2つのラジアル動圧発生部の間に位置するよう構成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の回転機器。
  8. 記録ディスクが載置されるべきハブと、
    一端側が前記ハブに固定されるシャフトと、
    前記シャフトを環囲して回転自在に支持するシャフト支持部材と、を備え、
    前記シャフト支持部材の前記ハブ側の端部には、半径方向内側に凹んだ環状の凹部が形成され、
    前記ハブは、前記凹部に進入する進入部を有することを特徴とする回転機器。
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