JP2014216174A - コージェネレーションシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】凍結を防止するヒータのコネクタ抜けなどを含む断線を常温で確認可能とし、水経路の配管の破裂や亀裂による水漏れを防止すること。【解決手段】起動、発電、停止の一連の動作を制御する制御手段2と、環境温度およびヒータの通電による温度上昇を測定する温度計測手段3と、排熱回収手段の水経路を昇温させるヒータ7と、温度計測手段により計測した環境温度情報から前記ヒータのオン/オフを切換える制御スイッチ15と、所定の温度になるとヒータのオン/オフを切換える温度スイッチ14と、ヒータの電源とを有し、ヒータ7は、温度スイッチ14と直列に接続され、制御スイッチ15は、温度スイッチ14と並列に接続される。ヒータ7のオンが常温で可能となるので、ヒータ7の断線を確認することができる。【選択図】図2
Description
本発明は、発電により熱及び電気を発生するコージェネレーションシステムに関するものである。
従来、燃料電池発電装置などのコージェネレーションシステムの排熱回収や給湯装置など水を使用する機器においては、冬季など外気温が低下すると排熱回収の水経路や給水経路が凍結しないように、循環ポンプを作動させたり、凍結予防ヒータにより水経路を昇温したりして、凍結破壊しない対策を施したものが提供されてきた(例えば、特許文献1参照)。
このような凍結予防ヒータを備える従来の燃料電池発電装置システムの構成例を図7に示す。図7において、燃料電池発電装置1は、炭化水素系原料ガスと水から水素を主成分とする燃料ガスを生成する水素生成器と、水素ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電を行うスタックと、前記スタックなどからの熱を回収する排熱回収手段と、起動、発電、停止の一連の動作を制御する制御手段と、前記制御手段の暴走を検出する暴走検出手段と、外気温を測定する温度計測手段と、前記排熱回収手段の水経路を昇温させるヒータと、前記温度計測手段により計測した外気温情報から前記ヒータのオン/オフを切換える制御スイッチと、所定の温度になるとヒータのオン/オフを切換える温度スイッチとを有している。
前記燃料電池発電装置は、マイコンなどの制御装置が暴走し制御不能な状態になった際に、燃料電池発電装置システムの設置環境の温度が低下しても、設置環境下の温度が所定の温度以下になったら凍結を防止するヒータがオンし、水経路の冷却水を加熱するので、水経路の配管の破裂や亀裂による水漏れを防止することができる。
上述したように前記従来の構成は、マイコン暴走時は凍結予防ヒータが通電され、システムが置かれている環境が低温になった場合でも、排熱回収などの水経路の凍結を防止することができる。
しかし、前記従来の構成は、バイメタルなどの温度スイッチを使用し、所定の温度以下であるならば水経路の凍結を防止するヒータの通電を行うものである。
よって、温度スイッチが所定の温度以下でないと通電状態とならないため、製造工程での検査時、またはメンテナンス時など常温下での動作確認ができず、確認を行う場合には、冷却スプレーなどを使用し、温度スイッチを強制的に冷却するための手段が必要であった。本発明は、上記課題を解決するもので、凍結を防止するヒータのコネクタ抜けなどを含む断線を常温下で確認可能とし、水経路の配管の破裂や亀裂による水漏れを防止することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明の燃料電池システムは、起動、発電、停止の一連の動作を制御する制御手段と、環境温度を測定する温度計測手段と、前記排熱回収手段の水経路を昇温させるヒータと、前記温度計測手段により計測した環境温度情報から前記ヒータのオン/オフを切換える制御スイッチと、所定の温度になるとヒータのオン/オフを切換える温度スイッチと、前記ヒータの電源とを有し、前記ヒータは、前記温度スイッチと直列に接続され、前記制御スイッチは、前記温度スイッチと並列に接続される構成である。
本発明は、以上のように構成され、燃料電池システムの水経路の凍結を防止するヒータの動作を常温下で確認ができるという効果を奏する。
第1の発明は、起動、発電、停止の一連の動作を制御する制御手段と、環境温度およびヒータの通電による温度上昇を測定する温度計測手段と、排熱回収手段の水経路を昇温させるヒータと、温度計測手段により計測した環境温度情報から前記ヒータのオン/オフを切換える制御スイッチと、所定の温度になるとヒータのオン/オフを切換える温度スイッチと、ヒータの電源とを有し、ヒータは、温度スイッチと直列に接続され、制御スイッチは、温度スイッチと並列に接続される燃料電池システムである。
これによって本発明は、ヒータのオン/オフ制御が常に可能となり、燃料電池システムの水経路の凍結を防止するヒータのコネクタ抜けなどを含む断線を常温下で確認でき、生産時の検査またはメンテナンス時に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。
第2の発明は、第1の発明において、環境温度を測定する温度計測手段と、排熱回収手段の水経路を昇温させるヒータの温度上昇を測定する代わりにヒータの電流を検出する電流検出手段を有し、制御スイッチをオンにした時の電流を検出するものである。
上記構成、動作によると、ヒータの電流を検出することでヒータの温度上昇を確認するよりも速く、かつ、正確に断線が検知でき、生産時の検査またはメンテナンス時に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。
第3の発明は、第1の発明において、温度スイッチと並列にヒータの断線を検知する断線検知手段、および制御スイッチを配し、制御スイッチをオンにした時の電流を検出するものである。
上記構成、動作によると、ヒータの温度上昇を確認するよりも速く、また実際にヒータを通電することなく断線が検知でき、生産時の検査またはメンテナンス時に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。
第4の発明は、第3の発明において、温度スイッチに並列に接続されたヒータの断線を
検知する断線検知手段を有し、制御スイッチは温度スイッチに直列に接続するものである。
上記構成、動作によると、断線検知機能は保持したまま、温度スイッチが万一ショート故障した場合でも、温度計測手段により計測した環境温度情報からヒータのオン/オフを制御スイッチで切換えることができるので、温度スイッチがショート故障した場合にもヒータの異常過熱を防止することができる。
検知する断線検知手段を有し、制御スイッチは温度スイッチに直列に接続するものである。
上記構成、動作によると、断線検知機能は保持したまま、温度スイッチが万一ショート故障した場合でも、温度計測手段により計測した環境温度情報からヒータのオン/オフを制御スイッチで切換えることができるので、温度スイッチがショート故障した場合にもヒータの異常過熱を防止することができる。
第5の発明は、第3の発明において、温度スイッチと並列にヒータの断線を検知する断線検知手段を配したものである。
上記構成、動作によると、ヒータの温度上昇を確認するよりも速く、また実際にヒータを通電することなく断線が検知でき、生産時の検査またはメンテナンス時に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における燃料電池発電装置システムの構成を示すものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態における燃料電池発電装置システムの構成を示すものである。
図1において、燃料電池システムは、都市ガスなどの原料ガスから水素を作って発電を行う燃料電池発電装置1と、発電する際に発生した熱を回収しお湯として貯湯タンク12に貯える貯湯ユニット11とから構成される。燃料電池発電装置1は、発電、停止の一連の動作を制御する制御手段2と、燃料電池発電装置1が設置されている環境の外気温を計測する温度計測手段3と、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行うスタック5と、前記スタック5などの冷却や水素を主成分とする燃料ガスを生成する水素生成器4からの排ガスからの熱を回収する排熱回収手段6と、前記排熱回収手段6の水経路の凍結を防止するヒータ7と、前記排熱回収手段6aの水経路に冷却水を供給するポンプ8a、および前記排熱回収手段6bの水経路に貯湯ユニット11からの排熱回収用の水を供給するポンプ8bを有している。
図2は本発明の第1の実施の形態における、燃料電池発電装置1における水経路の凍結防止の構成の例を示すものである。更に、ヒータ7と制御部分のブロック図である。
図2において、燃料電池発電装置1は、所定の温度になると水経路の凍結を防止するヒータ7のオン/オフを切換える温度スイッチ14と、前記温度スイッチ14と並列に接続され、制御手段2からの指令に基づいてヒータ7の断線を確認する制御スイッチ15と、ヒータ7の近傍に配置され、ヒータ7の温度上昇および環境温度を測定する温度計測手段を有している。
図2において、燃料電池発電装置1は、所定の温度になると水経路の凍結を防止するヒータ7のオン/オフを切換える温度スイッチ14と、前記温度スイッチ14と並列に接続され、制御手段2からの指令に基づいてヒータ7の断線を確認する制御スイッチ15と、ヒータ7の近傍に配置され、ヒータ7の温度上昇および環境温度を測定する温度計測手段を有している。
ここで温度スイッチ14は、代表的な部品としてバイメタルスイッチがあり、バイメタルスイッチは、スイッチが設置されている周辺の温度が所定の温度以下になるとスイッチがクローズ(通電可能状態)し、周辺の温度が所定の温度以上になるとスイッチがオープン(遮断状態)するようなものである。
燃料電池発電装置1を含む燃料電池発電装置システムは、通常その製品の大きさなどの性質上、屋外に設置される場合がほとんどである。また、燃料電池が発電する際にスタック5を冷却したり、発熱部位例えばスタック5の冷却に利用した水を回収して、貯湯タンク12に蓄えたりするので、システムのあらゆる箇所に水の配管が通っている。夏場や、システムが動作している状態の場合は配管の中の水は流れ、また、装置内の温度も氷点よりも高いので、凍結のために水配管が破裂したり、ひびが入ったりする可能性は少ない。
しかし、冬場、特に寒冷地などで、しばらくの間システムが動作しないときには、水循環の経路の配管の水の流れが止まり、また、システムが動作していない場合は発熱箇所もないので、システム内部の温度は外気温とほぼ等しくなるため、配管内の水が凍結し、破壊やひびによる水漏れの発生原因となり、システムに大きなダメージを与えることが起こりうる。
そこで所定の温度以下になったらヒータ7で配管を温めたり、ポンプ8で水を巡回させたりして、配管内の水の凍結を防止することが重要である。
例えば、凍結防止用のヒータ7をシステムの水配管の凍結しやすい箇所に設置する。ヒータ7は、図2に示すように系統電源に接続されており、ヒータ7と直列に接続された温度スイッチ14により、ヒータ7の通電のオン/オフを制御することで凍結を防止する。温度スイッチ14については、温度が高いときには温度スイッチ14は開いており、低温になると温度スイッチ14は閉じ通電されるようになる。このとき、ヒータ7のオン/オフを制御する温度は、温度スイッチ14の設定温度仕様のみで決定される。
温度スイッチ14の仕様が、5℃以上でオープン、5℃以下でクローズする仕様とすると、生産時およびメンテナンス時など燃料電池発電装置1の環境温度が比較的高い場合においては、温度スイッチ14はオープンの状態である。
生産時およびメンテナンス時においては、時々作業ミスによるコネクタ抜けが発生する。出荷前の検査にてヒータ7の断線を確認する必要があるが、温度スイッチ14がオープンの状態ではヒータ7を通電して断線を確認することができない。
そのため、生産時およびメンテナンス時など燃料電池発電装置1の環境温度が比較的高い場合において、ヒータ7の断線を確認するための手段が必要である。
次に、本発明の実施の形態1における環境温度が比較的高い場合の断線検知動作について図2、図3を用いて説明する。図3は凍結防止用ヒータの断線検知における動作フローチャートである。なお、生産時およびメンテナンス時には、例えば、制御手段上に設けられたスイッチを押すことで断線検知動作を行う。
次に、本発明の実施の形態1における環境温度が比較的高い場合の断線検知動作について図2、図3を用いて説明する。図3は凍結防止用ヒータの断線検知における動作フローチャートである。なお、生産時およびメンテナンス時には、例えば、制御手段上に設けられたスイッチを押すことで断線検知動作を行う。
図3のフローチャートに示すように、まず、制御手段2は、温度計測手段3を用いて、燃料電池発電装置1の環境温度およびヒータ7周辺の温度を測定し(S100)、温度スイッチ14がオープン状態(動作例では、5℃以上)となっている温度であるか確認する。
環境温度およびヒータ7周辺の温度が5℃以上で、温度スイッチ14がオープン状態の温度であれば(S101)、制御手段2は制御スイッチ15をオンし、ヒータ7を通電する(S102)。制御スイッチとは、リレーやトライアックなどである。
環境温度およびヒータ7周辺の温度が5℃以上で、温度スイッチ14がオープン状態の温度であれば(S101)、制御手段2は制御スイッチ15をオンし、ヒータ7を通電する(S102)。制御スイッチとは、リレーやトライアックなどである。
ヒータ7の温度上昇を確認するためのタイマをセットし(S103)、タイマの時間内に温度計測手段によるヒータ7の温度上昇を確認する(S105)。温度計測手段によりヒータ7の温度上昇が確認できれば、ヒータ7の接続は正常であり(S106)、温度上昇が確認できなければ、ヒータ7は断線と判断する(S107)ことができる。なお、環境温度およびヒータ7周辺の温度が5℃以下においても、当然のように温度スイッチ14がクローズ状態となり、ヒータ7は通電されるので、温度計測手段によりヒータ7の温度上昇を確認することで断線が検知できる。
よって、温度スイッチと並列に制御スイッチを接続する構成とすることで、燃料電池システムの水経路の凍結を防止するヒータ7のコネクタ抜けなども含むヒータ7の断線を常
温下で確認でき、生産時の検査またはメンテナンス時に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。なお、上記説明では主に生産時およびメンテナンス時について説明してきたが、設置後の稼動状態において、温度計測手段3で計測した環境温度が温度スイッチのオープン状態となる温度の時に、例えば、1日に1回の割合で制御スイッチ15をオンし、凍結を防止するヒータ7の断線検知動作を行うことで常にヒータ7の断線確認を行い、冬場配管が凍結する温度になる前に利用者に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。
温下で確認でき、生産時の検査またはメンテナンス時に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。なお、上記説明では主に生産時およびメンテナンス時について説明してきたが、設置後の稼動状態において、温度計測手段3で計測した環境温度が温度スイッチのオープン状態となる温度の時に、例えば、1日に1回の割合で制御スイッチ15をオンし、凍結を防止するヒータ7の断線検知動作を行うことで常にヒータ7の断線確認を行い、冬場配管が凍結する温度になる前に利用者に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。
また、本発明の実施の形態1においては、燃料電池発電装置を例に詳細したが、ガスコージェネレーションシステムなどの水を取扱うその他のコージェネレーションシステムや、ヒートポンプ給湯器などの機器についても、凍結予防ヒータで水経路の配管を温める構成は変わらないので、発明の効果は変わらない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1に加えて、排熱回収手段の水経路を昇温させるヒータの温度上昇を測定する代わりにヒータの電流を検出する電流検出手段を備える場合の実施例であり、その他の構成、動作は実施の形態1と同じである。
本発明の実施の形態2は、実施の形態1に加えて、排熱回収手段の水経路を昇温させるヒータの温度上昇を測定する代わりにヒータの電流を検出する電流検出手段を備える場合の実施例であり、その他の構成、動作は実施の形態1と同じである。
そこで以下では実施の形態2の構成、動作について、実施の形態1との相違点を中心に述べ、その他の構成、動作については実施の形態1と同じものとする。
図4は、ヒータの電流を検出する電流検出手段16を備える場合の構成図の例である。
図4において、燃料電池発電装置1の環境温度を測定する温度計測手段3と、制御スイッチをオンした際にヒータに流れる電流を検出する電流検出手段16を有している。
ここで電流検出手段16は、代表的な部品としてカレントトランスがあり、カレントトランスは、回路に流れる電流を電圧に変換するようなものである。制御手段2は、変換された電圧を確認することで断線を検知する。
まず、制御手段2は、温度計測手段3を用いて、燃料電池発電装置1の環境温度の温度を測定し、温度スイッチ14がオープン状態となっている温度であるか確認する。
環境温度が温度スイッチ14のオープン状態となる温度であれば、制御手段2は、制御スイッチ15をオンし、ヒータ7を通電する。
環境温度が温度スイッチ14のオープン状態となる温度であれば、制御手段2は、制御スイッチ15をオンし、ヒータ7を通電する。
電流検出手段16により、ヒータ7の通電が確認できれば、ヒータ7の接続は正常であり、通電が確認できなければ、ヒータ7は断線と判断することができる。ヒータの電流を検出することで、実施の形態1のヒータの温度上昇を確認するよりも速く、かつ、正確に燃料電池システムの水経路の凍結を防止するヒータ7のコネクタ抜けなども含む断線を検知でき、生産時の検査またはメンテナンス時に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、実施の形態1に加えて、排熱回収手段の水経路を昇温させるヒータの温度上昇を測定する代わりにヒータの断線を検知する断線検知手段を備える場合の実施例であり、その他の構成、動作は実施の形態1と同じである。そこで以下では実施の形態3の構成、動作について、実施の形態1との相違点を中心に述べ、その他の構成、動作については実施の形態1と同じものとする。
本発明の実施の形態3は、実施の形態1に加えて、排熱回収手段の水経路を昇温させるヒータの温度上昇を測定する代わりにヒータの断線を検知する断線検知手段を備える場合の実施例であり、その他の構成、動作は実施の形態1と同じである。そこで以下では実施の形態3の構成、動作について、実施の形態1との相違点を中心に述べ、その他の構成、動作については実施の形態1と同じものとする。
図5は、ヒータの断線を検出する断線検出手段17を備える場合の構成図の例である。
図5において、燃料電池発電装置1の環境温度を測定する温度計測手段3と、制御スイッチをオンした際にヒータに流れる電流を検出する断線検出手段17を有している。
ここで断線検知手段は、代表的な部品としてホトカプラがあり、ホトカプラは入力された電気信号を光に変換し、その光で受光素子を導通させることにより信号を伝達するようなものである。制御手段2は、受光側の電圧を確認することで断線を検知する。実施の形態1においては、実際にヒータを通電する必要があったが、実施の形態3では、ホトカプラ内部の発光素子を駆動する電流をヒータ7に流すことで断線の検知が可能である。
なお、ホトカプラ内部の発光素子は、長期の通電により劣化するので、制御スイッチ15により断線の確認を行う場合のみオンにすることで、長寿命化することができる。
まず、制御手段2は、温度計測手段3を用いて、燃料電池発電装置1の環境温度およびヒータ7周辺の温度を測定し、温度スイッチ14がオープン状態となっている温度であるか確認する。
ここで断線検知手段は、代表的な部品としてホトカプラがあり、ホトカプラは入力された電気信号を光に変換し、その光で受光素子を導通させることにより信号を伝達するようなものである。制御手段2は、受光側の電圧を確認することで断線を検知する。実施の形態1においては、実際にヒータを通電する必要があったが、実施の形態3では、ホトカプラ内部の発光素子を駆動する電流をヒータ7に流すことで断線の検知が可能である。
なお、ホトカプラ内部の発光素子は、長期の通電により劣化するので、制御スイッチ15により断線の確認を行う場合のみオンにすることで、長寿命化することができる。
まず、制御手段2は、温度計測手段3を用いて、燃料電池発電装置1の環境温度およびヒータ7周辺の温度を測定し、温度スイッチ14がオープン状態となっている温度であるか確認する。
環境温度が温度スイッチ14のオープン状態となる温度であれば、制御手段2は、制御スイッチ15をオンし、ヒータ7の通電を確認する。
断線検出手段17により、ヒータ7の通電が確認できれば、ヒータ7の接続は正常であり、通電が確認できなければ、ヒータ7は断線と判断することができる。
ヒータの電流を検出することで、ヒータの温度上昇を確認するよりも速く、また実際にヒータを通電することなく燃料電池システムの水経路の凍結を防止するヒータ7のコネクタ抜けなども含む断線を検知でき、生産時の検査またはメンテナンス時に燃料電池発電装置の異常を報知することができる。
また、実施の形態3において制御スイッチを無くし、温度スイッチと並列に断線検知手段を接続する構成としても、温度スイッチ14がオープン状態となっている温度であれば、断線検出手段17は常時通電となるが、ヒータ7の通電を確認することができるので断線の検知が可能である。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、実施の形態3において、温度スイッチに並列に接続され、ヒータの断線を検知する断線検知手段を有し、制御スイッチは温度スイッチに直列に接続されるものである。
本発明の実施の形態4は、実施の形態3において、温度スイッチに並列に接続され、ヒータの断線を検知する断線検知手段を有し、制御スイッチは温度スイッチに直列に接続されるものである。
図6は、実施の形態4の構成図の例である。実施の形態3と同様のものについては、同一符号を付与し、その説明を省略する。
上記構成、動作によると、断線検知機能は保持したまま、温度スイッチ14がショート故障した際には、温度計測手段3により計測した環境温度情報からヒータのオン/オフを切換える制御スイッチ15を制御することができるので、温度スイッチ14がショート故障した場合にもヒータの異常過熱を防止することができる。
上記構成、動作によると、断線検知機能は保持したまま、温度スイッチ14がショート故障した際には、温度計測手段3により計測した環境温度情報からヒータのオン/オフを切換える制御スイッチ15を制御することができるので、温度スイッチ14がショート故障した場合にもヒータの異常過熱を防止することができる。
本発明の燃料電池システムは、燃料電池システムを始め、エンジン発電装置システムや、給湯機などの水配管を有するシステムの、配管の凍結防止に利用することが出来る。
1 燃料電池発電装置
2 制御手段
3 温度計測手段
4 水素生成器
5 スタック
6a 排熱回収手段
6b 排熱回収手段
7 ヒータ
8a ポンプ
8b ポンプ
9 冷却水タンク
11 貯湯ユニット
12 貯湯タンク
13a 通信ケーブル
13b 通信ケーブル
14 温度スイッチ
15 制御スイッチ
16 電流検出手段
17 断線検出手段
18 暴走検知手段
19 異常検知手段
2 制御手段
3 温度計測手段
4 水素生成器
5 スタック
6a 排熱回収手段
6b 排熱回収手段
7 ヒータ
8a ポンプ
8b ポンプ
9 冷却水タンク
11 貯湯ユニット
12 貯湯タンク
13a 通信ケーブル
13b 通信ケーブル
14 温度スイッチ
15 制御スイッチ
16 電流検出手段
17 断線検出手段
18 暴走検知手段
19 異常検知手段
Claims (3)
- 発電より電気と熱を発生させる熱電併給装置と、前記熱電併給装置で発生する排熱を回収する排熱回収装置と、前記熱電併給装置の環境温度を測定する温度計測器と、前記排熱回収装置の水経路を昇温させるヒータと、前記ヒータと直列に接続され、前記温度計測器により計測された環境温度から前記ヒータのオンまたはオフを切換える制御スイッチと、
前記制御スイッチと並列に接続され、所定の温度になると前記ヒータのオンまたはオフを切換える温度スイッチと、前記温度スイッチに並列に接続され、前記ヒータの断線を検知する断線検知器を備えたコージェネレーションシステム。 - 発電より電気と熱を発生させる熱電併給装置と、前記熱電併給装置で発生する排熱を回収する排熱回収装置と、前記熱電併給装置の環境温度を測定する温度計測器と、前記排熱回収装置の水経路を昇温させるヒータと、前記ヒータと直列に接続され、所定の温度になると前記ヒータのオンまたはオフを切換える温度スイッチと、前記温度スイッチに並列に接続され、前記ヒータの断線を検知する断線検知器を備えたコージェネレーションシステム。
- 前記断線検知器が断線を検出した際には、異常を報知する異常報知器をさらに備えた請求項1記載のコージェネレーションシステム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013092354A JP2014216174A (ja) | 2013-04-25 | 2013-04-25 | コージェネレーションシステム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP (1) | JP2014216174A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021504871A (ja) * | 2017-11-29 | 2021-02-15 | インテリジェント エナジー リミテッドIntelligent Energy Limited | 流体モジュールを制御するための装置および方法 |
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- 2013-04-25 JP JP2013092354A patent/JP2014216174A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021504871A (ja) * | 2017-11-29 | 2021-02-15 | インテリジェント エナジー リミテッドIntelligent Energy Limited | 流体モジュールを制御するための装置および方法 |
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