JP2014215900A - 操作入力装置、電子装置および入力制御方法 - Google Patents

操作入力装置、電子装置および入力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取り扱いが容易でユーザの意図した操作を適切に判定可能な操作入力装置、電子装置および入力制御方法を提供する。
【解決手段】操作入力装置10は、物体の接触を検出する背面タッチパネル4と、背面タッチパネル4の検出結果に基づいて、物体の動きを検出する動き検出部731と、動き検出部731で検出された動きに対応する操作が有効か否かを判定する操作判定部732とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作入力装置、電子装置および入力制御方法に関する。
従来、背面にタッチパネルを備え、ユーザの手等の物体の接触位置を検出する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の構成では、スマートフォン(操作入力装置)の背面にタッチパネル(物体検出部)が配置されている。この操作入力装置では、タッチパネルの全検出領域のうち、検出された操作を無効にする操作制限領域が、予め設定されている。
特開2012−242851号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような携帯型の操作入力装置をユーザが保持する際に、ユーザの意図に反して指等が、操作制限領域ではない操作許可領域に触れる場合がある。これにより、操作入力装置が、ユーザの意図しない操作を意図した操作として検出し、ユーザの意図しない処理を行ってしまうおそれがある。また、このような問題を解決するために、指等の接触位置に気をつけながら保持することが考えられるが、取り扱いが煩わしくなるおそれがある。
本発明は、取り扱いが容易でユーザの意図した操作を適切に判定可能な操作入力装置、電子装置および入力制御方法を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、物体の接触または近接を検出する物体検出部と、前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記物体の動きを検出する動き検出部と、前記動き検出部で検出された前記物体の動きに対応する操作が有効か否かを判定する操作判定部とを備えることを特徴とする操作入力装置である。
請求項6に記載の発明は、上述の操作入力装置と、前記操作判定部で前記操作が有効であると判定された場合、前記操作に対応する処理を行い、前記操作が無効であると判定された場合、前記操作に対応する処理を行わない操作対応処理部とを備えることを特徴とする電子装置である。
請求項9に記載の発明は、物体の接触または近接を検出する物体検出部を備える操作入力装置の入力制御方法であって、前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記物体の動きを検出するステップと、前記検出された前記物体の動きに対応する操作が有効か否かを判定するステップとを実行することを特徴とする入力制御方法である。
本発明の一実施形態に係る電子装置の概略構成を示すブロック図。 前記電子装置の概略構成を示す正面図。 前記電子装置の作用を示すフローチャート。 本発明の一変形例に係る電子装置の作用を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
[電子装置の構成]
図1に示すように、電子装置1は、表示部2と、前面タッチパネル3と、背面タッチパネル4と、制御装置5とを備える。本実施形態では、電子装置1の一例として、図2に示すように、ユーザが手で保持しながら操作可能に構成された、携帯型の電子装置1について説明する。この電子装置1は、前面タッチパネル3および背面タッチパネル4により、ユーザの指F1〜指F5等の物体Fの接触を検出し、検出結果に応じた処理を行う。
表示部2は、図2に示すように、四角形状の表示面21を備える。表示部2は、例えば、有機ELや、無機EL等を利用した透過型表示パネルである。なお、図2では、表示面21の長手方向をX軸、短手方向をY軸と定義している。また、X軸およびY軸に直交するようにZ軸を定義している。
電子装置1は、表示面21の周囲を覆う枠体8を備えている。この枠体8は、電子装置1の表示面21側の面(以下、前面11とも称する)と、前面11とは反対側の背面12との両面において、表示面21の周囲を除く領域に四角形状の開口が形成されている。すなわち、電子装置1は、背面12側に存在する物体Fを、前面11側から表示部2を介して視認可能に構成されている。
なお、枠体8は、本発明の筐体に相当し、前面11は、ユーザが電子装置1を使用する際に、ユーザに対向する面であり、背面12は、その反対側の面である。
また、本実施形態では、表示部2は、背面12側において、枠体8に設けられた開口によって外部に露出している。電子装置1は、枠体8と表示部8の背面側の露出部分とで背面12が構成されている。本発明の筐体の背面は、枠体8と、表示部2の露出部分とを含む領域を意味する。
前面タッチパネル3は、物体Fが表示面21に接触したときに、表示面21と平行なXY平面における接触位置を検出し、検出結果を制御装置5に送信する。
背面タッチパネル4は、物体Fが背面12に接触したときに、XY平面における接触位置を検出し、検出結果を制御装置5に送信する。背面タッチパネル4は、本発明の物体検出部に相当する。
前面タッチパネル3および背面タッチパネル4は、物体が接触したことを検出可能な、静電容量方式や電磁誘導方式等の各種方式のものを採用することができる。なお、前面タッチパネル3および背面タッチパネル4としては、赤外線方式により物体の接触位置または近接位置を検出可能に構成してもよい。なお、近接位置とは、表示面21に対してZ方向に離間している物体Fの、XY平面における位置である。
制御装置5は、記憶部6と、制御部7とを備え、電子装置1を制御する。
記憶部6は、画像を表示部2に表示させるための画像データや、電子装置1を制御する各種プログラム等を記憶する。
制御部7は、記憶部6に記憶されたプログラムおよびデータをCPU(Central Processing Unit)が処理することにより構成される、表示制御部71と、前面タッチ検出部72と、背面タッチ検出部73と、操作対応処理部74とを備える。ここで、背面タッチパネル4と、背面タッチ検出部73とは、本発明の操作入力装置10を構成する。
表示制御部71は、表示部2を制御して画像を表示させる。
前面タッチ検出部72は、前面タッチパネル3による、表示面21に対する物体Fの接触位置の検出結果に基づいて、物体Fの動きを検出する。そして、前面タッチ検出部72は、物体Fの動きに対応する操作を特定する。
背面タッチ検出部73は、動き検出部731と、操作判定部732とを備える。
動き検出部731は、背面タッチパネル4による、背面12に対する物体Fの接触位置の検出結果に基づいて、物体Fの接触位置の座標(以下、XY位置とも称する)を特定する。そして、動き検出部731は、この特定したXY位置から、物体Fの動きを検出する。例えば、動き検出部731は、物体Fの動きとして、背面12に接触したまま移動する軌跡と、移動速度とを検出する。
操作判定部732は、動き検出部731で検出された動きに対応する操作が有効か否かを判定する。例えば、操作判定部732は、物体Fが背面12に接触したまま移動する動きを、スワイプ操作として特定する。そして、操作判定部732は、このスワイプ操作における物体Fの速度が閾値以上の場合、スワイプ操作が有効であると判定し、閾値未満の場合、スワイプ操作が無効であると判定する。
なお、操作判定に用いられる閾値は、ユーザによって意図されていない物体Fの動きに対応する操作を無効と判定可能なように、予め実験やシミュレーション等によって決められればよい。例えば、スワイプ操作を判定対象とする場合、ユーザにより意図的なスワイプ操作が行われた際の物体Fの速度を予め測定し、上記閾値を決めればよい。
操作対応処理部74は、前面タッチ検出部72で特定された操作に基づく処理を行う。また、操作対応処理部74は、背面タッチ検出部73で有効と判定された操作に基づく処理(以下、操作対応処理とも称する)を行い、無効と判定された操作に基づく処理を行わない。
[電子装置の作用]
次に、電子装置1の作用を図3を用いて説明する。
以下、図2に示すように、領域Ar1(一点鎖線で示す)において電子装置1の背面12に接触した指F1が、スワイプ操作によって矢印Mで示すように移動し、指F2〜指F5が、背面12の領域Ar2〜領域Ar5(一点鎖線で示す)をそれぞれ支持し、停止している場合を一例として説明する。
また、図3に示す処理は、指F1〜指F5のそれぞれについて同様に行われるが、以下、代表して指F1に対する処理について主に説明する。
図2に示すように、ユーザが電子装置1を保持すると、図3に示すように、背面タッチパネル4が、背面12の領域Ar1で接触した指F1の接触位置Pを検出する。背面タッチパネル4は、検出結果を制御装置5の背面タッチ検出部73に送信する。背面タッチ検出部73の動き検出部731は、背面タッチパネル4による検出結果に基づいて、接触位置PのXY位置を特定する(ステップS1)。
次に、指F1が、背面12に接触したまま、図2に示すように矢印M方向に移動する。そして、指F1は、背面タッチパネル4による検出間隔である単位時間ΔT後には、二点鎖線で示す領域Ar1aに移動する。背面タッチパネル4は、ステップS1と同様に、背面の領域Ar1aで接触した指F1の接触位置Pn+1を検出する。動き検出部731は、この検出結果に基づいて、接触位置Pn+1のXY位置を特定する(ステップS2)。
動き検出部731は、この特定された接触位置P,Pn+1のXY位置と、単位時間ΔTとに基づいて、指F1の動きとして、指F1が背面12に接触したまま接触位置を変えたこと(スワイプ操作)を検出し、速度Vnを算出する(ステップS3)。具体的には、動き検出部731は、接触位置P,Pn+1のそれぞれのXY位置から、接触位置P,Pn+1間の距離Lを算出する。動き検出部731は、算出した距離Lおよび単位時間ΔTから、速度V(V=L/ΔT)を算出する。
操作判定部732は、動き検出部731によって算出された速度Vが閾値Thv以上かを判定する(ステップS4)。速度Vが閾値Thv以上の場合、操作判定部732は、指F1の動きに対応するスワイプ操作が有効であると判定する(ステップS5)。
操作対応処理部74は、操作判定部732によって有効と判定された指F1によるスワイプ操作に基づいて、操作対応処理を行う(ステップS6)。操作対応処理としては、スワイプ操作に対応付け可能な各種の処理が例示される。例えば、操作対応処理は、複数ページで構成される、電子書籍等のコンテンツを閲覧する場合のページ送り操作やスクロール操作であってもよい。また、例えば、動画を閲覧する場合の再生、停止、および送り操作であってもよい。また、例えば、テレビ放送等の複数のチャンネルを視聴可能な場合のチャンネル送り操作であってもよい。
操作対応処理部74による操作対応処理が実行されると、動き検出部731は、接触位置Pn+1の検出結果を接触位置Pに置換する(ステップS7)。そして、制御部7は、ステップS2に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS4において、速度Vが閾値Thv未満の場合、操作判定部732は、指F1の動きに対応するスワイプ操作が無効であると判定する(ステップS8)。したがって、操作判定部732によって無効と判定された操作に基づく操作対応処理は、操作対応処理部74によって実行されない。その後、動き検出部731が、ステップS7を実行する。
なお、電子装置1を支持している指F2〜指F5については、ステップS4において、速度VがThv未満と判定される。
[電子装置の作用効果]
上述したような実施形態では、以下のような作用効果を奏することができる。
操作入力装置10の動き検出部731は、背面タッチパネル4での検出結果に基づいて、背面12における物体Fの動きを検出する。そして、操作判定部732は、物体Fの動きに対応する操作が有効か否かを判定する。
このように構成された操作入力装置10を備える電子装置1は、物体Fの動きに基づき操作が有効か否かを判定する。これにより、ユーザの意図しない操作に対応する処理が実行されることを防止するために、物体Fの接触位置に気をつける必要がなくなる。したがって、取り扱いが容易で、ユーザの意図した操作を適切に判定できる操作入力装置10を提供できる。
また、このような操作入力装置10を備える電子装置1では、ユーザの意図しない操作に対応する操作対応処理は実行されず、意図された操作に対応する操作対応処理のみが実行される。したがって、ユーザの意図した操作に対応する操作対応処理を適切に実行できる電子装置1を提供できる。
特に、携帯型の電子装置1は、背面12が指等で支持された状態で使用されることがある。したがって、携帯型の電子装置1に対して、背面12に接触した指等による誤操作を抑制可能な上記構成を好適に適用でき、操作性を向上できる。
また、操作入力装置10は、物体Fの動きに応じて有効な操作か否かを判定できる。これにより、従来のように、予め、操作制限領域の設定等の事前操作を行う必要がない。また、複数のユーザが、それぞれ様々な方法で使用する場合でも、ユーザ毎や使用方法毎に操作制限領域を設定しなおす煩雑な操作を行う必要がなく、汎用性を向上できる。
操作入力装置10では、動きとして速度Vを検出し、ユーザによって意図的に行われた操作が有効と判定されるように、閾値Thvが設定されている。
スワイプ操作として、ユーザが略一定の速度Vで指F1を背面12に接触させたまま移動させる操作が挙げられる。このような操作でも、速度Vが閾値Thv以上であれば、スワイプ操作を有効と判定できる。
また、瞬時に大きな加速度で指F1が移動したとしても、速度Vnが遅い場合は、操作を無効と判定できるため、ユーザの意図しない操作を好適に検出できる。
操作入力装置10では、動き検出部731は、物体Fが背面12に接触したまま接触位置を変えたこと、すなわちスワイプ操作を検出する。これにより、スワイプ操作が有効か否かを判定する際に、閾値Thvとの比較対象となる速度Vを算出する必要があることを検出できる。したがって、スワイプ操作に対する操作判定を実施できる。
また、電子装置1は、表示部2を備える。これにより、表示部2に表示された画像を閲覧しながら、背面12側で操作を行うことができる。
[変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、操作判定に速度Vを用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図4に示すように操作判定に加速度Aを用いてもよい。
まず、図4に示すように、動き検出部731は、背面タッチパネル4の検出結果に基づいて、接触位置PのXY位置を特定し(ステップS1)、さらに、接触位置Pn+1のXY位置を特定する(ステップS2)。同様に、動き検出部731は、接触位置Pn+1から単位時間ΔT経過後の接触位置Pn+2(不図示)のXY位置を特定する(ステップS11)。
操作判定部732は、動き検出部731によって検出された、接触位置P,Pn+1,Pn+2のXY位置に基づいて、指F1の動きとしてスワイプ操作を検出し、加速度Anを算出する(ステップS12)。具体的には、操作判定部732は、接触位置P,Pn+1のそれぞれのXY位置から、図3に示すステップS3と同様に速度V(V=L/ΔT)を算出する。同様に、操作判定部732は、接触位置Pn+1,Pn+2のそれぞれのXY位置から、速度Vn+1(Vn+1=Ln+1/ΔT)を算出する。次に、操作判定部732は、接触位置Pn+1,Pn+2間の指F1の加速度A(A=(Vn+1−V)/ΔT)を算出する。
なお、Vn+1−V=(Ln+1−L)/ΔTであり、接触位置間の距離Ln+1とLとの差をΔLnとすると、加速度Aは、A=ΔL/ΔTとしても算出できる。
操作判定部732は、動き検出部731によって算出された加速度Aが閾値Tha以上かを判定する(ステップS13)。加速度Aが、閾値以上の場合、操作判定部732は、指F1の動きに対応するスワイプ操作が有効であると判定し(ステップS5)、操作対応処理を行う(ステップS6)。
操作対応処理を実行した後、動き検出部731および操作判定部732は、接触位置Pn+2の検出結果を接触位置Pに置換し(ステップS14)、ステップS2に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS13において、加速度Aが、閾値未満の場合、操作判定部732は、動き検出部731による指F1の動きに対応するスワイプ操作が無効であると判定する(ステップS8)。
なお、加速度Aは、接触位置Pにおける速度を0として、接触位置Pおよび接触位置Pn+1間での速度VをΔTで割ることで算出してもよい。
このように、加速度Aを用いて操作判定を行う場合、動作を有効と判定させるためには、接触位置Pn+1,Pn+2間の加速度Aが閾値Tha以上になるように、物体Fを加速させなければならない。したがって、ユーザが意図的に物体Fを加速させている場合に操作を有効と判定し易くでき、ユーザの意図した操作を好適に検出できる。
また、上記変形例では、3点の接触位置P,Pn+1,Pn+2を検出し、2点目以降の接触位置Pn+1から接触位置Pn+2の区間の加速度Aを用いて操作判定を行っている。この場合、加速度Aが、閾値Tha以上となる必要がある。このため、動作開始直後の加速度は大きいものの、その後、加速度が小さくなり、加速度Aが閾値Tha未満となるような動作を無効と判定できる。したがって、ユーザの意図しない操作による誤操作をより好適に検出できる。
なお、操作判定に速度を用いる場合も同様に、3点の接触位置P,Pn+1,Pn+2を検出し、2点目以降の接触位置Pn+1から接触位置Pn+2の区間の速度を、操作判定に用いてもよい。この場合も、動作開始直後の速度が大きいが、その後、速度が減少し、速度が閾値Thv未満となるような物体Fの動きを無効と判定できる。したがって、ユーザの意図に反した操作を好適に検出できる。
また、3点の接触位置P,Pn+1,Pn+2を検出し、速度または加速度(以下、判定値とも称する)を取得する場合、接触位置Pから接触位置Pn+1の区間、すなわち物体Fが動きだした直後の区間の判定値を操作判定に用いてもよい。具体的には、2区間における2つの判定値が、ともに閾値以上となる場合に、操作を有効と判定する。したがって、ユーザの意図した操作をより好適に検出できる。
また、上記実施形態では、連続して検出された2点の接触位置間での判定値を逐次算出して操作判定を行う構成を例示した。また、上記変形例では、3点の接触位置P,Pn+1,Pn+2を検出し、その後、判定値を算出して操作判定を行う構成を例示した。しかし、本発明はこれに限定されない。例えば、操作入力装置10は、4点以上の複数の接触位置をまとめて検出したのち、判定値を算出し、操作判定を行ってもよい。
また、この場合、操作入力装置10は、上述のように、全接触位置間における判定値を用いて操作判定を行ってもよい。また、例えば、2点目以降の接触位置間における判定値等、所定の区間の判定値を用いて判定を行ってもよい。
なお、複数の接触位置をまとめて検出したのち、上記所定の区間の判定値に基づいて操作判定を行うことで、操作判定に用いない区間の判定値を算出しなくとも操作判定を行うことができる。これにより、操作判定の回数や、判定値の算出回数を低減でき、処理負荷を低減できる。
上記実施形態では、検出間隔である単位時間ΔT毎に検出された複数の検出位置間のそれぞれで、判定値を算出し、操作判定を行うとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、操作入力装置10は、連続して検出された複数の検出位置にわたる区間に対して1つの判定値を算出してもよい。これにより、例えば、検出間隔を短くしたとしても、操作判定に最適な判定値を取得できる。また、操作判定に係る処理負荷を抑制できる。
上記実施形態および変形例では、判定値として速度または加速度を用いるとしたが、本発明はこれに限定されず、速度および加速度の両方を判定値として用いてもよい。例えば、操作入力装置10は、判定値として、1点目の接触位置と2点目の接触位置との区間において加速度を用い、2点目以降の区間において速度を用いてもよい。これにより、物体Fが、動作開始直後に閾値以上の加速度で加速し、その後、閾値以上の速度で移動するような動きを有効と判定できる。したがって、2点目以降の区間では、物体Fを加速させ続ける必要がないので、ユーザの操作感を損ねることなく、ユーザの意図しない操作を検出できる。
上記実施形態では、スワイプ操作を操作判定の対象とする構成を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、物体Fが、背面における略同一位置で、背面に対して連続して接離するタップ操作を操作判定の対象としてもよい。
この場合、動き検出部731は、物体Fが背面12からZ方向に離間して再接触するまでの時間(以下、離間時間とも称する)や、接離が連続して行われる際の再接触した回数(以下、接触回数とも称する)を検出する。操作判定部732は、検出されたタップ操作が所定条件を満たすか否かに応じて、タップ操作が有効か否かの判定を行う。
操作判定部732は、例えば、所定時間以内に接触回数が閾値以上である場合に、検出された動きに対応するタップ操作が有効であると判定する。これにより、ユーザの意図したタップ操作を検出できる。
また、操作判定部732は、離間時間が予め設定された所定の長さであり、かつ、接触回数が所定回数以上である場合、検出された動きに対応するタップ操作を有効と判定してもよい。このように、離間時間の下限を設定することで、ユーザの意図に反して短時間で行われた物体Fの接離を無効と判定できる。また、上限を設定することにより、検出された物体Fの動きがタップ操作であるか否かを検出できる。
上記実施形態では、表示部2として、有機ELや無機EL等を利用した、自発光型の透過型表示パネルを備える構成を例示したが、本発明はこれに限定されない。表示部2は、液晶パネル等の各種表示パネルを用いてもよい。
また、上記実施形態では、電子装置1は、表示部2を備えるとしたが、本発明はこれに限定されず、表示部2を備えない構成としてもよい。例えば、電子装置は、前面11にユーザの操作を検出する操作検出部(キーボードやボタン等)を備える構成であってもよい。
また、上記実施形態では、枠体8は、背面12に開口を有するとしたが、背面12に開口を設けない構成としてもよい。
上記実施形態および変形例における入力制御方法に加え、電子装置1を支持する指等の物体Fの支持位置を検出するように構成してもよい。例えば、電子装置1は、物体Fの接触を複数回にわたって連続して検出した場合、検出結果の接触位置が略同一位置であれば、この接触位置を指F1〜指F5等の物体Fによる支持位置として判定する。そして、電子装置1は、支持位置に接触している物体Fが移動したことを検出した場合、上述の操作判定に係る処理を行う。これにより、電子装置1を支持していた指F1〜指F5等の物体Fが移動した場合にのみ、有効な操作と判定される。したがって、ユーザの意図した操作を、より一層、好適に検出できる。
また、上記実施形態および変形例における入力制御方法は、支持位置を検出した場合に、検出された支持位置のみに実行されてもよい。これにより、電子装置1は、支持位置を検出するまで、操作判定に係る処理を実施することがないので、処理負荷を低減できる。
上記実施形態および変形例では、操作入力装置10は、背面12に対する物体Fの接触位置を背面タッチパネル4によって検出し、検出された動きに対応する操作を判定対象としたが、本発明はこれに限定されない。操作入力装置10は、例えば、前面タッチパネル3によって検出された表示面21(または前面11)対する操作を判定対象としてもよい。また、前面11および背面12以外の任意の面、例えば、電子装置の側面に対する操作を判定対象としてもよい。
本発明の電子装置としては、携帯型の装置に限定されず、ユーザが保持せずに床や壁等に設置される大型の装置であってもよい。電子装置は、例えば、家電機器、業務用インフォメーション、車内インフォメーションの一部に用いられるものでもよい。
また、上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば、回路基板等のハードウェアあるいは1つのIC等の素子にて構成する等してもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、上述したように取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等に適宜変更できる。
1…電子装置
2…表示部
4…背面タッチパネル
8…枠体
10…操作入力装置
11…前面
12…背面
21…表示面
731…動き検出部
732…操作判定部
74…操作対応処理部
F…物体

Claims (9)

  1. 物体の接触または近接を検出する物体検出部と、
    前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記物体の動きを検出する動き検出部と、
    前記動き検出部で検出された前記物体の動きに対応する操作が有効か否かを判定する操作判定部とを備えることを特徴とする操作入力装置。
  2. 請求項1に記載の操作入力装置において、
    前記動き検出部は、前記物体の動きとして、前記物体の速度を検出し、
    前記操作判定部は、前記速度が閾値以上の場合、前記操作が有効であると判定し、前記速度が前記閾値未満の場合、前記操作が無効であると判定することを特徴とする操作入力装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の操作入力装置において、
    前記動き検出部は、前記物体の動きとして、前記物体の加速度を検出し、
    前記操作判定部は、前記加速度が閾値以上の場合、前記操作が有効であると判定し、前記加速度が前記閾値未満の場合、前記操作が無効であると判定することを特徴とする操作入力装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の操作入力装置において、
    前記動き検出部は、前記物体の動きとして、前記物体が接触または近接したまま位置を変えたことを検出することを特徴とする操作入力装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の操作入力装置において、
    前記動き検出部は、前記物体の動きとして、前記物体が略同一の位置において所定時間内に接触した回数を検出し、
    前記操作判定部は、前記接触した回数が閾値以上の場合、前記操作が有効であると判定し、前記接触した回数が前記閾値未満の場合、前記操作が無効であると判定することを特徴とする操作入力装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の操作入力装置と、
    前記操作判定部で前記操作が有効であると判定された場合、前記操作に対応する処理を行い、前記操作が無効であると判定された場合、前記操作に対応する処理を行わない操作対応処理部とを備えることを特徴とする電子装置。
  7. 請求項6に記載の電子装置において、
    前面および背面を有する筐体を備え、
    前記物体検出部は、前記背面に対する前記物体の接触または近接を検出することを特徴とする電子装置。
  8. 請求項7に記載の電子装置において、
    前記筐体の前記前面から露出し、画像を表示する表示面を有する表示部を備えることを特徴とする電子装置。
  9. 物体の接触または近接を検出する物体検出部を備える操作入力装置の入力制御方法であって、
    前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記物体の動きを検出するステップと、
    前記検出された前記物体の動きに対応する操作が有効か否かを判定するステップとを実行することを特徴とする入力制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017106784A (ja) * 2015-12-08 2017-06-15 アンリツ株式会社 光パルス試験器及び光パルス試験器の表示方法

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