JP2014213397A - 集塵カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】クリアカバーを保護して割れや傷のおそれを低減する。【解決手段】ベース2上に、電動工具に装着可能な箱状の本体部3を設け、本体部3内に、電動工具へ取り付けられる先端工具を収容可能とする一方、本体部3の下端に切欠き形成した窓13に、クリアカバー15を取り付けた集塵カバー1であって、本体部3に、クリアカバー15の下端を保護する保護カバー17を設けた。【選択図】図1
Description
本発明は、グラインダ等の電動工具に装着されて先端工具を覆う集塵カバーに関する。
集塵カバーは、ベース上に、グラインダ等の電動工具に装着可能な箱状の本体部を設けてなり、その本体部内に、電動工具へ取り付けられる先端工具を収容可能としている。すなわち、先端工具による被加工材の加工によって生じた粉塵を飛散させることなく本体部内にとどめて本体部に接続した集塵ホース等で集塵可能としたものである。
また、本体部には、本体部内の先端工具が視認できるように窓が設けられる。この窓は、例えば特許文献1に開示の如く、本体部の下部に形成した切欠きで、切欠きには透明な樹脂板(クリアカバー)が取り付けられている。
また、本体部には、本体部内の先端工具が視認できるように窓が設けられる。この窓は、例えば特許文献1に開示の如く、本体部の下部に形成した切欠きで、切欠きには透明な樹脂板(クリアカバー)が取り付けられている。
クリアカバーは、切欠き内への取付状態で下端がむき出しとなっているため、クリアカバーを被加工材等にぶつけると割れや傷が生じるおそれがあった。
そこで、本発明は、クリアカバーを保護して割れや傷のおそれを低減できる集塵カバーを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ベース上に、電動工具に装着可能な箱状の本体部を設け、本体部内に、電動工具へ取り付けられる先端工具を収容可能とする一方、本体部の下端に切欠き形成した窓に、クリアカバーを取り付けた集塵カバーであって、本体部に、クリアカバーの下端を保護する保護部材を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、保護部材の下面とベースの下面とが面一となっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、保護部材は、クリアカバーを挟んで本体部にネジ止めされる取付片を有することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、保護部材の下面とベースの下面とが面一となっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、保護部材は、クリアカバーを挟んで本体部にネジ止めされる取付片を有することを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、クリアカバーが保護部材によって保護され、下端がむき出しとならないため、クリアカバーを被加工材等にぶつけて割れや傷を生じさせるおそれが低減される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、保護部材を設けても被加工材との間に隙間が生じないので、集塵効率の低下を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、保護部材の取り付けと同時にクリアカバーの固定ができる合理的な構造となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、保護部材を設けても被加工材との間に隙間が生じないので、集塵効率の低下を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、保護部材の取り付けと同時にクリアカバーの固定ができる合理的な構造となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、集塵カバーの一例を示す斜視図で、集塵カバー1は、ベース2上に、下面を開口させた箱状の本体部3を有する。この本体部3は、側面視が山形で、左右ハウジング4,5を組み合わせて形成されており、前端(図1の右側を前方とする。)には、筒状部6が上向きに形成されている。7は筒状部6に接続されたエルボである。また、本体部3の左側には、図2に示すように、左右方向の軸8を中心に上下方向の所定角度内で揺動可能に取り付けられると共に、トーションスプリング9によって上限位置へ付勢される取付板10が設けられている。
図1は、集塵カバーの一例を示す斜視図で、集塵カバー1は、ベース2上に、下面を開口させた箱状の本体部3を有する。この本体部3は、側面視が山形で、左右ハウジング4,5を組み合わせて形成されており、前端(図1の右側を前方とする。)には、筒状部6が上向きに形成されている。7は筒状部6に接続されたエルボである。また、本体部3の左側には、図2に示すように、左右方向の軸8を中心に上下方向の所定角度内で揺動可能に取り付けられると共に、トーションスプリング9によって上限位置へ付勢される取付板10が設けられている。
この取付板10に、前端から突出させたスピンドルに円盤状の先端工具を取付可能なグラインダ等の電動工具が装着可能となっている。すなわち、スピンドルの軸受部を取付板10に設けたクランプ部11に把持させることで、スピンドルが左ハウジング4に形成した透孔12を介して本体部3内に突出した状態で電動工具が下向きに装着されるもので、スピンドルに先端工具を取り付けると、先端工具が本体部3内に収容された状態となる。よって、集塵カバー1を被加工材上にセットした状態で、電動工具を取付板10ごとトーションスプリング9の付勢に抗して押し下げれば、先端工具が本体部3の開口から下方へ突出して被加工材の加工が可能となる。加工により発生した粉塵は、エルボ7に集塵ホースを介して接続した集塵機によって回収される。
そして、本体部3の右側において、右ハウジング5の下端には、外側へ膨出する枠部14に囲まれた矩形状の窓13が切欠き形成され、この窓13に樹脂製の透明板であるクリアカバー15が取り付けられて、クリアカバー15を介して本体部3内が外部から視認可能となっている。右ハウジング5における窓13の長手方向の両側には、透孔16,16が形成されている。
このクリアカバー15は、窓13よりも一回り大きい矩形状で、枠部14によって右ハウジング5の内面に形成される凹部14aに内側から嵌合した状態で保護部材としての保護カバー17によって固定される。保護カバー17は、図3に示すように、窓13の長手方向の寸法よりも大きい長さを有し、全長に亘って溝19を備える横断面U字状の保護部18と、その保護部18の一方の立ち上がり部分から上向きに突設され、ネジ穴部21を備えた一対の取付片20,20とからなる。保護部18の溝19は、右ハウジング5の下端とクリアカバー15とがそれぞれ嵌合可能な幅となっている。また、取付片20,20の間隔は、窓13の長手方向の寸法と略等しくなっており、ネジ穴部21,21の間隔は透孔16,16の間隔と一致している。
このクリアカバー15は、窓13よりも一回り大きい矩形状で、枠部14によって右ハウジング5の内面に形成される凹部14aに内側から嵌合した状態で保護部材としての保護カバー17によって固定される。保護カバー17は、図3に示すように、窓13の長手方向の寸法よりも大きい長さを有し、全長に亘って溝19を備える横断面U字状の保護部18と、その保護部18の一方の立ち上がり部分から上向きに突設され、ネジ穴部21を備えた一対の取付片20,20とからなる。保護部18の溝19は、右ハウジング5の下端とクリアカバー15とがそれぞれ嵌合可能な幅となっている。また、取付片20,20の間隔は、窓13の長手方向の寸法と略等しくなっており、ネジ穴部21,21の間隔は透孔16,16の間隔と一致している。
以上の如く構成された集塵カバー1においては、クリアカバー15を右ハウジング5の内側から凹部14aに嵌合させると、クリアカバー15の周縁が枠部14に当接する。この状態で、保護カバー17を、取付片20,20が右ハウジング5の内側に位置する向きとして保護部18をクリアカバー15の下端と右ハウジング5の下端とに跨がって下方から嵌合させると、取付片20,20のネジ穴部21,21が透孔16,16と一致して取付片20,20が右ハウジング5の内面とクリアカバー15とに跨がって当接する。この状態で、透孔16に外側から通したネジ22,22をネジ穴部21,21にねじ込めば、図1及び図4に示すように、保護カバー17が窓13の下端を閉塞した格好で右ハウジング5に固定される。よって、クリアカバー15は長手方向の両端が枠部14と取付片20,20とによって挟まれ、保護カバー17の保護部18によって下方への移動が規制された状態で窓13に固定される。このとき、保護カバー17の保護部18の下面はベース2の下面と面一となっている。
このように、上記形態の集塵カバー1によれば、本体部3に、クリアカバー15の下端を保護する保護カバー17を設けたことで、クリアカバー15が保護カバー17によって保護され、下端がむき出しとならないため、クリアカバー15を被加工材等にぶつけて割れや傷を生じさせるおそれが低減される。
特にここでは、保護カバー17の下面とベース2の下面とが面一となっているので、保護カバー17を設けても被加工材等との間に隙間が生じない。よって、集塵効率の低下を防ぐことができる。
また、保護カバー17は、クリアカバー15を挟んで本体部3の右ハウジング5にネジ止めされる取付片20,20を備えているので、保護カバー17の取り付けと同時にクリアカバー15の固定ができる合理的な構造となる。
また、保護カバー17は、クリアカバー15を挟んで本体部3の右ハウジング5にネジ止めされる取付片20,20を備えているので、保護カバー17の取り付けと同時にクリアカバー15の固定ができる合理的な構造となる。
なお、保護カバーは、一対の取付片を連設して本体部に取り付け可能としているが、取付片でなく、窓に合わせた枠を連設して本体部に取り付けるようにしてもよい。
また、上記形態では保護カバーによってクリアカバーの固定ができるようになっているが、クリアカバーと関係なく単独で本体部に取り付けるようにすることもできる。
さらに、窓の形状は上記形態に限らず、正方形や半円形等であっても差し支えなく、それに応じてクリアカバーの形状も変更されることは当然である。
また、上記形態では保護カバーによってクリアカバーの固定ができるようになっているが、クリアカバーと関係なく単独で本体部に取り付けるようにすることもできる。
さらに、窓の形状は上記形態に限らず、正方形や半円形等であっても差し支えなく、それに応じてクリアカバーの形状も変更されることは当然である。
1・・集塵カバー、2・・ベース、3・・本体部、4・・左ハウジング、5・・右ハウジング、13・・窓、14・・枠部、14a・・凹部、15・・クリアカバー、16・・透孔、17・・保護カバー、18・・保護部、19・・溝、20・・取付片、21・・ネジ穴部、22・・ネジ。
Claims (3)
- ベース上に、電動工具に装着可能な箱状の本体部を設け、前記本体部内に、前記電動工具へ取り付けられる先端工具を収容可能とする一方、前記本体部の下端に切欠き形成した窓に、クリアカバーを取り付けた集塵カバーであって、
前記本体部に、前記クリアカバーの下端を保護する保護部材を設けたことを特徴とする集塵カバー。 - 前記保護部材の下面と前記ベースの下面とが面一となっていることを特徴とする請求項1に記載の集塵カバー。
- 前記保護部材は、前記クリアカバーを挟んで前記本体部にネジ止めされる取付片を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の集塵カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013090567A JP2014213397A (ja) | 2013-04-23 | 2013-04-23 | 集塵カバー |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019136984A (ja) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 株式会社マキタ | 集塵カバー |
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2013
- 2013-04-23 JP JP2013090567A patent/JP2014213397A/ja active Pending
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