JP2014206781A - 太陽光発電システム - Google Patents
太陽光発電システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014206781A JP2014206781A JP2013082339A JP2013082339A JP2014206781A JP 2014206781 A JP2014206781 A JP 2014206781A JP 2013082339 A JP2013082339 A JP 2013082339A JP 2013082339 A JP2013082339 A JP 2013082339A JP 2014206781 A JP2014206781 A JP 2014206781A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power generation
- solar
- solar radiation
- radiation distribution
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
【課題】 電力取り出し効率の悪化を抑制可能な太陽光発電システムを提供する。
【解決手段】 太陽光発電システム1においては、動作点変更装置20(特に日射分布算出装置21)が、太陽電池パネル10の状態を示すパネル状態情報を取得し、その情報に基づいて太陽電池パネル10の発電セル11の動作点を変更する。このため、例えば太陽電池パネル10(及び発電セル11の主面11s)が曲面状である場合等においても、太陽電池パネル10内の日射分布に応じた最大電力点に追従するように発電セル11の動作点を変更することが可能となる。よって、この太陽光発電システム1によれば、電力取り出し効率の悪化を抑制することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】 太陽光発電システム1においては、動作点変更装置20(特に日射分布算出装置21)が、太陽電池パネル10の状態を示すパネル状態情報を取得し、その情報に基づいて太陽電池パネル10の発電セル11の動作点を変更する。このため、例えば太陽電池パネル10(及び発電セル11の主面11s)が曲面状である場合等においても、太陽電池パネル10内の日射分布に応じた最大電力点に追従するように発電セル11の動作点を変更することが可能となる。よって、この太陽光発電システム1によれば、電力取り出し効率の悪化を抑制することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、太陽光発電システムに関する。
一般に、太陽電池の出力特性は、日射量や温度等により刻々と変化する。このため、太陽電池において効率よく発電を行うためには、太陽電池の動作点を、出力電力が最大となる最大電力点に追従させる動作が必要である。太陽電池の動作点を最大電力点に追従させるための方法として、山登り法、焼きなまし法、及び遺伝的アルゴリズム等の従来のアルゴリズムや、全動作点を探索する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。特に、特許文献1に記載の太陽光発電システムにおいては、従来の山登り法に加えて、予め最大電力点を推定して動作点の追従を行うことが記載されている。
ところで、太陽光発電システムを車両等に適用する場合には、車両形状の意匠や空気抵抗対策等の理由から、太陽電池パネルを曲面状に構成する場合がある。そのような場合には、太陽電池パネルの曲面の形状等のパネル状態に応じて太陽電池パネル内に日射量の分布が生じると共に、車両の姿勢の変化に伴ってその日射量の分布が頻繁に変化する。このため、太陽電池パネルの出力特性が複雑となる結果、特許文献1に記載の方法では最大電力点への追従が困難になり、電力取り出し効率が悪化するおそれがある。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、電力取り出し効率の悪化を抑制可能な太陽光発電システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る太陽光発電システムは、太陽光の照射により起電力を生じさせる複数の発電セルを有する太陽電池パネルと、発電セルの動作点を変更する動作点変更装置と、を備え、動作点変更装置は、太陽電池パネルの状態を示すパネル状態情報を取得すると共に、該パネル状態情報に基づいて太陽電池パネルにおける日射量の分布を示す日射分布を算出し、日射分布に基づいて動作点を変更する、ことを特徴とする。
この太陽光発電システムにおいては、動作点変更装置が、太陽電池パネルの状態を示すパネル状態情報を取得し、その情報に基づいて日射分布を算出して太陽電池パネルの発電セルの動作点を変更する。このため、例えば太陽電池パネルが曲面状である場合等においても、その状態に応じて適切に発電セルの動作点を最大電力点に追従するように変更することが可能となる。よって、この太陽光発電システムによれば、電力取り出し効率の悪化を抑制することが可能となる。なお、パネル状態情報は、例えば、太陽電池パネルの各部の方位、傾き、位置、形状、及び太陽電池パネルの取り付け状態等を示す情報を含む。
本発明に係る太陽光発電システムにおいては、動作点変更装置は、パネル状態情報に基づいて日射分布を算出する日射分布算出部と、日射分布算出部が算出した日射分布に基づいて、太陽電池パネルの出力電力が最大となる最大電力点を推定して推定最大電力点を取得する最大電力点推定部とを有し、最大電力点推定部が取得した推定最大電力点に基づいて動作点を変更することができる。このように、太陽電池パネル内における日射分布を算出し、その日射分布に基づいて推定最大電力点を取得すれば、実際の最大電力点に迅速且つ確実に動作点を変更することが可能となる。
本発明に係る太陽光発電システムにおいては、日射分布算出部は、パネル状態情報に基づいて、太陽電池パネルの所定の単位における太陽光の日射情報を取得することにより、日射分布を算出することができる。この場合、太陽電池パネル内における日射分布を確実に算出することができる。
本発明に係る太陽光発電システムは、車両に搭載されているものとすることができる。このように、当該太陽光発電システムを車両に搭載する場合には、上述したように、太陽電池パネルが曲面状に構成される場合があり、電力取り出し効率が悪化し易いので、本発明がより有効となる。
本発明によれば、電力取り出し効率の悪化を抑制可能な太陽光発電システムを提供することが可能となる。
以下、本発明に係る太陽光発電システムの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一の要素同士、或いは相当する要素同士には、互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る太陽光発電システムの構成を示す図である。特に、図1の(a)は、本実施形態に係る太陽光発電システムの概略構成を示す模式図であり、図1の(b)は、図1に示された太陽電池パネルが車両に搭載された様子を示す模式図である。図1に示されるように、太陽光発電システム1は、太陽電池パネル10と動作点変更装置20とを備えている。太陽光発電システム1は、車両Cに搭載されている。
太陽電池パネル10は、複数の発電セル11を有している。発電セル11は、太陽光の入射面となる主面11sを有している。発電セル11は、主面11sへの太陽光の照射により起電力を生じさせる。発電セル11は、例えば、インターコネクタによって互いに直列に接続されている。発電セル11に対しては、必要に応じてバイパスダイオード等を設けてもよい。発電セル11は、例えば、Si単結晶、多結晶、アモルファスSi、GaAs、及び、CIGS(Copper Indium Gallium DiSelenide)等から形成される層を含んで構成される。
太陽電池パネル10は、DCDCコンバータ24を介して負荷40に接続されており、発電セル11で生じた電力は、DCDCコンバータ24を介して負荷40に供給される。このような太陽電池パネル10は、車両Cの上部に取り付けられている。そのため、太陽電池パネル10は、車両Cの上部形状に応じた曲面状を呈しており、それぞれの発電セル11の主面11sも曲面状を呈している。このため、太陽電池パネル10内においては、その曲面の形状等に応じた太陽光の日射量の分布が生じる場合がある。
動作点変更装置20は、発電セル11(太陽電池パネル10)の動作点を変更する。より具体的には、動作点変更装置20は、太陽電池パネル10の状態を示すパネル状態情報を取得すると共に、そのパネル状態情報に基づいて、発電セル11の動作点が太陽電池パネル10の出力電力が最大となる最大電力点となるように(最大電力点に追従するように)変更する。
そのために、動作点変更装置20は、日射分布算出装置(日射分布算出部)21、最大電力点推定装置(最大電力点推定部)22、最大電力点追従装置(最大電力点追従部)23、及び、DCDCコンバータ(動作点変更部)24を有している。日射分布算出装置21、最大電力点推定装置22、及び最大電力点追従装置23は、例えば、CPU、ROM、及びRAM等を含むコンピュータを主体として構成され、以下に述べる各装置の機能は、そのコンピュータにおいて所定のプログラムを実行することによって実現される。
日射分布算出装置21は、太陽電池パネル10のパネル状態情報を取得し、そのパネル状態情報に基づいて、太陽電池パネル10における日射量の分布を示す日射分布を算出する。パネル状態情報は、例えば、太陽電池パネル10(各発電セル11の主面11s)の方位、傾き、位置、及び形状等を含む情報である。パネル状態情報は、車両Cの姿勢(方位、傾き、及び、位置等)や、太陽電池パネル10の取り付け状態等によって変化する。
日射分布算出装置21は、以下のようにパネル状態情報を取得する。すなわち、日射分布算出装置21は、まず、車両Cが基準姿勢であるときの各発電セル11の主面11sの法線ベクトルを算出する。車両Cが基準姿勢であるとは、例えば、図2の(a)に示されるように、車両Cの前後方向が南北方向を示す座標軸A1に略一致しており(ここでは、車両Cの先端が南方向に向いている)、車両Cの車幅方向が東西方向を示す座標軸A2に略一致しており、車両Cの上下方向が天頂方向を示す座標軸A3に略一致している状態とすることができる。なお、座標軸A1〜A3は、直交座標系を構成している。
このように車両Cが基準姿勢であるとき、例えば、i番目の発電セル11の主面11sに着目すると、その法線ベクトルni 0は、図2の(b)に示されるように、南北方向を示す座標軸A1との成す角αi、及び、天頂方向を示す座標軸A3との成す角βiとを用いて、下記式(1)のようにして求めることができる。
一方、図3に示されるように、車両Cの一般の姿勢(ここでは時刻tでの姿勢)は、上述した基準姿勢からの変化として、座標軸A1に沿った回転角度φ、座標軸A2に沿った回転角度θ、及び、座標軸A3に沿った回転角度ψを用いることにより表すことができる。したがって、そのように車両Cが一般の状態である時刻tにおけるi番目の発電セル11の主面11sの法線ベクトルni(t)は、回転ベクトル(回転行列)Rψ及びRθφを用いて、下記式(2)のように表することができる。なお、回転行列Rψ及びRθφは、それぞれ、下記式(3)及び(4)のように表されるものである。
このように法線ベクトルni(t)を求めることにより、i番目の発電セル11の主面11sの曲面の情報(すなわち、部分的なパネル状態情報であり、主面11sの方位、傾き、形状等を含む情報)を得ることができる。同様の手法によって、他の発電セル11の主面11sの法線ベクトル(例えばj番目の法線ベクトルnj(t))を順次求めることにより、全ての発電セル11の主面11sの曲面の情報を得ることができ、結果として、太陽電池パネル10の全体のパネル状態情報を取得することができる。
さらに、図1に示されるように、日射分布算出装置21は、パネル状態情報に基づいて、太陽電池パネル10の所定の単位(ここでは発電セル11)における太陽光の日射情報を取得する(日射量を算出する)。そのために、日射分布算出装置21は、時刻tにおける太陽位置を公知の方向(例えば「長沢工,「日の出・日の入りの計算−天体の出没時刻の求め方」,地人書館(1999)」等参照)により求める。図4に示されるように、太陽Sの方向を示す単位ベクトルhは、太陽高度(座標軸A1と座標軸A2とによって張られる面(例えば地表)との成す角)Ahと、太陽方位(座標軸A1との成す角)Asとを用いて表すことができる。
そして、時刻tにおけるi番目の発電セル11における太陽光の日射量(日射情報)Ii(t)は、上記のように求めた法線ベクトルni(t)と、太陽Sの方向を示す単位ベクトルhとの内積を用いて、下記式(5)のように算出することができる。
ここで、上記式(5)におけるIID(t)は、散乱光入射照度を示しており、例えば下記式(6)により表される。また、上記式(5)におけるIDn(t)は、法線面直達光入射照度を示しており、例えば下記式(7)によって表される(例えば「西川 他,電気学会論文誌 C電子・情報・システム部門誌11(3),p107−112,1991−03」の永田の式等参照)。なお、下記式(6),(7)におけるPは大気透過率であり、mは大気質量である。また、下記式(6),(7)におけるr及びr*は、それぞれ、太陽と地球との距離及びその平均値を示している。
日射分布算出装置21は、同様の手法によって他の発電セル11における太陽光の日射量を順次算出する。これにより、日射分布算出装置21は、太陽電池パネル10の全体の日射量の分布を示す日射分布を算出することができる。日射分布算出装置21は、算出した日射分布を最大電力点推定装置22に出力する。
最大電力点推定装置22は、日射分布算出装置21から日射分布を入力する。最大電力点推定装置22は、入力した日射分布に基づいて、太陽電池パネル10の出力電力が最大となる発電セル11の動作点(最大電力点)を推定する。最大電力点推定装置22における最大電力点の推定について、より具体的に説明する。まず、各発電セル11の等価回路は、例えば図5に示されるように表される。このような発電セル11のうちの例えばi番目の発電セル11における電圧Viと電流Jiとの関係は、下記式(8)のように表される。
上記式(8)において、nはダイオード因子であり、kはボルツマン定数であり、qは電気素量であり、Tは絶対温度である。また、J0は飽和電流であり、Rsは直列抵抗であり、Rshはシャント抵抗を示しており発電セル11の性能から決まる値である。また、f(Vi)はバイパスダイオードの電圧−電流特性を示しており、各バイパスダイオードのデータシートから求めることができる。さらに、Jph_iは光電流であり、日射分布算出装置21による日射量の算出結果を用いて下記式(9)から求めることができる。
上記式(9)において、Jph0は、1000W/m2の日射量の条件下における発電セル11の短絡電流であり、Jrriはi番目の発電セル11における日射量である(すなわち、上述したIiである)。一方、発電セル11同士を直列接続した場合の太陽電池パネル10の全体の電圧Vpanelと電流jpanelとは、下記式(10),(11)を満たすこととなる。
したがって、日射分布算出装置21が算出した発電セル11における日射量(Jrri=Ii)を上記式(9)に代入したうえで上記式(8)〜(11)を解くことにより、太陽電池パネル10の全体としての電圧−電流特性を算出することができ、例えば図6に示されるように出力特性が得られる。そして、図6に示されるように得られた出力特性から、最大電力点の推定値(推定最大電力点)Vmppを推定して取得することができる。
このように、最大電力点推定装置22は、日射分布算出装置21における日射量の算出結果に基づいて(太陽電池パネル10内の日射量の分布に基づいて)、推定最大電力点Vmppを取得する。したがって、最大電力点推定装置22によって得られる推定最大電力点Vmppは、太陽電池パネル10内の日射分布を反映したものとなる。最大電力点推定装置22は、以上のように取得された推定最大電力点Vmppを示す情報を最大電力点追従装置23に出力する。
最大電力点追従装置23は、最大電力点推定装置22によって推定された推定最大電力点Vmppを入力する。最大電力点追従装置23は、例えば、山登り法や増大インダクタンス法等の従来のアルゴリズムを利用して、発電セル11の動作点の最大電力点への追従を行う。その際に、最大電力点推定装置22から入力した推定最大電力点Vmppと、DCDCコンバータ24から入力される太陽電池パネル10の電力データとを利用する。すなわち、最大電力点追従装置23は、最大電力点推定装置22から入力した推定最大電力点Vmppから、実際の最大電力点の探索を開始する。
上述したように、推定最大電力点Vmppは、太陽電池パネル10内の日射分布を反映したものであるため、日射量の分布が生じている場合の実際の最大電力点に近いと考えられる。したがって、最大電力点追従装置23によれば、推定最大電力点Vmppから最大電力点の探索を開始することにより、高い精度で速やかに実際の最大電力点を得ることが可能となる。そして、最大電力点追従装置23は、得られた実際の最大電力点に発電セル11の動作点を追従させるためのスイッチングDuty比をDCDCコンバータ24に出力する。DCDCコンバータ24は、実際に、最大電力点追従装置23から入力したスイッチングDuty比を用いて、発電セル11の動作点を最大電力点に変更する。
以上説明したように、本実施形態に係る太陽光発電システム1においては、動作点変更装置20(特に日射分布算出装置21)が、太陽電池パネル10の状態を示すパネル状態情報を取得し、その情報に基づいて日射分布を算出して太陽電池パネル10の発電セル11の動作点を変更する。このため、例えば太陽電池パネル10(及び発電セル11の主面11s)が曲面状である場合等においても、太陽電池パネル10内の日射分布に応じた最大電力点に追従するように発電セル11の動作点を変更することが可能となる。よって、この太陽光発電システム1によれば、電力取り出し効率の悪化を抑制することが可能となる。
特に、太陽光発電システム1においては、日射分布算出装置21が、日射センサ等を用いることなく、太陽電池パネル10のパネル状態情報や太陽光の日射情報等に基づいて、太陽電池パネル10内の日射分布を算出する。このため、装置の複雑化を避けて低コスト化を実現することができる。
以上の実施形態は、本発明に係る太陽光発電システムの一例を説明したものである。したがって、本発明に係る太陽光発電システムは、上述した太陽光発電システム1に限定されない。本発明に係る太陽光発電システムは、各請求項の要旨を変更しない範囲において、上述した太陽光発電システム1を任意に変形したものとすることができる。
例えば、太陽光発電システム1において、発電セル11の接続の態様は、互いに直列に接続するものに限定されない。発電セル11の接続の態様は、例えば、所定数だけ直列に接続した発電セル11の単位を互いに並列に接続するような態様であってもよい。
また、太陽光発電システム1においては、日射分布算出装置21が、発電セル11ごとに法線ベクトルを求めてパネル状態情報を取得し、また、発電セル11ごとに太陽光の日射情報を取得するものとしたが、日射分布算出装置21は、発電セル11ごとでなく、太陽電池パネル10の所定の単位ごとに法線ベクトルを求めてパネル状態情報を取得し、また、太陽光の日射情報を取得してもよい。
また、太陽光発電システム1においては、日射分布算出装置21は、発電セル11における日射量を算出する方法は、上述したものに限定されない。例えば、日射分布算出装置21は、天候による変動を考慮したり、全天水平日射量から直達光と散乱光とを分離して計算するErbsモデル(例えば「Erbs,D.G.,S.A.Klein,J.A.Duffie,Solar Energy,Vol.28,No.4,pp.293−302(1982)等参照」)等を用いたりすることができる。例えば、1つの日射計を用いることにより、天候の考慮ができ、より精度の高い日射分布を推定することが可能である。
さらに、太陽光発電システム1は、車両等の移動体に搭載されている場合に限定されず、家屋等に設置して使用してもよい。
1…太陽光発電システム、10…太陽電池パネル、11…発電セル、20…動作点変更装置、21…日射分布算出装置(日射分布算出部)、22…最大電力点推定装置(最大電力点推定部)。
Claims (4)
- 太陽光の照射により起電力を生じさせる複数の発電セルを有する太陽電池パネルと、
前記発電セルの動作点を変更する動作点変更装置と、を備え、
前記動作点変更装置は、前記太陽電池パネルの状態を示すパネル状態情報を取得すると共に、該パネル状態情報に基づいて前記太陽電池パネルにおける日射量の分布を示す日射分布を算出し、前記日射分布に基づいて前記動作点を変更する、
ことを特徴とする太陽光発電システム。 - 前記動作点変更装置は、前記パネル状態情報に基づいて前記日射分布を算出する日射分布算出部と、前記日射分布算出部が算出した前記日射分布に基づいて、前記太陽電池パネルの出力電力が最大となる最大電力点を推定して推定最大電力点を取得する最大電力点推定部とを有し、前記最大電力点推定部が取得した前記推定最大電力点に基づいて前記動作点を変更する、ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
- 前記日射分布算出部は、前記パネル状態情報に基づいて、前記太陽電池パネルの所定の単位における太陽光の日射情報を取得することにより、前記日射分布を算出する、ことを特徴とする請求項2に記載の太陽光発電システム。
- 車両に搭載されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の太陽光発電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013082339A JP2014206781A (ja) | 2013-04-10 | 2013-04-10 | 太陽光発電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013082339A JP2014206781A (ja) | 2013-04-10 | 2013-04-10 | 太陽光発電システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014206781A true JP2014206781A (ja) | 2014-10-30 |
Family
ID=52120309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013082339A Pending JP2014206781A (ja) | 2013-04-10 | 2013-04-10 | 太陽光発電システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014206781A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105353821A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-02-24 | 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 | 光伏功率优化器和光伏发电系统 |
WO2018199481A1 (ko) * | 2017-04-24 | 2018-11-01 | 엘지전자(주) | 곡면 태양전지 모듈 |
JP2021083171A (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-27 | 京セラ株式会社 | 制御装置、太陽電池システム及び制御方法 |
CN114475248A (zh) * | 2020-11-13 | 2022-05-13 | 丰田自动车株式会社 | 车辆控制装置、控制方法、非暂时性存储介质和车辆 |
-
2013
- 2013-04-10 JP JP2013082339A patent/JP2014206781A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105353821A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-02-24 | 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 | 光伏功率优化器和光伏发电系统 |
WO2018199481A1 (ko) * | 2017-04-24 | 2018-11-01 | 엘지전자(주) | 곡면 태양전지 모듈 |
JP2021083171A (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-27 | 京セラ株式会社 | 制御装置、太陽電池システム及び制御方法 |
JP7466984B2 (ja) | 2019-11-15 | 2024-04-15 | 京セラ株式会社 | 制御装置、太陽電池システム及び制御方法 |
CN114475248A (zh) * | 2020-11-13 | 2022-05-13 | 丰田自动车株式会社 | 车辆控制装置、控制方法、非暂时性存储介质和车辆 |
DE102021129061A1 (de) | 2020-11-13 | 2022-05-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeugsteuervorrichtung, Steuerverfahren, nichtflüchtiges Speichermedium und Fahrzeug |
US11926233B2 (en) | 2020-11-13 | 2024-03-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control device, control method, non-transitory storage medium, and vehicle |
CN114475248B (zh) * | 2020-11-13 | 2024-05-31 | 丰田自动车株式会社 | 车辆控制装置、控制方法、非暂时性存储介质和车辆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Huang et al. | A performance evaluation model of a high concentration photovoltaic module with a fractional open circuit voltage-based maximum power point tracking algorithm | |
Rodrigo et al. | Models for the electrical characterization of high concentration photovoltaic cells and modules: A review | |
Arshad et al. | Improvement in solar panel efficiency using solar concentration by simple mirrors and by cooling | |
Brihmat et al. | PV cell temperature/PV power output relationships homer methodology calculation | |
Viola et al. | Technical and economical evaluation on the use of reconfiguration systems in some EU countries for PV plants | |
Kesler et al. | The analysis of PV power potential and system installation in Manavgat, Turkey—A case study in winter season | |
JP2014206781A (ja) | 太陽光発電システム | |
Verma et al. | Implementation of perturb and observe method of maximum power point tracking in SIMSCAPE/MATLAB | |
Dorahaki | A survey on maximum power point tracking methods in photovoltaic power systems | |
Kumar et al. | Analysis and performance improvement of solar PV system by solar irradiation tracking | |
Cheknane et al. | Modelling and simulation of InGaP solar cells under solar concentration: Series resistance measurement and prediction | |
Tayagaki et al. | Simulation of diffuse irradiance impact on energy yield of curved photovoltaic modules using climatic datasets | |
Ding et al. | Luminescent solar concentrator-based photovoltaic reconfiguration for hybrid and plug-in electric vehicles | |
del Rosario et al. | Optimization of a small scale dual-axis solar tracking system using Nanowatt technology | |
Yahfdhou et al. | Modeling and optimization of a photovoltaic generator with matlab/simulink | |
Galtieri et al. | Impact of differential power processing on inter-row shading in solar arrays | |
Sharma et al. | A novel and universal model for accurate prediction of PV module characteristics for power optimization under various design layouts and dynamic environmental conditions | |
Hakuta et al. | Evaluation of various photovoltaic power generation systems | |
Başak et al. | Effect of developments on a PV system efficiency | |
Jha et al. | Effect of varying temperature on different PV array configurations under partial shading condition | |
Ding et al. | Algorithm accelerations for luminescent solar concentrator-enhanced reconfigurable onboard photovoltaic system | |
Som et al. | Effect of solar tilt angles on photovoltaic module performance: A behavioral optimization approach | |
Erol et al. | The effect of fan cooling on Photovoltaic Efficiency of PV panels in Osmaniye Environment | |
Alpuerto et al. | Modeling the Electrical Production Potential of Non-Planar Photovoltaic Modules | |
Creanga et al. | Geared linkage driven by linear actuator used for PV platform azimuth orientation |