JP2014204879A - 頭蓋内圧測定装置及び頭蓋内圧測定方法 - Google Patents

頭蓋内圧測定装置及び頭蓋内圧測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被測定者に負担なくリアルタイムに頭蓋内圧を測定することを可能にする頭蓋内圧測定装置及び頭蓋内圧測定方法を提供する。【解決手段】頭蓋内圧測定装置1は、頸動脈波を頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出する頸動脈波センサー10と、外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出する外耳道脈波センサー20と、頸動脈波音圧レベルCSPL及び外耳道脈波音圧レベルERSPLに基づいて、演算部30は、式(1)ないし(4)に基づいて頭蓋内圧ICPを演算する。ICP=α?log(Elastance)+β…(1)式(1)において、Elastance=(ΔP/ΔV)/γ…(2)式(2)において、ΔV=δ?exp(ε?CSPL)…(3)ΔP=ζ?10ERSPL/20…(4)α、β、γ、δ、ε及びζは定数である。【選択図】図1

Description

本発明は、頭蓋内圧測定装置及び頭蓋内圧測定方法に関する。
人間の頭部には、脳をはじめ多くの器官や神経が集中しており、この部位における生体情報を測定することは、健康管理、疾病予防の観点から大変意義深い。特に頭蓋内圧(ICP、または頭蓋内圧ともいう)は、生体恒常性によって常に一定に保たれており、頭蓋内圧が亢進、または低下してしまうと、場合によって生命に関わる重篤な疾病を引き起こすことが知られている。また、頭蓋内圧は、脳損傷、脳卒中、頭蓋内出血等の治療や診断を行う際の指標として使用されている。このため、頭蓋内圧測定方法の確立は、特に重要な意義が見出されている。
従来の頭蓋内圧測定方法としては、頭蓋骨の直下に圧電センサーを入れる方法(特許文献1、非特許文献1、2)と、側脳室に直接チューブを差し込んでそこから立ち上がる水柱の圧を測る方法(特許文献2、非特許文献3)が一般的に知られている。しかし、上記の手法はいずれも、頭蓋骨に穿孔し、内部にセンサーやチューブを設置する必要があり、被測定者の侵襲性が高く、また、測定中には絶対安静を要するものであった。また、頭蓋内圧は、一度の瞬間値のみによって測定、評価することが困難で、ある程度の時間をかけて連続値を測定することが一般的である。そうした際に、被測定者に菌の感染が起こる危険性があるため、これに対する対策についても考慮する必要があった。このため、被測定者の負担の少ない、即ち侵襲性の低い頭蓋内圧の測定技術が数多く研究されてきた。
これまで報告されてきた頭蓋内圧測定方法として、例えば、被測定者の頭蓋骨内に造影剤を注入し、NMR測定によって測定する技術について報告がある(特許文献3)。また、被測定者の頭蓋骨内に造影剤を注入し、その部位に微細な泡を発生させ、その低周波応答を取得し、共振周波数を解析する技術について報告がある(特許文献4)。また、被測定者の眼球に赤外線をあて、反射光のFT−IR分析を行うことで、頭蓋内圧測定を行う技術について報告がある(特許文献5〜7)。更に、脳周辺の部位から、生体情報を非侵襲的に検出する技術として、外耳道内脈波を測定する技術について報告がある(特許文献8〜15)。また、動脈血圧と中大脳動脈の血流について音響データを測定し、それらの非線形相関を取ることで頭蓋内圧の算出を行う報告がある(特許文献16)。また、医学的な動物実験では、猫の外耳道圧波、動脈圧波、頭蓋内圧波の同時記録から、血圧上昇時には外耳道圧の振幅が増大し、頭蓋内圧上昇時には動脈圧波から外耳道圧波への伝播時間が短くなること(非特許文献4)、犬の(外耳道内圧波の主成分である)動脈圧波と頭蓋内圧波の測定から、伝達関数上にノッチが現れ、それが脳内圧(脳脊髄液圧)変化の影響を受けていることが分かっている(非特許文献5)。
特表2008−539811号公報 特開平5−300880号公報 特開2001−346767号公報 特開2006−230504号公報 特表2002−513310号公報 特開2007−301215号公報 特表2008−543352号公報 特開平8−84704号公報 特開2000−121467号公報 特表2004−528104号公報 特開2006−102163号公報 特表2006−505300号公報 特開2008−237847号公報 特開2010−17317号公報 特開2010−187928号公報 特表2006−526487号公報
Neurosurgery. 2003 Mar;52(3):619-23; discussion 623. Korean J Cerebrovasc Dis. 2002 Mar;4(1):52-57. Korean. Neurologia medico-chirurgica 29(6), 484-489, 1989-06-15 慶応医学, Vol.72(6), pp.497-509, 1995. J. Neurosurg Pediatrics, Vol.2, pp.83-94, 2008.
しかし、頭蓋内圧の測定は、救急医療の現場において使用される可能性がある。この場合は、装置が簡素であり、かつ非侵襲である必要がある。しかし、特許文献3〜4は、頭蓋骨に薬剤注入用の穿孔をする必要があり、手術を要し侵襲製がある点、及び、感染症の危険性が残る点で課題があった。また、人に関する生体情報をセンサーによって測定する場合には、単純な物理情報や化学情報だけでなく、一つの物理量で記述できない複合量である場合や、数値で表せない状態であることが知られている。このため、被測定者から正確に情報を得るためには、得られたデータの詳細な解析を要する。しかし、特許文献5〜15には、こうした開示がなく、正確なデータを得られるか不明なままであるという課題があった。また、開示された測定方法では、定性的なデータしか得ることができず、被測定者の定量的な数値を得ることができないという課題があった。また、データの取得に磁気や音波の刺激を与える必要があり、こうした機器が被測定者周辺に設置する必要があるため、被測定者の姿勢変化に伴うリアルタイムの頭蓋内圧データを動的に取得する事が困難であるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。本発明によれば、非侵襲的であり、かつ簡便な装置を用いることによって、被測定者に負担なくリアルタイムに頭蓋内圧を測定することを可能にする頭蓋内圧測定装置及び頭蓋内圧測定方法を提供することができる。
[適用例1]
本適用例に係る頭蓋内圧測定装置は、頸動脈波を頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出する頸動脈波センサーと、外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出する外耳道脈波センサーと、前記頸動脈波音圧レベルCSPL及び前記外耳道脈波音圧レベルERSPLに基づいて、頭蓋内圧ICPを演算する演算部と、を含み、前記演算部は、下記の式(1)ないし(4)に基づいて前記頭蓋内圧ICPを演算する、頭蓋内圧測定装置である。
ICP=α×log(Elastance)+β …(1)
式(1)において、
Elastance=(ΔP/ΔV)/γ …(2)
式(2)において、
ΔV=δ×exp(ε×CSPL) …(3)
ΔP=ζ×10ERSPL/20 …(4)
式(1)ないし(4)において、α、β、γ、δ、ε及びζは定数である。
本適用例によれば、非侵襲的であり、かつ簡便な装置で測定できる頸動脈波音圧レベルCSPLと外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとに基づいて頭蓋内圧ICPを測定できるので、被測定者に負担なくリアルタイムに頭蓋内圧ICPを測定することを可能にする頭蓋内圧測定装置を実現できる。
[適用例2]
上述の頭蓋内圧測定装置において、前記頸動脈波センサーは、側面の少なくとも一部が蛇腹構造である密閉容器と、前記密閉容器内の音圧レベルを前記頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出するマイクロフォンと、を含むことが好ましい。
これによって、頸動脈波音圧レベルCSPLを精度よく検出できる。したがって、頭蓋内圧ICPを精度よく測定できる頭蓋内圧測定装置を実現できる。
[適用例3]
上述の頭蓋内圧測定装置において、前記外耳道脈波センサーは、外耳道を密閉して密閉空間を形成する密閉部と、前記密閉空間内の音圧レベルを前記外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出するマイクロフォンと、を含むことが好ましい。
これによって、外耳道脈波音圧レベルERSPLを精度よく検出できる。したがって、頭蓋内圧ICPを精度よく測定できる頭蓋内圧測定装置を実現できる。
[適用例4]
上述の頭蓋内圧測定装置において、前記演算部による演算結果に関する情報を表示する表示部をさらに含むことが好ましい。
これによって、演算結果に関する情報(頭蓋内圧ICP、頭蓋内圧ICPが正常に測定できているか否かの判定結果など)を使用者に知らせることができる。
[適用例5]
上述の頭蓋内圧測定装置において、前記演算部による演算結果に関する情報を通信出力する通信部をさらに含むことが好ましい。
これによって、演算結果に関する情報(頭蓋内圧ICP、頭蓋内圧ICPが正常に測定できているか否かの判定結果など)を、通信回線を介して使用者に知らせることができる。
[適用例6]
上述の頭蓋内圧測定装置において、前記演算部による演算結果に関する情報を音声出力する音声出力部をさらに含むことが好ましい。
これによって、演算結果に関する情報((頭蓋内圧ICP、頭蓋内圧ICPが正常に測定できているか否かの判定結果など)を使用者に知らせることができる。
[適用例7]
本適用例に係る頭蓋内圧測定方法は、頸動脈波を頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出する頸動脈波検出工程と、外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出する外耳道脈波検出工程と、前記頸動脈波音圧レベルCSPL及び前記外耳道脈波音圧レベ
ルERSPLに基づいて、頭蓋内圧ICPを演算する演算工程と、を含み、前記演算工程において、下記の式(1)ないし(4)に基づいて前記頭蓋内圧ICPを演算する、頭蓋内圧測定方法である。
ICP=α×log(Elastance)+β …(1)
式(1)において、
Elastance=(ΔP/ΔV)/γ …(2)
式(2)において、
ΔV=δ×exp(ε×CSPL) …(3)
ΔP=ζ×10ERSPL/20 …(4)
式(1)ないし(4)において、α、β、γ、δ、ε及びζは定数である。
本適用例によれば、非侵襲的であり、かつ簡便な装置で測定できる頸動脈波音圧レベルCSPLと外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとに基づいて頭蓋内圧を測定できるので、被測定者に負担なくリアルタイムに頭蓋内圧を測定することを可能にする、頭蓋内圧測定方法を実現できる。
本実施形態に係る頭蓋内圧測定装置1の構成例を示す機能ブロック図である。 頸動脈波センサー10の構成例を示す図である。 外耳道脈波センサー20の構成例を示す図である。 本実施形態に係る頭蓋内圧測定方法を説明するためのフローチャートである。 、頸動脈波音圧レベルCSPLと累積発生確率pとの関係を表すグラフである。 頸動脈波音圧レベルCSPLと頭蓋内体積変化ΔVとの関係を表すグラフである。 エラスタンスElastanceの実測値とロジットLogitとの関係を表すグラフである。 エラスタンスElastanceと頭蓋内圧ICPとの関係を表すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.頭蓋内圧測定装置
図1は、本実施形態に係る頭蓋内圧測定装置1の構成例を示す機能ブロック図である。
本実施形態に係る頭蓋内圧測定装置1は、頸動脈波を頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出する頸動脈波センサー10と、外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出する外耳道脈波センサー20と、頸動脈波音圧レベルCSPL及び外耳道脈波音圧レベルERSPLに基づいて、頭蓋内圧ICPを演算する演算部30と、を含んで構成されている。また、図1に示される例では、頭蓋内圧測定装置1は、A/Dコンバーター70を含んで構成されている。
頸動脈波センサー10は、頸動脈波を頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出する。頸動脈波センサー10が検出した頸動脈波音圧レベルCSPLは、A/Dコンバーター70
を介して演算部30に入力される。
図2は、頸動脈波センサー10の構成例を示す図である。図2に示される頸動脈波センサー10は、側面の少なくとも一部が蛇腹構造である密閉容器11と、密閉容器11内の音圧レベルを頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出するマイクロフォン12と、を含んで構成されている。また、図2に示される例では、頸動脈波センサー10は、固定帯13を含んで構成されている。
密閉容器11は、外部圧力がかかっていないときには一定の容積を保持し、外部圧力の変化が容器の形状の一定方向の変化になる形状が好ましい。図2に示される例では、密閉容器11は、小径部111、大径部112及び上面部113を有している。小径部111は、略円筒状に構成され、底面が開口している。小径部111の底面の開口は、マイクロフォン12で塞がれる。大径部112は、小径部111よりも大きな外径の略円筒状に構成され、小径部111と連続して設けられている。大径部112の側面の一部は、蛇腹状に構成された蛇腹部1121で構成されている。大径部112の上面は、上面部113で塞がれている。上面部113は、略円形に構成されている。頸動脈波を検出する際には、上面部113は、頸動脈付近の頸部に接するように取付けられる。本実施形態においては、密閉容器11はポリエチレン製の容器であり、肉厚は約0.2mm、上面部113の直径は約11mmである。
マイクロフォン12は、音圧を取得するための音孔121を有している。音孔121の先端が密閉容器11の内部になるように、密閉容器11とマイクロフォン12とは結合される。マイクロフォン12としては、例えば、コンデンサーエレクトレットマイクロフォンを採用してもよい。
固定帯13は、頸動脈波センサー10を頸部に固定するための帯である。固定帯13は、伸縮性を有することが好ましい。
図1に戻り、外耳道脈波センサー20は、外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出する。外耳道脈波センサー20が検出した外耳道脈波音圧レベルERSPLは、A/Dコンバーター70を介して演算部30に入力される。
図3は、外耳道脈波センサー20の構成例を示す図である。図3に示される外耳道脈波センサー20は、外耳道を密閉して密閉空間を形成する密閉部21と、密閉空間内の音圧レベルを外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出するマイクロフォン22と、を含んで構成されている。
密閉部21は、外耳道を密閉する。密閉部21は、略半球状に構成され、マイクロフォン22が有する音孔221と連通する音孔211が設けられている。密閉性を高めるために、密閉部21にはワセリンが塗布されてもよい。外耳道脈波を検出する際には、音孔211は、外耳道と連通するように取付けられる。
マイクロフォン22は、音圧を取得するための音孔221を有している。音孔221の先端が密閉部21の音孔211と連通するように、密閉部21とマイクロフォン22とは結合される。マイクロフォン22としては、例えば、コンデンサーエレクトレットマイクロフォンを採用してもよい。
図1に戻り、演算部30は、頸動脈波センサー10で検出された頸動脈波音圧レベルCSPL及び外耳道脈波センサー20で検出された外耳道脈波音圧レベルERSPLに基づいて、頭蓋内圧ICPを演算する。頭蓋内圧ICPの演算方法の詳細については、「2.
頭蓋内圧測定方法」の項で後述される。
本実施形態に係る頭蓋内圧測定装置1によれば、非侵襲的であり、かつ簡便な装置で測定できる頸動脈波音圧レベルCSPLと外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとに基づいて頭蓋内圧ICPを測定できるので、被測定者に負担なくリアルタイムに頭蓋内圧ICPを測定することを可能にする頭蓋内圧測定装置1を実現できる。
また、図2に示される頸動脈波センサー10を用いることによって、頸動脈波音圧レベルCSPLを精度よく検出できる。したがって、頭蓋内圧ICPを精度よく測定できる頭蓋内圧測定装置1を実現できる。
また、図3に示される外耳道脈波センサー20を用いることによって、外耳道脈波音圧レベルERSPLを精度よく検出できる。したがって、頭蓋内圧ICPを精度よく測定できる頭蓋内圧測定装置1を実現できる。
図1に戻り、頭蓋内圧測定装置1は、演算部30による演算結果に関する情報を表示する表示部40をさらに含んで構成されていてもよい。これによって、演算結果に関する情報(頭蓋内圧ICP、頭蓋内圧ICPが正常に測定できているか否かの判定結果など)を使用者に知らせることができる。表示部40としては、例えば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、電気泳動ディスプレイなど、種々の公知の表示装置を採用できる。
頭蓋内圧測定装置1は、演算部30による演算結果に関する情報を通信出力する通信部50をさらに含んで構成されていてもよい。これによって、演算結果に関する情報(頭蓋内圧ICP、頭蓋内圧ICPが正常に測定できているか否かの判定結果など)を、通信回線を介して使用者に知らせることができる。通信回線としては、有線無線を問わず種々の公知の通信回線を採用できる。
頭蓋内圧測定装置1は、演算部30による演算結果に関する情報を音声出力する音声出力部60をさらに含んで構成されていてもよい。これによって、演算結果に関する情報(頭蓋内圧ICP、頭蓋内圧ICPが正常に測定できているか否かの判定結果など)を使用者に知らせることができる。音声出力部60は、スピーカーを含んで構成されていてもよい。
2.頭蓋内圧測定方法
図4は、本実施形態に係る頭蓋内圧測定方法を説明するためのフローチャートである。本実施形態に係る頭蓋内圧測定方法は、上述の頭蓋内圧測定装置1を用いて行われる。
本実施形態に係る頭蓋内圧測定方法は、頸動脈波を頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出する頸動脈波検出工程(ステップS100)と、外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出する外耳道脈波検出工程(ステップS102)と、頸動脈波音圧レベルCSPL及び外耳道脈波音圧レベルERSPLに基づいて、頭蓋内圧ICPを演算する演算工程(ステップS104)と、を含んでいる。
頸動脈波検出工程(ステップS100)においては、頸動脈波センサー10が頸動脈波を頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出する。
外耳道脈波検出工程(ステップS102)においては、外耳道脈波センサー20が外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出する。
なお、図4においては頸動脈波検出工程(ステップS100)を行った後に外耳道脈波
検出工程(ステップS102)を行う例について示されているが、頸動脈波検出工程(ステップS100)と外耳道脈波検出工程(ステップS102)とは並行して行うことが好ましい。
演算工程(ステップS104)においては、演算部30が頸動脈波音圧レベルCSPL及び外耳道脈波音圧レベルERSPLに基づいて、頭蓋内圧ICPを演算する。
演算工程(ステップS104)において、演算部30は、下記の式(1)ないし(4)に基づいて頭蓋内圧ICPを演算する。
ICP=α×log(Elastance)+β …(1)
式(1)において、
Elastance=(ΔP/ΔV)/γ …(2)
式(2)において、
ΔV=δ×exp(ε×CSPL) …(3)
ΔP=ζ×10ERSPL/20 …(4)
式(1)ないし(4)において、α、β、γ、δ、ε及びζは定数である。
3.数式の根拠
以下においては、上述の式(1)ないし(4)の根拠と定数α、β、γ、δ、ε及びζの設定方法について説明する。
3−1.頸動脈波音圧レベルCSPLと累積発生確率pとの関係
ロジスティックモデルにおいて、頸動脈波音圧レベルCSPL[dB]の累積発生確率pは、以下の式(5)で表される。
p=1/(1+exp(−(CSPL−M)/S)) …(5)
式(5)において、Mは中央値(累積発生確率pが0.5となる値)であり、Sは広がりパラメータ(累積発生確率pが0.27から0.5まで、あるいは0.5から0.73までとなる幅)である。
図5は、頸動脈波音圧レベルCSPLと累積発生確率pとの関係を表すグラフである。横軸は頸動脈波音圧レベルCSPL[dB]、縦軸は累積発生確率pを表す。また、実測値を黒点で表し、上述の式(5)に基づくロジスティック曲線を灰色線で表す。
図5に示される実測値は、49名の健常者における頸動脈波音圧レベルCSPLの実測値(データ数2111個)である。図5に示される実測値に基づいて、式(5)における中央値M=128.892[dB]、広がりパラメータS=1.808[dB]とした。これによって、実測値に対するロジスティック曲線の当てはまり度を表す決定係数R(相関係数の二乗)は0.9545となり、高い相関を示した。
3−2.頭蓋内体積変化ΔVと累積発生確率pとの関係
ロジスティックモデルにおいて、頭蓋内体積変化ΔVと累積発生確率pとの関係は以下の式(6)で表される。
log(p/(1−p))=a+b×log(ΔV) …(6)
式(6)において、a及びbは定数である。
文献「From Cerebrospinal Fluid Pulsation to Noninvasive Intracranial Compliance and Pressure Measured by MRI Flow Studies」(Noam Alperin et al.;Current
Medical Imaging Reviews, 2006, 2, p117-129)によれば、寝た姿勢における頭蓋内体積変化ΔVの平均値は0.55[ml]であり、標準偏差は0.12[ml]である。頭蓋内体積変化ΔVが正規分布であるものと仮定すると、頭蓋内体積変化ΔV=0.55−0.21=0.43[ml]での累積発生確率p=0.1586であり、頭蓋内体積変化ΔV=0.55+0.21=0.67[ml]での累積発生確率p=0.8413である。これらの関係から式(6)の定数a及びbを求めると、a=4.55359、b=7.61678となる。
3−3.頸動脈波音圧レベルCSPLと頭蓋内体積変化ΔVとの関係
式(5)及び式(6)から、頸動脈波音圧レベルCSPLと頭蓋内体積変化ΔVとの関係を指数近似回帰すると、以下の式(3a)となる。
ΔV=0.0000461×exp(0.0726×CSPL) …(3a)
上述の式(3)と対比すると、δ=0.0000461、ε=0.0726となる。
図6は、頸動脈波音圧レベルCSPLと頭蓋内体積変化ΔVとの関係を表すグラフである。横軸は頸動脈波音圧レベルCSPL[dB]、縦軸は頭蓋内体積変化ΔV[ml]を表す。図6に示されるように、頸動脈波音圧レベルCSPLから頭蓋内体積変化ΔVを推定できることが確認できた。
3−4.外耳道脈波音圧レベルERSPLと頭蓋内圧変化ΔPとの関係
文献「Inner ear pressure changes following square wave intracranial or ear canal pressure manipulation in the same guinea pig.」(Thalen et al.:Eur Arch Otorhinolaryngol. 2002 Apr;259(4):174-9.)によれば、豚を用いた実験によって、頭蓋内圧変化ΔPは外耳道内に伝搬することが分かっている。
外耳道脈波音圧レベルERSPL[dB]と頭蓋内圧変化ΔP[Pa]との関係は以下の式(4a)で表される。
ΔP=2.828427×0.00002×10ERSPL/20 …(4a)
上述の式(4)と対比すると、ζ=2.828427×0.00002となる。ここで、2.828427は外耳道脈波音を正弦波と仮定した場合の実効値を振幅の2倍(peak
to peakの高さ)に変換するための係数であり、0.00002はヒトの最小可聴音圧レベルである20[μPa]と0[dB]との対応をとるための係数である。
3−5.エラスタンスElastanceと頭蓋内体積変化ΔV及び頭蓋内圧変化ΔPとの関係
頭蓋内の等価的なバネ定数、すなわち、エラスタンスElastance[cmHO/ml]は、頭蓋内体積変化ΔV[ml]及び頭蓋内圧変化ΔP[Pa]を用いて、以下の式(2a)で定義される。
Elastance=(ΔP/ΔV)/98.06806 …(2a)
上述の式(2)と対比すると、γ=98.06806となる。ここで、98.06806は、エラスタンスElastanceの単位を[cmHO/ml]に変換するための係数である。
3−6.エラスタンスElastanceの実測値とロジスティックモデル
図7は、エラスタンスElastanceの実測値とロジットLogitとの関係を表すグラフである。横軸はエラスタンスElastance[cmHO/ml]、縦軸はロジットLogit(対数オッズ)を表す。ロジットLogitは、エラスタンスElastanceの累積発生確率pを用いて、以下の式(7)で定義される。
Logit=log(p/(1−p)) …(7)
図7に示される実測値は、49名の健常者における、頸動脈波音圧レベルCSPLの実測値及び外耳道脈波音圧レベルERSPLの実測値と式(2a)から求めたエラスタンスElastanceの実測値(データ数2111個)である。図7に示される実測値に基づいて、エラスタンスElastanceのロジスティックモデルは以下の式(8)及び式(9)で表される。決定係数Rは0.9686となり、高い相関を示した。
log(p/(1−p))=3.4408×log(Elastance)+3.9866 …(8)
p=1/(1+exp(−(log(Elastance)−1.1586)/0.291)) …(9)
3−7.エラスタンスElastanceと頭蓋内圧ICPとの関係
健常者における寝ている状態(側臥位)での頭蓋内圧ICPの平均値は、12.6[cmHO]であると知られている。また、健常者における寝ている状態(側臥位)での頭蓋内圧ICPの範囲は7〜18[cmHO]であることが知られている。当該範囲内に頭蓋内圧ICPの測定データの99.8%が含まれるためには、標準偏差を1.8[cmHO]とすればよい。したがって、頭蓋内圧ICPの平均値を12.6[cmHO]、標準偏差を1.8[cmHO]と仮定した。この場合における頭蓋内圧ICPのロジスティックモデルは、頭蓋内圧ICPの累積発生確率pを用いて以下の式(10)及び式(11)で表される。
p=1/(1+exp(−(ICP−12.59978)/1.07876)) …(10)
log(p/(1−p))=−11.68+0.927×ICP …(11)
したがって、式(8)及び式(11)から、エラスタンスElastanceと頭蓋内圧ICPとの関係は、以下の式(1a)で表される。
ICP=3.7851×log(Elastance)+16.982 …(1a)
上述の式(1)と対比すると、α=3.7851、β=16.982となる。
図8は、エラスタンスElastanceと頭蓋内圧ICPとの関係を表すグラフである。横軸はエラスタンスElastance[cmHO/ml]、縦軸は頭蓋内圧ICP[cmHO]を表す。図8に示されるように、エラスタンスElastanceから頭蓋内圧ICPを推定できることが確認できた。
3−8.まとめ
以上の検討及び実験結果から、本実施形態においては、以下の式(1a)ないし式(4a)に基づいて頭蓋内圧ICPを演算して求める。
ICP=3.7851×log(Elastance)+16.982 …(1a)
式(1a)において、
Elastance=(ΔP/ΔV)/98.06806 …(2a)
式(2a)において、
ΔV=0.0000461×exp(0.0726×CSPL) …(3a)
ΔP=2.828427×0.00002×10ERSPL/20 …(4a)
以上、本実施形態あるいは変形例について説明したが、本発明はこれら本実施形態あるいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…頭蓋内圧測定装置、10…頸動脈波センサー、11…密閉容器、12…マイクロフォン、13…固定帯、20…外耳道脈波センサー、21…密閉部、22…マイクロフォン、30…演算部、40…表示部、50…通信部、60…音声出力部、70…A/Dコンバーター、111…小径部、112…大径部、113…上面部、121…音孔、211…音孔、221…音孔、1121…蛇腹部

Claims (7)

  1. 頸動脈波を頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出する頸動脈波センサーと、
    外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出する外耳道脈波センサーと、
    前記頸動脈波音圧レベルCSPL及び前記外耳道脈波音圧レベルERSPLに基づいて、頭蓋内圧ICPを演算する演算部と、
    を含み、
    前記演算部は、下記の式(1)ないし(4)に基づいて前記頭蓋内圧ICPを演算する、頭蓋内圧測定装置。
    ICP=α×log(Elastance)+β …(1)
    式(1)において、
    Elastance=(ΔP/ΔV)/γ …(2)
    式(2)において、
    ΔV=δ×exp(ε×CSPL) …(3)
    ΔP=ζ×10ERSPL/20 …(4)
    式(1)ないし(4)において、α、β、γ、δ、ε及びζは定数である。
  2. 請求項1に記載の頭蓋内圧測定装置において、
    前記頸動脈波センサーは、
    側面の少なくとも一部が蛇腹構造である密閉容器と、
    前記密閉容器内の音圧レベルを前記頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出するマイクロフォンと、
    を含む、頭蓋内圧測定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の頭蓋内圧測定装置において、
    前記外耳道脈波センサーは、
    外耳道を密閉して密閉空間を形成する密閉部と、
    前記密閉空間内の音圧レベルを前記外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出するマイクロフォンと、
    を含む、頭蓋内圧測定装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の頭蓋内圧測定装置において、
    前記演算部による演算結果に関する情報を表示する表示部をさらに含む、頭蓋内圧測定装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の頭蓋内圧測定装置において、
    前記演算部による演算結果に関する情報を通信出力する通信部をさらに含む、頭蓋内圧測定装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の頭蓋内圧測定装置において、
    前記演算部による演算結果に関する情報を音声出力する音声出力部をさらに含む、頭蓋内圧測定装置。
  7. 頸動脈波を頸動脈波音圧レベルCSPLとして検出する頸動脈波検出工程と、
    外耳道脈波を外耳道脈波音圧レベルERSPLとして検出する外耳道脈波検出工程と、
    前記頸動脈波音圧レベルCSPL及び前記外耳道脈波音圧レベルERSPLに基づいて、頭蓋内圧ICPを演算する演算工程と、
    を含み、
    前記演算工程において、下記の式(1)ないし(4)に基づいて前記頭蓋内圧ICPを演算する、頭蓋内圧測定方法。
    ICP=α×log(Elastance)+β …(1)
    式(1)において、
    Elastance=(ΔP/ΔV)/γ …(2)
    式(2)において、
    ΔV=δ×exp(ε×CSPL) …(3)
    ΔP=ζ×10ERSPL/20 …(4)
    式(1)ないし(4)において、α、β、γ、δ、ε及びζは定数である。
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