JP2014203541A - 静電容量式スイッチ - Google Patents

静電容量式スイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP2014203541A
JP2014203541A JP2013076202A JP2013076202A JP2014203541A JP 2014203541 A JP2014203541 A JP 2014203541A JP 2013076202 A JP2013076202 A JP 2013076202A JP 2013076202 A JP2013076202 A JP 2013076202A JP 2014203541 A JP2014203541 A JP 2014203541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric constant
electrode plate
high dielectric
plate
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013076202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6044423B2 (ja
Inventor
加藤 淳
Atsushi Kato
淳 加藤
義英 佐橋
Yoshihide Sahashi
義英 佐橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013076202A priority Critical patent/JP6044423B2/ja
Priority to CN201480019807.8A priority patent/CN105074863B/zh
Priority to PCT/JP2014/001488 priority patent/WO2014162668A1/ja
Priority to US14/780,991 priority patent/US9608629B2/en
Publication of JP2014203541A publication Critical patent/JP2014203541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6044423B2 publication Critical patent/JP6044423B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

【課題】静電容量式スイッチの感度向上と誤作動抑制を図る。
【解決手段】静電容量式スイッチは、ユーザの指先F(操作体)により接触操作される操作面11a、11bを形成する操作プレート10と、操作プレート10に対して操作面11a、11bの反対側に配置される電極板20と、を備える。さらに静電容量式スイッチは、指先Fと電極板20との間で生じる静電容量の変化に応じてオンオフ作動する。そして、操作プレート10は、板状の基板13と、その基板13の表面に配置されて操作面11a、11bを形成する、基板13に比べて誘電率の高い高誘電率材14と、を備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作体(例えばユーザの指先)で接触操作することにより生じる静電容量変化に応じてオンオフ作動する、静電容量式スイッチに関する。
特許文献1には、ユーザの指先により接触操作される操作面を形成する操作プレートと、操作プレートの裏側に配置される電極板とを備えた静電容量式スイッチが開示されている。この静電容量式スイッチは、電極板と指先との間で生じる静電容量の変化に応じてオンオフ作動するものである。
特開2008−305766号公報
この種の静電容量式スイッチでは、電極板を操作面に近づけて配置すれば、操作面に指先を接触させている時の静電容量と非接触時の静電容量との違いが大きくなる。そのため、指先を僅かに接触させるだけでもスイッチがオン作動するようにスイッチ感度を向上させることができる。しかしながら、操作面に近づけて電極板を配置しなければならない、といった配置レイアウトの制約が生じるので、このような制約を軽減しつつ感度を向上させることが望まれている。
また、上述の如く電極板を操作面に近づけて感度を向上させようとすると、操作プレートのうち操作面の近傍部分に指が触れるだけでオン作動するといった、誤作動の懸念が生じる。特に、操作プレートに複数の操作面が密集して配置されている場合には、所望の操作面に指先を接触させた場合に、その隣の操作面に対向する電極板についても静電容量変化が大きく生じてしまい、誤ってオン作動することが懸念される。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、感度の向上と誤作動の抑制を図った静電容量式スイッチを提供することにある。
開示されたひとつの発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示された発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成する発明は以下の点を特徴とする。すなわち、操作体(F)により接触操作される操作面(11a、11b)を形成する操作プレート(10)と、操作プレートに対して操作面の反対側に配置される電極板(20)と、を備え、操作体と電極板との間で生じる静電容量の変化に応じてオンオフ作動する静電容量式スイッチであることを前提とする。そして、操作プレートは、板状の基板(13)と、基板の表面に配置されて操作面を形成する、基板に比べて誘電率の高い高誘電率材(14、141、142)と、を備えて構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、電極板のうち操作面の反対側(電極板の裏面)から出る電気力線が、高誘電率材に引き寄せられ、操作面に向けて誘導されるようになる。よって、操作面を貫く電気力線が増大するので、感度の向上を図ることができる。
また、以下に詳述する理由により、本発明によれば誤作動の抑制を図ることもできる。すなわち、例えば図3に示すように、本発明に反して高誘電率材を配置しない場合であっても、電極板20の裏面20rから出る電気力線の一部は、空気よりも誘電率の高い操作プレート10に引き寄せられて表面20f側に誘導される。しかしながら、このように裏面20rから表側に誘導される電気力線は、操作面11aに比べて大きな範囲に広がる。つまり、電気力線の操作面への指向性が弱い。そのため、操作面に操作体を接触させていなくても、その近傍部分に操作体を接触させただけで、電極板による静電容量が大きく変化することとなり、誤作動の懸念が生じる。
これに対し本発明によれば、電極板20の裏面20rから出る電気力線は、例えば図4に示すように、高誘電率材14に引き寄せられて表面20f側に誘導される。そのため、電気力線が操作面11aへ向かう指向性が強くなるので、上述した誤作動の懸念を抑制できる。また、このように指向性が強くなるので、操作面11aへの接触に対する感度も向上する。
本発明の第1実施形態に係る静電容量式スイッチの全体図であって、図2のI−I断面図。 図1のII矢視図。 本発明とは異なり高誘電率材を配置しない場合の比較例を示す図。 第1実施形態の構造において、電極板から出る電気力線の分布を示す図。 本発明の第2実施形態において、電極板を裏面側から見た平面図。 本発明の第3実施形態に係る静電容量式スイッチの断面図。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。
(第1実施形態)
図1に示す操作プレート10は、板状の基板13および高誘電率材14を備えて構成されている。基板13は、透光性を有する樹脂で形成された板形状である。操作プレート10を形成する樹脂材料の具体例としては、PC(ポリカーボネート)、アクリル、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)等が挙げられる。基板13の表面、つまり基板13のうちユーザ側の面は、ユーザに視認される意匠面11である。
高誘電率材14は、基板13の操作面側の面(意匠面11)のうちの特定範囲に塗布(ポッティング)されており、平坦形状の意匠面11からユーザの側に盛り上がっている。高誘電率材14は、基板13に比べて誘電率の高い、透光性を有した材料で形成されている。具体的には、樹脂よりも高誘電率の物質(例えばガラスフィラー、カーボンフィラー等)を樹脂(例えばポリカーボネート、アクリル、ABS等)に混入させて高誘電率材14を形成する。
高誘電率材14の表面は、操作面11a、11bとして機能する。操作面11a、11bは、ユーザの指先F(操作体)で接触操作されるものである。操作面11a、11bには、操作対象を表した文字や記号等が印刷されている。なお、操作対象を表した文字や記号等は、意匠面11のうち高誘電率材14が配置されて部分に印刷されている。
意匠面11には、3つ以上の操作面が限られた範囲に密集して配置されているが、図1では2つの操作面11a、11bを図示している。なお、図1の例では、2つの操作面11a、11bが並ぶ方向(図1の左右方向)において、2つの操作面11a、11bの間隔は、操作面11a、11bの長さよりも小さい。
操作プレート10に対して意匠面11の反対側には、電極板20が配置されている。電極板20は、透光性を有する樹脂で形成されたシート形状である。電極板20を形成する樹脂材料の具体例としては、ITO(インジウム錫酸化物)やPEDOT−PSS(ポリエチレンジオキシチオフェン−ポリスチレンスルホン酸)等の導電性高分子が挙げられる。電極板20の形状および大きさは、操作面11a、11bと同一である。
電極板20は、フィルム材21の裏面、つまりフィルム材21のうち操作プレート10に対して反対側の面に、蒸着等の工法で塗布されている。フィルム材21は可撓性および透光性を有する樹脂材料で形成されており、その樹脂材料の具体例としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)が挙げられる。フィルム材21の表面は、接着材30により操作プレート10の裏面12に貼り付けられている。要するに、電極板20はフィルム材21(保持部材)により保持された状態で、操作プレート10の裏面12に取り付けられている。
フィルム材21には、図示しない配線が設けられており、配線の一端は電極板20に接続されている。配線の他端は、回路基板40に設けられたコネクタ43に接続されている。これにより、電極板20から出力される検出信号は、回路基板40に実装されたマイクロコンピュータ(マイコン42)に入力される。この検出信号は、指先Fと電極板20との間で生じる静電容量の変化に応じた、電圧変化の信号である。なお、電極板20は、複数の操作面11a、11bの各々に対して配置されており、各々の電極板20から出力される検出信号がマイコン42に入力される。
マイコン42は、検出信号に変化に基づき、操作面11a、11bに指先Fが接触したか否かを判定し、接触していると判定した場合には、操作対象に対してオン信号を出力し、操作対象が所望の作動をするように操作する。操作対象の具体例としては、車両に搭載された空調装置の起動、風量設定、温度設定、車両に搭載されたオーディオ装置の音量設定、選曲、車両に搭載されたナビゲート装置の目的地設定等が挙げられる。
また、上記判定の具体例としては、検出信号が基準電圧に対して所定値以上変化した場合に、接触していると判定することが挙げられる。換言すれば、自己容量検出方式の原理にしたがって、先述した静電容量が所定量以上増大した場合に、接触していると判定する。
より詳細に説明すると、操作面11a、11bに指先Fを接触させていない時には、電極板20の周辺にある回路基板40のグランドパターン等と電極板20との間に寄生容量が発生している。そして、導体である人体が仮想グランドに接地されているため、操作面11a、11bに指先Fを近づけると、電極板20と指先Fとの間に静電容量が発生する。これによる静電容量の増加量を測定する事により、指先Fの接近(接触操作)を感知する。
電極板20に対して意匠面11の反対側には、発光ダイオード等の光源43が配置されている。光源43は回路基板40の表側に実装されている。光源43は、各々の電極板20に対向して配置されている。光源43から出射した光は、図示しない導光部材により、対応する電極板20に導かれ、その電極板20、フィルム材21、接着材30および操作プレート10を透過する。そして、複数の操作面11a、11bのうち対応する操作面を透過することで、その操作面を透過照明する。なお、意匠面11のうち操作面11a、11b以外の部分には、遮光性を有する塗料が印刷されている。
図1のII矢視図である図2では、接着材30およびフィルム材21の図示を省略している。該図2に示すように、電極板20は矩形であり、高誘電率材14は円形である。そして、高誘電率材14は、意匠面11のうち電極板20の投影範囲13aの一部を覆うように配置されている。「投影範囲13a」とは、電極板20の裏面20rから、該裏面20rに対して垂直な方向に操作プレート10を見た場合において、意匠面11のうち電極板20と重なる範囲のことである。
次に、高誘電率材14を配置することによる作用効果について、図3および図4を用いて説明する。なお、図3中の点線は、本発明に反して高誘電率材を廃止した場合の電気力線分布を示し、図4中の点線は、本実施形態の場合における電気力線分布を示す。両図に示すように、電極板20から出る電気力線は、表面20fと裏面20rの両方から出る。表面20fから出る電気力線は、フィルム材21、接着材30、および操作プレート10を介して、電極として機能する指先Fに通じる。一方、裏面20rから出る電気力線の一部は、空気中に出てから指先Fに向かう経路となる。
そして、空気は誘電率が極めて低いので、図4に示す如く意匠面11に高誘電率材14が配置されていると、空気中の電気力線は高誘電率材14に強く引き寄せられることとなる。そのため、裏面20rから出た電気力線がUターンして指先Fへ向かうにあたり、高誘電率材を廃止した図3の場合に比べて図4の場合にはUターンすることが促進される。よって、裏面20rから出た電気力線の、対応する操作面11aに接触する指先Fへ向かう指向性が強くなるとともに、その指先Fに通じる電気力線の本数が増大する。
以上により、本実施形態によれば、意匠面11のうち電極板20の投影範囲13aに高誘電率材14を配置することにより、裏面20rから出た電気力線の、対応する操作面11aへの指向性が強くなる。そのため、隣の操作面11bに接触させている指先との間で電極板20の検出信号が変化することを抑制できる。よって、ユーザの意図しない隣の操作面に対応する操作対象がオン作動するといった誤作動を抑制できる。
しかも、上述の如く指向性が強くなることに起因して、対応する操作面11aに接触する指先Fに通じる電気力線の本数が増大するので、操作面11aに指先Fを接触した場合に生じる電極板20の検出信号の変化を大きくできる。よって、操作面11aに軽く触れただけで、つまり、指先Fの操作面11aへの接触面積が小さい状態であっても、検出信号が基準電圧に対して所定値以上変化するようになる。よって、スイッチの感度を向上できる。
さらに本実施形態では、高誘電率材14は、意匠面11のうち電極板20の各々に対応する部分に塗布されており、平坦形状の意匠面11からユーザの側に盛り上がった形状である。そのため、高誘電率材14に指先Fを接触させているユーザは、その接触部位が操作面11a、11bであることを触覚で認識でき、ブラインド操作が可能になる。
(第2実施形態)
図2に示す上記第1実施形態では、高誘電率材14は、意匠面11のうち電極板20の投影範囲13aの一部を覆うように配置されている。これに対し、図5に示す本実施形態では、図中の左側に示す高誘電率材141は、意匠面11のうち電極板20の投影範囲13aの全面を覆うように配置されている。
このように、意匠面11のうち電極板20の投影範囲13aの全面を覆うように高誘電率材14を配置するので、投影範囲13aの一部を覆うように配置された場合に比べて、先述した指向性向上および電気力線の本数増大の作用を大きくできる。よって、誤作動抑制および感度向上の効果が促進される。
なお、この高誘電率材141が円形であるのに対し、図中の右側に示す高誘電率材142は矩形である。このように、高誘電率材14、141、142は、少なくとも投影範囲13aの一部を覆うように配置されていれば、円形に限られるものではない。
(第3実施形態)
図6に示す本実施形態では、図1に示す第1実施形態の構造に、以下に説明する第2高誘電率材15、16および低誘電率材17をさらに追加したものである。
本実施形態に係る操作プレート10は、板状の基板13、高誘電率材14、第2高誘電率材15、16および低誘電率材17を備えて構成されている。第2高誘電率材15、16は、基板13に比べて誘電率の高い、透光性を有した材質で形成されている。第2高誘電率材15、16には高誘電率材14と同じ樹脂材料が用いられている。低誘電率材17は、基板13に比べて誘電率の低い材質で形成されている。
また、第2高誘電率材15、16、低誘電率材17および基板13は、多色成形により樹脂で一体に形成されている。多色成形とは、異材質(材料)どうしを組み合わせて一体に成形する工法である。詳細には、金型内のうち基板13となる部分へ溶融樹脂を射出し、金型内で成形させ、その後、基板13が残った状態の同一の金型内へ、第2高誘電率材14、15および低誘電率材17の溶融樹脂を射出する。これにより、異なる材質である第2高誘電率材14、15、低誘電率材17および基板13が一体に樹脂成形される。
第2高誘電率材15、16は、操作プレート10のうち電極板20の投影範囲13aの全面を覆うように配置されている。なお、図6の例では、第2高誘電率材15、16は、電極板20と同一の形状および大きさである。
図示される一方の第2高誘電率材15は、基板13の板厚方向の全体に亘って配置されている。図示される他方の第2高誘電率材16は、意匠面11には露出しないように配置されている。したがって、一方の第3高誘電率材15に対応する操作面11aは、第3高誘電率材16の表面により形成され、他方の第3高誘電率材16に対応する操作面11bは、基板13の表面により形成されている。なお、低誘電率材17は、操作プレート10のうち隣り合う第3高誘電率材15、16の間に配置され、かつ、基板13の板厚方向の全体に亘って配置されている。
以上に説明した本実施形態によれば、第2高誘電率材15、16と基板13との多色成形により操作プレート10を一体に形成し、第2高誘電率材15、16を、電極板20の投影範囲13aに配置する。そのため、電極板20から出た電気力線は、第2高誘電率材15、16に引き寄せられて指先Fに通じるようになるので、電極板20と指先Fとを結ぶ電気力線の本数を増大させることができ、スイッチ感度を高めることができる。また、電極板20から出た電気力線のうち、その電極板20に対応する操作面11aの隣に位置する操作面11bへ向かう電気力線が、その電極板20の投影範囲13aに配置されている第2高誘電率材15へ引き寄せられるようになる。よって、電極板20の裏面20rから出た電気力線の、対応する操作面11aに接触する指先Fへ向かう指向性が強くなるので、誤作動抑制の効果が促進される。
さらに本実施形態では、第2高誘電率材15、16に加えて低誘電率材17も多色成形し、隣り合う第2高誘電率材15、16の間に低誘電率材17を配置する。そのため、電極板20から出た電気力線が所望の操作面11aに向かうように指向性を強くすることを促進できる。
さらに本実施形態では、一方の第2高誘電率材15は、基板13の板厚方向の全体に亘って配置されている。そのため、板厚方向の一部に配置されている場合に比べて、電極板20から出た電気力線が所望の操作面11aに向かうように指向性を強くすることを促進できる。
さらに本実施形態では、他方の第2高誘電率材16は、操作プレート10のうち操作面を形成する側の面(意匠面11)には露出しないように配置されている。そのため、第2高誘電率材16と基板13との境界線が意匠面11に露出しなくなるので、意匠面11の見栄えを向上できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・図1に示す高誘電率材14は、基板13の平坦面からユーザの側に盛り上がった形状であるが、基板13に凹部を形成し、その凹部に高誘電率材14を埋め込んでもよい。或いは、盛り上がっていることをユーザが認識できない程度に高誘電率材14を薄膜状に設け、高誘電率材14が実質的に意匠面11と同一の平坦面を形成するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、意匠プレート10が肉厚均一の平板形状であるため、操作面11a、11bと電極板20との距離を均一に保つことができている。これに対し、意匠プレート10が肉厚不均一であったり、凹凸を有する形状であったりする場合の如く、操作面11a、11bと電極板20との距離を均一に保つことができない場合でも、本発明は適用可能である。そして、このような場合には、高誘電率材14、141、142、または第2高誘電率材15、16の形状および大きさを調節することで、所望の静電容量変化になるように調整することができる。
・上記各実施形態では、導電性を有する樹脂で電極板20を形成しているが、金属で電極板20を形成してもよい。また、透過照明を廃止して、透光性を有しない材料で電極板20を形成してもよい。また、透過照明を廃止した場合、高誘電率材14、141、142および基板13を、透光性を有しない材料で形成してもよい。
・上記各実施形態では、電極板20の形状および大きさが操作面11a、11bと異なっているが、同一であっても良い。この場合、操作面11a、11bの投影範囲の全面を覆いつつ、その投影範囲よりも大きい形状に電極板20を形成してもよいし、投影範囲の一部を覆う形状に電極板20を形成してもよい。
・図6に示す静電容量式スイッチでは、低誘電率材17を廃止してもよい。また、複数の第2高誘電率材15、16の両方を基板13の板厚方向の全体に亘って配置しても良いし、これらの両方を意匠面11には露出しないように配置しても良い。
・図12に示す低誘電率材17は、基板13の板厚方向の全体に亘って配置されているが、意匠面11を形成する側の面には露出しないように低誘電率材17を配置してもよい。
・図6に示す第2高誘電率材15、16および低誘電率材17は、基板13の裏面12に露出して接着材30またはフィルム材21に接触している。これに対し、第2高誘電率材15、16および低誘電率材17を、基板13の裏面12に露出しないように配置してもよい。
・上記各実施形態では、電極板20をフィルム材21に塗布し、そのフィルム材21を操作プレート10に貼り付けている。換言すれば、フィルム材21を介して電極板20を操作プレート10に取り付けている。これに対し、電極板20を操作プレート10に直接取り付けるように構成してもよい。例えば、基板13の裏面12に電極板20を蒸着してもよいし、電極板20を基板13に接着材で貼り付けてもよいし、基板11と電極板20とを樹脂で一体に多色成形して操作プレート10を形成してもよい。
・上記各実施形態では、ユーザの指先Fを操作面11a、11bに接触させて操作することを想定しており、指先Fを操作体としている。これに対し、例えばペン形状の操作部材をユーザが持ち、その操作部材を操作面11a、11bに接触させて操作することを想定し、人体以外の操作部材を操作体としてもよい。
・上記各実施形態では、操作面11a、11bが複数設けられた静電容量式スイッチに本発明を適用しているが、操作面が1つ設けられた静電容量式スイッチに本発明を適用してもよい。
10…操作プレート、11a、11b…操作面、14、141、142…高誘電率材、15、16…第2高誘電率材、17…低誘電率材、20…電極板、F…ユーザの指先(操作体)。

Claims (4)

  1. 操作体(F)により接触操作される操作面(11a、11b)を形成する操作プレート(10)と、前記操作プレートに対して前記操作面の反対側に配置される電極板(20)と、を備え、前記操作体と前記電極板との間で生じる静電容量の変化に応じてオンオフ作動する静電容量式スイッチにおいて、
    前記操作プレートは、
    板状の基板(13)と、
    前記基板の表面に配置されて前記操作面を形成する、前記基板に比べて誘電率の高い高誘電率材(14、141、142)と、
    を備えて構成されていることを特徴とする静電容量式スイッチ。
  2. 前記高誘電率材(14、141)は、前記基板の操作面側の面のうち、前記電極板の投影範囲(13a)の全面を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の静電容量式スイッチ。
  3. 前記高誘電率材は、前記基板の平坦面からユーザの側に盛り上がった形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の静電容量式スイッチ。
  4. 前記操作プレートは、前記基板と、前記基板に比べて誘電率の高い第2高誘電率材(15、16)との多色成形により樹脂で一体に形成され、
    前記第2高誘電率材は、前記電極板の投影範囲(13a)に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の静電容量式スイッチ。
JP2013076202A 2013-04-01 2013-04-01 静電容量式スイッチ Expired - Fee Related JP6044423B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013076202A JP6044423B2 (ja) 2013-04-01 2013-04-01 静電容量式スイッチ
CN201480019807.8A CN105074863B (zh) 2013-04-01 2014-03-17 静电电容式开关
PCT/JP2014/001488 WO2014162668A1 (ja) 2013-04-01 2014-03-17 静電容量式スイッチ
US14/780,991 US9608629B2 (en) 2013-04-01 2014-03-17 Use of relative permittivity in different materials to enhance capacitive switch sensitivity

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013076202A JP6044423B2 (ja) 2013-04-01 2013-04-01 静電容量式スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014203541A true JP2014203541A (ja) 2014-10-27
JP6044423B2 JP6044423B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=52353838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013076202A Expired - Fee Related JP6044423B2 (ja) 2013-04-01 2013-04-01 静電容量式スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6044423B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02312123A (ja) * 1989-05-26 1990-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガラスタッチパネル
JPH03225719A (ja) * 1990-01-29 1991-10-04 Matsushita Electric Works Ltd 非接触スイッチ
JP2005317422A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Pentel Corp 静電容量型スイッチ装置
JP2007242571A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Fujikura Ltd 静電容量式スイッチ
WO2012058841A1 (zh) * 2010-11-04 2012-05-10 江苏惠通集团有限责任公司 电容式触摸按键的判断方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02312123A (ja) * 1989-05-26 1990-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガラスタッチパネル
JPH03225719A (ja) * 1990-01-29 1991-10-04 Matsushita Electric Works Ltd 非接触スイッチ
JP2005317422A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Pentel Corp 静電容量型スイッチ装置
JP2007242571A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Fujikura Ltd 静電容量式スイッチ
WO2012058841A1 (zh) * 2010-11-04 2012-05-10 江苏惠通集团有限责任公司 电容式触摸按键的判断方法
JP2013543342A (ja) * 2010-11-04 2013-11-28 江▲蘇▼惠通集▲團▼有限責任公司 キャパシタンス型タッチボタンを判断するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6044423B2 (ja) 2016-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016173794A (ja) 車両搭載用タッチセンサおよびその製造方法
JP2012247890A (ja) タッチパネル入力操作装置
US20090109068A1 (en) Touch control input device, and computer apparatus including the same
JP5255547B2 (ja) 静電容量式タッチパッド入力装置
US20140002177A1 (en) Switch Device
JP5799908B2 (ja) タッチ式スイッチ装置
EP3667691B1 (en) Input operation device
US20130285735A1 (en) Operator control assembly
JP6044423B2 (ja) 静電容量式スイッチ
JP6392504B2 (ja) コントロールパネル
JP6040925B2 (ja) 静電容量式スイッチ
JP6098305B2 (ja) 静電容量式スイッチ
JP2013033309A (ja) タッチパネル入力操作装置
US20150116221A1 (en) Touch mouse and touch control circuit board thereof
JP2014029576A (ja) タッチパネル入力操作装置
JP2013232081A (ja) タッチパネル入力操作装置
US9524065B2 (en) Capacitance operation device and method of manufacturing the same
US9608629B2 (en) Use of relative permittivity in different materials to enhance capacitive switch sensitivity
JP5640816B2 (ja) 入力装置
JP6040841B2 (ja) 静電容量式スイッチ
JP2016099908A (ja) タッチセンサ
JP2012190406A (ja) タッチパネル入力操作装置
WO2014162668A1 (ja) 静電容量式スイッチ
JP2014127017A (ja) タッチパネル入力操作装置
WO2016006216A1 (ja) スイッチおよびそれを用いた入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161031

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6044423

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees