JP2014202356A

JP2014202356A - 分岐管循環装置

Info

Publication number: JP2014202356A
Application number: JP2013088818A
Authority: JP
Inventors: 千代澄大澤; Chiyosumi Oosawa
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2013-04-03
Filing date: 2013-04-03
Publication date: 2014-10-27

Abstract

【課題】本管の流体の流れによって枝管内に流体を循環させ、上流側の枝管、蛇口の流体を設定温度にする流体循環装置を提供する。【解決手段】分岐継ぎ手１の中に中子２を挿入して本管の流れ３を阻害する。阻害された本管の流れ３の一部は内管取付け管５を経て給湯分岐管１１に進み、本管の流れ３の残りは中子２の外側面と、中子２の底部に作られた本流通路７の狭められた空間を流速を速めて通過するため、枝管出口８と、中子２の底部にあけられた枝管底部出口９が負圧となり、取り入れ口４と枝管出口８との間に圧力差が発生し分枝管１１内の流れが始まる。末端の蛇口を開いて本管の流れを発生させ、それより上流の枝管内に循環流れを発生させ、枝管、蛇口の流体を設定温度にすることができる。【選択図】図４

Description

本発明は主として、家庭用給湯配管の、即湯装置である。

従来給湯装置の一つとして、蛇口を開くと即お湯が出る、即湯方式として、ポンプ使っての二重循環方式があった。

これには次のような欠点があった。
（イ）配管、保温資材が多く必要。
（ロ）配管放熱面積の拡大。
（ハ）施工時間施工技術が必要。
（ニ）ポンプが必要。
（ホ）ポンプ維持費が必要。
（ヘ）騒音が、発生する。
（ト）接続箇所が増える。
（チ）配管スペースが多く必要。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。

規格分岐継ぎ手（１）の中に、中子（２）を挿入し、本管の流れ（３）を阻害する。
阻害された本管の流れ（３）の、一部は中子（２）の、流れに向けてあけられた、取り入れ口（４）に入り、内管取付け管（５）へて内管（６）の中を進み，分岐継ぎ手（１）に付けられた給湯分岐管（１１）の末端に取り付けられた、蛇口の直前で解放される。

中子（２）に阻害された、本管の流れ（３）の残りは、中子（２）の外側面と、中子（２）の底部に作られた本流通路（７）の、狭められた空間を、流速を速め、通過する。

側面及び底部の、本流通路（７）を、流速を速め、通過する本管の流れ（３）は、中子（２）の側面の枝管出口（８）と、中子（２）の底部にあけられた、枝管底部出口（９）を、負圧にする。

これにより取り入れ口（４）と枝管出口（８）との間に圧力差が発生、分枝管（１１）内の、流れが始まる。

この狭められた空間は、この分岐より後方の蛇口の水量を確保する。
分岐管内の流れは、本管に流れのある間継続する。

分岐管循環装置、を本管の分岐箇所に、複数又は、全部に取付け、給湯を開始、末端の蛇口を開くと、それより上流の枝管及び、蛇口、すべて設定温度に、達することができる発明品である。
これにより、二重配管方式に比べ
（イ）配管、保温資材が減少。
（ロ）配管放熱面積の減少。
（ハ）施工時間施工技術が簡単。
（ニ）ポンプが不要。
（ホ）ポンプ維持費がいらない。
（ヘ）騒音が、発生しない。
（ト）接続箇所が少なく単管方式並み。
（チ）配管スペースが単管方式並み。
等の利点がある。

従来の単管配管方法の説明図である。従来の二重循環配管方法を、示した説明図である。本発明、分岐管循環装置を、使用した配管説明図である。本発明、分岐管循環装置の、断面図である。本発明、分岐管循環装置の、分解断面図である。本発明、分岐管循環装置の、中子（縦）断面図である。本発明、分岐管循環装置の、中子（横）断面図である。

本発明、分岐管循環装置の使用例の一つを［図３］に示す。
仮に、一般家庭三ヶ所給湯を例として、給湯器等の、熱源（１２）に一番近い蛇口を洗面所（１３）とし、二番目に風呂場蛇口（１４）三番目に台所（１５）と仮定し説明すると、

朝台所（１５）の蛇口をあけ、お湯を使う、このとき蛇口からは、しばらく冷めたお湯が出るが、洗いパン等に、貯められるため無駄にならない。
この流れにより洗面所の、枝管（１６）と風呂場の枝管（１７）は、蛇口取付け口まで温水が循環し、蛇口をあけると、即、お湯が出て、快適である。

次に時間をおいて、給湯配管全体が冷めてしまったとき、風呂場の蛇口（１４）をあけると、台所（１５）の、枝管は、冷めた状態であるが、洗面所の蛇口は、即湯状態になる。

末端の枝管（１８）はいかなる場合も循環することはないが、施工するとき、使用度の高い蛇口にすることにより解決する。

また本管の末端（１９）を、給湯器等の熱元に戻し、ポンプ（２０）を取付け、本管に流れをおこすと、末端の枝管も、循環することができる。

従来のポンプを使っての循環方式との違いは、併用可能なことである。

この実施例を［図３］の、鎖線にて示す。

この発明品分岐管循環装置を、直列に複数、単管にて連結、又は一体に成形し、熱源の近く又は、所定の場所に固定し、さや管ヘッダー方式として、使用できる。

この発明品分岐管循環装置は、給湯配管以外、給水配管にも応用できる。

使用頻度の高い水道蛇口を末端に取付け、頻度の低い蛇口を途中に取付けることにより、使用頻度の低い蛇口を、凍結から守ることができる。

１規格分岐継ぎ手
２中子
３本流の流れ
４取り入れ口
５内管取付け管
６
７本流通路
８枝管出口
９枝管底部出口
１０枝管中子流入口
１１分岐管
１２熱源
１３一番蛇口
１４二番蛇口
１５三番蛇口
１６洗面所枝管
１７風呂場枝管
１８本管末端

Claims

流体の流れる本管の、枝分かれ部分の中に挿入し、流れる流体に、圧力差を生じさせ、その圧力差を枝管の中に通した内管で、導く装置。