JP2014199508A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像画像とCG画像とが高解像度に合成された画像を得ることができるようにする。【解決手段】縦横のサイズが半減された撮像画像にCG画像が合成された合成画像において、半透明の領域を撮像画像とCG画像とに分離する際に、対象画素の画素値と周辺画素の画素値との差分を、α値を変化させながら計算し、最も差分が小さくなるα値を求める。そして、このα値に基づいて撮像画像とCG画像とに分離し、合成画像のうち、撮像画像に該当する部分を、情報量を削減する前の撮像画像に置き換えて、高解像度の合成画像を生成できるようにする。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、MR(Mixed Reality)技術に用いる画像を生成するために用いて好適な画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
近年、現実世界と仮想世界とをリアルタイムにシームレスに融合させる技術として複合現実感、いわゆるMR(Mixed Reality)技術が知られている。MR技術の1つに、ビデオシースルーHMD(Head Mounted Display)を利用した技術がある。この技術では、ビデオシースルーHMDを利用して使用者の瞳位置から観察される被写体と略一致する被写体をビデオカメラなどで撮像し、その撮像画像にCG(Computer Graphics)を重畳表示したMR画像を使用者は観察することができる。
ビデオシースルーHMDでは、CCD等の電荷結合素子により被写体を撮像して該被写体のデジタル画像データを得るとともに、CG画像を重畳したMR画像(複合現実画像)を液晶や有機EL等の表示デバイスを介して装着者に表示する構成になっている。
図22は、使用者がHMD2201を装着している時の様子を説明する図である。HMD2201の他に不図示の外部装置が存在し、HMD2201から外部装置に撮像画像を送信する。外部装置では、HMD2201のカメラで撮像した映像からHMD2201の位置姿勢を計算し、この位置姿勢の結果からCG画像を撮像画像に重畳した重畳画像を作成し、HMD2201へ送信する。これにより、HMD2201で外部装置から受信した重畳画像を表示する。このように使用者はHMD2201を用いることによりMR空間を体験することが可能となる。
ここで、パーソナルコンピュータ(PC)などの外部装置とHMDとの間では、撮像画像及び重畳画像の通信を行っており、できる限り通信量を減らす方が望ましい。そのため、HMDから外部装置には位置姿勢の計算に必要な最低限の解像度、例えば、撮影時の半分の解像度の撮像画像を送信することなどが考えられる。PCでは、HMDに表示するサイズでMR画像を作成する必要があるため、HMDから受信した撮像画像を拡大した後にCG画像を重畳する。このように撮像画像を拡大しているため、撮像画像と半透明で合成された個所に関してはCG画像に比べて低解像度になる。
以上のことから、撮像画像と半透明で合成された個所に関しては、HMD側で解像度の高い撮像画像に置き換えることが望まれる。より解像度の高い撮像画像に置き換えるためには、半透明で合成した際の透過度情報(α値)が必要になる。HMDが外部装置から受信する画像は撮像画像とCG画像とが重畳された画像であるため、α値を重畳画像とは別データとして受け取るか、もしくは画像の中に埋め込む方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−107780号公報

しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、α値を画像に埋め込む必要があることから、色情報がα値を埋め込む前に比べて少なくなってしまい、十分に高解像度の画像が得られない。
本発明は前述の問題点に鑑み、撮像画像とCG画像とが高解像度に合成された画像を得ることができるようにすることを目的としている。
本発明の画像処理装置は、外界を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された撮像画像を記憶する記憶手段と、前記撮像手段によって生成された撮像画像の情報量を削減する削減手段と、前記削減手段によって情報量が削減された撮像画像とCG画像とが合成された合成画像を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された合成画像から半透明で合成された領域を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された半透明の領域において、前記情報量が削減された撮像画像と、前記CG画像とを分離する分離手段と、前記分離手段によって分離された撮像画像の領域と、前記特定手段によって半透明で合成された領域と特定されていない領域のうち、前記撮像画像に該当する領域とを、前記記憶手段に記憶された撮像画像に置き換えて再合成する再合成手段とを有し、前記分離手段は、前記半透明の領域における対象画素と、前記対象画素の周囲に存在する周囲画素とを用いて前記半透明の領域における透過度を算出し、前記算出した透過度に基づいて、前記情報量が削減された撮像画像と、前記CG画像とを分離することを特徴とする。
本発明によれば、撮像画像とCG画像とが高解像度に合成された画像を得ることができる。
本発明の実施形態に係る画像表示システムの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るHMD及び画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態における図2に示すHMDの画像処理部の詳細な構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態において、画像処理装置から受信する合成画像の一例を示す概略図である。 α値が0.5の時にある1画素の撮像画像とCG画像とを半透明に合成する手順を説明する図である。 対象画素と周辺画素との位置関係を示す図である。 第1の実施形態において、α値を変化させた時の、CG画像の対象画素と周囲画素との画素値の差分を求める方法を説明する図である。 第1の実施形態において、撮像画像の領域と半透明領域とを高解像度に置き換える処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における図8のS802の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るHMD及び画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態において、画像処理装置から受信する合成画像の一例を示す概略図である。 第2の実施形態において、撮像画像の領域と半透明領域とを高解像度に置き換える処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における図12のS1202の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るHMD及び画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態において、比較対象にする画像を説明する図である。 第3の実施形態における図8のS802の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態において、画像処理装置から受信する合成画像の一例を示す概略図である。 第4の実施形態において、α値を変化させた時の、CG画像の対象画素と周囲画素との画素値の差分を求める方法を説明する図である。 第4の実施形態における図2に示すHMDの画像処理部の詳細な構成例を示すブロック図である。 第4の実施形態において、撮像画像の領域と半透明領域とを高解像度に置き換える処理手順の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態における図20のS2003の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 使用者がHMDを装着している時の様子を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る画像表示システム100の構成例を示す図である。
図1において、本実施形態の画像表示システム100は、頭部搭載型の表示装置(以下、HMD)101と、コントローラ102と、表示部103を有する画像処理装置104とから構成されている。
HMD101は、使用者の頭部に装着され、画像表示部と、コントローラ102と通信する通信部と、それらを制御する制御部とを含んでいる。画像表示部は、画像処理装置104で生成した画像を表示するためのものであり、使用者のそれぞれの眼の前に光学系を含む構成で取付けられている。
また、HMD101は、WLAN(Wireless Local Area Network)やWPAN(Wireless Personal Area Network)のような小規模ネットワークに無線で接続されたコントローラ102と通信する。HMD101とコントローラ102との間は無線による通信に限らず、有線通信方式を利用してもよい。
コントローラ102と有線で接続されている画像処理装置104は、画像を再生する再生部と再生する画像を格納しておく格納部とを有する。画像処理装置104はコントローラ102を介してHMD101と通信を行う。また、画像処理装置104は、キーボードなどの操作部を備えており、データや、命令等を入力して、入力されたデータや、命令の結果等を、表示部103に表示する。
なお、図1に示す例では、画像処理装置104とコントローラ102とを別々のハードウェア構成としているが、コントローラ102の持つ機能をすべて画像処理装置104内に実装して一体化してもよい。また、画像処理装置104とコントローラ102とがそれぞれ有する機能を集積させた専用の画像処理装置を構成することも可能である。
図2は、図1に示した画像表示システム100におけるHMD101及び画像処理装置104の構成例を示すブロック図である。
HMD101は、外界を撮像する撮像部201と、画像を表示する表示部204と、画像や制御信号を送受信する画像処理装置I/F通信ユニット206と、撮像部201で撮影した画像の情報を削減する情報量削減部202とを備えている。さらに、撮像部201で撮影した画像を一時的にメモリに保存する撮像画像格納部207と、外部から受信した画像に対して処理を行う画像処理部203と、HMD101全体を制御する制御部205と、その他不図示の機能部とを備えている。
画像処理装置104は、HMD101とは異なっており、パーソナルコンピュータ(PC)などの装置で構成されている。画像処理装置104は、画像や制御信号等を送受信するHMD I/F通信ユニット221と、HMD101から受信した画像からHMD101の位置姿勢を算出する位置姿勢算出部224とを備えている。さらに、CG画像が格納されているコンテンツDB223と、コンテンツDB223に格納されている画像とHMD101から受信した画像とを合成するCG合成部222と、その他不図示の機能部とを備えている。
上述の構成において、HMD101の撮像部201で撮像した外界の撮像画像は、画像処理装置I/F通信ユニット206を介して画像処理装置104へ送られる。画像処理装置104の位置姿勢算出部224は、受信した撮像画像からHMD101の位置姿勢を算出する。CG合成部222は、位置姿勢算出部224で算出したHMD101の位置姿勢を元にCG画像を撮像画像に合成する。その後、HMD I/F通信ユニット221を介してHMD101へ合成画像を送信する。HMD101は、画像処理装置104から受信した合成画像を表示部204に表示する。以上の構成により、使用者はHMD101を装着することにより画像処理装置104で合成した画像を見ることができる。
本実施形態では、HMD101と画像処理装置104との間の通信量を減らすため、HMD101から画像処理装置104へ送信する撮像画像の情報量を情報量削減部202で減らしている。例えば、撮像部201で撮影した画像の解像度を半分にしたり、色情報を減らしたりする方法である。本実施形態では、撮像画像の縦、横のサイズを半分にする方法を用いる例について説明する。
画像処理装置104のCG合成部222では、CG画像を合成する前に撮像画像を表示部204で表示できるサイズに拡大する。例えば撮像部201で撮影する画像のサイズと表示部204で表示する画像のサイズとが同じであった場合は、情報量削減部202で撮像画像の縦、横のサイズを半分にしているため、CG画像を合成前に撮像画像を2倍にする。撮像画像を1度半分にした後2倍にしているため、合成画像における撮像画像の領域、及び半透明でCG画像と合成した箇所はCG画像に比べて解像感が低下する。
図3は、画像処理部203の詳細な構成例を示すブロック図である。画像処理部203では、CG画像に比べて解像感が低下している撮像画像と半透明の個所とを高解像度に置き換える。
図3において、画像処理装置104から受信した画像は、半透明領域特定部301で半透明で合成された場所が判定される。
図4は、画像処理装置104から受信する合成画像の一例を示す概略図である。
図4において、領域401は撮像画像の領域を示している。領域402はCG画像の領域を示しており、領域404は半透明で合成された領域を示している。本実施形態では、半透明の領域404の前後に境界を示す画素の領域403が含まれており、この画素は、半透明の領域404の境界以外では使われない色とする。本実施形態では、図4に示すように半透明で合成されたエリアを示す情報を用いることにより、半透明の領域を判定するが、これの限りでない。
半透明領域特定部301により半透明であると判定された個所の情報は、分離部302へ送られ、半透明以外と判定された個所の情報はCG判定部304に送られる。半透明領域特定部301から合成画像の情報が分離部302、またはCG判定部304に送られる時、半透明の領域の境界を示していた画素に関しては周囲の画素から置き換える。この置き換え方法は隣接する画素で置き換えてもよいし、周囲の画素の平均値で置き換えてもよい。
CG判定部304は、半透明領域特定部301から受け取った画像が撮像画像の個所か、それともCG画像の個所かを判定する。元々の撮像画像は、撮像画像格納部207に格納されているため、撮像画像格納部207に格納されている撮像画像と画像処理装置104から受け取った合成画像とを画素毎に比較する。この比較結果が似ている場合は、その画素は撮像画像の領域であると判断し、置き換え部305において撮像画像格納部207に格納されている撮像画像に置き換える。これにより、実写画像に関しては高解像度の画像に置き換わる。
ここで画像処理装置104から受け取った合成画像と、撮像画像格納部207に格納されている撮像画像とが似ているか否かの判定は、例えば、以下のように行うことができる。HMD101は、画像処理装置104から事前に撮像画像を拡大する方法(例えばバイリニア、バイキュービック)が事前に通知される。そのため撮像画像を拡大した後の画素値をHMD101で予測することができる。そのため、似ているか似ていないかを判定することができる。
半透明で合成された領域に関しては、分離部302において半透明で合成された領域を合成前のCG画像と撮像画像とに分離し、さらに半透明で合成された時の透過度(α値)を算出する。この方法の詳細に関しては後述する。その後、再合成部303において、求めたCG画像の画素値とα値とを元に撮像画像格納部207に格納されている解像度の高い撮像画像を用いて半透明で合成する。
分離部302での処理を説明する前に、半透明の合成方法に関して簡単に説明する。半透明で2つの画像を合成する場合、一般的に以下のような式(1)に従って合成が行われる。
Figure 2014199508
ここで、αは0≦α≦1の条件を満たす値とする。また、Zは半透明で合成した後の画像を表し、Xは撮像画像を表し、YはCG画像を表す。
分離部302による、合成前のCG画像及び撮像画像への分離方法について、図5〜図7を参照しながら説明する。図5は、α値が0.5の時にある1画素の撮像画像とCG画像とを半透明に合成する手順を説明する図である。撮像画像の画素値R、G、Bが(192、128、64)であり、CG画像の画素値R、G、Bが(64、192、128)でα値を0.5で合成すると、半透明で合成した画素値R、G、Bは(128、160、96)になる。
画像処理装置104から受信する合成画像は、半透明画像であり、図5に示す例では画素値R、G、Bが(128、160、96)である。また、撮像画像に関しては撮像画像格納部207に格納されており、図5に示す例では、画素値R、G、Bは(192、128、64)である。そのため、α値が0.5であること、CG画像の画素値R、G、Bが(64、192、128)であることを求めれば、半透明画像から撮像画像とCG画像とに分離することができる。
式(1)に従うと、例えば赤(RED)を求める式に、不定値は2つ(α値、Yred)存在するため、1つの画素の情報からは撮像画像とCG画像とに分離することはできない。そのため、周囲の画素の情報も用いて分離を行う。ある1画素とこの画素の周囲画素とでは、CG画像の画素値もα値も大幅に変化することは少ない。そのため、本実施形態では、図6に示すように対象画素602の周囲に存在する8つの周囲画素601の情報を用いて分離を行う。本実施形態では、8つの周囲画素を用いる例について説明するが、周囲画素を用いる範囲をさらに増やしてもよい。
図7は、α値を変化させた時の、CG画像の対象画素と周囲画素との画素値の差分を求める方法を説明する図である。半透明画像から撮像画像とCG画像とに分離する際、不定値はα値とCG画像の画素値であるため、α値を変化させると、変化させた時のCG画像の画素値を求めることができる。CG画像の画素値は以下の式(2)により求めることができる。
Figure 2014199508
図7(a)に示す例では、α値が0.1の時の対象画素と周囲画素とのCG画像の画素値を表している。同様に図7(b)に示す例はα値が0.2の時を表し、図7(c)に示す例はα値が0.8の時を表し、図7(d)に示す例はα値が0.9の時を表している。なお、図7には示していないが、α値が0.3〜0.7の時も同様にCG画像の画素値を求めることができる。本実施形態では、α値の変化は0.1刻みにしているが、0.01刻みでもよく0.1の限りではない。CG画像の対象画素及び周囲画素の画素値は大幅に変化することは少ないため、対象画素及び周囲画素の画素値の差分の合計を以下の式(3)により計算する。
Figure 2014199508
図7に示す例では、図7(c)に示すようなα値が0.8の時に、対象画素と周囲画素との差分が一番少ないため、CG画像の対象画素の画素値R、G、Bは(10、10、10)、α値は0.8と求めることができる。なお、図7(d)に示す例では、対象画素の一つ左の画素の画素値R、G、Bが(11、11、−4)となっている。色情報で負数は存在しないため、対象画素と周囲画素との差分の対象からは省いている。このようにこの処理を半透明領域の全ての画素に対して実施する。
図8は、本実施形態において、画像処理部203により撮像画像の領域と半透明領域とを高解像度に置き換える処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、S801において、半透明領域特定部301は、画像処理装置104から受け取った合成画像の画素が半透明か否かを判定する。この判定の結果、半透明であった場合は、S802において、分離部302は合成前の撮像画像とCG画像とに分離する。なお、この処理の詳細に関しては後述する。
次に、S803において、再合成部303は該当する撮像画像の画素を撮像画像格納部207から取得する。そして、S804において、再合成部303は、S802で分離したCG画像と、S803で取得した撮像画像とをα値で再合成する。
一方、S801の判定の結果、半透明でない場合は、S805において、CG判定部304はCG画像の領域か撮像画像の領域かを判定する。この判定の結果、CG画像である場合はS808に進み、撮像画像である場合は、S806において、置き換え部305は該当する撮像画像の画素を撮像画像格納部207から取得する。そして、S807において、置き換え部305は、S806で取得した撮像画像の画素に置き換える。そして、S808において、すべての画素について処理が終了したか否かを判定する。この判定の結果、まだ処理を行っていない画素がある場合はS801に戻り、そうでない場合は処理を終了する。
図9は、図8のS802において、分離部302が行う詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、S901において、初期のα値を設定する。このα値の初期設定は固定でもよいし、既に求めた周りの画素のα値を初期値にしてもよい。本実施形態では、既に求めた周りの周囲画素のα値の平均を初期値にする。α値も隣接する画素で大幅に変化することは少ないため、周囲画素のα値を初期値にすることによりα値とCG画像の画素値とを求める計算量を少なくすることができる。
次に、S902において、α値を変化させる処理が終了したか否かを判定する。この判定の結果、全てのα値を変化させた時の計算が終了していない場合にはS903に進む。そして、S903において、図7に示したようにα値によるCG画像の画素値を対象画素と周囲8画素とに対して算出する。
次に、S904において、求めた対象画素と周囲画素とで画素の差分を算出する。そして、S905において、対象画素と周囲画素との画素の差分が増加傾向にあるか否かを判定する。この判定の結果、これ以上α値を変化させても差分は増加する場合には、S906に進む。そして、S906において、S904で求めた対象画素と周囲画素との画素の差分が一番小さい時のα値とCG画像の画素値が、画像処理装置104で合成する前のCG画像の画素値とα値とであると判定し、これらの値を退避する。一方、S905の判定の結果、差分が減少する可能性がある場合には、S902に戻る。
以上のように本実施形態によれば、半透明で合成された個所に関して、画像処理装置からα値の情報を受け取ることを不要にして合成前の画像に分離することができる。そして、より高解像度の撮像画像に置き換えて再合成することにより、半透明の領域でも高解像度化することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、HMD101から画像処理装置104へ情報量削減部202により情報量が削減された撮像画像を送信していた。本実施形態では、画像処理装置104へ撮像画像を送信しない場合に半透明個所の撮像画像を置き換える方法に関して説明する。なお、本実施形態に係る画像表示システムの構成については図1と同様であるため、説明は省略する。
図10は、本実施形態に係るHMD1000及び画像処理装置1010の構成例を示すブロック図である。図2に示した例と比べて、HMD1000は、情報量削減部202を有しておらず、代わりに位置姿勢算出部1007を有している。一方、画像処理装置1010は、位置姿勢算出部224を有していない。このように本実施形態では、HMD1000が第1の実施形態と同様の手順によりHMD1000の位置姿勢を計算し、位置姿勢の計算結果を画像処理装置1010に送信する構成になっている。
このように本実施形態では、HMD1000から画像処理装置1010へHMD1000の位置姿勢の情報を送信する構成である。一方、HMD1000から画像処理装置1010へ位置姿勢の情報を送信せずに、画像処理装置1010が外部センサを用いてHMD1000の位置姿勢を求めるような構成であってもよい。
第1の実施形態では、画像処理装置104からHMD101へ送信する画像は撮像画像とCG画像とが合成された画像であったが、本実施形態では、クロマキー色の画像とCG画像とが合成された画像でなる。図11は、画像処理装置1010がHMD1000へ送信する画像の一例を示す概略図である。図11の領域1101はクロマキー色の画素の領域を示しており、領域1102はCG画像の領域を示している。また、領域1104は半透明で合成された領域を示している。
本実施形態でも、半透明の領域1104の前後に境界を示す画素の領域1103が含まれており、この画素は、境界以外では使われない色とする。なお、本実施形態でも図11に示すように半透明で合成された領域を示す情報が画像の中に入っている方法で説明するが、これの限りでない。また、本実施形態では、クロマキー色は画素値R、G、Bを(0、0、255)とする。第1の実施形態では半透明で合成された個所は撮像画像とCG画像とを半透明に合成した領域であったが、本実施形態ではクロマキー色との画像CG画像とを半透明に合成する。
図12は、本実施形態において、クロマキー色の領域と半透明の領域とを撮像画像に置き換える処理手順の一例を示すフローチャートである。図8のフローチャートと比べると、S802における撮像画像との分離処理がS1201におけるクロマキー色の画像とCG画像との分離処理に置き換わっている。なお、S1201の処理以外に関しては図8と同じであるため、説明は省略する。
図13は、図12のS1201の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートでる。図9のフローチャートと比較して、S903の処理が、S1301に置き換わっている。S1301においては、CG画像の画素値を算出するために、撮像画像の画素値ではなくクロマキー色の画素値を用いる。それ以外の処理については、図9と同じであるため、説明は省略する。
以上のように本実施形態によれば、撮像画像との合成画像ではなくクロマキー色の画像との合成画像を画像処理装置から受信した場合に、半透明の個所を撮像画像に置き換えて表示することが可能になる。
(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態では、一般の画像を用いて合成前の画像に分離していたが、本実施形態では、3D用として左眼用の画像と右眼用の画像との両方を用いて合成前の画像に分離する時の方法に関して説明する。なお、本実施形態に係る画像表示システムの構成については図1と同様であるため、説明は省略する。
図14は、本実施形態に係るHMD1400及び画像処理装置104の構成例を示すブロック図である。本実施形態では、左眼用と右眼用の画像を取り扱うため、図2と比べると、HMD1400の撮像部1401、情報量削減部1402、画像処理部1403、及び表示部1404に関して全て左眼用、右眼用が存在する。また、図2の撮像画像格納部207が、左眼用と右眼用の撮像画像を格納する左右撮像画像格納部1405に置き換わっている。以下、左眼用、右眼用と区別する時は符号にR、Lを付して説明するが、左眼用、右眼用と特に定めない時は、符号にR、Lを省略して説明する。なお、画像処理装置104は図2と同様の構成である。
図15は、本実施形態における比較対象にする画像を説明する図である。第1及び第2の実施形態では、対象画素の周囲の8画素を比較対象としたが、本実施形態では、さらにもう片方の反対側の画像の同じような位置の画素も比較対象にする。これは左右の画像でも似たような画像であるため、もう一方の画像も比較対象にする。
撮像画像の領域と半透明の領域とを高解像度に置き換える処理手順については図8と同様であり、S802において、CG画像と撮像画像とに分離する詳細な手順が第1の実施形態と異なっている。図16は、図8のS802における詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートとの違いは、S1601及びS1602の処理が追加されている点である。なお、それ以外の処理については図9と同様であるため、説明は省略する。
S1601においては、もう片方の画像に対しても同じα値によるCG画像の画素値を計算する。そして、S1602において、もう片方の画像に対するCG画像の画素値の差分を計算する。なお、S906においては、左眼用及び右眼用の両方の画像に対して最も差分が少なかった時のα値とCG画像の画素値を分離前の値と決める。このとき、両方の画像に対して最も差分が少なかった時の値を採用してもよいし、もう片方の差分値に少し重みづけを行って計算してもよい。
また、本実施形態においては、第2の実施形態のようにHMD1400から画像処理装置104へ撮像画像を送信しない構成でもよい。以上のように本実施形態によれば、左眼用及び右眼用の画像を用いるため、さらにより正確に合成前の画像に分離することが可能になる。
(第4の実施形態)
第1〜第3の実施形態では、画像の中に半透明の領域の開始個所を埋め込むことにより半透明の領域を判定したが、本実施形態では画像の中に情報を埋め込まずに半透明の領域を判定して、合成前の画像に分離する方法に関して説明する。本実施形態に係る画像表示システム、及び各装置の構成については基本的には図1、図2と同様であるため、説明は省略する。
図17は、本実施形態において、HMD101が画像処理装置104から受信する合成画像の一例を示す概略図である。
図17において、領域1701は、撮像画像の領域を示しており、領域1702はCG画像の領域を示している。また、領域1703は、半透明の画素の領域を示している。第1の実施形態では、図4に示したように半透明の領域404の前後に半透明であることを示す情報として境界を示す画素の領域403が含まれていたが、本実施形態では、図17に示すように、合成画像の中にこのような領域は含まれていない。
そこで、どのように半透明の画素かCG画像の画素かを判定する方法について、図18を参照しながら説明する。図18は、図7と同様にα値を変化させて対象画素と周囲画素との画素値の差分を求める方法を説明する図である。図18に示す例の場合、α値が0.1の時に対象画素と周囲画素との画素値の差分が最も小さくなる。
第1の実施形態の手順では、αを0.1として分離し、高精細な撮像画像と再度合成していた。α値が0.1の場合、第1の実施形態に記載した合成時の式(1)に従うと、合成後の画像の画素値は、ほとんどCG画像の画素値から構成されることになる。そこで本実施形態では、α値が閾値以下の時は半透明領域と判定するのではなくCG画像の領域と判定し、α値が閾値よい大きい時は半透明の画素として判定する。また、α値を0.1刻みではなく、α値を0.01刻みにして閾値を0.01に設定してもよい。
図19は、本実施形態における画像処理部203の詳細な構成例を示すブロック図である。
図19において、撮像画像判定部1901は、画像処理装置104から受信した画像において撮像画像の画素か撮像画像とは異なる画素かを判定する。元々の撮像画像は撮像画像格納部207に格納されているため、撮像画像格納部207に格納されている撮像画像と画像処理装置104から受け取った画像とを画素毎に比較する。この比較結果が似ている場合は、その画素は撮像画像の領域であると判断し、置き換え部1905において、撮像画像格納部207に格納されている撮像画像に置き換える。これにより、実写画像に関しては高解像度の画像に置き換わる。
一方、その画素が撮像画像の領域でない場合は、半透明領域特定部1902において、半透明の領域の画素かCG画像の領域の画素か判定する。判定方法については前述した方法で行い、半透明の領域の画素である場合はα値も求める。CG画像の領域の画素である場合は、何も処理をせずに画像処理部203から表示部204へデータを送り、半透明の領域の画素である場合は分離部1903へそのデータが送られる。
分離部1903は、半透明領域特定部1902で求めたα値を元に、合成前のCG画像の画素値を求める。再合成部1904は、分離部1903で分離したCG画像の画素値と、半透明領域特定部1902で算出した合成前のα値と、撮像画像格納部207から読み出した該当する撮像画像とを再合成する。
図20は、本実施形態において、撮像画像の領域と半透明の領域とを高解像度に置き換える処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、S2001において、撮像画像判定部1901は画像処理装置104から受け取った合成画像の画素が撮像画像の領域か撮像画像以外の領域かを、撮像画像格納部207から取得した撮像画像と比較して判定する。この判定の結果、撮像画像の領域である場合は、S2002において、置き換え部1905は、撮像画像格納部207から取得した撮像画像の画素に置き換える。
一方、S2001の判定の結果、撮像画像以外の領域である場合は、S2003において、半透明領域特定部1902は、半透明の領域の画素であるか否かを判定する。この処理の詳細については後述するが、S2003では、半透明の領域の画素かCG画像の画素かを求め、半透明の領域の画素の場合はα値も求める。
次に、S2004において、半透明領域特定部1902は、S2003の判定の結果、半透明の領域であって、かつα値が閾値以下であるか否かを判定する。この判定の結果、α値が閾値より大きい場合は、半透明領域の画素と判定し、S2005に進む。そして、S2005において、分離部1903は、S2003で求めたα値と撮像画像とを元に合成前のCG画像の画素値を求める。次に、S2006において、再合成部1904は、求めたα値とCG画像の画素値とを用いて、撮像画像格納部207から取得した撮像画像で合成を行う。
一方、S2004の判定の結果、それ以外の場合は、CC画像の領域の画素と判定し、S2007に進む。S2007においては、すべての画素について処理が終了したか否かを判定する。この判定の結果、まだ処理を行っていない画素がある場合はS2001に戻り、そうでない場合は処理を終了する。
図21は、図20のS2003における詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図21に示す各処理は全て半透明領域特定部1902により行われる処理である。
まず、S2101において、α値を変化させるのが終了したか判定する。α値を変化させる処理については第1の実施形態と同様である。この判定の結果、全てのα値を変化させたて計算が終了した場合は、S2104に進み、そうでない場合はS2102に進む。
S2102においては、図18に示すように、α値によってCG画像の画素値を対象画素と周囲8画素とに対して算出する。そして、S2103において、求めた対象画素と周囲画素との画素の差分を算出する。一方、S2104においては、S2103で求めた対象画素と周囲画素との画素の差分が一番小さい時のα値とCG画像の画素値とを退避する。
以上のように本実施形態によれば、画像の中に半透明の領域の境界を示す情報を埋め込むことを不要しても、より高解像度の撮像画像に置き換えて再合成し、半透明の領域でも高解像度化することが可能となる。なお、第3の実施形態のように左眼用及び右眼用の画像を生成する場合も同様である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
201 撮像部
202 情報量削除部
203 画像処理部
204 表示部
205 制御部
206 画像処理装置I/F通信ユニット
207 撮像画像格納部

Claims (12)

  1. 外界を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段によって生成された撮像画像を記憶する記憶手段と、
    前記撮像手段によって生成された撮像画像の情報量を削減する削減手段と、
    前記削減手段によって情報量が削減された撮像画像とCG画像とが合成された合成画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された合成画像から半透明で合成された領域を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された半透明の領域において、前記情報量が削減された撮像画像と、前記CG画像とを分離する分離手段と、
    前記分離手段によって分離された撮像画像の領域と、前記特定手段によって半透明で合成された領域と特定されていない領域のうち、前記撮像画像に該当する領域とを、前記記憶手段に記憶された撮像画像に置き換えて再合成する再合成手段とを有し、
    前記分離手段は、前記半透明の領域における対象画素と、前記対象画素の周囲に存在する周囲画素とを用いて前記半透明の領域における透過度を算出し、前記算出した透過度に基づいて、前記情報量が削減された撮像画像と、前記CG画像とを分離することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記分離手段は、前記対象画素と前記周囲画素との画素値の差分が最も小さくなる透過度を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記特定手段は、透過度が閾値よりも大きい領域を半透明の領域と特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記再合成手段は、前記特定手段によって半透明の領域と特定された領域においては半透明で合成することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記削減手段は、解像度及び色情報のうち、少なくとも1つを削減することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記周囲画素とは、前記対象画素の周囲に位置する8つの画素であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮像手段は、左眼用の撮像画像と、右眼用の撮像画像とを生成し、
    前記分離手段は、さらに、反対側の眼用の撮像画像を用いて透過度を算出することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 外界を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段によって生成された撮像画像を記憶する記憶手段と、
    外部の装置からCG画像が合成された合成画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された合成画像から半透明で合成された領域を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された半透明の領域において、前記CG画像と、それ以外の画像とを分離する分離手段と、
    前記分離手段によって分離された前記それ以外の領域と、前記特定手段によって半透明で合成された領域と特定されていない領域のうち、前記CG画像に該当しない領域とを、前記記憶手段に記憶された撮像画像に置き換えて再合成する再合成手段と有し、
    前記分離手段は、前記半透明の領域における対象画素と、前記対象画素の周囲に存在する周囲画素とを用いて前記半透明の領域における透過度を算出し、前記算出した透過度に基づいて、前記CG画像と、それ以外の画像とを分離することを特徴とする画像処理装置。
  9. 外界を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された撮像画像を記憶する記憶手段とを有する画像処理装置の画像処理方法であって、
    前記撮像手段によって生成された撮像画像の情報量を削減する削減工程と、
    前記削減工程において情報量が削減された撮像画像とCG画像とが合成された合成画像を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された合成画像から半透明で合成された領域を特定する特定工程と、
    前記特定工程において特定された半透明の領域において、前記情報量が削減された撮像画像と、前記CG画像とを分離する分離工程と、
    前記分離工程において分離された撮像画像の領域と、前記特定工程において半透明で合成された領域と特定されていない領域のうち、前記撮像画像に該当する領域とを、前記記憶手段に記憶された撮像画像に置き換えて再合成する再合成工程とを有し、
    前記分離工程においては、前記半透明の領域における対象画素と、前記対象画素の周囲に存在する周囲画素とを用いて前記半透明の領域における透過度を算出し、前記算出した透過度に基づいて、前記情報量が削減された撮像画像と、前記CG画像とを分離することを特徴とする画像処理方法。
  10. 外界を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された撮像画像を記憶する記憶手段とを有する画像処理装置の画像処理方法であって、
    外部の装置からCG画像が合成された合成画像を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された合成画像から半透明で合成された領域を特定する特定工程と、
    前記特定工程において特定された半透明の領域において、前記CG画像と、それ以外の画像とを分離する分離工程と、
    前記分離工程において分離された前記それ以外の領域と、前記特定工程において半透明で合成された領域と特定されていない領域のうち、前記CG画像に該当しない領域とを、前記記憶手段に記憶された撮像画像に置き換えて再合成する再合成工程と有し、
    前記分離工程においては、前記半透明の領域における対象画素と、前記対象画素の周囲に存在する周囲画素とを用いて前記半透明の領域における透過度を算出し、前記算出した透過度に基づいて、前記CG画像と、それ以外の画像とを分離することを特徴とする画像処理方法。
  11. 外界を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された撮像画像を記憶する記憶手段とを有する画像処理装置を制御するためのプログラムであって、
    前記撮像手段によって生成された撮像画像の情報量を削減する削減工程と、
    前記削減工程において情報量が削減された撮像画像とCG画像とが合成された合成画像を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された合成画像から半透明で合成された領域を特定する特定工程と、
    前記特定工程において特定された半透明の領域において、前記情報量が削減された撮像画像と、前記CG画像とを分離する分離工程と、
    前記分離工程において分離された撮像画像の領域と、前記特定工程において半透明で合成された領域と特定されていない領域のうち、前記撮像画像に該当する領域とを、前記記憶手段に記憶された撮像画像に置き換えて再合成する再合成工程とをコンピュータに実行させ、
    前記分離工程においては、前記半透明の領域における対象画素と、前記対象画素の周囲に存在する周囲画素とを用いて前記半透明の領域における透過度を算出し、前記算出した透過度に基づいて、前記情報量が削減された撮像画像と、前記CG画像とを分離することを特徴とするプログラム。
  12. 外界を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された撮像画像を記憶する記憶手段とを有する画像処理装置を制御するためのプログラムであって、
    外部の装置からCG画像が合成された合成画像を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された合成画像から半透明で合成された領域を特定する特定工程と、
    前記特定工程において特定された半透明の領域において、前記CG画像と、それ以外の画像とを分離する分離工程と、
    前記分離工程において分離された前記それ以外の領域と、前記特定工程において半透明で合成された領域と特定されていない領域のうち、前記CG画像に該当しない領域とを、前記記憶手段に記憶された撮像画像に置き換えて再合成する再合成工程とコンピュータに実行させ、
    前記分離工程においては、前記半透明の領域における対象画素と、前記対象画素の周囲に存在する周囲画素とを用いて前記半透明の領域における透過度を算出し、前記算出した透過度に基づいて、前記CG画像と、それ以外の画像とを分離することを特徴とするプログラム。
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