JP2014199167A - 太陽光集光システム - Google Patents

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Soji Koikari
創司 小碇
天野 哲也
Tetsuya Amano
哲也 天野
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Mikoto Iemoto
勅 家本
中村 勝重
Katsushige Nakamura
勝重 中村
吉田 一雄
Kazuo Yoshida
一雄 吉田
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Abstract

【課題】隣接する集光装置間でブロッキングを生じることなく、集光装置間の間隔を極力小さくすることができる太陽光集光システムを提供する。
【解決手段】各集光装置1において、レシーバーのターゲット点pを通る鉛直線と不動点eを含む仮想平面を平面Q1とし、平面反射鏡3の上辺上の各点と第二の回転軸yとの距離のうちの最大値をrとし、平面Q1上で、不動点eを中心とし、半径をrとする仮想円を円kとし、平面Q1と直交し、ターゲット点pを含み、円kと接する仮想平面を平面Q2とした場合に、(i)平面Q2とほぼ直交するように回転軸xを設定する、(ii)回転軸xとほぼ直交するように回転軸yを設定する、(iii)隣接する2つの集光装置A間において、ターゲット点pに遠い側の集光装置Aの平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲が、ターゲット点pに近い側の集光装置Aの平面Q2の上側に位置する、という条件を満足する。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽エネルギーを利用するために、反射鏡を備えた複数基の集光装置により太陽光をレシーバーに集光する太陽光集光システムに関する。
太陽光を多数の集光装置(ヘリオスタット)によりソーラータワー上部に設置されたレシーバーに集め、その太陽光エネルギーを用いる太陽熱発電や太陽光発電、太陽炉等の設備が知られている。ここで使用される集光装置は、搭載した反射鏡の鏡面を任意の方向に向ける機能を備えており、その反射鏡の鏡面の向きを見かけ上の太陽の方向に応じて適切に制御することにより、太陽から入射して鏡面で反射した光をレシーバーの入射面(受光面)に集光する。
従来一般的に利用されている集光装置には、経緯台方式と赤道儀方式の二通りがある(例えば、特許文献1,2)。いずれも地面に対してその位置と方向が固定された第一の回転軸と、それと直交するように設けられた第二の回転軸を備え、後者に対して反射鏡が取り付けられている。第一の回転軸が地面に垂直である場合が経緯台式であり、地軸に平行である場合が赤道儀式である。反射鏡が長方形の場合、長方形の四辺のうち向かい合う二辺が第二の回転軸と直角になり、残り二辺が第二の回転軸と平行になるように取り付けられるのが普通である。
特開2012−251755号公報 特開2010−101591号公報
多数の集光装置を敷地内に配置する形態として、レシーバー(ソーラータワー上部に設けられたレシーバー)のターゲット点直下を中心とする敷地面上の仮想同心円に沿って、集光装置を間隔をおいて配置する形態がある。しかし、従来の経緯台式や赤道儀式の集光装置をそのような形態で配置した場合、或る仮想同心円上に配置された集光装置で反射した光が、ひとつ内側の仮想同心円上に配置された集光装置によって遮られてしまう、いわゆるブロッキングが生じ易いやすい問題がある。ブロッキングが生じないようにするには、隣接する仮想同心円間の間隔(すなわち、レシーバー方向において隣接する集光装置の間隔)を広くする必要があるが、その分、限られた敷地内で設置できる集光装置の数が少なくなる。従来では、ブロッキングが生じない集光装置の配置を、集光装置の形状を考慮しながら簡便且つ適切に決定する手法がなく、このため多数の集光装置を最も効率的な集光を行えるような最適な状態に配置することは難しかった。
したがって本発明の目的は、以上のような従来技術の課題を解決し、隣接する集光装置間でブロッキングを生じることなく、集光装置間の間隔を極力小さくすることができる太陽光集光システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法であって、隣接する集光装置間でのブロッキングを生じることなく、集光装置間の間隔を極力小さくすることができる設置方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため検討を重ねた結果、各集光装置1において、レシーバーのターゲット点pを通る鉛直線と不動点eを含む仮想平面を平面Q1とし、平面反射鏡3の上辺上の各点と第二の回転軸yとの距離のうちの最大値をrとし、平面Q1上で、不動点eを中心とし、半径をrとする仮想円を円kとし、平面Q1と直交し、ターゲット点pを含み、円kと接する仮想平面をQ2とした場合に、(i)平面Q2とほぼ直交するように回転軸xを設定する、(ii)回転軸xとほぼ直交するように回転軸yを設定する、(iii)隣接する2つの集光装置1間において、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲が、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2の上側に位置する、という条件を満足することにより、さらに好ましくは、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の鏡面30の前記旋回範囲の外縁が、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2に近接し又は接することにより、上記課題を解決できることを見出した。
本発明は、このような知見に基づきなされたもので、以下を要旨とするものである。
[1]反射鏡を備えた複数基の集光装置(1)により太陽光をレシーバーに集光する太陽光集光システムにおいて、
各集光装置(1)は、固定支持部(4)に回転可能に支持される第一回転部材(2x)と、該第一回転部材(2x)に回転可能に支持される第二回転部材(2y)と、該第二回転部材(2y)に固定される平面反射鏡(3)を備えるとともに、第一回転部材(2x)の回転軸(x)と第二回転部材(2y)の回転軸(y)とが交差し、天球上における太陽の動きを、回転軸(x)、(y)回りの回転によって追尾し、平面反射鏡(3)で反射した太陽光をレシーバーに入射させる集光装置であり、
各集光装置(1)において、レシーバーのターゲット点(p)を通る鉛直線と不動点(e)を含む仮想平面を平面(Q1)とし、平面反射鏡(3)の上辺上の各点と回転軸(y)との距離のうちの最大値を(r)とし、平面(Q1)上で、不動点(e)を中心とし、半径を(r)とする仮想円を円(k)とし、平面(Q1)と直交し、ターゲット点(p)を含み、円(k)と接する仮想平面を平面(Q2)とした場合に、
下記(i)〜(iii)の条件を満足することを特徴とする太陽光集光システム。
(i) 平面(Q2)と直交する直線に対する回転軸(x)の傾きが5°以下(但し、0°の場合を含む)である。
(ii) 回転軸(x)と回転軸(y)のなす角度が85°以上95°以下である。
(iii) 隣接する2つの集光装置(1)間において、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲が、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)の上側に位置する。
[2]上記[1]の太陽光集光システムにおいて、隣接する2つの集光装置(1)間において、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲の外縁が、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)の上側において、平面(Q2)に近接し又は接していることを特徴とする太陽光集光システム。
[3]上記[1]又は[2]の太陽光集光システムにおいて、複数基の集光装置(1)が、レシーバーのターゲット点(p)直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧に沿って間隔をおいて配置されることを特徴とする太陽光集光システム。
[4]上記[3]の太陽光集光システムにおいて、レシーバーのターゲット点(p)直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧が、同心円又はその周方向の一部であることを特徴とする太陽光集光システム。
[5]上記[1]〜[4]のいずれかの太陽光集光システムにおいて、集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)が平行四辺形であることを特徴とする太陽光集光システム。
[6]上記[1]〜[5]のいずれかの太陽光集光システムを備えることを特徴とする集光型発電設備。
[7]反射鏡を備えた複数基の集光装置(1)により太陽光をレシーバーに集光する太陽光集光システムにおける、集光装置(1)の設置方法であって、
各集光装置(1)は、固定支持部(4)に回転可能に支持される第一回転部材(2x)と、該第一回転部材(2x)に回転可能に支持される第二回転部材(2y)と、該第二回転部材(2y)に固定される平面反射鏡(3)を備えるとともに、第一回転部材(2x)の回転軸(x)と第二回転部材(2y)の回転軸(y)とが交差し、天球上における太陽の動きを、回転軸(x)、(y)回りの回転によって追尾し、平面反射鏡(3)で反射した太陽光をレシーバーに入射させる集光装置であり、
各集光装置(1)において、レシーバーのターゲット点(p)を通る鉛直線と不動点(e)を含む仮想平面を平面(Q1)とし、平面反射鏡(3)の上辺上の各点と回転軸(y)との距離のうちの最大値を(r)とし、平面(Q1)上で、不動点(e)を中心とし、半径を(r)とする仮想円を円(k)とし、平面(Q1)と直交し、ターゲット点(p)を含み、円(k)と接する仮想平面を平面(Q2)とした場合に、
下記(i)〜(iii)の条件を満足するように集光装置(1)を設置することを特徴とする太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
(i) 平面(Q2)と直交する直線に対する回転軸(x)の傾きが5°以下(但し、0°の場合を含む)である。
(ii) 回転軸(x)と回転軸(y)のなす角度が85°以上95°以下である。
(iii) 隣接する2つの集光装置(1)間において、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲が、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)の上側に位置する。
[8]上記[7]の設置方法において、隣接する2つの集光装置(1)間において、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲の外縁が、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)の上側において、平面(Q2)に近接し又は接するように、集光装置(1)を設置することを特徴とする太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
[9]上記[7]又は[8]の設置方法において、集光装置(1)を、レシーバーのターゲット点(p)直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧に沿って間隔をおいて配置することを特徴とする太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
[10]上記[9]の設置方法において、レシーバーのターゲット点(p)直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧が、同心円又はその周方向の一部であることを特徴とする太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
[11]上記[7]〜[10]のいずれかの設置方法において、集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)が平行四辺形であることを特徴とする太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
本発明の太陽光集光システムでは、各集光装置(1)において、レシーバーのターゲット点(p)を通る鉛直線と不動点(e)を含む仮想平面を平面(Q1)とし、平面反射鏡(3)の上辺上の各点と回転軸(y)との距離のうちの最大値を(r)とし、平面(Q1)上で、不動点(e)を中心とし、半径を(r)とする仮想円を円(k)とし、平面(Q1)と直交し、ターゲット点(p)を含み、円(k)と接する仮想平面を平面(Q2)とした場合に、平面(Q2)とほぼ直交するように回転軸(x)を設定するとともに、回転軸(x)とほぼ直交するように回転軸(y)を設定するため、平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲の全体又は大部分が平面(Q2)よりも下側の空間に制限される。すなわち、一年を通じて回転軸(x)、(y)の回転により平面反射鏡(3)がどのように旋回しても、平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲の全体又は大部分が常に平面(Q2)よりも下側の空間(平面(Q2)を含む)に位置することになる。そして、本発明では、隣接する2つの集光装置(1)間において、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲が、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)の上側に位置するように、各集光装置(1)を配置するので、隣接する集光装置(1)間でブロッキングが発生することを防止できる。さらに、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の鏡面(30)の前記旋回範囲の外縁を、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)に近接し又は接するように、集光装置(1)を配置することにより、レシーバー方向での集光装置(1)間の間隔を極力小さくすることができる。
また、本発明の集光装置の設置方法によれば、上述した理由により、隣接する集光装置(1)間でのブロッキングを生じることなく、集光装置(1)間の間隔を極力小さくすることができる。
本発明の太陽光集光システムが適用される集光型発電設備の一例を模式的に示すもので、図1(ア)は平面図、図1(イ)は側面図 本発明の太陽光集光システムの一実施形態を模式的に示すもので、太陽光集光システムを構成する1つの集光装置を、その平面反射鏡を一部切り欠いた状態で示す背面図 図2に示す集光装置の側面図 図2に示す集光装置の平面図 本発明の太陽光集光システムにおいて、仮想の平面Q2と平面反射鏡の鏡面の旋回範囲との関係を示す説明図 本発明の太陽光集光システムにおいて、複数の集光装置の配置の形態を、仮想の平面Q2と平面反射鏡の鏡面の旋回範囲との関係で示す説明図
本発明の太陽光集光システムは、太陽熱発電や太陽光発電等の集光型発電設備などにおいて、太陽エネルギーを利用するために、反射鏡を備えた複数基の集光装置により太陽光をレシーバーに集光するシステムであり、各集光装置は、太陽の動きを二本の直交する回転軸周りの回転によって追尾し、搭載した平面反射鏡に太陽光を反射させてレシーバーに集光する装置であり、ヘリオスタットとも呼ばれる。
図1は、本発明の太陽光集光システムが適用される集光型発電設備(太陽熱発電又は太陽光発電を行う集光型発電設備)の一例を模式的に示すものであり、図1(ア)は平面図、図1(イ)は側面図である。敷地内には、上部にレシーバー6を備えたソーラータワー5と、複数の集光装置1が設置され、太陽光線を複数の集光装置1を用いてソーラータワー5の上部のレシーバー6に集光する。このレシーバー6は、円筒状の入射面(受光面)を有するが、入射面は平板状であってもよい。
複数の集光装置1は、レシーバー6のターゲット点直下を中心とする敷地面上の仮想同心円c,c,c,c…cに沿って間隔をおいて配置されている。
通常、集光装置1は、ソーラータワー5(レシーバー6)の周囲に数百台〜数万台設置される。ソーラータワー5の高さは任意であるが、通常は50〜100m程度である。ソーラータワー5の上部に設置されるレシーバー6は、集光型太陽熱発電設備の場合には、太陽熱レシーバーで構成される。一般に、太陽熱レシーバーは、その入射面(受光面)に伝熱管が密に並べられ、この伝熱管内を熱媒体が流れる。また、集光型太陽光発電設備の場合には、レシーバー6は太陽光レシーバーで構成される。この太陽光レシーバーは、その入射面(受光面)に太陽電池セル(例えば、多接合型太陽電池セル)が配置される。
北半球に集光型発電設備を設置する場合、通常、敷地の南端にソーラータワー5を設置し、その上部にレシーバー6を北へ向けて取り付ける。そして、ソーラータワー5の北側の地面に、平面反射鏡(通常、平行四辺形の平面反射鏡)を搭載した多数の集光装置1を設置する。
図2〜図6は、本発明の太陽光集光システムの一実施形態を模式的に示すものであり、図2は太陽光集光システムを構成する1つの集光装置1を、その平面反射鏡を一部切り欠いた状態で示す背面図、図3は集光装置1の側面図、図4は集光装置1の平面図であり、いずれの図面にもソーラータワー上部に設置されるレシーバー6を図示してある。また、図5は、本発明の太陽光集光システムにおいて、仮想の平面Q2と平面反射鏡の鏡面の旋回範囲との関係を示す説明図であり、図6は、同じく複数の集光装置1の配置の形態を、仮想の平面Q2と平面反射鏡の鏡面の旋回範囲との関係で示す説明図である。
各集光装置1は、地面などの設置基盤に立設された支柱などからなる固定支持部4と、この固定支持部4に回転可能に支持される第一回転部材2xと、この第一回転部材2xに回転可能に支持される第二回転部材2yと、この第二回転部材2yに固定される平面反射鏡3を備えている。第一回転部材2xの回転軸x(以下、「第一の回転軸x」という場合がある)と第二回転部材2yの回転軸y(以下、「第二の回転軸y」という場合がある)とは交差(好ましくは直交)している。また、本実施形態では、平面反射鏡3は、その鏡面30が回転軸yに対して平行になるように構成されている。第一回転部材2xと第二回転部材2yは、制御装置で制御される駆動装置(いずれも図示せず)により、それぞれ回転軸x,y回りに回転駆動する。
このような集光装置1は、天球上における太陽の動きを、回転軸x,y回りの回転によって追尾し、平面反射鏡3で反射した太陽光をレシーバー6の入射面60(受光面)に入射させる。
平面反射鏡3(鏡面30)は、長方形、正方形などの平行四辺形の平面鏡で構成されている。この平行四辺形(以下、「長方形」を例に説明する)の平面反射鏡3は、切れ目のない一枚の鏡であってもよいし、複数枚の平面鏡の貼り合わせで、一枚の長方形反射鏡を近似的に構成するものであってもよい。長方形の平面反射鏡3を第二回転部材2yに取り付け固定する形態は、通常、長方形の四辺のうち、上辺及び下辺が第二の回転軸yと平行に、左右辺が第二の回転軸yと直角になるようにする。
平面反射鏡3(鏡面30)の構成や形状は任意であり、例えば、任意の形状の複数の小反射鏡を適当な間隔をあけて縦横に並べて構成されたものでもよいが、通常は、上述したような平行四辺形である。
なお、本実施形態では、敷地内に建設されたソーラータワー5の上部に、縦型円筒形状(円筒の回転対称軸が鉛直方向に沿っている)のレシーバー6が設置されている。
本発明の太陽光集光システムは、以上のような基本的な構成において、以下のような構成を有する。すなわち、各集光装置1において、レシーバー6のターゲット点pを通る鉛直線(鉛直線v)と不動点eを含む仮想平面を平面Q1とし、平面反射鏡3の上辺g上の各点と第二の回転軸yとの距離のうちの最大値をrとし、平面Q1上で、不動点eを中心とし、半径をrとする仮想円を円kとし、平面Q1と直交し、ターゲット点pを含み、円kと接する仮想平面をQ2とした場合に、
下記(i)〜(iii)の条件を満足するように構成する。
(i) 平面Q2と直交する直線に対する回転軸xの傾きが5°以下(但し、0°の場合を含む)である。すなわち、回転軸xをそのように設定する。
(ii) 回転軸xと回転軸yのなす角度が85°以上95°以下である。すなわち、回転軸xに対して回転軸yをそのように設定する。
(iii) 図6に示すように、隣接する2つの集光装置1間において、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲(回転軸y,x回りの旋回範囲)が、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2の上側に位置する。すなわち、隣接する2つの集光装置1を、そのような関係に配置する。
さらに好ましくは、図6に示すように、隣接する2つの集光装置1間において、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲(回転軸y,x回りの旋回範囲)の外縁(外周)が、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2の上側において、平面Q2に近接し又は接するようにする。すなわち、隣接する2つの集光装置1を、そのような関係に配置する。
ここで、不動点eとは、第一の回転軸xと第二の回転軸yとの交点のことであり、ターゲット点pとは、不動点eの位置で反射した光が常に入射するように制御されるレシーバー入射面上のポイントのことである。各集光装置1は、レシーバー6の入射面60上にターゲット点pを定め、不動点eの位置で反射した光が常にそのターゲット点pに入射するように制御される。
また、平面反射鏡3の上辺g上の各点と第二の回転軸yとの距離とは、平面反射鏡3の上辺g上の各点から第二の回転軸yを含む直線におろした垂線の長さを意味し、その長さが最大のものをrとする。
また、平面反射鏡3の上辺g(上縁)は、例えば、平面反射鏡3が複数の小反射鏡を適当な間隔をあけて縦横に並べて構成されたようなものである場合には、最上部の複数の小反射鏡の各上辺を結んだ直線とする。
図6に示すように、隣接する2つの集光装置1間において、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲(回転軸y,x回りの旋回範囲)の外縁(外周)が、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2の上側において、平面Q2に接するようにすれば、レシーバー方向での集光装置1間の間隔を最も小さくでき、集光装置1の配置を最適化できる。したがって、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲の外縁は、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2に接するのではなく、近接する場合でも、なるべく平面Q2に近い方が好ましい。具体的には、鏡面30の旋回範囲の半径の1/5以下程度の距離まで近づけることが好ましい。
第一の回転軸xは、仮想の平面Q2と直交する直線に対する傾きが0°であること、すなわち第一の回転軸xが平面Q2と直交していることが最も好ましいが、平面Q2と直交する直線に対する第一の回転軸xの傾きが5°以下であれば、回転軸xが平面Q2とおおむね直交していると見なすことができる。また、平面Q2と直交する直線に対する第一の回転軸xの傾きは小さいほど好ましいので、この理由から、2°以下(但し、0°の場合を含む)が好ましく、1°以下(但し、0°の場合を含む)がより好ましい。
同じく、第二の回転軸yについても第一の回転軸xと直交していることが最も好ましいが、両軸のなす角度が85°以上95°以下であれば、第二の回転軸yが第一の回転軸xとおおむね直交していると見なすことができる。また、両軸のなす角度は90°に近ければ近いほど好ましいので、この理由から、両軸のなす角度は88°以上92°以下が好ましく、89°以上91°以下がより好ましい。
レシーバー6の入射面60上に設定されるターゲット点pの位置は任意であるが、通常はレシーバー6の入射面60の中心に設定される。この実施形態では、レシーバー6の円筒内の回転対称軸の中間点にターゲット点pが設定されている。
なお、第二の回転軸y、両回転軸x,yの交点である不動点eは、実際の装置においては、厳密な意味では鏡面30上にはなく、鏡面30から若干離れている場合が多いが、レシーバー6と集光装置1との距離を考えると無視できるようなごくわずかな距離であり、したがって、それらが鏡面30上にあるものとして考えても、本発明を構成する上で何ら問題はない。
本発明の太陽光集光システムでは、通常、集光装置1がレシーバー6のターゲット点p直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧(円弧など)に沿って間隔をおいて配置される。ここで、集光装置1がレシーバー6のターゲット点p直下を中心とする敷地面上の仮想同心円又はその周方向の一部に沿って間隔をおいて配置される場合に、本発明の効果が最も端的に得られるが、仮想同心円以外の同心状の仮想の弧に沿って間隔をおいて配置される場合、例えば、敷地面上に仮想される螺旋に沿って配置される場合などでも相応の効果が得られる。
したがって、本発明の太陽光集光システムは、集光装置1がレシーバー6のターゲット点p直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧に沿って間隔をおいて配置されることが好ましく、なかでも、レシーバー6のターゲット点p直下を中心とする敷地面上の仮想同心円又はその周方向の一部に沿って間隔をおいて配置されることがより好ましい。ここで、仮想同心円の周方向の一部とは、例えば、同心円の180°の範囲にのみ集光装置1を配置するような場合を指す。なお、同心円には、楕円や非真円の同心円なども含まれる。
本発明の太陽光集光システムでは、各集光装置1において、レシーバーのターゲット点pを通る鉛直線(鉛直線v)と不動点eを含む仮想平面を平面Q1とし、平面反射鏡3の上辺g上の各点と第二の回転軸yとの距離のうちの最大値をrとし、平面Q1上で、不動点eを中心とし、半径をrとする仮想円を円kとし、平面Q1と直交し、ターゲット点pを含み、円kと接する仮想平面を平面Q2とした場合に、平面Q2とほぼ直交するように回転軸xを設定するとともに、回転軸xとほぼ直交するように回転軸yを設定するため、平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲の全体又は大部分が平面Q2よりも下側の空間に制限される。すなわち、第一及び第二の回転軸が本発明のように設定されていない従来装置では、平面反射鏡の旋回範囲を把握することができないため、ブロッキングの状況が把握できない。このため平面反射鏡の旋回範囲の一部が平面Q2の上側にはみ出すことがあり、この時にブロッキングが生じやすい。これに対して本発明の集光装置では、一年を通じて回転軸x、yの回転により平面反射鏡3がどのように旋回しても、図5に示すように、平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲の全体又は大部分が常に平面Q2よりも下側の空間(平面Q2を含む)に位置することになる。そして、本発明では、隣接する2つの集光装置1間において、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲(回転軸y,x回りの旋回範囲)が、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2の上側に位置するように、各集光装置1を配置するので、隣接する集光装置1間でブロッキングが発生することを防止できる。すなわち、このように配置すると、レシーバー(ターゲット点p)から見たときに、図6に示されるように、各集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30全体が見えることになるため、ブロッキングが発生しないことになる。
さらに、図6に示すように、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の鏡面30の前記旋回範囲(回転軸y,x回りの旋回範囲)の外縁(外周)を、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2に近接し又は接するようにすることにより、レシーバー方向での集光装置1間の間隔を、ブロッキングを生じさせることなく、極力小さい間隔とすることができる。これにより、従来装置に較べて敷地を有効に活用できる。
また、特に、図6に示すように、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲(回転軸y,x回りの旋回範囲)の外縁(外周)が、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2の上側において、平面Q2に接するようにすれば、レシーバー方向での集光装置1間の間隔を、ブロッキングが生じない最小の間隔にすることができ、集光装置1の配置を最適化できる。
以上のような本発明の作用効果は、平面Q2と直交する直線に対する第一の回転軸xの傾きと、第一の回転軸xと直交する直線に対する第二の回転軸yの傾きが、それぞれ0°である場合、すなわち、第一の回転軸xが平面Q2と直交し、第二の回転軸yが第一の回転軸xと直交している場合に端的に得られるものであるが、平面Q2と直交する直線に対する第一の回転軸xの傾きが5°以下(好ましくは2°以下、より好ましくは1°以下)であり、回転軸xと回転軸yのなす角度が85°以上95°以下(好ましくは88°以上92°以下、より好ましくは89°以上91°以下)であれば、第一の回転軸xが平面Q2とおおむね直交し、第二の回転軸yが第一の回転軸xとおおむね直交していると見なすことができるので、この場合にも、上記に準じた相応の作用効果が得られ、レシーバー方向において隣接する集光装置1間でのブロッキングを生じにくくすることができる。
本発明の太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法では、上述したような基本的な構成を有する太陽光集光システムにおいて、集光装置を設置するに際し、平面反射鏡3の上辺g上の各点と第二の回転軸yとの距離のうちの最大値をrとし、平面Q1上で、不動点eを中心とし、半径をrとする仮想円を円kとし、平面Q1と直交し、ターゲット点pを含み、円kと接する仮想平面をQ2とした場合に、下記(i)〜(iii)の条件を満足するように、好ましくは、さらに下記(iv)の条件を満足するように、集光装置1を設置する。その詳細はさきに述べたとおりである。
(i) 平面Q2と直交する直線に対する回転軸xの傾きが5°以下(但し、0°の場合を含む)である。すなわち、回転軸xをそのように設定する。
(ii) 回転軸xと回転軸yのなす角度が85°以上95°以下である。すなわち、回転軸xに対して回転軸yをそのように設定する。
(iii) 隣接する2つの集光装置1間において、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲(回転軸y,x回りの旋回範囲)が、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2の上側に位置する。すなわち、隣接する2つの集光装置1を、そのような関係に配置する。
(iv) 隣接する2つの集光装置1間において、ターゲット点pに遠い側の集光装置1の平面反射鏡3の鏡面30の旋回範囲(回転軸y,x回りの旋回範囲)の外縁(外周)が、ターゲット点pに近い側の集光装置1の平面Q2の上側において、平面Q2に近接し又は接する。すなわち、隣接する2つの集光装置1を、そのような関係に配置する。
このような本発明の集光装置の設置方法によれば、上述した理由により、隣接する集光装置間でのブロッキングを生じることなく、集光装置間の間隔を極力小さくすることができる。
本発明の太陽光集光システムが適用される集光型発電設備(太陽熱発電又は太陽光発電を行う集光型発電設備)では、図1に示すようにレシーバー6(ソーラータワーの上部に備えられるレシーバー)の周囲に集光装置1が複数配置され、これら複数の集光装置1により太陽光がレシーバー6に集光され、太陽熱発電又は太陽光発電がなされる。
上述したように、集光装置1は、レシーバー6のターゲット点p直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧(円弧など)に沿って間隔をおいて配置されることが好ましく、なかでも、レシーバー6のターゲット点p直下を中心とする敷地面上の仮想同心円又はその周方向の一部に沿って間隔をおいて配置されることがより好ましい。
1 集光装置
2x 第一回転部材
2y 第二回転部材
3 平面反射鏡
4 固定支持部
5 ソーラータワー
6 レシーバー
30 鏡面
60 入射面
x,y 回転軸
p ターゲット点
e 不動点
g 上辺
k 円
v 鉛直線
Q1,Q2 平面

Claims (11)

  1. 反射鏡を備えた複数基の集光装置(1)により太陽光をレシーバーに集光する太陽光集光システムにおいて、
    各集光装置(1)は、固定支持部(4)に回転可能に支持される第一回転部材(2x)と、該第一回転部材(2x)に回転可能に支持される第二回転部材(2y)と、該第二回転部材(2y)に固定される平面反射鏡(3)を備えるとともに、第一回転部材(2x)の回転軸(x)と第二回転部材(2y)の回転軸(y)とが交差し、天球上における太陽の動きを、回転軸(x)、(y)回りの回転によって追尾し、平面反射鏡(3)で反射した太陽光をレシーバーに入射させる集光装置であり、
    各集光装置(1)において、レシーバーのターゲット点(p)を通る鉛直線と不動点(e)を含む仮想平面を平面(Q1)とし、平面反射鏡(3)の上辺上の各点と回転軸(y)との距離のうちの最大値を(r)とし、平面(Q1)上で、不動点(e)を中心とし、半径を(r)とする仮想円を円(k)とし、平面(Q1)と直交し、ターゲット点(p)を含み、円(k)と接する仮想平面を平面(Q2)とした場合に、
    下記(i)〜(iii)の条件を満足することを特徴とする太陽光集光システム。
    (i) 平面(Q2)と直交する直線に対する回転軸(x)の傾きが5°以下(但し、0°の場合を含む)である。
    (ii) 回転軸(x)と回転軸(y)のなす角度が85°以上95°以下である。
    (iii) 隣接する2つの集光装置(1)間において、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲が、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)の上側に位置する。
  2. 隣接する2つの集光装置(1)間において、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲の外縁が、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)の上側において、平面(Q2)に近接し又は接していることを特徴とする請求項1に記載の太陽光集光システム。
  3. 複数基の集光装置(1)が、レシーバーのターゲット点(p)直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧に沿って間隔をおいて配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光集光システム。
  4. レシーバーのターゲット点(p)直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧が、同心円又はその周方向の一部であることを特徴とする請求項3に記載の太陽光集光システム。
  5. 集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)が平行四辺形であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の太陽光集光システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の太陽光集光システムを備えることを特徴とする集光型発電設備。
  7. 反射鏡を備えた複数基の集光装置(1)により太陽光をレシーバーに集光する太陽光集光システムにおける、集光装置(1)の設置方法であって、
    各集光装置(1)は、固定支持部(4)に回転可能に支持される第一回転部材(2x)と、該第一回転部材(2x)に回転可能に支持される第二回転部材(2y)と、該第二回転部材(2y)に固定される平面反射鏡(3)を備えるとともに、第一回転部材(2x)の回転軸(x)と第二回転部材(2y)の回転軸(y)とが交差し、天球上における太陽の動きを、回転軸(x)、(y)回りの回転によって追尾し、平面反射鏡(3)で反射した太陽光をレシーバーに入射させる集光装置であり、
    各集光装置(1)において、レシーバーのターゲット点(p)を通る鉛直線と不動点(e)を含む仮想平面を平面(Q1)とし、平面反射鏡(3)の上辺上の各点と回転軸(y)との距離のうちの最大値を(r)とし、平面(Q1)上で、不動点(e)を中心とし、半径を(r)とする仮想円を円(k)とし、平面(Q1)と直交し、ターゲット点(p)を含み、円(k)と接する仮想平面を平面(Q2)とした場合に、
    下記(i)〜(iii)の条件を満足するように集光装置(1)を設置することを特徴とする太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
    (i) 平面(Q2)と直交する直線に対する回転軸(x)の傾きが5°以下(但し、0°の場合を含む)である。
    (ii) 回転軸(x)と回転軸(y)のなす角度が85°以上95°以下である。
    (iii) 隣接する2つの集光装置(1)間において、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲が、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)の上側に位置する。
  8. 隣接する2つの集光装置(1)間において、ターゲット点(p)に遠い側の集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)の旋回範囲の外縁が、ターゲット点(p)に近い側の集光装置(1)の平面(Q2)の上側において、平面(Q2)に近接し又は接するように、集光装置(1)を設置することを特徴とする請求項7に記載の太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
  9. 集光装置(1)を、レシーバーのターゲット点(p)直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧に沿って間隔をおいて配置することを特徴とする請求項7又は8に記載の太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
  10. レシーバーのターゲット点(p)直下を中心とする敷地面上に仮想される同心状の弧が、同心円又はその周方向の一部であることを特徴とする請求項9に記載の太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
  11. 集光装置(1)の平面反射鏡(3)の鏡面(30)が平行四辺形であることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の太陽光集光システムにおける集光装置の設置方法。
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