JP2014193470A - 圧延材の自動誘導方法及びガイドローラーの芯間調整機構 - Google Patents

圧延材の自動誘導方法及びガイドローラーの芯間調整機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 圧延材の誘導を自動化する。
【解決手段】 芯間調整機構Mを搭載しているローラーガイドG1における対のガイドローラー2によって圧延材を誘導し芯間調整機構Mを用いてガイドローラー2の面間及び抱合力を設定範囲に制御する圧延材の自動誘導方法であり、検知装置8の変位センサー30によってピストンロッド16の移動量を検知し、制御装置は検知信号に基づいてガイドローラー2の面間の位置情報を取得し、この位置情報に基づいて芯間調整機構によってガイドローラー2の面間及び抱合力を制御するものであり、芯間調整機構による制御は圧延材の倒れ角度を設定範囲以内に維持する自己保持制御である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ローラーガイドのガイドローラーによって誘導される圧延材の自動誘導方法及びガイドローラーの芯間調整機構に関する。
本出願人は圧延材の誘導方法及びガイドローラーの芯間調整機構について、特開平9−10815号公報、特開平10−180337号公報及び特開2000−317512号公報(以下「従来例1」、「従来例2」及び「従来例3」という。)によって開示している。
例えば従来例3に開示されているローラーガイドは圧延材を案内する対のガイドローラーを備え、これらのガイドローラーがガイドボックスに回転可能に軸支されている。上記ガイドボックス上に油圧シリンダ(駆動シリンダ)を固定してある。この油圧シリンダは、ガイドローラー側に抱合力調整機構であるガイドローラーの抱合力調整部を、その反対側に位置決め機構であるガイドローラーの間隔調整部を、さらに上記抱合力調整部内にいわゆる中間停止制御部を設けている。また、上記ローラーガイドは油圧制御回路と制御管理部とによって制御されている。上記制御管理部の遠隔操作によって、上記油圧シリンダのガイドローラーの抱合力調整部に油圧力を加えてピストンロッドを前後に移動させて、上記ガイドローラーの間隔及び抱合力の調整をする。上記油圧制御回路の電磁弁は一方で上記ガイドローラーの抱合力調整部に接続され、他方で上記制御管理部との間でガイドローラーの抱合力の遠隔調整のための回路を形成している。上記制御管理部は抱合力値入力及びローラー芯間寸法入力の各操作が可能である。制御管理部ではモニターを通じて抱合力の表示及びガイドローラーの芯間の表示が可能となる。
また、上記中間停止制御部は上記抱合力調整部のピストン内に設けられており、調整室と、この調整室の両側に位置している引側室及び押側室に通じる流路と、上記調整室内の2つのボールと、これらを引き離す方向にばね力が作用するボール間のばねとからなる。上記中間停止制御部は、圧延時にガイドローラーの間隔が常に一定に保持されている状態(ピストンロッドの中間停止状態)を維持するために機能する。
なお、中間停止制御部の機能については、上記従来例3の他に従来例2の第5頁の段落0006に詳細に記載されている。
特開平9−10815号公報 特開平10−180337号公報 特開2000−317512号公報
例示している従来例3において、圧延の準備段階で、対のガイドローラーの間隔を前段の圧延機で圧延される圧延材の標準の外形寸法に油圧シリンダの抱合力調整部を用いて合わせて予め調整しておき、また、上記ガイドローラーが上記圧延材から受ける応力である標準の抱合力も油圧シリンダの抱合力調整部を用いて予め調整しておく。このように、ガイドローラーの面間及び抱合力を前段の圧延機で圧延される圧延材の目標となる標準寸法に設定しておく。そして、圧延段階では、作業者が圧延状況としてのガイドローラーの抱合力及び面間がモニターに表示されるから、これらの表示に基づいてそれぞれの調整を必要に応じて遠隔操作する。
上記いずれの従来例に係る圧延材の誘導方法及びガイドローラーの芯間調整機構は、現場において使用されており、その目的を十分果たしているが、課題として可能な限り作業者を介在させることなく、かつ少ない手間によって圧延材を誘導可能にすることであり、圧延材誘導の自動化が期待されていた。
本発明の目的は圧延材の誘導を自動化することにある。
本発明に係る圧延材の自動誘導方法は、駆動シリンダを含むガイドローラーの芯間調整機構を搭載しているローラーガイドにおける対のガイドローラーによって圧延材を誘導しかつ上記芯間調整機構を用いて上記ガイドローラーの面間及び上記ガイドローラーによる圧延材の抱合力を設定範囲に制御すると共に、上記ガイドローラーの面間の移動量を検知し、圧延材の通過状況を把握し、その状況に応じた自己制御を行うことを可能にする誘導方法である。上記芯間調整機構の検知装置の変位センサーによってピストンロッドの移動量を検知し、制御装置は検知信号に基づいて上記ガイドローラーの面間の位置情報を取得し、この位置情報に基づいて上記芯間調整機構によってガイドローラーの面間及び抱合力を制御するものである。上記芯間調整機構による制御は上記圧延材の倒れ角度を設定範囲以内に維持する自己保持である。
上記圧延材の自動誘導方法において、上記駆動シリンダに例えば油圧シリンダを使用する場合には、上記ガイドローラーの面間の位置情報を通じてピストンロッドの移動量が圧延材の倒れ角度に達する設定範囲を越える時点で上記ピストンロッドの戻し制御(フィードバック制御)を行って、圧延材の倒れ角度を設定範囲以内に維持するための圧力制御をする。
本発明に係る圧延材のガイドローラーの芯間調整機構は、対のガイドローラーを有するローラーガイドに駆動シリンダを取り付けてあり、この駆動シリンダが抱合力調整部、芯間調整部及び上記抱合力調整部内に設けてある中間停止制御部を備えていると共に制御装置によって制御されており、上記抱合力調整部のピストンロッドが芯間調整部を介して上記対のガイドローラーの面間及び抱合力を設定範囲に調整可能であり、上記中間停止制御部が上記ピストンロッドの中間停止位置を保持可能である圧延材のガイドローラーの芯間調整機構である。上記駆動シリンダのピストンロッドの移動量を検知可能である検知装置を備えている。上記検知装置は検知板及び変位センサーを備え、上記制御装置に接続されている。上記検知板は上記ピストンロッドの動作に連動可能であり、上記変位センサーは追従ロッド及びこの追従ロッドの位置変位を検知するための変換部を備えている。上記変換部は追従ロッドを介して上記検知板の動作に応じて検知信号を上記制御装置に送信可能であり、上記制御装置は上記検知信号に基づいて上記対のガイドローラーの位置情報を取得可能でありかつこの位置情報に基づいて上記ガイドローラーの面間及び抱合力を自動制御するものである。上記制御は上記圧延材の倒れ角度を設定範囲以内に維持可能とする自己保持機能を備えている。
上記圧延材のガイドローラーの芯間調整機構において、検知装置における変位センサーには各種のものを使用するが、例えば磁気歪み式のものを使用する場合には、磁石及びこの磁石の磁気的範囲内を移動可能であるセンサーロッドを備えている。上記磁石が追従ロッドの内孔に設けられ、上記センサーロッドの先端部側が上記内孔内に上記追従ロッドと相対的関係において移動可能に挿入され、後端部が変換部に接続されている。
上記駆動シリンダの芯間調整部の構成に関して、例えばピストンロッドの先端部に取り付けているラックギアと対の芯間調整偏心ピンの上部にそれぞれ偏心状態に設けてあるギアホイールとを備えているものを使用する場合には、上記ラックギアは対のギアホイール間に配置されかつ両側でギアホイールと互いに噛み合っており、検知板は上記ラックギアに取り付けてあり、追従ロッドは検知板にばね力によって押圧状態に当接している。
本発明によれば、圧延中の圧延材の倒れの防止はガイドローラーの芯間調整機構による自己保持制御によって可能となるので、圧延材の自動の誘導化に寄与し、従来例と比較して誘導作業を円滑かつ迅速に行え、誘導作業の手間を少なくすることができる。
本発明に係るガイドローラーの芯間調整機構の使用状態を示す正面図であって、芯間調整機構の主要部を断面にすると共に、一方のギアホイールを切欠している図である。 本発明に係るガイドローラーの芯間調整機構の使用状態を示す平面図である。 本発明に係るガイドローラーの芯間調整機構の使用状態を示す側面図である。 図1に示す芯間調整機構の拡大正面図であって、一方のギアホイールを切欠している図である。 本発明に係るガイドローラーの芯間調整機構を制御する油圧制御回路を示す図である。 本発明に係るガイドローラーの芯間調整機構における作動説明図である。 本発明に係るガイドローラーの芯間調整機構を他の形態のローラーガイドに取り付けている例を示す正面図であって、芯間調整機構の主要部を断面にすると共に、一方のギアホイールを切欠している図である。 本発明に係るガイドローラーの芯間調整機構を他の形態のローラーガイドに取り付けている例を示す平面図である。
本発明に係る圧延材の自動誘導方法及びガイドローラーの芯間調整機構について図面を参照して説明する。
まず、本発明のガイドローラーの芯間調整機構について説明する。
図1〜図3に示すように、ガイドローラーの芯間調整機構MはローラーガイドG1上に取り付けて使用する。
ローラーガイドG1において、ガイドボックス1内には対のガイドローラー2が芯間調整可能であるローラーピン3を回転中心として設けられている。対のローラーピン3は上端部に軸受部3aを一体的に設けてあり、下端部が偏心ピースである軸受部3b内に嵌め込まれている。軸受部3a,3bはガイドボックス1の上部及び下部にそれぞれ回転自在に嵌め込まれている。ローラーピン3は、ガイドボックス1に軸受部3a,3bを介して軸受けされている。ローラーピン3の中心は、互いに同心である軸受部3a,3bの中心から図1右側に所定寸法偏心している芯間調整偏心ピンである。
各ローラーピン3の上部にはギアホイール4をそれぞれ偏心状態に設けてある。各ギアホイール4の軸部4aは各ローラーピン3の軸受部3aと一体的に形成され、上記軸部と軸受部とは同心である。
ローラーピン3はガイドローラー2の支持ピンの他に芯間調整機構Mの一部を構成している芯間調整偏心ピンであり、またギアホイール4は芯間調整機構Mの一部をそれぞれ構成している。
ガイドボックス1の出口側である先端側(図1右側)は、圧延ロール(図示せず。)に向けて突出されているノーズ形となっている。ガイドボックス1の入口側である後端側(図1左側)にはエントリーガイド5を設けてある。
芯間調整機構Mの具体的構成について説明する。
図1及び図5に示す芯間調整機構Mは駆動シリンダ6、芯間調整部7及び検知装置8を備え、制御装置9及び制御回路10によって制御される。
図1〜図4に示す駆動シリンダ6について説明する。
駆動シリンダ6として油圧シリンダが使用されている。図4において、油圧シリンダ6は、図中央から右側部分が抱合力調整機構であるガイドローラーの抱合力調整部11であり、左側部分が位置決め調整機構であるガイドローラーの間隔調整部12であり、上記抱合力調整部内に中間停止制御部13を設けてある。
図4に示す抱合力調整部11において、シリンダスリーブ14内にはピストン15及びピストンロッド16を移動可能に設けてある。ピストンロッド16の先端部側はシリンダスリーブ14の端部から外側に突出されている。シリンダスリーブ14内はピストン15を挟んで図4右側が引側室17、左側が押側室18となっている。引側室17及押側室18は後述する制御回路である油圧制御回路10の管路41d,41cが作動油口(図示せず。)を介して接続されている(図5)。
また、中間停止制御部13に関して説明すると、ピストン15内には調整室24及び流路25a,25bを設けてある。調整室24は、その両側に配置されている流路25a,25bによって引側室17及び押側室18にそれぞれ通じている。調整室24内には、対向配置されている調整ボール26a,26bと、両調整ボール間に渡してあるばね27とからなる保持器が内蔵されている。ばね27の両端部は、常に調整ボール26a,26bに対して流路25a,25b側に押圧するばね力を付与している。このため、調整室24側に面している両流路25a,25bの開口は調整ボール26a,26bによって閉鎖可能である。
圧延時では、一方の流路25bの開口は、後述する調整ロッド21と調整ボール26bとが接触することによってわずかな隙間を開けられた状態で閉鎖されているが、他方の流路25aの開口は引側室17内に供給され作動油の油圧力がばね27のばね力を越えているので開放され、上記作動油が調整室24内に流入されている状態にある。
図4左側に示すガイドローラーの間隔調整部12において、シリンダスリーブ19内にはピストン20及び調整ロッド21を移動可能に設けてあり、そしてばね22が調整ロッドの周りに掛け回されている。ばね22は調整ロッド21に対して後退する方向(図4左方向)にばね力を付与している。シリンダスリーブ19内のピストン20の図4左側が加圧室23となっている。加圧室23には作動油口231が設けられている。ピストン20は、作動油口231から供給される作動油の油圧力によってばね22のばね力に抗して調整ロッド21の先端側に押圧される。また、押圧されるピストン20の調整ロッド21の先端側はシリンダスリーブ14の押側室18内に延伸されている。調整ロッド21の先端は径を細くした突起部となっている。調整ロッド21の先端部が調整室24内の一方の流路25bを貫通して調整ボール26bに当接可能である。
上述のように、圧延時において、調整ロッド21の先端部による調整ボール26bの押込みを通じて調整室24の一方の流路25bの開口は開放され、調整ボール26aは引側室17の加圧によって他方の流路25aの開口を開放することができる。調整室24の両側の流路25a,25bにおける開口の微小な開放を通じて、等量の作動油が上記調整室内を常に流れ、このことによりピストンロッド16が静止し、ガイドローラー2が設定位置に保持される。
調整ロッド21によって押圧されるばね22のばね力と対応した位置でピストンロッド16の位置決めをすることができる。
なお、駆動シリンダ6は前記従来例2及び従来例3に開示されている駆動シリンダと実質的に同一のものを使用している。
芯間調整部7について説明する。
図1、図2及び図4に示す芯間調整部7はラックギア28及びガイドローラー2の芯間調整用のギアホイール4を備えている。
図1及び図2に示すラックギア28は油圧シリンダ6の抱合力調整部11のピストンロッド16の先端部に接続されている。ラックギア28は両側面にラックを形成してある。
対のギアホイール4は、軸部4aが前述したように各ローラーピン3の上部の軸受部3aと一体的に設けられ、ローラーピンに対して偏心している(図2参照)。
ラックギア28は、図2に示すように対のギアホイール4間に前後方向(図左右方向)に移動可能に配置されていると共に、ラックがギアホイールと噛み合っている。このため、ギアホイール4はラックギア28の前方移動(図2右方)に伴って互いに対向方向に回転し、また、後方移動(図左方)に伴って互いに反対方向に回転し、回転するギアホイールに対して偏心位置している各ローラーピン3が偏心回転し、このような偏心回転により対のガイドローラー2の面間が同時に広くなったり狭くなったりする。
検知装置8について図1、図2及び図4を参照して説明する。
検知装置8は検知板29とこの検知板の動きに応じて信号を出力する変位センサー30とからなり、制御装置9(図5)に接続されている。
検知板29は、図2及び図4に示すようにラックギア28上に起立固定されている。検知板29の後面(背面)は変位センサー30側に面している。検知板29は、ラックギア28を介してこれが接続されているピストンロッド16の動作に連動するものである。
図1及び図4において、変位センサー30は図示の例にあっては磁気歪み式のものを用いており、ガイドローラー2の面間の変位量(移動量)を検出する手段である。
変位センサー30は、センサースリーブ31内を移動可能である追従ロッド32と、この追従ロッドの位置変位を検知するための変換部33を備えている。
追従ロッド32は図4左端が開口されている内孔321を設けてあり、先端部側がセンサースリーブ31の端部から突出されている。内孔321の入口側には磁石34を装着してある。
変換部33は、鉄などの磁性体からなるセンサーロッドであるプローブロッド35を設けてある。センサースリーブ31内にはコイル状の押圧ばね36を収納してある。押圧ばね36はプローブロッド35の周りに掛け回されている。押圧ばね36は、その先端側で追従ロッド32の後端部(図4左端部)に当接し、この追従ロッドに対して常に先端側に向けて押圧している。
プローブロッド35の先端部側は、追従ロッド32の内孔321の入口から奥側に向けて移動可能に挿入されている。挿入されているプローブロッド35は磁石34の磁気領域内を通過可能である。変換部33は、センサースリーブ31の後端部に配置されており、プローブロッド35のロッドヘッドを構成している。変換部33からは歪み信号を制御装置9に送信するための信号取り出し線37(図5)が引き出されている。
追従ロッド32の先端部は検知板29に接触しかつこの検知板を押圧ばね36のばね力によって常に図4右側に押圧している。このため、検知板29の前後移動に伴って追従ロッド32は軸方向に追従する。追従ロッド32に装着してある磁石34はこの追従ロッドの動作に伴って移動するから、この磁石とプローブロッド35との磁気的な位置関係が変化する。移動する磁石34によって磁歪線上のねじり歪みを発生させ、その歪みの伝播速度を測定し、その測定値が信号取り出し線37から検知信号として出力され、出力信号を通じて追従ロッド32の移動量を知ることができる。
ここで、ガイドローラー2、ギアホイール4及びラックギア28相互間の第1の連動関係並びにこのラックギア、検知板29及び追従ロッド32相互間の第2の連動関係をそれぞれ説明する。
第1の連動関係に関して、ピストンロッド16を図2右側に移動(前進)させることにより、同時に前進するラックギア28はこれに噛み合っているギアホイール4を互いに対向方向に回転させる。このようなギアホイール4の回転に伴ってローラーピン3は偏心回転するから、対のガイドローラー2の面間は広がる。反対に、ピストンロッド16を左側に移動(後退)させることにより、同時に後退するラックギア28はギアホイール4を互いに反対方向に回転させ、対のガイドローラー2の面間は狭くなる。ラックギア28の移動量と対のガイドローラー2の面間の広狭(移動量)との間に連動関係がある。
第2の連動関係に関して、ラックギア28の上記移動によってこれに起立している検知板29も移動し、同時に追従ロッド32もラックギアと同じ方向に同じ距離だけ追従する。
上記第1及び第2の連動関係により、対のガイドローラー2の面間の移動量は追従ロッド32の移動距離に変換され、ガイドローラーの位置情報として捉えることができる。
制御装置9には、図5に示す油圧制御回路10が電気的に接続されており、この油圧制御回路と共に油圧シリンダ6を制御する。
油圧制御回路10における電磁切換弁38、比例電磁式パイロットリリーフ弁39及び比例電磁式リリーフ弁40は制御装置9によって制御される。
電磁切換弁38及び比例電磁式パイロットリリーフ弁39はいずれも一方(図5左方)で制御装置9に電気的に接続され、他方で圧力源42と管路41a,41bを通じて接続されている。電磁切換弁38は油圧シリンダ6のガイドローラーの抱合力調整部11に管路41c,41dを通じて接続されている。管路41cはガイドローラーの抱合力調整部11の押側室18に、管路41dは引側室17にそれぞれ接続されている。管路41dには圧力センサー43aを介在させてあり、この圧力センサーは制御装置9に電気的に接続されている。
比例電磁式パイロットリリーフ弁39は油圧シリンダ6のガイドローラーの間隔調整部12に管路41eを通じて接続されている。管路41e中に圧力センサー43bを介在させてあり、この圧力センサーは制御装置9に電気的に接続されている。
比例電磁式リリーフ弁40は、圧延時のガイドローラー2の面間の変位量に応じて圧力アップによる閉動作をする際に機能するものである。比例電磁式リリーフ弁40は、一方で制御装置9に電気的に接続され、他方で管路41fを介して油圧シリンダ6のガイドローラーの抱合力調整部11の引側室17に通じている管路41dに接続されている。
制御装置9と油圧シリンダ6及び検知装置8との関係について説明する。
図4及び図5において、制御装置9には変位センサー30の信号取り出し線37が電気的に接続されている。上述したように変位センサー30の追従ロッド32に従動する磁石34の移動は磁歪線上のねじり歪みの伝播速度として測定され、換言すれば磁石34の移動距離すなわち追従ロッド32の移動距離が計測されることになる。上述したように、対のガイドローラー2の面間の変位量は追従ロッド32の移動距離に変換され、ガイドローラーの位置情報として捉えることができる。ガイドローラーの面間の位置情報としての測定値は、変換部33によってデジタルの検知信号に変換されて信号取り出し線37によって制御装置9に出力される。
圧延時において、追従ロッド32の移動距離を示す検出信号はピストンロッド16の移動量に対応しているから、制御装置9は上記検知信号に基づいてガイドローラー2の面間の位置情報を検出すると共にガイドローラーの面間の変化量を測定することができる。
制御装置9は変位センサー30から得られた検知信号であるガイドローラー2の面間の位置情報に基づいて油圧シリンダ6に対して油圧力を制御し、圧延材の抱合荷重の調整をし、また、圧延材の倒れ防止を図るものである。
圧延材の自動誘導方法について説明する。
(誘導前)
予め、標準の圧延材の寸法に対応するようにガイドローラー2の面間及び抱合力を芯間調整機構Mによって調整し、標準の面間設定及び抱合力設定を行っておく。
ガイドローラーの面間調整(面間設定)について説明する。
間隔調整部12のピストン20及び調整ロッド21の面間の調整操作と併行して、抱合力調整部11のピストンロッド16の移動によるガイドローラー2の標準の面間寸法の調整を行う。
圧力源42を起動し、比例電磁式パイロットリリーフ弁39に通じている図示していない圧力調整弁及び流量調整弁を設定値に対応するように調整し、設定するガイドローラー2の面間寸法(設定値)及びラックギア28の移動量を制御装置9の記憶部に記憶させ、比例電磁式パイロットリリーフ弁を動作させておく。
図2及び図5において、電磁切換弁38によって圧力源42から管路41a,41cを介して作動油を油圧シリンダ6の押側室18に供給し、その油圧力によってピストン15を加圧してピストンロッド16及びラックギア28をピストンの移動方向と同じ方向に移動させる。この移動に伴って、ラックギア28に噛み合っているギアホイール4が回転され、対のガイドローラー2間が開いて面間寸法が変化する。ガイドローラー2の面間寸法を最大にしておく。
ピストンロッド16の移動によってピストン15が調整ロッド21の先端部から徐々に離れて行き、一方(図4左方)の調整ボール26bは流路25b出口を塞ぐことになる。
その後、最大となっている面間寸法が徐々に小さくなるように調整して行く。
圧力源42から作動油を管路41b,41eを通じて油圧シリンダ6の加圧室23に供給してピストン20を加圧する。加圧されたピストン20によって調整ロッド21は一方の調整ボール26bを押込んでこの調整ボールと流路25b出口の隙間を開け、引側室17からのピストン15への加圧により他方の調整ボール26aと流路25a入口の隙間を開ける。
ピストン20の受ける圧力とばね22の荷重とが均衡した位置で調整ロッド21は停止する。この停止した位置におけるガイドローラー2の面間寸法と、設定値として入力されている標準の面間寸法との差を制御装置9によって比較し、面間寸法が設定値より大きい場合にはピストンロッド16を後退させ、上記面間寸法を設定値寸法に合わせて調整を完了する。
ピストンロッド16を後退させるには、圧力源42から作動油を管路41b,41dを介して油圧シリンダ6の引側室17に供給してピストン15を加圧すれば、ピストンロッド16及びラックギア28が後退する。後退移動に伴って対のガイドローラー2間が狭くなり、面間を設定値に調整する。
ガイドローラー2の面間寸法であるガイドローラーの位置情報は検知装置8を通じて制御装置9に送信されるから、この位置情報に基づいて制御装置は比例電磁式リリーフ弁40を作用させて、ピストンロッド16をフィードバック(戻り)を行って、上記面間寸法を予め設定された面間寸法(設定値)に調整する。
調整過程では、油圧シリンダ6のピストンロッド16の調整移動に基づくラックギア28の移動に伴って、ラックギア上に起立している検知板29もラックギアと同じ方向に移動するから、検知板に押圧状態に接している変位センサー30の追従ロッド32及び内蔵している磁石34も軸方向に移動する。変位センサー30は磁石34とプローブロッド35との相対的位置関係の変化を通じて追従ロッドの移動量を検知し、受信した検知信号に基づいて制御装置9はガイドローラー2の面間寸法を測定する。
測定したガイドローラー2の面間寸法と、予め入力されているガイドローラー2の設定面間寸法(設定値)が同じになるように比例電磁式パイロットリリーフ弁39により油圧シリンダ6の加圧室23の圧力調整をし、ピストンロッド16の先端のラックギア28を介してラックギアに噛み合っているギアホイール4を回転させ、ガイドローラーの面間調整をする。
設定面間寸法に調整されたガイドローラー2の面間寸法と、その時の調整ロッド21の圧力を記憶させておき、この圧力状態を維持する。この調整状態において、引側室17の作動油が常に引側室側の流路25aから押側室側の流路25bを経由して押側室18へ流し続けてピストンロッド16が標準停止位置(中間停止位置)に維持されている。
ガイドローラー2の抱合力調整(抱合力設定)について説明する。
予め、比例電磁式パイロットリリーフ弁39内に圧力調整弁、流量調整弁及びリリーフ弁(いずれも図示せず。)を標準の抱合力設定値に対応するように調整しておく。
電磁切換弁のリリーフ弁(図示せず。)の設定圧力を比例電磁式パイロットリリーフ弁39の設定圧力より大きく設定しておく。
(誘導時)
作動油を管路41b,41dを通じて引側室17に供給し、管路41eを通じて加圧室23にも供給し、いずれも管路の一端が接続されている各作動油口(図4では作動油口231のみ図示。)を加圧状態にして圧延を開始する。
圧延が開始されると、圧延材はローラーガイドG1のエントリーガイド5からガイドボックス1内に入って対のガイドローラー2の面間を通過して圧延機の入側に誘導されて圧延ロールによって圧延される。圧延材の通過時に、圧延材の寸法より微小に狭く設定されたガイドローラー2の面間が開き、追従ロッド32が移動して、その移動量を変位センサー30が検知することにより、制御装置9は入力される検知信号に基づいてガイドローラーの面間の位置情報を入手し、この位置情報に基づいて圧延材の寸法を測定すると共に、設定値を越えている面間寸法に対して圧延材の倒れの発生状況を認識する。
図6に示すように、圧延材Sがガイドローラー2間を通過する毎にピストンロッド16の移動量に応じて変位センサー30がガイドローラー2の面間の位置情報(移動量)を検知し、送信される位置情報に基づく面間寸法と設定値とを比較して、比較値に応じて制御装置9は引側室17の圧力制御をする。ガイドローラー2間を通過する圧延材Sの倒れる状況が発生すると、ピストンロッド16の移動量が設定値の限界に達することになり、換言すれば、ガイドローラー2が面間寸法aの設定範囲を越えて面間寸法a+αに達しようとする。この時のガイドローラー2の面間の位置情報は変位センサー30によって制御装置9に送信される。この位置情報に基づいて制御装置9は比例電磁式リリーフ弁40を作用させて、ピストンロッド16の戻り制御(フィードバック制御)を行い、面間寸法を設定値以内に維持するための圧力制御(抱合力制御)を行って、倒れを防止する。比例電磁式リリーフ弁40によるフィードバック制御は、この比例電磁式リリーフ弁が作動し、ピストンロッド16の前進を引側室17の油圧力を上昇させることによって、圧延材の倒れ角度である面間寸法a+αを越えない設定範囲以内に維持する。
なお、ガイドローラー2の面間寸法a+αに達しようとした時、警報や警告ランプの点滅等の報知手段によって管理者に警告する。
このように、ガイドローラー2の面間寸法が設定値に調整されている状態における圧延材の誘導時では、制御装置9を通じて上記設定値の上限を越えようとする圧延材に対応して対のガイドローラー2の面間を設定値に自動調整し、圧延材を適確に圧延ロールの入口側に誘導する。
誘導時における中間停止制御部13の作用について説明する。
上記設定値より寸法が大きい圧延材が対のガイドローラー2間に進入して誘導されている時、ピストンロッド16は図4右側に移動(前進)し、対のガイドローラー2の面間を広くする方向に移動するので、ピストン15の移動に伴って調整ロッド21の先端部が調整ボール26bから離れ、この調整ボールが押側室側の流路25bの開口を閉鎖する。このため、油圧シリンダ6の引側室17の圧力が上昇し、ピストンロッド16の移動(前進)が止まり、対のガイドローラー2の面間の拡大が止り、この結果、対のガイドローラーは圧延材が倒れることを防ぐ抱合状態を維持したまま誘導する。
油圧シリンダ6の引側室17の圧力が上昇し続けると、ピストン15が図4左側に加圧されることによってピストンロッド16は左側(後退)に移動し、対のガイドローラー2の面間を狭くする方向に移動するので、調整ロッド21の先端部が油圧シリンダ6の調整ボール26bに当接し、ばね27を引側室17側に押圧するが、引側室17の圧力により調整ボール26aが引側室側の流路25aの開口を開ける。このため、作動油は引側室17から押側室18側へ流れ、ピストン15は中間停止状態となり、ピストンロッド16の移動(後退)が止まり、対のガイドローラー2の面間の設定値が保持される。
本発明の芯間調整機構Mを取り付けるローラーガイドは図1に示すローラーガイドG1に限られない。
適用するローラーガイドとして、例えば図7及び図8に示す対のローラーホルダー57を有するローラーガイドG2であっても良い。
図示する例では、ローラーガイドG2のガイドボックス51上に芯間調整機構Mを取り付けている。
ローラーガイドG2のガイドボックス51内には、対のローラーホルダー57を配置し、これらのローラーホルダーがそれぞれ支点ピン58を回転中心として取り付けられている。各ローラーホルダー57の先端部側は、ガイドボックス51の出側(図8右側)に向けて突出されている。各ローラーホルダー57の先端部には、対のガイドローラー52がローラーピン56を回転中心として設けられている。エントリーガイド55はガイドボックス51の後端側に設けてある。
ガイドボックス51には支点ピン58を挟んでローラーホルダー57と反対側に芯間調整偏心ピン53を配置してある。
対の芯間調整偏心ピン53は上端部に軸受部53aを一体的に設けてあり、下端部が偏心ピースである軸受部53b内に嵌め込まれている。軸受部53a,53bはガイドボックス51の上部及び下部にそれぞれ回転自在に嵌め込まれている。芯間調整偏心ピン53は、ガイドボックス51に軸受部53a,53bを介して軸受けされている。芯間調整偏心ピン53の中心は、互いに同心である軸受部53a,53bの中心から図8左側に所定寸法だけ偏心している。また、芯間調整偏心ピン53の軸受部53aはギアホイール4の軸部4aと一体的に設けられている。軸受部53aと軸部4aとは同心であるため、芯間調整偏心ピン53はギアホイール4に対して偏心している(図8参照)。芯間調整偏心ピン53は芯間調整機構Mの一部を構成している。
さらに、図8に示すように、各ローラーホルダー57の先端側の対向側間にばね59を配置して、このばねがローラーホルダーの先端側のガイドローラー52の面間を開くようにばね力を付与し、このため後端側には閉じる方向にばね力が作用している。ローラーホルダー57の両側後端部側の上下に保持ボルト60をねじ込んである。各保持ボルト60の先端部が芯間調整偏心ピン53に当接している。
芯間調整部7のラックギア28を移動することにより、ラックギアに噛み合っているギアホイール4が偏心回転し、支点ピン58を中心としてローラーホルダー57が回転することにより先端側が開閉するために、対のガイドローラー52の芯間が広くなったり狭くなったりする。
ローラーガイドG2にあっては、芯間調整機構Mの作動によってローラーホルダー57の回転動作を介して対のガイドローラー52の芯間と抱合力が調整される。
本発明によれば、対のガイドローラー2,52の面間の位置情報は抱合力調整部11のピストンロッド16の移動量として検知装置8で検知し、検知情報に基づいて制御装置9は油圧シリンダ6を通じてガイドローラーの面間及び抱合力を制御するものであり、かつ仮に圧延材の倒れ角度が設定範囲を越えようとしても、自己保持機能を発揮させて、つまり油圧シリンダによる戻り制御を行って上記倒れ角度を設定範囲以内に維持することができる。このように、圧延材の倒れ防止を人手によることなく、取得した位置情報に基づいて油圧シリンダ6に対する制御装置9の圧力制御によって自己保持機能によって行うことができる。
検知装置8に用いる変位センサー30は図4に示す磁歪式のものに限定されない。
G1,G2 ローラーガイド
M 芯間調整機構
S 圧延材
1 ガイドボックス
2 ガイドローラー
3 ローラーピン(芯間調整偏心ピン)
4 ギアホイール
6 油圧シリンダ(駆動シリンダ)
7 芯間調整部
8 検知装置
9 制御装置
10 制御回路(油圧制御回路)
11 ガイドローラーの抱合力調整部
12 ガイドローラーの間隔調整部
13 中間停止制御部
15 ピストン
16 ピストンロッド
17 引側室
18 押側室
20 ピストン
21 調整ロッド
22 ばね
23 加圧室
24 調整室
25a,25b 流路
26a,26b 調整ボール
27 ばね
28 ラックギア
29 検知板
30 変位センサー
32 追従ロッド
321 内孔
33 変換部
34 磁石
35 プローブロッド(センサーロッド)
36 押圧ばね
38 電磁切換弁
39 比例電磁式パイロットリリーフ弁
40 比例電磁式リリーフ弁
41a,41b 管路
41c,41d 管路
41e,41f 管路
42 圧力源
43a,43b 圧力センサー
51 ガイドボックス
52 ガイドローラー
53 芯間調整偏心ピン
56 ローラーピン
57 ローラーホルダー
58 支点ピン

Claims (5)

  1. 駆動シリンダを含むガイドローラーの芯間調整機構を搭載しているローラーガイドにおける対のガイドローラーによって圧延材を誘導しかつ上記芯間調整機構を用いて上記ガイドローラーの面間及び上記ガイドローラーによる圧延材の抱合力を設定範囲に制御する圧延材の自動誘導方法であり、
    上記芯間調整機構の検知装置の変位センサーによってピストンロッドの移動量を検知し、制御装置は検知信号に基づいて上記ガイドローラーの面間の位置情報を取得し、この位置情報に基づいて上記芯間調整機構によってガイドローラーの面間及び抱合力を制御するものであり、
    上記芯間調整機構による制御は上記圧延材の倒れ角度を設定範囲以内に維持する自己保持である
    ことを特徴とする圧延材の自動誘導方法。
  2. 駆動シリンダに油圧シリンダを使用して、ガイドローラーの面間の位置情報を通じてピストンロッドの移動量が圧延材の倒れ角度に達する設定範囲を越える時点で上記ピストンロッドの戻し制御を行って、圧延材の倒れ角度を設定範囲以内に維持するための圧力制御をすることを特徴とする請求項1記載の圧延材の自動誘導方法。
  3. 対のガイドローラーを有するローラーガイドに駆動シリンダを取り付けてあり、この駆動シリンダが抱合力調整部、芯間調整部及び上記抱合力調整部内に設けてある中間停止制御部を備えていると共に制御装置によって制御されており、上記抱合力調整部のピストンロッドが芯間調整部を介して上記対のガイドローラーの面間及び抱合力を設定範囲に調整可能であり、上記中間停止制御部が上記ピストンロッドの中間停止位置を保持可能である圧延材のガイドローラーの芯間調整機構において、
    上記駆動シリンダのピストンロッドの移動量を検知可能である検知装置を備えており、
    上記検知装置は検知板及び変位センサーを備え、上記制御装置に接続されており、
    上記検知板は上記ピストンロッドの動作に連動可能であり、
    上記変位センサーは追従ロッド及びこの追従ロッドの位置変位を検知するための変換部を備えており、
    上記変換部は追従ロッドを介して上記検知板の動作に応じて検知信号を上記制御装置に送信可能であり、
    上記制御装置は上記検知信号に基づいて上記対のガイドローラーの位置情報を取得可能でありかつこの位置情報に基づいて上記ガイドローラーの面間及び抱合力を自動制御するものであり、
    上記制御は上記圧延材の倒れ角度を設定範囲以内に保持可能とする自己保持機能を備えている
    ことを特徴とする圧延材のガイドローラーの芯間調整機構。
  4. 変位センサーは磁気歪み式であってかつ磁石及びこの磁石の磁気的範囲内を移動可能であるセンサーロッドを備え、上記磁石が追従ロッドの内孔に設けられ、上記センサーロッドの先端部側が上記内孔内に上記追従ロッドと相対的関係において移動可能に挿入され、後端部が変換部に接続されていることを特徴とする請求項3記載の圧延材のガイドローラーの芯間調整機構。
  5. 芯間調整部は駆動シリンダのピストンロッドの先端部に取り付けているラックギアと対の芯間調整偏心ピンの上部にそれぞれ偏心状態に設けてあるギアホイールとを備え、上記ラックギアは対のギアホイール間に配置されかつ両側でギアホイールと互いに噛み合っており、検知板は上記ラックギアに取り付けてあり、追従ロッドは検知板にばね力によって押圧状態に当接していることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の圧延材のガイドローラーの芯間調整機構。
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