JP2014191120A - 構成情報管理装置および構成情報管理方法 - Google Patents

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【課題】構成情報が漏洩することを防止すること。
【解決手段】顧客装置100は、定期的に、顧客装置100のハッシュ値を抽出し、抽出したハッシュ情報を保守サーバ200に送信する。保守サーバ200は、顧客装置100からハッシュ情報を取得し、取得したハッシュ情報のハッシュ値と同一のハッシュ値が比較テーブルに存在するか否かを判定する。保守サーバ200は、同一のハッシュ値が存在しない場合に限って、顧客装置100に構成情報を要求する。
【選択図】図1

Description

本発明は、構成情報管理装置に関する。
近年、保守対象の顧客装置の障害状況をいち早く把握する従来技術として、定期的に顧客装置の構成情報を暗号化して遠隔の保守センターに送信し、保守センターは受信した構成情報に問題があるか否かを判定するものがある。
例えば、保守センターは、顧客装置から送信された構成情報のハッシュ値が、ブラックリストに含まれる構成情報のハッシュ値と一致する場合に、警報を保守作業員に出力し、保守作業員は、顧客装置の保守作業に向かう。
特開2009−230457号公報
富士通株式会社 「Systemwalker IT Change Manager V14g」
しかしながら、上述した従来技術では、ある程度のセキュリティ対策が実施されているものの、定期的に構成情報を送信するため、構成情報が漏洩する恐れがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、構成情報が漏洩することを防止することができる装置を提供することを目的とする。
第1の案では、構成情報管理装置は、記憶部と、判定部と、要求部とを有する。記憶部は、複数の構成情報のハッシュ値をそれぞれ記憶する。判定部は、電子機器からハッシュ化された電子機器の構成情報を取得し、取得した構成情報と同一のハッシュ値が記憶部に存在するか否かを判定する。要求部は、判定部によって、電子機器から取得した構成情報と同一のハッシュ値が存在しないと判定された場合に、電子機器に対して構成情報を要求する。
本発明の1実施態様によれば、構成情報が漏洩することを防止することができる。
図1は、本実施例に係るシステムを示す図である。 図2は、本実施例に係る顧客装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、TPMチップによるハッシュ化の処理を説明するための図である。 図4は、保守サーバの構成を示す機能ブロック図である。 図5は、蓄積テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図6は、比較テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図7は、構成情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図8は、特定部の処理を説明するための図である。 図9は、本実施例に係る顧客装置の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、本実施例に係る保守サーバの処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する構成情報管理装置および構成情報管理方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本実施例に係るシステムの構成について説明する。図1は、本実施例に係るシステムを示す図である。図1に示すように、このシステムは、保守端末10a,10b,10cと、顧客装置100と、保守サーバ200とを有する。保守端末10a,10b,10cをまとめて適宜、保守端末10と表記する。顧客装置100および保守サーバ200は、ネットワーク50を介して相互に接続される。保守サーバ200および保守端末10は、社内ネットワーク等を介して相互に接続される。
保守端末10は、顧客装置100等の保守作業を行う保守作業員が利用する端末装置である。例えば、保守端末10は、保守サーバ200から通知される情報を表示する。
顧客装置100は、保守の対象となる電子機器である。例えば、顧客装置100は、PC(Personal Computer)、サーバ、プリンタ、ネットワーク機器、外部ストレージ、携帯電話、スマートフォン、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ステレオコンポ、医療機器または工作機器等に対応する。ここでは、図示を省略するが、他の顧客装置もネットワーク50に接続されているものとする。
顧客装置100は、自装置の構成情報を定期的に抽出し、抽出した構成情報をハッシュ化する。顧客装置100は、ハッシュ化した構成情報を定期的に保守サーバ200に送信する。顧客装置100は、保守サーバ200から、構成情報を要求された場合にのみ、ハッシュ化していない構成情報を暗号化して、保守サーバ200に送信する。
保守サーバ200は、各顧客装置の構成情報を管理するサーバである。保守サーバ200は、各顧客装置の構成情報にそれぞれ対応するハッシュ値を記憶部に記憶し、顧客装置から送信されたハッシュ値に対応するものが記憶部に存在しない場合に、構成情報を顧客装置100に要求する。
ところで、図1に示した顧客装置100および保守サーバ200は、例えば、TCG(Trusted Computing Group)技術を利用して、セキュアにデータ通信を実行することを前提とする。
本実施例で利用するTCG技術の一例について説明する。インターネットに接続される端末、デバイスは常にセキュリティの脅威に曝され、ウィルス、スパイウェア、その他悪質なスクリプト、不正アクセス等により、プラットフォームを構成するソフトウェア構造に予期せぬ改変が加えられる場合がある。このようなリスクに対して、TCGでは、プラットフォームの信頼性を保障することにより、安全なコンピューティング環境を実現する。ここで、プラットフォームとは、ハードウェア、OS、アプリケーション等を示す。
例えば、ソフトウェアの改竄という脅威に対して、従来のソフトウェアのみに依存するセキュリティ対策には限界がある。このため、TCG技術では、TPM(Trusted Platform Module)チップをプラットフォームに埋め込み、かかるTPMチップを信頼のルートとして、改竄が極めて困難な、信頼できるコンピューティング環境を構築している。また、TPMチップを利用することで、ハードウェアベースのデータ・証明書の保護、安全な暗号処理環境を実現できる。
次に、TPMチップについて説明する。TPMチップは、電子機器にバインドされるバードウェアのチップであり、耐タンパー性を持つ。TPMチップは電子機器から取り外しができないように、電子機器の主要な構成パーツに物理的にバインドされる。例えば、電子機器の構成パーツは、マザーボード等に対応する。TPMチップは、実装される機能、メモリ領域、プロセッサ・パワーを極力抑えて設計されているため、低コストで製造でき、様々な電子機器やプラットフォームに適用できる。
例えば、TPMの機能には、RSA(Rivest Shamir Adleman)秘密鍵の生成・保管する機能、RSA秘密鍵による署名、暗号化、復号する機能が含まれる。RSAでは、秘密鍵と公開鍵とのペアを作成する。また、TPMの機能には、SHA−1(Secure Hash Algorithm 1)のハッシュ演算する機能、電子機器の環境情報を保持する機能が含まれる。TPMは、バインドされた電子機器が起動した時点で、BIOS、OSloader、OSカーネルへのブートプロセスにおけるソフトウェアコードを計測し、計測したソフトウェアコードをハッシュ化して、TPM内部のレジスタに登録する。また、TPMは、バインドされた電子機器のハードウェアの情報を収集し、ハードウェアの情報をハッシュ化して、TPM内部のレジスタに登録する。
TCG技術では、上位のアプリケーションやライブラリからハードウェア・デバイスであるTPMチップを利用するためソフトウェア・スタックとソフトウェアインターフェースを規定する。このソフトウェア・スタックはTSS(TCG Software Stack)と呼ばれ、リソースが制限されるTPMチップの機能を保管するソフトウェアモジュールから構成されている。電子機器のアプリケーションは、TSSの提供するインタフェースを利用して、上述したTPMチップの機能にアクセスすることができる。TPMチップは、顧客システム側のTPMチップでハッシュ値を採取する際のルールをハッシュ化及び署名付与して管理することで、ハッシュ値採取の正当性を担保するものである。しかも、TPMチップは、必要に応じて、現時点でのルール及び署名をチェックすることで、ルールの非改竄性を証明する。その結果、TPMチップは、TPMチップ側で非改竄性が証明されたルールを参照しながら運用することでハッシュ値を採取する際のルールに改竄がないことを保証する。
次に、図1に示した顧客装置100の構成例について説明する。図2は、本実施例に係る顧客装置の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、この顧客装置100は、通信部110、入力部120、表示部130、インタフェース部140、TPMチップ150、記憶部160、制御部170を有する。各部110〜170は、バス180によって相互に接続される。
通信部110は、ネットワーク50を介して他の装置とデータ通信を行う処理部である。例えば、通信部110は、ネットワーク50を介して、保守サーバ200とデータ通信を実行する。後述する制御部170は、通信部110を介して、保守サーバ200とデータをやり取りする。
入力部120は、各種の情報を顧客装置100に入力する入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウス、タッチパネルなどに対応する。表示部130は、制御部170から出力される各種の情報を表示する表示装置である。例えば、表示部130は、液晶ディスプレイやタッチパネル等に対応する。インタフェース部140は、各種の外部装置と接続するインタフェースである。
TPMチップ150は、上述したTCG技術に準拠するTPMチップであり、後述する制御部170と協働して動作し、顧客装置100と保守サーバ200とのデータ通信の安全性を保証する。例えば、TPMチップ150は、制御部170からの要求に応じて、情報のハッシュ化や暗号化された情報を復号する。
また、本実施例に係るTPMチップ150は、定期的に、顧客装置100の構成情報を収集する。TPMチップ150は、収集した構成情報をハッシュ化し、ハッシュ化した構成情報を制御部170に出力する。
ここで、構成情報には、ソフトウェア情報、ソフトウェア設定値、OS(Operating System)情報、OS設定値、ハートウェア情報、ハードウェア設定値等が含まれる。
図3は、TPMチップによるハッシュ化の処理を説明する。図3に示すように、TPMチップ150は、ソフトウェア情報をハッシュ化してハッシュ値「A1」を得る。TPMチップ150は、ソフトウェア設定値をハッシュ化してハッシュ値「A2」を得る。TPMチップ150は、OS情報をハッシュ化してハッシュ値「A3」を得る。TPMチップ150は、OS設定値をハッシュ化してハッシュ値「A4」を得る。TPMチップ150は、ハードウェア情報をハッシュ化してハッシュ値「A5」を得る。TPMチップ150は、ハードウェア設定値をハッシュ化してハッシュ値「A6」を得る。
TPMチップ150は、ハッシュ値A1,A2,A3,A4,A5,A6を更にハッシュ化することで、代表ハッシュ値「A」を得る。係る代表ハッシュ値が、上記ハッシュ値に対応するものとなる。
記憶部160は、各種の情報を記憶する記憶装置である。例えば、記憶部160は、ハードディスク装置、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子などの記憶装置に対応する。
制御部170は、送信部171および応答部172を有する。制御部170は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部170は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
送信部171は、TPMチップからハッシュ情報を定期的に取得し、取得したハッシュ値の情報を、保守サーバ200に送信する処理部である。例えば、送信部171は、ハッシュ値と、顧客装置100を一意に識別する識別情報とを含めたハッシュ情報を、保守サーバ200に送信する。
応答部172は、保守サーバ200から構成情報の要求を受信した場合に、顧客装置100の構成情報を保守サーバ200に送信する処理部である。
具体的に、応答部172は、保守サーバ200から構成情報の要求を受信した場合に、TPMチップ150からハッシュ化される前の構成情報を取得する。応答部172は、保守サーバ200のTPMチップに格納される秘密鍵の対となる公開鍵を認証サーバ(図示略)から取得する。送信部171は、取得した公開鍵によって構成情報を暗号化し、暗号化した構成情報を、保守サーバ200に送信する。応答部172は、暗号化した構成情報と、顧客装置100を一意に識別する識別情報とを対応付けて、保守サーバ200に送信する。
次に、図1に示した保守サーバ200の構成について説明する。図4は、保守サーバの構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、この保守サーバ200は、通信部210、入力部220、表示部230、インタフェース部240、TPMチップ250、記憶部260、制御部270を有する。各部210〜270は、バス280によって相互に接続される。
通信部210は、ネットワーク50を介して他の装置とデータ通信を行う処理部である。例えば、通信部210は、ネットワーク50を介して、顧客装置100とデータ通信を実行する。後述する制御部270は、通信部210を介して、顧客装置100とデータをやり取りする。
入力部220は、各種の情報を保守サーバ200に入力する入力装置である。例えば、入力部220は、キーボードやマウス、タッチパネルなどに対応する。表示部230は、制御部270から出力される各種の情報を表示する表示装置である。例えば、表示部230は、液晶ディスプレイやタッチパネル等に対応する。インタフェース部240は、各種の外部装置と接続するインタフェースである。
TPMチップ250は、上述したTCG技術に準拠するTPMチップであり、後述する制御部270と協働して動作し、顧客装置100と保守サーバ200とのデータ通信の安全性を保証する。例えば、TPMチップ250は、制御部270からの要求に応じて、情報のハッシュ化や暗号化された情報を復号する。
記憶部260は、蓄積テーブル261、比較テーブル262、構成情報テーブル263を有する。例えば、記憶部260は、ハードディスク装置、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子などの記憶装置に対応する。
蓄積テーブル261は、各顧客装置のハッシュ値を保持するテーブルである。図5は、蓄積テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図5に示すように、蓄積テーブル261は、識別番号とハッシュ値とを対応付ける。識別番号は、各顧客装置をそれぞれ識別する情報である。ハッシュ値は、該当する顧客装置の構成情報に対応する代表ハッシュ値である。図5において、例えば、識別番号「1001」に対応する顧客装置を、顧客装置100とする。顧客装置100から送信されるハッシュ値が「A」であれば、顧客装置100の構成が変化していないことを示す。これに対して、顧客装置100から送信されるハッシュ値が「A以外」であれば、顧客装置100の構成が変化したことを示す。
比較テーブル262は、所定条件を満たす複数の構成情報のハッシュ値をそれぞれ有するテーブルである。図6は、比較テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、比較テーブル262は、ブラックリスト262a、イエローリスト262b、ベリファイドリスト262c、ホワイトリスト262dを有する。
ブラックリスト262aは、例えば、障害が発生する構成情報または各企業が禁止する構成情報のハッシュ値を有するリストである。イエローリスト262bは、例えば、障害が発生する可能性のある構成情報または各企業が推奨しない構成情報のハッシュ値を有するリストである。ベリファイドリスト262cは、認証済みの構成情報のハッシュ値を有するリストである。ホワイトリスト262dは、企業によって指定される適切な構成情報のハッシュ値を有するリストである。
構成情報テーブル263は、ハッシュ値と構成情報とを対応付けるテーブルである。図7は、構成情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図7に示すように、この構成情報テーブル263は、ハッシュ値と構成情報とを対応付ける。例えば、ハッシュ値「A」に対応する構成情報は「構成情報X1」となる。
図4の説明に戻る。制御部270は、判定部271、要求部272、特定部273を有する。制御部270は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部270は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
判定部271は、顧客装置100からハッシュ情報を取得し、ハッシュ情報のハッシュ値と、蓄積テーブル261とを比較して、顧客装置100の構成情報が変化したか否かを判定する。例えば、ハッシュ情報には、ハッシュ値の他に、顧客装置100を識別する情報が含まれているものとする。例えば、顧客装置100の識別情報を「1001」とし、ハッシュ情報のハッシュ値が「A」である場合には、図5の蓄積テーブル261の1段目のレコードにヒットするため、判定部271は、顧客装置100の構成情報が変化してないと判定する。
これに対して、顧客装置100の識別情報を「1001」とし、ハッシュ情報のハッシュ値が「A以外」である場合には、蓄積テーブル261のいずれのレコードにもヒットしないため、判定部271は、顧客装置100の構成情報が変化したと判定する。
判定部271は、顧客装置100の構成情報が変化したと判定した場合に、ハッシュ情報と比較テーブル262とを基にして、顧客装置100に構成情報を要求するか否かを判定する。具体的に、判定部271は、ハッシュ情報のハッシュ値が、比較テーブル262に含まれるいずれかのテーブルのハッシュ値にヒットしなかった場合に、顧客装置100に構成情報を要求すると判定する。
一方、判定部271は、ハッシュ情報のハッシュ値が、比較テーブル262に含まれるいずれかのテーブルのハッシュ値にヒットした場合には、顧客装置100に構成情報を要求しないと判定する。判定部271は、判定結果を、要求部272に出力する。
要求部272は、判定部271によって、顧客装置100に構成情報を要求すると判定された場合に、構成情報を顧客装置100に構成情報を要求する。そして、要求部272は、顧客装置100から暗号化された顧客装置100の構成情報を受信した場合には、TPMチップ250に構成情報の復号を依頼し、復号された構成情報を、特定部273に出力する。
なお、要求部272は、顧客装置100の識別情報を判定部271から取得し、要求先の顧客装置100を特定する。
特定部273は、現在の顧客装置100の構成情報と、一つ前(過去)の顧客装置100の構成情報とを比較して、相違箇所を特定する処理部である。特定部273は、現在の顧客情報100の構成情報を要求部272から取得する。特定部273は、一つ前の顧客装置100の構成情報を、蓄積テーブル261と構成情報テーブル263とを基にして取得する。例えば、特定部273は、顧客装置100の識別情報をキーにして、蓄積テーブル261から顧客装置100のハッシュ値を特定し、特定したハッシュ値と構成情報テーブル263とを比較して一つ前の顧客装置100の構成情報を取得する。
図8は、特定部の処理を説明するための図である。図8において、構成情報X1は、一つ前の顧客装置100の構成情報を示す。構成情報X’1は、現在の顧客装置100の構成情報を示す。特定部273は、構成情報X1と構成情報X1’とを比較して、相違箇所「ソフトウェア情報(へ)」を特定する。
特定部273は、特定した相違箇所の情報を、保守端末10に出力する。また、特定部273は、一つ前の顧客装置100の構成情報を、保守端末10に出力する。
次に、本実施例に係る顧客装置100の処理手順について説明する。図9は、本実施例に係る顧客装置の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、顧客装置100は、一定期間毎に構成情報をハッシュ化したハッシュ情報を生成し(ステップS101)、ハッシュ情報を保守サーバ200に送信する(ステップS102)。
顧客装置100は、構成情報の要求を保守サーバ200から受信したか否かを判定する(ステップS103)。顧客装置100は、構成情報の要求を保守サーバ200から受信していない場合には(ステップS103,No)、ステップS101に移行する。
一方、顧客装置100は、構成情報の要求を保守サーバ200から受信していない場合には(ステップS103,Yes)、現在の構成情報を暗号化し(ステップS104)、暗号化した構成情報を、保守サーバ200に送信する(ステップS105)。
次に、本実施例に係る保守サーバ200の処理手順について説明する。図10は、本実施例に係る保守サーバの処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、保守サーバ200は、ハッシュ情報を受信したか否かを判定する(ステップS201)。保守サーバ200は、ハッシュ情報を受信していない場合には(ステップS201,No)、再度ステップS201に移行する。
一方、保守サーバ200は、ハッシュ情報を受信した場合には(ステップS201,Yes)、蓄積テーブルのハッシュ値と、ハッシュ情報のハッシュ値とが一致するか否かを判定する(ステップS202)。保守サーバ200は、蓄積テーブル261のハッシュ値と、ハッシュ情報のハッシュ値とが一致する場合には(ステップS202,Yes)、構成情報に変化がないと判定する(ステップS203)。
一方、保守サーバ200は、蓄積テーブル261のハッシュ値と、ハッシュ情報のハッシュ値とが一致しない場合には(ステップS202,No)、構成情報に変化があると判定する(ステップS204)。
保守サーバ200は、ハッシュ値がアンノウンであるか否かを判定する(ステップS205)。アンノウンであるとは、ハッシュ値が、比較テーブル262に存在しないことを示す。保守サーバ200は、ハッシュ値がアンノウンでない場合には(ステップS205,No)、処理を終了する。
一方、保守サーバ200は、ハッシュ値がアンノウンである場合には(ステップS205,Yes)、構成情報取得要求を顧客装置100に送信する(ステップS206)。保守サーバ200は、構成情報を受信していない場合には(ステップS207,No)、再度ステップS207に移行する。保守サーバ200は、構成情報を受信した場合には(ステップS207,Yes)、ステップS208に移行する。
保守サーバ200は、現在の構成情報と一つ前の構成情報とを比較し、相違箇所を判定する(ステップS208)。保守サーバ200は、一つ前の構成情報と、相違箇所の情報を、保守端末10に出力する(ステップS209)。
次に、本実施例に係る保守サーバ200の効果について説明する。保守サーバ200は、顧客装置100からハッシュ情報を取得し、取得したハッシュ情報のハッシュ値と同一のハッシュ値が比較テーブル262に存在しない場合に限って、顧客装置100に構成情報を要求する。このため、保守サーバ200によれば、定期的に構成情報が送信されることを無くし、構成情報が漏洩することを防止することができる。
また、保守サーバ200は、顧客装置100から取得した構成情報と同一のハッシュ値が存在しないと判定された場合に、蓄積テーブル261および構成情報テーブル263を基にして、顧客装置100の過去の構成情報を特定する。このため、変更前の顧客装置100の構成情報を、特定することが可能となる。
また、保守サーバ200は、現在の顧客装置100の構成情報と、一つ前(過去)の顧客装置100の構成情報とを比較して、相違箇所を特定する。このため、変更後の構成によって顧客装置100に障害が発生した場合に、障害の発生原因を容易に特定することが可能となる。
ところで、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部あるいは一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部がCPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
10a,10b,10c 保守端末
100 顧客装置
200 保守サーバ

Claims (4)

  1. 複数の構成情報のハッシュ値をそれぞれ記憶する記憶部と、
    電子機器からハッシュ化された前記電子機器の構成情報を取得し、取得した構成情報と同一のハッシュ値が前記記憶部に存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって、前記電子機器から取得した構成情報と同一のハッシュ値が存在しないと判定された場合に、前記電子機器に対して構成情報を要求する要求部と
    を有することを特徴とする構成情報管理装置。
  2. 前記記憶部は、ハッシュ値と該ハッシュ値に対応する構成情報と関連付けて記憶し、
    前記判定部によって、前記電子機器から取得した構成情報と同一のハッシュ値が存在しないと判定された場合に、前記電子機器から過去に取得したハッシュ値と前記記憶部とを基にして、前記電子機器の過去の構成情報を特定する特定部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の構成情報管理装置。
  3. 前記特定部は、更に、前記要求部の要求に応じて前記電子機器から取得する構成情報と、前記特定部が特定した構成情報とを比較して、構成情報の相違箇所を特定することを特徴とする請求項2に記載の構成情報管理装置。
  4. コンピュータが実行する構成情報管理方法であって、
    電子機器からハッシュ化された前記電子機器の構成情報を取得し、取得した構成情報と同一のハッシュ値が、複数の構成情報のハッシュ値をそれぞれ記憶する記憶部に存在するか否かを判定し、
    前記電子機器から取得した構成情報と同一のハッシュ値が存在しないと判定した場合に、前記電子機器に対して構成情報を要求する
    各処理を実行することを特徴とする構成情報管理方法。
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