JP2014187116A - ダイボンディング装置およびダイボンディング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体素子をサブマウントに接合する際に、サブマウントと半導体素子との温度差を小さくして、半導体素子の熱歪みを軽減可能なダイボンディング装置およびダイボンディング方法を提供する。
【解決手段】サブマウント3上に蒸着された共晶ロウ材SLおよびサブマウント3に搭載された半導体素子4(ダイ)にレーザ光LAを照射して加熱可能なレーザ装置6を有する構成のダイボンディング装置1,10とし、サブマウント3の上に蒸着する共晶ロウ材SLにレーザ光を照射して加熱溶融し、その上に半導体素子4を搭載する際に、半導体素子4にレーザ光を照射して加熱した後、接合する構成のダイボンディング方法とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子をサブマウントに接合するためのダイボンディング装置およびダイボンディング方法に関し、特に、半導体素子の熱歪みを軽減可能なダイボンディング装置およびダイボンディング方法に関する。
半導体レーザチップなどの半導体素子(ダイ)を、基板(サブマウント)に搭載して半導体パッケージを組み立てる工程には、半導体ウエハを製造するウエハ製造工程と、このウエハを分割して多数のダイを製造するダイシング工程と、分割されたそれぞれのダイをサブマウント上に搭載するダイボンディング工程とを有する。
ダイボンディング工程においては、ダイをサブマウント上の所定位置に接合するために、AuSnなどの共晶ロウ材を接合部に蒸着して溶融し、ダイを位置合わせして搭載し、その後、共晶ロウ材を冷却凝固させて接合している。
例えば、従来のダイボンディング装置の一例を図7に示す。このダイボンディング装置1Aは、パルスヒータなどの加熱装置を備えたヒートテーブル2Aにサブマウント3Aを載置し、ヒートテーブル2Aを加熱昇温してサブマウント3Aを加熱して、サブマウント3A上に蒸着された共晶ロウ材SLを加熱溶融させている。その後、コレット5Aと呼ばれる吸着保持具を用いてダイ(半導体素子4A)を吸着保持してサブマウント3A上に搭載して接合する方法が採用されている。
しかし、ヒートテーブルを用いてサブマウントおよび共晶ロウ材を加熱する方式では、ヒートテーブルとサブマウントとの接触状態により、サブマウントや共晶ロウ材の到達温度に差が生じてしまい、共晶ロウ材の溶融状態が安定しない場合が生じる。また、サブマウントおよび共晶ロウ材を加熱する時間や冷却する時間が長くなってしまい、結果として、半導体素子(例えば、半導体レーザチップ)に熱歪みが残留して、製品となる半導体パッケージの性能や寿命が悪化する要因となる。
そのために、熱歪みを残留させずにダイボンディングすることが望まれており、例えば、レーザ光をサブマウントの裏面側から照射して、サブマウントおよび共晶ロウ材を短時間で加熱して、ダイボンディング工程に係る時間を短くして、生産効率を向上させると共に熱歪みも抑制するとしたダイボンディング方法およびダイボンディング装置が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−188196号公報
ヒートテ−ブルを用いてサブマウントおよび共晶ロウ材を加熱する方式では、ヒートテーブルの温度を制御する温度コントロール機能を介してサブマウントや共晶ロウ材の温度をコントロールする必要がある。また、熱伝導性の良好なテーブルであること、さらに、サブマウントと接触する面に凹凸がないことや、耐摩耗性を有することなどが求められる。
そのために、ヒートテーブルを用いる加熱方法は、サブマウントおよび共晶ロウ材を加熱する時間や冷却する時間が長くなってしまい、サブマウントにダイを接合する際に、サブマウントとダイの温度差が大きくなることに起因して、ダイ(例えば、半導体レーザチップ)に熱歪みが残留してしまう問題に加えて、ヒートテーブルに求められる性能条件が厳しくなってしまい問題となる。
また、レーザ光を用いることにより、短時間で加熱して生産効率を向上させると共に熱歪みも抑制することは可能であるが、特許文献1記載の方法では、サブマウントの裏面側からレーザ光を照射して、サブマウントおよび共晶ロウ材を加熱しているので、サブマウント温度とサブマウント上に搭載したダイの温度との差が大きくなってしまい、ダイ(例えば、半導体レーザチップ)に熱歪みが残留し易くなる。すなわち、上記方法では、ダイを効率よく加熱することができず、接合するサブマウントとダイとの温度差を小さくすることができないので、熱歪みを抑制する効果は十分ではない。
特に、大容量化が求められるHDD(ハードディスクドライブ)用の熱アシスト方式の記録ヘッドに用いる半導体素子(例えば、半導体レーザチップ)は、高い熱的安定性が求められるので、さらに良好に熱歪みが残留しないダイボンディング工程であることが求められる。
そのために、接合するサブマウントと半導体素子との温度差を小さくしてダイボンディング可能な構成であることが望ましく、ダイボンディングの時間をさらに短くできて、半導体素子の生産効率をより向上させると共に熱歪みもさらに抑制できることが望ましい。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、半導体素子をサブマウントに接合する際に、サブマウントと半導体素子との温度差を小さくして、半導体素子の熱歪みを軽減可能なダイボンディング装置およびダイボンディング方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、共晶ロウ材を介在してサブマウントに半導体素子を接合するダイボンディング装置であって、前記サブマウントを載置するステージと、該ステージの上方に沿って移動可能であり、前記半導体素子を吸引保持して当該半導体素子を前記サブマウント上の所定位置に搭載するコレットと、前記ステージの上方に配設され、前記サブマウント上に蒸着された前記共晶ロウ材および前記サブマウントに搭載された前記半導体素子にレーザ光を照射して加熱可能なレーザ装置と、を有することを特徴としている。
この構成によると、サブマウント上に蒸着された共晶ロウ材にレーザ光を照射して加熱できると共に、接合時には、接合部に搭載する半導体素子の上からレーザ光を照射して半導体素子を加熱できる。そのために、サブマウント上の共晶ロウ材を加熱溶融させることも短時間で行うことができ、半導体素子を搭載して接合する際には、半導体素子を短時間で加熱して、サブマウントの温度に近づけた状態で接合させることが可能になる。また、ステージを加熱する必要がないので、より効率的に加熱でき冷却可能な構成となり、共晶ロウ材の冷却時間も短くすることができて、短時間に凝固させることが可能になる。そのために、半導体素子をサブマウントに接合する際に、サブマウントと半導体素子との温度差を小さくして、半導体素子の熱歪みを軽減可能なダイボンディング装置を得ることができる。
また本発明は、上記構成のダイボンディング装置を用いてサブマウントに半導体素子を接合するダイボンディング方法であって、上面に共晶ロウ材を蒸着したサブマウントをステージに載置する工程と、サブマウント上の前記共晶ロウ材にレーザ光を照射して溶融する工程と、コレットを用いて前記半導体素子を吸引保持して前記サブマウント上に移動する工程と、前記コレットを下降して前記半導体素子を前記サブマウント上に載置する工程と、前記半導体素子にレーザ光を照射して加熱する工程と、加熱後に前記半導体素子と前記共晶ロウ材とを冷却する工程と、を備えることを特徴としている。
この構成によると、レーザ光を照射することにより、サブマウント上の共晶ロウ材を短時間で加熱して溶融させることができ、半導体素子を搭載して接合する際には、半導体素子を短時間で加熱して、サブマウントの温度に近づけた状態で接合させることが可能になる。そのために、半導体素子をサブマウントに接合する際に、両者の温度差をより小さくした状態で接合可能な構成となり、半導体素子の熱歪みを軽減可能なダイボンディング方法を得ることができる。
本発明によれば、サブマウント上に蒸着された共晶ロウ材にレーザ光を照射して溶融し、接合時には、接合部に搭載する半導体素子にレーザ光を照射して加熱するので、半導体素子をサブマウントに接合する際に、サブマウントと半導体素子との温度差を小さくして、半導体素子の熱歪みを軽減可能なダイボンディング装置およびダイボンディング方法を得ることができる。
本発明の第1実施形態のダイボンディング装置の構成を示す概略説明図である。 本発明のサブマウント上の共晶ロウ材を溶融する工程を示す概略説明図である。 本発明のコレットを用いて半導体素子を吸引保持してサブマウント上に移動する工程を示す概略説明図である。 本発明のコレットを用いて半導体素子を吸引保持した時の上面模式図である。 ハーフミラーと撮影装置を備えた本発明の第2実施形態のダイボンディング装置の構成を示す概略説明図である。 本発明に係るダイボンディング方法の操作工程を示すである。 従来のダイボンディング装置の構成を示す概略説明図である。 図7のダイボンディング装置により製造された半導体発光素子の正面図である。 図7のダイボンディング装置により製造された半導体発光素子の側面図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明するが、本発明はこれにより何ら制限されるものではない。また、同一構成部材については同一の符号を用い、重複する説明は適宜省略する。まず本実施形態に係るダイボンディング装置の第1実施形態例について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態のダイボンディング装置の構成を示す概略説明図である。
〈第1実施形態〉
図1に示すダイボンディング装置1は、半導体レーザチップなどの半導体素子4を基板(サブマウント3)に搭載した半導体パッケージを製造する際に用いられる装置である。このような半導体素子(ダイ)4を、基板(サブマウント3)に搭載して半導体パッケージを組み立てる製造工程には、半導体ウエハを製造するウエハ製造工程と、このウエハを分割して多数のダイを製造するダイシング工程と、分割されたそれぞれのダイをサブマウント上に搭載するダイボンディング工程などがある。
すなわち、図1に示すダイボンディング装置1は、分割されたダイ(半導体素子4)をサブマウント3上に搭載する装置である。また、サブマウント3の上面に予め設ける配線接合部に共晶ロウ材SLを蒸着して溶融し、半導体素子4の電極部41を位置合わせして接合する。この際に、サブマウント3は、吸引部21を介して、ステージ2の所定位置に吸引保持されている。また、半導体素子4はコレット5に吸引部53を介して吸引保持され、ステージ2に載置されたサブマウント3に対してその位置を調整されて搭載され接合される。
すなわち、コレット5は、図示しない昇降移動装置を介して移動可能に、また、昇降可能に支持されており、吸引部21および吸引部53は、共に、外部に設置する真空発生装置に接続されており、それぞれの吸引部を所定の吸引圧にて真空引きすることにより、吸引部21を介してサブマウント3を吸引保持し、吸引部53を介して半導体素子4を吸引保持することが可能に構成される。
半導体素子4はサブマウント3と接合される面に電極部41を有し、反対側の面に配線層42を有する。電極部41はサブマウント3の配線層31に設けられる配線接続部に電気的に接続され、配線層42は、外部端子と電気的に接続される電極部を有する。そして、ステージ2の所定の部位にサブマウント3を載置して、コレット5を用いて半導体素子4の配線層42側を吸引保持して移動させて、サブマウント3の配線接続部に対して電極部41を合致させるように位置合わせして搭載し、少し押さえ付けながら共晶ロウ材SLを凝固させて電気的に接合する。
すなわち、サブマウント3上には、予め配線層31と配線接続部(接合部となる)が設けられており、この接合部に半田やAuSnペーストなどの共晶ロウ材SLを予め蒸着しておき、この接合部に半導体素子4の電極部41を合致させるように搭載して、共晶ロウ材SLを溶融・凝固させて接合する。
上記したように、ダイボンディング工程においては、半導体素子4をサブマウント3上の所定位置に接合するために、半田やAuSnペーストなどの共晶ロウ材SLを蒸着して加熱溶融させた後、半導体素子4の電極部41を位置合わせして搭載し、少し押さえつけて、共晶ロウ材SLを冷却凝固させて接合している。
例えば、図2に示すように、ステージ2の上にサブマウント3を載置して吸引部21を介して吸着保持する。そして、上部に配設するレーザ装置6からレーザ光LAを照射して、配線部31の所定部位に蒸着した共晶ロウ材SLを加熱して溶融する。
その後、図3に示すように、半導体素子4を保持したコレット5を移動させ、位置調整してサブマウント3上に搭載する。そして、レーザ装置6からレーザ光LAを照射して、半導体素子4を加熱して(共晶ロウ材SLも同時に加熱される)、共晶ロウ材SLが溶融した状態を維持して半導体素子4を押し込み、その後、レーザ光LAの照射を停止して冷却凝固させる。
上記したように、本実施形態では、共晶ロウ材SLの加熱溶融と半導体素子4の搭載時の半導体素子4の加熱の両方に、レーザ装置6が照射するレーザ光LAを用いている。例えば、サブマウント3上の所定部位に蒸着された共晶ロウ材SLにレーザ光LAを照射することにより短時間で加熱溶融させることができる。また、共晶ロウ材SL上に半導体素子4を搭載して、一旦、半導体素子4と接合部を一体に加熱し、その後、レーザ光LAの照射を停止することにより、自然冷却して凝固する。
共晶ロウ材SLの加熱溶融と冷却凝固をヒートテーブルを用いて行う従来装置は、例えば、前述したように、図7に示すダイボンディング装置1Aが採用される。ダイボンディング装置1Aは、加熱装置を備えたヒートテーブル2Aにサブマウント3Aを載置し、ヒートテーブル2Aを昇温してサブマウント3Aを加熱して、共晶ロウ材SLを加熱溶融させる。それから、半導体素子4Aを吸着保持しているコレット5Aを移動して、吸引部21Aを介して吸着保持されるサブマウント3A上に半導体素子4Aを搭載し、その後、共晶ロウ材SLを凝固させて接合する。
そのために、共晶ロウ材SL溶融時の熱H1は、ヒートテーブル2Aからサブマウント3Aへ、サブマウント3Aから共晶ロウ材SLへ伝導する。従って、ヒートテーブル2Aが装備する加熱装置が作動されると、まず、ヒートテーブル2Aが昇温し、次いで、ヒートテーブル2Aに載置されたサブマウント3Aが昇温し、その後、サブマウント3Aの上面側の共晶ロウ材SLが昇温して溶融する。
それから、共晶ロウ材SLが溶融した状態で、コレット5Aを下降して半導体素子4Aを搭載する。そして、加熱装置を停止して冷却し、共晶ロウ材SLを凝固させる。
上記構成の従来のダイボンディング装置1Aは、ヒートテーブル2Aを加熱し、サブマウント3Aを加熱し、それから共晶ロウ材SLを加熱するので、加熱時間が長く必要であり、加熱効率もよくない。また、共晶ロウ材SLを冷却する際にも、サブマウント3Aとヒートテーブル2Aも同時に冷却する時間が必要であるので、冷却時間も長くなる。
また、共晶ロウ材SLの上に搭載する半導体素子4Aは、共晶ロウ材SLの熱を受けて昇温するだけであって直接的には加熱されないので、温度は比較的低い状態を保つ。そのために、サブマウント3Aとの間で温度差が生じた状態で、共晶ロウ材SLの溶融・凝固を行う構成になり、結果として半導体素子4Aに熱歪みが残留してしまう。
この熱歪みについて、横長の半導体素子4Aとして図8A、図8Bを用いて説明する。図8Aは、図7のダイボンディング装置1Aにより製造された半導体発光素子の正面図であり、図8Bは側面図である。
図8Aおよび図8Bに示すように、例えば、半導体素子4Aは横長の形状で、その一端側に発光点EPを有する。この横長の半導体素子4Aに熱歪みが残留する意味は、サブマウント3Aと半導体素子4Aとの温度差が大きい場合には、冷却接合する際に、図8Bに示すように、その長さ方向の端部に付加する熱応力B1、B3と中央部に付加される熱応力B2とにより、全体として熱歪みBHが生じることである。
半導体素子4Aが半導体レーザチップであれば、熱歪みBHが生じると、レーザ性能が悪化し、寿命が劣化するので好ましくない。
そこで、本実施形態では、所定の部位を短時間で加熱でき、接合する両部材の温度を容易に揃えられるように、加熱装置としてレーザ装置を用いることとし、サブマウント3の上から共晶ロウ材SLに向けてレーザ光LAを照射するようにし、さらに、半導体素子4を吸引保持した状態のコレット5の上からレーザ光LAを照射可能にして、半導体素子4を加熱してサブマウント3との温度差を小さくして接合するようにしたものである。
すなわち、本実施形態に係るダイボンディング装置は、共晶ロウ材SLを介在してサブマウント3に半導体素子4を接合するダイボンディング装置1であって、サブマウント3を載置するステージ2と、該ステージ2の上方に沿って移動可能であり、半導体素子4を吸引保持して当該半導体素子4をサブマウント3上の所定位置に搭載するコレット5と、ステージ2の上方に配設され、サブマウント3上に蒸着された共晶ロウ材SLおよびサブマウント3に搭載された半導体素子4にレーザ光LAを照射して加熱可能なレーザ装置6と、を有する。
この構成であれば、サブマウント3上に蒸着された共晶ロウ材SLにレーザ光LAを照射して加熱できると共に、接合時には、共晶ロウ材SLの上に搭載する、すなわち、接合部に搭載する半導体素子4の上からレーザ光LAを照射して半導体素子4を直接的に加熱できる。また、この際に、共晶ロウ材SLも接合部周辺のサブマウント3も同時に加熱する。
そのために、サブマウント3上の共晶ロウ材SLを加熱溶融させることが短時間で行うことができ、半導体素子4を搭載して接合する際には、半導体素子4を短時間で加熱して、サブマウント3の温度に近づけた状態で接合させることが可能になる。また、ステージ2を加熱する必要がないので、より効率的に加熱可能で冷却可能な構成となり、共晶ロウ材SLの冷却時間も短くすることができて、短時間に凝固させることが可能になる。そのために、半導体素子4をサブマウント3に接合する際に、サブマウント3と半導体素子4との温度差を小さくして、半導体素子4の熱歪みを軽減可能なダイボンディング装置1を得ることができる。
コレット5は、レーザ装置6が照射するレーザ光LAを、吸引保持した状態の半導体素子4に向けて照射可能な導光部を有することが好ましい。この構成であれば、半導体素子4をサブマウント3に接合する際に、コレット5に保持された状態の半導体素子4に、導光部を介して直接的にレーザ光LAを照射できる。従って、半導体素子4を短時間で昇温させることができ、予め加熱していたサブマウント3の接合部部分の温度に近づけることができて、共晶ロウ材SLの溶融接合時に発生する半導体素子4の熱歪みを緩和することが可能になる。
導光部は、レーザ光LAが通過する経路に沿っていることが求められるので、コレット5の上部から下部に向けてレーザ光LAを照射する場合には、コレット5の上面から下面に至る所定部分が導光部となる。また、レーザ光LAがコレット5の側部から入射し、中央部で下向きに導光される場合には、側部から下面に至る導光部を形成してもよい。
そのために、コレット5が、半導体素子4を吸引保持した状態の半導体素子4の上部領域が、レーザ装置6が照射するレーザ光LAを透過する材質から成る構成であれば、接合部の真上からレーザ光LAを照射可能になって、接合する際に、共晶ロウ材SLの温度と半導体素子4の温度とを同程度に昇温できて、共晶ロウ材SLの溶融接合時に発生する半導体素子4の熱歪みを緩和できる。
コレット5のレーザ光LAを透過する領域はガラス材から成ることが好ましい。この構成であれば、半導体素子4の上方から接合部に向けて照射するレーザ光LAを効率よく透過させて、半導体素子4を直接加熱できる。
例えば、図4の上面模式図に示すように、コレット5は、硬質材質から成る枠51とガラス体52とから成る平面視円形とされ、その中心部に半導体素子4を吸引保持するために吸引部53が設けられている。
ガラス体52は、レーザ光LAを、吸引保持した状態の半導体素子4に向けて照射可能な導光部である。また、ガラス体52は、吸引保持する平面視矩形の半導体素子4の全体が透視可能な大きさであることが好ましく、このような大きさのガラス体52を有するコレット5であれば、コレット5の上方から半導体素子4を視認でき、吸引保持した半導体素子4の位置を容易に確認可能になる。
そのために、コレット5の上部に撮影装置を配設することにより、コレット5が吸引保持した半導体素子4の位置を確認して、サブマウント3上に搭載する位置を微調整することが可能になる。次に、図5を用いて、コレット5の上部に撮影装置を配設した構成の第2実施形態のダイボンディング装置について説明する。
〈第2実施形態〉
図5に示す第2実施形態のダイボンディング装置10は、前述した第1実施形態のダイボンディング装置1と同様に、サブマウント3を載置するステージ2と、該ステージ2の上方に沿って移動可能であり、半導体素子4を吸引保持して当該半導体素子4をサブマウント3上の所定位置に搭載するコレット5と、ステージ2の上方に配設され、サブマウント3と半導体素子4との接合部にレーザ光LAを照射して加熱可能なレーザ装置6と、を有する。
ただし、レーザ装置6をコレット5の上から側方に変位させた位置に設けて、ハーフミラー7を介して、側方から照射されるレーザ光LAを下向きに導光し、コレット5の上部には撮影装置9を設けた点が異なる。ハーフミラー7は、側方から照射されるレーザ光LAを下向きに導光し、撮影装置9による撮影を可能にする光学部材であり、例えば、側面視三角形の長辺部にレーザ光LAを反射して可視光を透過させる面を設けた光学部材から成る。
撮影装置9は、例えば、CCDカメラであり、焦点調整用レンズ8(第1レンズ8A、第2レンズ8B)を備えて、半導体素子4にピントを合わせることもサブマウント3にピントを合わせることも可能であり、半導体素子4のサブマウント3に対する搭載位置を認識可能にしている。
また、コレット5を移動可能にしていることに加えて、ステージ2をXYθ方向に調整可能にしておくことにより、半導体素子4のサブマウント3に対する搭載位置を微調整可能になる。すなわち、ステージ2をXYθ補正機能を有する位置補正テーブルとし、撮影装置9により撮影された半導体素子4の位置に合わせて、サブマウント3の位置を調整する構成としてもよい。
ハーフミラー7は、側方から照射されるレーザ光LAを下向きに反射する反射機能と、半導体素子4の像を撮影装置9により撮影可能な可視光透過機能を有しておればよく、ビームスプリッターやダイクロイックミラーなどの光学部材であってもよい。
上記構成のダイボンディング装置10であれば、半導体素子4を保持したコレット5の真上に撮影装置9を配設しても、側方に配設するレーザ装置6を用いて、レーザ光LAをコレット5の導光部を透過させて半導体素子4に照射できる。
さらに、接合前のサブマウント3と半導体素子4の位置を認識して、これらの位置をXYθ補正することにより、高精度にダイボンディングすることが可能になる。
次に、図6を用いて本実施形態に係るダイボンディング方法について説明する。図6は、本発明に係るダイボンディング方法の操作工程を示すフローチャートである。
ダイボンディング処理が開始されると、半導体素子吸着工程S1が実行され、ダイシング工程において分割された多数のダイ(半導体素子)から一つのダイを吸着してピックアップする。それから、サブマウント吸着・載置工程S2の、ステージ2にサブマウント3を載置して吸着保持する操作を行い、サブマウント3の位置合わせを行うサブマウントセンタリング工程S3を実行する。
その後、サブマウント3上の共晶ロウ材SLを溶融させて(共晶ロウ材溶融工程S4)、この上に半導体素子4を移動し(半導体素子移動工程S5)、搭載し(半導体素子搭載工程S6)、この半導体素子4をサブマウント3と共に加熱し(半導体素子加熱工程S7)、加熱を停止して半導体素子4とサブマウント3と共晶ロウ材SLを一体に冷却し接合して(冷却工程S8)ダイボンディング処理が終了する。このダイボンディング処理終了後に、半導体素子4の保持を開放したコレット5を上昇させる工程を有することは明らかである。
共晶ロウ材SLを溶融する工程および半導体素子4を加熱する工程は、ステージ2の上方に配設されるレーザ装置6から照射されるレーザ光LAを用いるので、短い加熱時間でよいことに加えて、接合する際に、サブマウント3と半導体素子4との温度差を小さくして接合でき、共晶ロウ材SLの溶融接合時に発生する半導体素子4の熱歪みを緩和できる。
上記した半導体素子吸着工程S1から冷却工程S8に至る製造工程は、第1実施形態のダイボンディング装置1を製造する際のダイボンディング方法である。ハーフミラー7と撮影装置9を備えた第2実施形態のダイボンディング装置10の製造工程は、半導体素子移動工程S5と半導体素子搭載工程S6の間に、半導体素子ハンドリング工程S10を設けた点が異なる。
すなわち、第1実施形態のダイボンディング装置1のダイボンディング方法は、ステージ2に載置する下面と反対の上面に共晶ロウ材SLを蒸着したサブマウント3をステージ2に載置する工程(サブマウント吸着・載置工程S2)と、サブマウント3上の共晶ロウ材SLを溶融する工程(共晶ロウ材溶融工程S4)と、コレット5を用いて半導体素子4を吸引保持してサブマウント3上に移動する工程(半導体素子移動工程S5)と、コレット5を下降して半導体素子4をサブマウント3上に搭載する工程(半導体素子搭載工程S6)と、半導体素子4を加熱する工程(半導体素子加熱工程S7)と、加熱後に半導体素子4と共晶ロウ材SLとを冷却する工程(冷却工程S8)と、を備える。
半導体素子加熱工程S7は半導体素子搭載工程S6の後に開始してもよく、半導体素子搭載工程S6と同時に、また、半導体素子搭載工程S6の前から開始してもよい。この半導体素子加熱工程S7においては、レーザ光LAを照射して半導体素子4を加熱する際に、共晶ロウ材SLとサブマウント3を同時に加熱していることは明らかである。
また、第2実施形態のダイボンディング装置10のダイボンディング方法は、コレット5を用いて半導体素子4を吸引保持してサブマウント3上に移動する工程と、コレット5を下降して半導体素子4をサブマウント3上に載置する工程と、の間に、サブマウント3の位置、方向、角度を含む姿勢を補正する工程をさらに備える。この構成であれば、サブマウント3に搭載する半導体素子4の配設位置を微調整して正確な位置にダイボンディング可能になる。
第1実施形態のダイボンディング装置1でも第2実施形態のダイボンディング装置10でも、ステージ2は加熱せず熱伝導する必要はないので、熱伝導性の良否を勘案する必要はない。そのために、本実施形態のステージ2は、耐熱性と耐摩耗性を有するセラミックやガラスを用いる構成にしている。
従って、加熱装置を備えたヒートテーブル2Aを用いる従来装置に比較して、温度コントロール制御が不要で、熱伝導性が良好な材質を選択する必要がなくなって、設備コストを低減できる。
上記したように、本実施形態は、加熱装置としてレーザ装置6を用いているので、高出力レーザを用いることで短時間で共晶ロウ材SLを加熱溶融可能になり、接合操作時には、半導体素子4を短時間で加熱してサブマウント3との温度差を小さくして接合できる。また、光透過性を有するコレット5を用いて半導体素子4を吸着保持しているので、コレット5の上部からレーザ光LAを照射して、半導体素子4および共晶ロウ材SLを同時に加熱することができる。
また、光透過性を有するコレット5を用いた構成であれば、コレット5の上方から、ボンディング直前の半導体素子4の位置と姿勢を撮影装置9を介して確認でき、搭載する位置や姿勢を調整することが可能になる。
さらに、半導体素子4およびサブマウント3と半導体素子4の接合部領域とをレーザ光LAを用いて同時に加熱できるので、接合部領域のサブマウント3の温度と半導体素子4の温度の差がなくなり、ダイボンディング工程における半導体素子4の熱歪みを軽減できる。
また、サブマウント3の上に蒸着された共晶ロウ材SLを直接加熱できるので、サブマウント3の裏側から加熱する従来方法と比較して、共晶ロウ材SLの温度コントロールが容易であり、短時間でのコントロールが可能になる。
上記したように、本発明の請求項1に対応した課題を解決する手段は、共晶ロウ材SLを介在してサブマウント3に半導体素子4を接合するダイボンディング装置であって、前記サブマウント3を載置するステージ2と、該ステージ2の上方に沿って移動可能であり、前記半導体素子4を吸引保持して当該半導体素子4を前記サブマウント3上の所定位置に搭載するコレット5と、前記ステージ2の上方に配設され、前記サブマウント3上に蒸着された前記共晶ロウ材SLおよび前記サブマウント3に搭載された前記半導体素子4にレーザ光LAを照射して加熱可能なレーザ装置6と、を有する構成のダイボンディング装置1、10としたことである。
この請求項1に対応した効果は、サブマウント3上に蒸着された共晶ロウ材SLをレーザ光LAを照射して加熱できると共に、接合時には、共晶ロウ材SLの上に搭載する半導体素子4の上からレーザ光LAを照射して半導体素子4を加熱できる。そのために、サブマウント3上の共晶ロウ材SLを加熱溶融させることも短時間で行うことができ、半導体素子4を搭載して接合する際には、半導体素子4を短時間で加熱して、サブマウント3の温度に近づけた状態で接合させることが可能になる。また、ステージ2を加熱する必要がないので、より効率的に加熱でき冷却可能な構成となり、共晶ロウ材SLの冷却時間も短くすることができて、短時間に凝固させることが可能になる。そのために、半導体素子4をサブマウント3に接合する際に、サブマウント3と半導体素子4との温度差を小さくして、半導体素子4の熱歪みを軽減可能なダイボンディング装置1、10を得ることができる。
請求項2に対応した課題を解決する手段は、前記コレット5は、前記半導体素子4を吸引保持した状態において、前記レーザ光LAを前記半導体素子4に向けて照射可能な導光部を有することである。この請求項2に対応した効果は、半導体素子4をサブマウント3に接合する際に、半導体素子4を吸引保持したままレーザ光LAを照射して半導体素子4を短時間で昇温させることができ、予め加熱していたサブマウント3の接合部部分の温度に近づけることができて、共晶ロウ材SLの溶融接合時に発生する半導体素子4の熱歪みを緩和できる。
また、前記コレット5は、前記半導体素子4を吸引保持した状態の前記半導体素子4の上部領域が、前記レーザ光LAを透過する材質から成ることが好ましい。この場合の効果は、接合部の真上から半導体素子4に向けてレーザ光LAを照射可能になり、接合する際に、共晶ロウ材SLの温度と半導体素子4の温度とを同程度に昇温できて、共晶ロウ材SLの溶融接合時に発生する半導体素子4の熱歪みを緩和できる。
また、前記コレット5のレーザ光LAを透過する領域はガラス材から成ることが好ましい。この場合の効果は、半導体素子4の上方から接合部に向けて照射するレーザ光LAを効率よく透過させて、半導体素子4と共晶ロウ材SLを直接加熱できる。
請求項3に対応した課題を解決する手段は、前記ステージ2の上方に、前記半導体素子4を撮影可能で、サブマウント3に対する相対位置を認識可能な撮影装置9を配設したダイボンディング装置10としたことである。この請求項5に対応した効果は、サブマウント3に搭載する半導体素子4の設置位置を微調整して正確な位置にダイボンディング可能になる。
請求項4に対応した課題を解決する手段は、前記サブマウント3上に移動した前記コレット4と前記撮影装置9との間に、側方から照射されるレーザ光LAを下向きに導光し、前記撮影装置9による撮影を可能にするハーフミラー7を配設したことである。この請求項6に対応した効果は、半導体素子4を保持したコレット5の真上に撮影装置5を配設しても、側方に配設するレーザ装置6を用いて、レーザ光LAをコレット5を透過させて半導体素子4と接合部に向けて照射できる。
請求項5に対応した課題を解決する手段は、上記構成のダイボンディング装置1、10を用いてサブマウント3に半導体素子4を接合するダイボンディング方法であって、上面に共晶ロウ材SLを蒸着したサブマウント3をステージ2に載置する工程と、サブマウント3上の前記共晶ロウ材SLにレーザ光を照射して溶融する工程と、コレット5を用いて前記半導体素子4を吸引保持して前記サブマウント3上に移動する工程と、前記コレット5を下降して前記半導体素子4を前記サブマウント3上に載置する工程と、前記半導体素子4にレーザ光を照射して加熱する工程と、加熱後に前記半導体素子4と前記共晶ロウ材SLとを冷却する工程と、を備えることである。
この請求項5に対応した効果は、サブマウント3に搭載する半導体素子4にレーザ光LAを照射して加熱する際に、共晶ロウ材SLとサブマウント3を同時に加熱し、その後同時に冷却するので、サブマウント3と半導体素子4との温度を大きく異ならせることなく略同じ温度にして短時間で溶融させ凝固させることが可能になる。そのために、半導体素子4をサブマウント3に接合する際に、両者の温度差をより小さくした状態で接合可能な構成となり、半導体素子4の熱歪みを軽減可能なダイボンディング方法を得ることができる。
また、前記共晶ロウ材SLを溶融する工程は、ステージ2の上方に配設されるレーザ装置6から照射されるレーザ光LAを用いることが好ましい。この場合の効果は、短時間で共晶ロウ材SLを加熱できる。
また、前記コレット5は、前記半導体素子4を吸引保持した状態の前記半導体素子4に向けて前記レーザ光を透過する材質から成る導光部を有し、前記半導体素子4を加熱する工程は、前記レーザ装置6から照射され前記コレット5を透過するレーザ光LAによることが好ましい。この場合の効果は、接合部の真上からレーザ光LAを照射可能になり、接合する際に、半導体素子4の温度をサブマウント3の接合部の温度と同程度に短時間に昇温できて、共晶ロウ材SLを介した溶着接合時に発生する半導体素子4の熱歪みを緩和できる。
また、コレット5を用いて前記半導体素子4を吸引保持して前記サブマウント3上に移動する工程と、前記コレット5を下降して前記半導体素子4を前記サブマウント3上に載置する工程と、の間に、前記サブマウント3の位置、方向、角度を含む姿勢を補正する工程をさらに備えていてもよい。この場合の効果は、サブマウント3に搭載する半導体素子4の設置位置を微調整して正確な位置にダイボンディング可能になる。また、この補正工程は、半導体素子4を撮影可能で、サブマウント3に対する相対位置を認識可能な撮影装置9を接合部の上部に配設することにより実行できる。
上記したように本発明によれば、サブマウント上に蒸着された共晶ロウ材にレーザ光を直接照射して溶融し、この上に搭載する半導体素子にレーザ光を照射して加熱した後、接合するので、半導体素子をサブマウントに接合する際に、サブマウントと半導体素子との温度差を小さくして、半導体素子の熱歪みを軽減可能なダイボンディング装置およびダイボンディング方法を得ることができる。
そのために、本発明に係るダイボンディング装置およびダイボンディング方法は、半導体レーザ発光装置に用いられ、より良好な熱的安定性が求められる半導体レーザチップなどの半導体素子のダイボンディング工程に好適に利用可能となる。
1 ダイボンディング装置(本発明の第1実施形態)
1A ダイボンディング装置(従来の)
2 ステージ
3 サブマウント
4 半導体素子
5 コレット
6 レーザ装置
7 ハーフミラー
8 焦点調整用レンズ
9 撮影装置
10 ダイボンディング装置(本発明の第2実施形態)
21 吸引部
31 配線部
41 電極部
51 枠
52 ガラス体
53 吸引部
LA レーザ光
SL 共晶ロウ材

Claims (5)

  1. 共晶ロウ材を介在してサブマウントに半導体素子を接合するダイボンディング装置であって、
    前記サブマウントを載置するステージと、
    当該ステージの上方に沿って移動可能であり、前記半導体素子を吸引保持して当該半導体素子を前記サブマウント上の所定位置に搭載するコレットと、
    前記ステージの上方に配設され、前記サブマウント上に蒸着された前記共晶ロウ材および前記サブマウントに搭載された前記半導体素子にレーザ光を照射して加熱可能なレーザ装置と、
    を有することを特徴とするダイボンディング装置。
  2. 前記コレットは、前記半導体素子を吸引保持した状態において、前記レーザ光を前記半導体素子に向けて照射可能な導光部を有することを特徴とする請求項1に記載のダイボンディング装置。
  3. 前記ステージの上方に、前記半導体素子を撮影可能で、前記サブマウントに対する相対位置を認識可能な撮影装置を配設したことを特徴とする請求項1または2に記載のダイボンディング装置。
  4. 前記サブマウント上に移動した前記コレットと前記撮影装置との間に、側方から照射されるレーザ光を下向きに導光し、前記撮影装置による撮影を可能にするハーフミラーを配設したことを特徴とする請求項3に記載のダイボンディング装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のダイボンディング装置を用いてサブマウントに半導体素子を接合するダイボンディング方法であって、
    上面に共晶ロウ材を蒸着したサブマウントをステージに載置する工程と、
    サブマウント上の前記共晶ロウ材にレーザ光を照射して溶融する工程と、
    コレットを用いて前記半導体素子を吸引保持して前記サブマウント上に移動する工程と、
    前記コレットを下降して前記半導体素子を前記サブマウント上に載置する工程と、
    前記半導体素子にレーザ光を照射して加熱する工程と、
    加熱後に前記半導体素子と前記共晶ロウ材とを冷却する工程と、
    を備えることを特徴とするダイボンディング方法。
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