JP2014185505A - コンクリート等の石灰系水和反応構造体に発生するひび割れの補強を行う施工技術 - Google Patents

Abstract

【課題】注入ノズルの数を減らしてしかも注入に対する信頼性の高い補修方法を提供する。
【解決手段】コンクリート等のひび割れの補強を行うに際し、高圧で空気を噴射してひび割れ内部の粉状物質を除去し接着剤の接着前作業を行う。次にひび割れ部の表面をテーピングにより密着封鎖する。そして注入の準備が終了してから、混合スパイラルノズルにエポキシ樹脂等の主剤と硬化剤を送り、ひび割れ部に接着剤を注入する。また必要に応じて加熱機器や振動発生器を装備しテープは除去しない。
【選択図】図２

Description

コンクリート等の石灰系水和反応構造体に発生するひび割れの補強を行う施工技術

従来工法は、低圧で自重による落下作用を利用した注入方式で、自重による落下範囲が小さく５０ｍｍ〜１００ｍｍ間隔で注入器を多数取り付ける必要があるだけでなく、自重による落下の為、突起等の影響を受け不完全注入個所の発生が強度低下を発現し信頼性の低下に繋がっていた、本考案はこの難点を解消し、重力に反し下方より高圧注入し、最上部又はひび割れ先端部から溢れる現象が発生するまで注入する事で不完全注入部を解消し、信頼性を向上した新たな技術である。

従来は、低圧、重量による落下作用を利用した注入方式で、多数の注入ノズルを配する必要が有り、不完全注入部の発生が多く注入信頼性に難点があった。

最下方１か所のノズルから高圧で注入し、ひび割れ表面をテーピングにより密着封鎖する事でひび割れ内部の圧力が高まり上方又はひび割れ先端部まで、接着剤の供給が可能となり、信頼性の向上に貢献出来る。

接着剤圧送前に、高圧で空気を噴射し、ひび割れ内部の粉状物質を除去し、接着剤の接着面前処理を行う。

接着剤は、低粘度のエポキシ樹脂類又は、ウレタン発泡混合樹脂系又は、シリコーンエポキシ混合樹脂系が最適であるが、隙間浸透性や化学反応硬化型接着剤で有れば良い。

ひび割れ表面養生密着テープは、施工後除去する必要が無く、強力な密着性があれば良い。

高圧空気圧送ノズルと接着剤圧送ノズルは同一で使用し、接着剤圧送後は逆流防止のため、封孔機能を有すると共に高圧圧送用にメネジ加工を有する。・・・図１参照

０００８記載の圧送ノズルに接続する高圧空気圧送機接続部は、オネジ加工有する。・・・図２参照

０００８記載の圧送ノズルに接続する高圧接着剤圧送機器接続部は、主剤と硬化剤を上手に混合噴射する為、内部をスパイラル状に加工した２液又は複数液混合機能を有する構造とし、必要に応じて加熱機器や振動発生機を装備する。・・・図２参照

００１０記載の混合スパイラル状構造圧送ノズルは、交換式とする。

コンクリート等構造体のひび割れ図示 圧送混合スパイラルノズル図示

Claims (5)

1. コンクリート構造体に発生した連続ひび割れ部の最下側部にノズル挿入用孔明を設ける。
2. 連続ひび割れ先端部を解放する様ひび割れ表面に密着した漏れ止テーピングを行う。資料１参照
3. 請求項１のノズル孔明部に圧送空気噴射ノズルを装着し、圧送空気を噴射し粉状の汚れを除去する。
4. 請求項３で粉状汚れを除去した後、同一ノズルから補強接着剤を圧送し、各ひび割れ先端部から圧送接着剤が溢れる状況を確認した後、接着剤の圧送を終了。
5. 接着剤硬化確認後、請求項２で取り付けた漏れ止密着テーピングを除去するし、圧送ノズルも同時に撤収する。コンクリートひび割れ部補強技術。

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