JP2014183357A - 無線端末装置及び無線基地局並びに通信システム、通信方法、プログラム - Google Patents

無線端末装置及び無線基地局並びに通信システム、通信方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014183357A
JP2014183357A JP2013055039A JP2013055039A JP2014183357A JP 2014183357 A JP2014183357 A JP 2014183357A JP 2013055039 A JP2013055039 A JP 2013055039A JP 2013055039 A JP2013055039 A JP 2013055039A JP 2014183357 A JP2014183357 A JP 2014183357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harq information
pusch
base station
harq
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013055039A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Iwagami
典弘 岩上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013055039A priority Critical patent/JP2014183357A/ja
Publication of JP2014183357A publication Critical patent/JP2014183357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】HARQによりパケットの再送制御が行われる無線通信システムにおいて、「DTX−ACK」エラーを効率良く回避する。
【解決手段】、HARQ情報の送信側となる無線端末装置100のHARQ情報判定部110は、送信するHARQ情報を、ACK、NACK、DTXのいずれにすべきかを判定する。PUSCHを生成して送信するPUSCH生成送信部120は、HARQ情報とPUSCHの送信タイミングが重なったときに、HARQ情報判定部110の判定結果に応じて、PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分の置換えを行う。HARQ情報判定部110は、該置換えに際して、HARQ情報判定部110によりDTXと判定されているときに、上記所定の部分を空白に変更するか、該所定の部分を、NACKを示すデータに変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信技術、特にHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)によりパケットの再送制御が行われる無線通信技術に関する。
急速に発展を遂げている無線移動通信の分野において、標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)により、次世代高速移動通信方式として、LTE(Long Term Evolution)方式の標準化が進められている。LTE方式は、第3世代の移動体通信方式であるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式や、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式及びHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)方式の後継として、より高レート且つ低遅延なパケット伝送に特化した無線通信方式として期待されている(非特許文献1)。
LTE方式で用いられる物理チャネルは、基地局からUE(ユーザ端末。以下単に「端末」という)に送信されるダウンリンクの物理チャネルとして、報知情報を送信するPBCH(Physical Broadcast CHannel)、ダウンリンクのパケットデータをデコードするための情報を送信するPDCCH(Physical Downlink Control CHannel)、PDCCHをデコードするための情報を送信するPCFICH(Physical Control Format Indicator CHannel)、ダウンリンクのパケットデータを送信するPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)、後述するPUSCHのCRCチェックの結果を送信するPHICH(Physical Hybrid−arq Indicator CHannel)が規定されている。
また、端末から基地局に送信されるアップリンクの物理チャネルとして、アップリンクと同期を取り、電力制御を行うために送るPRACH(Physical Random Access CHannel)、PDSCHのデコード状況をACK/NACK/DTXとして通知するHARQ情報や受信品質を示すCQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)やRI(Rank Indicator)を送信するPUCCH(Physical Uplink Control CHannel)、PUCCHに含まれる情報に加え、アップリンクのパケットデータを送信するPUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)が規定されている。なお、PUCCHとPUSCHは、アップリンクのパケットデータの有無により、どちらか一方が送信される。
LTE方式において、端末が基地局から受信する際の動作は、下記のようになっている。端末は、基地局から送信されるPBCHの受信後にPCFICHを受信し、PCFICHから検出したCFI値(CFI:Control Format Indicator)に基づいて、PDCCHのマッピングされているOFDM((Orthogonal Frequency Division Multiplex))シンボル数を確認し、自身向けのPDCCHの検出を行う。そして、端末は、自身向けのPDCCHが検出できたら、検出したダウンリンク制御情報によりPDSCHの受信を開始する。
また、LTE方式において、端末が基地局に送信する際の動作は、下記のようになっている。端末は、アップリンクのパケットデータがない場合は、PUCCHを送信する。一方、アップリンクのパケットデータがある場合は、端末は、PDSCHを受信するための処理と同様に、自身向けのPDCCHの検出を行うと共に、自身向けのPDCCHが検出できたら、検出したアップリンク制御情報によりPUSCHの送信を開始する。また、この場合、基地局は、受信したPUSCHに対してCRCチェックを行い、その結果をPHICHで端末に送信する。端末は、基地局からのPHICHのCRCチェックの結果を基に、アップリンクのパケットデータの再送制御を行う。
LTE方式では、HSDPA方式及びHSUPA方式と同様に、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)によるパケットの再送制御が採用されている。
端末は、基地局から受信したPCFICH、PDCCH、PDSCHに対してCRCチェックを行い、これらのCRCチェックの結果を基に、HARQ情報を生成して基地局に送信する。HARQ情報としては、PDSCHの受信が成功したことを示すACK(Positive Acknowledgement)、PDSCHの受信が失敗したことを示すNACK(Negative Acknowledgement)がある。基地局は、HARQ情報としてACKを受信した場合には再送をせず、HARQ情報としてNACKを受信した場合には再送を行う。
ところが、端末は、PDCCHの受信が失敗した場合、基地局によるPDSCHの送信を認識することができず、PDSCHの受信処理を行うことができないため、ACKとNACKのいずれの送信も行わない。そのため、基地局においては、ACK及びNACKの判定に加え、端末がPDCCHの受信を失敗し、ACK/NACKを送信しない状態所謂DTXの判定も必要である。
また、前述したように、アップリンクのデータ通信において、基地局は、PDCCHを用いてアップリンクチャネル送信情報(Uplink Grant)を端末に送信し、端末は、その情報に基づいて、アップリンクのパケットデータを含むPUSCH(アップリンクのパケットデータが無い場合にはPUCCH)を基地局に送信する。
基地局からのPDSCHの受信と、基地局へのPUSCHの送信が同じタイミングとなった場合、すなわち、ACK/NACKの送信タイミングと、PUSCHの送信タイミングとが重なった場合、端末は、ACK/NACKと、PUSCHとを同時に基地局に送信する必要がある。しかし、LTEでは、低PAPR(Peak to Average Power Ratio:信号のピーク電力と平均電力との比)を実現するために、PUSCHは、シングルキャリア送信となっている。周波数時軸上でANC/NACKと、PUSCHとを多重して同時送信することが、PAPRを増大させてしまうため、この場合、端末は、ACK/NACKと、アップリンクのパケットデータとを、PUSCH内で時間軸上に多重して送信する必要がある。
以上のことから、LTEでは、PUSCH内のアップリンクのパケットデータにACK/NACKを上書きして送信することが行われている。具体的には、端末は、基地局からのPDCCHに含まれるアップリンクチャネル送信情報(Uplink Grant)に従ってパケットデータを作成すると共に、送信すべきACK/NACKがある場合には、パケットデータの一部をACK/NACKシンボルで上書きして送信する。
一方、送信すべきACK/NACKが無い場合には、すなわちDTX(Discontinuous Transmission)のときに、端末は、上述した上書きをせずに、作成したパケットデータをそのまま送信する。
しかし、基地局は、PDSCHを送信し続ける間において、PUSCHのHARQ情報を常にデコードするため、DTXの場合においては、パケットデータをHARQ情報としてデコードし、ACKまたはNACKと誤検出してしまう可能性がある。DTXをACKとNACKと誤検出してしまうことを夫々「DTX−ACK」エラー、「DTX−NACK」エラーという。
基地局側で「DTX−ACK」エラーとなった場合、基地局から再送が行われないため、受信が失敗したパケットデータが欠落したままになる。
特許文献1には、データ信号の送信効率を落とさずに、HARQ情報を受信する基地局におけるHARQ情報の検出精度を高める手法が開示されている。該手法を適用した無線通信システムでは、基地局と端末は、下記のように動作する。
基地局は、端末から受信した信号から上りSIR(Signal to Interface power Ratio:対干渉電力比)を測定し、測定した上りSIRに基づいてMCS(Modulation and Coding Scheme:変調方式及びチャネル符号化率の組合せ)を決定すると共に、決定したMCSをアップリンクチャネル送信情報(Uplink Grant)に含めて、PDCCHを用いて端末に送信する。
端末は、基地局から受信したアップリンクチャネル送信情報(Uplink Grant)に含まれるMCSに応じて、ACK/NACKの送信フォーマットを決定する。具体的には、MCSが閾値未満か閾値以上かに応じて、送信フォーマットを第1のフォーマットと第2のフォーマットのいずれか一方に決定する。
第1のフォーマットは、ACK/NACKでPUSCHのパケットデータの一部を上書きしてPUSCHを送信するフォーマットであり、第2のフォーマットは、PUSCHに、パケットデータの領域以外に、HARQ情報の領域を確保し、確保された該領域内にHARQ情報を書き込んで送信するフォーマットである。
特開2010−283698号公報
3GPP TS36.321 V8.4.0(2008−12) Technical Spectification
しかし、特許文献1による手法は、基地局は、上りSIRの測定、測定したSIRに基づいたMCSの決定、決定したMCSを端末へ送信するなどの作業を端末毎に行う必要があり、特に端末の数が多い場合に、基地局の負担が大きい。
また、PUSCHについて2つのフォーマットを選択的に使用されるため、基地局と端末は、2つのフォーマットの両方に対応する必要があり、基地局の負担が一層大きくなるとと共に、端末の負担も大きくなる。
また、ACK/NACKでPUSCHのパケットデータの一部を上書きしてPUSCHを送信する第1のフォーマットの場合、「DTX−ACK」エラーが発生する問題は、相変わらず存在する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、HARQによりパケットの再送制御が行われる無線通信システムにおいて、「DTX−ACK」エラーを効率良く回避する技術を提供する。
本発明の1つの態様は、HARQによりパケットの再送制御が行われる無線通信システムにおける無線端末装置であり、HARQ情報判定部と、PUSCHを生成して送信するPUSCH生成送信部とを備える。
HARQ情報判定部は、無線基地局に送信するHARQ情報を、ACK、NACK、DTXのいずれにすべきかを判定する。
PUSCH生成送信部は、HARQ情報とPUSCHとの送信タイミングとが重なったときに、HARQ情報判定部の判定結果に応じて、PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分の置換えを行う。該置換えに際して、HARQ情報判定部によりDTXと判定されているときに、上記所定の部分を空白に変更するか、該所定の部分を、NACKを示すデータに変更する。
なお、上記態様の無線端末装置を方法に置き換えて表現したもの、該無線端末装置に対応する無線基地局及び該無線基地局により実行される方法、該無線基地局と無線端末装置を備えた無線通信システム、これらの方法をコンピュータに実行せしめるプログラム、これらのプログラムを記録した記録媒体なども、本発明の態様としては有効である。
本発明にかかる技術によれば、HARQによりパケットの再送制御が行われる無線通信システムにおいて、「DTX−ACK」エラーを効率良く回避することができる。
第1の実施の形態にかかる無線端末装置を示す図である。 図1に示す無線端末装置におけるHARQ情報判定部によるHARQ情報の判定を説明するための図である。 HARQ情報とPUSCHとの送信タイミングとが重なっていない場合における、図1に示す無線端末装置により生成されたPUSCHのパケット領域の例を示す図である。 HARQ情報とPUSCHとの送信タイミングとが重なり、かつHARQ情報がACKまたはNACKである場合における、図1に示す無線端末装置により生成されたPUSCHのパケット領域の例を示す図である。 HARQ情報とPUSCHとの送信タイミングとが重なり、かつHARQ情報がDTXである場合における、図1に示す無線端末装置により生成されたPUSCHのパケット領域の例を示す図である。 HARQ情報とPUSCHとの送信タイミングとが重なっていない場合における、図1に示す通信装置により生成されたPUSCHの例を示す図である。 HARQ情報とPUSCHとの送信タイミングとが重なった場合における、図1に示す通信装置により生成されたPUSCHの例を示す図である。 第2の実施の形態にかかる通信装置を示す図である。 第3の実施の形態にかかる無線通信システムを示す図である。 HARQ情報とPUSCHとの送信タイミングとが重なり、かつHARQ情報がACKである場合における、第4の実施の形態にかかる無線端末装置により生成されたPUSCHのパケット領域の例を示す図である。 HARQ情報とPUSCHとの送信タイミングとが重なり、かつHARQ情報がNACKまたはDTXである場合における、第4の実施の形態にかかる無線端末装置により生成されたPUSCHのパケット領域の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)の組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、ハードウェアとソフトウェアのいずれかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる無線端末装置100を示す。無線端末装置100は、例えばLTEに準拠した無線通信システムにおける携帯電話機などの端末であり、HARQ情報判定部110とPUSCH生成送信部120を備える。
前述したように、LTE方式の無線通信システムにおいて、基地局は、端末にダウンリンクのパケットデータの送信に際して、まず、PBCHを送信し、その後、PDCCH、PCFICH、PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)を送信する。
端末は、PBCHの受信後にPCFICHを受信し、PCFICHから検出したCFI値(CFI:Control Format Indicator)に基づいて、PDCCHのマッピングされているOFDMシンボル数を確認し、自身向けのPDCCHの検出を行う。そして、端末は、自身向けのPDCCHが検出できたら、検出したダウンリンク制御情報によりPDSCHの受信を開始する。
これらの処理は、通常のLTE通信システムにおける処理と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
本実施の形態において、無線端末装置100のHARQ情報判定部110に、PCFICH/PDCCHのCRCチェックの結果C1と、PDSCHのCRCチェックの結果C2が入力される。これらのCRCチェックの結果C1〜C2は、通常のこの種の端末に備えられる機能ブロック(図示せず)により得られ、HARQ情報判定部110に入力される。
HARQ情報判定部110は、CRCチェックの結果C1〜C2に基づいて、HARQ情報HIの判定をして、HARQ情報判定部110に出力する。HARQ情報HIは、PCFICH/PDCCHの受信、及びPDSCHの受信が成功したことを示すACKと、PCFICH/PDCCHの受信が成功した一方、PDSCHの受信が失敗したことを示すNACKと、PCFICH/PDCCHの受信が失敗したことを示すDTXのうちのいずれか1つである。なお、PCFICH/PDCCHの受信が失敗した場合には、端末は、対応するPDSCHの受信処理をしておらず、従来では、端末から基地局にHARQを送信しないことになっている。
図2を参照して、HARQ情報判定部110によるHARQ情報HIの判定を説明する。図2に示すように、HARQ情報判定部110は、PCFICH/PDCCH、PDSCHのCRCチェックの結果に基づいてHARQ情報HIを判定する。
具体的には、PCFICH/PDCCHのCRCチェックの結果(C1)と、PDSCHのCRCチェック(C2)の結果とが共に「OK」である場合には、HARQ情報判定部110は、HARQ情報HIを「ACK」と判定する。
一方、PCFICH/PDCCHのCRCチェックの結果が「OK」であるものの、PDSCHのCRCチェックの結果が「NG」である場合には、HARQ情報判定部110は、HARQ情報HIを「NACK」と判定する。
さらに、PCFICH/PDCCHのCRCチェックの結果が「NG」である場合には、HARQ情報判定部110は、「DTX」と判定する。
PUSCH生成送信部120は、基地局へ送信するアップリンクのパケットデータPD0が入力され、該パケットデータPD0に対して、符号化や誤り訂正等を施した後に、OFDM変調を行ってPUSCHを生成して基地局へ送信する。
図3は、基地局に送信するHARQ情報とPUSCHの送信タイミングが重なっていない場合において、PUSCH生成送信部120により生成されたPUSCH内のパケットデータのシンボル領域(以下「パケットデータシンボル領域」という)PDSAを示す。図中縦軸と横軸は、夫々振幅と周波数である。図示のように、パケットデータシンボル領域PDSAには、パケットデータPD0に対応する複数のシンボルが含まれている。
基地局に送信するHARQ情報とPUSCHの送信タイミングが重なった場合においては、PUSCH生成送信部120は、HARQ情報判定部110からのHARQ情報HIに応じて、当該PUSCH内のパケットデータシンボル領域PDSA内の所定の領域内のシンボルの置換えを行う。この所定の領域は、HARQ情報に対応する領域であり、以下、「HARQ情報シンボル領域」HISAという。
具体的には、HARQ情報判定部110からのHARQ情報がACKまたはNACKを示すときに、PUSCH生成送信部120は、パケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISA内のシンボルを、ACKまたはNACKを示すシンボルに置き換える。図4は、この置換え後のPUSCHを示す。
図4において、太線で示すシンボルは、ACKまたはNACKを示すシンボルである。図示のように、この場合、パケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISA内のシンボルは、パケットデータPD0に対応するシンボルから、ACKまたはNACKを示すシンボルに変更されている。
また、HARQ情報判定部110からのHARQ情報がDTXを示すときに、PUSCH生成送信部120は、パケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISAを空白にする。図5は、この場合のPUSCHを示す。
図5に示すように、この場合、パケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISA内の、パケットデータPD0に対応するシンボルが削除され、HARQ情報シンボル領域HISAは、無信号領域になっている。
上記では、例として、OFDM変調時において、パケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISA内のシンボルを置き換えることにより、パケットデータシンボル領域PDSAの構成を図4または図5に変更する場合を説明したが、図4と図5のような構成に変更することができれば、上記置換えを、OFDM変調前に行うようにしてもよい。これについて、図6と図7を参照して説明する。
図6は、パケットデータPD0のOFDM変調前の構成を示す。図6において、斜線により塗り潰された各小さい四方形は、夫々1つのOFDMシンボルに対応するデータであり、以下「シンボルデータ」という。図示のように、OFDM変調前のパケットデータPD0は、複数のシンボルデータにより構成される。
基地局に送信するHARQ情報とPUSCHの送信タイミングが重なっていない場合において、PUSCH生成送信部120は、図6に示すパケットデータPD0をそのまま変調する。この場合、PUSCH生成送信部120により生成されたPUSCH内のパケットデータシンボル領域PDSAは、図3に示したのと同様の構成になる。
基地局に送信するHARQ情報とPUSCHの送信タイミングが重なった場合においては、PUSCH生成送信部120は、HARQ情報判定部110からのHARQ情報HIに応じて、図6に示すOFDM変調前のパケットデータPD0に対して、所定の部分のデータの置換えを行う。この所定の部分は、HARQ情報に対して予め定められた部分であり、以下、「HARQ情報データ領域」HIDAという。
具体的には、図7に示すように、HARQ情報判定部110からのHARQ情報がACKまたはNACKを示すときに、PUSCH生成送信部120は、パケットデータPD0のHARQ情報データ領域HIDA内のデータを、ACKまたはNACKを示すデータに置き換える。
また、HARQ情報判定部110からのHARQ情報がDTXを示すときに、PUSCH生成送信部120は、パケットデータPD0のHARQ情報データ領域HIDAのデータを「0」にする。これにより、パケットデータPD0内のHARQ情報データ領域HIDAは、空白領域になる。
PUSCH生成送信部120は、上記置換えの後にOFDM変調をする。OFDM変調後のPUSCH内のパケットデータシンボル領域PDSAは、図4または図5に示すようになる。
本第1の実施の形態の無線端末装置100が得られる効果については、後述する第2の実施の形態の無線基地局200の後に説明する。
<第2の実施の形態>
図8は、本発明の第2の実施の形態にかかる無線基地局200を示す。無線基地局200は、例えばLTEに準拠した無線通信システムにおける基地局であり、復号部210とHARQ情報検出部220を備える。
復号部210は、端末から受信したPUSCHを復号し、該PUSCH内のパケットデータを得る。
本実施の形態の無線基地局200は、第1の実施の形態の無線端末装置100からPUSCHを受信する。
この種の無線通信システムにおいて、端末からのPUSCHやHARQ情報の送信は、基地局によりスケジューリングされる。そのため、無線基地局200は、今受信したPUSCHに、HARQ情報が含まれているか否かを把握している。無線基地局200の復号部210は、復号したPUSCHにHARQ情報HIが含まれていると判定した場合に、さらに、HARQ情報シンボル領域HISA内のデータ(すなわちHARQ情報HI)の復号を行う。また、この場合、復号部210は、復号により得られたPUSCH内のパケットデータD1(HARQ情報HIを含む)をHARQ情報検出部220に出力する。
HARQ情報検出部220は、復号部210からのパケットデータPD1のうちの、HARQ情報HIに割り当てられた部分のデータに基づいて、当該PUSCHの送信元からのHARQ情報HIの内容を判定する。図6を参照すると、該部分は、HARQ情報データ領域HIDAである。
HARQ情報検出部220は、具体的には、HARQ情報データ領域HIDAが空白ではない場合には、該領域内のデータの内容がACKとNACKのいずれを示すかを判定する。一方、HARQ情報検出部220は、HARQ情報領域HIAが空(0)である場合には、DTXと判定する。
このように、第1の実施の形態の無線端末装置100は、HARQ情報とPUSCHの送信タイミングが重なったときに、ACK/NACKである場合には、該PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分をACK/NACKで上書きし、DTXである場合には、該部分を空白にする。そのため、上記PUSCHを受信した第2の実施の形態の無線基地局200は、該PUSCH内のパケットデータPD1に含まれた、HARQ情報データ領域HIDAに該当する部分のデータを参照することにより、ACK/NACK/DTXを判定することができる。
従って、無線端末装置100と無線基地局200により構成された無線通信システムによれば、基地局に大きな負担をかけずに「DTX−ACK」エラーを回避することができ、ひいては、PDSCHのスループットを高めることができる。
<第3の実施の形態>
図9は、本発明の第3の実施の形態にかかる無線通信システム300を示す。無線通信システム300は、HARQにより再送制御が行われるものであり、例えばLTEに準拠する。
図9に示すように、無線通信システム300は、第2の実施の形態にかかる無線基地局200に対応する無線基地局400と、第1の実施の形態にかかる無線端末装置100に対応する無線端末装置500を備え、例えばLTEに準拠する。なお、図9において、無線端末装置500について1つのみ示しているが、無線端末装置500が複数あってもよい。
無線基地局400は、ネットワーク部410、チャネル符号部420、OFDM変調部422、送信部424、受信部450、OFDM復調部452、チャネル復号部454、制御部460、及び送信アンテナ430と受信アンテナ440を有する。無線端末装置500は、データ入力部510、データ符号部512、チャネル符号部520、OFDM変調部522、送信部524、受信部550、OFDM復調部552、チャネル復号部554、データ出力処理部556、データ出力部558、制御部560、及び送信アンテナ530と受信アンテナ540を備える。
無線基地局400において、ネットワーク部410は、無線端末装置500に送信するデータを上層部(図示せず)から受け取ってチャネル符号部420に出力し、無線端末装置500から受信された後、受信部450、OFDM復調部452、チャネル復号部454により処理されたデータをチャネル復号部454から受け取って上層部に出力する。
チャネル符号部420は、ネットワーク部410からのデータに対して誤り訂正等を施してOFDM変調部422に出力し、OFDM変調部422は、チャネル符号部420からのデータに対して、QPSKや16QAM、64QAMにOFDM変調する。
送信部424は、OFDM変調部422からの信号を搬送波周波数に乗せ、送信アンテナ430を介して無線端末装置500に向けて送信する。
受信部450は、受信アンテナ440を介して無線端末装置500からの信号を受信して、OFDM復調部452に出力する。
OFDM復調部452は、受信部450からの信号に対してOFDM復調をしてチャネル復号部454に出力する。
チャネル復号部454は、OFDM復調部452からのデータに対して、誤り訂正符号等を復号し、ネットワーク部410へデータを渡す。
制御部460は、無線基地局400における変調/復調の制御、チャネル符号/復号の制御、再送制御、ネットワーク部410の制御を行う。
無線端末装置500において、データ入力部510は、無線基地局400に送信するデータをデータ符号部512に出力する。データ符号部512は、データ入力部510からのデータを符号化してチャネル符号部520に出力する。
チャネル符号部520は、データ符号部512により符号化されたデータに対して誤り訂正等を施し、OFDM変調部522に出力し、OFDM変調部522は、チャネル符号部520からのデータをOFDM変調し、送信部524に出力する。
送信部524は、OFDM変調部522からの信号を搬送波周波数に乗せ、送信アンテナ530を介して無線基地局400に送信する。
受信部550は、受信アンテナ540を介して無線基地局400からの信号を受信して、OFDM復調部552に出力する。
OFDM復調部552は、受信部550からの信号に対してOFDM復調をしてチャネル復号部554に出力する。
チャネル復号部554は、OFDM復調部552からのデータに対して、誤り訂正符号等を復号して、データ出力処理部556に出力する。
データ出力処理部556は、チャネル復号部554からのデータに対してデータ処理を行い、データ出力部558に出力する。データ出力部558は、データ出力処理部556からのデータを例えば上層部に出力する。
制御部560は、無線端末装置500における変調/復調の制御、チャネル符号/復号の制御、再送制御、データ制御を行う。
ダウンリンク時、すなわち無線基地局400から無線端末装置500へパケットデータが送信されたときに、無線端末装置500において、受信部550は、受信アンテナ540を介して、無線基地局400の送信アンテナ430から送信されたPCFICH、PDCCH、PDSCHを受信すると、それらをOFDM復調部552に出力する。OFDM復調部552は、これらの信号のOFDM復調を行って、復調後のデータをチャネル復号部554に出力する。チャネル復号部554は、OFDM復調部552によりOFDM復調されたPCFICH、PDCCH、PDSCHの復号をして、データ出力処理部556と制御部560に出力する。
制御部560は、チャネル復号部554により復号されたPCFICH/PDCCH、PDSCHのCRCチェックを行うと共に、これらのCRCチェックの結果に基づいて、HARQ情報HIを判定してOFDM変調部522に出力する。なお、制御部560は、第1の実施の形態にかかる無線端末装置100におけるHARQ情報判定部110と同様の手法(図2を参照)でHARQ情報HIの判定を行う。すなわち、本実施の形態において、制御部560は、無線端末装置100におけるHARQ情報判定部110の機能を備える。
OFDM変調部522は、制御部560からのHARQ情報HIに応じて、無線基地局400に返送する応答信号を生成して送信部524に出力する。
アップリンク時、すなわち、無線端末装置500から無線基地局400へデータを送信するときに、無線端末装置500において、データ符号部512は、データ入力部510から入力されたデータを符号化し、チャネル符号部520は、データ符号部512により符号化されたデータの誤り訂正等を施す。そして、OFDM変調部522は、チャネル符号部520により誤り訂正等を施されたデータをOFDM変調して送信部524に出力する。送信部524が送信アンテナ530を介して無線基地局400に送出した信号は、前述したように、パケットデータが含まれているときにはPUSCHであり、パケットデータが含まれない場合にはPUCCHである。
HARQ情報HIに応じた応答信号とPUSCHの送信タイミングが重なったときに、OFDM変調部522は、下記のように動作する。
制御部560からのHARQ情報HIがACKまたはNACKを示すときに、OFDM変調部522は、PUSCHのパケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISA内のシンボルを、ACKまたはNACKを示すシンボルに置き換える。
一方、制御部560からのHARQ情報HIがDTXを示すときには、OFDM変調部522は、PUSCHのパケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISAを空白にする。
このようにして生成されたPUSCHは、無線端末装置500の送信部524により送信アンテナ530を介して送信され、無線基地局400の受信アンテナ440を介して受信部450により受信され、OFDM復調部452に入力される。
無線基地局400において、OFDM復調部452は、上記PUSCHをOFDM復調し、チャネル復号部454は、OFDM復調部452によりOFDM復調されたPUSCH復号(HARQ情報HIが含まれている場合にはHARQ情報HIの復号を含む)行う。
制御部460は、PUSCH内にHARQ情報HIが含まれている場合に、HARQ情報データ領域HIDA内のデータに基づいて判定を行う。具体的には、HARQ情報データ領域HIDA内のデータが0ではない場合には、該領域内のデータがACKとNACKのいずれを示すかによってHARQ情報をACKまたはNACKに判定する。一方、領域内のデータが全て0である場合には、制御部460は、DTXと判定する。すなわち、本実施の形態において、制御部460は、無線基地局200におけるHARQ情報検出部220の機能を備える。
本実施の形態の無線通信システム300は、第1の実施の形態にかかる無線端末装置100と、第2の実施の形態にかかる無線基地局200を具現化したものであり、無線端末装置100と無線基地局200により得られる全ての効果を得ることができる。
本第2の実施の形態において、無線端末装置500は、PUSCHとHARQ情報の送信タイミングが重なったときに、OFDM変調部522により、PUSCHに含まれるパケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISA内のシンボルを、HARQ情報を示すシンボル(DTXの場合の無信号)に置き換える。無線端末装置100のときに説明したように、この置換えは、OFDM変調前のパケットデータに対して行うようにしてもよい。すなわち、制御部560は、HARQ情報HIをチャネル符号部520に出力し、チャネル符号部520により、OFDM変調前のパケットデータに対して、HARQ情報データ領域HIDA内のデータの置換えを行う。
<第4の実施の形態>
上述した各実施の形態において、無線端末装置は、PUSCHとHARQ情報の送信タイミングが重なり、かつ、送信すべきHARQ情報がDTXである場合に、PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分を空白にする置換えを行っている。空白にする代わりに、NACKを示すデータまたはシンボルに置き換えるようにしてもよい。
この場合、無線端末装置から送出したPUSCHのパケットデータシンボル領域PDSAの構成は、図10と図11に示すようになる。
図10は、送信するHARQ情報がACKである場合のPUSCHのパケットデータシンボル領域PDSAの構成であり、図11は、送信するHARQ情報がNACKまたはDTXである場合のPUSCHのパケットデータシンボル領域PDSAの構成である。図11において、パケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISA内のシンボルを点線で示したのは、図10に示すパケットデータシンボル領域PDSAにおけるHARQ情報シンボル領域HISA内のシンボルと区別するためである。
こうした場合において、DTXであっても、無線基地局がNACKと判定して再送を行うため、「DTX−ACK」エラーによりパケットが欠落したままとなる問題を回避することができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述した各実施の形態に対してさまざまな変更、増減、組合せを行ってもよい。これらの変更、増減、組合せが行われた変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
100 無線端末装置
110 HARQ情報判定部
120 PUSCH生成送信部
200 無線基地局
210 復号部
220 HARQ情報検出部
300 無線通信システム
400 無線基地局
410 ネットワーク部
420 チャネル符号部
422 OFDM変調部
424 送信部
430 送信アンテナ
440 受信アンテナ
450 受信部
452 OFDM復調部
454 チャネル復号部
460 制御部
500 無線端末装置
510 データ入力部
512 データ符号部
520 チャネル符号部
522 OFDM変調部
524 送信部
530 送信アンテナ
540 受信アンテナ
550 受信部
552 OFDM復調部
554 チャネル復号部
556 データ出力処理部
558 データ出力部
560 制御部
C1 PCFICH/PDCCHのCRCチェックの結果
C2 PDSCHのCRCチェックの結果
HI HARQ情報
HIDA HARQ情報データ領域
PD0 パケットデータ
PD1 パケットデータ
PDSA パケットデータシンボル領域
HISA HARQ情報シンボル領域

Claims (8)

  1. HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)によりパケットの再送制御が行われる無線通信システムにおける無線端末装置であって、
    無線基地局に送信するHARQ情報を、ACK(Positive Acknowledgement)、NACK(Negative Acknowledgement)、DTX(Discontinuous Transmission)のいずれにすべきかを判定するHARQ情報判定部と、
    PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)を生成して送信するPUSCH生成送信部とを備え、
    前記PUSCH生成送信部は、
    前記HARQ情報と前記PUSCHの送信タイミングが重なったときに、前記HARQ情報判定部の判定結果に応じて、前記PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分の置換えを行い、
    前記置換えに際して、前記HARQ情報判定部によりDTXと判定されているときに、前記所定の部分を空白に変更するか、該所定の部分を、NACKを示すデータに変更することを特徴とする無線端末装置。
  2. 前記PUSCH生成送信部は、
    OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調前の前記パケットデータに対して前記置換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の無線端末装置。
  3. HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)によりパケットの再送制御が行われる無線通信システムにおける無線基地局であって、
    無線端末装置から受信したPUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)を復号する復号部と、
    前記PUSCHにHARQ情報が含まれているときに、前記復号部により復号された前記PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分のデータに基づいてHARQ情報の判定を行うHARQ情報検出部とを有し、
    前記HARQ情報検出部は、
    前記パケットデータの前記所定の部分のデータが空白ある場合に、前記HARQ情報がDTXを示すと判定することを特徴とする無線基地局。
  4. 無線基地局と無線端末装置を備え、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)によりパケットの再送制御が行われる無線通信システムであって、
    前記無線端末装置は、
    前記無線基地局に送信するHARQ情報を、ACK(Positive Acknowledgement)、NACK(Negative Acknowledgement)、DTX(Discontinuous Transmission)のいずれにすべきかを判定するHARQ情報判定部と、
    PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)を生成して送信するPUSCH生成送信部とを備え、
    前記PUSCH生成送信部は、
    前記HARQ情報と前記PUSCHの送信タイミングが重なったときに、前記HARQ情報判定部の判定結果に応じて、前記PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分の置換えを行い、
    前記置換えに際して、前記HARQ情報判定部によりDTXと判定されているときに、前記所定の部分を空白に変更するか、該所定の部分を、NACKを示すデータに変更し、
    前記無線基地局は、
    前記無線端末装置から受信した前記PUSCHにHARQ情報が含まれている場合に、前記PUSCHに含まれるパケットデータの前記所定の部分のデータに基づいてHARQ情報の判定を行うことを特徴とする無線通信システム。
  5. HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)によりパケットの再送制御が行われる無線通信システムの無線端末装置による通信方法において、
    無線基地局に送信するHARQ情報を、ACK(Positive Acknowledgement)、NACK(Negative Acknowledgement)、DTX(Discontinuous Transmission)のいずれにすべきかを判定するHARQ情報判定ステップと、
    PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)を生成して送信するPUSCH生成送信ステップとを有し、
    前記PUSCH生成送信ステップにおいて、
    前記HARQ情報と前記PUSCHの送信タイミングが重なったときに、前記HARQ情報判定部の判定結果に応じて、前記PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分の置換えを行い、
    前記置換えに際して、前記HARQ情報判定部によりDTXと判定されているときに、前記所定の部分を空白に変更するか、該所定の部分を、NACKを示すデータに変更することを特徴とする通信方法。
  6. HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)によりパケットの再送制御が行われる無線通信システムの無線基地局による通信方法において、
    無線端末装置から受信したPUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)を復号する復号ステップと、
    前記PUSCHにHARQ情報が含まれているときに、前記復号部により復号された前記PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分のデータに基づいてHARQ情報の判定を行うHARQ情報検出ステップとを有し、
    前記HARQ情報検出ステップにおいて、
    前記パケットデータの前記所定の部分のデータが空白ある場合に、前記HARQ情報がDTXを示すと判定することを特徴とする通信方法。
  7. HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)によりパケットの再送制御が行われる無線通信システムの無線端末装置による通信時に、
    無線基地局に送信するHARQ情報を、ACK(Positive Acknowledgement)、NACK(Negative Acknowledgement)、DTX(Discontinuous Transmission)のいずれにすべきかを判定するHARQ情報判定ステップと、
    PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)を生成して送信するPUSCH生成送信ステップとをコンピュータに実行せしめ、
    前記PUSCH生成送信ステップは、
    前記HARQ情報と前記PUSCHの送信タイミングが重なったときに、前記HARQ情報判定部の判定結果に応じて、前記PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分の置換えを行い、
    前記置換えに際して、前記HARQ情報判定部によりDTXと判定されているときに、前記所定の部分を空白に変更するか、該所定の部分を、NACKを示すデータに変更する処理を含むことを特徴とするプログラム。
  8. HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)によりパケットの再送制御が行われる無線通信システムの無線基地局による通信時に、
    無線端末装置から受信したPUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)を復号する復号ステップと、
    前記PUSCHにHARQ情報が含まれているときに、前記復号部により復号された前記PUSCHに含まれるパケットデータの所定の部分のデータに基づいてHARQ情報の判定を行うHARQ情報検出ステップとをコンピュータに実行せしめ、
    前記HARQ情報検出ステップは、
    前記パケットデータの前記所定の部分のデータが空白ある場合に、前記HARQ情報がDTXを示すと判定する処理を含むことを特徴とするプログラム。
JP2013055039A 2013-03-18 2013-03-18 無線端末装置及び無線基地局並びに通信システム、通信方法、プログラム Pending JP2014183357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013055039A JP2014183357A (ja) 2013-03-18 2013-03-18 無線端末装置及び無線基地局並びに通信システム、通信方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013055039A JP2014183357A (ja) 2013-03-18 2013-03-18 無線端末装置及び無線基地局並びに通信システム、通信方法、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014183357A true JP2014183357A (ja) 2014-09-29

Family

ID=51701710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013055039A Pending JP2014183357A (ja) 2013-03-18 2013-03-18 無線端末装置及び無線基地局並びに通信システム、通信方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014183357A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016074635A1 (en) * 2014-11-13 2016-05-19 Qualcomm Incorporated Retransmission signaling for discontinuous transmission (dtx) in shared spectrum
CN108924965A (zh) * 2017-04-24 2018-11-30 中兴通讯股份有限公司 一种非连续传输检测的方法、装置、基站及终端
CN108988984A (zh) * 2017-05-31 2018-12-11 株式会社Kt 用于新无线电的重传传输块的方法及使用该方法的装置
US10291361B2 (en) 2014-06-04 2019-05-14 Nec Corporation Base station, reception confirmation method, and storage medium wherein program is stored
US10727988B2 (en) 2016-02-09 2020-07-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Efficient HARQ feedback

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10291361B2 (en) 2014-06-04 2019-05-14 Nec Corporation Base station, reception confirmation method, and storage medium wherein program is stored
WO2016074635A1 (en) * 2014-11-13 2016-05-19 Qualcomm Incorporated Retransmission signaling for discontinuous transmission (dtx) in shared spectrum
US10993151B2 (en) 2014-11-13 2021-04-27 Qualcomm Incorporated Cell switching for discontinuous transmission (DTX) in shared spectrum
US10727988B2 (en) 2016-02-09 2020-07-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Efficient HARQ feedback
CN108924965A (zh) * 2017-04-24 2018-11-30 中兴通讯股份有限公司 一种非连续传输检测的方法、装置、基站及终端
CN108924965B (zh) * 2017-04-24 2023-05-23 中兴通讯股份有限公司 一种非连续传输检测的方法、装置、基站及终端
CN108988984A (zh) * 2017-05-31 2018-12-11 株式会社Kt 用于新无线电的重传传输块的方法及使用该方法的装置
CN108988984B (zh) * 2017-05-31 2021-07-09 株式会社Kt 用于新无线电的重传传输块的方法及使用该方法的装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107210866B (zh) 在无线设备处进行通信的方法和装置
US11700097B2 (en) Transport block segmentation and signaling
JP6232141B2 (ja) 低帯域幅アプリケーションに対する遅延及びバンドルされた再送信
EP3413489B1 (en) Fountain harq for reliable low latency communication
EP3751777A1 (en) Multiple tri-state harq processes
US20130148563A1 (en) Apparatus and methods for management, configuration and control signaling of network coded harq in mobile communication systems
EP2661147A1 (en) Method and apparatus for determining harq mode
KR102190627B1 (ko) 무선 네트워크 노드, 무선 디바이스 및 수행 방법
WO2016100363A1 (en) Mitigation of bursty interference
KR101681148B1 (ko) 무선통신 시스템 및 그의 harq 운용 방법
US10624087B2 (en) Radio-network node, wireless device and methods for feedback-based retransmission
US9991989B2 (en) Soft hybrid automatic repeat request
JP2010283698A (ja) 端末装置および基地局装置
JP2014183357A (ja) 無線端末装置及び無線基地局並びに通信システム、通信方法、プログラム
CN108463986B (zh) 无线通信装置、无线通信系统和无线通信方法
KR102280055B1 (ko) 업링크 256qam을 위한 상이한 서브프레임 세트들의 핸들링
KR20090092708A (ko) 무선 통신 시스템에서 데이터 신호 재전송 방법
KR20090018254A (ko) 이동통신 시스템에서 상향링크 복합 자동 재전송 기법을지원하는 장치 및 방법