JP2014183086A - 積層型配線板 - Google Patents

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Abstract

【課題】異種材料の配線基板をこれらの厚さ方向に接続することにより積層型の配線板を製造するに際し、当該製造コストを低減し、かつ接合強度を十分に担保する。
【解決方法】主面上において、複数の第1の電極パッドが形成された第1の配線基板と、主面上において、複数の第2の電極パッドが形成された第2の配線基板と、前記第1の配線基板の前記複数の第1の電極パッド及び前記第2の配線基板の前記複数の第2の電極パッドとの間に配設され、前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とを電気的及び機械的に接合するための複数のはんだ層と、を具えるようにして積層型配線板を構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯電話機器の分野や電子機器の分野において好適に用いることのできる積層型配線板に関する。
近年の電子機器の高性能化・小型化の流れの中、回路部品の高密度化、高機能化が一層求められている。
このような要求を満足すべく、異種材料の配線基板をこれらの厚さ方向に接続することにより積層型の配線板を製造することが試みられている。
具体的には、フレキシブルプリント配線基板とガラス基板とを接続してなる(FOG(Film on Glass))積層型の配線板、半導体チップとフレキシブルプリント配線基板とを接続してなる(COF(Chip on Film))積層型の配線板、半導体チップとガラス基板とを接続してなる(COG(Chip on Glass))積層型の配線板、及びフレキシブルプリント配線基板とガラスエポキシ配線基板とを接続してなる(FOB(Film on Board)積層型の配線板等を挙げることができる。
電子機器等の分野においては、上記積層型配線板の中でも、特にフレキシブルプリント配線基板(以下、「フレキシブル配線基板」という場合がある)及びガラスエポキシ配線基板(以下、「リジッド配線基板」という場合がある)を接続してなる積層型配線板が汎用されている。
このような積層型配線板を製造するに際して、例えば特許文献1においては、フレキシブル配線基板の主面及び裏面の少なくとも一方の側にプリプレグを介してリジッド配線基板を配設し、これらの積層体を加熱下加圧することにより、上記プリプレグによってフレキシブル配線基板及びリジッド配線基板を接続し、積層型配線板を製造することが開示されている。このとき、フレキシブル配線基板及びリジッド配線基板間の電気的な接続は、上記プリプレグを貫通するようにして配設したバンプ等の層間接続体を用いて行う。
また、特許文献2には、バインダー樹脂中に導電性粒子が分散されたペースト状又はフィルム状の異方性導電性材料を用いて、フレキシブル配線基板及びリジッド配線基板間を接続し、積層型配線板を製造することが開示されている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の方法では、フレキシブル配線基板及びリジッド配線基板間の接続強度を十分に担保することができず、得られた積層型配線板を使用する間に、両者の配線基板が剥離してしまうという問題があった。また、特許文献2において使用する異方性導電性材料は高価であるため、積層型配線板の製造コストを増大させてしまうという問題もあった。
特開2012−114482号 特開2012−174589号
本発明は、異種材料の配線基板をこれらの厚さ方向に接続することにより積層型の配線板を製造するに際し、当該製造コストを低減し、かつ接合強度を十分に担保することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
主面上において、複数の第1の電極パッドが形成された第1の配線基板と、
主面上において、複数の第2の電極パッドが形成された第2の配線基板と、
前記第1の配線基板の前記複数の第1の電極パッド及び前記第2の配線基板の前記複数の第2の電極パッドとの間に配設され、前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とを電気的及び機械的に接合するための複数のはんだ層と、
を具えることを特徴とする、積層型配線板に関する。
本発明によれば、接合すべき第1の配線基板及び第2の配線基板の電極パッド間にはんだ層を形成し、当該はんだ層を介して第1の配線基板及び第2の配線基板間を電気的及び機械的に接合するようにしている。はんだは、異方性導電性材料に比較して安価であるので、上記第1の配線基板及び第2の配線基板を安価に接合することができる。
また、第1の配線基板及び第2の配線基板の接合をはんだによって行っているので、プリプレグや異方性導電性材料などに比較してこれら配線基板の接合強度が増大する。
この原因は特に明確ではないが、本発明の積層型配線板においては、第1の配線基板及び第2の配線基板の接合が、第1の電極パッド/はんだ層/第2の電極パッドの層構成を形成することによってなされており、それぞれが金属材料から構成されている、すなわち同種の材料から構成されていることに起因するためと考えられる。また、はんだ層を形成する際には、印刷したはんだをリフローさせるが、このリフローさせたはんだ中に第1の電極パッド及び第2の電極パッドが部分的に拡散(液相拡散)するために、第1の電極パッド及びはんだ層の界面、並びに第2の電極パッド及びはんだ層の界面に強固な拡散層が形成されるためと考えられる。
本発明の一態様においては、複数の第1の電極パッドの一部及び複数の第2の電極パッドの一部を、それぞれ第1の配線基板及び第2の配線基板の長手方向に対して垂直な方向に配列することができる。
本発明の積層型配線板のように、2つの配線基板を接合させたような層構成においては、それら配線基板の長手方向において大きなせん断力が作用し易く、これによって2つの配線基板同士が剥離してしまう傾向がある。しかしながら、本態様によれば、各配線基板において、その長手方向と垂直に電極パッドを配設するようにしているので、当該長手方向の垂直方向におけるはんだ層の絶対量が増大する。したがって、本発明の積層型配線板に対して長手方向に大きなせん断力が作用した場合においても、当該積層型配線板を構成する第1の配線基板及び第2の配線基板間の剥離を防止することができる。
また、本発明の一態様においては、第1の配線基板及び第2の配線基板において、それぞれ長手方向に対する垂直な方向に第1のダミー電極パッド及び第2のダミー電極パッドを形成し、これら第1のダミー電極パッド及び第2の電極パッド間に追加のはんだ層を配設して、第1の配線基板と第2の配線基板とを電気的及び機械的に接合することもできる。
上述したように、本発明の積層型配線板は、その構成要素である第1の配線基板及び第2の配線基板間の長手方向に大きなせん断力が作用すると、第1の配線基板及び第2の配線基板間で剥離が生じやすくなる。しかしながら、本態様によれば、第1の配線基板及び第2の配線基板の長手方向と垂直にダミーの第1の電極パッド及び第2の電極パッドを配設しているので、当該長手方向の垂直方向におけるはんだ層の絶対量が増大する。したがって、本発明の積層型配線板に対して長手方向に大きなせん断力が作用した場合においても、当該積層型配線板を構成する第1の配線基板及び第2の配線基板間の剥離を防止することができる。
さらに、本発明の一態様においては、第1の配線基板及び第2の配線基板の少なくとも一方をフレキシブル配線基板とすることができる。上述のように、第1の配線基板及び第2の配線基板間に作用するせん断力は、第1の配線基板及び第2の配線基板の少なくとも一方がフレキシブル配線基板の場合に大きくなる。したがって、上述した本発明の作用効果は、第1の配線基板及び第2の配線基板の少なくとも一方がフレキシブル基板の場合に、最も有効に奏されることになる。
なお、第1の配線基板及び第2の配線基板の少なくとも一方がフレキシブル基板の場合、他方がリジッド配線基板、例えば多層配線基板の場合に、異種材料の配線基板同士が接合されることになり、得られる積層型配線板の多機能化を図ることができる。
また、本発明における“フレキシブル配線基板”とは、無機フィラー等を含まない絶縁性かつ軟質性のシートをベース基板として含む配線基板を意味するものであり、“リジッド配線基板”とは、ガラス繊維やガラスフィラー等の無機物を含む絶縁性かつ硬質性の樹脂層を少なくとも1層含む配線基板を意味するものである。
以上、本発明によれば、異種材料の配線基板をこれらの厚さ方向に接続することにより積層型の配線板を製造するに際し、当該製造コストを低減し、かつ接合強度を十分に担保することができる。
第1の実施形態の積層型配線板を構成するフレキシブル配線基板の構成を模式的に示す平面図である。 第1の実施形態の積層型配線板を構成するリジッド配線基板の構成を模式的に示す平面図である。 第1の実施形態の積層型配線板の概略構成を示す断面図である。 第1の実施形態のリジッド配線基板の変形例を示す断面図である。 第2の実施形態の積層型配線板を構成するフレキシブル配線基板の構成を模式的に示す平面図である。 第2の実施形態の積層型配線板を構成するリジッド配線基板の構成を模式的に示す平面図である。 第2の実施形態の積層型配線板の概略構成を示す断面図である。 第3の実施形態の積層型配線板を構成するフレキシブル配線基板の構成を模式的に示す平面図である。 第3の実施形態の積層型配線板を構成するリジッド配線基板の構成を模式的に示す平面図である。 第3の実施形態の積層型配線板の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明のその他の特徴及び利点について、発明を実施するための形態に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の積層型配線板を構成するフレキシブル配線基板の構成を模式的に示す平面図であり、図2は、本実施形態の積層型配線板を構成するリジッド配線基板の構成を模式的に示す平面図である。また、図3は、図1に示すフレキシブル配線基板及び図2に示すリジッド配線基板をはんだ層を介して接合した、本実施形態の積層型配線板の概略構成を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の積層型配線板を構成するフレキシブル配線基板10は、例えばポリイミドフィルム上に保護膜としてのカバーレイが施された積層構造を呈しており、フレキシブル配線基板10の主面に相当する当該カバーレイを除去した領域10Aに、電極パッド11を形成している。また、カバーレイが施された部分は領域10Bとして残存させている。
電極パッド11は、フレキシブル配線基板10の長手方向に沿って配列されている。なお、電極パッド11の数は特に限定されるものではなく、必要に応じて任意に決定することができる。
また、図2に示すように、本実施形態の積層型配線板を構成するリジッド配線基板20は、例えばガラスエポキシ樹脂からなり、リジッド配線基板20の主面上には、フレキシブル配線基板10の電極パッド11と同配列に電極パッド21が形成されている。
次いで、図1に示すフレキシブル配線基板10の電極パッド11上又は図2に示すリジッド配線基板20の電極パッド21上に、はんだを印刷あるいは塗布した後、図2に示すリジッド配線基板20の電極パッド21又は図1に示すフレキシブル配線基板10の電極パッド11が、フレキシブル配線基板10の電極パッド11又はリジッド配線基板20の電極パッド21と一致するように重ね合わせた後、はんだをリフローさせる。
すると、フレキシブル配線基板10の電極パッド11及びリジッド配線基板20の電極パッド21は、リフローによって形成されたはんだ層31を介して接合されるようになる。はんだ層31は、金属材料からなり電気伝導性を有するので、フレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20は電気的及び機械的に接合されることになり、図3に示すような積層型配線板30を得ることができる。
はんだは、異方性導電性材料に比較して安価であるので、第1の配線基板10及び第2の配線基板20を安価に接合することができ、目的とする積層型配線板30を安価に得ることができる。
また、第1の配線基板10及び第2の配線基板20の接合をはんだによって行っているので、プリプレグや異方性導電性材料などに比較してこれら配線基板の接合強度を増大させることができる。
なお、はんだ層31の形成による接合強度の増大原因は明確ではないが、第1の配線基板10及び第2の配線基板20の接合が、電極パッド11/はんだ層31/電極パッド21の層構成を形成することによってなされており、それぞれが金属材料から構成されている、すなわち同種の材料から構成されていることに起因するためと考えられる。また、はんだ層31を形成する際にははんだをリフローさせるが、リフローさせたはんだ中に電極パッド11及び電極パッド21が部分的に拡散(液相拡散)するために、電極パッド11及びはんだ層31の界面、並びに電極パッド21及びはんだ層31の界面に強固な拡散層が形成されるためと考えられる。
本実施形態では、積層型配線板30をフレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20から構成しているが、積層型配線板30がフレキシブル配線基板10を含むことにより、フレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20間に作用するせん断力は、積層型配線板30をリジッド配線基板のみから構成した場合よりも増大する。しかしながら、本実施形態では、フレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20の接合をはんだ層31を介して行っているので、上述のようなせん断力が作用しても、これら配線基板の剥離を十分に防止することができる。
また、本実施形態では、積層型配線板30をフレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20から構成しており、異種材料の配線基板同士が接合されているので、その多機能化を図ることができる。
例えば、図4に示すように、リジッド配線基板20を多層配線基板から構成することができる。図4に示す多層配線基板40は、主面側に位置し、電極パッド21を含む第1の配線層41と、内層に位置する第2の配線層42及び第3の配線層43と、裏面側に位置する第4の配線層44とを有している。また、各配線層は絶縁層46によって隔離されており、絶縁層46を貫通する層間接続体48によって電気的に接続されている。
このように、リジッド配線基板20を多層配線基板40から構成することにより、積層型配線板30の多機能化に加えて、高密度化をも図ることができる。
なお、図4に示す多層配線基板40はあくまでも例示であり、配線層の数等は必要に応じて任意の数とすることができるし、バンプ状の層間接続体48に代えて、あるいはこれに加えてスルーホールビア等の層間接続体を用いることもできる。
但し、本実施形態の積層型配線板30は、フレキシブル配線基板同士を接合して積層してもよいし、リジッド配線基板同士を接合して積層してもよい。特に前者の場合は、配線基板の長手方向に大きなせん断力が作用するので、本実施形態にしたがってはんだ層31を介して両者を接合することにより、両配線基板の剥離を効果的に防止することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本実施形態の積層型配線板を構成するフレキシブル配線基板の構成を模式的に示す平面図であり、図6は、本実施形態の積層型配線板を構成するリジッド配線基板の構成を模式的に示す平面図である。また、図7は、図5に示すフレキシブル配線基板及び図6に示すリジッド配線基板をはんだ層を介して接合した、本実施形態の積層型配線板の概略構成を示す断面図である。
なお、図1〜3に示す構成要素と類似あるいは同一の構成要素については同一の符号を用いている。
図5に示すように、本実施形態の積層型配線板30を構成するフレキシブル配線基板10は、電極パッド11が、フレキシブル配線基板10の主面上において、長手方向と垂直な幅方向に沿って配列されており、図6に示すように、リジッド配線基板20の主面上には、フレキシブル配線基板10の電極パッド11と同配列に電極パッド21が形成されている点で、第1の実施形態の積層型配線板30と相違する。
本実施形態の積層型配線板30のように、2つの配線基板を接合させたような層構成においては、それら配線基板の長手方向において大きなせん断力が作用し易く、これによって2つの配線基板同士が剥離してしまう傾向がある。
しかしながら、図7に示すように、本実施形態の積層型配線板30によれば、フレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20において、その長手方向と垂直な幅方向に沿って電極パッド11及び12を配設するようにしているので、当該長手方向の垂直方向におけるはんだ層31の絶対量が増大する。したがって、積層型配線板30に対して長手方向に大きなせん断力が作用した場合においても、積層型配線板30を構成するフレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20間の剥離を防止することができる。
なお、その他の構成及び特徴、並びに作用効果については第1の実施形態の積層型配線板30と同様である。
例えば、フレキシブル配線基板10は、例えばポリイミドフィルム上に保護膜としてのカバーレイが施された積層構造を呈したものから構成することができ、リジッド配線基板20は、例えばガラスエポキシ樹脂からなり構成することができる。また、リジッド配線基板20は、図4に示すような多層配線基板40から構成することもできる。さらに、積層型配線板30は、フレキシブル配線基板同士を接合して積層してもよいし、リジッド配線基板同士を接合して積層してもよい。
(第3の実施形態)
図8は、本実施形態の積層型配線板を構成するフレキシブル配線基板の構成を模式的に示す平面図であり、図9は、本実施形態の積層型配線板を構成するリジッド配線基板の構成を模式的に示す平面図である。また、図10は、図8に示すフレキシブル配線基板及び図9に示すリジッド配線基板をはんだ層を介して接合した、本実施形態の積層型配線板の概略構成を示す断面図である。
なお、図1〜3に示す構成要素と類似あるいは同一の構成要素については同一の符号を用いている。
図8に示すように、本実施形態の積層型配線板30を構成するフレキシブル配線基板10は、電極パッド11が、フレキシブル配線基板10の主面上において、長手方向と垂直な幅方向に沿って配列されているとともに、当該幅方向に沿ってダミー電極パッド15が延在するようにして配列されている。また、図9に示すように、リジッド配線基板20の主面上には、フレキシブル配線基板10の電極パッド11と同配列に電極パッド21が形成されているとともに、その幅方向に沿ってフレキシブル配線基板10のダミー電極パッド15と同配列にダミー電極パッド25が形成されている点で、第1の実施形態の積層型配線板30と相違する。
上述のように、本実施形態の積層型配線板30に示すような、2つの配線基板を接合させたような層構成においては、それら配線基板の長手方向において大きなせん断力が作用し易く、これによって2つの配線基板同士が剥離してしまう傾向がある。
しかしながら、図10に示すように、本実施形態の積層型配線板30によれば、フレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20において、その長手方向と垂直な幅方向に沿って電極パッド11及び12を配設するようにしているので、当該長手方向の垂直方向におけるはんだ層31の絶対量が増大する。したがって、積層型配線板30に対して長手方向に大きなせん断力が作用した場合においても、積層型配線板30を構成するフレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20間の剥離を防止することができる。
また、フレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20の長手方向と垂直な幅方向にダミーの電極パッド15及び25を配設しており、これらの間には追加のはんだ層35が形成されているので、当該幅方向におけるはんだ層31及び35の絶対量がさらに増大する。したがって、本発明の積層型配線板30に対して長手方向に大きなせん断力が作用した場合においても、積層型配線板30を構成するフレキシブル配線基板10及びリジッド配線基板20の剥離をより効果的に防止することができる。
なお、ダミーの電極パッド15及び25間は、いずれか一方のダミー電極パッド上に、はんだを印刷あるいは塗布した後、図2に示すリジッド配線基板20のダミー電極パッド25又は図1に示すフレキシブル配線基板10のダミー電極パッド15が、フレキシブル配線基板10のダミー電極パッド15又はリジッド配線基板20のダミー電極パッド25と一致するように重ね合わせた後、はんだをリフローさせる。
すると、フレキシブル配線基板10のダミー電極パッド15及びリジッド配線基板20のダミー電極パッド25は、リフローによって形成された追加のはんだ層35を介して接合されるようになる。
その他の構成及び特徴、並びに作用効果については第1の実施形態の積層型配線板30と同様である。
例えば、フレキシブル配線基板10は、例えばポリイミドフィルム上に保護膜としてのカバーレイが施された積層構造を呈したものから構成することができ、リジッド配線基板20は、例えばガラスエポキシ樹脂からなり構成することができる。また、リジッド配線基板20は、図4に示すような多層配線基板40から構成することもできる。さらに、積層型配線板30は、フレキシブル配線基板同士を接合して積層してもよいし、リジッド配線基板同士を接合して積層してもよい。
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいて、あらゆる変形や変更が可能である。
10 フレキシブル配線基板
11 電極パッド
15 ダミー電極パッド
20 リジッド配線基板
21 電極パッド
25 ダミー電極パッド
30 積層型配線板
31 はんだ層
35 追加のはんだ層

Claims (6)

  1. 主面上において、複数の第1の電極パッドが形成された第1の配線基板と、
    主面上において、複数の第2の電極パッドが形成された第2の配線基板と、
    前記第1の配線基板の前記複数の第1の電極パッド及び前記第2の配線基板の前記複数の第2の電極パッドとの間に配設され、前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とを電気的及び機械的に接合するための複数のはんだ層と、
    を具えることを特徴とする、積層型配線板。
  2. 前記複数の第1の電極パッドの一部及び前記複数の第2の電極パッドの一部は、それぞれ前記第1の配線基板及び前記第2の配線基板の長手方向に対して垂直な方向に配列されていることを特徴とする、請求項1に記載の積層型配線板。
  3. 前記第1の配線基板及び前記第2の配線基板は、それぞれ長手方向に対して垂直な方向に第1のダミー電極パッド及び第2のダミー電極パッドを有し、これら第1のダミー電極パッド及び第2の電極パッド間に配設され、前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とを電気的及び機械的に接合するための追加のはんだ層を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の積層型配線板。
  4. 前記第1の配線基板及び前記第2の配線基板の少なくとも一方はフレキシブル配線基板であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の積層型配線板。
  5. 前記第1の配線基板及び前記第2の配線基板の他方はリジッド配線基板であることを特徴とする、請求項4に記載の積層型配線板。
  6. 前記リジッド配線基板は多層配線基板であることを特徴とする、請求項5に記載の積層型配線板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018037056A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. フレキシブル電子回路及び表示装置

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