JP2014182706A - サーバ装置、ネットワークブートシステム、ネットワークブート方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端末装置がネットワークを介してOSを起動するネットワークブートシステムのサーバ装置は、端末装置とネットワークを介して接続され、端末装置にブートローダーを提供し、ブートローダーは、記憶装置を仮想記憶装置として接続して通信するとともに、OSを端末装置に読み込むための起動情報を取得する取得処理であって、キャッシュ記憶部に起動情報が記憶されている場合に、キャッシュ記憶部から起動情報を取得し、キャッシュ記憶部に起動情報が記憶されていない場合に、仮想記憶装置から起動情報を取得する取得処理と、仮想記憶装置から起動情報を取得した場合に、取得した起動情報をキャッシュ記憶部に記憶させるキャッシュ記憶処理と、起動情報に基づいて、OSを端末装置に読み込んで、OSを起動する起動処理と、を端末装置に実行させる。
【選択図】図1
Description
なお、このようなネットワークブートシステムに関連した技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が開示されている。
このような問題に対して、例えば、特許文献1には、処理に応じて、独立したネットワークを用いることで、ネットワークの負荷を改善する技術が記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、OSの読み込み自体の処理を軽減するものではなく、例えば、端末装置の台数が多い場合には、依然としてOSの起動に時間がかかることがある。
図1は、本実施形態によるネットワークブートシステム1の一例を示す機能ブロック図である。
ネットワークブートシステム1は、ブート端末2がネットワーク5を介してオペレーティングシステム(以下、OSという)を起動するネットワークブートを実行するシステムである。
また、本実施形態では、一例として、ブート端末2が、OSとして、Windows(登録商標)を起動する場合の例を説明する。
なお、図1において、1台のブート端末2がブートサーバ3及び記憶装置4に接続する一例について説明しているが、複数台のブート端末2がネットワーク5を介して、ブートサーバ3及び記憶装置4に接続されてもよい。
この図において、キャッシュ記憶部21は、キャッシュヘッダ領域21Aと、キャッシュデータブロック領域21Bとを有している。
キャッシュヘッダ領域21Aは、「メインバージョン情報」及び「サブバージョン情報」を記憶する。この「メインバージョン情報」及び「サブバージョン情報」は、OSのバージョン(又はリビジョン)を識別するための識別情報であり、ここで示すバージョンの識別情報は、ブート端末2が前回起動した際のOSのバーションを示している。すなわち、キャッシュヘッダ領域21Aには、ブート端末2が起動するごとに、記憶装置4(後述する仮想ディスク40)から読み出されたOSのバージョンを示す「メインバージョン情報」及び「サブバージョン情報」が記憶される。
また、キャッシュデータブロック領域21Bは、OSを起動する際に記憶装置4(後述する仮想ディスク40)から読み出す情報をキャッシュデータとして記憶する。キャッシュデータブロック領域21Bは、例えば、後述する仮想ディスク40のOS領域41(図4)と同一の容量を有し、仮想ディスク40のOS領域41に記憶されている情報をセクタ単位で記憶できるように構成されている。
図3に示すように、ビットマップ情報は、複数のビット情報を有するビットマップ情報である。このビットマップ情報の各ビット情報は、マップ記憶部22が記憶しているキャッシュマップ情報を示している。図3に示すように、キャッシュマップ情報は、仮想ディスク40のOS領域41(図4)が有する各セクタに対応するビット情報を有している。ここで、ビット情報の値が“1”である場合に、このビット情報に対応するセクタが記憶する情報が、既にキャッシュ記憶部21に記憶されていることを示している。また、ビット情報の値が“0”である場合に、このビット情報に対応するセクタが記憶する情報が、キャッシュ記憶部21に記憶していないことを示している。
このように、キャッシュマップ情報は、仮想ディスク40のOS領域41(図4)の各セクタのデータがキャッシュ記憶部21に記憶されている場合に、“1”を示し、キャッシュ記憶部21に記憶されていない場合に、“0”を示す。
DHCPサーバ31は、ブート端末2がネットワーク5に接続する際に必要な情報を自動的に割り当てる。
PXEサーバ32は、ブート端末2の起動する際に、ブート端末2がマウントする仮想ディスク40などを取得するためのサーバ装置である。
図4(a)に示すように、仮想ディスク40は、OS領域41(OSイメージパーティション)と、差分管理領域42(差分パーティション)とを備えている。
OS領域41において、「OSイメージ」は、OSを含みディスクイメージデータ示しており、「未使用」は、未使用の領域を示している。
また、差分管理領域42は、OSの更新情報を管理する領域であり、「Ver管理情報」と複数の「差分情報」(各バージョンの差分情報)とを記憶している。
なお、図4に示す例では、差分管理領域42は、「差分情報」として、「Ver1」〜「VerN」のN回分のバージョン変更の差分を管理できるように構成されている。
図5は、本実施形態におけるネットワークブートシステム1に用いるブートローダー10のモジュール構成の一例を示すブロック図である。
この図において、ブート端末2は、ブートローダー10と、ローカルディスク20とを備え、ネットワーク5を介して仮想ディスク40に接続されている。
この図において、図1〜図4に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
ブートローダー10は、記憶装置4を仮想ディスク40として接続して通信するとともに、OSをブート端末2に読み込むための情報を示す起動情報を取得する取得処理をブート端末2に実行させる。ここで、起動情報には、例えば、MBR(Master Boot Record)、ブートセクタ、ブートマネージャなどの情報、及びOS用のドライバ(例えば、Windows(登録商標)ドライバ)などが含まれる。
このように、ブートローダー10は、仮想ディスク40から起動情報を読み込む(取得する)際に、キャッシュ処理を実行する。
また、ブートローダー10は、起動処理において、OSを仮想ディスク40から読み込むフィルタドライバを起動情報として取得する処理を含んでいる。このフィルタドライバの詳細については、後述する。
iSCSI通信モジュール30は、上述した取得処理、キャッシュ記憶処理、及び起動処理を実行する。また、iSCSI通信モジュール30は、キャッシュモジュール12と仮想ディスクモジュール13とを有している。
なお、本実施形態におけるネットワークブートシステム1は、このiSCSI通信モジュール30が起動することにより、仮想ディスク40からの読み込みに対して上述したキャッシュ制御が動作する。これにより、本実施形態におけるネットワークブートシステム1は、ブート端末2を起動する際に、ネットワークの負荷を軽減することができる。
図6は、本実施形態におけるネットワークブートの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
この“DHCP Discover”は、ブート端末2がDHCPサーバ31を発見するためのメッセージであり、このメッセージに対して、DHCPサーバ31は、“DHCP Offer”として、ネットワーク5に接続するための設定値の候補をブート端末2に出力すする(ステップS102)。
これに対して、DHCPサーバ31は、設定値の取得が正常に終了したことを示すメッセージとして“DHCP Ack”をブート端末2に出力する(ステップS104)。
これに対して、PXEサーバ32は、要求されたTFTPサーバ33の情報などを“DHCP Ack”としてブート端末2に出力する(ステップS106)。
これに対して、TFTPサーバ33は、要求されたブートモジュール11をブート端末2に供給する(ステップS108)。すなわち、TFTPサーバ33のBL供給部34が、ネットワーク5を介して、ブートモジュール11をブート端末2に供給し、ブート端末2は、ブートモジュール11を読み込む(ダウンロードする)。これにより、ブート端末2は、ブートモジュール11を起動する。
これに対して、TFTPサーバ33は、要求されたiSCSI通信モジュール30をブート端末2に供給する(ステップS110)。すなわち、TFTPサーバ33のBL供給部34が、ネットワーク5を介して、iSCSI通信モジュール30をブート端末2に供給し、ブート端末2は、iSCSI通信モジュール30を読み込む(ダウンロードする)。これにより、ブート端末2は、iSCSI通信モジュール30を起動する。
ブートモジュール11にしたがって、
なお、図6において、期間T1は、ブートローダー10によるキャッシュ処理が実行される期間を示し、期間T2は、フィルタドライバによるキャッシュ処理が実行される期間を示しめしている。
[第1の実施形態]
本実施形態では、ブートローダー10及びフィルタドライバによる擬似差分キャッシュ処理の一例について説明する。
まず、図7を参照して、ブートローダー10によるキャッシュ処理について説明する。
<ブートローダー10のキャッシュ処理>
図7は、第1の実施形態におけるブートローダー10によるデータ取得処理の一例を示すフローチャートである。
<フィルタドライバのキャッシュ処理>
図8は、第1の実施形態におけるフィルタドライバによるデータ取得処理の一例を示すフローチャートである。
図9〜図11は、第1の実施形態におけるキャッシュ処理の一例を示す図である。
図9〜図11において、ブート端末2が初期状態からの1回目の起動から3回目の起動までのマップ記憶部22が記憶するキャッシュマップ情報の遷移を示している。
図9(a)は、起動前及び1回目の起動において、ブートローダー10の処理が終了した場合のキャッシュマップ情報の状態を示している。この場合、ブートローダー10は、キャッシュマップ情報が存在しないため、全データを仮想ディスク40から取得する。なお、ブートローダー10は、データを仮想ディスク40から取得する際に、キャッシュ記憶処理を実行しない。
次に、図9(c)は、1回目の起動において、フィルタドライバの処理が終了した場合のキャッシュマップ情報の状態を示している。この場合、フィルタドライバが取得したデータに対応するビット情報の値が“0”から“1”に遷移している。
図10(a)は、2回目の起動前におけるキャッシュマップ情報の状態を示している。なお、領域D1と領域D2とでは、共通の領域D3が存在するため、領域D1は、ビット情報の値は、“0”と“1”とが混在し、ブートローダー10は、キャッシュマップ情報に基づいて、仮想ディスク40、又はキャッシュ記憶部21からデータを取得する。なお、ブートローダー10は、データを仮想ディスク40から取得する際に、キャッシュ記憶処理を実行し、取得したデータに対応するビット情報を“1”に変更する。
図11(a)は、3回目の起動前におけるキャッシュマップ情報の状態を示している。なお、領域D1は、2回目の起動において、すでに仮想ディスク40からデータが取得されているので、ブートローダー10は、キャッシュマップ情報に基づいて、キャッシュ記憶部21からデータを取得する。
図12、及び図13において、OSのメンテナンスが実行され、バージョン情報が更新された場合におけるブート端末2の1回目の起動と2回目の起動とのキャッシュマップ情報の遷移を示している。なお、図12、及び図13において、領域D1と領域D2とは、図9〜図13と同様である。
図12(a)は、仮想ディスク40(差分管理領域42)が記憶するバージョン情報及び差分マップ情報の状態を示している。図12(a)に示す例では、仮想ディスク40が記憶するバージョン情報が「Rev2」である。
図12(b)に示す例では、ブート端末2が最後に起動したバージョン情報が「Rev1」である。
なお、OSのメンテナンス後の3回目の起動は、図11に示す場合と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図14は、第1の実施形態におけるキャッシュマップ情報のマージ処理の一例を示す図である。
フィルタドライバは、図14(a)に示すキャッシュマップ情報を反転して、図14(b)に示す反転キャッシュマップ情報を生成する。
次に、フィルタドライバは、図14(b)に示す反転キャッシュマップ情報と、図14(c)に示す「Rev2」の差分マップ情報との論理和演算を行い、図14(d)に示す、更新後の反転キャッシュマップ情報を生成する。
次に、フィルタドライバは、図14(d)に示す更新後の反転キャッシュマップ情報を反転して、図14(e)に示す更新後のキャッシュマップ情報を生成する。
なお、フィルタドライバは、複数回のバージョン変更に対応する場合は、複数の差分マップ情報との論理和演算を行う。
NOT(NOT(キャッシュマップ情報(VerN)) OR
差分マップ情報(VerN+1) OR
差分マップ情報(VerN+2) OR ・・・
差分マップ情報(VerM)) ・・・ (1)
また、本実施形態におけるネットワークブートシステム1は、ブート端末2からの要求に応じて、ブート端末2にブートローダー10を供給するブートサーバ3を備えている。
例えば、複数台のブート端末2が起動する場合であっても、ブート端末2が起動する際に毎回、OSを読み込む必要がなくなるため、本実施形態におけるブートサーバ3及びネットワークブートシステム1は、ネットワーク5の負荷を低減して、OSの起動時間を低減することができる。
これにより、本実施形態におけるブートサーバ3及びネットワークブートシステム1は、起動情報をセクタ単位で、キャッシュ記憶部21から取得できるので、起動情報の一部分がキャッシュ記憶部21に記憶されている場合であっても、ネットワーク5の負荷を低減(軽減)することができる。
これにより、OSのバージョンが更新(変更)された場合に、差分データを仮想ディスク40から取得することが可能になるので、本実施形態におけるブートサーバ3及びネットワークブートシステム1は、OSのバージョンが更新(変更)された場合であっても、ネットワーク5の負荷を低減(軽減)することができる。
なお、本実施形態では、ブートローダー10が差分マップ情報に基づくキャッシュマップ情報の更新処理を行わないので、ブートローダー10が使用するハード資産(例えば、RAM容量)を低減することができる。
仮想ディスク40が記憶するOSの「メインバージョン情報」及び「現在バージョン情報」と、キャッシュヘッダ領域21Aが記憶する「メインバージョン情報」及び「サブバージョン情報」とが、完全に一致している場合が、このケースである。
この場合は、ブートローダー10及びフィルタドライバは、キャッシュマップ情報に基づいて、仮想ディスク40、又はキャッシュ記憶部21からデータを取得する。
「メインバージョン情報」は一致しているが、「サブバージョン情報」が、仮想ディスク40が記憶する複数の「サブバーション情報」のいずれにも一致していない場合が、このケースである。
この場合、ブートローダー10及びフィルタドライバは、キャッシュマップの全ビット情報の値を“0”に変更した上で、データの取得を行う。また、フィルタドライバは、キャッシュヘッダ領域21Aの「サブバージョン情報」を「現在バージョン情報」に変更する。
「メインバージョン情報」及び「サブバージョン情報」の両方に一致するものがない場合がこのケースである。
この場合、ブートローダー10及びフィルタドライバは、キャッシュマップの全ビット情報の値を“0”に変更した上で、データの取得を行う。また、フィルタドライバは、キャッシュヘッダ領域21Aの「メインバージョン情報」及び「サブバージョン情報」を仮想ディスク40の「メインバージョン情報」及び「現在バージョン情報」に変更する。
「メインバージョン情報」は一致しているが、「サブバージョン情報」が、仮想ディスク40が記憶する古い「サブバーション情報」に一致している場合が、このケースである。
この場合、ブートローダー10及びフィルタドライバは、差分マップ情報に基づいてキャッシュマップ情報を更新して、更新したキャッシュマップ情報に基づいて、仮想ディスク40、又はキャッシュ記憶部21からデータを取得する。また、フィルタドライバは、キャッシュヘッダ領域21Aの「サブバージョン情報」を「現在バージョン情報」に変更する。
[第2の実施形態]
本実施形態では、ブートローダー10が、差分キャッシュ処理を行わない場合の一例について説明する。
まず、図15を参照して、ブートローダー10によるキャッシュ処理について説明する。
図15は、第2の実施形態におけるブートローダー10によるデータ取得処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS408において、バージョン情報が更新されているので、本実施形態におけるブートローダー10は、キャッシュマップ情報をクリアする。すなわち、ブートローダー10は、キャッシュマップ情報の全ビット情報を“0”に変更する。
次に、ブートローダー10は、マップ記憶部22が記憶するキャッシュマップ情報のうちの、取得したセクタ単位の情報に対応するビット情報の値を“1”に変更し(ステップS410)、処理を終了する。
これにより、本実施形態におけるブートサーバ3及びネットワークブートシステム1は、差分データに基づいてキャッシュマップ情報をマージする必要がないので、簡易な手段によりOSのバージョン変更に対応させることができる。
[第3の実施形態]
本実施形態では、ブートローダー10が、フィルタドライバと同様の差分キャッシュ処理を行う場合の一例について説明する。
まず、図16を参照して、ブートローダー10によるキャッシュ処理について説明する。
図16は、第3の実施形態におけるブートローダー10によるデータ取得処理の一例を示すフローチャートである。
また、ステップS508〜ステップS510の処理は、図8に示すフィルタドライバによるステップS308〜ステップS310の処理と同様である。
これにより、OSのバージョンが更新(変更)された場合に、差分データを仮想ディスク40から取得することが可能になるので、本実施形態におけるブートサーバ3及びネットワークブートシステム1は、OSのバージョンが更新(変更)された場合であっても、ネットワーク5の負荷を低減(軽減)することができる。
例えば、上記の各実施形態において、キャッシュマップ情報は、ブートローダー10とフィルタドライバとで共通の情報として説明したが、ブートローダー10とフィルタドライバとが、異なるキャッシュマップ情報を利用する形態であってもよい。
また、上記の各実施形態において、キャッシュマップ情報を記憶するマップ記憶部22をローカルディスク20に備える場合について説明したが、ネットワーク5を介して接続された外部のサーバ装置がマップ記憶部22を備えてもよい。なお、この場合、ブート端末2内のRAMなどの物理メモリに、外部のサーバ装置からキャッシュマップ情報を読み出して利用してもよい。
また、上記の各実施形態において、iSCSI通信インターフェースを用いて、仮想ディスク40を実現する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ネットワーク5を介して仮想記憶装置が実現できるインターフェース方式であれば、他のインターフェース方式であってもよい。
2 ブート端末
3 ブートサーバ
4 記憶装置
5 ネットワーク
10 ブートローダー
11 ブートモジュール
12 キャッシュモジュール
13 仮想ディスクモジュール
20 ローカルディスク
21 キャッシュ記憶部
22 マップ記憶部
30 iSCSI通信モジュール
31 DHCPサーバ
32 PXEサーバ
33 TFTPサーバ
34 BL供給部
40 仮想ディスク
41 OS領域
42 差分管理領域
Claims (7)
- 端末装置と、前記端末装置上で動作するオペレーティングシステムを記憶する記憶装置とがネットワークを介して接続され、前記端末装置が前記ネットワークを介して前記オペレーティングシステムを起動するネットワークブートシステムが備えるサーバ装置であって、
前記記憶装置から読み出した情報を記憶するキャッシュ記憶部を備える前記端末装置とネットワークを介して接続され、前記端末装置からの要求に応じて、前記端末装置にブートローダーを供給し、
前記ブートローダーは、
前記記憶装置を仮想記憶装置として接続して通信するとともに、前記オペレーティングシステムを前記端末装置に読み込むための情報を示す起動情報を取得する取得処理であって、前記キャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されている場合に、前記キャッシュ記憶部から前記起動情報を取得し、前記キャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されていない場合に、前記仮想記憶装置から前記起動情報を取得する取得処理と、
前記仮想記憶装置から前記起動情報を取得した場合に、取得した前記起動情報を前記キャッシュ記憶部に記憶させるキャッシュ記憶処理と、
前記起動情報に基づいて、前記仮想記憶装置から前記オペレーティングシステムを前記端末装置に読み込んで、前記オペレーティングシステムを起動する起動処理と、
を前記端末装置に実行させる
ことを特徴とするサーバ装置。 - 前記ブートローダーは、
前記取得処理において、前記キャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されているか否かを、前記仮想記憶装置が前記起動情報を記憶している領域が有する複数の単位領域それぞれに対して示すキャッシュマップ情報に基づいて、前記起動情報に対応する前記単位領域ごとに、前記キャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されているか否かを判定し、
前記起動情報に対応する前記単位領域に記憶されている情報を示す起動単位情報が前記キャッシュ記憶部に記憶されている場合に、前記キャッシュ記憶部が記憶する前記起動単位情報を前記起動情報として取得し、
前記起動単位情報が前記キャッシュ記憶部に記憶されていない場合に、前記仮想記憶装置が記憶する前記起動単位情報を前記起動情報として取得し、
キャッシュ記憶処理において、前記仮想記憶装置から前記起動単位情報を取得した場合に、取得した前記起動単位情報を前記キャッシュ記憶部に記憶させるとともに、前記キャッシュマップ情報のうちの、取得した前記起動単位情報に対応する情報を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記端末装置は、
前記仮想記憶装置がオペレーティングシステムを記憶しているオペレーティングシステム領域に対応し、前記オペレーティングシステム領域に記憶されている情報が前記キャッシュ記憶部に記憶されているか否かを、前記オペレーティングシステム領域が有する複数の前記単位領域それぞれに対して示す前記キャッシュマップ情報を記憶するマップ記憶部を備え、
前記ブートローダーは、
前記起動処理において、前記オペレーティングシステムを前記仮想記憶装置から読み込むフィルタドライバを前記起動情報として取得する処理を含み、
前記フィルタドライバは、
前記キャッシュマップ情報に基づいて、前記オペレーティングシステムに対応する前記単位領域に記憶されている情報を示すシステム単位情報が前記キャッシュ記憶部に記憶されているか否かを判定する処理と、
前記システム単位情報が前記キャッシュ記憶部に記憶されていると判定した場合に、前記キャッシュ記憶部が記憶する前記システム単位情報を前記オペレーティングシステムとして読み込む処理と、
前記システム単位情報が前記キャッシュ記憶部に記憶されていないと判定した場合に、前記仮想記憶装置が記憶する前記システム単位情報を前記オペレーティングシステムとして取得する処理と、
前記仮想記憶装置から前記システム単位情報を読み込んだ場合に、読み込んだ前記システム単位情報を前記キャッシュ記憶部に記憶させるとともに、前記キャッシュマップ情報のうちの、取得した前記システム単位情報に対応する情報を変更する処理と
を前記端末装置に実行させる
ことを特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。 - 前記仮想記憶装置は、前記単位領域に記憶されている情報が更新されたか否かを示す差分マップ情報と前記オペレーティングシステムのバージョンを示すバージョン識別情報とを関連付けて記憶しており、
前記オペレーティングシステム領域は、前記起動情報を記憶している領域を含み、
前記ブートローダーは、
前記取得処理において、前記差分マップ情報と前記バージョン識別情報とを前記仮想記憶装置から取得し、取得した前記バージョン識別情報に基づいて、前記オペレーティングシステムが更新されているか否かを判定し、前記オペレーティングシステムが更新されていると判定した場合には、前記仮想記憶装置が記憶する前記起動情報を取得し、
前記フィルタドライバは、
前記オペレーティングシステムが更新されていると判定された場合に、前記差分マップ情報に基づいて、前記キャッシュマップ情報を更新し、更新した前記キャッシュマップ情報に基づいて、前記オペレーティングシステムを前記仮想記憶装置から読み込む
ことを特徴とする請求項3に記載のサーバ装置。 - 端末装置と、前記端末装置上で動作するオペレーティングシステムを記憶する記憶装置とがネットワークを介して接続され、前記端末装置が前記ネットワークを介して前記オペレーティングシステムを起動するネットワークブートシステムであって、
ネットワークを介して、前記端末装置と接続され、前記端末装置からの要求に応じて、前記端末装置にブートローダーを供給するサーバ装置を備え、
前記端末装置は、
前記記憶装置から読み出した情報を記憶するキャッシュ記憶部を備え、
前記サーバ装置から供給されたブートローダーは、
前記記憶装置を仮想記憶装置として接続して通信するとともに、前記オペレーティングシステムを前記端末装置に読み込むための情報を示す起動情報を取得する処理であって、前記キャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されている場合に、前記キャッシュ記憶部から前記起動情報を取得し、前記キャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されていない場合に、前記記憶装置から前記起動情報を取得する取得処理と、
前記仮想記憶装置から前記起動情報を取得した場合に、取得した前記起動情報を前記キャッシュ記憶部に記憶させるキャッシュ記憶処理と、
前記起動情報に基づいて、前記オペレーティングシステムを前記端末装置に読み込んで、前記オペレーティングシステムを起動する起動処理と、
を前記端末装置に実行させる
ことを特徴とするネットワークブートシステム。 - 端末装置と、前記端末装置上で動作するオペレーティングシステムを記憶する記憶装置と、サーバ装置とがネットワークを介して接続され、前記端末装置が前記ネットワークを介して前記オペレーティングシステムを起動するネットワークブートシステムのネットワークブート方法であって、
前記サーバ装置が、前記端末装置からの要求に応じて、前記端末装置にブートローダーを、ネットワークを介して供給する供給ステップと、
前記端末装置が、前記サーバ装置から供給された前記ブートローダーにしたがって、前記記憶装置を仮想記憶装置として接続して通信するとともに、前記オペレーティングシステムを前記端末装置に読み込むための情報を示す起動情報を取得する取得ステップであって、前記仮想記憶装置から読み出した情報を記憶するキャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されている場合に、前記キャッシュ記憶部から前記起動情報を取得し、前記キャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されていない場合に、前記仮想記憶装置から前記起動情報を取得する取得ステップと、
前記端末装置が、前記ブートローダーにしたがって、前記仮想記憶装置から前記起動情報を取得した場合に、取得した前記起動情報を前記キャッシュ記憶部に記憶させるキャッシュ記憶ステップと、
前記端末装置が、前記ブートローダーにしたがって、前記起動情報に基づいて、前記オペレーティングシステムを前記端末装置に読み込んで、前記オペレーティングシステムを起動する起動ステップと、
を含むことを特徴とするネットワークブート方法。 - 端末装置と、前記端末装置上で動作するオペレーティングシステムを記憶する記憶装置とがネットワークを介して接続され、前記端末装置がネットワークを介して前記記憶装置が記憶するオペレーティングシステムを起動するネットワークブートシステムの端末装置としてのコンピュータに、
前記端末装置が、前記記憶装置を仮想記憶装置として接続して通信するとともに、前記オペレーティングシステムを前記端末装置に読み込むための情報を示す起動情報を取得する取得ステップであって、前記仮想記憶装置から読み出した情報を記憶するキャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されている場合に、前記キャッシュ記憶部から前記起動情報を取得し、前記キャッシュ記憶部に前記起動情報が記憶されていない場合に、前記仮想記憶装置から前記起動情報を取得する取得ステップと、
前記端末装置が、前記仮想記憶装置から前記起動情報を取得した場合に、取得した前記起動情報を前記キャッシュ記憶部に記憶させるキャッシュ記憶ステップと、
前記端末装置が、前記起動情報に基づいて、前記オペレーティングシステムを前記端末装置に読み込んで、前記オペレーティングシステムを起動する起動ステップと、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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