JP2014182257A - 反射型表示装置およびその製造方法 - Google Patents

反射型表示装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便な製造プロセスにより作製することができ、且つ画像メモリー性に優れた反射型表示装置を提供する。
【解決手段】支持基板の一方の面上に導電層と透明樹脂層とが順次設けられ、透明樹脂層面が対向して配置された二つの支持基板のうち少なくとも一方が透明支持基板であり、対向する二つの支持基板の間に少なくとも1種類以上の着色粒子と分散媒とを含む表示層を具備してなる反射型表示装置であって、二つの支持基板のうち少なくとも一方の支持基板と少なくとも一方の支持基板上に設けられた透明樹脂層とが凹凸構造を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、反射型表示装置に関するものであり、特に電気泳動粒子を利用した反射型表示装置とその製造方法に関するものである。
近年、省エネルギーなどの観点から、従来のバックライト型液晶ディスプレイに代わって、外部環境光を光源とすることでバックライトを必要としない反射型表示装置が提案されている。
反射型表示装置は、(1)通常の紙印刷物に近い視認性を有する、(2)視野角が広い、(3)電源を切っても一度表示した画像は消えないメモリー性を有する、(4)外部環境光を光源とすることでバックライトを必要としない、(5)消費電力が少ない、などの特徴を有しており、“電子ペーパー”として活用が期待されている。このような反射型表示装置では、種々の駆動方式が提案されており、開発が進められている。
種々の駆動方式の中でも、電荷をもった粒子を液体中へ分散させ、その分散液を電極間に配置して電圧の印加に伴う荷電粒子の移動により表示を行う、電気泳動方式が提案されている(特許文献1参照)。
この電気泳動方式では、電圧の印加を止めても荷電粒子はその場に留まるため表示した画像に対するメモリー性を有するが、その効果は限定的であり時間の経過とともに荷電粒子が剥がれ落ちるという課題がある。
そこで、表示装置中に樹脂層を設けることにより電圧の印加により分散媒中を泳動してきた荷電粒子の固着性を高めることで、画像のメモリー性を向上させる手法が提案されている(特許文献2参照)。
また、電気泳動方式では、電圧の印加を止めて長時間静置していると、剥がれ落ちた荷電粒子が分散媒中に沈降し、荷電粒子が表示面の特定の部分(主に下方)に偏在するという課題がある。
そこで、表示層中に隔壁を設け複数のセルに区切り、各セルに均一に荷電粒子を充填することで、荷電粒子の偏在を防ぐ手法が提案されている(特許文献3参照)。
上記のような手法を採用した反射型表示装置の製造プロセスとして、表示層を区切るための隔壁をフォトリソグラフィー法により作製した後、樹脂層を塗布する方法が一般的であるが、製造方法として煩雑である。
さらに、上記方法により樹脂層パターンを形成して作製した表示層に電気泳動液を均一に充填した後、対向する支持基板により表示層を封止するプロセスは煩雑であり、歩留まり良く製造することが困難である。
特開2005‐156759号公報 特許第4049202号公報 特許第4105107号公報
上記の通り、電気泳動方式を用いた反射型表示装置は、画像メモリー性を向上するための施策により製造プロセスが煩雑になり、且つ歩留まりも低下してしまう。
よって本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、簡便な製造プロセスにより作製することができ、且つ画像メモリー性に優れた反射型表示装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、支持基板の一方の面上に導電層と透明樹脂層とが順次設けられ、前記透明樹脂層面が対向して配置された二つの支持基板のうち少なくとも一方が透明支持基板であり、前記対向する二つの支持基板の間に少なくとも1種類以上の着色粒子と分散媒とを含む表示層を具備してなる反射型表示装置であって、前記二つの支持基板のうち少なくとも一方の支持基板と前記少なくとも一方の支持基板上に設けられた透明樹脂層とが凹凸構造を有することを特徴とする反射型表示装置である。
また、第2の発明は、前記第1の発明において、前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板と前記少なくとも一方の支持基板上に設けられた透明樹脂層の凹凸構造により、前記二つの支持基板間が接合されていることを特徴とする反射型表示装置である。
また、第3の発明は、支持基板の一方の面上に導電層と透明樹脂層とが順次設けられ、前記透明樹脂層面が対向して配置された前記二つの支持基板のうち少なくとも一方が透明支持基板であり、前記対向する二つの支持基板との間に少なくとも1種類以上の着色粒子と分散媒とを含む表示層を具備してなる反射型表示装置であって、前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板の樹脂層が凹凸構造を有することを特徴とする反射型表示装置である。
また、第4の発明は、前記第3の発明において、前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板の透明樹脂層の凹凸構造により、前記二つの支持基板間が接合されていることを特徴とする反射型表示装置である。
また、第5の発明は、前記第1〜第4のいずれかの発明において、前記二つの支持基板に形成した透明樹脂層がいずれも凹凸構造を有することを特徴とする反射型表示装置である。
また、第6の発明は、前記第1〜第5のいずれかの発明において、前記二つの支持基板に形成された前記凹凸構造の凸部幅と凹部幅とが互いに異なる間隔で形成されていることを特徴とする反射型表示装置である。
また、第7の発明は、前記第1〜第6のいずれかの発明において、前記二つの支持基板のうち、前記凹凸構造を有する支持基板の前記透明樹脂層の反対面に平滑化層を有することを特徴とする反射型表示装置である。
また、第8の発明は、前記第1〜第7のいずれかの発明において、前記二つの支持基板のうち、前記凹凸構造を有する支持基板の前記透明樹脂層の反対面に導電層を有することを特徴とする反射型表示装置である。
また、第9の発明は、支持基板の一方の面上に導電層と第1の透明樹脂層とが順次設けられ、前記第1の透明樹脂層に対向する位置に第2の透明樹脂層を有し、前記支持基板が透明支持基板であり、前記対向する二つの透明樹脂層の間に少なくとも1種類以上の着色粒子と分散媒とを含む表示層を具備してなる反射型表示装置であって、少なくとも一方の透明樹脂層が凹凸構造を有し、前記第2の透明樹脂層の反対面に平滑化層と導電層とを順次有することを特徴とする反射型表示装置である。
また、第10の発明は、前記第9の発明において、前記二つの透明樹脂層がいずれも凹凸構造を有することを特徴とする反射型表示装置である。
また、第11の発明は、前記第9または第10の発明において、前記凹凸構造が対向に配置する前記透明樹脂層どうしで異なるピッチで形成されていることを特徴とする反射型表示装置である。
また、第12の発明は、前記第9〜第11のいずれかの発明において、前記凹凸構造により対向に配置する前記透明樹脂層が接合されていることを特徴とする反射型表示装置である。
また、第13の発明は、前記第1〜第12のいずれかの発明において、前記凹凸構造により仕切られた複数の凹部に前記着色粒子と前記分散媒とが分散されていることを特徴とする反射型表示装置である。
また、第14の発明は、前記第1〜第13のいずれかの発明において、前記表示層が少なくとも着色粒子と透明分散媒とを含むことを特徴とする反射型表示装置である。
また、第15の発明は、前記第1〜第14のいずれかの発明において、前記樹脂層が熱可塑性を有することを特徴とする反射型表示装置である。
また、第16の発明は、前記第1〜第15のいずれかの発明において、前記支持基板が熱可塑性を有することを特徴とする反射型表示装置である。
また、第17の発明は、前記第1〜第16のいずれかの発明において、前記表示層が少なくとも2種の色相の異なる粒子を含むことを特徴とする反射型表示装置である。
また、第18の発明は、前記第1〜第17のいずれかの発明において、前記表示層が少なくとも2種の電気泳動粒子を含むことを特徴とする反射型表示装置である。
また、第19の発明は、前記第1〜第18のいずれかの発明において、前記表示層が電荷の異なる電気泳動粒子を含むことを特徴とする反射型表示装置である。
また、第20の発明は、反射型表示装置の製造方法であって、二つの支持基板の一方の面上に導電層と透明樹脂層とを順次形成する工程と、二つの支持基板のうち少なくとも一方が透明支持基板であり、前記二つの支持基板の前記透明樹脂層面を対向させて配置し、前記二つの支持基板間に着色粒子を含んだ表示層を形成する工程と、前記二つの支持基板の前記透明樹脂層が設けられた面と反対面から外力を加えることで、前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板の透明樹脂層に凹凸構造を形成する工程と、を有することを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
また、第21の発明は、前記第21の発明において、前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板の透明樹脂層に凹凸構造を形成する工程によって、前記二つの支持基板間の透明樹脂層が接合されることを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
また、第22の発明は、反射型表示装置の製造方法であって、二つの支持基板の一方の面上に導電層と透明樹脂層とを順次形成する工程と、二つの支持基板のうち少なくとも一方が透明支持基板であり、前記二つの支持基板の前記透明樹脂層面を対向させて配置し、前記二つの支持基板間に着色粒子を含んだ表示層を形成する工程と、前記二つの支持基板の前記透明樹脂層が設けられた面と反対面から外力を加えることで、前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板と透明樹脂層とに凹凸構造を形成する工程と、を有することを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
また、第23の発明は、前記第22の発明において、前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板と透明樹脂層とに凹凸構造を形成する工程によって、前記二つの支持基板間の透明樹脂層が接合されることを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
また、第24の発明は、前記第20〜第23のいずれかの発明において、前記二つの支持基板のうち、前記凹凸構造を有する一方の支持基板の前記透明樹脂層の反対面に平滑化層を形成する工程を含むことを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
また、第25の発明は、前記第20〜第24のいずれかの発明において、前記二つの支持基板のうち、前記凹凸構造を有する一方の支持基板の前記透明樹脂層の反対面に導電層を形成する工程を含むことを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
また、第26の発明は、前記第20〜第25のいずれかの発明において、前記支持基板の一方の面に透明な樹脂層を設ける方法が、湿式塗布法であることを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
また、第27の発明は、前記第20〜第26のいずれかの発明において、前記透明樹脂層へのもしくは前記支持基板と前記透明樹脂層とへの凹凸構造の形成方法が、凹凸構造を形成する層を加熱しながら行う方法であることを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
また、第28の発明は、前記第20〜第27のいずれかの発明において、前記凹凸構造を形成する工程を行った後、凹凸構造を形成した支持基板の凹凸構造が形成されていない側の面を均一に押圧する工程を有することを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
第1の発明によれば、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が抑制され、良好な表示特性を維持することができる。
第2の発明によれば、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が抑制し、良好な表示特性を維持することに加え、表示装置の強度を向上することができる。
第3の発明によれば、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が抑制され、良好な表示特性を維持することができる。
第4の発明によれば、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が抑制し、良好な表示特性を維持することに加え、表示装置の強度を向上することができる。
第5の発明によれば、反射型表示装置の表示面と裏面とに関係なく、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が等方的に抑制され、良好な表示特性を維持することができる。
第6の発明によれば、この凹凸構造を有さない場合と比較して、表示層中の着色荷電粒子の偏在化がより抑制され、良好な表示特性を維持することができる。
第7の発明によれば、凹凸構造の形成により生じた樹脂層もしくは支持基板と樹脂層からなる支持基板層の表示層側でない外面の凹凸を解消し、表示特性の向上に加え、表示面のヘイズを軽減することができる。
第8の発明によれば、支持基板の支持基板と樹脂層とを一括して凹凸構造を形成することでより簡便に凹凸構造を形成することができ、且つ凹凸構造を形成した後に支持基板の導電層を設けるため、支持基板パターンの不良を防ぐことができる。
第9の発明によれば、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が抑制され、良好な表示特性を維持することができる。
第10の発明によれば、反射型表示装置の表示面と裏面とに関係なく、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が等方的に抑制され、良好な表示特性を維持することができる。
第11の発明によれば、この凹凸構造を有さない場合と比較して、表示層中の着色荷電粒子の偏在化がより抑制され、良好な表示特性を維持することができる。
第12の発明によれば、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が抑制し、良好な表示特性を維持することに加え、表示装置の強度を向上することができる。
第13の発明によれば、表示媒体が電界方向によって移動することにより、画像等を表示することができる。
第14の発明によれば、表示媒体が電界方向によって移動することにより、画像等を表示することができる。
第15の発明によれば、透明樹脂層への凹凸構造の形成を簡便に行うことができる。
第16の発明によれば、支持基板と樹脂層とからなる支持基板層への凹凸構造の形成を簡便に行うことができる。
第17の発明によれば、反射型表示装置を多色表示させることができる。
第18の発明によれば、電気泳動方式により多色表示することができる。
第19の発明によれば、階調を含めたより多くの色を表示することができる。
第20の発明によれば、前述の一般的な製造プロセスと比較して、樹脂層の塗布と表示層の充填をより簡便なプロセスで且つ歩留まり良く、また、凹凸構造は画素電極のパターンに合せて作製する必要がないため工程数を少なくすることができるので低コストで表示装置を作製することができる。
第21の発明によれば、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が抑制し、良好な表示特性を維持することに加え、表示装置の強度を向上することができる。
第22の発明によれば、前述の一般的な製造プロセスと比較して、透明樹脂層の塗布と表示層の充填をより簡便なプロセスで且つ歩留まり良く、また、凹凸構造は画素電極のパターンに合せて作製する必要がないため工程数を少なくすることができより低コストで表示装置を作製することができる。
第23の発明によれば、表示層中の着色荷電粒子の偏在化が抑制し、良好な表示特性を維持することに加え、表示装置の強度を向上することができる。
第24の発明によれば、凹凸構造を形成した支持基板層の平滑性、光透過性を補償することができ、表示特性を向上させることができる。
第25の発明によれば、支持基板の支持基板と透明樹脂層とを一括して凹凸構造を形成することでより簡便に凹凸構造を形成することができ、且つ凹凸構造を形成した後に支持基板の導電層を設けるため、支持基板パターンの不良を防ぎ、歩留まり良く表示装置を作製することができる。
第26の発明によれば、均質な透明樹脂層を歩留まり良く作製することができる。
第27の発明によれば、均質な凹凸構造を歩留まり良く作製することができる。
第28の発明によれば、凹凸構造を形成した支持基板層を平坦且つ薄層にすることができる。
本発明の一つの反射型表示装置を示す概略図である。 本発明の一つの実施形態である樹脂層に形成された凹凸構造により二つの電極基板層の樹脂層どうしが接合している反射型表示装置を示す概略図である。 本発明の一つの実施形態である二つの樹脂層のいずれにも凹凸構造が形成された反射型表示装置を示す概略図である。 本発明の一つの実施形態である二つの樹脂層にそれぞれ異なるパターンの凹凸構造が形成された反射型表示装置を示す概略図である。 本発明の一つの実施形態である反射型表示装置の製造方法を示す概略図である。 本発明の一つの実施形態である支持基材とその上に設けられた樹脂層とに凹凸構造を形成した背面に導電層が設けられた反射型表示装置を示す概略図である。 本発明の一つの実施形態である樹脂層のみに凹凸構造を形成させた反射型表示装置を示す概略図である。 本発明の一つの実施形態である凹凸構造を形成させた側の基板の外側の面に平滑化層、導電層が設けられた反射型表示装置を示す概略図である。
以下、図面を参照して、本発明の一つの実施形態について説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1に示すように、本発明による反射型表示装置Rは、表示面側となる透明な支持基板11と、透明な支持基板11の上に設けられた透明樹脂層21と、支持基板11に対向して設けられたもう一方の支持基板12と、支持基板12の上に設けられた透明樹脂層22と、2枚の支持基板に挟持されるように着色粒子3を分散媒40に分散させた泳動液を備えて構成されており、支持基板12と透明樹脂層22とには凹凸構造が形成されている。なお、支持基板11の上に透明樹脂層21を備えてなる基板を第1の基板とすると、第1の基板は、ここでは支持基板11の一方の面上に図示しない導電層と透明導電層21とを順に備えている。また、支持基板12の上に透明樹脂層22を備えてなる基板を第2の基板とすると、第2の基板は、ここでは支持基板12の一方の面上に図示しない導電層と透明樹脂層22とを順に備えている。第1の基板と第2の基板とは、支持基板11の上記一方の面と支持基板12の上記一方の面とが向かい合うように配置されている。また、図では、第1の色の着色粒子3としての着色粒子31と、第2の色の着色粒子3としての着色粒子32とが示されている。
また、図2に示すように、反射型表示装置Rは、支持基板12と透明樹脂層22とに形成された凹凸構造により、透明な支持基板11の上に設けられた透明樹脂層21と凹凸構造の形成された透明樹脂層22とが接合した構造をもつことができる。
また、図3に示すように、反射型表示装置Rは、支持基板11、12上にそれぞれ設けられた透明樹脂層21、22のいずれにも凹凸構造が形成された構造をもつことができる。
もしくは、図4に示すように、反射型表示装置Rは、支持基板11、12上にそれぞれ設けられた透明樹脂層21、22に、それぞれ異なるパターンの凹凸構造が形成された構造をもつことができる。
上記構成からなる反射型表示装置Rは、透明な支持基板11に対向するもう一方の支持基板12が、アクティブマトリクス型駆動方式の回路構成の電源に接続されてもよく、これにより、支持基板12上の電極は各々の画素電極スイッチング素子に接続されていて、透明な支持基板11との間に正負の電圧印加または電流を流すことができる。
以下に反射型表示装置Rの各部として用いることができる材料を、具体例を挙げて示すがこれに限定されるものではない。
支持基板11の基板材料としては、絶縁性の透明基板であればよく、汎用のプラスチック基板等を用いることができる。
支持基板材料用のプラスチックとしては、可撓性のフィルム基板を用いてもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテルサルフォン、ポリイミド、シクロオレフィンポリマー、アクリル、ナイロン、アラミド等を用いることができる。
支持基板材料用のフィルム基板の厚さとしては、100μm以下が好ましく、さらに好ましくは60μm以下である。厚さを小さくすることで、反射型表示装置R全体を薄くすることができる。また、支持基板材料に凹凸構造を形成する場合には、凹凸構造パターンの突起部分の幅を小さくすることができる。
さらに、熱可塑性の樹脂を基板材料として用いてもよく、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリアミド、ポリブタジエン、スチレンーマレイン酸共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム系樹脂、セルロース類等を用いることができる。
支持基板11の電極材料としては、透明電極を構成可能な材質を用いてもよく、例えば、ITO膜やSnOまたはInOをコーティングした薄膜等を用いることができる。また、ITO膜やSnOまたはInOをコーティングした薄膜等にSnやSbなどをドーピングしたものであっても良く、MgO、ZnO、FTO等を用いることができる。
もう一方の支持基板12は、透明である必要はないが、上記の透明な支持基板11と同様の基板材料、電極材料を用いることができる。または、汎用の支持基板を用いることができ、これに限定されるものではない。
対向する二つの支持基板11、12上へ設ける透明樹脂層21、22を形成する材料として、例えば、ポリスチレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド、ポリイソシアネート、ポリビニルアルコール、ポリブタジエン、エポキシ、シリコーン化合物等を用いることができる。
また、透明樹脂層21、22を形成する材料として、上記支持基板11、12の材料として挙げた熱可塑性の樹脂を用いることができ、もしくは前述の材料と熱可塑性の樹脂を混合して樹脂層として用いることもできる。
分散媒として、着色荷電粒子が良好・安定に帯電することが出来る絶縁性液体、特に、水に不溶の有機溶媒を用いることができ、例えば、ドデカノール、ウンデカノール等の長鎖アルキルアルコール系溶媒や、ジブチルケトン、メチルイソブチルケトン等の多炭素ケトン類や、ペンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素や、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素や、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキシルベンゼン、ブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼン等の長鎖アルキル基を有するベンゼン類等の芳香族炭化水素や、シリコーンオイル等の種々の油類のいずれか単体、あるいはこれらの混合物を用いることができる。
着色粒子3の色相は、反射型表示装置Rにより表示する画像に応じて、所望の色相に着色した粒子を用いることができ、例えば、黒色であればアニリンブラック、カーボンブラック等の顔料を、白色であれば、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ等の無機顔料を用いることができる。
その他の色相に粒子を着色する場合、既存インキ調製用の染料、または顔料を所望の色相に応じて用いることができ、これらの染料または顔料によりポリスチレン等の高分子材料を微細粉末化したものを着色して着色粒子3として用いることができる。
着色粒子3は必要に応じて、粒子の表面を種々の界面活性剤、分散剤、有機および無機化合物、金属等を用いて処理することにより、所望の表面電荷を付与することができ、さらに、分散媒中での着色荷電粒子の分散性安定性を向上させることができる。
次に、図5を参照して、本実施形態の反射型表示装置の製造方法について説明する。本発明の反射型表示装置の製造方法は、支持基板上に透明樹脂層を設け、着色粒子を分散させた分散媒を充填した後に表示面への凹凸構造を形成するため、凹凸構造を有した基板への分散液の充填、対向基板による封止といった煩雑な製造工程が必要なく、簡便且つ低コストの製造方法により着色粒子への保持能を有する樹脂層を備えた凹凸構造表示面を製造することができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、図5(a)に示すように、支持基板12上に透明樹脂層22を形成する。また、図示しないが、もう一方の支持基板11上に透明樹脂層21を形成する。以下、上記各支持基板および各透明樹脂層について第1の基板のものおよび第2の基板のものの両者に適用可能な説明箇所においては、符号を省略して説明を行う。
支持基板上に透明樹脂層を形成する方法としては、公知の塗工方法を用いることができ、例えば、ディッピング法、ロールコート、グラビアコート、リバースコート、エアナイフコート、コンマコート、ダイコート、スクリーン印刷法、スプレーコート、グラビアオフセット法等が挙げられる。中でも、ダイコート、キャップコート、ロールコート、アプリケータ等の塗工方法では、広い範囲の粘度の塗液に対して均一な透明樹脂層を形成することができる。
上記のような塗工方法により形成する透明樹脂層の厚みとしては、10μm以下が好ましく、さらに好ましくは7μm以下である。透明樹脂層は、表示層中の荷電粒子に対する十分な固着性を有する厚さがあれば良く、厚みを小さくすることで、反射型表示装置R全体を薄くすることができる。また、凹凸構造を形成する場合には、凹凸構造パターンの突起部分の幅を小さくすることができる。
次に、図5(b)に示すように、透明樹脂層を形成した二つの支持基板を透明樹脂層が設けられた面が対向するように配置する。
次に、図5(c)に示すように、支持基板間に、着色粒子3を分散媒40に分散させた分散液を充填する。
分散媒40を充填する方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、毛細管現象による真空注入法、滴下注入タイプのODF(One Drop Fill)法を用いることができる。
対向して配置した二つの支持基板は、充填した分散媒40が漏れないように封止をするが、その工程、封止剤は、分散媒40の充填方法に依り、公知のものを用いることができる。
次に、図5(d)に示すように、透明樹脂層を設けた一方の支持基板に凹凸構造を形成する。
透明樹脂層を設けた支持基板への凹凸構造の形成方法としては、透明樹脂層、支持基板の支持基板の材質により公知の基板加工方法を用いることができるが、例えば、樹脂層、支持基板の支持基板が熱可塑性を有した樹脂であれば、加熱をしながら透明樹脂層を設けた支持基板を外面からプレスすることにより所望の凹凸構造を透明樹脂層面に形成することができる。また、予め所望の凹凸構造パターンを形成すべく表面に微細加工がなされた平板もしくはローラーの金型を用いることができる。このように、支持基板の透明樹脂層が設けられた面と反対面から外力を加えることで、凹凸構造を形成することができる。
この際、透明樹脂層による凹凸構造を対向するもう一方の支持基板上の透明樹脂層と接着すると、着色粒子3を分散した分散液が個別のセルに分割され沈降による偏りを防ぐ効果が増大し、且つ対向する支持基板間を物理的に架橋することにより表示装置の構造も強靭にできる。
また、凹凸構造を対向する二つの支持基板の双方の透明樹脂層に形成することもでき、それにより着色粒子3の偏在化をより効果的に抑制することができる。
対向する二つの支持基板間の距離、すなわち、分散液を充填した表示層のギャップは、支持基板の大きさと分散液の充填量、さらには形成する凹凸構造のパターンにより規定することができる。
分散液を充填した表示層のギャップは、100μm以下が好ましく、さらに好ましくは50μm以下である。表示層のギャップを小さくすることで、表示層中に分散された荷電粒子の二つの支持基板間における移動距離が短くなり、表示装置の駆動速度を速くすることができる。また、形成する凹凸構造を小さくしても分散された荷電粒子の偏在化の抑制効果を得ることができる。さらに、反射型表示装置R全体を薄くすることができる。
形成する凹凸構造のパターンは、荷電粒子の偏在化を抑制するものであれば、任意のパターンを用いることができるが、例えば、格子状、ストライプ状、ドット状、矩形状などを用いることができる。
形成する凹凸構造は、70μm〜500μmピッチが好ましく、さらに好ましくは100μm〜250μmである。凹凸構造のピッチを小さくするほど表示層中に凹凸構造が密に形成され、荷電粒子の偏在化を効果的に抑制することができるが、凹凸構造部分は表示には関与しないため表示層の開口率を下げてしまう。一方、凹凸構造のピッチを大きくすると凹凸構造は疎になり開口率が上がるため表示が明瞭になるが、荷電粒子の偏在化を抑制する効果は限定的になる。
凹凸構造の一部として支持基板中の導電層が表示層内部へ入り込むと電圧を印加して着色粒子を移動させる際に、意図しない電界を生じる可能性がある。そこで、上記のように透明樹脂層に加えて支持基板へも凹凸構造を形成する場合、図6に示すように、凹凸構造を形成した後に、凹凸構造が形成された支持基板60の支持基板表面へ導電層50を形成すればよい。すなわち、図6では、支持基板60の上に透明樹脂層22を備えた基板を第2の基板として、第2の基板は、支持基板60の一方の面上に透明樹脂層22を備えているとともに、支持基板60の他方の面上に導電層50を備えている。
凹凸構造の形成工程後に支持基板60へ導電層50を形成するのに、前述の電極材料を用いることができ、さらに形成方法としては、例えば、蒸着法、イオンプレーティング法、真空蒸着法、CVD法等から、表示装置の構成部分への影響を考慮して選択し、用いることができる。
また、支持基板に既に導電層を形成している場合もしくは支持基板が可塑性のものではなく凹凸構造を形成しない場合には、図7に示すように、透明樹脂層のみに凹凸構造を形成させることもできる。
前述の支持基板への凹凸構造の形成と同様の方法にて凹凸構造を形成した後、適切な加熱温度によるアニールを行うことで、透明樹脂層のみに凹凸構造を形成することができる。その際、透明樹脂層と支持基板とのガラス転移温度が異なる材料を選定することができる。
その際、反射型表示装置Rに張力をかけながら、適切な温度での加熱を行うことができる。
透明樹脂層に形成する凹凸構造は、反射型表示装置Rの長時間静置による着色粒子3の偏在を防ぐのに十分な間隔で形成されていればよく、すなわち、反射型表示装置Rを単位画素ごとに駆動させる電極パターンに一致する必要はない。
つまり、透明樹脂層の上の凹凸構造体を支持基板の各単位画素を駆動する画素電極部分に配置することもできるが、表示装置の視認性を低下させないためには画素電極間に配置することが好ましい。
その際、凹凸構造のピッチは前述の範囲内から選ぶことが好ましいが、画素電極間に配置するためには画素電極と同じピッチ、もしくは画素電極のピッチの整数倍のピッチであることが好ましい。
透明樹脂層への凹凸構造の形成工程により支持基板の外面に凹凸が生じた場合、支持基板外面を押圧することにより平坦性を向上することができる。
上記支持基板外面への押圧は、ローラーと接触させることができ、さらにローラーを加温することで、支持基板の支持基板の平坦性をより向上させることができる。
もしくは、透明樹脂層への凹凸構造の形成工程により、支持基板の外面に凹凸が生じた場合、平滑化層を形成することができる。これにより、表示層の最外層を平滑にすることができ、光学的なヘイズの減少、後工程での接着性の向上、をさせることができる。
平滑化層は、図8(a)に符号70で示すように、凹凸構造を形成された支持基材とその上に設けられた樹脂層との外側の面に形成することができ、さらにその平滑化層70の上に導電層50を設けることもできる。すなわち、図8では、図6で説明した第2の基板が、支持基板60の一方の面上に透明樹脂層22を備えているとともに、支持基板60の他方の面上に平滑化層70と導電層50とを順に備えた構成である。
また、平滑層70は、図8(b)に示すように、凹凸構造が形成された樹脂層の外側の面に形成することができ、さらにその平滑化層の上に導電層を設けることもできる。
平滑化層70としては、透明性、耐光性等があればよく、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系樹脂、アクリル共重合体樹脂、ポリエステル、ポリウレタン等を用いることができる。
平滑化層70の形成方法として、前述の支持基板上への透明樹脂層の形成と同様の方法を用いることができる。
2枚の支持基板間への分散媒40の充填、透明樹脂層への凹凸構造の形成工程を行う際、支持基板のいずれか、もしくは両方をガラス基板に支持させて行うことができる。それにより、加熱などにより柔軟性を増した支持基板、透明樹脂層に対しても寸法、位置精度良く各プロセスを行うことができる。
作製した反射型表示装置は、支持基板と透明樹脂層とのいずれも可撓性を有する樹脂材料からなり、また充填されている分散液も流動性を有するため、反射型表示装置を屈曲させて使用することができる。
以下、本発明を更に詳しく説明するために実施例を挙げるが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
支持基板として、ポリエステルを主成分とする厚さ100μmの熱可塑性フィルムを支持基板としITO透明導電膜を蒸着して設けた透明支持基板を用いた。
透明樹脂層として、ポリカーボネートを主成分とする熱可塑性樹脂を用い、上記支持基板上に膜厚が5μmとなるようにダイコート法により形成した。
上記透明樹脂層を設けた支持基板を、透明樹脂層を形成した面どうしが対向するように2枚配置し、10cm×10cmのエリアに、着色粒子3を分散させた分散液を充填した。
着色粒子3は、親水性カーボンブラックを正に帯電した黒色荷電粒子として、ポリエチレン樹脂により表面を被覆した酸化チタンを負に帯電した白色荷電粒子として用いた。
上記2種の着色粒子を分散させる分散媒40として、シリコーンオイルを用いた。
分散液を充填した後、封止して2枚の支持基板間に着色粒子を分散させた分散液を挟持、密閉した。
支持基板の一方の側へ100℃の熱をかけながら、凹凸パターンを有する転写板を押圧することで、支持基板とそこへ設けられた透明樹脂層に凹凸構造を形成した。
転写板は高さ50μm、ピッチ200μmの格子状凹凸構造を透明樹脂層へ形成できるものを用いた。
分散液の充填量、表示層エリアを好適に選び、転写板の高さ50μmの押圧により、透明樹脂層に形成された凹凸構造を対向する支持基板上の形成された透明樹脂層と接合した。
作製した反射型表示装置は、画像を表示させた後電源をオフにしても良好な画像メモリー性を示し、且つ長期の使用によっても着色粒子の偏在による表示性能の劣化なく繰り返し使用することができた。
比較例
支持基板とそこへ設けられた透明樹脂層に凹凸構造を形成する工程を除いた以外は、実施例と同様の方法により反射型表示装置を作製した。
作製した反射型表示装置は、画像を表示させた後電源をオフにすると良好な画像メモリー性を示したが、長期使用すると表示面の一部で表示性能が劣化した。
比較例2
支持基板に対して、フォトリソグラフィー法により凹凸構造を有するレジスト構造物を形成し、さらにこのレジスト構造物の表面を透明樹脂層によりコートした後、着色粒子を分散させた分散液を充填し、封止をした。
この方法では、作成プロセスの増加、分散液の充填工程における凹凸構造を有した表示層への均等充填の不良、さらには凹凸構造を有した透明樹脂層の対向支持基板との接着面への着色粒子や分散液の乗り上げによる封止不良のために実施例と比較して歩留まりが低下した。
また、分散液が表示面内で均等に充填されていない反射型表示装置では、画像を表示した際にムラが生じてしまい表示性能は良くなかった。
本発明の反射型表示装置は、画像を表示することが求められる広範な分野で利用が期待される。例えば、電子書籍端末、掲示板、作業指示書、広告媒体、自動販売機等に用いることができる。
R・・・・・反射型表示装置
11・・・・・透明な支持基板
12・・・・・支持基板
21、22・・・・・透明樹脂層
31・・・・・(第1の色の)着色粒子
32・・・・・(第2の色の)着色粒子
40・・・・・分散媒
50・・・・・導電層
60・・・・・支持基板
70・・・・・平滑化層

Claims (28)

  1. 支持基板の一方の面上に導電層と透明樹脂層とが順次設けられ、前記透明樹脂層面が対向して配置された二つの支持基板のうち少なくとも一方が透明支持基板であり、前記対向する二つの支持基板の間に少なくとも1種類以上の着色粒子と分散媒とを含む表示層を具備してなる反射型表示装置であって、
    前記二つの支持基板のうち少なくとも一方の支持基板と前記少なくとも一方の支持基板上に設けられた透明樹脂層とが凹凸構造を有することを特徴とする反射型表示装置。
  2. 前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板と前記少なくとも一方の支持基板上に設けられた透明樹脂層の凹凸構造により、前記二つの支持基板間が接合されていることを特徴とする請求項1に記載の反射型表示装置。
  3. 支持基板の一方の面上に導電層と透明樹脂層とが順次設けられ、前記透明樹脂層面が対向して配置された前記二つの支持基板のうち少なくとも一方が透明支持基板であり、前記対向する二つの支持基板との間に少なくとも1種類以上の着色粒子と分散媒とを含む表示層を具備してなる反射型表示装置であって、
    前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板の樹脂層が凹凸構造を有することを特徴とする反射型表示装置。
  4. 前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板の透明樹脂層の凹凸構造により、前記二つの支持基板間が接合されていることを特徴とする請求項3に記載の反射型表示装置。
  5. 前記二つの支持基板に形成した透明樹脂層がいずれも凹凸構造を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  6. 前記二つの支持基板に形成された前記凹凸構造の凸部幅と凹部幅とが互いに異なる間隔で形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  7. 前記二つの支持基板のうち、前記凹凸構造を有する支持基板の前記透明樹脂層の反対面に平滑化層を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  8. 前記二つの支持基板のうち、前記凹凸構造を有する支持基板の前記透明樹脂層の反対面に導電層を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  9. 支持基板の一方の面上に導電層と第1の透明樹脂層とが順次設けられ、前記第1の透明樹脂層に対向する位置に第2の透明樹脂層を有し、前記支持基板が透明支持基板であり、前記対向する二つの透明樹脂層の間に少なくとも1種類以上の着色粒子と分散媒とを含む表示層を具備してなる反射型表示装置であって、
    少なくとも一方の透明樹脂層が凹凸構造を有し、前記第2の透明樹脂層の反対面に平滑化層と導電層とを順次有することを特徴とする反射型表示装置。
  10. 前記二つの透明樹脂層がいずれも凹凸構造を有することを特徴とする請求項9に記載の反射型表示装置。
  11. 前記凹凸構造が対向に配置する前記透明樹脂層どうしで異なるピッチで形成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の反射型表示装置。
  12. 前記凹凸構造により対向に配置する前記透明樹脂層が接合されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  13. 前記凹凸構造により仕切られた複数の凹部に前記着色粒子と前記分散媒とが分散されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  14. 前記表示層が少なくとも着色粒子と透明分散媒とを含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  15. 前記樹脂層が熱可塑性を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  16. 前記支持基板が熱可塑性を有することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  17. 前記表示層が少なくとも2種の色相の異なる粒子を含むことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  18. 前記表示層が少なくとも2種の電気泳動粒子を含むことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  19. 前記表示層が電荷の異なる電気泳動粒子を含むことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の反射型表示装置。
  20. 反射型表示装置の製造方法であって、
    二つの支持基板の一方の面上に導電層と透明樹脂層とを順次形成する工程と、
    二つの支持基板のうち少なくとも一方が透明支持基板であり、前記二つの支持基板の前記透明樹脂層面を対向させて配置し、前記二つの支持基板間に着色粒子を含んだ表示層を形成する工程と、
    前記二つの支持基板の前記透明樹脂層が設けられた面と反対面から外力を加えることで、前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板の透明樹脂層に凹凸構造を形成する工程と、
    を有することを特徴とする反射型表示装置の製造方法。
  21. 前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板の透明樹脂層に凹凸構造を形成する工程によって、前記二つの支持基板間の透明樹脂層が接合されることを特徴とする請求項21に記載の反射型表示装置の製造方法。
  22. 反射型表示装置の製造方法であって、
    二つの支持基板の一方の面上に導電層と透明樹脂層とを順次形成する工程と、
    二つの支持基板のうち少なくとも一方が透明支持基板であり、前記二つの支持基板の前記透明樹脂層面を対向させて配置し、前記二つの支持基板間に着色粒子を含んだ表示層を形成する工程と、
    前記二つの支持基板の前記透明樹脂層が設けられた面と反対面から外力を加えることで、前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板と透明樹脂層とに凹凸構造を形成する工程と、
    を有することを特徴とする反射型表示装置の製造方法。
  23. 前記二つの支持基板上に形成した前記透明樹脂層のうち少なくとも一方の支持基板と透明樹脂層とに凹凸構造を形成する工程によって、前記二つの支持基板間の透明樹脂層が接合されることを特徴とする請求項22に記載の反射型表示装置の製造方法。
  24. 前記二つの支持基板のうち、前記凹凸構造を有する一方の支持基板の前記透明樹脂層の反対面に平滑化層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項20〜23のいずれか1項に記載の反射型表示装置の製造方法。
  25. 前記二つの支持基板のうち、前記凹凸構造を有する一方の支持基板の前記透明樹脂層の反対面に導電層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項20〜24のいずれか1項に記載の反射型表示装置の製造方法。
  26. 前記支持基板の一方の面に透明な樹脂層を設ける方法が、湿式塗布法であることを特徴とする請求項20〜25のいずれか1項に記載の反射型表示装置の製造方法。
  27. 前記透明樹脂層へのもしくは前記支持基板と前記透明樹脂層とへの凹凸構造の形成方法が、凹凸構造を形成する層を加熱しながら行う方法であることを特徴とする請求項20〜26のいずれか1項に記載の反射型表示装置の製造方法。
  28. 前記凹凸構造を形成する工程を行った後、凹凸構造を形成した支持基板の凹凸構造が形成されていない側の面を均一に押圧する工程を有することを特徴とする請求項20〜27のいずれか1項に記載の反射型表示装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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