JP2014182051A - 金属試験片の製作方法および自動製作装置 - Google Patents

金属試験片の製作方法および自動製作装置 Download PDF

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康人 飯田
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Abstract

【課題】圧延鋼材などの金属素材から金属試験片を製作する方法、および自動製作装置の提供。
【解決手段】金属片の切断面f1に対し、該切断面f1に直交する方向に沿った被検査面4(a)と、該被検査面の両端から同じ向きで且つ直角に延びた一対の側面5とを内面に有し、且つ切断面f1側に開口する異形溝1を形成する第1ステップと、少なくとも上記被検査面4(a)を内側に内接する弦とし、且つ一対の側面5と交差する仮想の円形hs1〜hs3に沿って、金属片を円柱形状に切り出す第2ステップS2と、該第2ステップS2により得られた円柱部と、該円柱部における一方の端面の一部から延びた円弧柱部とからなる段付き金属片のうち、該円弧柱部の弦側である平面内の被検査面を含むように円弧柱部を径方向に沿って切断する第3ステップを含む、金属試験片の製作方法。
【選択図】図7

Description

本発明は、金属素材(例えば、圧延鋼材)の金属組織または硬度を検査したり、あるいは、圧延工程後における鋼材の含有成分を分析するために用いる金属試験片の製作方法、および係る製作方法を自動的に行える自動製作装置に関する。
例えば、圧延鋼材の金属組織中における非金属介在物などを検査するミクロ組織試験に用いる試験片(サンプル)を得るには、断面の一辺が約150mm角の長尺な圧延鋼材から、厚みが約30〜40mmの板状鋼片を切り出し、該鋼片に対し手動(マニュアル)によるエメリーソーの切断作業を複数回にわたって行うことにより、約20×10×10mmの金属試験片を製作している。
上記手動のエメリーソーを用いる複数回の切断作業は、切断するたびに何回も鋼片を持ち替える煩雑な手間が必要となり、作業者の技量に左右され易いと共に、試験片となる部分をチャッキングして切断しないと、切断作業中に所望の金属試験片を飛散させてしまう、という問題点があった。
一方、前記金属試験片を自動的に製作するため、例えば、マシニングセンターに取り付けたエンドミルによる切削加工の場合、前記鋼材から試験片を切り出すために長時間を要し、且つ大量の切削粉が発生する、という問題点があった。
更に、ワイヤーカット加工機による切断加工の場合にも、前記鋼材から試験片を切り出すために比較的長い時間が必要となる、という問題点があった。
尚、製鋼工程における鋼材の成分を検査する場合、溶鋼から採取して凝固させたテーパ付き円柱形状のサンプルを、径方向に沿って超硬チップを切削刃とした大小2枚の丸鋸による輪切り作業でディスク状サンプルを切り出し、該サンプルを厚み方向に沿って打ち抜き加工してピース状サンプルを得る、という鋼材中元素分析用サンプルの調整方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記サンプルの調整方法の場合、前記形状のサンプル採取のための鋳造、切断加工、および打ち抜き加工という互いに異なる複数の工程が必要となり、且つこれらの加工を自動化する場合、設備コストが嵩む、という問題点があった。
特開平5−142112号公報(第1〜4頁、図1〜6)
本発明は、背景技術で説明した問題点を解決し、例えば、圧延鋼材などの金属素材から所要の被検査面を含む金属試験片を比較的少ないプロセスと時間とにより自動的に製作できる金属試験片の製作方法、およびこれを自動的に行える自動製作装置を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、金属素材から切り出した金属片の平坦な切断面を溝加工して、内面に被検査面を含む異形溝を形成し、該被検査面を含むように上記金属片を円柱形状に切り出し加工した後、得られた段付き金属片から被検査面を含む金属試験片を切除する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明による金属試験片の製作方法(請求項1)は、金属片の平坦な切断面に対し、該切断面に直交する方向に沿った被検査面と、該被検査面の両端から同じ向きで直角または斜め対称に延びた一対の側面とを内面に有し、且つ上記切断面側に開口する異形溝を形成する第1ステップと、少なくとも上記被検査面を内側に内接する弦とし、且つ上記一対の側面と交差する仮想の円形に沿って、上記金属片を円柱形状に切り抜く第2ステップと、該第2ステップにより得られた円柱部と、該円柱部における一方の端面の一部から延びた円弧柱部とからなる段付き金属片のうち、該円弧柱部の弦側である平面内の上記被検査面を含むように上記円弧柱部を径方向に沿って切断する第3ステップとを含む、ことを特徴とする。
これによれば、例えば、圧延鋼材などの金属素材から切り出した金属片の平坦な切断面を溝加工して、内面に被検査面を含む異形溝を形成する第1ステップ、該被検査面を含むように上記金属片を円柱形状に切り抜き加工する第2ステップ、および、得られた段付き金属片から被検査面を含む金属試験片を切除する第3ステップからなる比較的少ないプロセスと短時間とにより、切削粉の発生を抑制しつつ、所要の被検査面を含む金属試験片を確実に且つ精度良く自動的に製作することができる。従って、金属片に対しての各種検査や分析作業に伴って、事前に行うべき金属試験片の製作工程を、精度および効率良く行うことが可能となる。
尚、前記金属片には、例えば、熱間圧延され且つ断面が角形状あるいは円形の鋼材を、その圧延方向と直交する方向に沿って2箇所で平行に切断した板状の形態が含まれ、その厚みは、例えば、20〜40mmの範囲が例示される。あるいは、上記同様の圧延鋼材を、その圧延方向と平行な1つの平面および圧延方向と直交する方向に沿って2箇所で平行に切断したブロック状の形態も含まれる。
また、前記被検査面は、例えば、顕微鏡による金属組織の分析を行い得る視野を提供できる平面であり、20mm(長辺)×10mm(短辺)のサイズが例示される。上記検査の項目には、例えば、非金属介在物の分布程度、含有元素の成分割合(vol%または質量%)、更には、硬度などの物理的特性も含まれる。
更に、前記圧延方向と平行な被検査面による検査には、例えば、金属組織における結晶粒度(JIS G 0551)や介在物(JIS G 0555)がある。
加えて、前記異形溝には、上記金属片における圧延方向に沿った視角、または圧延方向と直交する視角で、逆チャンネル(Π)形状、水平辺とその両端から斜め下向き且つ対称に拡がる一対の斜辺とからなる台形状、あるいは、水平辺とその両端から斜め下向き且つ対称に接近する一対の斜辺とからなる鳩尾形状を呈する形態なども含まれる。
また、本発明には、前記異形溝を形成する第1ステップと、前記円柱形状に切り抜く第2ステップと、前記円弧柱部を径方向に沿って切断する第3ステップとの間の何れか、あるいは第3ステップの後において、前記被検査面を除く前記金属片の表面に製造履歴情報を刻印する第4ステップを更に有する、金属試験片の製作方法(請求項2)も含まれる。
これによれば、前記金属素材固有の製造履歴情報を、該金属素材から切り出して製作された何れかの金属片に正確に刻印できるので、追って行われる検査により得られる検査結果の良否や、検査精度のレベルを容易に保証することができる。
尚、前記製造履歴情報には、例えば、当該金属片が切り出された元の金属素材の製造番号(ロット番号)、あるいは合金記号(鋼種記号)などが含まれる。
更に、本発明には、前記第2ステップは、前記金属片の切断面において、該切断面に形成された前記異形溝の内面に位置する前記被検査面を内側に含むように、該異形溝における左右一対の側面と2箇所で交差する仮想の円形に沿っており、且つ上記異形溝の深さ方向に沿って上記金属片を断面円形に切り抜くものである、金属試験片の製作方法(請求項3)も含まれる。
これによれば、内面に前記被検査面および一対の側面を含む異形溝を、該一対の側面と交差し、且つ上記被検査面と反対側に凸となるアール面を含む断面円形にして切り抜くので、上記被検査面を含む平面を弦側とする円弧柱部を有する前記段付き金属片を、比較的少ない切削粉の発生に抑制しつつ、短時間で且つ効率良く製作することができる。
一方、本発明による金属試験片の自動製作装置(請求項4)は、金属片の平坦な切断面に対し、該切断面と直交する方向に沿った被検査面と、該被検査面の両端から同じ向きで直角または斜め対称に延びた一対の側面とを内面に有し、且つ上記切断面側に開口する異形溝を形成するエンドミルを有する異形溝加工部と、少なくとも上記被検査面を内側に内接する弦とし、且つ上記一対の側面と交差する仮想の円形に沿って、上記金属片を円柱形状に切り抜くホールソーを有する切り抜き加工部と、該切り抜き加工部により得られた円柱部と、該円柱部における一方の端面の一部から軸方向に沿って延びた円弧柱部とからなる段付き金属片のうち、該円弧柱部の弦側である平面内の上記被検査面を含むように上記円弧柱部を径方向に沿って切断するエメリーソーを有する切断加工部と、を平面視で円周状あるいは直線状に配置してなり、上記異形溝加工部、切り抜き加工部、および切断加工部に沿って上記各金属片を搬送する搬送手段を備えている、ことを特徴とする。
これによれば、例えば、圧延鋼材などの金属素材から切り出した前記金属片の平坦な切断面を、前記エンドミルにより深さ方向に切削しつつ該切断面の平面方向に沿って移動する溝掘り加工により前記異形溝を形成し、該異形溝の内面に含まれる被検査面を含む部位を、前記ホールソーにより断面円形で且つ円柱形状に切り抜き加工した後、得られた段付き金属片の円弧柱部を径方向に沿って前記エメリーソーにより切断加工することで、前記被検査面を含む金属試験片を、切削粉の発生を抑制しつつ、自動的且つ正確に製作することが可能となる。
尚、前記ホールソーは、全体が円筒形状を呈し、その先端面に円周方向に沿った複数の切断刃を形成したものであり、円柱形状に切り抜かれた金属片は、一旦その内側に移動する。
また、前記エンドミルを有する異形溝加工部と、ホールソーを有する切り抜き加工部とは、同じマシニングセンター内において併設しても良い。
更に、前記エメリーソーには、周辺が超硬(WCなど)チップの切削刃とした丸鋸の他、超硬の切断刃を含む直線鋸、あるいはバンドソーも含まれる。
また、本発明には、前記異形溝加工部、切り抜き加工部、および切断加工部間における何れかの間に、あるいは切断加工部の下流側に、前記被検査面を除く前記金属片の表面に製造履歴情報を刻印する刻印手段を有する刻印加工部を更に配置してなる、金属試験片の自動製作装置(請求項5)も含まれる。
これによれば、前記異形溝加工部と切り抜き加工部との間、あるいは、切り抜き加工部と切断加工部との間などにおいて、前記金属素材固有の製造履歴情報を、該金属素材から製作された金属片に対し自動的に刻印できるので、追って行われる検査により得られる検査結果の良否や、検査精度を容易に保証し得る。
尚、前記刻印手段には、例えば、マニピュレータまたは流体圧シリンダ(油圧、水圧、あるいはエアシリンダ)と、それらの先端に着脱自在に取り付ける印字凸型とを備え、該印字凸型を着脱自在に装着する多関節ロボットが例示される。
また、本発明には、前記金属試験片ごとの製造履歴情報を正確に刻印するため、該情報を記憶し、且つ個別の金属試験片ごとに対応して出力する情報処理手段(例えば、パソコンなど)を併設した金属試験片の自動製作装置も含まれる。
更に、本発明には、前記搬送手段は、平面視で円周状に沿って配置された前記異形溝加工部、切り抜き加工部、刻印加工部、および切断加工部の中心部に設置した多関節ロボットであるか、あるいは、平面視で直線状に配置された上記異形溝加工部、切り抜き加工部、刻印加工部、および切断加工部に沿って設置されたコンベアまたは移動可能に配置された単数ないし複数の多関節ロボットである、金属試験片の自動製作装置(請求項6)も含まれる。
これによれば、前記異形溝加工部、切り抜き加工部、刻印加工部、および切断加工部にわたって、個々の金属片を自動的に搬送できるので、自動的または最小限の人手により、前記金属試験片を自動的且つ確実に製作することができる。
尚、前記搬送手段である多関節ロボットは、前記各加工部ごとにおいて、各金属片の一部を最先(外)側の関節で保持する機能を併有していても良い。
また、前記製作方法により得られた被検査面を有する金属試験片は、該被検査面を一方の端面付近とする円柱形のいわゆる埋込樹脂に包持され、前記一方の端面側を研磨して上記被検査面が露出する検査用の試験体になる。
断面角形状の金属素材から金属片を切り出す態様を示す概略図。 上記切り出した金属片から製作すべき金属試験片の位置を示す概略図。 断面円形の金属素材から金属片を切り出す態様を示す概略図。 上記切り出した金属片から製作すべき金属試験片の位置を示す概略図。 (A)は本発明の製作方法における第1ステップを示す概略図、(B)は(A)中のb−b線の矢視に沿った断面図。 (A)図5に続く第1ステップを示す概略図、(B)は(A)中のb−b線の矢視に沿った断面図。 (A),(B)は、本発明の製作方法における第2ステップを示す概略図。 (A)〜(C)は、第2ステップにより得られた段付き金属片の斜視図。 (A)〜(C)は、上記段付き金属片を第3ステップで切断して得られた金属試験片の斜視図。 (A)〜(C)は、上記金属試験片を含む検査用試験体を示す斜視図。 本発明による金属試験片の自動製作装置の一形態を示す概略図。 異なる形態の金属試験片の自動製作装置の一形態を示す概略図。 更に異なる形態の金属試験片の自動製作装置の一形態を示す概略図。
以下において、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、断面が角形形状の長尺な圧延鋼材(金属素材)K1から鋼片(金属片)P1,P1xを切り出す態様を示す概略図である。
図1に示すように、熱間圧延された長尺な鋼材(金属素材)K1は、一辺が約150mmで且つ四隅にアールが付された角形状の断面を有している。該鋼材K1を径方向に沿って2箇所で切断することにより、図1の左下に示すように、厚みが約30〜40mmで且つ平行な一対の切断面f1,f2を有する板状の鋼片(金属片)P1が得られる。該鋼片P1は、次述するように、圧延方向と平行な被検査面(a)を含む金属試験片(P3)の製作に用いられる。
一方、上記鋼材K1を断面の中心部を含む軸方向と、径方向に沿った2箇所とで切断することにより、図1の右下に示すように、上面に切断面f1を有するブロック形状の鋼片(金属片)P1xが得られる。該鋼片P1xは、圧延方向と直交する被検査面(a)を含む金属試験片の製作に用いられる。
上記被検査面(a)を圧延方向と平行にするか、直交にするかは、目的とする検査(分析を含む)項目により定められる。以下では、上記鋼材P1を用いた金属試験片の製作方法について説明するが、上記鋼材P1xについても同様である。
図2に示すように、前記鋼片P1の切断面f1において、その中心Cを通る横縦の仮想線L1,L2を設定した場合、平坦な被検査面aを有する金属試験片P3は、例えば、上記中心Cに被検査面aの中央が位置し、左右一対の側面eと、下向きに凸の円弧面rとを有する位置の他、被検査面aが横線L1の外周側となる位置、あるいは、被検査面aが上記中心Cと横線L1の外周側との中間となる位置から個別に切り出される。但し、検査目的によっては他の位置にしても良い。
図3は、熱間圧延され、且つ断面が円形で直径が約150mmの長尺な円柱形の鋼材(金属素材)K2から、前記同様にして、鋼片(金属片)P1′,P1′xを切り出す態様を示す。また、該鋼片P1′の切断面f1についても、図4に示すように、中心C付近、外周側、およびこれらの中間の位置から個別に切り出されるが、検査項目によっては他の位置としても良い。
以下においては、鋼片P1,P1′に関し、前記切断面f1の中心C付近の位置を例として、本発明の金属試験片の製作方法の各ステップS1〜S4を説明する。
図5,図6は、本発明による金属試験片の製作方法における第1ステップS1を示す。
先ず、図5(A)中で一部の実線と破線とで示すように、前記鋼片P1,P1′の切断面f1の中心C付近において、該中心Cに被検査面aの中央が位置するように、エンドミルemを用いて、図示でほぼ逆チャンネル(Π)形状を呈する異形溝1を形成する。例えば、図5(A)中で左下の位置に高速回転するエンドミルemを挿入した後、該エンドミルemを回転させつつ上側に移動させる。その結果、図5(A),(B)中の実線で示すように、深さ約15〜20mmの縦溝3が形成される。図5(A)中の矢印で示すように、上記エンドミルemを回転させつつ上向きから横(右側)向きに移動させると共に、更にジグザグ状に徐々に下側に移動させる。この際、右端の位置では、仮想線L1の下側にも移動させる。
その結果、図6(A),(B)に示すように、ほぼ長方形の横長溝2と、その底面4の両端から下側へ直角に垂下した左右一対の縦溝3とからなるほぼΠ形状の異形溝1が形成される。該異形溝1の内面には、追って被検査面aとなる部分を含む横長溝2の底面4と、上記縦溝3ごとの(内)側面5とが含まれている。
次いで、前記異形溝1が形成された鋼片P1,P1′に対し、図7で示す第2ステップS2が施される。
図7(A)に示すように、異形溝1における横長溝2の内面を構成し且つ被検査面aを含む底面4を、少なくとも内側に内接する弦とし、左右一対の縦溝3の側面5,5と左右対称に交差する仮想の円形hs1,hs2,hs3の何れかに沿って、図7(B)で断面を示すホールソーhsを高速回転させつつ鋼片P1,P1′の厚み方向に沿って貫通させる(第2ステップS2)。
尚、上記ホールソーhsは、図7(B)に示すように、例えば、工具鋼からなる円筒形の本体6と、その先端に配設された超硬チップを付着させた鋸刃8とからなり、上記本体6の内側には、円柱形の凹部7が位置している。
前記異形溝1内の底面4(a)と左右一対の側面5との交点を通過する仮想円hs1に沿って、回転する前記ホールソーhsを貫通させると、図8(A)に示すように、円柱部10と、その一方の端面11aの一部から軸方向に沿って延び且つ被検査面aを含む平面14および円弧形状の端面13aを含む円弧柱部12とからなる段付き鋼片(段付き金属片)P2aが切り抜かれる(第2ステップS2)。
また、前記異形溝1内における一対の側面5に左右対称に交差する仮想円hs2,hs3に沿って、回転する前記ホールソーhsを貫通させると、図8(B),(C)に示すように、円柱部10と、その一方の端面11b,11cの一部から軸方向に沿って延び、且つ被検査面aを含む平面14、円弧形状の端面13b,13c、および左右一対の側面15を含む円弧柱部12とからなる段付き鋼片(段付き金属片)P2b,P2cが切り抜かれる(第2ステップS2)。
以上のような段付き鋼片P2a,P2b,P2cは、後述するように、追って合成樹脂にモールドする際の該樹脂内に挿入する深さに応じて適宜選択される。
更に、図8(A)で例示するように、段付き鋼片P2a,P2b,P2cごとの円弧柱部12における平面14ごとの径方向に沿った仮想の破線zに沿って、高速回転するエメリーソーesを通過させる(第3ステップS3)。この際、前記円柱部10が、図示しない切断装置のチャックにより径方向から拘束される。
その結果、図9(A),(B),(C)に示すように、平坦な被検査面aと円弧形状の端面13a〜13cと湾曲面12とを含む金属試験片P3a,P3b,P3cが得られる。上記被検査面aは、例えば、長さLが20mmで且つ幅Wが10mmの長方形である。また、上記金属試験片P3b,P3cは、上記に加えて、左右一対の側面eを更に有している。
尚、前記図8(A)〜(C)中で示すように、第2ステップS2により得られた前記段付き鋼片P2a,P2b,P2cの端面13a,13b,13cに対して、前記鋼材K1,K2の製造履歴情報「DAX01(例)」16を刻印する第4ステップS4を行っても良い。
あるいは、図9(A)〜(C)に示すように、第3ステップS3により得られた前記金属試験片P3a,P3b,P3cの端面13a,13b,13cに対し、上記製造履歴情報16を刻印する第4ステップS4を行っても良い。
更には、前記鋼片P1,P1′の切断面f1に設けた異形溝1内の底面4に隣接する該切断面f1に対し、上記製造履歴情報16を刻印しても良い。
即ち、第4ステップS4は、前記第1ステップS1〜第3ステップS3の間、あるいは、第3ステップS3の後の何れにおいても行うことも可能である。
そして、前記製造履歴情報16を有する金属試験片P3a,P3b,P3cを、それらの被検査面aが一方の端面の中央付近に位置するように、例えば、フェノール、アクリル、エポキシ、ジアニルフタレートなどの熱硬化性樹脂、あるいは、ポリエステルなどの常温硬化樹脂からなり、円柱形を呈するいわゆる埋込樹脂内にモールドして包持した後、上記被検査面aが該埋込樹脂の表面と面一に露出するように、該被検査面aおよびこれと連続する上記埋込樹脂の表面(端面)を鏡面状に研磨する。
その結果、図10(A)〜(C)に示すように、円柱形の本体18と、被検査面aが中央部に径方向に沿って露出する一方の丸い端面19とを有する検査用の試験体T1,T2,T3が得られる。前記埋込樹脂が、例えば、アクリルのような透明あるいは半透明である場合には、上記端面19あるいは本体18の周面からは、前記製造履歴情報16を視覚により容易に視認することが可能である。
尚、透明ないし半透明の前記埋込樹脂を用いることで、前記被検査面a内に空隙などの欠陥がある場合において、更に前記研磨を続行しながら、健全な被検査面aが出現する位置に達したか否かを観察するのにも有効である。
また、前記試験体T1〜T3は、例えば、その金属組織を顕微鏡観察することにより、前記鋼片P1,P1′(鋼材K1,K2)中における非金属介在物の分布割合などが保証の範囲内にあるか否かを検査したり、あるいはマイクロビッカース硬度計によって、硬度が所定の範囲内にあるか否かを検査するのに活用される。
以上において説明した本発明による金属試験片の製作方法によれば、前記第1〜第3ステップS1〜S3、あるいは第1〜第4ステップS1〜S4からなる比較的少ないプロセスと短時間とにより、切削粉の発生を抑制して、所要の被検査面aを含む金属試験片P3a〜P3cを確実に且つ精度良く自動的に製作できる。従って、前記鋼片P1,P1′などの金属片に関する各種の検査や分析作業に伴って、事前に行うべき金属試験片の製作を、効率良く行うことが可能となる。
尚、鋼片P1,P1x,P1′,P1′xは、前記圧延鋼材K1,K2に限らず、例えば、チタンやアルミニウムなどの圧延材や鍛造材を切断したものでも良い。
次に、前記製作方法を自動的に行うための自動製作装置について説明する。
図11は、本発明による一形態の自動製作装置20の概略を示す平面図である。
この自動製作装置20は、図11の平面図で示すように、仮想の円周Y付近に沿って、前記鋼片P1(P1′)の給材部21、マシニングセンター24、刻印部27、切断機30、および排出部31を配置し、且つこれらの中心部に鋼片P1〜P3を順次搬送する多関節ロボット(搬送手段)22を配設したものである。
上記マシニングセンター24は、前記エンドミルemとホールソーhsを交換可能に併有する自動工具交換装置(ATC)25を内設し、前記異形溝1を形成する異形溝加工部と、前記切り抜き加工部とを兼ねている。
また、上記刻印部27は、多数の印字用凸型のステーション28と、該ステーション28から指示された印字用凸型を先端のマニピュレータに把持し且つ当該刻印部27にセットされた段付き鋼片P2に押印する刻印用ロボット29と、を併有している。更に、上記切断装置(切断加工部)30は、エメリーソーesと図示しないチャックとを有している。
以下において、前記自動製作装置20の使用方法を、鋼片P1を例に説明する。
予め、用意された鋼片P1を給材部21に送給すると、該鋼片P1は、図11に示すように、多関節ロボット22における最先(外)側の関節の先端に取り付けた複数の爪部23間に把持され、且つ図11中の矢印で示すように、水平方向に沿って回転されて、前記マシニングセンター24の搬出入ローラR上に載置された後、内部のX−Yテーブル26上にセットされ且つ拘束される。
次に、図11中の(V視角)の部分図で示すように、前記ATC25の最底部から垂下したエンドミルemを高速回転させつつ上記X−Yテーブル26上に拘束された鋼片P1の前記切断面f1に挿入し、且つ水平方向に沿って順次移動させることで、一定の深さの前記異形溝1を形成する。次いで、上記ATC25を90°回転して最底部に移動したホールソーhsを回転させつつ前述した仮想円hs1〜hs3の何れかに沿って上記切断面f1から反対側の切断面f2にまで貫通させる。その結果、前記段付き鋼片P2(P2a〜P2c)が切り抜かれる。
上記段付き鋼片P2は、搬出入ローラR上に戻され、多関節ロボット22により前記同様にして刻印部27に搬送される。係る刻印部27では、刻印用ロボット29がステーション28から予め指示された印字用凸型を把持した後、係る凸型を段付き鋼片P2の端面13(13a〜13c)に押印する。その結果、個々の段付き鋼片P2には、個別の前記製造履歴情報16が刻印される。尚、上記印字用凸型は、例えば、工具鋼などの比較的硬質の金属材料からなり、一方の端面に数字やアルファベットなどの印字が型彫りされている。
更に、上記情報16が刻印された段付き鋼片P2は、多関節ロボット22により前記同様にして切断装置30に搬送され、前記図8(A)で例示したように、その前記円柱部10をチャッキングされた状態で、回転で回転するエメリーソーesが円弧柱部12(12a〜12c)の平面14を径方向に通過することにより、前記金属試験片P3(P3a〜P3c)となる。
そして、得られた上記金属試験片P3は、前記同様に多関節ロボット22によって排出部31に搬送され、外部から取り出し可能とされる。
尚、上記切断装置30と排出部31との間において、金属試験片P3を図示しない鋳型のキャビティ内に挿入し、前記埋込樹脂を注入・固化して前記試験体T1〜T3を製作するようにしても良い。
図12は、異なる形態の自動製作装置20aを示す前記同様の平面図である。
該自動製作装置20aは、図12に示すように、前記同様のマシニングセンター(異形溝加工部・切り抜き加工部)24、前記ロボット29およびステーション28を併有した刻印部(刻印手段)27、および前記切断装置(切断加工部)30を直線状に配置し、これらと平行に敷設したガイドレール22a上を移動可能に多関節ロボット22を配置すると共に、上記ガイドレール22aの両端に給材部21と排出部31とを設置したものである。
上記自動製作装置20aによれば、前記鋼片P1は、ほぼ直線状に搬送される間に、前記同様の異形溝1の加工、切り抜き加工、刻印加工、および切断加工を順次施されることで、所要の金属試験片P3が自動的に製作される。尚、前記多関節ロボット22は、ガイドレール22a上に複数個を配置しても良い。
図13は、更に異なる形態の自動製作装置20bを示す前記同様の平面図である。該自動製作装置20bは、図13に示すように、前記同様のマシニングセンター24、刻印部27、切断装置30を直線状に配置し、これらと平行に搬送用のコンベア32を併設すると共に、上記マシニングセンター24の搬出入ローラR付近と、切断装置30の付近とにもそれぞれ専用の搬送用ロボット29を個別に配設したものである。上記自動製作装置20bによっても、前記自動製作装置20aと同様に、前記鋼片P1は、ほぼ直線状に搬送される間に、前記同様の異形溝1の溝彫り加工、切り抜き加工、刻印加工、および切断加工を順次施すことで、所要の金属試験片P3が自動的に製作することができる。
尚、以上の自動製作装置20,20a,20bにおいて、前記ロボット29およびステーション28を併有した刻印部(刻印手段)27を、切断装置30の下流側に配置しても良い。
また、前記マシニングセンター24に替えて、前記エンドミルemのみを有する専用の異形溝加工部と、前記ホールソーhsのみを有する専用の切り抜き加工部とに分離した形態としても良い。この場合、係る異形溝加工部と切り出し加工部との間に、前記刻印部27を配置することも可能である。
以上のような自動製作装置20,20a,20bによれば、前記鋼材K1,K2から切り出した前記金属片P1,P1xの平坦な切断面f1を、前記エンドミルemにより深さ方向に切削しつつ平面方向に沿って移動する溝彫り加工により前記異形溝1を形成し、該異形溝1の内面に含まれる被検査面aを含む部位を、前記ホールソーhsにより断面円形にして円柱形状に切り抜き加工した後、得られた段付き金属片P2の円弧柱部12を径方向に沿って前記エメリーソーesにより切断加工することで、前記被検査面aを含む金属試験片P3a〜P3cを自動的且つ正確に製作することが可能となる。
尚、自動製作装置20,20a,20bにおいて、前記切断装置30による段付き鋼片P2の切断作業のみを、人手による手作業にすることも可能である。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、前記金属片の材料は、前記鋼の他、鋳鉄、チタンやその合金、銅やその合金、または、アルミニウムやその合金などからなるものでも良く、それらの形態も少なくとも1つの所要の広さを有する切断面を含むものであれば、各種の熱間または冷間圧延材、あるいは鍛造材などから切り出したものでも良い。
また、前記前記切断面f1において、金属試験片P3を切り出す位置は、検査すべき目的(項目)に応じて、前述した部位以外の任意の位置としても良い。
更に、前記異形溝1は、横長溝2と、その底面4(a)の両端から斜め下向きで且つ左右対称に拡がる一対の傾斜した縦溝(3)、あるいは、上記同様に下向きで且つ左右対称に接近する一対の傾斜した縦溝(3)とからなるものでも良い。
加えて、前記自動製作装置における搬送手段は、平面視で円形状あるいは直線状のガイドレール上を走行し、CCDカメラなどを有するマニピュレータやアクチュエータなどにしても良い。
本発明によれば、各種の金属素材から所要の被検査面を含む金属試験片を比較的少ないプロセスと時間により自動的に製作できる金属試験片の製作方法、およびこれを自動的に行える自動製作装置を確実に提供することが可能となる。
1…………………………………異形溝
4…………………………………底面(被検査面)
5…………………………………側面
10………………………………円柱部
12………………………………円弧柱部
14………………………………平面
16………………………………製造履歴情報
20,20a,20b…………自動製作装置
22………………………………多関節ロボット(搬送手段)
24……………………マシニングセンター(異形溝加工部・切り抜き加工部)
27………………………………刻印加工部
30………………………………切断加工部
32………………………………コンベア
S1〜S4………………………第1〜第4ステップ
P1,P1x,P1′,P1′x…鋼片(金属片)
P2a〜P2c…………………鋼片(金属片)
P3a〜P3c…………………金属試験片
f1………………………………切断面
a…………………………………被検査面
hs1〜hs3…………………仮想円
em………………………………エンドミル
hs………………………………ホールソー
es………………………………エメリーソー

Claims (6)

  1. 金属片の平坦な切断面に対し、該切断面に直交する方向に沿った被検査面と、該被検査面の両端から同じ向きで直角または斜め対称に延びた一対の側面とを内面に有し、且つ上記切断面側に開口する異形溝を形成する第1ステップと、
    少なくとも上記被検査面を内側に内接する弦とし、且つ上記一対の側面と交差する仮想の円形に沿って、上記金属片を円柱形状に切り抜く第2ステップと、
    上記第2ステップにより得られた円柱部と、該円柱部における一方の端面の一部から延びた円弧柱部とからなる段付き金属片のうち、該円弧柱部の弦側である平面内の上記被検査面を含むように上記円弧柱部を径方向に沿って切断する第3ステップとを含む、
    ことを特徴とする金属試験片の製作方法。
  2. 前記異形溝を形成する第1ステップと、前記円柱形状に切り抜く第2ステップと、前記円弧柱部を径方向に沿って切断する第3ステップとの何れかの間、あるいは第3ステップの後において、前記被検査面を除く前記金属片の表面に製造履歴情報を刻印する第4ステップを更に有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の金属試験片の製作方法。
  3. 前記第2ステップは、前記金属片の切断面において、該切断面に形成された前記異形溝の内面に位置する前記被検査面を内側に含むように、該異形溝における一対の側面と交差する仮想の円形に沿っており、且つ上記異形溝の深さ方向に沿って上記金属片を断面円形に切り抜くものである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の金属試験片の製作方法。
  4. 金属片の平坦な切断面に対し、該切断面と直交する方向に沿った被検査面と、該被検査面の両端から同じ向きで直角または斜め対称に延びた一対の側面とを内面に有し、且つ上記切断面側に開口する異形溝を形成するエンドミルを有する異形溝加工部と、
    少なくとも上記被検査面を内側に内接する弦とし、且つ上記一対の側面と交差する仮想の円形に沿って、上記金属片を円柱形状に切り出すホールソーを有する切り抜き加工部と、
    上記切り出し加工部により得られた円柱部と、該円柱部における一方の端面の一部から軸方向に沿って延びた円弧柱部とからなる段付き金属片のうち、該円弧柱部の弦側である平面内の上記被検査面を含むように上記円弧柱部を径方向に沿って切断するエメリーソーを有する切断加工部と、を平面視で円周状あるいは直線状に配置してなり、
    上記異形溝加工部、切り抜き加工部、および切断加工部に沿って上記各金属片を搬送する搬送手段を備えている、
    ことを特徴とする金属試験片の自動製作装置。
  5. 前記異形溝加工部、切り抜き加工部、および切断加工部の間における何れか、あるいは、該切断加工部の下流側に、前記被検査面を除く前記金属片の表面に製造履歴情報を刻印する刻印手段を有する刻印加工部を更に配置してなる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の金属試験片の自動製作装置。
  6. 前記搬送手段は、平面視で円周状に沿って配置された前記異形溝加工部、切り抜き加工部、刻印加工部、および切断加工部の中心部に設置した多関節ロボットであるか、あるいは、平面視で直線状に配置された上記異形溝加工部、切り抜き加工部、刻印加工部、および切断加工部に沿って設置されたコンベアまたは移動可能に配置された単数ないし複数の多関節ロボットである、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の金属試験片の自動製作装置。
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