JP2014180515A - Board case unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、遊技機の制御に用いる制御基板を収容する基板ケースユニットに関する。 The present invention relates to a board case unit that houses a control board used for controlling a gaming machine.
ぱちんこ遊技機等の遊技機には、該遊技機に搭載された電子部品の作動を制御する制御基板が設けられている。例えば、主制御基板ないしメイン制御基板と称される制御基板には、遊技機の制御ソフトウェアが書き込まれたROMが搭載され、遊技機の作動を統括的に制御する中枢制御装置としての役割を有している。そのため、遊技機の制御基板は、偽造ROMへの差し替えや不正回路の付加などの行為対象になりやすい。 A gaming machine such as a pachinko gaming machine is provided with a control board that controls the operation of an electronic component mounted on the gaming machine. For example, a control board called a main control board or a main control board is equipped with a ROM in which game machine control software is written, and has a role as a central control device for overall control of the game machine operation. doing. For this reason, the control board of the gaming machine is likely to be a target of action such as replacement with a counterfeit ROM or addition of an illegal circuit.
このような不正行為を防止して公正な遊技に供するため、制御基板は、ともに透明な樹脂材料を用いて形成されたボトムケースとその前方に開閉可能に装着されるトップケースとからなる基板ケース内に収容されている。また、基板ケースには、ボトムケースに対してトップケースを閉止状態で装着したときに、ボトムケース側に形成した係合部とトップケース側に形成した係合部とが係合連結することで基板ケースを閉止状態でロックし、トップケース(もしくはボトムケース)とその係合部との間を繋ぐ連結部をニッパ等の工具を用いて切り離さない限り基板ケースを開放不能にする不正開放防止構造が設けられている(例えば、特許文献1を参照)。 In order to prevent such fraud and provide a fair game, the control board is a board case composed of a bottom case formed of a transparent resin material and a top case that can be opened and closed in front of the case. Is housed inside. Further, when the top case is mounted in a closed state with respect to the bottom case, the engaging portion formed on the bottom case side and the engaging portion formed on the top case side are engaged and connected to the substrate case. Unauthorized opening prevention structure that locks the board case in the closed state and makes the board case unopenable unless the connecting part connecting the top case (or bottom case) and its engaging part is separated using a tool such as a nipper. (For example, refer to Patent Document 1).
しかしながら、制御基板に対する不正行為は巧妙化しており、このような不正行為をより確実に防止する対策が求められている。 However, fraudulent acts on control boards are becoming more sophisticated, and there is a need for measures to prevent such fraudulent acts more reliably.
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、制御基板に対する不正行為をより確実に防止可能な基板ケースユニットを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such a problem, and an object of the present invention is to provide a board case unit that can more reliably prevent an illegal act on a control board.
このような目的達成のために、本発明に係る基板ケースユニットは、第1ケース部材(例えば、実施形態におけるボトムケース120)及び第1ケース部材に対して開閉可能に装着される第2ケース部材(例えば、実施形態におけるトップケース130)を備え、第1ケース部材に第2ケース部材を装着した閉止状態で第1ケース部材及び第2ケース部材に囲まれて形成されるケース内部に制御基板(例えば、実施形態における主制御基板41)を収容する基板ケースユニットであって、第1ケース部材に設けられ、閉止状態において第2ケース部材と対向する側に開口する第1ロック孔(例えば、実施形態におけるボトム側ロック孔126)が形成された第1ロック部(例えば、実施形態におけるボトム側ロック部123)と、第2ケース部材に設けられ、閉止状態において第1ロック孔と位置整合して上記対向方向に貫通する第2ロック孔(例えば、実施形態におけるトップ側ロック孔136)が形成された第2ロック部(例えば、実施形態におけるトップ側ロック部133)と、互いに着脱可能に連結されるロック部材及びカバー部材(例えば、実施形態におけるロックカバー部材160)を有して第1ロック部と第2ロック部とを連結させるロック部材アッセンブリ(例えば、実施形態におけるロックアッシー140)とを備え、ロック部材は、第1ロック孔及び第2ロック孔に跨って挿入される軸部と、軸部の中心軸方向に連設されて第1ロック孔及び第2ロック孔に挿入不能な操作部と、軸部から外方へ進退可能に突出配置されたロック突起(例えば、実施形態におけるロックピン155)とを有してなり、カバー部材は、第1ロック部又は第2ロック部に対して係合可能な係合部と、ロック部材の操作部が連結される着脱部とを有してなり、閉止状態では、ロック部材とカバー部材とが一体的に連結された状態で、ロック部材の軸部が第1ロック孔及び第2ロック孔に跨って挿入されてロック突起が第1ロック孔に係合するとともに、カバー部材の係合部が第1ロック部又は第2ロック部に係合することで、第1ロック部と第2ロック部とがロック部材アッセンブリを介して連結され、カバー部材は、閉止状態においてロック部材の操作部の少なくとも一部を覆って隠蔽するよう構成される。
In order to achieve such an object, the substrate case unit according to the present invention includes a first case member (for example, the
本発明によれば、制御基板に対する不正行為をより確実に防止することが可能である。 According to the present invention, it is possible to more reliably prevent fraudulent acts on the control board.
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明に係る基板ケースユニットを備えた遊技機の代表例として、ぱちんこ遊技機PMの斜視図及び背面図を図1及び図2に示しており、まず、この図を参照してぱちんこ遊技機PMの全体構成について説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. As a representative example of a gaming machine provided with a substrate case unit according to the present invention, a perspective view and a rear view of a pachinko gaming machine PM are shown in FIGS. 1 and 2, and first, referring to this figure, the pachinko gaming machine PM The overall configuration will be described.
[ぱちんこ遊技機の全体構成]
始めに、図1を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの正面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの正面左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3により横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
[Overall configuration of pachinko machines]
First, the basic structure of the front side of the pachinko gaming machine PM will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 1, the pachinko gaming machine PM is configured with a rectangular frame size adapted to the front of the opening of the
前枠2には、この前枠2の上部前面域に合わせた方形状のガラス枠5が上下のヒンジ機構3を利用して横開き開閉および着脱可能に組み付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。前枠2には、遊技盤10が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラス5aを通して遊技盤10の正面の遊技領域PAを視認可能に臨ませるようになっている。
On the
ガラス枠5の下部には遊技球を貯留する上下の球皿(上球皿6a及び下球皿6b)が設けられ、下球皿6bの正面右側には遊技球の発射操作を行う発射ハンドル7が設けられている。ガラス枠5の前面側には、発光ダイオード(LED)やランプ等の電飾装置8や、遊技の展開状態に応じて効果音を発生させるスピーカ9が設けられている。
Upper and lower ball trays (
図1では詳細な図示を省略しているが、遊技盤10は、ルータ加工等を施した矩形状の積層合板に、所定の図柄が印刷されたセルを貼り付けて成型される化粧板を基板とし、上下のレール飾りに囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成される。遊技領域PAには、多数本の遊技釘、風車、中央飾り、遊技の進行状況に応じて所定の画像が表示される演出表示装置、各種入賞口などの遊技構成部品が設けられ、遊技領域PAの下端部には入賞口に落入することなく落下した遊技球を裏面側に排出するためのアウト口が遊技盤10を前後に貫通して形成されている。
Although the detailed illustration is omitted in FIG. 1, the
続いて、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの背面側の基本構造を説明する。前枠2の背面側には、中央に前後連通する窓口を有して前枠2よりも幾分小型の矩形枠状に形成された基枠体をベースとしてなる裏セット盤30が、上下のヒンジ機構3を介して前枠2後方に横開き開閉及び着脱が可能に連結されている。この裏セット盤30には、前面開放の矩形箱状をなす裏セットカバー30Cが着脱自在に装着されており、常には前枠2に取り付けられた遊技盤10の裏面側を覆って配設されている(これにより後述する主制御基板ケースユニット100及び演出制御基板ケースユニット200が裏セットカバー30Cにより覆われる)。
Next, the basic structure of the back side of the pachinko gaming machine PM will be described with reference to FIG. On the back side of the
裏セット盤30の各部には、多数個の遊技球を貯留する球貯留タンク31、球貯留タンク31から右方に緩やかな下り傾斜を有して延びるタンクレール32、タンクレール32の右端部に繋がり下方に延びる球供給通路部材33、球供給通路部材33により導かれた遊技球を払い出す賞球払出ユニット34、賞球払出ユニット34から払い出された遊技球を上球皿6に導くための賞球通路部材35などが設けられている。
Each part of the back set
遊技盤10の背面側には、ぱちんこ遊技機PMの作動を統括的に制御する主制御基板41(主制御基板ケースユニット100)や、遊技展開に応じた画像表示、効果照明、効果音等の演出全般の制御を行う演出制御基板42(演出制御基板ケースユニット200)などが取り付けられている。これに対して、裏セット盤30の背面側には、遊技球の発射及び払い出しに関する制御を行う払出制御基板43(払出制御基板ケースユニット300)や、遊技施設側から受電して各種制御基板や電気・電子部品に電力を供給する電源基板44(電源基板ケースユニット400)などが取り付けられている。これらの制御基板とぱちんこ遊技機PM各部の電気・電子部品とがハーネス(コネクタケーブル)で接続されて、ぱちんこ遊技機PMが作動可能に構成されている。
On the back side of the
ぱちんこ遊技機PMは、外枠1が遊技施設の遊技島(設置枠台)に固定設置され、前枠2、ガラス枠5等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿6aに遊技球を貯留させて発射ハンドル7を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル7が回動操作されると、上球皿6aに貯留された遊技球が、ガラス枠5の背面側に配設される球送り機構によって1球ずつ発射機構に送り出され、発射機構により遊技領域PAに打ち出されて、以降パチンコゲームが展開される。
The pachinko gaming machine PM is used for a game in which the
[主制御基板ケースユニットの構成]
次に、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100の構成について図3及び図4を追加参照して説明する。ここで、図3は主制御基板ケースユニット100の分解斜視図、図4は基板ケース110のスライド装着方法を説明するための模式図、である。なお、以降の説明においては、説明の便宜のため、上下及び左右前後の方向は、ぱちんこ遊技機PMへの取付状態での方向として、図3の状態を基準にして定義しており、図3に示す矢印の方向をそれぞれ前後、左右、上下と称して説明する。
[Configuration of main control board case unit]
Next, the configuration of the main control
主制御基板ケースユニット100は、ぱちんこ遊技機PMにおける制御の中枢を担う前述の主制御基板41と、主制御基板41を内部に収容する略矩形容器状の基板ケース110と、を主体として構成されている。
The main control
主制御基板41は、詳細図示を省略しているが、矩形形状のプリント配線板を基板として、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411や抵抗、コンデンサ、コネクタ等の電子・電気部品が実装されて構成されている。この主制御基板41は、基板ケース110(後述するトップケース130)の内面側にビス止め固定される。
Although not shown in detail, the
基板ケース110は、遊技盤10の背面に着脱されるボトムケース120と、このボトムケース120に着脱自在に取り付けられるトップケース130とを備えて構成されており、ボトムケース120にトップケース130を装着した閉止状態で前後整合するケース左端部及び右端部に、封印構造及び不正開放防止構造(共に詳細後述)が設けられている。ボトムケース120及びトップケース130は、互いの開口同士を相対向させた閉止状態で組み合わされて一体化される。ボトムケース120及びトップケース130は、共に無色透明な樹脂材料(例えば、ポリカーボネート等)を用いて射出成形等の成形手段により形成され、外部からでも基板ケース110内を視認可能に構成されている。
The
ボトムケース120は、底壁121a及びこの底壁121aの周縁から立設される上下左右の側壁121bを有して全体として後面開放の矩形箱状に形成されたボトムケース本体121と、ボトムケース本体121の左端部に一体的に形成されたボトム側封印部122と、ボトムケース本体121の右端部に一体的に形成されたボトム側ロック部123とを有して構成される。ボトムケース本体121の上下の側壁121bには、底壁121aからそれぞれ後方に向けて突出するボトム側スライド係合部121cが左右方向に並んで複数形成されている。
The
トップケース130は、底壁131a及びこの底壁131aの周縁から立設される上下左右の側壁131bを有して全体として前面開放の矩形箱状に形成されたトップケース本体131と、このトップケース本体131の左端部に一体的に形成されたトップ側封印部132と、トップケース本体131の右端部に連結部133aを介して一体的に繋がるトップ側ロック部133とを有して、ボトムケース120に対して左右方向(「スライド方向」とも称する)にスライド装着可能に構成されている。トップケース本体131の上下の側壁131bには、この側壁131bが延びる長手方向(左右方向)に沿って前面側に開口してボトムケース120のボトム側スライド係合部121cを受容可能な凹溝状のトップ側溝部131cが形成されるとともに、このトップ側溝部131c内においてボトムケース120のボトム側スライド係合部121cと係合可能なトップ側スライド係合部131dが形成されている。トップケース130には、主制御基板41のコネクタ(図示省略)の実装位置に対応して表裏貫通するコネクタ挿抜口131eが形成されており、主制御基板41がトップケース130に取り付けられた状態で、主制御基板41のコネクタがコネクタ挿抜口131eを通して外部に露出し、演出制御基板42や払出制御基板43等とハーネス(コネクタケーブル)を介して電気接続可能となる。
The
ボトムケース120にトップケース130を組み付けるには、図4に示すように、ボトムケース120に対してトップケース130を左方に若干ずらした状態で前後方向に対向させて、トップケース130のトップ側溝部131cにボトムケース120のボトム側スライド係合部121cを挿入し、トップケース130を右方向(以下において「閉止方向」とも称する)にスライド移動させることにより、ボトム側スライド係合部121cとトップ側スライド係合部131dとを係合させる。これにより、ボトムケース120とトップケース130とが互いの開口同士を相対向させた閉止状態で一体化される。そして、こうしてボトムケース120にトップケース130が組付けられた閉止状態において、前後に位置整合するボトム側封印部122とトップ側封印部132とを有して封印構造が構成されるとともに、同じく前後に位置整合するボトム側ロック部123とトップ側ロック部133とを有して不正開放防止構造が構成されている。
To assemble the
<封印構造>
封印構造は、従来から知られている構成であり、種々の構成が適宜採用されているが、本実施形態では、図3に示されているように、ボトムケース本体121の左端部に一体的に繋がって形成されたボトム側封印部122と、トップケース本体131の左端部に一体的に繋がって形成されたトップ側封印部132と、ボトム側封印部122に貼着されて基板ケース110を封印する封印シール170と、基板ケース110の開放時に封印シール170を破壊するカッター部材171と、から構成される。
<Sealing structure>
The sealing structure is a conventionally known configuration, and various configurations are employed as appropriate. In this embodiment, as shown in FIG. 3, the sealing structure is integrated with the left end portion of the bottom case
封印シール170は、例えば紙製のシート部材の表面に、ICチップ及びこれに繋がるアンテナ線が透明な樹脂フィルムによって覆われて形成されており、ICチップに格納された種々の情報(例えば、ぱちんこ遊技機PMに関する情報、主制御基板41の識別情報など)がアンテナ線を介して基板ケース110の外部からでもリーダ装置によって読み取り可能となっている。封印シール170は、ボトム側封印部123にコ字状に折曲された状態で貼着される。
The
カッター部材171は、ボトム側封印部122に貼着された封印シール170を覆うように装着される。このカッター部材171は、基板ケース110の閉止状態においてはボトム側封印部122に装着されて封印シール170を外方から包囲して保護する一方、基板ケース110の開放時、すなわち、トップケース130をボトムケース120に対して左方向(以下において「開放方向」とも称する)にスライド移動させるとき、トップ側封印部133と協働して当該開放方向に移動することで、ボトム側封印部123に貼着された封印シール170を再生不能な程度に破壊するように構成されている。
The
<不正開放防止構造>
続いて、不正開放防止構造について図5〜図12を追加参照しながら説明する。ここで、図5はボトム側ロック部123の斜視図、図6はトップ側ロック部133の斜視図、図7はボトム側ロック部123とトップ側ロック部133とを重ね合わせた状態を示す断面図、図8はロックアッシー140の斜視図、図9はロック部材150の斜視図、図10はロック部材150の断面図、図11はロックカバー部材160を表面側から見た斜視図、図12はロックカバー部材160を裏面側から見た斜視図、である。なお、図5〜図12においては、説明の理解を容易にするために、主制御基板ケースユニット100から要部のみを切り離した状態でこれらのみを取り出して図示している。
<Illegal opening prevention structure>
Next, the unauthorized opening prevention structure will be described with additional reference to FIGS. 5 is a perspective view of the bottom
不正開放防止構造は、ボトムケース本体121の右端部に設けられたボトム側ロック部123と、トップケース本体131の右端部に断面半円筒状の連結部133aを介して設けられたトップ側ロック部133と、ボトム側ロック部123とトップ側ロック部133とを連結するためのロックアッシー140と、を有して構成される。
The unauthorized opening prevention structure includes a bottom
ボトム側ロック部123は、図5に示すように、トップ側ロック部133と対向する側に開口するボトム側ロック孔126が形成されたボトム側収容部124と、ボトム側収容部124を取り囲んで略コ字枠状に形成された周壁128と、ボトム側収容部124と周壁128との下端部同士を繋ぐ一対の接続壁129(図7を参照)と、を有して構成される。ボトム側ロック部123には、周壁128に取り囲まれてトップ側ロック部133及びロックアッシー140を受容するための受容空間Sが画定されている。
As shown in FIG. 5, the bottom
ボトム側収容部124は、例えばアルミ合金等の金属材料を用いて略円筒状に形成された被収容部材125がインサート成形により埋設されて構成されている。この被収容部材125は、図7に示すように、軸方向の両端に開口を有する円筒体125aと、この円筒体125aの一方の開口を閉鎖して加締め固着される円盤体125bとからなる。このボトム側収容部124には、後述するロック部材150の軸部152(図9等を参照)が挿入されるボトム側ロック孔126が形成されている。ボトム側ロック孔126は、ロック部材150の軸部152を挿通可能な孔径に形成された小孔径部126aと、小孔径部126aよりも大きな孔径に形成された大孔径部126bとを有する段付き孔として構成されており、小径孔部126aと大径孔部126bとの段差部には後述するロック部材150のロックピン155(図9等を参照)が係止される係止面126cが形成されている。また、ボトム側収容部124と周壁128との間には、前後方向に延びて受容空間Sと一体的に繋がる凹部127が形成されており、ボトム側収容部124の側面部にはこの凹部127に臨んで係止溝124a(図7を参照)が形成されている。
The bottom side
周壁128は、ボトム側収容部124を挟んでスライド方向と直交する方向(上下方向)に対向する一対の側平板部128aと、これら側平板部128aの右端部同士を繋ぐ中央平板部128bとからなる。中央平板部128bには、その中心に嵌合孔128dが表裏に貫通された矩形環状の膨出部128cと、該平板部128bの端部から膨出部128cと略同一の幅で切欠き形成された矩形溝128eとが設けられている。基板ケース110の閉止状態では、周壁128の頂部とトップケース本体131の頂部とは略面一となる(図15等を参照)。
The
トップ側ロック部133は、図6に示すように、前後に貫通するトップ側ロック孔136を有して略矩形ブロック状に形成されたトップ側収容部134を主体として構成され、基板ケース110の閉止状態においてトップ側ロック孔136とボトム側ロック孔126とが前後に位置整合して相互に連通するようになっている。トップ側ロック孔136は、ボトム側ロック孔126の小径孔部126aと略同一の孔径で貫通形成されている。トップ側ロック孔136の周縁部における連結部133a側には、このトップ側ロック孔136と連なって、ロックピン150のピン径よりも大きな溝幅で、その溝底面がロック部材150の挿入方向に対して半径方向内方に向かって傾斜(勾配)するピン案内溝136aが形成されている。また、トップ側収容部134の先端部には、ボトム側ロック部123の嵌合孔128dとスライド方向に嵌合可能な凸状の嵌合突起134aが形成されている。
As shown in FIG. 6, the top-
ロックアッシー140は、図8に示すように、ボトム側ロック孔126及びトップ側ロック孔136に跨って挿入される略円筒状のロック部材150と、ボトム側ロック部123の受容空間Sを閉止する略矩形蓋状のロックカバー部材160とを有してなり、ロック部材150とロックカバー部材160とが互いに着脱可能に連結されて構成される。
As shown in FIG. 8, the
ロック部材150は、図9及び図10に示すように、軸部152及び操作部153からなる段付円筒状のロック本体151と、軸部152の中心軸Xと直交する方向に進退自在に支持されるロックピン155と、ロックピン155を軸部152外方へ付勢するコイルバネ156と、を有して構成される。
As shown in FIGS. 9 and 10, the
ロック本体151は、前後に延びる円筒状の軸部152と、この軸部152よりも大径の円盤状に形成された操作部153とからなり、例えばアルミ合金等の金属材料を用いて一体形成されている。軸部152には、ロックピン155を中心軸Y方向(中心軸Xと直交する方向)にスライド変位自在に収容支持するためのピン収容孔154が凹設されている。また、操作部153には、その表面から円筒状に窪んだ操作凹溝153aが形成されている。
The
ロックピン155は、細長い軸状の軸ピン155aと、この軸ピン155aの中間部に軸ピン155aよりも大径に形成された短円筒状の座部155bとからなり、ステンレスや真鋳等の金属材料を用いて一体形成される。これに対して、ロックピン155を収容するピン収容孔154は、ロックピン155の座部155bよりも幾分大きな孔径でロックピン155の中心軸X方向に穿設された有底円筒状の座部収容孔154aと、軸ピン155aよりも幾分大きな孔径で座部収容孔154aの底部を貫通して同軸的に形成されたピン支持孔154bとからなる。なお、以降では、ロックピン155について、図10に示す配設姿勢における上端側を先端側、下端側を基端側と称して説明する。
The
ロックピン155は、座部収容孔154aの入口側の壁面を加締めて縮径させることで、ピン収容孔内154に抜け止め状態で挿着されている。ロックピン155は、ピン収容孔154内に中心軸Y方向に圧縮した状態で介装されたコイルバネ156の弾性力により、常にはその先端部が軸部152の外方へ突出するように付勢配設される。なお、コイルバネ156に代えて、板バネや皿バネなどの付勢手段を用いてもよい。
The
ロックカバー部材160は、図11及び図12に示すように、例えば合成樹脂材料を用いて図示する形状に形成されており、矩形の平板をクランク状に屈曲した形状を有するカバー本体161と、このカバー本体161の底部に形成された着脱部166と、カバー本体161の底部から所定間隔を有して配設されて片持ち状に突出する一対のロックアーム167と、を有して構成される。
As shown in FIGS. 11 and 12, the
カバー本体161は、ボトム側ロック部123の受容空間Sの開口形状に合致する横長矩形状に形成された第1カバー本体部162と、第1カバー本体部162の端部からL字状に折曲された第2カバー本体部163と、を有してなる。第1カバー本体部162には、L字状に突出形成されてボトム側ロック部123の矩形溝128dに嵌合する突条162aと、円孔状に貫通形成されてロック部材150の操作凹溝153aを露出させる確認孔162bとが形成されている。
The
また、カバー本体161には、全体として略コの字形を呈するカバー分離部164が形成されている。ここで、カバー本体161におけるカバー分離部164より内側の部分を便宜的に「遮蔽部165」と称する。このカバー分離部164は、カバー本体161の他の部分の肉厚よりも薄肉に凹設された複数の脆弱部164aが間欠的に配置されてなり、外部からニッパ等の工具を用いて複数の脆弱部164aの配置に沿って破断可能に形成されている。従って、カバー分離部164が破断されると、ロックカバー部材160から遮蔽部165が別体として分離される。
Further, the cover
着脱部166は、ロック部材150の操作部153の直径よりも僅かに大きな対向間隔をもってカバー本体161の底部から延出する一対の脚部166aと、ロック部材150の軸部152の直径よりも僅かに大きな対向間隔をもって形成され一対の脚部166aの各々から対向方向内側へ向けて折曲された一対の係止部166bとからなり、これら一対の脚部166a及び係止部166bの間にロック部材150の操作部153を回動自在に係合させることが可能である。
The attaching / detaching
また、カバー本体161の突条162aの裏面には、ロック部材150の操作部153の外周面に当接可能な位置決め突起162cが形成されており、ロック部材150を着脱部166に係合させて操作部153を位置決め突起163cに突き当てた状態で、ロック部材150の操作凹溝153aとロックカバー部材160の確認孔162bとがほぼ同軸的に配置され、この確認孔162bの開口を通じてロック部材150の操作凹溝152aにアクセス可能となる。
In addition, a
ロックアーム167は、その板厚方向に弾性変形が可能であり、その先端部(自由端側)には抜け止めとして作用する略鉤状の係止爪部167aが突設されている。
The
かかる構成のロックアッシー140は、ロック部材150がボトム側ロック孔126及びトップ側ロック孔136に跨って係合可能であるとともに、ロックカバー部材160がボトム側ロック部123の係止溝124aと係合可能であり、ロック部材150とロックカバー部材160とが一体的に連結したアッセンブリ状態でボトム側ロック部123の受容空間S内に組み付けられて基板ケース110を開放不能に作用する。
In the
次に、このように構成される主制御基板ケースユニット100における不正開放防止構造の作用を説明する。ここで、図13はボトムケース120に対してトップケース130をスライド移動させている状態を示す斜視図、図14はボトムケース120に対してトップケース130をスライド移動させている状態を示す平面図、図15はボトムケース120に対してトップケース130をスライド装着した状態を示す斜視図、図16はボトムケース120に対してトップケース130をスライド装着した状態を示す平面図、図17はロック部材150をロックカバー部材160に装着する前の状態を示す斜視図、図18はロック部材150をロックカバー部材160に装着した状態を示す斜視図、図19はロックアッシー140を両ロック部123,133に組み付ける前の状態を示す斜視図、図20はロックアッシー140を両ロック部123,133に組み付けた状態を示す斜視図、図21はロックアッシー140を両ロック部123,133に組み付けた状態を示す斜視断面図、図22はロックアッシー140を両ロック部123,133に組み付けた状態を示す側断面図、図23はカバー分離部164を遮断する前の状態を示す斜視図、図24はカバー分離部164を破断した後の状態を示す斜視図、である。なお、図13〜図24においては、説明の理解を容易にするために、主制御基板ケースユニット100から要部のみを切り離した状態でこれらのみを取り出して図示している。
Next, the operation of the unauthorized opening prevention structure in the main control
まず、基板ケース110を組み立てるには、まず始めに、図13及び図14に示すように、トップケース130をボトムケース120に対して左方向に若干ずらした位置で重ね合わせる。これにより、トップケース130のトップ側溝部131dにボトムケース120のボトム側スライド係合部121cが挿入される(図4を参照)。このとき、不正開放防止構造では、ボトム側ロック部123とトップ側ロック部133とが左右方向に若干ずれた状態で配置される。
First, in order to assemble the
続いて、図15及び図16に示すように、トップケース130をボトムケース120に対して閉止方向に相対移動させて、トップケース130をボトムケース120にスライド装着する。これにより、ボトムケース120のボトム側スライド係合部121cとトップケース130のトップ側スライド係合部131cとが係合され、ボトムケース120とトップケース130とが互いの開口同士を相対向させた閉止状態となる(図4を参照)。このとき、不正開放防止構造では、トップ側ロック部133の嵌合突起134aがボトム側ロック部123の嵌合孔128dに嵌合して、ボトム側ロック部123とトップ側ロック部133とが前後に対向して重ね合されることで、ボトム側ロック孔126とトップ側ロック孔136とが同軸的に位置整合して互いの内空間同士が連続する(図7を参照)。
Subsequently, as shown in FIGS. 15 and 16, the
続いて、図17及び図18に示すように、ロック部材150の操作部153をロックカバー部材160の着脱部166に係合させて、ロックアッシー140を組み立てる。このアッセンブリ状態において、ロック部材150はロックカバー部材160に対して相対変位(中心軸X回りに相対回動)が可能であり、あらかじめロック部材150のロックピン155を左方向(トップ側ロック孔136のガイド溝136aと整合する方向)に指向させておく。また、ロック部材150がロックカバー部材160に装着されると、ロックカバー部材160の確認孔162bを通じてロック部材150の操作凹溝153aが露出して外部からアクセスが可能なため、この操作凹溝153aに手指を引掛けることでロック部材150を中心軸X回りに回動操作することが可能である。なお、ロック部材150の操作部153の表面とロックカバー部材160の底面とは僅かなクリアランスで対峙して配置されるため、確認孔162bから不正具を侵入させることは困難である。
Subsequently, as shown in FIGS. 17 and 18, the
続いて、図19及び図20に示すように、ロックアッシー140をボトム側ロック部123の受容空間S内に挿入し、ロックアッシー140をボトム側ロック部123及びトップ側ロック部133に組み付ける。
Subsequently, as shown in FIGS. 19 and 20, the
図21及び図22等を用いて、この過程を詳細に説明すると、まず、ロック部材150については、ロックアッシー140を受容空間S内に挿入すると、ロック部材150の軸部152がトップ側ロック孔136に挿入される。これにより、外方へ突出状態のロックピン155の先端部がガイド溝136aの溝底面(傾斜面)に摺接し、ロックピン155がこの傾斜面の作用を受けることでコイルバネ156の弾性力に抗してピン収容孔154内に押し込まれていく。そして、ロック部材150の軸部152がボトム側ロック孔126へ進入して、ロックピン155がトップ側ロック孔136の終端部(トップ側ロック孔136とボトム側ロック孔126との境界部)まで到達したとき、ロックピン155の先端部が軸部152の外周面と略面一となる位置まで後退する。
This process will be described in detail with reference to FIGS. 21 and 22. First, with respect to the
続いて、ロック部材150の軸部152をトップ側ロック孔136及びボトム側ロック孔126に跨って更に挿入していくと、ロックピン155がボトム側ロック孔126における大径孔部126bまで達したところで小径孔部126aの内壁面との当接による拘束が解除されて、ロックピン155がコイルバネ156の弾性力によって軸部152の外方へ突出してボトム側ロック孔126の係止壁126cと係合することとなる。
Subsequently, when the
一方、ロックカバー部材160については、ロックアッシー140を受容空間S内に挿入すると、ロックカバー部材160のロックアーム167がボトム側ロック部123の凹部127に挿入される。ロックアーム167が凹部127に挿入されると、ロックアーム167の係止爪167aがボトム側収容部124の壁面に当接して該壁面から離反する方向に押圧されることで、ロックアーム167は同方向に弾性変形して撓んだ状態となり、係止爪167aが該壁面に対して摺接する。ロックアーム167が凹部127内に更に押し込まれて係止爪167aがボトム側収容部124の係止溝124aまで到達すると、係止爪167aは自身の復元弾性によって元の自由姿勢に復帰して係止溝124aと係合することとなる。
On the other hand, with respect to the
このようにロック部材150のロックピン155がボトム側ロック部122の係止壁126cと係合するとともに、ロックカバー部材160のロックアーム167がボトム側ロック部123の係止溝124aと係合することで、ボトム側ロック部123とトップ側ロック部133とがロックアッシー140を介して係合連結されたロック状態に保持される。このロック状態では、ロック部材150の軸部152がボトム側ロック孔126とトップ側ロック孔136とに跨って挿入されているため、トップケース130をボトムケース120に対して開放方向へスライド移動させることができず、基板ケース110は強化な閉止状態に保持される。
Thus, the
また、基板ケース110の閉止状態では、ボトム側ロック部123の受容空間Sはロックカバー部材160によって覆われているため、受容空間S内に配置されているロック部材150やトップ側ロック部133に対して不正にアクセスするのが非常に困難となる。また、トップ側ロック部133とトップケース本体131との間を繋ぐ連結部133aがロックカバー部材160の遮蔽部165によって隠蔽されているため、カバー分離部164を破断してロックカバー部材160から遮蔽部165を切り離さない限りはトップケース130の連結部133aにアクセスすることができない。
In the closed state of the
また、ボトム側ロック部123の側方からドリル等の機械的手段により小孔をあけて、この小孔から不正具を侵入させてロックピン155を押し込むことにより(ロックピン155と係止壁126cとの係合を解除させることで)ロック部材150を引き抜こうとしても、これと同時に、このロック部材150に一体的に連結されたロックカバー部材160のロックアーム167とボトム側ロック部123の係止溝124aとの係合状態を解除しなければ、ロック部材150の移動は拘束されて定位置(ロック状態)に保持されることとなる。
Further, a small hole is made by a mechanical means such as a drill from the side of the bottom
ここで、ロック部材150はロックカバー部材160に対して相対変位可能(中心軸X回りに相対回動可能)に連結されているため、ロック部材150が両ロック孔126,136に挿入されて係止壁126cと係合しているロック状態でも、前述の通り抜去方向への移動は規制されるものの、当該ロック状態を維持しつつ中心軸X回りの回動操作は許容される。このとき、不正行為者によってロック部材150が強引に引き抜かれて基板ケース110が開放された場合には、ロック部材150のロックピン155が破損している可能性が高く、これによりロック部材150をボトム側ロック孔126に再度係合させることはできない筈であるが、この不正行為を発見し難くする目的で、該ロック部材150を接着剤等を用いて両ロック部123,133に接着固定することで、偽のロック状態をつくりあげるような不正行為が問題となっている。このような不正行為に対して、本実施形態の不正開放防止構造では、ロックカバー部材160の確認孔162bを通じてロック部材150の操作凹溝153aに手指を引掛けて回動操作を試みることができるため、このロック部材150の回動確認を行うことにより、ロック部材150が適正に係合しているのか、それともロック部材150が接着剤等により不正に固定されているのかを容易に確認することができる。
Here, since the
次に、このように閉止状態にロック保持された基板ケース110を開放するためには、図23及び図24に示すように、ロックカバー部材160のカバー分離部164をニッパ等の工具を用いて複数の脆弱部164aの配置に沿って破断する。これにより、ロックカバー部材160から遮蔽部164が切り離されて互いに別体となり、この遮蔽部164が取り除かれた部分に略矩形の開口が画定される。そして、この開口を通じてボトム側ロック部123の受容空間Sの一部が開放されてトップケース130の連結部133aが露出されることとなる。
Next, in order to open the
そして、トップ側ロック部123とトップケース本体130との間を繋ぐ連結部133aをニッパ等の工具を用いて切断し、ロック部材150を介してボトム側ロック部123と係合連結された状態のトップ側ロック部133をトップケース本体131から切り離す。これにより、ボトムケース120とトップケース130との連結は絶たれ、基板ケース110が開放可能な状態となる。
And the
この状態から、トップケース130をボトムケース120に対して開放方向にスライド移動させて、ボトム側スライド係合部121cとトップ側スライド係合部131dとの係合を解除したところで、トップケース130をボトムケース120に対して後方に離間させれば、ボトムケース120からトップケース130が取り外され、その結果として基板ケース110が開放される。
From this state, the
以上、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100によれば、ロック部材150とロックカバー部材160とが一体的に連結されたアッセンブリ状態で、ロックアッシー140がボトム側ロック部123及びトップ側ロック部133に係合することで、ロック部材150の係合状態(ロックピン155と係止壁126cの係合状態)と、ロックカバー部材160の係合状態(ロックアーム167と係止溝124aの係合状態)と、を同時且つ個別に解除しない限りは、ロックアッシー140の引き抜きが実質的に出来なくなるため、基板ケース110の不正な開放を効果的に抑止して、主制御基板41に対する不正な改造行為を受け難くすることが可能である。
As described above, according to the main control
また、基板ケース110の閉止状態では、互いに連結状態のボトム側ロック部123及びトップ側ロック部133から突出配置されるロック部材150の操作部153がロックカバー部材160によって覆われて所定の領域(確認孔162bに対応する領域)を除いて隠蔽されるため、ロック部材150に対する不正なアクセスを効果的に防止することができる。
Further, in the closed state of the
また、基板ケース110の閉止状態では、トップ側ロック部123とトップケース本体131との間を繋ぐ連結部133aがロックカバー部材160の遮蔽部165によって隠蔽されており、カバー分離部164を破断してロックカバー部材160から遮蔽部164を切り離さない限りは連結部133aを破壊することができない構造となるため、基板ケース110が開放された場合にはその痕跡を明瞭に残存させて該不正行為を早期に発見することができるとともに、基板ケース110の構成部品を破壊痕のない状態で使い回し出来なくなるので所謂二個一(ニコイチ)と称される不正行為を防止することが可能である。
In the closed state of the
また、ロック部材150のロックピン155等を破壊して基板ケース110を不正に開放した後に、基板ケース110が開放されたことを分かり難くするために、該ロック部材150を接着剤等により両ロック部123,133に接着固定して偽のロック状態をつくりあげるような不正行為があった場合でも、ロックカバー部材160に開口された確認孔162bを通じて外部からロック部材150の回動操作を行うことができるため、ロック部材150がボトム側ロック部123及びトップ側ロック部133に対して適正に係合しているか否かを確認することにより、基板ケース110が不正に開放されたことを容易に発見することが可能である。
In order to make it difficult to recognize that the
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。 In addition, this invention is not limited to the said embodiment, If it is a range which does not deviate from the summary of this invention, it can improve suitably.
また、上述の実施形態では、説明の理解を容易にするために、ロックカバー部材160のカバー分離部164を完全に破断した場合を例示して説明したが、トップケース130の連結部133aを露出させて該連結部133aを切断できるものであれば、カバー分離部164の少なくとも一部を破断するものであってもよい。
Further, in the above-described embodiment, the case where the
また、上述の実施形態では、カバー分離部164を他の部分の肉厚よりも薄肉に凹設した脆弱部164aとして形成した場合を例示したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、ミシン目状に複数のスリットを配置して、ニッパ等の工具を用いて容易に破断可能に構成してもよい。
Further, in the above-described embodiment, the case where the
また、上述の実施形態では、ロックカバー部材160のロックアーム167はボトム側ロック部123の係止溝124aと係合する構成であったが、この構成に限定されるものではなく、ロックカバー部材160のロックアーム167がトップ側ロック部133に形成された係止溝と係合する構成であってもよい。
Further, in the above-described embodiment, the
また、上述の実施形態では、ロック部材150をロックカバー部材160の着脱部166に対してスライド装着する構成を例示して説明したが、ロック部材150をロックカバー部材160に一体的に連結できるものであれば、その構成は特に限定されない。
In the above-described embodiment, the configuration in which the
また、上述の実施形態では、スライド開閉型の基板ケースユニットを例示して説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えばヒンジ開閉型などの他の基板ケースユニットであってもよい。 In the above-described embodiment, the slide open / close type substrate case unit has been described as an example. However, the present invention is not limited to this configuration, and may be another substrate case unit such as a hinge open / close type.
また、上述の実施形態では、不正開放防止構造及び封印構造の両方を具備する基板ケースユニットを適用したが、この構成に限定されるものではなく、不正開放防止構造のみを具備する基板ケースユニットであってもよい。 In the above-described embodiment, the substrate case unit having both the unauthorized opening prevention structure and the sealing structure is applied. However, the present invention is not limited to this configuration, and the substrate case unit has only the unauthorized opening prevention structure. There may be.
なお、上述の実施形態においては、本発明に係る基板ケースユニットをぱちんこ遊技機の主制御基板ケースユニットに適用した場合を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、演出制御基板ケースユニットや払出制御基板ケースユニットなどの他の基板ケースユニット等に適用してもよく、更には、ぱちんこ遊技機以外の遊技機、例えばスロットマシンの基板ケースユニットに適用しても同様の効果を得ることが可能である。 In the above-described embodiment, the case where the board case unit according to the present invention is applied to the main control board case unit of the pachinko game machine is described as an example, but the present invention is not limited to this, and the production control board It may be applied to other board case units such as a case unit and a payout control board case unit, and further, the same effect can be obtained when applied to a gaming machine other than a pachinko gaming machine, for example, a board case unit of a slot machine. It is possible to obtain.
PM ぱちんこ遊技機
1 外枠
2 前枠
5 ガラス枠
10 遊技盤
41 主制御基板(制御基板)
100 主制御基板ケースユニット(基板ケースユニット)
110 基板ケース
120 ボトムケース(第1ケース部材)
121 ボトムケース本体
123 ボトム側ロック部(第1ロック部)
126 ボトム側ロック孔(第1ロック孔)
130 トップケース(第2ケース部材)
131 トップケース本体
133 トップ側ロック部(第2ロック部)
133a 連結部(接続部)
136 トップ側ロック孔(第2ロック孔)
140 ロックアッシー(ロック部材アッセンブリ)
150 ロック部材
152 軸部
153 操作部
153 操作凹溝(操作凹部)
155 ロックピン(ロック突起)
160 ロックカバー部材(カバー部材)
164 カバー分離部
165 遮蔽部(隠蔽部)
166 着脱部
167 ロックアーム(係合部)
100 Main control board case unit (board case unit)
110
121
126 Bottom side lock hole (first lock hole)
130 Top case (second case member)
131
133a Connecting part (connecting part)
136 Top side lock hole (second lock hole)
140 Lock assembly (locking member assembly)
150
155 Lock pin (lock protrusion)
160 Lock cover member (cover member)
164
166
Claims (3)
前記第1ケース部材に設けられ、前記閉止状態において前記第2ケース部材と対向する側に開口する第1ロック孔が形成された第1ロック部と、
前記第2ケース部材に設けられ、前記閉止状態において前記第1ロック孔と整合位置して前記対向方向に貫通する第2ロック孔が形成された第2ロック部と、
互いに着脱可能に連結されるロック部材及びカバー部材を有して、前記第1ロック部と前記第2ロック部とを連結させるロック部材アッセンブリとを備え、
前記ロック部材は、前記第1ロック孔及び前記第2ロック孔に跨って挿入される軸部と、前記軸部の中心軸方向に連設されて前記第1ロック孔及び前記第2ロック孔に挿入不能な操作部と、前記軸部から外方へ進退可能に突出配置されたロック突起とを有してなり、
前記カバー部材は、前記第1ロック部又は前記第2ロック部に対して係合可能な係合部と、前記ロック部材の前記操作部が連結される着脱部とを有してなり、
前記閉止状態では、前記ロック部材と前記カバー部材とが一体的に連結された状態で、前記ロック部材の前記軸部が前記第1ロック孔及び前記第2ロック孔に跨って挿入されて前記ロック突起が前記第1ロック孔に係合するとともに、前記カバー部材の前記係合部が前記第1ロック部又は前記第2ロック部に係合することで、前記第1ロック部と前記第2ロック部とが前記ロック部材アッセンブリを介して連結され、
前記カバー部材は、前記閉止状態において前記ロック部材の前記操作部の少なくとも一部を覆って隠蔽することを特徴とする基板ケースユニット。 A first case member and a second case member that is attached to the first case member so as to be openable and closable; A substrate case unit that houses a control substrate inside a case formed by being surrounded by a second case member,
A first lock portion provided in the first case member, and formed with a first lock hole that opens to a side facing the second case member in the closed state;
A second lock portion provided in the second case member and formed with a second lock hole that is aligned with the first lock hole in the closed state and penetrates in the facing direction;
A lock member assembly that has a lock member and a cover member that are detachably connected to each other, and that connects the first lock portion and the second lock portion;
The lock member includes a shaft portion that is inserted across the first lock hole and the second lock hole, and is connected to the first lock hole and the second lock hole in a central axis direction of the shaft portion. An operation part that cannot be inserted, and a lock protrusion that is arranged to protrude and retract outward from the shaft part,
The cover member includes an engagement portion that can be engaged with the first lock portion or the second lock portion, and an attachment / detachment portion to which the operation portion of the lock member is coupled,
In the closed state, the lock member and the cover member are integrally connected, and the shaft portion of the lock member is inserted across the first lock hole and the second lock hole to lock the lock member. The protrusion engages with the first lock hole, and the engagement portion of the cover member engages with the first lock portion or the second lock portion, so that the first lock portion and the second lock are engaged. Are connected via the lock member assembly,
The substrate case unit, wherein the cover member covers and hides at least a part of the operation portion of the lock member in the closed state.
前記カバー部材は、前記接続部を隠蔽する隠蔽部と、外部から破断可能に形成されて当該カバー部材から前記隠蔽部を分離させ得るカバー分離部とを有することを特徴とする請求項1に記載の基板ケースユニット。 The second lock portion is provided integrally with the second case member via a connection portion that can be broken from the outside.
The said cover member has a concealment part which conceals the said connection part, and a cover isolation | separation part which is formed so that it can fracture | rupture from the outside and can isolate | separate the said concealment part from the said cover member. Board case unit.
前記操作部には、前記ロック部材を回動操作するための操作凹部が形成されており、
前記カバー部材には、前記操作凹部を露出させるための操作孔が開設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板ケースユニット。 The lock member is engaged with the first lock portion and the second lock portion so as to be rotatable around the central axis of the shaft portion in a state of being connected to the cover member,
The operation portion has an operation recess for rotating the lock member,
The substrate case unit according to claim 1, wherein an operation hole for exposing the operation recess is formed in the cover member.
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