JP2014179781A - 撮像ユニット、撮像装置および撮像制御プログラム - Google Patents

撮像ユニット、撮像装置および撮像制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ガンマ処理等の非直線処理をデジタル論理回路で行うと、量子化ビット数の制約などにより、階調特性およびS/N比などが劣化することが知られている。
【解決手段】撮像ユニットは、受光量に応じた画素信号を生成する画素部と、画素信号を変換して出力する、互いに変換特性の異なる複数の変換部と、複数の変換部のいずれかと画素部とを選択的に接続する接続スイッチと、複数の変換部のうち接続スイッチで接続された変換部から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像ユニット、撮像装置および撮像制御プログラムに関する。
裏面照射型撮像チップと信号処理チップが、複数画素をまとめたセル単位ごとにマイクロバンプを介して接続された撮像ユニットが知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2006−49361号公報
ガンマ処理等の非直線処理をデジタル論理回路で行うと、量子化ビット数の制約などにより、階調特性およびS/N比などが劣化することが知られている。
本発明の第1の態様における撮像ユニットは、受光量に応じた画素信号を生成する画素部と、画素信号を変換して出力する、互いに変換特性の異なる複数の変換部と、複数の変換部のいずれかと画素部とを選択的に接続する接続スイッチと、複数の変換部のうち接続スイッチで接続された変換部から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器とを備える。
本発明の第2の態様における撮像装置は、上記の撮像ユニットと、デジタル信号を処理して画像データを生成する画像処理部とを備える。
本発明の第3の態様における撮像制御プログラムは、受光量に応じた画素信号を生成する画素部に電荷蓄積を実行させる電荷蓄積ステップと、電荷蓄積により生成された画素信号を、互いに変換特性の異なる複数の変換部のいずれかに入力して画素信号を変換する変換ステップと、複数の変換部のうち画素信号が入力された変換部から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換ステップとをコンピュータに実行させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る裏面照射型のMOS型撮像素子の断面図である。 撮像チップの画素配列と単位グループを説明する図である。 撮像チップの単位グループに対応する回路図である。 撮像素子の機能的構成を示すブロック図である。 変換特性の例を説明する入出力グラフである。 主に信号処理チップの具体的構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 画質改善と領域分割を説明する図である。 撮影動作の処理を示すフロー図である。 他の撮影動作の処理を示すフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る裏面照射型の撮像素子100の断面図である。撮像素子100は、入射光に対応した画素信号を出力する撮像チップ113と、画素信号を処理する信号処理チップ111と、画素信号を記憶するメモリチップ112とを備える。これら撮像チップ113、信号処理チップ111およびメモリチップ112は積層されており、Cu等の導電性を有するバンプ109により互いに電気的に接続される。
なお、図示するように、入射光は主に白抜き矢印で示すZ軸プラス方向へ向かって入射する。本実施形態においては、撮像チップ113において、入射光が入射する側の面を裏面と称する。また、座標軸に示すように、Z軸に直交する紙面左方向をX軸プラス方向、Z軸およびX軸に直交する紙面手前方向をY軸プラス方向とする。以降のいくつかの図においては、図1の座標軸を基準として、それぞれの図の向きがわかるように座標軸を表示する。
撮像チップ113の一例は、裏面照射型のMOSイメージセンサである。PD層106は、配線層108の裏面側に配されている。PD層106は、二次元的に配された複数のPD(フォトダイオード)104、および、PD104に対応して設けられたトランジスタ105を有する。
PD層106における入射光の入射側にはパッシベーション膜103を介してカラーフィルタ102が設けられる。カラーフィルタ102は、互いに異なる波長領域を透過する複数の種類を有しており、PD104のそれぞれに対応して特定の配列を有している。カラーフィルタ102の配列については後述する。カラーフィルタ102、PD104およびトランジスタ105の組が一つの画素を形成する。
カラーフィルタ102における入射光の入射側には、それぞれの画素に対応して、マイクロレンズ101が設けられる。マイクロレンズ101は、対応するPD104へ向けて入射光を集光する。
配線層108は、PD層106からの画素信号を信号処理チップ111に伝送する配線107を有する。配線107は多層であってもよく、また、受動素子および能動素子が設けられてもよい。
配線層108の表面には複数のバンプ109が配される。当該複数のバンプ109が信号処理チップ111の対向する面に設けられた複数のバンプ109と位置合わせされて、撮像チップ113と信号処理チップ111とが加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ109同士が接合されて、電気的に接続される。
同様に、信号処理チップ111およびメモリチップ112の互いに対向する面には、複数のバンプ109が配される。これらのバンプ109が互いに位置合わせされて、信号処理チップ111とメモリチップ112とが加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ109同士が接合されて、電気的に接続される。
なお、バンプ109間の接合には、固相拡散によるCuバンプ接合に限らず、はんだ溶融によるマイクロバンプ結合を採用しても良い。また、バンプ109は、例えば後述する一つの画素グループに対して一つ程度設ければ良い。したがって、バンプ109の大きさは、PD104のピッチよりも大きくても良い。また、画素が配列された画素領域以外の周辺領域において、画素領域に対応するバンプ109よりも大きなバンプを併せて設けても良い。
信号処理チップ111は、表裏面にそれぞれ設けられた回路を互いに接続するTSV(シリコン貫通電極)110を有する。TSV110は、周辺領域に設けられることが好ましい。また、TSV110は、撮像チップ113の周辺領域、メモリチップ112にも設けられて良い。
図2は、撮像チップ113の画素配列と単位グループ131を説明する図である。特に、撮像チップ113を裏面側から観察した様子を示す。画素領域には2000万個以上もの画素がマトリックス状に配列されている。本実施形態においては、隣接する4画素×4画素の16画素が一つのグループを形成する。図の格子線は、隣接する画素がグループ化されて単位グループ131を形成する概念を示す。
画素領域の部分拡大図に示すように、単位グループ131は、緑色画素Gb、Gr、青色画素Bおよび赤色画素Rの4画素から成るいわゆるベイヤー配列を、上下左右に4つ内包する。緑色画素は、カラーフィルタ102として緑色フィルタを有する画素であり、入射光のうち緑色波長帯の光を受光する。同様に、青色画素は、カラーフィルタ102として青色フィルタを有する画素であって青色波長帯の光を受光し、赤色画素は、カラーフィルタ102として赤色フィルタを有する画素であって赤色波長帯の光を受光する。
図3は、撮像チップ113の単位グループ131に対応する回路図である。図において、代表的に点線で囲む矩形が、1画素に対応する回路を表す。なお、以下に説明する各トランジスタの少なくとも一部は、図1のトランジスタ105に対応する。
上述のように、単位グループ131は、16画素から形成される。それぞれの画素に対応する16個のPD104は、それぞれ転送トランジスタ302に接続され、各転送トランジスタ302の各ゲートには、転送パルスが供給されるTX配線307に接続される。本実施形態において、TX配線307は、16個の転送トランジスタ302に対して共通接続される。
各転送トランジスタ302のドレインは、対応する各リセットトランジスタ303のソースに接続されると共に、転送トランジスタ302のドレインとリセットトランジスタ303のソース間のいわゆるフローティングディフュージョンFDが増幅トランジスタ304のゲートに接続される。リセットトランジスタ303のドレインは電源電圧が供給されるVdd配線310に接続され、そのゲートはリセットパルスが供給されるリセット配線306に接続される。本実施形態において、リセット配線306は、16個のリセットトランジスタ303に対して共通接続される。
各々の増幅トランジスタ304のドレインは電源電圧が供給されるVdd配線310に接続される。また、各々の増幅トランジスタ304のソースは、対応する各々の選択トランジスタ305のドレインに接続される。選択トランジスタの各ゲートには、選択パルスが供給されるデコーダ配線308に接続される。本実施形態において、デコーダ配線308は、16個の選択トランジスタ305に対してそれぞれ独立に設けられる。そして、各々の選択トランジスタ305のソースは、共通の出力配線309に接続される。負荷電流源311は、出力配線309に電流を供給する。すなわち、選択トランジスタ305に対する出力配線309は、ソースフォロアにより形成される。なお、負荷電流源311は、撮像チップ113側に設けても良いし、信号処理チップ111側に設けても良い。
ここで、電荷の蓄積開始から蓄積終了後の画素出力までの流れを説明する。リセット配線306を通じてリセットパルスがリセットトランジスタ303に印加され、同時にTX配線307を通じて転送パルスが転送トランジスタ302に印加されると、PD104およびフローティングディフュージョンFDの電位はリセットされる。
PD104は、転送パルスの印加が解除されると、受光する入射光を電荷に変換して蓄積する。その後、リセットパルスが印加されていない状態で再び転送パルスが印加されると、蓄積された電荷はフローティングディフュージョンFDへ転送され、フローティングディフュージョンFDの電位は、リセット電位から電荷蓄積後の信号電位になる。そして、デコーダ配線308を通じて選択パルスが選択トランジスタ305に印加されると、フローティングディフュージョンFDの信号電位の変動が、増幅トランジスタ304および選択トランジスタ305を介して出力配線309に伝わる。これにより、リセット電位と信号電位とに対応する画素信号は、単位画素から出力配線309に出力される。
図示するように、本実施形態においては、単位グループ131を形成する16画素に対して、リセット配線306とTX配線307が共通である。すなわち、リセットパルスと転送パルスはそれぞれ、16画素全てに対して同時に印加される。したがって、単位グループ131を形成する全ての画素は、同一のタイミングで電荷蓄積を開始し、同一のタイミングで電荷蓄積を終了する。ただし、蓄積された電荷に対応する画素信号は、それぞれの選択トランジスタ305が選択パルスによって順次印加されて、選択的に出力配線309に出力される。
このように単位グループ131を基準として回路を構成することにより、単位グループ131ごとに電荷蓄積時間を制御することができる。単位グループごとに電荷蓄積時間を制御できるので、隣接する単位グループ131同士で、異なった電荷蓄積時間による画素信号をそれぞれ出力させることができる。具体的には、一方の単位グループ131に1回の電荷蓄積を行わせている間に、他方の単位グループ131に何回もの電荷蓄積を繰り返させてその都度画素信号を出力させる制御を行うこともできる。更には、全ての単位グループ131について共通の電荷蓄積時間を設定しておき、ある単位グループ131については、1回分の電荷蓄積と画素信号出力を実行させ、隣接する単位グループ131については、2回分の電荷蓄積と画素信号出力を繰り返させるといった制御もできる。本実施例においては、全ての単位グループに対して共通の電荷蓄積時間を採用し、一度の電荷蓄積による画素信号出力を実行させて画像データを生成する制御を前提として説明するが、上記のような複数回の電荷蓄積制御を前提とすることもできる。
図4は、撮像素子100の機能的構成を示すブロック図である。特にここでは画素信号の流れを説明する。
アナログのマルチプレクサ411は、単位グループ131を形成する16個のPD104を順番に選択して、それぞれの画素信号を出力配線309へ出力させる。マルチプレクサ411は、PD104と共に、撮像チップ113に形成される。
マルチプレクサ411を介して出力された画素信号は、信号処理チップ111に形成された、CDS回路212により相関二重サンプリングが行われる。CDS回路212の後段には、複数の接続スイッチ213a〜213dが並列に連接された接続スイッチ回路213が設けられている。接続スイッチ回路213には変換増幅回路214が接続されている。具体的には、変換増幅回路214は、変換増幅器214a〜214dを含み、スイッチ213aの後段に変換増幅器214aが、スイッチ213bの後段に変換増幅器214bが、スイッチ213cの後段に変換増幅器214cが、スイッチ213dの後段に変換増幅器214dが接続されている。
スイッチ回路213は、後述する信号制御部からの制御信号により制御される。具体的には、スイッチ回路213は、信号制御部からの制御信号により、接続スイッチ213a〜213dのいずれか1つをオンとし、他をオフとする。これにより、CDS回路212から送られてくる画素信号を、変換増幅器214a〜214dの特定の一つへ導く。
変換増幅器214a〜214dは、入力された信号を予め設定された変換関数に従って変換して出力するアナログ回路である。変換増幅器214a〜214dは、互いに異なる変換関数が設定されている。すなわち、変換増幅器214a〜214dは、互いに変換特性が異なる。具体的な変換特性については後述する。
また、それぞれの変換増幅器214a〜214dは、入力信号に対する出力信号の特性を変換する特性変換機能に限らず、複数の増幅率から選択された増幅率により入力信号を増幅する選択増幅機能を備える。変換増幅回路214は、信号制御部からの制御信号により、予め設定された複数の増幅率から特定の増幅率を選択する。具体的には、例えば、オペアンプに設けられた複数の入力抵抗のうち制御信号によって選ばれた一つが接続されることにより、増幅率の選択が実現される。
変換増幅回路214の後段には、アナログ/デジタル(A/D)変換を行うA/D変換器215が接続されている。A/D変換器215は、変換増幅器214a〜214dのいずれかから出力されてくるアナログの画素信号を、12bitのデジタル画素信号に変換する。A/D変換された画素信号は、同じく信号処理チップ111に形成された、演算回路415に引き渡される。演算回路415は、受け取った画素信号に種々のデジタル演算処理を施して、デマルチプレクサ413へ引き渡す。
デマルチプレクサ413は、受け取った画素信号をそれぞれの画素に対応する画素メモリ414にデジタルデータの画素値として格納する。デマルチプレクサ413および画素メモリ414は、メモリチップ112に形成される。
演算回路415は、外部からの引渡要求に従って、デマルチプレクサ413を介して画素メモリ414から読み出した画素信号を、後段の画像処理部に引き渡す。演算回路415は、画素信号に対する種々のデジタル演算処理を、画素メモリ414への格納時ではなく、画像処理部への引き渡し時に実行しても良い。なお、演算回路415は、メモリチップ112に設けられても良い。
また、図では1グループ分の画素信号の流れを示すが、実際にはこれらがグループごとに存在して、並列で動作する。ただし、演算回路415はグループごとに存在しなくても良く、例えば、一つの演算回路415がそれぞれのグループに対応する画素メモリ414の値を順に参照しながらシーケンシャルに処理しても良い。また、グループ単位ではなく、1画素ごとにこのような構成を採用しても良い。その場合、マルチプレクサ411およびデマルチプレクサ413は省かれ、一つのPD104と一つの画素メモリ414が一対一に対応する。
図5は、変換増幅回路214の変換増幅器214a〜214dが採用し得る変換特性の例を説明する入出力グラフである。各入出力グラフは、横軸が変換増幅器へ入力される入力信号値を表し、縦軸が変換増幅器から出力される出力信号値を表す。横軸の入力信号値は、実際の入力信号が変動する範囲の最大値を1とした正規化後の値として示す。また、信号制御部からの制御信号により選択された増幅率をaとして縦軸を示す。増幅率は、上述のように複数の中から選択されるが、入力信号の信号レベルと、A/D変換器215の入力レンジに基づいて選択される。具体的には、出力信号の変動幅がA/D変換器215の入力レンジと一致するように、換言すれば量子化ビット幅の全体を利用するように、増幅率が選択される。
図5(a)は、線形変換であり、入力信号値をx、出力信号値をyとすると、y=axの関係が成り立つ。このような変換特性においては、入力信号がa倍に増幅されるのみであり、形成される像としての輝度バランスは、撮像チップ113の出力に対して変更されない。
図5(b)は、いわゆるガンマ変換であり、y=ax(1/γ)の関係が成り立つ。図の例ではγ=1.5である。γが1より大きければ、変換増幅器は、中間階調を全体的に持ち上げて、すなわち線形変換の場合よりも大きな値として出力させて、全体的に明るい画像に変換する。特に暗領域の階調が強調されるので、例えば、暗領域に埋もれていた像を顕在化させたい場合に有効である。なお、γが1より小さければ、変換増幅器は、中間階調を抑制して、全体的に暗い画像に変換する。
図5(c)は、図5(b)と同じくγ変換であり、γ=2.0の例である。γ=1.5の場合よりも、暗領域をより明るく変換する特性を有する。変換対象領域が全体的にアンダーであるときに、暗領域の階調性を豊かにしたい場合に有効である。
図5(d)は、いわゆるS字変換であり、y=a/(1+ec(−x+0.5))の関係が成り立つ。ここで、eは自然対数の底であり、cは傾きを調整する実数である。図ではc=10である。このような変換によれば、明るい領域と暗い領域の階調数を増やし、逆に中間領域の階調数を減らす。すなわち、中間の値を取る入力信号値を、明るいか暗いかの信号値に変換することにより、結果として全体的に明暗をくっきりさせる画像とする。変換対象領域が全体的に低コントラストであるときに、コントラストを高めたい場合に有効である。
図5(e)は、いわゆる逆S字変換であり、図5(d)とは逆の特性を有する。つまり、明るい領域と暗い領域の階調数を減らし、逆に中間領域の階調数を増やす。すなわち、明るいか暗いかの信号値を中間側に寄せる変換を行うことにより、結果として全体的にコントラストを下げた画像とする。人物画像のように、中間階調を重視する場合に有効である。
図5(f)は、入力信号値が0からIまではγが1より大きい場合のγ変換と同様の特性を有し、入力信号値がI以上の場合はaを出力する曲線である。このような特性は、白飛びを起こしやすいシーンに対して、一旦アンダー側に電荷蓄積時間を制御する場合に有効である。すなわち、デジタル信号処理として行われている、いわゆるアクティブDライティングをアナログレベルで実行することに相当する。
なお、上記においては、赤色画素、緑色画素および青色画素のすべてに同様の変換処理を施すことにより全体的な明るさを調整する場合を説明したが、色毎に異なる変換処理を施して、色バランスを調整しても良い。この場合、明るさ調整と色バランス調整を同時に行うこともできる。
図4の例においては、変換増幅回路214は、4つの変換増幅器214a〜214dを含むとして説明した。この場合、図5に示したような互いに異なる変換特性の中から4つを選んでアナログ回路を構成するが、もちろん、4つに限らず、適用したい変換特性の数に合わせて変換増幅器を増減させれば良い。また、変換特性は、図5で示した例に限らず、用途に合わせてさまざまなものを設定し得る。例えば、LOG曲線や、折れ線などの変換特性も設定しても良い。いずれにしても、画素信号がアナログの段階で、ハードウェアとしてのアナログ回路により変換処理が行われるので、S/N比の劣化が抑制された、豊かな階調特性を有する画像生成に有利である。
次に、主に信号処理チップ111の具体的な構成の一例について説明する。図6は、主に信号処理チップ111の具体的構成を示すブロック図である。
信号処理チップ111は、分担化された制御機能としてのセンサ制御部441、ブロック制御部442、同期制御部443、信号制御部444と、これらの各制御部を統括制御する駆動制御部420とを含む。駆動制御部420は、撮像装置全体の統合制御を担うシステム制御部501からの指示を、各制御部が実行可能な制御信号に変換してそれぞれに引き渡す。
センサ制御部441は、撮像チップ113へ送出する、各画素の電荷蓄積、電荷読み出しに関わる制御パルスの送出制御を担う。具体的には、センサ制御部441は、対象画素に対してリセットパルスと転送パルスを送出することにより、電荷蓄積の開始と終了を制御し、読み出し画素に対して選択パルスを送出することにより、画素信号を出力配線309へ出力させる。
ブロック制御部442は、撮像チップ113へ送出する、制御対象となる単位グループ131を特定する特定パルスの送出を実行する。システム制御部501は、後述するように、被写界であるシーンの特性等に応じて撮像チップ113の画素領域を、それぞれが1つ以上の単位グループ131を含むように、複数のブロックに分割する。同一のブロックに含まれる画素は、同一の電荷蓄積制御が実行される。ブロック制御部442は、駆動制御部420からの指定に基づいて対象となる単位グループ131に特定パルスを送出することにより、単位グループ131をブロック化する役割を担う。各画素がTX配線307およびリセット配線306を介して受ける転送パルスおよびリセットパルスは、センサ制御部441が送出する各パルスとブロック制御部442が送出する特定パルスの論理積となる。
同期制御部443は、同期信号を撮像チップ113へ送出する。各パルスは、同期信号に同期して撮像チップ113においてアクティブとなる。例えば、同期信号を調整することにより、同一の単位グループ131に属する画素の特定画素のみを制御対象とするランダム制御、間引き制御等を実現する。
信号制御部444は、上述のように、接続スイッチ回路213の特定の接続スイッチのいずれか1つをオンとし、他をオフとする。また、変換増幅回路214の複数の増幅率から特定の増幅率を選択する。更には、A/D変換器215に対するタイミング制御を担う。出力配線309を介して出力された画素信号は、マルチプレクサ411およびCDS回路212を経て、変換増幅回路214により変換増幅処理が施され、A/D変換器215に入力される。A/D変換器215は、信号制御部444によって制御されて、入力された画素信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画素信号は、演算回路415に引き渡され、種々のデジタル演算処理が施される。演算処理が施された画素信号は、メモリチップ112のデマルチプレクサ413に引き渡され、そしてそれぞれの画素に対応する画素メモリ414にデジタルデータの画素値として格納される。
信号処理チップ111は、いずれの単位グループ131を組み合わせてブロックを形成するかについてのブロック区分情報を格納する、蓄積制御メモリとしてのタイミングメモリ430を有する。タイミングメモリ430は、例えばフラッシュRAMによって構成される。
後述するように、いずれの単位グループを組み合わせてブロックを形成するかについては、例えば、一連の撮影シーケンスに先立って実行されるシーンの輝度分布検出の検出結果に基づいて、システム制御部501により決定される。決定されたブロックは、例えば第1ブロック、第2ブロック…のように区分され、それぞれのブロックがいずれの単位グループ131を包含するかにより規定される。駆動制御部420は、このブロック区分情報をシステム制御部501から受け取り、タイミングメモリ430へ格納する。
信号制御部444は、システム制御部501を介してタイミングメモリ430のブロック区分情報を参照して、接続スイッチ回路213の接続スイッチ選択と、変換増幅回路214の増幅率選択を実行する。
駆動制御部420は、更新されるブロック区分情報をシステム制御部501から受け取って、タイミングメモリ430の記憶内容を適宜更新する。例えば、駆動制御部420は、撮像準備指示または撮像指示に同期して、タイミングメモリ430を更新する。このように構成することにより、より高速な画素信号処理を実現すると共に、駆動制御部420が画素信号処理を実行している間に、システム制御部501は他の処理を並行して実行し得る。
駆動制御部420は、システム制御部501からの引渡要求に従って、対象画素信号を演算回路415およびデマルチプレクサ413を介して画素メモリ414から読み出し、撮像装置に設けられた画像処理部511へ引き渡す。画素メモリ414には、引渡要求に従って画素信号を伝送するデータ転送インタフェースが設けられている。データ転送インタフェースは、画像処理部511と繋がるデータ転送ラインと接続されている。データ転送ラインは例えばバスラインのうちのデータバスによって構成される。この場合、システム制御部501から駆動制御部420への引渡要求は、アドレスバスを利用したアドレス指定によって実行される。
データ転送インタフェースによる画素信号の伝送は、アドレス指定方式に限らず、さまざまな方式を採用し得る。例えば、データ転送を行うときに、各回路の同期に用いられるクロック信号の立ち上がり・立ち下がりの両方を利用して処理を行うダブルデータレート方式を採用し得る。また、アドレス指定などの手順を一部省略することによってデータを一気に転送し、高速化を図るバースト転送方式を採用し得る。また、制御部、メモリ部、入出力部を並列に接続している回線を用いたバス方式、直列にデータを1ビットずつ転送するシリアル方式などを組み合わせて採用することもできる。
このように構成することにより、画像処理部511は、必要な画素信号に限って受け取ることができるので、特に低解像度の画像を形成する場合などにおいて、高速に画像処理を完了させることができる。また、全画素信号を受け取る場合にも、アナログレベルで非線形変換処理が完了しているので、後段のデジタル処理としての画像処理を高速化することができる。
図7は、本実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置500は、撮影光学系としての撮影レンズ520を備え、撮影レンズ520は、光軸Oに沿って入射する被写体光束を撮像素子100へ導く。撮影レンズ520は、撮像装置500に対して着脱できる交換式レンズであっても構わない。撮像装置500は、撮像素子100、システム制御部501、測光部503、ワークメモリ504、記録部505、表示部506、操作部507および顔検出部508を主に備える。
撮影レンズ520は、複数の光学レンズ群から構成され、シーンからの被写体光束をその焦点面近傍に結像させる。なお、図7では瞳近傍に配置された仮想的な1枚のレンズで代表して表している。上述の通り、撮像素子100の駆動制御部420は、システム制御部501からの指示に従って撮像素子100のタイミング制御、領域制御等の電荷蓄積制御を実行する制御回路である。
撮像素子100は、画素信号をシステム制御部501の画像処理部511へ引き渡す。画像処理部511は、ワークメモリ504をワークスペースとして種々の画像処理を施し、画像データを生成する。例えば、JPEGファイル形式の画像データを生成する場合は、ホワイトバランス処理等を施した後に圧縮処理を実行する。生成された画像データは、記録部505に記録されるとともに、表示信号に変換されて予め設定された時間の間、表示部506に表示される。なお、画像処理部511は、システム制御部501とは独立したASICとして構成されても良い。
測光部503は、画像データを生成する一連の撮影シーケンスに先立ち、シーンの輝度分布を検出する。測光部503は、例えば100万画素程度のAEセンサを含む。システム制御部501の演算部512は、測光部503の出力を受けてシーンの領域ごとの輝度を算出する。演算部512は、算出した輝度分布に従って電荷蓄積時間、絞り値、ISO感度を決定する。本実施形態において演算部512は、更に、どの画素グループ領域の画素信号を、どの変換増幅器を用いて変換するかを決定する。なお、演算部512は、撮像装置500を動作させるための各種演算も実行する。
操作部507は、ユーザからの各種操作を受け付ける操作部材を含む。例えば、2段階の押下げ操作を行うことができるシャッタスイッチは、1段目の押下げ操作であるSW1のオンを撮像準備指示に対応させ、2段目の押下げ操作であるSW2のオンを撮像指示に対応させる。また、表示部506の表面に設けられたタッチパネルは、ユーザに接触された座標値をシステム制御部501へ出力する。システム制御部501は、表示部506に画像を表示させているときにタッチパネルが操作されると、表示画像のいずれの領域が指示されたかを認識することができる。
顔検出部508は、取得した被写体像から顔領域を検出してその座標を取得する。検出された顔領域は、AF、AEの調整の他、後述する領域分割の情報としても利用できる。
図8は、画質改善と領域分割を説明する図である。図8(a)は、測光部503が取得した被写体画像を模式的に表す。具体的には、被写体画像が表すシーンは、屋内環境に含まれるシャドウ被写体601および中間被写体602と、窓枠604の内側に観察される屋外環境のハイライト被写体603を含む。シャドウ被写体601は、棚605を含む。ハイライト被写体603を適正露出とすると、シャドウ被写体601がアンダーとなり、棚605がシャドウ被写体601中に埋もれて、輪郭がはっきりしない像となる。このような、ハイライト部からシャドウ部までの明暗差が大きなシーンに対し、図5(a)で示す線形変換を全領域に適用する場合、ハイライト部を基準として電荷蓄積を実行するとシャドウ部での階調性が失われ、シャドウ部を基準として電荷蓄積を実行するとハイライト部で白飛びを生じやすかった。そこで、本実施形態においては、シーンをハイライト部、シャドウ部といった部分領域に分割して、それぞれの部分領域から出力されるアナログの画素信号に対し、互いに異なる変換特性による変換増幅処理を施す。
図8(b)は、撮像チップ113の画素領域における領域分割を示す。演算部512は、測光部503が捉えた図8(a)のシーンを解析して、輝度を基準に画素領域を分割する。例えば、システム制御部501は、測光部503に露光時間を変更しつつ複数回のシーン取得を実行させ、演算部512は、その白飛び領域、黒潰れ領域の分布の変化を参照して画素領域の分割ラインを決定する。図8(b)の例においては、演算部512は、シャドウ領域611、中間領域612、およびハイライト領域613の3領域に分割している。
分割ラインは、単位グループ131の境界に沿って定義される。すなわち、分割された各領域は、整数個の単位グループ131をそれぞれ含む。そして、同一の領域に属する各グループの画素からの画素信号には、同一の変換特性による変換増幅処理が施される。属する領域が異なれば、異なる変換特性による変換増幅処理が施される。
なお、演算部512は、測光部503が捉えた被写体画像を解析して画素領域の分割を行う場合に限らず、撮像素子100から事前に取得された被写体画像を解析して画素領域の分割を行っても良い。この場合、SW1のオンによる撮像準備指示に同期してプリ画像として取得しても良いし、ライブビュー画像として表示していた被写体画像を利用しても良い。
図の例においては、信号制御部444は、ハイライト領域613に属するグループの画素から出力された画素信号に、図5(a)で示す線形増幅変換を施す。また、中間領域612に属するグループの画素から出力された画素信号に、図5(b)で示すγ=1.5のガンマ変換を施す。また、シャドウ領域611に属するグループの画素から出力された画素信号に、図5(c)で示すγ=2.0のガンマ変換を施す。このように増幅変換処理を施すことにより、ハイライト領域613は適正露出に維持され、中間領域612は、アンダー寄りであった中間階調がより適正側に持ち上げられ、シャドウ領域611は、一様な暗領域の状態から棚605の像が浮かびあがる程度の階調性を得る。このように、対象領域を明るくする変換を行う場合は、より暗い領域ほどガンマ値の大きなガンマ変換処理を行うと良い。
次に、一連の撮影動作処理について説明する。図9は、撮影動作の処理を示すフロー図である。フローは、撮像装置500の電源がONにされて開始される。
システム制御部501は、ステップS101で、撮像準備指示であるシャッタスイッチSW1の押し下げがなされるまで待機する。シャッタスイッチSW1の押し下げを検知したらステップS102へ進む。
ステップS102では、システム制御部501は、測光処理を実行する。具体的には、測光部503の出力を得て、演算部512がシーンの輝度分布を算出する。そして、ステップS103へ進み、上述のように、電荷蓄積時間、領域分割、変換増幅器および増幅率等を決定する。決定されたこれらの情報は、システム制御部501から駆動制御部420へ送られ、タイミングメモリ430で記憶される。
撮像準備動作が完了したら、ステップS104へ進み、ユーザからの撮像指示であるシャッタスイッチSW2の押し下げがなされるまで待機する。このとき、経過時間が予め定められた時間Twを超えたら(ステップS105のYES)、ステップS101へ戻る。Twを超える前に(ステップS105のNO)スイッチSW2の押し下げを検知したら、ステップS106へ進む。
駆動制御部420は、ステップS106において、電荷蓄積を実行する。そして、ステップS103で決定された電荷蓄積時間が経過したら、ステップS107へ進む。駆動制御部420は、タイミングメモリ430のブロック区分情報等を参照しつつ、画素信号を出力させ、ステップS103で決定された変換増幅器、増幅率を適用して変換増幅処理を施し、A/D変換を行う。続いてステップS108で、駆動制御部420は、デジタルに変換された画素信号を画素メモリ414に格納する。
ステップS109では、駆動制御部420が読出し制御の完了報告をシステム制御部501へ対して行い、これに応じて、システム制御部501は、駆動制御部420に対して画素メモリ414に格納された画素信号を画像処理部511へ送信させる。画像処理部511は画像処理を実行し例えばJPEG等の画像データを生成する。システム制御部501は、生成された画像データを記録部505に記録する記録処理を実行する。
記録処理が完了したらステップS110へ進み、撮像装置500の電源がOFFにされたか否かを判断する。電源がOFFにされていないと判断したらステップS101へ戻り、OFFにされたと判断したら一連の撮影動作処理を終了する。
図10は、他の撮影動作の処理を示すフロー図である。本フローにおける処理は、図9の処理と異なり、領域分割をユーザの指定に基づいて実行する。
撮像装置500の電源がONにされると、システム制御部501は、ステップS201へ進み、ライブビュー表示を実行する。ライブビュー表示は、例えば1秒間に30フレーム程度で連続的に画像を生成し、取得画像を表示部506に逐次表示する機能である。
システム制御部501は、ライブビュー表示中に、操作部507のひとつであるタッチパネルの入力を監視し、ライブビュー画像に対して領域指定を行う操作がユーザから成されたか否かを判断する(ステップS202)。操作が成されたと判断したらステップS203へ進み、そのときのライブビュー画像を用いてユーザに触れられた座標を囲むように指定領域を分割し、当該指定領域と、他の領域の変換増幅器および増幅率等を決定する。なお、指定領域に如何なる変換増幅器を適用するかは、当該領域の輝度分布特性を解析してシステム制御部501が決定しても良いし、ユーザがメニュー選択形式により選べるようにしても良い。なお、電荷蓄積時間は、当該ライブビュー画像の輝度分布等の情報を用いて決定すると良い。これらの処理が完了したらステップS101へ進む。また、ステップS202で、操作が成されていないと判断した場合は、ステップS203をスキップしてステップS101へ進む。
ステップS102以下の処理は、図9のフローにおいてステップS103を省いた処理と同様である。ステップS107における変換増幅器の切り替えは、ユーザが指示した領域に対応する画素に接続された接続スイッチの接続先が変更されることにより実行される。以上のフローによれば、ユーザは、自信の意思に沿った絵作りをアナログ処理の段階から行うことができる。
以上の実施例においては、測光結果およびユーザ指定に基づいて、領域分割および変換増幅特性の選択を行う例を説明したが、領域分割および変換増幅特性の選択は、他にも様々な要素に基づいて行うことができる。例えば、事前に取得した画像に顔領域が含まれていることが検出されれば、当該顔領域を対象領域として領域分割した上で、中間階調がより滑らかに表現される変換特性を適用すれば良い。また、ライブビュー画像取得中などにおいて、演算回路415は、引き渡されるデジタル画素信号を逐次監視し、その値の少なくとも一部がそれぞれ黒潰れと白飛びを示すと判断した場合に、それぞれの領域を分割して、変換特性を互いに異なるように変更しても良い。この場合、判断基準は、白飛びと黒潰れが存在するか否かでなくても良く、例えば、単位グループ内の平均値が予め定められた閾値を超えたか否かなどを採用することもできる。
以上説明した各実施形態においては、静止画像を前提として説明したが、もちろんフレームごとに同様の単位制御をおこなうことにより、動画像を生成することもできる。また、デジタルカメラ専用機に限らず、もちろん携帯電話、情報端末、PC等の電子機器に組み込まれたカメラユニットに対しても上述の処理を実行させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 撮像素子、101 マイクロレンズ、102 カラーフィルタ、103 パッシベーション膜、104 PD、105 トランジスタ、106 PD層、107 配線、108 配線層、109 バンプ、110 TSV、111 信号処理チップ、112 メモリチップ、113 撮像チップ、131 単位グループ、212 CDS回路、213 接続スイッチ回路、214 変換増幅回路、215 A/D変換器、302 転送トランジスタ、303 リセットトランジスタ、304 増幅トランジスタ、305 選択トランジスタ、306 リセット配線、307 TX配線、308 デコーダ配線、309 出力配線、310 Vdd配線、311 負荷電流源、411 マルチプレクサ、413 デマルチプレクサ、414 画素メモリ、415 演算回路、420 駆動制御部、430 タイミングメモリ、441 センサ制御部、442 ブロック制御部、443 同期制御部、444 信号制御部、500 撮像装置、501 システム制御部、503 測光部、504 ワークメモリ、505 記録部、506 表示部、507 操作部、508 顔検出部、511 画像処理部、512 演算部、601 シャドウ被写体、602 中間被写体、603 ハイライト被写体、604 窓枠、605 棚、611 シャドウ領域、612 中間領域、613 ハイライト領域

Claims (12)

  1. 受光量に応じた画素信号を生成する画素部と、
    前記画素信号を変換して出力する、互いに変換特性の異なる複数の変換部と、
    前記複数の変換部のいずれかと前記画素部とを選択的に接続する接続スイッチと、
    前記複数の変換部のうち前記接続スイッチで接続された変換部から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器と
    を備える撮像ユニット。
  2. 前記複数の変換部は、複数の前記画素部から構成されるブロックごとに設けられている請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記画素部を含む撮像チップと、前記複数の変換部を含む信号処理チップとが、積層構造により電気的に接続されている請求項1または2に記載の撮像ユニット。
  4. 前記接続スイッチの接続先を制御する制御部を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  5. 前記制御部は、予め取得された前記デジタル信号に基づいて前記接続先を制御する請求項4に記載の撮像ユニット。
  6. 前記制御部は、複数の前記デジタル信号の少なくとも一部がそれぞれ黒潰れと白飛びを示すと判断した領域に対応する複数の前記画素部に対して設けられた前記接続スイッチの前記接続先を変更する請求項5に記載の撮像ユニット。
  7. 前記制御部は、被写体の明るさを測る測光部の測光結果に基づいて前記接続先を制御する請求項4から6のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  8. 前記制御部は、ユーザの指示に基づいて接続先を制御する請求項4から7のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  9. 前記制御部は、前記ユーザが指示した領域に対応する複数の画素部に対して設けられた接続スイッチの前記接続先を変更する請求項8に記載の撮像ユニット。
  10. 前記制御部は、被写体の顔領域を検出する顔検出部の検出結果に基づいて前記接続先を制御する請求項4から9のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像ユニットと、
    前記デジタル信号を処理して画像データを生成する画像処理部と
    を備える撮像装置。
  12. 受光量に応じた画素信号を生成する画素部に電荷蓄積を実行させる電荷蓄積ステップと、
    前記電荷蓄積により生成された前記画素信号を、互いに変換特性の異なる複数の変換部のいずれかに入力して前記画素信号を変換する変換ステップと、
    前記複数の変換部のうち前記画素信号が入力された変換部から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換ステップと
    をコンピュータに実行させる撮像制御プログラム。
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