JP2014178374A - Camera module - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、携帯電話機等の小型情報端末に搭載されるカメラモジュールに関するものである。 The present invention relates to a camera module mounted on a small information terminal such as a mobile phone.
近年、小型情報端末(例えばスマートフォン等)に搭載されるカメラモジュールは、当該小型情報端末の高機能化に伴い、オートフォーカス機能または手振れ補正機能等を発揮する光学機構を持つに至っている。例えば、そのようなカメラモジュール(固体撮像装置)の例として、特許文献1および2が挙げられる。
2. Description of the Related Art In recent years, camera modules mounted on small information terminals (for example, smart phones) have an optical mechanism that exhibits an autofocus function, a camera shake correction function, or the like as the small information terminals become highly functional. For example,
特許文献1には、図16に示すようなカメラモジュール1000が開示されている。このカメラモジュール1000では、レンズバレル1002をレンズホルダ1003に対して光軸方向に摺動させることによって、撮像レンズ1001の光軸方向の位置が最適位置に調整されている。また、レンズホルダ1003は、凹部1006および突起1008を有している。
また、特許文献2には、図17に示すような固体撮像装置1100が開示されている。この固体撮像装置1100は、筐体1102の雌ねじ部1105と光学部品1101の雄ねじ部1106とを螺合させ、光学部品支持部1103の開口端部の雌ねじ部1105の一部に設けられた凹部1104から接着剤が塗布され、光学部品1101と筐体1102とが固定されることにより製造される。
例えば、特許文献1にも記載されているように、撮像レンズ1001が所定の焦点距離となるように調整された位置において、レンズバレル1002をレンズホルダ1003に固定するために、接着剤が塗布される。
For example, as described in
一般に、カメラモジュールは多機種にわたっており、機種によっては製造量が少ないものもある。そのため、上記焦点距離の調整および上記2つの部材の固定(接着)を機械化するための作業用ロボットまたはプログラムには多大なコストを要するゆえ、現状では、これらの作業は手作業にて行われている。また、上記接着剤としては、レンズバレル1002とレンズホルダ1003との間に接着剤が浸入しやすいように、比較的低粘度のものが用いられることが多い。
In general, there are many types of camera modules, and some types have a small production amount. For this reason, the work robot or program for mechanizing the adjustment of the focal length and the fixing (adhesion) of the two members requires a large amount of cost, and at present, these operations are performed manually. Yes. Further, as the adhesive, an adhesive having a relatively low viscosity is often used so that the adhesive can easily enter between the
そのため、上記接着剤が、上記固定に必要な量を超えて過剰に滴下されてしまう可能性がある。この場合、カメラモジュール1000では、その不要な接着剤によって、レンズホルダ1003が、レンズバレル1002以外の部品(例えばカバー1004またはベース1005)と接着してしまい、レンズホルダ1003等からなる光学機構が動作せず、オートフォーカス機能または手振れ補正機能が発揮されなくなる可能性があった。
Therefore, the adhesive may be dripped excessively beyond the amount necessary for the fixing. In this case, in the
また、カメラモジュール1000では、凹部1006の上端部1007aおよび下端部1007bが同じ大きさおよび形状で作製されることが想定される。この場合、凹部1006に上記不要な接着剤を留められず、当該接着剤がレンズホルダ1003の底部にまで流れてしまい、レンズホルダ1003がレンズバレル1002以外の部品と接着してしまう可能性があった。また、接着剤の低粘性から、上記不要な接着剤を突起1008によって留めておくことは困難であり、レンズホルダ1003の、ベース1005に接触可能な底面への流れ、または撮像素子1009への滴下を防止することは困難であった。
Moreover, in the
さらに、カメラモジュール1000においては、上記不要な接着剤のレンズホルダ1003の外壁への流れを抑制する機構については、特に開示されていない。
Further, in the
また、固体撮像装置1100では、凹部1104に過剰な接着剤が流入された場合に、凹部1104から溢れ出た接着剤を受け止める機構がない。そのため、接着を意図しない箇所に接着剤が塗布されてしまい、光学機能が発揮できなくなる可能性があった。 Further, the solid-state imaging device 1100 does not have a mechanism for receiving the adhesive overflowing from the recess 1104 when an excessive amount of adhesive flows into the recess 1104. For this reason, the adhesive may be applied to a place where bonding is not intended, and the optical function may not be exhibited.
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、接着剤による光学機構の機能低下または動作不良が生じる可能性を低減することが可能なカメラモジュールを提供することである。 The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a camera module capable of reducing the possibility of a functional degradation or malfunction of an optical mechanism caused by an adhesive. It is.
本発明の一態様に係るカメラモジュールは、上記の課題を解決するために、
撮像レンズを保持するレンズバレルと、当該レンズバレルを保持するレンズホルダとを備えているカメラモジュールであって、
上記レンズホルダは、上記レンズホルダに対して上記レンズバレルを固定させるために接着剤が注入されたときに、上記レンズホルダの内壁と上記レンズバレルとの接合領域の外側に漏れ出た接着剤を受入れ可能な受入部を有している。
In order to solve the above problems, a camera module according to an aspect of the present invention is provided.
A camera module comprising a lens barrel that holds an imaging lens, and a lens holder that holds the lens barrel,
When the adhesive is injected to fix the lens barrel with respect to the lens holder, the lens holder has the adhesive leaked to the outside of the bonding region between the inner wall of the lens holder and the lens barrel. It has a receiving part that can be received.
さらに、本発明の一態様に係るカメラモジュールは、上記の課題を解決するために、
撮像レンズを保持するレンズバレルと、当該レンズバレルを保持するレンズホルダとを備えているカメラモジュールであって、
上記レンズホルダは、上記レンズホルダに対して上記レンズバレルを固定させるために注入された接着剤のうち、上記レンズホルダの内壁と上記レンズバレルとの間に流入されなかった接着剤を上記レンズホルダの外壁に沿って流すことが可能な流路を有している。
Furthermore, in order to solve the above problems, a camera module according to an aspect of the present invention is provided.
A camera module comprising a lens barrel that holds an imaging lens, and a lens holder that holds the lens barrel,
The lens holder includes an adhesive that is not poured between the inner wall of the lens holder and the lens barrel, out of the adhesive injected to fix the lens barrel to the lens holder. It has a channel which can be flowed along the outer wall.
本発明の一態様によれば、接着剤による光学機構の機能低下または動作不良が生じる可能性を低減することができるという効果を奏する。 According to one embodiment of the present invention, there is an effect that it is possible to reduce the possibility of a functional deterioration or malfunction of an optical mechanism caused by an adhesive.
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図15に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
〔実施形態1〕
(カメラモジュール100の外観)
まず、図2に基づいて、本実施形態に係るカメラモジュール100の外観について説明する。図2は、本実施形態のカメラモジュールの斜視図である。
(Appearance of camera module 100)
First, the external appearance of the
カメラモジュール100は、撮像光学系である光学部5、光学部5を駆動するレンズ駆動装置6、光学部5を経由した光の光電変換を行う撮像部7とから構成される。光学部5は、レンズ駆動装置6の内部に保持されている。撮像部7は、センサ部8と、センサ部8が実装される基板9とから構成される。カメラモジュール100は、基板9上に、センサ部8、レンズ駆動装置6が、この順に光軸方向(Z軸方向)に積層された構成である。以下の説明では、便宜上、光学部5側を上方(+Z軸方向)、撮像部7側を下方(−Z軸方向)とする。
The
(カメラモジュール100の全体構造)
次に、図3に基づき、カメラモジュール100の全体構造について説明する。図3は、図2のカメラモジュール100のA−A矢視断面図であり、カメラモジュール100の中央部を光軸方向に切断した断面図である。
(Overall structure of camera module 100)
Next, the overall structure of the
光学部5は、被写体像を形成する撮像光学系であり、外部の光を撮像部7のセンサ部8へ導く。光学部5は、複数(図3では2枚)の撮像レンズ10と、撮像レンズ10を保持するレンズバレル14とから構成される。レンズバレル14は、レンズ駆動装置6に固定されている。撮像レンズ10の光軸(Z軸方向)は、レンズバレル14の軸心と一致している。
The
レンズ駆動装置6は、電磁力によって、光学部5を光軸方向に駆動する。すなわち、レンズ駆動装置6は、無限遠端(レンズホルダ4の底面2とベース17との接触位置(当接部))からマクロ端(カバー12との接触位置)の間で、撮像レンズ10をZ軸方向に上下動させる。これにより、カメラモジュール100が、オートフォーカス機能を発揮する。また、レンズ駆動装置6は、光軸と垂直な平面方向(X方向およびY方向)にも動くことにより、カメラモジュール100が手振れ補正機能を発揮する。カメラモジュール100には、VCM(Voice Coil Motor ボイスコイルモータ)タイプのレンズ駆動装置6が搭載されているが、これに限らず、レンズ駆動装置6はステッピングモータを利用するタイプ、圧電素子を利用するタイプ等で実現されていてもよい。
The
レンズ駆動装置6は、撮像レンズ10の駆動時に、光軸方向に移動して光学部5(撮像レンズ10)を光軸方向に移動させる可動部と、撮像レンズ10の駆動時に位置が変動しない固定部を備えている。可動部は、固定部の内部に収容されている。可動部は、レンズホルダ4およびコイル16から構成されており、固定部は、カバー12,ヨーク13,永久磁石15,およびベース17から構成されている。
The
具体的には、レンズ駆動装置6は、レンズバレル14を内部に保持するレンズホルダ4が、カバー12,ヨーク13,およびベース17により形成された空間内に、収容された構成となっている。
Specifically, the
レンズホルダ4は、撮像レンズ10を保持したレンズバレル14を、内部に保持している。レンズバレル14およびレンズホルダ4は、いずれも中空(円筒)形状の部材である。具体的には、レンズホルダ4の内径は、レンズバレル14の外径よりもやや大きく、レンズホルダ4の中央に、レンズバレル14が装着される。レンズホルダ4の軸心は、撮像レンズ10の光軸およびレンズバレル14の軸心に一致している。
The
また、レンズホルダ4の、レンズバレル14との接合領域Rには、レンズバレル14の外側面に形成された雄ねじ部と螺合するように、雌ねじ部が形成されている。これにより、カメラモジュール100の製造時に、レンズバレル14を光軸方向に移動させて、撮像レンズ10の焦点距離(撮像素子19の受光面から撮像レンズ10までの距離)を調整することが可能となる。なお、レンズホルダ4とレンズバレル14との接合領域R(ねじ切りが形成された領域)は平坦であってもよい。
In addition, a female thread portion is formed in a joining region R of the
また、レンズホルダ4は、ベース17と接触する底面2の近傍に、レンズホルダ4の内壁4aを沿って、レンズホルダ4とレンズバレル14との接合領域Rから漏れ出た接着剤70(図6参照)を受け入れ可能な受け部(受入部)1を有している。この接着剤70は、レンズホルダ4の頭頂部4cの近傍(レンズバレル14の、上面開口部11側の端部である上端部の近傍)の滴下領域23に滴下される。受け部1の詳細については後述する。
Further, the
レンズバレル14は、接着剤70によってレンズホルダ4に接着されている。つまり、撮像レンズ10が光軸方向の位置が調整された状態で、レンズバレル14が、レンズホルダ4に固定されている。これにより、調整された撮像レンズ10の位置がずれること防止することができる。
The
接着剤70としては、例えば、熱硬化型のUV接着剤、または、嫌気性のUV接着剤を用いるのが好ましい。これにより、レンズホルダ4とレンズバレル14との隙間に入り込んだ接着剤70は、熱硬化あるいは嫌気硬化させることができる。一方、表面に盛り上がってフィレットを形成している接着剤70は、UV硬化させることが可能となる。
As the adhesive 70, for example, a thermosetting UV adhesive or an anaerobic UV adhesive is preferably used. Thereby, the adhesive 70 that has entered the gap between the
また、接着剤70としては、レンズホルダ4とレンズバレル14との接合領域Rに浸透しやすいように比較的粘度の低いものが好ましく、例えば、いわゆるネジロック剤(固着剤:スリーボンド社製のネジロック1401B等)が用いられる。例えば、その粘度は、350mPa・s程度である。これにより、接合領域Rに十分に接着剤70が行き渡るようにすることができる。また、接着剤70の粘度が高い場合、ディスペンサ61およびニードル62(図6参照)が詰まる頻度が高くなり、部材交換に費用がかかってしまうことになるが、低粘度のものを使用すればそのような事態を防ぐことができる。
The adhesive 70 preferably has a relatively low viscosity so that it can easily penetrate into the joining region R between the
レンズホルダ4の外周端部(フランジ部)には、コイル16が固定されている。コイル16は、レンズホルダ4の外周端部(底部の一部)から、光入射側(上面開口部11側)に延設されている。
A
ベース17は、レンズ駆動装置6の底部を構成しており、ベース17の裏面にセンサ部8が設けられる。ベース17の中央部には、光路を確保するために底面が形成されている。
The
ヨーク13は、筒状の部材であり、レンズ駆動装置6の側面部を構成している。ヨーク13は、内部に可動部を収容する。ヨーク13はベース17上に固定されている。本実施形態では、ヨーク13の上方に、カバー12が設けられている。カバー12は、レンズ駆動装置6の上部(天面)を構成している。カバー12の中央部には、光路を確保するために上面開口部11が形成されている。なお、ヨーク13自体が、カバーの役割を果たすことで、カバー12を省略してもかまわない。この場合の上面開口部11は、ヨーク13に形成される。
The
ヨーク13の内側面には、コイル16と対向するように、永久磁石15からなる磁気回路が配置されている。また、ヨーク13の一部分であり、レンズ駆動装置6の内部にレンズホルダ4の底部と対向するように略垂直に設けられた内側外周部は、その内側外周壁13aがレンズホルダ4の外壁(側壁)4bと対向するように設けられている。
A magnetic circuit composed of
レンズ駆動装置6は、コイル16と永久磁石15とにより発生させた電磁力により、撮像レンズ10を光軸方向に駆動する。具体的には、本実施形態では、永久磁石15によって形成される磁場中のコイル16に電流を流すことで発生する力によって、撮像レンズ10(レンズホルダ4)を光軸方向に駆動することが可能となる。
The
また、本実施形態のレンズ駆動装置6では、レンズホルダ4の上面(頭頂部4cの表面、レンズホルダ4の天面)と下面(ベース17と接触しない底面の一部)とには、それぞれ板ばね21a,21bが設けられている。板ばね21a,21bは、レンズホルダ4を、光軸方向に押圧する。つまり、板ばね21a,21bは、弾性力により、補助的にレンズホルダ4を光軸方向に可動に支持している。板ばね21a,21bは、渦巻状のパターンを有している。本実施形態では、板ばね21a,21bは、一端がヨーク13またはベース17に、他端がレンズホルダ4に固定されている。しかし、板ばね21a,21bは、一端が可動部に、他端が固定部に固定されていればよい。
In the
なお、図3に示すカメラモジュール100の組立状態では、レンズホルダ4の底面2がベース17に当接しつつ、板ばね21a,21bの弾性力により、レンズホルダ4には下方向(−Z方向)に与圧がかけられている。また、板ばね21a,21bの弾性力は、容易に人手で押し下げられ、例えば接着剤70の滴下時にニードル62(図6参照)の接触によっても押し下げられる程度である。
In the assembled state of the
さらに、レンズ駆動装置6では、ベース17の上面(レンズホルダ4との対向面)の一部に溝(不図示)が形成され、当該溝に粘着性のダストトラップ剤が塗布されていてもよい。この場合、ベース17上に移動した異物を、ダストトラップ剤によって捕捉することができる。
Further, in the
次に、撮像部7は、レンズ駆動装置6の底面(ベース17のセンサ部8との接合面(ベース17の底面))側に設けられており、光学部5から入射された入射光を光電変換する。撮像部7は、センサ部8と、センサ部8が実装される基板9とから構成されている。センサ部8は、ガラス板20、撮像素子(センサチップ)19、センサカバー18から構成され、これらが基板9上に固定されている。
Next, the
撮像素子19は、レンズ駆動装置6で形成された被写体像を、電気信号に変換する撮像素子である。つまり、レンズ駆動装置6の撮像レンズ10を通して受光した光信号を電気信号に変換するセンサデバイスである。撮像素子19は、例えば、CCDまたはCMOSセンサICである。撮像素子19の表面(上面)には、複数の画素がマトリクス状に配置された受光部(図示せず)が形成されている。この受光部は、レンズ駆動装置6から入射される光を結像する領域であり、画素エリアとも言い換えられる。
The
撮像素子19は、この受光部(画素エリア)に結像された被写体像を電気信号に変換して、アナログの画像信号として出力する。つまり、この受光部で、光電変換が行われる。撮像素子19の動作は、図示しないDSPで制御され、撮像素子19で生成された画像信号は、DSPで処理される。
The
センサカバー18は、撮像素子19の一部を覆うように構成されている。センサカバー18は、撮像素子19の受光部を避けて、撮像素子19を覆っている。センサカバー18には、光路を確保するために開口が形成されている。当該開口の面積は、撮像素子19の受光部の面積およびガラス板20表面の面積よりも大きい。このため、その開口内に、撮像素子19の受光部およびガラス板20が配置される。開口は、撮像レンズ10を介して入射した光を、撮像素子19の受光部に透過させる光透過領域となる。
The
センサカバー18は、撮像素子19の受光面(上面)に対して、センサカバー18の上面までの距離が高精度に管理されている。センサカバー18の下側の基準面は、撮像素子19の上に載る搭載面であり、基板9側の面と基板9との間には隙間が形成されていてもかまわない。
In the
ガラス板20は、撮像素子19の受光部を覆っており、透光性部材から構成されている。なお、本実施形態では、ガラス板20の表面に、赤外線遮断膜(IRカット膜)が形成されていてもよい。この場合には、ガラス板20は、赤外線を遮断する機能も備えている。ガラス板20は、センサカバー18に対して取り付けても良いし、撮像素子19上に接着剤を介して重ねて固定しても良い。図3では、ガラス板20は、センサカバー18に対して取り付けられており、かつ、撮像素子19から離して取り付けられている。このように撮像素子19からの距離を離した方が、ガラス板20上に付着した異物の影響度(センサへの映りこみ)が小さくなるので望ましい。
The
基板9は、図示しないパターニングされた配線を有する。この配線によって、基板9とセンサ部8(撮像素子19)とが互いに電気的に接続される。基板9は、例えば、プリント基板,またはセラミック基板などである。
The
このように、撮像部7では、撮像素子19に入射した光信号が光電変換される。そして、変換された電気信号が基板9を通って、図示しないカメラモジュール100の制御回路等に入力され、画像信号として取り出される。
As described above, in the
また、カメラモジュール100では、レンズバレル14の光入射側端部に、突起部22が形成されていてもよい。突起部22は、レンズバレル14の上端部から、光学部5での光の進行方向と逆方向(+Z方向)に突起した部分である。この突起部22は、後述する撮像レンズ10の位置調整時に、レンズバレル14を把持するためのつかみしろとなる。
In the
(組み立て工程)
次に、図4〜図6に基づき、製造段階におけるカメラモジュール100の組み立て工程について説明する。図4は、カメラモジュール100の組み立て工程の一例を示すフローチャートである。また、図5および図6は、組み立て工程中の作業状況を説明するための図である。ここでは特に、光学部5がレンズホルダ4に取り付けられる工程について説明する。
(Assembly process)
Next, the assembly process of the
まず、レンズバレル14に複数枚(本実施形態では2枚)の撮像レンズ10を搭載する。具体的には、レンズバレル14の所定の位置(例えば、図3に示すように突起部22の直下)に接着剤を塗布し、その位置に撮像レンズ10を取り付ける。その後、接着剤が硬化することにより、撮像レンズ10がレンズバレル14に固定され、光学部5が作成される(S1)。そして、光学部5をレンズホルダ4に嵌入する(S2)。
First, a plurality (two in this embodiment) of
その次に、撮像レンズ10の焦点を調整する(S3)。この工程を、図5を用いて具体的に説明する。
Next, the focus of the
光学部5が嵌入されたカメラモジュール(光学部5とレンズホルダ4との接着前のカメラモジュール100)の上部に、撮像レンズ10の焦点位置を決定する位置決め装置をセットする。
A positioning device that determines the focal position of the
位置決め装置は、焦点位置調整時の被撮像対象である焦点調整チャート51と、撮像レンズ10の焦点を調整するための焦点位置調整治具52とを備えている。焦点位置調整治具52は、レンズバレル14の突起部22(レンズバレル14の上端部)を挟持し、レンズバレル14を回転させることが可能な部材である。
The positioning device includes a
焦点位置調整治具52がレンズバレル14を所定量だけ回転させて、レンズバレル14をレンズホルダ4から繰り出す(またはレンズホルダ4にねじ込む)ことにより、レンズホルダ4に対する撮像レンズ10の位置を変更する。その位置が変更されるたびに、焦点位置調整治具52の開口53を介して、焦点調整チャート51の撮像が行われる。
The focus
その撮像結果としての画像データは、カメラモジュール100から、焦点位置の検査を行う検査装置(不図示)に出力される。検査装置は、その画像データを解析して、焦点評価値(例えばコントラスト値)を算出し、表示装置(不図示)に表示する。作業者は、表示装置に表示された焦点評価値(合焦評価値)を確認することにより、焦点評価値が極大値をとるように、上記撮像レンズ10の位置の微調整を行う。
The image data as the imaging result is output from the
すなわち、作業者は、この焦点評価値に基づいて、レンズバレル14を移動させる移動分(繰り出し分またはねじ込み分)を決定し、焦点位置調整治具52を操作することにより、その移動分だけ上記撮像レンズ10の位置を移動させる。その後、上述のように、焦点調整チャート51の撮像と、その撮像結果から得られる焦点評価値の確認が繰り返されることにより、上記撮像レンズ10の位置(レンズバレル14と撮像素子19との距離)の調整が行われる。このとき、カメラモジュール100では、図3のように、レンズ駆動装置6の可動部が無限遠側(−Z方向)の基準(INF側メカ端、上述の当接部)に位置する状態で、撮像レンズ10が無限遠位置となるようにその位置が調整されて固定されている。なお、この基準位置は、出荷テスト時の上記可動部の始動位置(動作開始点)となる。
That is, the operator determines the amount of movement (the amount of feeding or screwing) for moving the
上記焦点評価値が極大値を取ったとき、すなわち合焦状態となったとき、図6に示すように、作業者は、位置決め装置からカメラモジュール100を取り外す(すなわち、焦点位置調整治具52を取り除く)。そして、作業者は、その焦点の調整完了後に、ディスペンサ61が備えるニードル62の先端部をレンズホルダ4の頭頂部4c(レンズバレル14の上端部)に近づけ、接合領域Rへと接着剤70を流入するために、その先端部から滴下領域23へと接着剤70を滴下する(S4)。このとき、作業者は、ディスペンサ61と接続されている足踏みペダル(不図示)を操作することによって、ディスペンサ61に送られる空気の量(すなわち空気圧)を調整し、接着剤70を滴下する。
When the focus evaluation value takes the maximum value, that is, when the in-focus state is obtained, as shown in FIG. 6, the operator removes the
なお、焦点位置の調整前に接着剤70を塗布した場合、焦点位置の調整中に塗布された接着剤70が硬化してしまう可能性がある。このため、焦点位置の調整後に接着剤70が塗布される。 In addition, when the adhesive 70 is applied before the focus position is adjusted, the adhesive 70 applied during the focus position adjustment may be cured. For this reason, the adhesive 70 is applied after adjusting the focal position.
そして、接着剤70が硬化すれば、レンズバレル14がレンズホルダ4に固定される。これにより、光学部5のレンズホルダ4への取り付けが完了する(S5)。
When the adhesive 70 is cured, the
(受け部1の詳細)
次に、図1に基づいて、受け部1の具体的構成について説明する。図1は、受け部1を備えるレンズホルダ4の構造の一例を示す図であり、(a)はその断面図、(b)はその上面図である。
(Details of receiving part 1)
Next, based on FIG. 1, the specific structure of the receiving
受け部1は、レンズホルダ4の内壁4aとレンズバレル14との接合領域Rの外側に漏れ出た接着剤70を受入れ可能なものであり、図1(a)に示すように、その内壁4a側に設けられている。また、受け部1は、図1(b)に示すように、レンズホルダ4の内壁4aに沿って、接合領域Rからレンズホルダ4の底面2側(ベース17側)に漏れ出た接着剤70を収容可能な位置に形成された凹部である。同図における斜線部分は、接着剤70を収容可能な領域を指す。これにより、レンズホルダ4の底面2およびガラス板20への接着剤70の流れだし(たれ)を防ぐことができ、例えば底面2とベース17との不要な接着、および、撮像画像への接着剤70の映り込みを防止することができる。換言すれば、受け部1は、安全な箇所において、レンズホルダ4とレンズバレル14との接着に不要な接着剤70を収容(捕捉)することができる。
The receiving
受け部1を有するレンズホルダ4は樹脂からなり、例えば金型により成形される。この場合、レンズホルダ4および受け部1は一体に形成される。この成形方法により、安価でかつ精度の高いレンズホルダ4(受け部1)を形成することができる。なお、例えば、受け部1およびレンズホルダ4を別々に形成し、レンズホルダ4に接着することで、レンズホルダ4に受け部1を設けてもよい。
The
また、図1(a)に示すように、レンズホルダ4の、ベース17(図3参照)と接触する底面2の近傍に設けられている。すなわち、中空部を形成するレンズホルダ4(ホルダ貫通孔)の上記当接部近傍であって、底面開口部3近傍の、レンズホルダ4の内壁4a(内周縁)に設けられている。これにより、重力の影響を受けて接合領域Rから漏れ出た接着剤70を確実に受け入れることができ、底面2への付着(底面2に対向するベース17の表面)に付着することを防止することができる。
Further, as shown in FIG. 1A, the
また、受け部1の大きさは、接合領域Rに過剰に塗布された接着剤70を確実に収容できるように大きいことが好ましいが、一方で、受け部1の一部が撮像レンズ10を通過する光の光路内に存在すると、被写体像に受け部1の一部が含まれてしまう。この場合、撮像画像に受け部1の一部が映り込み、被写体の撮像に影響を及ぼすことになる。そのため、受け部1は、図3に示すように、レンズホルダ4の内壁4aの、撮像レンズ10を通過する光の光路を妨げない位置に設けられていることが好ましい。
Further, the size of the receiving
本実施形態では、図1(a)に示すように、受け部1の外壁1aが、レンズバレル14の内壁14aと面一となっている。すなわち、上記外壁1aおよび内壁14aが同一平面上に存在するように、受け部1が設けられている。なお、受け部1の大きさは、カメラモジュール100の大きさに依存するが、上記光路を妨げない位置に設けられていることを前提として、レンズバレル14の内壁14aよりも外側(レンズバレル14の軸心側)であってもよい。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1A, the
(比較例との対比)
ここで、本実施形態のカメラモジュール100が受け部1を備えていることの利点について、図7および図8に基づいて説明する。図7は、カメラモジュール100の比較例としてのカメラモジュール200の概略断面図の一例を示す図であり、図8は、カメラモジュール100の比較例としてのカメラモジュール201の概略断面図の一例を示す図である。なお、カメラモジュール100の部材と、カメラモジュール200および201の部材とが同一の場合には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
(Contrast with comparative example)
Here, the advantage that the
図7に示すカメラモジュール200は、レンズホルダ4の代わりに、内壁40a、外壁40bおよび頭頂部40cを有するレンズホルダ40を備えている点で異なる。具体的には、レンズホルダ40には受け部1が設けられておらず、レンズホルダ40の内壁40aが平坦となっている。なお、それ以外のレンズホルダ40の構造および機能は、レンズホルダ4と同様である。
The
上述のように、接着剤としては比較的粘度の低いものが用いられる。また、レンズホルダとレンズバレルの固定は、ディスペンサおよび足踏みペダルを用いての手作業となるため、その固定に適した量の接着剤を滴下するのには、作業者にはかなりの熟練が要求される。また、必ずしも熟練した作業者が作業するとは限らない。さらに、レンズホルダおよびレンズバレルに形成されたねじ部(雄ねじ部・雌ねじ部)には製造バラつきが生じる可能性がある。そのため、上記固定に要するよりも多い過剰な接着剤が滴下領域に滴下され、レンズホルダとレンズバレルとの接合領域以外の箇所に接着剤が流れてしまう可能性がある。 As described above, an adhesive having a relatively low viscosity is used. In addition, fixing the lens holder and the lens barrel is a manual operation using a dispenser and a foot pedal, so that a considerable amount of skill is required for the operator to drop an amount of adhesive suitable for the fixing. Is done. Moreover, a skilled worker does not always work. Furthermore, manufacturing variations may occur in the screw portions (male screw portion / female screw portion) formed in the lens holder and the lens barrel. Therefore, an excessive amount of adhesive more than that required for the fixation may be dropped onto the dropping region, and the adhesive may flow to a location other than the joining region between the lens holder and the lens barrel.
図7の構造の場合、上記過剰な(レンズホルダ40とレンズバレル14との接着に必要な量より多い)接着剤70が滴下領域23に滴下された場合、接着剤70の余剰分が接合領域Rから漏れ出て、レンズホルダ40の内壁40aの底部側に浸み出し、ベース17へと流れてしまう可能性がある。
In the case of the structure of FIG. 7, when the excessive adhesive 70 (more than the amount necessary for adhesion between the
この場合、ベース17とレンズホルダ40の底面2との間に接着剤70が付着し、レンズホルダ40がベース17と接着(または接着剤70がレンズホルダ40の底面2において架橋して硬化)してしまい、出荷テスト時にカメラモジュール200のオートフォーカス機能および手振れ補正機能が発揮されないという動作不良が生じてしまう可能性がある。また、ベース17を伝ってガラス板20まで流れてしまった場合には、ガラス板20に接着剤70が付着してしまい、撮像素子19の撮像結果に影響を及ぼす可能性がある。すなわち、撮像画像に接着剤70が映り込み、画像異常をきたすため、カメラモジュール200が不良と判断されてしまう可能性がある。
In this case, the adhesive 70 adheres between the base 17 and the
また、図8に示すカメラモジュール201は、レンズホルダ4の代わりに、内壁41a、外壁41bおよび頭頂部41cを有するレンズホルダ41を備えている点で異なる。具体的には、レンズホルダ41には受け部1が設けられておらず、レンズホルダ41の底面2近傍に突起部42が設けられている。なお、それ以外のレンズホルダ41の構造および機能は、レンズホルダ4と同様である。
Further, the
この場合、突起部42が設けられていることにより、接合領域Rから浸み出してきた接着剤70がベース17側へと流れる可能性は、図7の場合に比べ低減される。しかし、接着剤70は、上述のように比較的粘度が低いため、突起部42の表面を伝ってベース17側へと流れてしまう可能性がある。また、図8に示すように、突起部42の表面を伝って流れた接着剤70が、突起部42から滴り落ち、ガラス板20に付着してしまう可能性がある。したがって、カメラモジュール201においても、図7と同様、オートフォーカス機能等が発揮されない可能性、および、撮像素子19の撮像結果に影響を及ぼす可能性がある。
In this case, since the
一方、本実施形態のカメラモジュール100は、レンズホルダ4に受け部1が設けられているため、上記のように接合領域Rから接着剤70が漏れ出た場合であっても、受け部1においてその接着剤70を収容することができる。これにより、上述のような、接着剤70による撮像素子19の撮像結果に影響を及ぼす可能性、および、ベース17とレンズホルダ4とが固定されてしまうといった可能性を低減させることができる。それゆえ、カメラモジュール100の、接着剤70による光学機構の機能低下または動作不良が生じる可能性を低減することができる。
On the other hand, since the
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態に係るカメラモジュール101について、図9および図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図9は、カメラモジュール101の一例を示すB−B(図10(b)参照)矢視断面図である。また、図10は、カメラモジュール101が備えるレンズホルダ24の構造の一例を示す図であり、(a)はその断面図、(b)はその上面図である。
[Embodiment 2]
A
本実施形態に係るカメラモジュール101は、図9に示すように、内壁4aに受け部1が設けられたレンズホルダ4の代わりに、第1溝部(流路、流路の一部)25a、第2溝部(流路)25bおよび溜め部(第2受入部)26が設けられたレンズホルダ24が設けられた点で、カメラモジュール100と異なる。
As shown in FIG. 9, the
(レンズホルダ24)
レンズホルダ24は、内壁24a、外壁24bおよび頭頂部24cを有しており、レンズホルダ24の内壁24aとレンズバレル14との接合領域Rに流入されなかった接着剤70を、レンズホルダ24の外壁24bに沿って流すことが可能な第1溝部25aおよび第2溝部25bを備えている。
(Lens holder 24)
The
図10(a)および(b)に示すように、第1溝部25aは、レンズホルダ24の頭頂部24cの一部に設けられている。換言すれば、第1溝部25a(流路の一部)は、接着剤70が滴下される側の、レンズホルダ24の外壁24bに対する側面である頭頂部24cに形成されている。これにより、滴下領域23から溢れ出た接着剤70が、その接着剤70の塗布を意図しない部分(カバー12または撮像レンズ10)への付着を確実に防止することができる。
As shown in FIGS. 10A and 10B, the
また、第2溝部25bは、レンズホルダ24の外壁24bの一部に設けられており、その一端部が、第1溝部25aの一端部と接続されている。これにより、第1溝部25aに流入した接着剤70を第2溝部25bへと流し込むことができる。
The
本実施形態では、第1溝部25aは、レンズホルダ24の頭頂部24cが有する4辺のそれぞれ略中央付近に1つずつ、計4か所に設けられている。また、第2溝部25bは、レンズホルダ24の4つの外壁24bのそれぞれ略中央付近に1つずつ、計4か所設けられている。また、本実施形態では、第1溝部25aの幅(Y方向の長さ)および深さ(Z方向の長さ)と、第2溝部25bの幅(Y方向の長さ)および深さ(X方向の長さ)は略同一である。
In this embodiment, the
なお、第1溝部25aおよび第2溝部25bの個数、配置位置、形状および大きさは、接合領域Rに流入しなかった接着剤70を、レンズホルダ24の外壁24bを伝ってその底部(溜め部26)に流すことが可能なものであり、かつレンズホルダ24の機能を損なわない程度に形成されていればよい。
The number, arrangement position, shape and size of the
溜め部26は、第2溝部25bの他端部と接続されており、第2溝部25bを流れた接着剤70を受入れ可能なものである。図9および図10に示すように、溜め部26は、レンズホルダ24の底部の上面(コイル16が設けられている平面)上に、外壁24bに沿って1周にわたり溝が形成されることにより構成されている。また、溜め部26は、上記底部の上面の、レンズホルダ24の外壁24bと撮像レンズ10の駆動部品であるコイル16の間に位置するように設けられている。
The
また、本実施形態では、図9に示すように、溜め部26の外周壁26aが、ヨーク13の内側外周壁13aと面一となっている。すなわち、上記外周壁26aおよび上記内側外周壁13aが同一平面上に存在するように、溜め部26が設けられている。なお、溜め部26の配置位置、形状および大きさは、第2溝部25bを流れてきた接着剤70を捕捉可能な構造となっていればよい。例えば、上記外周壁26aおよび上記内側外周壁13aが面一ではなく、外周壁26aが内側外周壁13aを含む平面よりも撮像素子19側となるように(上記面一の場合よりも溜め部26の容積が小さくなるように)、溜め部26が設けられていてもよい。また、外壁24bに沿って1周にわたり設けられていなくてもよく、例えば第2溝部25bの他端部付近のみに設けられていてもよい。
In the present embodiment, as shown in FIG. 9, the outer
また、レンズホルダ24は樹脂からなり、例えば金型により成形される。この場合、レンズホルダ24と、第1溝部25a、第2溝部25bおよび溜め部26とは一体に形成される。この成形方法により、実施形態1と同様、安価でかつ精度の高いレンズホルダ24(第1溝部25a、第2溝部25bおよび溜め部26)を形成することができる。なお、第1溝部25a、第2溝部25bおよび溜め部26と、レンズホルダ24とを別々に形成してもよい。すなわち、第1溝部25a、第2溝部25bおよび溜め部26がレンズホルダ24に設けられた溝でなくてもよい。この場合、例えば、第1溝部25aおよび第2溝部25bを筒状の部材に代え、溜め部26を皿状の部材に代え、それらをレンズホルダ24に接着してもよい。
The
(比較例との対比)
ここで、本実施形態のカメラモジュール101が第1溝部25a、第2溝部25bおよび溜め部26を備えていることの利点について、図11に基づいて説明する。図11は、カメラモジュール100の比較例としてのカメラモジュール200の概略断面図の一例を示す図である。図11に示すカメラモジュール200は、図7に示す構造と同様であるが、図11では、レンズ駆動装置6が光学部5を上面開口部11側に固定した状態で、接着剤70を接合領域Rに流し込んでいる様子を示している。
(Contrast with comparative example)
Here, advantages of the
図7に示すカメラモジュール200は、レンズホルダ24の代わりに、第1溝部25a等が設けられておらず、外壁4bと、コイル16が設けられている平面とがともに平坦となっているレンズホルダ40を備えている。
The
レンズバレル14の雄ねじ部とレンズホルダ4の雌ねじ部との嵌合がよいため(その幅が狭いため)、低粘度の接着剤70が用いられた場合であっても、接着剤70が滴下領域23に溜まってしまう可能性がある。図11に示す状況の場合、過剰に滴下された接着剤70が滴下領域23から溢れ出し、板ばね21a(頭頂部40c)とカバー12の内壁とを接着してしまう可能性がある。この場合、カメラモジュール200のオートフォーカス機能および手振れ補正機能が発揮されないという動作不良が生じてしまう可能性がある。また、その溢れ出た接着剤70が突起部22を超えて撮像レンズ10側に流れ込んでしまう可能性がある。この場合、撮像レンズ10に接着剤70が付着してしまい、撮像素子19の撮像結果に影響を及ぼす可能性がある。
The fitting of the male threaded portion of the
一方、本実施形態のカメラモジュール101では、レンズホルダ24に第1溝部25aおよび第2溝部25bが設けられているため、上記のように接着剤70が接合領域Rに流入されず滴下領域23から漏れ出た場合であっても、その接着剤70をレンズホルダ24の外壁24bに沿って流すことができる。これにより、上述のような、接着剤70による撮像素子19の撮像結果に影響を及ぼす可能性、および、カバー12とレンズホルダ24とが固定されてしまうといった可能性を低減させることができる。それゆえ、カメラモジュール101の、接着剤70による光学機構の機能低下または動作不良が生じる可能性を低減することができる。
On the other hand, in the
また、カメラモジュール101では、レンズホルダ24に溜め部26が設けられているので、第2溝部25bから流れ出た接着剤70が、接着剤70の塗布を意図しない箇所に付着することをより確実に防止することができる。
In the
なお、第1溝部25aおよび第2溝部25bの両方を備えている必要は必ずしもなく、第1溝部25aのみを備える構成であってもよい。この場合であっても、第1溝部25aを流れた接着剤70をレンズホルダ24の外壁24bに沿って流すことが可能である。また、第2溝部25bは、レンズホルダ24の底部まで設けられている必要は必ずしもなく、頭頂部24cから外壁24bの中途まで設けられた構成であってもよい。さらに、溜め部26も必ずしも備えられた構成でなくてもよい。
The
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図12および図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図12は、カメラモジュール102の一例を示すC−C(図13(b)参照)矢視断面図である。また、図13は、カメラモジュール102が備えるレンズホルダ27の構造の一例を示す図であり、(a)はその断面図、(b)はその上面図である。
[Embodiment 3]
The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to FIGS. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the embodiment are given the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted. FIG. 12 is a cross-sectional view taken along the line CC (see FIG. 13B) illustrating an example of the
実施形態3に係るカメラモジュール102は、図12に示すように、内壁27a、外壁27bおよび頭頂部27cを有し、実施形態1の受け部1と、実施形態2の第1溝部25a、第2溝部25bおよび溜め部26とが設けられたレンズホルダ27を備えている。
As shown in FIG. 12, the
したがって、カメラモジュール102の構成によれば、(1)接合領域Rから漏れ出た接着剤70が光学機構の機能および撮像結果に及ぼす影響と、(2)接合領域Rに流入されず滴下領域23から溢れ出た接着剤70が光学機構の機能および撮像結果に及ぼす影響と、の両方を低減することができる。それゆえ、接着剤70による光学機構の機能低下または動作不良が生じる可能性をより低減することができる。
Therefore, according to the configuration of the
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態について、図14および図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図14は、カメラモジュール103の一例を示すD−D(図15(b)参照)矢視断面図である。また、図15は、カメラモジュール103が備えるレンズホルダ28の構造の一例を示す図であり、(a)はその断面図、(b)はその上面図である。
[Embodiment 4]
The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to FIGS. For convenience of explanation, members having the same functions as those described in the embodiment are given the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted. FIG. 14 is a cross-sectional view taken along DD (see FIG. 15B) showing an example of the
実施形態4に係るカメラモジュール103は、図14に示すように、実施形態3のレンズホルダ27と同様、内壁28a、外壁28bおよび頭頂部28cを有しており、実施形態1の受け部1と、実施形態2の第1溝部25a、第2溝部25bおよび溜め部26とが設けられたレンズホルダ28を備えている。
As shown in FIG. 14, the
一方で、レンズホルダ28は、レンズホルダ28の底部の形状が、レンズホルダ27の底部の形状とは異なっている。具体的には、レンズホルダ28は、レンズホルダ28の底部の上面の一部(コイル16の搭載位置であるレンズホルダ28の外周端部以外の部分)が接合領域Rの中央付近に位置するような形状となっている。すなわち、レンズホルダ28は、外壁28bの他に、第2溝部25bが形成されず、レンズホルダ28の外周端部とともにコイル16を支持する第2外壁28b’を有する構成となっている。このように、レンズホルダ24・27に比べ、外壁28bの長さ(Z方向の長さ)が短い構造となっているので、カメラモジュール101・102に比べて、第2流路25b(Z方向の長さ)の長さも短く、溜め部26も上面開口部11側に形成されている。
On the other hand, in the
なお、カメラモジュール103には、ヨーク13の代わりにヨーク29が設けられている。カメラモジュール103では、レンズホルダ28をレンズ駆動装置6の内部に収容できるように、ヨーク29の一部分であり、レンズ駆動装置6の内部にレンズホルダ28の底部と対向するように略垂直に設けられた内側外周部の内側外周壁29aの長さ(Z方向の長さ)が、実施形態1〜3のヨーク13の内側外周壁13aよりも短くなっている。ヨーク29のその他の構成については、ヨーク13と同様である。
The
カメラモジュール103の構成であっても、実施形態3と同様、(1)接合領域Rから漏れ出た接着剤70が光学機構の機能および撮像結果に及ぼす影響と、(2)接合領域Rに流入されず滴下領域23から溢れ出た接着剤70が光学機構の機能および撮像結果に及ぼす影響と、の両方を低減させることができる。
Even in the configuration of the
また、実施形態1〜3では、コイル16は、レンズホルダ24の外周端部のみで支持された構成となっているが、本実施形態では、当該外周端部と第2外壁28b’との2か所において支持されている。それゆえ、実施形態1〜3に比べ、コイル16を固定する面積が増えるので、コイル16の安定性が向上し、光学機構の動作不良をさらに低減させることが可能となる。
In the first to third embodiments, the
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るカメラモジュール(100、102、103)は、
撮像レンズ(10)を保持するレンズバレル(14)と、当該レンズバレルを保持するレンズホルダ(4、27、28)とを備えているカメラモジュールであって、
上記レンズホルダは、上記レンズホルダに対して上記レンズバレルを固定させるために接着剤(70)が注入されたときに、上記レンズホルダの内壁(4a、27a、28a)と上記レンズバレルとの接合領域(R)の外側に漏れ出た接着剤を受入れ可能な受入部を有している構成である。
[Summary]
The camera module (100, 102, 103) according to
A camera module comprising a lens barrel (14) for holding an imaging lens (10) and a lens holder (4, 27, 28) for holding the lens barrel;
When the adhesive (70) is injected to fix the lens barrel to the lens holder, the lens holder is bonded to the inner wall (4a, 27a, 28a) of the lens holder and the lens barrel. It is the structure which has a receiving part which can receive the adhesive agent leaked to the outer side of the area | region (R).
上記の構成によれば、レンズホルダに受入部が設けられているため、接合領域から接着剤が漏れ出た場合であっても、その接着剤を受入部において収容することができる。これにより、漏れ出た接着剤がレンズホルダの内壁を伝って、その接着剤が塗布されることを意図しない部分(例えば、レンズホルダの底面(2)またはカメラモジュールが備える撮像素子(19))に流れてしまうことを防止することができる。 According to said structure, since the receiving part is provided in the lens holder, even if it is a case where the adhesive agent leaks from a joining area | region, the adhesive agent can be accommodated in a receiving part. As a result, the leaked adhesive travels along the inner wall of the lens holder and is not intended to be coated with the adhesive (for example, the bottom surface (2) of the lens holder or the image sensor (19) provided in the camera module). Can be prevented.
例えば、レンズホルダの底面にまで接着剤が流れてしまった場合には、接着を要しない光学機構(例えばレンズ駆動装置6)の一部(例えばベース17)とレンズホルダが接着されてしまう可能性がある。この場合、レンズホルダがその光学機構の一部と固定され、光学機構の所定の動作が阻止される結果、レンズホルダを含む上記光学機構が有するオートフォーカス機能または手振れ補正機能等の所定の機能が発揮されなくなってしまう。また、撮像素子に接着剤が付着した場合には、その撮像結果に影響を及ぼす可能性がある。 For example, when the adhesive flows to the bottom surface of the lens holder, the lens holder may be bonded to a part (for example, the base 17) of the optical mechanism (for example, the lens driving device 6) that does not require bonding. There is. In this case, the lens holder is fixed to a part of the optical mechanism, and the predetermined operation of the optical mechanism is prevented. As a result, the optical mechanism including the lens holder has a predetermined function such as an autofocus function or a camera shake correction function. It will not be demonstrated. Moreover, when an adhesive adheres to an image pick-up element, there exists a possibility of affecting the image pick-up result.
上記のように、本発明の一態様の構成によれば、受入部により接着剤の塗布を意図しない部分への接着剤の付着を防止することができるので、上記所定の機能または上記撮像結果に影響を及ぼす可能性を低減することができる。すなわち、本発明の一態様に係るカメラモジュールでは、接着剤による光学機構の機能低下または動作不良が生じる可能性を低減することができる。 As described above, according to the configuration of one embodiment of the present invention, it is possible to prevent the adhesive from adhering to a portion where the adhesive is not intended to be applied by the receiving unit. The possibility of influence can be reduced. That is, in the camera module according to one embodiment of the present invention, the possibility that the optical mechanism is degraded or malfunctions due to the adhesive can be reduced.
さらに、本発明の態様2に係るカメラモジュールは、上記態様1において、
上記受入部は、上記レンズホルダの内壁の、上記撮像レンズを通過する光の光路を妨げない位置に設けられていることが好ましい。
Furthermore, the camera module according to
The receiving portion is preferably provided at a position on the inner wall of the lens holder that does not interfere with the optical path of light passing through the imaging lens.
上記構成によれば、受入部が上記光路内に存在した場合、被写体の像に受入部が含まれてしまい、撮像結果に影響を及ぼしてしまうといった事態を防ぐことができる。すなわち、受入部を備えた構成であっても、撮像の品質を維持することができる。 According to the above configuration, when the receiving unit is present in the optical path, it is possible to prevent a situation in which the receiving unit is included in the subject image and the imaging result is affected. In other words, the imaging quality can be maintained even with the configuration including the receiving unit.
さらに、本発明の態様3に係るカメラモジュールは、上記態様2において、
上記受入部は、上記レンズホルダの底面(2)近傍に設けられていることが好ましい。
Furthermore, the camera module which concerns on
The receiving portion is preferably provided in the vicinity of the bottom surface (2) of the lens holder.
一般に、接着剤は、その自重を利用して上記接合領域に塗布される。すなわち、接着剤は、レンズホルダの頭頂部(4c、27c、28c)(底面とは反対側の上面を含む上端部)近傍から、接合領域へと流入される。上記の構成によれば、接合領域から底面方向へと漏れ出した接着剤を確実に受け入れることができる。 In general, the adhesive is applied to the joining region using its own weight. That is, the adhesive flows from the vicinity of the top of the lens holder (4c, 27c, 28c) (the upper end including the upper surface opposite to the bottom) into the bonding region. According to said structure, the adhesive agent leaked to the bottom face direction from the joining area | region can be received reliably.
さらに、本発明の態様4に係るカメラモジュール(101、102、103)は、
撮像レンズ(10)を保持するレンズバレル(14)と、当該レンズバレルを保持するレンズホルダ(24、27、28)とを備えているカメラモジュールであって、
上記レンズホルダは、上記レンズホルダに対して上記レンズバレルを固定させるために注入された接着剤(70)のうち、上記レンズホルダの内壁(24a、27a、28a)と上記レンズバレルとの接合領域(R)に流入されなかった接着剤を上記レンズホルダの外壁(24b、27b、28b)に沿って流すことが可能な流路(第1溝部25a、第2溝部25b)を有している。
Furthermore, the camera module (101, 102, 103) according to the
A camera module comprising a lens barrel (14) for holding an imaging lens (10) and a lens holder (24, 27, 28) for holding the lens barrel,
The lens holder is a bonding region between the lens barrel and the inner wall (24a, 27a, 28a) of the lens holder, out of the adhesive (70) injected to fix the lens barrel to the lens holder. There are flow paths (
上記の構成によれば、レンズホルダに流路が設けられているため、接着剤が接合領域に流入されなかった場合であっても、その接着剤をレンズホルダの外壁に沿って流すことができる。すなわち、その流入されなかった接着剤がレンズホルダの内側に入り込み、その接着剤が塗布されることを意図しない部分(例えば、レンズホルダの頭頂部(24c、27c、28c)または撮像レンズ)に付着してしまうことを防止することができる。 According to said structure, since the flow path is provided in the lens holder, even if it is a case where an adhesive agent does not flow in into a joining area | region, the adhesive agent can be poured along the outer wall of a lens holder. . That is, the adhesive that has not flowed in enters the inside of the lens holder and adheres to a portion (for example, the top of the lens holder (24c, 27c, 28c) or the imaging lens) where the adhesive is not intended to be applied. Can be prevented.
例えば、接着剤が接合領域に流入されずレンズホルダの頭頂部に滞留している場合には、接着を要しない接着を要しない光学機構(例えばレンズ駆動装置6)の一部(例えばカバー12)とレンズホルダが接着されてしまう可能性がある。この場合、レンズホルダがその光学機構の一部と固定され、光学機構の所定の動作が阻止される結果、レンズホルダを含む上記光学機構が有するオートフォーカス機能または手振れ補正機能等の所定の機能が発揮されなくなってしまう。また、撮像レンズに接着剤が付着した場合には、その撮像結果に影響を及ぼす可能性がある。 For example, when the adhesive does not flow into the joining region and stays at the top of the lens holder, a part of the optical mechanism (for example, the lens driving device 6) that does not require adhesion (for example, the cover 12). And the lens holder may be bonded. In this case, the lens holder is fixed to a part of the optical mechanism, and the predetermined operation of the optical mechanism is prevented. As a result, the optical mechanism including the lens holder has a predetermined function such as an autofocus function or a camera shake correction function. It will not be demonstrated. Moreover, when an adhesive adheres to the imaging lens, the imaging result may be affected.
上記のように、本発明の一態様の構成によれば、流路により接着剤の塗布を意図しない部分への接着剤の付着を防止することができるので、上記所定の機能または上記撮像結果に影響を及ぼす可能性を低減することができる。すなわち、本発明の一態様に係るカメラモジュールでは、接着剤による光学機構の機能低下または動作不良が生じる可能性を低減することができる。 As described above, according to the configuration of one embodiment of the present invention, it is possible to prevent the adhesive from adhering to a portion where the adhesive is not intended to be applied by the flow path. The possibility of influence can be reduced. That is, in the camera module according to one embodiment of the present invention, the possibility that the optical mechanism is degraded or malfunctions due to the adhesive can be reduced.
さらに、本発明の態様5に係るカメラモジュールは、上記態様4において、
上記流路の端部には、当該流路を流れた接着剤を受入れ可能な第2受入部(溜め部26)が設けられていることが好ましい。
Furthermore, the camera module which concerns on
It is preferable that a second receiving part (reservoir part 26) capable of receiving the adhesive flowing through the flow path is provided at the end of the flow path.
上記の構成によれば、流路から流れ出た接着剤を第2受入部に収容することができる。それゆえ、流路から流れ出た接着剤が、接着剤の塗布を意図しない箇所に付着することをより確実に防止することができる。 According to said structure, the adhesive agent which flowed out from the flow path can be accommodated in a 2nd receiving part. Therefore, it is possible to more reliably prevent the adhesive flowing out from the flow path from adhering to a location where the adhesive is not intended to be applied.
さらに、本発明の態様6に係るカメラモジュールは、上記態様4または5において、
上記流路の一部は、上記接着剤が滴下される側の、上記レンズホルダの上記外壁に対する側面(頭頂部24c、27c、28c)に形成されていることが好ましい。
Furthermore, the camera module which concerns on
It is preferable that a part of the flow path is formed on a side surface (the tops 24c, 27c, 28c) of the lens holder with respect to the outer wall on the side where the adhesive is dropped.
上記の構成によれば、上記側面に流路が設けられているため、レンズホルダとレンズバレルとの接着に不要な接着剤の、当該接着剤の塗布を意図しない部分への付着を確実に防止することができる。 According to said structure, since the flow path is provided in the said side surface, the adhesion of the adhesive unnecessary for adhesion | attachment with a lens holder and a lens barrel is reliably prevented to the part which the application of the said adhesive is not intended. can do.
〔本発明の別の表現〕
本発明の一態様に係るカメラモジュールは、固体撮像素子と、固体撮像素子上に被写体像を形成する光学部材バレル、ホルダと固体撮像素子を搭載する回路基板からなるカメラモジュールであって、バレルは、ホルダに嵌入され、ホルダに対して相対的に移動し、バレルとホルダは、接着剤によって固定され、固定の際に余剰の接着剤を捕捉できる機構を有する構成である。
[Another expression of the present invention]
A camera module according to an aspect of the present invention is a camera module including a solid-state imaging device, an optical member barrel that forms a subject image on the solid-state imaging device, a holder and a circuit board on which the solid-state imaging device is mounted. The barrel and the holder are fixed by an adhesive, and have a mechanism capable of capturing excess adhesive during fixing.
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
[Additional Notes]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are possible within the scope shown in the claims, and embodiments obtained by appropriately combining technical means disclosed in different embodiments. Is also included in the technical scope of the present invention. Furthermore, a new technical feature can be formed by combining the technical means disclosed in each embodiment.
本発明は、カメラモジュールに適用できる。特に、撮像素子、配線基板、レンズ等の光学機構及び鏡胴がパッケージされたカメラ付き携帯電話機、デジタルスチルカメラおよびセキュリティカメラなどの実装構造に好適に利用することができる。 The present invention can be applied to a camera module. In particular, it can be suitably used for mounting structures such as a camera-equipped mobile phone, a digital still camera, and a security camera in which an optical mechanism such as an image sensor, a wiring board, and a lens and a lens barrel are packaged.
1 受け部(受入部)
2 底面
4 レンズホルダ
4a 内壁
4b 外壁
10 撮像レンズ
14 レンズバレル
24 レンズホルダ
24a 内壁
24b 外壁
24c 頭頂部(外壁に対する側面)
25a 第1溝部(流路、流路の一部)
25b 第2溝部(流路)
26 溜め部(第2受入部)
27 レンズホルダ
27a 内壁
27b 外壁
27c 頭頂部(外壁に対する側面)
28 レンズホルダ
28a 内壁
28b 外壁
28c 頭頂部(外壁に対する側面)
70 接着剤
100 カメラモジュール
101 カメラモジュール
102 カメラモジュール
103 カメラモジュール
R 接合領域
1 Receiving part (receiving part)
2
25a First groove (channel, part of channel)
25b Second groove (flow path)
26 Reservoir (second receiving part)
27
28
70 Adhesive 100
Claims (5)
上記レンズホルダは、上記レンズホルダに対して上記レンズバレルを固定させるために接着剤が注入されたときに、上記レンズホルダの内壁と上記レンズバレルとの接合領域の外側に漏れ出た接着剤を受入れ可能な受入部を有していることを特徴とするカメラモジュール。 A camera module comprising a lens barrel that holds an imaging lens, and a lens holder that holds the lens barrel,
When the adhesive is injected to fix the lens barrel with respect to the lens holder, the lens holder has the adhesive leaked to the outside of the bonding region between the inner wall of the lens holder and the lens barrel. A camera module having a receiving part capable of receiving.
上記レンズホルダは、上記レンズホルダに対して上記レンズバレルを固定させるために注入された接着剤のうち、上記レンズホルダの内壁と上記レンズバレルとの接合領域に流入されなかった接着剤を上記レンズホルダの外壁に沿って流すことが可能な流路を有していることを特徴とするカメラモジュール。 A camera module comprising a lens barrel that holds an imaging lens, and a lens holder that holds the lens barrel,
The lens holder includes an adhesive that is not injected into a bonding region between the inner wall of the lens holder and the lens barrel, out of the adhesive injected to fix the lens barrel to the lens holder. A camera module having a flow path capable of flowing along an outer wall of a holder.
Priority Applications (1)
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JP2013050900A JP2014178374A (en) | 2013-03-13 | 2013-03-13 | Camera module |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108267910A (en) * | 2017-01-04 | 2018-07-10 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | Camera module |
JP2019217739A (en) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 株式会社沖データ | Exposure head, image formation apparatus, read head, and reader |
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- 2013-03-13 JP JP2013050900A patent/JP2014178374A/en active Pending
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