JP2014178001A - ブレーキ付きアクチュエータ及びブレーキ付きアクチュエータユニット - Google Patents

ブレーキ付きアクチュエータ及びブレーキ付きアクチュエータユニット Download PDF

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智史 大橋
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Abstract

【課題】コンパクトで部品点数も減らすことができるブレーキ付きアクチュエータを提供する。
【解決手段】
本発明のブレーキ付きアクチュエータは、本体部7、本体部7に対して中心線方向に移動する駆動軸4、及び駆動軸4が中心線方向に移動するのを案内する第一の案内体21を有する駆動装置1と、駆動軸4に互いの中心線が偏心するように連結される案内軸6、及び案内軸6が中心線方向に移動するのを案内する第二の案内体25を有する案内装置2と、駆動軸4及び案内軸6にトルクを作用させるトルク付与装置31,51と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、アクチュエータの駆動軸にブレーキを働かせることができるブレーキ付きアクチュエータ及びブレーキ付きアクチュエータユニットに関する。
アクチュエータの一種としてリニアモータを組み込んだアクチュエータが知られている。リニアモータは、コイル及びマグネットの一方を有する本体部と、コイル及びマグネットの他方を有する駆動軸と、を備える。コイルに三相交流を流すと、マグネットに発生する磁束とコイルに流れる電流との相互作用によって、駆動軸が中心線方向に移動する。
リニアモータをアクチュエータとして駆動させるためには、駆動軸の案内が必要になる。このため、リニアモータと駆動軸を案内する案内装置とを組み合わせて使用することが多い。また、リニアモータをZ軸アクチュエータ(すなわち、駆動軸が鉛直方向に移動するアクチュエータ)として使用する場合、駆動軸に落下防止用のブレーキを設ける必要がある。ブレーキ付きアクチュエータとして、自動車のブレーキと同様に一対のブレーキパッドで駆動軸を挟むようにしたブレーキ装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−226824号公報
しかし、従来のブレーキ付きアクチュエータにあっては、ブレーキ装置を案内装置と別に設けるので、機構が複雑化してしまい、アクチュエータが大きくなってしまうという問題がある。また、部品点数が多くなってしまうという問題もある。小型のリニアモータには、市場要求としてブレーキ装置を有しながらコンパクトであることが求められる。特許文献1に記載のブレーキ装置を使用すると市場要求を満足させることができなくなる。
そこで、本発明は、コンパクトで部品点数も減らすことができるブレーキ付きアクチュエータ、及びブレーキ付きアクチュエータユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、本体部、及び前記本体部に対して中心線方向に移動する駆動軸、及び前記駆動軸が中心線方向に移動するのを案内する第一の案内体を有する駆動装置と、前記駆動軸に互いの中心線が偏心するように連結される案内軸、及び前記案内軸が中心線方向に移動するのを案内する第二の案内体を有する案内装置と、前記駆動軸及び前記案内軸にトルクを作用させるトルク付与装置と、を備えるブレーキ付きアクチュエータである。
本発明によれば、駆動軸と案内軸の偏心を利用してブレーキを働かせるので、案内装置とブレーキ装置を別々に設ける場合に比べて、コンパクトなブレーキ付きアクチュエータにすることができる。また、ブレーキ装置として追加する部品は駆動軸及び案内軸にトルクを作用させるトルク付与装置だけになるので、部品点数を減らすこともできる。
本発明の一実施形態のブレーキ付きアクチュエータの斜視図 本実施形態のブレーキ付きアクチュエータの連結部の平面図 本実施形態のリニアモータの斜視図(一部断面を含む) 本実施形態のリニアモータのコイルとマグネットの位置関係を示す概念図 本実施形態の駆動軸及び案内軸にブレーキが作用する原理を説明する概念図 本実施形態のブレーキ付きアクチュエータユニットの斜視図 本実施形態のトルク付与装置の操作棹及び連結板を示す平面図 本実施形態のトルク付与装置の他の例の概念図(図8(a)はトルクが作用している状態を示し、図8(b)はトルクが解除された状態を示す)
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態のブレーキ付きアクチュエータを説明する。図1及び2は本実施形態のブレーキ付きアクチュエータを示す。図1に示すように、本実施形態のブレーキ付きアクチュエータは、駆動装置としてのリニアモータ1と、案内装置2と、を備える。リニアモータ1は、ベース3に固定される本体部7と、本体部7に対して中心線方向に移動する駆動軸4と、を備える。案内装置2は、駆動軸4の中心線方向の移動を精度よく案内するために設けられる。リニアモータ1の駆動軸4と案内装置2の案内軸6とは互いの中心線が偏心するように連結部5にて連結される。
リニアモータ1の駆動軸4は中空のパイプ内に複数のマグネットを中心線方向に並べてなる。リニアモータ1の本体部7には、駆動軸4を囲むように複数のコイルが中心線方向に並べて収容される。本体部7の複数のコイルに三相交流を流すと、複数のマグネットに発生する磁界と複数のコイルに流れる電流との相互作用によって、駆動軸4が中心線方向に移動する。リニアモータ1の構造は後述する。
図2の平面図に示すように、駆動軸4の中心線4aと案内軸6の中心線6aとは互いに平行であると共に所定距離δだけ偏心している。駆動軸4と案内軸6とは連結部5で連結される。円筒状の連結部5の一方の端面5aには、駆動軸4が嵌まる断面円形の嵌合孔が形成される。連結部5の他方の端面5bには、案内軸6が嵌まる断面円形の嵌合孔が形成される。駆動軸4が中心線4a方向に移動すると、駆動軸4に連結される案内軸6も中心線6a方向に移動する。
この実施形態のブレーキ付きアクチュエータは、例えば電子部品等を一軸方向に移動させるチップマウンタのヘッド軸に用いられる。この場合、案内軸6には電子部品等を吸着する吸着パッドが設けられる。このブレーキ付きアクチュエータは、単一の一軸アクチュエータとして使用されることもあるし、複数組み合わされて多軸アクチュエータとして使用されることもある。
リニアモータ1の詳細な構造は以下のとおりである。図3は本実施形態のリニアモータ1の斜視図(一部断面図)を示す。駆動軸4は、中空のロッド11と、ロッド11の中空空間に収容される複数のマグネット12と、を備える。ロッド11は、例えばステンレス等の非磁性材料からなる。マグネット12は円柱状に形成されていて、軸線方向に着磁される。ロッド11の中空空間には、複数のマグネット12が互いに同極が対向するように配列される。マグネット12間には、例えば鉄等の磁性材料からなる磁極ブロック13が介在する。
駆動軸4は中心線方向に配列された複数のコイル15によって囲まれる。駆動軸4とコイル15との間には磁気的なすきまが介在する。コイル15は銅線を螺旋状に巻いたもので、コイルホルダ16に保持されている。コイルホルダ16の上面には複数のコイル15に配線するための基板17が設けられる。コイル15、コイルホルダ16、基板17はハウジング18によって覆われる。ハウジング18は例えばコイル15、コイルホルダ16及び基板17を射出成型の金型にセットし、溶融した樹脂又は特殊セラミックスを流すインサート成型によって形成される。ハウジング18にはベース3に取り付けるためのねじ部18a、位置決めピンが挿入される位置決め凹部18bが形成される。コイル15が設けられるハウジング18がリニアモータ1の本体部7を構成する。
ハウジング18の中心線方向の両端部にはエンド部材19が設けられる。エンド部材19には、駆動軸4が中心線方向に移動するのを案内する第一の案内体としての第一のブシュ21が設けられる。第一のブシュ21は樹脂製である。駆動軸4の断面は円形に形成される。第一のブシュ21の内周面は駆動軸4と相似の断面円形に形成される。駆動軸4は第一のブシュ21の内周面21aを滑る。第一のブシュ21は駆動軸4がコイル15に接触するのを防止し、これらの間に磁気的なすきまを介在させる役割を持つ。エンド部材19には、駆動軸4の位置を検出する磁気センサ23(図1参照)が取り付けられる。
図4を参照してリニアモータ1が作動する原理を説明する。上記のように、ロッド11内の中空空間には、円柱状の複数のマグネット12が互いに同極が対向するように、すなわちN極とN極が、S極とS極とが対向するように配列される。この図4では磁極ブロック13を省略している。複数のマグネット12によって駆動軸4にはN極から放射状に拡がると共に隣接するS極に戻る磁力線が形成される。
駆動軸4の周囲には、複数のコイル15が積層される。コイル15はU・V・W相からなる三相コイルである。三相コイルに120°ずつ位相がずれる三相電流を流すと、駆動軸4に発生する磁束と三相コイルに流れる電流との相互作用によって駆動軸4に推力が発生する。これにより、駆動軸4は本体部7に対して中心線方向に移動する。
案内装置2の構造は以下のとおりである。図1に示すように、案内装置2は、ベース3に固定されるブラケット24と、ブラケット24に組み込まれる第二の案内体としての第二のブシュ25と、第二のブシュ25に対して中心線方向に移動する案内軸6と、を備える。ブラケット24はねじ等の固定手段によってベース3に固定される。ブラケット24には、第二のブシュ25を挿入するための円筒形の孔24aが形成される。第二のブシュ25は円筒形である。第二のブシュ25の内周面の断面は円形に形成される。第二のブシュ25は金属製又は樹脂製である。案内軸6は断面円形に形成される。案内軸6の中心線方向の移動は第二のブシュ25によって案内される。案内軸6は第二のブシュ25の内周面を滑る。案内装置2の案内軸6と第二のブシュ25との間のすきまは、リニアモータ1の駆動軸4と第一のブシュ21との間のすきまよりも小さい。
なお、第二のブシュ25と案内軸6との間に転がり運動可能に複数の転動体を介在することもできる。また、第二のブシュ25の替わりにスプラインナットを用い、案内軸6にスプライン軸を用いることもできる。スプライン軸は中心線方向に細長いスプライン溝が形成された軸である。スプライン軸とスプラインナットとの間に転がり運動可能に複数の転動体を介在することもできる。さらに、案内装置2としてリニアガイド、すなわち案内軸6としてレールを用い、第二の案内体として移動ブロックを用いることもできる。移動ブロックは鞍形状ないし断面C字形に形成される。
駆動軸4及び案内軸6には、トルク付与装置によってトルクが作用するようになっている。トルク付与装置は駆動軸4及び案内軸6にトルクを作用させたり、駆動軸4及び案内軸6に作用するトルクを解除したりする。トルク付与装置の構造は後述する。以下に図5を参照して駆動軸4及び案内軸6にブレーキが働く原理を説明する。図5は、第一のブシュ21、駆動軸4、第二のブシュ25、案内軸6を中心線方向から見た概略図である。上記のように、駆動軸4及び案内軸6は所定距離δだけ偏心している。第一のブシュ21と第二のブシュ25も所定距離δだけ偏心している。駆動軸4と第一のブシュ21との間のすきまは案内軸6と第二のブシュ25との間のすきまよりも大きい。
駆動軸4及び案内軸6にトルクを作用させると、駆動軸4が案内軸6を中心にして旋回し、第一のブシュ21の内周面の箇所P1に接する。これと同時に案内軸6が駆動軸4を中心にして旋回し、案内軸6が第二のブシュ25の内周面の箇所P2に接する。このとき、駆動軸4の中心はAポイントからA´ポイントに移り、案内軸6の中心はBポイントからB´ポイントに移る。駆動軸4が第一のブシュ21の内面に接すると、これらの間に摩擦力が働く。案内軸6が第二のブシュ25の内面に接すると、これらの間に摩擦力が働く。この駆動軸4及び案内軸6に働く摩擦力はこれらが中心線方向に移動するときのブレーキになる。摩擦力の大きさはトルクの大きさに比例する。リニアモータ1をZ軸アクチュエータとして使用したとき、駆動軸4の落下を防止できるように、トルクの大きさが設定される。
なお、図5には、駆動軸4と案内軸6の偏心量を誇張して示しているが、実際にはその偏心量δは小さい。駆動軸4及び案内軸6にトルクを作用させ続けることでブレーキが働いた状態を維持することもできるが、駆動軸4及び案内軸6に作用させるトルクを解除しても、ブレーキが働いた状態を維持することもできる。駆動軸4及び案内軸6の回転範囲には、ブレーキが働くロック域と、ブレーキが働かずに駆動軸4及び案内軸6が回転する可動域と、が存在する。ロック域及び可動域は、偏心量δ、駆動軸4及び案内軸6の直径、摩擦力の大きさ等によって決定される。ロック域まで駆動軸4及び案内軸6を回転させることで、その後トルクを解除しても、ブレーキが働いた状態を維持することができる。可動域では、本実施形態のアクチュエータを駆動軸4及び案内軸6を回転させる回転装置として使用することもできる。
図6は、本実施形態のブレーキ付きアクチュエータを複数組み合わせたブレーキ付きアクチュエータユニットを示す。ベース3上には複数のリニアモータ1が互いの駆動軸4が平行になるように配列されている。また、ベース3上には複数の案内装置2が互いの案内軸6が平行になるように配列されている。複数のリニアモータ1と複数の案内装置2は1対1に対応する。リニアモータ1の駆動軸4と案内装置2の案内軸6は連結部5によって互いの中心線が偏心した状態で連結される。
トルク付与装置31は、複数の駆動軸4に連結される操作板32と、複数のリニアモータ1の配列方向に伸び、複数の操作板32を回転させることが可能な操作棹33と、複数の駆動軸4及び前記複数の案内軸6にトルクが作用するように操作棹33を駆動するトルク付与部としてのばね34と、複数の駆動軸4及び複数の案内軸6に作用するトルクが解除できるように、ばね34のばね力に抗して操作棹33を駆動する解除装置35と、を備える。
操作板32は楕円形に形成される。操作板32は駆動軸4の一端部に結合される。図7の平面図に示すように、操作板32には楕円形の貫通孔32aが開けられる。この貫通孔32aには操作棹33の操作軸33aがすきまを持った状態で挿入される。駆動軸4が中心線方向に移動するとき、操作板32は駆動軸4と一緒に中心線方向に移動する。操作板32に貫通孔32aを開けることで、操作板32が操作軸33aに対して中心線方向に移動するのが可能になる。
操作棹33は、リニアモータ1の配列方向に伸びる本体部33bと、本体部33bから垂直下方に伸びる複数の操作軸33aと、を備える。操作軸33aは操作板32の貫通孔32aに挿入されており、操作板32と係合可能である。
ばね34は、操作棹33を長さ方向に移動させる。ばね34によって操作棹33を長さ方向に移動させると、操作棹33の操作軸33aが操作板32に係合し、操作板32にトルクが作用する。操作板32には駆動軸4が結合されているので、駆動軸4及び案内軸6にトルクが作用する。これにより、駆動軸4及び案内軸6にブレーキが働き、駆動軸4が脱落するのを防止できる。
解除装置としてのシリンダ35は、通電時にばね34のばね力に抗して操作棹33を反対方向に移動させる。操作棹33を反対方向に移動させると、ばね34によって駆動軸4に作用するトルクが解除される。これにより、駆動軸4及び案内軸6が中心線方向に移動可能になる。
図8はトルク付与装置の他の例を示す。図8は図1の連結部5の断面図を示しており、この例のトルク付与装置51は図1の連結部5に組み込まれている。図6の例では、複数のリニアモータ1に対応するトルク付与装置31を設け、トルク付与装置31によって複数の駆動軸4及び複数の案内軸6に同時にトルクを作用させている。これに対して、図8の例では、一つのリニアモータ1にトルク付与装置51を設け、トルク付与装置51によって一つの駆動軸4及び一つの案内軸6に同時にトルクを作用させている。
連結部5は、外筒52と、外筒52に回転可能に組み込まれる内筒53と、を備える。内筒53には、駆動軸4及び案内軸6が偏心して連結される。トルク付与装置51は、外筒52と内筒53との間に架け渡されるトルク付与部としてのばね54と、外筒52に設けられるコイル55と、内筒53に設けられるマグネット56と、を備える。
図8(a)に示すように、ばね54は、内筒53にトルクを作用させる。内筒53には、駆動軸4及び案内軸6が連結されているので、駆動軸4及び案内軸6にトルクが作用する。これにより、駆動軸4及び案内軸6にブレーキが働くのは上述のとおりである。
図8(b)に示すように、コイル55に通電するとき、コイル55はマグネット56を引き付け、ばね54のばね力に抗して内筒53を反対方向に回転させる。内筒53が反対方向に回転すると、駆動軸4及び案内軸6に作用するトルクが解除される。これにより、駆動軸4及び案内軸6が中心線方向に移動可能になる。
以上に本実施形態のブレーキ付きアクチュエータの構造を説明した。本実施形態のブレーキ付きアクチュエータによれば以下の効果を奏する。
トルク付与装置31,51が、ばね34,54と、解除装置35,55と、を備え、解除装置35,55に通電しないとき、ばね34,54が駆動軸4及び案内軸6にトルクを作用させ、解除装置35,55に通電するとき、ばね34,54が駆動軸4及び案内軸6に作用するトルクを解除するので、電源が切れたときにブレーキが働く状態をつくることができる。
リニアモータ1及び案内装置2を積層し、トルク付与装置31が複数の駆動軸4及び複数の案内軸6に同時のトルクを作用させることで、複数の駆動軸4及び複数の案内軸6に同時にブレーキを働かせることができる。
トルク付与装置31を、複数の駆動軸4に連結される複数の操作板32と、操作棹33と、操作棹33を駆動するばね34と、ばね34のばね力に抗して操作棹33を駆動する解除装置35と、から構成することで、電源が切れたときに複数の駆動軸4及び複数の案内軸6に同時にブレーキを働かせることができる。
なお、本発明は上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な実施形態に変更できる。例えば、上記実施形態では、駆動装置としてリニアモータを使用しているが、駆動装置として電動シリンダ、エアシリンダ等の電源を投入すれば駆動軸が移動する駆動装置を使用することができる。
上記実施形態では、リニアモータの本体部にコイルが設けられ、駆動軸にマグネットが設けられているが、本体部にマグネットが設けられ、駆動軸にコイルが設けられてもよい。
上記実施形態では、マグネットを有する駆動軸をコイルで囲むシャフトないしロッドタイプのリニアモータを使用しているが、マグネットにコイルが対向する所謂フラットタイプのリニアモータを用いることもできる。
上記実施形態では、トルク付与装置をばねと解除装置とから構成しているが、トルク付与装置を駆動軸にトルクを作用させるモータから構成することもできる。
上記実施形態では、トルク付与装置が非通電時に駆動軸及び案内軸にトルクを作用させ、通電時に駆動軸及び案内軸に作用するトルクを解除しているが、トルク付与装置の非通電時と通電時の動きは逆でもよい。また、トルク付与装置に出力する信号をオンオフ等させることで、トルク付与装置が駆動軸及び案内軸にトルクを作用させたり、駆動軸及び案内軸に作用するトルクを解除したりするようにしてもよい。
1…リニアモータ(駆動装置),2…案内装置,4…駆動軸,4a…中心線,5…連結部,6…案内軸,6a…中心線,7…本体部,12…マグネット,15…コイル,21…第一のブシュ(第一の案内体),25…第二のブシュ(第二の案内体),31,51…トルク付与装置,33…操作棹,34,54…ばね(トルク付与部),35…シリンダ(解除装置),55…コイル(解除装置)

Claims (5)

  1. 本体部、前記本体部に対して中心線方向に移動する駆動軸、及び前記駆動軸が中心線方向に移動するのを案内する第一の案内体を有する駆動装置と、
    前記駆動軸に互いの中心線が偏心するように連結される案内軸、及び前記案内軸が中心線方向に移動するのを案内する第二の案内体を有する案内装置と、
    前記駆動軸及び前記案内軸にトルクを作用させるトルク付与装置と、
    を備えるブレーキ付きアクチュエータ。
  2. 前記本体部は、コイル及びマグネットの一方を有し、
    前記駆動軸は、前記コイル及び前記マグネットの他方を有し、
    前記駆動装置は、リニアモータであることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ付きアクチュエータ。
  3. 前記トルク付与装置は、
    前記駆動軸及び前記案内軸にトルクを作用させるためのトルク付与部と、
    前記駆動軸及び前記案内軸に作用するトルクを解除する解除装置と、を備え、
    前記解除装置に通電しないとき、前記トルク付与部が前記駆動軸及び前記案内軸にトルクを作用させ、
    前記解除装置に通電するとき、前記解除装置が前記駆動軸及び前記案内軸に作用するトルクを解除することを特徴とする請求項1又は2に記載のブレーキ付きアクチュエータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の複数の駆動装置が、互いの駆動軸が互いに平行になるように配列されており、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の複数の案内装置が、互いの案内軸が互いに平行になるように配列されており、
    前記トルク付与装置は、前記複数の駆動軸及び前記複数の案内軸に同時にトルクを作用させるブレーキ付きアクチュエータユニット。
  5. 前記トルク付与装置は、
    前記複数の駆動軸に連結される複数の操作板と、
    前記複数の駆動装置の配列方向に伸び、前記複数の操作板を回転させることが可能な操作棹と、
    前記複数の駆動軸及び前記複数の案内軸にトルクが作用するように、前記操作棹を駆動するトルク付与部と、
    前記複数の駆動軸及び前記複数の案内軸に作用するトルクが解除できるように、前記操作棹を駆動する解除装置と、を備える請求項4に記載のブレーキ付きアクチュエータユニット。
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